JP2008042847A - 画像処理装置、およびその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 電子ズームの使い勝手を向上させること。
【解決手段】 ズーム操作手段でユーザーが予め決められた操作を行った場合に、撮像された画像を縮小処理により画素数を変化させる第1の電子ズーム処理から拡大処理により画素数を変化させる第2の電子ズーム処理へ移行することにより移行を制限する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、電子的に撮像画像の画角を変更する電子ズーム技術に関するものである。
デジタルカメラ等の画像処理装置ではユーザー操作により撮影画角を広角から望遠まで連続的に変更できるズーム機能を搭載していることが一般的である。
そのズーム機能は、ズームレンズといった光学系を用いた光学ズームに加え、撮像した画像を電子処理により画角を変更する電子ズーム機能を併せ持った画像処理装置も多い。
この電子ズーム機能には、拡大処理によるものと縮小処理によるものがある。すなわち、画像記録サイズが撮像画像のデータサイズより小さい場合には、例えば画素補間などの画質劣化を生じるリサイズ処理としての電子的な拡大処理をすることなく画像記録が行える。一方で、撮像画像から切り出すことで画角を変更した撮像画像の画素数が画像記録画素数よりも小さい場合には、画質劣化の生じた画像記録になってしまう。画素補間などのリサイズ処理としての電子的な拡大処理を行うためである。
そこで、電子的な縮小処理のみの画質劣化のない電子ズームモードと電子的な拡大処理を含む画質劣化の生じる電子ズームモードとをモード設定により切り替えることを可能にした信号処理装置が提案されている(特許文献1参照)。
特開2004−266774号公報
しかしながら、特許文献1で提案されている信号処理技術においては、電子的な縮小処理の画質劣化のない電子ズームモードと電子的な拡大処理を含む画質劣化の生じる電子ズームモードとをモード設定により切り替える。このため、ユーザーは現在のモードを意識する必要が生じる。また、用途に応じてモードを切り替えるという煩雑性を伴う場合がある。
本発明は上記問題点を鑑みてなされたものであり、使い勝手のよい電子ズーム技術を提供することを目的とする。
本発明に係る画像処理装置においては、ユーザーが撮像画像のズーム指示を行うズーム操作手段と、前記ズーム操作手段によるユーザーのズーム指示に基づいて撮像された画像を縮小処理により画素数を変化させる第1の電子ズーム処理と拡大処理により画素数を変化させる第2の電子ズーム処理とが可能な電子ズーム手段と、該電子ズーム手段は、前記ズーム操作手段でユーザーが予め決められた操作を行った場合に前記第1の電子ズーム処理から前記第2の電子ズーム処理へ移行し、当該予め決められた操作を行わない場合には前記第1の電子ズーム処理から前記第2の電子ズーム処理への移行を制限する。
また、本願における制御方法においては、ユーザーが撮像画像のズーム指示を行うズーム操作手段と、前記ズーム操作手段によるユーザーのズーム指示に基づいて撮像された画像を縮小処理により画素数を変化させる第1の電子ズーム処理と拡大処理により画素数を変化させる第2の電子ズーム処理とが可能な電子ズーム手段とを有する画像処理装置の制御方法であって、前記ズーム操作手段でユーザーが予め決められた操作を行った場合に前記第1の電子ズーム処理から前記第2の電子ズーム処理へ移行し、当該予め決められた操作を行わない場合には前記第1の電子ズーム処理から前記第2の電子ズーム処理への移行を制限する。
本発明によれば、使い勝手の良い操作性の向上した電子ズーム技術を提供できる。
以下、本発明の実施形態を添付図面について参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態の構成を示したブロック図である。
図1において、100は画像処理装置である。10は撮影レンズ、14は光学像を撮像素子で電気信号に変換する撮像部、16は撮像部14のアナログ信号出力をディジタル信号に変換するA/D変換器部である。本実施例においては、撮像部14は約600万のフォトダイオードを有している。
なお、図1以下の説明における各ブロック図ではその機能として部という表現を使う。この点、回路等のハードで構成してもプログラムなどのソフトで構成しても構わない。
