JP2008044792A - エレベータ装置用のエレベータベルトとそのようなエレベータベルトの製造方法 - Google Patents

エレベータ装置用のエレベータベルトとそのようなエレベータベルトの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】楔状リブに小さな弾性変形しか起こらないエレベータベルトを利用可能にする。
【解決手段】エレベータ装置用のエレベータベルト(12)は、エレベータベルトの長手方向に延びる、エレベータ装置の駆動輪(4.1)と係合するための接触側面を形成する少なくとも2本の楔状リブ(15.1)を備える楔状リブ構成物(15)と、楔状リブ構成物の相互に隣接する2本の楔状リブに配置された少なくとも2本の張力担持体(14.1、14.2)を備えた張力担持体構成物(14)と、接触側面と反対側の、エレベータベルトの裏側面を形成する背面層(13)とを備える。背面層は、楔状構成物の中に接触側面に向かって突出する少なくとも1つのウェブ(13.1)を備えた外形を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、エレベータ用ベルトを備えたエレベータ装置と、そのようなエレベータ装置用のエレベータベルトと、そのようなエレベータ用ベルトの製造方法とに関する。
エレベータ装置はエレベータケージと通常は釣合錘とを備えるが、それらはエレベータ昇降路内で、または独立型案内装置に沿って移動可能である。動きを作り出すために、エレベータ装置は、それぞれ少なくとも1つの駆動輪を備えた少なくとも1つの駆動部を有し、これが1本または複数のエレベータベルトによってエレベータケージおよび釣合錘を担持し、かつ/または必要な駆動力をそれらに伝達する。駆動輪はこの場合、それ自体が知られている方法で駆動プーリとして、あるいは同等に直径の小さな輪として、特に駆動部自体の駆動出力軸としても形成することができる。
エレベータケージと釣合錘は、少なくとも1本の同一の支持駆動ベルトによって支持し、駆動することができ、この支持駆動ベルトは少なくとも1つの駆動輪で案内される。代替方法として、エレベータケージが下げられたときに釣合錘が逆に上げられるように、エレベータケージと釣合錘は、偏向ローラで走行する少なくとも1本の支持ベルトによって一緒に結合することもでき、この場合、エレベータケージと釣合錘の駆動は、少なくとも1本の個別の駆動ベルトを介して駆動ユニットによって起こる。一方駆動ベルトでは、エレベータケージまたは釣合錘を動かすために、駆動輪によって引張力がこれらのベルトに伝えられ、純然たる支持ベルトは、駆動輪ではなく単に偏向要素で、詳しくは回転可能なもしくは固定された偏向ローラだけで偏向され、エレベータケージまたは釣合錘の重力を受け取る。ほとんどのエレベータ装置で、支持機能および駆動機能は少なくとも1本の同一の支持駆動ベルトによって実行されている。
本発明によるエレベータベルトは上述の機能のそれぞれに使用することができ、つまり支持ベルトとして、駆動ベルトとして、支持駆動ベルトとして、さらに並列配置された幾つかのベルトのうちの1つとして、個別のベルトとして同等に使用することができる。
駆動輪と偏向ローラの区別が必要ない場合、以下ではこれらを総称的にベルト輪と呼ぶ。
請求項1の導入部に記載のエレベータベルトにおいて、エレベータベルトの長手方向に延び、エレベータ装置の駆動輪と係合するための接触側面を形成する幾つかの楔状リブを備えたエレベータベルトであって、2本の張力担持体が各楔状リブに配置されたエレベータベルトがEP1555234B1から知られている。この楔状リブの反対側には追加の背面層を設けることができる。
欧州特許第1555234B1号明細書
