JP2008044628A - 物品に対するテープ巻着方法及び物品に対するテープ巻着機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】左右両側から引き出されたテープ80を互いに繋いで物品搬送経路2上を横切る横断テープに対し先行の物品の前側面を当接させる。次に、先行の物品の前側面を横断テープに当接させたまま先行の物品を送ってテープ80を左右両側から引き出すことにより、テープ80を先行の物品の左右両側面にも当接させる。次に、先行の物品の後側面に沿って物品搬送経路2上のテープ80を左右両側から押し込んで先行の物品の後側面にも当接させるとともに、左右両側から引き出されたテープ80を互いに繋いで先行の物品の後側面から連続させた連繋部を介して物品搬送経路2上を横切る横断テープを配置する。次に、連繋部を切断するとともに、横断テープに対し後続の物品の前側面を先行の物品の前側面として当接させる。
【効果】各種目的で物品の外周にテープ80を巻く際にそのテープ80の巻着を円滑に行うことができる。
【選択図】図2
【効果】各種目的で物品の外周にテープ80を巻く際にそのテープ80の巻着を円滑に行うことができる。
【選択図】図2
Description
本発明は、例えば容器本体上に蓋体を被せた容器などの物品に対しテープを巻着する方法及び装置に関するものである。
一般に、この種の容器は、従来周知のストレッチフィルム包装機により、ストレッチフィルムで包み込むように包装されている。
しかし、容器本体以外に蓋体があるにもかかわらず容器全体をストレッチフィルムにより包み込むと、蓋体とストレッチフィルムとによる二重包装になるため、ストレッチフィルム資源が無駄になっていた。このような容器では、容器本体上に蓋体を被せた際に蓋体が容器本体から不用意に開かないようにするとともに容器本体と蓋体との間に隙間が生じないようにすれば十分であるため、互いに重ねられる容器本体の周縁部と蓋体の周縁部との間の境界部を覆うように容器本体及び蓋体の外周側面にテープを巻着する容器構造が提案された。このような容器以外の物品であっても、宣伝用印字テープなどの各種目的で、物品の外周にテープを巻くことは多々ある。
この発明は、このような各種目的で物品の外周にテープを巻く際にそのテープの巻着を円滑に行うことができるテープ巻着方法及びテープ巻着機を提供することを目的としている。
後記実施形態の図面(図1〜10)の符号を援用して本発明を説明する。
請求項1の発明において物品に対するテープ巻着方法は、下記の第一工程と第二工程と第三工程と第四工程とを経て物品90,91の外周側面(前側面92と左右両側面94と後側面93)にテープ80を巻くことができる。通常はテープ80に粘着面81が設けられ、そのテープ80の粘着面81側が物品90,91の外周側面92,93,94に貼り付けられる。
請求項1の発明において物品に対するテープ巻着方法は、下記の第一工程と第二工程と第三工程と第四工程とを経て物品90,91の外周側面(前側面92と左右両側面94と後側面93)にテープ80を巻くことができる。通常はテープ80に粘着面81が設けられ、そのテープ80の粘着面81側が物品90,91の外周側面92,93,94に貼り付けられる。
第一工程;物品搬送経路2を挟む左右両側から引き出されたテープ80を互いに繋いでその物品搬送経路2上を横切るように配置し、この物品搬送経路2上を横切る横断テープ80aに対し物品搬送向きXF側で面する先行の物品90の前側面92を当接させる。
第二工程;この物品搬送経路2上で先行の物品90の前側面92を前記横断テープ80aに当接させたままその先行の物品90を物品搬送向きXFへ送ってテープ80を左右両側から引き出すことにより、この物品搬送経路2上のテープ80を先行の物品90の左右両側面94にも当接させる。
第三工程;この物品搬送向きXFに対する反対向きXR側になる先行の物品90の後側面93に沿って物品搬送経路2上のテープ80を左右両側から押し込んでこの先行の物品90の後側面93にも当接させるとともに、左右両側から引き出されたテープ80を互いに繋いで先行の物品90の後側面93から連続させた連繋部82を介して物品搬送経路2上を横切る横断テープ80aを配置する。通常はテープ80に粘着面81が設けられ、そのテープ80の粘着面81側が互いに貼り付けられて連繋部82となる。
第四工程;前記連繋部82を切断するとともに、前記横断テープ80aに対し後続の物品91の前側面92を先行の物品90の前側面92として当接させる。
請求項1の発明では、物品90の外周にテープ80を円滑に巻くことができるとともに、先行の物品90にテープ80を巻いた後に引き続いて後続の物品91にテープ80を巻く動作を連続的に行うことができる。
請求項1の発明では、物品90の外周にテープ80を円滑に巻くことができるとともに、先行の物品90にテープ80を巻いた後に引き続いて後続の物品91にテープ80を巻く動作を連続的に行うことができる。
請求項1の発明を前提とする請求項2の発明にかかる第四工程においては、連繋部82を切断する際に、先行の物品90の後側面93に当接するテープ80と後続の物品91の前側面92に当接するテープ80とのうち少なくともいずれかのテープ80に切込み83を付す。請求項2の発明では、その切込み83に指を引っ掛けることにより、物品90に巻いたテープ80を物品90から取り外し易い。
