JP2008057662A - 車輪用転がり軸受装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】パルサーリングの板厚を増大させることなく効率よく剛性を高めることができる車輪用転がり軸受装置を提供する。
【解決手段】車輪が組み付けられるフランジ22を有するハブホイール20のハブ軸25の外周面に、内輪32と、外輪40と、複数個の転動体43、44とを備えた転がり軸受31が組み付けられ、内輪32の端部外周面に速度センサ55に対応する被検出部66を有するパルサーリング60が組み付けられる。パルサーリング60は、内輪32の端部外周面に嵌込まれて固定される固定筒部61と、固定筒部61の先端から所定長さだけ延出された延出筒部63とを一体連続状に有する。延出筒部63には速度センサ55に対応する被検出部66が配設される一方、固定筒部61には、筒方向に延びかつ半径方向外側に突出する複数の補強リブ62が形成されている。
【選択図】図2

Description

この発明は、車輪が組み付けられるフランジを有するハブホイールのハブ軸に転がり軸受が組み付けられた車輪用転がり軸受装置に関する。
この種の車輪用転がり軸受装置において、ハブホイールのハブ軸に組み付けられる転がり軸受は、ハブ軸の外周面に組み付けられる内輪と、この内輪の軌道面と対応する軌道面が内周面に形成された外輪と、両軌道面の間に配設された複数個の転動体とを備えている。
また、ABS(アンチロックブレーキシステム)が搭載された車両において、車速に応じた信号を検出する速度センサに対する被検出部を有するパルサーリングが、車輪用転がり軸受装置の内輪に組み付けられたものが知られている(特許文献1参照)。
特開2000−46851号公報
ところで、転がり軸受の内輪にパルサーリングが組み付けられた形式の車輪用転がり軸受装置において、所望とする設計要件(例えば、車速センサを取り付けるためのカバー部材を共通化して使用可能としたり、あるいは、車速センサの設置位置を変更することなく、ハブホイールのハブ軸を短縮化する等の設計要件)を満たすために、内輪の端部外周面に嵌込まれて固定されるパルサーリングの固定筒部の先端から延出筒部を長く延出し、その延出筒部の先端部に被検出部を配設しなければならない場合がある。
このような場合には、車両走行時の振動等によって、延出筒部と共に被検出部が振れやすくなるため、速度センサによって被検出部を正確に検出することができなくなることがある。
そこで、パルサーリングの板厚を増大させて剛性を高めることが考えられるが、パルサーリングの板厚を増大させると、パルサーリングの加工が厄介となり、また重量も増加する等の問題点が発生する。
この発明の目的は、前記問題点に鑑み、パルサーリングの板厚を増大させることなく効率よく剛性を高めることができる車輪用転がり軸受装置を提供することである。
前記目的を達成するために、この発明の請求項1に係る車輪用転がり軸受装置は、車輪が組み付けられるフランジを有するハブホイールのハブ軸の外周面に、内輪と、外輪と、複数個の転動体とを備えた転がり軸受が組み付けられ、前記内輪の端部外周面に速度センサに対応する被検出部を有するパルサーリングが組み付けられた車輪用転がり軸受装置であって、
前記パルサーリングは、前記内輪の端部外周面に嵌込まれて固定される固定筒部と、前記固定筒部の先端から所定長さだけ延出された延出筒部とを一体連続状に有し、
前記延出筒部には前記速度センサに対応する被検出部が配設される一方、前記固定筒部には、筒方向に延びかつ半径方向外側に突出する複数の補強リブが形成されていることを特徴とする。
前記構成によると、内輪の端部外周面に嵌込まれて固定されるパルサーリングの固定筒部の先端から延出筒部を長く延出した場合においても、固定筒部の筒方向に延びかつ半径方向外側に突出する複数の補強リブによって、パルサーリングの剛性を効率よく高めることができる。このため、車両走行時の振動等が原因となる、延出筒部及び被検出部の振れを防止することができ、速度センサによって被検出部を正確に検出することができる。
請求項2に係る車輪用転がり軸受装置は、請求項1に記載の車輪用転がり軸受装置であって、
複数の補強リブは、プレス加工によって固定筒部に一体に形成されていることを特徴とする。
