JP2008055075A - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP2008055075A
JP2008055075A JP2006238468A JP2006238468A JP2008055075A JP 2008055075 A JP2008055075 A JP 2008055075A JP 2006238468 A JP2006238468 A JP 2006238468A JP 2006238468 A JP2006238468 A JP 2006238468A JP 2008055075 A JP2008055075 A JP 2008055075A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
board
fastening
cover member
side connector
state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006238468A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4468929B2 (ja
Inventor
Kenichi Hiraishi
健一 平石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sophia Co Ltd
Original Assignee
Sophia Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sophia Co Ltd filed Critical Sophia Co Ltd
Priority to JP2006238468A priority Critical patent/JP4468929B2/ja
Publication of JP2008055075A publication Critical patent/JP2008055075A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4468929B2 publication Critical patent/JP4468929B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】制御基板が基板ボックスに収納された制御装置に対する改竄を困難にすると共に、不正に制御装置を開放しようとした履歴を確実に確認できる遊技機を提供する。
【解決手段】各種電子・電気パーツとコネクタを実装した遊技制御基板20をベース部材30と蓋部材40よりなる基板ボックス50に収納し、該基板ボックス50に設けた止着部51を覆うようにカバー部材60を取り付けることで遊技制御装置7を構成し、基板ボックス50の止着部51にネジ44が適正に止着されていないと、ネジ44の頭部が邪魔になってカバー部材60を基板ボックス50へ取り付けることができず、基板ボックス50に取り付けたカバー部材60は、破壊しないと取り外せない固着手段70により基板ボックス50へ固着することで、基板ボックス50を開放するためには、固着手段70の破壊に加えて止着部51のネジ44を外す操作が必須となるようにした。
【選択図】図5

