JP2008047075A - 設備機器の推定コスト計算システム、推定コスト計算プログラム、推定二酸化炭素排出量計算システム、及び推定二酸化炭素排出量計算プログラム - Google Patents

設備機器の推定コスト計算システム、推定コスト計算プログラム、推定二酸化炭素排出量計算システム、及び推定二酸化炭素排出量計算プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】本発明の課題は、設備機器にかかると推定されるコストを精確に求めることができる設備機器の推定コスト計算システム等を提供することにある。
【解決手段】本発明に係る設備機器の推定コスト計算システム1は、第1関連テーブル記憶部14、第2関連テーブル記憶部14、第3関連テーブル導出手段14f、および第4関連テーブル導出手段14fを備える。第1関連テーブルでは、期間と設備機器の理想エネルギー消費量とが関連付けられる。第2関連テーブルでは、期間と設備機器の能力低下割合とが関連付けられる。第3関連テーブル導出手段は、第1関連テーブルと第2関連テーブルとにおいて期間が一致する理想エネルギー消費量と能力低下割合とから修正エネルギー消費量を導出し、第3関連テーブルを導出する。第4関連テーブル導出手段は、第3関連テーブルの修正エネルギー消費量を利用してエネルギー料金を導出し、第4関連テーブルを導出する。
【選択図】図5

Description

本発明は、設備機器の推定コスト計算システム及び推定コスト計算プログラムに関する。
また、本発明は、設備機器の推定二酸化炭素計算システム及び推定二酸化炭素計算プログラムに関する。
特許文献1や特許文献2には、「設備機器の更新時期の評価をアドバイスする装置」が開示されている。また、特許文献3には、「プラントの構成部位の余寿命を診断して構成部位の取替時期を決定するシステム」が開示されている。また、特許文献4には、「商品のライフサイクルコストを加味した商品設計の支援装置」が開示されており、特に、ライフサイクルコストの評価手段などが記載されている。
特開平2−270062号公報 特開2005−135092号公報 特開平11−142298号公報 特開2002−251413号公報
しかし、上記特許文献1および3に記載される技術では、設備機器にかかると推定されるコストを精確に求めることができない。また、特許文献2には、設備機器にかかると推定されるコストや設備機器から排出されると推定される二酸化炭素量の計算方法が開示されていない。また、特許文献4には、具体的な設備機器の余寿命計算方法が開示されていない上に設備機器の経年劣化が考慮されていないためコストや二酸化炭素排出量を精確に求めることができない。したがって、特許文献1〜4を参酌しても、設備機器にかかると推定されるコストや設備機器から排出されると推定される二酸化炭素量を精確に求めることができない。
本発明の課題は、設備機器にかかると推定されるコストを精確に求めることができる設備機器の推定コスト計算システムおよび推定コスト計算プログラムを提供することにある。
また、本願の別の課題は、設備機器から排出されると推定される二酸化炭素量を精確に求めることができる設備機器の推定二酸化炭素計算システムおよび推定二酸化炭素計算プログラムを提供することにある。
第1発明に係る設備機器の推定コスト計算システムは、第1関連テーブル記憶部、第2関連テーブル記憶部、第3関連テーブル導出手段、および第4関連テーブル導出手段を備える。第1関連テーブル記憶部には、第1関連テーブルが記憶される。第1関連テーブルでは、期間と設備機器の理想エネルギー消費量とが関連付けられる。なお、第1関連テーブル記憶部、第2関連テーブル記憶部、第3関連テーブル導出手段、および第4関連テーブル導出手段は一つの装置に内蔵されていてもよい。また、ここにいう「期間」とは、時間や、日、週、月、年などである。また、期間の代わりに期間の代表値、例えば、代表時刻(開始時刻や、終了時刻、中間時刻など)を用いてもよい。また、設備機器の消費エネルギー量の経時変化は、単回帰法、重回帰法、TCBM(位相空間事例ベースモデル)法、時系列モデル(SARIMA)法、対象データの直接計測法などによって決定できる。第2関連テーブル記憶部には、第2関連テーブルが記憶される。第2関連テーブルでは、期間と設備機器の能力低下割合とが関連付けられる。第3関連テーブル導出手段は、第1関連テーブルと第2関連テーブルとにおいて期間が一致する理想エネルギー消費量と能力低下割合とから修正エネルギー消費量を導出し、第3関連テーブルを導出する。第3関連テーブルでは、期間と修正エネルギー消費量とが関連付けられる。第4関連テーブル導出手段は、第3関連テーブルの修正エネルギー消費量を利用してエネルギー料金を導出し、第4関連テーブルを導出する。第4関連テーブルでは、期間と設備機器のエネルギー料金とが関連付けられる。なお、修正エネルギー消費量を利用してエネルギー料金を導出する手法としては、例えば、修正エネルギー消費量にエネルギー単価を乗じる方法や、修正エネルギー消費量を表に照らし合わせる方法などが挙げられる。
この設備機器の推定コスト計算システムでは、第3関連テーブル導出手段が、第1関連テーブルと第2関連テーブルとにおいて期間が一致する理想エネルギー消費量と能力低下割合とから修正エネルギー消費量を導出し、第3関連テーブルを導出する。次いで、第4関連テーブル導出手段が、第3関連テーブルの修正エネルギー消費量を利用してエネルギー料金を導出し、第4関連テーブルを導出する。このため、この設備機器の推定コスト計算システムでは、設備機器にかかると推定されるコストを精確に求めることができる。
第2発明に係る設備機器の推定コスト計算システムは、第1発明に係る設備機器の推定コスト計算システムであって、第5情報記憶部および第6関連テーブル導出手段をさらに備える。第5情報記憶部には、設備機器の保全・修理コスト情報又は設備機器の初期導入コスト情報が記憶される。なお、ここにいう「設備機器の初期導入コスト」には、旧くなった設備機器の廃棄処分コストも含まれる場合がある。第6関連テーブル導出手段は、特定の設備機器のエネルギー料金に設備機器の保全・修理コスト又は設備機器の初期導入コストを加算して保全・修理総コスト又は新規設備導入総コストを導出し、第6関連テーブルを導出する。第6関連テーブルでは、期間と保全・修理総コスト又は新規設備導入総コストとが関連付けられる。なお、ここにいう「設備機器」には、現行設備機器や新規設備機器などが含まれる。
近年、設備機器メーカは、新規設備機器を開発販売するという新規設備機器販売ビジネスや設備機器が故障した場合に修理サービスを提供するという故障修理サービス提供ビジネスだけでなく、設備機器を購入した顧客に対してその設備機器の点検サービスや保守サービスを継続的に提供する点検・保守サービス提供ビジネスなども展開している。このため、設備機器メーカや設備機器の販売会社などは、これらのビジネスの対象となる顧客すべての満足度の向上を図り自身のブランド力向上などを図りつつある。そして、このような目的を達成するためには、ある時点において「設備機器を修理・保全せずにそのまま放置する」、「設備機器を修理・保全する」、「設備機器を廃棄し新しい設備機器を導入する」のいずれが将来コスト的に最も得策かを顧客に示す必要がある。しかし、上記特許文献1および3に記載される技術ではそれぞれの場合のコストを求めることできない上にコストを精確に求めることができず、特許文献2にはコストの計算方法が開示されておらず、特許文献4には具体的な設備機器の余寿命計算方法が開示されていない上に設備機器の経年劣化が考慮されていないためコストを精確に求めることができない。したがって、上記特許文献1〜4を参酌しても、上記のような目的を達することができる技術を構築することは極めて困難である。
本発明の課題は、新規設備機器販売ビジネス、故障修理サービス提供ビジネスおよび点検・保守サービス提供ビジネスの対象となる顧客すべての満足度の向上を図ることができ、ひいては自社のブランド力向上を図ることができる設備機器の推定コスト計算システムを提供することにある。
この設備機器の推定コスト計算システムでは、第6関連テーブル導出手段が、特定の設備機器のエネルギー料金に設備機器の保全・修理コスト又は設備機器の初期導入コストを加算して保全・修理総コスト又は新規設備導入総コストを導出し、第6関連テーブルを導出する。このため、この設備機器の推定コスト計算システムでは、「設備機器を修理・保全せずにそのまま放置する場合」、「設備機器を修理・保全する場合」、及び「設備機器を廃棄し新しい設備機器を導入する場合」の設備機器にかかるコストをそれぞれ精確に求めることができる。したがって、この設備機器の推定コスト計算システムでは、新規設備機器販売ビジネス、故障修理サービス提供ビジネスおよび点検・保守サービス提供ビジネスの対象となる顧客すべての満足度の向上を図ることができ、ひいては自社のブランド力向上を図ることができる。
第3発明に係る設備機器の推定コスト計算システムは、第1発明または第2発明に係る設備機器の推定コスト計算システムであって、第7関連テーブル記憶部および第1関連テーブル導出手段をさらに備える。第7関連テーブル記憶部には、第7関連テーブルが記憶される。第7関連テーブルでは、期間と構成要素部品情報とを関連付ける。なお、ここにいう「構成要素部品情報」とは、構成要素部品から得られる情報であって、例えば、設備機器がヒートポンプ式冷凍装置である場合、圧縮機の周波数や電動膨張弁の入力パルス等である。また、ここにいう「構成要素部品」とは、設備機器を構成する要素部品である。第1関連テーブル導出手段は、複数の第7関連テーブルを利用して第1関連テーブル導出する。
この設備機器の推定コスト計算システムでは、第1関連テーブル導出手段が、複数の第7関連テーブルを利用して第1関連テーブル導出する。このため、この設備機器の推定コスト計算システムでは、遠隔監視システム等を利用して自動収集している情報などのうち初期の情報などを利用して容易に第1関連テーブルを導出することができる。
第4発明に係る設備機器の推定コスト計算システムは、第3発明に係る設備機器の推定コスト計算システムであって、第1関連テーブル導出手段は、第7関連テーブルにおいて期間が一致する構成要素部品情報を下記一次線形式(1)に代入して第1関連テーブルを導出する。
(設備機器のエネルギー消費量)=a1x(第1構成要素部品情報)+b1x(第2構成要素部品情報)+c1x(第3構成要素部品情報)+d1x(第4構成要素部品情報)+・・・ (1)
(ただし、a1,b1,c1,d1,・・・は変換係数である)
この設備機器の推定コスト計算システムでは、第1関連テーブル導出手段が、第7関連テーブルにおいて期間が一致する構成要素部品情報を下記一次線形式(1)に代入して第1関連テーブルを導出する。このため、この設備機器の推定コスト計算システムでは、演算負荷を低減しつつ遠隔監視システム等を利用して自動収集している情報などのうち初期の情報などを利用して容易に第1関連テーブルを導出することができる。
第5発明に係る設備機器の推定コスト計算システムは、第1発明から第4発明のいずれかに係る設備機器の推定コスト計算システムであって、第8関連テーブル記憶部および第2関連テーブル導出手段をさらに備える。第8関連テーブル記憶部には、第8関連テーブルが記憶される。第8関連テーブルでは、期間と構成要素部品の能力低下割合とが関連付けられる。なお、ここにいう「構成要素部品」とは、設備機器を構成する要素部品である。第2関連テーブル導出手段は、複数の第8関連テーブルを利用して第2関連テーブル導出する。
この設備機器の推定コスト計算システムでは、第2関連テーブル導出手段が、複数の第8関連テーブルを利用して第2関連テーブル導出する。このため、この設備機器の推定コスト計算システムでは、より精確に設備機器の能力低下割合を導出することができる。
第6発明に係る設備機器の推定コスト計算システムは、第5発明に係る設備機器の推定コスト計算システムであって、第2関連テーブル導出手段は、第8関連テーブルにおいて期間が一致する構成要素部品の能力低下割合を下記一次線形式(2)に代入して第2関連テーブルを導出する。
(設備機器の能力低下割合)=a2x(第11構成要素部品の能力低下割合)+b2x(第12構成要素部品の能力低下割合)+c2x(第13構成要素部品の能力低下割合)+d2x(第14構成要素部品の能力低下割合)+・・・ (2)
(ただし、a2,b2,c2,d2,・・・は重み付け係数である)
この設備機器の推定コスト計算システムでは、第2関連テーブル導出手段が、第8関連テーブルにおいて期間が一致する構成要素部品の能力低下割合を下記一次線形式(2)に代入して第2関連テーブルを導出する。このため、この設備機器の推定コスト計算システムでは、演算負荷を低減しつつより精確に設備機器の能力低下割合を導出することができる。
第7発明に係る設備機器の推定コスト計算システムは、第1発明から第6発明のいずれかに係る設備機器の推定コスト計算システムであって、第4関連テーブル導出手段は、第3関連テーブルの修正エネルギー消費量に所定の変換係数を乗じてエネルギー料金を導出し、第4関連テーブルを導出する。
この設備機器の推定コスト計算システムでは、第4関連テーブル導出手段が、第3関連テーブルの修正エネルギー消費量に所定の変換係数を乗じてエネルギー料金を導出し、第4関連テーブルを導出する。このため、この設備機器の推定コスト計算システムでは、演算負荷を低減しつつ容易にエネルギー料金を導出することができる。
第8発明に係る設備機器の推定コスト計算システムは、第1発明から第7発明のいずれかに係る設備機器の推定コスト計算システムであって、表示装置およびプロット手段をさらに備える。プロット手段は、期間に対してエネルギー料金、保全・修理総コスト、および新規設備導入総コストの少なくとも1つを表示装置にプロットする。
この設備機器の推定コスト計算システムでは、プロット手段が、期間に対してエネルギー料金、保全・修理総コスト、および新規設備導入総コストの少なくとも1つを表示装置にプロットする。このため、この設備機器の推定コスト計算システムでは、グラフにより推定コストの経時変化を観察することができる。したがって、この設備機器の推定コスト計算システムでは、観察者は推定コストの経時変化を容易に把握することができる。
第9発明に係る設備機器の推定二酸化炭素排出量計算システムは、第11関連テーブル記憶部、第12関連テーブル記憶部、第13関連テーブル導出手段、および第14関連テーブル導出手段を備える。第11関連テーブル記憶部には、第11関連テーブルが記憶される。第11関連テーブルには、期間と設備機器の理想エネルギー消費量とが関連付けられる。なお、設備機器の消費エネルギー量の経時変化は、単回帰法、重回帰法、TCBM(位相空間事例ベースモデル)法、時系列モデル(SARIMA)法、対象データの直接計測法などによって決定できる。第12関連テーブル記憶部には、第12関連テーブルが記憶される。第12関連テーブルでは、期間と設備機器の能力低下割合とが関連付けられる。第13関連テーブル導出手段は、第11関連テーブルと第12関連テーブルとにおいて期間が一致する理想エネルギー消費量と能力低下割合とから修正エネルギー消費量を導出し、第13関連テーブルを導出する。第13関連テーブルでは、期間と修正エネルギー消費量とが関連付けられる。第14関連テーブル導出手段は、第13関連テーブルの修正エネルギー消費量を利用して二酸化炭素排出量を導出し、第14関連テーブルを導出する。第14関連テーブルでは、期間と二酸化炭素排出量とが関連付けられる。
この設備機器の推定二酸化炭素排出量計算システムでは、第13関連テーブル導出手段が、第11関連テーブルと第12関連テーブルとにおいて期間が一致する理想エネルギー消費量と能力低下割合とから修正エネルギー消費量を導出し、第13関連テーブルを導出する。次いで、第14関連テーブル導出手段が、第13関連テーブルの修正エネルギー消費量を利用して二酸化炭素排出量を導出し、第14関連テーブルを導出する。このため、この設備機器の推定二酸化炭素排出量計算システムでは、設備機器から排出されると推定される二酸化炭素量を精確に求めることができる。
第10発明に係る設備機器の推定二酸化炭素排出量計算システムは、第9発明に係る設備機器の推定二酸化炭素排出量計算システムであって、第17関連テーブル記憶部および第11関連テーブル導出手段をさらに備える。第17関連テーブル記憶部には、第17関連テーブルが記憶される。第17関連テーブルでは、期間と構成要素部品情報とが関連付けられる。なお、ここにいう「構成要素部品情報」とは、構成要素部品から得られる情報であって、例えば、設備機器がヒートポンプ式冷凍装置である場合、圧縮機の周波数や電動膨張弁の入力パルス等である。また、ここにいう「構成要素部品」とは、設備機器を構成する要素部品である。第11関連テーブル導出手段は、複数の第17関連テーブルを利用して第11関連テーブル導出する。
この設備機器の推定二酸化炭素排出量計算システムでは、第11関連テーブル導出手段が、複数の第17関連テーブルを利用して第11関連テーブル導出する。このため、この設備機器の推定二酸化炭素排出量計算システムでは、遠隔監視システム等を利用して自動収集している情報などのうち初期の情報などを利用して容易に第11関連テーブルを導出することができる。
第11発明に係る設備機器の推定二酸化炭素排出量計算システムは、第10発明に係る設備機器の推定二酸化炭素排出量計算システムであって、第11関連テーブル導出手段は、第17関連テーブルにおいて期間が一致する構成要素部品情報を下記一次線形式(3)に代入して第11関連テーブルを導出する。
(設備機器のエネルギー消費量)=a3x(第21構成要素部品情報)+b3x(第22構成要素部品情報)+c3x(第23構成要素部品情報)+d3x(第24構成要素部品情報)+・・・ (3)
(ただし、a3,b3,c3,d3,・・・は変換係数である)
この設備機器の推定二酸化炭素排出量計算システムでは、第11関連テーブル導出手段が、第17関連テーブルにおいて期間が一致する構成要素部品情報を一次線形式(3)に代入して第11関連テーブルを導出する。このため、この設備機器の推定二酸化炭素排出量計算システムでは、演算負荷を低減しつつ遠隔監視システム等を利用して自動収集している情報などのうち初期の情報などを利用して容易に第11関連テーブルを導出することができる。
