JP2008050274A - 毛髪処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】還元剤を使用する毛髪処理操作に伴う毛髪の損傷を防止しながら弾力性および手触感が良く、かつ高いウエーブ力を有するウエーブを形成可能、あるいは高い縮毛矯正効果を発揮する毛髪処理方法の提供。
【解決手段】システアミン濃度が0.5〜3重量%のシステアミン、濃度が1〜6重量%のアミノ変性シリコーン、および油剤を含有し、pHが7.5〜11である毛髪処理剤(以下、第1毛髪処理剤という)を毛髪に付与して一定時間放置した後に洗浄し、該洗浄後に毛髪変形処理することを特徴とする毛髪処理方法。
【選択図】なし

Description

本発明は毛髪処理方法、特に毛髪変形処理方法に関する。
従来、ケラチン還元化合物例えばチオグリコール酸やシステイン、これらの塩などを還元剤として用いた毛髪の縮毛矯正処理、パーマネントウエーブ処理、カーリング処理等の毛髪変形処理が知られていた。しかしながら、これらの還元剤による毛髪変形処理では、処理による毛髪のダメージが大きく、処理後には必ずトリートメントをしなければならなかった。また、毛髪変形処理において、毛髪変形力をさらに高めるために還元剤の配合量の増大、あるいは毛髪変形処理剤を2度付けする方法が提案されているが、このような方法ではさらに毛髪のダメージが大きくなってしまう。さらに、一般に縮毛を真っ直ぐに矯正するための毛髪変形処理、いわゆる縮毛矯正処理では、縮毛に縮毛矯正用第1剤を塗布後、放置し、洗い流し、ドライヤー等で乾燥させ、高温整髪用アイロンを使用し真っ直ぐにし、2剤処理をするという工程であった。しかしながら、この方法では充分ストレートにすることができないことが多々起こっている。
これに対して、処理後の毛髪のダメージを補うため、および毛髪に対するトリートメント効果を期待してアミノ変性シリコーンなどを添加したパーマネント処理剤が提案されている(特許文献1、特許文献2、特許文献3参照)。しかしながら、これらの発明においては、毛髪のダメージに比して、そのトリートメント効果は充分とは言えず、また毛髪に対して艶やかで潤いがあり、かつ落ち着いたまとまり感を付与することはできなかった。
また、還元剤としてシステアミンを用い、さらにアミノ変性シリコーンを配合した縮毛矯正用処理剤(特許文献4参照)、また、還元剤としてシステアミンを用い、さらにパラフィンやステアリン酸ステアリルなどの油剤を配合したパーマネントウエーブ剤も提案されている(特許文献5参照)。しかしながら、還元剤としてシステアミンを用いると、毛髪に対するダメージは少ないものの、処理中の臭気の問題があり、さらに該臭気が処理後の毛髪に残存するという問題があった。
特開2003−226623号公報 特開平5−78226号公報 特開2003−238368号公報 特開2004−26770号公報 特開2003−40741号公報
本発明においては毛髪変形処理方法とは、毛髪変形剤を使用する縮毛矯正処理、パーマネントウエーブ処理、あるいはカーリング処理方法等を指し、該毛髪変形処理方法において、毛髪の損傷を防止しながら弾力性および手触り感が良く、かつ高いウエーブ力を有するウエーブが形成可能、あるいは毛髪の損傷を防止しながら様々な縮毛をまっすぐに矯正できる縮毛矯正効果を発揮する毛髪変形処理方法等を提供することを目的とする。
本発明は0.5〜3重量%のシステアミン、1〜6重量%のアミノ変性シリコーン、油剤および増粘物質を少なくとも含有し、pHが7.5〜11である毛髪処理剤(以下、第1毛髪処理剤という)を毛髪に付与して一定時間放置した後に水洗し、該水洗後に毛髪に毛髪変形剤を付与し毛髪変形処理することを特徴とする毛髪処理方法を提供することにより、前記目的を達成することができた。
すなわち、本願発明の第1の特徴は前記毛髪変形処理を行う前行程としてシステアミンを特定の割合で、かつアミノ変性シリコーンも特定の割合で配合し、さらに油剤および増粘物質を配合しているという特定構成の第1毛髪処理剤で処理を行うこと、また、本願発明の第2の特徴は前記第1毛髪処理剤により処理後に一定時間を置くこと、およびこの一定時間をおいた後にさらに水洗を行うことを特徴とする。
