JP2008052540A - 非接触ic媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】外層基材との間に実装された非接触IC媒体のICインレットを故意に剥がそうとするとアンテナが確実に破壊される非接触IC媒体を提供することを目的とする。
【解決手段】固有の識別情報を格納したICチップ41と、導電ペーストからなるアンテナ31と金属または合金からなるアンテナ32とで構成される結合アンテナ30とが非接着パターン21a1、21a2、21a3及び21a4を有する接着剤層21aと非接着パターン22a1、22a2、22a3及び22a4を有する接着剤層22aとからなる接着層20aを介して紙または脆性基材からなる外層基材11と12との間に実装された非接触IC媒体である。
【選択図】図2

Description

本発明は、入場券、社員証、身分証明書などに用いられる非接触IC媒体に関するものである。
従来、学生証や社員証などは身分を証明する顔写真だけでなく磁気ストライプに書き込まれたデータを用いて、入退場管理、食堂での課金、パソコンのアクセス権など多くの場面で使われていたが、最近では非接触で通信できる固有の識別番号の入ったICチップを入れておき、それらの証明書類、カード類を各々のスキャナーにかざすだけで読みとり、ゲートを開くだとかパスワードを与えることが可能になってきた。
通常これらの非接触IC媒体は、ポリイミドやPEN、PETなどといった強靱な基材上にアルミニウムや銅のダイポール形アンテナやループ形アンテナをエッチングで設けた後、ICチップを異方性導電接着剤、異方性導電ペーストを用いて電気的に接合させて実装した、いわゆるインレットと呼ばれる薄型の部品を紙基材あるいはプラスチック基材で挟み込んでカード形状に仕上げている。
一方、海外などでは紙を基材として顔写真を貼り付けただけの身分証明書(例えば、国民IDカードや運転免許証など)が今でも使われており、これらの身分証明書が偽造されて不法就労者が多いことから先に述べた非接触ICチップを入れて偽造の防止をはかろうとするところもある。
この場合、データを管理するセンターと個々のスキャナーが結ばれるとなるとかなり大がかりなシステムになってしまうため、現場では個別に読めるスタンドアロン型のスキャナーを持つ程度になる。
普通の偽造防止としては、紫外線蛍光やOVD(Optically Variable Device)等の特殊なインキ、ホログラムを表面に印刷・加工したものが用いられている。
更に、非接触IC媒体の偽造、変造防止技術としては、ICチップとアンテナとが基材シートから剥がされると、そのことが確実に発見できる封印シールとして使用することができるIDラベルが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
このIDラベルは、接着力の異なる2種類の接着剤を用いることによりアンテナを剥がそうとすると容易に切断されるようにして、偽造、変造を防ぐ封印シールになっている。
また、別の非接触IC媒体の偽造、変造防止技術としては、被着体から非接触ICラベルを剥離すると、非接触ICラベルとしての機能も同時に破壊される構造を有する非接触ICラベルが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2001−13874号公報 特開2003−150924号公報
しかしながら、顔写真については昨今のパソコン技術の進歩により容易に複製、偽造等ができる様になり、紫外線蛍光やOVDなどの特殊インキの印刷法による偽造防止やホログラム加工の様な偽造防止では、特殊なインキや似た様なホログラム箔又はシールを入手し
さえすれば同様に似た様なものができてしまうという問題がある。
特に、IDカード類に非接触ICチップを入れた場合は、他人のIDカードの中のアンテナにICチップを接続したインレットのみをきれいに剥がすか、切り取って偽造した別の証明書の中に入れることでその他人になりすますことができるである。
その場合、システムがオンラインで結ばれているのであればスキャナーで読み取ったときに不正が発覚するが、オフラインの場合は盗まれたデータであるにせよ読み取ることが出来るため、その場での不正の発覚は難しいという問題を有する。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、特に、外層基材との間に実装された非接触IC媒体のICインレットを故意に剥がそうとするとアンテナが確実に破壊される非接触IC媒体を提供することを目的とする。
