JP2008060245A - 基板加熱装置 - Google Patents

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治英 井上
Yasuo Nakatani
保雄 中谷
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Abstract

【課題】被処理基板Wを載置支持して加熱するための基板加熱装置において、側面からの放熱により被処理基板Wの温度分布が不均一となることを防止する。
【解決手段】基板加熱装置10の表面に沿って第一の加熱用電極13Aを設けてこれを第一の電圧印加手段15Aで発熱させると共に、基板加熱装置の側面に沿って第二の加熱用電極13Bを設けてこれを第二の電圧印加手段15Bで発熱させることにより、側面からの放熱を補って外周部の温度低下を防ぎ、被処理基板Wの温度分布が均一になるように加熱する。
【選択図】図1

Description

CVD(化学的気相蒸着法)等の処理を行う半導体基板処理装置において半導体ウエハを載置支持して加熱するために用いられる基板加熱装置に関する。
半導体製造プロセスにおいて、CVD等により半導体基板上に多結晶シリコン膜を堆積させる半導体基板処理装置が広く採用されている。
このような半導体基板処理装置の半導体基板処理プロセスにおいて、例えば多結晶シリコン膜の成膜処理時において被処理基板内の温度分布を均一化することが、多結晶シリコン膜の成長を均一にするために重要である。
したがって、半導体基板処理装置における基板加熱装置においても、該装置に内蔵される加熱用電極や基板支持部材等は被処理基板に対して熱を均一に伝導できる構造を有することが望ましい。
下記特許文献1は、被処理基板をサセプタなどの支持部材等により支持した状態で、その下方に設けた加熱用電極により被処理基板を加熱する構造の枚葉式加熱装置において、被処理基板の外周部下方に第二の加熱用電極を設けることにより基板外側面からの放熱を補い、被処理基板に均一な温度分布を与えるようにしている。
特開平9−219369号公報
しかし、特許文献1記載の技術は、被処理基板外側面からの放熱を抑制するものではなく、被処理基板の外周部下方に設けた第二の加熱用電極を設けることによって放熱による熱損失をある程度は補えるとしても、温度分布が不均一になるという問題を根本的に解決することはできない。また、該第二の加熱用電極による加熱は被処理基板外周部の温度を上昇させるだけでなく、熱移動により内部(第一の加熱用電極により加熱される領域)の温度をも押し上げることになるため、結果として、被処理基板の全面にわたって均一な温度分布を得ることは困難であった。
図4に示すように、被処理基板Wを静電吸着力によって支持する基板加熱装置30も知られている。この装置30は、図示しない静電吸着用電極により被処理基板Wを静電吸着する。電源部33Aに接続された加熱用電極31は、被処理基板Wを直接的かつ効率的に加熱する。この装置30において、特許文献1記載の手法を採用して、第一の加熱用電極31のほかに被処理基板Wの外周部の下方に第二の加熱用電極32を設けてこれを第二の電源部33Bに接続しても、前述のように、被処理基板W外方への放熱R1を根本的に抑制することができず、被処理基板Wの温度分布が不均一となる問題を解消することができない。
放熱に伴って基板温度分布が不均一になるという問題に対するもう一つの解決方法として、図5に示すように、被処理基板Wより十分に大きい載置面を有する基板加熱装置40を用いることも考えられる。この装置40は、被処理基板Wより十分に大きいものとして形成された基板載置面の略全般にわたって設けられた加熱用電極42が電源部43に接続されている。このため、被処理基板W外方への放熱R2による影響が小さくなり、被処理基板Wの温度分布をほぼ均一にすることができる。
