JP2008048195A - ピーク抑圧装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ピーク抑圧装置において、要求される受信品質が異なる複数のシステムの信号に対して、システムごとに、適当なピーク抑圧度でピーク抑圧を行うこと。
【解決手段】ピーク抑圧装置31は、受信品質が異なるシステムCとシステムDが混在する構成において、レプリカ生成部32により、システムCおよびシステムDのそれぞれのピーク抑圧前の信号を合成したレプリカを生成する。システムC用ピーク抑圧部22は、その合成されたレプリカに基づいて、システムCの受信品質に合わせてシステムCの信号に対してピーク抑圧を行う。システムD用ピーク抑圧部23は、合成されたレプリカに基づいて、システムDの受信品質に合わせてシステムDの信号に対してピーク抑圧を行う。合成部26は、ピーク抑圧後のシステムCの信号とピーク抑圧後のシステムDの信号を合成する。
【選択図】図2

Description

この発明は、要求される受信品質が異なる複数のシステムの信号に対して、システムごとに、要求される受信品質に基づいてピークを抑圧するピーク抑圧装置に関し、特に、無線送信装置に内蔵されるピーク抑圧装置に関する。
従来より、ディジタル無線通信の分野において、送信アンプで送信対象信号を増幅する前に、送信対象信号のピークを抑圧することによって、送信アンプの効率を改善する技術が公知である。ピーク抑圧によって送信アンプへの入力信号のピーク電力対平均電力比(PAPR:Peak−to−Average Power Ratio)を小さくすると、送信アンプの出力バックオフが小さくなり、アンプの効率が改善される。
図15は、送信アンプの入出力特性と信号のピークの関係を示す特性図である。図15において、動作点Aを平均電力とする下側の信号では、バックオフが大きいため、送信アンプの効率が低くなる。それに対して、動作点Bを平均電力とする上側の信号は、下側の信号と同じ波形の信号に対して、ある電力以上の信号をクリップ、すなわちピーク抑圧したものである。このように、ピーク抑圧によって信号のPAPRが小さくなるので、バックオフが小さく抑えられ、送信アンプの効率が高くなる。ピーク抑圧の方式には、様々なものが提案されている。
図16は、従来のクリップ方式のピーク抑圧装置を有する無線送信装置の構成を示すブロック図である。図16に示すように、従来のクリップ方式のピーク抑圧装置1は、振幅演算部2、比較部3、抑圧係数演算部4、選択部5、遅延部6および乗算部7を有する。振幅演算部2は、ディジタル信号発生部8によって発生された送信対象信号の振幅を計算する。送信対象信号のi信号およびq信号の振幅をそれぞれiおよびqで表すと、送信対象信号の振幅は、[√(i2+q2)]で求まる。比較部3は、振幅演算部2で求められた振幅と、予め設定された閾値Vthを比較する。
抑圧係数演算部4は、送信対象信号のピークを抑圧するための値として、[Vth/√(i2+q2)]を計算する。選択部5は、比較部3での比較の結果に基づいて、抑圧係数を選択する。選択部5は、振幅演算部2で求められた振幅が閾値Vthよりも大きい場合([Vth/√(i2+q2)>Vth])に、抑圧係数演算部4により求められた値を選択し、そうでない場合に、1を選択する。遅延部6は、ディジタル信号発生部8によって発生された送信対象信号の振幅演算から抑圧係数の選択までに要する時間だけ、送信対象信号を遅延させる。
乗算部7は、遅延部6から出力された送信対象信号に、選択部5により選択された抑圧係数を乗ずる。従って、ピーク抑圧装置1は、振幅演算部2で求められた振幅が閾値Vthよりも大きい場合には、ピークが抑圧された送信対象信号を出力し、そうでない場合には、送信対象信号をそのまま出力する。ピーク抑圧装置1から出力された送信対象信号は、ディジタルアナログ(D/A)変換部9によりアナログ信号に変換され、乗算部10により、局部発振部11から出力された局部発振信号と乗算され、送信アンプ12に入力される。送信アンプ12で増幅された信号は、アンテナ13を介して送信される。
図17は、従来の窓関数方式のピーク抑圧装置を有する無線送信装置の構成を示すブロック図である。図17に示すように、従来の窓関数方式のピーク抑圧装置16は、図16に示すピーク抑圧装置1の抑圧係数演算部4と選択部5の間に、窓関数生成部17を有する。つまり、抑圧係数演算部4により求められた値に窓関数生成部17により生成された窓関数を適用する構成となっている。クリップ方式でも、窓関数方式でも、ピーク抑圧によって信号が歪むので、受信品質の劣化を招く。つまり、ピーク抑圧によるPAPRの低減と受信品質とはトレードオフの関係にある。従って、システムで決められた受信品質を満足するように、ピーク抑圧度を決定する必要がある。
