JP2023070502A - 毛髪変形用組成物及び毛髪処理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】良好な毛髪変形の効果を得ることができるとともに、毛髪処理に起因する毛髪のダメージを抑制して良好な仕上がり感(しなやかさ、やわらかさ)を得ることができる毛髪変形用組成物および毛髪処理方法を提供することを目的とする。【解決手段】ウェーブ状の毛髪をストレート状にする毛髪変形用組成物であって、亜硫酸塩及びピロ亜硫酸塩の少なくとも一方と、炭素数が4以下のジカルボン酸又はその塩とを少なくとも含有し、pHが4以上である。【選択図】なし
Description
本発明は、毛髪変形用組成物及び毛髪処理方法に関する。
パーマネントウェーブ処理やストレートパーマ処理に代表される毛髪の還元処理を伴う毛髪変形処理では、還元処理の後に毛髪を酸化処理させて変形を定着させる。
より具体的には、まず、チオグリコール酸等の還元剤を主成分とし、アルカリ剤を含有する第1剤により毛髪ケラチンのシスチン結合を切断する還元工程と、臭素酸塩等の酸化剤を主成分とする第2剤により再びシスチン結合に戻す酸化工程により毛髪にカールデザインまたはストレートデザインを形成する。
ここで、上記毛髪処理方法においては、アルカリ下において還元処理と酸化処理を行うため、毛髪へのダメージが大きく、また、パーマネントウェーブ処理、ストレートパーマ処理による効果が不十分であるという問題があった。
そこで、このような不都合を回避するための毛髪化粧料が提案されている。より具体的には、2座または3座カルボン酸を組成物全体の少なくとも4重量%含み、20℃でpH3以下の毛髪処理組成物を、乾いた毛髪に塗布する工程と、組成物を少なくとも5分間毛髪に放置する工程と、毛髪から組成物をすすぐ工程と、櫛でとかす工程とを含み、カルボン酸が、アコニット酸、トリカルバリル酸、マロン酸、酒石酸、クエン酸およびその混合物からなる群より選択される毛髪の直毛化処理方法が提案されている。そして、このような毛髪処理組成物を使用することにより、ダメージを軽減して毛髪を直毛化することが可能であり、洗浄後も毛髪を直毛化することができると記載されている(例えば、特許文献1参照)。
また、還元剤と4個以上の炭素原子を有する少なくとも1種のポリオールとを含み、ポリオールの量が、組成物の総質量に対して1.0質量%未満である毛髪用の組成物が提案されている。そして、このような組成物を使用することにより、毛髪にあまり損傷を与えずに、毛髪を変形又は再整形することができ、かつ強いウェーブ強度、明瞭なウェーブの深さ、及びカールの良好な規則性を提供できると記載されている(例えば、特許文献2参照)。
しかし、上記特許文献1においては、ダメージ軽減には優れているものの、活性体が生成されず、新たな架橋体が生じないため、毛髪変形効果が不十分であるという問題があった。
また、上記特許文献2においては、毛髪の変形効果があるものの、ポリオールでは新たな架橋体による補修効果が生じないため、一般的なパーマと同じく、毛髪のダメージ軽減が不十分であるという問題があった。
そこで、本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、良好な毛髪変形の効果を得ることができるとともに、毛髪処理に起因する毛髪のダメージを抑制して良好な仕上がり感(しなやかさ、やわらかさ)を得ることができる毛髪変形用組成物および毛髪処理方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の毛髪変形用組成物は、ウェーブ状の毛髪をストレート状にする毛髪変形用組成物であって、亜硫酸塩及びピロ亜硫酸塩の少なくとも一方と、炭素数が4以下のジカルボン酸又はその塩とを少なくとも含有し、pHが4以上であることを特徴とする。
本発明によれば、良好な毛髪変形の効果を得ることができるとともに、毛髪処理に起因する毛髪のダメージを抑制して良好な仕上がり感(しなやかさ、やわらかさ)を得ることができる。
以下に、本発明の好適な実施形態について説明する。なお、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲において、適宜、変更して適用することができる。
本発明の毛髪変形用組成物は、ウェーブ状の毛髪をストレート状にするためのものであり、亜硫酸塩及びピロ亜硫酸塩の少なくとも一方と、炭素数が4以下のジカルボン酸又はその塩とを含有する。
(亜硫酸塩、ピロ亜硫酸塩)
亜硫酸塩またはピロ亜硫酸塩は、毛髪のケラチンタンパク質のジスルフィド結合を切断し、毛髪を変形させるためのものである。
亜硫酸塩またはピロ亜硫酸塩は、毛髪のケラチンタンパク質のジスルフィド結合を切断し、毛髪を変形させるためのものである。
亜硫酸塩としては、特に限定されず、通常、毛髪変形用処理剤に用いられるものであればよく、例えば、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸アンモニウム、亜硫酸カリウム、亜硫酸モノエタノールアミンや、亜硫酸水素ナトリウム、亜硫酸水素アンモニウム等の亜硫酸水素塩等が挙げられる。