Description

本発明は、遊技に使用される電気部品を制御する制御基板を蓋部材とベース部材とからなる基板ボックスに収容してなる制御装置を備えた遊技機に関する。
従来より、遊技機は各種の制御装置を備えており、特に、主たる遊技制御を行う遊技制御装置は、各種の電子・電気パーツが実装された遊技制御基板を制御基板ボックスに収納した構成となっている。この制御基板ボックスは、遊技制御基板を固定・保持するベース部材の開口面を蓋部材で閉止するもので、蓋部材から接続用コネクタ部のみを露出させ、遊技制御基板の電子・電気パーツが外部に露出しないようになっている。
よって、内部に収納した遊技制御基板に対する不正な改竄を防止するためには、制御基板ボックスが容易に開放されないようにすればよいので、ベース部材と蓋部材を閉止した後、ベース部材の一部と蓋部材の一部を分離不能に固着する固着手段を制御基板ボックスに複数設けておき、ニッパ等の工具を用いて固着手段を切除してベース部材と蓋部材から取り除かないと制御基板ボックスを開放できないようにした構造の遊技制御装置を備える遊技機が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2005−253735号公報
この特許文献1に記載の発明によれば、固着手段の切除された数が遊技制御装置の開放履歴として残るので、不正改竄が行われた可能性のある不適正な開放履歴から、遊技制御基板に対する不正な改竄を的確に判断することが可能となる。
しかしながら、特許文献1に記載の発明では、固着手段の1カ所をニッパなどで破壊すれば、ネジを回して緩めるなどの作業をしなくても簡単に制御基板ボックスを開放できるため、不正ロム交換などの不正行為が素早く行われてしまうという問題がある。すなわち、不正改竄を行う不正遊技者にとっては、不正改竄を行った遊技機の遊技制御装置に開放履歴が残ってしまっても、この不正な開放履歴が確認されるまでの期間は不正遊技機として稼働しているので、不正遊技者が十分に利益を獲得できる可能性があるし、不正改竄が早期に発見されたとしても、改めて他の遊技機で不正改竄を行うことが容易であるから、開放履歴が残っても不正改竄に対する抑止効果は低く、遊技制御装置に開放履歴を残すだけでは、本質的な問題解決にならないのである。
なお、このような不正改竄を野放しにしないためには、遊技制御装置の開放履歴確認を毎日定期的に行えば良いと考えられるものの、遊技店には多くの遊技機が設置されており、遊技機1台ごとに前面枠を開放して遊技制御装置が不正に開放されていないか確認する作業には、多大な労力を要するため、全ての遊技機を毎日確認することは遊技店にとって大きな負担となり、現実的な解決法とは言えない。
また、各遊技機からの遊技情報を収集管理する管理装置の提示情報に基づいて不正改竄された遊技機を推定し、該当する遊技機を実際に確認して遊技制御装置の不正な開放履歴を発見する方法もあるが、遊技機に対する不正ロム交換などの不正改竄が行われてから、管理装置の提示情報で異常な遊技機の存在に気付くまでには、既に相当期間が経過している場合が多く、不正行為により少なからぬ損失を遊技店が被ってしまう。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑み、制御基板が基板ボックスに収納された制御装置に対する改竄を困難にすると共に、不正に制御装置を開放しようとした履歴を確実に確認できるようにした遊技機の提供を目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に係る発明は、遊技に使用される電気部品を制御する制御基板を蓋部材とベース部材とからなる基板ボックスに収容してなる制御装置を備えた遊技機において、前記蓋部材とベース部材とを止着部材により止着した閉状態と、止着部材による止着を解除して前記蓋部材と前記ベース部材とを開放可能とした開放可能状態と、に変換可能な止着部を設け、前記基板ボックスには、前記止着部を覆うカバー部材を設け、前記カバー部材は、破壊しないと取り外せないように固着する固着手段により基板ボックスへ固着したことを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、上記請求項1に記載の遊技機において、前記止着部材はネジにより構成し、前記止着部のネジを緩めて前記蓋部材と前記ベース部材とを開放できる開放可能状態にしても、前記止着部からネジが外れることを阻止するネジ抜け阻止手段を設け、前記止着部にネジを締め付けて閉状態にしないと、前記カバー部材を固着手段により基板ボックスへ固着できないようにしたことを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、上記請求項1又は請求項2に記載の遊技機において、前記カバー部材の前記基板ボックスへの取り付けを許容する取付許容状態と、前記カバー部材の前記基板ボックスへの取り付けを阻止する取付阻止状態とに変換可能な第1取付阻止手段を基板ボックスに設け、前記第1取付阻止手段は、前記止着部材が止着部に止着されていない開放可能状態においては取付阻止状態に変換し、前記止着部材が止着部に止着された閉状態においては取付許容状態に変換することを特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、上記請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の遊技機において、前記制御基板には、前記電気部品から延出する各種配線コードに接続されるコード側コネクタを取り付けることで前記電気部品と当該制御基板とを電気的に接続する基板側コネクタを設け、前記基板側コネクタを表出させた状態で前記制御基板を前記基板ボックスに収容し、前記カバー部材を前記基板ボックスに取り付けると、前記基板側コネクタ及び該基板側コネクタに取り付けられたコード側コネクタを覆うようにしたことを特徴とする。
また、請求項5に係る発明は、上記請求項4に記載の遊技機において、前記カバー部材の前記基板ボックスへの取り付けを許容する取付許容状態と、前記カバー部材の前記基板ボックスへの取り付けを阻止する取付阻止状態とに変換可能な第2取付阻止手段を設け、前記第2取付阻止手段は、前記基板側コネクタに前記コード側コネクタを取り付けていないと前記取付阻止状態に変換し、前記基板側コネクタに前記コード側コネクタを取り付けると前記許容状態に変換するようにしたことを特徴とする。
請求項1に係る遊技機によれば、前記蓋部材とベース部材とを止着部材により止着した閉状態と、止着部材による止着を解除して前記蓋部材と前記ベース部材とを開放可能とした開放可能状態と、に変換可能な止着部を設け、前記基板ボックスには、前記止着部を覆うカバー部材を設け、前記カバー部材は、破壊しないと取り外せないように固着する固着手段により基板ボックスへ固着したので、固着手段を破壊しただけでは基板ボックスを開放することはできず、カバー部材を基板ボックスから取り外して現れる止着部を開放可能状態へ変換させるべく、止着部材による止着を解除しなければ、基板ボックスを開放することができない。すなわち、制御装置の制御基板に対して不正を行うためには、止着部における止着部材の止着を解除するために長時間を要するので、制御基板に対する改竄作業が非常に困難となり、不正行為の抑止に好適である。
また、請求項2に係る遊技機によれば、前記止着部材はネジにより構成し、前記止着部のネジを緩めて前記蓋部材と前記ベース部材とを開放できる開放可能状態にしても、前記止着部からネジが外れることを阻止するネジ抜け阻止手段を設け、前記止着部にネジを締め付けて閉状態にしないと、前記カバー部材を固着手段により基板ボックスへ固着できないようにしたので、正規に基板ボックスを開放した際に、止着部へネジを締めないままカバー部材を基板ボックスへ固着してしまうミスを防げる。また、不正遊技者と共謀した遊技店員が故意に止着部のネジを締めないでカバー部材を基板ボックスへ固着しておくような不正行為の幇助も不可能となる。
また、請求項3に係る遊技機によれば、前記カバー部材の前記基板ボックスへの取り付けを許容する取付許容状態と、前記カバー部材の前記基板ボックスへの取り付けを阻止する取付阻止状態とに変換可能な第1取付阻止手段を基板ボックスに設け、前記第1取付阻止手段は、前記止着部材が止着部に止着されていない開放可能状態においては取付阻止状態に変換し、前記止着部材が止着部に止着された閉状態においては取付許容状態に変換するので、正規に基板ボックスを開放した際に、止着部に止着部材を止着しないままカバー部材を基板ボックスへ取り付けてしまうミスを防げる。また、不正遊技者と共謀した遊技店員等が故意に止着部に止着部材を止着しないでカバー部材を取り付けるような不正行為の幇助も不可能となる。