ところで、複数のキャリアを合成したマルチキャリア信号の信号レベルが調整されるように制御する送信機が公知である。この送信機は、入力された各キャリアの電力レベルの総和に基いてピークの有無を検出し、ピークが検出されると予め定められたピーク閾値よりも総和電力レベルが小さくなるように各キャリアの電力レベルを抑圧したキャリアを出力するピーク抑圧部と、ピーク抑圧部への入力前の各キャリアに対する平均電力レベルを各々演算する入力電力演算部と、ピーク抑圧部から出力された後の各キャリアに対する平均電力レベルを各々演算する出力電力演算部と、各キャリアに対し、入力電力演算部で演算された平均電力レベルと出力電力演算部で演算された平均電力レベルに基いてピーク抑圧部から出力される各キャリアの信号レベルを制御するレベル制御情報を出力する監視部と、各キャリアに対し、対応したレベル制御情報に基いて各キャリアのレベル調整を行うレベル調整部を備える(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−166245号公報(請求項3、段落番号[0025])
しかしながら、上述した従来方式のピーク抑圧技術は、いずれも、単一のシステムの信号に対してピーク抑圧を行う技術であり、要求される受信品質が異なる複数のシステムの信号に対して、システムごとに、ピーク抑圧を行うものではない。また、上記特許文献1には、要求される受信品質が異なる複数のシステムの信号に対して、システムごとに、ピーク抑圧を行うことを明示または示唆する記載はない。
従って、従来の技術では、同じ周波数帯を用いて複数のシステムのサービスを行うような場合に問題が生じる。例えば、現在、第3世代移動体通信システムの標準化プロジェクト(3GPP:The 3rd Generation Partnership Project)において、3GPP Long Term Evolutionシステム(以下、LTEシステムとする)の標準化が進められている。
LTEシステムは、すでに広く普及している3Gシステムと同じ周波数帯を用いる。従って、LTEシステムのサービス開始時には、同じ周波数帯にLTEシステムと3Gシステムの両方が共存することになる。このような場合、送信装置に、LTEシステム用と3Gシステム用とで別々に送信アンプを設けるのは非効率的である。従って、両システムに共通の送信アンプを設け、両システムの信号をマルチキャリア合成した状態で送信アンプに入力する構成が望ましい。
しかし、LTEシステムと3Gシステムとでは、規定されている受信品質が異なる。そのため、従来と同様に、両システムの信号をマルチキャリア合成した信号に対してピーク抑圧を行って送信アンプに入力させる構成では、要求される受信品質が高い方、すなわちLTEシステムに合わせてピーク抑圧を行うことになる。そのため、要求される受信品質が低い方、すなわち3Gシステムに対しては、弱いピーク抑圧を行うことになり、PAPRを十分に低減させることができないという問題点がある。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、要求される受信品質が異なる複数のシステムの信号に対して、システムごとに、適当なピーク抑圧度でピーク抑圧を行うことができるピーク抑圧装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明にかかるピーク抑圧装置は、第1のシステムに要求される受信品質と第2のシステムに要求される受信品質が異なる構成において、第1のシステム用ピーク抑圧手段、第2のシステム用ピーク抑圧手段および合成手段を備えている。第1のシステム用ピーク抑圧手段は、第1のシステムに要求される受信品質に基づいて、第1のシステムの信号に対してピーク抑圧を行う。第2のシステム用ピーク抑圧手段は、第2のシステムに要求される受信品質に基づいて、第2のシステムの信号に対してピーク抑圧を行う。合成手段は、第1のシステム用ピーク抑圧手段によりピーク抑圧された信号と、第2のシステム用ピーク抑圧手段によりピーク抑圧された信号を合成する。
また、本発明にかかるピーク抑圧装置は、レプリカ生成手段をさらに備えていてもよい。レプリカ生成手段は、第1のシステムのピーク抑圧前の信号と、第2のシステムのピーク抑圧前の信号を合成したレプリカを生成する。この場合、各ピーク抑圧手段は、レプリカ生成手段により生成されたレプリカのピーク位置を同定し、レプリカのピーク値が所望の値を超えないように、それぞれの信号に対してピーク抑圧を行う。
また、本発明にかかるピーク抑圧装置は、合成後ピーク抑圧手段をさらに備えていてもよい。合成後ピーク抑圧手段は、合成手段から出力される信号に対して、さらにピーク抑圧を行う。つまり、第1のシステムの信号と第2のシステムの信号に対して、合成前と合成後の両方でピーク抑圧を行う。