18は撮像部14、A/D変換器部16、D/A変換器部26にクロック信号や制御信号を供給するタイミング発生部であり、メモリ制御部22及びシステム制御部50により制御される。
20は画像処理部であり、A/D変換器部16からのデータ或いはメモリ制御部22からのデータに対して所定の画素補間処理や色変換処理を行う。また20の画像処理部によって画像の切り出し、変倍処理を行うことで電子ズーム機能が実現される。
また、画像処理部20においては、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行う。それにより、システム制御部50が、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理を行っている。
22はメモリ制御部であり、A/D変換器部16、タイミング発生部18、画像処理部20、画像表示メモリ部24、D/A変換器部26、メモリ部30、圧縮・伸長部32を制御する。
A/D変換器部16のデータが画像処理部20、メモリ制御部22を介して、或いはA/D変換器部16のデータが直接メモリ制御部22を介して、画像表示メモリ部24或いはメモリ部30に書き込まれる。
24は画像表示メモリ部、26はD/A変換器部、28はTFTやLCD等から成る画像表示部であり、画像表示メモリ部24に書き込まれた表示用の画像データはD/A変換器部26を介して画像表示部28により表示される。また、画像表示部28を用いて撮像した画像データを逐次表示すれば、電子ファインダー機能を実現することが可能である。
画像表示部28は、システム制御部50の指示により任意に表示をON/OFFすることが可能であり、表示をOFFにした場合には画像処理装置100の電力消費を大幅に低減することが出来る。
30は撮影した静止画像や動画像を格納するためのメモリ部であり、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像を格納するのに十分な記憶量を備えている。これにより、複数枚の静止画像を連続して撮影する連写撮影やパノラマ撮影の場合にも、高速かつ大量の画像書き込みをメモリ部30に対して行うことが可能となる。また、メモリ部30はシステム制御部50の作業領域としても使用することが可能である。
32は適応離散コサイン変換(ADCT)等により画像データを圧縮伸長する圧縮・伸長部であり、メモリ部30に格納された画像を読み込んで圧縮処理或いは伸長処理を行い、処理を終えたデータをメモリ部30に書き込む。
44は撮影レンズ10のズーミングを制御するズーム制御手段である。
50は画像処理装置100全体を制御するシステム制御部、52はシステム制御部50の動作用の定数、変数、プログラム等を記憶するメモリ部である。
54はシステム制御部50でのプログラムの実行に応じて、文字、画像を用いて動作状態やメッセージ等を表示する液晶表示装置等の表示部である。例えばLCDやLED等の組み合わせにより構成されている。また、表示部54は、その一部の機能が不図示の光学ファインダー内に設置されている。
表示部54の表示内容のうち、LCD等に表示するものとしては、圧縮率表示、記録画素数表示などがある。
56は電気的に消去・記録可能な不揮発性メモリ部であり、例えばEEPROM等が用いられる。
60、62、64、66、70、及び72は、システム制御部50の各種の動作指示を入力するための操作手段であり、スイッチやダイアル、タッチパネル、視線検知によるポインティング、音声認識装置等の単数或いは複数の組み合わせで構成される。
ここで、これらの操作手段の具体的な説明を行う。60はモードダイアルスイッチで、自動撮影モード、撮影モード、パノラマ撮影モード、再生モード、マルチ画面再生・消去モード、PC接続モード等の各機能モードを切り替え設定することが出来る。
62はシャッタースイッチSW1で、不図示のシャッターボタンの操作途中でONとなり、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の動作開始を指示する。
64はシャッタースイッチSW2で、不図示のシャッターボタンの操作完了でONとなり、一連の処理の動作開始を指示する。すなわち、ON状態に応じて、撮像部14から読み出した信号をA/D変換器部16、メモリ制御部22を介してメモリ部30に画像データを書き込む露光処理が行われる。また、画像処理部20やメモリ制御部22での演算を用いた現像処理が行われる。さらに、メモリ部30から撮像した画像データを読み出し、圧縮・伸長部32で圧縮を行う。それにより、記録媒体200或いは210に画像データを書き込む記録処理が行われる。