請求項1または請求項2の発明を前提とする請求項3の発明にかかる第四工程においては、先行の物品90の後側面93に面する連繋部82の基端部とその後側面93との間と、後続の物品91の前側面92に面する連繋部82の基端部とその前側面92との間とのうち、少なくともいずれかに隙間Gを設ける。請求項3の発明では、その隙間Gに指を引っ掛けることにより、物品90に巻いたテープ80を物品90から取り外し易い。
請求項4の発明において物品に対するテープ巻着機は、下記の物品搬送装置1とテープ供給装置34とテープ押込装置41とテープ切断装置57とを備えている。前記物品搬送装置1は、物品90,91を物品搬送経路2に沿って搬送することができる。前記テープ供給装置34は、その物品搬送経路2を挟む左右両側に配設されたテープ巻取ロール支持体35から引き出されたテープ80を互いに繋いでその物品搬送経路2を横切るように配置することができるとともに、この物品搬送経路2上を横切る横断テープ80aに対し物品搬送向きXF側で面する先行の物品90の前側面92を当接させたままその先行の物品90を前記物品搬送装置1により物品搬送向きXFへ送って左右両側のテープ巻取ロール支持体35からテープ80を引き出してこの物品搬送経路2上のテープ80を先行の物品90の左右両側面94にも当接させることができる。前記テープ押込装置41は、この物品搬送経路2を挟む左右両側に配設された押圧体48を有し、この物品搬送向きXFに対する反対向きXR側になる先行の物品90の後側面93に沿って物品搬送経路2上のテープ80を左右両側の押圧体48により押し込んでこの先行の物品90の後側面93にも当接させるとともに左右両側から引き出されたテープ80を左右両側の押圧体48により挟持することにより互いに繋いで先行の物品90の後側面93から連続させた連繋部82を介して物品搬送経路2上を横切る横断テープ80aを配置する押込位置Pと、左右両側の押圧体48がその連繋部82に対し離間するようにその押込位置Pから退避する退避位置Qとの間でこの押圧体48を往復移動させることができる。前記テープ切断装置57は、前記連繋部82を切断するカッター70を有する。
請求項4の発明では、物品90の外周にテープ80を円滑に巻くことができる。
請求項4の発明を前提とする請求項5の発明にかかるテープ押込装置41において、左右両側の押圧体48は、それぞれ、前側押圧部49と後側押圧部50とを有している。左右両側の前側押圧部49は、退避位置Qから押込位置Pへ移動する際に物品搬送経路2上のテープ80を押し込む押込面51と、退避位置Qから押込位置Pへ移動する際に物品搬送経路2上のテープ80を先行の物品90の後側面93に当接させる案内面52とを有している。左右両側の後側押圧部50は、退避位置Qから押込位置Pへ移動する際に物品搬送経路2上のテープ80を押し込む押込面53と、押込位置Pから退避位置Qへ移動する際に物品搬送経路2上のテープ80を後続の物品91の前側面92に当接させる案内面54とを有している。請求項5の発明では、前側押圧部49の案内面52によりテープ80を先行の物品90の後側面93に対し円滑に当接させることができるとともに、後側押圧部50の案内面54によりテープ80を後続の物品91の前側面92に対し円滑に当接させることができる。また、左右両側から引き出されたテープ80を前側押圧部49の押込面51及び後側押圧部50の押込面53で挟持して連繋部82により円滑に繋ぐことができる。
請求項4の発明を前提とする請求項5の発明にかかるテープ押込装置41において、左右両側の押圧体48は、それぞれ、前側押圧部49と後側押圧部50とを有している。左右両側の前側押圧部49は、退避位置Qから押込位置Pへ移動する際に物品搬送経路2上のテープ80を押し込む押込面51と、退避位置Qから押込位置Pへ移動する際に物品搬送経路2上のテープ80を先行の物品90の後側面93に当接させる案内面52とを有している。左右両側の後側押圧部50は、退避位置Qから押込位置Pへ移動する際に物品搬送経路2上のテープ80を押し込む押込面53と、押込位置Pから退避位置Qへ移動する際に物品搬送経路2上のテープ80を後続の物品91の前側面92に当接させる案内面54とを有している。請求項5の発明では、前側押圧部49の案内面52によりテープ80を先行の物品90の後側面93に対し円滑に当接させることができるとともに、後側押圧部50の案内面54によりテープ80を後続の物品91の前側面92に対し円滑に当接させることができる。また、左右両側から引き出されたテープ80を前側押圧部49の押込面51及び後側押圧部50の押込面53で挟持して連繋部82により円滑に繋ぐことができる。
請求項5の発明を前提とする請求項6の発明にかかる前側押圧部49と後側押圧部50とのうち少なくともいずれかにおいて押込面51,53と案内面52,54との間の隅部55には面取り部55aを設けている。請求項6の発明では、左右両側から引き出されたテープ80を前側押圧部49の押込面51及び後側押圧部50の押込面53で挟持した際、その面取り部55aにより、先行の物品90の後側面93に面する連繋部82の基端部とその後側面93との間と、後続の物品91の前側面92に面する連繋部82の基端部とその前側面92との間とのうち、少なくともいずれかに隙間Gを設けることができる。従って、その隙間Gに指を引っ掛けることにより、物品90に巻いたテープ80を物品90から取り外し易い。
