JP2008044800A - 導電性セラミックス焼結体付き窓ガラス及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】導電性セラミックス焼結体の導電性を確保しつつ窓ガラスの見栄えを向上することができる導電性セラミックス焼結体付き窓ガラス及びその製造方法を提供する。
【解決手段】導電性ペースト20をガラス板2の車内側表面上に所定のパターンでスクリーン印刷する。顔料ペースト30を導電性ペースト20がスクリーン印刷されたガラス板2上において少なくとも導電性ペースト20上にスクリーン印刷する。ガラス板2を580〜700℃で1〜20分間加熱処理して導電性ペースト20及び顔料ペースト30を焼成することにより、アンテナ線3がガラス板2の車内側表面に形成される。焼成されたガラス板2を十分に冷却し、ガラス板2上に付着した余剰分の顔料31bを織布を用いて拭き取る。
【選択図】図5

Description

本発明は、導電性セラミックス焼結体付き窓ガラス及びその製造方法に関する。
従来より、車両等に用いられる窓ガラスにおいて、少なくとも一方の主表面(以下、「プリント面」という。)上にアンテナ線やデフォッガ等の導電性セラミックス焼結体が形成された窓ガラスが知られている。この導電性セラミックス焼結体は、銀及びガラスバインダを含む導電性ペーストを窓ガラスのプリント面上に所定のパターンでスクリーン印刷し、この窓ガラスを加熱処理して導電性ペーストを焼成することにより、窓ガラスのプリント面上に形成される。
上記導電性セラミックス焼結体は、プリント面側からは白色に見え、プリント面の裏側からは茶褐色に見える。車両には濃色の窓ガラスが使用されることが多いので、特にプリント面側から見たときに、導電性セラミックス焼結体が白く目立ち、目障りに感じる場合がある。
そこで、導電性ペースト中に顔料又は発色剤を添加することにより、プリント面側(車内側)から見た導電性セラミックス焼結体が形成された部分における色の明度指数L*値を50〜70とした車両用窓ガラスが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、後部窓ガラスの一部にハイマウントストップランプや方向指示器などの情報を投影するための透過型ホログラムシートを設ける場合に、導電性セラミックス焼結体のプリント線条により反射されるホログラム表示装置の再生用光源からの光を運転者などが不快に感じることがある。そこで、透過型ホログラムシートと重なる部分に存在するプリント線条上に黒色反射防止膜を形成した車両用窓ガラスが提案されている(例えば、特許文献2参照)。黒色反射防止膜部分の反射率は5%以下であり、プリント線条部分の反射率は50%以上である。
特開2001−206056号公報 実公平8−8910号公報
しかしながら、上記特許文献1記載の車両用窓ガラスは、プリント面側から見た導電性セラミックス焼結体が形成された部分における色の明度指数L*値を50〜70としているが、これは十分に低い明度とは言えず、プリント面側から見た場合に導電性セラミックス焼結体が白く目立つ。
また、上記特許文献1記載の車両用窓ガラスは、導電性ペースト中に顔料又は発色剤を添加して分散させているので、導電性ペースト中の銀の含有率が低下し、導電性セラミックス焼結体の抵抗値が上昇する。
また、上記特許文献2記載のプリント線条上に部分的に黒色反射防止膜を形成した車両用窓ガラスは、黒色反射防止膜が形成された部分と形成されていない部分との間に45%以上の反射率の差があるので、ホログラム表示装置を用いない場合に搭乗者に違和感を与えることが考えられる。
本発明は、導電性セラミックス焼結体の導電性を確保しつつ窓ガラスの見栄えを向上することができる導電性セラミックス焼結体付き窓ガラス及びその製造方法を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、請求項1記載の導電性セラミックス焼結体付き窓ガラスは、ガラス板と、前記ガラス板の少なくとも一方の主表面に形成された銀及びガラス成分を含む導電性セラミックス焼結体とを備える導電性セラミックス焼結体付き窓ガラスにおいて、前記導電性セラミックス焼結体は、給電点以外の表面に顔料を含有することを特徴とする。
