JP2008044793A - エレベータ装置用のエレベータベルトとそのようなエレベータベルトの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ベルト体の中での張力担持体の位置決めが改善されるエレベータベルトを提供する。
【解決手段】エレベータ装置用エレベータベルト(12)は、引張力をエレベータベルトの長手方向に伝えるための幾つかの張力担持体(14.1、4.2)を備えた張力担持体構成物(14)が配置されたベルト体(15)を備える。これらの張力担持体を相互から離隔する外形体(16)が、張力担持体構成物(14)の隣接する張力担持体(14.1、14.2)同士の間に配置される。
【選択図】図1
【解決手段】エレベータ装置用エレベータベルト(12)は、引張力をエレベータベルトの長手方向に伝えるための幾つかの張力担持体(14.1、4.2)を備えた張力担持体構成物(14)が配置されたベルト体(15)を備える。これらの張力担持体を相互から離隔する外形体(16)が、張力担持体構成物(14)の隣接する張力担持体(14.1、14.2)同士の間に配置される。
【選択図】図1
Description
本発明は、エレベータ用ベルトを備えたエレベータ装置と、そのようなエレベータ装置用のエレベータベルトと、そのようなエレベータ用ベルトの製造方法とに関する。
エレベータ装置はエレベータケージと通常は釣合錘とを備えるが、それらはエレベータ昇降路内で、または独立型案内装置に沿って移動可能である。動きを作り出すために、エレベータ装置は、それぞれ少なくとも1つの駆動輪を備えた少なくとも1つの駆動部を有し、これが1本または複数のエレベータベルトによってエレベータケージおよび釣合錘を担持し、かつ/または必要な駆動力をそれらに伝達する。駆動輪はこの場合、それ自体が知られている方法で駆動プーリとして、あるいは同等に直径の小さな輪として、特に駆動部自体の駆動出力軸としても形成することができる。
エレベータケージと釣合錘は、少なくとも1本の同一の支持駆動ベルトによって支持し、駆動することができ、この支持駆動ベルトは少なくとも1つの駆動輪で案内される。代替方法として、エレベータケージが下げられたときに釣合錘が逆に上げられるように、エレベータケージと釣合錘は、偏向ローラで走行する少なくとも1本の支持ベルトによって一緒に結合することもでき、この場合、エレベータケージと釣合錘の駆動は、少なくとも1本の個別の駆動ベルトを介して駆動ユニットによって起こる。一方駆動ベルトでは、エレベータケージまたは釣合錘を動かすために、駆動輪によって引張力がこれらのベルトに伝えられ、純然たる支持ベルトは、駆動輪ではなく単に偏向要素だけで、詳しくは回転可能なもしくは固定された偏向ローラだけで偏向され、エレベータケージまたは釣合錘の重力を受け取る。ほとんどのエレベータ装置で、支持機能および駆動機能は少なくとも1本の同一の支持駆動ベルトによって実行されている。
本発明によるエレベータベルトは上述の機能のそれぞれに使用することができ、つまり支持ベルトとして、駆動ベルトとして、支持駆動ベルトとして、さらに並列配置された幾つかのベルトのうちの1つとして、個別のベルトとして同等に使用することができる。
駆動輪と偏向ローラの区別が必要ない場合、以下ではこれらを総称的にベルト輪と呼ぶ。
請求項1の導入部に記載のポリウレタンのベルト体を備えたエレベータベルトは、EP1060305B1から知られており、これには、引張力をエレベータベルトの長手方向に伝えるための多重に撚り合わされたワイヤからなるケーブルを備えた張力担持体構成物が配置される。
欧州特許第1060305B1号明細書
