JP3084431U - エンジン駆動作業機 - Google Patents
エンジン駆動作業機Info
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- JP3084431U JP3084431U JP2001005768U JP2001005768U JP3084431U JP 3084431 U JP3084431 U JP 3084431U JP 2001005768 U JP2001005768 U JP 2001005768U JP 2001005768 U JP2001005768 U JP 2001005768U JP 3084431 U JP3084431 U JP 3084431U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 限られた設置スペースに設置が可能で、屋外
で使用した際、雨水が防音ケース内に侵入することがな
いエンジン駆動作業機を提供する。 【解決手段】 外気を通流するための通気口5と排気口
20とが設けられると共に、開閉扉18が設けられたエ
ンジン駆動作業機(空気圧縮機1)の防音ケース2に、
防音ケース2内への雨水の侵入を防止すべく軒と樋4を
設ける。軒と樋4が防音ケース2内への雨水の侵入を防
止するので、防音ケース2内に設置された各種電気制御
機器の絶縁不良に起因する各種機械設備の誤動作が防止
される。
で使用した際、雨水が防音ケース内に侵入することがな
いエンジン駆動作業機を提供する。 【解決手段】 外気を通流するための通気口5と排気口
20とが設けられると共に、開閉扉18が設けられたエ
ンジン駆動作業機(空気圧縮機1)の防音ケース2に、
防音ケース2内への雨水の侵入を防止すべく軒と樋4を
設ける。軒と樋4が防音ケース2内への雨水の侵入を防
止するので、防音ケース2内に設置された各種電気制御
機器の絶縁不良に起因する各種機械設備の誤動作が防止
される。
Description
【0001】
本考案は防音ケース内に圧縮機本体、発電機本体等の作業機本体を搭載したエ ンジン駆動作業機に関するものである。
【0002】
一般に、エンジン駆動作業機には、防音ケース内に、発電機本体、空気圧縮機 本体、又は溶接機本体等の作業機本体、作業機本体を駆動するためのエンジンの 他、エンジンの冷却水を冷却するためのラジエータや防音ケースの通気口から排 気口に外気を通流させて、燃焼に必要な空気をエンジンに供給しながら、前記ラ ジエータや各種電気制御機器等を冷却するための吐出型ファン(以下、ファンと いう)が搭載されている。
【0003】 ところで、この種のエンジン駆動作業機は、屋内と屋外とで使用されるが、屋 外で使用すると、降雨時に、通気口等から防音ケース内に雨水が侵入して各種機 械設備の電気制御機器の絶縁不良が発生し、これにより、各種機械設備に誤動作 が発生することがある。 また、前記防音ケースの側壁にはメンテナンス(保守・点検)のために開閉扉 が取り付けられるが、建付けが悪く側壁の扉取り付け部と開閉扉との間に隙間が あった場合や側壁の扉取り付け部に対する開閉扉の当り部となるシール部材の経 時変化によって隙間ができてしまった場合には、前記ファンによる吸入負圧、又 は毛細管現象によって隙間から内部に雨水が侵入する虞もある。
【0004】
このため、通気口に雨水の侵入を防止するためのダクトを設けると共に、通気 口にフードを取り付けて雨水の侵入を防止することが考えられるが、通気口に吸 入抵抗の少ないフードを取り付けると、今度は、装置全体が大きくなりすぎて、 限られた設置スペースに設置することができなくなる。 なお、防音ケースにメンテナンス等により床にこぼれたオイル等を外部に排出 するためのドレンが設けられている場合には、ドレンを利用して雨水を排出する ことも想定される。しかし、雨水を排水する場合は、床面に溜まったオイル等も 一緒に排水されてしまうので、何らかの容器で排水を回収し、廃棄処理する等の 特別な対応が必要となる。
【0005】 本考案は上記事情に鑑みて案出されたものであり、本考案の目的は、限られた 設置スペースに設置することが可能で、屋外で使用した際に、雨水が防音ケース 内に侵入することがない新規なエンジン駆動作業機を提供することにある。
【0006】
請求項1記載の考案は、外気を通流するための通気口と排気口とが設けられた 防音ケース内に、少なくとも、エンジンと、該エンジンにより駆動される作業機 本体とを収容し、ファンにより前記通気口から前記防音ケース内に外気を吸い込 んでこれを前記排気口から外部に排出させることにより前記防音ケース内を冷却 するようにしたエンジン駆動作業機において、前記防音ケースに軒と樋を設けて 、雨水を所定の地点で地面に落下させ、これにより、防音ケース内への雨水の侵 入を防止して絶縁不良に起因した各種機械設備の誤動作を防止する。
【0007】 また、請求項2記載の考案は、前記防音ケースの側壁の下部を上部に対して所 定深さ内側に窪ませて前記軒を形成し、これにより、限られた設置スペースへの 設置を可能とする。