また、ピロ亜硫酸塩としては、特に限定されず、通常、毛髪変形用処理剤に用いられるものであればよく、例えば、ピロ亜硫酸ナトリウム、ピロ亜硫酸カリウム等が挙げられる。
なお、これらの亜硫酸塩、ピロ亜硫酸塩のうち、毛髪変形効果に優れるとの観点から、亜硫酸塩を使用することが好ましい。また、これらの亜硫酸塩、ピロ亜硫酸塩は単独で、または2種以上を組み合わせて用いることができる。
また、本発明の毛髪変形用組成物を含有する毛髪変形用処理剤の全体に対する亜硫酸塩またはピロ亜硫酸塩の配合量は、0.01~30質量%が好ましく、0.1~20質量%がより好ましい。
(炭素数が4以下のジカルボン酸又はその塩)
また、本発明の毛髪変形用処理剤は、炭素数が4以下のジカルボン酸又はその塩を含有している。このジカルボン酸又はその塩は、毛髪を直毛化させ、ウェーブ状の毛髪をストレート状にするためのものである。
また、本発明の毛髪変形用処理剤は、炭素数が4以下のジカルボン酸又はその塩を含有している。このジカルボン酸又はその塩は、毛髪を直毛化させ、ウェーブ状の毛髪をストレート状にするためのものである。
炭素数が4以下のジカルボン酸又はその塩としては、酒石酸、リンゴ酸、マレイン酸、コハク酸、フマル酸、マロン酸、及びシュウ酸またはそれらの塩類(例えば、アンモニウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩)等が挙げられる。
また、これらのジカルボン酸又はその塩のうち、確実に毛髪を均一に変形させるとの観点から、酒石酸、リンゴ酸、マレイン酸又はその塩を使用することが好ましい。なお、これらのジカルボン酸又はその塩は単独で、または2種以上を組み合わせて用いることができる。
また、本発明の毛髪変形用組成物を含有する毛髪変形用処理剤の全体に対するジカルボン酸又はその塩類の配合量は、0.01~50質量%が好ましく、0.1~20質量%がより好ましい。
そして、本発明の毛髪変形用組成物においては、pH4以上の条件下において、亜硫酸塩及びピロ亜硫酸塩の少なくとも一方と、炭素数が4以下のジカルボン酸又はその塩との反応により得られた活性体が、2か所の結合部位(すなわち、ジカルボン酸中の2つのカルボキシル基が、それぞれ活性化した結合部位)となり、毛髪の内部において新たな結合を生成して架橋体となる。従って、ウェーブ状の毛髪を確実にストレート状に変形することができるため、良好な毛髪変形の効果を得ることができる。
なお、活性体は、それ自身で架橋体となるが、2か所の結合部位を有する活性体と、2か所以上の結合部位を有する他の活性体とを反応させることにより、毛髪の内部において、他の活性体が有する結合部位による新たな結合が生成されて、架橋体となることもできる。
また、新たな架橋体が毛髪構造を保持するとともに、毛髪損傷部における空隙が架橋体により充足されるため、毛髪処理に起因する毛髪のダメージを抑制して良好な仕上がり感(しなやかさ、やわらかさ)を得ることができる。
なお、本発明の毛髪変形用組成物には、本発明の効果を損なわない範囲で、以下に示す他の成分を含有してもよい。
(尿素)
この尿素は、毛髪の水素結合または塩結合の開鎖を促進して、毛髪に対する本発明の毛髪変形用組成物の浸透を促進するためのものである。また、本発明の毛髪変形用組成物を含有する毛髪変形用処理剤の全体に対する尿素の配合量は特に限定されず、例えば、0.1~10質量%とすることができる。
この尿素は、毛髪の水素結合または塩結合の開鎖を促進して、毛髪に対する本発明の毛髪変形用組成物の浸透を促進するためのものである。また、本発明の毛髪変形用組成物を含有する毛髪変形用処理剤の全体に対する尿素の配合量は特に限定されず、例えば、0.1~10質量%とすることができる。
(ポリグルタミン酸)
このポリグルタミン酸は、毛髪のツヤ感、滑らかさを向上させるためのものである。また、本発明の毛髪変形用組成物を含有する毛髪変形用処理剤の全体に対するポリグルタミン酸の配合量は特に限定されず、例えば、0.1~20質量%とすることができる。
このポリグルタミン酸は、毛髪のツヤ感、滑らかさを向上させるためのものである。また、本発明の毛髪変形用組成物を含有する毛髪変形用処理剤の全体に対するポリグルタミン酸の配合量は特に限定されず、例えば、0.1~20質量%とすることができる。
(ポリオキシエチレングルコシド)
このポリオキシエチレングルコシドは、毛髪のダメージ部位を保湿させ、やわらかさを向上させるためのものである。ポリオキシエチレングルコシドとしては、例えば、メチルグルセス-10、メチルグルセス-20等が挙げられる。
このポリオキシエチレングルコシドは、毛髪のダメージ部位を保湿させ、やわらかさを向上させるためのものである。ポリオキシエチレングルコシドとしては、例えば、メチルグルセス-10、メチルグルセス-20等が挙げられる。
また、本発明の毛髪変形用組成物を含有する毛髪変形用処理剤の全体に対するポリオキシエチレングルコシドの配合量は特に限定されず、例えば、0.1~20質量%とすることができる。
(ポリエチレングリコール)
このポリエチレングリコールは、べたつきや重さを感じることなく、毛髪のうねりを抑制させるためのものである。なお、皮膚への刺激を低減するとの観点から、ポリエチレングリコールの数平均分子量が50~10000であることが好ましく、より好ましくは100~1000である。