このエレベータベルトの製造中に張力担持体がベルト体に埋め込まれるとき、個々の張力担持体は相互に対して変位する可能性がある。これによって張力担持体のベルト横断方向での不都合な配置が生じる可能性がある。例えば2つの張力担持体がベルト体で接近して隣接し、あるいは相互に接触することさえある。張力担持体がベルトプーリ、特に駆動輪のまわりを回るとき、それらによって伝えられる引張力のために、部分的に大きな圧応力をベルト体に掛けることから、接近して隣接する、特に相互に接触した張力担持体に発生する局部的負荷の増大によってベルト体が損傷を受けるリスクが存在する。極端な場合、接近して一緒に並んでいる張力担持体がベルト体を突き抜けてしまうことがある。
EP1060305B1のようにエレベータベルトが輪郭付けされる場合、製造中に張力担持体がベルト体の肉厚の小さな区域に位置決めされるというリスクがさらに存在し、肉厚の小さな区域は張力担持体によって掛けられる圧力およびせん断力をうまく受けられず、偏向する可能性があり、したがってより大きな損傷のリスクに曝される。
したがって本発明の目的は、ベルト体の中での張力担持体の位置決めが改善されるエレベータベルトを提供することである。
この目的を遂行するために、請求項1の導入部に記載のエレベータベルトはその特徴的な特色によって開発される。請求項13は関連する製造方法を保護し、請求項16はそのようなエレベータベルトを備えるエレベータ装置を保護する。
本発明によるエレベータ装置用エレベータベルトは、引張力をエレベータベルトの長手方向に伝えるための少なくとも2本の張力担持体が配置された張力担持体構成物が配置されたベルト体を備える。張力担持体構成物の張力担持体は、好ましくはワイヤまたは合成材料ファブリック紐からなる、特に好ましくは鉄鋼ワイヤからなるストランドまたはケーブルを備える。可撓性の外形体が張力担持体構成物の少なくとも2つの隣接する張力担持体の間に配置され、これらの張力担持体を相互に離隔させる。
2つの隣接する張力担持体の間に配置された外形体によって、2つの張力担持体の相互の最小間隔を製造プロセス中に事前設定することができる。したがって、エレベータベルトでの力の不均一な分配と、ベルト体への局部的に大きな負荷とをもたらすことになる、2つの張力担持体の相互に接近し過ぎた位置付き、または相互接触さえも、使用段階となったエレベータベルトで回避することが可能である。
本発明の好ましい実施形態では、2つの隣接する張力担持体は形状を固定するやり方で中間に配設された外形体に当接し、それらの相互に対する相対的な位置が高度な精確さで事前決定される。張力担持体構成物の張力担持体の好ましくは幾つかの間に、特に好ましくは全ての間に少なくとも1つの外形体が配置される。これによって張力担持体構成物全体もベルト体の正しい位置に位置決めすることができる。押し出し成形方法によるベルトの製造で、例えば相互に隣接する張力担持体と外形体が交互に連続的かつ正しい位置でベルト押し出し器具に送られ、この場合押し出し成形されたベルト体に埋め込まれると、外形体は、張力担持体がベルト体の中でのそれらのあるべき位置から大きく逸脱するのを防止する。
張力担持体同士の間に配置された外形体に当接している張力担持体は、それらが機械的にポジティブに相互に対して支持されるという点で、力をエレベータベルトの横断方向に有利に伝えることもできる。張力担持体がこのような横断方向の力を通常の柔らかいベルト体によってしか伝えられない従来のエレベータベルトとは対照的に、本発明によるエレベータベルトでは、ベルト体への横断方向への許容可能な負荷掛けを増大することができるが、これは例えばエレベータベルトがベルト輪の少なくとも1つの横フランジによって案内される使用事例で有利である。さらに、中間に配設された外形体で、隣接する張力担持体を機械的にポジティブに支持することによってエレベータベルトを横断方向に強化することができ、これが、長手方向の負荷を受けているエレベータベルトの変形に対抗し、他方で、エレベータ装置の2つのベルト輪の間でエレベータベルトがその長手方向軸線のまわりで捻れる際、ベルト断面の寸法安定性を保証する。
