JP2008051923A - 交換レンズ - Google Patents

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Abstract

【課題】 鏡筒本体を構成する固定筒の強度を向上させるための補強部材が、バックフォーカス調整の機能を兼ね備える構成とし、量産性や軽量化・低コスト化を優位にする。
【解決手段】固定筒15と固定筒13の間に補強リング16を介在し、固定筒15と固定筒13は連結している。補強リング16の外周面16aとの固定筒15の内径側の嵌合部15bとが嵌合し、補強リング16の切削面16bと固定筒15の当接面15cが当接するようにされている。固定筒13には補強リング16の内周面16dと嵌合する径嵌合部13aと、補強リング16の切削面16eと当接する当接面13bが設けられている。レンズ群のバックフォーカスの調整を行う場合に、固定筒15と接する補強リング16の切削面16bを光軸と直交する方向に設け、切削面16bを切削して調整をする。或いは、第2の固定筒13側の切削面16eを切削して調整を行う。
【選択図】 図7

Description

本発明は、撮影光学系や投射レンズ系において、レンズ本体の剛性を保持し、カメラ本体と結合するためのマウント構造を適切に設定することが可能な交換レンズに関するものである。
近年、一眼レフカメラやその交換レンズ鏡筒は量産性や軽量化・低コスト化を狙って、多くの合成樹脂材料を使用している。使用される合成樹脂材料は殆どがエンジニアリングプラスチックと呼ばれる高強度材料であり、ポリカーボンやその中にガラス繊維を含有させる等の強度向上に工夫された材料である。しかし、その強度は鉄、アルミニウム、ステンレス等の金属材料と比較すると、一般的に剛性が低く荷重、衝撃に対する変形量も大きいが、その差は大幅に縮まってきており、使用する個所によっては強度上、全く問題なく使用可能である。
また、合成樹脂材料は金属材料と比較して材料費が安く、型成形により大量に生産することにより型費用を分散し、部品単価が同形状の金属材料による部品単価と比較して大幅なコストダウンとなる。また、型成形時の型抜き方向を考慮すれば、複雑な形状でもコストをかけずに作製できる利点がある。
実際の製品では、このような特長を考慮して、合成樹脂材料により形成された部品の特に高い強度が求められる部分には、金属材料から成る補強部材を追加して強度の向上を図ることが行われている。この場合の補強部材は単純な円環形状などの比較的安価な加工で、作成が可能な形状とされている。
例えば特許文献1では、低融点材料から成る円筒体内に高融点材料から成る補強部材を挿入し、円筒体の補強部材の外周縁部近傍を加熱溶融して補強部材の外周縁部に被さる熱かしめ部を固化形成して、補強部材を円筒体に固定するようにしている。
ところで、カメラ本体に交換レンズを着脱可能に装着し、撮影を行うようにしたカメラシステムでは、カメラ本体と交換レンズとの間の結合手段としてバヨネット構造のマウント構造が多く用いられている。このようなシステムの交換レンズをカメラ本体に装着するとき、バックフォーカスの調整がなされていることや、交換レンズがカメラ本体に水密的に装着されるような構成が望まれている。
特許文献2では、弾性部材をマウントリングとマウントの間に挟みこんで保持し、マウントリングを切削することにより、カメラマウントとレンズマウントとの水密的結合の関係を変化させることなく、バックフォーカスの調整を行っている。
特開平11−218658号公報 特開2003−15010号公報
しかし特許文献1によると、円筒体内に補強部材を熱かしめ固定して、円筒体の強度の向上を図っているが、補強部材にはバックフォーカス調整部材としての機能はない。
また、特許文献2によると、鏡筒本体を構成する複数の筒部材を構成する材料の強度関係については触れておらず、補強部材としての役割を担わせる構成は明示されていない。