このポリエチレングリコールは、べたつきや重さを感じることなく、毛髪のうねりを抑制させるためのものである。なお、皮膚への刺激を低減するとの観点から、ポリエチレングリコールの数平均分子量が50~10000であることが好ましく、より好ましくは100~1000である。
また、本発明の毛髪変形用組成物を含有する毛髪変形用処理剤の全体に対するポリエチレングリコールの配合量は特に限定されず、例えば、0.1~20質量%とすることができる。
また、本発明の毛髪変形用組成物を含有する毛髪変形用処理剤には、本発明の効果を損なわない範囲で、以下に示す成分を含有してもよい。
(カチオン界面活性剤)
このカチオン界面活性剤は、毛髪の感触を改善してコンディショニング効果を高めるためのものである。カチオン界面活性剤としては、特に限定されず、通常、毛髪変形用処理剤に用いられるものであればよく、例えば、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、臭化セチルトリメチルアンモニウム等のアルキル第四級アンモニウム塩が挙げられる。
このカチオン界面活性剤は、毛髪の感触を改善してコンディショニング効果を高めるためのものである。カチオン界面活性剤としては、特に限定されず、通常、毛髪変形用処理剤に用いられるものであればよく、例えば、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、臭化セチルトリメチルアンモニウム等のアルキル第四級アンモニウム塩が挙げられる。
また、本発明の毛髪変形用処理剤の全体に対するカチオン界面活性剤の配合量は、0.1~10質量%であることが好ましい。これは、0.1質量%未満の場合は、上述の毛髪の感触改善やコンディショニング効果を高めるという効果が不十分になり、また、10質量%よりも多い場合であっても、その添加量の増加に伴う効果の向上が見られないため、好ましくない。
(反応調整剤)
反応調整剤を含有することにより、毛髪変形用処理剤の過剰反応を抑制することができるため、毛髪変形の強さを所望の強さに調整することが可能になる。
反応調整剤を含有することにより、毛髪変形用処理剤の過剰反応を抑制することができるため、毛髪変形の強さを所望の強さに調整することが可能になる。
この反応調整剤は、特に限定されず、通常、毛髪化粧料に用いられるものであればよい。例えば、ジチオジグリコール酸またはその塩類、シスタミンまたはその塩類が挙げられる。
ジチオジグリコール酸の塩類としては、例えば、ジチオジグリコール酸ジアンモニウム等を挙げることができる。また、シスタミンの塩類としては、例えば、シスタミン二塩酸塩等を挙げることができる。
このうち、還元反応に対する調整効果に優れるとの観点から、ジチオジグリコール酸またはその塩類を使用することが好ましい。
また、毛髪変形用処理剤の全体に対するジチオジグリコール酸またはその塩類の配合量は特に限定されず、例えば、4.0質量%以下とすることができる。
(溶媒)
また、本発明の毛髪変形用処理剤において使用される溶媒(分散媒)は特に限定されず、水が使用されるが、必要に応じて、エタノール、イソプロパノール等の有機溶媒を、人体に接触しても無害な濃度で、水に含有させてもよい。
また、本発明の毛髪変形用処理剤において使用される溶媒(分散媒)は特に限定されず、水が使用されるが、必要に応じて、エタノール、イソプロパノール等の有機溶媒を、人体に接触しても無害な濃度で、水に含有させてもよい。
なお、本発明の毛髪変形用処理剤の態様は、溶液に限定されず、必要に応じて添加する成分が懸濁ないし乳化されているものであってもよい。
(金属封鎖剤)
また、本発明の毛髪変形用処理剤は、金属封鎖剤を含有してもよい。金属封鎖剤を含有することにより、還元剤が微量金属成分と反応して、還元剤の力価が低下するという不都合を抑制することができるため、毛髪変形用処理剤の安定性を得ることができる。
また、本発明の毛髪変形用処理剤は、金属封鎖剤を含有してもよい。金属封鎖剤を含有することにより、還元剤が微量金属成分と反応して、還元剤の力価が低下するという不都合を抑制することができるため、毛髪変形用処理剤の安定性を得ることができる。
この金属封鎖剤としては、例えば、エチレンジアミン四酢酸塩(エデト酸塩)、ポリリン酸ナトリウム、フィチン酸などが挙げられる。
なお、毛髪変形用処理剤全体に対する金属封止剤の配合量は、0.01~1.0質量%であることが好ましい。
(pH調整剤)
また、本発明の毛髪変形用処理剤は、pH調整剤を含有してもよい。このpH調整剤は、特に限定されず、通常、毛髪化粧料に用いられるものであればよい。例えば、炭酸グアニジン、リン酸二水素ナトリウム、リン酸三ナトリウム、セスキ炭酸塩、アルギニン、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、モノエタノールアミン、アンモニア、2-アミノ-2-メチル-1-プロパノール、水酸化ナトリウム、クエン酸三カリウム、クエン酸三ナトリウム、及び、リン酸水素二アンモニウムなどが挙げられる。
