JP4453568B2 - 洗濯乾燥機 - Google Patents

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本発明は、一般家庭で使用される洗濯と乾燥を同一回転ドラムで行う洗濯乾燥機に関するものである。
従来の洗濯乾燥機として、洗濯後の衣類の乾燥時に、ヒータを熱源にするものや、ヒートポンプ装置を熱源に用いたものがある(例えば、特許文献1参照)。
以下、上記特許文献1に記載された従来の洗濯乾燥機について、図10を用いて説明する。
図10は、前記特許文献1に記載された従来の洗濯乾燥機の側断面図である。
図10において、洗濯乾燥機1は、ケーシング2をもち、同ケーシング2の前面の略中央に衣類6を出し入れするためのドア12が取り付けられており、内部には回転ドラム3が回転自在に収納されている。回転ドラム3の内壁の所定の部位には、衣類6を回転ドラム3の回転と共に持ち上げ落下させるためのビータ5と、洗濯水7及び乾燥のための循環エア9が出入りするパンチング孔4が開口させてある。
回転ドラム3のシャフト11は、図示されない駆動用モータに連結され回転駆動されるようになっている。
また、ケーシング2内の回転ドラム3の背面は、空気入口24及び空気出口23を有する隔壁22によって仕切られ、循環エア9が通るダクト10、及び13が形成されている。前記隔壁22の前面下部は洗濯槽14を形成し、同洗濯槽14の部分に回転ドラム3の下部が臨んでいる。
前記各エアダクト10、13には、コンプレッサ19、コンデンサ18(凝縮器)、ファン17、膨脹弁20、エバポレータ15(蒸発器)等からなる、いわゆるヒートポンプサイクルが形成されている。また、コンデンサ18の一部はケーシング外背面に延長され、放熱器16を形成している。21はドレン排水用配管、8は洗濯排水用配管である。
上記構成による従来の洗濯乾燥機の各工程における動作、作用は以下の通りである。
洗濯、すすぎ工程時には、ドア12をあけて衣類6及び適量の洗剤を回転ドラム3に投入し、ドア12を閉め、以下の工程を実行する。水供給バルブ(図示せず)から洗濯槽14に水位Aの位置まで規定量の水7が供給される。回転ドラム3がプログラムされた所定の回転数で連続または間欠的に回転し、洗浄が行なわれる。この間、衣類6はビータ5によって持ち上げられ落下する。洗濯終了後、洗濯水が洗濯槽14の底部に設けた洗濯排水
用配管8から機外に排水される。続いて、すすぎ工程が同様の工程で実行される。すすぎが終了すると、そのすすぎ水も洗濯排水として、洗濯排水用配管8から機外に排水される。
脱水工程は、回転ドラム3がプログラムされた回転数で回転し、衣類6中の水分7を脱水する。脱水された水は、同じく洗濯排水として洗濯排水用配管8から機外に排水される。乾燥工程は、コンプレッサ19、ファン17及び回転ドラム3が運転されて、循環エア9がダクト10⇒ダクト13⇒回転ドラム3の内部⇒ダクト10と循環する。
衣類6から蒸発した水蒸気は循環エア9と共に、空気出口23、ダクト10を通ってエバポレータ15に接触し、そこで冷却されて凝縮水(結露水)となって回収、除湿される。除湿された循環エア9は、ファン17によってコンデンサ18に送られ、ここで加熱されて熱風となってダクト13、空気入口24を経て回転ドラム3内に流入し、再び衣類6から水分を蒸発させる。除湿された結露水はドレン排水用配管21から機外に排水される。この間、回転ドラム3は洗濯工程と同様にあらかじめ設定された回転数で連続又は間欠的に回転する。
特開平1−32893号公報
しかしながら、前記従来の洗濯乾燥機の構成では、ドレン排水用配管21と洗濯排水用配管8が個別に設けられ、洗濯水、結露水を別個に機外に導いている。乾燥機能を持たない一般の洗濯機においては、排水用配管に相当する排水ホースは1本だけであり、その洗濯機の設置場所に新たに洗濯乾燥機を設置する場合は、従来と同様に1つの排水ホースで排水処理ができることが、設置作業や防水フロアーなどの設置部材や床下の配管設備の面で望ましい
