JP2008055077A - 洗濯乾燥機 - Google Patents

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Abstract

【課題】除菌、殺菌、濾過等の水処理を必要としない、もしくは、水処理が軽減される水を利用して洗濯する。
【解決手段】衣類が投入される回転ドラム12と、前記回転ドラム12を回転自在に収納する洗濯槽14と、空気から湿気を結露水として回収する除湿手段24と、前記除湿手段24により回収した結露水を前記洗濯槽14に供給する結露水給水手段とを備えたものであり、空気中に蒸発した湿気を結露させて洗濯に使用するものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、一般家庭で使用される洗濯と乾燥を同一回転ドラムで行う洗濯乾燥機に関するものである。
従来の洗濯乾燥機として、洗濯から乾燥までのトータルの節水を図るものがある(例えば、特許文献1参照)。以下、上記特許文献1に記載された従来の洗濯乾燥機について、図5を用いて説明する。外箱1内に、サスペンションによって支持された水槽2と、水槽2内に配置されると共に駆動モータにより水平軸心を中心として回転自在に制御される脱水槽4と、水道管5から除湿用水が供給される水冷除湿用熱交換器6が配置され、乾燥風を前記脱水槽2内へ送り込む乾燥風循環通路と、貯水用タンク7とを設け、前記貯水用タンク7内の貯溜水を前記水槽2内又は水冷除湿用熱交換器6に選択的に供給するための給水ポンプ8を有し、最終すすぎ工程、最終脱水工程、乾燥工程の少なくとも1つの工程において、工程中の排水を貯水用タンク7内に貯水する。
特開平8−336693号公報
しかしながら、前記従来の洗濯乾燥機の構成では、乾燥工程においては水冷除湿を行うために少なくとも1回は、水道水を使用しており、節水が不十分である。また、最終すすぎ工程や最終脱水工程での排水そのものには洗剤や柔軟剤、漂白剤一部残留しており、さらには、排水経路の内面には洗剤や柔軟剤、漂白剤が経時的に付着堆積しており、また、これらの残留物を栄養源にして成長したカビなどの存在もあるため、貯水用タンク7に溜めた水は、次回に使用するまでに雑菌が発生しないように、あるいは、濁りなどを除去するために、除菌、殺菌、濾過等の水処理を行うことが望ましいという課題を有していた。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、特に、除菌、殺菌、濾過等の水処理を必要としない、もしくは、水処理が軽減される水を利用して洗濯することを目的とするものである。
上記従来の課題を解決するために、本発明の洗濯乾燥機は、衣類が投入される回転ドラム(脱水槽)と、前記回転ドラムを回転自在に収納する洗濯槽(水槽)と、空気から湿気を結露水として回収して前記洗濯槽にこの結露水を供給する除湿手段を備えたもので、空気中に蒸発した湿気を結露させた水であり、従来の排水よりもきれいな水である。
本発明の洗濯乾燥機は、洗濯やすすぎに使用する水の一部が、空気中に蒸発した湿気を結露させた水であり、節水になると共に、除菌、殺菌、濾過等の水処理を必要としない、もしくは、水処理が軽減できる。
第1の発明は、衣類が投入される回転ドラムと、前記回転ドラムを回転自在に収納する洗濯槽と、空気から湿気を結露水として回収する除湿手段と、前記除湿手段により回収した結露水を前記洗濯槽に供給する結露水給水手段とを備えたことにより、洗濯やすすぎに使用する水の一部が、空気中に蒸発した湿気を結露させた水であり、節水になると共に、除菌、殺菌、濾過等の水処理を必要としない、もしくは、水処理が軽減することができる。
第2の発明は、特に、第1の発明の除湿手段は、本機周囲の空気から湿気を結露させ、この結露水を回収することにより、空気中に蒸発した湿気を結露させた水であり、除菌、殺菌、濾過等の水処理を必要としない、もしくは、水処理が軽減されという効果がある。また、従来の排水の一部を回収する方法が水道水を使用した分の回収であるのに対して、水道水の利用とは特に関係しない周囲に自然に存在する湿気を洗濯用の水として利用することができ、節水効果が大きい。さらに、周囲空気を除湿することによって、周囲の湿気を低減して梅雨期や夏期の相対湿度の高い季節や洗面所など年中湿気の多い場所では、洗濯乾燥機が設置された空間が快適になるだけでなく、カビなどの繁殖の抑制に貢献できるものである。