EP1555234B1によると、楔状リブを形成し、張力担持体を受け入れるベルト本体はエラストマーから作られ、支持駆動力をベルト輪から張力担持体に伝達する。エラストマー楔状リブは、その時点で発生している、部分的に大きな面圧力によって変形する。このように次々と交互に起こる変形は、エレベータベルトの耐用年数を不利益に縮小してしまう。さらにこの変形は、ベルト本体とそれに受け取られている張力担持体との間のそれらの摩擦結合を、したがって張力担持体への力の伝達を損ねる可能性がある。同様に、楔状リブの変形は、その楔状リブまたはそれに隣接する楔状リブの、関連する駆動輪内の楔状溝との摩擦結合を損なう。
したがって本発明の目的は、楔状リブにより小さな弾性変形しか起こらないエレベータベルトを利用可能にすることである。
請求項1の導入部に記載のエレベータベルトは、この目的を達成するためのその特徴的な特色によって開発されている。請求項10はこれに関連する製造方法を、請求項11はこのようなエレベータベルトを備えたエレベータ装置を保護するものである。
エレベータ装置用の本発明によるエレベータベルトは、エレベータベルトの長手方向に延び、エレベータ装置の駆動輪と係合するためのエレベータベルトの接触側面を形成する少なくとも2本の楔状リブを備えた楔状リブ構成物を備える。楔状リブは、駆動輪の対応する楔状溝と係合するように設けられた楔状リブを3本以上備えることが好ましい。エレベータベルトによって伝達されるべき総引張力をそれによって幾つかの楔状リブに分配することができ、これによってより小型の、したがってより柔軟な楔状リブを構築すること、したがってより小型のベルト輪のまわりでの偏向が可能になる。
エレベータベルトは、エレベータベルトの長手方向に延びる、楔状リブ構成物の相互に隣接する2本の楔状リブに配置された少なくとも2本の張力担持体を備えた張力担持体構成物をさらに備える。好ましい実施形態では、少なくとも1本の張力担体、好ましくは2本以上の張力担持体が各楔状リブに配置されて、伝達するべき総引張力を多数の張力担持体に分配することができ、したがってそれらはより小さな直径を有することができ、より小型のベルト輪での偏向を可能にする。同時に、そのようにして例えば案内リブとして使用することができる個々の楔状リブを、張力担持体なしで形成することもできる。張力担持体構成物の張力担持体は、単一にもしくは多重に撚り合わされたワイヤおよび/または合成材料紐からなるストランドまたはケーブルを備えることが好ましい。
本発明によれば、エレベータベルトは、エレベータベルトの裏側面を形成する背面層であって、接触側面に向かって楔状リブ構成物の中に突出し、好ましくはエレベータベルトの長手方向に延びる少なくとも1つのウェブ、好ましくは幾つかのウェブを備えた外形を有する背面層を備える。そのように楔状リブ構成物は、その中に突出するウェブでベルトの横断方向に機械的にポジティブなやり方で支持され、楔状リブはこの方向に妨げられずに変形されることがもはやなくなる。動作中に起こる変形のこうした縮小は、エレベータベルトの耐用年数を延ばす。
ウェブで楔状リブ構成物を支持することから、楔状リブは少なくとも、接触側面から離れた下方基部区域で強化される。したがって、有利に、駆動輪とそのまわりを回るエレベータベルトとの間により大きな面圧力を実現することもでき、それによって摩擦結合、したがって駆動能力が向上し得る。
さらに、本発明によるエレベータベルトでは、例えば製造誤差または取り付け誤差から、汚れまたは欠陥が楔状リブに対して掛ける局部的に大きな負荷が、隣接する楔状リブに対するせん断応力または圧応力として妨げられずに伝わることが有利にはもはやなくなる。したがって隣接する楔状リブをこのような大きな負荷から保護することが可能であり、これによって故障に対するエレベータベルト全体の安全性が高められ得る。
本発明のさらなる利点は、楔状リブ構成物と背面層との間の接触面が拡大され、これによってそれらの相互連結が向上するということにある。このことに寄与するものとして他に機械的にポジティブな結合があり、これは、1つまたは複数のウェブが構築される楔状リブ構成物を備えた背面層を備える。特に楔状リブ構成物で横断方向に作用する力は、ウェブによって機械的にポジティブに結合されるやり方で部分的に支持されて、楔状リブ構成物に発生するせん断応力とそれにつながる変形を、特に楔状リブ構成物のせん断または横断方向の拡張を軽減できるようになる。