66は電源スイッチ部で、電源オン及び電源オフを切り替え設定することが出来る。
70は各種ボタンやタッチパネル等からなる操作部である。メニューボタン、セットボタン、マクロボタン、マルチ画面再生改ページボタン、フラッシュ設定ボタン、単写/連写/セルフタイマー切り替えボタンがある。また、メニュー移動+(プラス)ボタン、メニュー移動−(マイナス)ボタン、再生画像移動+(プラス)ボタンがある。また、再生画像移動−(マイナス)ボタン、撮影画質選択ボタン、露出補正ボタン、日付・時間設定ボタン等がある。また、上記プラスボタン及びマイナスボタンの各機能は、回転ダイアルスイッチを備えることによって、より軽快に数値や機能を選択することが可能となる。
72はユーザーが撮像画像の倍率変更指示を行うズーム操作手段としてのズームスイッチ部である。以下、ズームスイッチ72ともいう。このズームスイッチ72は、撮像画角を望遠側に変更させるテレスイッチ(SW)と、広角側に変更させるワイドスイッチ(SW)からなる。このズームスイッチ72を用いることにより、ズーム制御手段44に撮影レンズ10の撮像画角の変更を指示し光学ズーム操作を行うトリガとなる。また、画像処理回路20による画像の切り出しや、画素補間処理などによる撮像画角の電子的な変更のトリガともなる。
90及び94はメモリカードやハードディスク等の記録媒体とのインタフェース部である。92及び96はメモリカードやハードディスク等の記録媒体と接続を行うコネクタ部である。
なお、本実施例では記録媒体を取り付けるインターフェース及びコネクタを2系統持つものとして説明している。もちろん、記録媒体を取り付けるインターフェース及びコネクタは、単数或いは複数、いずれの系統数を備える構成としても構わない。また、異なる規格のインターフェース及びコネクタを組み合わせて備える構成としても構わない。インターフェース及びコネクタとしては、PCMCIAカードやCF(コンパクトフラッシュ(登録商標))カード等の規格に準拠したものを用いて構成して構わない。
さらに、インタフェース部90及び94、そしてコネクタ部92及び96は、他のコンピュータやプリンタ等の周辺機器との間で画像データや画像データに付属した管理情報を転送し合うことが出来る。ただし、PCMCIAカードやCF(コンパクトフラッシュ(登録商標))カード等の規格に準拠した場合である。たとえば、LANカードやモデムカード、USBカード、IEEE1394カード、P1284カード、SCSIカード、PHS等の通信カード、等の各種通信カードである。
110は通信部で、RS232CやUSB、IEEE1394、P1284、SCSI、モデム、LAN、無線通信、等の各種通信機能を有する。
112は通信部110により画像処理装置100を他の機器と接続するコネクタ部或いは無線通信の場合はアンテナ部である。
200はメモリカードやハードディスク等の記録媒体である。記録媒体200は、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部202、画像処理装置100とのインタフェース部204、画像処理装置100と接続を行うコネクタ部206を備えている。
210はメモリカードやハードディスク等の記録媒体である。記録媒体210は、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部212、画像処理装置100とのインタフェース部214、画像処理装置100と接続を行うコネクタ部216を備えている。
図2乃至図15を参照して、本実施例の画像処理装置100の動作を説明する。
<メインルーチン>
図2及び図3は本実施例の画像処理装置100のメインルーチンのフローチャートを示す。特に記載しない限り、システム制御部50により指示される。
モードダイアル部60が撮影モードに設定されていたならば(S103)、S113に進む。
モードダイアル部60がその他のモードに設定されていたならば(S103)、システム制御回路50は選択されたモードに応じた処理を実行し(S104)、処理を終えたならばS103に戻る。
続いて、システム制御部50はシステム制御部50の内部メモリ或いはメモリ部52に記憶される画像表示フラグの状態を判断する(S113)。画像表示フラグが設定されていたならば画像表示部28の画像表示をON状態に設定し(S115)、さらに撮像した画像データを逐次表示するスルー表示状態に設定して(S116)、S119に進む。