第3の発明は、特に、第1の発明の除湿手段は、衣類の乾燥時に乾燥用空気から湿気を結露させ、この結露水を回収することにより、空気中に蒸発した湿気を結露させた水であり、除菌、殺菌、濾過等の水処理を必要としない、もしくは、水処理が軽減されという効果がある。また、従来の乾燥中に水道水で乾燥空気を冷却除湿するものとは異なり、結露水以外の水を含まず、水道水の節水効果が高い。
第4の発明は、特に、第1の発明の結露水給水手段は、貯水タンクを有し、前記貯水タンクへの給水経路は、洗濯槽からの洗浄排水やすすぎ排水や脱水時の排水などが通る排水経路を通らない別経路としたことにより、貯水タンクを有することで、乾燥中の結露水を溜める場合には、次回の洗濯まで結露水を溜めておくことができる。また、周囲の空気から湿気を奪って結露水を溜める場合は、一回の洗濯で使用する洗浄水、すすぎ水よりも充分多い容量を溜めれば、水道水を一切使用しない洗濯乾燥機が可能であり、さらに、水道に接続しなくても洗濯が可能になり、洗濯乾燥機の設置場所の自由度が広がる。一方、貯水タンクへの給水経路は、洗濯槽からの洗浄排水やすすぎ排水や脱水時の排水などが通る排水経路を通さないことで、洗剤や柔軟剤、漂白剤一部が残留しておらず、また、排水経路の内面の洗剤や柔軟剤、漂白剤が経時的に付着堆積した汚れや、これらの残留物を栄養源にして成長したカビなどに接触することなく、貯水用タンクに結露水を溜めたることができ、除菌、殺菌、濾過等の水処理を必要としない、もしくは、水処理が軽減されという効果がある。
第5の発明は、特に、第1の発明の除湿手段は、圧縮機と圧縮後の高温高圧の冷媒の熱を放熱する放熱器と高圧の冷媒の圧力を減圧するための絞り手段と減圧されて低圧となった冷媒が周囲から熱を奪う吸熱器とを冷媒が循環するように管路で連結したヒートポンプ装置と、吸熱器に空気を導く風路と、前記風路に空気を送る送風機を有することにより、前記吸熱器に周囲の空気を導き、これを除湿する場合には、低温の冷媒で周囲空気をその露点温度よりもさらに低くすることが可能で、除湿能力が高く、結露水が水道水による水冷よりも多く得られる。また、乾燥時の乾燥空気を前記吸熱器に導き、これを除湿する場合には、水道水を一切使用しないのでより節水であり、水道水による水冷と比較して、冷媒温度を低くして、乾燥用空気をその露点温度よりもさらに低くすることが可能で、除湿能力が高く、より低湿な空気で乾燥ができるため乾燥時間が速いなど、乾燥性能の高い洗濯乾燥機が得られる。
第6の発明は、特に、第1の発明の除湿手段は、吸着剤と、吸着剤に除湿される空気を導く風路と、吸着剤から水分を放出させるための再生空気を導く風路と、再生空気を加熱するための加熱手段と、吸着剤を通過後の再生空気を周囲空気で冷却除湿するための空冷手段と、前記風路に除湿される空気または再生空気を送る一つまたは複数の送風機を有することにより、吸着剤に周囲の空気を導き、これを除湿する場合には、吸着剤の場合は湿気を吸着して除湿するため、低温の冷媒で周囲空気をその露点温度よりもさらに低くするものと比べると、周囲温度が低い冬季などは、冷媒で冷却除湿するものよりも結露水の霜化や氷結がないため、除湿能力を高くできる。吸着剤の場合は、繰り返し除湿するためには、湿気を奪った吸着剤から湿気を放出させて吸着剤を再生する必要があり、また、湿気を含んだ空気から水を得るためにも、吸着剤を再生させ、再生時に再生空気に放出される湿気を結露させる必要がある。再生時の吸着剤を通過した後の再生空気は高温で多湿であり、その露点温度は、周囲空気よりも高い。特に、冬季には周囲温度が低く、再生空気との温度差が取れ易く、結露させやすい。
また、前記吸着剤に乾燥用空気を導き、これを除湿する場合には、吸着剤の使用量などを調整することによって水道水による水冷式よりも除湿能力を高くすることが可能であり、乾燥性能を高めることが可能であり、この際に水道水を使用しないので節水となる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
本発明の第1の実施の形態における洗濯乾燥機について、図1を用いて説明する。図1は、本実施の形態における洗濯乾燥機を側面から見た断面図である。
