JP2008284310A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
或いは取り替えできないようにし、ハーネスに対して不正が行われた際には、その痕跡が
残るようにすることによって、ハーネスに対する不正を未然に回避させる。
【解決手段】複数の電気部品を、ハーネス72を介して電気的に接続させた遊技機におい
て、拘束部73Aと、連結部73Bと、係止部73Cとを有するハーネス封止部材73と
、係止部73Cを係止する受容部74Cとハーネス72を受け止める受け部74Aを有す
る取付部74と、を備え、ハーネス封止部材73の拘束部73Aと取付部74の受け部7
4Aとの間にハーネス72が配置され、係止部73Cが取付部74に係止され、連結部7
3Bが連結部材により取付部74に連結されることによって、ハーネス72が、取付部に
封止解除痕跡を残すことなく解除出来ない封止状態となるようにした。
【選択図】 図28
Description
そして、こうしたハーネスは、遊技機或いは各種電気遊技盤に止着したり、インシュロックにより止め付けたりしていた。
本発明において、電気部品の一例としては、エラー状態の表示を制御する表示制御基板、エラー状態を示す情報を表示する表示部を有する表示装置、通常・時短・確変状態などの状態報知を制御するランプ制御基板、情報報知ランプ(通常状態報知ランプ、時短状態報知ランプ、確変状態報知ランプ、普通図柄の報知ランプ、特別図柄の表示ランプ、確変状態の表示ランプ)、エラー報知音の出力を制御する音声制御基板、エラー報知音を出力するスピーカ、払出制御基板、払出モータ、払出モータにより払い出された遊技球を検出するスイッチ、入賞装置(始動入賞装置・可変入賞装置を含む)、入賞口(始動口・大入賞口を含む)に入球した遊技球を検出するスイッチ、入賞口を開閉する羽や扉を駆動する駆動装置等が挙げられる。この中で、「払出モータ、及び払出モータにより払い出された遊技球を検出するスイッチ」については、賞球払出時において遊技球が払い出されたにもかかわらず払い出されていないように見せかけたり、払出モータを不正に作動させつつ払い出されていないように見せかけたりすることによって多くの遊技球を獲得するといった不正行為がされる場合に標的となる可能性が高く、「始動口に入球口した遊技球を検出するスイッチ」については、検出タイミングを操作することによって抽選結果が当たり結果となるようにして特別遊技状態を強制発生させて多くの遊技球を獲得するといった不正行為がされる場合に標的となる可能性が高く、「大入賞口に入球した遊技球を検出するスイッチ」については、所定個数の入球が終了契機とされている特別遊技状態中に、入球を検出しにも関わらず検出していないことにして特別遊技状態の終了を遅らせ、特別遊技状態中に通常より多くの遊技球を獲得するといった不正行為がされる場合に標的となる可能性が高く、「始動口を開閉させる羽根を駆動する駆動装置」については、羽根を開放する契機となっていないにもかかわらず強制的に羽根を開放させ、始動口へ多くの入球をさせることにより抽選を多く行わせて特別遊技状態を導出させ易くするといった不正行為がされる場合に標的となる可能性が高く、「大入賞口を開閉させる扉を駆動する駆動装置」については、特別遊技状態中でないにもかかわらず強制的に扉を開放させ、大入賞口へ多くの入球をさせることにより多くの遊技球を獲得するといった不正行為がされる場合に標的となる可能性が高く、これらの電気部品と接続されたハーネスに対して不正対策を施すことには特別な効果がある。
又、本発明において、「封止状態とする」とは、ハーネス封止部材によりハーネスが位置固定又は抜け止めされた状態を言うものであり、この位置固定又は抜け止めを解除しようとすると、ハーネス封止部材の少なくとも一部が前記取付部に残る等の痕跡が残るものである。
本発明に言う連結部材とは、一実施形態で破断ネジ(所定圧を超える羅合により頭部が捩子切れるネジ)を用いているが、この種の連結部材としては,他に、同様の作用を成すワンウエイネジ、或いは、ネジに対する締め付け力によりピンに塑性変形(カシメのように)を招き、一旦塑性変形を生じた後は、その変形が回復不能となるピン等を含むものである。
ことを特徴とする
上記連結部材(破断ネジ、係止金具)が金属である場合には強固に連結させることができる。そして、この連結部材による連結部分が覆われている(通路内部:図28参照、或いは連結部73Bと取付部74との合わせ部分:図45参照)ので、不正に連結解除されることを防止できる。