第12発明に係る設備機器の推定二酸化炭素排出量計算システムは、第9発明から第11発明のいずれかに係る設備機器の推定二酸化炭素排出量計算システムであって、第18関連テーブル記憶部および第12関連テーブル導出手段をさらに備える。第18関連テーブル記憶部には、第18関連テーブルが記憶される。第18関連テーブルでは、期間と構成要素部品の能力低下割合とが関連付けられる。なお、ここにいう「構成要素部品」とは、設備機器を構成する要素部品である。第12関連テーブル導出手段は、複数の第18関連テーブルを利用して第12関連テーブル導出する。
この設備機器の推定二酸化炭素排出量計算システムでは、第12関連テーブル導出手段が、複数の第18関連テーブルを利用して第12関連テーブル導出する。このため、この設備機器の推定二酸化炭素排出量計算システムでは、より精確に設備機器の能力低下割合を導出することができる。
第13発明に係る設備機器の推定二酸化炭素排出量計算システムは、第12発明に係る設備機器の推定二酸化炭素排出量計算システムであって、第12関連テーブル導出手段は、第18関連テーブルにおいて期間が一致する構成要素部品の能力低下割合を下記一次線形式(4)に代入して第12関連テーブルを導出する。
(設備機器の能力低下割合)=a4x(第31構成要素部品の能力低下割合)+b4x(第32構成要素部品の能力低下割合)+c4x(第33構成要素部品の能力低下割合)+d4x(第34構成要素部品の能力低下割合)+・・・ (4)
(ただし、a4,b4,c4,d4,・・・は重み付け係数である)
この設備機器の推定二酸化炭素排出量計算システムでは、第12関連テーブル導出手段が、第18関連テーブルにおいて期間が一致する構成要素部品の能力低下割合を一次線形式(4)に代入して第12関連テーブルを導出する。このため、この設備機器の推定二酸化炭素排出量計算システムでは、演算負荷を低減しつつより精確に設備機器の能力低下割合を導出することができる。
第14発明に係る設備機器の推定二酸化炭素排出量計算システムは、第9発明から第13発明のいずれかに係る設備機器の推定二酸化炭素排出量計算システムであって、第14関連テーブル導出手段は、第13関連テーブルの修正エネルギー消費量に所定の変換係数を乗じて二酸化炭素排出量を導出し、第14関連テーブルを導出する。
この設備機器の推定二酸化炭素排出量計算システムでは、第14関連テーブル導出手段が、第13関連テーブルの修正エネルギー消費量に所定の変換係数を乗じて二酸化炭素排出量を導出し、第14関連テーブルを導出する。このため、この設備機器の推定二酸化炭素排出量計算システムでは、演算負荷を低減しつつ容易に二酸化炭素排出量を導出することができる。
第15発明に係る設備機器の推定二酸化炭素排出量計算システムは、第9発明から第14発明のいずれかに係る設備機器の推定二酸化炭素排出量計算システムであって、表示装置およびプロット手段をさらに備える。プロット手段は、期間に対して二酸化炭素排出量を表示装置にプロットする。
この設備機器の推定二酸化炭素排出量計算システムでは、プロット手段が、期間に対して二酸化炭素排出量を表示装置にプロットする。このため、この設備機器の推定二酸化炭素排出量計算システムでは、グラフにより推定二酸化炭素排出量の経時変化を観察することができる。したがって、この設備機器の推定二酸化炭素排出量計算システムでは、観察者は推定二酸化炭素排出量の経時変化を容易に把握することができる。
第16発明に係る設備機器の推定コスト計算プログラムは、第1関連テーブル及び第2関連テーブルを利用して設備機器にかかると推定されるコストを計算する設備機器の推定コスト計算プログラムであって、第3関連テーブル導出モジュール及び第4関連テーブル導出モジュールを備える。第1関連テーブルでは、期間と設備機器の理想エネルギー消費量とが関連付けられる。第2関連テーブルでは、期間と設備機器の能力低下割合とが関連付けられる。第3関連テーブル導出モジュールは、コンピュータに対して、第1関連テーブルと第2関連テーブルとにおいて期間が一致する理想エネルギー消費量と能力低下割合とから修正エネルギー消費量を導出させ、第3関連テーブルを導出させる。第3関連テーブルでは、期間と修正エネルギー消費量とが関連付けられる。第4関連テーブル導出モジュールは、コンピュータに対して、第3関連テーブルの修正エネルギー消費量を利用してエネルギー料金を導出させ、第4関連テーブルを導出させる。第4関連テーブルでは、期間と設備機器のエネルギー料金とが関連付けられる。
この設備機器の推定コスト計算プログラムが実行されると、コンピュータが、第1関連テーブルと第2関連テーブルとにおいて期間が一致する理想エネルギー消費量と能力低下割合とから修正エネルギー消費量を導出し、第3関連テーブルを導出する。次いで、コンピュータが、第3関連テーブルの修正エネルギー消費量を利用してエネルギー料金を導出し、第4関連テーブルを導出する。このため、この設備機器の推定コスト計算プログラムを利用すれば、設備機器にかかると推定されるコストを精確に求めることができる。
第17発明に係る設備機器の推定二酸化炭素排出量計算プログラムは、第11関連テーブル及び第12関連テーブルを利用して設備機器から生じると推定される二酸化炭素の排出量を計算する設備機器の推定二酸化炭素排出量計算プログラムであって、第13関連テーブル導出モジュール及び第14関連テーブル導出モジュールを備える。第11関連テーブルでは、期間と設備機器の理想エネルギー消費量とが関連付けられる。第12関連テーブルでは、期間と設備機器の能力低下割合とが関連付けられる。第13関連テーブル導出モジュールは、コンピュータに対して、第11関連テーブルと第12関連テーブルとにおいて期間が一致する理想エネルギー消費量と能力低下割合とから修正エネルギー消費量を導出させ、第13関連テーブルを導出させる。第13関連テーブルでは、期間と修正エネルギー消費量とが関連付けられる。第14関連テーブル導出モジュールは、コンピュータに対して、第13関連テーブルの修正エネルギー消費量を利用して二酸化炭素排出量を導出させ、第14関連テーブルを導出させる。第14関連テーブルでは、期間と二酸化炭素排出量とが関連付けられる。
この設備機器の推定二酸化炭素排出量計算プログラムが実行されると、コンピュータが、第11関連テーブルと第12関連テーブルとにおいて期間が一致する理想エネルギー消費量と能力低下割合とから修正エネルギー消費量を導出し、第13関連テーブルを導出する。次いで、コンピュータが、第13関連テーブルの修正エネルギー消費量を利用して二酸化炭素排出量を導出し、第14関連テーブルを導出する。このため、この設備機器の推定二酸化炭素排出量計算プログラムを利用すれば、設備機器から排出されると推定される二酸化炭素量を精確に求めることができる。
第18発明に係る設備機器の推定コスト計算システムは、第21関連テーブル記憶部、第22関連テーブル記憶部、第24関連テーブル記憶部、第25関連テーブル記憶部、第26情報記憶部、第27情報記憶部、第28関連テーブル導出手段、第30関連テーブル導出手段、第31関連テーブル導出手段、第33関連テーブル導出手段、第34関連テーブル導出手段、および第35関連テーブル導出手段を備える。第21関連テーブル記憶部には、第21関連テーブルが記憶される。第21関連テーブルでは、期間と設備機器の理想エネルギー消費量とが関連付けられる。第22関連テーブル記憶部には、第22関連テーブルが記憶される。第22関連テーブルでは、期間と第1設備能力低下割合とが関連付けられる。なお、ここにいう「第1設備能力低下割合」とは、設備機器を使用した場合の設備機器の能力低下割合である。第24関連テーブル記憶部には、第24関連テーブルが記憶される。第24関連テーブルでは、期間と新規設備機器の理想エネルギー消費量とが関連付けられる。なお、ここにいう「新規設備機器」とは、設備機器よりも新規な設備機器である。第25関連テーブル記憶部には、第25関連テーブルが記憶される。第25関連テーブルでは、期間と新規設備能力低下割合とが関連付けられる。なお、ここにいう「新規設備能力低下割合」とは、新規設備機器の能力低下割合である。第26情報記憶部には、設備機器の保全・修理コスト情報が記憶される。第27情報記憶部には、新規設備機器の初期導入コスト情報が記憶される。第28関連テーブル導出手段は、第21関連テーブルと第22関連テーブルとにおいて期間が一致する設備機器の理想エネルギー消費量と第1設備能力低下割合とから設備機器の第1修正エネルギー消費量を導出し、第28関連テーブルを導出する。第28関連テーブルでは、期間と設備機器の第1修正エネルギー消費量とが関連付けられる。第30関連テーブル導出手段は、第24関連テーブルと第25関連テーブルとにおいて期間が一致する新規設備機器の理想エネルギー消費量と新規設備能力低下割合とから新規設備機器の第3修正エネルギー消費量を導出し、第30関連テーブルを導出する。第30関連テーブルでは、期間と新規設備機器の第3修正エネルギー消費量とが関連付けられる。第31関連テーブル導出手段は、第28関連テーブルの第1修正エネルギー消費量を利用して第1エネルギー料金を導出し、第31関連テーブルを導出する。第31関連テーブルでは、期間と第1エネルギー料金とが関連付けられる。第33関連テーブル導出手段は、第30関連テーブルの第3修正エネルギー消費量を利用して第3エネルギー料金を導出し、第33関連テーブルを導出する。第33関連テーブルでは、期間と第3エネルギー料金とが関連付けられる。第34関連テーブル導出手段は、特定の第1エネルギー料金に保全・修理コストを加算して保全・修理総コストを導出し、第34関連テーブルを導出する。第34関連テーブルでは、期間と保全・修理総コストとが関連付けられる。第35関連テーブル導出手段は、特定の第3エネルギー料金に新規設備機器の初期導入コストを加算して新規導入総コストを導出し、第35関連テーブルを導出する。第35関連テーブルでは、期間と新規導入総コストとが関連付けられる。
近年、設備機器メーカは、新規設備機器を開発販売するという新規設備機器販売ビジネスや設備機器が故障した場合に修理サービスを提供するという故障修理サービス提供ビジネスだけでなく、設備機器を購入した顧客に対してその設備機器の点検サービスや保守サービスを継続的に提供する点検・保守サービス提供ビジネスなども展開している。このため、設備機器メーカや設備機器の販売会社などは、これらのビジネスの対象となる顧客すべての満足度の向上を図り自身のブランド力向上などを図りつつある。そして、このような目的を達成するためには、ある時点において「設備機器を修理・保全せずにそのまま放置する」、「設備機器を修理・保全する」、「設備機器を廃棄し新しい設備機器を導入する」のいずれが将来コスト的に最も得策かを顧客に示す必要がある。しかし、上記特許文献1および3に記載される技術ではそれぞれの場合のコストを求めることできない上にコストを精確に求めることができず、特許文献2にはコストの計算方法が開示されておらず、特許文献4には具体的な設備機器の余寿命計算方法が開示されていない上に設備機器の経年劣化が考慮されていないためコストを精確に求めることができない。したがって、特許文献1〜4を参酌しても、上記のような目的を達することができる技術を構築することは極めて困難である。
本発明の課題は、新規設備機器販売ビジネス、故障修理サービス提供ビジネスおよび点検・保守サービス提供ビジネスの対象となる顧客すべての満足度の向上を図ることができ、ひいては自社のブランド力向上を図ることができる設備機器の推定コスト計算システムを提供することにある。
この設備機器の推定コスト計算システムでは、第28関連テーブル導出手段が、第21関連テーブルと第22関連テーブルとにおいて期間が一致する設備機器の理想エネルギー消費量と第1設備能力低下割合とから設備機器の第1修正エネルギー消費量を導出し、第28関連テーブルを導出する。また、第30関連テーブル導出手段が、第24関連テーブルと第25関連テーブルとにおいて期間が一致する新規設備機器の理想エネルギー消費量と新規設備能力低下割合とから新規設備機器の第3修正エネルギー消費量を導出し、第30関連テーブルを導出する。次いで、第31関連テーブル導出手段が、第28関連テーブルの第1修正エネルギー消費量を利用して第1エネルギー料金を導出し、第31関連テーブルを導出する。また、第33関連テーブル導出手段は、第30関連テーブルの第3修正エネルギー消費量を利用して第3エネルギー料金を導出し、第33関連テーブルを導出する。そして、第34関連テーブル導出手段が、特定の第1エネルギー料金に保全・修理コストを加算して保全・修理総コストを導出し、第34関連テーブルを導出する。また、第35関連テーブル導出手段が、特定の第3エネルギー料金に新規設備機器の初期導入コストを加算して新規導入総コストを導出し、第35関連テーブルを導出する。このため、この設備機器の推定コスト計算システムでは、設備機器にかかると推定されるコストを精確に求めることができる。このため、この設備機器の推定コスト計算システムでは、「設備機器を修理・保全せずにそのまま放置する場合」、「設備機器を修理・保全する場合」、及び「設備機器を廃棄し新しい設備機器を導入する場合」の設備機器にかかるコストを精確に求めることができる。したがって、この設備機器の推定コスト計算システムでは、新規設備機器販売ビジネス、故障修理サービス提供ビジネスおよび点検・保守サービス提供ビジネスの対象となる顧客すべての満足度の向上を図ることができ、ひいては自社のブランド力向上を図ることができる。
第19発明に係る設備機器の推定二酸化炭素排出量計算システムは、第41関連テーブル記憶部、第42関連テーブル記憶部、第44関連テーブル記憶部、第45関連テーブル記憶部、第46関連テーブル導出手段、第48関連テーブル導出手段、第49関連テーブル導出手段、および第51関連テーブル導出手段を備える。第41関連テーブル記憶部には、第41関連テーブルが記憶される。第41関連テーブルでは、期間と設備機器の理想エネルギー消費量とが関連付けられる。第42関連テーブル記憶部には、第42関連テーブルが記憶される。第42関連テーブルでは、期間と第1設備能力低下割合とが関連付けられる。なお、ここにいう「第1設備能力低下割合」とは、設備機器を使用した場合の設備機器の能力低下割合である。第44関連テーブル記憶部には、第44関連テーブルが記憶される。第44関連テーブルには、期間と新規設備機器の理想エネルギー消費量とが関連付けられる。なお、ここにいう「新規設備機器」とは、設備機器よりも新規な設備機器である。第45関連テーブル記憶部には、第45関連テーブルが記憶される。第45関連テーブルでは、期間と新規設備能力低下割合とが関連付けられる。なお、ここにいう「新規設備能力低下割合」とは、新規設備機器の能力低下割合である。第46関連テーブル導出手段は、第41関連テーブルと第42関連テーブルとにおいて期間が一致する設備機器の理想エネルギー消費量と第1設備能力低下割合とから設備機器の第1修正エネルギー消費量を導出し、第46関連テーブルを導出する。第46関連テーブルでは、期間と設備機器の第1修正エネルギー消費量とが関連付けられる。第48関連テーブル導出手段は、第44関連テーブルと第45関連テーブルとにおいて期間が一致する新規設備機器の理想エネルギー消費量と新規設備能力低下割合とから第3修正エネルギー消費量を導出し、第48関連テーブルを導出する。第48関連テーブルでは、期間と第3修正エネルギー消費量とが関連付けられる。第49関連テーブル導出手段は、第46関連テーブルの第1修正エネルギー消費量を利用して第1二酸化炭素排出量を導出し、第49関連テーブルを導出する。第49関連テーブルでは、期間と第1二酸化炭素排出量とが関連付けられる。第51関連テーブル導出手段は、第48関連テーブルの第3修正エネルギー消費量を利用して第3二酸化炭素排出量を導出し、第51関連テーブルを導出する。第51関連テーブルでは、期間と第3二酸化炭素排出量とが関連付けられる。
近年、設備機器メーカは、新規設備機器を開発販売するという新規設備機器販売ビジネスや設備機器が故障した場合に修理サービスを提供するという故障修理サービス提供ビジネスだけでなく、設備機器を購入した顧客に対してその設備機器の点検サービスや保守サービスを継続的に提供する点検・保守サービス提供ビジネスなども展開している。このため、設備機器メーカや設備機器の販売会社などは、これらのビジネスの対象となる顧客すべての満足度の向上を図り自身のブランド力向上などを図りつつある。そして、このような目的を達成するためには、ある時点において「設備機器を修理・保全せずにそのまま放置する場合」、「設備機器を修理・保全する場合」、「設備機器を廃棄し新しい設備機器を導入する場合」においてその設備機器から排出される二酸化炭素の量等を顧客に示すことも必要となる。近年、京都議定書(COP3)や改正省エネルギー法によってほとんどの官民組織を対象に年度報告が義務づけられるようになっているからである。しかし、特許文献1〜3には二酸化炭素の計算方法が開示されておらず、特許文献4には具体的な設備機器の余寿命計算方法が開示されていない上に設備機器の経年劣化が考慮されていないため二酸化炭素排出量を精確に求めることができない。したがって、特許文献1〜4を参酌しても、上記のような目的を達することができる技術を構築することは極めて困難である。
本発明の課題は、新規設備機器販売ビジネス、故障修理サービス提供ビジネスおよび点検・保守サービス提供ビジネスの対象となる顧客すべての満足度の向上を図ることができ、ひいては自社のブランド力向上を図ることができる設備機器の推定二酸化炭素計算システムを提供することにある。
この設備機器の推定二酸化炭素排出量計算システムでは、第46関連テーブル導出手段が、第41関連テーブルと第42関連テーブルとにおいて期間が一致する設備機器の理想エネルギー消費量と第1設備能力低下割合とから設備機器の第1修正エネルギー消費量を導出し、第46関連テーブルを導出する。また、第48関連テーブル導出手段が、第44関連テーブルと第45関連テーブルとにおいて期間が一致する新規設備機器の理想エネルギー消費量と新規設備能力低下割合とから第3修正エネルギー消費量を導出し、第48関連テーブルを導出する。次いで、第49関連テーブル導出手段が、第46関連テーブルの第1修正エネルギー消費量を利用して第1二酸化炭素排出量を導出し、第49関連テーブルを導出する。また、第51関連テーブル導出手段が、第48関連テーブルの第3修正エネルギー消費量を利用して第3二酸化炭素排出量を導出し、第51関連テーブルを導出する。このため、この設備機器の推定二酸化炭素排出量計算システムでは、「設備機器を修理・保全せずにそのまま放置する場合」、「設備機器を修理・保全する場合」、及び「設備機器を廃棄し新しい設備機器を導入する場合」の設備機器から排出される二酸化炭素量をそれぞれ精確に求めることができる。したがって、この設備機器の推定二酸化炭素排出量計算システムでは、新規設備機器販売ビジネス、故障修理サービス提供ビジネスおよび点検・保守サービス提供ビジネスの対象となる顧客すべての満足度の向上を図ることができ、ひいては自社のブランド力向上を図ることができる。
