JP2007194825A - マルチキャリア信号送信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】受信品質の低下が少ないハードクリップ型のピーク抑圧方法の利点を生かしながら、これに伴う帯域外不要波の発生を防止することにより、受信品質とACLRとのバランスが良好なマルチキャリア信号のピーク抑圧方法を提供する。
【解決手段】マルチキャリア信号送信装置を、マルチキャリア信号のピーク成分のハードクリップを行うハードクリップ抑圧部5と、ハードクリップ後の信号をフィルタリングするローパスフィルタ6と、フィルタリング後の信号のピーク部分を抑圧するピーク抑圧部7とを備えて構成し、このピーク抑圧部7に、フィルタリング後の信号のピーク部分を検出するピーク検出部10と、ピーク部分のピークレベルに応じた振幅の窓関数を生成する窓関数生成部20と、窓関数の値に応じてピーク部分を減衰するピーク減衰部30と、を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の変調信号を合成したマルチキャリア信号の送信装置に関し、より詳しくは、このようなマルチキャリア信号のピーク電力を抑圧してピーク電力対平均電力比PAPR(Peak-to-Average power Ratio)を改善する送信装置に関する。
ディジタル無線通信方式において、帯域制限された複数のキャリア信号を合成して高周波搬送波にて送信するマルチキャリア変調方式が使用されている。図17にマルチキャリア変調を行なう従来のディジタル無線送信装置の概略構成図を示す。
図示するように、送信装置1は、複数のディジタルベースバンド信号である複素信号1、複素信号2、〜複素信号nを、それぞれ帯域制限フィルタ41a、41b、〜41xによって帯域制限する。その後、正弦波発生器42a、42b、〜42xによって異なる周波数fa、fb、〜fxの複素正弦波ejωt(ω=2πfa、2πfb、〜2πfx)を発生させ、それぞれの複素乗算器43a、43b、〜43xによって帯域制限後の各複素信号1、複素信号2、〜複素信号nにそれぞれ乗じることにより、上記の各周波数に周波数シフトする。
そして、帯域制限されかつ周波数シフトされた複素信号1〜複素信号nは、マルチキャリア合成部44によって合成され、合成されたマルチキャリア信号は周波数変換部46において無線周波数帯に周波数変換され、送信アンプ45を介して所望の送信電力に増幅された後、図示しないアンテナ部より送信される。
現在使用されているディジタル無線通信方式では、送信端の送信アンプ45において線形増幅することが求められるため、送信アンプ45は入力電力と出力電力とがほぼ比例関係となる線形領域で使用される。
また、ディジタル無線通信方式では、帯域制限された複数のキャリア信号を合成し高周波搬送波にて送信するマルチキャリア変調方式が使用されているが、一般に無線送信の送信端において複数のキャリア信号を合成すると、合成されたマルチキャリア信号のピーク電力対平均電力比PAPRが大きくなる。したがって、このようなマルチキャリア変調方式を採用する送信端の送信アンプ45は、ピーク電力対平均電力比PAPRが大きい入力信号についても線形領域で動作できるようにバックオフ電力を大きく設計する必要があり、アンプの効率が低下する。すなわち、同じ送信電力に対してより多くの消費電力を使用することとなる。
このようなピーク電力対平均電力比の増大を防止するために、従来から提案されているマルチキャリア信号のピーク成分を抑圧する方法を大きく分けると、以下の3種類が挙げられる。
第1のピーク抑圧方法は、マルチキャリア合成前に合成される複数の被変調信号を減衰させて、マルチキャリア信号のピーク抑圧を図る方法である(例えば下記特許文献1〜4)。例えば特許文献1では、複数の被変調信号から、これらが合成されたマルチキャリア信号をシミュレートしてそのピーク部分を検出し、複数の被変調信号のうち、検出したピーク部分に相当する部分を減衰させる。
また、第2のピーク抑圧方法は、マルチキャリア合成後のハードクリップ型のピーク抑圧方法であり、合成されたマルチキャリア信号のうち、振幅がある閾値を超えた部分をカットする抑圧方法である。
さらに、第3のピーク抑圧方法は、マルチキャリア合成後にフィルタを用いてマルチキャリア信号のピーク部分を抑圧する方法である。
その他、下記特許文献5には、入力信号の包絡線レベルと所定の閾値に基づき入力信号のピーク電圧を抑圧する目標値を決定し、包絡線レベルと目標値との積、及び包絡線の二乗値を、移動平均フィルタ又はFIRフィルタに通した結果から、入力信号に対するゲインを算出する方法が開示されている。
また、下記特許文献6には、マルチキャリア信号に対して予め設定された振幅レベルに振幅制限を行なった後、その補間波形を生成して帯域制限を行なう方法が開示されている。
また、下記特許文献7には、マルチキャリア信号全体を均等に抑圧するとともに、ピーク電圧発生部分のみをクリッピングする抑圧方法も開示されている。
さらにまた、下記特許文献8には、マルチキャリア変調方式において、搬送波に逆フーリエ変換を施して基本関数を取得し、この基本関数を直交振幅信号のピーク位置にシフトさせた波形と、直交振幅信号のうち閾値を超えるピーク部分と、の積信号を直交振幅信号から差し引いてピーク部分を抑圧する方法が開示されている。
特開2002−305489号公報 特開2003−46480号公報 特開2004−64711号公報 特開平11−313042号公報 特開2004−128923号公報 特開平7−321861号公報 特開2002−77097号公報 特開2004−135087号公報 特開2003−218826号公報 特開2003−348041号公報
上記従来の提案のうちの第2の方法であるハードクリップ型のピーク抑圧方法は、所定の閾値を超えた信号部分のみをカットするため、ピーク抑圧に起因する受信品質の低下が最小限に抑えられるという利点を有する。