請求項4または請求項5または請求項6の発明を前提とする請求項7の発明にかかるテープ切断装置57においては、前記押圧体48の押込位置Pで連繋部82を保持する挟持体69と、その挟持体69により連繋部82を保持した状態で連繋部82を切断するカッター70と、そのカッター70により連繋部82を切断する際に先行の物品90の後側面93に当接するテープ80と後続の物品91の前側面92に当接するテープ80とのうち少なくともいずれかのテープ80に切込み83を付す切込刃72とを有している。請求項7の発明では、連繋部82を円滑に切断することができるとともに、先行の物品90の後側面93に当接するテープ80と後続の物品91の前側面92に当接するテープ80とのうち少なくともいずれかのテープ80に対し切込み83を連繋部82の切断時に容易に付すことができる。従って、その切込み83に指を引っ掛けることにより、物品90に巻いたテープ80を物品90から取り外し易い。
次に、請求項以外の技術的思想について実施形態の図面の符号を援用して説明する。
請求項1または請求項2または請求項3の発明を前提とする第8の発明において、前記物品90は容器本体95とその容器本体95上に被せられる蓋体96とを備えた容器であって、前記テープ80は容器本体95上に蓋体96を被せた際に互いに重ねられる容器本体95の周縁部97と蓋体96の周縁部97との間の境界部98を覆うように容器本体95及び蓋体96の外周側面92,93,94に巻かれて貼着される。第8の発明では、このような容器の全体をストレッチフィルムにより包み込む場合と比較して資源を節約することができる。
請求項1または請求項2または請求項3の発明を前提とする第8の発明において、前記物品90は容器本体95とその容器本体95上に被せられる蓋体96とを備えた容器であって、前記テープ80は容器本体95上に蓋体96を被せた際に互いに重ねられる容器本体95の周縁部97と蓋体96の周縁部97との間の境界部98を覆うように容器本体95及び蓋体96の外周側面92,93,94に巻かれて貼着される。第8の発明では、このような容器の全体をストレッチフィルムにより包み込む場合と比較して資源を節約することができる。
請求項7の発明を前提とする第9の発明にかかるテープ切断装置57において、挟持体69とカッター70と切込刃72とは物品90に対する位置を調節し得るように移動可能に支持されている。第9の発明では、物品90に対するテープ巻着位置に応じて挟持体69とカッター70と切込刃72の位置を調節することができ、円滑に連繋部82を切断することができるとともに切込み83を付すことができる。
請求項4から請求項7のうちいずれかの請求項の発明、または第9の発明を前提とする第10の発明にかかるテープ供給装置34においては、前記テープ巻取ロール支持体35のほかに、物品搬送経路2を横切るように配置された横断テープ80aの左右両側が巻き掛けられる左右両側の位置決めローラ36と、このテープ巻取ロール支持体35と位置決めローラ36との間でテープ80を迂回させて支持する迂回ローラ群37とを有している。この迂回ローラ群37においては、テープ巻取ロール支持体35と位置決めローラ36との間で巻き掛けられた迂回テープ80にテンションを付与するテンションローラ38aをそのテンションの向きに沿って移動可能に支持し、このテンションローラ38aがテンションに抗して移動した際にその移動を検知して強制回転されるテープ送りローラ38bを有している。第10の発明では、左右両側のテープ巻取ロール支持体35から引き出されたテープ80にテンションを与えながら、そのテープ80を先行の物品90から後続の物品91へ順次連続的に引き出すことができる。
請求項4から請求項7のうちいずれかの請求項の発明、または第9の発明または第10の発明を前提とする第11の発明にかかる物品搬送装置1においては、物品90,91の前側面92に当接するストッパ28を設けた第一の巻掛け伝動機構16と、物品90,91の前側面92に当接するストッパ29を設けた第二の巻掛け伝動機構17とを有し、この第一の巻掛け伝動機構16と第二の巻掛け伝動機構17とは互いに独立して回転可能であって、この第一の巻掛け伝動機構16のストッパ28とこの第二の巻掛け伝動機構17のストッパ29との間の間隔Lを変更し得る。第11の発明では、物品90,91における前側面92と後側面93との間の寸法に合わせてこの間隔Lを変更することができる。
第11の発明を前提とする第12の発明にかかる物品搬送装置1において、第一の巻掛け伝動機構16のストッパ28と第二の巻掛け伝動機構17のストッパ29とは、それぞれ、物品90,91の前側面92に当接する位置決め爪30と、この位置決め爪30よりも物品搬送向きXF側に配置した挟持爪31とを有し、先行の物品90の前側面92が第一の巻掛け伝動機構16のストッパ28の位置決め爪30に当接するとともに後続の物品91の前側面92が第二の巻掛け伝動機構17のストッパ29の位置決め爪30に当接した状態で、第二の巻掛け伝動機構17のストッパ29の挟持爪31が先行の物品90の後側面93に当接する。第12の発明では、第一の巻掛け伝動機構16のストッパ28の位置決め爪30と第二の巻掛け伝動機構17のストッパ29の挟持爪31との間の間隔Lを物品90,91における前側面92と後側面93との間の寸法に合わせて変更することができる。また、物品90,91をこの位置決め爪30と挟持爪31との間で挟持して安定性良く搬送することができる。
