JP2008050029A - 充填装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】タイマー充填により正確な充填を行う。
【解決手段】充填液を貯留する貯留タンク4と、この貯留タンク4に充填液供給配管16を介して接続され、貯留タンク4から充填液が供給される計量室8と、供給配管16を連通遮断する液導入バルブ18と、計量室8内に供給された充填液の液面の高さを検出するレベルセンサ24とを備え、計量室8内に供給した充填液の液面の高さをレベルセンサ24により検出して一定にする。その後、液バルブ12を開放して、計量室8内の充填液を容器48内に充填する。充填開始時の液面高さが常に一定なので、液バルブ12の開放時間をタイマーにより制御すれば常に一定量の液体を容器48内に充填することができる。
【選択図】図1
【解決手段】充填液を貯留する貯留タンク4と、この貯留タンク4に充填液供給配管16を介して接続され、貯留タンク4から充填液が供給される計量室8と、供給配管16を連通遮断する液導入バルブ18と、計量室8内に供給された充填液の液面の高さを検出するレベルセンサ24とを備え、計量室8内に供給した充填液の液面の高さをレベルセンサ24により検出して一定にする。その後、液バルブ12を開放して、計量室8内の充填液を容器48内に充填する。充填開始時の液面高さが常に一定なので、液バルブ12の開放時間をタイマーにより制御すれば常に一定量の液体を容器48内に充填することができる。
【選択図】図1
Description
本発明は液体を容器内に充填する充填装置に係り、特に、液バルブの開閉を時間によって制御するタイマー充填式の充填装置に関するものである。
容器内に所定量の液体を充填するために、充填液通路を開閉する液バルブを、時間によって制御するタイマー充填が従来から広く知られている。タイマー充填は一定の圧力で充填をしないと充填量にバラツキを生じてしまう。そのため、充填液の圧力を一定にする制御を行うか(例えば、特許文献1参照)、圧力と充填時間との関係を予め求めて、圧力に応じた時間で充填を行うことにより所定量の充填を行うようにしている。
前記特許文献1には、容器をノズルへ自動的に供給、排除する機構と、1個または所要数の充填ノズルを有する密閉された充填液貯留タンクと、充填時間演算用マイクロコンピュータと、前記タンクへ充填液を供給するポンプを備えた定圧下液体自動充填装置が記載されている。この充填装置では、充填液貯留タンクの内圧を圧力センサで検出しており、貯留タンク内の内圧が低下すると、サーボモーターを駆動し、ポンプを作動させて充填液貯蔵槽の充填液を貯留タンクへ送ることにより、貯留タンク内の圧力を一定に保つようにしている。
特公昭61−59999号公報(第2−3頁、図1)
前記特許文献1に記載された発明では、充填液が充填ノズルから流下して充填液貯留タンク内の圧力が低下すると、ポンプを駆動して貯留タンクに充填液を送って貯留タンク内の圧力が一定になるように制御している。このように充填液貯留タンク内の圧力を常に一定に維持しようとすると、制御が複雑であり、また、実際に液面を常時一定に制御することは困難であるという問題があった。
本発明は、充填液を貯留する貯留タンクと、この貯留タンクに供給配管を介して接続された計量室と、前記供給配管に設けられた開閉バルブと、前記計量室に供給される充填液の液面が所定高さに到達したことを検出するレベルセンサと、前記計量室から流出する充填液の通路を開閉する液バルブと、この充填装置の作動を制御する制御装置とを備え、前記計量室内に、レベルセンサが検出する位置まで充填液を供給した後、前記開閉バルブを閉じ、液バルブを所定時間開放して充填を行うことを特徴とするものである。
また、請求項2に記載した発明は、容器の口部を密封するパッキンと、このパッキンにより密封された容器の内部と前記計量室の気相部とを連通する連通管を設けたことを特徴とするものである。
計量室内に供給した充填液の液面高さをレベルセンサにより検出し、液面が常に一定の高さの状態から充填を開始するので、液バルブの開閉時間を制御するだけで正確に定量充填を行うことができる。