スルー表示状態に於いては、電子ファインダー機能を実現している。これは、撮像部14、A/D変換器部16、画像処理部20、メモリ制御部22を介して、画像表示メモリ24に逐次書き込まれたデータをメモリ制御部22、D/A変換器部26を介して画像表示部28により逐次表示することにより実現される。
画像表示フラグが解除されていたならば(S113)、画像表示部28の画像表示をOFF状態に設定して(S118)、S119に進む。画像表示OFFの場合は、画像表示部28による電子ファインダー機能を使用せず、光学ファインダー104を用いて撮影を行う。この場合、電力消費量の大きい画像表示部28やD/A変換器26等の消費電力を削減することが可能となる。
図3において、シャッタースイッチSW1が押されていないならば(S119)、S103に戻る。シャッタースイッチSW1が押されたならば(S119)、システム制御部50はシステム制御部50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶される画像表示フラグの状態を判断する(S120)。画像表示フラグが設定されていたならば画像表示部28の表示状態をフリーズ表示状態に設定して(S121)、S122に進む。
フリーズ表示状態に於いては、撮像部14、A/D変換器部16、画像処理部20、メモリ制御部22を介した画像表示メモリ24の画像データ書き換えを禁止する。そして、最後に書き込まれた画像データを、メモリ制御部22、D/A変換器部26を介して画像表示部28により表示する。これにより、フリーズした映像を電子ファインダーに表示している。
画像表示フラグが解除されていたならば(S120)、S122に進む。
システム制御部50は、AF処理を行って撮影レンズ10の焦点を被写体に合わせ、AE処理を行って絞り値及びシャッター時間を決定する(S122)。
AF・AE処理S122を終えたならば、システム制御部50はシステム制御部50の内部メモリ或いはメモリ部52に記憶される画像表示フラグの状態を判断する(S123)。画像表示フラグが設定されていたならば画像表示部28の表示状態をスルー表示状態に設定して(S124)、S125に進む。なお、S124でのスルー表示状態は、S116でのスルー状態と同じ動作状態である。
シャッタースイッチSW2が押されずに(S125)、さらにシャッタースイッチSW1も解除されたならば(S126)、S103に戻る。
シャッタースイッチSW2が押されたならば(S125)、システム制御部50はシステム制御部50の内部メモリ或いはメモリ部52に記憶される画像表示フラグの状態を判断する(S127)。画像表示フラグが設定されていたならば画像表示部28の表示状態を固定色表示状態に設定して(S128)、S129に進む。
固定色表示状態に於いては、撮像部14、A/D変換器部16、画像処理部20、メモリ制御部22を介して画像表示メモリ部24に書き込まれた撮影画像データの代わりに、差し替えた固定色の画像データを、メモリ制御部22、D/A変換器部26を介して画像表示部28により表示する。これにより、固定色の映像を電子ファインダーに表示している。
画像表示フラグが解除されていたならば(S127)、S129に進む。
S129では、システム制御部50が撮像処理を実行する。具体的には、撮像部12、A/D変換器部16、画像処理部20、メモリ制御部22を介して、或いはA/D変換器部16から直接メモリ制御部22を介して、メモリ部30に撮像した画像データを書き込む露光処理を実行する。また、メモリ制御部22そして必要に応じて画像処理部20を用いて、メモリ部30に書き込まれた画像データを読み出して各種処理を行う現像処理を実行する。
また、電子ズームの際における画像データの切り出しによる撮像画像の画角の変更や記録画素数に応じたリサイズ処理等も現像処理で行われる。この撮像処理S129の詳細は図4を用いて後述する。
なお、本実施例においては記録画素数は、ラージL、ミドルM、スモールS、そしてワイドWがある。そして、上述のように約600万のフォトダイオードを有する撮像部14に対して、ラージLは、2816×2112画素である。ミドルMは、1600×1200画素数である。スモールSは、640×480画素数である。そして、ワイドWは、2816×1584画素数である。ただし、これらに限らず、フルHD対応の記録画素数があってもよい。