前記構成によると、複数の補強リブを固定筒部に容易に形成することができ、コスト低減を図ることができる。
請求項3に係る車輪用転がり軸受装置は、請求項1又は2に記載の車輪用転がり軸受装置であって、
延出筒部の先端には、中心に向けて直角状に屈曲された環状リング部が形成され、
前記環状リング部には、速度センサに対応する被検出部が設けられていることを特徴とする。
前記構成によると、延出筒部の先端に中心に向けて直角状に屈曲された環状リング部が形成されることで、パルサーリングの剛性をより一層高めることができ、延出筒部及び環状リング部の被検出部の振れ防止に効果が大きい。
次に、この発明を実施するための最良の形態を実施例にしたがって説明する。
この発明の実施例1を図1〜図3にしたがって説明する。
図1はこの発明の実施例1に係る車輪用転がり軸受装置としての車輪用ハブユニットを示す側断面図である。図2はパルサーリングを内輪に圧入固定した状態を拡大して示す断面図である。図3は図2のIII−III線に基づくパルサーリングの横断面図である。
図1に示すように、車輪用転がり軸受装置としての車輪用ハブユニットは、ハブホイール20と、転がり軸受としての複列のアンギュラ玉軸受31とを一体状に有してユニット化されている。
ハブホイール20は、筒軸状をなすハブ軸21と、ハブ軸21の一端部寄り外周面に形成されたフランジ22とを一体に有している。
フランジ22には車輪(図示しない)を取り付けるための複数本のハブボルト23が所定ピッチで固定されている。
ハブ軸21の外周には複列のアンギュラ玉軸受31が組み付けられている。すなわち、ハブ軸21の外周に沿って設けられた両軌道面33、34に対し所定の隙間をもって外輪40が配置され、この外輪40の内周面に形成された両軌道面41、42と、ハブ軸21の両軌道面33、34との間に転動体としての複数個の玉51、52がそれぞれ組み込まれ、これら各複数個の玉51、52が保持器55、56によって保持されることでアンギュラ玉軸受31が構成されている。
なお、図1に示すように、この実施例1においては、ハブ軸21の外周面に設けられた両軌道面33、34のうち、ハブ軸21のフランジ22側に位置する軌道面33は、ハブ軸21の外周面が研削加工されることによって形成され、ハブ軸21の先端側の軌道面34は、ハブ軸21の先端寄り外周面に嵌込まれ、かつかしめ部27によって固定された内輪32の外周面に形成されている。
また、ハブホイール20は、ハブ軸21の内孔にシャフト(例えば、ドライブシャフト)がスプライン嵌合されて挿通された後、シャフト先端の雄ねじ部にナットが締め付けられることで、トルク伝達可能に連結されるようになっている。
また、外輪40の外周面の軸方向中央部にはフランジ43が一体に形成され、車輪用ハブユニットは、フランジ43において、車体側部材、例えば、車両の懸架装置(図示しない)に支持されたナックル、又はキャリアの取付面にボルトによって連結されている。
図1と図2に示すように、外輪40の一端開口部には、カバー部材50が取り付けられている。このカバー部材50は、外輪40の一端開口部の内周面に圧入固定される筒状の取付部51aと外輪40の一端面に当接するストッパ部51bとが一端側に形成された筒状部51と、その筒状部51の他端開口に設けられた覆い部52とを一体に備えている。そして、カバー部材50の覆い部52には、車輪の回転速度を検出する車速センサ55が組み付けられ、その車速センサ55の検出部56は覆い部52の内側に配置されている。
図2と図3に示すように、内輪32の端部外周面には、車速センサ55の検出部56に対応する被検出部66を有するパルサーリング60が組み付けられている。このパルサーリング60は、内輪32の端部外周面に嵌込まれて固定される固定筒部61と、固定筒部61の先端から所定長さだけ延出された延出筒部63とを一体連続状に有している。
パルサーリング60の延出筒部63には、速度センサ55に対応する被検出部66が配設される一方、固定筒部61には、筒方向に延びかつ半径方向外側に突出する複数の補強リブ62が形成されている。
この実施例1において、複数の補強リブ62は、パルサーリング60をプレスの絞り加工によって形成すると同時に固定筒部61に一体に形成されている。