前記取付部が遊技機の本体側の一部であり、前記ハーネス封止部材の係止部が係止される受容部が設けられている、ことを特徴とする。
このように、前記取付部が、遊技機の本体側の一部である場合には、遊技機に敷設のハーネスを必要な箇所において受容部を設けておけば、封止状態とすることができるものである。この際、前記連結部に破断ネジの連結部材を用いる場合には、その破断ネジを螺合させさえすれば、格別の用具を必要とすることなくドライバでもって、遊技機の何れの箇所においても容易にはハーネスの封止が実施可能である。
前記取付部が基板ケースであり、前記ハーネスが基板ケースの基板に対して接続された状態で封止されている、ことを特徴とする。
この構成によれば、ハーネスが必ず連結される基板ケースに対して直接封止状態とすることができる利点がありながら、そのハーネス自体の封止状態と共に基板ケースとの一体化が得られることにもなるので、基板ケースに対する不正に際しても、例えば、基板ケースを不正に開けようとしても、このハーネスの封止状態が邪魔になり、不正開閉を防止できることにもなって、本来、基板ケースに備えれられている封止構造と共に二重の封止が機能することになる。
前記連結部材がネジ部材で構成され、前記ハーネス封止部材の拘束部が帯状体で形成されると共にハーネス保持用湾曲部を有し、該帯状体の一端が前記連結部に連結され、その他端が前記係止部に構成されており、前記連結部には、前記連結部材の頭部を囲繞する凹状部が設けられている、ことを特徴とする。
このように、連結部材がネジ部材で構成されることで、ハーネス封止部材の封止状態は、その一端の係止部を係止させた状態で、ドライバによる螺合で簡単に行い得ると共にハーネスを、そのハーネス保持用湾曲部による帯状の拘束部でもって確実に保持させた状態で行うことができ、その後は、前記凹状部の存在によって、ネジ部材の頭部が隠れることになるので、容易に螺合を解除できないのであり、特に、ネジ部材として破断ネジを用いる場合には、破断された頭部が前記凹状部内にあって、容易に引き抜くことができない。また、ネジ部材としては、従前の変形を伴う封止ピンやワンウエイネジ等が用いられるが、同様の作用が得られる。
前記ハーネス封止部材の前記帯状体に、該帯状体の曲げ強度を補強する補強リブが設けられている、ことを特徴とする。
このように、ハーネス封止部材の前記帯状体に、該帯状体の曲げ強度を補強する補強リブが設けられていることで、帯状体によるハーネス保持用湾曲部が形成できながら、その補強リブによって帯状体の容易な曲げを防止し、以って、一端側の係止部が取付部の受容部から容易に外されてしまうのを阻止し、ハーネス封止部材の封止状態を維持させることができる。
前記補強リブの一端が前記ハーネス保持用湾曲部に連結され、その他端が前記連結部に連結されている、ことを特徴とする。
このように、補強リブの一端が前記ハーネス保持用湾曲部に連結され、その他端が前記連結部に連結されている場合は、それ自体、ハーネス封止部材の帯状体を強化しながら、この帯状体が撓もうとすると、両端部においてハーネス保持用湾曲部と連結部とで阻止されることになり、更に一層撓み防止効果が生まれることになるのであり、これによって、ハーネス封止部材の帯状体を湾曲させ、その端部の係止部が取付部の受容部から容易に外されてしまうのをより確実に阻止できるのである。
前記ハーネス封止部材の前記ハーネス保持用湾曲部に、前記ハーネス保持用湾曲部の曲げ強度を補強する補強リブが設けられている、ことを特徴とする。
このように、補強リブがハーネス保持用湾曲部にもうけられていることで、ハーネス保持用湾曲部が構造的に撓み易いのを、この補強リブで強化させることができ、以って、ハーネス封止部材の帯状体を湾曲させ、その端部の係止部が取付部の受容部から容易に外されてしまうのをより確実に阻止できるのである。
この補強リブは、実施形態としてはハーネス保持用湾曲部の内面に形成しているが、外側に形成してもよいものである。
前記取付部に、前記ハーネス保持用湾曲部の内側に、その一部が嵌まり込む補強突部が設けられている、ことを特徴とする。