第20発明に係る設備機器の推定コスト計算プログラムは、第21関連テーブル、第22関連テーブル、第24関連テーブル、第25関連テーブル、設備機器の保全・修理コスト、および新規設備機器の初期導入コストを利用して設備機器および新規設備機器にかかると推定されるコストを計算する設備機器の推定コスト計算プログラムであって、第28関連テーブル導出モジュール、第30関連テーブル導出モジュール、第31関連テーブル導出モジュール、第33関連テーブル導出モジュール、第34関連テーブル導出モジュール、および第35関連テーブル導出モジュールを備える。第21関連テーブルでは、期間と設備機器の理想エネルギー消費量とが関連付けられる。第22関連テーブルでは、期間と第1設備能力低下割合とが関連付けられる。なお、ここにいう「第1設備能力低下割合」とは、設備機器を使用した場合の設備機器の能力低下割合である。第24関連テーブルでは、期間と新規設備機器の理想エネルギー消費量とが関連付けられる。なお、ここにいう「新規設備機器」とは、設備機器よりも新規な設備機器である。第25関連テーブルでは、期間と新規設備能力低下割合とが関連付けられる。なお、ここにいう「新規設備能力低下割合」とは、新規設備機器の能力低下割合である。第28関連テーブル導出モジュールは、コンピュータに対して、第21関連テーブルと第22関連テーブルとにおいて期間が一致する設備機器の理想エネルギー消費量と第1設備能力低下割合とから設備機器の第1修正エネルギー消費量を導出させ、第28関連テーブルを導出させる。第28関連テーブルでは、期間と設備機器の第1修正エネルギー消費量とが関連付けられる。第30関連テーブル導出モジュールは、コンピュータに対して、第24関連テーブルと第25関連テーブルとにおいて期間が一致する新規設備機器の理想エネルギー消費量と新規設備能力低下割合とから第3修正エネルギー消費量を導出させ、第30関連テーブルを導出させる。第30関連テーブルでは、期間と新規設備機器の第3修正エネルギー消費量とが関連付けられる。第31関連テーブル導出モジュールは、コンピュータに対して、第28関連テーブルの第1修正エネルギー消費量を利用して第1エネルギー料金を導出させ、第31関連テーブルを導出させる。第31関連テーブルでは、期間と第1エネルギー料金とが関連付けられる。第33関連テーブル導出モジュールは、コンピュータに対して、第30関連テーブルの第3修正エネルギー消費量を利用して第3エネルギー料金を導出させ、第33関連テーブルを導出させる。第33関連テーブルでは、期間と第3エネルギー料金とが関連付けられる。第34関連テーブル導出モジュールは、コンピュータに対して、特定の第1エネルギー料金に設備機器の保全・修理コストを加算して保全・修理総コストを導出させ、第34関連テーブルを導出させる。第34関連テーブルでは、期間と保全・修理総コストとが関連付けられる。第35関連テーブル導出モジュールは、コンピュータに対して、特定の第3エネルギー料金に新規設備機器の初期導入コストを加算して新規導入総コストを導出させ、第35関連テーブルを導出させる。第35関連テーブルでは、期間と新規導入総コストとが関連付けられる。
近年、設備機器メーカは、新規設備機器を開発販売するという新規設備機器販売ビジネスや設備機器が故障した場合に修理サービスを提供するという故障修理サービス提供ビジネスだけでなく、設備機器を購入した顧客に対してその設備機器の点検サービスや保守サービスを継続的に提供する点検・保守サービス提供ビジネスなども展開している。このため、設備機器メーカや設備機器の販売会社などは、これらのビジネスの対象となる顧客すべての満足度の向上を図り自身のブランド力向上などを図りつつある。そして、このような目的を達成するためには、ある時点において「設備機器を修理・保全せずにそのまま放置する」、「設備機器を修理・保全する」、「設備機器を廃棄し新しい設備機器を導入する」のいずれが将来コスト的に最も得策かを顧客に示す必要がある。しかし、上記特許文献1および3に記載される技術ではそれぞれの場合のコストを求めることできない上にコストを精確に求めることができず、特許文献2にはコストの計算方法が開示されておらず、特許文献4には具体的な設備機器の余寿命計算方法が開示されていない上に設備機器の経年劣化が考慮されていないためコストを精確に求めることができない。したがって、特許文献1〜4を参酌しても、上記のような目的を達することができる技術を構築することは極めて困難である。
本発明の課題は、新規設備機器販売ビジネス、故障修理サービス提供ビジネスおよび点検・保守サービス提供ビジネスの対象となる顧客すべての満足度の向上を図ることができ、ひいては自社のブランド力向上を図ることができる設備機器の推定コスト計算プログラムを提供することにある。
この設備機器の推定コスト計算プログラムが実行されると、コンピュータが、第21関連テーブルと第22関連テーブルとにおいて期間が一致する設備機器の理想エネルギー消費量と第1設備能力低下割合とから設備機器の第1修正エネルギー消費量を導出し、第28関連テーブルを導出する。また、コンピュータが、第24関連テーブルと第25関連テーブルとにおいて期間が一致する新規設備機器の理想エネルギー消費量と新規設備能力低下割合とから第3修正エネルギー消費量を導出し、第30関連テーブルを導出する。次いで、コンピュータが、第28関連テーブルの第1修正エネルギー消費量を利用して第1エネルギー料金を導出し、第31関連テーブルを導出する。また、コンピュータが、第30関連テーブルの第3修正エネルギー消費量を利用して第3エネルギー料金を導出し、第33関連テーブルを導出する。そして、コンピュータが、特定の第1エネルギー料金に設備機器の保全・修理コストを加算して保全・修理総コストを導出し、第34関連テーブルを導出する。また、コンピュータが、特定の第3エネルギー料金に新規設備機器の初期導入コストを加算して新規導入総コストを導出し、第35関連テーブルを導出する。このため、この設備機器の推定コスト計算プログラムを利用すれば、「設備機器を修理・保全せずにそのまま放置する場合」、「設備機器を修理・保全する場合」、及び「設備機器を廃棄し新しい設備機器を導入する場合」の設備機器にかかるコストをそれぞれ精確に求めることができる。したがって、この設備機器の推定コスト計算プログラムを利用すれば、新規設備機器販売ビジネス、故障修理サービス提供ビジネスおよび点検・保守サービス提供ビジネスの対象となる顧客すべての満足度の向上を図ることができ、ひいては自社のブランド力向上を図ることができる。
第21発明に係る設備機器の推定二酸化炭素排出量計算プログラムは、第41関連テーブル、第42関連テーブル、第44関連テーブル、および第45関連テーブルを利用して設備機器および新規設備機器から生じると推定される二酸化炭素の排出量を計算する設備機器の推定二酸化炭素排出量計算プログラムであって、第46関連テーブル導出モジュール、第48関連テーブル導出モジュール、第49関連テーブル導出モジュール、および第51関連テーブル導出モジュールを備える。第41関連テーブルでは、期間と設備機器の理想エネルギー消費量とが関連付けられる。第42関連テーブルでは、期間と第1設備能力低下割合とが関連付けられる。なお、ここにいう「第1設備能力低下割合」とは、設備機器を使用した場合の能力低下割合である。第44関連テーブルでは、期間と新規設備機器の理想エネルギー消費量とが関連付けられる。なお、ここにいう「新規設備機器」とは、設備機器よりも新規な設備機器である。第45関連テーブルでは、期間と新規設備能力低下割合とが関連付けられる。なお、ここにいう「新規設備能力低下割合」とは、新規設備機器の能力低下割合である。第46関連テーブル導出モジュールは、コンピュータに対して、第41関連テーブルと第42関連テーブルとにおいて期間が一致する設備機器の理想エネルギー消費量と第1設備能力低下割合とから設備機器の第1修正エネルギー消費量を導出させ、第46関連テーブルを導出させる。第46関連テーブルでは、期間と設備機器の第1修正エネルギー消費量とが関連付けられる。第48関連テーブル導出モジュールは、コンピュータに対して、第44関連テーブルと第45関連テーブルとにおいて期間が一致する新規設備機器の理想エネルギー消費量と新規設備能力低下割合とから第3修正エネルギー消費量を導出させ、第48関連テーブルを導出させる。第48関連テーブルでは、期間と第3修正エネルギー消費量とが関連付けられる。第49関連テーブル導出モジュールは、コンピュータに対して、第46関連テーブルの第1修正エネルギー消費量を利用して第1二酸化炭素排出量を導出させ、第49関連テーブルを導出させる。第49関連テーブルでは、期間と第1二酸化炭素排出量とが関連付けられる。第51関連テーブル導出モジュールは、コンピュータに対して、第48関連テーブルの第3修正エネルギー消費量を利用して第3二酸化炭素排出量を導出させ、第51関連テーブルを導出させる。第51関連テーブルでは、期間と第3二酸化炭素排出量とが関連付けられる。
近年、設備機器メーカは、新規設備機器を開発販売するという新規設備機器販売ビジネスや設備機器が故障した場合に修理サービスを提供するという故障修理サービス提供ビジネスだけでなく、設備機器を購入した顧客に対してその設備機器の点検サービスや保守サービスを継続的に提供する点検・保守サービス提供ビジネスなども展開している。このため、設備機器メーカや設備機器の販売会社などは、これらのビジネスの対象となる顧客すべての満足度の向上を図り自身のブランド力向上などを図りつつある。そして、このような目的を達成するためには、ある時点において「設備機器を修理・保全せずにそのまま放置する場合」、「設備機器を修理・保全する場合」、「設備機器を廃棄し新しい設備機器を導入する場合」においてその設備機器から排出される二酸化炭素の量等を顧客に示すことも必要となる。近年、京都議定書(COP3)や改正省エネルギー法によってほとんどの官民組織を対象に年度報告が義務づけられるようになっているからである。しかし、特許文献1〜3には二酸化炭素の計算方法が開示されておらず、特許文献4には具体的な設備機器の余寿命計算方法が開示されていない上に設備機器の経年劣化が考慮されていないため二酸化炭素排出量を精確に求めることができない。したがって、特許文献1〜4を参酌しても、上記のような目的を達することができる技術を構築することは極めて困難である。
本発明の課題は、新規設備機器販売ビジネス、故障修理サービス提供ビジネスおよび点検・保守サービス提供ビジネスの対象となる顧客すべての満足度の向上を図ることができ、ひいては自社のブランド力向上を図ることができる設備機器の推定二酸化炭素計算プログラムを提供することにある。
この設備機器の推定二酸化炭素排出量計算プログラムが実行されると、コンピュータが、第41関連テーブルと第42関連テーブルとにおいて期間が一致する設備機器の理想エネルギー消費量と第1設備能力低下割合とから設備機器の第1修正エネルギー消費量を導出し、第46関連テーブルを導出する。また、コンピュータが、第44関連テーブルと第45関連テーブルとにおいて期間が一致する新規設備機器の理想エネルギー消費量と新規設備能力低下割合とから第3修正エネルギー消費量を導出し、第48関連テーブルを導出する。次いで、コンピュータが、第46関連テーブルの第1修正エネルギー消費量を利用して第1二酸化炭素排出量を導出し、第49関連テーブルを導出する。また、コンピュータが、第48関連テーブルの第3修正エネルギー消費量を利用して第3二酸化炭素排出量を導出し、第51関連テーブルを導出する。このため、この設備機器の推定二酸化炭素排出量計算プログラムを利用すれば、「設備機器を修理・保全せずにそのまま放置する場合」、「設備機器を修理・保全する場合」、及び「設備機器を廃棄し新しい設備機器を導入する場合」の設備機器から排出される二酸化炭素量をそれぞれ精確に求めることができる。したがって、この設備機器の推定二酸化炭素排出量計算プログラムを利用すれば、新規設備機器販売ビジネス、故障修理サービス提供ビジネスおよび点検・保守サービス提供ビジネスの対象となる顧客すべての満足度の向上を図ることができ、ひいては自社のブランド力向上を図ることができる。
第1発明に係る設備機器の推定コスト計算システムでは、設備機器にかかると推定されるコストを精確に求めることができる。
第2発明に係る設備機器の推定コスト計算システムでは、「設備機器を修理・保全せずにそのまま放置する場合」、「設備機器を修理・保全する場合」、及び「設備機器を廃棄し新しい設備機器を導入する場合」の設備機器にかかるコストをそれぞれ精確に求めることができる。したがって、この設備機器の推定コスト計算システムでは、新規設備機器販売ビジネス、故障修理サービス提供ビジネスおよび点検・保守サービス提供ビジネスの対象となる顧客すべての満足度の向上を図ることができ、ひいては自社のブランド力向上を図ることができる。
第3発明に係る設備機器の推定コスト計算システムでは、遠隔監視システム等を利用して自動収集している情報などのうち初期の情報などを利用して容易に第1関連テーブルを導出することができる。
第4発明に係る設備機器の推定コスト計算システムでは、演算負荷を低減しつつ遠隔監視システム等を利用して自動収集している情報などのうち初期の情報などを利用して容易に第1関連テーブルを導出することができる。
第5発明に係る設備機器の推定コスト計算システムでは、より精確に設備機器の能力低下割合を導出することができる。
第6発明に係る設備機器の推定コスト計算システムでは、演算負荷を低減しつつより精確に設備機器の能力低下割合を導出することができる。
第7発明に係る設備機器の推定コスト計算システムでは、演算負荷を低減しつつ容易にエネルギー料金を導出することができる。
第8発明に係る設備機器の推定コスト計算システムでは、観察者は推定コストの経時変化を容易に把握することができる。
第9発明に係る設備機器の推定二酸化炭素排出量計算システムでは、設備機器から排出されると推定される二酸化炭素量を精確に求めることができる。
第10発明に係る設備機器の推定二酸化炭素排出量計算システムでは、遠隔監視システム等を利用して自動収集している情報などのうち初期の情報などを利用して容易に第11関連テーブルを導出することができる。
第11発明に係る設備機器の推定二酸化炭素排出量計算システムでは、演算負荷を低減しつつ遠隔監視システム等を利用して自動収集している情報などのうち初期の情報などを利用して容易に第11関連テーブルを導出することができる。
第12発明に係る設備機器の推定二酸化炭素排出量計算システムでは、より精確に設備機器の能力低下割合を導出することができる。
第13発明に係る設備機器の推定二酸化炭素排出量計算システムでは、演算負荷を低減しつつより精確に設備機器の能力低下割合を導出することができる。
第14発明に係る設備機器の推定二酸化炭素排出量計算システムでは、演算負荷を低減しつつ容易に二酸化炭素排出量を導出することができる。
第15発明に係る設備機器の推定二酸化炭素排出量計算システムでは、グラフにより推定二酸化炭素排出量の経時変化を観察することができる。したがって、この設備機器の推定二酸化炭素排出量計算システムでは、観察者は推定二酸化炭素排出量の経時変化を容易に把握することができる。
第16発明に係る設備機器の推定コスト計算プログラムを利用すれば、設備機器にかかると推定されるコストを精確に求めることができる。
第17発明に係る設備機器の推定二酸化炭素排出量計算プログラムを利用すれば、設備機器から排出されると推定される二酸化炭素量を精確に求めることができる。
第18発明に係る設備機器の推定コスト計算システムでは、「設備機器を修理・保全せずにそのまま放置する場合」、「設備機器を修理・保全する場合」、及び「設備機器を廃棄し新しい設備機器を導入する場合」の設備機器にかかるコストを精確に求めることができる。したがって、この設備機器の推定コスト計算システムでは、新規設備機器販売ビジネス、故障修理サービス提供ビジネスおよび点検・保守サービス提供ビジネスの対象となる顧客すべての満足度の向上を図ることができ、ひいては自社のブランド力向上を図ることができる。
第19発明に係る設備機器の推定二酸化炭素排出量計算システムでは、「設備機器を修理・保全せずにそのまま放置する場合」、「設備機器を修理・保全する場合」、及び「設備機器を廃棄し新しい設備機器を導入する場合」の設備機器から排出される二酸化炭素量をそれぞれ精確に求めることができる。したがって、この設備機器の推定二酸化炭素排出量計算システムでは、新規設備機器販売ビジネス、故障修理サービス提供ビジネスおよび点検・保守サービス提供ビジネスの対象となる顧客すべての満足度の向上を図ることができ、ひいては自社のブランド力向上を図ることができる。
第20発明に係る設備機器の推定コスト計算プログラムを利用すれば、「設備機器を修理・保全せずにそのまま放置する場合」、「設備機器を修理・保全する場合」、及び「設備機器を廃棄し新しい設備機器を導入する場合」の設備機器にかかるコストをそれぞれ精確に求めることができる。したがって、この設備機器の推定コスト計算プログラムを利用すれば、新規設備機器販売ビジネス、故障修理サービス提供ビジネスおよび点検・保守サービス提供ビジネスの対象となる顧客すべての満足度の向上を図ることができ、ひいては自社のブランド力向上を図ることができる。
第21発明に係る設備機器の推定二酸化炭素排出量計算プログラムを利用すれば、「設備機器を修理・保全せずにそのまま放置する場合」、「設備機器を修理・保全する場合」、及び「設備機器を廃棄し新しい設備機器を導入する場合」の設備機器から排出される二酸化炭素量をそれぞれ精確に求めることができる。したがって、この設備機器の推定二酸化炭素排出量計算プログラムを利用すれば、新規設備機器販売ビジネス、故障修理サービス提供ビジネスおよび点検・保守サービス提供ビジネスの対象となる顧客すべての満足度の向上を図ることができ、ひいては自社のブランド力向上を図ることができる。
本発明の実施の形態では、空気調和機の推定コスト計算装置について説明する。
<空気調和機のコスト推定サービス>