また、請求項4に係る遊技機によれば、前記制御基板には、前記電気部品から延出する各種配線コードに接続されるコード側コネクタを取り付けることで前記電気部品と当該制御基板とを電気的に接続する基板側コネクタを設け、前記基板側コネクタを表出させた状態で前記制御基板を前記基板ボックスに収容し、前記カバー部材を前記基板ボックスに取り付けると、前記基板側コネクタ及び該基板側コネクタに取り付けられたコード側コネクタを覆うようにしたので、基板側コネクタとコード側コネクタとの間に不正基板等を介在させる不正行為を行うには、固着手段を破壊してカバー部材を基板ボックスから取り外す必要が生じ、そのような不正行為を固着手段の破壊履歴として確実に把握することができる。
また、請求項5に係る遊技機によれば、前記カバー部材の前記基板ボックスへの取り付けを許容する取付許容状態と、前記カバー部材の前記基板ボックスへの取り付けを阻止する取付阻止状態とに変換可能な第2取付阻止手段を設け、前記第2取付阻止手段は、前記基板側コネクタに前記コード側コネクタを取り付けていないと前記取付阻止状態に変換し、前記基板側コネクタに前記コード側コネクタを取り付けると前記許容状態に変換するようにしたので、基板側コネクタとコード側コネクタとの間に不正基板等を介在させる不正行為を行うと、第2取付阻止手段は取付許容状態に変換しないためにカバー部材を基板ボックスへ取り付けることが不可能となる。よって、不正遊技者と共謀した遊技店員等が故意に基板側コネクタとコード側コネクタとの間に不正基板等を介在させた状態で基板ボックスへカバー部材を取り付けるような不正行為の幇助も不可能となる。
次に、本発明に係る遊技機の実施形態を添付図面に基づき詳細に説明する。
図1に示すのは、弾球遊技を行える遊技機1の正面図である。本実施形態として示す遊技機1には遊技に関連した各種機能(後に詳述)を付加し、遊技機1の一側方には、プリペイドカード(所定の金額で予め販売される弾球遊技用のカードであって、通貨と等価な有価データを記憶させたものをいう)の使用を可能ならしめるカード制御機能や球貸制御機能等を付加した球貸ユニット(図示を省略)を設け、球貸ユニットで借り受けた遊技球を用いて遊技機1で遊技を行えるようにした。なお、球貸ユニットが備える機能の全部もしくは一部を遊技機1に付加し、遊技機1から遊技球を貸し出すようにしても良い。
遊技機1は、額縁状の本体枠2の前面側に各種の遊技機能部が設けられた前面枠3を開閉可能に設け、該前面枠3の前面側に透明部材保持枠4と上皿ユニット5を各々開閉可能に設け、更に前面枠3の最下部には下皿ユニット6を固着した外観を有するものである。透明部材保持枠4は、透明なガラスや硬質合成樹脂等よりなる透明部材4aを保持するもので、この透明部材4aから図示を省略した遊技盤の遊技領域が遊技者に視認される。上皿ユニット5は、遊技球を貯留可能な上皿貯留部51を備え、遊技に伴って遊技球を順次発射装置へ供給する。下皿ユニット6は、上皿貯留部51が満杯になってオーバーフローした遊技球あるいは遊技者が球抜き操作部52を操作することにより上皿貯留部51から抜き出された遊技球が導入される下皿貯留部61や遊技者が操作する操作ハンドル62等を備える。
上述した遊技機1の裏側には、図2に示すように、遊技機としての諸機能を実現するための機構(例えば、島設備より供給される遊技球を受けて貯留して球貸要求に応じた球排出や賞球排出を行う機構、遊技盤に設けられた各種入賞口へ入賞して回収された遊技球や何れの入賞口にも入賞せずにアウト口から回収された遊技球を機外の回収球搬送路へ導く遊技球回収機構など)のほか、遊技盤に設けた各種遊技装置の動作制御などを行うことで遊技の進行を統括的に制御する遊技制御装置7、球排出や打球の発射制御を行う排出・発射制御装置8、各部へ所定の電源を供給する電源装置9等の各種装置を適所に設けてある。
遊技機1の裏面側に設けられる各種装置は、遊技の円滑な制御に不可欠であり、不正に改竄されたり、意図的に誤動作させられたりすると、遊技機1の信頼性を損なうことになる。特に、遊技進行の統括的な制御を行う遊技制御装置7は、遊技制御のプログラム等を記憶保持しているため、その秘匿性を担保する必要から、開封には制限を加えるものとなっている。以下、遊技制御装置7の詳細な構造について説明する。
図3は、遊技制御装置7の外観斜視図であり、遊技機1の動作に関わる制御を実行するための各種電子・電気パーツとコネクタを実装した略四角形状の遊技制御基板20を、合成樹脂製のベース部材30と蓋部材40よりなる基板ボックス50に収納し、該基板ボックス50に設けた止着部51(図4を参照)をカバー部材60で覆い、このカバー部材60は、破壊しないと取り外せないように固着する固着手段70により基板ボックス50へ固着したものである。なお、遊技制御基板20の各コネクタ21…は、電気部品から延出する各種配線コードに接続されるコード側コネクタを取り付けるために、蓋部材40のコネクタ挿通部を介して外部に露出させておく。
また、基板ボックス50には、例えば、ベース部材30に設けた係合受け部材と蓋部材40に設けた係合凸片とからなる係合部52…を適宜形成し、ベース部材30と蓋部材40を相対的に係合方向へスライドさせるとベース部材30と蓋部材40が分離できない係合状態となり、ベース部材30と蓋部材40を相対的に反係合方向へスライドさせるとベース部材30と蓋部材40が分離できる非係合状態に戻る。
この係脱自在な係合部52によって、遊技制御基板20を収容した基板ボックス50が容易に開放されない係合状態にすると、ベース部材30の係止部形成壁31側に設けた突板部32のネジ受け孔33に対して、蓋部材40の係止部形成壁41に設けた突板部42のネジ止め部43に螺着・保持された止着部材たるネジ44をネジ止め可能な状態となる(図5(a)を参照)。
そして、ベース部材30と蓋部材40とを係合状態とした基板ボックス50において、ネジ44をネジ受け孔33に螺嵌すると、ベース部材30と蓋部材40を非係合状態へ戻すようにスライドさせることができなくなり、基板ボックス50は閉状態となる。一方、ネジ44をネジ受け孔33から外すと、ベース部材30と蓋部材40を非係合状態へ戻すようにスライドさせることが可能となり、基板ボックス50は開放可能状態となる。
すなわち、本実施形態に示す遊技機1においては、ベース部材30の突板部42に設けたネジ受け孔33と蓋部材40の突板部42に設けたネジ止め部43が協働することで、止着部51(蓋部材40とベース部材30とを止着部材により止着した閉状態と、止着部材による止着を解除して蓋部材40とベース部材30とを開放可能とした開放可能状態と、に変換可能な止着部)となる。なお、止着部51は、1箇所でも構わないが、本構成例においては、7箇所並設し、全ての止着部51…に対して、ネジ44の着脱を行わなければ、基板ボックス50を閉状態あるいは開放可能状態に変換できないものとした。
さらに、ネジ44の外周適所には抜け止め突部44aを設けてあり、この抜け止め突部44aがネジ止め部43の内空部を狭める障壁部43aに当接することで、ネジ44がネジ止め部33から抜け落ちることを阻止する。すなわち、本構成例においては、ネジ44に設けた抜け止め突部44aとネジ止め部43に設けた障壁部43aが協働することで、「止着部のネジを緩めて蓋部材とベース部材とを開放できる開放可能状態にしても、止着部からネジが外れることを阻止するネジ抜け阻止手段」として機能するのである。また、ネジ44がネジ受け孔33に螺入されていないときは、ネジ44の頭部がネジ止め部43の頂部43bよりも突出した状態(図5(a)を参照)となるが、ネジ44がネジ受け孔33に適宜長さまで螺入されると、ネジ44の頭部はネジ止め部43の頂部43bよりも突出しなくなる(図5(b)を参照)。
上記のように構成した止着部51…を覆うカバー部材60は、例えば、ネジ止め部43の頂部43bを覆うように蓋部材40側に取り付け、止着部材たるネジ44を操作できないようにする。斯くするために、カバー部材60は、蓋部材40の係止部形成壁41の壁面に一側縁が当接した状態で各ネジ止め部33…の頂部33bを覆う主カバー壁61と、この主カバー壁61の他側縁に連設されて蓋部材40の固着部形成壁41とほぼ平行な重合部形成壁62と、これら主カバー壁61および重合部形成壁62の両側端縁に各々連なる第1側壁63および第2側壁64を備える。
そして、カバー部材60を基板ボックス50へ適正に取り付けると、図5(b)に示すように、カバー部材60の固着部形成壁41の端縁がベース部材30の突板部32に当接し、第1,第2側壁63,64が蓋部材40の係止部形成壁41および突板部42に各々当接し、主カバー壁61がネジ止め部43の頂部43bを覆う状態になる。このとき、カバー部材60の重合部形成壁62に形成した複数(例えば、4個)のカバー側重合部65と、ベース部材30における突板部32の突出端に形成した複数(例えば、4個)のボックス側重合部34とが相互に重なり合い、固着手段70を構成する。