全ての外形体が同じ横断面を有することが好ましく、これによって張力担持体を等間隔に分配すること、均質なエレベータベルトを形成することが可能になる。さらに、どの外形体がどの張力担持体同士の間に配置されるかを観察する必要がないことから、外形体を製造し、保管するとともに、製造プロセス中にそれらを正しい位置に配置する努力が作り出される。
同時に、異なる数の外形体が異なる張力担持体同士の間に配置されるということから、あるいは例えば四角形の横断面図を有する外形体が使用され、張力担持体同士の間に横位置または高さ位置に埋め込まれるということから、異なる相互の間隔を有する個々の張力担持体に、同じ横断面の外形体を設けることもできる。したがって例えば、ベルト体の楔状リブの区域に張力担持体を小さな間隔で配置し、同時に隣接する楔状リブの隣接する張力担持体同士の間に大きな間隔を確保することが可能である。これによって例えば、隣接する楔状リブ同士の間のベルト体の薄肉区域に張力担持体が配置されるのを回避することができる。
代替方法としてまたはさらに、少なくとも2つの外形体が異なる横断面形状を有することができる。これによって各2つの張力担持体の間に異なる間隔を実現することも可能である。さらに、外形体の横断面形状および/または横断面寸法を、異なる外部輪郭、特に異なる直径を備えた張力担持体に適合させることができ、これによってその機械的にポジティブな相互の支持が高められる。
外形体は実質的に円形、楕円形、T字形状、二重T字形状、U字形状、三角形、および/または四角形の横断面を有することが好ましい。幾何学的に単純な横断面形状、例えば円形、楕円形、三角形、または四角形の横断面は簡単に、例えば押し出し成形によって製造することができる。点対称の横断面の場合、特に円形または正方形の横断面の場合、製造プロセス中に外形体を正しい配向に配置するよう観察する必要がないのは有利である。他の横断面形状、特に二重T字形状と砂時計のように括れた形状の横断面は、張力担持体のベルト厚みの方向への正しい場所への位置決めをも向上させることができる。
外形体は、エレベータベルトの長手方向に、好ましくは実質的にエレベータベルトの長さ全体にわたって、有利に張力担持体と平行に延びる。したがって外形体は張力担持体の正しい位置での配置を全体的に保証し、さらにエレベータベルトの引張力の一部を伝えて、その長手方向の強度が有利に増大するようになる。
外形体は、熱可塑性合成材料から、詳しくはポリアミド(PA)、ポリエチレン(PE)、ポリエステル、詳しくはポリエチレンテレフタル酸(PET)および/またはポリカーボネート(PC)、ポリプロピレン(PP)、ポリブチレンテレフタル酸(PBT)、ポリエーテルスルホン酸(PES)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリ塩化ビニル(PVC)、あるいは幾つかの熱可塑性合成材料からなるポリブレンド体から作られることが好ましい。このような外形体は充分な曲げ弾性とともに、製造プロセス中に張力担持体を支持する充分な強度を有し、経済的に製造でき、好ましい形でエレベータベルト全体の重量をほんの僅かに上げ、あるいはそれを下げることさえできる。
エレベータベルトは、牽引側面に、駆動輪の実質的に相補的な楔状溝と係合するようにエレベータベルトの長手方向に配向された1本または複数の楔状リブを有することが特に好ましい。この場合に生じる楔効果のおかげで、同じ長手方向の力に対して、より大きな駆動能力をもたらすことができる。さらにエレベータベルトは楔状リブによってベルト輪で横断方向に有利な形で案内される。
張力担持体のベルト体での正しい位置への配置は、このような楔状リブのベルトで特に有利であるが、それはこれによって張力担持体を楔状リブに対して正しい場所に位置決めすることができるからである。以上で述べた通り、例えばベルト体の隣接する楔状リブ同士の間に位置する溝基部区域に張力担持体が埋め込まれるのを回避することが可能である。
