JP2008049894A - 車体パネル構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】車体骨格からダッシュパネルに入力した荷重を車体構造部に効果的に伝達することができる車体パネル構造を得る。
【解決手段】車体前部構造10では、ダッシュパネル18における前後一対のダッシュフロントパネル32、ダッシュリヤパネル34間に内部骨格部材40、42が配設されている。ダッシュパネル18は、車体構造部であるフロアトンネル22、フロントピラー28によって車幅方向に離間した複数箇所が支持されており、これら被支持部間にはフロントサイドメンバ12の後端を構成するフロントサイドメンバブラケット16が当接している。内部骨格部材40、42は、フロントサイドメンバブラケット16の当接部位を通るように、フロアトンネル22、フロントピラー28による被支持部間を架け渡している。
【選択図】図1

Description

本発明は、車体パネル構造に関する。
合成樹脂製のダッシュパネルにおける車幅方向端部を除く部分を中空とした構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−64559号公報
しかしながら、上記の如き従来の技術では、ダッシュパネルの周縁部が車体開口の周縁部に接合される構造であるため、ダッシュパネルに入力した車体前後方向後向き荷重を車体骨格に伝達することは困難である。
本発明は、上記事実を考慮して、車体骨格からダッシュパネルに入力した荷重を車体構造部に効果的に伝達することができる車体パネル構造を得ることが目的である。
上記目的を達成するために請求項1記載の発明に係る車体パネル構造は、厚み方向に対向する一対の壁部を有し、車体構造部により支持された複数の被支持部間に車体骨格部材の長手方向端部が厚み方向に荷重入力可能に当接されたパネル本体と、前記パネル本体における前記一対の壁部間に介在すると共に、前記車体骨格部材の当接部を通って前記複数の被支持部間を架け渡したパネル骨格部材と、を備えている。
請求項1記載の車体パネル構造では、車体骨格部材に入力された該車体骨格部材の長手方向の荷重は、パネル本体における車体構造部による被支持部間の部分に入力される。ここで、パネル本体の一対の壁部間にはパネル骨格部材が配設され、該パネル骨格部材がパネル本体における車体骨格部材の当接部を通って複数の被支持部間を架け渡しているので、パネル本体における被支持部間に入力された荷重は、パネル骨格部材を経由して、パネル本体における複数の被支持部を支持する車体構造部に伝達される。
このように、請求項1記載の車体パネル構造では、車体骨格からダッシュパネルに入力した荷重を車体構造部に効果的に伝達することができる。
請求項2記載の発明に係る車体パネル構造は、請求項1記載の車体パネル構造において、前記パネル骨格部材は、単独で閉断面構造を成している。
請求項2記載の車体パネル構造では、閉断面構造のパネル骨格部材は、それ自体で(パネル本体の一対の壁部に頼ることなく)高剛性であり、車体骨格部材からの荷重を車体構造部に一層効果的に伝達することができる。
請求項3記載の発明に係る車体パネル構造は、請求項1又は請求項2記載の車体パネル構造において、前記パネル骨格部材は、前記パネル本体の被支持部に前記車体骨格部材を固定するための固定部を有する。
請求項3記載の車体パネル構造では、パネル骨格部材におけるパネル本体の被支持部(車体構造部)とオーバラップする部分には、固定部が設けられている。このため、車体骨格部材の端部は、パネル骨格部材を介して被支持部に固定されており、すなわち固定部(の少なくとも一部)が荷重を伝達すべき車体構造部(高剛性部)に支持されており、車体骨格部材からの荷重をより一層効果的に車体構造部に伝達することができる。
請求項4記載の発明に係る車体パネル構造は、請求項3記載の車体パネル構造において、前記パネル骨格部材は、前記車体骨格部材を前記パネル本体における前記複数の被支持部のそれぞれに固定するように、複数の前記固定部を有する。