この発明によれば、第1のシステムに要求される受信品質に合わせて、第1のシステムの信号のピークが抑圧され、第2のシステムに要求される受信品質に合わせて、第2のシステムの信号のピークが抑圧され、ピーク抑圧後のそれぞれの信号が合成される。その際、レプリカを用いて各システムの信号に対してピーク抑圧を行うことによって、複数のシステムの信号を合成することによって発生するピークを抑圧することができる。また、合成後の信号に対してさらにピーク抑圧を行う場合には、送信アンプへの入力信号のピークを確実に抑圧することができる。
本発明にかかるピーク抑圧装置によれば、要求される受信品質が異なる複数のシステムの信号に対して、システムごとに、適当なピーク抑圧度でピーク抑圧を行うことができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかるピーク抑圧装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。ここでは、特に限定しないが、要求される受信品質の異なるシステムを、例えばシステムCとシステムDの2つとする。なお、以下の説明において、同様の構成については、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
(実施の形態1)
図1は、この発明の実施の形態1にかかるピーク抑圧装置の構成を示すブロック図である。図1に示すように、ピーク抑圧装置21は、システムC用ピーク抑圧部22、システムD用ピーク抑圧部23、システムC用数値制御発振器(NCO)24、システムD用数値制御発振器(NCO)25および合成部26を有する。
システムC用ピーク抑圧部22は、図示しないシステムC用ディジタル信号発生部から出力されたシステムC用の送信対象信号(以下、システムC信号とする)に対して、システムCに要求される受信品質を満たすように、ピーク抑圧処理を行う。システムC用数値制御発振器24は、システムC用ピーク抑圧部22から出力された信号(i信号およびq信号)に対してサイン波およびコサイン波との複素乗算を行い、システムC信号の送信信号を生成する。
システムD用ピーク抑圧部23は、図示しないシステムD用ディジタル信号発生部から出力されたシステムD用の送信対象信号(以下、システムD信号とする)に対して、システムDに要求される受信品質を満たすように、ピーク抑圧処理を行う。システムD用数値制御発振器25は、システムD用ピーク抑圧部23から出力された信号(i信号およびq信号)に対してサイン波およびコサイン波との複素乗算を行い、システムD信号の送信信号を生成する。
システムC用ピーク抑圧部22またはシステムD用ピーク抑圧部23は、特に限定しないが、例えば従来のクリップ方式(図16参照)や窓関数方式(図17参照)のピーク抑圧装置と同様の構成、または従来のその他の方式のピーク抑圧装置と同様の構成を有する。合成部26は、システムC用数値制御発振器24から出力されたシステムC信号の送信信号とシステムD用数値制御発振器25から出力されたシステムD信号の送信信号を合成(加算)する。
ピーク抑圧装置21の動作について説明する。システムC信号は、図示しないシステムC用ディジタル信号発生部から出力され、システムC用ピーク抑圧部22に入力する。システムC用ピーク抑圧部22は、システムCに要求される受信品質を満たすように、システムC信号のピークを抑圧する。一方、システムD信号は、図示しないシステムD用ディジタル信号発生部から出力され、システムD用ピーク抑圧部23に入力する。システムD用ピーク抑圧部23は、システムDに要求される受信品質を満たすように、システムD信号のピークを抑圧する。
ピークが抑圧されたシステムC信号およびシステムD信号は、それぞれ、システムC用数値制御発振器24およびシステムD用数値制御発振器25により送信信号に変換され、合成部26において合成される。合成された送信信号は、図示しないディジタルアナログ変換部によりアナログ信号に変換される。そのアナログ信号は、図示しない乗算部により、図示しない局部発振部の発振信号と乗算され、図示しない送信アンプで増幅されて、図示しないアンテナから送信される。
実施の形態1によれば、システムCに要求される受信品質に合わせて、システムC信号のピークが抑圧され、システムDに要求される受信品質に合わせて、システムD信号のピークが抑圧されるので、要求される受信品質が異なる複数のシステムの信号に対して、システムごとに、適当なピーク抑圧度でピーク抑圧を行うことができる。そして、ピーク抑圧後のそれぞれの送信信号が合成されるので、要求される受信品質の異なる複数のシステムの信号が混在するマルチキャリア信号を単一の送信アンプを用いて送信することができる。
実施の形態1のピーク抑圧装置21は、それぞれのシステムに合わせてピーク抑圧を行った信号を合成した後にさらにその合成後の送信信号に対してピーク抑圧を行う必要がない場合、すなわち合成後の送信信号のPAPRが十分に小さい場合に有効である。しかし、実施の形態1のピーク抑圧装置21では、各システムの信号を合成したことによって抑圧する必要のあるピークが発生した場合、このピークを抑圧することはできない。従って、そのような場合には、以下の実施の形態2〜4のような構成が望ましい。