その反面、ハードクリップによるピーク抑圧方法は、マルチキャリア信号内に高周波数成分に生じさせるため、帯域外不要波を増大させ隣接漏洩電力比(ACLR:Adjacent Channel Leakage power Ratio)を劣化させるという欠点を有する。
上記問題点に鑑み、受信品質の低下が少ないハードクリップ型のピーク抑圧方法の利点を生かしながら、これに伴う帯域外不要波の発生を防止することにより、受信品質とACLRとのバランスが良好なマルチキャリア信号のピーク抑圧方法を提供する。
上記目的を達成するために、本発明では、複数の変調信号をそれぞれ帯域制限してこれらを合成したマルチキャリア信号のピーク成分のハードクリップを行った後に、ハードクリップ後の信号をローパスフィルタによってフィルタリングし、フィルタリング後の信号のピーク部分を、窓関数を用いたピーク抑圧により抑圧する。
ここで窓関数を用いたピーク抑圧は、フィルタリング後の信号のピーク部分を検出して、ピーク部分のピークレベルに応じた振幅の窓関数を生成した後に、この窓関数の値に応じてピーク部分を減衰することによって実現される。
本発明によるマルチキャリア信号のピーク部分の抑圧の基本的な動作は以下の通りである。
まず、合成された直後のマルチキャリア信号のピーク成分にハードクリップを行うことによってマルチキャリア信号のピーク部分をカットする。ピーク部分をカットすることにより、ハードクリップ後の信号ではピーク部分が抑圧されるが、一方で帯域外不要波が増大しACLRが劣化する。
次に、ハードクリップ後の信号のローパスフィルタに通して帯域外不要波を除去することによって、この信号のACLRの劣化をほぼ完全に抑制する。このようにハードクリップ方式によるピーク抑圧とローパスフィルタによる帯域外不要波の除去とが併用されることにより、受信品質の劣化が抑えられかつ帯域外不要波の発生が防止される。
しかし、ローパスフィルタを通過した後の信号は、元の信号波形がある程度復活して、一度ハードクリップによって抑圧されたピークが再生するので、ピーク電力対平均電力比PAPRが大きくなっている。
そこで最後に、上述の窓関数を用いたピーク抑圧により、フィルタリング後の信号のピーク部分を抑圧することによりPAPRを低減させる。
この窓関数を用いたピーク抑圧では、例えば窓関数をcos窓関数やcos2窓関数、cos3窓関数、cos4窓関数、ハニング窓関数、ハミング窓関数、カイザー窓関数、ブラックマン・ハリス窓関数などを元にして生成し、この窓関数がとる各値に応じてフィルタリング後の信号の各信号値を減衰する。上記例示した関数は関数値がなだらかに時間変化することから、このような関数の値に応じて各時刻の信号値を減衰することによって、帯域外不要波を殆ど発生させないで(すなわちACLRを劣化させないで)ピーク部分を抑圧することが可能である。
また、例えば抑圧量を示す窓関数の振幅を、フィルタリング後の信号のピーク部分のピークレベルに応じて決定してもよい。これにより不要に大きなピーク抑圧を行うことを避けることによって良好な受信品質を保つことが可能である。
本発明によるピーク抑圧方法のように、ハードクリップによるピーク抑圧、ローパスフィルタによるフィルタリング及び窓関数を用いたピーク抑圧を組み合わせることによって、受信品質とACLRとのバランスが良好なマルチキャリア信号のピーク抑圧が可能となる。
以下、添付する図面を参照して本発明の実施例を説明する。図1は、本発明によるマルチキャリア信号送信装置の第1実施例の概略構成図である。
図示するように、送信装置1は、複数のディジタルベースバンド信号である複素信号1、複素信号2、〜複素信号nを、それぞれ帯域制限フィルタ41a、41b、〜41xにおいてオーバーサンプリングした後に帯域制限を行なう。
その後、正弦波発生器42a、42b、〜42xによって異なる周波数fa、fb、〜fxの複素正弦波ejωt(ω=2πfa、2πfb、〜2πfx)を発生させ、それぞれの複素乗算器43a、43b、〜43xにより各複素信号1、複素信号2、〜複素信号nにそれぞれ乗じることにより、上記の各周波数に周波数シフトする。
そして、上記各周波数に周波数シフトされかつ帯域制限された複素信号1〜複素信号nがマルチキャリア合成部44によって合成され、マルチキャリア信号が生成される。
合成されたマルチキャリア信号は、その後、後述のハードクリップ抑圧部5、ローパスフィルタ6及び後述のピーク抑圧部7に、順次入力されてそのピーク成分が抑圧される。そしてピーク成分が抑圧された後のマルチキャリア信号は、周波数変換部46において無線周波数帯に周波数変換され、送信アンプ45を介して所望の送信電力に増幅された後、図示しないアンテナ部より送信される。
図2は、図1に示すハードクリップ抑圧部5の構成例の概略構成図である。図示するとおり、ハードクリップ抑圧部5は、マルチキャリア信号の信号レベルを検出するレベル検出部54と、マルチキャリア信号の信号レベルと所定の閾値レベルLT2とを比較して、その比較結果を出力する比較部55と、マルチキャリア信号の信号レベルの逆数を算出する逆数算出部56と、マルチキャリア信号の信号レベルの逆数と前記閾値LT2とを乗算して(LT2/信号レベル)を算出する乗算器57と、比較部55の比較結果に基づき、マルチキャリア信号の信号レベルが閾値LT2を超えるときには(LT2/信号レベル)の値を、そうでないときは定数1をそれぞれ選択する選択部58と、を備えている。選択部58の出力信号は乗算器52によってマルチキャリア信号に乗算される。
上記構成によって、マルチキャリア信号の信号レベルが閾値LT2を超えるときには(LT2/信号レベル)の値が、そうでないときは定数1(等倍)が、マルチキャリア信号に乗算され、その結果、マルチキャリア信号のうち閾値LT2のレベルを超える信号部分のみが閾値LT2に抑圧され、ハードクリッピングが実行される。
なお、乗算器52の入力には、レベル検出部54〜選択部58の処理の間マルチキャリア信号を遅延させるための遅延器53が設けられる。
図3の(A)及び図3の(B)を参照して、ハードクリップによるピーク抑圧及びローパスフィルタ7によるフィルタリングに伴う信号波形の変化を説明する。
