JP2008044854A - 植物成長活性剤およびその植物成長活性剤を用いた植物生育方法 - Google Patents

植物成長活性剤およびその植物成長活性剤を用いた植物生育方法 Download PDF

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Abstract

【課題】リン酸やカルシウムを農作物等の植物に効率良く吸収させることにより農作物等の植物の成長を促進させる。
【解決手段】本発明の植物成長活性剤には少なくとも塩基性3リン酸5カルシウム(Ca(POOH)と有機酸とが含まれており、植物成長活性剤は農作物の葉面に散布して使用する。塩基性3リン酸5カルシウム中のリン酸は金属類と反応せずほぼ全てを有効態リン酸として農作物に利用される。また、塩基性3リン酸5カルシウム中のカルシウムはイオン化された態様で農作物に吸収される。イオン化されたカルシウムが吸収される度合いは非常に高いため、農作物は効率良くカルシウムを植物成長活性剤から吸収する。有機酸のキレート化作用により吸収されやすくなっている塩基性3リン酸5カルシウムは、リン酸の肥効とカルシウムによる細胞間組織強化作用により植物の成長を促進する。
【選択図】なし

Description

本発明は、天候不順その他の障害に関わらず、農作物等の植物の成長を促進させる植物成長活性剤に関し、特に農作物等の植物の葉面に散布等することによって農作物等の植物の成長を促進させる植物成長活性剤、および、その植物成長活性剤を用いた植物生育方法に関する。
近年、肥料の3大要素である窒素、リン酸、カリウムを適当な割合で含んだ肥料が広く使用されている。そして、農作物の栽培において健全な生育を確保したり、農作物の生産性の向上のため、さらにより良い肥料として3大要素に他の成分を含ませた固形複合肥料や液状複合肥料が提案されている。例えば、3大要素である窒素、リン酸、カリウムに油ヤシの実からパーム油を製造する際に排出するパーム油廃液およびカルシウムを添加した肥料が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平08−165185号公報(段落0013)
しかしながら、農作物の生産性向上のために上記のような肥料の施用量を多くしても、上記のような肥料に含まれるリン酸成分は、土壌中に存在するアルミニウム、鉄、石灰等と結合して農作物が吸収できない形態に変化(以下、非有効化変化と呼ぶ。)してしまう。このため、実際に農作物に利用されるリン酸成分の量は非常に少ない。また、気候の変動による低温障害、日照不足、風害、霜害、湿害などは、肥料の施用量を増やしても対処できない。
また、カルシウムは農作物の細胞組織にとって重要な養分であるが、農作物の根からは吸収されにくい。さらに土壌が酸性化すると、農作物のカルシウム吸収不良も起こる。
そこで、本発明は、リン酸やカルシウムを農作物等の植物に効率良く吸収させることにより農作物等の植物の成長を促進させる植物成長活性剤およびその植物成長活性剤を用いた植物生育方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、本発明の植物成長活性剤は、塩基性3リン酸5カルシウムおよび有機酸を含んだことを特徴とするものである。これにより、リン酸やカルシウムを農作物等の植物に効率良く吸収させて農作物等の植物の成長を促進させる作用をもたらす。
また、本発明の植物成長活性剤において、上記有機酸は、少なくともクエン酸を含んでいることを特徴とするものである。これにより、農作物等の植物において生成される有機酸のうち一番多く生成されるクエン酸を別途農作物等の植物に吸収させることにより農作物等の植物において用いることができる有機酸の量を増大させる作用をもたらす。
また、本発明の植物成長活性剤において、上記植物成長活性剤に糖類をさらに含ませたことを特徴とするものである。これにより、農作物等の植物に糖類が吸収されてブドウ糖に変わり、農作物等の植物において用いることができるブドウ糖の量および農作物等の植物において蓄積されるブドウ糖の蓄積量を増大させる作用をもたらす。