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、安価な構成で、1つの排水管で、洗濯・すすぎ時の洗濯水、すすぎ水、乾燥工程時の結露水のそれぞれを排水できると共に、使用状況に応じて適切なタイミングで結露水の排水動作を行うことができる洗濯乾燥機を提供することを目的とするものである。
上記従来の課題を解決するために、本発明の洗濯乾燥機は、衣類が投入される回転ドラムと、前記回転ドラムを回転自在に収納する洗濯槽と、前記衣類の乾燥時に乾燥用空気を冷却して湿気を結露水として回収する除湿手段と前記除湿手段により除湿された乾燥用空気を加熱する加熱手段とを有するヒートポンプ装置と、前記洗濯槽の内壁上部に設けられた開口部から延設されたダクトと、前記開口部およびダクトを介して排出された前記乾燥用空気を前記ヒートポンプ装置に送風するように構成された第1のフレキシブルホースと、前記ヒートポンプ装置により加熱された乾燥用空気を前記洗濯槽の背面より前記回転ドラム内に送風するように構成された第2のフレキシブルホースと、前記乾燥用空気を循環させる送風手段と、前記除湿手段で回収された結露水をためる排水タンクと、前記排水タンク内の結露水をくみ上げる排水ポンプと、前記排水ポンプでみ上げられた結露水を排水する結露排水路と、前記洗濯槽からの排水を流す洗濯排水路と、前記洗濯排水路からの排水を制御する排水弁と、一端が大気に開口し他端に前記結露排水路と前記洗濯排水路が接続された一つの排水管と、前記排水ポンプを駆動制御する制御手段と、前記制御手段に設定されている値を変更可能な操作手段とを備え、洗濯、すすぎ、脱水、乾燥の各行程を実行可能な洗濯乾燥機であって、前記制御手段は、前記乾燥行程実行時においては、開始時に、前記排水ポンプを第4の所定時間動作させるようにし、その後、前記排水ポンプを、所定の停止時間経過後に動作させた後、所定の動作時間が経過後に停止させる間欠動作
を繰り返すようにし、前記所定の停止時間および/または前記所定の動作時間は、前記操作手段により変更可能としたもので、1つの排水管で洗濯水と結露水の両方を適切に本体外に排水できると共に、使用状況に応じて適切なタイミングで結露水の排水動作を行うことができる
本発明の洗濯乾燥機は、1つの排水管で洗濯水と結露水の両方を適切に本体外に排水できると共に、使用状況に応じて適切なタイミングで結露水の排水動作を行うことができる
第1の発明は、衣類が投入される回転ドラムと、前記回転ドラムを回転自在に収納する洗濯槽と、前記衣類の乾燥時に乾燥用空気を冷却して湿気を結露水として回収する除湿手段と前記除湿手段により除湿された乾燥用空気を加熱する加熱手段とを有するヒートポンプ装置と、前記洗濯槽の内壁上部に設けられた開口部から延設されたダクトと、前記開口部およびダクトを介して排出された前記乾燥用空気を前記ヒートポンプ装置に送風するように構成された第1のフレキシブルホースと、前記ヒートポンプ装置により加熱された乾燥用空気を前記洗濯槽の背面より前記回転ドラム内に送風するように構成された第2のフレキシブルホースと、前記乾燥用空気を循環させる送風手段と、前記除湿手段で回収された結露水をためる排水タンクと、前記排水タンク内の結露水をくみ上げる排水ポンプと、前記排水ポンプでみ上げられた結露水を排水する結露排水路と、前記洗濯槽からの排水を流す洗濯排水路と、前記洗濯排水路からの排水を制御する排水弁と、一端が大気に開口し他端に前記結露排水路と前記洗濯排水路が接続された一つの排水管と、前記排水ポンプを駆動制御する制御手段と、前記制御手段に設定されている値を変更可能な操作手段とを備え、洗濯、すすぎ、脱水、乾燥の各行程を実行可能な洗濯乾燥機であって、前記制御手段は、前記乾燥行程実行時においては、開始時に、前記排水ポンプを第4の所定時間動作させるようにし、その後、前記排水ポンプを、所定の停止時間経過後に動作させた後、所定の動作時間が経過後に停止させる間欠動作を繰り返すようにし、前記所定の停止時間および/または前記所定の動作時間は、前記操作手段により変更可能としたもので、1つの排水管で洗濯水と結露水の両方を適切に本体外に排水できると共に、使用状況に応じて適切なタイミングで結露水の排水動作を行うことができる。