本発明の目的は、鏡筒本体を構成する2つの固定筒を連結し、その強度を向上させるための補強部材を、バックフォーカス調整の機能を兼ね備える構成部材とし、量産性や軽量化・低コスト化に優位な交換レンズを提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係る交換レンズの技術的特徴は、カメラ本体のカメラマウントと着脱可能に結合するレンズマウントを有する交換レンズにおいて、前記レンズマウントに当接する円筒状の第1の固定筒と、円筒状の第2の固定筒と、前記第1、第2の固定筒とそれぞれ光軸と直交する当接面を介して当接することにより一体化する円環状の補強部材とを有し、該補強部材は少なくとも前記第1の固定筒又は前記第2の固定筒を構成する材料の一方よりも剛性の高い材料により構成し、前記補強部材の外径面は前記第1又は第2の固定筒の内径面と嵌合し、前記補強部材の内径面は前記第2又は第1の固定筒の外径面と嵌合し、前記第1、第2の固定筒と前記補強部材の当接面の少なくとも1つはバックフォーカス調整のための切削可能な面としたことにある。
また、本発明に係る交換レンズの技術的特徴は、カメラ本体のカメラマウントと着脱可能に結合するレンズマウントを有する交換レンズにおいて、前記レンズマウント側に設けた円環状の弾性部材と、前記レンズマウントに当接する円筒状の第1の固定筒と、円筒状の第2の固定筒と、前記第1、第2の固定筒とそれぞれ光軸と直交する当接面を介して当接することにより一体化する円環状の補強部材とを有し、前記弾性部材の一部が前記カメラマウントの外周の一部と水密的に当接し、前記弾性部材の他の部分は前記レンズマウントと前記第1の固定筒間に介在し、前記第1、第2の固定筒と前記補強部材の当接面の少なくとも1つはバックフォーカス調整のための切削可能な面としたことにある。
本発明に係る交換レンズによれば、鏡筒本体を構成する固定筒よりも高い剛性を持ち、バックフォーカス調整機能を兼ねた補強部材により2つの固定筒間を連結したので、固定筒の強度向上が可能となる。そのため、固定筒を合成樹脂材料により構成しても必要強度が確保でき、また型構造の工夫により複雑な形状作成が可能となり、固定筒の設計自由度や量産性が向上する。
更には、補強部材がバックフォーカス調整部材及び固定筒の補強部材としての機能を兼ねるため、部品点数削減に寄与し、量産性や軽量化・低コスト化に優位となる。
本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。
図1は実施例の交換レンズ鏡筒の縦断面図、図2、図3は分解斜視図である。レンズ鏡筒の光軸上に、第1レンズ群1、第2レンズ群2、第3レンズ群3、第4レンズ群4、第5レンズ群5、第6レンズ群6、第7レンズ群7が順次に配列されている。第1レンズ群1は固定レンズ群であり、案内筒10にビス締め固定されている。第2レンズ群2はフォーカス調整レンズ群であり、第2レンズ群2に取り付けられたカムフォロアが、案内筒10の直進溝とフォーカスカム筒11のカム溝と係合している。
また、変倍レンズ群である第3レンズ群3、第4レンズ群4に取り付けられたカムフォロアが、それぞれ案内筒10の直進溝とズームカム筒12のカム溝と係合している。第5レンズ群5は第2の固定筒13にビスにより一体的に固定されている。第7レンズ群7と第6レンズ群6とはビスにより一体化され、第6レンズ群6の前側端面が第2の固定筒13の後端面にビスにより固定されている。
第2の固定筒13の後方には、レンズマウント14を付設した第1の固定筒15が後述する補強リング16を介して固定されている。また、第2の固定筒13の外側には、第2の固定筒13と第1の固定筒15に対し、ズーム操作環17が回転自在に設けられている。更に、案内筒10、フォーカスカム筒11の外側には、第2の固定筒13に対しフォーカス操作環18が回転自在に設けられている。
フォーカス操作環18によりフォーカスカム筒11が図示しない駆動機構により回転されると、第2レンズ群2はフォーカスカム筒11に設けられたカム溝の軌跡に沿って進退し、焦点調節が可能となる。また、ズーム操作環17を回転させると、連結部材によりカム筒12が回転し、カム筒12に設けられたカム溝の軌跡に沿って第3レンズ群3、第4レンズ群4が進退し変倍動作が行われる。
図4はマウント部の縦断面図を示し、カメラ本体との結合は図示していないが、レンズマウント14の嵌合部14aと当接面14bが、カメラ本体のカメラマウントの嵌合部、当接部に嵌合して結合状態となる。また、レンズマウント14には第1の固定筒15の当接面15aと当接する当接面14cが設けられ、更にカメラマウントのバヨネットに嵌合する3個のバヨネット爪が略均等角度で配置されている。