このように、ハーネス保持用湾曲部の内側に、その一部が嵌まり込む補強突部が設けられている場合には、ハーネス封止部材の一端の係止部が係止突片に係止された状態で、その補強突部がハーネス保持用湾曲部の内側に嵌まり込んでいると、その帯状体に何れの方向のコジリを加えて持ち上げようとしても、前記補強突部の両側端がハーネス保持用湾曲部の内側に接当して動きを規制され、そのハーネス保持用湾曲部の変形を許容しないのであり、これによって、ハーネス封止部材を湾曲させ、その端部の係止部が取付部の受容部から容易に外されてしまうのをより確実に阻止できるのである。
前記連結部材が、係合爪を有する係止金具で構成されると共に該係止金具が前記取付部に備えられ、前記ハーネス封止部材が可撓性の結束バンドで構成され、該結束バンドの一側部に前記係止部が設けられると共に該係止部に、前記取付部に係合解除不能に係合する係合突片が備えられ、前記結束バンドの他側部に前記連結部が設けられると共に該連結部に、前記係止金具の係合爪に対して前記結束バンドの緩み方向においてのみ係合する噛み込み部が所定の長さに亘って設けられている、ことを特徴とする。
このように、連結部材が、係合爪を有する係止金具で構成され、ハーネス封止部材が可撓性の結束バンドで構成されていることで、ハーネスの封止を結束バンドの締め付けによって実現でき、工具を用いることなく封止が実施可能であるとともに、封止するハーネスの本数が変化しても、所要の縛り具合で調整できる利点があり、また、この結束バンドの一端側において取付部に係合解除不能に係合させておき、その他端側において係止金具で、結束バンドの緩み方向においてのみ係合する状態で、取付部に連結固定するので、前記ハーネス封止部材の係止部による取付部への係止と、引っ張りによる係止金具の噛み合い
で簡単に封止操作を行い得る。
制御基板を収容した基板ケースが備えられ、該基板ケースに対して着脱不能に係合する嵌合係止部を前記取付部に備え、前記基板ケースには前記係合部を係合させる係入部を設けてある、ことを特長とする。
このように、前記取付部が基板ケースとは別体に構成されながら、基板ケースの係入部への嵌合係止部の係入により着脱不能に取り付けるように構成したことで、ハーネスの封止状態を基板ケースに実現できることとなり、結果としてハーネスの封止が基板ケースの開閉封止状態にも寄与できることとなって、二重の封止機能を発揮すると共に必要に応じて、先にハーネスを取付部に封止させた状態で、基板ケースに係合させることも可能であり、封止の手順が選択できる。
前記係止部が、抜け止め用のV字形フックと、該V字形フックの基部に設けられ、該V字形フックの自由端側に対向するように延設された締め込み用当り部とを備えており、前記取付部には、前記V字形フックを嵌入させる嵌入部と、該嵌入部の内部に突設された支持突起とが備えられ、前記V字形フックの自由端部が変形されながら前記嵌入部に挿入されると前記支持突起の下方で復元して前記支持突起の下面に係合し、前記嵌入部からの抜け出しが阻止されるように構成され、且つ、前記締め込み用当り部が前記支持突起の上面に接当して、前記ハーネス封止部材の締め付け力を支持するように構成されている、ことを特徴とする。
前記V字形フックの基部から前記締め込み用当り部とは反対側に向けてU字形部の基部が延設されており、該U字形部89のU字折り返し部から伸びて、その延長上に前記連結部が形成されている、ことを特徴とする。
このように、V字形フックの基部から前記締め込み用当り部とは反対側に向けてU字形部の基部が延設され、且つ、折り返されたU字形部のU字折り返し部が、前記締め込み用当り部と所定の間隔を隔てて伸び、その延長上に前記連結部が形成されていることによって、メンテナンス等ハーネスの封止を解除する場合に、前記締め込み用当り部(少なくともここから先でハーネスとの接当がある)とは反対側に向いて伸びていて、ハーネスに接当していないU字形部を用いてハーネス封止部材を切断することができ、ハーネスを損傷する虞がないのである。また、U字形部の基部が伸びる方向と、U字に折り返しされて前記連結部が伸びる方向とは逆向きとなるので、ハーネスの封止に際して前記連結部を引っ張る力が、このU字形部の存在によって直接にV字形フックに伝達されることがなく、そのU字形部の変形で吸収することができて、V字形フックを変形させ、抜け防止機能を低下させといった虞が少なくなる利点がある。
前記締め込み用当り部に対応する前記U字折り返し部に、前記結束バンドの幅方向に突起板が夫々突出形成されており、該突起板の前記連結部側の端面に接当する当り部が夫々前記取付部に設けられ、前記ハーネスの締め込み作用において、前記結束バンドの引っ張り力を前記当り部により受け止めるように構成されている、ことを特徴とする。