本発明に於いて上記課題を達成するために、まず請求項1においては、固有の識別情報を格納したICチップ41と、この識別情報を送受信可能な結合アンテナ30とが接着剤層21と接着剤層22とからなる接着層20を介して紙または脆性基材からなる外層基材11と12との間に実装された非接触IC媒体であって、
前記結合アンテナ30が導電ペーストからなるアンテナ31と金属もしくは合金からなるアンテナ32とで構成されていることを特徴とする非接触IC媒体としたものである。
また、請求項2においては、固有の識別情報を格納したICチップ41と、この識別情報を送受信可能な結合アンテナ30とが、それぞれ接着材が存在しない非接着パターンを有する接着剤層21aと接着剤層22aとからなる接着層20aを介して紙または脆性基材からなる外層基材11と12との間に実装された非接触IC媒体であって、
前記接着剤層21aと接着剤層22aとに設けられた非接着パターンは、前記結合アンテナ30の両面で交互に位置するように配置されていることを特徴とする非接触IC媒体としたものである。
また、請求項3においては、前記アンテナ31は、導電ペーストをパターニング処理して形成されており、該導電ペーストは少なくともバインダー樹脂と、溶剤と、Ag粉、C粉、Cu粉、Ni粉及びAu粉からなる群から選ばれる少なくとも1種の金属、または、これらの金属粉の混合物とで構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の非接触IC媒体としたものである。
さらにまた、請求項4においては、前記アンテナ32は、Ag、Au、Cu、Mo、Pt、Sn、Zn、Fe及びAlからなる群から選ばれる少なくとも1種の金属からなる金属箔、または、これらの金属からなる合金箔をパターニング処理して形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の非接触IC媒体としたものである。
本発明の非接触IC媒体は、固有の識別情報を格納したICチップと、この情報を送受信可能な金属または合金によるアンテナと導電ペーストを用いたアンテナとからなる結合アンテナが接着層を介して紙または脆性基材からなる外層基材との間に実装されているので、ICチップと結合アンテナで形成されたインレットを非接触IC媒体の中から剥がそうとすると、薄い金属または合金によるからなるアンテナ及び導電ペーストからなるアンテナは脆性を有しているため、インレット形状を保持できなくなり破壊される。
また、溶剤を用いてインレットを抜き取ろうとしても、耐溶剤性に劣る導電ペーストからなるアンテナがあるため困難である。このようにインレットの偽造、変造が発見するこ
とができるものである。
また、結合アンテナは、導電ペーストからなるアンテナだけでなく、銅やアルミニウム等の金属または合金からなるアンテナで構成されているため、低抵抗で通信特性の良い非接触IC媒体を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の非接触IC媒体の一実施例を示す模式構成図である。
本発明の非接触IC媒体100は、図1に示すように、固有の識別情報を格納したICチップ41と、導電ペーストからなるアンテナ31と金属箔からなるアンテナ32とで構成される結合アンテナ30とが接着剤層21と接着剤層22とからなる接着層20を介して紙または脆性基材からなる外層基材11と12との間に実装されたものである。
非接触IC媒体100は、非接触で通信できるリーダー/ライターが組み込まれた入り口ゲートや駐車場等、またはパソコンなどで使用することができる。
非接触IC媒体100の作製方法について説明する。
図3(a)〜(e)は、非接触IC媒体100の製造方法の一例を工程順に示す模式構成断面図である。
まず、紙または脆性基材からなる外層基材11上に導電ペーストからなるアンテナ31及び金属箔からなるアンテナ32と強接着を有する接着剤をコーティング等により塗布し、接着剤層21を形成する(図3(a)参照)。
ここで、脆性基材としては、薄い塩化ビニルポリエステル、もしくは塩化ビニルポリエステルにシリカ等のフィラーを重量分率で20%以下混合したもの等を挙げることができる。