上記カバー側重合部65は、重合部形成壁62から突出する切除部65aと、該切除部65aの延出端側に設けた固着部65bとからなる。ボックス側重合部34も、同様に、ベース部材30の突板部32から突出する切除部34aと、該切除部34aの延出端側に設けた固着部34bとからなる。カバー部材60を基板ボックス50へ適正に取り付けたとき、カバー側重合部65の固着部65bが有する固着孔とボックス側重合部34の固着部34bが有する固着孔とは相互に連通する状態となり、締め付けると緩めることができないワンウェイネジ71で固着部65bから固着部34bへ締め付けると、固着部65b,34bからワンウェイネジ71を外せないために、基板ボックス50からカバー部材60を取り外すことができなくなる。また、切除部65a,34aは、ニッパー等の切断具によって比較的容易に切断できる部位であり、カバー側重合部65とボックス側重合部34とが重なり合ったまま、切除部65a,34aを切断すると(固着手段70を破壊すると)、ワンウェイネジ71で固着された固着部65b,34bが除去され、基板ボックス50からカバー部材60を取り外すことができる。
このように、本実施形態に係る遊技機1においては、破壊しなければ取り外すことができない固着手段70によってカバー部材60を基板ボックス50へ固着するので、固着手段70の破壊状況がカバー部材60を取り外した履歴として残るし、基板ボックス50を開放するには、カバー部材60を基板ボックス50から取り外して現れる止着部51…を開放可能状態へ変換させるべく、全てのネジ止め部43のネジ44を外さなければならない。すなわち、遊技制御装置7の遊技制御基板20に対して不正を行うためには、全ての止着部51…におけるネジ44を外すために長時間を要するので、遊技制御基板20に対する改竄作業が非常に困難となり、不正行為の抑止に好適である。
また、遊技制御基板20における各種電子・電気パーツの実装面が蓋部材40の内空部に臨み、電子・電気パーツの実装されていない面が蓋部材40の開口側に臨むように、遊技制御基板20を蓋部材40へビス止めする構造にしておけば(図5(a),(b)を参照)、不正目的で、全ての止着部51…が開放可能状態へ変換され、基板ボックス50が開放されても、更に蓋部材40から遊技制御基板20を取り出すためにビスを外さなければならないので、遊技制御基板20に対する改竄作業が一層困難となり、不正行為の抑止効果をより高めることができる。
加えて、本実施形態に係る遊技機1においては、カバー部材60を基板ボックス50へ適正に取り付けたとき、蓋部材40の止着部形成壁41に突出形成したカバー部材位置規制部45がカバー部材60の主カバー壁61の外面に近接した状態となり、カバー部材位置規制部45とネジ止め部43の頂部43bとの配置関係から、カバー部材60の主カバー壁61を適正な状態で導入できる導入可能領域を制限し、ネジ止め部43の頂部43bとカバー部材60の主カバー壁61とが離隔した状態では、カバー部材位置規制部45が障害となって、主カバー壁61の端縁が蓋部材40の止着部形成壁41に当着するように取り付けることができないようにした。
すなわち、止着部51にネジ44を締め付けて閉状態にしないと、ネジ44の頭部がネジ止め部43の頂部43bよりも突出しているために、カバー部材60を基板ボックス50へ適正に取り付けることができず、カバー側重合部65とボックス側重合部34とが重なり合った固着手段70を構成できないために、ワンウェイネジ71による固着ができないのである。よって、正規に基板ボックス50を開放した際に、止着部51へネジ44を締めないままカバー部材60を基板ボックス50へ固着してしまうミスを防げる。また、不正遊技者と共謀した遊技店員が故意に止着部51のネジ44を締めないでカバー部材60を基板ボックス50へ固着しておくような不正行為の幇助も不可能となる。
なお、本構成例においては、カバー部材位置規制部45とネジ止め部43の頂部43bとの配置関係およびネジ止め部43におけるネジ44の抜け止め阻止構造により、「カバー部材の前記基板ボックスへの取り付けを許容する取付許容状態と、前記カバー部材の前記基板ボックスへの取り付けを阻止する取付阻止状態とに変換可能な第1取付阻止手段」を構成するので、止着部材たるネジ44が止着部51に止着されていない開放可能状態が、カバー部材60を適正位置へ取り付けられない取付阻止状態であると同時に、固着手段70による固着も不可能な状態となる構造を採用したが、これに限らず、止着部51へネジ44を締め付けていない開放可能状態で、カバー部材60を基板ボックス50へ取り付けることは可能であるものの、固着手段70をワンウェイネジ71によって固着することは不可能となる構造を採用しても良い。
次に、止着部とコネクタ部をカバー部材で覆う構造を採用した遊技制御装置7′について、図6〜図9に基づいて詳述する。
近年、遊技店で発生している不正として、いわゆる「ぶら下がり基板」と称する不正な基板を遊技機へ取り付けるものがある。この「ぶら下がり基板」の一例として、例えば、遊技盤に設けた始動口センサと遊技制御装置の遊技制御基板との信号線路中に介在させることで、ぶら下がり基板から不正な信号を遊技制御装置へ入力させ、大当たりを発生させるものがある。このような「ぶら下がり基板」を遊技機に取り付ける手口は、遊技制御装置のコネクタ部から始動口センサのコネクタを引き抜き、「ぶら下がり基板」にそのコネクタを接続し、ぶら下がり基板からのケーブルに設けたコネクタを遊技制御装置のコネクタに接続するものであり、その取り付け作業時間は短時間で済むし、取り付けられる「ぶら下がり基板」も小型化されているので、ぶら下がり基板による不正を発見することは容易ではない。
そこで、本構成例の遊技制御装置7′においては、止着部と併せてコネクタ部もカバー部材で覆い、コネクタ部を介して「ぶら下がり基板」を取り付けるような不正行為を抑制するのである。すなわち、各種電子・電気パーツとコネクタを実装した略四角形状の遊技制御基板120を、合成樹脂製のベース部材130と蓋部材140よりなる基板ボックス150に収納し、該基板ボックス150に設けた止着部151(図7を参照)と、該止着部151に近接する配置となるように遊技制御基板120に設けたコネクタ配設領域121の基板側コネクタ122…をカバー部材160で覆い、このカバー部材160は、破壊しないと取り外せないように固着する固着手段170により基板ボックス150へ固着したものである。
なお、遊技制御基板120に設ける複数の基板側コネクタ122…は、後述するカバー部材160のスライド方向(取り付け・取り外し方向)へ一列状に整列配置し、電気部品から延出する各種配線コード180に接続されるコード側コネクタ181(例えば、ピン挿通孔を有するメスコネクタ)が基板側コネクタ122(例えば、接続ピンを有するオスコネクタ)に接続された状態でカバー部材160を基板ボックス150へ取り付けた際には、カバー部材160に設けたスリット状の配線挿通空部161を介して各種配線コード180が外部へ導出される(図9(c)を参照)。
また、基板ボックス150には、例えば、ベース部材130に設けた係合受け部131…と蓋部材140に設けた係合凸片141…とからなる係合部152…を適宜形成し、ベース部材130と蓋部材140を相対的に係合方向へスライドさせるとベース部材130と蓋部材140が分離できない係合状態となり、ベース部材130と蓋部材140を相対的に反係合方向へスライドさせるとベース部材130と蓋部材140が分離できる非係合状態に戻る。
この係脱自在な係合部152によって、遊技制御基板120を収容した基板ボックス150が係合状態になると、ベース部材130の内面側適所に突出状に設けた複数の止着ボス132…が蓋部材140の止着板部142に近接あるいは当接すると共に、各止着ボス132…に設けた止着孔132aと止着板部142に設けた止着孔142aとが連通するので、止着部材たる止着ネジ153により蓋部材140の止着板部142とベース部材130の止着ボス132を止着可能となる。すなわち、本構成例においては、ベース部材130の止着ボス132に設けた止着孔132aと蓋部材140の止着板部142に設けた止着孔142aが協働することで、止着部151(蓋部材140とベース部材130とを止着部材により止着した閉状態と、止着部材による止着を解除して蓋部材140とベース部材130とを開放可能とした開放可能状態と、に変換可能な止着部)となる。
そして、カバー部材160を基板ボックス150へ適正に取り付けると、止着部151に加えて、遊技制御基板120の各基板側コネクタ122…および各基板側コネクタ122に接続されたコード側コネクタ181…がカバー部材160によって覆われる。このとき、カバー部材160に複数(例えば、4個)設けたカバー側重合部162と、蓋部材140に複数(例えば、4個)設けたボックス側重合部143とが相互に重なり合い、固着手段170を構成する。
上記カバー側重合部162は、側壁から突出する切除部162aと、該切除部162aの延出端側に設けた固着部162bとからなる。ボックス側重合部143も、同様に、蓋部材140の側壁から突出する切除部143aと、該切除部143aの延出端側に設けた固着部143bとからなる。カバー部材160を基板ボックス150へ適正に取り付けたとき、カバー側重合部162の固着部162bが有する固着孔とボックス側重合部143の固着部143bが有する固着孔とは相互に連通する状態となり、締め付けると緩めることができないワンウェイネジ(図示省略)で固着部162bから固着部143bへ締め付けると、固着部162b,143bからワンウェイネジを外せないために、基板ボックス150からカバー部材160を取り外すことができなくなる。また、切除部162a,143aは、ニッパー等の切断具によって比較的容易に切断できる部位であり、カバー側重合部162とボックス側重合部143とが重なり合ったまま、切除部162a,143aを切断すると(固着手段170を破壊すると)、ワンウェイネジで固着された固着部162b,143bが除去され、基板ボックス150からカバー部材160を取り外すことができる。