このように、前記U字折り返し部に、前記結束バンドの幅方向に突起板が夫々突出形成されており、該突起板の前記連結部側の端面に接当する当り部が夫々前記取付部に設けられていることによって、結束バンドの一端部を引っ張り、ハーネスの締め込み作用を行うときに、その引っ張り力を、前記突起板の前記連結部側の端面を介して、前記取付部の当り部で受け止めることができて、その引っ張り力を前記U字形部に伝達されるのを阻止乃至緩衝させ、引いてはV字形フックにまで伝達されないようにして、より一層確実に、その嵌入部からの抜け出し作用を生じさせないようにすることができる。
前記取付部には、前記支持突起の反対側に、前記ハーネスを受け止める曲面受け部が設けられ、該曲面受け部の下端には、前記結束バンドを挿通する通路部が形成され、該通路部は、湾曲されて前記嵌入部の背面に連通されており、更に、該通路部内に前記係止金具が位置されている、ことを特徴とする。
このように、前記取付部に、前記支持突起の反対側でハーネスを受け止める曲面受け部を設けたことによって、ハーネス封止部材の帯状体を締め付けたときに、複数のハーネスを収まりよく受け止めることができ、その曲面受け部の下端に通路部が設けられることで、ハーネスを締め付けた帯状体を直ぐに通路部に潜らせて、その締め付けを確実なものとすることができる。そして、前記係止金具を前記通路部内に位置させることで、係止金具とハーネス封止部材の連結部との係合突片が外部に露出することがなく、外部から容易に外されることがないのであり、これによって、ハーネス封止部材の封止状態をより確実に維持できる。
前記結束バンドの他側部の先端部が、平面視で円弧状を成すように構成され、且つ、該先端部又は先端部近傍位置に把持用凹凸部が形成されている、ことを特徴とする。
このように、結束バンドの他側部の先端部が、平面視で円弧状を成すように構成されていることで、前記取付部の通路部への挿入がスムース、且つ容易となり、また、先端部又は先端部近傍位置に把持用凹凸部が形成されたことで、ハーネスの封止に際して結束バンドの他側部を引っ張るときに、把持したときの摩擦抵抗が大きくなって、ハーネスの締め付け作用を引き出し易くなる。
遊技機がパチンコ機であることを特徴とする。
遊技機がスロット機であることを特徴とする。
遊技機がパチンコ機とスロット機を融合させた遊技機であることを特徴とする。
本発明にかかるその他の利点は、既述の通り及び以下の記載から明らかとなろう。
図1は本実施形態のパチンコ機10の正面図であり、図2は、パチンコ機10の左側面図であり、図3は、その平面図である。図4は、外枠11に対して内枠12と前面枠(セット)14と、セット板400を開放した状態を示す斜視図である。(但し、図4では便宜上、遊技盤30面上の遊技領城内の構成〔釘、センター役物等〕を空白で示しているが、アウト口36は描いてある)。
前記内枠12の開閉軸線はパチンコ機10の正面からみて遊技球発射ハンドル18の設置箇所の反対側(図1のパチンコ機10の左側)で上下に延びるように設定されており、この開閉軸線を軸心にして内枠12が前方側に十分に開放できるようになっている。また、内枠12は合成樹脂、具体的にはABS(アクリロニトリルーブタジエンースチレン)樹脂から成る。こうすることで、粘性が高く衝撃に強くでき、低コストで製造できるとい
う利点が発揮される。
つまり、この前面枠14の側面の少なくとも一部が内枠12の外側壁(リブ)12B内に嵌まり込むようにして取り付けられているので、内枠12と前面枠14との隙間から異物(針状あるいは薄板状等のものであって、具体的には針金、ピアノ線、セルロイド板等)を差し入れるなどの不正行為を防止できるようになっている。また、前面枠14は、内枠12と同様に、合成樹脂、具体的にはABS樹脂により構成されているので、粘性が高く衝撃に強くでき、低コストで製造できる。
そして、この一般入賞口31、31及び始動口33に遊技球が入球した場合には、上記各検出センサで検出され、この検出センサの出力に基づいて、上皿19(または下皿15)へ所定数の賞品球が払い出されると共に、始動口33に遊技球が入球した場合には、後述する抽選が開始されることになる。