請求項4記載の車体パネル構造では、車体骨格部材の端部は、パネル本体における複数の被支持部のそれぞれに、パネル骨格部材の固定部を介して固定されている。このため、車体骨格部材からの荷重を、複数の被支持部を介して、より一層効果的に車体構造部に伝達することができる。
請求項5記載の発明に係る車体パネル構造は、請求項3又は請求項4記載の車体パネル構造において、前記パネル本体の一対の壁部及びパネル骨格部材は、それぞれ繊維強化プラスチックにて構成されており、前記車体骨格部材は、金属材にて構成されており、前記固定部は、前記車体骨格部材を前記パネル本体に締結固定するための締結具が前記パネル骨格部材に埋め込まれて構成されている。
請求項5記載の車体パネル構造では、互いに材質が異なるパネル本体と車体骨格部材とが、締結具を含む締結手段にて締結固定される。締結具はパネル骨格部材に埋め込まれて一体化されているので、車体骨格部材を確実にパネル本体における被支持部に固定することができる。
請求項6記載の発明に係る車体パネル構造は、請求項1乃至請求項5の何れか1項記載の車体パネル構造において、前記パネル本体は、車幅方向及び車体上下方向に延在すると共に、前記被支持部が車幅方向の外端におけるフロントピラーとの連結部及び車幅方向中央におけるフロアトンネル部との連結部を含み、車体前後方向の前面に前記車体骨格部材の後端が当接しているダッシュパネルである。
請求項6記載の車体パネル構造では、車体前後方向(ダッシュパネル厚み方向)に対向する一対の壁部間にパネル骨格部材を配設することでダッシュパネルが構成されており、車体骨格部材に入力された車体前後方向後向きの荷重は、パネル骨格部材を経由して、それぞれ車体構造部(高剛性部)であるフロアトンネル部、フロントピラーに効果的に伝達される。
以上説明したように本発明に係る車体パネル構造は、車体骨格からダッシュパネルに入力した荷重を車体構造部に効果的に伝達することができるという優れた効果を有する。
本発明の実施形態に係る車体パネル構造が適用された車体前部構造10について、図1乃至図8に基づいて説明する。先ず、車体前部構造10の全体構成を説明し、次いで、本発明の要部であるダッシュパネル18について詳細に説明し、その後フロントサイドメンバ12とダッシュパネル18との結合構造を説明することとする。なお、図中矢印FRは車体前後方向の前方向を、矢印UPは車体上下方向の上方向を、矢印INは車幅方向内側を、矢印OUTは車幅方向外側をそれぞれ示す。
(車体前部構造の全体構成)
図6には、車体前部構造10の概略全体構成が斜視図にて示されている。この図に示される如く、車体前部構造10は、それぞれ車体前後方向に長手とされ車幅方向に並列して配置された左右一対のフロントサイドメンバ12を備えている。それぞれ本発明における車体骨格としての各フロントサイドメンバ12は、図示しない前端間がフロントバンパを構成する図示しないバンパリインフォースメントにて架け渡されている。一方、各フロントサイドメンバ12の後端部には、図7にも示される如く、平面視で車体前後方向の後方ほど車幅方向に幅広になる台形状に形成されたフロントサイドメンバリヤ14が連結されている。フロントサイドメンバリヤ14は、フロントサイドメンバ12の長手方向に作用する所定値以上の荷重によって圧縮変形(塑性変形)するように構成されている。
各フロントサイドメンバリヤ14すなわちフロントサイドメンバ12の車体前後方向の後端は、それぞれ後に詳述するフロントサイドメンバブラケット16を介して、車体パネルとしてのダッシュパネル18に結合されている。左右一対のフロントサイドメンバ12、フロントサイドメンバリヤ14、フロントサイドメンバブラケット16は、それぞれアルミニウム合金等の金属材にて構成されており、ダッシュパネル18は、主要部が炭素繊維強化プラスチック(CFRP)にて構成されている。