第1の固定筒15とレンズマウント14の間には、円環状の弾性部材19が挟持されており、この弾性部材19はシリコンゴムで形成されているので、多少の凹凸部には密着するように変形する。なお、第1の固定筒15とレンズマウント14の間の空間よりも、弾性部材19の方が多少大きく形成されているために、弾性部材19はこの空間内に挟まれて圧縮されている。弾性部材19の密着部19aがカメラボディの平面部に押し付けられるように変形しながら水密的に当接し、マウント結合部からカメラボディ内への水の浸入を防止している。
このため、レンズマウント14と第1の固定筒15の間から、毛管現象によってもレンズ内部に水分が浸入することはない。また、マウント結合時に、レンズ鏡筒はカメラ本体に対して回転して取り付けられる。従って、弾性部材19はカメラ本体と擦れて取り付けられるが、圧縮挟持されているために、捻られる力によって回転してしまうこともなく、カメラ本体との水密的接合に不具合が発生することはない。
第1の固定筒15と第2の固定筒13はガラス繊維強化型樹脂材料により形成され、図5、図6にも示すように第1の固定筒15と第2の固定筒13の間に、金属材料から成る補強リング16が介在されている。補強リング16の外周面16aとの第1の固定筒15の内径側の嵌合部15bとが嵌合し、補強リング16の切削面16bと第1の固定筒15の当接面15cが当接するようにされている。そして、第1の固定筒15の光軸直交面から光軸方向に位置決め突起15dが突出されており、この突起15dが補強リング16の位置決め孔16cと嵌合されている。
このように、第1の固定筒15と補強リング16は、第1の固定筒15の嵌合部15bと補強リング16の嵌合部16aとで嵌め合わされ、第1の固定筒15と補強リング16の中心を一致させて相対回転不能に一体化されている。
第2の固定筒13には補強リング16の内周面16dと嵌合する径嵌合部13aと、補強リング16の切削面16eと当接する当接面13bが設けられている。そして、第2の固定筒13の光軸直交面から光軸に沿う方向に位置決め突起13cが設けられており、この突起13cが補強リング16の位置決め孔16fと嵌合される。従って、第2の固定筒13と補強リング16とは、中心を一致させて相対回転不能に一体化がなされている。
第1の固定筒15、補強リング16、第2の固定筒13は、図7のバックフォーカス調整部の断面図に示すように数本のビス20により固定されている。補強リング16には複数の貫通孔16gが設けられており、第1の固定筒15の貫通孔15eを貫通したビス20が補強リング16の貫通孔16gを通り、第2の固定筒13のねじ孔13eに螺合される。この構成により、補強リング16が第1の固定筒15と第2の固定筒13の回転方向の位置を規制しながら、径方向の撓みに対する補強機能を有することとなる。
また実施例では、第1の固定筒15、第2の固定筒13の材料をガラス繊維強化型樹脂材としているが、樹脂成形が可能な材料であればこれに限るものではなく、また必ずしも同じ材料である必要はない。補強リング16の材料は、第1の固定筒15、第2の固定筒13を形成する材料の少なくとも何れか一方の強度を越える材料を選定することにより、補強リング16としての機能を果たすことができるが、必ずしも金属材料である必要はない。
図1に示すように、第1の固定筒15と第2の固定筒13の外周面に、植毛部材21a、21bがそれぞれ1周回以上巻き付けられ、その外周面にズーム操作環17が当接し、その径方向の位置が定められている。また、ズーム操作環17はスラスト方向には図示しない規制部により規制され、定位置回転可能とされている。従って、ズーム操作環17は植毛部材21a、21bの外周面を摺動しながら回転すると共に、外部からの水滴の進入を抑えることができる。
ズーム操作環17と第1の固定筒15のスラスト方向の間には図4に示す空間17aが設けられており、この空間17aにはシリコン系のグリスが充填されている。シリコン系のグリスは撥水性が良く、隙間から毛管現象によって侵入してくる水滴を阻止するのに都合が良い。
ズーム操作環17と第1の固定筒15との間には、後述するバックフォーカスの調整によって変化する調整量のうち、第1の固定筒15と第2の固定筒13の間隔が縮まる方向の量を見込んで、予め空間17bが設けられている。また、バックフォーカスの調整によって変化する調整量のうち、第1の固定筒15と第2の固定筒13の間隔が伸びる方向の量を見込んで、予め第1の固定筒15とズーム操作環17がオーバーラップして構成されている。