空気調和機のコスト推定サービスでは、空気調和機(図示せず)の定期点検契約を締結している顧客に対しては定期点検時に、定期点検を申し込んでいない顧客に対しては法定点検時や故障時などに、遠隔監視サービスを申し込んでいる顧客に対しては適宜必要なとき(異常通知情報が受信されたときや故障予知情報が受信されたとき、あるいは運転データの推移から空気調和機に異常の兆候があると判断したときなど)に、現行の空気調和機を保全または修理せずに放置しておく(以下、放置処置という)のが将来コスト的に得策なのか、現行の空気調和機を保全または修理する(以下、保全等処置という)のが将来コスト的に得策なのか、それとも現行の空気調和機を廃棄し新規な省エネルギータイプの空気調和機を購入する(以下、新規購入処置という)のが将来コスト的に得策なのかが一目でわかる報告書を発行する。なお、保全等処置の場合には、応急処置的な保全もしくは修理(以下、応急保全等処置という)が将来コスト的に得策か、完全処置的な保全もしくは修理(以下、完全保全等処置という)が将来コスト的に得策かまでわかるようになっている。なお、ここで、応急保全等処置と完全保全等処置との違いについて一例を挙げる。例えば、冷媒ガス漏れが発生しているとすると、応急保全等処置では冷媒を追加充填するだけで、完全保全等処置では冷媒ガス漏れ箇所を特定して塞ぐか、または配管交換した後に冷媒を追加充填する。後者では冷媒ガス漏れ箇所を特定するというサービスに比較的長い時間がかかるため前者よりも費用がかかることになる。
図1、図2、および図3には、上述の報告書に記載される表やグラフの一例を示す。
図1に示す表には、放置処置の場合、応急保全等処置の場合、完全保全等処置の場合、および新規購入処置の場合それぞれについてどのようなコストが発生するかが表されている。保全等費は、保全や修理に必要となるコストである。保全等費は、放置処置の場合は保全や修理が全く行われないので、当然0になる。応急保全等処置の場合は、簡単な処置しか行わないので、保全等費は低く抑制される。完全保全等処置の場合は、ほぼ正常な状態まで空気調和機が保全または修理されるので、その分の保全等費が反映されることになる。新規購入時の場合も保全等の必要がないので保全等費は0となる。ランニングコストは、設備機器の稼働の結果として必要となるコストであり、例えば、空気調和機が消費する電力量に対する費用(つまり、電気代)などである。なお、本実施の形態では、この電気代は、空気調和機の消費電力量に電力単価を乗じて算出される。また、空気調和機の消費電力量は、空気調和機から収集されるインバータ圧縮機の周波数データや電動膨張弁の入力パルスデータ等を利用して作成されたモデルに基づいて導出される。詳しくは以下で説明する。放置処置の場合は、調子の悪い状態で空気調和機を強制的に運転させるので、電気代が嵩み、ランニングコストは高くなる。応急保全等処置が行われれば、空気調和機の状態は多少改善されるので、電気代が低減され、放置処置するよりもランニングコストは低くなる。完全保全等処置が行われれば、空気調和機の状態はほぼ正常な状態まで改善されるので、電気代はさらに低減され、ランニングコストはさらに低くなる。ただし、その保全等費は、応急保全等処理の場合よりも高くなる。新規導入処置の場合、電気代は新規な省エネルギータイプの空気調和機を導入するため廃棄される空気調和機の運転に費やされる電気代よりもかなり低減され、ランニングコストも廃棄される空気調和機のランニングコストよりもさらに低くなる。しかし、この場合、新規空気調和機の新規導入費用や現行の空気調和機の廃棄コストなどが別途かかることになる。一方、リスク評価の欄には、それぞれの場合において予測されるリスクが記載されている。放置処置の場合は、半年後には空気調和機が完全に使えなくなることが予測されている。なお、このような余寿命は、過去の運転データ分析(消費電力量データ分析を含む)、システムダウンした時のパターン、通算の積算使用時間、ON/OFF回数、使用限界に至るまでの距離、その他経験・ノウハウなどに基づいて決定される。さらに、この表には、全ての場合における現行の空気調和機の廃棄コスト、新規導入コスト等も掲載されている。そしてさらに、この表には、全ての場合における半年後、1年後、2年後、5年後、および10年後までに必要となる総コストの推定値が掲載される。なお、これらの数値は、保全等費、ランニングコスト、その他廃棄コスト、新規導入コストなどの総和となる。ただし、ランニングコストは時系列的に変化する場合がある。また、表中、積極的な買換えの場合は10%引きにすることが示されているが、これは早期の買換えを触発する意図である。
図2に示すグラフは、図1の表に示される総コストの推定値の経時変化を反映したグラフである。図1の表の場合は、その年にまでかかる総コストの推定値を示しているが、このグラフでは、どの時点でどのようなコストが発生するかが描かれている。なお、このグラフにおいて各場合におけるコスト変化の積分値が図1に示す表の総コストの推定値と一致する。したがって、顧客に対して任意の時点において最も有効な処置を知らせることができる。このため、顧客満足度を向上させることができる。また、このグラフには、システムダウンが発生するポイント、省エネルギー法の規制に抵触するポイント、グリーン規制に抵触するポイントが示されている。したがって、このグラフを参照する顧客は、自身の使用している空気調和機の余寿命がどの程度であるのか、また自身がいつ頃に法規制に抵触するおそれがあるのかを認識することができる。この結果、顧客は、自身が管理する予算にのみ縛られず、状況に応じて適切な処置を選択することができる。
図3に示す表では、図1に示すグラフが各処置別に分けられており、それぞれの処置のお奨め度が横の欄に添えられている。このお奨め度はAランクからDランクまであり、Aランクに近いほどお奨め度が高い。例えば、放置処置の場合、「半年だけならばコスト的にお奨めできるが、5年まで継続することはお奨めできない」ということになる。この表により顧客はグラフを読むことなく、どの処置が最も適切な処置なのかを一目で判断することができる。
以下、遠隔監視サービスを申し込んでいる顧客に対してコスト推定サービスを行うための推定コスト計算装置について詳述する。
<空気調和機の推定コスト計算装置の構成>
空気調和機の推定コスト計算装置1は、図4に示すように、主に、本体10、入力装置31、及びディスプレイ32を備える。以下、これらの構成要素について詳述した後に空気調和機の推定コスト計算装置1の動作についても説明する。
<空気調和機の推定コスト計算装置の構成要素>
(1)本体
本体10は、図4に示されるように、主に、中央処理部11、メインメモリ13、ハードディスク14、接続部12、IDEインターフェイス15、入力インターフェイス16、ディスプレイインターフェイス17、ネットワークコントローラ18、及びモデム19から構成されている。そして、この本体10では、中央処理部11が第1バス線21を介して、メインメモリ13が第2バス線22を介して、各種インターフェイス15〜17、ネットワークコントローラ18、及びモデム19が第3バス線23を介して接続部12に接続されている。以下、これらの構成要素について説明する。
−中央処理部−
中央処理部11は、例えば、マイクロプロセッサと呼ばれる半導体チップ等であって、主に、制御部11Aおよび演算部11Bから構成される(他に1次キャッシュメモリや2次キャッシュメモリ等を含んでいてもよい)。
−メインメモリ−
メインメモリ13は、例えば、RAM(ランダムアクセスメモリ)等の半導体チップである。
−接続部−
接続部12は、チップセット等の半導体チップである。
−ハードディスク−
ハードディスク14には、図5に示されるように、オペレーティングシステム14a、デバイスドライバ14b、遠隔監視アプリケーション14c、および推定コスト算出アプリケーション14f等のプログラム等が格納されている。なお、このハードディスク14は、外付けタイプであってもかまわない。
オペレーティングシステム14aは、例えば、WINDOWS(登録商標)、MAC OS(登録商標)、OS/2、UNIX(登録商標)(例えば、Linux(登録商標)等)、あるいはBeOS(登録商標)等であって、各部12〜14、各種インターフェイス15〜17、各装置18,19,31,32等のハードウェア管理や、ユーザインターフェイスの提供、各種データの管理、各種アプリケーションの共通部分の処理等を行う。
デバイスドライバ14bは、ハードディスク14、接続部12、および各装置18,19,31,32それぞれに対して用意されている専用プログラムであって、オペレーティングシステム14aがハードディスク14、接続部12、および各装置18,19,31,32を制御するための橋渡しを行う。
遠隔監視アプリケーション14cは、リレーショナルデータベースアプリケーションであって、運転履歴等データベース14d及び第1加工結果データベース14eを保持している。運転履歴等データベース14dには、空気調和機から送信されてくるインバータ圧縮機の運転周波数のデータや電動膨張弁の入力パルスのデータ等が格納される。第1加工結果データベース14eには、運転履歴等データベース14dに格納される種々のデータを加工して得られた加工データが格納される。なお、運転履歴等データベース14d及び加工結果データベース14eは、推定コスト算出アプリケーション14fに属する基本情報データベース14g(後述)を構築するために利用される(分析され、モデル化される)。
推定コスト算出アプリケーション14fは、リレーショナルデータベースアプリケーションであって、基本情報データベース14g及び第2加工結果データベース14hを保持している。なお、これらのデータベース14g,14hの詳細については後述する。また、この推定コスト算出アプリケーション14fには、中央処理部11に様々な処理を行わせるための種々の命令が記述されている。種々の命令とは、例えば、グラフや表を作成するために必要なデータを入力するための入力ページをディスプレイ32に表示する入力ページ表示命令、空気調和機の推定ランニングコストの値を算出するための推定ランニングコスト値算出命令、算出された推定ランニングコスト値を第2加工結果データベース14hに格納する第1記憶命令、所定期間に空気調和機の運転にかかる総コストの推定値を算出するための総コスト推定値算出命令、算出された総コストの推定値を第2加工結果データベース14hに格納するための第2記憶命令、および総コストの推定値をディスプレイ32および情報端末のディスプレイにグラフや表などで表示するグラフ等表示命令などである。
−インターフェイス−
IDE(Integrated Drive Electronics)インターフェイス15は、ハードディスク14を接続部12に接続する。入力インターフェイス16は、例えば、PS/2、USB、IEEE1284、RS232、あるいはIrDA(Infrared Data Association)等のインターフェイスであって、メインメモリ13にデータを入力するためのキーボード、マウス、スキャナ、あるいはOCR(Optical Character Reader)等といった入力装置31を接続する。ディスプレイインターフェイス17は、例えば、AGP(Accelerated Graphics Port)、PCI(Peripheral Component Interconnect)、あるいはRS232等のインターフェイス等であって、メインメモリ13から送信されてきたデータを文字や画像として表示するためのCRTディスプレイ、液晶ディスプレイ、あるいはプラズマディスプレイ等といったディスプレイ32を接続する。
−ネットワークコントローラ−
ネットワークコントローラ18は、ネットワークを介して接続される情報端末への情報提供の媒介を行う。
−モデム−
モデム19は、公衆電話回線34を介して空気調和機から送信されてくる空気調和機の運転データを受信する。なお、この運転データには、インバータ圧縮機の運転周波数データ及び電動膨張弁の入力パルスデータが含まれる。
−空気調和機の推定コスト計算装置の動作−
次に、図6を用いて空気調和機の推定コスト計算装置1の動作について説明する。
制御部11Aは、図6に示されるように、メインメモリ13に一時記憶されるプログラムを読み込み(Fd6参照)、読み込んだプログラムに従って各部12〜14および各装置18,19,31,32に動作を指示する(Fc1〜Fc7参照)。演算部11Bは、制御部11Aの命令に従ってメインメモリ13から必要なデータを取得して(Fd2参照)演算処理(例えば、算術演算処理や論理演算処理等)を行う。メインメモリ13は、プログラムやデータ等をハードディスク14から取得して(Fd4参照)一時記憶したり、入力装置31において入力されたデータを一時記憶したり(Fd1参照)、演算部11Bから送信されるデータ等(Fd3参照)を一時記憶したりする。また、このメインメモリ13は、制御部11Aの命令に応じて一時記憶しているデータ等を各部12〜14および各装置18,19,31,32に送信する(Fd2、Fd5、Fd7、Fd8、及びFd9参照)。ハードディスク14は、制御部11Aの命令に応じてメインメモリ13にプログラムやデータ等を供給したり(Fd4参照)メインメモリ13から送信されるデータ等を格納したりする(Fd5参照)。
(2)入力装置
入力装置30は、例えば、キーボード、マウス、スキャナ、あるいはOCR(Optical Character Reader)等の入力装置である。
(3)ディスプレイ
ディスプレイ40は、例えば、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ、あるいはプラズマディスプレイ等の情報表示装置である。
<データベース>
(1)基本情報データベース
基本情報データベース14gには、図7および図8に示されるような基本モデルテーブルTo1および構成要素部品能力ロス割合テーブルTo2が格納されている。
a.基本モデルテーブル
基本モデルテーブルTo1には、図7に示されるように、第1IDフィールドFo1、第1運転時間フィールドFo2、第1周波数フィールドFo3、および第1電動弁パルスフィールドFo4が設けられている。第1IDフィールドFo1には、1レコード毎に付される固有の数値データ(以下、第1IDデータという)Dt1が格納される。第1運転時間フィールドFo2には、空気調和機の運転時間のデータ(以下、第1運転時間データという)Dt2が格納される。第1周波数フィールドFo3には、インバータ圧縮機の周波数データ(以下、周波数データという)Dt3が格納される。第1電動弁パルスフィールドFo4には、電動膨張弁の入力パルスデータ(以下、入力パルスデータという)Dt4が格納される。なお、これらのデータは、上述したように、空気調和機の運転開始初期であって空気調和機が正常運転しているときに収集されたインバータ圧縮機の周波数および電動膨張弁の入力パルスをモデル化したものである。
b.構成要素部品能力ロス割合テーブル
構成要素部品能力ロス割合テーブルTo2には、図8に示されるように、第2IDフィールドFo11、第2運転時間フィールドFo12、第2構成要素部品劣化割合フィールドFo13が設けられている。第2IDフィールドFo11には、1レコード毎に付される固有の数値データ(以下、第2IDデータという)Dt11が格納される。第2運転時間フィールドFo12には、空気調和機の月単位の運転時間のデータ(以下、第2運転時間データという)Dt12が格納される。第2構成要素部品劣化割合フィールドFo13には、室外熱交換器や、配管、室外ファン、圧縮機、電動膨張弁、室外フィルターなどの構成要素部品の能力が劣化していく割合のデータ(以下、構成要素部品能力劣化割合データという)Dt13が格納される。なお、本実施の形態において構成要素部品能力ロス割合テーブルはTo2としては、例えば、空気調和機の運転時間と熱交換器の劣化割合とを関係付けるテーブルや、空気調和機の運転時間と圧縮機の劣化割合とを関係付けるテーブル、空気調和機の運転時間と室外ファンの劣化割合とを関係付けるテーブル、空気調和機の運転時間と配管の劣化割合とを関係付けるテーブル、空気調和機の運転時間と電動膨張弁の劣化割合とを関係付けるテーブル、空気調和機の運転時間と室外フィルターの劣化割合とを関係付けるテーブル等が用意されている。
(2)第2加工結果データベース
第2加工結果データベース14hには、図9及び図10に示されるような電気代等テーブルTm1及び累積電気代等テーブルTm2が格納されている。
以下、各テーブルについて詳述する。
a.電気代等テーブルTm1
電気代等テーブルTm1は、基本モデルテーブルTo1及び構成要素部品能力ロス割合テーブルTo2から基本モデルテーブルレコード抽出工程、運転時間毎理想電力量算出工程、理想月間消費電力量算出工程、構成要素部品能力ロス割合テーブルレコード抽出工程、月間空気調和機能力ロス割合工程、修正月間商品電力量算出工程、月間電気代算出工程、および月間CO2排出量算出工程を経て作成される。なお、この電気代等テーブルTm1には、図9に示されるように、あらかじめ、第5IDフィールドFm1、第5運転時間フィールドFm2、第5能力ロス割合フィールドFm3、第5理想月間消費電力量フィールドFm4、第5修正月間消費電力量フィールドFm5、第5月間消費電気代フィールドFm6、及び第5月間CO2排出量フィールドFm7が設けられている。
基本モデルテーブルレコード抽出工程では、基本モデルテーブルTo1の第1運転時間フィールドFo2に対する条件式として「Between(シミュレーション実行時点での運転経過時間)and(シミュレーション終了時間)」の条件式が採用され、基本モデルテーブルTo1からその期間のレコードが抽出される。なお、条件式に用いられる値は、後述する入力フォームFrmにおいて特定箇所に入力される数値となる。
運転時間毎理想消費電力量算出工程では、基本モデルテーブルレコード抽出工程において基本モデルテーブルTo1から抽出したレコード毎に周波数データDt3及び入力パルスデータDt4が下記計算式(1)に代入されて運転時間毎理想消費電力量が算出される。
(運転時間毎理想消費電力量)(kwh)=mx(周波数)+nx(入力パルス)
・・・(1)
ただし、m,nは変換係数である。
理想月間消費電力量算出工程では、1日8時間運転、月間20日稼働と仮定して理想月間消費電力量が算出される。つまり、運転時間の若い順番に160レコードが選択され、それらのレコードに対応する運転時間毎理想消費電力量の総和が求められる。なお、この理想月間消費電力量のデータ(以下、理想月間消費電力量データという)Dt44は、順次、電気代等テーブルTm1の理想月間消費電力量フィールドFm4に挿入される。また、この際、第5IDフィールドFm1には1から順に第5ID番号データDt41が挿入され、第5運転時間フィールドFm2には1から順に整数データが挿入される。そして、このような処理が繰り返される。