(実施の形態2)
図2は、この発明の実施の形態2にかかるピーク抑圧装置の構成を示すブロック図である。図2に示すように、実施の形態2のピーク抑圧装置31は、実施の形態1の構成にレプリカ生成部32と2つの遅延部36,37を付加したものである。その他の構成は、実施の形態1と同じである。レプリカ生成部32は、システムCレプリカ用数値制御発振器33、システムDレプリカ用数値制御発振器34および合成部35を有する。
システムCレプリカ用数値制御発振器33は、図示しないシステムC用ディジタル信号発生部から出力されたシステムC信号(i信号およびq信号)に対してサイン波およびコサイン波との複素乗算を行い、ピーク抑圧前のシステムC信号のレプリカを生成する。同様に、システムDレプリカ用数値制御発振器34は、図示しないシステムD用ディジタル信号発生部から出力されたシステムD信号のピーク抑圧前のレプリカを生成する。合成部35は、システムCレプリカ用数値制御発振器33から出力されたシステムC信号のレプリカと、システムDレプリカ用数値制御発振器34から出力されたシステムD信号のレプリカを合成(加算)する。この合成されたレプリカを合成信号レプリカとする。
合成信号レプリカは、システムC用ピーク抑圧部22およびシステムD用ピーク抑圧部23に供給される。遅延部36は、システムC信号のシステムC用ピーク抑圧部22への入力を、レプリカ生成部32が合成信号レプリカを生成してそのレプリカのピーク位置を同定するのに要する時間だけ遅延させる。遅延部37は、システムD信号のシステムD用ピーク抑圧部23への入力を、レプリカ生成部32が合成信号レプリカを生成するのに要する時間だけ遅延させる。システムC用ピーク抑圧部22およびシステムD用ピーク抑圧部23は、それぞれ、合成信号レプリカに基づいて、システムC信号およびシステムD信号に対してピーク抑圧を行う。
ピーク抑圧装置31の動作について、実施の形態1と異なる点のみ説明する。図示しないシステムC用ディジタル信号発生部から出力されたシステムC信号は、レプリカ生成部32に入力するとともに、遅延部36により合成信号レプリカの生成に要する時間だけ遅れてシステムC用ピーク抑圧部22に入力する。一方、図示しないシステムD用ディジタル信号発生部から出力されたシステムD信号は、レプリカ生成部32に入力するとともに、遅延部37により合成信号レプリカの生成に要する時間だけ遅れてシステムD用ピーク抑圧部23に入力する。
レプリカ生成部32は、合成信号レプリカを生成し、それをシステムC用ピーク抑圧部22およびシステムD用ピーク抑圧部23に供給する。システムC用ピーク抑圧部22およびシステムD用ピーク抑圧部23は、それぞれ、合成信号レプリカのピーク値が所望の値を超えないように、システムC信号およびシステムD信号に対してピーク抑圧を行う。
(実施の形態2の具体例)
図3は、この発明の実施の形態2にかかるピーク抑圧装置の具体例を示すブロック図である。図3に示すように、この具体例のピーク抑圧装置41は、要求される受信品質の異なるシステムとして、3GシステムとLTEシステムが共存する環境で用いられる。3Gシステムでは、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)方式が用いられる。LTEシステムでは、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)方式が用いられる。
ピーク抑圧装置41は、W−CDMA用ピーク抑圧部42、OFDM用ピーク抑圧部43、W−CDMA用数値制御発振器44、OFDM用数値制御発振器45、合成部46、ローパスフィルタ47、逆高速フーリエ変換部(IFFT)48、2つの遅延部56,57およびレプリカ生成部52を有する。W−CDMA用ピーク抑圧部42、OFDM用ピーク抑圧部43、W−CDMA用数値制御発振器44、OFDM用数値制御発振器45、合成部46、遅延部56および遅延部57は、それぞれ、図2に示すピーク抑圧装置31のシステムC用ピーク抑圧部22、システムD用ピーク抑圧部23、システムC用数値制御発振器24、システムD用数値制御発振器25、合成部26、遅延部36および遅延部37に相当する。
ローパスフィルタ47は、W−CDMA用ピーク抑圧部42とW−CDMA用数値制御発振器44の間に設けられており、W−CDMA用ピーク抑圧部42の出力信号の帯域外成分を除去する。逆高速フーリエ変換部48は、図示しないOFDM用ディジタル信号発生部から出力されたOFDM用の送信対象信号(以下、OFDM信号とする)に対して、逆高速フーリエ変換を行う。逆高速フーリエ変換部48の出力信号は、遅延部57とレプリカ生成部52に供給される。