の発明は、特に、第の発明の制御手段は、濯行実行時おいて、排水ポンプを、所定の停止時間経過後に動作させ、かつ所定の動作時間が経過後に停止させる動作を繰り返すようにしたもので、洗濯行程中もダクトを経由して水が排水タンクに溜まる可能性があるため、洗濯行程中も結露水を適切に本体外に排水できる洗濯乾燥機を提供できる。
の発明は、特に、第1または2の発明の電源投入時に、排水ポンプを第1の所定時間動作させるようにしたもので、洗濯乾燥機の電源投入時に、排水タンク内の結露水が排出され、電源を入れる前の排水タンク内の状態に関わらず適切な排水動作を行うことができる洗濯乾燥機を提供することができる
の発明は、特に、第1〜のいずれか一つの発明の乾燥行程終了時に、排水ポンプを第5の所定時間動作させるようにしたもので、乾燥行程終了時に排水タンク内の結露水を排出することとなり、排水タンク内に結露水を長時間滞留させることのない洗濯乾燥機を提供することができる。
の発明は、特に、第1〜のいずれか一つの発明の本体の電源を切った時に、排水ポンプを第6の所定時間動作させるようにしたもので、洗濯乾燥機電源切時に排水タンク
内の結露水を排出することとなり、排水タンク内に結露水を長時間滞留させることのない洗濯乾燥機を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
本発明の第1の実施の形態における洗濯乾燥機について、図1〜3を用いて説明する。図1は、本実施の形態における洗濯乾燥機を背面から見た斜視図、図2は側断面図である。
図1において、本実施の形態における洗濯乾燥機本体25(以下「本体25」という)内には、洗濯槽26があり、モータ27が取り付けられている。洗濯槽26は、両側面のサスペンション29と上方部のサスペンション30によって支えられて本体25に取り付けられている。
本体25は、気化した冷媒を圧縮する圧縮機35と、プレートフィン付きチューブ型熱交換器からなり圧縮後の高温高圧の冷媒の熱を放熱する放熱器36と、高圧の冷媒の圧力を減圧するための膨張弁、もしくは、キャピラリーチューブから形成された絞り手段37と、プレートフィン付きチューブ型熱交換器からなり減圧されて低圧となった冷媒で周囲から熱を奪う吸熱器38とを備え、圧縮機35、放熱器36、絞り手段37、吸熱器38を順に接続して再び圧縮機35に冷媒が循環するように管路39で連結したヒートポンプ装置を形成している。
風路40は、乾燥用空気を冷却する除湿手段としての前記吸熱器38と乾燥用空気を加熱する加熱手段としての前記放熱器36とを連通するように構成されている。洗濯槽26と風路40は、フレキシブルホース41、42によって接続されている。風路40には送風手段43が設けられている。44は、洗濯槽26の外壁に設けられ、洗濯槽26の内部と、風路40とを連通するダクトである。矢印Bは、ダクト44と風路40内の乾燥用空気の流れを示している。
図2において、回転ドラム28は、モータ27の軸に直結して洗濯槽26内に取り付けられている。洗濯槽26と回転ドラム28のそれぞれの前面開口部26a、28aに対応した位置には、衣類31を回転ドラム28内に投入するためのドア32が設けられている。本体25と洗濯槽26の間の隙間は、ベローズ33とドアパッキング34によって、空気が本体25内部や本体25外に漏れないように略密封されている。回転ドラム28の側壁および底面部には洗濯水や乾燥用空気が出入りする孔45と開口部46が設けられている。開口部56は、洗濯槽26の内壁に設けられ、洗濯槽26とダクト44とを連通している。矢印Cは、洗濯槽26と回転ドラム28内の乾燥用空気の流れを示している。
洗濯排水路47は、洗濯やすすぎ時に洗濯水、すすぎ水を排水するものである。結露排水路48は、衣類31の乾燥時に吸熱器38で発生した結露水を流すもので、洗濯排水路47と結露排水路48は一つの排水管49につながれている。排水管49の先端50は本体25外の大気中に開口している。洗濯排水路47と結露排水路48の合流部には1つの排水弁60があり、洗濯排水路47と、結露排水路48と排水管49と、排水弁60によって排水処理手段を構成している。