本構成例の遊技制御装置7′のように、カバー部材160を基板ボックス150に取り付けると、止着部151と併せて、基板側コネクタ122…及び該基板側コネクタ122に取り付けられたコード側コネクタ181…を覆うことができるので、基板側コネクタ122とコード側コネクタ181との間に不正基板等を介在させる不正行為を行うには、固着手段170を破壊してカバー部材160を基板ボックス150から取り外す必要が生じ、そのような不正行為を固着手段170の破壊履歴として確実に把握することができる。なお、基板ボックス150の適所(例えば、蓋部材140)に、ボックス開封履歴記入シート144aやカバー開封履歴記入シート144bを設けておき、これらに正規の開封履歴を随時記入しておけば、記入事項と破壊された固着手段170の数から、不正な開封動作が行われたことを判別し易くなる。
しかしながら、止着部151を覆うカバー部材160は、固着手段170により基板ボックス150に固着するのであるから、遊技制御基板120の基板側コネクタ122…もカバー部材160で覆う構造を採用した場合、新台入れ替え時などにコード側コネクタ181の差し忘れや差し間違いがあると、固着手段170を破壊してカバー部材160を基板ボックス150から取り外さなければ、コード側コネクタ181の付け直しを行えないので、不便である。特に、遊技制御装置7′に設ける固着手段170の数は限られており、固着手段170を全て破壊してしまうと、カバー部材160を取り付けることができなくなってしまうし、警察が立ち会わないとカバー部材160を外せない場合には、その都度、警察を呼ばなければならない。このような問題点に鑑み、本構成例として示す遊技制御装置7′には、全ての全ての基板側コネクタ122…に対してコード側コネクタ181が適切に接続されていないと、カバー部材160を取り付けることができない構造を採用した。以下、これについて詳述する。
まず、カバー部材160におけるカバー側重合部162を設けた側面部の下縁より屈曲状に設けた第1スライド部163aを、この第1スライド部163aに相対向するように第2スライド部163bを設け、基板ボックス150に形成した第1スライドガイド凹部154aと第2スライドガイド凹部154bの側端開口より第1,第2スライド部163a,163bを嵌入させ、取付方向(図8中、矢印Aで示す)へ奥までスライドさせることにより、全てのコード側コネクタ181…および止着部151をカバー部材160で覆う状態となる。このときに、前述したように、カバー側重合部162とボックス側重合部143とが相互に重なり合って固着手段170を構成し、ワンウェイネジによる止着が可能となる。
基板ボックス150における第1スライドガイド凹部154aは、例えば、蓋部材140に設けた第1ガイド片145aと遊技制御基板120との間に形成される空部であり、カバー部材160の第1スライド部163aの厚さと概ね等しいか、若干広い程度となるように設定してある。一方、基板ボックス150における第2スライドガイド凹部154bは、例えば、蓋部材140に設けた第2ガイド片145bと取付規制部材190に設けた複数のスライドガイド片191…との間に形成される空部であり、カバー部材160の第2スライド部163bの厚さと概ね等しいか、若干広い程度となるように設定してある。
しかして、取付規制部材190には、各スライドガイド片191の間にスライド規制片192…を各々設けておき、取付規制部材190が蓋部材140へ適正に取り付けた際には、スライド規制片192の基端部から突出端にむかって徐々に第2ガイド片145bへ近接するように、スライド規制片192の延出方向をスライドガイド片191の延出方向よりも傾斜させているので、スライド規制片192と第2ガイド片145bとの離隔間隔は、スライドガイド片191と第2ガイド片145bとの離隔間隔よりも狭くなり、カバー部材160の第2スライド部163bがスライド規制片192を越えて、更に奥へ挿入されることを阻止する(図9(a)を参照)。
なお、取付規制部材190は、有弾性の合成樹脂等で形成し、適宜な押圧力で取付規制部材190を押圧することで、取付規制部材190の延出方向がスライドガイド片191の延出方向とほぼ同じになるように変形させることができると共に、押圧力を取り去ると、元の傾斜状態に復元可能とする。また、取付規制部材190のスライド規制片192は、遊技制御基板120のコネクタ配設領域121に設けた基板側コネクタ122…に各々対応させて設けると共に、各スライド規制片192の突出端部である接続判定部192aが、基板側コネクタ122に近接した状態となるようにしてある。例えば、図7に示すように、遊技制御基板120のコネクタ配設領域121に4つの基板側コネクタ122…を設けた場合は、各基板側コネクタ122に対応する4つのスライド規制片192…と、各スライド規制片192に隣接する5つのスライドガイド片191…を設ける。
さらに、本構成例においては、スライド規制部材190の取付部193を蓋部材140に設けた規制部材取付部146へ嵌入して取り付け、遊技制御基板120を封入してベース部材130と係合して基板ボックス150を構成した祭には、スライド規制部材190のスライドガイド片191が遊技制御基板120の電子・電気パーツ実装面とほぼ並行に近接もしくは当接する状態となることで、第2ガイド片145bとスライドガイド片191…との間に空部である第2スライドガイド凹部154bがカバー部材160の第2スライド部163bの厚さよりも広くなってしまうことを防止し、スライド規制片192と第2ガイド片145bとの間をカバー部材160の第2スライド部163bが通過してしまうことが無いようにした。
上記のように構成したスライド規制部材190を備える基板ボックス150の基板側コネクタ122に対して、適正なコード側コネクタ181を接続するには、基板側コネクタ122の接続ピン122aがコード側コネクタ181のピン挿通孔へ内挿されるように押し込んで行き(図9(a)中、矢印Bで示す方向)、基板側コネクタ122の係止部122bの係止爪がコード側コネクタ181の適所に係止されるまで押圧する。このとき、コード側コネクタ181における第2スライドガイド凹部154bに臨む側面の適所から突出形成した規制解除突部181aがスライド規制部材190のスライド規制片192における接続判定部192aにちょうど当接し、遊技制御基板120の電子・電気パーツ実装面へ向けてスライド規制片192を押圧することにより、少なくとも、スライド規制片192の基端側における第2ガイド片145bに対抗する面がスライドガイド片191とほぼ面一となる(図9(b)を参照)。
このように、適正なコード側コネクタ181が基板側コネクタ122へ接続されれば、規制解除突部181aがスライド規制片192の接続判定部192aにちょうど当接して、スライド規制片192を遊技制御基板120に向けて押圧するので、スライド規制片192と第2ガイド片145bとの間をカバー部材160の第2スライド部163bが通過可能な空部が確保され、カバー部材160の第2スライド部163bがスライド規制片192を越えて、更に奥へ挿入されることを許容する(図9(c)を参照)。
すなわち、本構成例の遊技制御装置7′においては、蓋部材140に取り付けるスライド規制部材190と蓋部材140に形成した第2ガイド片145bとが協働することで、「カバー部材の基板ボックスへの取り付けを許容する取付許容状態と、カバー部材の基板ボックスへの取り付けを阻止する取付阻止状態とに変換可能な第2取付阻止手段」として機能すると共に、この第2取付阻止手段は、基板側コネクタ122にコード側コネクタ181を取り付けていないと取付阻止状態に変換し、基板側コネクタ122にコード側コネクタ181を取り付けると許容状態に変換するようにしたので、基板側コネクタ122とコード側コネクタ181との間に不正基板等を介在させる不正行為を行うと、第2取付阻止手段は取付許容状態に変換しないために、カバー部材160を基板ボックス150へ取り付けることが不可能となる。よって、不正遊技者と共謀した遊技店員等が故意に基板側コネクタ122とコード側コネクタ181との間に不正基板等を介在させた状態で基板ボックス150へカバー部材160を取り付けるような不正行為の幇助も困難となる。
なお、上述したスライド規制部材140の構成では、基板側コネクタ122に対して適正なコード側コネクタ181が取り付けられていれば、止着部151が止着状態になっていなくても、カバー部材160を装着することができる。そこで、前述した遊技制御装置7で採用した第1取付阻止手段としての機能を遊技制御装置7′にも付加する場合の構成例を、図10に基づき説明する。