また、紙または脆性基材、導電ペーストからなるアンテナ31及び金属箔からなるアンテナ32と強接着を有する接着剤としては、例えば、一般的なアクリル樹脂、天然及び合成ゴム、スチレン/ブタジエン共重合体、ポリ酢酸ビニル、酢酸ビニル/エチレン共重合体、デンプン、シリコーン系化合物、ニカワ、カゼイン、ポリビニルアルコール、ポリウレタン、スチレン−ブタジエンゴム、アクリルニトリル−ブタジエンゴムなどの合成ゴム、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、アクリル酸エステル樹脂、塩化ビニル系樹脂、塩化ビニリデン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリエステルウレタン系樹脂、塩化ビニル酢酸ビニル共重合体などの熱可塑性樹脂等の樹脂を単独であるいは溶液、水溶液、エマルジョンの形で用いることができる。特に物理的な破壊に対する耐性のみならず、化学的な耐性を持たせる為にこれらの接着層樹脂に硬化剤を適量入れることができる。
次に、外層基材11に形成された接着剤層21上に導電ペーストをパターニング処理して、加熱硬化することにより、導電ペーストからなるアンテナ31を形成する(図3(b)参照)。
ここで、請求項3に係る発明では、アンテナ31は、導電ペーストをパターニング処理して形成されており、導電ペーストは、バインダー樹脂と、溶剤と、Ag粉、C粉、Cu粉、Ni粉及びAu粉からなる群から選ばれる少なくとも1種の金属、または、これらの金属粉の混合物とで構成されており、中でもAg粉、Cu粉を用いた導電ペーストを好適に使用できる。
また、パターニング処理としては、導電ペーストをスクリーン印刷するのが一般的で、感光性の導電ペーストを用いてパターン露光、現像等のパターニング処理も適用できる。
バインダー樹脂としては、ポリエステル、ウレタン、塩化ビニル樹脂等を挙げることができる。
次に、金属箔もしくは合金箔をプレス加工、フォトエッチングプロセス等のパターン加工を行って、金属もしくは合金からなるアンテナ32を形成する。
さらに、異方導電性フィルムもしくは、異方導電性ペーストなどの公知の接続用材料を用いて熱圧着することにより接合層61を形成し、アンテナ32とICチップ41のバンプとが電気的に接合される(図3(c)参照)。
ここで、請求項4に係る発明では、アンテナ32は、Ag、Au、Cu、Mo、Pt、Sn、Zn、Fe及びAlからなる群から選ばれる少なくとも1種の金属からなる金属箔、または、これらの金属からなる合金箔をパターニング処理して形成される。
上記ICチップ41は集積回路として形成されるものであり、制御部、変復調部を有すると共にメモリー領域を有するものであって、メモリー領域には固有の識別データなどID情報が格納してある。
また、メモリー領域に格納されているID情報は制御部によって呼び出されて結合アンテナ30から発信することができるようにしてあり、この結合アンテナ30から発信されたID情報をリーダー/ライターとして形成されるスキャナーで受信して読み取ることができるようにしてある。
このID情報の発信・受信は、電源を有しない非接触ICカードの場合と同じ原理で行なわれるようになっている。すなわち、スキャナーからは微弱な電波で呼び出しが行なわれるようになっており、この電波で誘導電磁界が形成されている。そして誘導電磁界内にアンテナが位置する程度に、スキャナーをアンテナに近接させると、アンテナに電磁誘導で起電力が発生する。ICチップ41ではこの起電力を電源として、メモリー領域に格納されているID情報を制御部で呼び出してアンテナから送信することができるものであり、このように発信されたID情報をスキャナーで受信して読み取ることができるものである。
次に、ICチップ41が接合されたアンテナ32と、外層基材11上の接着剤層21上に形成された導電ペーストからなるアンテナ31とを異方導電性フィルムもしくは、異方導電性ペーストなどの公知の接続用材料を用いて熱圧着することにより接合層51を形成し、アンテナ32とアンテナ31とが接合層51にて電気的に接合された結合アンテナ30が形成されたICインレットを作製する(図3(d)参照)。
ここで、結合アンテナ30は、共振周波数が125KHz、13.65MHz、2.45GHz等に合うように長さおよび厚みを設計し、ループ状またはダイポール形のアンテナパターンとして使用する。