かかる場合、各種入賞口に入賞した遊技球を入賞球処理装置に一旦集め、その入賞球処理装置で入賞球の存在を1つずつ順番に確認した上で払出を行う従来方式(いわゆる証拠球方式)とは異なり、本実施の形態のパチンコ機10では、各種入賞口毎に遊技球の入賞を電気的に感知して払出が直ちに行われる(すなわち、本パチンコ機10では入賞球処理装置を廃止している)。故に、払い出す遊技球が多量にあっても、その払出をいち早く実施することが可能となる。但し、本発明に従来の「証拠球方式」を適用してもよい。
かかる場合、内レール51と外レール52とにより誘導レールが構成され、これら各レール51、52が所定間隔を隔てて並行する部分(向かって左側の部分)により球案内通路が形成されている。なお、球案内通路は、遊技盤30との当接面を有した溝状、すなわち手前側を開放した溝状に形成されている。
なお、遊技盤30の右下隅部および左下隅部は、証紙(例えば製造番号が記載されている)等のシール(図5のS1,S2)やプレートを貼着するためのスペースとなっており、この貼着スペースを確保するために、フランジ56に切欠58,59が形成されている。遊技盤30の右下隅部や左下隅部に、証紙等のシール(図7のS1,S2)を貼着することで、遊技盤30と証紙との一義性を持たせることができる。
前面枠14には前記遊技領域のほとんどを外部から視認することができるよう略楕円形状の窓部101が形成されている。詳しくは、ベース部材が窓部101を形成する開口を備えており、その左右側の略中央部が、上下側に比べて比較的緩やかに湾曲して細化した形状となっている。なお、前記略中央部が直線状になるようにしてもよい。
本パチンコ機10では、中央電飾部103が大当たりランプとして機能し、大当たり遊技状態時に点灯や点滅を行うことにより、大当たり遊技状態中であることを報知する。さらに、上皿19周りにも、同じくLED等の発光部を内蔵した上皿電飾部104が設けられている。
パチンコ機10の側方に配置された図示しないカードユニット(球貸しユニット)に紙幣やカード等を投入した状態で貸球操作部120が操作されると、その操作に応じて遊技球の貸出が行われる。球貸しボタンは、カード等(記録媒体)に記録された情報に基づいて貸出球を得るために操作されるものであり、カード等に残額が存在する限りにおいて貸出球が上皿19に供給される。返却ボタンは、カードユニットに挿入されたカード等の返却を求める際に操作される。
図6及び図7は、パチンコ機10の背面図と、セット板400を一部開いた斜視図である。先ず、パチンコ機10の背面構成について全体の概要を説明する。パチンコ機10にはその背面(実際には内枠12および遊技盤30の背面)において、各種制御基板が上下左右に並べられるようにしてまたは前後に重ねられるようにして配置されており、さらに、遊技球を供給するための遊技球供給装置(払出機構)等が取り付けられている。
[遊技球の払い出しに関するエラー報知]
(タンク球無し)
タンク球無しの報知は、タンクとタンクレールに遊技球が無いことを報知するもので、図1に示す右コーナーLED810が点灯し、図6に示すモニターLED811が消灯し、状態表示812が「1」を点滅表示する。
下受け皿満タンの報知は、図1に示す右コーナーLED813が点灯し、図6に示すモニターLED811が消灯する。そして、状態表示812が「2」を点滅表示する。
払出モータ駆動中にも関わらず払出カウントスイッチに遊技球の通過がない状態を示すもので、右コーナーLED810が点灯し、モニターLED811が消灯し、状態表示812が、「3」を点滅表示する。
(ヒューズ切れ1及びヒューズ切れ2)
ヒューズ切れ1は、図6に示す第1ヒューズ814に定格以上の電流が流れたとき、ヒューズ切れ2は、第2ヒューズ815に以上の定格以上の電流が流れたときに飛んでしまった状態であるが、このエラー状態報知は、表示されない。
その他のエラーとしては、「ガラス枠開放」、「内枠開放」、「遊技球等貸出装置未接続」、「遊技球等貸出装置通信異常」、「コマンド異常」、「コネクタ未接続」がある。
そのうち、遊技球等貸出装置が未接続の場合は、図6に示すモニターLED816及びモニターLED817が消灯する。そして、遊技球等貸出装置通信異常は、前記状態表示812が「U」を点滅表示する。
また、コマンド異常は、ハーネスの破損等によるコマンド不良を示すもので、前記状態表示812が「C」を点滅表示する(電源投入時にコマンド異常になった場合は点灯表示)。更に、コネクタ未接続は、モニターLED818が消灯する(ただし、発射動作中は点滅する)。
