JP2008051087A - エンジン駆動作業機の雨樋 - Google Patents

エンジン駆動作業機の雨樋 Download PDF

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Abstract

【課題】 エンジン駆動作業機に用いる雨水排水用雨樋の、取付面に対する多様性向上と、エンジン駆動作業機の搬送作業に起因する誤衝打による器物破損防止や自らの復元性向上により雨樋としての機能維持を図ること。
【解決手段】 エンジン駆動作業機の筐体側壁面に形成した吸気口上部に、柔軟性を有して樹脂材で形成した雨樋を配設し、該雨樋の略凹型をした排水溝の開口部を上にし、該排水溝を形成する両側壁の一側壁外面に弾性部材を貼着した平板状の垂直壁を形成し、該排水溝の底面と排水溝の底面より下側に位置する前記垂直壁下端に連なる雨樋底面との間に中空状の空隙を雨樋の長手方向に形成した塊部を一体的に設け、該排水溝の他側壁は排水溝底面より上方部で外側に拡がり、該雨樋の最大幅部位を形成すると共に、該排水溝の内側より前記平板状の垂直壁を貫通して筐体側壁面に該雨樋を固定するボルトを配設する。
【選択図】図1

Description

本発明は、エンジン駆動の圧縮機、発電機、溶接機又はポンプ等のエンジン駆動作業機に使用される雨樋に関する。
従来より筐体を有したエンジン駆動作業機は内部冷却のための外気取入口である吸気口と、冷却後の空気を放出する排風口とを有している。屋外で使用されるエンジン駆動作業機は筐体内部に配設した機器を雨水より保護するため吸気口、排風口および扉等に雨水侵入防止のための雨樋や雨水対策を施したダクト等を配設している。
従来例の一例を特許文献1に示し、該発明を説明するにあたり呼称は特許文献1の表記により説明する。防音ケース内への雨水侵入を防ぎつつエンジン駆動作業機の設置スペースを大きくしないための考案として開示されている。
エンジン駆動作業機の設置スペースを大きくしないために防音ケース上部の側壁面に形成した吸気口に該吸気口を覆うフードを形成する事無く、該吸気口の上部に雨樋を配設し、該雨樋より上部の筐体より伝わり落ちる雨水を該雨樋で受け止め、該吸気口より離れた所で雨水を落下させ、吸気口からの雨水侵入を防止している。
また特許文献2に防音ケースの天井面に上を向いた排風口からの雨水侵入を防止する考案が開示されている。該考案によれば上を向いた排風口内に傾斜板を所定の間隔で複数個横設し、該傾斜板は所定の角度以内で傾いて降り注ぐ雨水に対して、必ず雨水が該傾斜板に触突するようにし、触突した雨水を捕集する樋を該傾斜板の下端に形成し、該樋の両端より屋外に排出する考案が開示されている。
また他の従来例の一例として図6に設備として設置されるエンジン駆動作業機200の吸気ダクト230に雨樋を形成した構造を示し、図7に該吸気ダクト230の拡大図を示す。エンジン駆動作業機200は基礎枠体であるベース205上に冷却ファンを有したエンジン60とエンジン60に駆動される作業機本体50が筐体内に配設されている。
筐体上部に屋根部材210が配設され、該屋根部材210はエンジン駆動作業機200が大きいために屋根部材片210a、210b、210c、210d、210eの個々の部品で組み立てられている。屋根部材210の図示右端には冷却風を吸引する吸気口211が形成され、左端には冷却後の排風を外部に放出する排風口212が形成されている。
前記吸気口211には外部に放出される騒音を防止する目的と、吸引する空気に混じって吸引される雨水浸入の防止とを目的として、吸気ダクト230が開口部230aを下に向けて係止されている。該吸気ダクト230の下端側壁面には開口部を上に向けた樋230bが周囲に形成されていて、降雨時の雨水を捕集して、冷却風Q1の吸引力が比較的弱い吸気ダクト230の図示右側先端の両角部に吐き出す様になっている。
天井面に降り注いだ雨水はより大きな水滴となって吸気ダクト230の側壁面を伝わり落ちて前記雨樋230bにより捕集される。該雨樋230b内でより大きく成長した水滴は活きよい良く樋内部を流れ、樋端部より塊となって地上に落下するので、前記開口部230aより吸引される事はない。