上記接着剤層21上にICチップ41と結合アンテナ30とが形成された紙または脆性基材からなる外層基材11と、所定厚の接着剤層が形成された紙または脆性基材からなる外層基材12とを熱ラミネート方式で貼合して、非接触IC媒体100を作製する(図3(e)参照)。
上記非接触IC媒体100は、結合アンテナ30が接着層20によって強固に接着されているため、例えば、外層基材間に薄い刃を入れて結合アンテナごと外層基材の中から取り出そうとしても結合アンテナ30自体が脆性であるために、取り出し後はアンテナの形を成しておらず、券表面をいくらそっくりに偽造しても、ID読み取りエラーや通信距離の極端な低下などが発生し、正常な通信ができないために不正を防止することができることになる。
また、上記の非接触IC媒体100を、MEKやトルエン、アセトン、エタノール、MIBK等の溶剤でインレットのみを取り出そうとしても、導電ペーストからなるアンテナ31は耐溶剤性が劣るため、部分的なクラックや溶解が起こり、アンテナの機能を失う。
そのため、金属または合金からなるアンテナ32のみになるが、取り出し後はアンテナの完全な形を成しておらず、券表面をいくらそっくりに偽造しても、ID読み取りエラーや通信距離の極端な低下などが発生し、正常な通信ができないために不正を防止することができることになる。
図2は、本発明の非接触IC媒体の他の実施例を示す模式構成図である。
本発明の非接触IC媒体100aは、図2に示すように、固有の識別情報を格納したICチップ41と、導電ペーストからなるアンテナ31と金属または合金からなるアンテナ32とで構成される結合アンテナ30とが非接着パターン21a1、21a2、21a3及び21a4を有する接着剤層21aと非接着パターン22a1、22a2、22a3及び22a4を有する接着剤層22aとからなる接着層20aを介して紙または脆性基材からなる外層基材11と12との間に実装されたものである。
非接触IC媒体100aは、非接触で通信できるリーダー/ライターが組み込まれた入り口ゲートや駐車場等、またはパソコンなどで使用することができる。
非接触IC媒体100aの作製方法について説明する。
図4(a)〜(e)は、非接触IC媒体100aの製造方法の一例を工程順に示す模式構成断面図である。
まず、紙または脆性基材からなる外層基材11上に導電ペーストからなるアンテナ31及び金属箔からなるアンテナ32と強接着を有する接着剤をパターンコーティングして、非接着パターン21a1、21a2、21a3及び21a4が形成された接着剤層21aを形成する(図4(a)参照)。
ここで、脆性基材としては、薄い塩化ビニルポリエステル、もしくは塩化ビニルポリエステルにシリカ等のフィラーを重量分率で20%以下混合したもの等を挙げることができる。
また、紙または脆性基材、導電ペーストからなるアンテナ31及び金属箔からなるアンテナ32に強接着を有する接着剤の例としては、上記非接触IC媒体100と同じなので、ここでは省略する。
次に、非接着パターン21a1、21a2、21a3及び21a4が形成された接着剤層21a上に導電ペーストをパターニング処理して、加熱硬化することにより、導電ペーストからなるアンテナ31を形成する(図4(b)参照)。
ここで、パターニング処理は上記非接触IC媒体100と同じなので、ここでは省略する。
次に、金属箔もしくは合金箔をプレス加工、フォトエッチングプロセス等のパターン加工を行って、金属もしくは合金からなるアンテナ32を形成する。
さらに、異方導電性フィルムもしくは、異方導電性ペーストなどの公知の接続用材料を用いて熱圧着することにより接合層61を形成し、アンテナ32とICチップ41のバンプとを接合層61にて電気的に接合する(図4(c)参照)。
次に、ICチップ41が接合されたアンテナ32と、外層基材11上の接着剤層21a上に形成された導電ペーストからなるアンテナ31とを異方導電性フィルムもしくは、異方導電性ペーストなどの公知の接続用材料を用いて熱圧着することにより接合層51を形成し、アンテナ32とアンテナ31とが接合層51にて接合された結合アンテナ30が形成され、ICチップ41と結合アンテナ30とが電気的に接合されたICインレットを作製する(図4(d)参照)。
ここで、結合アンテナ30は、共振周波数が125KHz、13.65MHz、2.45