図1に正面図にて示される如く、ダッシュパネル18は、主に車幅方向及び車体上下方向に延在する正面視で略矩形板状に形成されている。図6及び図7に示される如く、ダッシュパネル18の下端部にはフロアパネル20の前端部が接続されている。ダッシュパネル18の車幅方向中央部には、下向きに開口する略コ字状(段付きコ字状)の縁部に沿って切り欠かれた切欠部18Aが形成されており、該切欠部18Aは、フロアパネル20の車幅方向中央部に車体上下方向の下向きに開口して形成されたフロアトンネル22の車体前後方向の前向き開口端を成している。
具体的には、ダッシュパネル18における18Aの周縁部には、フロアトンネル22の前端面22Aが突き当てられて接合されている。この実施形態では、図2に示される如く、フロアトンネル22の前端面22Aは、フランジ状にフロアトンネル22の外側に張り出して形成されている。また、図1及び図6に示される如く、フロアトンネル22における上壁22Bと左右一対の立壁22Cとの両角隅部には、それぞれ車体前後方向に延在するトンネル骨格25が形成されている。図示は省略するが、トンネル骨格25は、長手方向との直角断面が閉断面を成している。
また、ダッシュパネル18の車幅方向外端からは、車体前後方向の後側にピラー部24が延設されている。この実施形態では、ピラー部24は、張出壁部としての外壁部24Aが該ダッシュパネル18の車体前後方向の前側を向く主面Sに対し鈍角を成すように、換言すれば、車体前後方向の前側及び車幅方向外側を共に向くように、車体前後方向及び車幅方向に対し傾斜している。左右のピラー部24の車体前後方向の後面には、柱状部材26が固定されており、該車体前後方向の後側にピラー部24と柱状部材26とでフロントピラー28(の下部)を構成している。
左右の柱状部材26の下端は、それぞれ車体前後方向に長手されフロアパネル20の車幅方向端部に結合されて車幅方向外端の骨格を成すロッカ30の前端に連続している。また、図示は省略するが、柱状部材26は、ダッシュパネル18の上縁18Bよりも車体上下方向の上側に延出する部分を有し、該部分の上端がルーフ骨格部に連続している。なお、フロアパネル20(フロアトンネル22)、柱状部材26、ロッカ30は、ダッシュパネル18と同様に、主要部がCFRPにて構成されている。
以上説明した車体前部構造10では、ダッシュパネル18は、車幅方向両端が車体構造部としてのフロントピラー28にて車体前後方向(ダッシュパネル18の厚み方向)の後側から支持されて被支持部(高剛性部)に相当し、また車幅方向中央における切欠部18Aの周縁部がフロアトンネル22にて車体前後方向の後側から支持されて(特に、トンネル骨格25の前方に位置する部分が)別の被支持部に相当する。なお、ダッシュパネル18に一体に形成されたピラー部24自体を該ダッシュパネル18の被支持部として把握することも可能である。
(ダッシュパネルの構造)
以下、CFRP製のダッシュパネル18の構造について説明する。図2及び図3に示される如く、パネル本体としてのダッシュパネル18は、厚み方向に対向するダッシュフロントパネル32と、ダッシュリヤパネル34とを含んで構成されている。ダッシュパネル18では、ダッシュフロントパネル32の上部32Aを除く部分を車体前後方向の前側に膨出させた膨出部32Bの後向き開口端が、ダッシュリヤパネル34にて閉止されて閉断面部36を構成している。また、ダッシュフロントパネル32の上部32Aは、ダッシュリヤパネル34に重ね合わされており、該ダッシュフロントパネル32の上端32Cは、ダッシュリヤパネル34の上端から延設されたフランジ34Aとで、ダッシュパネル18の上端に閉断面部38を構成している。