本発明は、各種目的で物品90の外周にテープ80を巻く際にそのテープ80の巻着を円滑に行うことができるテープ巻着方法及びテープ巻着機を提供することができる。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1〜3に示すテープ巻着機において物品搬送装置1は、巻掛け伝動装置であって、前後方向Xに延びる物品搬送経路2に沿って物品搬入側から物品搬出側へ順次並べた物品供給部3と物品搬入部4と物品案内部5と物品搬出部6とを備えている。この物品供給部3は、電動モータ7により回転する平ベルト8を備えている。この物品搬入部4は、電動モータ9により回転する丸ベルト10を備えている。この物品搬入部4の丸ベルト10の入口端部側は物品供給部3の平ベルト8の出口端部側に対し近接して並んでいる。この物品搬出部6は、電動モータ11により回転する丸ベルト12を備えている。この物品供給部3の平ベルト8の物品搬送面Hと物品搬入部4の丸ベルト10の物品搬送面Hと物品搬出部6の丸ベルト12の物品搬送面Hとは互いに同一平面上にある。この物品搬入部4の丸ベルト10の入口端部側付近には電動モータ13によりリンク14を介して上下動する当接板15が支持されている。この当接板15は、物品搬入部4の丸ベルト10の物品搬送面Hよりも上方へ突出する上動位置と、その物品搬送面Hよりも下方へ没入する下動位置とを取り得る。この物品搬入部4の丸ベルト10の物品搬送速度は物品供給部3の平ベルト8の物品搬送速度よりも大きくなっている。
図1〜3に示すテープ巻着機において物品搬送装置1は、巻掛け伝動装置であって、前後方向Xに延びる物品搬送経路2に沿って物品搬入側から物品搬出側へ順次並べた物品供給部3と物品搬入部4と物品案内部5と物品搬出部6とを備えている。この物品供給部3は、電動モータ7により回転する平ベルト8を備えている。この物品搬入部4は、電動モータ9により回転する丸ベルト10を備えている。この物品搬入部4の丸ベルト10の入口端部側は物品供給部3の平ベルト8の出口端部側に対し近接して並んでいる。この物品搬出部6は、電動モータ11により回転する丸ベルト12を備えている。この物品供給部3の平ベルト8の物品搬送面Hと物品搬入部4の丸ベルト10の物品搬送面Hと物品搬出部6の丸ベルト12の物品搬送面Hとは互いに同一平面上にある。この物品搬入部4の丸ベルト10の入口端部側付近には電動モータ13によりリンク14を介して上下動する当接板15が支持されている。この当接板15は、物品搬入部4の丸ベルト10の物品搬送面Hよりも上方へ突出する上動位置と、その物品搬送面Hよりも下方へ没入する下動位置とを取り得る。この物品搬入部4の丸ベルト10の物品搬送速度は物品供給部3の平ベルト8の物品搬送速度よりも大きくなっている。
前記物品搬送装置1において、物品案内部5は、物品搬入部4と物品搬出部6との間に配設され、前後方向Xへ延びる物品搬送経路2に対し直交する左右方向Yで互いに並ぶ第一の巻掛け伝動機構16と第二の巻掛け伝動機構17とを備えている。第一の巻掛け伝動機構16においては、第一電動モータ18により回転する第一駆動軸19に対し一体回転する外側の左右両鎖車20と、第二電動モータ21により回転する第二駆動軸22に対し相対回転可能に支持された外側の左右両鎖車23との間に外側の左右両チェーン24が掛け渡されている。第二の巻掛け伝動機構17においては、第一の巻掛け伝動機構16の左右両チェーン24の内側で、前記第一駆動軸19に対し相対回転可能に支持された内側の左右両鎖車25と、前記第二駆動軸22に対し一体回転する内側の左右両鎖車26との間に内側の左右両チェーン27が掛け渡されている。第一の巻掛け伝動機構16における外側の左右両チェーン24には左右方向Yで互いに並ぶ一組のストッパ28が二組回転方向へ等間隔で配置されて取着されている。第二の巻掛け伝動機構17における内側の左右両チェーン27には左右方向Yで互いに並ぶ一組のストッパ29が二組回転方向へ等間隔で配置されて取着されている。第一の巻掛け伝動機構16における二組のストッパ28間の略中間位置に第二の巻掛け伝動機構17における二組のストッパ29が配置されるようにそれらのストッパ28,29を回転方向で互いにずらしてある。第一の巻掛け伝動機構16における外側の左右両チェーン24と第二の巻掛け伝動機構17における内側の左右両チェーン27とは互いに独立して回転可能であって、第一の巻掛け伝動機構16における二組のストッパ28と第二の巻掛け伝動機構17における二組のストッパ29との間の間隔Lを変更することができる。これらのストッパ28,29は、位置決め爪30と、その位置決め爪30よりも物品搬送向きXF側に一定間隔で配置された挟持爪31とを有している。前記物品搬入部4の丸ベルト10の出口端部側はこの物品案内部5の各チェーン24,27の入口端部側に入り込んでいる。前記物品搬出部6の丸ベルト12の入口端部側はこの物品案内部5の各チェーン24,27の出口端部側に入り込んでいる。各チェーン24,27の上方に配設された物品案内板32は、前記物品供給部3の物品搬送面Hや物品搬入部4の物品搬送面Hや物品搬出部6の物品搬送面Hと同一平面上にある物品搬送面Hを有している。前記各ストッパ28,29の位置決め爪30及び挟持爪31は、物品搬送経路2で、この物品案内板32の物品搬送面Hに対し入口部側から入り、レール33により支えられながらその物品搬送面Hに沿って物品搬送向きXFへ移動した後に出口部側でその物品搬送面Hから退避する。