GHz等に合うように長さおよび厚みを設計し、ループ状またはダイポール形のアンテナパターンとして使用する。
次に、非接着パターン21a1、21a2、21a3及び21a4が形成された15g/m2塗布量の接着剤層21a上に結合アンテナ30とICチップ41とが接合層61にて接合されたICインレットと、接着剤をパターンコーティングして、非接着パターン22a1、22a2、22a3及び22a4が形成された接着剤層22aを有する紙または脆性基材からなる外層基材12とを、非接着パターンがアンテナ31および32の両面で交互に位置するように位置合わせして積層し、熱ラミネート方式で貼合して、非接触IC媒体100aを作製する(図4(e)参照)。
上記の非接触IC媒体100aは、図4(e)に示すように、金属もしくは合金からなるアンテナ32と導電ペーストによるアンテナ31が部分的に接着剤層21a及び接着剤層22aによって強固に接着されているため、例えば、きれいに剥がそうとしてもアンテナの両面で交互に位置するように非接着パターンがあるため、アンテナは非接着パターン部で切断されて破壊される。この結果、非接触IC媒体の不正を防止することができることになる。
すなわち、非接触IC媒体100aのインレットをきれいに抜き取ろうとしても、図5に示すように、金属もしくは合金からなるアンテナ32と導電ペーストによるアンテナ31は部分的に接着剤層21a及び接着剤層22aに分離した状態で残り、金属もしくは合金からなるアンテナ32と導電ペーストによるアンテナ31は分断される。
このように非接触IC媒体100及び非接触IC媒体100aから結合アンテナごと非接触通信手段を剥がす際に金属もしくは合金からなるアンテナ32と導電ペーストによるアンテナ31は分断されて破壊されると、ICチップ41に格納されているID情報をスキャナーで読み取ろうとしても、ID情報は結合アンテナ30から送信されないので、ID情報を読み取ることができない。従って、このようにスキャナーでID情報を読み取ることができない場合には、非接触IC媒体100又は100aを剥がして不正なものと交換した可能性のあることを発見することができるものである。
また、これらの非接触IC媒体100又は非接触IC媒体100aを溶剤によって、結合アンテナごと非接触通信手段を剥がす際にアンテナ32の部分は剥がせたとしても、アンテナ31は、導電ペーストで形成されているため、耐溶剤性に劣る。そのため、たとえアンテナ31が取れたとしても、完全形ではないため、ICチップ41に格納されているID情報をスキャナーで読み取ろうとしても、ID情報はアンテナ32のみからではから送信されないので、ID情報を読み取ることができない。
以下実施例により本発明を詳細に説明する。
坪量123g/m2の両面アート紙からなる外層基材11の一方の面にオフセット印刷、グラビア印刷、フレキソ印刷等公知の印刷法で文字、絵柄を印刷した後、他方の面にポリエステル樹脂(東洋紡:RV200)をコーティングにて塗布し、乾燥して15g/m2塗布量の接着剤層21を形成した(図3(a)参照)。
次に、外層基材11に形成された接着剤層21上に導電ペースト(藤倉化成:ドータイトFA―333)をスクリーン印刷して、加熱硬化することにより、導電ペーストからなるアンテナ31を形成した(図3(b)参照)。
次に、厚さ5μmのアルミニウム箔を所定形状の金型を用いてアンテナ形状に打ち抜い
て、金属からなるアンテナ32を形成した。
さらに、アンテナ32とICチップ41のバンプとを異方導電性フィルム(日立化成:ANISOLM)を用いて熱圧着することにより接合層61を形成し、アンテナ32とICチップ41のバンプとを電気的に接合した(図3(c)参照)。
次に、ICチップ41が接合されたアンテナ32と、外層基材11の接着剤層21上に形成された導電ペーストからなるアンテナ31とを異方導電性フィルム(日立化成:ANISOLM)を用いて熱圧着することにより接合層61を形成し、アンテナ32とアンテナ31とが接合層51にて接合された結合アンテナ30を形成し、ICチップ41と結合アンテナが形成されたICインレットを作製した(図3(d)参照)。
次に、接着剤層21上にICチップ41と結合アンテナ30とが形成された坪量123g/m2の両面アート紙からなる外層基材11と、ポリエステル樹脂(東洋紡:RV200)にて接着剤層22が形成された坪量123g/m2の両面アート紙からなる外層基材12とを積層し、熱板温度150℃、圧力2kg/cm2の熱ラミネート機にて圧着し、その後カード形状に打ち抜いて、実施例1の非接触IC媒体100を作製した(図3(e)参照)。