水滴を含まない冷却風Q1が該吸気ダクト230内に吸引され、屋根部材210を通過した後にエンジン60に駆動される作業機本体50やエンジン60等を冷却する。このため作業機本体50やエンジン60等は水滴等を含まない冷却風にて冷却されるため不具合の発生を少なくする事ができる。吸熱後の冷却風は排風となって再び屋根部材210の図示しない内部通路,排風ダクト240へと送り出され、排風口240aより排風Q2となって大気に開放される。
登録実用新案公報 実用新案登録第3084431号 登録実用新案公報 実用新案登録第3096253号
多くの場合エンジン駆動作業機は使用する作業現場が固定される事は少なく、作業現場毎に頻繁に運ばれて使用される事が多い。かかる場合にエンジン駆動作業機は筐体よりダクト等の飛び出し部分が無い事が好まれる。またダクトや雨樋等は筐体より突き出ているため、エンジン駆動作業機のクレーン等による吊り上げ作業時や設置時に周辺の建造物や他のエンジン駆動作業機に衝打して、変形により自らの機能を果たさなくなったり、相手の構造物に損傷を与えてしまう事も有る。
雨樋を金属製として、筐体と雨樋とを溶接構造とした場合には接合面が塗装できずに錆の発生を抑えるために接合面をコーキングする必要が有る。また金属製雨樋を筐体にボルト等で固定する場合にも、雨樋が長かったりすると接合面に隙間ができる場合もあるのでコーキングの必要がある。
またエンジン駆動作業機が大型になると筐体全体が複数の構成部材に分割されていて、該構成部材のそれぞれがボルト等により結合されて1つの筐体となっている。該構成部材のうちで冷却風を吸引する吸気口が配設された構成部材(例えば屋根部材)は、更に細かに分割された同形状を成した複数の小構成部材片が横設されてボルト等の結合にて1つの構成部材となっている。
前記吸気口が複数の小構成部材片に連続して形成されている場合には、雨水対策として雨樋を配設する場合は、横設された前記複数の小構成部材片の壁面に通して配設しなければならない。しかしながら同形状の複数の小構成部材片とは言え、外径寸法は必ずしも同一に仕上がっていない場合がある。かかるばあいに該小構成部材片を横設してボルト等で結合されて組立誤差も加算されるので、当然接合面に段差が生じる。
この様な小構成部材片の接合面には雨水侵入防止対策として接合面全長に断面視で表面より盛り上がる様に円弧状のコーキングを施す事も有るため、更に接合面の平坦度が損なわれてしまう。かかる場合は、ボルトによる金属製の雨樋取付には、隙間調整を行った上で取付面の周囲をコーキングせねば成らい場合があり、取付に時間を要する。また隙間調整が不十分だと雨樋が変形してしまう事も有る。
課題を解決する為の手段
上述の様な課題を解決すべく本発明に於いては請求項1に記載の如く、少なくとも筐体内にエンジンとエンジンに駆動される作業機本体および冷却ファンとが配設され、該筐体側壁面に雨樋が配設されているエンジン駆動作業機において、該雨樋を柔軟性を有した部材で形成し、該雨樋は略凹型をした排水溝の開口部を上方に向け、該排水溝を形成する両側壁の一側壁外面を該側壁上端部から前記排水溝底面位置より下側に延びた下端部までを平面状の垂直壁で形成し、該平面状の垂直壁下端に連なる雨樋底面と前記排水溝の底面とで囲まれた塊部の略中間領域に中空状の空隙を雨樋の長手方向に形成する。
上述の様な課題を解決すべく本発明に於いては請求項2に記載の如く、請求項1記載のエンジン駆動作業機の雨樋であって、前記筐体側壁面に配設された雨樋は柔軟性を有した樹脂材で形成され、該筐体側壁向に形成された吸気口上部に配設する。
上述の様な課題を解決すべく本発明に於いては請求項3に記載の如く、請求項2記載のエンジン駆動作業機の雨樋であって、前記排水溝底面位置は前記垂直壁の略中央位置より下側に形成され、該排水溝底面の一端は前記平面状をした垂直壁の内壁面に連接され、他端は該排水溝外壁内面に連接され、該排水溝外壁は該連接点より上方で雨樋幅が最大となる様に排水溝外壁を外側に拡げて形成する。
上述の様な課題を解決すべく本発明に於いては請求項4に記載の如く、請求項1乃至請求項3記載のエンジン駆動作業機の雨樋であって、前記略凹型をした排水溝両側壁の一側壁に形成された平面状の垂直壁に弾性部材の一側面を貼着し、該弾性部材の他側面はエンジン駆動作業機の筐体側壁面に貼着できるように形成する。