尚、図6において、819は、遊技機電源コードを示し、820は、電源スイッチを示し、821は、外部接続アース線を示す。
この第1制御基板ユニット201Aは、前記外側ケース70側に設けられる外側封印部71と、前記内側ケース85側に設けられる内側封印部86と、その外側封印部71と内側封印部86とを連結する封印部材87とを有し、その封印部材87によって前記外側封印部71と内側封印部86とが連結されている場合に前記制御基板80を取り出すときには第1制御基板ユニット201Aを破壊するか或いは所定の部位を切断することを必要とするものである。
この連結取付台座部材430は、前記開閉機構410と前記第1制御基板ユニット201Aとにそれぞれ連結されるものであり、言わば従来から用いられていた基板ケースを取り付けるための取付台座に相当するものであって、合成樹脂で成型されており、ここでは、幅は、前記第1制御基板ユニット201Aの幅と実質的に同じ幅(約150mm)で、長さが約48mm(第1制御基板ユニット201Aの長手方向に向かう長さ)、厚みが13mm、肉厚は、2mmのものであり、第1制御基板ユニット201Aの内側ケース85の側面に接当する側が開放され、リブが多数設けられ、破断ネジ439を収容する収容部431が、ここでは3個形成されており、そこに破断ネジ439がそれぞれ1本づつセットされるようになっているが、周壁、リブの端面は同じレベルに形成され、内側ケース85の側面に密着接当可能にされており、反対側の側面(遊技盤30側)は、平坦に形成されている。
そして、前記第1、及び第2取付台座封止部450、432は、破断ネジを用いて連結封止される。
前記第2被覆部材430Bは、前記第1被覆部材430Aよりも小さく構成され、前記連結取付台座部材430と前記第1制御基板ユニット201Aとが連結した状態においては、前記第2被覆部材430Bの取り外し方向側に前記第1制御基板ユニット201Aが位置された状態となり、前記第1制御基板ユニット201Aと前記第1被覆部材430Aとにより被覆された状態となるように構成されているものである。
前記第1制御基板ユニット201Aの側面に、係止リブ420、420、420が前記連結取付台座部材430の略周部に沿って配置されて突出するように備えられ、該係止リブ420、420、420に所定の方向、即ち、第1制御基板ユニット201Aの裏面に沿って第1、第2取付台座封止部や第1連結部の位置する側から第1制御基板ユニット201Aの中央側に向けてスライド移動させることによって、係合するリブ係合部435が前記連結取付台座部材430の側部に設けられると共にその一つの係止リブ420が、前記連結取付台座部材430の収容部431の周壁の内側に形成されたリブ係合部436に係合するように設けられている。
そして、封印部により封印されることにより、制御基板に対して不正な改変を行ったり、不正品に交換されることを防止でき、また、第1、第2取付台座封止部450、432により連結封止することによって、第1制御基板ユニット201を不正品に交換されることを防止できる。
上記開閉機構410の他端側である第2部材、第1、第2取付台座封止部450,432を、破断ネジで連結させてもよい。
いる。同様に、内側の中継基板については、電飾等の中継を行う。
また、球集合板460の裏面に露出されている基板としては、大当たりに際して開く大入賞口装置471(図5参照)のための制御(ソレノイド、センサー)を行う中継基板473がある。これらの中継基板470、中継基板473については、この実施例では、前記カバー部材501の被覆対象外となっている。即ち、これらの中継基板470、中継基板473を覆いから外すように、即ち、その中継基板470に対しては、このカバー部材501の一部を凹ませた形状とし、その中継基板473については、中抜き形状(窓)として、そのカバー部材501の形状が採られている。
るものである。また、このリブ512は、球集合板460側に設けた電気部品等に接当しないように区画配置されると共にその高さが部分的に変えられている(リブの外縁面が同じレベルではない)。
図25に示すように、上記カバー部材501の内部に形成するリブの数を少なくするようにしてもよい。図25に示す例では、リブの形成が前記実施例の場合よりも大幅に少なく、これに応じて区画された室数も少なくなっている。さらには、カバー部材501の内部にリブを形成せず、内部空間を区画しないようにしてもよく、あるいは、カバー部材の内部に適宜な材料を充填して内部空間を実質的になくすようにしてもよい。