また、本発明の植物成長活性剤において、上記糖類は、オリゴ糖であることを特徴とするものである。これにより、農作物等の植物に効率良く糖類を吸収させるという作用をもたらす。
また、本発明の植物成長活性剤において、上記植物成長活性剤にアミノ酸をさらに含ませたことを特徴とするものである。これにより、農作物等の植物にアミノ酸が吸収されて、農作物等の植物において用いることができるアミノ酸の量を増大させる作用をもたらす。
また、本発明の植物成長活性剤において、上記アミノ酸は、鰊から抽出されたアミノ酸であることを特徴とするものである。これにより、農作物等の植物にアミノ酸が吸収されて、農作物等の植物において用いることができるアミノ酸の量を増大させるとともに農作物に起こるいわゆる成り疲れを防ぐ作用をもたらす。
また、本発明の植物成長活性剤において、上記植物成長活性剤にサイトカイニンをさらに含ませたことを特徴とするものである。これにより、農作物に起こるいわゆる成り疲れを防ぐ作用をもたらす。
また、本発明の植物生育方法は、塩基性3リン酸5カルシウムおよび有機酸を含んだ植物成長活性剤を上記植物の葉面に散布して植物を生育することを特徴とするものである。これにより、リン酸やカルシウムを農作物等の植物に効率良く吸収させて農作物等の植物
成長を促進させる作用をもたらす。
本発明によれば、リン酸やカルシウムを農作物等の植物に効率良く吸収させることにより農作物等の植物の成長を促進させることができるという優れた効果を奏し得る。
次に本発明の植物成長活性剤について詳細に説明する。
本発明の植物成長活性剤には、少なくとも塩基性3リン酸5カルシウム(Ca(POOH)と有機酸とが含まれている。本発明の植物成長活性剤は、例えば農作物の葉面に散布することによって使用する。なお、本発明における植物成長活性剤とは、天候不順その他の障害に関わらず、農作物等の植物の成長を促進させる組成物をいうものとする。
[塩基性3リン酸5カルシウムにおけるリン酸の作用]
本発明の植物成長活性剤に含まれる塩基性3リン酸5カルシウムは、3つのリン酸と5つのカルシウムとが結合された形になっており、イオン化されたリン酸カルシウムである。本発明の植物成長活性剤に含まれる塩基性3リン酸5カルシウムにおけるリン酸は、他の金属類と結合しない性質を持つ。
したがって、本発明の植物成長活性剤に含まれる塩基性3リン酸5カルシウムにおけるリン酸は、全て農作物が利用可能な態様で存在することになる。このため、肥料に含まれるリン酸が金属類との結合により非有効化変化して、肥料からリン酸を吸収することができなくなっても、本発明の植物成長活性剤を農作物の葉面に散布することにより、農作物は自身の葉面からリン酸を吸収することができる。
そして、リン酸が農作物により吸収されるとリン酸の肥効により農作物の発根作用が活発になるが、本発明の植物成長活性剤を農作物の葉面に散布すると、上記述べたように農作物は自身の葉面からリン酸を吸収することができるため、農作物の発根作用がより活発化して農作物の成長が促進される。発根作用が活発すると農作物の毛根量が増大するため、農作物の毛根の先端において生成されるサイトカイニン(老化防止ホルモン)の生成量も増大する。
このサイトカイニンの効果により、例えば果菜類に起こりがちないわゆる成り疲れが解消され、果菜類の収穫量が増すことになる。なお、本発明の植物成長活性剤において上記の成分以外にさらに別途サイトカイニンも含めると、より一層果菜類の成り疲れを解消することができる。この結果、果菜類の収穫量がより一層増すことになる。また、農作物の毛根量が増大すると農作物の毛根から吸収される肥料の吸収量も増大するため、農作物の食味および栄養価も向上する。
[塩基性3リン酸5カルシウムにおけるカルシウムの作用]
本発明の植物成長活性剤に含まれる塩基性3リン酸5カルシウムにおけるカルシウムは、イオン化された態様で農作物に吸収される。イオン化されたカルシウムの吸収率は非常に高い。なお、カルシウムの吸収率とは、所定の対象物におけるカルシウムの吸収されやすさの度合いを言うものとする。