図1において、本実施の形態における洗濯乾燥機本体11(以下、本体11)という)内には、回転ドラム12が、モータ13の軸に直結して洗濯槽14内に回転自在に取り付けられている。洗濯槽14と回転ドラム12のそれぞれの前面開口部に対応した位置には、衣類を回転ドラム12内に投入するためのドア15が設けられている。本体11と洗濯槽14の間の隙間は、パッキング16によって空気が本体11内部や本体11外に漏れないように略密封されている。回転ドラム12の側壁および底面部には洗濯水や空気が出入りする孔17と開口部18が設けられている。
開口部19は洗濯槽14に設けられ、洗濯槽14とダクト20とを連通している。矢印Aは、洗濯槽14と回転ドラム12内の空気の流れを示している。ダクト20には、排気口21と吸気口22があり、排気口21には循環排気切換弁23が設けられている。
除湿手段24は、圧縮機25と圧縮後の高温高圧の冷媒の熱を放熱する放熱器26と高圧の冷媒の圧力を減圧するための絞り手段27と減圧されて低圧となった冷媒が周囲から熱を奪う吸熱器28とを矢印Bに示す向きに冷媒が循環する管路29で連結したヒートポンプ装置30と、吸熱器28に空気を導く風路31と、前記風路31に空気を送る送風機32を有する。吸熱器28から放熱器26を通過した空気は、風路33と洗濯槽14の開口部34を通って洗濯槽14に導かれる。
なお、本実施の形態では、ダクト20と風路31は同一風路で構成されている。また、放熱器26と吸熱器28はプレートフィン付きチューブ型熱交換器からなり、絞り手段27は、膨張弁もしくはキャピラリーチューブを使用するが、本実施の形態はこれに限定するものではない。さらに、本実施の形態では、送風機32は放熱器26の下流側に設けているが、放熱器26の上流側や吸熱器28の上流側にあっても同様であり、特に限定するものではない。
次に、洗濯時の洗浄水やすすぎ時のすすぎ水は、水道管35から洗濯給水弁36、洗濯給水管37を経て洗濯槽14に供給される。矢印Cは水道水の流れを示す。洗濯時の洗浄水やすすぎ時のすすぎ水、脱水時の水といった洗濯水の排水は、洗濯排水路38から外部に排水される。洗濯排水路38の途中には排水弁39が設けられており、洗濯排水路38の開閉を行う。矢印Dは洗濯水の排水時の流れ示す。
結露水給水手段は、ヒートポンプ装置30の吸熱器28の下部に設けられた結露水路40を有しており、吸熱器28で発生した結露水を洗濯槽14に設けた接続部41から供給する。
以上のように構成された洗濯乾燥機について、以下、その動作、作用を説明する。結露水を溜める場合は、排水弁39を閉じて、ヒートポンプ装置30を動作させ、送風手段32を駆動して、除湿手段24を働かせる。
本機周囲の空気から湿気を結露させ、この結露水を回収する場合は、図1の循環排気切換弁23をb側にする。ダクト20は、循環排気切換弁23によって仕切られて、送風された空気は排気口21から機外に排気され、逆に外気が吸気口22から風路31内に吸気される。吸気された周囲の空気が吸熱器28に接触し、冷媒で冷却され、結露水が発生する。結露水は、結露水路40を通って洗濯槽14の接続部41から供給される。排水弁39が閉じられていると洗濯槽14に結露水が溜まる。
衣類42の乾燥時に乾燥用空気から湿気を結露させ、この結露水を回収する場合は、図2のように、循環排気切換弁23をa側にする。ダクト20の排気口21は、循環排気切換弁23によって閉じられて、送風された空気は風路31から吸熱器28に送られる。衣類42を回転ドラム12内に入れて、回転ドラム12をモータ13で回しながら除湿手段24働かせると、衣類42から湿気を奪った乾燥用空気Aが、吸熱器28に接触し、冷媒で冷却され、結露水が発生する。結露水は、結露水路40を通って洗濯槽14の接続部41から供給される。排水弁39が閉じられていると洗濯槽14に結露水が溜まる。
以上のように、本実施の形態においては、除湿手段24として、圧縮機25と放熱器26と絞り手段27と吸熱器28とを冷媒管路29で連結したヒートポンプ装置30と、風路31と、送風機32を有し、本機周囲の空気や、衣類42の乾燥時の乾燥用空気を、吸熱器28に導くことによって、空気から湿気を結露水として回収することがで、結露水路40を通って洗濯槽14に結露水を溜めることによって、次に衣類を洗う場合の洗濯水として、結露水を利用することができるものである。