そして、図3、及びダッシュフロントパネル32を取り除いて見た正面図である図1に示される如く、ダッシュパネル18の閉断面部36内には、パネル骨格部材としての内部骨格部材40、42が配設されている。図4に示される如く、内部骨格部材40は、車幅方向に長手とされ、閉断面部36におけるピラー部24からフロアトンネル22にかけて延在する左右一対のクロス部44と、フロアトンネル22の上部を跨ぐようにして左右のクロス部44を連結する中央連結部46とを主要部として構成されている。図1に示される如く、中央連結部46は、正面視で左右のトンネル骨格25にオーバラップしている。また、内部骨格部材42は、それぞれ車幅方向に長手とされ、内部骨格部材40の各クロス部44の下方に配置されるように左右一対設けられている。
図3に示される如く、内部骨格部材40の各クロス部44は、車体上下方向に対向する上壁44A及び下壁44Bの前後端が、車体前後方向に対向する前壁44C、後壁44Dにてそれぞれ連結されることで、それぞれ矩形枠状の閉断面を成している。同様に、各内部骨格部材42は、車体上下方向に対向する上壁42A及び下壁42Bの前後端が、車体前後方向に対向する前壁42C、後壁42Dにてそれぞれ連結されることで、それぞれ矩形枠状の閉断面を成している。図示は省略するが、内部骨格部材40の中央連結部46についても矩形枠状の閉断面構造を成している。この実施形態では、ダッシュフロントパネル32、ダッシュリヤパネル34、内部骨格部材40、内部骨格部材42は、それぞれCFRPにて構成されている。
そして、図1及び図3に示される如く、内部骨格部材40の各クロス部44と内部骨格部材42とは、閉断面部36の車体上下方向の中央部(車体上下方向におけるフロントサイドメンバ12の設置位置)で、前壁42C、44Cがダッシュフロントパネル32に重ね合わされると共に、後壁42D、44Dがダッシュリヤパネル34に重ね合わされた状態で、互いに車体上下方向に重ね合わされて配置されている。すなわち、ダッシュフロントパネル32とダッシュリヤパネル34とによって車体前後方向に挟まれた左右のクロス部44の下壁44Bと内部骨格部材42の上壁42Aとが、略全面に亘り接触している。また、ダッシュパネル18では、閉断面部36、閉断面部38、内部骨格部材40、内部骨格部材42内には、発泡ウレタンフォームUが充填されている。
さらに、上記の通り主要部であるダッシュフロントパネル32、ダッシュリヤパネル34、内部骨格部材40、内部骨格部材42がCFRP製とされたダッシュパネル18は、異種材である金属製のフロントサイドメンバブラケット16を結合するための金属製のカラー48を複数有している。図1に示される如く、カラー48は、ピラー部24を構成する閉断面部36内における内部骨格部材40、42の上下両側、及びピラー部24とフロアトンネル22との間を構成する閉断面部36内における内部骨格部材40、42の上下両側にそれぞれ固定的に設けられている。
図1及び図3に示される如く、各カラー48は、それぞれ締結具としてのボルト50が螺合するようになっている。なお、ピラー部24を構成する閉断面部36、内部骨格部材40、42に設けられたカラー48は、上記の通り傾斜した外壁部24A(との直角方向)からボルト50の螺合を可能とするように、外壁部24Aとの直角方向に沿って配設されている。
そして、図1及び図4に示される如く、ダッシュパネル18では、内部骨格部材40、42に、フロントサイドメンバブラケット16を結合するための金属製のカラー70が設けられており、固定部、締結具としてのカラー70は、カラー48と同様にボルト50が螺合可能とされている。図1に示される如く、内部骨格部材40の左右のクロス部44、内部骨格部材42の車幅方向外端に設けられたカラー70は、ピラー部24に設けられた2つのカラー48とで車体上下方向に沿った直線を成すように配置されている。一方、内部骨格部材40の左右のクロス部44、内部骨格部材42の車幅方向外端に設けられたカラー70は、正面視でフロアトンネル22のフロアトンネル22の前端面22Aの当接範囲に重なるように配置されている。