レプリカ生成部52は、W−CDMAレプリカ用数値制御発振器53、OFDMレプリカ用数値制御発振器54、合成部55およびローパスフィルタ58を有する。W−CDMAレプリカ用数値制御発振器53、OFDMレプリカ用数値制御発振器54および合成部55は、それぞれ、図2に示すレプリカ生成部32のシステムCレプリカ用数値制御発振器33、システムDレプリカ用数値制御発振器34および合成部35に相当する。
ローパスフィルタ58は、図示しないW−CDMA用ディジタル信号発生部から出力されたW−CDMA用の送信対象信号(以下、W−CDMA信号とする)の帯域外成分を除去する。ローパスフィルタ58を通過したW−CDMA信号は、W−CDMAレプリカ用数値制御発振器53に供給される。OFDMレプリカ用数値制御発振器54には、逆高速フーリエ変換部48の出力信号が供給される。
図4は、図3に示すW−CDMA用ピーク抑圧部の一例を示すブロック図である。図4に示すように、W−CDMA用ピーク抑圧部42は、振幅演算部62、比較部63、抑圧係数演算部64、選択部65および乗算部67を有する。振幅演算部62は、レプリカ生成部52から出力された合成信号レプリカの振幅を計算する。合成信号レプリカのi信号およびq信号の振幅をそれぞれiおよびqで表すと、合成信号レプリカの振幅は、[√(i2+q2)]で求まる。比較部63は、振幅演算部62で求められた振幅と、予め設定された閾値Vthを比較する。
抑圧係数演算部64は、W−CDMA信号のピークを抑圧するための値として、[Vth/√(i2+q2)]を計算する。選択部65は、抑圧係数として、振幅演算部62で求められた振幅が閾値Vthよりも大きい場合([Vth/√(i2+q2)>Vth])に、抑圧係数演算部64により求められた値を選択し、そうでない場合に、1を選択する。乗算部67は、遅延部56から出力されたW−CDMA信号に、選択部65により選択された抑圧係数を乗じ、その結果をピーク抑圧信号として出力する。
従って、W−CDMA用ピーク抑圧部42は、合成信号レプリカの振幅が閾値Vthよりも大きい場合には、ピークが抑圧されたW−CDMA信号を出力し、そうでない場合には、W−CDMA信号をそのまま出力する。なお、W−CDMA用ピーク抑圧部42の構成は、図4に示す構成に限らず、例えば、窓関数方式(図17参照)の構成でもよいし、その他の方式の構成でもよい。
図5は、図3に示すOFDM用ピーク抑圧部の一例を示すブロック図である。図6は、図5に示すOFDM用ピーク抑圧部を説明する模式図である。図5に示すように、OFDM用ピーク抑圧部43は、遅延部70、ローパスフィルタ71、振幅演算部72、比較部73、抑圧係数演算部74、選択部75、減算部76および乗算部77を有する。振幅演算部72は、W−CDMA用ピーク抑圧部42の振幅演算部62と同様の演算を行い、レプリカ生成部52から出力された合成信号レプリカの振幅([√(i2+q2)])を求める。
比較部73は、振幅演算部72で求められた振幅と、予め設定された閾値Vthを比較する。抑圧係数演算部74は、OFDM信号のピークを抑圧するための値として、[1−Vth/√(i2+q2)]を計算する。選択部75は、抑圧係数として、振幅演算部72で求められた振幅が閾値Vthよりも大きい場合([Vth/√(i2+q2)>Vth])に、抑圧係数演算部74により求められた値を選択し、そうでない場合に、0を選択する。
乗算部77は、レプリカ生成部52から出力され、遅延部70により所定の時間だけ遅れた合成信号レプリカに、選択部75により選択された抑圧係数を乗じる。それによって、図6に示すように、抑圧係数が乗算される前、すなわち元の合成信号レプリカ81を超える部分のみが抽出され、元の合成信号レプリカ81の閾値Vthを超えない部分が0となる信号82が得られる。
ここで、遅延部70は、合成信号レプリカを、抑圧係数の選択処理に要する時間だけ遅延させる。ローパスフィルタ71は、乗算部77から出力された信号に対して時間軸で帯域を制限することによって帯域外成分を除去する。減算部76は、遅延部57を通過したOFDM信号からローパスフィルタ71を通過した信号を減じ、その結果をピーク抑圧信号として出力する。
従って、OFDM用ピーク抑圧部43は、合成信号レプリカの振幅が閾値Vthよりも大きい場合には、ピークが抑圧されたOFDM信号を出力し、そうでない場合には、OFDM信号をそのまま出力する。なお、OFDM用ピーク抑圧部43の構成は、図5に示す構成に限らず、例えば、W−CDMA用ピーク抑圧部42と同様のクリップ方式の構成や窓関数方式(図17参照)の構成でもよいし、その他の方式の構成でもよい。
ピーク抑圧装置41の動作について説明する。図7は、図3に示すピーク抑圧装置の動作を説明するフローチャートである。図7に示すように、まず、レプリカ生成部52により、W−CDMA信号のレプリカと、OFDM信号のレプリカを生成し(ステップS1、S2)、各レプリカを合成して合成信号レプリカを生成する(ステップS3)。