また、本発明の毛髪変形用処理剤は、pH調整剤を含有してもよい。このpH調整剤は、特に限定されず、通常、毛髪化粧料に用いられるものであればよい。例えば、炭酸グアニジン、リン酸二水素ナトリウム、リン酸三ナトリウム、セスキ炭酸塩、アルギニン、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、モノエタノールアミン、アンモニア、2-アミノ-2-メチル-1-プロパノール、水酸化ナトリウム、クエン酸三カリウム、クエン酸三ナトリウム、及び、リン酸水素二アンモニウムなどが挙げられる。
(pH)
本発明の毛髪変形用処理剤は、上記pH調整剤により、pHが4以上に設定されており、pHは4~10が好ましい。
本発明の毛髪変形用処理剤は、上記pH調整剤により、pHが4以上に設定されており、pHは4~10が好ましい。
これは、pHが4未満の場合は、毛髪の柔らかさを得ることができない場合があり、pHが10より大きい場合は、すべり感を得ることができない場合があるためである。
即ち、pHを4~10に設定することにより、良好な仕上がり感が得ることができる。
(防腐剤)
また、本発明の毛髪変形用処理剤は、防腐剤を含有してもよい。防腐剤を含有することにより、毛髪変形用処理剤の安定性を得ることができる。
また、本発明の毛髪変形用処理剤は、防腐剤を含有してもよい。防腐剤を含有することにより、毛髪変形用処理剤の安定性を得ることができる。
この防腐剤としては、例えば、安息香酸、安息香酸ナトリウム、サリチル酸、デヒドロ酢酸、デヒドロ酢酸ナトリウム、パラベン、フェノキシエタノールなどが挙げられる。
なお、毛髪変形用処理剤の全体に対する防腐剤の配合量は、0.01~0.3質量%であることが好ましい。
(その他の成分)
本発明の毛髪変形用処理剤には、本発明の効果を損なわない範囲で、他のpH調整成分(例えば、クエン酸、乳酸、リン酸等)、油性成分(例えば、スフィンゴ脂質、セラミド類、コレステロール誘導体、フィトステロール誘導体、リン脂質、ラノリン、ラノリン脂肪酸誘導体、パーフルオロポリエーテル等)、植物油(例えば、オリーブ油、シア脂、マカデミアナッツ油等)、ロウ類(例えば、ホホバ種子油、カルナウバロウ、キャンデリラロウ、ミツロウ等)、炭化水素(例えば、流動パラフィン、軽質流動イソパラフィン、パラフィン、マイクロクリスタリンワックス、スクワラン、ワセリン、イソドデカン、イソヘキサデカン等)、高級脂肪酸(例えば、ミリスチン酸、オレイン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、分岐脂肪酸(C(炭素数)14-28)、ヒドロキシステアリン酸等)、アルコール類(例えば、セタノール、イソステアリルアルコール、オレイルアルコール、水添ナタネ油アルコール、コレステロール、シトステロール、1,3-ブチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、1,2-ヘキサンジオール等)、糖及びその誘導体類(例えば、ブドウ糖、ショ糖、D-ソルビトール、マルトース、トレハロース、ポリオキシプロピレンメチルグルコシド、グリセリルグルコシド等)、エステル類(例えば、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸セチル、オレイン酸オクチルドデシル、トリイソステアリン酸グリセリル、コハク酸ジエトキシエチル、乳酸セチル、ラノリン脂肪酸オクチルドデシル等)、シリコーン類(例えば、ジメチルシリコーン、メチルフェニルシリコーン、環状ジメチルシリコーン、ポリエーテル変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、アミノ変性シリコーン、ジメチコノール、PCAジメチコン等)、アミノ酸及びその誘導体類(例えば、グルタミン酸、アスパラギン酸、グリシン、セリン、メチオニン、トリメチルグリシン、ポリアスパラギン酸ナトリウム、N-ラウロイル-L-リジン等)、PPT及びタンパク類(例えば、加水分解シルク、加水分解コムギ、加水分解ダイズ、加水分解コラーゲン、加水分解ケラチン、シリル化加水分解シルク、シリル化加水分解コムギ、カチオン化加水分解シルク、カチオン化加水分解コラーゲン、ケラチン等)、天然高分子類(例えば、アルギン酸塩、マンナン、アラビアゴム、タマリンドガム、キトサン、カラギーナン、ムチン、セラック、ヒアルロン酸塩、カチオン化ヒアルロン酸、キサンタンガム、デキストリン、ヒドロキシエチルセルロース、カチオン化セルロース、グァーガム、カチオン化グァーガム、ハチミツ等)、合成高分子(例えば、アニオン性高分子、カチオン性高分子、非イオン性高分子、両性高分子、ポリプロピレングリコール、ポリオキシプロピレンジグリセリルエーテル、ポリクオタニウムー22、ポリクオタニウムー39等)、アニオン性界面活性剤(例えば、アルキルエーテルカルボン酸塩、N-アシルメチルタウリン塩、アルキルスルホコハク酸塩、アルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸、リン酸ジセチル等)、他のカチオン性界面活性剤(例えば、アルキルアミン塩、脂肪酸アミドアミン塩等)、両性界面活性剤(例えば、グリシン型両性界面活性剤、アミノプロピオン酸型両性界面活性剤、アミノ酢酸