【0008】 さらに、請求項3記載の考案は、前記防音ケースの側壁の上部に前記通気口を 設け、前記通気口と前記防音ケースのルーフとの間に前記樋を設置し、さらに、 前記軒より下方の前記側壁の下部に、開閉扉を設置することにより、雨水の侵入 を防止し、制御機器の絶縁不良に起因した各種機械設備の誤動作を防止すると共 に、限られた設置スペースへの設置を可能とする。
【0009】
以下、本考案の一実施の形態を図1ないし図4を参照して説明する。 図1はエンジン駆動作業機としての空気圧縮機の外観構造図であり、図中、矢 印Fは空気圧縮機1の前方側を、矢印Rは空気圧縮機1の後方側を示す。
【0010】 図1に示すように、空気圧縮機1の防音ケース2は、ベース3上に取り付けら れており、内部には、後述するラジエータ、オイルクーラ、エンジン、空気圧縮 機本体等の各種機械設備のほか、機械設備を制御するための各種電気制御機器が 設置される。 前記防音ケース2の左右の側壁2a,2bの下部及び前後の側壁2c,2dの 下部は、上部よりも所定深さ内側に窪ませられていて雨水を切るための軒となっ ている。この防音ケース2の側壁2a,2b,2dの上部には、ルーフ2eから 流れ落ちる雨水を集めて排水するために樋4が設置され、各樋4,4,4の下方 側に通気口5が設けられる。
【0011】 前記樋4,4,4は、ルーフ2eから流れ落ちた雨水を集めてこれを通気口5 ,5,5,5から所定距離離れた位置まで案内できるように、そして、その位置 から地面に直接落下させることができるようにするために、各通気口5,5,5 ,5を中心として左右に所定長さ延びている。
【0012】 そして、通気口5,5,5,5には、外部から雨水、ゴミ等の異物が入らない ようにグリルが内側に備えられると共に、機械室(後述する)からの機械音等の 漏れを抑えるためのルーバーが備えられる。
【0013】 図2に前記防音ケース2の内部を示す。図2に示すように、防音ケース2内は 、垂直隔壁6a、水平隔壁6b、ダクト壁6c等によって、前部の排風室7、後 部の機械室8、機械室8の上方の吸気ダクト9a,9b,9cに区分されており 、機械室8にラジエータ10、オイルクーラ11、エンジン12、空気圧縮機本 体15等が配置される。 前記ラジエータ10、オイルクーラ11、エンジン12、空気圧縮機本体15 等は、機械室8の前方側Fから後方側Rに臨んで直列に設置されており、ラジエ ータ10及びオイルクーラ11は、前記垂直隔壁6aに形成されている通風口1 3に対向させて、また、ファン14はオイルクーラ11に対向させて前記エンジ ン12に取り付けられる。なお、ファン14はエンジン駆動式に限らず電動ファ ンであってもよい。 また、水平隔壁6bの後部側Rには、吸気ダクト9a,9b,9cと前記機械 室8とを連通すべく連通口19が設けられ、ルーフ2eの前方側Fには、排風室 7と外部とを連通すべく排気口20が設けられる。
【0014】 前記エンジン12を起動し、空気圧縮機本体15と前記ファン14とを駆動す ると、空気圧縮機本体15が空気を圧縮する。圧縮空気はレシーバータンク16 からアフタクーラ17に送られる。また、前記ファン14の吸引力により機械室 8から排風室7に機械室8内の雰囲気が送り出されると共に、前記した各通気口 5,5,5,5から吸気ダクト9a,9b,9cに外気が導入される。 このため、アフタクーラ17のコアー部を通過した外気は、機械室8内を通過 して排風室7に至る間に、機械室8に配置されている空気圧縮機本体15、エン ジン12、オイルクーラ11、ラジエータ10の各種機械設備、その他、補器、 電気機器、電気回路、制御盤等の各種電気制御機器を冷却し、正常な連続運転を 可能とする。また、防音ケース2の内面及び吸気ダクト9a,9b,9cの内面 には、吸音材が付設されているため、各通気口5,5,5,5及び排気口20を 通じて外部に漏れる騒音が減少する。
【0015】 前記空気圧縮機1を屋外に設置して使用する場合は、前記した各通気口5,5 ,5,5に前記ファン14による吸入負圧が発生するが、ルーフ2eから流れ落 ちた雨水は、各樋4,4,4に集められて通気口5,5,5,5から離れた地点 に導かれ、ここで地面へと落下する。 また、横風により防音ケース2の側壁2a,2b,2dの上部に付着した後、 自重により側壁の上部から流れ落ちた雨水は、左右の側壁2a,2bの上部、後 部の側壁2dの上部の水切り作用によって、直接地面に落下する。 このため、側壁2aの下部に設置されたメンテナンスのための開閉扉18の建 付けが悪く、隙間がある場合や側壁2aの扉取り付け部に対する開閉扉18の当 り部となるシール部材の経時変化によって隙間ができてしまった場合でも、隙間 からの雨水の侵入を防止することができる。 この場合、図3及び図4に示すように、側壁2a,2b,2dの下方に樋4, 4,4を取り付けて、開閉扉18側への雨水を遮断してもよいし、ルーフ2eの 先端部及び軒の先端下部に水切り21を設けて各樋4,4,…に雨水が集められ るようにしてもよい。また、樋4,4,4をルーフ2e又は側壁2a,2b,2 dに一体成形することにより、空気圧縮機1のスペースセービングを達成しても よい。 なお、図1乃至図4においては、理解の容易のため、樋4,4,…を他の部分 と比較して大きく表現したが、樋4,4,…は、屋内の設置スペースに対して空 気圧縮機1を設置できる大きさに形成されている。
【0016】
以上、説明したことから明らかなように、この考案によれば次の如き優れた効 果を奏する。 (1)防音ケースに軒と樋を設けて防音ケース内への雨水の侵入を防止するよう にしたので、各種電気制御機器の絶縁不良に起因する各種機械設備の誤動作を防 止することができる(請求項1)。 (2)また、防音ケースの側壁の下部を上部に対して所定深さ内側に窪ませて軒 を形成したので、エンジン駆動作業機を限られた設置スペースに設置することが できる(請求項2)。 (3)さらに、防音ケースの通気口とルーフとの間に樋を設置し、開閉扉を軒よ り下方の側壁の下部に設置したので、雨水の侵入を防止することができ、各種電 気制御機器の絶縁不良に起因する各種機械設備の誤動作を防止することができる 。また、エンジン駆動作業機を限られた設置スペースに設置することができる( 請求項3)。
【図1】この考案の一実施の形態に係るエンジン駆動作
業機としての空気圧縮機の外観構造図である。
業機としての空気圧縮機の外観構造図である。
【図2】この考案の一実施の形態に係る防音ケースの内
部を示す解説図である。
部を示す解説図である。
【図3】この考案の一実施の形態に係る防音ケースの他
の実施の形態を示す外観構造図である。
の実施の形態を示す外観構造図である。
【図4】図3のX矢視図である。
1 空気圧縮機(エンジン駆動作業機) 2 防音ケース 2a,2b,2c,2d 側壁 4 樋 5 通気口 14 ファン 18 開閉扉 20 排気口
Claims (3)
- 【請求項1】 外気を通流するための通気口と排気口と
が設けられた防音ケース内に、少なくとも、エンジン
と、該エンジンにより駆動される作業機本体とを収容
し、ファンにより前記通気口から前記防音ケース内に外
気を吸い込んでこれを前記排気口から外部に排出させる
ことにより前記防音ケース内を冷却するようにしたエン
ジン駆動作業機において、 前記防音ケースに軒と樋を設けて防音ケース内への雨水
の侵入を防止するように構成したことを特徴とするエン
ジン駆動作業機。 - 【請求項2】 前記軒が前記防音ケースの側壁の下部を
上部に対して所定深さ内側に窪ませて形成された請求項
1記載のエンジン駆動作業機。 - 【請求項3】 前記通気口が前記防音ケースの側壁の上
部に設けられ、前記樋が前記通気口と前記防音ケースの
ルーフとの間に設置され、さらに、開閉扉が前記軒より
下方の前記側壁の下部に設けられた請求項1又は請求項
2記載のエンジン駆動作業機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001005768U JP3084431U (ja) | 2001-08-31 | 2001-08-31 | エンジン駆動作業機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001005768U JP3084431U (ja) | 2001-08-31 | 2001-08-31 | エンジン駆動作業機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3084431U true JP3084431U (ja) | 2002-03-22 |
Family
ID=43235902
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001005768U Expired - Lifetime JP3084431U (ja) | 2001-08-31 | 2001-08-31 | エンジン駆動作業機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3084431U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011214538A (ja) * | 2010-04-01 | 2011-10-27 | Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd | エンジン作業機 |
JP2014177930A (ja) * | 2013-03-15 | 2014-09-25 | Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd | エンジン発電機 |
-
2001
- 2001-08-31 JP JP2001005768U patent/JP3084431U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011214538A (ja) * | 2010-04-01 | 2011-10-27 | Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd | エンジン作業機 |
JP2014177930A (ja) * | 2013-03-15 | 2014-09-25 | Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd | エンジン発電機 |
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