図3の(A)は図1に示すマルチキャリア信号送信装置1の各位置A、B、C及びDにおけるマルチキャリア信号の時間変化を示す図であり、図3の(B)は図3の(A)の各信号の周波数スペクトルを示す図である。ここで図3の(A)及び図3の(B)において実線で表されるAの位置の信号はピーク抑圧前の信号を示す。破線で表されるBの位置の信号はハードクリップによるピーク抑圧後の信号を示す。一点鎖線で表されるCの位置の信号はローパスフィルタ6によるフィルタリング後の信号を示す。二点鎖線で表されるDの位置の信号はピーク抑圧部7による窓関数を用いたピーク抑圧後の信号を示す。
図3の(A)の実線A及び破線Bから分かるように、合成された直後のマルチキャリア信号(実線A)が大きな振幅を持っているが、ハードクリップ抑圧部5によりハードクリップが行われた後は、元の波形のうち信号値が所定の閾値LT2よりも大きくなるピーク部分がカットされた信号(破線B)となる。
このため、図3の(B)の実線A及び破線Bから分かるように、ハードクリップ後の信号(破線B)では、高周波数成分(帯域外不要波)が増大する。このことはACLRの劣化を意味する。
ハードクリップ後の信号をローパスフィルタ7に通すことによって、信号波形は図3の(A)の一点鎖線Cに示すように、ある程度元のマルチキャリア信号Aの波形に復活する。また図3の(C)の一点鎖線Cに示すスペクトル強度も、高周波数成分(帯域外不要波)が完全に除去され、ACLRが大幅に改善する。
一方で、ローパスフィルタ7を通過した信号は、図3の(A)に示すように、前段のハードクリップ抑圧部5で抑圧したピークが再生し、ピーク電力対平均電力比PAPRが再び大きくなっている。
そこで、以下説明するピーク抑圧部7をローパスフィルタ7の後段に設け、ローパスフィルタ7を通過した後の信号で再生したピーク部分を抑圧して、PAPRを向上させる。
図4は、図1に示すピーク抑圧部7の第1構成例の概略構成図である。図示するとおりピーク抑圧部7は、ピーク検出部10と、窓関数生成部20と、ピーク減衰部30とを備えて構成される。
ピーク検出部10は、ローパスフィルタ7によるフィルタリング後の信号(以下、「フィルタリング後の信号」と記す)に現われる、所定の閾値レベルLTを超えるピークを有するピーク部分のピークレベルを検出し、これらを窓関数生成部20に出力する。
窓関数生成部20は、検出されたピーク部分のピークレベルに応じた振幅の窓関数を生成する。
ピーク減衰部30は、各時刻におけるピーク部分のそれぞれの値を、窓関数生成部20が生成した窓関数のそれぞれの時刻の値に応じて減衰する。例えばピーク減衰部30は、各時刻におけるピーク部分のそれぞれの値に、窓関数の前記各時刻における値を乗じることによってピーク部分を減衰する。
図5は、図4に示す窓関数生成部20が生成する窓関数の例を示す図である。
図5に示すとおり、窓関数は、有限のサンプル数幅Nw0の間に定められたマルチキャリア信号に対する各サンプル(時刻)における減衰量(減衰係数)を示す関数である。図示の例の窓関数は、次式(1)、
(1−a)×(1+cosθ)/2 + a (0≦θ≦2π/Nw0) (1)
によって表わされるcos窓関数である。ここにaの値を、Nw0/2番目のサンプルにおいて最大の減衰幅1[dB]で減衰することとすれば、a=0.891と設定すればよい。
窓関数生成部20が生成した窓関数は、ピーク減衰部30によって、フィルタリング後の信号に乗算される。ピーク減衰部30はそのための乗算器31を備える。また、ピーク減衰部30は、検出されたピーク部分のピーク位置の中心と窓関数の中心とを合わせて、入力信号であるフィルタリング後の信号と窓関数とを乗算するように、入力信号を、
(Nw0/2)×ΔTs+Td0 (2)
だけ遅延させる遅延器32を備える。ここにΔTsはマルチキャリア信号のサンプリング時間を示し、Td0はピーク検出部10及び窓関数生成部20における処理に要する遅れ時間である。
図6の(A)は図4に例示するピーク抑圧部7によるピーク抑圧前の信号を示す図であり、図6の(B)は図6の(A)の信号のピーク部分に乗ぜられる窓関数を示す図であり、図6の(C)は図6の(A)の信号に図6の(B)の窓関数を乗じた結果生じる信号を示す図である。
図6の(A)に示すとおり、フィルタリング後の信号は、n1番目のサンプル及びn2番目のサンプルにおいて所定のレベル閾値LT1を超えるピーク値となる、ピーク部分P1及びP2をそれぞれ有していたとする。図4のピーク検出部10は、これらピーク部分P1及びP2を検出する。
そして窓関数生成部20は、これらピーク部分P1及びP2のピークレベルL1及びL2と閾値レベルLT1との比にそれぞれに比例した振幅A1及びA2を有する窓関数w1及びw2を生成する。生成した窓関数w1及びw2をそれぞれ図6の(B)に示す。
さらにピーク減衰部30の乗算器31は、フィルタリング後の信号のこれらピーク部分P1及びP2に窓関数w1及びw2をそれぞれ乗ずる。このときマルチキャリア信号は、遅延器32により(Nw0/2)×ΔTs+Td0だけ遅延されているので、窓関数w1及びw2は、ピーク部分P1及びP2のそれぞれのピーク位置を中心に乗ぜられる。
以上により、窓関数の振幅を適切に設定すれば、図6の(C)に示すようにフィルタリング後の信号のピークレベルを所定のレベル閾値LT1以下に抑圧することができる。
このとき、窓関数の時間幅や振幅を小さく設定すれば、フィルタリング後の信号の抑圧量が少なくなり受信品質が向上するが、反対にPAPRの改善効果が少ない。反対に窓関数の時間幅や振幅を大きく設定すると、PAPRの大幅な改善が見込める反面、受信品質が劣化する。したがって、抑圧量を示すこれら時間幅及び振幅を、フィルタリング後の信号のピーク部分のピークレベルに応じて定め、不要に大きなピーク抑圧を行うことを避けることによって、良好な受信品質を保つことが可能である。