坪量123g/m2の両面アート紙からなる外層基材11の一方の面にオフセット印刷、グラビア印刷、フレキソ印刷等公知の印刷法で文字、絵柄を印刷した後、他方の面に接着剤層としてポリエステル樹脂(東洋紡:RV200)をパターンコーティングし、乾燥して非接着パターン21a1、21a2、21a3及び21a4が形成された15g/m2塗布量の接着剤層21aを形成した(図4(a)参照)。
次に、外層基材11上の接着剤層21上に導電ペースト(藤倉化成:ドータイトFA―333)をスクリーン印刷して、加熱硬化することにより、導電ペーストからなるアンテナ31を形成した(図4(b)参照)。
次に、厚さ5μmのアルミニウム箔を所定形状の金型を用いてアンテナ形状に打ち抜いて、金属からなるアンテナ32を形成した。
さらに、アンテナ32とICチップ41のバンプとを異方導電性フィルム(日立化成:ANISOLM)を用いて熱圧着することにより接合層61を形成し、アンテナ32とICチップ41のバンプとを接合層61にて電気的に接合した(図4(c)参照)。
次に、ICチップ41が接合されたアンテナ32と、外層基材11の接着剤層21a上に形成された導電ペーストからなるアンテナ31とを異方導電性フィルム(日立化成:ANISOLM)を用いて熱圧着することにより接合層61を形成し、アンテナ32とアンテナ31とが接合層51にて接合された結合アンテナ30を形成し、アンテナ32とICチップ41とが接合層61にて電気的に接合されたICインレットを作製した(図4(d)参照)。
次に、非接着パターン21a1、21a2、21a3及び21a4が形成された15g/m2塗布量の接着剤層21a上に結合アンテナ30とICチップ41とが接合層61にて接合されたICインレットと、ポリエステル樹脂(東洋紡:RV200)にて非接着パターン22a1、22a2、22a3及び22a4を形成した接着剤層22aを有する坪量123g/m2の両面アート紙からなる外層基材12とを、非接着パターンが結合アンテナ30の両面で交互に位置するように位置合わせして積層し、熱板温度150℃、圧力2kg/cm2の熱ラミネート機にて圧着し、その後カード形状に打ち抜いて、実施例2の非接触IC媒体100aを作製した(図4(f)参照)。
本実施例3は比較のための例である。
<比較例1>
38μm厚さのPETフィルムを外装基材13として用い、実施例1と同様な工程で、比較例1の非接触IC媒体200を得た(図6(a)〜(e)参照)。
本実施例4は比較のための例である。
<比較例2>
まず、坪量123g/m2の両面アート紙からなる外層基材11の一方の面にオフセット印刷、グラビア印刷、フレキソ印刷等公知の印刷法で文字、絵柄を印刷した後、他方の面に接着剤層としてポリエステル樹脂(東洋紡:RV200)をパターンコーティングし、乾燥して非接着パターン21a1、21a2、21a3及び21a4が形成された15g/m2塗布量の接着剤層21aを形成した(図7(a)参照)。
次に、厚さ5μmのアルミニウム箔を所定形状の金型を用いてアンテナ形状に打ち抜いて、金属からなるアンテナ33を形成した。
さらに、アンテナ33とICチップ41のバンプとを異方導電性フィルム(日立化成:ANISOLM)を用いて熱圧着することにより接合層61を形成し、アンテナ33とICチップ41のバンプとを接合層61にて電気的に接合したICインレットを作製した(図7(b)参照)。
次に、非接着パターン21a1、21a2、21a3及び21a4が形成された15g/m2塗布量の接着剤層21a上の所定位置に上記アンテナ33とICチップ41のバンプとが接合されたICインレットを載置した(図7(c)参照)、
さらに、ポリエステル樹脂(東洋紡:RV200)にて非接着パターン22a1、22a2、22a3及び22a4を形成した接着剤層22aを有する坪量123g/m2の両面アート紙からなる外層基材12を、非接着パターンがアンテナ33の両面で交互に位置するように位置合わせして積層し、熱板温度150℃、圧力2kg/cm2の熱ラミネート機にて圧着し、その後カード形状に打ち抜いて、比較例2の非接触IC媒体200aを作製した(図7(d)参照)。