ベタイン型両性界面活性剤、スルホベタイン型両性界面活性剤等)、非イオン性界面活性剤(例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、アルキルグルコシド、新油型モノステアリン酸グリセリル等)、染料(例えば、タール色素、天然色素等)、植物エキス類(例えば、カミツレエキス、コンフリーエキス、セージエキス、ローズマリーエキス、カキタンニン、チャ乾留液、銅クロロフィリンナトリウム等)、ビタミン類(例えば、L-アスコルビン酸、DL-α-トコフェロール、D-パンテノール、天然ビタミンE等)、紫外線吸収剤(例えば、パラアミノ安息香酸、サリチル酸オクチル、パラメトキシケイ皮酸2-エチルヘキシル、フェルラ酸等)、上記した以外の防腐剤(例えば、安息香酸、安息香酸ナトリウム、サリチル酸、デヒドロ酢酸、デヒドロ酢酸ナトリウム、パラベン、フェノキシエタノール等)、酸化防止剤(例えば、ジブチルヒドロキシトルエン等)、上記した以外の金属封鎖剤、その他無機化合物(例えば、酸化チタン、銀、白金、塩化鉄、酸化鉄、臭素酸ナトリウム、過酸化水素等)、その他有機化合物(例えば、ヒドロキシエチル尿素、dl-ピロリドンカルボン酸ナトリウム、グルコン酸銅等)、溶剤(例えば、ベンジルアルコール等)、噴射剤(例えば、LPG(液化石油ガス)、DME(ジメチルエーテル)、窒素ガス、炭酸ガス等)、香料等の公知の化粧品各成分を配合することができる。
本発明の毛髪変形用処理剤には、本発明の効果を損なわない範囲で、他のpH調整成分(例えば、クエン酸、乳酸、リン酸等)、油性成分(例えば、スフィンゴ脂質、セラミド類、コレステロール誘導体、フィトステロール誘導体、リン脂質、ラノリン、ラノリン脂肪酸誘導体、パーフルオロポリエーテル等)、植物油(例えば、オリーブ油、シア脂、マカデミアナッツ油等)、ロウ類(例えば、ホホバ種子油、カルナウバロウ、キャンデリラロウ、ミツロウ等)、炭化水素(例えば、流動パラフィン、軽質流動イソパラフィン、パラフィン、マイクロクリスタリンワックス、スクワラン、ワセリン、イソドデカン、イソヘキサデカン等)、高級脂肪酸(例えば、ミリスチン酸、オレイン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、分岐脂肪酸(C(炭素数)14-28)、ヒドロキシステアリン酸等)、アルコール類(例えば、セタノール、イソステアリルアルコール、オレイルアルコール、水添ナタネ油アルコール、コレステロール、シトステロール、1,3-ブチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、1,2-ヘキサンジオール等)、糖及びその誘導体類(例えば、ブドウ糖、ショ糖、D-ソルビトール、マルトース、トレハロース、ポリオキシプロピレンメチルグルコシド、グリセリルグルコシド等)、エステル類(例えば、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸セチル、オレイン酸オクチルドデシル、トリイソステアリン酸グリセリル、コハク酸ジエトキシエチル、乳酸セチル、ラノリン脂肪酸オクチルドデシル等)、シリコーン類(例えば、ジメチルシリコーン、メチルフェニルシリコーン、環状ジメチルシリコーン、ポリエーテル変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、アミノ変性シリコーン、ジメチコノール、PCAジメチコン等)、アミノ酸及びその誘導体類(例えば、グルタミン酸、アスパラギン酸、グリシン、セリン、メチオニン、トリメチルグリシン、ポリアスパラギン酸ナトリウム、N-ラウロイル-L-リジン等)、PPT及びタンパク類(例えば、加水分解シルク、加水分解コムギ、加水分解ダイズ、加水分解コラーゲン、加水分解ケラチン、シリル化加水分解シルク、シリル化加水分解コムギ、カチオン化加水分解シルク、カチオン化加水分解コラーゲン、ケラチン等)、天然高分子類(例えば、アルギン酸塩、マンナン、アラビアゴム、タマリンドガム、キトサン、カラギーナン、ムチン、セラック、ヒアルロン酸塩、カチオン化ヒアルロン酸、キサンタンガム、デキストリン、ヒドロキシエチルセルロース、カチオン化セルロース、グァーガム、カチオン化グァーガム、ハチミツ等)、合成高分子(例えば、アニオン性高分子、カチオン性高分子、非イオン性高分子、両性高分子、ポリプロピレングリコール、ポリオキシプロピレンジグリセリルエーテル、ポリクオタニウムー22、ポリクオタニウムー39等)、アニオン性界面活性剤(例えば、アルキルエーテルカルボン酸塩、N-アシルメチルタウリン塩、アルキルスルホコハク酸塩、アルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸、リン酸ジセチル等)、他のカチオン性界面活性剤(例えば、アルキルアミン塩、脂肪酸アミドアミン塩等)、両性界面活性剤(例えば、グリシン型両性界面活性剤、アミノプロピオン酸型両性界面活性剤、アミノ酢酸ベタイン型両性界面活性剤、スルホベタイン型両性界面活性剤等)、非イオン性界面活性剤(例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