レベルセンサによって液面の高さを検出できる計量室を設け、開閉バルブを有する供給配管により接続した充填液貯留タンクからこの計量室に充填液を供給して、液面が所定高さに到達したことを検出した後、液バルブを開放して計量室内の充填液を容器内に充填するという構成により、液バルブの開放時間を制御するだけのタイマー充填により容器内に正確な液量を充填するという目的を達成する。
以下、図面に示す実施例により本発明を説明する。図1は本発明の一実施例に係る充填装置の要部を示す縦断面図である。この充填装置は、炭酸飲料の充填と無炭酸飲料の充填に兼用可能な構成になっている。回転体(図示は省略するが、図1の右側に配置された鉛直な回転軸を中心に回転する)の外周部に円周方向等間隔で、複数の充填バルブ2が設けられている。また、回転体の上部には、充填液の貯留タンク4が設置され、回転体と一体的に回転する。
充填バルブ2は、回転体の外周部に垂直に固定されたバルブボディ6と、このバルブボディ6の内部に形成された計量室8と、この計量室8からの充填液の流出口(注液口)10に至る充填液通路を開閉する液バルブ12と、この液バルブ12の弁体14を昇降させる昇降手段としてのエアシリンダ16を備えている。
バルブボディ6はほぼ円筒状をしており、その内部に形成された計量室8の下部側に小径部8aが形成され、さらにその下方にテーパー部8bが形成されている。このテーパー部8bが前記弁体14とともに液バルブ12を構成している。計量室8の下部側の小径部8aが、前記充填液貯留タンク4の底面4aと充填液供給配管16を介して接続されている。この充填液供給配管16に開閉バルブ(液導入バルブ)18が設けられており、この液導入バルブ18を開放することにより充填液貯留タンク4内に貯留されている充填液20を計量室8に供給することができる。
計量室8の上部には、側方に拡張した空間22が連続して設けられており、この拡張空間22内に鉛直方向を向けてレベルセンサ24が配置されている。このレベルセンサ24は、計量室8内に供給された充填液の液面が所定の高さ(レベルセンサ24の先端部24aの高さ)まで到達したことを検出する。
前記液バルブ12の弁体14は、計量室8の中心部に鉛直方向を向けて配置された昇降ロッド26の下端に取り付けられている。弁体14の下面側の外周にシールリング28が嵌着されており、このシールリング28が、計量室8の内面の下端寄りに形成されているテーパー面(弁座)8bに密着することにより液バルブ12を閉鎖する。
下端に弁体14が取り付けられている昇降ロッド26の上部に、弁体14を昇降させて液バルブ12を開閉する駆動手段としてのエアシリンダ16が設けられている。前記バルブボディ6の上端にシリンダハウジング30が固定されている。前記昇降ロッド26の上部外周に嵌合された円筒部材32の中間部外周にピストン34が形成されており、このピストン34が、前記シリンダハウジング30(ハウジング本体30aとカバー30b)内に形成された空間を上下の圧力室36、38に区画している。これら上下の圧力室36、38は、それぞれシリンダハウジング30に形成されたエア導入口40、42および図示しない切換弁を介して圧力エア供給源に接続されており、各圧力室36、38内に圧力エアを供給し、また排出することができる。図1に示す状態のように、下方の圧力室38にエアを供給し、上方の圧力室36を大気に開放すると、ピストン34が上昇し、昇降ロッド26とともに弁体14が上昇して弁座8bから離座することにより液バルブ12が開放する。逆に、上方圧力室36にエアを供給し、下方圧力室38を大気に開放すると、ピストン34および昇降ロッド26が下降して弁体14が弁座8bに着座することにより液バルブ12が閉じる。
バルブボディ6の上端面とその上方のシリンダハウジング30との間に外周部が挟持され、昇降ロッド26の大径部26aの上面と円筒部材32の下端面との間に内周部が挟持されたダイアフラム44によって、計量室8内と上方の液バルブ開閉用エアシリンダ16との間が遮断されている。