上述の様な課題を解決すべく本発明に於いては請求項5に記載の如く、請求項4記載のエンジン駆動作業機の雨樋であって、前記平面状の垂直壁に対向する排水溝外壁に連なる外側表面の下方に前記雨樋底面との間を仕切る下側に向いた平板状の突起片が雨樋の長手方向に連続して形成する。
上述の様な課題を解決すべく本発明に於いては請求項6に記載の如く、請求項5記載のエンジン駆動作業機の雨樋であって、前記略凹型をした排水溝底面の上側近傍に前記排水溝の一側壁である前記平面状をした垂直壁を貫く水平方向のボルト取付穴を少なくとも2つ以上形成し、該雨樋の固定をボルト取付穴に挿通したボルトで補強する。
発明の効果
本発明は上述のように構成する事により、次のような効果を奏する。
雨樋を柔軟性を有した樹脂材で形成し、該雨樋の雨水排水に用いる凹型をした排水溝底面と該排水溝底面の下方に位置する雨樋底面との間の樹脂部材が塊として存在する部分の略中間領域に中空状の空隙を形成したので、該塊部を貫く方向の押圧力に対して反力を有しながら柔軟で復元力を期待した雨樋を提供する事ができる。
このためエンジン駆動作業機をクレーン等で吊り上げる作業時や設置時に周辺の建造物等に衝打しても、該雨樋自体や相手を傷つける事も少なく、また自らも復元力が優れているので変形により雨樋としての機能を失う事を軽減できる。
雨樋の取付面である前記垂直壁に対向する排水溝の排水溝外壁は、該排水溝底面の上方で排水溝幅が最大となる様に該排水溝外壁が外側に張り出して形成され、エンジン駆動作業機の筐体側壁面より一番突出した所と成っている。
該構成により筐体側壁面に配設された雨樋の最大突出部が、略水平方向からの他の構造物に衝打されると、反力を有した雨樋の排水溝底面が前記平面状の垂直壁との交点を支点に全体が内側に回転するように変形する。この時該支点より上部の平面状の垂直壁は筐体側壁面に押圧される方向なので前記貼着された弾性部材が剥がれ事が無いので雨水が雨樋上部よりしみこむ事は無い。
またこの時前記支点より下側の平面状の垂直壁は剥がれる方向の力が働くが仮に貼着した弾性部材が剥がれても、支点よりも上部が確実に貼着しているので上からの雨水のしみこみを懸念する必要は無い。
雨樋の取付面である前記平面状の垂直壁に対向する前記排水溝外壁の外側表面下方に該雨樋底面との間を仕切る下側に向いた平板状の突起片を雨樋の長手方向に連続して形成したので、該外側表面に触突した雨水の水滴が該突起片を伝わり真下に落下するので雨樋底面を経て筐体側壁面に形成された吸気口へと伝わる事は無い。
前記取付面である平面状に形成された垂直壁の排水溝内側より、前記排水溝の底面の上側近傍に水平を成して筐体側壁面と該雨樋とを固定するボルトが配設されているので、前記排水溝の底面が前記平面状の垂直壁に交わる支点近傍は、該ボルトにより筐体側壁面に押圧されているので、該雨樋に水平方向の外力が加わった場合でも、確実に該支点部は安定的に押圧されている。
前記雨樋を柔軟性を有する樹脂材で形成したのでより貼着面である筐体側壁面の平坦度を気にせずに隙間無く貼着する事が可能となる。またエンジン駆動作業機が大型となり吸気口を形成する筐体部分が複数の小構成部材片で組み立てられ、該筐体接合面にコーキング処理が行われている場合は部分的に段差が生じるが、該段差を吸収して貼着できる雨樋を提供する事ができる。
雨樋が筐体面に確実に隙間無く貼着でき、該弾性部材は通常独立気泡体て形成された多孔性材料を使用するので弾性部材自体の水の透過や隙間による水の透過を無くす事ができるのでコーキング作業を省く事ができ、仕上がりも良くなる。またボルト頭部が凹型溝の内部に配設されているので、外側より見えずに美観を損なう事は無い。
発明を実施する為の最良の形態
以下、図1乃至図5により本発明の実施例を示す。
図1は本発明の一実施例で、雨樋が筐体側面に配設されたエンジン駆動作業機の側面図を示し、以下詳細に説明する。エンジン駆動作業機100はベース110と筐体の一部である下段フレーム120、上段フレーム130等で形成されている。筐体内部のベース110上にはエンジン60とエンジン60に駆動される作業機本体50、冷却ファン61、ラジエータ62や電装品収納箱70等が配設されている。