本発明によるエレベータベルトは有利に、異なる材料を有することができ、材料を、ベルトの両側で異なる要件にそれぞれ合わせることができる。したがって背面層として選択できる材料は、楔状リブの安定した支持を可能にし、さらにエレベータベルトの一部としての背面層をベルト輪のまわりで偏向することができるよう充分な可撓性を有するものである。楔状リブ構成物として選択することができるのは、引張力を駆動輪から張力担持体に伝達するのに特に適切な材料からである。ここでは特に、埋め込まれた張力担持体に対して充分な密着を確立し、駆動輪と併せて所望の牽引能力を有すると同時に、力の伝達で生じる応力および変形に耐える材料が優先される。
したがって背面層は熱可塑性合成材料から、詳しくはポリアミド(PA)、ポリエチレン(PE)、ポリエステル、詳しくはポリエチレンテレフタル酸(PET)、ポリカーボネート(PC)、ポリプロピレン(PP)、ポリブチレンテレフタル酸(PBT)、ポリエーテルスルホン酸(PES)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリ塩化ビニル(PVC)、あるいはこのような熱可塑性合成材料のファブリックおよび/またはポリブレンド体(異なる複数の合成材料の混合物)から製造されることが好ましい。このファブリックを、これら熱可塑性合成材料のさらなる1つに埋め込むこともでき、あるいはこれによって含浸(saturated)させることもできる。
このような背面層は一方で、楔状リブ構成物を支持するよう充分に堅固である。同時に背面層は、エレベータベルトの耐摩耗性かつ低摩擦の裏側面を形成することができ、これは、背面層がその裏側面で偏向輪のまわりを回るときに特に有利である。従って、特に好ましくはエレベータベルトの裏側面は偏向輪とともに、最大で0.35の、好ましくは最大で0.3の、特に好ましくは最大で0.25の摩擦係数を有する。この目的のために、背面層は接触側面から離れたその裏側面に耐摩耗性かつ/または低摩擦のコーティングを追加的に有することができ、これによって本発明によるエレベータベルトの耐用年数または効率性が増大する。
楔状リブはエラストマーから、特にポリウレタン(PU)、ポリクロロプレン(CR)、またはエチレン−プロピレン−ジエンゴム(EPDM)から製造されることが好ましい。このようなエラストマーは一方で、大きな面圧力と、その中に配置された張力担持体との充分な連結とを可能にする。他方でこのようなエラストマーは、本発明によって、楔状リブ構成物の中に突出するウェブによって充分に堅固にすることができて、許容不可能なほど、特にエレベータベルトの横断方向に変形することがなくなる。
このようなエラストマーの楔状リブは、駆動輪との充分な摩擦結合を有する。この目的のために、これらは接触側面に、摩擦係数を、したがって駆動能力をさらに高めるコーティングを有することができる。同時に、楔状リブの楔効果によって既に充分に大きな駆動能力が保証されている場合は、コーティングはより小さな摩擦係数を有することもできる。このようにして駆動輪の楔状溝内の楔状リブの詰まり(jamming)を回避することができる。さらに、このような摩擦を縮小するコーティングは、摩耗耐性を、したがってエレベータベルトの耐用年数を延ばすことができる。楔状リブと駆動輪との間の摩擦係数は好ましくは最大で0.35、好ましくは最大で0.3、より好ましくは最大で0.25である。
1つまたは複数の中間層を楔状リブ構成物と背面層との間に配置することも可能である。このような中間層は、例えば楔状リブ構成物と背面層との間の連結を高めることができる。さらにまたは代替方法として、中間層がエレベータベルトをその長手方向および/または横断方向で堅固にし、あるいはエレベータベルトの振動を抑制することができる。これらの目的のために、中間層は特にファブリックを備えることができる。