本願発明の毛髪処理方法が、前記の特徴とする構成を採用することにより前記のような目的を達成することができるのは、以下のような理由によるのではないかと推測される。
毛髪変形処理前に前記第1毛髪処理剤で毛髪を処理することにより毛髪をある程度の還元を行い軟化させて、次に行う毛髪変形処理で使用する毛髪変形処理剤が毛髪に浸透し易くできること、およびアミノ変性シリコーンと油剤を毛髪表面、毛髪表面付近と毛髪内部に付着させることにより、次に行う毛髪変形処理において使用する毛髪変形処理剤の毛髪に与える損傷を少なくし、かつ高い変形維持力を有する毛髪の変形が可能となる。
また前記水洗処理を行った後に後行程の毛髪変形処理を行うと、前記水洗処理により第1毛髪処理剤の構成成分である増粘物質が毛髪より洗い出され、後行程で使用する毛髪変形剤の毛髪への浸透が増粘物質により阻害されずに毛髪変形剤による毛髪変形効果が十分に達成される。さらに第1毛髪処理剤の処理後に一定時間放置することにより、システアミン、アミノ変性シリコーン、および油剤を毛髪へ十分に浸透することができ、前記のような第1毛髪処理剤の目的とする毛髪処理効果を十分に達成できる。
したがって、本発明の毛髪処理方法で使用可能な前記第1毛髪処理剤としては、システアミン、アミノ変性シリコーン、油剤および増粘物質を含有し、かつ前記の第1毛髪処理剤の処理後に一定時間放置、および水洗することにより増粘物質が洗い出され、その後に行う毛髪変形処理の目的とする毛髪処理効果を十分に達成できるものであれば良く、例えば本出願人が先に提出した特願2005−054118で提案した髪質改善剤が挙げられる。
同様に前記放置時間および水洗条件も第1毛髪処理剤の目的とする前記毛髪処理効果が達成できる範囲で適宜決定することができる。例えば前記放置時間としては2〜15分が挙げられ、また前記水洗条件、例えば水洗時間も使用する水の増粘物質の洗い出し能力、例えば水の温度を考慮して適宜決定することができる。
前記システアミンとしては、システアミン(HS−CH2−CH2−NH2)、あるいは毛髪化粧料として許容されるその塩、たとえば、システアミンの塩酸塩、クエン酸塩、臭化水素酸塩、酢酸塩などを用いることができる。これらは1種単独でまたは2種以上組み合わせ等で使用することもできる。また、前記システアミンは、0.5〜3重量%、好ましくは1.3〜2.5重量%の配合量で含まれているものが好ましい。システアミンの配合量が前記の範囲のものより少ないと第1毛髪処理剤による前記のような毛髪を軟化させるという目的を達成することができず、逆に前記システアミンの配合量が前記の範囲のものより多すぎると毛髪のダメージが大きくなってしまう。
前記アミノ変性シリコーンとしては、例えばアミノエチルアミノプロピルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体および/またはアミノエチルアミノプロピルメチルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体等で構成され、アミノ当量が約1800〜6400、25℃においてB型粘度計で測定された粘度が700〜1200mPa・sの範囲のものが挙げられる。これらアミノ変性シリコーンは公知のもの(例えば市販品としては東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社製SM8704C、SF8452C、SF8457C等)を適宜選択して使用することができる。また、前記アミノ変性シリコーンは、1〜6重量%、好ましくは2〜4重量%の配合量で含まれているものが、毛髪に良好な弾力感と仕上がりの手触りの良さを賦与することができるという点から好ましい。第1毛髪処理剤中のアミノ変性シリコーンの含有量が前記配合量の上限値を超える場合にはべとついた仕上がりになってしまう。