請求項2記載の導電性セラミックス焼結体付き窓ガラスは、請求項1記載の導電性セラミックス焼結体付き窓ガラスにおいて、前記導電性セラミックス焼結体は、表面におけるガラス成分に顔料が固着されていることを特徴とする。
請求項3記載の導電性セラミックス焼結体付き窓ガラスは、請求項1記載の導電性セラミックス焼結体付き窓ガラスにおいて、前記導電性セラミックス焼結体は、表面に顔料及びガラス成分を含む表面層を有することを特徴とする。
請求項4記載の導電性セラミックス焼結体付き窓ガラスは、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の導電性セラミックス焼結体付き窓ガラスにおいて、前記顔料は、酸化銅及び酸化クロムの少なくとも一方を含むことを特徴とする。
請求項5記載の導電性セラミックス焼結体付き窓ガラスは、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の導電性セラミックス焼結体付き窓ガラスにおいて、前記導電性セラミックス焼結体が形成された側から見た前記導電性セラミックス焼結体が形成された部分は、L***表色系におけるCIE1976明度指数L*値が50以下であることを特徴とする。
請求項6記載の導電性セラミックス焼結体付き窓ガラスは、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の導電性セラミックス焼結体付き窓ガラスにおいて、前記導電性セラミックス焼結体が形成された側から見た前記導電性セラミックス焼結体が形成された部分は、L***表色系における色座標a*値が−12〜12であり、色座標b*値が−12〜12であることを特徴とする。
請求項7記載の導電性セラミックス焼結体付き窓ガラスは、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の導電性セラミックス焼結体付き窓ガラスにおいて、前記導電性セラミックス焼結体は、比抵抗値が2〜10μΩcmであることを特徴とする。
請求項8記載の導電性セラミックス焼結体付き窓ガラスの製造方法は、ガラス板の少なくとも一方の主表面に銀及びガラス成分を含む導電性ペーストを印刷する第1の印刷ステップと、前記導電性ペーストが印刷された主表面において少なくとも給電点となる部分以外の前記導電性ペースト上に顔料を含む顔料ペーストを印刷する第2の印刷ステップと、前記印刷された導電性ペースト及び顔料ペーストを焼成して導電性セラミックス焼結体を形成すると共に前記形成された導電性セラミックス焼結体の給電点以外の表面におけるガラス成分に前記顔料を固着させる焼成ステップと、前記ガラス成分に固着しなかった顔料を除去する除去ステップとを備えることを特徴とする。
請求項9記載の導電性セラミックス焼結体付き窓ガラスの製造方法は、請求項8記載の導電性セラミックス焼結体付き窓ガラスの製造方法において、前記焼成ステップにおいて、前記印刷された導電性ペースト及び顔料ペーストを580〜700℃で1〜20分間加熱処理することを特徴とする。
請求項10記載の導電性セラミックス焼結体付き窓ガラスの製造方法は、請求項8又は9記載の導電性セラミックス焼結体付き窓ガラスの製造方法において、前記顔料ペーストは、樹脂及び有機溶媒を含有することを特徴とする。
請求項11記載の導電性セラミックス焼結体付き窓ガラスの製造方法は、請求項8乃至10のいずれか1項に記載の導電性セラミックス焼結体付き窓ガラスの製造方法において、前記第2の印刷ステップにおいて、前記顔料ペーストを給電点となる部分以外の前記導電性ペーストと同一のパターンで印刷することを特徴とする。
請求項12記載の導電性セラミックス焼結体付き窓ガラスの製造方法は、請求項8乃至10のいずれか1項に記載の導電性セラミックス焼結体付き窓ガラスの製造方法において、前記第2の印刷ステップにおいて、前記顔料ペーストを前記導電性ペーストが印刷された主表面の全体に印刷することを特徴とする。
請求項13記載の導電性セラミックス焼結体付き窓ガラスの製造方法は、ガラス板の少なくとも一方の主表面に銀及びガラス成分を含む導電性ペーストを印刷する第1の印刷ステップと、前記導電性ペーストが印刷された主表面において給電点となる部分以外の前記導電性ペースト上に顔料及びガラス成分を含む着色セラミックペーストを印刷する第2の印刷ステップと、前記印刷された導電性ペースト及び着色セラミックペーストを焼成して導電性セラミックス焼結体を形成する焼成ステップとを備えることを特徴とする。
請求項1記載の導電性セラミックス焼結体付き窓ガラスによれば、導電性セラミックス焼結体は、給電点以外の表面に顔料を含有するので、導電性セラミックス焼結体の導電性を確保しつつ窓ガラスの見栄えを向上することができる。
請求項4記載の導電性セラミックス焼結体付き窓ガラスによれば、顔料は、酸化銅及び酸化クロムの少なくとも一方を含むので、導電性セラミックス焼結体を黒色化することができる。
請求項5記載の導電性セラミックス焼結体付き窓ガラスによれば、導電性セラミックス焼結体が形成された側から見た導電性セラミックス焼結体が形成された部分は、L***表色系におけるCIE1976明度指数L*値が50以下であるので、導電性セラミックス焼結体が形成された部分を黒色化して目立たなくすることができ、窓ガラスの見栄えを向上することができる。
請求項7記載の導電性セラミックス焼結体付き窓ガラスによれば、導電性セラミックス焼結体は、比抵抗値が2〜10μΩcmであるので、導電性セラミックス焼結体の導電性を確保することができる。
請求項8記載の導電性セラミックス焼結体付き窓ガラスの製造方法によれば、導電性セラミックス焼結体の給電点以外の表面におけるガラス成分に顔料を固着させ、ガラス成分に固着しなかった顔料を除去するので、導電性セラミックス焼結体の導電性を確保しつつ窓ガラスの見栄えを向上すると共に製造時の作業能率を向上することができる。
請求項9記載の導電性セラミックス焼結体付き窓ガラスの製造方法によれば、印刷された導電性ペースト及び顔料ペーストを580〜700℃で1〜20分間加熱処理するので、導電性ペースト及び顔料ペーストを確実に焼成すると共に、ガラス板の流動点より低い温度で加熱処理するのでガラス板に顔料を固着させることなく導電性セラミックス焼結体の表面におけるガラス成分にのみ顔料を固着させることができる。
請求項10記載の導電性セラミックス焼結体付き窓ガラスの製造方法によれば、顔料ペーストは、樹脂及び有機溶媒を含有するので、焼成時に樹脂及び有機溶媒が揮発してガラス板に顔料を固着させることなく導電性セラミックス焼結体の表面におけるガラス成分にのみ顔料を固着させることができる。
請求項11記載の導電性セラミックス焼結体付き窓ガラスの製造方法によれば、顔料ペーストを給電点となる部分以外の導電性ペーストと同一のパターンで印刷するので、顔料ペーストの使用量を抑えることができる。
請求項12記載の導電性セラミックス焼結体付き窓ガラスの製造方法によれば、顔料ペーストを導電性ペーストが印刷された主表面の全体に印刷するので、顔料ペーストの印刷位置を位置決めする必要がなく、製造時の作業能率をさらに向上させることができる。
本発明者は、前記目的を達成すべく鋭意研究を行った結果、ガラス板と、ガラス板の少なくとも一方の主表面に形成された銀及びガラス成分を含む導電性セラミックス焼結体とを備える導電性セラミックス焼結体付き窓ガラスにおいて、導電性セラミックス焼結体が給電点以外の表面に顔料を含有すると、導電性セラミックス焼結体の導電性を確保しつつ窓ガラスの見栄えを向上すると共に製造時の作業能率を向上することができることを見出した。
本発明は、上記研究の結果に基づいてなされたものである。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳述する。
図1は、本発明の実施の形態に係る導電性セラミックス焼結体付き窓ガラスの構成を示す正面図である。
図1において、本発明の実施の形態に係る導電性セラミックス焼結体付き窓ガラスとしての車両用窓ガラス1は、ガラス板2と、ガラス板2の車両の内側の主表面(以下、「車内側表面」という。)上に形成されたアンテナ線3(導電性セラミックス焼結体)と、給電端子が取り付けられる給電点4とを備える。アンテナ線3の線幅及び厚さは、用途に応じて適宜決定される。
アンテナ線3は、以下のようにガラス板2の車内側表面上に形成される。
まず、図2に示すように、導電性ペースト20をガラス板2の車内側表面上に200メッシュのポリエステルスクリーンを用いて所定のパターンでスクリーン印刷する。ガラス板2に用いられる一般的なフロート板ガラスの流動点は850℃以上である。
導電性ペースト20は、0.1〜15.0μmの平均粒子サイズを有する銀粒子と、ビスマス等から成るガラスバインダ(結晶化ガラス及び非晶質ガラス)と、バナジウム、マンガン、鉄、及びコバルトの少なくとも1つの酸化物を含む遷移金属酸化物と、エチルセルロース、ロジン系樹脂等の樹脂と、添加剤とを含有し、これらの成分はターピネオール、ジブチルカルビトール等の有機媒体中に分散される。それぞれの成分の量は、導電性ペースト20を基準にして、銀粒子が70〜80質量%、ガラスバインダ及び遷移金属酸化物が1〜10質量%、樹脂が1〜10質量%、添加剤が1〜10質量%、有機媒体が10〜20質量%である。このような成分の導電性ペーストは、300〜700℃の温度で焼成することによりガラス板2の表面に焼き付けることができる。
次に、図3に示すように、顔料ペースト30を導電性ペースト20がスクリーン印刷されたガラス板2上において少なくとも導電性ペースト20上に200メッシュのポリエステルスクリーンを用いてスクリーン印刷する。顔料ペースト30は、導電性ペースト20を覆うように、つまり顔料ペースト30の線幅が導電性ペースト20の線幅より太くなるように、例えば0.1〜5mm太くなるように、導電性ペースト20と同一のパターンでスクリーン印刷される。ただし、給電点4を形成する部分には、顔料ペースト30は印刷されない。
顔料ペースト30は、例えば、酸化銅又は酸化クロム等の黒色系の顔料31と、エチルセルロース等の樹脂と、パインオイル等の有機溶媒とを含有する。それぞれの成分の量は、顔料ペースト30を基準にして、顔料31が60〜90質量%、樹脂が5〜20質量%、有機溶媒が5〜30質量%である。
顔料31が70〜80質量%であると、十分な発色が得られると共に、印刷性に優れた顔料ペーストとすることができる。
次に、この導電性ペースト20及び顔料ペースト30がスクリーン印刷されたガラス板2を580〜700℃で1〜20分間加熱処理して導電性ペースト20及び顔料ペースト30を焼成することにより、図4に示すように、アンテナ線3がガラス板2の車内側表面に形成される。この焼成は、通常、ガラス板2の曲げ加工・強化処理と同時に行われる。
このとき、顔料ペースト30に含まれる樹脂及び有機溶媒は揮発する。また、導電性ペースト20に含まれるガラスバインダの流動点は300〜700℃であり、ガラス板20の流動点は850℃以上であるので、導電性ペースト20に含まれるガラスバインダは流動又は熔融するが、ガラス板20は流動又は熔融しない。従って、導電性ペースト20上にスクリーン印刷された顔料ペースト30に含まれる顔料31aは、導電性ペースト20の表面の流動又は熔融したガラスバインダと混ざり合い、導電性ペースト20の表面におけるガラスバインダに固着する。一方、ガラス板2上に直接スクリーン印刷された顔料ペースト30に含まれる顔料31bは、ガラス板2に固着することなくガラス板2上に付着する。
焼成されたガラス板2を十分に冷却し、図5に示すように、ガラス板2上に付着した余剰分の顔料31bを織布を用いて拭き取る。
このとき、車内側表面側から見たアンテナ線3が形成された部分の色の明度指数L*値は、50以下、好ましくは45以下、さらに好ましくは40以下である。即ち、車内側表面側から見たアンテナ線3が形成された部分は、黒色を呈する。ここで、車内側表面側から見たアンテナ線3が形成された部分の色の明度指数L*値が50を超えると、アンテナ線3が白く目立つ。
また、車内側表面側から見たアンテナ線3が形成された部分の色座標a*値は、−12〜12、好ましくは−5〜5、さらに好ましくは0〜5である。車内側表面側から見たアンテナ線3が形成された部分の色座標b*値は、−12〜12、好ましくは−5〜5、さらに好ましくは−2〜3である。
アンテナ線3の比抵抗値は、2〜10μΩcmである。
本実施の形態において、L*値、a*値、b*値は、JIS Z8729−2004の色の表示方法に規定されており、例えば、分光測色計(コニカミノルタホールディングス株式会社製、CM−3500d)により測定される。
本実施の形態において、比抵抗値ρ(単位[μΩcm])は、次のように得られる値である。同じ線幅を有するアンテナ線3のうちのある所定長さd(単位[cm];例えばd=100cm)での、アンテナ線3の抵抗値R(単位[μΩ])をデジタルマルチメーターにて測定する。アンテナ線3の膜断面積S(単位[cm2])を、接触式形状測定装置(ケーエルエー・テンコール株式会社製、P−10)にて測定する。ある所定長さd、測定された抵抗値R及び膜断面積Sより、比抵抗値ρはρ=RS/dにより求められる。
本実施の形態によれば、顔料ペースト30を導電性ペースト20がスクリーン印刷されたガラス板2上において少なくとも導電性ペースト20上にスクリーン印刷するので、導電性セラミックス焼結体の導電性を確保しつつ車両用窓ガラス1の見栄えを向上することができる。
また、ガラス板2上に直接スクリーン印刷された顔料ペースト30に含まれる顔料31bは、ガラス板2に固着することなくガラス板2上に付着するので、余剰分の顔料31bを織布を用いて容易に拭き取ることができる。従って、顔料ペースト30の線幅が導電性ペースト20の線幅より太くなるように顔料ペースト30をスクリーン印刷することができ、もって、顔料ペースト30を導電性ペースト20上に確実にスクリーン印刷することができると共に、製造時の作業能率を向上させることができる。
また、顔料ペースト30が導電性ペースト20を覆うように、顔料ペースト30の線幅が導電性ペースト20の線幅より0.1〜5mm太くなるように、顔料ペースト30を導電性ペースト20と同一のパターンでスクリーン印刷するので、顔料ペースト30を導電性ペースト20上に確実にスクリーン印刷することができると共に、顔料ペースト30の使用量を抑えることができる。
本実施の形態では、顔料ペースト30は、顔料ペースト30の線幅が導電性ペースト20の線幅より0.1〜5mm太くなるように、導電性ペースト20と同一のパターンでスクリーン印刷されるとしたが、これに限定されるものではなく、顔料ペースト30は少なくとも導電性ペースト20と重なるようにスクリーン印刷されればよい。例えば、顔料ペースト30は、ガラス板2の車内側表面の導電性ペースト20がスクリーン印刷された領域全体とその周辺部に広くスクリーン印刷されてもよい。これにより、顔料ペースト30のスクリーン印刷時にガラス板2の停止位置がずれた場合に、印刷不良となる確率を小さくすることができる。
本実施の形態では、ガラス板2に固着することなくガラス板2上に付着した余剰分の顔料31bを織布を用いて拭き取るとしたが、水で洗い流してもよい。
本実施の形態では、本発明を車両用窓ガラスに適用する例を説明したが、これに限定されるものではなく、商品の陳列用のガラス等の他の窓ガラスに適用されてもよい。
本実施の形態では、導電性セラミックス焼結体はアンテナ線3として説明したが、これに限定されるのものではなく、窓ガラスに形成されたデフォッガ(熱線)等であってもよい。
本実施の形態では、顔料ペースト30を導電性ペースト20がスクリーン印刷されたガラス板2上において少なくとも導電性ペースト20上にスクリーン印刷するとしたが、図6に示すように、ガラス板2上にスクリーン印刷された導電性ペースト20の上に例えば黒色の顔料41及びガラスバインダを含む着色セラミックペースト40を重ねてスクリーン印刷し、このガラス板2を加熱処理して着色セラミックペースト40を導電性ペースト20と共に焼成することにより、車内側表面側から見たアンテナ線が形成された給電点以外の部分を黒色化してもよい。
以下、本発明の実施例を説明する。