楔状リブ構成物の相互に隣接する2本の楔状リブの間にウェブが有利に配置される。一方で、楔状リブとそこに埋め込まれた張力担持体との間の力の流れは詰まりされることはない。他方で、隣接する楔状リブ同士はこのように少なくとも部分的に相互から脱結合して、2本の楔状リブの一方に掛かっている大きい方の負荷が、他方の楔状リブ内へのせん断応力および/または圧応力として妨げられないままにはならない。したがって特に、個々の楔状リブに異なる負荷が分配されるという欠点に対しても補償をもたらすことができる。このように、例えば、より大きな引張力を、幾つかの張力担持体を含有する楔状リブによって伝達することができ、それでいて、より少ない張力担持体しか備えない隣接する楔状リブにこうした大きな負荷が伝達されることがない。
特に、張力担持体のない純然たる案内リブからこのように負荷を取り除くことができる。
楔状リブ構成物が3本以上の楔状リブを備える場合、背面層のウェブが、隣接し合う全ての楔状リブ同士の間に形成されることが好ましく、これによって個々の楔状リブの変形が軽減される。さらに、または代替方法として、背面層のウェブを、最も外側の楔状リブの付近のベルトの外側に形成することもできる。これらは楔状リブ構成物全体をベルトの横断方向で支持する。
隣接する楔状リブ同士の間でウェブが楔状リブ構成物の中に突出する本発明によるエレベータベルトのさらなる利点は、張力担持体を製造プロセス中に、ウェブによって自動的に定位置に正確に位置決めすることができるという点にある。したがって、張力担持体を製造中に背面層の隣接するウェブ同士の間の中間域に配置し、続いて楔状リブの材料によって封入しても、それらは隣接する楔状リブ同士の区域の中に、または楔状リブ同士の間に形成された楔状溝基部の中に入り込むことはできない。したがって、ねじれ度の小さい張力担持体とは別に、例えば撚り合わせなどのためにベルトの横断方向にねじれる傾向にある張力担持体も使用することが可能である。
特に好ましくは、ウェブは、隣接し合う楔状リブ同士の間にある楔状溝基部の最深箇所、またはその近傍に配置される。このように張力担持体が、製造プロセス中に、楔状リブ構成物の肉厚の小さい領域にそれ自体を配置してしまうことを防止することが可能であるが、その領域では、力が張力担持体からベルト輪に伝わる間に発生する材料応力が、楔状リブの材料の破損をもたらす可能性がある。さらにこれらのウェブは隣接し合う楔状リブの隣接し合う張力担持体同士の間に最小限度の間隔を維持する。上述の機能を保証するために、ウェブが、製造プロセス中に張力担持体が隣接する楔状リブの中に入り込むのを防止するように、特定の最低限度の高さを有していれば有利である。このような最低限度の高さは例えば、張力担持体の高さの少なくとも25%、好ましくは少なくとも50%、特に好ましくは少なくとも75%であることができる。
三角形または四角形の断面を有するウェブが特に好ましい。このようなウェブ断面を備えが背面層は、例えば押し出し成形などによって特に簡単に製造できる。四角形のウェブ断面は、それらが製造プロセス中に張力担持体を特に良好に案内するという利点、またそれらが、エレベータ動作中にウェブ構成物に発生する横断方向の力を特に良好に受け取るという利点を有する。
楔状リブ構成物の相互に隣接する2本の楔状リブを一緒に一体的に連結することができ、その場合、これらは、楔状リブ同士の間に楔状リブ構成物の中に突出する背面層のウェブを覆って係合する。このように楔状リブ構成物は連続した接触側面を形成し、ウェブと楔状リブ構成物との間の接触面積の拡大、したがって楔状リブ構成物と裏側面との間の良好な連結が達成される。ウェブの高さの隣接する楔状リブの高さに対する割合によって、楔状リブ構成物の中への応力の伝達、ならびに楔状リブに発生する変形を、エレベータベルトへの均一な負荷掛けを作り出すように調整することができる。
代替方法として、楔状リブ構成物の相互に隣接する2本の楔状リブを、ウェブが中に突出する連続溝によって相互から完全に分離することもできる。これは、これら2本の楔状リブを脱結合する最高限度の力および変形を可能にする。特に、したがってこのように異なる材料から楔状リブを作り出すことができるということも達成される。2つの実施形態を相互に組み合わせることもでき、この場合、楔状リブは連続溝によって一方側でそれに隣接する楔状リブから完全に分離され、他方側でそれに隣接する楔状リブと一体的に連結される。