図1〜3に示すテープ巻着機においてテープ供給装置34は、前記物品搬送経路2を挟む左右両側に配設されたテープ巻取ロール支持体35と、位置決めローラ36と、このテープ巻取ロール支持体35と位置決めローラ36との間で配置された各迂回ローラ38を有する迂回ローラ群37とを備えている。この迂回ローラ群37においては、テンションローラ38aを支持した可動台39がテンションばねにより付勢された状態で移動可能に支持され、テープ巻取ロール支持体35から引き出されたテープ80がテープ送りローラ38bやテンションローラ38aを含む迂回ローラ38に巻き掛けられて迂回された状態で位置決めローラ36に巻き掛けられる。このテンションローラ38aにテンションが付与されて可動台39がテンションばねの弾性力に抗して移動すると、可動台39が近接スイッチ40から離れるため、その移動を検知してテープ送りローラ38bが強制回転される。
図1〜3に示すテープ巻着機のテープ押込装置41においては、前記物品搬送装置1の物品案内部5の上方で前記物品搬送経路2を挟む左右両側間に架設された巻掛け伝動装置42が電動モータ43により回転するタイミングベルト44を備え、このタイミングベルト44に左右両可動体45がレール46に沿って左右方向Yへ移動可能に支持されている。この左右両可動体45においては、クッションばねにより付勢された支持体47の下側に押圧体48が取着されている。図8(c)に示すように、この左右両押圧体48は、それぞれ、前側押圧部49と後側押圧部50とを有している。左右両側の前側押圧部49は、前後方向Xに沿う押込面51と、左右方向Yに沿う案内面52とを有している。左右両側の後側押圧部50は、前後方向Xに沿う押込面53と、左右方向Yに沿う案内面54とを有している。この前側押圧部49及び後側押圧部50において押込面51,53と案内面52,54との間の隅部55には面取り部55aが設けられている。電動モータ43によりタイミングベルト44が回転すると、左右両可動体45が左右方向Yへ移動し、この左右両可動体45の押圧体48が互いに接近する押込位置Pと互いに離間する退避位置Qとを取る。
図1〜3に示すテープ巻着機のテープ切断装置57においては、前後両雄ねじ部58に螺合された前後両雌ねじ部59間に支持枠60が架設され、この支持枠60で昇降枠61が電動モータ62により移動するリンク63を介して上下動可能に支持されているとともに、この昇降枠61で左右両腕64が電動モータ65により回転するカム66を介して左右方向Yへ移動可能に支持されて互いに接近離間する。この左右両腕64は、昇降枠61から上方へ延び、その上端部側に切断機構67を有している。この切断機構67において左右両腕64が互いに離間した状態では、図4,5に示すように、左右方向Yへ互いに接近離間する左右両開閉板68間で挟持体としての左右両挟持板69がその左右両開閉板68に対し左右方向Yへ移動可能に支持され、ばねの弾性力によりこの左右両開閉板68と左右両挟持板69とが互いに離間するとともに、左右両挟持板69も互いに離間する。また、一方の開閉板68に取着されたカッター70はその開閉板68に隣接する挟持板69に形成された孔71に挿入され、左右両挟持板69に回動可能に支持された切込刃72はばねの弾性力により左右両挟持板69内に退避している。この切断機構67において左右両腕64が互いに接近すると、まず左右両挟持板69が互いに当接した後、その左右両挟持板69に左右両開閉板68がばねの弾性力に抗して当接し、カッター70は反対側の挟持板69に形成された孔71に挿入されるとともに、切込刃72は左右両開閉板68に取着されたピン73に当接してばねの弾性力に抗して左右両挟持板69から突出する。前記前後両雄ねじ部58が電動モータ74により回転すると、前記前後両雌ねじ部59が前記支持枠60や昇降枠61や左右両腕64や電動モータ62,65などとともに上下動し、この左右両腕64にある切断機構67の上下動位置を調節することができる。
次に、このテープ巻着機によるテープ巻着方法を詳述する。
図6(a)(b)に示す稼働初期状態では、物品搬送装置1の物品供給部3及び物品搬入部4で物品搬送面H上に先行の物品90と後続の物品91とが載置されて物品搬送経路2に沿って並べられ、物品搬送向きXF側である先行の物品90の前側面92が当接板15に当接して先行の物品90及び後続の物品91が停止している。ちなみに、これらの物品90,91は、図1に示すように、容器本体95とその容器本体95上に被せられる蓋体96とを備えた容器であって、容器本体95の外周で上端周縁部に形成されたフランジ97と、蓋体96の外周で下端周縁部に形成されたフランジ97との間で境界部98を有している。この物品搬送装置1の物品案内部5において、第一の巻掛け伝動機構16のストッパ28が物品搬送面Hの中央位置で停止しているとともに、第二の巻掛け伝動機構17のストッパ29が物品搬送面Hの前側位置で停止している。テープ供給装置34において、左右両位置決めローラ36に巻き掛けられた左右両テープ80は、物品搬送向きXFに対する反対向きXR側で粘着面81を有し、前記物品案内部5の物品搬送面Hの上方でその粘着面81を互いに貼り付けて繋いだ状態で物品搬送経路2を横切る横断テープ80aとして配置されている。テープ押込装置41において、左右両押圧体48は互いに離間して前記物品案内部5の物品搬送面Hから退避した退避位置Qにある。テープ切断装置57において、切断機構67は前記物品案内部5の物品搬送面Hから退避した下動位置にある。