構成要素部品能力ロス割合テーブルレコード抽出工程では、各構成要素部品能力ロス割合テーブルTo2から基本モデルテーブルレコード抽出工程で使用した条件式に対応する運転時間のレコードが抽出される。なお、このときも、1日8時間運転、月間20日稼働と仮定されてレコードが抽出される。また、このとき、後述する入力フォームFrmにおいて選択された構成要素の構成要素部品能力ロス割合テーブルTo2からは、「1」の第2IDデータDt11に対応するレコード(つまり、最初のレコード)から他の構成要素部品能力ロス割合テーブルTo2の抽出レコード数に対応する数までのレコードが抽出される(つまり、その構成要素の劣化が新品の状態から開始される)。
月間空気調和機能力ロス割合工程では、構成要素部品能力ロス割合テーブルレコード抽出工程で抽出されたレコードに保持される構成要素部品能力劣化割合データDt13がレコード毎に下記計算式(2)に代入されて月間空気調和機能力ロス割合が算出される。
(月間空気調和機能力ロス割合)(%)=px(熱交換器劣化割合)+qx(配管劣化割合)+rx(室外ファン劣化割合)+sx(圧縮機劣化割合)+tx(電動膨張弁劣化割合)
・・・(2)
ただし、p,q,r,s,tは重み付け係数である。
なお、この月間空気調和機能力ロス割合のデータ(以下、月間空気調和機能力ロス割合データという)Dt43は、順次、電気代等テーブルTm1の月間空気調和機能力ロス割合フィールドFm3に挿入される。
修正月間消費電力量算出工程では、理想月間消費電力量フィールドFm4に挿入された理想月間消費電力量データDt44及び月間空気調和機能力ロス割合フィールドFm3に挿入された月間空気調和機能力ロス割合データDt43がレコード毎に下記計算式(3)に代入されて修正月間消費電力量が算出される。
(修正月間消費電力量)(kwh)=(理想月間消費電力量)x{100+(月間空気調和機能力ロス割合)}/100・・・(3)
なお、この修正月間消費電力量のデータ(以下、修正月間消費電力量データという)Dt45は、順次、電気代等テーブルTm1の修正月間消費電力量フィールドFm5に挿入される。
月間電気代算出工程では、修正月間消費電力量フィールドFm5に挿入された修正月間消費電力量データDt45に所定の変換係数が乗じられてレコード毎に月間電気代が算出される。なお、この月間電気代のデータ(以下、月間電気代データという)Dt46は、順次、電気代等テーブルTm1の月間電気代フィールドFm6に挿入される。
月間CO2排出量算出工程では、修正月間消費電力量フィールドFm5に挿入された修正月間消費電力量データDt45に0.378の係数が乗じられてレコード毎に月間CO2排出量が算出される。なお、この月間CO2排出量のデータ(以下、月間CO2排出量データという)Dt47は、順次、月間CO2排出量フィールドFm7に挿入される。
なお、この電気代等テーブルTm1は、図2や図3に示されるグラフ等を作成する素データとなる。また、図2や図3に示されるグラフが作成される場合、電気代等テーブルTm1は、放置処置の場合、完全保全等処置の場合、応急保全等処置の場合、新規購入処置の場合、それぞれについて導出される。
b.累積電気代等テーブル
累積電気代等テーブルTm2
累積電気代等テーブルTm2は、放置処置が採られる場合に電気代等テーブルTm1から累積総コスト算出工程および累積CO2排出量算出工程を経て作成され、完全保全等処置や応急保全等処置が採られる場合に電気代等テーブルTm1から保全等月間総コスト算出工程、累積総コスト算出工程、および累積CO2排出量算出工程を経て作成され、新規購入処置が採られる場合に電気代等テーブルTm1から新規購入月間総コスト算出工程、累積総コスト算出工程、および累積CO2排出量算出工程を経て作成され、保全等処置が採られた後に新規購入処置が採られるような場合には電気代等テーブルTm1から保全等後新規購入月間総コスト算出工程、累積総コスト算出工程、および累積CO2排出量算出工程を経て作成される。なお、この累積電気代等テーブルTm2には、図10に示されるように、あらかじめ、第6IDフィールドFm11、第6時期フィールドFm12、第6月間総コストフィールドFm13、第6累積総コストフィールドFm14、及び第6累積CO2排出量フィールドFm15が設けられている。
なお、ここでは、完全保全等処置が採られる場合についてのみ説明する。放置処置が採られる場合や、応急保全等処置が採られる場合、新規購入処置が採られる場合、保全等処置が採られた後に新規購入処置が採られるような場合には、当業者であれば上記の記述や完全保全等処置が採られた場合の累積電気代等テーブルTm2の導出例に従って容易にそれらの場合の累積電気代等テーブルTm2を導出することが可能である。
保全等月間総コスト算出工程では、「1」の第5ID番号データDt41に対応する月間電気代データDt46に保全等費が加算され、その加算値データが累積電気代等テーブルTm2の第6月間総コストフィールドFm13の先頭に挿入される。そして、この保全等月間総コスト算出工程では、「2」以降の第5ID番号データDt41に対応する月間電気代データDt46がそのまま累積電気代等テーブルTm2の第6月間総コストフィールドFm13にコピーされる。
累積総コスト算出工程では、先ず、最も若い第6IDデータDt51に対応する月間総コストデータDt53が、そのまま累積電気代等テーブルTm2の第6累積総コストフィールドFm14に挿入される(以下、第6累積総コストフィールドFm14に挿入される数値データを第6累積総コストデータDt54という)。次いで、次に若い第6IDデータDt51に対応する月間総コストデータDt53が先に第6累積総コストフィールドFm14に挿入された数値データに加算され、その加算された数値データが次の第6累積総コストフィールドFm14に挿入される。そして、このような計算処理が繰り返されて累積総コストデータDt54が構築される。
累積CO2排出量算出工程では、先ず、最も若い第5IDデータDt41に対応する月間CO2排出量データDt47が、そのまま累積電気代等テーブルTm2の第6累積CO2排出量フィールドFm15に挿入される(以下、第6累積CO2排出量フィールドFm15に挿入される数値データを累積CO2排出量データDt55という)。次いで、次に若い第5IDデータDt41に対応する月間CO2排出量データDt47が先に第6累積CO2排出量フィールドFm15に挿入された数値データに加算され、その加算された数値データが次の第6累積CO2排出量フィールドFm15に挿入される。そして、このような計算処理が繰り返されて累積CO2排出量データDt55が構築される。
なお、この累積電気代等テーブルTm2は、図1に示される表等を作成する素データとなる。また、図1に示される表が作成される場合、累積電気代等テーブルTm2は、放置処置の場合、完全保全等処置の場合、応急保全等処置の場合、新規購入処置の場合、それぞれについて導出される。
<電気代等テーブル及び累積電気代等テーブルの導出用入力フォーム>
電気代等テーブルTm1及び累積電気代等テーブルTm2の出力は、推定コスト算出アプリケーション14fに用意されているマクロや推定コスト算出アプリケーション14f用に用意されている補助プログラム等を利用することによって達成することができる。
先ず、リレーショナルデータベースアプリケーションを利用して、図11に示されるような入力フォームFrmを作成しておく。この入力フォームFrmには、第1ラベルLb1、第2ラベルLb2、第3ラベルLb3、第4ラベルLb4、第5ラベルLb5、第6ラベルLb6、第7ラベルLb7、第8ラベルLb8、第9ラベルLb9、第10ラベルLb10の10つのラベルと、第2ラベルLb2及び第3ラベルLb3に対応する2つのテキストボックスTx1,Tx2と、第5ラベルLb5〜第10ラベルLb10に対応する6個のチェックボックスCb1〜Cb6と、1つのコマンドボタンCmbとが配置されている。第1ラベルLb1には、「シミュレーション期間」という文字列データが入力されている。なお、この第1ラベルLb1は見出しとして利用されている。第2ラベルLb2には、「シミュレーション開始時間」という文字列データが入力されている。第3ラベルLb3には、「シミュレーション終了時間」という文字列データが入力されている。第4ラベルLb4には、「構成要素保全選択欄」という文字列データが入力されている。なお、この第4ラベルLb4は見出しとして利用されている。第5ラベルLb5には、「室外ファン」という文字列データが入力されている。第6ラベルLb6には、「圧縮機」という文字列データが入力されている。第7ラベルLb7には、「電動膨張弁」という文字列データが入力されている。第8ラベルLb8には、「室外熱交」という文字列データが入力されている。第9ラベルLb9には、「配管」という文字列データが入力されている。第10ラベルLb10には、「室外フィルター」という文字列データが入力されている。第1テキストボックスTx1は、第2ラベルLb2に対応するテキストボックスであって、整数値データのみが入力可能なように設定されている。なお、この第1テキストボックスTx1に入力される整数値データは、基本モデルテーブルレコード抽出工程で採用される条件式の抽出開始点条件(上記例では、(シミュレーション実行時点での運転経過時間)のところ)に代入されるように設定されている。第2テキストボックスTx2は、第3ラベルLb3に対応するテキストボックスであって、整数値データのみが入力可能なように設定されている。なお、この第2テキストボックスTx2に入力される整数値データは、基本モデルテーブルレコード抽出工程で採用される条件式の抽出終了点条件(上記例では、(シミュレーション終了時間)のところ)に代入されるように設定されている。また、この第2テキストボックスTx2に入力される整数値データは第1テキストボックスTx1に入力される整数値データよりも大きい必要がある。第1チェックボックスCb1は、第5ラベルLb5に対応するチェックボックスであって、対象となる空気調和機の室外ファンが交換された場合にON状態とされる。なお、第1チェックボックスCb1がON状態であると、マクロあるいは補助プログラム実行中に構成要素部品能力ロス割合テーブルレコード抽出工程において対応する構成要素部品能力ロス割合テーブルTo2からの抽出対象レコードが「1」の第2IDデータDt11に対応するレコード(つまり、最初のレコード)から他の構成要素部品能力ロス割合テーブルTo2の抽出レコード数に対応する数までのレコードに変更される。第2チェックボックスCb2は、第6ラベルLb6に対応するチェックボックスであって、対象となる空気調和機の圧縮機が交換された場合にON状態とされる。なお、第2チェックボックスCb2がON状態であると、マクロあるいは補助プログラム実行中に構成要素部品能力ロス割合テーブルレコード抽出工程において対応する構成要素部品能力ロス割合テーブルTo2からの抽出対象レコードが「1」の第2IDデータDt11に対応するレコード(つまり、最初のレコード)から他の構成要素部品能力ロス割合テーブルTo2の抽出レコード数に対応する数までのレコードに変更される。第3チェックボックスCb3は、第7ラベルLb7に対応するチェックボックスであって、対象となる空気調和機の電動膨張弁が交換された場合にON状態とされる。なお、第3チェックボックスCb3がON状態であると、マクロあるいは補助プログラム実行中に構成要素部品能力ロス割合テーブルレコード抽出工程において対応する構成要素部品能力ロス割合テーブルTo2からの抽出対象レコードが「1」の第2IDデータDt11に対応するレコード(つまり、最初のレコード)から他の構成要素部品能力ロス割合テーブルTo2の抽出レコード数に対応する数までのレコードに変更される。第4チェックボックスCb4は、第8ラベルLb8に対応するチェックボックスであって、対象となる空気調和機の室外熱交換器が洗浄された場合にON状態とされる。なお、第4チェックボックスCb4がON状態であると、マクロあるいは補助プログラム実行中に構成要素部品能力ロス割合テーブルレコード抽出工程において対応する構成要素部品能力ロス割合テーブルTo2からの抽出対象レコードが「1」の第2IDデータDt11に対応するレコード(つまり、最初のレコード)から他の構成要素部品能力ロス割合テーブルTo2の抽出レコード数に対応する数までのレコードに変更される。第5チェックボックスCb5は、第9ラベルLb9に対応するチェックボックスであって、対象となる空気調和機の配管が洗浄された場合にON状態とされる。なお、第5チェックボックスCb5がON状態であると、マクロあるいは補助プログラム実行中に構成要素部品能力ロス割合テーブルレコード抽出工程において対応する構成要素部品能力ロス割合テーブルTo2からの抽出対象レコードが「1」の第2IDデータDt11に対応するレコード(つまり、最初のレコード)から他の構成要素部品能力ロス割合テーブルTo2の抽出レコード数に対応する数までのレコードに変更される。第6チェックボックスCb6は、第10ラベルLb10に対応するチェックボックスであって、対象となる空気調和機の室外フィルターが交換された場合にON状態とされる。なお、第6チェックボックスCb6がON状態であると、マクロあるいは補助プログラム実行中に構成要素部品能力ロス割合テーブルレコード抽出工程において対応する構成要素部品能力ロス割合テーブルTo2からの抽出対象レコードが「1」の第2IDデータDt11に対応するレコード(つまり、最初のレコード)から他の構成要素部品能力ロス割合テーブルTo2の抽出レコード数に対応する数までのレコードに変更される。コマンドボタンCmbは、クリックされると、マクロあるいは補助プログラムを実行する。
そして、コマンドボタンCmbがクリックされ、マクロあるいは補助プログラムが実行されると、上記のテキストボックスTx1,Tx2に入力されたデータが条件式に入力されて、第2加工結果データベース14hが更新される。そして、この第2加工結果データベース14hに格納されるデータが表形式に加工されたりグラフ加工された後にそれら表やグラフがディスプレイ32に表示される。
<空気調和機の推定コスト計算装置の特徴>
(1)
本実施の形態に係る空気調和機の推定コスト計算装置1では、修正月間消費電力量算出工程において理想月間消費電力量フィールドFm4に挿入された理想月間消費電力量データDt44及び月間空気調和機能力ロス割合フィールドFm3に挿入された月間空気調和機能力ロス割合データDt43がレコード毎に計算式(3)に代入されて修正月間消費電力量が算出され修正月間消費電力量フィールドFm5に挿入される。次いで、月間電気代算出工程において、修正月間消費電力量フィールドFm5に挿入された修正月間消費電力量データDt45に所定の変換係数が乗じられてレコード毎に月間電気代が算出され月間電気代フィールドFm6に挿入される。このため、この空気調和機の推定コスト計算装置1では、空気調和機にかかると推定されるコストを精確に求めることができる。
(2)
本実施の形態に係る空気調和機の推定コスト計算装置1では、修正月間消費電力量算出工程において理想月間消費電力量フィールドFm4に挿入された理想月間消費電力量データDt44及び月間空気調和機能力ロス割合フィールドFm3に挿入された月間空気調和機能力ロス割合データDt43がレコード毎に計算式(3)に代入されて修正月間消費電力量が算出され修正月間消費電力量フィールドFm5に挿入される。次いで、月間CO2排出量算出工程において修正月間消費電力量フィールドFm5に挿入された修正月間消費電力量データDt45に0.378の係数が乗じられてレコード毎に月間CO2排出量が算出され月間CO2排出量フィールドFm7に挿入される。このため、この空気調和機の推定コスト計算装置1では、空気調和機から排出されると推定される二酸化炭素量を精確に求めることができる。
(3)
本実施の形態に係る空気調和機の推定コスト計算装置1では、保全等月間総コスト算出工程において、「1」の第5ID番号データDt41に対応する月間電気代データDt46に保全等費が加算され、その加算値データが累積電気代等テーブルTm2の第6月間総コストフィールドFm13の先頭に挿入される。このため、この推定コスト計算装置1では、空気調和機を修理・保全する場合の設備機器にかかるコストを精確に求めることができる。したがって、この推定コスト計算装置1を利用すれば、故障修理サービス提供ビジネスおよび点検・保守サービス提供ビジネスの対象となる顧客すべての満足度の向上を図ることができ、ひいては自社のブランド力向上を図ることができる。また、この推定コスト計算装置1では、同様にして「設備機器を修理・保全せずにそのまま放置する場合」および「設備機器を廃棄し新しい設備機器を導入する場合」の設備機器にかかるコストもそれぞれ精確に求めることができる。したがって、この推定コスト計算装置1を利用すれば、新規設備機器販売ビジネス等の対象となる顧客すべての満足度の向上を図ることができ、ひいては自社のブランド力向上を図ることができる。なお、従来、顧客に対しては図18に示すような提案しかできていなかった。
(4)
本実施の形態に係る空気調和機の推定コスト計算装置1では、運転時間毎理想消費電力量算出工程において基本モデルテーブルレコード抽出工程において基本モデルテーブルTo1から抽出したレコード毎に周波数データDt3及び入力パルスデータDt4が計算式(1)に代入されて運転時間毎理想消費電力量が算出される。次いで、理想月間消費電力量算出工程において運転時間の若い順番に160レコードが選択され、それらのレコードに対応する運転時間毎理想消費電力量の総和が求められる。なお、この理想月間消費電力量のデータ(以下、理想月間消費電力量データという)Dt44は、順次、電気代等テーブルTm1の理想月間消費電力量フィールドFm4に挿入される。また、この際、第5IDフィールドFm1には1から順に第5ID番号データDt41が挿入され、第5運転時間フィールドFm2には1から順に整数データが挿入される。このため、この推定コスト計算装置1では、演算負荷を低減しつつ容易に理想月間消費電力量データDt44を導出することができる。
(5)
本実施の形態に係る空気調和機の推定コスト計算装置1では、月間空気調和機能力ロス割合工程において構成要素部品能力ロス割合テーブルレコード抽出工程で抽出されたレコードに保持される構成要素部品能力劣化割合データDt13がレコード毎に計算式(2)に代入されて月間空気調和機能力ロス割合が算出され月間空気調和機能力ロス割合フィールドFm3に挿入される。このため、この推定コスト計算装置1では、演算負荷を低減しつつ精確に空気調和機の能力低下割合を導出することができる。
(6)
本実施の形態に係る空気調和機の推定コスト計算装置1では、月間電気代算出工程おいて修正月間消費電力量フィールドFm5に挿入された修正月間消費電力量データDt45に所定の変換係数が乗じられてレコード毎に月間電気代が算出され月間電気代フィールドFm6に挿入される。このため、この推定コスト計算装置1では、演算負荷を低減しつつ容易にエネルギー料金を導出することができる。