次いで、W−CDMA用ピーク抑圧部42により、合成信号レプリカに基づいてW−CDMA信号のピークを抑圧し(ステップS4)、W−CDMA用数値制御発振器44によりW−CDMAの送信信号を生成する(ステップS5)。同時に、OFDM用ピーク抑圧部43により、合成信号レプリカに基づいてOFDM信号のピークを抑圧し(ステップS6)、OFDM用数値制御発振器45によりOFDMの送信信号を生成する(ステップS7)。次いで、合成部46により、各送信信号を合成してマルチキャリアの送信信号を生成する(ステップS8)。
図8は、図4に示すW−CDMA用ピーク抑圧部の動作を説明するフローチャートである。図8に示すように、W−CDMA用ピーク抑圧部42においては、まず、振幅演算部62により、合成信号レプリカの振幅を計算する(ステップS11)。次いで、比較部63により、合成信号レプリカの振幅を閾値Vthと比較する(ステップS12)。
その結果、[振幅>閾値Vth]である場合(ステップS12:Yes)、選択部65により、[Vth/振幅]を選択し、[抑圧係数=Vth/振幅]とする(ステップS13)。一方、[振幅>閾値Vth]でない場合(ステップS12:No)、選択部65により、1を選択し、[抑圧係数=1]とする(ステップS14)。次いで、乗算部67により、ステップS13またはS14で選択された抑圧係数をW−CDMA信号に乗算し、W−CDMAのピーク抑圧信号を得る(ステップS15)。
図9は、図5に示すOFDM用ピーク抑圧部の動作を説明するフローチャートである。図9に示すように、OFDM用ピーク抑圧部43においては、まず、振幅演算部72により、合成信号レプリカの振幅を計算する(ステップS21)。次いで、比較部73により、合成信号レプリカの振幅を閾値Vthと比較する(ステップS22)。その結果、[振幅>閾値Vth]である場合(ステップS22:Yes)、選択部75により、[1−Vth/振幅]を選択し、[抑圧係数=1−Vth/振幅]とする(ステップS23)。
一方、[振幅>閾値Vth]でない場合(ステップS22:No)、選択部75により、0を選択し、[抑圧係数=0]とする(ステップS24)。次いで、乗算部77により、ステップS23またはS24で選択された抑圧係数を合成信号レプリカに乗算し(ステップS25)、それによって得られた信号の帯域外成分をローパスフィルタ71により除去する(ステップS26)。次いで、減算部76によりローパスフィルタ71を通過した信号を元のOFDM信号から減算し、OFDMのピーク抑圧信号を得る(ステップS27)。
なお、OFDM用ピーク抑圧部の構成を図10に示す構成としてもよい。図10は、OFDM用ピーク抑圧部の他の例を示すブロック図である。図10に示すように、OFDM用ピーク抑圧部93は、図5に示すOFDM用ピーク抑圧部43の構成において、乗算部77とローパスフィルタ71の間、およびローパスフィルタ71と減算部76の間に、それぞれ、高速フーリエ変換部(FFT)91および逆高速フーリエ変換部(IFFT)92を有する。このOFDM用ピーク抑圧部93では、ローパスフィルタ71により周波数軸で帯域制限を行う。
実施の形態2によれば、各システムのピーク抑圧前の信号のレプリカを生成し、各レプリカを合成した合成信号レプリカを用いて、各システムの信号に対してピーク抑圧を行うので、複数のシステムの信号を合成することによって発生するピークが所望の値を超えないように、各システムの信号に対して、システムごとに、適当なピーク抑圧度でピーク抑圧を行うことができる。つまり、複数のシステムの送信信号を合成した後のアンプ入力信号を基準にして、各システムの信号のピークを抑圧することができる。
(実施の形態3)
図11は、この発明の実施の形態3にかかるピーク抑圧装置の構成を示すブロック図である。図11に示すように、実施の形態3のピーク抑圧装置101は、システムCに対してのみピーク抑圧を行い、システムDについてはピーク抑圧を行わない構成としたものである。その他の構成は、実施の形態2と同じである。
この実施の形態3のように、複数のシステムで受信品質の要求条件が偏っている場合には、ピーク抑圧を適用する信号を制限し、一部のシステムの信号に対してのみピーク抑圧を適用することができる。図10に示す例では、ピーク抑圧を適用したシステムCについては、受信品質が劣化するが、ピーク抑圧を適用しないシステムDについては、受信品質の劣化が生じない。なお、実施の形態3は、実施の形態1に対しても同様に適用可能である。
(実施の形態3の具体例)
図12は、この発明の実施の形態3にかかるピーク抑圧装置の具体例を示すブロック図である。図12に示すように、この具体例のピーク抑圧装置111は、要求される受信品質の異なるシステムとして、3GシステムとLTEシステムが共存する環境で用いられる。LTEシステムに要求される受信品質は、3Gシステムに要求される受信品質よりも厳しい。そこで、この例のピーク抑圧装置111は、合成信号レプリカを用いてW−CDMA信号に対してのみピーク抑圧を行い、合成部46により、元のままのOFDM信号と合成する。なお、図12に示す例では、OFDMレプリカ用数値制御発振器54がOFDM用数値制御発振器を兼ねているため、OFDMレプリカ用数値制御発振器54と合成部46の間に遅延部57が配置されている。