内部に計量室8が形成されているバルブボディ6の下端面の内周側に環状のびん口パッキン46が取り付けられている。この実施例の充填装置は、炭酸飲料の充填と無炭酸飲料の充填に兼用できるようになっており、炭酸飲料の充填を行う場合には、このびん口パッキン46を容器48の口部48aに密着させて容器48内を密封する。無炭酸飲料の充填の場合には、びん口パッキン46により容器48内を密封しても良く、また、容器48内を開放したまま充填を行っても良い。なお、この実施例では、容器48を載せた昇降可能なびん台50(後に説明する図2参照)を上昇させることにより、容器48の口部48aをびん口パッキン46に密着させるようにしているが、この構成に限定されるものではなく、特開2005−225555のように、バルブボディ6にびん口パッキン46を昇降可能に配置して、びん口パッキン46を昇降させるようにしても良い。
回転体の上部に設置されている充填液貯留タンク4は、図示しない充填液供給手段および加圧気体供給手段に接続されており、炭酸飲料の充填を行う時には、充填液供給手段から供給された充填液20を貯留するとともに、加圧気体供給手段から加圧ガスを供給して加圧状態にしている。この充填液貯留タンク4内にはレベルセンサ(図示せず)が設けられており、充填運転時には、このレベルセンサからの検出信号を入力される制御装置(図示せず)が、充填液貯留タンク4内の液面が一定になるような制御を行う。この充填液貯留タンク4は、炭酸飲料の充填時には密封した状態で使用するが、大気に開放可能な構成になっており、無炭酸飲料の充填を行う際にはこの充填液貯留タンク4内を大気に開放する。
炭酸飲料の充填時には、充填液貯留タンク4に貯留されている充填液20の液面上の気相部に加圧ガスが導入されている。この気相部と計量室8の上部に設けられた拡張空間22との間が気体連通管52(以下、上部気体連通管と呼ぶ)によって連通されている。さらに、この拡張空間22と前記バルブボディ6の下端部側に形成されている空間(注液口10よりも下方の空間)との間が気体連通管54(以下、下部気体連通管と呼ぶ)によって連通されている。下部気体連通管54は、バルブボディ6の下端部寄りの注液口10とびん口パッキン46との間に開口している。上部気体連通管52には気体開閉バルブ56が、また、下部気体連通管54にも開閉弁58(カウンターガスバルブ)が設けられて、それぞれの通路52、54を連通遮断できるようになっている。なお、計量室8の拡張空間22の、上部気体連通管52と下部気体連通管54が連通している部分は、レベルセンサ24の検出部(先端部24a)よりも上方なので、充填液が上昇してくることはなく常に気相部になっている。
バルブボディ6の下端の注液口10とびん口パッキン46との間の、下部気体連通管54の一端が開口している空間に、液体充填後の容器48の上部に残留している加圧ガスを外部に放出するスニフト通路60の一端が開口しており、このスニフト通路60にスニフトバルブ62が設けられている。なお、前記制御装置は、予め充填液の種類や充填量に応じた充填時間を記憶しており、充填を行う際は、記憶している充填時間の間充填バルブ12を開放するようにしている。
以上の構成に係る充填装置によって炭酸飲料の充填を行う場合の作動について、前記図1および図2ないし図7により説明する。容器48の供給を開始する前に充填液貯留タンク4から計量室8に充填液を供給しておくとともに、液バルブ開閉用エアシリンダ16の上方圧力室36にエアを導入して、ピストン34および昇降ロッド26を下降させ、弁体14を弁座8bに着座させて液バルブ12を閉じておく。また、スニフトバルブ62も閉鎖しておく。図示しない昇降手段によって下降している状態のびん台50上に容器48が供給された後、このびん台50を上昇させて容器48の口部48aをバルブボディ6の下端部に設けられているびん口パッキン46に密着させて容器48内を密封する。この状態で、容器48内に加圧ガスを導入するカウンター加圧を行う。充填運転を行う時には、上部気体連通管52の気体開閉バルブ56は常に開放した状態にしておく。そして、下部気体連通管54のカウンターガスバルブ58を開放する。充填液貯留タンク4内の加圧ガスは、上部気体連通管52を通って計量室8の拡張空間22に入り、さらに、下部気体連通管54を通って密封されている容器48内に導入される。