前記油剤としては、一般に毛髪化粧料の基剤として広く用いられる。このような油剤としては、たとえばコンディショニング効果を有するワセリン、マイクロクリスタリンワックス、パラフィン、セレシンなどの炭化水素類;ミツロウ、ラノリン、還元ラノリン、キャンデリラロウ、ホホバ油、鯨脂などのロウ類;ヒマシ油、パーム油、パーム核油、ヤシ油、カカオ脂、シア脂、ココア脂、木ロウ、馬油、牛脂、乳脂、これらを水添して得られる硬化油などの油脂類;ラウリン酸、ミリスチン酸、ラノリン脂肪酸などの高級脂肪酸;ミリスチン酸ミリスチル、ミリスチン酸セチル、パルミチン酸セチル、ステアリン酸ステアリル、ラノリン脂肪酸オクチルドデシルなどのエステル類などが挙げられる。これら油剤は少なくとも融点が30〜60℃の範囲のものが好ましく、また1種単独であるいは2種以上組み合わせて用いることができる。また、前記油剤は通常0.5〜6重量%、好ましくは1〜6重量%の配合量で含まれているものが好ましい。
前記第1毛髪処理剤の油剤の配合量が上記範囲内である場合には、該油剤は第1毛髪処理剤を塗布し水洗後においても毛髪表面および毛髪内部に吸着して残存して、毛髪に対して艶やかで潤いがあり、かつ落ち着いたまとまりを与えることができる。しかしながら、前記第1毛髪処理剤の油剤の配合量が上記範囲の範囲外で少量である場合には上記のような効果を奏することはできず、逆に記範囲の範囲外で多量である場合には毛髪にベタツキ感を与えてしまう。
前記水洗により洗い出される増粘物質は第1毛髪処理剤に粘性を付与している成分である。例えば第1毛髪処理剤が乳化物(クリーム)である場合、通常、乳化物(クリーム)は高級アルコールと界面活性剤、例えばセチルアルコールと塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、PEG-60水添ヒマシ油によってゲル化しクリームを形成しているが、前記水洗により洗い出されているのは前記の粘性を付与している成分である。ただし、本発明において洗い流す増粘物質は高級アルコールと界面活性剤に限られるものでなく、第1毛髪処理剤に粘性を付与することができる増粘物質、例えばカルボキシエチルセルロース、キサンタンガム、カルボキシビニルポリマー、エチレン/アクリル酸共重合体などの増粘剤も水洗による洗い流す対象となる。
第1毛髪処理剤には、本発明の効果を損ねない範囲内の量で、上述した成分以外のその他の成分をさらに配合することができる。配合しうるその他の成分としては、たとえばカチオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、ノニオン系界面活性剤、両性界面活性剤等の界面活性剤、高級アルコール、蛋白質、ポリペプチド、アミノ酸、ピロリドンカルボン酸誘導体、擬似セラミドなどの毛髪保護剤、ポリシロキサン、メチルポリシロキサン、ジメチルポリシロキサン(以下、ジメチルシリコーンともいう)、メチルフェニルポリシロキサン、メチルシクロポリシロキサン、高重合メチルポリシロキサン、ポリエーテル変性シリコーン、ポリオキシエチレン/メチルポリシロキサン共重合体などのアミノ変性されていないシリコーン類、カチオン化セルロース、カチオン化グァガム、カチオン化ポリマー、カチオン化樹脂、天然水溶性高分子類などのコンディショニング剤、グリセリン、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ポリエチレングリコールなどの湿潤剤、アスコルビン酸、エリソルビン酸、エデト酸塩、エチドロン酸塩、フェナセチン、サリチル酸などの安定化剤、メチルパラベン、安息香酸ナトリウムなどの防腐剤:養毛剤、紫外線吸収剤、色素、パール剤、香料などが挙げられる。
第1毛髪処理剤のpHは7.5〜11、好ましくは8.5〜9.2である。前記pHが前記範囲外で低い場合には毛髪変形剤によって形成された毛髪変形力が低く、逆に前記pHが前記範囲外で高い場合には毛髪の損傷が生じてしまう。前記pHの調整は公知のアルカリ成分によって行うことができる。該アルカリ成分としては、一般に毛髪化粧料として許容されるものであればよく、たとえば、アンモニア;モノエタノールアミン、ジエタノールアミンなどのアミノアルコール;アルギニンなどの塩基性アミノ酸;炭酸ナトリウムや炭酸水素ナトリウムなどの塩;水酸化ナトリウム;水酸化カリウムなどが挙げられる。これらは1種単独であるいは2種以上を組み合わせて用いることができる。