下段フレーム120はエンジン駆動作業機100が大型であるために複数の下段フレーム片121、122、123,124および下段フレーム片125がそれぞれボルトで締結されている。該フレームには必要に応じて筐体内部を点検するための扉が配設されている。
上段フレーム130も筐体が大きいために複数の小構成部材片である上段フレーム片131,132,133,134,135で構成され、互いに図示しないボルトで締結され、1つの上段フレーム130として形成されている。
該エンジン駆動作業機100は屋外に設置される事が多いため、天井面である前記上段フレーム130は、上段フレーム片同士の外周側接合面に沿って断面が円弧状に盛り上がった帯状のコーキング部材160が連続して塗布してあり、筐体内部への雨水の浸入を防止している。
前記上段フレーム片134と上段フレーム片135との側壁面に冷却空気を吸引する吸気口136、137が形成され、図示しない通風路を経て筐体内部を冷却して排風口131aより外部に放出される。該吸気口136、137の上方には雨樋80が前記上段フレーム片132から上段フレーム片135までを通して配設されている。
図2は図1で示したA−A断面図であり、図3は図2で示した雨樋80の拡大図であり以下併せて詳細に説明する。上段フレーム片135の側壁面135aには冷却風を吸引する吸気口137が雨水の浸入を阻止する斜板137aを有して形成されている。該吸気口137の上方に天井面等から流れ落ちる雨水を捕集する雨樋80が、弾性部材85を貼着したうえで上段フレーム片135の側壁面135aに配設されている。
図3に示すように、上段フレーム片135の側壁面135aに配設された雨樋80は、略凹型をした排水溝80eの開口部を上方に向け、該排水溝80eを形成する図示左端の壁面が平面状を成して排水溝の底面80fより下方に延びた垂直壁80aを形成している。該垂直壁80aの外壁面には独立気泡体で構成された弾性部材85の片面が貼設し、他面は側壁面135aに貼着している。さらにボルト92にて側壁面135aに固設されたナット93との間で雨樋を螺持している。
排水溝底面80fと前記垂直壁80a下端に連なる雨樋80の底面80kとの間に囲まれる略中間領域に中空状の空隙80cが雨樋80の長手方向に通して形成されている。垂直壁80aに対向する排水溝外壁80dは、排水溝の底面80fの図示右側端部に連なり上方に向かいながら外側に拡がるように排水溝80eの幅を広げて最大溝幅を形成した後は、上方位置で排水溝80eの幅を狭めている。
前記排水溝外壁80dの下側は前記雨樋の底面80kへと延びている。排水溝外壁80dと雨樋底面80kとの境には、該排水溝外壁80dの表面に沿って流れ落ちる水滴を下側に落下させる下側に向いた平板状の突起片80gが形成されている。
排水溝外壁80dの内側より図示矢印F1から矢印F2の方向に力を加えると排水溝外壁80dは想像線で示す排水溝外壁80jの如く倒れるのでボルト92の挿入を行う事ができ、矢印F2,F1の方向の力を取り去ると排水溝外壁80jは実線で示した元の位置である排水溝外壁80dに戻る。
排水溝底面80fの下方は略中央部に中空状の空隙80cを有した塊部80bが形成されている。該塊部80bは他の雨樋部分に比較して外力に対する反発力が有り衝撃に対して緩衝材として働く。エンジン駆動作業機の移設時や搬送時に伴う触突による外力に対して機械の保護に役立ち、また相手の構造物に対して損傷を与える事も少なくなる。この様に該雨樋80は緩衝材としての機能を有した雨樋となっている。
図4は図1で示したP矢視図で有るが、雨樋80の取付前の状態を示している。結合される上段フレーム片134と上段フレーム片135との間には製作上の寸法誤差が有ったり、組立時に発生する該上段フレーム片の側壁面134aと上段フレーム片の側壁面135aとの間のずれにより段差d1が生じる事がある。
また両上段フレーム片間の結合部には雨水対策としてコーキング部材160が結合部に沿って連続的に塗布され、該コーキング部材の断面は表面より円弧状に盛り上がるように施工されている。前記段差d1が生じた部分には該段差d1をなだらかに覆うコーキング部材160の盛り上がり部160aが形成されている。