また、周囲の空気を導き、これを除湿する場合には、低温の冷媒で周囲空気をその露点温度よりもさらに低くすることが可能で、除湿能力が高く、結露水が水道水による水冷よりも多く得られる。また、乾燥時の乾燥空気を前記吸熱器28に導き、これを除湿する場合には、水道水を一切使用しないのでより節水であり、水道水による水冷と比較して、冷媒温度を低くして、乾燥用空気をその露点温度よりもさらに低くすることが可能で、除湿能力が高く、より低湿な空気で乾燥ができるため乾燥時間が速いなど、乾燥性能の高い洗濯乾燥機が得られる。
(実施の形態2)
本発明の第2の実施の形態における洗濯乾燥機について、図3を用いて説明する。図3は、本実施の形態における洗濯乾燥機を側面から見た断面図であり、実施の形態1と共通する部分は、同一番号を付して詳細な説明は省略する。
図3において、本実施の形態における結露水給水手段は、ヒートポンプ装置30の吸熱器28の下部に設けられた結露水路40と、貯水タンク43を有し、また、貯水タンクへの給水経路は、結露水路40であり、洗濯槽14からの洗浄排水やすすぎ排水や脱水時の排水などが通る排水経路38を通らない別経路としたものである。
さらに、図3のように、貯水タンク43の水位が洗濯槽14の使用水位よりも低い場合には、貯水タンク43の略底面に吸水口44を設けて排水ポンプ45を接続し、溜めた結露水を汲み上げて、水路56を使って洗濯槽14に設けた接続部41から供給する。
なお、貯水タンク43を結露水路40を含む風路31や風路33と一体にして設けることも可能であり、独立した貯水タンクに限定するものではない。また、貯水タンク43の水位が洗濯槽14の使用水位よりも高い場合には、排水ポンプ45は必要としない。
さらに、洗濯槽14に設けた接続部41の位置が、洗濯槽14の使用水位よりも低い場合には、洗濯水が貯水タンク43へ逆流して、貯水タンク43外に溢れたり、ヒートポンプ装置30の吸熱器28や放熱器26に浸水したりしないように、排水ポンプ45を停止中でも水が逆流しない構成のものにしたり、別途、逆止弁を設けたりするものである。
以上のように、本実施の形態においては、貯水タンク43を有することで、乾燥中の結露水を溜める場合には、次回の洗濯まで結露水を溜めておくことができ、結露水を洗濯槽14に溜めることがないので、乾燥中の衣類が結露水で濡れる心配もない。また、周囲の空気から湿気を奪って結露水を溜める場合は、一回の洗濯で使用する洗浄水、すすぎ水よりも充分多い容量を溜めれば、水道水を一切使用しない洗濯乾燥機が可能であり、さらに、水道に接続しなくても洗濯が可能になり、洗濯乾燥機の設置場所の自由度が広がる。
一方、貯水タンク43への給水経路は、洗濯槽14からの洗浄排水やすすぎ排水や脱水時の排水などが通る排水経路38を通さないことで、洗剤や柔軟剤、漂白剤一部が残留しておらず、また、排水経路38の内面の洗剤や柔軟剤、漂白剤が経時的に付着堆積した汚れや、これらの残留物を栄養源にして成長したカビなどに接触することなく、貯水用タンク43に結露水を溜めたることができ、除菌、殺菌、濾過等の水処理を必要としない、もしくは、水処理が軽減されという効果がある。
(実施の形態3)
本発明の第3の実施の形態における洗濯乾燥機について、図4を用いて説明する。図4は、本実施の形態における洗濯乾燥機を側面から見た断面図であり、実施の形態1や2と共通する部分は、同一番号を付して詳細な説明は省略する。
図4において、本実施の形態における除湿手段24は、吸着剤46と、吸着剤46に除湿される空気を導く風路47と、吸着剤46から水分を放出させるための矢印Fに示す再生空気を導く風路48と、再生空気を加熱するためのヒータなどの加熱手段49と、吸着剤46を通過後の再生空気を矢印Gで示す周囲空気で冷却除湿するための空冷手段50と、前記風路47に除湿される空気を送る送風機51、再生空気を送る送風機52を有するものである。空冷手段50は、再生空気と周囲空気が直交する直交プレート型の熱交換器53と周囲空気を熱交換器53に送る送風機54を有する。また、吸着剤46は、円柱形で、中心軸で除湿側の風路47と再生側の風路48間を一定方向に回転自在に取り付けられており、モータ55で駆動される。
以上のように構成された洗濯乾燥機について、以下、その動作、作用を説明する。除湿する際は、送風機51を駆動して除湿する空気を吸着剤46に送る。吸着剤46は、モータ55によって1分間に1回転前後の速度で回転しており、風路47にある空気から湿気を吸着する吸着部分と、風路48にある吸着した湿気を放湿する再生部分とが、常に回転して入れ替わる。これによって、連続的に湿気を吸着することが可能となっている。