しかし、このような装置40では、被処理基板Wの外側に存在する加熱装置載置面の外周部および外側面をCVDやプラズマなどの処理雰囲気から保護するために保護部材41で被覆しなければならない。さらに、基板Wよりさらに大径の載置面を必須とする加熱装置40は、基板サイズが大口径化している近年の半導体需要に適合しない。
本発明は上記課題を鑑みたものであって、従来の基板加熱装置に容易に追加可能であって、被処理基板の温度分布を均一化させる技術的手段を提供することが目的である。
請求項1に係る発明は、半導体基板処理装置において半導体基板を載置支持する基板加熱装置であって、この基板加熱装置の表面に沿って設けられた第一の加熱用電極と、前記第一の加熱用電極に熱を発生させるための第一の電圧印加手段と、基板加熱装置の側面に沿って設けられた第二の加熱用電極と、前記第二の加熱用電極に熱を発生させるための第二の電圧印加手段とを有することを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1記載の基板加熱装置において、前記第一の加熱用電極と第二の加熱用電極が各々独立して制御可能であることを特徴とする。
請求項1に係る本発明の基板加熱装置によれば、その表面(基板載置面)に沿って第一の加熱用電極が設けられると共に、その側面に沿って第二の加熱用電極が設けられているので、側面からの放熱による熱損失を効果的に補い、被処理基板の温度分布を均一にすることが可能となる。
請求項2記載の基板加熱装置によれば、第二の加熱用電極と第一の加熱用電極が各々独立して制御可能であるため、被処理基板を直接的に加熱するための第一の加熱用電極に与える熱量と、側面からの放熱を補うための第二の加熱用電極に与える熱量を独立して調整することが可能である。したがって、大口径化した被処理基板に対しても、第一の加熱用電極を大きくすることなく、第二の加熱用電極の加熱量を調整することにより対応可能となる。
以下、本発明の一実施形態による基板加熱装置について、図1を参照して説明する。
この基板加熱装置10は、基材11の全面を絶縁層12で被覆し、この絶縁層12Aの表面および側面にそれぞれ所定パターンで第一の加熱用電極13Aおよび第二の加熱用電極13Bを配し、これら加熱用電極13A,13Bを絶縁層14で被覆して構成されている。第一の加熱用電極13Aは基板加熱装置10の表面、すなわち被処理基板Wを載置する基板載置面に沿って配され、第二の加熱用電極13Bは基板加熱装置10の側面に沿って配されている。
この実施形態において、基材11は厚み14mm、外径195mmのグラファイト基材11で形成され、絶縁層12A,12Bは200ミクロン厚のBN(窒化ボロン)で形成され、加熱用電極13A,13Bは75ミクロン厚のグラファイトで形成される。
その製造方法の一例を説明すると、厚み14mm、外径195mmのグラファイト基材11の全面に熱CVD炉で200ミクロン厚のBN層を形成して絶縁層12とし、次いで、さらにその全面に熱CVD炉で75ミクロン厚のグラファイト層を形成した後、加熱用電極13A,13Bとして残すべき部分以外の不要なグラファイト層13Cを除去して所定パターンの加熱用電極13A,13Bを形成する。次いで、全面に熱CVD炉で200ミクロン厚のBN層を形成して絶縁層14とする。つまり、絶縁層12,14として合計400ミクロン厚のBN層が形成され、その中に加熱用電極13A、Bが埋め込まれた構成となっている。
グラファイト層13Cを除去して加熱用電極13A,13Bを形成する際、電極13A,13Bへの給電部および端子部(いずれも図1には図示せず)も同じグラファイト層で形成しておく。これら給電部および端子部は、基板加熱装置10を支持するシャフト内部(図示せず)などを通して電源部15A,15Bと接続する。このようにして図1の基板加熱装置10が製造される。
この基板加熱装置10における第一の加熱用電極13Aは従来技術によるものと同一であって良く、しかも第二の加熱用電極13Bを側面に沿って配置するための工程も、グラファイト層の不要部分13Cを除去する際に第一の加熱用電極13Aと共に第二の加熱用電極13Bを所定パターンで形成するよう配慮すれば良いので、従来の製造処理工程を基本的に採用しつつ若干の変更をくわえるだけで容易に実施可能である。