第1,第2取付阻止手段としての機能を実現するために、スライド規制部材190′は、コネクタ配設領域121よりも更に奥側の止着部151(蓋部材140における止着板部142を設けた領域)まで延出する構造とし、スライド規制部材190′に設けたスライド規制片194がちょうど止着板部142の止着孔142aに対応する部位まで延在するように設定しておく。すなわち、止着部材たる止着ネジ153を蓋部材140の止着孔142aからベース部材130の止着孔132aへ締着するためには、スライド規制片194の止着孔194aから止着板部142の止着孔142aへ止着ネジ153を通さなければならない構造とする(図10(a)を参照)。
そして、スライド規制片194は、基板側コネクタ122に対応させて設けたスライド規制片192と同様に、その延出方向を傾斜させているので、スライド規制片194と第2ガイド片145bとの離隔間隔は、スライドガイド片191と第2ガイド片145bとの離隔間隔よりも狭くなり、カバー部材160の第2スライド部163bがスライド規制片194を越えて、更に奥へ挿入されることを阻止する。
一方、スライド規制片194の止着孔194aから止着板部142の止着孔142aへ止着ネジ153を締め付けると、スライド規制片194の基端部が遊技制御基板120の電子・電気パーツ実装面および止着板部142の外面へ押圧され、少なくとも、スライド規制片194の基端側における第2ガイド片145bに対抗する面がスライドガイド片191とほぼ面一となる(図10(b)を参照)。
このように、止着部151において、スライド規制片194の止着孔194aから止着板部142の止着孔142aへ止着ネジ153を締め付けておけば、スライド規制片192が遊技制御基板120および止着板部142に向けて押圧されるので、スライド規制片194と第2ガイド片145bとの間にカバー部材160の第2スライド部163bを通過させ得る空部が確保され、カバー部材160の第2スライド部163bがスライド規制片194を越えて、更に奥へ挿入されることを許容する(図10(c)を参照)。
すなわち、スライド規制部材190′を用いた構成例においては、止着板部142の止着孔142aに対応する部位まで延在させて止着孔194aを形成したスライド規制片194を有するスライド規制部材190′と蓋部材140に形成した第2ガイド片145bとが協働することで、「カバー部材の基板ボックスへの取り付けを許容する取付許容状態と、カバー部材の基板ボックスへの取り付けを阻止する取付阻止状態とに変換可能な第1取付阻止手段」として機能すると共に、この第1取付阻止手段は、止着ネジ153が止着部151に止着されていない開放可能状態においては取付阻止状態となり、止着ネジ153が止着部151に止着された閉状態においては取付許容状態に変換するので、正規に基板ボックス150を開放した際に、止着部151へ止着ネジ153を締めないままカバー部材160を基板ボックス150へ固着してしまうミスを防げる。また、不正遊技者と共謀した遊技店員が故意に止着部151へ止着ネジ153を締めないでカバー部材160を基板ボックス150へ固着しておくような不正行為の幇助も不可能となる。
上述した第1,第2取付阻止手段としての機能は、スライド規制部材190,190′のように、スライド規制片192,194を遊技制御基板120の電子・電気パーツ実装面や止着板部142へ押圧することで、カバー部材160の第2スライド部163bを通過可能な状態(取付許容状態)へ変換させるものとしたが、これに限らず、他の手法を適宜用いて実現可能である。
例えば、図11に示す第2取付阻止手段においては、取付ガイド部材195と変換部材196によって、上述したスライド規制部材190と同様の機能を実現する。取付ガイド部材195は、蓋部材140′のガイド部材取付部147に保持される取付部195aの開放側端部(遊技制御基板120に近接もしくは当接する側の端部)より基板側コネクタ122配設部位に向けて延出するスライドガイド部195bを備え、このスライドガイド部195bと蓋部材140′の第2ガイド片145bとの間にカバー部材160の第2スライド部163bを通過させ得る第2スライドガイド凹部154bが形成されるものである。
一方、変換部材196は薄板状のスライド部196aを備え、基板側コネクタ122の配設部位に各々対応するよう、上記取付ガイド部材195のスライドガイド部163bに対して設けた変換部材ガイド凹部195cにスライド部196aを配置することで、スライド部196aの自由端部(基板側コネクタ122に当接可能な端部)に設けた当接部196bが基板側コネクタ122の基部122cに当接した取付阻止状態と当接部196bが基板側コネクタ122の基部122cから離隔した取付許容状態とに変換可能とする。
上記変換部材196の保持端部(上記自由端部と反対側の端部)には抜け止め弾性部196cを設け、この抜け止め弾性部196cを蓋部材140′の変換部材保持空部148内へ収容すると、抜け止め弾性部196cの弾性力によって当接部196bを基板側コネクタ122の基部122cに当接させる押圧力が生じ、常態においては、抜け止め弾性部196cによって変換部材196は取付阻止状態に保持される(図11(a)を参照)。なお、変換部材196のスライド部196aの保持端部において第2ガイド片145bに向けて膨出する取付規制部196dを設けてあり、取付阻止状態においては、変換部材196の取付規制部196dがカバー部材160の第2スライド部163bの通過を阻止するように第2スライドガイド凹部154bの奥行(図11においては左右方向の幅)を狭めているため、カバー部材160の第2スライド部163bが変換部材196を越えて、更に奥へ挿入されることを阻止する。
また、変換部材196の当接部196bには押圧受け部196eを設け、コード側コネクタ181′の押圧部181b(基板側コネクタ122の基部122cに当着する部位)によって押圧受け部196eが押圧されると、変換部材196が取付許容状態へ変換される。すなわち、基板側コネクタ122の接続ピン122aがコード側コネクタ181′のピン挿通孔へ内挿されるように押し込んで行き(図11(a)中、矢印Bで示す方向)、基板側コネクタ122の係止部122bの係止爪がコード側コネクタ181の適所に係止されるまで押圧すると、コード側コネクタ181′の押圧部181bの押圧力を受ける変換部材196の押圧受け部196eによって、当接部196bを基板側コネクタ122から離隔させる方向(図11(b)中、矢印Cで示す方向)の力が生じ、抜け止め弾性部196cの弾性力に抗して、スライド部196aおよび取付規制部196dは基板側コネクタ122から遠ざかる方向へ移動する(図11(b)を参照)。
このように、コード側コネクタ181′が基板側コネクタ122へ接続されれば、変換部材196の取付規制部196dが蓋部材140′の変換部材保持空部148内へ押し込まれて行くため、カバー部材160の第2スライド部163bの通過を阻止する位置から変換部材196の取付規制部196dが退避し、カバー部材160の第2スライド部163bが変換部材196を越えて、更に奥へ挿入されることを許容する(図11(c)を参照)。
以上本発明を実施形態に基づき具体的に説明したが、本明細書で開示された実施の形態は全て例示であって、開示された技術に限定されるものではないと考えるべきである。すなわち、本発明の技術的な範囲は、上記の実施形態における説明に基づいて制限的に解釈されるものではなく、あくまでも特許請求の範囲の記載に従って解釈すべきであり、特許請求の範囲の記載技術と均等な技術および特許請求の範囲内での全ての変更が含まれる。
例えば、上記の実施形態においては、遊技制御装置7における基板ボックス50の止着部51を覆うカバー部材60を設けるものとしたが、排出・発射制御装置8に対して同様の構成を採用しても良く、遊技に使用される電気部品を制御する制御基板を蓋部材とベース部材とからなる基板ボックスに収容してなる制御装置であれば、どの制御装置に対しても適用可能である。また、本発明は、弾球遊技が可能なパチンコ遊技機のほか、スロットマシン、アレンジボール、雀球遊技機などにも適用可能である。
本発明に係る遊技機の正面図である。 遊技機の裏面図である。 第1構成例に係る遊技機制御装置の斜視図である。 遊技制御装置の分解斜視図である。 カバー部材の取り付け説明図である。 第2構成例に係る遊技制御装置の斜視図である。 基板ボックスの斜視図である。 遊技制御装置の分解斜視図である。 コネクタ配設領域におけるカバー部材の取り付け説明図である。 止着部におけるカバー部材の取り付け説明図である。 コネクタ配設領域における他の構成によるカバー部材の取り付け説明図である。
符号の説明
1 遊技機
7 遊技制御装置
20 遊技制御基板
30 ベース部材
33 ネジ受け孔
34 ボックス側重合部
40 蓋部材
43 ネジ止め部
50 基板ボックス
51 止着部
60 カバー部材
65 カバー側重合部
70 固着手段
71 ワンウェイネジ