(実施の形態4)
図13は、この発明の実施の形態4にかかるピーク抑圧装置の構成を示すブロック図である。図13に示すように、実施の形態4のピーク抑圧装置121は、実施の形態2の構成に合成後ピーク抑圧部122を付加したものである。その他の構成は、実施の形態2と同じである。合成後ピーク抑圧部122は、合成部26から出力された信号に対して、さらにピーク抑圧を行う。合成後ピーク抑圧部122は、特に限定しないが、例えば従来のクリップ方式(図16参照)や窓関数方式(図17参照)のピーク抑圧装置と同様の構成、または従来のその他の方式のピーク抑圧装置と同様の構成を有する。なお、実施の形態4は、実施の形態1または実施の形態3に対しても同様に適用可能である。
一般に、各システムの信号を合成した後にピーク抑圧を行う構成によれば、送信アンプへの入力信号のピークを確実に抑圧できるので、各システムの信号を合成する前にピーク抑圧を行う構成に比べて、受信品質の劣化を軽減できるという効果がある。従って、実施の形態4によれば、各システムの信号を合成する前にピーク抑圧を行う構成と、各システムの信号を合成した後にピーク抑圧を行う構成を兼ね備えた構成とし、合成前の抑圧と合成後の抑圧のバランスを考慮することによって、複数のシステムの信号のPAPRと受信品質を最適にすることができる。
図14は、この発明を適用したピーク抑圧装置を用いた具体例についてPAPRと受信品質との関係を示す特性図である。ここでは、この発明を適用した実施例の構成を、図12に示す構成の合成部46の後段に、従来の窓関数方式(図17参照)のピーク抑圧装置と同様の構成の合成後ピーク抑圧部を付加した構成とした。図14において、□および○のプロットは、それぞれ、実施例のW−CDMA信号およびOFDM信号の受信品質であり、■および●のプロットは、それぞれ、従来例のW−CDMA信号およびOFDM信号の受信品質である。
図14より、実施例および従来例のいずれにおいても、ピーク抑圧が強くなってPAPRが小さくなるのに伴って、受信品質が劣化しているのがわかる。また、従来例では、W−CDMA側の受信品質とOFDM側の受信品質の差は、わずかである。それに対して、実施例では、W−CDMA側の受信品質の劣化を許容する代わりに、OFDM側の受信品質が改善しているのがわかる。上述したように、OFDM信号に要求される受信品質は、W−CDMA信号に要求される受信品質よりも厳しいので、合成前の抑圧と合成後の抑圧を組み合わせることは、極めて有効である。
以上において本発明は、上述した各実施の形態に限らず、種々変更可能である。例えば、要求される受信品質の異なるシステムの数は、3つ以上でもよい。
以上のように、本発明にかかるピーク抑圧装置は、要求される受信品質が異なる複数のシステムの送信対象信号を同一の送信アンプで増幅して送信する無線送信装置に有用であり、特に、携帯電話の分野における3GシステムのW−CDMA信号とLTEシステムのOFDM信号を同一の送信アンプで増幅して送信する無線送信装置に適している。
この発明の実施の形態1にかかるピーク抑圧装置の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態2にかかるピーク抑圧装置の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態2にかかるピーク抑圧装置の具体例を示すブロック図である。 この発明の実施の形態2にかかるピーク抑圧装置のW−CDMA用ピーク抑圧部の一例を示すブロック図である。 この発明の実施の形態2にかかるピーク抑圧装置のOFDM用ピーク抑圧部の一例を示すブロック図である。 図5に示すOFDM用ピーク抑圧部を説明する模式図である。 図3に示すピーク抑圧装置の動作を説明するフローチャートである。 図4に示すW−CDMA用ピーク抑圧部の動作を説明するフローチャートである。 図5に示すOFDM用ピーク抑圧部の動作を説明するフローチャートである。 この発明の実施の形態2にかかるピーク抑圧装置のOFDM用ピーク抑圧部の他の例を示すブロック図である。 この発明の実施の形態3にかかるピーク抑圧装置の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態3にかかるピーク抑圧装置の具体例を示すブロック図である。 この発明の実施の形態4にかかるピーク抑圧装置の構成を示すブロック図である。 この発明を適用したピーク抑圧装置を用いた具体例についてPAPRと受信品質との関係を示す特性図である。 送信アンプの入出力特性と信号のピークの関係を示す特性図である。 従来のクリップ方式のピーク抑圧装置を有する無線送信装置の構成を示すブロック図である。 従来の窓関数方式のピーク抑圧装置を有する無線送信装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