即ち、パチンコ機10の組立てにおいては、例えば、球集合板460に中継基板、LED基板、スイッチ、配線等の電気部品を取り付け、この球集合板460にカバー部材501を取り付けてこれらをユニットとして構成し、このユニットを遊技盤30に取り付け、この後第1制御基板ユニット201を取り付けるという工程にすると、作業性が良好となるが、このような場合に、電気部品も少なくとも一部がカバー部材501で覆われるようにすることで、電気部品がカバー部材501によって保護され、取り付け作業時に電気部品が破損されることが防止される。
さらに、このカバー部材501が封止手段520により封止した状態で固定されていることにより、不正に取り外すことが困難となっており、もしこの封止が不正に破られたとしても、痕跡が残るため、封止が破られたことが一目瞭然であり、これにより不正行為が容易に発覚する。
なお、図23には、球集合板460にカバー部材501および第1制御基板ユニット201を取り付けた状態が示されており、このように、球集合板460、カバー部材501および第1制御基板ユニット201を一体とした状態で遊技盤30に取り付けるという工程も可能であり、パチンコ機10の組み立て方法は特定のものに限定されないが、前記のように球集合板460およびカバー部材501をユニットとして遊技盤30に取り付けた後に第1制御基板ユニット201を取り付けるという工程の作業性がとりわけ良好である。
次に、複数の電気部品(例えば、表示制御基板、図柄表示装置、状態感知装置(通常・時短・確変状態、又は特別図柄・普通図柄の報知、特別図柄保留ランプ、普通図柄保留ランプ)、音声制御基板、スピーカ、ランプ制御基板、払出制御基板、払出モータ等)を、ハーネス72を介して電気的に接続させた遊技機において、前記ハーネス72を拘束するための拘束部73Aと、該拘束部73Aの一側部に設けられた連結部73Bと、該拘束部73Aの他側部に設けられた係止部73Cとを有するハーネス封止部材73と、前記係止部73Cを係止する受容部74Cと前記ハーネス72を受け止める受け部74Aを有する取付部74と、を備え、前記ハーネス封止部材73の拘束部73Aと前記取付部74の受け部74Aとの間にハーネス72が配置され、前記係止部73Cが取付部74に係止され、前記連結部73Bが連結部材75により前記取付部74に連結されることによって、前記ハーネス72が、前記取付部74に封止解除痕跡を残すことなく解除出来ない封止状態となるように構成した特徴構成について、図25乃至図42に基づいて以下詳述する。
加えて、前記結束バンド73´の他側部(自由端)の先端部73Eが、平面視で円弧状を成すように構成され、且つ、該先端部73Eの近傍位置に把持用凹凸部73Fが形成されている。
図36乃至図38は、夫々、前記取付部74にハーネス封止部材73を装着した状態を示す。そして、図39乃至図41は、封止解除と再封止の部材作用を示し、図39においては、封止解除のために、ハーネス封止部材73がそのU字形部89において切断される状態を示し、図40は、切断後の状態を示し、図41は、次のハーネス封止部材73を用いて、再度封止を行った状態を示す。図39において、78は、切断刃を示す(U字形部89に切り込まれている状態)。図41において、一回目の封止解除が、そのハーネス封止部材73のU字形部89の残りによって目視できる。尚、取付部74の支持板は、本来第1基板ケース201Aの蓋体であるが、これらの図示では、簡略化のために模式的に平板状体として示す。
上記の構成によると、前記取付部74が基板ケースとは別体に構成されながら、基板ケースの係入部への嵌合係止部の係入により着脱不能に取り付けるように構成したことで、ハーネス72の封止状態を基板ケースに実現できることとなり、結果としてハーネス72の封止が基板ケースの開閉封止状態にも寄与できることとなって、二重の封止機能を発揮すると共に必要に応じて、先にハーネス72を取付部74に封止させた状態で、基板ケースに係合させることも可能であり、封止手順が選択できる。
また、前記V字形フック94の自由端94Aは、その弾性変形により嵌入部92の内部の支持突起91の下面に係合して再脱出が不能の状態であるので、不正が行われてハーネス封止部材73が破断乃至破壊されたとしても、この係止部73Cが前記取付部74に残ることになり、不正があったことが目視できるのである。