図7に示すテストパターンを得るために、導電性ペースト20をガラス板2(フロート板ガラス)の一方の主表面(以下、「プリント面」という。)上に200メッシュのポリエステルスクリーンを用いてスクリーン印刷した。
図7のテストパターンにおいて、導電線13は、抵抗値を測定するための抵抗測定点13a,13b(長さ1000mm)を有する。また、導電線13は、色や明度を測定するための縦40mm、横20mmの測定部14a,14bを有する。
この導電性ペースト20は、70〜80質量%の銀粒子、1〜10質量%のビスマス等から成るガラス及び金属酸化物、1〜10質量%のエチルセルロース及びロジン系樹脂から成る樹脂、1〜10質量%の添加剤、及び10〜20質量%のターピネオール及びジブチルカルビトールから成る有機媒体を含む。
次に、顔料ペースト30を導電性ペースト20がスクリーン印刷されたガラス板2上において少なくとも導電性ペースト20上に200メッシュのポリエステルスクリーンを用いてスクリーン印刷した。ただし、抵抗測定点13a,13bには印刷しなかった。この顔料ペースト30は、75質量%の黒色系の顔料31、10質量%のセルロース及びロジン系から成る樹脂、及び15質量%のパインオイルから成る有機溶媒を含む。
次に、この導電性ペースト20及び顔料ペースト30がスクリーン印刷されたガラス板2を焼成炉にて最高温度が700℃となるように3分間加熱処理して導電性ペースト20及び顔料ペースト30を焼成することにより、導電線13をガラス板2のプリント面に形成した。導電線13は、線幅が0.5mm、厚さが7μm、比抵抗値が4μΩcmであった。
導電性ペースト20上にスクリーン印刷された顔料ペースト30に含まれる顔料31aは、導電性ペースト20の表面の熔融したガラスバインダと混ざり合い、導電性ペースト20の表面におけるガラスバインダに固着した。一方、ガラス板2上に直接スクリーン印刷された顔料ペースト30に含まれる顔料31bは、ガラス板2に固着することなくガラス板2上に付着した。
焼成されたガラス板2を十分に冷却し、ガラス板2上に付着した余剰分の顔料31bを織布を用いて拭き取った。
このように得られたガラス板2において、プリント面側から見た測定部14a又は測定部14bのJIS Z8701−1999の2度視野XYZ表色系、ハンターLab表色系、JIS Z8729−2004のL***表色系におけるそれぞれの値を分光測色計により計測した。その結果、表1に示すように、Y=0.5、X=0.6、Z=0.6、L=7.2、a=3.4、b=−0.1、L*=4.5、a*=5.9、b*=−0.2であった。
Figure 2008044800
プリント面側から見た測定部14a,14bの色は、明度指数L*値が4.5の黒色であり、プリント面側から見たときに導電線13が目立たなかった。
表1の結果から、顔料ペースト30が、75質量%の黒色系の顔料31、10質量%のセルロース及びロジン系から成る樹脂、及び15質量%のパインオイルから成る有機溶媒を含むと、プリント面側から見た測定部14a,14bの色の明度指数L*値を50以下にすることができることが分かった。
本発明の実施の形態に係る導電性セラミックス焼結体付き窓ガラスの構成を示す正面図である。 図1におけるガラス板2の車内側表面上に導電性ペースト20がスクリーン印刷されたことを説明する図である。 図2における導電性ペースト20上に顔料ペースト30がスクリーン印刷されたことを説明する図である。 図3における導電性ペースト20及び顔料ペースト30が焼成されてアンテナ線3が形成されたことを説明する図である。 図4におけるガラス板2上に付着した余剰分の顔料31bが拭き取られたことを説明する図である。 本実施の形態の変形例を説明する図である。 本発明の実施例で用いられたテストパターンを説明する図である。
符号の説明
1 車両用窓ガラス
2 ガラス板
3 アンテナ線
4 給電点
20 導電性ペースト
30 顔料ペースト
31 顔料

Claims (13)