前記第1毛髪処理剤には、上述した各成分の溶解あるいは分散や、組成物全体の粘度調整や濃度調整などが容易となる点から通常、水が含まれていることが好ましい。本発明に用いることのできる水としては特に限定されないが、イオン交換水、蒸留水などの精製水が好ましく挙げられる。水は、前記第1毛髪処理剤中に、通常30〜90重量%、好ましくは40〜80重量%の量で含まれていることが望ましい。
前記第1毛髪処理剤は、前記各成分を、公知の方法で、撹拌、混合、加熱、溶解等することによってクリーム、ジェル、フォーム、スプレー、ミスト等の種々の剤型で製造することができるが、特に乳化状態のもの(クリーム)が好ましい。
前記第1毛髪処理剤による処理、一定時間の放置、および水洗後に行う毛髪変形処理は従来公知の毛髪変形処理方法、例えば還元剤としてチオグリコール酸、システイン、システアミン、若しくはそれらの塩類を用いて従来公知の毛髪変形処理条件で行うことができる。
本発明によれば、還元剤を使用する毛髪変形処理操作に伴う毛髪の損傷を防止しながら弾力性および手触感が良く、かつ高い毛髪変形力を有する毛髪変形が形成可能な毛髪変形処理方法を提供することができた。
以下、実施例に基づいて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。なお、以下の例において、髪質改善処理を受けたテストパネラーは累積で100人以上となった。
実施例1〜7
同一人物から入手した長さ25cm、重さ4gの毛髪をシャンプーし、タオルドライ後、表1に示した成分および割合で各成分を混合して得た第1毛髪処理剤を毛髪に塗布する。5分間放置後、水洗し、通常のパーマネントウエーブ処理(毛髪をロットに巻き、ロットに巻いた毛髪にパーマネントウエーブ1剤を塗布するか、あるいはパーマネントウエーブ1剤を毛髪に塗布し、このパーマネントウエーブ1剤を塗布した毛髪をロットに巻いた後に放置し、次にパーマネントウエーブ2剤で処理)を行った。前記毛髪処理の結果の評価を表1にウエーブの強さ、弾力、ダメージおよび手触り感について示した。また、これら評価は専門のテスター(美容師)が行った。
Figure 2008050274
実施例8〜11
実施例4の薬剤と同様の組成の薬剤を塗布し、放置時間を1分、2分、15分、20分とした以外は前記実施例1〜7と同様に実施した。前記毛髪処理の結果の評価を表2にウエーブの強さ、弾力、ダメージおよび手触り感について示した。また、これら評価も専門のテスター(美容師)が行った。前記表1および下記表2の結果から第1毛髪処理剤の処理後の放置時間は2〜15分が好ましい。
Figure 2008050274
前表のA、B、C、およびDは使用する毛髪変形剤として使用する還元剤の種類を示し、Aはサルファイト、Bはチオグリコール酸アンモニウム塩水溶液(チオグリコール酸を50重量%含有)、Cはシステイン塩酸塩、Dはシステアミン塩酸塩溶液(システアミンを75重量%含有)をそれぞれ示し、かつ各還元剤の濃度は0.2mmol/Lである。また、前記各還元剤のpHは9.0に調製した。そして前表の結果より、前記各還元剤としては、B、CおよびDが好ましい。
前表のウエーブの強さ、弾力、ダメージおよび手触りの評価は以下のようにして行った。
1.ウエーブの強さ
ウエーブの強さの評価は処理した毛髪を目視評価によって通常の毛髪変形処理と比較してどの程度強くなったかを評価した。なお、通常の毛髪変形処理とは、前記第1毛髪処理剤による前処理を行わず、従来公知の毛髪変形剤のみで毛髪変形処理を行なった場合を指す。)
◎よくかかる、○かかる、△少しかかる、・変わらない。
2.弾力
処理した毛髪を触ったり、曲げたりしたときに毛髪の弾性をどの程度感じるか評価した。
◎非常に感じる、○やや感じる、△少し感じる、・感じない。
3.ダメージ
処理した毛髪を目視したときのぱさつきを評価した。
◎ぱさつきがない、○ほとんどぱさつきがない、△ややぱさつきがある、・ぱさついている。
4.手触り
処理した毛髪に対して指どおりが良く、なめらかさを評価した。
◎ひっかからずなめらかである、○ひっかからずややなめらかである、△ややひっかかりなめらかでない、・ひっかかりなめらかでない。
比較例1〜7
下記表3に示した成分および割合で上記実施例1〜11と同様にして毛髪処理剤を調製し、該毛髪処理剤を使用して毛髪処理を行い、その処理結果を前記実施例と同様にして評価した。その評価結果を下記表3に示す。