次いで、エアシリンダ16の下方圧力室38に圧力エアを導入し、ピストン34および昇降ロッド26を上昇させる。昇降ロッド26が上昇するとその下端に設けられている弁体14が弁座8bから離れ、液バルブ12が開放する。液バルブ12が開放すると計量室8内の充填液が注液口10から容器48内に流入する。容器48内への充填液の流入に伴って、容器48内に導入されていた加圧ガスが開放しているカウンターガスバルブ58および下部気体連通管54を通って、計量室8の上部拡張空間22内に流入する(図3の状態)。前記液バルブ12の開放とともに、図示しない制御装置のタイマーが充填時間の計測を開始する。
液バルブ12が開放して充填を開始してから所定時間が経過すると、制御装置が液バルブ12の閉鎖指令信号を出力し、エアシリンダ16の上方圧力室36に圧力エアを導入するとともに、下方圧力室38を大気に開放する。するとピストン34および昇降ロッド26が下降して、昇降ロッド26の下端に設けられた弁体14が下方の弁座8bに着座して液バルブ12を閉じることにより充填が終了する。このとき、計量室8内の充填液は容器48内に充填された量だけ減少した状態になっている(図4参照)。充填が終了した時点で、下部気体連通管54のカウンターガスバルブ58を閉じる。
充填終了後、スニフトバルブ62を開放して容器48の上部空間内に密封されている加圧ガスを徐々に放出する(図5参照)。スニフトを行っている間に、次の容器48に対する充填の準備として計量室8内へ充填液を導入する(図6参照)。このときには、充填液貯留タンク4の下面4aと計量室8内とを連通する充填液供給配管16に設けられている開閉バルブ(液導入バルブ18)を開放する。すると充填液貯留タンク4内の充填液が充填液供給配管16を介して計量室8内に供給される。計量室8内に充填液が供給されるにつれて、計量室8の気相部の加圧ガスが、開放している気体開閉バルブ56および上部気体連通管52を通って充填液貯留タンク4の気相部に戻される。計量室8内に充填液が導入されてその液面が上昇し、上部に連続して設けられた拡張空間22内に充填液が入って、レベルセンサ24の検出部(先端部24a)の高さまで到達すると、このレベルセンサ24からの検出信号により図示しない制御装置が液導入バルブ18の閉鎖指令信号を出力し、計量室8内への充填液の供給を停止する(図2に示す状態に戻る)。なお、この実施例では、スニフトを行っている間に計量室8内へ充填液を導入するようにしたが、逆に、計量室8に液の導入を開始した後、スニフトを行うようにしても良い。
計量室8内へ所定量の充填液が導入されると、レベルセンサ24がこれを検出して検出信号を制御装置に送り、制御装置の指令により液導入バルブ18を閉じる。一方、充填液の充填が終了し、スニフトが行われた容器48は、びん台50を下降させて容器48の口部48aをびん口パッキン46から離した後、びん台50上から取り出されて次の工程に送られる(図7参照)。
この実施例に係る充填装置では、充填液貯留タンク4から一旦計量室8に充填液を導入し、常に一定の液面高さから充填を開始するようにしたので、充填液貯留タンク4内の液面変動や圧力変動に影響されず、一定の流量特性を得ることができ、簡単な構成のタイマー充填により正確な充填量を得ることができる。また、計量室8内に供給される充填液量の範囲内であれば、液バルブ12を開放する時間を変更するだけで、容易に充填量を変更することができる。
前記作動の説明においては、炭酸飲料の充填について説明したが、この実施例装置は無炭酸飲料の充填にも兼用できるようになっており、無炭酸飲料の充填時には、前記炭酸飲料の充填時と同様の作動を行っても良いが、容器48の口部48aをシールせずに充填を行うことも可能である。