除湿手段である吸熱器38が構成上上方に配設できない場合、排水弁60の設置位置よりも低い位置で結露水が溜まって、直接排水弁60に結露水を排水できないので、本実施の形態では、排水処理手段はさらに、結露水を溜める排水タンク67と、排水タンク67
内の水をくみ上げる排水ポンプ68とを具備し、前記排水ポンプ68の吸水部69を前記排水タンク67の略底面部に位置させ、排水ポンプ68の吐出口70を結露排水路48に接続している。制御手段71は、排水ポンプ68の状態と時間経過に従い排水ポンプ68を駆動制御するものである。
図3は、排水弁60の構成を示す拡大断面図である。
図3において、排水弁60は、水路を開閉する弁61と、弁61を回転駆動するモータ62を備えている。モータ62によって弁61を駆動して流路61aのd側を閉じると、洗濯排水路47側が閉じられ、結露排水路48側(e側)が開き、逆に、モータ62によって弁61を回転してe側に移動させると、今度は、洗濯排水路47側が開き、結露排水路48側が閉じられ、洗濯水やすすぎ水が洗濯排水路47から結露排水路48に逆流するのを防止する逆流防止手段が形成される。
以上のように構成された洗濯乾燥機について、以下、その動作、作用を説明する。
洗濯、すすぎ、脱水までの洗濯工程で、水を溜める場合は、排水弁60の弁61の状態は図3のd側であり、洗濯排水路47側を閉じ、結露排水路48側を開いている。水供給バルブ(図示せず)から洗濯槽26に水が供給され、図2の水位Dの位置まで溜められる。回転ドラム28がプログラムされた回転数で連続または間欠的に回転し、洗浄やすすぎが行なわれる。この間、衣類31は、回転ドラム28の回転によって持ち上げられ落下する。排水する場合は、排水弁60の弁61を図3のe側にして、洗濯排水路47側を開き、結露排水路48側を閉じる。洗濯槽14内の洗濯水は、結露排水路48に流入することなく洗濯排水路47と排水弁60を通過して排水管49から本体25外に排水される。
なお、本実施の形態においては、洗濯行程中もダクト44を経由して水が排水タンク67に溜まる可能性があるため、制御手段71は、排水ポンプ68の停止中に、所定の停止時間が経過した場合に、排水ポンプ68を動作させて結露水を本体25外へ排出するようにし、排水ポンプ68の動作中に所定の動作時間が経過した場合には、排水ポンプ68を停止させるようにしている。
乾燥工程では、排水弁60の弁61を図3のd側に回転させて洗濯排水路47側を閉じ、結露排水路48側を開いて、圧縮機35、送風手段43及び回転ドラム28が運転される。送風手段43の運転によって、乾燥用空気が洗濯槽26とダクト44、フレキシブルホース41、風路40、フレキシブルホース42の内部を循環する。衣類31は、あらかじめ設定された回転数で連続又は間欠的に行われる回転ドラム28の回転によって撹拌される。
圧縮機35の運転によって、管路39内を冷媒が循環して、放熱器36で高温高圧の冷媒の熱を放熱して循環する乾燥用空気を加熱する。加熱された乾燥用空気は、図2の矢印Cのように、洗濯槽26内に送り込まれ、回転ドラム28の底面部の開口部46を通過して衣類31に当たり、衣類31から水分を奪って、多湿の空気となって回転ドラム28の側壁の孔45を通過して、洗濯槽26の開口部56を通過してダクト44へと送られる。ダクト44を通過した乾燥用空気は、矢印Bに示すように、フレキシブルホース41を通過して風路40に設けた吸熱器38で、冷却除湿される。
除湿された乾燥用空気は再び、送風手段43によって放熱器36に送られて加熱される。吸熱器38で発生した結露水は、排水タンク67に滴下しそこに溜まる。このとき、制御手段71は、排水ポンプ68の停止時間が所定の停止時間を経過すると、排水ポンプ68を動作させて結露水を本体25外へ排出し、排水ポンプ68の動作中に所定の動作時間
が経過すると排水ポンプ68を停止させる。