、アルキルグルコシド、新油型モノステアリン酸グリセリル等)、染料(例えば、タール色素、天然色素等)、植物エキス類(例えば、カミツレエキス、コンフリーエキス、セージエキス、ローズマリーエキス、カキタンニン、チャ乾留液、銅クロロフィリンナトリウム等)、ビタミン類(例えば、L-アスコルビン酸、DL-α-トコフェロール、D-パンテノール、天然ビタミンE等)、紫外線吸収剤(例えば、パラアミノ安息香酸、サリチル酸オクチル、パラメトキシケイ皮酸2-エチルヘキシル、フェルラ酸等)、上記した以外の防腐剤(例えば、安息香酸、安息香酸ナトリウム、サリチル酸、デヒドロ酢酸、デヒドロ酢酸ナトリウム、パラベン、フェノキシエタノール等)、酸化防止剤(例えば、ジブチルヒドロキシトルエン等)、上記した以外の金属封鎖剤、その他無機化合物(例えば、酸化チタン、銀、白金、塩化鉄、酸化鉄、臭素酸ナトリウム、過酸化水素等)、その他有機化合物(例えば、ヒドロキシエチル尿素、dl-ピロリドンカルボン酸ナトリウム、グルコン酸銅等)、溶剤(例えば、ベンジルアルコール等)、噴射剤(例えば、LPG(液化石油ガス)、DME(ジメチルエーテル)、窒素ガス、炭酸ガス等)、香料等の公知の化粧品各成分を配合することができる。
本発明の毛髪変形用処理剤は、公知の方法により、液状、ミルク状、クリーム状、泡状(使用時形状)、霧状(使用時形状)等の剤形とすることができ、エアゾール形態とすることもできる。
本発明の毛髪処理方法は、ウェーブ状の毛髪をストレート状にする処理方法であり、本発明の毛髪変形用組成物を含有する毛髪変形用処理剤を毛髪に塗布してストレートデザインを形成する。
より具体的には、まず、毛髪に対して、亜硫酸塩及びピロ亜硫酸塩の少なくとも一方と、炭素数が4以下のジカルボン酸又はその塩とが少なくとも含まれる毛髪変形用組成物を含有する毛髪変形用処理剤を塗布してストレートデザインを形成する。
なお、本発明の毛髪変形用組成物を含有する毛髪変形用処理剤を毛髪に塗布してストレートデザインを形成した後、毛髪変形用処理剤が塗布された毛髪に酸化剤を塗布してもよい。
酸化剤による酸化処理を行うことにより、ストレートデザインが形成された毛髪に対してストレートデザインを定着させることが可能になるため、より一層良好な毛髪変形の効果を得ることができる。また、反応体残余のジカルボン酸は、酸化処理によっても、架橋体と成り得る別の活性体を生成するため、より一層良好な仕上がり感(しなやかさ、やわらかさ)を得ることが可能になる。
この酸化剤としては、パーマネントウェーブ処理、ストレートパーマ処理などに用いられるものであればよく、例えば、臭素酸ナトリウム、臭素酸カリウムなどの臭素酸塩、ジチオジグリコール酸ジアンモニウム、シスタミン、シスチンなどの還元剤の酸化型2量体またはその塩、過酸化水素水等が挙げられる。なお、これらは単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
また、酸化剤を含有する毛髪変形用処理剤の全体に対する酸化剤の配合量は特に限定されず、1.0~10質量%が好ましい。
また、上述の酸化剤と同様に、より一層良好な毛髪変形の効果を得るとともに、より一層良好な仕上がり感(しなやかさ、やわらかさ)を得るとの観点から、本発明の毛髪変形用組成物を含有する毛髪変形用処理剤を毛髪に塗布してストレートデザインを形成した後、所定の処理温度で加温処理を行ってもよい。また、同様に、本発明の毛髪変形用組成物を含有する毛髪変形用処理剤を毛髪に塗布してストレートデザインを形成した後、毛髪変形用処理剤が塗布された毛髪に酸化剤を塗布し、その後、所定の処理温度で加温処理を行ってもよい。
より具体的には、表面温度を40~220℃、好ましくは150~200℃に加熱した整髪用又は毛髪矯正用アイロンを用いて、毛髪に対して機械的な力及び熱を加えながらストレート状にする方法、毛髪をヘアドライヤーで乾燥させながらブラシ等でストレート状にする方法、毛髪を表面温度が100~220℃、好ましくは150~180℃の整髪用又は毛髪矯正用アイロンでストレート状にしながら乾燥させる方法、毛髪をヘアドライヤーで乾燥させながらブラシ等でストレート状にし、さらに表面温度を40~220℃、好ましくは150~200℃に加熱した整髪用又は毛髪矯正用アイロンで毛髪に機械的な力及び熱を加えながらストレート状にする方法等が挙げられる。
また、より一層良好な仕上がり感(しなやかさ、やわらかさ)を得るとの観点から、上述のカチオン界面活性剤を含有する毛髪保護剤を毛髪に塗布し、その後、カチオン界面活性剤が塗布された毛髪に、本発明の毛髪変形用組成物を含有する毛髪変形用処理剤を塗布してもよい。
また、カチオン界面活性剤を含有する毛髪保護剤を毛髪に塗布した後、カチオン界面活性剤が塗布された毛髪に、本発明の毛髪変形用組成物を含有する毛髪変形用処理剤を塗布し、その後、毛髪変形用処理剤が塗布された毛髪に、上述の酸化剤を塗布してもよい。
なお、カチオン界面活性剤を含有する毛髪保護剤の全体に対するカチオン界面活性剤の配合量は特に限定されず、1.0~10質量%が好ましい。
以下に、本発明を実施例に基づいて説明する。なお、本発明は、これらの実施例に限定されるものではなく、これらの実施例を本発明の趣旨に基づいて変形、変更することが可能であり、それらを発明の範囲から除外するものではない。