次に、風路48の再生側は、送風機52と加熱手段49が作動しており、吸着剤46の上流側では再生空気が加熱手段49によって高温の空気となり、吸着剤46を通過する時に吸着剤を加熱して、含まれる水分が蒸発して再生空気中に放出される。多湿となった再生空気は、空冷手段50の熱交換器53において、送風機54によって送られる周囲空気と熱交換されて冷却される。冷却されて結露した水は、結露水路40を通って貯水タンク43に溜められる。
風路47を通って吸着剤46の吸着側に送られる空気は、循環排気切換弁23によって、周囲空気と乾燥用空気に切り換えられる。
吸着剤46に周囲の空気を導き、これを除湿する場合には、吸着剤46の場合は湿気を吸着して除湿するため、低温の冷媒で空気を露点温度以下に冷却して除湿するものと比べると、周囲温度が低い冬季などは、結露水の霜化や氷結がないため、除湿能力を高くできる。吸着剤46の場合は、繰り返し除湿するためには、湿気を奪った吸着剤46から湿気を放出させて吸着剤46を再生する必要があり、また、湿気を含んだ空気から水を得るためにも、吸着剤46を再生させ、再生時に再生空気に放出される湿気を結露させる必要がある。再生時の吸着剤46を通過した後の再生空気は高温で多湿であり、その露点温度は、周囲空気よりも高い。特に、冬季には周囲温度が低く、再生空気との温度差が取れ易く、結露させやすい。
また、吸着剤46に乾燥用空気を導き、これを除湿する場合には、吸着剤46の使用量などを調整することによって水道水による水冷式よりも除湿能力を高くすることが可能であり、乾燥性能を高めることが可能である。この際に水道水を一切使用しないので節水となる。
以上のように、本発明にかかる洗濯乾燥機は、周囲空気または乾燥用空気から湿気を奪って結露した水を、洗濯に利用する家庭用、業務用洗濯乾燥機に広く適用できる。
本発明の第1の実施の形態における洗濯乾燥機のヒートポンプ装置を除湿手段にした構成と周囲空気を結露させる時の空気の流れ示す側面から見た断面図 同洗濯乾燥機の衣類乾燥時の空気の流れを示す側断面図 本発明の第2の実施の形態における洗濯乾燥機の結露水給水手段の構成を示す側断面図 本発明の第3の実施の形態における洗濯乾燥機の吸着剤を除湿手段にした構成を示す側断面図 従来の洗濯乾燥機の水路構成を示す系統図
符号の説明
12 回転ドラム
14 洗濯槽
24 除湿手段
25 圧縮機
26 放熱器
27 絞り手段
28 吸熱器
29 管路
30 ヒートポンプ装置
31、47、48 風路
32、51、52、54 送風機
38 排水経路
40 結露水路
43 貯水タンク
45 排水ポンプ
46 吸着剤
49 加熱手段
50 空冷手段
53 熱交換器

Claims (6)

  1. 衣類が投入される回転ドラムと、前記回転ドラムを回転自在に収納する洗濯槽と、空気から湿気を結露水として回収する除湿手段と、前記除湿手段により回収した結露水を前記洗濯槽に供給する結露水給水手段とを備えた洗濯乾燥機。
  2. 除湿手段は、本機周囲の空気から湿気を結露させ、この結露水を回収する請求項1に記載の洗濯乾燥機。
  3. 除湿手段は、衣類の乾燥時に乾燥用空気から湿気を結露させ、この結露水を回収する請求項1に記載の洗濯乾燥機。
  4. 結露水給水手段は、貯水タンクを有し、前記貯水タンクへの給水経路は、洗濯槽からの洗浄排水やすすぎ排水や脱水時の排水などが通る排水経路を通らない別経路とした請求項1に記載の洗濯乾燥機。
  5. 除湿手段は、圧縮機と圧縮後の高温高圧の冷媒の熱を放熱する放熱器と高圧の冷媒の圧力を減圧するための絞り手段と減圧されて低圧となった冷媒が周囲から熱を奪う吸熱器とを冷媒が循環するように管路で連結したヒートポンプ装置と、吸熱器に空気を導く風路と、前記風路に空気を送る送風機を有する請求項1に記載の洗濯乾燥機。
  6. 除湿手段は、吸着剤と、吸着剤に除湿される空気を導く風路と、吸着剤から水分を放出させるための再生空気を導く風路と、再生空気を加熱するための加熱手段と、吸着剤を通過後の再生空気を周囲空気で冷却除湿するための空冷手段と、前記風路に除湿される空気または再生空気を送る一つまたは複数の送風機を有する請求項1記載の洗濯乾燥機。
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