図8は第2の実施例に係る充填装置の要部を示す縦断面図である。前記第1実施例の充填装置は、炭酸飲料の充填と無炭酸飲料の充填とに兼用可能な構成であったが、この第2実施例の充填装置は、無炭酸飲料の充填を行う専用機である。この充填装置と第1実施例の充填装置とは、基本的な構成が共通しているので、同一の部分には同一の符号を付してその説明を省略する。
この充填装置は、容器48内を密封せずに充填を行うので、バルブボディ6の下端にびん口パッキン(図1の符号24参照)を設けてなく、また、充填前に容器48内に加圧ガスを供給するカウンター通路(図1の下部気体通路54)および充填後に容器48のヘッドスペースに密封されている加圧ガスを放出するスニフト通路(図1の符号60参照)が省略されている。そして、洗浄時に洗浄液を回収するCIPマニホールド70と計量室8の上部の延長空間22内とが洗浄液戻り配管72によって接続されている。この洗浄液戻り配管72には、充填時にこの戻り配管72を遮断し、洗浄時には連通するための洗浄用開閉バルブ(CIPバルブ)74が設けられている。
この充填装置の充填液貯留タンク4は、充填時には大気に開放されている。そして、気体連通管52の気体開閉バルブ56を開放し、洗浄液戻り配管72の洗浄用開閉バルブ74を閉鎖しておく。液バルブ12を閉じた状態で、充填液供給配管16の液導入バルブ18を開放して、充填液貯留タンク4内の充填液を計量室8に供給する。計量室8内の充填液の液面が上昇し、レベルセンサ24がこの液面を検出すると、液導入バルブ18を閉じて計量室8内への充填液の供給を停止する。続いて、エアシリンダ16の作動により、ピストン34および昇降ロッド26を介して液バルブ12の弁体14を上昇させて液バルブ12を開放し充填を開始する。液バルブ12の開放時点からタイマーにより経過時間を計測し、所定時間経過した時にエアシリンダ16を切り換え、液バルブ12の弁体14を下降させて液バルブ12を閉じることにより充填を終了する。この第2実施例の構成でも、各容器48への充填開始時の液面の高さが一定なので、タイマーにより液バルブ12の開放時間を計測するだけで正確な液量の充填を行うことができる。
また、この充填装置の洗浄を行う場合には、気体連通管52の気体開閉バルブ56を開放し、洗浄液戻り配管72の洗浄用開閉バルブ74を閉鎖し、充填液供給配管16の液導入バルブ18を閉鎖する。そして、充填バルブ2の下端の注液口10に洗浄カップ(図示せず)を装着する。この状態で、液バルブ12を開放し、充填液貯留タンク4内に洗浄液を供給して、洗浄液を気体連通管52から計量室8内に供給し、洗浄カップから配管76およびCIPマニホールド70を介して外部へ排出する。
所定時間洗浄を行った後、洗浄用開閉バルブ74および充填液供給配管16の液導入バルブ18を開放し、気体開閉バルブ56および液バルブ12を閉鎖すると、今度は、充填液貯留タンク4内の洗浄液が、充填液供給配管16を通って計量室8に供給され、この計量室8の上部の延長空間22に接続されている洗浄液戻り配管72を通ってCIPマニホールド70に送られる。
図9は第3の実施例に係る充填装置の要部の縦断面図である。この実施例の充填装置は、第1実施例の充填装置と同様の炭酸飲料と無炭酸飲料の充填に兼用可能な装置であり、第1実施例の充填装置とはレベルセンサの構成だけが異なっているので、同一の部分には同一の符号を付してその説明を省略し、異なる部分についてだけ説明する。