楔状リブは60°から120°のフランク角を有することが好ましく、80°から100°の区域が好まれる。楔状リブの2つの側面(フランク)の間に存在する角度をフランク角と呼ぶ。この区域は、一方で駆動輪の楔状溝での楔状リブの詰まり(jamming)、したがってエレベータベルトの横断方向の振動が回避され、他方で楔状溝が設けられたベルト輪でのエレベータベルトの確実な案内が保証される理想的な区域であることが判明している。
エラストマー、好ましくはポリウレタン、ポリクロロプレン、天然ゴム、またはエチレン−プロピレン−ジエンゴムがベルト体用の材料としての候補に挙がる。このような材料のベルト体は、例えば押し出し形成によって簡単に製造でき、駆動輪から張力担持体へと牽引力を導入するのに特に適している。この目的のためにベルト体は、このような駆動輪と係合するための牽引側面に、摩擦係数、したがって駆動能力をさらに増大させるコーティングを有することができる。同時に、例えば楔状リブの楔状効果によって既に充分に大きな駆動能力が保証されている場合は、このコーティングはより小さな摩擦係数を有することもできる。このようにして駆動輪の楔状溝内の楔状リブの詰まりを回避することができる。さらに、このような摩擦を縮小するコーティングは、摩耗耐性を、したがってエレベータベルトの耐用年数を延ばすことができる。
ベルト体は、駆動輪と係合するための牽引側とは反対側にあるベルト体の裏側面で、背面層と連結することができるが、これは、特に熱可塑性合成材料から、詳しくはポリアミド(PA)、ポリエチレン(PE)、ポリエステル、詳しくはポリエチレンテレフタル酸(PET)、および/またはポリカーボネート(PC)、ポリプロピレン(PP)、ポリブチレンテレフタル酸(PBT)、ポリエーテルスルホン酸(PES)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリ塩化ビニル(PVC)、あるいはこのような熱可塑性合成材料のポリブレンド体(2つ以上の異なる合成材料の混合物)および/またはファブリックから作られる。ファブリックを、これら熱可塑性合成材料のさらなる1つに埋め込むこともでき、あるいはファブリックにこれを飽和させることもできる。
このような背面層は、エレベータベルトの耐摩耗性かつ低摩擦の裏側面を形成することができ、これは、背面層がその裏側面で偏向ローラのまわりを回るときに特に有利であり、例えば横フランジによって偏向ローラで横断方向に案内しなければならない。したがって特に好ましくは、エレベータベルトの裏側面は、偏向ローラとともに最大で0.35、好ましくは最大で0.3、特に好ましくは最大で0.25の摩擦係数を有する。この目的のために、背面層は牽引側面から離れたその裏側面に耐摩耗性かつ/または低摩擦のコーティングを追加的に有することができ、これによって本発明によるエレベータベルトの耐用年数または効率性が増大する。
1つまたは複数の中間層をベルト体と背面層との間に配置することも可能である。このような中間層は、例えば楔状リブ構成物と背面層との間の連結を高めることができる。さらにまたは代替方法として、中間層がエレベータベルトをその長手方向および/または横断方向で堅固にし、あるいはエレベータベルトの振動を抑制することができる。これらの目的のために、中間層は特にファブリックを備えることができる。
背面層はその裏側面に1本または複数の楔状リブも有することができる。このようにエレベータベルトは、それがその裏側面で接しているベルト輪のまわりを走行する間にも案内されるということが有利な形で達成される。この場合、背面層の楔状リブの数が楔状リブ構成物の楔状リブの数に対応する必要はない。
エレベータベルトの特に好ましい実施形態では、少なくとも1つの張力担持体または少なくとも1つの外形体が背面層に当接する。このことは、全ての張力担持体および全ての外形体に当てはまることが好ましい。張力担持体および/または外形体の正しい場所への位置決めがこれによって背面層に対して直角の方向にも保証される。
外形体および/または背面層を、ベルト体を外形体または背面層に連結するための接着促進剤でコーティングすることができる。この目的のために、例えば押し出し成形中に反応する熱接着剤が考慮に挙がる。接着促進剤のおかげで、ベルト体と外形体の、またはベルト体と背面層の連結が向上され、これによってエレベータベルトの耐用年数が延びる。さらに、このようにして引張力をよりうまく外形体の中に導入し、これらによって伝えることができる。
本発明によるエレベータベルトの製造は押し出し成形方法によって実施されるのが好ましい。この押し出し成形方法では、張力担持体および外形体、また所与の事例では背面層も、ベルト押し出し成形器具に連続的かつ正しい位置に送られ、そこから、熱によって流動可能にされる、形状化ノズルによって形状化される、またベルト体を形成し、送られた張力担持体、また外形体をも受け取るエラストマーストランドが連続的に押し出し成形される。ベルト体は任意選択で同時に背面層に連結される。外形体は、押し出し成形プロセス中、張力担持体がベルト体の中でのそれらのあるべき位置から大きく逸脱するのを防止する。
さらなる目的、特徴、および利点が、以下に述べる従属請求項と実施形態の実施例から明らかである。
図1は本発明の第1実施形態によるエレベータベルト12を示す。これは、個々の楔状リブ15.1を備えたポリウレタンのベルト体15とベルト体に連結されたポリアミドの背面層とを備える。
楔状リブ15.1は90°のフランク角βを有し、駆動輪4.1(図3参照)と係合するためのエレベータベルト12の牽引側面(図1の上)を形成する。ポリウレタンからなる楔状リブ15.1と駆動輪4.1との間に与えられる摩擦係数を変化させるために、エレベータベルトにはその牽引側面にコーティング(図示せず)を設けることができる。例えば、駆動輪4.1の実質的に相補的な楔状リブの外形と接触する楔状リブ15.1のフランクに薄いポリアミド膜でコーティングすることができる。製造を単純化するために、同時に牽引側面全体にこのような膜でコーティングすることもできる。
各楔状リブ15.1に、2つの張力担持体14.1、14.2が、背面層13に面するリブの基部に相互に平行に配置される。張力担持体14.1、14.2は、ここでは詳しく示さないやり方で、撚り合わされた幾つかのストランドからなる鉄鋼ワイヤケーブルとして形成されるが、このストランドはさらに、撚り合わされた鉄鋼の個々の単一ワイヤから形成される。
ポリアミドの外形体16.1、16.2はそれぞれ各2本の隣接する張力担持体14.1、14.2の間に配置される。この場合、円形の外形担持体16.1が外側楔状リブの2つの隣接する張力担持体14.1の間に位置決めされる。二重T字形状または砂時計形状の外形体16.3が、より大きな直径を有する中間楔状リブ15.1の2本の隣接する楔状リブ14.2の間に配置される。隣接する楔状リブ15.1の隣接する張力担持体14.1、14.2は、実質的に四角形の外形体16.2によって離隔される。
張力担持体14.1、14.2と外形体16.1、16.2は形状を固定する形でベルトの横断方向に(図1の左右)相互に当接する。したがって張力担持体14.1、14.2が外形体16.1、16.2によって相互に上記方向で支持されるということが達成され、その結果エレベータベルト12全体により大きな横断方向の剛性が生じる。
図示するために、図1による第1実施形態の張力担持体14.1、14.2は異なる直径を有し、外形体16.1、16.2、および16.3は異なる横断面形状を有する。この場合、異なる直径を備えた張力担持体は、それらの中心が同じ直線状に位置するように配置される。背面外形13は、この目的のために変化可能な厚みを備えて実施されることが好ましい。