(7)
本実施の形態に係る空気調和機の推定コスト計算装置1では、現行の空気調和機を保全または修理せずに放置しておくのが将来コスト的に得策なのか、現行の空気調和機を保全または修理するのが将来コスト的に得策なのか、それとも現行の空気調和機を廃棄し新規な省エネルギータイプの空気調和機を購入するのが将来コスト的に得策なのかが一目でわかる報告書に掲載されるグラフや表などが出力される。このため、例えば、このようなグラフや表などを従来のグラフや表などと併せてパンフレットに掲載するなどし、そのパンフレットを顧客に提供することができれば、その顧客は、所定期間にかかる総コスト的観点から、任意の時点において最も有効な現行の空気調和機の処置方法や新規な省エネルギータイプ空気調和機の導入の最も適切な時期などの情報も得ることができる。したがって、新規設備機器販売ビジネス、故障修理サービス提供ビジネスおよび点検・保守サービス提供ビジネスの対象となる顧客すべての満足度の向上を図ることができ、ひいては自社のブランド力向上を図ることができる。
(8)
本実施の形態に係る空気調和機の推定コスト計算装置1では、「設備機器を修理・保全せずにそのまま放置する場合」、「設備機器を修理・保全する場合」、及び「設備機器を廃棄し新しい設備機器を導入する場合」の設備機器から排出される二酸化炭素量が一目でわかる報告書に掲載されるグラフや表などを出力することができる。このため、例えば、このようなグラフや表などを従来のグラフや表などと併せてパンフレットに掲載するなどし、そのパンフレットを顧客に提供することができれば、その顧客は、京都議定書(COP3)や改正省エネルギー法の観点から、任意の時点において最も有効な現行の空気調和機の処置方法や新規な省エネルギータイプ空気調和機の導入の最も適切な時期などの情報も得ることができる。したがって、新規設備機器販売ビジネス、故障修理サービス提供ビジネスおよび点検・保守サービス提供ビジネスの対象となる顧客すべての満足度の向上を図ることができ、ひいては自社のブランド力向上を図ることができる。なお、従来、顧客に対しては図19に示すような提案しかできていなかったが、、京都議定書(COP3)や改正省エネルギー法における基準値などを同時に表示すれば、顧客は、容易にその基準値に抵触しそうな時期を見定めることができ、適切な処置を業者などに依頼することができる。
(9)
本実施の形態に係る空気調和機の推定コスト計算装置1では、現行の空気調和機を保全または修理する場合には、応急処置的な保全もしくは修理が将来コスト的に得策か、完全処置的な保全もしくは修理が将来コスト的に得策かまでわかるような表やグラフが出力される。このため、顧客の選択の幅が広がり顧客満足度の向上を期待することができる。
(10)
本実施の形態に係る空気調和機の推定コスト計算装置1では、放置処置の場合における総コスト推定値、保全等処置の場合における総コスト推定値、および新規導入処置の場合における総コスト推定値を表やグラフにまとめて出力する。このため、顧客は容易にこれらの総コスト推定値を容易に比較検討することができる。
(11)
本実施の形態に係る空気調和機の推定コスト計算装置1では、廃棄コストも総コストの算出に反映される。したがって、顧客は、より精確に総コスト推定値を検討することができる。
<変形例>
(A)
先に示した実施の形態では、空気調和機からインバータ圧縮機の運転周波数のデータや電動膨張弁の入力パルスのデータ等を収集したが、現行の空気調和機がコントローラなどに接続されている場合は、コントローラなどからそのようなデータ等を収集してもよい。
(B)
先に示した実施の形態では、現行の空気調和機からインバータ圧縮機の運転周波数のデータや電動膨張弁の入力パルスのデータ等を収集したが、その空気調和機がモデムなどの公衆電話回線への接続ポートを有していない場合には、その空気調和機に記憶部を設けておき、その記憶部にそのようなデータ等を蓄積しておいてもよい。このようにすれば、サービスエンジニアなどが、定期点検の度にそのようなデータ等をコピーするなどして本部に持ち帰ることができる。また、記憶部が取り外し可能であったり記憶部から記憶媒体が取り外し可能であったりすればその記憶部や記憶媒体を本部に持ち帰ってもよい。なお、このとき、新しい記憶部または記憶媒体を装着または挿入するようにしてもよいし後日取り外した記憶部または記憶媒体を顧客に返送するなどしてもよい。このようにすれば、遠隔監視サービスを申し込んでいない顧客にもコスト推定サービスを提供することができる。
(C)
先に示した実施の形態では、空気調和機からインバータ圧縮機の運転周波数のデータや電動膨張弁の入力パルスのデータ等を収集したが、これに代えてあらかじめその空気調和機のインバータ圧縮機の運転周波数のデータや電動膨張弁の入力パルスのデータ等の季節依存性や、地域依存性、時間依存性などを測定して関数化しておいてもよい。このようにすれば、その空気調和機の導入時期からのおおよその稼働時間を推定して適当な修正月間消費電力量データDt45を導出することができる。このようにすれば、遠隔監視サービスを申し込んでいない顧客にもコスト推定サービスを提供することができる。
(D)
先に示した実施の形態では、空気調和機からインバータ圧縮機の運転周波数のデータや電動膨張弁の入力パルスのデータ等を収集し、それらのデータを利用して修正月間消費電力量データDt45を導出したが、配電盤等に電力量変換器が据え付けられている場合には、これに代えて、空気調和機から直接電力量のデータを収集し、その電力量のデータを利用して修正月間消費電力量データDt45を導出してもよい。
(E)
先の実施の形態に係る空気調和機の推定コスト計算装置1では、放置処置の場合、保全等処置の場合、および新規導入処置の場合それぞれにおいて所定期間に空気調和機にかかる総コストの推定値がディスプレイ32上にグラフや表の形式で表示されたが、プリンタが接続される場合には、ディスプレイ32上に表示せずにそのプリンタに直接印刷させるようにしてもよい。
(F)
先の実施の形態に係る空気調和機の推定コスト計算装置1では、放置処置の場合、保全等処置の場合、および新規導入処置の場合それぞれにおいて所定期間に空気調和機にかかる総コストの推定値がディスプレイ32上にグラフや表の形式で表示されたが、これに代えてファイル出力するようにしておいてもよい。また、このファイルを電子メールに添付して情報端末に自動送信するようにしておいてもよい。
(G)
先の実施の形態に係る空気調和機の推定コスト計算装置1では、運転時間毎理想消費電力量算出工程において運転時間毎理想消費電力量を算出するのに単回帰式を採用したが、これに代えて重回帰式を採用してもよい。
(H)
先の実施の形態に係る空気調和機の推定コスト計算装置1では、運転時間毎理想消費電力量算出工程において運転時間毎理想消費電力量を算出するのに単回帰式を採用したが、これに代えて当業者に公知のTCBM(位相空間事例ベースモデル)を採用してもよい(例えば、特開2003−044518号公報参照)。
(I)
先の実施の形態に係る空気調和機の推定コスト計算装置1では、月間CO2排出量算出工程において修正月間消費電力量フィールドFm5に挿入された修正月間消費電力量データDt45に0.378の係数が乗じられてレコード毎に月間CO2排出量が算出され月間CO2排出量フィールドFm7に挿入された。しかし、空気調和機の使用環境や機種性能によりその係数は多少変化する。したがって、社内実験設備により、対象機種と同等機種のCO2排出量と消費電力量とを計測し、回帰分析によってその機種固有の係数を確定するのがより好ましい。このようにすれば、二酸化炭素排出量をより精確に算出することができる。
(J)
先の実施の形態に係る空気調和機の推定コスト計算装置1では、月間CO2排出量算出工程において修正月間消費電力量フィールドFm5に挿入された修正月間消費電力量データDt45に0.378の係数が乗じられてレコード毎に月間CO2排出量が算出され月間CO2排出量フィールドFm7に挿入された。しかし、空気調和機の近傍にCO2センサが据え付けられており、数ヶ月〜1年程度のデータが収集できる場合には時系列モデル(SARINA)により月間CO2排出量を算出してもよい(例えば、特願2005−122409参照)。
(K)
先の実施の形態に係る空気調和機の推定コスト計算装置1では、消費電力量データや、電気代データ、二酸化炭素排出量データ等を月単位で算出したが、月単位ではなく任意の期間単位、例えば、日単位や、3日単位、週単位、2週間単位、3月単位、1年単位でそれらのデータを算出してもかまわない。
(L)
先の実施の形態に係る空気調和機の推定コスト計算装置1では、いくつかのテーブルにおいて時期データが月数で表示されていたが、時期データが具体的な日付で表示されてもよい。なお、かかる場合、例えば、フォームFrmに起算の日付データを入力しておき、その日付データのうちの月データに{(時期データ)−1}の数値データを加算すればよい。
(M)
先の実施の形態に係る空気調和機の推定コスト計算装置1では、図2や図3に示されるグラフが表示されたが、このようなグラフに、現行の空気調和機の余寿命、現行の空気調和機およびお勧め製品(空気調和機)の二酸化炭素排出予測値の時系列情報、および省エネルギー法の法規制ラインなどが示されてもよい。このようにすれば、顧客に対して任意の時点において推定される現行の空気調和機の終期を知らせることができる。したがって、顧客に対して適切なタイミングで現行の空気調和機の保全・修理や新規な省エネルギータイプの空気調和機の導入を勧めることができる。なお、余寿命が極端に短い場合には、新規な省エネルギータイプの空気調和機の導入を勧めるべきである。また、顧客が近い将来に引っ越しするとか廃業するというような事情がある場合には、放置処置を勧めるのが好ましい。
(N)
先の実施の形態に係る空気調和機の推定コスト計算装置1では、5種類の構成要素部品能力ロス割合テーブルTo2が用意されていたが、構成要素部品能力ロス割合テーブルTo2のバリエーションがさらに増やされてもよい。例えば、劣化の度合い(例えば、軽度、中度、重度など)を加味してバリエーションが増やされてもよい。
(O)
先の実施の形態に係る空気調和機の推定コスト計算装置1では、理想月間消費電力量算出工程において1日8時間運転、月間20日稼働と仮定して理想月間消費電力量データDt44が算出されたが、この1日当たりの稼働時間や月当たりの稼働日数を入力フォームFrmにおいて変更できるようにしてもよい。
(P)
先の実施の形態に係る空気調和機の推定コスト計算装置1では、計算式(1)及び(2)の係数を固定値としたが、これらの係数を入力フォームFrmで変更できるようにしてもよい。このようにすれば、各機種ごとにプログラムを作成することなく、様々な機種に対応することができるようになる。
(Q)
先の実施の形態に係る空気調和機の推定コスト計算装置1では、月間電気代算出工程において修正月間消費電力量フィールドFm5に挿入された修正月間消費電力量データDt45に所定の変換係数が乗じられてレコード毎に月間電気代が算出されたが、電力市場では消費電力量と電気料金との関係は必ずしもこのような関係にない。かかる場合、その電気料金体系に従ってプログラムを作成する必要がある。かかる場合、消費電力量を変換用テーブルに照合して電力料金を導き出すこと等が一例として考えられる。
(R)
先の実施の形態に係る空気調和機の推定コスト計算装置1では、運転時間毎理想消費電力量算出工程、理想月間消費電力量算出工程、構成要素部品能力ロス割合テーブル抽出工程、構成要素部品能力ロス割合テーブルレコード抽出工程、月間空気調和機能力ロス割合工程、修正月間消費電力量算出工程、および月間電気代算出工程を経て月間電気代データDt46が導出されたが、これに代えて、請求書から理想月間電気代を入力フォームFrmに入力し、その理想月間電気代を下記計算式(4)に代入して修正月間電気代データDt46が導出されてもよい。
(修正月間電気代)(円)=(理想月間電気代)x{100+(月間空気調和機能力ロス割合)}/100・・・(4)
(S)
先の実施の形態に係る空気調和機の推定コスト計算装置1では、運転時間毎理想消費電力量算出工程において基本モデルテーブルTo1から抽出したレコード毎に周波数データDt3及び入力パルスデータDt4が計算式(1)に代入されて運転時間毎理想消費電力量が算出される。しかし、この運転時間毎理想消費電力量としては、圧縮機の定格理論値を利用してもかまわない。
(T)
先の実施の形態に係る空気調和機の推定コスト計算装置1では、特に言及しなかったが、空気調和機のインバータ圧縮機の周波数データや入力パルスデータ等を夏季、冬期、中間期に分けてモデル化してもよい。このようにすれば、空気調和機にかかると推定されるコストをさらに精確に求めることができる。
(U)
先の実施の形態では、空気調和機の圧縮機がインバータ圧縮機とされたが、圧縮機は定速回転型の圧縮機であってもかまわない。かかる場合、基本モデルテーブルTo1では、第1周波数フィールドFo3が第1二値フィールドに置き換えられる。第1二値フィールドには1(ONを意味する)か0(OFFを意味する)のいずれかの数値データが格納される。また、式(1)は下記の式(5)に置き換えられる。
(運転時間毎理想消費電力量)(kwh)=mx(1あるいは0)+nx(入力パルス)
・・・(5)
ただし、mは圧縮機通電時の消費電力量であり、nは変換係数である。
(V)
先の実施の形態に係る空気調和機の推定コスト計算装置1では、理想月間消費電力量算出工程において1日8時間運転、月間20日稼働と仮定されたが、空気調和機の所有者あるいは使用者の使用状況を加味してこのような仮定を設定するのが好ましい。例えば、コンビニエンスストア等の場合、毎日24時間稼働とすべきであり、残業や休日出勤などが許容されているオフィスなどではその分を加味すべきである。
(W)
先の実施の形態に係る空気調和機の推定コスト計算装置1では、特に言及されていなかったが、図12に示されるような保全等スケジュールテーブルTo3が基本情報データベース14gに加えられてもよい。なお、この保全等スケジュールテーブルTo3には、図12に示されるように、あらかじめ、第7IDフィールドFo21、第7時期フィールドFo22、第7交換/洗浄部品フィールドFo23、及び第7費用フィールドFo24が設けられている。そして、第7IDフィールドFo21には、1レコード毎に付される固有の数値データ(以下、第7IDデータという)Dt21が格納される。第7時期フィールドFo22には、保全等の時期のデータ(以下、保全等時期データという)Dt22が格納される。第7交換/洗浄部品フィールドFo23には、交換/洗浄部品の名称データ(以下、交換/洗浄部品名称データという)Dt23が格納される。第7費用フィールドFo24には、同レコードの交換/洗浄部品の名称データDt23に対応する費用データ(以下、費用データという)Dt24が格納される。
かかる場合、基本モデルテーブルレコード抽出工程において、基本モデルテーブルTo1から、「1」の第7IDデータDt21に対応する時期Dt22から「2」の第7IDデータDt21に対応する時期Dt22までの期間のレコードが抽出される。また、構成要素部品能力ロス割合テーブルレコード抽出工程において、「1」の第7IDデータDt21に対応する交換/洗浄部品データDt23に関連する構成要素の構成要素部品能力ロス割合テーブルTo2から、「1」の第2IDデータDt11に対応するレコード(つまり、最初のレコード)から他の構成要素部品能力ロス割合テーブルTo2の抽出レコード数に対応する数のレコードが抽出される(つまり、その構成要素の劣化が新品の状態から開始される)。また、保全等月間総コスト算出工程において、「1」の第5ID番号データDt41に対応する月間電気代データDt46に、「1」の第7IDデータDt21に対応する保全等費用データDt24が加算処理される。このような処理が最後の第7IDデータDt21まで繰り返される。
なお、この保全等スケジュールテーブルTo3は下記に示されるような余寿命予測システムによって作成される。
−余寿命予測システム−
余寿命予測システム101は、図13に示されるように、直接的又は間接的に空気調和機102に接続され、1日1回、空気調和機102から空気調和機102及び空気調和機102を構成する部品の利用時間及び劣化指数に関するデータを取得する。ここで、利用時間とは、空気調和機102又は空気調和機102を構成する部品の利用を開始した日から観測日までに経過した日数単位の時間であり、劣化指数とは、劣化の程度を示す指標であり、空気調和機102又は空気調和機102を構成する部品の1又は複数の計測可能な状態量に基づいて算出することできる。例えば、空気調和機102の劣化の程度を示す劣化指数として、COPや電力量を利用することができ、空気調和機102を構成する部品の劣化の程度を示す劣化指数として、圧縮機の圧力−容積曲線で囲まれる面積及び熱交換器の熱交換率を利用することができる。
余寿命予測システム101は、関係式決定部110、検査データ取得部120、余寿命決定部130、誤差範囲決定部140、出力部150及び記憶部160を備える。検査データ取得部120は、空気調和機102の運転に伴い、1日1回、空気調和機102から空気調和機102及び空気調和機102を構成する部品の利用時間及び劣化指数に関するデータを取得する。記憶部160は、劣化情報データベース161及び保全情報データベース162を記憶している。記憶部160は、検査データ取得部120が空気調和機102及び空気調和機102を構成する部品の利用時間及び劣化指数に関するデータを取得する度に、それらのデータを劣化情報データベース161に格納してゆく。このように、劣化情報データベース161は、劣化指数についての時系列データを格納してゆく。関係式決定手部110、検査データ取得部120、余寿命決定部130、誤差範囲決定部140、出力部150及び記憶部160は、互いに協同して、図14に示すフローチャートに従い空気調和機102の余寿命を予測する。余寿命予測システム101が空気調和機102の余寿命を予測する動作の詳細は、後述する。
(劣化情報データベースの構造)
図15に、劣化情報データベース161の構造を示す。
劣化情報データベース161は、リレーショナルデータベースであり、ある観測日における空気調和機102又は空気調和機102を構成する部品の利用時間及び劣化指数を示す情報を1つのレコード(すなわち、行データ)として格納する。劣化情報データベース161には、空気調和機102の運転に伴い検査データ取得部120により1日1回取得される空気調和機102又は空気調和機102を構成する部品の利用時間及び劣化指数に関するデータが格納されてゆく。劣化情報データベース161は、観測日、対象機器、利用時間及び劣化指数フィールドを有する。