この第3実施例の充填装置では、計量室8内の液面の高さを検出するレベルセンサとして磁歪式のフロートセンサ80を用いている。この磁歪式フロートセンサ80は、液バルブ12を構成する弁体14が取り付けられた昇降ロッド26内に磁歪線(図示せず)が挿通されるとともに、この昇降ロッド26の外周に嵌装されマグネットを内蔵したフロート82が、計量室8内に供給された充填液の液面の上昇、下降に追従して昇降する。このフロート82の上下の位置は、昇降ロッド26の上端に設けたフロート位置検出装置84によって検出するようになっている。なお、この実施例では、磁歪式のレベルセンサ80が計量室8の中心部に設けられているので、上部に延長空間(図1の符号22参照)を設ける必要がなく、上部気体連通管52および下部気体連通管54は、合流して(合流部を符号53で示す)計量室8の上端の側部に連通している。この実施例に係る充填装置でも、前記第1実施例と同様に、炭酸飲料の充填と無炭酸飲料の充填に兼用可能であり、いずれの充填の際にも正確な充填量で充填を行うことが可能である。さらに、この場合は、計量室8の液面の高さは任意に設定できるので、装置の使い勝手がさらに良くなる。
図10は第4の実施例に係る充填装置の要部の縦断面図である。前記各実施例は、充填バルブ2の内部に計量室8を設けた構成であったが、この第4実施例は、充填バルブ90と計量室92を別体の構成にしている。充填バルブ90は、バルブボディ94内に昇降可能に配置された昇降ロッド96の下端に設けた弁体98およびバルブボディ94の下端部内面の弁座94aによって構成された液バルブ100と、バルブボディ94の上端に固定した液バルブ開閉用のエアシリンダ102とを備えている。
充填開始時の充填液の液面の高さを一定にするための計量室92は、前記充填バルブ90と別に設けられており、この計量室92の下端と前記充填バルブ90内の液通路104が 充填液送出配管106によって接続されている。この充填液送出配管106の前記計量室92寄りに、充填液貯留タンク4から計量室92に充填液を供給する充填液供給配管16が接続されており、この充填液供給配管16に液導入バルブ18が設けられている。この計量室8の上端にレベルセンサ108が設けられており、充填液貯留タンク4から供給された充填液の液面を検出し、充填開始時の充填液の液面高さを決定する。充填液貯留タンク4の気相部と、びん口パッキン46によって密封された容器48のヘッドスペースとを接続する上下の気体連通管52、54が分岐して(分岐部を符号55で示す)、前記計量室92の上部に接続されている。そして、気体連通管52、54の充填液貯留タンク4側に気体開閉バルブ56が、密封された容器48側にカウンターガスバルブ58がそれぞれ設けられている。
この実施例に係る充填装置も、前記第1および第3実施例の充填装置と同様に、炭酸飲料と無炭酸飲料の充填に兼用できるようになっており、同様の作動を行い、同様の作用効果を奏することができる。
4 貯留タンク
8 計量室
12 液バルブ
16 供給配管(充填液供給配管)
18 開閉バルブ(液導入バルブ)
24 レベルセンサ
46 パッキン(びん口パッキン)
48 容器
48a 容器の口部
54 連通管(下部気体連通管)
8 計量室
12 液バルブ
16 供給配管(充填液供給配管)
18 開閉バルブ(液導入バルブ)
24 レベルセンサ
46 パッキン(びん口パッキン)
48 容器
48a 容器の口部
54 連通管(下部気体連通管)
Claims (2)
- 充填液を貯留する貯留タンクと、この貯留タンクに供給配管を介して接続された計量室と、前記供給配管に設けられた開閉バルブと、前記計量室に供給される充填液の液面が所定高さに到達したことを検出するレベルセンサと、前記計量室から流出する充填液の通路を開閉する液バルブと、この充填装置の作動を制御する制御装置とを備え、
前記計量室内に、レベルセンサが検出する位置まで充填液を供給した後、前記開閉バルブを閉じ、液バルブを所定時間開放して充填を行うことを特徴とする充填装置。 - 容器の口部を密封するパッキンと、このパッキンにより密封された容器の内部と前記計量室の気相部とを連通する連通管を設けたことを特徴とする請求項1に記載の充填装置。
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2006
- 2006-08-24 JP JP2006227815A patent/JP2008050029A/ja active Pending
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