ここに示さない他の実施形態では、張力担持体および/または外形体はどこでも同じ横断面を有し、これによって製造および在庫管理が行い易くなり、均質なエレベータベルト12がもたらされる。図2に示すさらなる実施形態では、楔状リブ15.1の中心にそれぞれ配置された外形体16.1は全て同じ断面を有する。2つの隣接する楔状リブ15.1の間にそれぞれ配置された外形体16.2は全て、同じ横断面を同様に有するが、少なくとも、楔状リブ15.1の中に配置された外形体16.1よりも大きな幅を有し、このようにして張力担持体14.1が、隣接する楔状リブ15.1同士の間に形成される溝基部18から充分に離隔されることを保証する。
本発明の一実施形態によるエレベータベルト12の製造は、押し出し成形方法で実施されることが好ましい。この場合、張力担持体14.1、14.2と、外形体16.1、16.2、および16.3と、背面層13とは連続的にかつ正しい位置でベルト押し出し成形器具に送られ、張力担持体と外形体は、それらの間に中間域が実質的に存在しないように案内される。エラストマーストランドは、熱によって流動化され、形状化ノズルによって形状化され、またベルト体15を形成し、送られた張力担持体ならびに外形体を受け取り、同時に背面層13と連結するが、これがベルト押し出し形成器具から連続的に押し出される。外形体は、ここに述べた製造プロセス中に、張力担持体がベルト体の中でのそれらのあるべき位置から大きく横方向に偏向するのを防止する。
背面層13は、ベルト体15から離れたその裏側面に(図1の基部に)滑動面を形成し、これが、エレベータベルトの偏向ローラ4.2(図3参照)のまわりでエレベータベルトが偏向する際に偏向ローラの周囲と接触する。ポリアミドのこの滑動面は小さな摩擦係数とともに高度の耐摩耗性を有する。有利には、偏向ローラでエレベータベルトを案内するのに必要な、偏向ローラの横フランジとエレベータベルトの横境界との間の案内力はこのように縮小する。エレベータベルトが偏向する間の側方の摩擦負荷、したがってエレベータ装置の必要な駆動力がこのように縮小される。同時にエレベータベルトと偏向ローラの耐用年数が増大される。
図3は、本発明の実施形態によるエレベータベルト12を備えた、エレベータ昇降路1に設置されたエレベータシステムの断面を概略的に示す。エレベータシステムは、エレベータ昇降路1に固定された、駆動輪4.1を備えた駆動部2と、ケージ案内レール5で案内され、ケージフロア6の下に取り付けられてケージ支持ローラとして働く偏向ローラ4.2を備えたエレベータケージ3と、釣合錘案内レール7で案内され、釣合錘ローラとして働くさらなる偏向ローラ4.3を備えた釣合錘8、ならびに上述の本発明の第1または第2実施形態による、エレベータケージと釣合錘を支持し、そこに駆動ユニット2の駆動輪4.1から駆動力を伝えるエレベータベルト12とを備える。
エレベータベルト12は、その端部で駆動輪4.1の下の第1ベルト固定点10に締め付けられる。この点からエレベータベルト12は下向きに、釣合錘支持ローラとして働く偏向ローラ4.3に延び、このまわりを回り、ここから出て駆動輪4.1へと延び、このまわりを回り、釣合錘側のケージの壁に沿って下向きに走行し、エレベータケージの両側で、エレベータケージ3の下に取り付けられてケージ支持ローラとして働くそれぞれの偏向ローラ4.2の回りをそれぞれ90°分回り、釣合錘8から離れたケージ壁に沿って上向きに、第2ベルト固定点11へと走行する。
駆動輪4.1の平面は、釣合錘側のケージ壁に対して直角に配置することができ、その垂直の投影はエレベータケージ3の垂直の投影の外に位置することができる。したがって駆動輪4.1は小さな直径を有して、左側のケージの壁と、それに対向するエレベータ昇降路1の壁との間隔を可能な限り小さくできるようにすることが好ましい。さらに、駆動輪の小さな直径は、比較的駆動トルクの小さなギアのない駆動モータを駆動ユニット2として使用することを可能にする。