また、延出筒部63の先端には、中心に向けて直角状に屈曲された環状リング部65が一体に形成され、速度センサ55の検出部56に対向する環状リング部65の一側面には、周方向に交互に磁気特性が異なる着磁部を有して環状をなす被検出部66が設けられている。
上述したように構成されるこの実施例1に係る車輪用転がり軸受装置としての車輪用ハブユニットにおいて、固定筒部61の筒方向に延びかつ半径方向外側に突出する複数の補強リブ62によって、パルサーリング60の板厚を増大させることなくパルサーリング60の剛性を効率よく高めることができる。
このため、例えば、車速センサ55を取り付けるためのカバー部材50を共通化して使用可能としたり、あるいは、車速センサ55の設置位置を変更することなく、ハブホイール20のハブ軸21を短縮化する等の所望とする設計要件を満たすために、内輪32の端部外周面に圧入固定されるパルサーリング60の固定筒部61の先端から延出筒部63を長く延出した場合においても、車両走行時の振動等が原因となる延出筒部63及び被検出部66の振れを良好に防止することができ、速度センサ55によって被検出部66を正確に検出することができる。言い換えると、カバー部材50を共通化してコスト低減を図ることが可能となり、また、ハブ軸21を短縮化して軽量化を図ることが可能となる。
また、この実施例1において、パルサーリング60をプレスの絞り加工によって形成すると同時に、固定筒部61に複数の補強リブ62を一体に形成することができるため、コスト低減に効果が大きい。
また、延出筒部63の先端に中心に向けて直角状に屈曲された環状リング部65を一体に形成することで、パルサーリング60の剛性をより一層高めることができ、延出筒部63及び環状リング部65の被検出部66の振れ防止に効果が大きい。
なお、この発明は前記実施例1に限定するものではない。
例えば、前記実施例1においては、パルサーリング60の被検出部66が周方向に交互に磁気特性が異なる着磁部を有して構成される場合を例示してが、例えば、図4に示すように、パルサーリング60の環状リング部65の周方向に多数個のスリット状の孔や溝を配設して被検出部166を形成してもこの発明を実施可能である。
また、前記実施例1においては、転がり軸受として、複列のアンギュラ玉軸受31が採用された場合を例示したが、複列の円すいころ軸受けを用いてもこの発明を実施可能である。
この発明の実施例1に係る車輪用転がり軸受装置としての車輪用ハブユニットを示す側断面図である。 同じくパルサーリングを内輪に圧入固定した状態を拡大して示す断面図である。 同じく図2のIII−III線に基づくパルサーリングの横断面図である。 同じくパルサーリングの実施態様を示す説明図である。
符号の説明
20 ハブホイール
21 ハブ軸
22 フランジ
31 アンギュラ玉軸受(転がり軸受)
32 内輪
33、34 軌道面
40 外輪
41、42 軌道面
60 パルサーリング
61 固定筒部
62 補強リブ
63 延出筒部
65 環状リング部
66 被検出部

Claims (3)

  1. 車輪が組み付けられるフランジを有するハブホイールのハブ軸の外周面に、内輪と、外輪と、複数個の転動体とを備えた転がり軸受が組み付けられ、前記内輪の端部外周面に速度センサに対応する被検出部を有するパルサーリングが組み付けられた車輪用転がり軸受装置であって、
    前記パルサーリングは、前記内輪の端部外周面に嵌込まれて固定される固定筒部と、前記固定筒部の先端から所定長さだけ延出された延出筒部とを一体連続状に有し、
    前記延出筒部には前記速度センサに対応する被検出部が配設される一方、前記固定筒部には、筒方向に延びかつ半径方向外側に突出する複数の補強リブが形成されていることを特徴とする車輪用転がり軸受装置。
  2. 請求項1に記載の車輪用転がり軸受装置であって、
    複数の補強リブは、プレス加工によって固定筒部と一体に形成されていることを特徴とする車輪用転がり軸受装置。
  3. 請求項1又は2に記載の車輪用転がり軸受装置であって、
    延出筒部の先端には、中心に向けて直角状に屈曲された環状リング部が形成され、
    前記環状リング部には、速度センサに対応する被検出部が設けられていることを特徴とする車輪用転がり軸受装置。

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