観測日フィールドには、観測日が格納される。
対象機器フィールドには、観測対象となる機器を特定するIDが格納される。「1」は空気調和機2を示し、「2」は空気調和機2を構成する圧縮機を示し、「3」は空気調和機2を構成する室外側熱交換器を示し、「4」は空気調和機2を構成する室外側ファンモーターを示し、「5」は空気調和機2を構成するフィルターを示す。
利用時間フィールドには、観測日フィールドに格納された観測日における、対象機器フィールドに格納されたIDにより特定される空気調和機102又は空気調和機102を構成する部品の日数単位の利用時間が格納される。
劣化指数フィールドには、観測日フィールドに格納された観測日における、対象機器フィールドに格納されたIDにより特定される空気調和機102又は空気調和機102を構成する部品の劣化指数が格納される。
図15を参照すると、2004年8月23日の時点で利用されている圧縮機、室外側熱交換器及びフィルターは、空気調和機102の利用開始時に導入された部品であり、2004年8月23日の時点で約7年間利用されていることがわかる。一方、2004年8月23日の時点で利用されている室外側ファンモーターは、約3ヶ月前に交換されたことがわかる。
また、劣化情報データベース161は、空気調和機102又は空気調和機102を構成する部品の利用時間及び劣化指数を示す情報と同様に、市場からのフィードバックにより得られた空気調和機102以外の空気調和機又はその空気調和機を構成する部品の利用時間及び劣化指数を示す情報についても上記態様で1つのレコード(すなわち、行データ)として格納している。
(保全情報データベースの構造)
図16に、保全情報データベース162の構造を示す。
保全情報データベース162は、リレーショナルデータベースであり、空気調和機102又は空気調和機102を構成する部品の劣化レベルに対応した保全提案のための情報を1つのレコードとして格納している。保全情報データベース162は、対象機器、影響度、劣化レベル、点検時期及び備考フィールドを有する。
対象機器フィールドには、保全対象となる機器を特定するIDが格納される。「1」は空気調和機2を示し、「2」は空気調和機2を構成する圧縮機を示し、「3」は空気調和機2を構成する室外側熱交換器を示し、「4」は空気調和機2を構成する室外側ファンモーターを示し、「5」は空気調和機2を構成するフィルターを示す。
影響度フィールドには、対象機器フィールドに格納されたIDにより特定される空気調和機102又は空気調和機102を構成する部品が故障した場合の、その故障の空気調和機102全体への影響度が格納される。圧縮機や室外側ファンモーターの故障は空気調和機102全体の動作に大きく影響し、室外側熱交換器の故障は空気調和機102全体の動作に中程度に影響し、フィルターの故障は空気調和機102全体の動作にあまり影響しない。従って、対象機器フィールドに空気調和機102全体を示す「1」が格納されているレコードの影響度フィールドには、「100%」が格納され、圧縮機を示す「2」が格納されているレコードの影響度フィールドには、「大」が格納され、室外側熱交換器を示す「3」のが格納されているレコードの影響度フィールドには、「中」が格納され、室外側ファンモーターを示す「4」が格納されているレコードの影響度フィールドには、「大」が格納され、フィルターを示す「5」が格納されているレコードの影響度フィールドには、「小」が格納される。
劣化レベルフィールドには、対象機器フィールドに格納されたIDにより特定される空気調和機102又は空気調和機102を構成する部品の劣化レベルが格納される。劣化レベルは、3段階に分けられ、劣化レベルフィールドには、「安全域」、「注意域」、「危険域」のいずれかが格納される。
点検時期フィールドには、対象機器フィールドに格納されたIDにより特定される空気調和機102又は空気調和機102を構成する部品が劣化レベルフィールドに格納された劣化レベルにある場合に、対象機器フィールドに格納されたIDにより特定される空気調和機102又は空気調和機102を構成する部品を次回点検するのに適した時期が格納される。但し、劣化レベルフィールドに「危険域」が格納されたレコードの点検時期フィールドには、「−」が格納される。
備考フィールドには、対象機器フィールドに格納されたIDにより特定される空気調和機102又は空気調和機102を構成する部品が劣化レベルフィールドに格納された劣化レベルにある場合に、対象機器フィールドに格納されたIDにより特定される空気調和機102又は空気調和機102を構成する部品の保全の意志決定に有益な情報を表すコメントが格納されている。例えば、対象機器フィールドにフィルターを示す「5」が格納され、かつ、劣化レベルフィールドに「注意域」又は「危険域」が格納されたレコードの備考フィールドには、コメント「フィルター交換はx%電気代を抑制します」が格納される。
(余寿命予測システムの動作)
図14を参照して、余寿命予測システム101が空気調和機102の余寿命を予測する動作を説明する。
ステップS21において、関係式決定部110は、空気調和機102又は空気調和機102を構成する部品の利用時間tと劣化指数dとの関係式d=f1(t)を決定する。具体的には、ステップS21では、劣化情報データベース161に格納された利用時間t及び劣化指数dの対のデータ(t,d)を利用して、図17(a)に示すような利用時間tを独立変数とし劣化指数dを従属変数とする二次回帰曲線d=f1(t)を決定する。ここで、図17(a)において、横軸は利用時間t、縦軸は劣化指数dを表し、原点Oにおける利用時間tはゼロである。尚、ステップS21で利用される利用時間t及び劣化指数dの対のデータ(t,d)は、劣化情報データベース161内に空気調和機102に関するレコードが十分に存在する場合には、空気調和機102に関するデータになり、十分に存在しない場合には、空気調和機102に関するデータと空気調和機102に類似する空気調和機102以外の空気調和機に関するデータとになり、全く存在しない場合には、空気調和機102に類似する空気調和機102以外の空気調和機に関するデータになる。
尚、複数の空気調和機が「類似する」とは、冷暖房用であるか冷房専共用であるか等の空気調和機の構造、室内機数や室外機数等の空気調和機の構成、空気調和機の馬力、空気調和機の冷媒の種類、24時間体制で使用される病院か平日昼間のみ使用されるオフィスビルか等の空気調和機の使用環境の使用頻度傾向、喫煙者が多いか少ないか等の空気調和機の使用環境の劣悪度、寒冷地方であるか温暖地方であるか等の使用環境の気候のような項目の一部又は全てが共通することをいう。
このように、関係式決定部110は、ステップS21により、劣化情報データベース161に格納された劣化指数dについての時系列データに基づいて、空気調和機102又は空気調和機102を構成する部品の経年劣化特性を表す劣化モデルd=f1(t)を決定する。
次に、ステップS22において、誤差範囲決定部140は、t−d平面領域を複数の領域に分割する。具体的には、ステップS22では、図17(b)に示すように、t−d平面領域を分割して、矩形の安全域、L字形の注意域、L字形の危険域を定義する。より具体的には、ステップS22では、図17(b)に示すように、空気調和機102又は空気調和機102を構成する部品の劣化指数dの限界値d3を決定する。限界値d3の値は、空気調和機102又は空気調和機102を構成する部品の製造業者からの提供、或いは市場からのフィードバックにより得られる値であり、記憶部160に予め記憶されている。次に、二次回帰曲線d=f1(t)においてd=d3となるときのtの値をt3と定義し、t2=0.7t3、t1=0.5t3、d2=f1(t2)、d1=f1(t1)の条件を満たすt1、t2、d1、d2を定義する。このとき、安全域は、t軸、d軸、直線t=t1及び直線d=d1で囲まれる領域となり、注意域は、t軸、d軸、直線t=t1、直線t=t2、直線d=d1及びd=d2で囲まれる領域となり、危険域は、t軸、d軸、直線t=t2、直線t=t3、直線d=d2及びd=d3で囲まれる領域となる。また、以下のステップにおいて、t3を空気調和機102又は空気調和機102を構成する部品の寿命とする。
次に、ステップS23において、誤差範囲決定部140は、ステップS22において分割された領域の各々に対して危険率を設定する。具体的には、ステップS23では、安全域に対する危険率を20%、注意域に対する危険率を10%、危険域に対する危険率を5%と設定する。
次に、ステップS24において、誤差範囲決定部140は、ステップS22において分割された領域の各々に対してステップS23において設定された危険率に基づいて、ステップ21において決定された関係式d=f1(t)の信頼限界を計算する。具体的には、ステップS24では、図17(c)に示すように、危険率20%での二次回帰曲線d=f1(t)の上側信頼限界を表す曲線d=f2(t)、下側信頼限界を表す曲線d=f3(t)、危険率10%での二次回帰曲線d=f1(t)の上側信頼限界を表す曲線d=f4(t)、下側信頼限界を表す曲線d=f5(t)、危険率5%での二次回帰曲線d=f1(t)の上側信頼限界を表す曲線d=f6(t)、下側信頼限界を表す曲線d=f7(t)を全て計算する。また、以下のステップにおいて、直線d=d3と6本の信頼限界を表す曲線d=f2(t),d=f3(t),d=f4(t),d=f5(t),d=f6(t),d=f7(t)との交点のt座標をそれぞれtp2,tp3,tp4,tp5,tp6,tp7としたときに、安全域、注意域、危険域の各々に対する空気調和機102又は空気調和機102を構成する部品の余寿命の誤差範囲をそれぞれtp2≦t≦tp3、tp4≦t≦tp5、tp6≦t≦tp7とする。
このように、ステップS23及びステップS24により、ステップS22において分割された領域の各々に対して誤差範囲を設定することができる。
次に、ステップS25において、検査データ取得部120は、空気調和機102又は空気調和機102を構成する部品の点検日における利用時間t及び劣化指数dの対のデータである検査データ(T,D)を取得する。
次に、ステップS26において、余寿命決定部130は、ステップS21において決定された関係式d=f1(t)及びステップS25において取得された検査データ(T,D)に基づいて、空気調和機102又は空気調和機102を構成する部品の点検日における余寿命を決定する。具体的には、ステップS26では、空気調和機102又は空気調和機102を構成する部品の寿命を表すt3から点検日における利用時間Tを引き、この(t3−T)値を余寿命として決定する。
次に、ステップS27において、誤差範囲決定部140は、ステップS25において取得された検査データ(T,D)のt−d平面領域内における位置を特定し、検査データ(T,D)をステップS22において分割された領域のいずれかに分類する。具体的には、ステップS27では、検査データ(T,D)が安全域内に存在する場合、検査データ(T,D)を安全域に分類し、検査データ(T,D)が注意域内に存在する場合、検査データ(T,D)を注意域に分類し、検査データ(T,D)が危険域内に存在する場合、検査データ(T,D)を危険域に分類する。
次に、ステップS28において、誤差範囲決定部140は、ステップS27において検査データ(T,D)が分類された領域に対してステップS23及びステップS24において設定された誤差範囲を検査データ(T,D)に関連づける。具体的には、ステップS28では、ステップS27において検査データ(T,D)が安全域に分類された場合、ステップS23及びステップS24において設定された安全域に対する誤差範囲tp2≦t≦tp3を検査データ(T,D)に関連づけ、ステップS27において検査データ(T,D)が注意域に分類されていた場合、ステップS23及びステップS24において設定された注意域に対する誤差範囲tp4≦t≦tp5を検査データ(T,D)に関連づけ、ステップS27において検査データ(T,D)が危険域に分類されていた場合、ステップS23及びステップS24において設定された危険域に対応する誤差範囲tp6≦t≦tp7を検査データ(T,D)に関連づける。また、以下のステップにおいて、点検日における空気調和機102又は空気調和機102を構成する部品の余寿命の誤差範囲を、点検日における検査データ(T,D)に関連づけられた誤差範囲とする。
このように、ステップS22〜ステップS24,ステップS27及びステップS28により、空気調和機102又は空気調和機102を構成する部品の点検日における余寿命の誤差範囲を決定することができる。
次に、ステップS21〜S28を、空気調和機102及び空気調和機102を構成する部品のうち点検の対象となる全ての機器について繰り返す。
次に、ステップS29において、出力部150は、ステップS26で決定された余寿命と、ステップS22〜ステップS24,ステップS27及びステップS28で決定された余寿命の誤差範囲とを出力する。
(X)
先の実施の形態に係る空気調和機の推定コスト計算装置1では、理想月間消費電力量算出工程において運転時間の若い順番に160レコードが選択され、それらのレコードに対応する運転時間毎理想消費電力量の総和が求められ理想月間消費電力量フィールドFm4に挿入されたが、理想月間消費電力量は、当業者に公知の時系列モデル(SARINA)により算出されてもよい(例えば、特願2005−122409号公報参照)。
(Y)
先の実施の形態に係る空気調和機の推定コスト計算装置1では、特に言及されていなかったが、新規購入処置が採られる場合に、例えば、数年間の空気調和機保全契約金を加算するようにしてもよい。また、保全スケジュール等がある場合にはその保全スケジュールを加味して総コストや二酸化炭素排出量などを算出するようにしてもよい。
本発明に係る設備機器の推定コスト計算システム及び推定コスト計算プログラムは、設備機器にかかると推定されるコストを精確に求めることができるという特徴を有するため、このような技術分野の発展に大きく寄与することができる。
また、本発明に係る設備機器の推定二酸化炭素計算システム及び推定二酸化炭素計算プログラムは、設備機器から排出されると推定される二酸化炭素量を精確に求めることができるという特徴を有するため、このような技術分野の発展に大きく寄与することができる。
本発明に係る空気調和機の推定コスト計算装置により出力された報告書掲載用の表の一例。 本発明に係る空気調和機の推定コスト計算装置により出力された報告書掲載用のグラフの一例。 本発明に係る空気調和機の推定コスト計算装置により出力された報告書掲載用のグラフの一例。 本発明に係る空気調和機の推定コスト計算装置の構成図。 本発明に係る空気調和機の推定コスト計算装置のハードディスクに格納されるプログラムやデータベースのイメージ図。 本発明に係る空気調和機の推定コスト計算装置の動作を説明する図。 本発明に係る空気調和機の推定コスト計算装置のハードディスクに格納される基本モデルテーブルのイメージ図。 本発明に係る空気調和機の推定コスト計算装置のハードディスクに格納される構成要素部品能力ロス割合テーブルのイメージ図。 本発明に係る空気調和機の推定コスト計算装置によって導出される電気代等テーブルのイメージ図。 本発明に係る空気調和機の推定コスト計算装置によって導出される累積電気代等テーブルのイメージ図。 本発明に係る空気調和機の推定コスト計算装置において電気代等テーブル及び累積電気代等テーブルを導出するために必要なデータを入力するための入力フォームを示す図。 変形例(W)にかかる保全等スケジュールテーブルのイメージ図。 余寿命予測システムの構成を示す図。 余寿命予測システムが空気調和機の余寿命を予測する動作を示すフローチャート。 劣化情報データベースの構造を示す図。 保全情報データベースの構造を示す図。 (a)利用時間と劣化指数との関係式を示す図。(b)安全域、注意域及び危険域を示す図。(c)利用時間と劣化指数との関係式の信頼限界を示す図。 従来のプログラムにより出力された報告書掲載用のコストグラフ。 従来のプログラムにより出力された報告書掲載用の二酸化炭素排出予測値グラフ。
符号の説明
1 空気調和機の推定コスト計算装置
14 ハードディスク
14f 推定コスト算出アプリケーション
32 ディスプレイ

Claims (21)

  1. 期間(Dt42)と設備機器の理想エネルギー消費量(Dt44)とを関連付けるテーブルである第1関連テーブル(Tm1)を記憶する第1関連テーブル記憶部(14)と、
    前記期間(Dt42)と前記設備機器の能力低下割合(Dt43)とを関連付けるテーブルである第2関連テーブル(Tm1)を記憶する第2関連テーブル記憶部(14)と、
    前記第1関連テーブルと前記第2関連テーブルとにおいて前記期間が一致する前記理想エネルギー消費量と前記能力低下割合とから修正エネルギー消費量(Dt45)を導出し、前記期間と前記修正エネルギー消費量とを関連付けるテーブルである第3関連テーブル(Tm1)を導出する第3関連テーブル導出手段(14f)と、
    前記第3関連テーブルの前記修正エネルギー消費量を利用してエネルギー料金(Dt46)を導出し、前記期間と前記設備機器のエネルギー料金とを関連付けるテーブルである第4関連テーブル(Tm1)を導出する第4関連テーブル導出手段(14f)と、
    を備える、設備機器の推定コスト計算システム(1)。
  2. 前記設備機器の保全・修理コスト情報又は前記設備機器の初期導入コスト情報を記憶する第5情報記憶部(14)と、
    特定の前記設備機器のエネルギー料金に前記設備機器の保全・修理コスト又は前記設備機器の初期導入コストを加算して保全・修理総コスト又は新規設備導入総コストを導出し、前記期間と前記保全・修理総コスト又は前記新規設備導入総コストとを関連付けるテーブルである第6関連テーブル(Tm2)を導出する第6関連テーブル導出手段(14f)と、
    をさらに備える、請求項1に記載の設備機器の推定コスト計算システム。
  3. 前記期間(Dt2)と前記設備機器を構成する要素部品である構成要素部品から得られる情報である構成要素部品情報(Dt3,Dt4)とを関連付けるテーブルである第7関連テーブル(To1)を記憶する第7関連テーブル記憶部(14)と、
    複数の前記第7関連テーブルを利用して前記第1関連テーブル導出する第1関連テーブル導出手段(14f)と、
    をさらに備える、請求項1または2に記載の設備機器の推定コスト計算システム。