(実施例1~40及び比較例1~3)
<毛髪変形用処理剤の製造>
水(イオン交換水)と各原料を配合して、表1~表4に示す組成(質量%)を有する実施例1~40及び比較例1~3の毛髪変形用処理剤を製造した。
<毛髪変形用処理剤の製造>
水(イオン交換水)と各原料を配合して、表1~表4に示す組成(質量%)を有する実施例1~40及び比較例1~3の毛髪変形用処理剤を製造した。
<酸化剤を含有する毛髪変形用処理剤の製造>
水(イオン交換水)と各原料を配合して、実施例35,37~38,40において使用した、表5に示す組成(質量%)を有する毛髪変形用処理剤を製造した。
水(イオン交換水)と各原料を配合して、実施例35,37~38,40において使用した、表5に示す組成(質量%)を有する毛髪変形用処理剤を製造した。
<カチオン界面活性剤を含有する毛髪保護剤の製造>
水(イオン交換水)と各原料を配合して、実施例34,37,39~40において使用した、表6に示す組成(質量%)を有する毛髪保護剤を製造した。
水(イオン交換水)と各原料を配合して、実施例34,37,39~40において使用した、表6に示す組成(質量%)を有する毛髪保護剤を製造した。
<サンプル用の毛髪の準備>
長さ30cmの直毛の毛髪からなる毛束(5g)を用い、化学的処理として市販のヘアカラーを用いて、2回の染色処理を行い、さらに市販のパーマ液で、パーマネントウェーブ処理を行った。その後、処理を行った毛髪を、50℃に保ったポリオキシエチレンラウリル硫酸ナトリウム水溶液(5質量%)に一晩浸漬させ、十分に水洗したものをサンプル毛髪とした。
長さ30cmの直毛の毛髪からなる毛束(5g)を用い、化学的処理として市販のヘアカラーを用いて、2回の染色処理を行い、さらに市販のパーマ液で、パーマネントウェーブ処理を行った。その後、処理を行った毛髪を、50℃に保ったポリオキシエチレンラウリル硫酸ナトリウム水溶液(5質量%)に一晩浸漬させ、十分に水洗したものをサンプル毛髪とした。
<実施例1~40及び比較例1~3における毛髪処理>
準備した毛髪に対して、下記(A)~(G)のいずれかを選択的に行った。
(A)準備した毛髪の毛束を水で濡らした。
(B)カチオン界面活性剤を含有する毛髪保護剤を毛髪に塗布した。
(C)実施例1~40及び比較例1~3のいずれかの毛髪変形用処理剤を毛髪に塗布した。
(D)酸化剤を含有する毛髪変形用処理剤を塗布し、酸化処理を行った後、5分間、室温で放置した。
(E)毛髪を水洗いした。
(F)水洗いした毛髪に対して、ドライヤーで乾燥させた。
(G)180℃に設定したヘアー用ストレートアイロンによる施術を行った。
準備した毛髪に対して、下記(A)~(G)のいずれかを選択的に行った。
(A)準備した毛髪の毛束を水で濡らした。
(B)カチオン界面活性剤を含有する毛髪保護剤を毛髪に塗布した。
(C)実施例1~40及び比較例1~3のいずれかの毛髪変形用処理剤を毛髪に塗布した。
(D)酸化剤を含有する毛髪変形用処理剤を塗布し、酸化処理を行った後、5分間、室温で放置した。
(E)毛髪を水洗いした。
(F)水洗いした毛髪に対して、ドライヤーで乾燥させた。
(G)180℃に設定したヘアー用ストレートアイロンによる施術を行った。
(実施例1~33及び比較例1~3における毛髪処理)
上記(A)、(C)、(E)、(F)の順に処理を行った。
上記(A)、(C)、(E)、(F)の順に処理を行った。
(実施例34における毛髪処理)
上記(A)、(B)、(C)、(E)、(F)の順に処理を行った。
上記(A)、(B)、(C)、(E)、(F)の順に処理を行った。
(実施例35における毛髪処理)
上記(A)、(C)、(D)、(E)、(F)の順に処理を行った。
上記(A)、(C)、(D)、(E)、(F)の順に処理を行った。
(実施例36における毛髪処理)
上記(A)、(C)、(E)、(F)、(G)の順に処理を行った。
上記(A)、(C)、(E)、(F)、(G)の順に処理を行った。
(実施例37における毛髪処理)
上記(A)、(B)、(C)、(D)、(E)、(F)の順に処理を行った。
上記(A)、(B)、(C)、(D)、(E)、(F)の順に処理を行った。
(実施例38における毛髪処理)
上記(A)、(C)、(D)、(E)、(F)、(G)の順に処理を行った。
上記(A)、(C)、(D)、(E)、(F)、(G)の順に処理を行った。
(実施例39における毛髪処理)
上記(A)、(B)、(C)、(E)、(F)、(G)の順に処理を行った。
上記(A)、(B)、(C)、(E)、(F)、(G)の順に処理を行った。
(実施例40における毛髪処理)
上記(A)、(B)、(C)、(D)、(E)、(F)、(G)順に処理を行った。
上記(A)、(B)、(C)、(D)、(E)、(F)、(G)順に処理を行った。
<評価基準>
次に、上述の実施例1~40及び比較例1~3における毛髪処理を行った毛髪に対して、上記(C)の処理で使用した毛髪変形用処理剤が、ストレートデザインの形成、及び毛髪処理の仕上がり感に及ぼす影響について、官能評価を行った。