Claims (5)

  1. 遊技に使用される電気部品を制御する制御基板を蓋部材とベース部材とからなる基板ボックスに収容してなる制御装置を備えた遊技機において、
    前記蓋部材とベース部材とを止着部材により止着した閉状態と、止着部材による止着を解除して前記蓋部材と前記ベース部材とを開放可能とした開放可能状態と、に変換可能な止着部を設け、
    前記基板ボックスには、前記止着部を覆うカバー部材を設け、
    前記カバー部材は、破壊しないと取り外せないように固着する固着手段により基板ボックスへ固着したことを特徴とする遊技機。
  2. 前記止着部材はネジにより構成し、
    前記止着部のネジを緩めて前記蓋部材と前記ベース部材とを開放できる開放可能状態にしても、前記止着部からネジが外れることを阻止するネジ抜け阻止手段を設け、
    前記止着部にネジを締め付けて閉状態にしないと、前記カバー部材を固着手段により基板ボックスへ固着できないようにしたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記カバー部材の前記基板ボックスへの取り付けを許容する取付許容状態と、前記カバー部材の前記基板ボックスへの取り付けを阻止する取付阻止状態とに変換可能な第1取付阻止手段を基板ボックスに設け、
    前記第1取付阻止手段は、前記止着部材が止着部に止着されていない開放可能状態においては取付阻止状態に変換し、前記止着部材が止着部に止着された閉状態においては取付許容状態に変換することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記制御基板には、前記電気部品から延出する各種配線コードに接続されるコード側コネクタを取り付けることで前記電気部品と当該制御基板とを電気的に接続する基板側コネクタを設け、
    前記基板側コネクタを表出させた状態で前記制御基板を前記基板ボックスに収容し、
    前記カバー部材を前記基板ボックスに取り付けると、前記基板側コネクタ及び該基板側コネクタに取り付けられたコード側コネクタを覆うようにしたことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の遊技機。
  5. 前記カバー部材の前記基板ボックスへの取り付けを許容する取付許容状態と、前記カバー部材の前記基板ボックスへの取り付けを阻止する取付阻止状態とに変換可能な第2取付阻止手段を設け、
    前記第2取付阻止手段は、前記基板側コネクタに前記コード側コネクタを取り付けていないと前記取付阻止状態に変換し、前記基板側コネクタに前記コード側コネクタを取り付けると前記許容状態に変換するようにしたことを特徴とする請求項4に記載の遊技機。
JP2006238468A 2006-09-04 2006-09-04 遊技機 Expired - Fee Related JP4468929B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006238468A JP4468929B2 (ja) 2006-09-04 2006-09-04 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006238468A JP4468929B2 (ja) 2006-09-04 2006-09-04 遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008055075A true JP2008055075A (ja) 2008-03-13
JP4468929B2 JP4468929B2 (ja) 2010-05-26