図6(a)(b)に示す稼働初期状態では、物品搬送装置1の物品供給部3及び物品搬入部4で物品搬送面H上に先行の物品90と後続の物品91とが載置されて物品搬送経路2に沿って並べられ、物品搬送向きXF側である先行の物品90の前側面92が当接板15に当接して先行の物品90及び後続の物品91が停止している。ちなみに、これらの物品90,91は、図1に示すように、容器本体95とその容器本体95上に被せられる蓋体96とを備えた容器であって、容器本体95の外周で上端周縁部に形成されたフランジ97と、蓋体96の外周で下端周縁部に形成されたフランジ97との間で境界部98を有している。この物品搬送装置1の物品案内部5において、第一の巻掛け伝動機構16のストッパ28が物品搬送面Hの中央位置で停止しているとともに、第二の巻掛け伝動機構17のストッパ29が物品搬送面Hの前側位置で停止している。テープ供給装置34において、左右両位置決めローラ36に巻き掛けられた左右両テープ80は、物品搬送向きXFに対する反対向きXR側で粘着面81を有し、前記物品案内部5の物品搬送面Hの上方でその粘着面81を互いに貼り付けて繋いだ状態で物品搬送経路2を横切る横断テープ80aとして配置されている。テープ押込装置41において、左右両押圧体48は互いに離間して前記物品案内部5の物品搬送面Hから退避した退避位置Qにある。テープ切断装置57において、切断機構67は前記物品案内部5の物品搬送面Hから退避した下動位置にある。
図6(c)(d)に示す第一工程では、前記物品供給部3の物品搬送面H上にある先行の物品90が当接板15の上下動により前記物品案内部5の物品搬送面H上へ前進して後続の物品91から離され、その後続の物品91が前進して当接板15に当接して停止する。この先行の物品90はその前側面92で第一の巻掛け伝動機構16のストッパ28の位置決め爪30に当接するとともに物品搬送経路2上を横切る横断テープ80aの粘着面81に当接して停止する。その後、第二の巻掛け伝動機構17のストッパ29のみが回転して物品搬送面Hの後側位置で停止し、そのストッパ29の挟持爪31が先行の物品90の後側面93に当接して前記ストッパ29の位置決め爪30との間でその先行の物品90を挟持する。
図7(a)(b)に示す第二工程では、先行の物品90を挟持する第一の巻掛け伝動機構16のストッパ28と第二の巻掛け伝動機構17のストッパ29とが共に回転し、第一の巻掛け伝動機構16のストッパ28が物品搬送面Hの前側位置で停止するとともに、第二の巻掛け伝動機構17のストッパ29が物品搬送面Hの中央位置で停止する。その際、先行の物品90はその前側面92で前記横断テープ80aの粘着面81に当接したまま前進し、テープ供給装置34で左右両テープ巻取ロール支持体35から引き出されて左右両位置決めローラ36に巻き掛けられた左右両テープ80が左右両押圧体48にも巻き掛けられ、その左右両テープ80の粘着面81が先行の物品90の前側面92ばかりでなく先行の物品90の左右両側面94にも当接して貼着される。
図7(c)(d)に示す第三工程では、第二の巻掛け伝動機構17のストッパ29において位置決め爪30と挟持爪31との間にテープ押込装置41の左右両押圧体48が先行の物品90の後側面93に沿って移動して互いに接近する押込位置Pとなり、物品搬送経路2上の左右両側のテープ80が左右両押圧体48の前側押圧部49及び後側押圧部50の押込面51,53により押し込まれる。その際、この前側押圧部49の案内面52は物品搬送経路2上のテープ80の粘着面81を先行の物品90の後側面93にも当接させて貼着する。また、左右両押圧体48の前側押圧部49及び後側押圧部50の押込面51,53が左右両側のテープ80を挟持してそれらの押込面51,53間の左右両テープ80の粘着面81が互いに貼着され、その左右両テープ80が互いに繋がれて先行の物品90の後側面93から連続する連繋部82となり、その連繋部82を介して物品搬送経路2上を横切る横断テープ80aが配置される。
図8(a)(b)に示す第四工程では、前記物品供給部3の物品搬送面H上にある後続の物品91が当接板15の上下動により前記物品案内部5の物品搬送面H上へ前進し、その前側面92で第二の巻掛け伝動機構17のストッパ29の位置決め爪30に当接するとともに物品搬送経路2上を横切る横断テープ80aの粘着面81に当接して停止する。図8(c)に示すように、前記前側押圧部49において押込面51と案内面52との間の隅部55に設けられた面取り部55aにより、先行の物品90の後側面93に面する連繋部82の基端部とその後側面93との間に隙間Gが生じる。また、図8(c)に示すように、前記後側押圧部50において押込面53と案内面54との間の隅部55に設けられた面取り部55aにより、後続の物品91の前側面92に面する連繋部82の基端部とその前側面92との間に隙間Gが生じる。
図9(a)(b)に示す第四工程では、テープ押込装置41の左右両押圧体48が互いに離間して退避位置Qとなる。その際、この後側押圧部50の案内面54は横断テープ80aの粘着面81を後続の物品91の前側面92に貼着する。
図9(c)(d)及び図10(a)(b)に示す第四工程では、テープ切断装置57の切断機構67が上動位置になり、図4,5に示すように、左右両挟持板69間に前記連繋部82が入り込む。その連繋部82は、左右両挟持板69間で挟持されて保持された状態で、カッター70により切断される。また、その切断時には先行の物品90の後側面93と後続の物品91の前側面92とに貼着されたテープ80に対し切込刃72により切込み83が付される。