内部骨格部材40の左右のクロス部44、内部骨格部材42におけるカラー70の保持構造を、内部骨格部材40の左右のクロス部44の車幅方向内端に設けられたカラー70を例に、図5を参照しつつ説明する。図5(A)及び図5(B)に模式的に示される如く、左右のクロス部44の車幅方向内端には、上壁44Aと、下壁44Bと、前壁44Cと、後壁44Dと、内側壁44E(フロアトンネル22の立壁22Cの前側に連続する壁)と、内側壁44Eに対向する隔壁44Fとで囲まれた空間であるカラー設置部72が設けられている。このカラー設置部72内では、発泡ウレタンフォームUが充填されると共に該発泡ウレタンフォームUにカラー固定用インサート材74が埋設されている。
カラー70は、略円筒形状とされた共にカラー固定用インサート材74に挿入(嵌合)されて、クロス部44に保持されている。この実施形態では、カラー固定用インサート材74は、CFRPにて構成されている。図示及び説明は省略するが、他のカラー70も同様の構造によって、内部骨格部材40の左右のクロス部44、内部骨格部材42に固定的に保持されている。なお、カラー48については、図3に示される如く、閉断面部36内の発泡ウレタンフォームUに埋設されたカラー固定用インサート材に保持されている。
以上説明したダッシュパネル18を製作するに当たっては、カラー固定用インサート材74を構成するインサート材(中実円筒のブロック状部材)を一体化した内部骨格部材40、42を成形しておく。この内部骨格部材40、42をダッシュフロントパネル32とダッシュリヤパネル34との間(金型内)に鋳込んで、前壁42C、44Cがダッシュフロントパネル32と、後壁42D、44Dがダッシュリヤパネル34とそれぞれ重ね合わされるように積層すると共に、閉断面部36に発泡ウレタンフォームUを充填し、ダッシュフロントパネル32、ダッシュリヤパネル34を成形、焼成する。この際、閉断面部36にもカラー固定用インサート材74を一体化しておく。内部骨格部材40、42は、焼成前のものを鋳込んでダッシュフロントパネル32、ダッシュリヤパネル34と共に焼成しても良いが、この実施形態では、焼成済の内部骨格部材40、42を用いた。
その後、各カラー固定用インサート材74の軸心部に保持孔76(図5(A)、図5(B)参照)を形成し、該保持孔76の形成前後に該該保持孔76に対応して(ダッシュフロントパネル32、ダッシュリヤパネル34、及び必要に応じて前壁42C、44C、後壁42D、44D)に透孔を形成し、これらの保持孔にカラー固定用インサート材74にカラー70、カラー48を挿入する。なお、カラー48、カラー70は、それぞれ車体前後方向の前向きに開口しボルト50が前側から螺合するようになっており、図2及び図3に示される如く、後端部に設けたフランジ48A、70Aがダッシュリヤパネル34に係合することで締結荷重を支持するようになっている。
(フロントサイドメンバとダッシュパネルとの結合構造)
上記した通り、左右のフロントサイドメンバ12のフロントサイドメンバリヤ14とダッシュパネル18とは、それぞれフロントサイドメンバブラケット16を介して結合されている。図8に斜視図にて示される如く、フロントサイドメンバブラケット16は、フロントサイドメンバリヤ14の後端が溶接等によって接合された荷重入力部としての平板状の平板部52と、平板状の平板部52の周縁から車体前後方向の後向きに延設された周壁部54と、周壁部54の車体前後方向の後端から周壁部54の外側張り出した固定部としてのフランジ部56と、平板状の平板部52から車体前後方向の後向きに突設(立設)された複数(この実施形態では3つ)の中リブ58、60、62とを主要部として構成されている。
このフロントサイドメンバブラケット16は、フランジ部56をダッシュパネル18のダッシュフロントパネル32に車体前後方向に重ね合わせた状態で、フランジ部56に形成した取付孔64を貫通したボルト50を対応するカラー48、70に螺合することで、ダッシュパネル18に固定される構成である。フランジ部56における車幅方向外側部分を構成する張出固定部としての傾斜フランジ56Aは、ピラー部24の外壁部24Aに重ね合わされるようになっている。