ある農学博士の発表した実験の結果によると、イオン化されたカルシウムの吸収率は約83%になるとされている。炭酸カルシウム等の他のカルシウムにおいては一般的に吸収率が約20%と言われている。そして、現在カルシウムの吸収率が一番高いとされているのが牛乳に含まれるカルシウムであり、その牛乳に含まれるカルシウムの吸収率は約50%である。牛乳に含まれるカルシウムの吸収率に比べてもイオン化されたカルシウムの吸収率は非常に高い。
塩基性3リン酸5カルシウムが農作物に吸収されると、塩基性3リン酸5カルシウム中のカルシウムは農作物の細胞間組織を形成するペクチン酸と結合してペクチン酸カルシウムとなり、細胞間の結合状態を強固にする。そして、塩基性3リン酸5カルシウムを含ませた本発明の植物成長活性剤を農作物の葉面に散布等して使用すると、カルシウムを農作物に効率良く吸収させることができる。これにより、農作物の内部組織がより強化されるため、農作物の日持ちがより良くなる。
[有機酸の作用]
本発明の植物成長活性剤に含まれる有機酸は、塩基性3リン酸5カルシウムをキレート化する。その結果、塩基性3リン酸5カルシウムは農作物に吸収されやすくなる。これにより、上記説明した塩基性3リン酸5カルシウムによる効果がより一層農作物に反映されることになる。なお、本発明の植物成長活性剤に含まれる有機酸として、例えばクエン酸、プロピオン酸、酪酸、酢酸等が想定されるがこれに限るものではない。
本発明の植物成長活性剤に含まれる有機酸は、上記キレート化作用の他に以下に述べる効果がある。一般的に農作物はデンプンを使って約11種類の有機酸を生成する。そして、その有機酸としては、クエン酸、プロピオン酸、酪酸、酢酸等が挙げられる。農作物において生成される有機酸のうちの約50%はクエン酸であり、その他多く生成される有機酸はプロピオン酸、酪酸、酢酸等である。これらの有機酸は、農作物内に取り入れられた硝酸態窒素と結合して約22種類のアミノ酸を生成する。これらのアミノ酸を多数連鎖させてタンパク質を合成して農作物の体が作られる。これにより、農作物は成長する。
本発明の植物成長活性剤に含ませる有機酸として、少なくともクエン酸を含ませることが想定される。上記述べたように、農作物において生成される有機酸のうちの約50%はクエン酸であるため、クエン酸は農作物に吸収させて補充されるべき必須成分と言えるからである。さらに、プロピオン酸、酪酸および酢酸を本発明の植物成長活性剤に含ませれば、農作物に生成される約11種類の有機酸の全てを本発明の植物成長活性剤に含ませなくても、この4種類の有機酸により農作物に生成される有機酸の大部分を補充することができる。
本発明の植物成長活性剤に含まれる有機酸として、クエン酸、プロピオン酸、酪酸および酢酸を用いた場合、農作物内に取り入れられた硝酸態窒素は、農作物がデンプンより生成したクエン酸、プロピオン酸、酪酸、酢酸等の有機酸(以下、農作物生成有機酸と呼ぶ。)および農作物の葉面から吸収された本発明の植物成長活性剤に含まれるクエン酸、プロピオン酸、酪酸、酢酸(以下、活性剤含有有機酸と呼ぶ。)を原料としてアミノ酸の生成およびタンパク質の合成を行う。
すなわち、活性剤含有有機酸もアミノ酸の生成に寄与することになる。このため、農作物における農作物生成有機酸の生成は抑えられ、農作物生成有機酸の生成量が低減される。これにより、有機酸の生成の際に用いられるデンプンの消費量を低減することができ、多くのデンプンを農作物の成長に用いることができる。
また、農作物は窒素肥料から窒素を硝酸態窒素の形で吸収するが、農作物の生産性向上のために窒素肥料の施用量を多くすると農作物に蓄積される硝酸態窒素は多くなる。硝酸態窒素は、人体に悪影響を及ぼすため、農作物に蓄積される硝酸態窒素の量を低減させる必要がある。一方、農作物に蓄積される硝酸態窒素を低減させるために窒素肥料の施用量を少なくすると農作物の生産性が低下する。活性剤含有有機酸は、以上の問題点も解決する。