図10(c)(d)に示す次の第一工程では、第一の巻掛け伝動機構16のストッパ28のみが回転して物品搬送面Hの後側位置で停止し、そのストッパ28の挟持爪31が後続の物品91の後側面93に当接して第二の巻掛け伝動機構17のストッパ29の位置決め爪30との間でその後続の物品91を挟持する。その際、テープ80が巻かれた先行の物品90は物品搬出部6へ搬出される。図8(d)に示すように、この先行の物品90(容器)においては、フランジ97の外周に環状のテープ80が巻かれて貼着され、前側面92及び後側面93から切断後の連繋部82が若干突出するとともにその連繋部82の付近でテープ80に切込み83が付されている。この後続の物品91は前述した先行の物品90として処理され、次の第一工程が開始されるまでには次に処理される物品99が後続の物品91として供給されて当接板15に当接して停止する。
本実施形態は下記の効果を有する。
* このテープ巻着機を利用したテープ巻着方法によれば、各種目的で物品90の外周にテープ80を巻く際にそのテープ80の巻着を円滑に行うことができる。
* このテープ巻着機を利用したテープ巻着方法によれば、各種目的で物品90の外周にテープ80を巻く際にそのテープ80の巻着を円滑に行うことができる。
* 先行の物品90にテープ80を巻いた後に引き続いて後続の物品91にテープ80を巻く動作を連続的に行うことができる。
* 前記切込み83や隙間Gに指を引っ掛けることにより、物品90に巻いたテープ80を物品90から取り外し易い。
* 前記切込み83や隙間Gに指を引っ掛けることにより、物品90に巻いたテープ80を物品90から取り外し易い。
* 容器の全体をストレッチフィルムにより包み込む場合と比較して資源を節約することができる。
* テープ80にテンションを与えながら、そのテープ80を先行の物品90から後続の物品91へ順次連続的に引き出すことができる。
* テープ80にテンションを与えながら、そのテープ80を先行の物品90から後続の物品91へ順次連続的に引き出すことができる。
* ストッパ28の位置決め爪30とストッパ29の挟持爪31との間の間隔Lを物品90,91の前側面92と後側面93との間の寸法に合わせて変更することができる。
* 物品90,91を位置決め爪30と挟持爪31との間で挟持して安定性良く搬送することができる。
* 物品90,91を位置決め爪30と挟持爪31との間で挟持して安定性良く搬送することができる。
前記実施形態以外にも下記のように構成してもよい。
* 前記第四工程において、横断テープ80aに対し後続の物品91の前側面92を先行の物品90の前側面92として当接させるタイミングを、連繋部82を切断するタイミングよりも早く設定しているが、連繋部82を切断するタイミングよりも遅く設定する。
* 前記第四工程において、横断テープ80aに対し後続の物品91の前側面92を先行の物品90の前側面92として当接させるタイミングを、連繋部82を切断するタイミングよりも早く設定しているが、連繋部82を切断するタイミングよりも遅く設定する。
* 前記テープ押込装置41の押圧体48において、前側押圧部49と後側押圧部50とを互いに分離して離間させる。また、この前側押圧部49と後側押圧部50とをそれぞれローラに変更する。
* 前記テープ押込装置41の左右両押圧体48において前側押圧部49と後側押圧部50とのうちいずれかで押込面51,53と案内面52,54との間の隅部55に面取り部55aを設ける。その場合には一方にのみ前記隙間Gが生じる。
* 前記テープ押込装置41の左右両押圧体48において前側押圧部49及び後側押圧部50で押込面51,53と案内面52,54との間の隅部55の面取り部55aをなくしてそれらを互いに直角に交差させる。その場合には前記隙間Gが生じない。
* 前記テープ切断装置57の切断機構67において一方の切込刃72のみを設ける。その場合には一方にのみ前記切込み83が生じる。
* 前記テープ切断装置57の切断機構67において両切込刃72をなくす。その場合には前記切込み83が生じない。
* 前記テープ切断装置57の切断機構67において両切込刃72をなくす。その場合には前記切込み83が生じない。
1…物品搬送装置、2…物品搬送経路、34…テープ供給装置、35…テ−プ巻取ロール支持体、41…テープ押込装置、48…押圧体、49…前側押圧部、50…後側押圧部、51,53…押込面、52,54…案内面、55…隅部、55a…面取り部、57…テープ切断装置、70…カッター、72…切込刃、80…テープ、80a…横断テープ、81…粘着面、82…連繋部、83…切込み、90…先行の物品、91…後続の物品、92…前側面、93…後側面、94…左右両側面、G…隙間、P…押込位置、Q…退避位置、XF…搬送向き。
Claims (7)
- 物品搬送経路を挟む左右両側から引き出されたテープを互いに繋いでその物品搬送経路上を横切るように配置し、この物品搬送経路上を横切る横断テープに対し物品搬送向き側で面する先行の物品の前側面を当接させる第一工程と、
この物品搬送経路上で先行の物品の前側面を前記横断テープに当接させたままその先行の物品を物品搬送向きへ送ってテープを左右両側から引き出すことにより、この物品搬送経路上のテープを先行の物品の左右両側面にも当接させる第二工程と、