このことから、バックフォーカスの調整によって、第1の固定筒15と第2の固定筒13の間隔が変化した場合に、縮み方向のときに第1の固定筒15がズーム操作環17に当接して動作不良になることはない。また、伸び方向のときにズーム操作環17と第1の固定筒15の間隔が開き過ぎて、外観上見苦しい溝が露出することはない。
ズーム操作環17が回転すると、ズーム操作環17に固定されている図示しないズームキーが回転する。ズームキーはズームカム筒12と係合しており、ズーム操作環17の回転に伴ってズームカム筒12が回転する。ズームカム筒12のカム溝は第3レンズ群3、第4レンズ群4に設けられたカムフォロアが嵌合し、第3レンズ群3、第4レンズ群4は何れも直進移動し、ズームレンズの焦点距離を変化させる。
フォーカス操作環18が回転すると、図示しないフォーカスキーがフォーカスカム筒11を回転させる。フォーカスカム筒11の回転により、第2レンズ群2は直進移動し、焦点位置を変化させる。
最終調整のバックフォーカス調整は、ピントコリメータなどの工具を用いて調整を行う。ズームレンズの鏡筒のバックフォーカス調整は、レンズ鏡筒の部品の作製誤差によって生ずる無限ピントのずれ、即ち無限遠物体に焦点合わせをしたときのレンズ鏡筒の所定面から焦点面までの距離の設計値からのずれを修正する作業である。
コリメータのバックフォーカスを0にセットして正規化し、コリメータにレンズ本体を装着し、ズーム操作環17を回転し焦点距離を望遠端側にセットする。フォーカスユニットに構成する図示しない距離目盛の無限表示位置をレンズの基準指標にしてフォーカスキーを回転し、第2レンズ群2を進退させて無限遠物体にピントを合わせる。
この状態において、コリメータのチャートを確認し、コリメータのフランジバックを調整し無限ピントを合わせ込む。このときのピントのずれ量を読み取り、ズーム操作環17を広角端側にセットし、再度コリメータのチャートを確認し、無限遠物体にピントが合った状態になっているかを確認する。
無限位置が移動していなければ、読み取ったピントずれ量がバックフォーカスのずれ量、つまり設計値又は基準値からのずれ量となる。確認時にピントがずれていた場合には、コリメータのチャートを確認し、バックフォーカスを調整し無限遠物体にピントを合わせ込む。
再度、ズーム操作環17を回転し、焦点距離を望遠端側にセットする。コリメータのチャートを確認し、ピントのずれ量を読み取り、コリメータのフランジバックを調整し無限遠物体にピントを合わせ込む。この状態からズーム操作環17を広角端側にセットし、再度コリメータのチャートを確認し、無限遠物体にピントの合った状態になっているかを確認する。通常では、この作業を複数回繰り返すことにより、望遠側と広角側のズーム位置において無限ピント調整が終了する。
読み取ったバックフォーカスのずれ量から、補強リング16の第1の固定筒15側の切削面16b又は第2の固定筒13側の切削面16eを切削し、バックフォーカスが所定値となるように、例えば図7の切削面16bの斜線部を削り取る作業を行う。
ズームレンズの調整前の完成段階においては、レンズや部品の加工誤差のばらつきにより、補強リング16の切削面16bは、バックフォーカスがマウントを厚くする方向にずれているか、薄くする方向にずれているかが不明である。この理由から、補強リング16の切削面16bの切削量は、予め各レンズ、鏡筒の作成誤差から生ずるバックフォーカスのずれ量を計算で求め、マウントリングを厚くする方向にずれている最悪値よりも更に厚く形成しておく。
これにより、補強リング16はバックフォーカスのずれ量に関係なく必ず切削され、第1の固定筒15、第2の固定筒13に嵌め合わされて取り付けられる。図8は補強リング16の切削量が最も少ない場合の組み込み状態を示し、図9は削り代を全て切削したときの組み込み状態を示している。
このように実施例では、レンズ鏡筒に構成されたレンズ群のバックフォーカスの調整を行う場合に、補強リング16の第1の固定筒15との切削面16bを光軸と直交する方向に設け、切削面16bを切削して調整をする。或いは、第2の固定筒13側の切削面16eを切削して調整を行うようにしている。なお、この切削は補強リング16ではなく、第1の固定筒15又は第2の固定筒13の当接面を切削してもよい。