図1及び図3に示される如く、フロントサイドメンバブラケット16すなわちフロントサイドメンバ12のダッシュパネル18への固定状態では、フロントサイドメンバブラケット16の中リブ58、60、62は、ダッシュフロントパネル32におけるフロアトンネル22とピラー部24との間の部分を含む部分に車体前後方向の後向きに荷重伝達可能に当接している。この実施形態では、中リブ58、60、62は、ダッシュパネル18のダッシュフロントパネル32における下壁42B、上壁42Aと下壁44Bとの積層部、上壁44Aの設置部位に当接している。
次に、本実施形態の作用を説明する。
上記構成の車体前部構造10では、ダッシュパネル18、フロアパネル20(フロアトンネル22)、柱状部材26、ロッカ30等の主要部がCFRPにて構成されているため、適用された車両の軽量化に寄与する。この車体前部構造10が適用された車両に前面衝突が生じた場合、バンパリインフォースメントに入力した衝突荷重は、フロントサイドメンバ12、フロントサイドメンバリヤ14、フロントサイドメンバブラケット16を経由してダッシュパネル18に入力される。
ここで、車体前部構造10では、ダッシュパネル18内に設けられた内部骨格部材40、42が、該ダッシュパネル18のフロアトンネル22による被支持部である切欠部18Aの周縁部と、フロントピラー28による被支持部である車幅方向両端(ピラー部24)とを架け渡しているため、フロントサイドメンバ12からダッシュパネル18におけるフロアトンネル22とピラー部24との間に入力された荷重が、それぞれ車体構造部であるフロアトンネル22、及びフロントピラー28、ロッカ30に効率的に伝達される。特に、車体前部構造10では、フロントサイドメンバ12に対し車体上下方向の距離が近く車体前後方向に延在する骨格部であるトンネル骨格25に、後向き荷重を効果的に伝達することができる。
またここで、車体前部構造10では、内部骨格部材40、42がそれぞれ単独で高剛性の閉断面構造を成しているため、フロントサイドメンバ12からの荷重入力によるダッシュパネル18の曲げ変形を抑制し、フロントサイドメンバ12からの荷重を一層効果的にフロアトンネル22(特にトンネル骨格25)、フロントピラー28(ロッカ30)に伝達することができる。
しかも、車体前部構造10では、フロントサイドメンバ12の後端を成すフロントサイドメンバブラケット16が、内部骨格部材40、42における荷重を伝達すべきフロアトンネル22、フロントピラー28と正面視でオーバラップした部分に、ボルト50とカラー70とにより直接的に締結される構造であるため、フロントサイドメンバ12からの荷重をより一層効果的にフロア固定トンネル22(特にトンネル骨格25)、フロントピラー28(ロッカ30)に伝達することができる。
そして、フロントサイドメンバブラケット16とダッシュパネル18との固定構造を、カラー48、70とボルト50との螺合による締結構造としたため、異材である金属とCFRPとを強固にかつ荷重伝達を犠牲することなく固定することができる。
以上により、車体前部構造10では、車両の前面衝突に伴いフロントサイドメンバ12から大きな荷重が入力され易いダッシュパネル18の変形を抑制することができ、このためダッシュパネル18の補強構造を簡素化して軽量化を図ることが実現された。
なお、上記実施形態では、ダッシュパネル18がCFRP製の内部骨格部材40、42を有する例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、内部骨格部材40、42に代えて金属製の骨格部材(パイプ等でも良い)設けた構成としても良い。また、本発明は、内部骨格部材40、42の両者を設ける構成に限定されることはなく、例えば、内部骨格部材40、42の何れか一方のみを設けた構成とすることも可能である。
また、上記実施形態では、フロントピラー28がピラー部24を有する構成すなわちダッシュパネル18がフロントピラー28の一部を構成する例を示したが、本発明はこれに現芸されず、例えば、ダッシュパネル18の幅方向端部を柱状部材26に連結し、主面Sに対し略直角を成す傾斜フランジ56Aを、柱状部材26における車幅方向外側を向く外側壁にボルト50によって結合するようにしても良い。
さらに、上記実施形態では、ダッシュパネル18を含む車体の主要部がCFRP製である例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば炭素繊維以外の繊維を含む強化プラスチックにて車体の主要部を構成しても良く、アルミニウム合金や鉄鋼等の金属にて車体の主要部を構成しても良い。
本発明の実施形態に係る車体前部構造を構成するダッシュパネルを主に示す正面図である。 本発明の実施形態に係る車体前部構造の要部を示す平面断面図である。 本発明の実施形態に係る車体前部構造の要部を示す側断面図である。 本発明の実施形態に係る車体前部構造を構成する内部骨格部材を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る車体前部構造を構成するカラー70の取付構造を示す図であって、(A)は図4の5A−5A線に沿った断面図、(B)は図4の5B−5B線に沿った断面図である。 本発明の実施形態に係る車体前部構造の概略全体構成を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る車体前部構造の概略全体構成を示す平面図である。 本発明の実施形態に係る車体前部構造を構成するフロントサイドメンバブラケットの斜視図である。
符号の説明
10 車体前部構造(車体パネル構造)
12 フロントサイドメンバ(車体骨格部材)
16 フロントサイドメンバブラケット(車体骨格部材)
18 ダッシュパネル(パネル本体)
22 フロアトンネル(車体構造部)
24 ピラー部(車体構造部、被支持部)
28 フロントピラー(車体構造部)
32 ダッシュフロントパネル(一対の壁部の一方)
34 ダッシュリヤパネル(一対の壁部の他方)
40・42 内部骨格部材(パネル骨格部材)
70 カラー(締結具、固定部)

Claims (6)

  1. 厚み方向に対向する一対の壁部を有し、車体構造部により支持された複数の被支持部間に車体骨格部材の長手方向端部が厚み方向に荷重入力可能に当接されたパネル本体と、
    前記パネル本体における前記一対の壁部間に介在すると共に、前記車体骨格部材の当接部を通って前記複数の被支持部間を架け渡したパネル骨格部材と、
    を備えた車体パネル構造。
  2. 前記パネル骨格部材は、単独で閉断面構造を成している請求項1記載の車体パネル構造。
  3. 前記パネル骨格部材は、前記パネル本体の被支持部に前記車体骨格部材を固定するための固定部を有する請求項1又は請求項2記載の車体パネル構造。
  4. 前記パネル骨格部材は、前記車体骨格部材を前記パネル本体における前記複数の被支持部のそれぞれに固定するように、複数の前記固定部を有する請求項3記載の車体パネル構造。
  5. 前記パネル本体の一対の壁部及びパネル骨格部材は、それぞれ繊維強化プラスチックにて構成されており、
    前記車体骨格部材は、金属材にて構成されており、
    前記固定部は、前記車体骨格部材を前記パネル本体に締結固定するための締結具が前記パネル骨格部材に埋め込まれて構成されている請求項3又は請求項4記載の車体パネル構造。
  6. 前記パネル本体は、車幅方向及び車体上下方向に延在すると共に、前記被支持部が車幅方向の外端におけるフロントピラーとの連結部及び車幅方向中央におけるフロアトンネル部との連結部を含み、車体前後方向の前面に前記車体骨格部材の後端が当接しているダッシュパネルである請求項1乃至請求項5の何れか1項記載の車体パネル構造。
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