また、窓関数としてcos窓関数やcos2窓関数、cos3窓関数、cos4窓関数、ハニング窓関数、ハミング窓関数、カイザー窓関数、ブラックマン・ハリス窓関数などのような、時間変化がなだらかな関数を選択し、このような関数の値に応じて各時刻の信号値を減衰することによって、帯域外不要波を殆ど発生させることなく(ACLRを劣化させることなく)、フィルタリング後に再生されたピーク部分を抑圧することが可能である。
以上のピーク抑圧部7の機能によって、ローパスフィルタ7通過後の信号において再生されたピーク部分が抑圧される。図3の(A)および(B)の二点鎖線Dは、時間幅や振幅を好適が設定されたcos窓関数を使用してピーク抑圧を行った後の信号波形及び周波数スペクトルを示す。
図3の(A)を参照すると、一点鎖線Cで示されるフィルタリング後の信号において再生されたピーク部分が、ピーク抑圧部7によって二点鎖線Dに示すように再び抑圧されることが分かる。また、図3の(B)を参照すると、ピーク抑圧部7によるピーク抑圧は、帯域外不要波を殆ど発生させずACLRを劣化させないことも分かる。
なお、上記の例では、窓関数生成部20は、ピーク部分のピークレベルと閾値レベルLT1との差分に比例した振幅を有する窓関数を生成することとしたが、これに限らずピーク部分のピークレベルに比例した振幅を有する窓関数を生成するようにしてもよい。または窓関数生成部20は、ピーク部分のピークレベルと閾値レベルLT1との比に対して単調増加関係を有する振幅の窓関数を生成することとしてもよいし、あるいは、ピーク部分のピークレベルに対して単調増加関係を有する振幅の窓関数を生成することとしてもよい。
また、ピーク減衰部30では、乗算器31によってマルチキャリア信号に窓関数を乗ずることによりピーク部分を減衰することとしたが、マルチキャリア信号の減衰手段はこれに限られるものではなく、窓関数の値に応じてマルチキャリア信号を減衰する手段であれば他のいかなる手段でも使用することが可能である。
図7は、図1に示すピーク抑圧部7の第2構成例の概略構成図である。図7に示す構成図では、図4に示すピーク抑圧部7のうちピーク検出部10の構成がさらに詳しく示される。
ピーク検出部10は、入力信号のレベルを検出するレベル検出部11と、検出されたレベルと所定の閾値レベルLT1とを比較する比較部12と、検出された入力信号のレベルが閾値レベルLT1以上となる場合に、入力信号のピーク部分の信号のピーク位置を検出するピーク位置検出部13と、を備えている。
そしてピーク位置が検出された時点で、窓関数生成部20は検出レベルに応じて振幅を決定し、このピーク位置を中心とするタイミングを合わせて窓関数を発生させる。そして各時刻毎に、それぞれの時刻における入力信号の値と窓関数の値とを乗算器31によって掛け合わせる。この様子を図8を参照して示す。
図8の(A)は図7に例示するピーク抑圧部7によるピーク抑圧前の入力信号を示す図であり、図8の(B)は遅延器32で遅延した後の図8の(A)の信号を示す図である。図示するように、遅延器32はマルチキャリア信号を所定時間Td1だけ遅らせるように設定される。また、図8の(C)は、図8の(B)の信号に対して乗ぜられる窓関数を示す図である。
レベル検出部11及び比較部12がピーク部分P1を検出し、ピーク位置検出部13がピーク部分P1のピーク位置を第n1番目のサンプルと決定したとすると、図8の(B)及び(C)に示すとおり、窓関数生成部20は窓関数を第(n1+(Td1/ΔTs))番目のサンプルの時刻を中心に発生させる。したがって生成させる窓関数の幅をNw0とする場合には、窓関数生成部20は、第n1番目のサンプルのサンプル検出後、(Td1−(Nw0/2×ΔTs))だけ時間が経過した後に、窓関数の生成を開始する。
図9は、図1に示すピーク抑圧部7の第3構成例の概略構成図である。本構成例では、ピーク検出部10に時間幅検出部14を備える。時間幅検出部14は、検出された入力信号のレベルが閾値レベルLT1以上である場合に、入力信号のピーク部分の時間幅を検出する。ピーク部分の時間幅は、入力信号のレベルが閾値レベルLT1以上となる時間幅として定めてもよく、または他の適切な閾値レベル以上となる時間幅として定めてもよく、あるいはピーク部分の半値幅を検出して定めてもよい。
窓関数生成部20は、検出レベルに応じて振幅を決定し、このピーク位置を中心とするタイミングを合わせて窓関数を発生させるが、このとき生成する窓関数の時間幅を、当該ピーク部分について時間幅検出部14が検出した時間幅に比例して変更する。図10の(A)〜図10の(C)を参照して、窓関数の時間幅制御の例を説明する。
例えば図10の(A)に示すように、入力信号のピーク部P1がピークレベルL1及び時間幅Pw1を有し、ピーク部P2がピークレベルL2及び時間幅Pw2を有していたとする(この例では、時間幅は閾値レベルLT1を超えている時間幅で示している)。
窓関数生成部20は、ピーク部分P1に適用する窓関数w1の振幅を、検出されたピークレベルL1に応じて振幅A1と決定し、またその時間幅を、検出された時間幅Pw1に応じて振幅Nw1と決定する。また、ピーク部P2に適用する窓関数w2の振幅を、検出されたピークレベルL2に応じて振幅A2と決定し、またその時間幅を、検出された時間幅Pw2に応じて振幅Nw2と決定する。
このように窓関数の振幅、幅などをピーク部の大きさに応じて算出することで、より柔軟なピーク抑圧を実現することが可能となり、最適に受信品質、ACLR及びPAPRのバランスをとることが可能となる。
なお、上記の例において窓関数生成部20は、窓関数の時間幅を、ピーク部分の時間幅に比例して変更することとしたがこれに限定されるものではなく、窓関数生成部20は、ピーク部分の時間幅と窓関数の時間幅とが、単に単調増加関係を有するように窓関数の時間幅を変更するようにしてもよい。また窓関数生成部20は、窓関数の時間幅を、当該ピーク部分のピークレベル値と時間幅との比に応じて変更することとしてもよい。