すなわち、本発明の植物成長活性剤を農作物の葉面に散布すると、活性剤含有有機酸は農作物に吸収される。そして、上記述べたように農作物生成有機酸および活性剤含有有機酸の両方の有機酸によりアミノ酸の生成およびタンパク質の合成が行われる。その結果、有機酸と反応する農作物内の硝酸態窒素の量は増大することになり、農作物に蓄積される硝酸態窒素の量が低減されることになる。
さらに、日照不足等で農作物の光合成代謝が不十分になると、農作物において生成されるデンプンの生成量が少なくなる。農作物において生成されるデンプンの生成量が少なくなると、デンプンを使って生成される農作物生成有機酸の生成量も低減する。このような場合でも本発明の植物成長活性剤を農作物の葉面に散布すると、農作物に所定の有機酸を補充することができるため、農作物におけるアミノ酸の生成や根酸の生成等は問題なく行われる。
以上のように、本発明の植物成長活性剤に含まれる有機酸は、キレート化作用により塩基性3リン酸5カルシウムによる農作物成長促進作用を一層促進させる。また、本発明の植物成長活性剤に含まれる有機酸は、上記説明したキレート化作用以外の作用による有機酸独自の農作物成長促進作用があり、塩基性3リン酸5カルシウムによる農作物成長促進作用と相俟って農作物の成長をより一層促進させる。
[糖類の作用]
本発明の植物成長活性剤に塩基性3リン酸5カルシウムおよび有機酸の他に糖類を含ませても良い。日照不足等で農作物の光合成代謝が不十分になると、農作物において生成されるブドウ糖の生成量が低減する。そして、ブドウ糖は農作物の成長のために用いられ、その結果、農作物における糖分含有量は少なくなる。
本発明の植物成長活性剤に糖類を含ませると、農作物が自身の葉面からその糖類を吸収して農作物内でその糖類をブドウ糖へ変換させる。これにより、農作物におけるブドウ糖の生成量が低減しても、本発明の植物成長活性剤を農作物の葉面に散布すれば、農作物は十分な量のブドウ糖を確保することができる。この結果、農作物においてブドウ糖が農作物自身の成長のために用いられても、十分な糖分含有量を持った農作物が生成されることになる。
以上のように、本発明の植物成長活性剤に糖類を含ませると、塩基性3リン酸5カルシウムおよび有機酸による農作物の成長促進作用と相俟って、日照不足等で農作物の光合成代謝が不十分な場合でも農作物の成長を促進させる効果がある。
本発明の植物成長活性剤に含ませる糖類として、例えばオリゴ糖が想定されるがこれに限るものではない。なお、オリゴ糖は超微分子な分子構造をしている。このため、本発明の植物成長活性剤に含ませる糖類としてオリゴ糖を用いた場合、農作物の葉面における糖類の吸収率が高くなり、農作物はたくさんの糖類を吸収することができる。
[アミノ酸の作用]
本発明の植物成長活性剤に塩基性3リン酸5カルシウムおよび有機酸の他にアミノ酸を含ませても良い。なお、本発明の植物成長活性剤に含ませるアミノ酸として、以下に示す24種類のアミノ酸が想定されるが、これに限るものではない。すなわち、24種類のアミノ酸のうちのいずれかを選択して本発明の植物成長活性剤に含ませても良いし、また別の種類のアミノ酸を用いても良い。
上記述べた本発明の植物成長活性剤に含ませる24種類のアミノ酸は、グルタミン酸、グリシン、アスパラギン酸、アラニン、セリン、バリン、メチオニン、シスチン、ロイシン、イソロイシン、フェニルアラニン、チロシン、アルギニン、リジン、プロリン、γアミノ酢酸、スレオニン、タウリン、フォスフォセリン、アミノ酪酸、ヒスチジン、オルチニン、エタノールアミノ、ハイドロキシプロである。
なお、上記示したアミノ酸は、鰊から抽出したアミノ酸に含まれるアミノ酸である。鰊から抽出したアミノ酸は、農作物が生成する22種類のアミノ酸のうち16種類を含有している。その16種類のアミノ酸は、グルタミン酸、グリシン、アスパラギン酸、アラニン、セリン、バリン、メチオニン、シスチン、ロイシン、イソロイシン、フェニルアラニン、チロシン、アルギニン、リジン、プロリン、γアミノ酢酸である。鰊から抽出したアミノ酸を本発明の植物成長活性剤に含ませた場合、本発明の植物成長活性剤が農作物の葉面から吸収されると農作物が生成する22種類のアミノ酸のうち16種類を農作物に補充することになる。