システム制御部50は、システム制御部50の内部メモリ或いはメモリ部52に記憶される画像表示フラグの状態を判断する(S130)。画像表示フラグが設定されていたならばクイックレビュー表示を行う(S133)。
画像表示フラグが解除されていたならば(S130)、システム制御部50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶されるクイックレビューフラグの状態を判断する(S131)。クイックレビューフラグが設定されていたならば、画像表示部28の画像表示をON状態に設定し(S132)、クイックレビュー表示を行う(S133)。
画像表示フラグが解除され(S130)、クイックレビューフラグも解除されていたならば(S131)、画像表示部28がOFFの状態のままS134に進む。
システム制御部50は、メモリ部30に書き込まれた撮影画像データを読み出して、メモリ制御回路22そして必要に応じて画像処理部20を用いて各種画像処理を行う。また、圧縮・伸長部32を用いて設定したモードに応じた画像圧縮処理を行う。その後、記録媒体200或いは210へ画像データの書き込みを行う記録処理を実行する(S134)。この記録処理S134の詳細は図6を用いて後述する。
記録処理S134が終了した際に、シャッタースイッチSW2が押された状態であったならば(S135)、システム制御部50はシステム制御部50の内部メモリ或いはメモリ部52に記憶される連写フラグの状態を判断する(S136)。連写フラグが設定されていたならば、連続して撮影を行うためにS129に戻り、次の撮影を行う。
連写フラグが設定されていないならば(S136)、シャッタースイッチSW2が放されるまで(S135)、現在の処理を繰り返す。
記録処理S134が終了した際にシャッタースイッチSW2が放された状態であった場合(S135)、所定のミニマムレビュー時間が経過した後にS138に進む(S137)。或いは、シャッタースイッチSW2を押し続けてクイックレビュー表示を継続して撮影画像の確認を行った後にシャッタースイッチSW2を放した状態の場合(S135)、所定のミニマムレビュー時間が経過した後にS138に進むようにしてもよい(S137)。
システム制御部50は、画像表示フラグが設定されていたならば(S138)、画像表示部28の表示状態をスルー表示状態に設定して(S139)、S141に進む。
画像表示フラグが解除されていたならば(S138)、画像表示部28の画像表示をOFF状態に設定して(S140)、S141に進む。
シャッタースイッチSW1が押された状態であったならば(S141)、システム制御部50は、S125に戻って次の撮影に備える。
シャッタースイッチSW1が放された状態であったならば(S141)、システム制御部50は、一連の撮影動作を終えてS103に戻る。
<撮像処理>
図4は、図3のS129における撮像処理のフローチャートを示す。
システム制御部50は、システム制御部50の内部メモリ或いはメモリ部52に記憶されるAEデータに従い、露光制御手段40によって、絞り機能を有する不図示のシャッターを絞り値に応じて開放して撮像部14を露光する(S301、S302)。
フラッシュ・フラグによりフラッシュ48が必要か否かを判断し(S303)、必要な場合はフラッシュを発光させる(S304)。
システム制御部50は、AEデータに従って撮像部14の露光終了を待ち(S305)、不図示のシャッターを閉じる(S306)。
システム制御部50は、撮像部12から電荷信号を読み出し、A/D変換器部16、画像処理部20、メモリ制御部22を介して、メモリ部30に撮影画像のデータを書き込む(S307)。
設定された撮影モードに応じて、フレーム処理を行う必要があるならば次のようにする(S308)。すなわち、システム制御部50は、メモリ制御部22そして必要に応じて画像処理部20を用いて、メモリ部30に書き込まれた画像データを読み出して垂直加算処理や(S309)、色処理(S310)を順次行う。その後、メモリ部30に処理を終えた画像データを書き込む。