上記第1〜3構成例では、窓関数生成部20は、上式(1)に示すような所定の算出式に各サンプリング時刻を代入して各時刻における窓関数の値を定めることとしてよい。このように窓関数生成部20が、所定の算出式によって窓関数の種類、形状、幅などを自由に算出可能としたことで、受信品質とACLRのバランスを動的に変更することができる。
また一方で、窓関数生成部20は、窓関数を生成するため基本となる原窓関数について、この原窓関数がとる値を窓関数テーブルに予め保持しておき、このテーブルの値を用いて窓関数の値を定めてもよい。これにより窓関数を生成するための複雑な関数演算を省くことが可能となるため、ハードウエア化が容易となる。
このような窓関数テーブルにより窓関数を生成する構成を図11に示す。
図11は、図1に示すピーク抑圧部7の第4構成例の概略構成図である。本構成例において窓関数生成部20は、ROMやRAM等の記憶手段に上記原窓関数を保持して実現される窓関数テーブル21と、窓関数テーブル21に保持される関数値に、レベル検出部11が検出したピーク部のピークレベルを乗算するための乗算器22と、を備える。
ここに原窓関数とは、マルチキャリア信号の減衰に使用される実際の窓関数を生成するために窓関数生成部20が使用する、実際の窓関数の元となる関数であって、例えば、実際の窓関数の形状的特徴を含む関数であり、特にこのような原窓関数を時間軸方向(サンプル軸方向、横軸方向)及び/又は減衰係数方向(縦軸方向)にスケーリングする、すなわち、原窓関数の振幅を変更する及び/又は時間幅(サンプル幅)を変更することにより、実際の窓関数を生成することが可能な関数をいう。
下記表1に窓関数テーブル21の内容を例示する。
Figure 2007194825
上記例の窓関数テーブルは、図5に示した窓関数に対応する窓関数テーブルであり、ここにa=0.891とし、またサンプル数Nw0を30個として計算した。
表1に示すように窓関数テーブル21には、一つ又は複数の所定の原窓関数について、上式(1)のような算出式(原窓関数に応じて定められる)によって予め算出された、各時刻(サンプル番号)における関数値が保持されている。
窓関数生成部20は、ピーク位置検出部13が検出するピーク位置が窓関数の中心となるように、タイミングを合わせて窓関数テーブル21に保持される原窓関数の各値を順次読み出していく。そしてこの読み出した関数値に、レベル検出部11が検出した当該ピーク部分のピークレベルを乗算するなどにより、このピークレベルに応じてテーブル21内の窓関数の振幅を変更して窓関数を生成する。
フィルタリング後の信号のピーク部に適用する上記窓関数として、対称性を有する窓関数を採用する場合には、窓関数テーブル21には原窓関数の一部分のみを保持し、窓関数生成部20において、窓関数テーブルに保持された原窓関数の一部から、この対称性に基づいて窓関数の全体を生成することとしてもよい。
このように、原窓関数の一部分のみを保持することにより窓関数テーブル21の記憶容量を節約することが可能となる。また、関数の対称性に基づいて原窓関数の一部から窓関数の全体を生成する演算は非常に簡単であるので、上記本構成例の利点を損なうこともない。
図12は、図1に示すピーク抑圧部7の第5構成例の概略構成図である。本構成例では、窓関数テーブルに原窓関数の一部分のみを保持し残りは対称性に基づいて生成する。窓関数生成部20は、原窓関数の一部分のみを保持する窓関数テーブル21と、窓関数テーブル21に保持された原窓関数から、原窓関数の対称性に基づく簡単な演算により窓関数の全体を生成するための窓関数演算部24と、を備える。
ここに、窓関数生成部20が生成する窓関数として、予め対称性を有する窓関数が採用されている。図6を参照して既に説明した窓関数も対称性を有するので、これを例として原窓関数の一部分のみを保持する窓関数テーブル21について説明する。
図13の(A)は窓関数の対称性に基づいて窓関数全体の1/2の部分から窓関数全体を生成する場合であり、図13の(B)は窓関数の対称性に基づいて窓関数全体の1/4の部分から窓関数全体を生成する場合である。
図13の(A)に示すとおり、図5に示した窓関数はサンプル番号(時刻)=Nw0/2を対称線とする線対称性を有している。したがって、原窓関数のうちサンプル番号0〜Nw0/2までの半分(図13の(A)において実線で示す)のみを窓関数テーブル21に保持することとする。そして残りの部分(図13の(A)において破線で示す)の原窓関数を生成する際には、原窓関数テーブル21を反対の順序で読み出すことで、残り部分の原窓関数をも生成することが可能である。これによりテーブル容量を約半分に節減することが可能となる。
さらに図13の(B)から明らかなように、原窓関数のうちサンプル番号0〜Nw0/2までの半分部分もまた、サンプル番号(時刻)=Nw0/4、及び減衰係数=(1+a)/2となる点を対称点として点対称性を有している。
そこで、原窓関数のうちサンプル番号0〜Nw0/4までの半分(図13の(B)において実線で示す)のみを原窓関数テーブル21に保持することとする。そして残りの部分の原窓関数を生成する際には、窓関数テーブル21の読み出し順序を変え、かつ読み出した関数値に簡単な線形演算を施すことにより、残り部分の窓関数をも生成することが可能となる。
あるいは、正逆に順序を変えて窓関数テーブル21を読み出し、このように読み出した関数値を定数に加減算することにより残り部分の窓関数をも生成することが可能である。これによりテーブル容量を約4分の1に節減することが可能となる。
例えば図13の(B)に示す例では、図5に示した窓関数に対応する窓関数のうち範囲R1(0≦n≦Nw0/4:nはサンプル番号)において定義された部分のみを、窓関数テーブル21に保持しておく。
そして、範囲R2(Nw0/4≦n≦Nw0/2)の部分の原窓関数を生成する場合には、窓関数テーブル21から逆の順序で読み出した関数値を定数(1+a)から差し引いた値を関数値として演算する。また、範囲R3(Nw0/2≦n≦3Nw0/4)の部分の原窓関数を生成する場合には、窓関数テーブル21から正の順序で読み出した関数値を定数(1+a)から差し引いた値を関数値として演算する。さらに、範囲R4(3Nw0/4≦n≦Nw0)の部分の原窓関数を生成する場合には、窓関数テーブル21から逆の順序で読み出した値を関数値として使用する。
窓関数演算部24は、このように窓関数テーブル21に保持された原窓関数の一部分を読み出し、原窓関数の対称性に基づいて、読み出し順序を変えながら窓関数テーブル21の簡単な線形演算により原窓関数の全体を演算することが可能である。
そして窓関数演算部24は、レベル検出部11が検出した検出レベルに応じて原窓関数の振幅を変更し、時間幅検出部14が検出したピーク部の時間幅に応じて原窓関数の時間幅を変更する。
そして窓関数演算部24は、ピーク位置検出部13によって検出されたピーク位置にしたがって、窓関数の中心の値が入力信号のピーク値に乗じられるように、タイミングを合わせて窓関数を発生させる。
図14は、図1に示すピーク抑圧部7の第6構成例の概略構成図である。本構成例では、入力信号の異なる時間(サンプルの位置)に現われた複数のピーク部分に対して生成した窓関数を重畳して、入力信号に乗ずることが可能である。
このために窓関数生成部20は、窓関数テーブル21と、複数の窓関数演算部24a、24b、〜24yと、これら窓関数演算部24a〜24yを制御する窓関数制御部25と、を備えている。
また、ピーク減衰部30は、複数の窓関数演算部24a、24b、〜24yが発生した窓関数をマルチキャリア信号にそれぞれ乗ずるための乗算器31a、31b、〜31yと、遅延器32a、32b、〜32yと、を備えている。
図15の(A)〜(C)を参照して、図14に示すピーク抑圧部7の動作を説明する。 図15の(A)は、ピーク抑圧部7によるピーク抑圧前の入力信号を示す図であり、図15の(B)は(A)の信号の各ピーク部分にそれぞれ乗ぜられる窓関数を示す図であり、図15の(C)は(A)の信号に(B)の窓関数をそれぞれ乗じた結果生じる信号を示す図である。
図15の(A)に示すとおり、入力信号には複数のピーク部分P1〜P4が現われており、各ピーク部分P1〜P4にそれぞれ対応して各窓関数w1〜w4を生成したとする。ここで、窓関数がとりうる最大時間幅より短い間隔で各ピーク部が現われるとすれば、各窓関数w1〜w4は、例えば図15の(B)に示すとおり重なって発生する状態が生じうる。図示する例では、窓関数w1とw2、w2とw3、w3とw4の各裾野のそれぞれ部分が重なっている。
本構成例に係るピーク抑圧部7では、このように時間的に重なって発生する個々の窓関数を、異なる窓関数演算部24a〜24yによって生成し、これらをそれぞれ乗算器31a〜31yによって入力信号に乗ずる。
例えば、図15の(A)の入力信号のピーク部分P1〜P4を抑圧する場合には、まず、ピーク検出部10がサンプルn1においてピーク部分P1を検出すると、窓関数制御部25は、1番目の窓関数演算部24aにサンプルn1を中心とする位置に窓関数w1を生成させる。窓関数制御部25は、窓関数演算部24aが窓関数を生成している間、窓関数演算部24aが窓関数を生成中であることを記憶している。
次に、ピーク検出部10がサンプルn2においてピーク部分P2を検出すると、窓関数制御部25は、窓関数演算部24aが窓関数を生成しているため、2番目の窓関数演算部24bにサンプルn2を中心とする位置に窓関数w2を生成させる。窓関数制御部25は、窓関数演算部24bが窓関数を生成している間、窓関数演算部24bが窓関数を生成中であることを記憶している。
そして、窓関数演算部24aが窓関数の生成を終了すると、窓関数演算部24aは窓関数を生成中である旨の記憶をクリアする。
その後、ピーク検出部10がサンプルn3においてピーク部分P3を検出すると、窓関数制御部25は、再び1番目の窓関数演算部24aにサンプルn2を中心とする位置に窓関数w3を生成させる。
このように複数の窓関数演算部24a〜24yを備えることにより、ピーク抑圧部7は、入力信号の複数のピーク部分について生成された各窓関数の、ある時刻におけるそれぞれの関数値を重畳し、この重畳した値に応じてこの時刻におけるマルチキャリア信号の信号レベルを減衰することが可能となる。これにより、短い間隔で現われるピーク部分全てについて窓関数を適用することが可能となる。
図16は、本発明によるマルチキャリア信号送信装置の第2実施例の概略構成図である。本実施例では、上記のハードクリップ、ローパスフィルタ及び窓関数によるピーク抑圧と、マルチキャリア合成前のピーク抑圧と、を合わせて行なう。
すなわち本実施例に係る送信装置1は、上記説明したハードクリップ抑圧部5、ローパスフィルタ6及びピーク抑圧手段6に加え、ディジタル信号である複素信号1〜複素信号nに基づいてこれらを帯域制限した後に合成した場合に生じるマルチキャリア信号をシミュレートしてそのピーク部分を決定し、複素信号1〜複素信号nの、決定されたピーク部分に対応する各区間に適用すべき各抑圧係数(減衰係数)をそれぞれ演算する合成前抑圧係数演算部61と、合成前抑圧係数演算部61により演算された各複素信号1〜nに対する各抑圧係数を、それぞれ複素信号1〜複素信号nに乗算するための乗算器62a、62b、〜62xと、合成前抑圧係数演算部61の処理時間だけ複素信号1〜複素信号nを遅延させる遅延器63a、63b、〜63xと、を備える。
マルチキャリア合成前のピーク抑圧は、帯域制限フィルタ41a、41b、〜41xの前にピーク抑圧をかけるためACLRの劣化がないという利点を有するが、一方ではピーク抑圧により欠落する情報量が大きいため受信品質の劣化が大きいという短所を有する。
本実施例では、ACLRの劣化が少ないマルチキャリア合成前のピーク抑圧と、受信品質の劣化が少ないハードクリップを併用することにより、受信品質とACLRとのバランスを良好に制御することが可能となる。
以上、本発明を特にその好ましい実施の形態を参照して詳細に説明したが、本発明の容易な理解のために、本発明の具体的な形態を以下に付記する。
(付記1)
複数の変調信号をそれぞれ帯域制限し、これらを合成したマルチキャリア信号を送信するマルチキャリア信号送信装置において、
前記マルチキャリア信号の前記ピーク成分のハードクリップを行うハードクリップ抑圧部と、
前記ハードクリップ抑圧部によるハードクリップ後の信号をフィルタリングするローパスフィルタと、
前記ローパスフィルタによるフィルタリング後の信号のピーク部分を抑圧するピーク抑圧部と、
を備え、該ピーク抑圧部が、
前記フィルタリング後の信号のピーク部分を検出するピーク検出部と、
前記ピーク部分のピークレベルに応じた振幅の窓関数を生成する窓関数生成部と、
前記窓関数の値に応じて前記ピーク部分を減衰するピーク減衰部と、
を備えることを特徴とするマルチキャリア信号送信装置。(1)
(付記2)
前記窓関数生成部は、検出された前記ピーク部分の時間幅に応じた時間幅の窓関数を生成することを特徴とする付記1に記載のマルチキャリア信号送信装置。(2)
(付記3)
前記ピーク抑圧部が、前記窓関数を生成するための原窓関数について該原窓関数がとる値を保持する窓関数テーブルを、さらに備え、
前記窓関数生成部は、検出された前記ピーク部分のピークレベルに応じて前記テーブル内の窓関数の振幅を変更することにより窓関数を生成することを特徴とする付記1に記載のマルチキャリア信号送信装置。(3)
(付記4)
前記窓関数生成部は、検出された前記ピーク部分の時間幅に応じて前記原窓関数の時間幅を変更することにより、前記窓関数を生成することを特徴とする付記3に記載のマルチキャリア信号送信装置。(4)
(付記5)
前記窓関数テーブルは、対称性を有する窓関数の一部分を保持し、
前記窓関数生成部は、前記窓関数テーブルに保持された前記窓関数の一部分から、前記対称性に基づき前記窓関数の全体を生成することを特徴とする付記3に記載のマルチキャリア信号送信装置。(5)
(付記6)
前記ピーク減衰部は、前記フィルタリング後の信号に含まれる複数のピーク部分に対して、生成された前記窓関数の、ある時刻におけるそれぞれの関数値を重畳し、この重畳した値に応じて前記時刻における前記フィルタリング後の信号の信号レベルを減衰することを特徴とする付記1に記載のマルチキャリア信号送信装置。
(付記7)
前記窓関数は、cos窓関数、cos2窓関数、cos3窓関数、cos4窓関数、ハニング窓関数、ハミング窓関数、カイザー窓関数、ブラックマン・ハリス窓関数のいずれかであることを特徴とする付記1に記載のマルチキャリア信号送信装置。
(付記8)
前記複数の変調信号に基づいて、これらを合成した場合のマルチキャリア信号のピーク部分を決定するピーク部分決定部と
前記複数の変調信号のそれぞれに対して、決定された前記ピーク部分に対応する部分の信号レベルを減衰する変調信号減衰部と、
を、さらに備えることを特徴とする付記1に記載のマルチキャリア信号送信装置。
(付記9)
複数の変調信号をそれぞれ帯域制限し、これらを合成したマルチキャリア信号を送信するマルチキャリア信号送信方法において、
前記マルチキャリア信号の前記ピーク成分のハードクリップを行い、
ハードクリップ後の前記信号をローパスフィルタによってフィルタリングし、
フィルタリング後の前記信号のピーク部分を検出し、
前記ピーク部分のピークレベルに応じた振幅の窓関数を生成し、
前記窓関数の値に応じて前記ピーク部分を減衰して、
このピーク部分が減衰された信号を送信することを特徴とするマルチキャリア信号送信方法。(6)
(付記10)
前記窓関数の生成は、検出された前記ピーク部分の時間幅に応じた時間幅の窓関数を生成することを特徴とする付記9に記載のマルチキャリア信号送信方法。(7)
(付記11)
さらに、前記窓関数を生成するための原窓関数について、該原窓関数がとる値を予め窓関数テーブルに保持しておき、
前記窓関数の生成は、検出された前記ピーク部分のピークレベルに応じて前記テーブル内の窓関数の振幅を変更することにより、窓関数を生成することを特徴とする付記9に記載のマルチキャリア信号送信方法。(8)
(付記12)
前記窓関数の生成は、検出された前記ピーク部分の時間幅に応じて前記原窓関数の時間幅を変更することにより、前記窓関数を生成することを特徴とする付記11に記載のマルチキャリア信号送信方法。(9)
(付記13)
対称性を有する前記窓関数の一部分を、前記窓関数テーブルに保持し、
前記窓関数の生成は、前記窓関数テーブルに保持された前記窓関数の一部分から、前記対称性に基づき前記窓関数の全体を生成することを特徴とする付記11に記載のマルチキャリア信号送信方法。(10)
(付記14)
前記ピーク部分の減衰は、前記フィルタリング後の信号の複数のピーク部分に対して、生成された前記窓関数の、ある時刻におけるそれぞれの関数値を重畳し、この重畳した値に応じて前記時刻における前記フィルタリング後の信号の信号レベルを減衰することを特徴とする付記9に記載のマルチキャリア信号送信方法。
(付記15)
前記窓関数は、cos窓関数、cos2窓関数、cos3窓関数、cos4窓関数、ハニング窓関数、ハミング窓関数、カイザー窓関数、ブラックマン・ハリス窓関数のいずれかであることを特徴とする付記9に記載のマルチキャリア信号送信方法。
(付記16)
さらに、前記複数の変調信号に基づいて、これらを合成した場合のマルチキャリア信号のピーク部分を決定し、
前記複数の変調信号のそれぞれに対して、決定された前記ピーク部分に対応する部分の信号レベルを減衰する、
ことを特徴とする付記9に記載のマルチキャリア信号送信方法。
本発明は、複数の変調信号を合成した信号の送受信装置、送受信方法及び通信システムに広く適用可能であるが、特にマルチキャリア信号を利用して高速なパケット伝送を行なうCDMA通信方式(W−CDMA方式を含む)に好適に適用可能である。
本発明によるマルチキャリア信号送信装置の第1実施例の概略構成図である。 図1に示すハードクリップ抑圧部の構成例の概略構成図である。 (A)は図1に示すマルチキャリア信号送信装置の各位置A、B、C及びDにおけるマルチキャリア信号の時間変化を示す図であり、(B)は(A)の各信号の周波数スペクトルを示す図である。 図1に示すピーク抑圧部の第1構成例の概略構成図である。 図4に示す窓関数生成部が生成する窓関数の例を示す図である。 (A)は図4に例示するピーク抑圧部によるピーク抑圧前の信号を示す図であり、(B)は(A)の信号のピーク部分に乗ぜられる窓関数を示す図であり、図6の(C)は(A)の信号に(B)の窓関数を乗じた結果生じる信号を示す図である。 図1に示すピーク抑圧部の第2構成例の概略構成図である。 (A)は図7に例示するピーク抑圧部によるピーク抑圧前の信号を示す図であり、(B)は遅延器で遅延した後の(A)の信号を示す図であり、(C)は(B)の信号に対して乗ぜられる窓関数を示す図である。 図1に示すピーク抑圧部の第3構成例の概略構成図である。 (A)は図9に例示するピーク抑圧部によるピーク抑圧前の信号を示す図であり、(B)は(A)の信号のピーク部分に乗ぜられる窓関数を示す図であり、(C)は(A)の信号に(B)の窓関数を乗じた結果生じる信号を示す図である。 図1に示すピーク抑圧部の第4構成例の概略構成図である。 図1に示すピーク抑圧部の第5構成例の概略構成図である。 (A)は窓関数の対称性に基づいて窓関数全体の1/2の部分から窓関数全体を生成する場合であり、(B)は窓関数の対称性に基づいて窓関数全体の1/4の部分から窓関数全体を生成する場合である。 図1に示すピーク抑圧部の第6構成例の概略構成図である。 (A)は図14に例示するピーク抑圧部によるピーク抑圧前の信号を示す図であり、(B)は(A)の信号の各ピーク部分にそれぞれ乗ぜられる窓関数を示す図であり、(C)は(A)の信号に(B)の窓関数をそれぞれ乗じた結果生じる信号を示す図である。 本発明によるマルチキャリア信号送信装置の第2実施例の概略構成図である。 マルチキャリア変調を行なう従来の送信装置の概略構成図である。
符号の説明
1 マルチキャリア送信装置
5 ハードクリップ抑圧部
6 ローパスフィルタ
7 ピーク抑圧部
10 ピーク検出部
20 窓関数生成部
30 ピーク減衰部
41a〜41x 帯域制限フィルタ
42a〜42x 正弦波発生器
43a〜43x 複素乗算器
44 マルチキャリア合成部44
45 送信アンプ
46 周波数変換部

Claims (10)

  1. 複数の変調信号をそれぞれ帯域制限し、これらを合成したマルチキャリア信号を送信するマルチキャリア信号送信装置において、
    前記マルチキャリア信号の前記ピーク成分のハードクリップを行うハードクリップ抑圧部と、
    前記ハードクリップ抑圧部によるハードクリップ後の信号をフィルタリングするローパスフィルタと、
    前記ローパスフィルタによるフィルタリング後の信号のピーク部分を抑圧するピーク抑圧部と、
    を備え、該ピーク抑圧部が、
    前記フィルタリング後の信号のピーク部分を検出するピーク検出部と、
    前記ピーク部分のピークレベルに応じた振幅の窓関数を生成する窓関数生成部と、
    前記窓関数の値に応じて前記ピーク部分を減衰するピーク減衰部と、
    を備えることを特徴とするマルチキャリア信号送信装置。
  2. 前記窓関数生成部は、検出された前記ピーク部分の時間幅に応じた時間幅の窓関数を生成することを特徴とする請求項1に記載のマルチキャリア信号送信装置。
  3. 前記ピーク抑圧部が、前記窓関数を生成するための原窓関数について該原窓関数がとる値を保持する窓関数テーブルを、さらに備え、
    前記窓関数生成部は、検出された前記ピーク部分のピークレベルに応じて前記テーブル内の窓関数の振幅を変更することにより窓関数を生成することを特徴とする請求項1に記載のマルチキャリア信号送信装置。
  4. 前記窓関数生成部は、検出された前記ピーク部分の時間幅に応じて前記原窓関数の時間幅を変更することにより、前記窓関数を生成することを特徴とする請求項3に記載のマルチキャリア信号送信装置。
  5. 前記窓関数テーブルは、対称性を有する窓関数の一部分を保持し、
    前記窓関数生成部は、前記窓関数テーブルに保持された前記窓関数の一部分から、前記対称性に基づき前記窓関数の全体を生成することを特徴とする請求項3に記載のマルチキャリア信号送信装置。
  6. 複数の変調信号をそれぞれ帯域制限し、これらを合成したマルチキャリア信号を送信するマルチキャリア信号送信方法において、
    前記マルチキャリア信号の前記ピーク成分のハードクリップを行い、
    ハードクリップ後の前記信号をローパスフィルタによってフィルタリングし、
    フィルタリング後の前記信号のピーク部分を検出し、
    前記ピーク部分のピークレベルに応じた振幅の窓関数を生成し、
    前記窓関数の値に応じて前記ピーク部分を減衰して、
    このピーク部分が減衰された信号を送信することを特徴とするマルチキャリア信号送信方法。
  7. 前記窓関数の生成は、検出された前記ピーク部分の時間幅に応じた時間幅の窓関数を生成することを特徴とする請求項6に記載のマルチキャリア信号送信方法。
  8. さらに、前記窓関数を生成するための原窓関数について、該原窓関数がとる値を予め窓関数テーブルに保持しておき、
    前記窓関数の生成は、検出された前記ピーク部分のピークレベルに応じて前記テーブル内の窓関数の振幅を変更することにより、窓関数を生成することを特徴とする請求項6に記載のマルチキャリア信号送信方法。
  9. 前記窓関数の生成は、検出された前記ピーク部分の時間幅に応じて前記原窓関数の時間幅を変更することにより、前記窓関数を生成することを特徴とする請求項8に記載のマルチキャリア信号送信方法。
  10. 対称性を有する前記窓関数の一部分を、前記窓関数テーブルに保持し、
    前記窓関数の生成は、前記窓関数テーブルに保持された前記窓関数の一部分から、前記対称性に基づき前記窓関数の全体を生成することを特徴とする請求項8に記載のマルチキャリア信号送信方法。
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