農作物において生成されるアミノ酸には、農作物の食味を向上させる効果の他に、農作物の生理機能を活性化させる効果がある。農作物が天候不順等の障害を受けても、農作物が生成する例えば、プロリン等のアミノ酸の効果により農作物の成長が促進される。なお、プロリンは花粉を形成する上で必要不可欠なアミノ酸で、農作物の着花促進や子実果実作りに重要な役割を果たすアミノ酸である。
鰊から抽出したアミノ酸を含んだ本発明の植物成長活性剤を農作物の葉面に散布すると、農作物自身が生成する22種類のアミノ酸のうち16種類を農作物に補充することになるため、農作物の食味が向上するとともに農作物の生理機能が一層活性化することになる。その結果、農作物の成長が促進することになる。
また、鰊から抽出したアミノ酸にはサイトカイニンが大量に含まれている。このため、鰊から抽出したアミノ酸を含んだ本発明の植物成長活性剤を農作物の葉面に散布すると、農作物にサイトカイニンが供給されることになる。このサイトカイニンの効果により、農作物に起こるいわゆる成り疲れが解消され、農作物の収穫量が増すことになる。
以上のように、本発明の植物成長活性剤にアミノ酸を含ませると、塩基性3リン酸5カルシウムおよび有機酸による農作物成長促進作用と相俟って、日照不足等で農作物の光合成代謝が不十分な場合でも農作物の成長を促進させる効果がある。
次に、本発明の植物成長活性剤を具体的な実施例を用いて説明する。なお、本発明の植物成長活性剤の具体的な実施例は、本発明を具現化するための一例を示したものであり、これに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変形を施すことができる。
[第1の実施例]
本発明の第1の実施例における植物成長活性剤は、塩基性3リン酸5カルシウム1重量部に対して、クエン酸を1重量部、プロピオン酸、酪酸および酢酸を0.02〜0.10重量部、鰊から抽出したアミノ酸液の中に24種類のアミノ酸を10%含有させたアミノ酸液を1重量部、オリゴ糖を1重量部、マグネシウム、カリウム、鉄、亜鉛、硫黄およびナトリウムを0.005〜0.7重量部混合することにより調合されたものである。
[第2の実施例]
本発明の第2の実施例における植物成長活性剤は、塩基性3リン酸5カルシウム1重量部に対して、クエン酸を1重量部、プロピオン酸、酪酸および酢酸を0.02〜0.10重量部、鰊から抽出したアミノ酸液の中に24種類のアミノ酸を10%含有させたアミノ酸液を2重量部、オリゴ糖を2重量部、マグネシウム、カリウム、鉄、亜鉛、硫黄およびナトリウムを0.005〜0.7重量部混合することにより調合されたものである。
[第3の実施例]
本発明の第3の実施例における植物成長活性剤は、塩基性3リン酸5カルシウム1重量部に対して、クエン酸を1重量部、プロピオン酸、酪酸および酢酸を0.02〜0.10重量部、鰊から抽出したアミノ酸液の中に24種類のアミノ酸を10%含有させたアミノ酸液を3重量部、オリゴ糖を3重量部、マグネシウム、カリウム、鉄、亜鉛、硫黄およびナトリウムを0.005〜0.7重量部混合することにより調合されたものである。なお、本発明の第1の実施例乃至第3の実施例において鰊から抽出したアミノ酸液には、上記説明したように所定量のサイトカイニンが含まれる。
以下において、上記本発明の実施例のうち本発明の第1の実施例における植物成長活性剤を用いて行った試験およびその結果について説明する。
図1は、本発明の第1の実施例の植物成長活性剤を用いて白菜の育苗生育試験を行った際の結果を示す図である。白菜の育苗生育試験は、所定の育苗期間における白菜の苗の生育度を見る試験である。具体的には、以下のようにして白菜の育苗生育試験を行った。
ビニールハウス内に約数百本の白菜の苗を植え、約数百本の白菜の苗のうちの約半数の白菜の苗の葉面に本発明の第1の実施例の植物成長活性剤を散布して、約1ヶ月間(育苗期間)、本発明の第1の実施例の植物成長活性剤を散布した白菜の苗と散布していない白菜の苗との生育度を観察した。
そして、約1ヵ月後(育苗期間経過後)に本発明の第1の実施例の植物成長活性剤を散布した白菜の苗および散布していない白菜の苗をそれぞれ10本ずつビニールハウス内から無作為に取り出した。白菜の育苗生育試験の結果は、ビニールハウス内からそれぞれ10本ずつ無作為に取り出した本発明の第1の実施例の植物成長活性剤を散布した白菜の苗および散布していない白菜の苗の葉数(枚)、白菜の苗の最大葉長(cm)、白菜の苗の地上部分の体重である地上部体重(g)、白菜の苗の根の根重(g)として得られた。
図1(a)は、葉面に本発明の第1の実施例の植物成長活性剤を散布した白菜の苗の育苗生育試験の結果を示す図である。なお、図1(a)における項目の「白菜の苗番号」は、ビニールハウス内から10本無作為に取り出した本発明の第1の実施例の植物成長活性剤を散布した白菜の苗のそれぞれに付された番号を表すものであり、白菜の苗番号1から白菜の苗番号10まである。そして、図1(a)には、葉面に本発明の第1の実施例の植物成長活性剤を散布した白菜の苗の育苗生育試験の結果として、白菜の苗番号1乃至10が付された白菜の苗それぞれの苗の葉数(枚)、白菜の苗の最大葉長(cm)、白菜の苗の地上部分の体重である地上部体重(g)、白菜の苗の根の根重(g)が示されている。
図1(a)からわかるように、白菜の苗番号1乃至10が付された白菜の苗の平均葉数は、8.2枚である。また、白菜の苗番号1乃至10が付された白菜の苗の平均最大葉長は、13.85cmである。また、白菜の苗番号1乃至10が付された白菜の苗の平均地上部体重は、5.39gである。また、白菜の苗番号1乃至10が付された白菜の苗の平均根重は、1.33gである。
図1(b)は、葉面に本発明の第1の実施例の植物成長活性剤を散布しなかった白菜の苗の育苗生育試験の結果を示す図である。図1(b)に示された葉面に本発明の第1の実施例の植物成長活性剤を散布しなかった白菜の苗の育苗生育試験の結果も、図1(a)の場合と同様の手法で示されているため、図1(b)の詳細な説明は省略する。なお、葉面に本発明の第1の実施例の植物成長活性剤を散布しなかった白菜の苗に付された白菜の苗番号は、白菜の苗番号11乃至20である。
図1(b)からわかるように、白菜の苗番号11乃至20が付された白菜の苗の平均葉数は、6.8枚である。また、白菜の苗番号11乃至20が付された白菜の苗の平均最大葉長は、10.73cmである。また、白菜の苗番号11乃至20が付された白菜の苗の平均地上部体重は、3.17gである。また、白菜の苗番号11乃至20が付された白菜の苗の平均根重は、1.01gである。
上記育苗生育試験の結果を見ると、葉面に本発明の第1の実施例の植物成長活性剤を散布した白菜の苗は、葉面に本発明の第1の実施例の植物成長活性剤を散布しなかった白菜の苗に比べて平均葉数が約1.21倍多くなり、平均最大葉長が約1.29倍大きくなり、平均地上部体重が約1.70倍重くなり、平均根重が約1.32倍重くなった。
以上の結果より、本発明の第1の実施例の植物成長活性剤を農作物の葉面に散布すると、農作物の成長が促進して農作物の生育度が向上することがわかる。
図2は、本発明の第1の実施例の植物成長活性剤を葉面に散布して生育した玉ネギの食味向上試験の結果を示すものである。分析試験項目は、玉ネギに含まれるアルギニン、リジン、ヒスチジン、フェニルアラニン、チロシン、ロイシン、イソロイシン、メチオニン、バリン、アラニン、グリシン、プロリン、グルタミン酸、セリン、スレオニン、アスパラギン酸、トリプトファン、シスチンの含有量(以下、玉ネギのアミノ酸成分含有量と呼ぶ。)である。
五丁日本食品標準成分表の欄の分析結果は、科学技術庁資源調査会発表の通常の玉ネギのアミノ酸成分含有量である。スーパー北もみじの欄の分析結果は、化学肥料100%の元肥の圃場において、本発明の第1の実施例の植物成長活性剤を葉面散布して生育した玉ネギのアミノ酸成分含有量である。北もみじ2000の欄の分析結果は、化学肥料100%の元肥の圃場に、さらに有機物であるナタネ粕および鶏糞が投入された圃場において、本発明の第1の実施例の植物成長活性剤を葉面散布して生育した玉ネギのアミノ酸成分含有量である。なお、スーパー北もみじおよび北もみじ2000における分析結果は、財団法人日本食品分析センターにおける分析試験成績である。