図5は図4に対して雨樋80を取り付けた状態を表している。段差d1を有した前記上段フレーム片の側壁面134aと上段フレーム片の側壁面135aとに跨り雨樋80が、略凹型をした排水溝80eの開口部を上方に向け、合成ゴム製の弾性部材85が雨樋80の前記垂直壁80aに貼設されて上段フレームの各側壁面に沿うように密着状態で配設されている。
該雨樋80は可塑剤を加えて所定の硬度にした塩化ビニル樹脂で形成され、前記垂直壁80aに貼設された合成ゴム製の弾性部材85と共に柔軟性を有しながら取付面である上段フレームの各側壁面の変形や段差部を吸収している。取付面の段差部やコーキング部の盛り上がり部160aの密着状態を確実にするため、排水溝80eの内側よりボルト92を筐体側に固着されたナット93に挿通し固定している。
雨樋80や上段フレームの段差部d1及びコーキング部材160形状を説明するに当たり各要部は誇張して図示している。また実施例では結合された複数の上段フレーム片に跨るように雨樋80を配設した実例を開示したが平坦な1つの部材で形成された取付面でも効果を有する事は言うまでもない。また前記貼設する弾性部材85は、1つの部材で形成された平坦な取付面で有る場合は厚さの薄い両面テープ等を用いる事も可能である事は言うまでもない。
図1は本発明の一実施例を示すエンジン駆動作業機の側面図 図2は図1で示したA−A断面図 図3は図2で示した雨樋80の拡大図 図4は図1で示したP矢視図 図5は図4に雨樋を配設した図 図6は吸気ダクトに雨樋を形成した一従来例 図7は図6で示した従来例の雨樋部拡大図
符号の説明
50 作業機本体
60 エンジン
61 冷却ファン
62 ラジエータ
70 電装品収納箱
80 雨樋
80c 中空状の空隙
80e 排水溝
85 弾性部材
92 ボルト
100,200 エンジン駆動作業機
110,205 ベース
120 下段フレーム
130 上段フレーム
134,135 上段フレーム片
136,137 吸気口
160 コーキング部材
230 吸気ダクト
230b 雨樋

Claims (6)

  1. 少なくとも筐体内にエンジンとエンジンに駆動される作業機本体および冷却ファンとが配設され、該筐体側壁面に雨樋が配設されているエンジン駆動作業機において、該雨樋を柔軟性を有した部材で形成し、該雨樋は略凹型をした排水溝の開口部を上方に向け、該排水溝を形成する両側壁の一側壁外面を該側壁上端部から前記排水溝底面位置より下側に延びた下端部までを平面状の垂直壁で形成し、該平面状の垂直壁下端に連なる雨樋底面と前記排水溝の底面とで囲まれた塊部の略中間領域に中空状の空隙を雨樋の長手方向に形成した事を特徴とするエンジン駆動作業機の雨樋。
  2. 請求項1記載のエンジン駆動作業機の雨樋であって、前記筐体側壁面に配設された雨樋は柔軟性を有した樹脂材で形成され、該筐体側壁面に形成された吸気口上部に配設されている事を特徴とするエンジン駆動作業機の雨樋。
  3. 請求項2記載のエンジン駆動作業機の雨樋であって、前記排水溝底面位置は前記垂直壁の略中央位置より下側に形成され、該排水溝底面の一端は前記平面状をした垂直壁の内壁面に連接され、他端は該排水溝外壁内面に連接され、該排水溝外壁は該連接点より上方で雨樋幅が最大となる様に排水溝外壁が外側に拡がって形成されいる事を特徴とするエンジン駆動作業機の雨樋。
  4. 請求項1乃至請求項3記載のエンジン駆動作業機の雨樋であって、前記略凹型をした排水溝両側壁の一側壁に形成された平面状の垂直壁に弾性部材の一側面を貼着し、該弾性部材の他側面はエンジン駆動作業機の筐体側壁面に貼着できるように形成されている事を特徴とするエンジン駆動作業機の雨樋。
  5. 請求項4記載のエンジン駆動作業機の雨樋であって、前記平面状の垂直壁に対向する排水溝外壁に連なる外側表面の下方に前記雨樋底面との間を仕切る下側に向いた平板状の突起片が雨樋の長手方向に連続して形成されている事を特徴とするエンジン駆動作業機の雨樋。
  6. 請求項5記載のエンジン駆動作業機の雨樋であって、前記略凹型をした排水溝底面の上側近傍に前記排水溝の一側壁である前記平面状をした垂直壁を貫く水平方向のボルト取付穴を少なくとも2つ以上形成し、該雨樋の固定をボルト取付穴に挿通したボルトで補強した事を特徴とするエンジン駆動作業機の雨樋。
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