  4. 前記第1関連テーブル導出手段は、前記第7関連テーブルにおいて期間が一致する前記構成要素部品情報を下記一次線形式(1):
    (設備機器のエネルギー消費量)=a1x(第1構成要素部品情報)+b1x(第2構成要素部品情報)+c1x(第3構成要素部品情報)+d1x(第4構成要素部品情報)+・・・ (1)
    (ただし、a1,b1,c1,d1,・・・は変換係数である)
    に代入して前記第1関連テーブルを導出する、
    請求項3に記載の設備機器の推定コスト計算システム。
  5. 前記期間(Dt12)と前記設備機器を構成する要素部品である構成要素部品の能力低下割合(Dt13)とを関連付けるテーブルである第8関連テーブル(To2)を記憶する第8関連テーブル記憶部(14)と、
    複数の前記第8関連テーブルを利用して前記第2関連テーブル導出する第2関連テーブル導出手段(14f)と、
    をさらに備える、請求項1から4のいずれかに記載の設備機器の推定コスト計算システム。
  6. 前記第2関連テーブル導出手段は、前記第8関連テーブルにおいて期間が一致する前記構成要素部品の能力低下割合を下記一次線形式(2):
    (設備機器の能力低下割合)=a2x(第11構成要素部品の能力低下割合)+b2x(第12構成要素部品の能力低下割合)+c2x(第13構成要素部品の能力低下割合)+d2x(第14構成要素部品の能力低下割合)+・・・ (2)
    (ただし、a2,b2,c2,d2,・・・は重み付け係数である)
    に代入して前記第2関連テーブルを導出する、
    請求項5に記載の設備機器の推定コスト計算システム。
  7. 前記第4関連テーブル導出手段は、前記第3関連テーブルの前記修正エネルギー消費量に所定の変換係数を乗じて前記エネルギー料金を導出し、第4関連テーブルを導出する、
    請求項1から6のいずれかに記載の設備機器の推定コスト計算システム。
  8. 表示装置(32)と、
    前記期間に対して前記エネルギー料金、前記保全・修理総コスト、および前記新規設備導入総コストの少なくとも1つを前記表示装置にプロットするプロット手段(14f)と、
    をさらに備える、請求項1から7のいずれかに記載の設備機器の推定コスト計算システム。
  9. 期間(Dt42)と設備機器の理想エネルギー消費量(Dt44)とを関連付けるテーブルである第11関連テーブル(Tm1)を記憶する第11関連テーブル記憶部(14)と、
    前記期間(Dt42)と前記設備機器の能力低下割合(Dt43)とを関連付けるテーブルである第12関連テーブル(Tm1)を記憶する第12関連テーブル記憶部(14)と、
    前記第11関連テーブルと前記第12関連テーブルとにおいて前記期間が一致する前記理想エネルギー消費量と前記能力低下割合とから修正エネルギー消費量(Dt45)を導出し、前記期間と前記修正エネルギー消費量とを関連付けるテーブルである第13関連テーブル(Tm1)を導出する第13関連テーブル導出手段(14f)と、
    前記第13関連テーブルの前記修正エネルギー消費量を利用して二酸化炭素排出量(Dt47)を導出し、前記期間と前記二酸化炭素排出量とを関連付けるテーブルである第14関連テーブル(Tm1)を導出する第14関連テーブル導出手段(14f)と、
    を備える、設備機器の推定二酸化炭素排出量計算システム(1)。
  10. 前記期間(Dt2)と前記設備機器を構成する要素部品である構成要素部品から得られる情報である構成要素部品情報(Dt3,Dt4)とを関連付けるテーブルである第17関連テーブル(To1)を記憶する第17関連テーブル記憶部(14)と、
    複数の前記第17関連テーブルを利用して前記第11関連テーブル導出する第11関連テーブル導出手段(14f)と、
    をさらに備える、請求項9に記載の設備機器の推定二酸化炭素排出量計算システム。
  11. 前記第11関連テーブル導出手段は、前記第17関連テーブルにおいて期間が一致する前記構成要素部品情報を下記一次線形式(3):
    (設備機器のエネルギー消費量)=a3x(第21構成要素部品情報)+b3x(第22構成要素部品情報)+c3x(第23構成要素部品情報)+d3x(第24構成要素部品情報)+・・・ (3)
    (ただし、a3,b3,c3,d3,・・・は変換係数である)
    に代入して前記第11関連テーブルを導出する、
    請求項10に記載の設備機器の推定二酸化炭素排出量計算システム。
  12. 前記期間(Dt12)と前記設備機器を構成する要素部品である構成要素部品の能力低下割合(Dt13)とを関連付けるテーブルである第18関連テーブル(To2)を記憶する第18関連テーブル記憶部(14)と、
    複数の前記第18関連テーブルを利用して前記第12関連テーブル導出する第12関連テーブル導出手段(14f)と、
    をさらに備える、請求項9から11のいずれかに記載の設備機器の推定二酸化炭素排出量計算システム。
  13. 前記第12関連テーブル導出手段は、前記第18関連テーブルにおいて期間が一致する前記構成要素部品の能力低下割合を下記一次線形式(4):
    (設備機器の能力低下割合)=a4x(第31構成要素部品の能力低下割合)+b4x(第32構成要素部品の能力低下割合)+c4x(第33構成要素部品の能力低下割合)+d4x(第34構成要素部品の能力低下割合)+・・・ (4)
    (ただし、a4,b4,c4,d4,・・・は重み付け係数である)
    に代入して前記第12関連テーブルを導出する、
    請求項12に記載の設備機器の推定二酸化炭素排出量計算システム。
  14. 前記第14関連テーブル導出手段は、前記第13関連テーブルの前記修正エネルギー消費量に所定の変換係数を乗じて前記二酸化炭素排出量を導出し、第14関連テーブルを導出する、
    請求項9から13のいずれかに記載の設備機器の推定二酸化炭素排出量計算システム。
  15. 表示装置(32)と、
    前記期間に対して前記二酸化炭素排出量を前記表示装置にプロットするプロット手段と、
    をさらに備える、請求項9から14のいずれかに記載の設備機器の推定二酸化炭素排出量計算システム。
  16. 期間(Dt42)と設備機器の理想エネルギー消費量(Dt44)とを関連付けるテーブルである第1関連テーブル(Tm1)と、前記期間(Dt42)と前記設備機器の能力低下割合(Dt43)とを関連付けるテーブルである第2関連テーブル(Tm1)とを利用して前記設備機器にかかると推定されるコストを計算する設備機器の推定コスト計算プログラム(14f)であって、
    コンピュータ(1)に対して、前記第1関連テーブルと前記第2関連テーブルとにおいて前記期間が一致する前記理想エネルギー消費量と前記能力低下割合とから修正エネルギー消費量(Dt45)を導出させ、前記期間と前記修正エネルギー消費量とを関連付けるテーブルである第3関連テーブル(Tm1)を導出させる第3関連テーブル導出モジュールと、
    前記コンピュータに対して、前記第3関連テーブルの前記修正エネルギー消費量を利用してエネルギー料金(Dt46)を導出させ、前記期間と前記設備機器のエネルギー料金とを関連付けるテーブルである第4関連テーブル(Tm1)を導出させる第4関連テーブル導出モジュールと、
    を備える、設備機器の推定コスト計算プログラム(14f)。
  17. 期間(Dt42)と設備機器の理想エネルギー消費量(Dt44)とを関連付けるテーブルである第11関連テーブル(Tm1)と、前記期間(Dt42)と前記設備機器の能力低下割合(Dt43)とを関連付けるテーブルである第12関連テーブル(Tm1)とを利用して設備機器から生じると推定される二酸化炭素の排出量を計算する設備機器の推定二酸化炭素排出量計算プログラム(14f)であって、
    コンピュータ(1)に対して、前記第11関連テーブルと前記第12関連テーブルとにおいて前記期間が一致する前記理想エネルギー消費量と前記能力低下割合とから修正エネルギー消費量(Dt45)を導出させ、前記期間と前記修正エネルギー消費量とを関連付けるテーブルである第13関連テーブル(Tm1)を導出させる第13関連テーブル導出モジュールと、
    前記コンピュータに対して、前記第13関連テーブルの前記修正エネルギー消費量を利用して二酸化炭素排出量(Dt47)を導出させ、前記期間と前記二酸化炭素排出量とを関連付けるテーブルである第14関連テーブル(Tm1)を導出させる第14関連テーブル導出モジュールと、
    を備える、設備機器の推定二酸化炭素排出量計算プログラム(14f)。
  18. 期間と設備機器の理想エネルギー消費量とを関連付けるテーブルである第21関連テーブルを記憶する第21関連テーブル記憶部と、
    前記期間と前記設備機器を使用した場合の前記設備機器の能力低下割合である第1設備能力低下割合とを関連付けるテーブルである第22関連テーブルを記憶する第22関連テーブル記憶部と、
    前記期間と前記設備機器よりも新規な設備機器である新規設備機器の理想エネルギー消費量とを関連付けるテーブルである第24関連テーブルを記憶する第24関連テーブル記憶部と、
    前記期間と前記新規設備機器の能力低下割合である新規設備能力低下割合とを関連付けるテーブルである第25関連テーブルを記憶する第25関連テーブル記憶部と、
    前記設備機器の保全・修理コスト情報を記憶する第26情報記憶部と、
    前記新規設備機器の初期導入コスト情報を記憶する第27情報記憶部と、
    前記第21関連テーブルと前記第22関連テーブルとにおいて前記期間が一致する前記設備機器の前記理想エネルギー消費量と前記第1設備能力低下割合とから前記設備機器の第1修正エネルギー消費量を導出し、前記期間と前記設備機器の前記第1修正エネルギー消費量とを関連付けるテーブルである第28関連テーブルを導出する第28関連テーブル導出手段と、
    前記第24関連テーブルと前記第25関連テーブルとにおいて前記期間が一致する前記新規設備機器の前記理想エネルギー消費量と前記新規設備能力低下割合とから前記新規設備機器の第3修正エネルギー消費量を導出し、前記期間と前記新規設備機器の前記第3修正エネルギー消費量とを関連付けるテーブルである第30関連テーブルを導出する第30関連テーブル導出手段と、
    前記第28関連テーブルの前記第1修正エネルギー消費量を利用して第1エネルギー料金を導出し、前記期間と前記第1エネルギー料金とを関連付けるテーブルである第31関連テーブルを導出する第31関連テーブル導出手段と、
    前記第30関連テーブルの前記第3修正エネルギー消費量を利用して第3エネルギー料金を導出し、前記期間と前記第3エネルギー料金とを関連付けるテーブルである第33関連テーブルを導出する第33関連テーブル導出手段と、
    特定の前記第1エネルギー料金に前記保全・修理コストを加算して保全・修理総コストを導出し、前記期間と前記保全・修理総コストとを関連付けるテーブルである第34関連テーブルを導出する第34関連テーブル導出手段と、
    特定の前記第3エネルギー料金に前記新規設備機器の初期導入コストを加算して新規導入総コストを導出し、前記期間と前記新規導入総コストとを関連付けるテーブルである第35関連テーブルを導出する第35関連テーブル導出手段と、
    を備える、設備機器の推定コスト計算システム(1)。
  19. 期間と設備機器の理想エネルギー消費量とを関連付けるテーブルである第41関連テーブルを記憶する第41関連テーブル記憶部と、
    前記期間と前記設備機器を使用した場合の前記設備機器の能力低下割合である第1設備能力低下割合とを関連付けるテーブルである第42関連テーブルを記憶する第42関連テーブル記憶部と、
    前記期間と前記設備機器よりも新規な設備機器である新規設備機器の理想エネルギー消費量とを関連付けるテーブルである第44関連テーブルを記憶する第44関連テーブル記憶部と、
    前記期間と前記新規設備機器の能力低下割合である新規設備能力低下割合とを関連付けるテーブルである第45関連テーブルを記憶する第45関連テーブル記憶部と、
    前記第41関連テーブルと前記第42関連テーブルとにおいて前記期間が一致する前記設備機器の前記理想エネルギー消費量と前記第1設備能力低下割合とから前記設備機器の第1修正エネルギー消費量を導出し、前記期間と前記設備機器の前記第1修正エネルギー消費量とを関連付けるテーブルである第46関連テーブルを導出する第46関連テーブル導出手段と、
    前記第44関連テーブルと前記第45関連テーブルとにおいて前記期間が一致する前記新規設備機器の前記理想エネルギー消費量と前記新規設備能力低下割合とから第3修正エネルギー消費量を導出し、前記期間と前記第3修正エネルギー消費量とを関連付けるテーブルである第48関連テーブルを導出する第48関連テーブル導出手段と、
    前記第46関連テーブルの前記第1修正エネルギー消費量を利用して第1二酸化炭素排出量を導出し、前記期間と前記第1二酸化炭素排出量とを関連付けるテーブルである第49関連テーブルを導出する第49関連テーブル導出手段と、
    前記第48関連テーブルの前記第3修正エネルギー消費量を利用して第3二酸化炭素排出量を導出し、前記期間と前記第3二酸化炭素排出量とを関連付けるテーブルである第51関連テーブルを導出する第51関連テーブル導出手段と、
    を備える、設備機器の推定二酸化炭素排出量計算システム(1)。
  20. 期間と設備機器の理想エネルギー消費量とを関連付けるテーブルである第21関連テーブル、前記期間と前記設備機器を使用した場合の前記設備機器の能力低下割合である第1設備能力低下割合とを関連付けるテーブルである第22関連テーブル、前記期間と前記設備機器よりも新規な設備機器である新規設備機器の理想エネルギー消費量とを関連付けるテーブルである第24関連テーブル、前記期間と前記新規設備機器の能力低下割合である新規設備能力低下割合とを関連付けるテーブルである第25関連テーブル、前記設備機器の保全・修理コスト、および前記新規設備機器の初期導入コストを利用して前記設備機器および前記新規設備機器にかかると推定されるコストを計算する設備機器の推定コスト計算プログラム(14f)であって、
    コンピュータに対して、前記第21関連テーブルと前記第22関連テーブルとにおいて前記期間が一致する前記設備機器の前記理想エネルギー消費量と前記第1設備能力低下割合とから前記設備機器の第1修正エネルギー消費量を導出させ、前記期間と前記設備機器の前記第1修正エネルギー消費量とを関連付けるテーブルである第28関連テーブルを導出させる第28関連テーブル導出モジュールと、
    前記コンピュータに対して、前記第24関連テーブルと前記第25関連テーブルとにおいて前記期間が一致する前記新規設備機器の前記理想エネルギー消費量と前記新規設備能力低下割合とから第3修正エネルギー消費量を導出させ、前記期間と前記新規設備機器の前記第3修正エネルギー消費量とを関連付けるテーブルである第30関連テーブルを導出させる第30関連テーブル導出モジュールと、
    前記コンピュータに対して、前記第28関連テーブルの前記第1修正エネルギー消費量を利用して第1エネルギー料金を導出させ、前記期間と前記第1エネルギー料金とを関連付けるテーブルである第31関連テーブルを導出させる第31関連テーブル導出モジュールと、
    前記コンピュータに対して、前記第30関連テーブルの前記第3修正エネルギー消費量を利用して第3エネルギー料金を導出させ、前記期間と前記第3エネルギー料金とを関連付けるテーブルである第33関連テーブルを導出させる第33関連テーブル導出モジュールと、
    前記コンピュータに対して、特定の前記第1エネルギー料金に前記設備機器の保全・修理コストを加算して保全・修理総コストを導出させ、前記期間と前記保全・修理総コストとを関連付けるテーブルである第34関連テーブルを導出させる第34関連テーブル導出モジュールと、
    前記コンピュータに対して、特定の前記第3エネルギー料金に前記新規設備機器の初期導入コストを加算して新規導入総コストを導出させ、前記期間と前記新規導入総コストとを関連付けるテーブルである第35関連テーブルを導出させる第35関連テーブル導出モジュールと、
    を備える、設備機器の推定コスト計算プログラム(14f)。
  21. 期間と設備機器の理想エネルギー消費量とを関連付けるテーブルである第41関連テーブル、前記期間と前記設備機器を使用した場合の能力低下割合である第1設備能力低下割合とを関連付けるテーブルである第42関連テーブル、前記期間と前記設備機器よりも新規な設備機器である新規設備機器の理想エネルギー消費量とを関連付けるテーブルである第44関連テーブル、および前記期間と前記新規設備機器の能力低下割合である新規設備能力低下割合とを関連付けるテーブルである第45関連テーブルを利用して前記設備機器および前記新規設備機器から生じると推定される二酸化炭素の排出量を計算する設備機器の推定二酸化炭素排出量計算プログラム(14f)であって、
    コンピュータに対して、前記第41関連テーブルと前記第42関連テーブルとにおいて前記期間が一致する前記設備機器の前記理想エネルギー消費量と前記第1設備能力低下割合とから前記設備機器の第1修正エネルギー消費量を導出させ、前記期間と前記設備機器の前記第1修正エネルギー消費量とを関連付けるテーブルである第46関連テーブルを導出させる第46関連テーブル導出モジュールと、
    前記コンピュータに対して、前記第44関連テーブルと前記第45関連テーブルとにおいて前記期間が一致する前記新規設備機器の前記理想エネルギー消費量と前記新規設備能力低下割合とから第3修正エネルギー消費量を導出させ、前記期間と前記第3修正エネルギー消費量とを関連付けるテーブルである第48関連テーブルを導出させる第48関連テーブル導出モジュールと、
    前記コンピュータに対して、前記第46関連テーブルの前記第1修正エネルギー消費量を利用して第1二酸化炭素排出量を導出させ、前記期間と前記第1二酸化炭素排出量とを関連付けるテーブルである第49関連テーブルを導出させる第49関連テーブル導出モジュールと、
    前記コンピュータに対して、前記第48関連テーブルの前記第3修正エネルギー消費量を利用して第3二酸化炭素排出量を導出させ、前記期間と前記第3二酸化炭素排出量とを関連付けるテーブルである第51関連テーブルを導出させる第51関連テーブル導出モジュールと、
    を備える、設備機器の推定二酸化炭素排出量計算プログラム(14f)。
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