本発明によるエレベータベルトの製造では、楔状リブ構成物を連続した押し出し成形によって背面層に連結することができ、この場合、張力担持体も楔状リブ構成物に連続的に埋め込まれる。楔状リブ構成物と背面層との間の連結強度を最適化するために、背面層に接着促進剤、例えば熱活性型接着剤などで事前処理することができる。エレベータベルトの押し出し成形は特に合理的な製造方法を形成し、楔状リブ構成物と背面層とが堅固にかつ恒久的に連結される。この場合、背面層はそのウェブとともに、楔状リブの一次形成用の鋳型の一部として働く。
楔状リブは60°から120°のフランク角を有することが好ましく、80°から100°までの領域が特に好ましい。楔状リブの両側面(フランク)同士の間の角度をフランク角と呼ぶ。この領域は理想的な領域であることが判明しており、ここでは一方で駆動輪の楔状溝での楔状リブの詰まり、したがってエレベータベルトの横断方向の振動が回避され、他方で楔状溝が設けられたベルト輪でのエレベータベルトの確実な案内が保証される。
有利なやり方で、背面層はその裏側面に1本または複数の楔状リブを有することもできる。このようにエレベータベルトは、その裏側面で接しているベルト輪の回転中にも案内されるということが有利な形で実現される。この場合、背面層の楔状リブの数は楔状リブ構成物の楔状リブの数に対応する必要はない。
さらなる目的、特徴、および利点が、以下に述べる従属請求項と実施形態の実施例から明らかである。
図1は、本発明の第1実施形態によるエレベータベルト12を示す。これは、ポリウレタンの個々の楔状リブ15.1を備えた楔状リブ構成物15と、それに連結されたポリアミドの背面層13とを備える。
楔状リブ構成物15の楔状リブ15.1は120°のフランク角βを有し、駆動輪4.1または偏向輪4.2、4.3(図3参照)と係合するためのエレベータベルト12の接触側面(図1の上)を形成する。楔状リブ15.1のポリウレタンによって与えられる摩擦係数とは異なるものが所望される限り、エレベータベルトはその接触側面にコーティング(図示せず)を有することができる。例えば、駆動輪4.1の少なくとも部分的に相補的な楔状溝の外形と接触する楔状リブ15.1のフランクに、薄いポリアミド膜をコーティングすることができる。製造を容易にするために、接触側面全体にこのような膜を一度にコーティングすることもできる。
各楔状リブ15.1で、背面層13に面するその基部に、2本の張力担持体14が相互に対して平行に配置される。張力担持体14は、ここでは詳しく示さないやり方で、幾つかのワイヤストランドからなるワイヤケーブルとして形成されるが、ワイヤストランドはさらに、合成材料の芯のまわりに撚り合わされた鉄鋼の個々の単一ワイヤから形成される。
背面層13は、エレベータベルト12の背面層(図1の下)からその接触側面に向かった方向に突出する長方形のウェブ13.1を有する。ウェブ13.1は、溝16の中に突出し実質的に張力担持体14の高さまで延びる形で、エレベータベルトの長手方向の連続溝16によって相互から分離される隣接する2本の個々の楔状リブ15.1の間に配置される。ウェブ13.1または溝16は、隣接する楔状リブ15.1同士の間の楔状溝基部の最深箇所区域にそれぞれ配置される。
楔状リブ構成物15が駆動輪4.1の実質的に相補的な楔状溝外形と係合すると、区域負荷がそこに掛かり、それによって個々の楔状リブ15.1が変形する。面負荷によって生じる、個々の楔状リブ15.1のエレベータベルト12の裏側面に向かった方向への圧縮は、楔状リブがベルトの横断方向に拡張する傾向(図1の左右)を生む。さらに、せん断負荷が、例えば位置合わせされていない駆動および偏向輪4.1、4.2、4.3(図3参照)同士のオフセットによって、ベルト輪同士の間のエレベータベルト12のその長手方向軸のまわりでの捻れによって、あるいは楔状リブ構成物15のリブの間隔から逸脱したベルト輪4.1、4.2、4.3のリブの間隔によって誘発される可能性があるが、これは、個々の楔状リブ15.1がベルトの横断方向に変形する傾向を生む。