Figure 2008050274
表3の評価結果から、比較例1〜2においては、第1毛髪処理剤のシステアミン含有量が0.5〜3.0%の範囲外であり、ウエーブ力が低くなり、かつダメージが進行すること、比較例3においては、第1毛髪処理剤のアミノ変性シリコーンを含有しておらず、弾力感が出ないこと、比較例4においては第1毛髪処理剤のpHが7より低くウエーブ力が低くなること、比較例5においては第1毛髪処理剤のpHが11より高く、毛髪のダメージが進行すること、比較例6においては、第1毛髪処理剤が還元剤であるシステアミンでない場合、ウエーブの強さ、弾力、ダメージ、手触りといずれの効果も落ちること、比較例7においては、第1毛髪処理剤を塗布および放置後に洗い流す操作を行っていないので、通常の毛髪変形処理を行うと液の浸透性の低下などが起こり、ウエーブの強さが著しく落ちることが理解される。
実施例12および比較例10〜13
同一人物から入手した長さ25cm、重さ4gの毛髪をシャンプーし、タオルドライ後、表4に示した成分および割合で各成分を混合して得た第1毛髪処理剤を毛髪に塗布し、表4に示した放置時間で放置した。放置後、比較例11以外は水洗し、水洗後に縮毛矯正還元剤である化合物Bとして使用し、通常の縮毛矯正処理をした。前記縮毛矯正処理の結果を癖の伸び、ぱさつき、毛先のまとまり、手触りについて下表4に示した。
Figure 2008050274
前表4に示した癖の伸び、ぱさつき、毛先のまとまり、手触りは、以下のように評価した。
(1)癖の伸び
通常の縮毛矯正処理と比較してどの程度強くなったかを評価した。
◎よく伸びる、○伸びる、△少し伸びる、・変わらない
(2)ぱさつき(ダメージ)
目視したときのぱさつきを評価した。
◎ぱさつきがない、○ほとんどぱさつきがない、△ややぱさつきがある、・ぱさついている。
(3)毛先のまとまり
目視したときの毛先のまとまり具合を評価した。
◎非常にまとまりがある、○ややまとまりがある、△ややまとまりがない、・まとまりがない
(4)手触り
処理した毛髪に対する指どおり、およびなめらかさを評価した。
◎ひっかからずなめらかである、○ひっかからずややなめらかである、△ややひがっかりなめらかでない、・ひっかかりなめらかでない。

Claims (6)

  1. 0.5〜3重量%のシステアミン、1〜6重量%のアミノ変性シリコーン、油剤および増粘物質を少なくとも含有し、pHが7.5〜11である毛髪処理剤(以下、第1毛髪処理剤という)を毛髪に付与して一定時間放置した後に水洗し、該水洗後に毛髪に毛髪変形剤を付与し毛髪変形処理することを特徴とする毛髪処理方法。
  2. 前記放置時間が2〜15分であることを特徴とする請求項1記載の毛髪処理方法。
  3. 前記アミノ変性シリコーンが、アミノエチルアミノプロピルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体および/またはアミノエチルアミノプロピルメチルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体であることを特徴とする請求項1または2記載の毛髪処理方法。
  4. 水洗により第1毛髪処理剤に配合された増粘物質を除去することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の毛髪処理方法。
  5. 前記毛髪変形処理が毛髪変形剤として縮毛矯正剤、パーマネントウエーブ剤、あるいはカーリング剤を毛髪に付与して行う縮毛矯正処理、パーマネントウエーブ処理、あるいはカーリング処理であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の毛髪処理方法。
  6. 毛髪変形処理が還元剤としてチオグリコール酸、システイン、システアミン、若しくはそれらの塩類を用いて行われることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の毛髪処理方法。
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