21,31,41,101,111,121 ピーク抑圧装置
22,23 ピーク抑圧部
26,46 合成部
32,52 レプリカ生成部
36,37,56,57 遅延部
42 W−CDMA用ピーク抑圧部
43,93 OFDM用ピーク抑圧部
62,72 振幅演算部
63,73 比較部
64,74 抑圧係数演算部
65,75 選択部
67,77 乗算部
71 ローパスフィルタ
76 減算部
122 合成後ピーク抑圧部



Claims (10)

  1. 要求される受信品質が異なる複数のシステムの信号に対して、システムごとに、要求される受信品質に基づいてピークを抑圧する複数のピーク抑圧手段と、
    すべての前記ピーク抑圧手段から出力される信号を合成する合成手段と、
    を備えることを特徴とするピーク抑圧装置。
  2. 要求される受信品質が異なる複数のシステムのうちの一部のシステムの信号に対して、システムごとに、要求される受信品質に基づいてピークを抑圧する1つ以上のピーク抑圧手段と、
    すべての前記ピーク抑圧手段から出力される信号、および要求される受信品質が異なる複数のシステムのうちのピークを抑圧しない残りのシステムの信号を合成する合成手段と、
    を備えることを特徴とするピーク抑圧装置。
  3. W−CDMA信号に対してピーク抑圧を行うW−CDMA用ピーク抑圧手段、およびOFDM信号に対してピーク抑圧を行うOFDM用ピーク抑圧手段を有することを特徴とする請求項1に記載のピーク抑圧装置。
  4. W−CDMA信号に対してピーク抑圧を行うW−CDMA用ピーク抑圧手段、を有し、OFDM信号に対してはピーク抑圧を行わないことを特徴とする請求項2に記載のピーク抑圧装置。
  5. すべてのシステムのピーク抑圧前の信号を合成したレプリカを生成するレプリカ生成手段、をさらに備え、
    前記ピーク抑圧手段は、前記レプリカ生成手段により生成されたレプリカのピーク位置に基づいて、ピーク抑圧を行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のピーク抑圧装置。
  6. 前記ピーク抑圧手段は、前記レプリカ生成手段により生成されたレプリカのピーク値が所望の値を超えないように、ピーク抑圧を行うことを特徴とする請求項5に記載のピーク抑圧装置。
  7. 前記ピーク抑圧手段への信号の入力タイミングを、少なくとも前記レプリカ生成手段でレプリカを生成してピーク位置を同定するのに要する時間だけ遅延させる遅延手段、をさらに備えることを特徴とする請求項5または6に記載のピーク抑圧装置。
  8. 前記合成手段から出力される信号に対してピーク抑圧を行う合成後ピーク抑圧手段、をさらに備えることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載のピーク抑圧装置。
  9. 前記ピーク抑圧手段は、
    前記レプリカ生成手段により生成されたレプリカの振幅を計算する振幅演算手段と、
    閾値を前記振幅演算手段により求められた振幅で除した値を求める抑圧係数演算手段と、
    前記振幅演算手段により求められた振幅と閾値を比較する比較手段と、
    前記比較手段による比較の結果、前記振幅が前記閾値よりも大きい場合に抑圧係数として前記抑圧係数演算手段により求められた値を選択し、前記振幅が前記閾値よりも大きくない場合に抑圧係数として1を選択する選択手段と、
    抑圧係数として前記選択手段により選択された値を元の信号に乗ずる乗算手段と、
    を有することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載のピーク抑圧装置。
  10. 前記ピーク抑圧手段は、
    前記レプリカ生成手段により生成されたレプリカの振幅を計算する振幅演算手段と、
    閾値を前記振幅演算手段により求められた振幅で除した値をさらに1から減じた値を求める抑圧係数演算手段と、
    前記振幅演算手段により求められた振幅と閾値を比較する比較手段と、
    前記比較手段による比較の結果、前記振幅が前記閾値よりも大きい場合に抑圧係数として前記抑圧係数演算手段により求められた値を選択し、前記振幅が前記閾値よりも大きくない場合に抑圧係数として0を選択する選択手段と、
    抑圧係数として前記選択手段により選択された値を前記レプリカに乗ずる乗算手段と、
    前記乗算手段の出力信号から帯域外成分を除去するフィルタ手段と、
    元の信号から前記フィルタ手段の出力信号を減ずる減算手段と、
    を有することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載のピーク抑圧装置。



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