個々の楔状リブ15.1がそれらの基部区域で支持される背面層13のウェブ13.1が、このような変形に対抗する。背面層13ならびにウェブ13.1は、楔状リブ構成物15のエラストマー材料(例えばポリウレタン)よりも大きな剛性を有する材料(例えばポリアミド)からなる。ウェブの高さを予め設定することによって、エレベータベルト12の横断方向での剛性を調整することができる。したがって、例えば楔状リブ15.1の高さの最高で30%を有する比較的低いウェブは、ウェブ13.1の上に配設された楔状リブ15.1の領域でそれに大きな変形を起こさせてしまう。例えば、ウェブが、これらの基部区域が台形状の区域へと広がる、凡そ楔状リブ15.1の長方形の基部区域の高さまで延びる場合、これらの基部区域はほとんど変形する可能性はなく、これは、楔状リブ構成物全体の実質的な強化を生む。
ウェブ13.1を備えた背面層13は、例えば押し出し成形によって製造することができる。さらに、本発明の第1実施形態によるエレベータベルト12の製造は、押し出し成形方法で実施されることが好ましい。この場合、楔状リブ構成物15の背面層13、ならびに楔状リブ15.1ごとの2本の張力担持体14.1、14.2のそれぞれが、正しい位置にあるロールから押し出し成形装置の押し出しノズルに送られ、熱い状態で背面層および張力担持体がそこに埋め込まれ、そのようにして楔状リブ構成物の粘性エラストマー材料、そしてエレベータベルト全体が形成される。楔状リブにそれぞれ関連付けられる2本の張力担持体はこの場合、背面層13(図1の上に)の裏側面から離れた上側にある楔状リブ構成物のエラストマー材料に2つのウェブ13.1同士の間に埋め込まれる。次いでこの材料が張力担持体14.1、14.2の到達可能な表面を取り囲むと同時に、楔状リブ構成物に面する、張力担持体によって覆われていない背面層13の表面に沿って背面層13と連結する。この連結は、それぞれの材料の組み合わせによって、例えば押し出し成形プロセスの前に背面層に塗布することができる、いわゆる接着促進剤を使用して、または使用せずに行われる。
楔状リブ構成物15の連続溝16の区域に形成されたウェブ13.1は有利に、張力担持体14が、この製造プロセスで、楔状リブ構成物に不適切にしかそれが一体化されることにならない位置に変位するのを防止する。特に各ウェブ13.1は、隣接する楔状リブ15.1の相互に隣接する張力担持体14.1、14.2の最低限の間隔を保証する。この目的のために、ウェブ13.1が張力担持体14.1、14.2の高さの少なくとも半分に対応する高さを有していれば有利である。
背面層13は、楔状リブ構成物15から離れたその裏側面に(図1の下に)摺動面を形成し、これは偏向輪4.2(図3参照)のまわりでの偏向の際にその周辺と接触して配設される。ポリアミドのこの摺動面は、低い摩擦係数と同時に大きな耐摩耗性を有する。有利には、エレベータベルトを偏向輪で横方向に案内するのに必要な、偏向輪の隣接するフランジとエレベータベルトの横方向境界との間の案内力はこのように有利に縮小される。エレベータベルトが偏向する間の横方向の摩擦負荷、したがってエレベータ装置の必要な駆動力がこのように縮小される。同時にエレベータベルトと偏向輪の耐用年数が増大される。
図2は、本発明の第2実施形態によるエレベータベルト12を示す。この場合、第1実施形態の構成要素に対応するものは同じ参照符号によって示して、第1実施形態と第2実施形態の相違のみを以下に論ずる。
第2実施形態では、楔状リブ構成物15の楔状リブ15.1同士が、背面層13の、より短く形成されるウェブ13.1の上で一体的にともに連結され、それらの楔状基部区域17で、それぞれのウェブ13.1を覆って係合し、それぞれのウェブ13.1は楔状リブ構成物15の隣接するリブ15.1の2本の隣接する張力担持体14.1、14.2の間に突出し、これらによって3つの側面で封鎖される。楔状リブ構成物15の連続した接触側面がこのようにして形成される。楔状リブ構成物15の区域17のウェブ13.1の上側面との連結と併せて、これは楔状リブ構成物15の背面層13とのより強固な連結を与える。さらに本実施形態はより少ない問題しか伴わずに押し出し成形することができる。有利に本実施形態では、ウェブの高さは最大で張力担持体14の高さの半分に対応し、このことは、ウェブに生じる曲げ応力が、第1実施形態のそれと比較して縮小されるという利点を有する。
図3は、本発明の実施形態によるエレベータベルト12を備えた、エレベータ昇降路1に設置されたエレベータシステムの断面を概略的に示す。エレベータシステムは、エレベータ昇降路1に固定された、駆動輪4.1を備えた駆動部2と、ケージ案内レール5で案内され、ケージフロア6の下に取り付けられてケージ支持ローラとして働く偏向ローラ4.2を備えたエレベータケージ3と、釣合錘案内レール7で案内され、釣合錘支持ローラとして働くさらなる偏向ローラ4.3を備えた釣合錘8、ならびに上述の本発明の第1または第2実施形態による、エレベータケージと釣合錘を支持し、そこに駆動ユニット2の駆動輪4.1から駆動力を伝えるエレベータベルト12とを備える。
エレベータベルト12は、その端部で駆動輪4.1の下の第1ベルト固定点10に締め付けられる。この点からエレベータベルト12は下向きに、釣合錘支持ローラとして働く偏向ローラ4.3に延び、このまわりを回り、ここから出て駆動輪4.1へと延び、このまわりを回り、釣合錘側のケージの壁に沿って下向きに走行し、エレベータケージの両側で、エレベータケージ3の下に取り付けられてケージ支持ローラとして働くそれぞれの偏向ローラ4.2の回りをそれぞれ90°分回り、釣合錘8から離れたケージ壁に沿って上向きに、第2ベルト固定点11へと走行する。
駆動輪4.1の平面は、釣合錘側のケージ壁に対して直角に配置することができ、その垂直の突起物はエレベータケージ3の垂直の突起物の外に位置することができる。したがって駆動輪4.1は小さな直径を有して、左側のケージの壁と、それに対向するエレベータ昇降路1の壁との間隔を可能な限り小さくできるようにすることが好ましい。さらに、駆動輪の小さな直径は、比較的駆動トルクの小さなギアのない駆動モータを駆動ユニット2として使用することを可能にする。
釣合錘支持ローラとして働く駆動輪4.1および偏向ローラ4.3はその周囲に、駆動ベルト12の楔状リブ15.1と実質的に相補的に形成された楔状溝が設けられる。エレベータベルト12がベルト輪4.1または4.3のうちの一方のまわりで回るところで、その接触側面に配置された楔状リブ15.1はベルト輪の対応する楔状溝にはまり、それによってこれらのベルト輪でのエレベータベルトの優れた案内が保証される。さらに牽引能力が、駆動輪として働くベルト輪4.1の楔状溝とベルト12の楔状リブ15.1との間に生じる楔状効果によって高められる。
図3に示すエレベータシステムでは、エレベータケージ3の下の、ケージ支持ローラとして働く偏向ローラ4.2のまわりでの回しは、エレベータベルトの楔状リブを有する接触側面が、偏向ローラ4.2の周囲から離れたところにあるように起こる。この場合、エレベータベルトはその背面層で偏向ローラ4.2に当接するが、この背面層は、既に述べたように偏向ローラ4.2に対して小さな摩擦係数しか有さない。この区域のエレベータベルトの横方向への案内を保証するために、横方向への案内としてエレベータベルト12の楔状溝と協働する楔状溝が設けられた追加の2つの案内ローラ4.4がケージフロア6に取り付けられる。
本発明の第1実施形態によるエレベータベルトの横断面図を示す。 本発明の第2実施形態によるエレベータベルトの横断面図を示す。 本発明の実施形態によるエレベータベルトを備えたエレベータ装置の、エレベータケージの正面に平行な断面図を示す。
符号の説明
1 エレベータ昇降路
2 駆動部
3 エレベータケージ
4.1 駆動輪
4.2、4.3 偏向輪
4.4 案内ローラ
5 ケージ案内レール
6 ケージフロア
7 釣合錘案内レール
8 釣合錘
10、11 固定点
12 エレベータベルト
13 背面層
13.1 ウェブ