Family

ID=39238508

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006238468A Expired - Fee Related JP4468929B2 (ja) 2006-09-04 2006-09-04 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4468929B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010082138A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Kyoraku Sangyo Kk 基板保護ケース、遊技機、及び蓋部材取外し治具
JP2010142357A (ja) * 2008-12-17 2010-07-01 Sanyo Product Co Ltd 基板ボックス用カバー部材及びそれを備えた遊技機
JP2011078496A (ja) * 2009-10-05 2011-04-21 Kita Denshi Corp 遊技機用カバー装置と、これを備える遊技機用基板ケース取り付け装置
JP2011147600A (ja) * 2010-01-21 2011-08-04 Fujishoji Co Ltd 遊技機
JP2012157620A (ja) * 2011-02-02 2012-08-23 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2012157621A (ja) * 2011-02-02 2012-08-23 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2015163299A (ja) * 2015-06-16 2015-09-10 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
JP2016063959A (ja) * 2014-09-24 2016-04-28 株式会社北電子 遊技機
JP2016135273A (ja) * 2016-03-14 2016-07-28 株式会社竹屋 遊技機
JP2022118177A (ja) * 2019-08-21 2022-08-12 株式会社パイオニア 遊技機

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004113526A (ja) * 2002-09-26 2004-04-15 Samii Kk 遊技機の制御装置
JP2006218018A (ja) * 2005-02-09 2006-08-24 Samii Kk コネクタの引き抜き制限装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004113526A (ja) * 2002-09-26 2004-04-15 Samii Kk 遊技機の制御装置
JP2006218018A (ja) * 2005-02-09 2006-08-24 Samii Kk コネクタの引き抜き制限装置

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010082138A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Kyoraku Sangyo Kk 基板保護ケース、遊技機、及び蓋部材取外し治具
JP2010142357A (ja) * 2008-12-17 2010-07-01 Sanyo Product Co Ltd 基板ボックス用カバー部材及びそれを備えた遊技機
JP2011078496A (ja) * 2009-10-05 2011-04-21 Kita Denshi Corp 遊技機用カバー装置と、これを備える遊技機用基板ケース取り付け装置
JP2011147600A (ja) * 2010-01-21 2011-08-04 Fujishoji Co Ltd 遊技機
JP2012157620A (ja) * 2011-02-02 2012-08-23 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2012157621A (ja) * 2011-02-02 2012-08-23 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2016063959A (ja) * 2014-09-24 2016-04-28 株式会社北電子 遊技機
JP2015163299A (ja) * 2015-06-16 2015-09-10 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
JP2016135273A (ja) * 2016-03-14 2016-07-28 株式会社竹屋 遊技機
JP2022118177A (ja) * 2019-08-21 2022-08-12 株式会社パイオニア 遊技機
JP7262153B2 (ja) 2019-08-21 2023-04-21 株式会社パイオニア 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP4468929B2 (ja) 2010-05-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4468929B2 (ja) 遊技機
JP4391488B2 (ja) 遊技機
JP2006034784A (ja) コネクタカバー
JP2010201107A (ja) 遊技機
JP2008284310A (ja) 遊技機
JP4933282B2 (ja) 遊技機
JP2004081320A (ja) 遊技機
JP2001029621A (ja) パチンコ遊技機の基板収納ケース
JPH09239095A (ja) 遊技機の基板収納ボックス
JP2002136742A (ja) 遊技機
JP5224025B2 (ja) 遊技機
JP2008093202A (ja) 遊技機
JP5057559B2 (ja) 基板ケース
JP2002085765A (ja) 遊技機
JP2008154897A (ja) 基板ケース
JP5078922B2 (ja) 遊技機
JP2014111040A (ja) 遊技機
JP5962931B2 (ja) 遊技機
JP5626542B2 (ja) 遊技機
JP2010131144A (ja) 遊技機
JP4248641B2 (ja) 遊技機
WO2014061066A1 (ja) カードシュータ用プロテクタおよびテーブルゲームシステム
JP5082159B2 (ja) 遊技機
JP5158342B2 (ja) 遊技機
JP5626543B2 (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090825

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091026

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091201

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100120

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100209

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100225

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4468929

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130305

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130305

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130305

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130305

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140305

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees