JP2008050798A - 床構造及びその施工方法 - Google Patents

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Abstract


【課題】既存のアルミサッシを残したまま、掃出し窓のサッシ下枠に隣接する床材を補修する。
【解決手段】本発明に係る床構造1は、防水性床材2の一方の縁部に形成されたサッシ側嵌合凹部3を、掃出し窓が取り付けられるサッシ4の下枠5のうち、室内側に延設された室内側縁部6に嵌め込むとともに、防水性床材2の他方の縁部に形成された室内側嵌合凸部7を室内に敷設された床材8の雌実9に嵌合してある。床材8は、その上面に他方の縁部から一方の縁部に向かう水勾配10を形成してあるとともに、他方の縁部近傍に突条11を設けて結露水を遮断するように構成してある。
【選択図】 図1

Description

本発明は、掃出し窓に適用される床構造及びその施工方法に関する。
住宅の開口部には、窓を嵌め込む枠材としてアルミサッシを取り付けることが多いが、かかるアルミサッシは、アルミニウムという材質上、熱伝導率が高い。
そのため、冬期にサッシの室内面が結露しやすくなるとともに、サッシから流下してきた結露水は、開口部の下縁を構成する木部の表面を変色させたり、シミを形成したり、木部を腐食させたりする原因となる。
そのため、かかる結露水の対策として、さまざまな観点から技術開発が行われてきた。
特開平8−93330号公報 特開平10−292745号公報 特開2001−132356号公報 特開2002−4719号公報 特開2002−213148号公報 特開2002−309857号公報
ここで、特許文献1,4,5には、結露水が室内に入らぬように改良されたアルミサッシが開示されている。また、特許文献2には、サッシ下枠と開口部との間に排水溝を形成した遮水部材を介在させる点が開示されており、特許文献3には、開口部の内周縁に調湿部材を取り付ける点が、特許文献6には、サッシ縦枠と開口部の側面との間に合成樹脂で形成された見切り材を介在させる点がそれぞれ開示されている。
しかしながら、サッシの結露水による不具合は、湿気が除去されにくい掃出し窓の下方で生じやすく、かかる掃出し窓に嵌め込まれるサッシの下枠に隣接した箇所、すなわち、掃出し窓に最も近い床材は、結露水のために変色したり、腐食したりする。
翻って、上述した従来技術は、新築時にしか適用できなかったり、開口部の側方にしか適用できなかったりと、いずれもリフォーム時において掃出し窓に適用することができないという問題を生じていた。
ちなみに、特許文献2に開示された遮水部材は、リフォーム時への適用について言及があるものの、既存アルミサッシの下枠下方に排水部材を嵌め込むことは、実際には困難が予想される。
本発明は、上述した事情を考慮してなされたもので、既存のアルミサッシを残したまま、掃出し窓のサッシ下枠に隣接する床材を補修することが可能な床構造及びその施工方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る床構造は請求項1に記載したように、防水性床材の一方の縁部に形成されたサッシ側嵌合凹部を、掃出し窓が取り付けられるサッシの下枠のうち、室内側に延設された室内側縁部に嵌め込むとともに、前記防水性床材の他方の縁部に形成された室内側嵌合凸部を室内に敷設された床材の雌実に嵌合したものである。
また、本発明に係る床構造は、前記防水性床材の上面に前記他方の縁部から前記一方の縁部に向かう水勾配を設けるとともに、前記他方の縁部近傍に突条を設けて結露水を遮断するようにしたものである。
また、本発明に係る床構造の施工方法は請求項3に記載したように、室内に敷設された床材のうち、掃出し窓が取り付けられたサッシの下枠に当接し又は見切り材を介して配置された床材を撤去し、次いで、撤去された部分に前記サッシの下枠に当接するように防水性床材を敷設する床構造の施工方法であって、前記防水性床材を敷設する際、該防水性床材の一方の縁部に形成されたサッシ側嵌合凹部を、前記サッシの下枠のうち、室内側に延設された室内側縁部に嵌め込むとともに、前記防水性床材の他方の縁部に形成された室内側嵌合凸部を前記床材の雌実に嵌合するものである。
本発明に係る床構造及びその施工方法においては、掃出し窓が取り付けられるサッシの下枠と床材との間に床材を兼ねる防水性床材を敷設するが、かかる防水性床材は、一方の縁部にサッシ側嵌合凹部を形成してあるとともに、他方の縁部に室内側嵌合凸部を形成してあり、敷設の際には、サッシ側嵌合凹部を、掃出し窓が取り付けられるサッシの下枠のうち、室内側に延設された室内側縁部に嵌め込むとともに、室内側嵌合凸部を室内に敷設された床材の雌実に嵌合する。
このようにすると、床をリフォームする際、サッシを交換せずとも、サッシの下枠近傍における防水性を高めることが可能となる。
また、防水性床材を敷設するにあたっては、フローリングの施工方法と同様の手順で行うことができる。すなわち、既存の床材を撤去した後、防水性床材のサッシ側嵌合凹部をサッシ下枠の室内側縁部に嵌め込み、該防水性床材を根太や床下地材に固定した後、室内側嵌合凸部に床材の雌実を嵌め込み、次いで、その床材の雄実を釘止めし、以下、通常のフローリング施工手順にしたがって床材の敷設を行うことができるので、作業性に優れた床構造となる。
防水性床材は、プラスチック等の防水性材料で形成してあるが、その断面形状については、例えば床材と同じ厚みに形成することで、床に段差がなくなり、床の連続性を保つことができる。
ここで、前記防水性床材の上面に前記他方の縁部から前記一方の縁部に向かう水勾配を設けるとともに、前記他方の縁部近傍に突条を設けて結露水を遮断するようにしたならば、サッシ下枠近傍の防湿性がさらに高まる。なお、突条の高さや水勾配を適宜調整することにより、上述した床の連続性を実質的に維持することが可能である。
以下、本発明に係る床構造及びその施工方法の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。なお、従来技術と実質的に同一の部品等については同一の符号を付してその説明を省略する。
図1は、本実施形態に係る床構造を示した断面図である。同図でわかるように、本実施形態に係る床構造1は、防水性床材2の一方の縁部に形成されたサッシ側嵌合凹部3を、掃出し窓が取り付けられるサッシ4の下枠5のうち、室内側に延設された室内側縁部6に嵌め込むとともに、防水性床材2の他方の縁部に形成された室内側嵌合凸部7を室内に敷設された床材8の雌実9に嵌合してある。
防水性床材2は、例えばプラスチックで形成することが可能であり、施工時の作業性の観点から可撓性を有しているのが望ましい。
床材8は、フローリングとして一般に広く使用されているものであって、一方の縁部に雌実9が、他方の縁部に雄実(図示せず)が形成してあり、先行敷設された床材の雄実に釘を斜め打ちして根太や下地合板に固定しては、次の床材の雌実を先行敷設された床材の雄実に嵌め込んでいくという手順を繰り返すことで、多数の床材8を室内に敷き並べていくものである。
ここで、防水性床材2は、その上面に他方の縁部から一方の縁部に向かう水勾配10を形成してあるとともに、他方の縁部近傍に突条11を設けて結露水を遮断するように構成してある。
本実施形態に係る床構造2を床のリフォーム工事に適用するには、まず、室内に敷設された古い床材を撤去する。撤去すべき床材は、サッシ4の下枠5に当接又は近接していて、変色や腐食といった不具合がみられる床材だけで足りるが、リフォーム工事の際は、色合わせ等の観点で室内の床材を全て撤去することが多いため、以下、これを想定して説明する。また、サッシ4の下枠5と床材8の間に見切り材が設けられている場合にはこれも撤去する。
室内の床材をすべて撤去したならば、次に、サッシ4の下枠5に当接するように防水性床材2を敷設する。
ここで、防水性床材2を敷設するにあたっては、図2に示すように防水性床材2の一方の縁部に形成されたサッシ側嵌合凹部3に、サッシ4の下枠5のうち、室内側に延設された室内側縁部6を嵌め込む。
防水性床材2の嵌合が終了したならば、釘打ち、接着等任意の方法で防水性床材2を床下地材21に固定する。
次に、防水性床材2の他方の縁部に形成された室内側嵌合凸部7を床材8の雌実9に嵌合する。以下、先行敷設された床材8の雄実に釘を斜め打ちして根太22や下地材21に固定しては、次の床材8の雌実9を、先行敷設された床材8の雄実に嵌め込んでいくという手順を繰り返す。
以上説明したように、本実施形態に係る床構造1及びその施工方法によれば、防水性床材2を敷設する際、サッシ4の下枠5のうち、室内側に延設された室内側縁部6をサッシ側嵌合凹部3に嵌め込むとともに、室内側嵌合凸部7に床材8の雌実9を嵌合するので、床をリフォームする際、サッシ4を交換せずとも、サッシ4の下枠5近傍における防水性を高めることが可能となる。
また、本実施形態に係る床構造1及びその施工方法によれば、掃出し窓に生じた結露水やサッシの縦枠に生じた結露水が降りてきても、この結露水は、防水性床材2が受けることになるため、木質材料である床材8が水で濡れることはない。
加えて、防水性床材2の上面に他方の縁部から一方の縁部に向かう水勾配10を設けるとともに、他方の縁部近傍に突条11を設けて結露水を遮断するようにしたので、サッシ4の下枠5近傍における防湿性がさらに高まる。
また、本実施形態に係る床構造1の施工方法によれば、防水性床材2を敷設するにあたり、フローリングの施工方法と同様の手順で行うことができるので、作業性に優れた床構造となる。
また、本実施形態に係る床構造1によれば、結露水を受ける部材を防水性床材2という床材で形成したので、その幅を十分に広くとることが可能となり、サッシ4の下枠5から所望の距離だけ離間させることが可能となる。
本実施形態では、防水性床材2の上面に他方の縁部から一方の縁部に向かう水勾配10を設けるとともに、他方の縁部近傍に突条11を設けて結露水を遮断するようにしたが、防水性床材2の幅いかんによっては、水勾配10及び突条11を省略してもかまわない。
本実施形態に係る床構造の鉛直断面図。 本実施形態に係る床構造を施工している様子を示した鉛直断面図。
符号の説明
1 床構造
2 防水性床材
3 サッシ側嵌合凹部
4 サッシ
5 下枠
6 室内側縁部
7 室内側嵌合凸部
8 床材
9 雌実

Claims (3)

  1. 防水性床材の一方の縁部に形成されたサッシ側嵌合凹部を、掃出し窓が取り付けられるサッシの下枠のうち、室内側に延設された室内側縁部に嵌め込むとともに、前記防水性床材の他方の縁部に形成された室内側嵌合凸部を室内に敷設された床材の雌実に嵌合したことを特徴とする床構造。
  2. 前記防水性床材の上面に前記他方の縁部から前記一方の縁部に向かう水勾配を設けるとともに、前記他方の縁部近傍に突条を設けて結露水を遮断するようにした請求項1記載の床構造。
  3. 室内に敷設された床材のうち、掃出し窓が取り付けられたサッシの下枠に当接し又は見切り材を介して配置された床材を撤去し、次いで、撤去された部分に前記サッシの下枠に当接するように防水性床材を敷設する床構造の施工方法であって、前記防水性床材を敷設する際、該防水性床材の一方の縁部に形成されたサッシ側嵌合凹部を、前記サッシの下枠のうち、室内側に延設された室内側縁部に嵌め込むとともに、前記防水性床材の他方の縁部に形成された室内側嵌合凸部を前記床材の雌実に嵌合することを特徴とする床構造の施工方法。
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