本実施の形態においては、排水ポンプ68の停止時間と動作時間は、排水ポンプ68の排水能力と除湿手段としての吸熱器38の除湿能力より最適な値が算出され、あらかじめ制御手段71に設定されているが、周囲の温度や湿度等の状況や本体25の能力の経年変化等により最適な値があらかじめ設定されていた値と異なる場合には、図示しない操作手段により制御手段71に設定されている値を変更することも可能である。
また、洗濯行程と乾燥行程に於ける最適な値が異なる場合には、行程毎に、または洗いや濯ぎといったさらに細かい行程区分毎に、排水ポンプ68の停止時間と動作時間を設定することも可能である。
以上のように、本実施の形態においては、排水ポンプ68の停止中に所定の停止時間が経過すると排水ポンプ68を動作させて結露水を機外へ排出し、排水ポンプ68の動作中に所定の動作時間が経過すると排水ポンプ68を停止させる制御手段71を設けたことにより、適切なタイミングで排水動作が行われ、乾燥機能のない洗濯機と同様に、1つの排水管49で、洗濯水、結露水を本体25外に排水できるものである。
また、制御手段71で、排水ポンプ68の所定の停止時間や動作時間を任意に変更できるようにすれば、使用状況に応じて適切なタイミングで排水動作を行うことができる。
また、制御手段71で、洗濯乾燥機の洗濯や乾燥といった運転行程毎に排水ポンプ68の停止時間や動作時間を設定することにより、使用状況や運転行程に応じて適切なタイミングで排水動作を行うことができる。
なお、本実施の形態では、衣類31の乾燥時の熱源としてヒートポンプ装置を用いた例を示しているが、その他の熱源、例えばヒータや誘導加熱装置を用いて実施することも可能である。
また、上記実施の形態では、放熱器36や吸熱器38としてプレートフィン付きチューブ型熱交換器を用いたが、特にその形態に限定されるものではない。また、排水ポンプ68を乾燥行程中に動作させるようにしたが、それ以外の行程中に動作させてもよい。
また、排水ポンプ68は、停止/運転を交互に繰り返す間欠運転としているが、排水ポンプ68の排水能力に比べて除湿手段38の除湿能力が大きいまたは同等の場合には、停止時間がゼロ、すなわち連続運転するようにしても良い。逆に、ある行程において排水タンク67へ水が溜まらない構成となっていれば、その行程においては運転時間がゼロ、すなわち停止状態を持続するようにしてもよい。
図4は、上記実施の形態における洗濯乾燥機の排水ポンプの他の制御例を示すフローチャートである。
吸熱器38は、圧縮機35が動作することにより周囲の空気より低い温度となり、除湿手段として作用するものであるが、圧縮機35を停止してもしばらくの間は周囲の温度より吸熱器38の温度が低い状態が持続し、除湿手段として作用する。そのため、乾燥行程を終了し、洗濯乾燥機の電源を切った後にも排水タンク67に結露水が溜まる可能性がある。この状態で吸熱器38の除湿能力と排水ポンプ68の排水能力から決定された停止時間と動作時間で排水ポンプ68を間欠運転すると、洗濯乾燥機の電源入時に排水タンク67に溜まっていた結露水が排水されず、排水タンク67の容量を超え、溢れるおそれがある。
これを避けるため、本制御例では、図4に示すように、洗濯乾燥機の電源が入れられると、制御手段71は、ステップST1にて、排水ポンプ68の運転を開始し、第1の所定時間が経過すると、ステップST2にて初期動作時間が経過したと判断し、ステップST3にて排水ポンプ68の動作を停止し、以後通常の制御を行うようにしたものである。
このように、本制御例によれば、制御手段71は、洗濯乾燥機の電源入時に第1の所定時間排水ポンプ68を動作させて、排水タンク67内の結露水を排出することとなり、電源を入れる前の排水タンク67内の状態に関わらず適切な排水動作を行うことができる。
図5は、本実施の形態における洗濯乾燥機の排水ポンプの他の制御例を示すフローチャートである。
洗濯乾燥機の構成によっては、乾燥行程終了時に電源を切らず、引き続き次の洗濯行程に移行することもできるが、その場合、乾燥行程終了から洗濯行程開始までの時間によっては、冷えた状態にある吸熱器38により排水タンク67に結露水が溜まるおそれがある。