  1. ガラス板と、前記ガラス板の少なくとも一方の主表面に形成された銀及びガラス成分を含む導電性セラミックス焼結体とを備える導電性セラミックス焼結体付き窓ガラスにおいて、前記導電性セラミックス焼結体は、給電点以外の表面に顔料を含有することを特徴とする導電性セラミックス焼結体付き窓ガラス。
  2. 前記導電性セラミックス焼結体は、表面におけるガラス成分に顔料が固着されていることを特徴とする請求項1記載の導電性セラミックス焼結体付き窓ガラス。
  3. 前記導電性セラミックス焼結体は、表面に顔料及びガラス成分を含む表面層を有することを特徴とする請求項1記載の導電性セラミックス焼結体付き窓ガラス。
  4. 前記顔料は、酸化銅及び酸化クロムの少なくとも一方を含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の導電性セラミックス焼結体付き窓ガラス。
  5. 前記導電性セラミックス焼結体が形成された側から見た前記導電性セラミックス焼結体が形成された部分は、L***表色系におけるCIE1976明度指数L*値が50以下であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の導電性セラミックス焼結体付き窓ガラス。
  6. 前記導電性セラミックス焼結体が形成された側から見た前記導電性セラミックス焼結体が形成された部分は、L***表色系における色座標a*値が−12〜12であり、色座標b*値が−12〜12であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の導電性セラミックス焼結体付き窓ガラス。
  7. 前記導電性セラミックス焼結体は、比抵抗値が2〜10μΩcmであることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の導電性セラミックス焼結体付き窓ガラス。
  8. ガラス板の少なくとも一方の主表面に銀及びガラス成分を含む導電性ペーストを印刷する第1の印刷ステップと、
    前記導電性ペーストが印刷された主表面において少なくとも給電点となる部分以外の前記導電性ペースト上に顔料を含む顔料ペーストを印刷する第2の印刷ステップと、
    前記印刷された導電性ペースト及び顔料ペーストを焼成して導電性セラミックス焼結体を形成すると共に前記形成された導電性セラミックス焼結体の給電点以外の表面におけるガラス成分に前記顔料を固着させる焼成ステップと、
    前記ガラス成分に固着しなかった顔料を除去する除去ステップとを備えることを特徴とする導電性セラミックス焼結体付き窓ガラスの製造方法。
  9. 前記焼成ステップにおいて、前記印刷された導電性ペースト及び顔料ペーストを580〜700℃で1〜20分間加熱処理することを特徴とする請求項8記載の導電性セラミックス焼結体付き窓ガラスの製造方法。
  10. 前記顔料ペーストは、樹脂及び有機溶媒を含有することを特徴とする請求項8又は9記載の導電性セラミックス焼結体付き窓ガラスの製造方法。
  11. 前記第2の印刷ステップにおいて、前記顔料ペーストを給電点となる部分以外の前記導電性ペーストと同一のパターンで印刷することを特徴とする請求項8乃至10のいずれか1項に記載の導電性セラミックス焼結体付き窓ガラスの製造方法。
  12. 前記第2の印刷ステップにおいて、前記顔料ペーストを前記導電性ペーストが印刷された主表面の全体に印刷することを特徴とする請求項8乃至10のいずれか1項に記載の導電性セラミックス焼結体付き窓ガラスの製造方法。
  13. ガラス板の少なくとも一方の主表面に銀及びガラス成分を含む導電性ペーストを印刷する第1の印刷ステップと、
    前記導電性ペーストが印刷された主表面において給電点となる部分以外の前記導電性ペースト上に顔料及びガラス成分を含む着色セラミックペーストを印刷する第2の印刷ステップと、
    前記印刷された導電性ペースト及び着色セラミックペーストを焼成して導電性セラミックス焼結体を形成する焼成ステップとを備えることを特徴とする導電性セラミックス焼結体付き窓ガラスの製造方法。
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