これによって、カメラマウントとレンズマウントの水密的結合の関係を変化させることなく、バックフォーカスの調整を容易に実施できる。本実施例では、撮影レンズとして、ズームレンズを用いたが、単一焦点距離の撮影系であっても、バックフォーカス調整は同様である。
本実施例では、補強リング16との嵌合を第1の固定筒15の内径面、第2の固定筒13の外径面としたが、第1の固定筒15の外径面、第2の固定筒13の内径面と嵌合関係を持つようにしてもよい。
本実施例の構成により、補強リング16が第1の固定筒15と第2の固定筒13の回転方向の位置を規制しながら、径方向の撓みに対する補強機能を有することとなる。従って、図1に示す第1の固定筒15の外周面15fに、図10に示すようなリング状の取付部を有する三脚取付台座22を取り付けた場合にでも十分な強度を有し、三脚取付台座22に対して交換レンズをガタなく固定することができる。なお、第2の固定筒13の外周面に三脚取付台座22を取り付ける構成としてもよい。
レンズ鏡筒の縦断面図である。 レンズ後方から見た交換レンズの分解斜視図である。 レンズ前方から見た交換レンズの分解斜視図である。 マウント部の縦断面図である。 第2の固定筒と補強リングの分解斜視図である。 第1の固定筒と補強リングの分解斜視図である。 バックフォーカス調整部の断面図である。 バックフォーカス調整の説明図である。 バックフォーカス調整の説明図である。 三脚取付台座を取り付けた状態の側面図である。
符号の説明
1 第1レンズ群
2 第2レンズ群
3 第3レンズ群
4 第4レンズ群
5 第5レンズ群
6 第6レンズ群
7 第7レンズ群
13 第2の固定筒
13b、15c 当接面
14 レンズマウント
15 第1の固定筒
16 補強リング
16b、16e 切削面
17 ズーム操作環
18 フォーカス操作環
19 弾性部材
20 ビス
21a、21b 植毛部材
22 三脚取付台座

Claims (4)

  1. カメラ本体のカメラマウントと着脱可能に結合するレンズマウントを有する交換レンズにおいて、前記レンズマウントに当接する円筒状の第1の固定筒と、円筒状の第2の固定筒と、前記第1、第2の固定筒とそれぞれ光軸と直交する当接面を介して当接することにより一体化する円環状の補強部材とを有し、該補強部材は少なくとも前記第1の固定筒又は前記第2の固定筒を構成する材料の一方よりも剛性の高い材料により構成し、前記補強部材の外径面は前記第1又は第2の固定筒の内径面と嵌合し、前記補強部材の内径面は前記第2又は第1の固定筒の外径面と嵌合し、前記第1、第2の固定筒と前記補強部材の当接面の少なくとも1つはバックフォーカス調整のための切削可能な面としたことを特徴とする交換レンズ。
  2. カメラ本体のカメラマウントと着脱可能に結合するレンズマウントを有する交換レンズにおいて、前記レンズマウント側に設けた円環状の弾性部材と、前記レンズマウントに当接する円筒状の第1の固定筒と、円筒状の第2の固定筒と、前記第1、第2の固定筒とそれぞれ光軸と直交する当接面を介して当接することにより一体化する円環状の補強部材とを有し、前記弾性部材の一部が前記カメラマウントの外周の一部と水密的に当接し、前記弾性部材の他の部分は前記レンズマウントと前記第1の固定筒間に介在し、前記第1、第2の固定筒と前記補強部材の当接面の少なくとも1つはバックフォーカス調整のための切削可能な面としたことを特徴とする交換レンズ。
  3. 前記第1、第2の固定筒は光軸方向に突出する突起を有し、前記補強部材にはこれらの突起と嵌合する突起受部をそれぞれ有し、前記第1、第2の固定筒を前記補強部材により一体化する際に、前記第1の固定筒に設けた前記突起が前記補強部材の突起受部と嵌合して互いの回転方向位置を決定し、前記第2の固定筒に設けた前記突起が前記補強部材の別の突起受部と嵌合して互いの回転方向位置を決定することを特徴とする請求項1又は2に記載の交換レンズ。
  4. 前記第1、第2の固定筒の何れか一方の外周面に、リング状の三脚取付台座を取り付け可能としたことを特徴とする請求項1又は2又は3に記載の交換レンズ。
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