次に、上述の実施例1~40及び比較例1~3における毛髪処理を行った毛髪に対して、上記(C)の処理で使用した毛髪変形用処理剤が、ストレートデザインの形成、及び毛髪処理の仕上がり感に及ぼす影響について、官能評価を行った。
より具体的には、(1)ストレート形状の強さ、(2)しなやかさ、及び(3)やわらかさ3項目について、専門パネラー10名による評価を行った。各評価項目における評価基準を以下に示す。
(1)ストレート形状の強さ
毛髪処理の最終水洗直後に乾燥させた毛束をほぐした時のストレート形状の強さ(くせの無さ)を毛髪処理前の状態と比較し、下記評価基準に従って評価した。
毛髪処理の最終水洗直後に乾燥させた毛束をほぐした時のストレート形状の強さ(くせの無さ)を毛髪処理前の状態と比較し、下記評価基準に従って評価した。
くせがほとんど無い:◎
くせがやや残っている:○
くせが残っている:△
くせが全くとれていない:×
くせがやや残っている:○
くせが残っている:△
くせが全くとれていない:×
(2)しなやかさ
最終水洗後に乾燥させた毛束をほぐした時のやわらかさの中に芯を感じる触感(しなやかさ)を、下記評価基準に従って評価した。
最終水洗後に乾燥させた毛束をほぐした時のやわらかさの中に芯を感じる触感(しなやかさ)を、下記評価基準に従って評価した。
やわらかく、非常にしなやかである:◎
やわらかく、しなやかである:○
硬く、ややしなやかである:△
かなり硬く、しなやかでない:×
やわらかく、しなやかである:○
硬く、ややしなやかである:△
かなり硬く、しなやかでない:×
(3)やわらかさ
毛髪処理の最終水洗後に乾燥させた毛束をほぐした時の手触りのやわらかさを、下記評価基準に従って評価した。
毛髪処理の最終水洗後に乾燥させた毛束をほぐした時の手触りのやわらかさを、下記評価基準に従って評価した。
非常にやわらかい:◎
やわらかい:○
硬さがややある:△
硬さがある:×
やわらかい:○
硬さがややある:△
硬さがある:×
なお、上記(1)~(3)の各評価において、「◎」は特に優れていると評価し、「○」は優れていると評価した。また、「△」と「×」は不十分であると評価した。以上の結果を表1~表4に示す。
表1~表3に示すように、亜硫酸塩及びピロ亜硫酸塩の少なくとも一方と、炭素数が4以下のジカルボン酸とを含有し、pHが4以上である実施例1~40においては、毛髪変形処理(ストレートデザイン形成)の効果(即ち、上記(1)の評価における効果)が十分に得られるとともに、毛髪処理に起因する毛髪のダメージを抑制して良好な仕上がり感(即ち、上記(2)、(3)の各評価における効果)を得ることができることが分かる。
特に、亜硫酸塩またはピロ亜硫酸塩が20質量%以上であって、ジカルボン酸が30質量%以上の場合は、毛髪変形処理(ストレートデザイン形成)の効果(即ち、上記(1)の評価における効果)が飛躍的に向上していることが分かる。また、亜硫酸塩またはピロ亜硫酸塩が20質量%以上であって、ジカルボン酸が0.1質量%以下の場合は、仕上がり感(即ち、上記(3)の「やわらかさの」評価における効果)が飛躍的に向上していることが分かる。
また、上述の酸化処理及び加熱処理の少なくとも一方の処理を行った実施例35~40においては、これらの処理を行っていない実施例1に比し、毛髪変形処理(ストレートデザイン形成)の効果(即ち、上記(1)の評価における効果)と仕上がり感(即ち、上記(3)の「やわらかさの」評価における効果)が飛躍的に向上していることが分かる。
一方、亜硫酸塩及びピロ亜硫酸塩の少なくとも一方と、炭素数が4以下のジカルボン酸とを含有していない比較例1、炭素数が4以下のジカルボン酸を含有していない比較例2、及び亜硫酸塩及びピロ亜硫酸塩の少なくとも一方を含有していない比較例3においては、毛髪変形処理(ストレートデザイン形成)の効果に乏しく、良好な仕上がり感を得ることができないことが分かる。
以上説明したように、本発明は、ウェーブ状の毛髪をストレート状にする毛髪変形用組成物に、特に有用である。
Claims (5)
- ウェーブ状の毛髪をストレート状にする毛髪変形用組成物であって、
亜硫酸塩及びピロ亜硫酸塩の少なくとも一方と、
炭素数が4以下のジカルボン酸又はその塩と
を少なくとも含有し、
pHが4以上であることを特徴とする毛髪変形用組成物。 - 尿素、ポリグルタミン酸、ポリオキシエチレングルコシド、及びポリエチレングリコールからなる群より選ばれる少なくとも1種以上を含有することを特徴とする毛髪変形用組成物。
- カチオン界面活性剤を含有する毛髪保護剤を毛髪に塗布する工程と、
前記カチオン界面活性剤が塗布された毛髪に、請求項1または請求項2に記載の毛髪変形用組成物を含有する毛髪変形用処理剤を塗布する工程と
を少なくとも備えることを特徴とする毛髪処理方法。 - 請求項1または請求項2に記載の毛髪変形用組成物を含有する毛髪変形用処理剤を毛髪に塗布する工程と、
前記毛髪変形用処理剤が塗布された毛髪に、酸化剤を塗布する工程と
を少なくとも備えることを特徴とする毛髪処理方法。 - 前記毛髪変形用処理剤を毛髪に塗布した後、前記毛髪変形用処理剤が塗布された毛髪に、酸化剤を塗布する工程と
を少なくとも備えることを特徴とする請求項3に記載の毛髪処理方法。
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