上記実施例1及び実施例2、比較例1及び比較例2で作製した非接触IC媒体100、100a、200、200aを用いて、インレットを抜き取ろうと試みたが、実施例1の非接触IC媒体100では外層基材間を剥がそうとするとアンテナが壊れ、固有の識別情報は読みとることができなかった。これは実施例2の非接触IC媒体100a、また比較例2の非接触IC媒体200aでは尚更難しいため部分的にアンテナが剥がれてしまい、通信ができなかった。
それに対し、比較例1の非接触IC媒体200ではインレットを抜き取ろうとすると、外層基材がPETフィルムで構成されているため、PETフィルムの強靱さ故にインレットがほぼ完全な形状で取り出すことができ、別の外層基材に挟んで熱圧着したところ同じ様な非接触IC媒体を作製することができた。
また、MEK溶剤を用い、丁寧に中のインレットを取り出そうとしたところ、比較例2の非接触IC媒体200aではアルミニウム箔からなるアンテナ33を含むインレットを取り出すことができた。ところが、本発明の実施例1と2では耐溶剤性が劣る導電ペーストによるアンテナ31があるため、溶剤を用いると、アンテナ31が溶け出したり、クラックが入ったりし、完全なインレットを取り出すことができなかった。
本発明の非接触IC媒体の一実施例を示す模式構成概略図である。 本発明の非接触IC媒体の他の実施例を示す模式構成概略図である。 (a)〜(e)は、本発明の非接触IC媒体100の製造工程の一例を示す模式構成断面図である。 (a)〜(e)は、本発明の非接触IC媒体100aの製造工程の一例を示す模式構成断面図である。 非接触IC媒体100aのインレットを抜き取ろうとすると、アンテナが外層基材の接着剤層に分断された状態を示す説明図である。 (a)〜(e)は、比較例の非接触IC媒体200の製造工程の一例を示す模式構成断面図である。 (a)〜(d)は、比較例の非接触IC媒体200aの製造工程の一例を示す模式構成断面図である。
符号の説明
11、12,13……外層基材
20、20a……接着層
21、22、21a、22a……接着剤層
21a1、21a2、21a3、21a4、22a1、22a2、22a3、22a4……非接着パターン
30……結合アンテナ
31……導電ペーストからなるアンテナ
32、33……金属もしくは合金からなるアンテナ
41……ICチップ
51、61……接合層
100、100a、200、200a……非接触IC媒体

Claims (4)

  1. 固有の識別情報を格納したICチップ(41)と、この識別情報を送受信可能な結合アンテナ(30)とが接着剤層(21)と接着剤層(22)とからなる接着層(20)を介して紙または脆性基材からなる外層基材(11)と(12)との間に実装された非接触IC媒体であって、
    前記結合アンテナ(30)が導電ペーストからなるアンテナ(31)と金属もしくは合金からなるアンテナ(32)とで構成されていることを特徴とする非接触IC媒体。
  2. 固有の識別情報を格納したICチップ(41)と、この識別情報を送受信可能な結合アンテナ(30)とが、それぞれ接着材が存在しない非接着パターンを有する接着剤層(21a)と接着剤層(22a)とからなる接着層(20a)を介して紙または脆性基材からなる外層基材(11)と(12)との間に実装された非接触IC媒体であって、
    前記接着剤層(21a)と接着剤層(22a)とに設けられた非接着パターンは、前記結合アンテナ(30)の両面で交互に位置するように配置されていることを特徴とする非接触IC媒体。
  3. 前記アンテナ(31)は、導電ペーストをパターニング処理して形成されており、該導電ペーストは少なくともバインダー樹脂と、溶剤と、Ag粉、C粉、Cu粉、Ni粉及びAu粉からなる群から選ばれる少なくとも1種の金属、または、これらの金属粉の混合物とで構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の非接触IC媒体。
  4. 前記アンテナ(32)は、Ag、Au、Cu、Mo、Pt、Sn、Zn、Fe及びAlからなる群から選ばれる少なくとも1種の金属からなる金属箔、または、これらの金属からなる合金箔をパターニング処理して形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の非接触IC媒体。
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