釣合錘支持ローラとして働く駆動輪4.1および偏向ローラ4.3はその周囲に、駆動ベルト12の楔状リブ15.1と実質的に相補的に形成された楔状溝が設けられる。エレベータベルト12がベルト輪4.1または4.3のうちの一方のまわりで回るところで、その接触側面に配置された楔状リブ15.1はベルト輪の対応する楔状溝にはまり、それによってこれらのベルト輪でのエレベータベルトの優れた案内が保証される。さらに牽引能力が、駆動輪として働くベルト輪4.1の楔状溝とベルト12の楔状リブ15.1との間に生じる楔状効果によって高められる。
図3に示すエレベータシステムでは、エレベータケージ3の下の、ケージ支持ローラとして働く偏向ローラ4.2のまわりでの回しは、エレベータベルトの楔状リブを有する接触側面が、偏向ローラ4.2の周囲から離れたところにあるように起こる。この場合、エレベータベルトはその背面層で偏向ローラ4.2に当接するが、この背面層は、既に述べたように偏向ローラ4.2に対して小さな摩擦係数しか有さない。この区域のエレベータベルトの側方への案内を保証するために、側方への案内としてエレベータベルト12の楔状溝と協働する楔状溝が設けられた追加の2つの案内ローラ4.4がケージフロア6に取り付けられる。
上述の実施形態のここに示さない修正形態では、エレベータベルト12の裏側面と、ケージ支持ローラとして働く偏向ローラ4.2とも相補的な楔状リブを有する。したがって、エレベータケージ3の下にあるケージ支持ローラのまわりをベルトがまわるとき、ケージ支持ローラとして働く偏向ローラ4.2でエレベータベルト12に対する優れた横方向の案内がもたらされるが、これはエレベータベルトが、ケージ支持ローラとして働く偏向ローラ4.2に面するその側面にも楔状リブを有するからである。前述の図3に示し、説明した案内ローラ4.4は本実施形態では不必要である。
1 エレベータ昇降路
2 駆動部
3 エレベータケージ
4.1 駆動輪
4.2、4.3 偏向ローラ
4.4 案内ローラ
5 ケージ案内レール
6 エレベータフロア
7 釣合錘案内レール
8 釣合錘
10、11 固定点
12 エレベータベルト
13 背面層
14 張力担持体構成物
14.1、14.2 張力担持体
15 ベルト体
15.1 楔状リブ
16 外形体
16.1 楕円形外形体
16.2 四角形外形体
16.3 T字形状
18 溝基部
2 駆動部
3 エレベータケージ
4.1 駆動輪
4.2、4.3 偏向ローラ
4.4 案内ローラ
5 ケージ案内レール
6 エレベータフロア
7 釣合錘案内レール
8 釣合錘
10、11 固定点
12 エレベータベルト
13 背面層
14 張力担持体構成物
14.1、14.2 張力担持体
15 ベルト体
15.1 楔状リブ
16 外形体
16.1 楕円形外形体
16.2 四角形外形体
16.3 T字形状
18 溝基部
Claims (16)
- エレベータ装置用のエレベータベルト(12)において、引張力をエレベータベルトの長手方向に伝える、ストランドまたはケーブルの形態の幾つかの張力担持体(14.1、14.2)を備えた張力担持体構成物(14)が配置されたベルト体(15)を備えたエレベータベルト(12)であって、外形体(16)が張力担持体構成物(14)の隣接する張力担持体(14.1、14.2)の間に配置され、これらの張力担持体を相互から離隔させることを特徴とする、エレベータベルト。
- 外形体(16)がそれぞれ、張力担持体構成物(14)の幾つかの、好ましくは全ての張力担持体の間に配置されることを特徴とする、請求項1に記載のエレベータベルト。
- 外形体(16)が全て、同じ断面形状を有することを特徴とする、請求項2に記載のエレベータベルト。
- 少なくとも2つの外形体(16)が、異なる断面形状を有することを特徴とする、請求項2に記載のエレベータベルト。
- 外形体が、実質的に円形、楕円形(16.1)、T字形状、二重T字形状(16.3)、U字形状、三角形、または四角形(16.2)の断面を有することを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載のエレベータベルト。