図2の玉ネギの食味向上試験の結果中の五丁日本食品標準成分表の欄の分析結果によると、通常の玉ネギのアミノ酸成分含有量の総量は、725mg/100gである。スーパー北もみじの欄の分析結果によると、化学肥料100%の元肥の圃場において、本発明の第1の実施例の植物成長活性剤を葉面散布して生育した玉ネギのアミノ酸成分含有量の総量は、851mg/100gである。北もみじ2000の欄の分析結果によると、化学肥料100%の元肥の圃場に、さらに有機物であるナタネ粕および鶏糞が投入された圃場において、本発明の第1の実施例の植物成長活性剤を葉面散布して生育した玉ネギのアミノ酸成分含有量の総量は、1072mg/100gである。
それぞれの玉ネギのアミノ酸成分含有量の総量を比べると、スーパー北もみじにおける玉ネギのアミノ酸成分含有量の総量は、通常の玉ネギのアミノ酸成分含有量の総量の約1.17倍ある。すなわち、化学肥料100%の元肥の圃場において、本発明の第1の実施例の植物成長活性剤を玉ネギに葉面散布して生育すると、玉ネギのアミノ酸成分含有量の総量は増大して玉ネギの食味が向上することになる。
一方、北もみじ2000における玉ネギのアミノ酸成分含有量の総量は、通常の玉ネギのアミノ酸成分含有量の総量の約1.48倍ある。すなわち、化学肥料100%の元肥の圃場に、さらに有機物であるナタネ粕および鶏糞が投入された圃場において、本発明の第1の実施例の植物成長活性剤を玉ネギに葉面散布して生育すると、玉ネギのアミノ酸成分含有量の総量はさらに増大して、玉ネギの食味がさらに向上することとなる。
表1は、試験区1乃至4において生育したほうれん草の硝酸態窒素濃度試験の結果を示すものである。
Figure 2008044854
試験区1では、所定の肥料を用いた場所で本発明の第1の実施例の植物成長活性剤をほうれん草の葉面に散布してほうれん草を生育した。試験区2乃至4では、所定の肥料を用いた場所で本発明の第1の実施例の植物成長活性剤をほうれん草の葉面に散布せずにほうれん草を生育した。
試験区1において生育されたほうれん草の硝酸態窒素の濃度と試験区2乃至4において生育されたほうれん草の硝酸態窒素の濃度とを比べると、試験区1において生育されたほうれん草の硝酸態窒素の濃度は、試験区2および4において生育されたほうれん草の硝酸態窒素の濃度の約1/2である。また、試験区1において生育されたほうれん草の硝酸態窒素の濃度は、試験区3において生育されたほうれん草の硝酸態窒素の濃度の約1/3である。
上記に示した表1のほうれん草の硝酸態窒素濃度試験の結果からわかるように、本発明の第1の実施例の植物成長活性剤を農作物の葉面に散布すると、農作物の硝酸態窒素の濃度が顕著に低下することがわかる。
図3は、本発明の第1の実施例の植物成長活性剤を葉面散布した農作物の収穫量の試験を行った際の結果を示すグラフである。対象農作物は、トマト、キュウリ、ピーマン、ナス、シシトウ、オクラ等である。また、農作物の収穫量の試験は、北海道および東北地方において行われたものである。
なお、図3におけるグラフの実線は、本発明の第1の実施例の植物成長活性剤を葉面散布した農作物の収穫量(以下、植物成長活性剤収穫量と呼ぶ。)を示すものであり、図3におけるグラフの点線は、本発明の第1の実施例の植物成長活性剤を葉面散布していない農作物の収穫量(以下、従来収穫量と呼ぶ。)を示すものである。
5月〜9月までの収穫前期の収穫量を見ると植物成長活性剤収穫量は、従来収穫量に比べてかなり増えている。このようになった要因はいろいろあるが、その要因の一つに本発明の第1の実施例の植物成長活性剤の使用により花粉、発芽を作るアミノ酸のプロリンが農作物に多く供給される点が挙げられる。その結果、着蕾数、着花数が増加して5月〜9月までの収穫前期における植物成長活性剤収穫量が増大する。