この実施態様では、複数の電気部品(例えば、表示制御基板、図柄表示装置、状態感知装置(通常・時短・確変状態、又は特別図柄・普通図柄の報知、特別図柄保留ランプ、普通図柄保留ランプ)、音声制御基板、スピーカ、ランプ制御基板、払出制御基板、払出モータ等)を、ハーネス72を介して電気的に接続させた遊技機において、前記ハーネス72を拘束するための拘束部73Aと、該拘束部73Aの一側部に設けられた連結部73Bと、該拘束部73Aの他側部に設けられた係止部73Cとを有するハーネス封止部材73と、前記係止部73Cを係止する受容部74Cと前記ハーネス72を受け止める受け部74Aを有する取付部74と、を備え、前記ハーネス封止部材73の拘束部73Aと前記取付部74の受け部74Aとの間にハーネス72が配置され、前記係止部73Cが取付部74に係止され、前記連結部73Bが連結部材75により前記取付部74に連結されることによって、前記ハーネス72が、前記ハーネス封止部材73に封止解除痕跡を残すことなく解除出来ない封止状態となるように構成した特徴構成については、上記実施例と共通するものである。
このように、連結部材75がネジ部材Kで構成されることで、ハーネス封止部材73の封止状態は、その一端の係止部73Cを係止させた状態で、ドライバによる螺合で簡単に行い得ると共にハーネス72を、そのハーネス保持用湾曲部83による帯状の拘束部でもって確実に保持させた状態で行うことができ、その後は、前記凹状部82の存在によって、ネジ部材Kの頭部が隠れることになるので、容易に螺合を解除できないのであり、特に、ネジ部材Kとして破断ネジを用いる場合には、破断された頭部が前記凹状部82内にあって、容易に引き抜くことができない。また、ネジ部材Kとしては、従前の変形を伴う封止ピンやワンウエイネジ等を用いれば、同様の作用が得られる。
上記ハーネス封止部材73の強化方法として、図44に示す構成が採用できる。即ち、前記ハーネス封止部材73の前記ハーネス保持用湾曲部83に、前記ハーネス保持用湾曲部83の曲げ強度を補強する補強リブ81Aが設けられている。
このように、補強リブ81Aがハーネス保持用湾曲部83に設けられていることで、ハーネス保持用湾曲部83が構造的に撓み易いのを、この補強リブ81Aで強化させることができ、以って、ハーネス封止部材73の帯状体を湾曲させ、その端部の係止部73Cが、取付部74の受容部74C(係止突片)から容易に外されてしまうのをより確実に阻止できるのである。
尚、この補強リブ81Aは、実施形態としてはハーネス保持用湾曲部83の内面に形成しているが、外側に形成してもよいものである。
即ち、前記取付部74に、前記ハーネス保持用湾曲部83の内側に、その一部が嵌まり込む補強突部79が設けられている。従って、ハーネス保持用湾曲部83の一端の係止部73Cが受容部74C(係止突片)係止された状態で、その補強突部79がハーネス保持用湾曲部83の内側に嵌まり込んでいると、その帯状体に何れの方向のコジリを加えて持ち上げようとしても、前記補強突部79の両側端がハーネス保持用湾曲部83の内側に接当して動きを規制され、そのハーネス保持用湾曲部83の変形を許容しないのであり、これによって、ハーネス封止部材73を湾曲させ、その端部の係止部が取付部の受容部74C(係止突片)から容易に外されてしまうのをより確実に阻止できるのである。
73:ハーネス封止部材
73A:拘束部
73B:連結部
73C:係止部
74:取付部
74A:受け部
74C:受容部
Claims (1)
- 複数の電気部品を、ハーネスを介して電気的に接続させた遊技機において、
前記ハーネスを拘束するための拘束部と、該拘束部の一側部に設けられた連結部と、該拘束部の他側部に設けられた係止部とを有するハーネス封止部材と、
前記係止部を係止する受容部と、前記ハーネスを受け止める受け部を有する取付部と、を備え、
前記ハーネス封止部材の拘束部と前記取付部の受け部との間にハーネスが配置され、前記係止部が前記受容部に係止され、
前記連結部が連結部材により前記取付部に連結されることによって、前記ハーネスが、前記取付部に封止解除痕跡を残すことなく解除出来ない封止状態となるように構成した、
ことを特徴とする遊技機。
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