この物品搬送向きに対する反対向き側になる先行の物品の後側面に沿って物品搬送経路上のテープを左右両側から押し込んでこの先行の物品の後側面にも当接させるとともに、左右両側から引き出されたテープを互いに繋いで先行の物品の後側面から連続させた連繋部を介して物品搬送経路上を横切る横断テープを配置する第三工程と、
前記連繋部を切断するとともに、前記横断テープに対し後続の物品の前側面を先行の物品の前側面として当接させる第四工程と
を経て物品の外周側面にテープを巻く
ことを特徴とする物品に対するテープ巻着方法。 - 前記第四工程において、連繋部を切断する際に、先行の物品の後側面に当接するテープと後続の物品の前側面に当接するテープとのうち少なくともいずれかのテープに切込みを付すことを特徴とする請求項1に記載の物品に対するテープ巻着方法。
- 前記第四工程において、先行の物品の後側面に面する連繋部の基端部とその後側面との間と、後続の物品の前側面に面する連繋部の基端部とその前側面との間とのうち、少なくともいずれかに隙間を設けることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の物品に対するテープ巻着方法。
- 物品を物品搬送経路に沿って搬送することができる物品搬送装置と、
その物品搬送経路を挟む左右両側に配設されたテープ巻取ロール支持体から引き出されたテープを互いに繋いでその物品搬送経路を横切るように配置することができるとともに、この物品搬送経路上を横切る横断テープに対し物品搬送向き側で面する先行の物品の前側面を当接させたままその先行の物品を前記物品搬送装置により物品搬送向きへ送って左右両側のテープ巻取ロール支持体からテープを引き出してこの物品搬送経路上のテープを先行の物品の左右両側面にも当接させることができるテープ供給装置と、
この物品搬送経路を挟む左右両側に配設された押圧体を有し、この物品搬送向きに対する反対向き側になる先行の物品の後側面に沿って物品搬送経路上のテープを左右両側の押圧体により押し込んでこの先行の物品の後側面にも当接させるとともに左右両側から引き出されたテープを左右両側の押圧体により挟持することにより互いに繋いで先行の物品の後側面から連続させた連繋部を介して物品搬送経路上を横切る横断テープを配置する押込位置と、左右両側の押圧体がその連繋部に対し離間するようにその押込位置から退避する退避位置との間でこの押圧体を往復移動させることができるテープ押込装置と、
前記連繋部を切断するカッターを有するテープ切断装置と
を備えたことを特徴とする物品に対するテープ巻着機。 - 前記テープ押込装置において左右両側の押圧体は、それぞれ、前側押圧部と後側押圧部とを有し、左右両側の前側押圧部は、退避位置から押込位置へ移動する際に物品搬送経路上のテープを押し込む押込面と、退避位置から押込位置へ移動する際に物品搬送経路上のテープを先行の物品の後側面に当接させる案内面とを有し、左右両側の後側押圧部は、退避位置から押込位置へ移動する際に物品搬送経路上のテープを押し込む押込面と、押込位置から退避位置へ移動する際に物品搬送経路上のテープを後続の物品の前側面に当接させる案内面とを有することを特徴とする請求項4に記載の物品に対するテープ巻着機。
- 前記前側押圧部と後側押圧部とのうち少なくともいずれかにおいて押込面と案内面との間の隅部には面取り部を設けたことを特徴とする請求項5に記載の物品に対するテープ巻着機。
- 前記テープ切断装置は、前記押圧体の押込位置で連繋部を保持する挟持体と、その挟持体により連繋部を保持した状態で連繋部を切断するカッターと、そのカッターにより連繋部を切断する際に先行の物品の後側面に当接するテープと後続の物品の前側面に当接するテープとのうち少なくともいずれかのテープに切込みを付す切込刃とを有していることを特徴とする請求項4または請求項5または請求項6に記載の物品に対するテープ巻着機。
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JP2006219260A JP2008044628A (ja) | 2006-08-11 | 2006-08-11 | 物品に対するテープ巻着方法及び物品に対するテープ巻着機 |
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Citations (3)
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JPH01182220A (ja) * | 1987-08-18 | 1989-07-20 | Tekuman Kogyo Kk | 包装箱の蓋テ−ピング装置 |
JP2003095222A (ja) * | 2001-09-25 | 2003-04-03 | Sekisui Chem Co Ltd | 箱体の封緘方法およびその封緘機 |
JP2007137509A (ja) * | 2005-11-22 | 2007-06-07 | Create Japan Kk | 容器封緘構造および容器封緘装置 |
-
2006
- 2006-08-11 JP JP2006219260A patent/JP2008044628A/ja active Pending
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