9月以降の収穫後期においては、外気温の低下とともに従来収穫量は著しく低下し始めたのに対して、植物成長活性剤収穫量は緩やかに低下し始める。これは、日照不足および低温時においても、本発明の第1の実施例の植物成長活性剤に含まれる塩基性3リン酸5カルシウム、クエン酸、プロピオン酸、酪酸および酢酸等の有機酸、オリゴ糖等の糖類、アミノ酸等の代謝系生成物質を農作物において利用できるため、農作物の肥大率の向上と変形果の減少により収穫量が従来よりも増大するからである。
また、従来の農業技術では、例えばトマトにおいては外気温の変化とともにカルシウムの吸収率が低下して裂果の発生率が高かった。このため、従来収穫量は著しく低下していた。本発明の第1の実施例の植物成長活性剤をトマトの葉面に散布すると、キレート化された塩基性3リン酸5カルシウム中のカルシウムがトマトに効率良く吸収され、その結果トマトの裂果の発生率が低減され、製品の歩留まりが向上する。このため、植物成長活性剤収穫量は著しく低下することはなく緩やかに低下し始める。
さらに、本発明の第1の実施例の植物成長活性剤に含まれるサイトカイニンの効果により農作物の成り疲れが防止されることになり、この点も9月以降の収穫後期において植物成長活性剤収穫量を著しく低下させない要因になっている。
図3に示した収穫量の試験のグラフは、北海道および東北地方で行った収穫量の試験であるが、四国や九州方面の秋、冬および春先の日照不足の時期や低温時期にも、本発明の植物成長活性剤を使用すれば、従来よりも収穫量が増大すると推測できる。
このように、本発明の実施の形態によれば、塩基性3リン酸5カルシウムと有機酸との相乗効果により、リン酸およびカルシウムを農作物等の植物に効率良く吸収させることができるため、農作物等の植物の成長を促進させることができる。また、塩基性3リン酸5カルシウムと有機酸とにさらに糖類またはアミノ酸を加えると、塩基性3リン酸5カルシウムと有機酸と糖類またはアミノ酸との相乗効果により、天候不順等の障害があっても農作物等の植物の成長を促進させることができる。
なお、以上の説明において本発明の植物成長活性剤の用い方として、本発明の植物成長活性剤を農作物等の植物の葉面に散布する用い方を説明したが、本発明の植物成長活性剤の用い方はこれに限るものではなく、その他の用い方として農作物等の植物に本発明の植物成長活性剤を潅水する用い方でもよい。また、その他の用い方として、農作物等の植物を水耕栽培により栽培している場合には水耕栽培に使用している所定の養分を含んだ水溶液に本発明の植物成長活性剤を混合する用い方でもよい。
本発明の活用例として、例えば葉菜類、果菜類、根菜類、水稲、果樹類、花卉類の栽培
を行う際に本発明をそれらの葉面に散布することによって本発明を活用することができる。
本発明の第1の実施例の植物成長活性剤を用いて白菜の育苗生育試験を行った際の結果を示す図である。 本発明の本発明の第1の実施例の植物成長活性剤を葉面散布して生育した玉ネギの食味向上試験の結果を示すものである。 本発明の第1の実施例の植物成長活性剤を葉面散布した農作物の収穫量の試験を行った際の結果を示すグラフである。

Claims (8)

  1. 塩基性3リン酸5カルシウムおよび有機酸を含んだことを特徴とする植物成長活性剤。
  2. 前記有機酸は、少なくともクエン酸を含んでいることを特徴とする請求項1記載の植物成長活性剤。
  3. 糖類をさらに含ませたことを特徴とする請求項1乃至2記載の植物成長活性剤。
  4. 前記糖類は、オリゴ糖であることを特徴とする請求項3記載の植物成長活性剤。
  5. アミノ酸をさらに含ませたことを特徴とする請求項1乃至4記載の植物成長活性剤。
  6. 前記アミノ酸は、鰊から抽出されたアミノ酸であることを特徴とする請求項5記載の植物成長活性剤。
  7. サイトカイニンをさらに含ませたことを特徴とする請求項1乃至6記載の植物成長活性剤。
  8. 塩基性3リン酸5カルシウムおよび有機酸を含んだ植物成長活性剤を植物の葉面に散布して前記植物を生育することを特徴とする植物生育方法。
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