なお、第二の加熱用電極13Bの加熱量は、側面からの放熱量を補うように設定する必要があるので、必要に応じて加熱用電極13Bの電極面積を大きくするなど、本発明において自由に実施形態の変更が可能である。
本発明の効果を実証するため、この基板加熱装置10の第一の加熱用電極13Aおよび/または第二の加熱用電極13Bに電力を供給した場合の表面温度分布を測定した。その結果を図2に示す。図2の縦軸は基板加熱装置10の表面温度であり、横軸は基板加熱装置10の外周部から中心部への距離(加熱装置表面の半面のみ)を示している。加熱用電極の制御は、被処理基板Wの外周部から10mmの場所に設けた熱電対(図示せず)で制御した。
図2の線aは、第一の加熱用電極13Aにのみ電力(840W)を供給し第二の加熱用電極13Bには電力を供給しなかった場合の表面温度分布を示す。この場合には、被処理基板Wの外周部から約30mmの領域で急激な温度低下が認められる。
これに対して、図2の線bは、第一の加熱用電極13Aに840Wの電力を供給すると共に第二の加熱用電極13Bに62Wの電力を供給した場合の表面温度分布を示し、線cは、第一の加熱用電極13Aに840Wの電力を供給すると共に第二の加熱用電極13Bに124Wの電力を供給した場合の表面温度分布を示す。線aに比べて線b,cでは外周部における急激な温度低下が見られない。このことから、第二の加熱用電極13Bが基板加熱装置10の側面を加熱することにより、外周部での温度低下が改善され、被処理基板Wの温度分布がほぼ均一になることが確認できた。
図3は、本発明の他の実施形態による基板加熱装置20の模式図である。この基板加熱装置20は静電チャック機能を備えており、その表面(被処理基板Wの載置面)に静電チャック用電極21を形成し、裏面に第一の加熱用電極22Aを形成し、側面に第二の加熱用電極22Bを形成している。静電チャック用電極21は電源部23からの電力供給により作動し、第一および第二の加熱用電極22A,22Bはそれぞれ別個の電源部24A,24Bとは別に設けている。
本実施形態では、被処理基板Wを静電吸着力により支持装置に密着させることが可能となり、基板温度をより正確に制御できる利点が付加される。
他の構成については既述の実施形態(図1)と同様であるので、説明を省略する。
本発明の一実施形態による基板加熱装置の模式図である。 図1の基板加熱装置を使用した場合の温度分布の一例である。 本発明の他の実施形態による基板加熱装置の模式図である。 従来技術の一例による基板加熱装置の模式図である。 従来技術の他例による基板加熱装置の模式図である。
符号の説明
W 被処理基板
R1,R2 放熱
10 基板加熱装置
11 グラファイト基材
12 BN絶縁層
13A 第一の加熱用電極
13B 第二の加熱用電極
14 BN絶縁層
15A 第一の加熱用電極に対する電源部
15B 第二の加熱用電極に対する電源部
20 基板加熱装置
21 静電チャック用電極
22A 第一の加熱用電極
22B 第二の加熱用電極
23 静電チャック用電極に対する電源部
24A 第一の加熱用電極に対する電源部
24B 第二の加熱用電極に対する電源部

Claims (2)

  1. 半導体基板処理装置において半導体基板を載置支持する基板加熱装置であって、この基板加熱装置の表面に沿って設けられた第一の加熱用電極と、前記第一の加熱用電極に熱を発生させるための第一の電圧印加手段と、基板加熱装置の側面に沿って設けられた第二の加熱用電極と、前記第二の加熱用電極に熱を発生させるための第二の電圧印加手段とを有することを特徴とする基板加熱装置。
  2. 前記第一の加熱用電極と第二の加熱用電極が各々独立して制御可能であることを特徴とする請求項1記載の基板加熱装置。
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