- 外形体がエレベータベルト(12)の長手方向に、詳しくは実質的にエレベータベルトの長さ全体に延びることを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載のエレベータベルト。
- 外形体(16)が、熱可塑性合成材料、詳しくはポリアミド(PA)、ポリエチレン(PE)、ポリエステル、詳しくはポリエチレンテレフタル酸(PET)および/またはポリカーボネート(PC)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチロール(PS)、ポリアセタール(POM)、ポリブチレンテレフタル酸(PBT)、ポリエーテルスルホン酸(PES)、ポリフェニレンサルファイド(PFS)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK(登録商標))、ポリイミド(PI)、ポリ塩化ビニル(PVC)、あるいは幾つかの熱可塑性合成材料ポリブレンド体から作られることを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載のエレベータベルト。
- ベルト体(15)が、エラストマー、詳しくはポリウレタン(PU)、ポリクロロプレン(CR)、天然ゴムまたはエチレン−プロピレン−ジエンゴム(EPDM)から作られることを特徴とする、請求項1から7のいずれか一項に記載のエレベータベルト。
- ベルト体(15)が、駆動輪(4.1)と係合するための牽引側面にコーティングを有することを特徴とする、請求項1から8のいずれか一項に記載のエレベータベルト。
- ベルト体(15)が、駆動輪(4.1)の相補的な溝と係合するための1本または複数の楔状リブ(15.1)を牽引側面に有することを特徴とする、請求項1から9のいずれか一項に記載のエレベータベルト。
- ベルト体(15)が、駆動輪(4.1)と係合するための牽引側面とは反対側の裏側面に、熱可塑性合成材料、好ましくはポリアミド(PA)、ポリエチレン(PE)、ポリエステル、詳しくはポリエチレンテレフタル酸(PET)、および/またはポリカーボネート(PC)、ポリプロピレン(PP)、ポリブチレンテレフタル酸(PBT)、ポリエーテルスルホン酸(PES)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリ塩化ビニル(PVC)あるいはこのような熱可塑性合成材料のポリブレンド体および/またはファブリックから作られた背面層(13)を有することを特徴とする、請求項1から10のいずれか一項に記載のエレベータベルト。
- 張力担持体(14.1、14.2)および/または外形体(16)が背面層(13)に当接することを特徴とする、請求項10に記載のエレベータベルト。
- 請求項1から12のいずれか一項に記載のエレベータベルト(12)を製造する方法であって、エレベータベルトは押し出し成形方法で製造されることを特徴とし、張力担持体、外形体、および背面層が連続的にかつ正しい位置でベルトの押し出し成形器具に送られ、そこから、熱によって流動化される、形状化ノズルによって形状化される、またベルト体を形成し、供給された張力担持体ならびに外形体を受け取るエラストマーストランドが連続的に押し出し成形される、方法。
- 外形体(16)および/または背面層(13)が、ベルト体(15)を外形体(16)にまたは背面層(13)に連結するための接着促進剤でコーティングされることを特徴とする、請求項13に記載のエレベータベルト(12)を製造する方法。
- 押し出し成形中に反応する熱接着剤が接着促進剤として使用されることを特徴とする、請求項14に記載のエレベータベルト(12)を製造する方法。
- エレベータケージ(3)と、駆動部(2)と、少なくとも1本の請求項1から15の一項に記載のエレベータベルト(12)を備えたベルト構造物とを備える、エレベータ装置。
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