これを避けるため、本制御例は、図5に示すように、洗濯行程が開始されると、制御手段71が、ステップST4にて排水ポンプ68の動作を開始し、第2の所定時間が経過すると、ステップST5にて初期動作時間が経過したと判断し、ステップST6にて排水ポンプ68の動作を停止し、以後通常の制御を行うようにしたものである。
以上のように、本制御例によれば、制御手段71で、洗濯行程開始時に第2の所定時間排水ポンプ68を動作させることにより、洗濯行程開始時に排水タンク67内の結露水を排出することになり、洗濯行程を開始する前の排水タンク67内の状態に関わらず適切な排水動作を行うことができる。
図6は、本実施の形態における洗濯乾燥機の排水ポンプの他の制御例を示すフローチャートである。
制御手段71にて、排水ポンプ68を所定の時間動作させ、所定の時間停止させるという間欠動作をした場合、排水ポンプ68の停止中に洗濯行程が終了すると、排水タンク67に結露水が溜まった状態で放置されるおそれがある。
これを避けるため、本制御例では、図6に示すように、洗濯行程が終了すると、制御手段71は、ステップST7にて排水ポンプ68の動作を開始し、第3の所定時間が経過すると、ステップST8にて終了時動作時間が経過したと判断し、ステップST9にて排水ポンプ68の動作を停止する。
以上のように、本制御例では、制御手段71は洗濯行程終了時に第3の所定時間排水ポンプ68を動作させることにより、洗濯行程終了時に排水タンク67内の結露水を排出するので、排水タンク67内に結露水を長時間滞留させることのない洗濯乾燥機を提供することができる。
図7は、本実施の形態における洗濯乾燥機の排水ポンプの他の制御例を示すフローチャートである。
洗濯乾燥機の構成によっては、乾燥行程終了時に電源を切らず、引き続き新たな乾燥行程を行うことができる。その場合、乾燥行程終了から新たな乾燥行程開始までの時間によ
っては、最初の乾燥工程終了時に、圧縮機35を停止しても、吸熱器38の温度が低い状態が持続し、吸熱器38が除湿手段として作用して、排水タンク67に結露水が溜まるおそれがある。
これを避けるため、本制御例では、図7に示すように、乾燥行程が開始されると、制御手段71は、ステップST10にて排水ポンプ68の動作を開始し、第4の所定時間が経過すると、ステップST11にて初期動作時間が経過したと判断し、ステップST12にて排水ポンプ68の動作を停止し、以後通常の制御を行うようにしたものである。
以上のように、本制御例によれば、制御手段71で、乾燥行程開始時に第4の所定時間排水ポンプ68を動作させることにより、乾燥行程開始時に排水タンク67内の結露水が確実に排出され、乾燥行程を開始する前の排水タンク67内の状態に関わらず適切な排水動作を行う洗濯乾燥機を提供することができる。
図8は、本実施の形態における洗濯乾燥機の排水ポンプの他の制御例を示すフローチャートである。
制御手段71にて排水ポンプ68を所定の時間動作させ、所定の時間停止させるという間欠動作をした場合、排水ポンプ68停止中に乾燥行程が終了すると、排水タンク67内に結露水が溜まった状態で放置されるおそれがある。
これを避けるため、本制御例では、図8に示すように、乾燥行程が終了すると、制御手段71は、ステップST13にて排水ポンプ68の動作を開始し、第5の所定時間が経過すると、ステップST14にて終了時動作時間が経過したと判断し、ステップST15にて排水ポンプ68の動作を停止するようにしたものである。
以上のように、本制御例によれば、制御手段71で、乾燥行程終了時に、第5の所定時間排水ポンプ68を動作させることにより、乾燥行程終了時に排水タンク67内の結露水が排出され、排水タンク67内に結露水を長時間滞留させることのない洗濯乾燥機を提供することができる。
図9は、本実施の形態における洗濯乾燥機の排水ポンプの他の制御例を示すフローチャートである。
制御手段71にて、排水ポンプ68を所定の時間動作させ、所定の時間停止させるという間欠動作をした場合、排水ポンプ68の停止中に洗濯乾燥機の電源が切られると、排水タンク67に結露水が溜まった状態で放置されるおそれがある。