14 張力担持体構成物
14.1、14.2 張力担持体
15 楔状リブ構成物
15.1 楔状リブ
16 連続溝
17 楔状基部区域

Claims (11)

  1. エレベータ装置用のエレベータベルト(12)において、エレベータベルトの長手方向に延び、エレベータ装置の駆動輪(4.1)と係合するための接触側面を形成する少なくとも2本の楔状リブ(15.1)を備える楔状リブ構成物(15)と、楔状リブ構成物の2本の相互に隣接する楔状リブに配置された少なくとも2本の張力担持体(14.1、14.2)を備えた張力担持体構成物(14)と、接触側面の反対側にある、エレベータベルト(12)の裏側面を形成する背面層(13)とを備えたエレベータベルト(12)であって、背面層(13)が、楔状リブ構成物(15)の中に接触側面に向かって突出する少なくとも1つのウェブ(13.1)を備えた平坦な外形を形成することを特徴とする、エレベータベルト(12)。
  2. 背面層(13)が、熱可塑性合成材料から、詳しくはポリアミド(PA)、ポリエチレン(PE)、ポリエステル、詳しくはポリエチレンテレフタル酸(PET)、ポリカーボネート(PC)、ポリプロピレン(PP)、ポリブチレンテレフタル酸(PBT)、ポリエーテルスルホン酸(PES)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリ塩化ビニル(PVC)から、あるいはこのような熱可塑性合成材料のポリブレンド体および/またはファブリックから製造されることを特徴とする、請求項1に記載のエレベータベルト。
  3. 楔状リブ(15.1)がエラストマーから、詳しくはポリウレタン(PU)、ポリクロロプレン(CR)、またはエチレン−プロピレン−ジエンゴム(EPDM)から製造されることを特徴とする、請求項1または2に記載のエレベータベルト。
  4. 張力担持体構成物の張力担持体(14.1、14.2)が、単一にもしくは多重に撚り合わされたワイヤおよび/または合成材料紐からなるストランドまたはケーブルを備えることを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載のエレベータベルト。
  5. 楔状リブ構成物(15)の楔状リブ(15.1)が接触側面にコーティングを有することを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載のエレベータベルト。
  6. 少なくとも1つの中間層が楔状リブ構成物(15)と背面層(13)との間に配置されることを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載のエレベータベルト。
  7. ウェブ(13.1)は、楔状リブ構成物の相互に隣接する2本の楔状リブ(15.1)の間で、特に、2本の楔状リブの一方を連結する楔状溝基部の最深箇所にまたはその近傍に配置されることを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載のエレベータベルト。
  8. 楔状リブ構成物の相互に隣接する2本の楔状リブ(15.1)がともに一体的に連結されることを特徴とする、請求項1から7のいずれか一項に記載のエレベータベルト。
  9. 楔状リブ構成物の相互に隣接する2本の楔状リブ(15.1)が、背面層のウェブ(13.1)が中に突出する連続溝(16)によって相互から分離されることを特徴とする、請求項1から8のいずれか一項に記載のエレベータベルト。
  10. 楔状リブ構成物(15)が、押し出し成形および/または接着によって背面層(13)に連結されることを特徴とする、請求項1から9のいずれか一項に記載のエレベータベルト(12)を製造する方法。
  11. エレベータケージ(3)と、駆動部(2)と、請求項1から10のいずれか一項に記載の少なくとも1本のエレベータベルト(12)を備えたベルト構成物とを備えたエレベータ装置。
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