これを避けるため、本制御例では、図9に示すように、洗濯乾燥機の電源を切るための制御が開始されると、制御手段71は、ステップST16にて排水ポンプ68の動作を開始し、第6の所定時間が経過すると、ステップST17にて終了時動作時間が経過したと判断し、ステップST18にて排水ポンプ68の動作を停止するようにしたものである。
以上のように、本制御例によれば、制御手段71は、洗濯乾燥機の電源切時に、第6の所定時間排水ポンプ68を動作させることにより、乾燥行程終了時に排水タンク67内の結露水を排出することとなり、排水タンク67内に結露水を長時間滞留させることのない洗濯乾燥機を提供することができる。
以上のように、本発明にかかる洗濯乾燥機は、1つの排水管で洗濯水、結露水の両方を
外に排水できるので、家庭用、業務用洗濯乾燥機に広く適用できる。
本発明の第1の実施の形態における洗濯乾燥機を背面から見た斜視図 同洗濯乾燥機の側断面図 同洗濯乾燥機の排水弁の拡大断面図 同洗濯乾燥機の排水ポンプの他の制御例を示す制御手段のフローチャート 同洗濯乾燥機の排水ポンプの他の制御例を示す制御手段のフローチャート 同洗濯乾燥機の排水ポンプの他の制御例を示す制御手段のフローチャート 同洗濯乾燥機の排水ポンプの他の制御例を示す制御手段のフローチャート 同洗濯乾燥機の排水ポンプの他の制御例を示す制御手段のフローチャート 同洗濯乾燥機の排水ポンプの他の制御例を示す制御手段のフローチャート 従来の洗濯乾燥機の側断面図
25 洗濯乾燥機本体(本体)
26 洗濯槽
28 回転ドラム
38 吸熱器(除湿手段)
47 洗濯排水路
48 結露排水路
49 排水管
67 排水タンク
68 排水ポンプ

Claims (5)

  1. 衣類が投入される回転ドラムと、前記回転ドラムを回転自在に収納する洗濯槽と、前記衣類の乾燥時に乾燥用空気を冷却して湿気を結露水として回収する除湿手段と前記除湿手段により除湿された乾燥用空気を加熱する加熱手段とを有するヒートポンプ装置と、前記洗濯槽の内壁上部に設けられた開口部から延設されたダクトと、前記開口部およびダクトを介して排出された前記乾燥用空気を前記ヒートポンプ装置に送風するように構成された第1のフレキシブルホースと、前記ヒートポンプ装置により加熱された乾燥用空気を前記洗濯槽の背面より前記回転ドラム内に送風するように構成された第2のフレキシブルホースと、前記乾燥用空気を循環させる送風手段と、前記除湿手段で回収された結露水をためる排水タンクと、前記排水タンク内の結露水をくみ上げる排水ポンプと、前記排水ポンプでみ上げられた結露水を排水する結露排水路と、前記洗濯槽からの排水を流す洗濯排水路と、前記洗濯排水路からの排水を制御する排水弁と、一端が大気に開口し他端に前記結露排水路と前記洗濯排水路が接続された一つの排水管と、前記排水ポンプを駆動制御する制御手段と、前記制御手段に設定されている値を変更可能な操作手段とを備え、洗濯、すすぎ、脱水、乾燥の各行程を実行可能な洗濯乾燥機であって、
    前記制御手段は、前記乾燥行程実行時においては、開始時に、前記排水ポンプを第4の所定時間動作させるようにし、その後、前記排水ポンプを、所定の停止時間経過後に動作させた後、所定の動作時間が経過後に停止させる間欠動作を繰り返すようにし、前記所定の停止時間および/または前記所定の動作時間は、前記操作手段により変更可能とした洗濯乾燥機。
  2. 制御手段は、濯行実行時おいて、排水ポンプを、所定の停止時間経過後に動作させ、かつ所定の動作時間が経過後に停止させる動作を繰り返すようにした請求項に記載の洗濯乾燥機。
  3. 電源投入時に、排水ポンプを第1の所定時間動作させるようにした請求項1または2に記載の洗濯乾燥機。
  4. 乾燥行程終了時に、排水ポンプを第5の所定時間動作させるようにした請求項1〜のいずれか1項に記載の洗濯乾燥機。
  5. 本体の電源を切った時に、排水ポンプを第6の所定時間動作させるようにした請求項1〜のいずれか1項に記載の洗濯乾燥機。
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