設定された記録画素数や電子ズームの状態に応じて、電子的画角変更処理を行う(S311)。具体的には、システム制御部50は、メモリ部30に書き込まれた撮像部14からの600万画素の画像データを読み出し電子ズームの状態に応じた撮像画像からの画像データの切り出しを行う。これらは、メモリ制御部22、画像処理部20を用いて行われる。また、約600万の撮像画像の画素数あるいはそこから切り出された撮像画像の画素数を記録画素数に合わせるための拡大・縮小処理からなるリサイズ処理を行う。メモリ部30に処理を終えた画像データを書き込む。この電子的画角変更処理S311の詳細は図5を用いて後述する。
システム制御回路50は、メモリ30から画像データを読み出し、メモリ制御回路22を介して画像表示メモリ24に表示画像データの転送を行う(S313)。
一連の処理を終えたならば、撮像処理ルーチンS129を終了する。
<電子的画角変更処理>
図5は、図4のS311におけるリサイズ処理を含む電子的画角変更処理のフローチャートを示す。
システム制御部50は、現在のズーム状態を調べ、電子ズーム中であるならば次のような処理を行う(S314)。すなわち、メモリ部30から画像データを読み出す。そして、画像処理部20を用いて600万画素の画像データから電子ズーム倍率に応じたサイズの切り出しを行い(S315)、電子的に画角の変更を行う。
続いて、システム制御部50は、切り出した画像の画素数と設定されている記録画素数とを比較する。切り出した画像の画素数の方が小さければ(S316)、画像処理部20を用いて切り出した画像の画素数を記録画素数にリサイズする拡大処理を行う(S317)。これは、例えば、画素補間などによる。このようにしてリサイズ処理された画像データは、メモリ制御部22を介して、メモリ部30に処理を終えた画像データを書き込む。この切り出し・拡大処理からなるフローが、記録される画像の劣化が生じるズーム領域での電子的画角変更処理に相当する。拡大処理では画像データの補間を行うため画質劣化は避けられない。
また、切り出した画像の画素数と設定されている記録画素数とを比較し、等しければ次のような処理を行う(S318)。すなわち、倍率変更処理を行わずそのままメモリ制御部22を介して、メモリ30に処理を終えた画像データを書き込む。
そして、切り出した画像の画素数と設定されている記録画素数とを比較し、切り出した画像の画素数の方が大きければ次のような処理を行う(S318)。すなわち、画像処理部20を用いて切り出した画像の画素数を記録画素数にリサイズする縮小処理を行う(S319)。そして、メモリ制御部22を介して、メモリ30に処理を終えた画像データを書き込む。この切り出し・縮小処理をからなるフローが、記録される画像の劣化が生じないズーム領域での電子的な画角変更処理に相当する。
電子ズーム中でないならば(S314)、電子的に画角変更は行わない。具体的には、メモリ部30から画像データを読み出し、そのままS320へ進む。システム制御部50は、撮像画像の画素数と設定されている記録画素数とを比較する。画像データサイズと記録サイズが等しければ(S320)、リサイズ処理をせずにそのままメモリ制御部22を介して、メモリ30に処理を終えた画像データを書き込む。一方、撮像画像の画素数の方が大きければ(S320)、画像処理部20を用いて撮像画像の画素数を記録画素数にリサイズする縮小処理を行う(S321)。これは、例えば間引き処理などによる。そして、リサイズ処理された画像データは、メモリ制御部22を介して、メモリ30に処理を終えた画像データを書き込む。一連の処理を終えたならば、電子的画角変更処理ルーチンS311を終了する。
本実施例では、上述のように撮像部14から約600万画素が出力され、記録画素数がラージL以外の場合には縮小処理によるリサイズが行われる。ラージLは本実施例では約600万画素だからである。したがって、画角変更する際に、記録画素数に応じて縮小処理のリサイズ処理と拡大処理のリサイズ処理との切り換わりポイントが異なる。すなわち、光学ズーム領域から更に電子ズーム領域において画角を変更する際、ラージL、ミドルM、スモールSの順に切り換わりポイントがより高倍率の画角の場合になる。この点、表示部54のLCD等の画素数には依存しない。したがって、画像表示部28のLCD等に対して、拡大処理する場合でも記録画素数に対しては、縮小処理を行う場合や、その逆の場合もある。画像表示部28への表示は記録系とは別に撮像画像を画像表示部28用に画素を間引き処理された画像を作成するからである。
<記録処理>
図6は、図3のS134における記録処理のフローチャートを示す。
システム制御部50は、メモリ部30に書き込まれた画像データを読み出して撮像素子の縦横画素比率を1:1に補間する画素正方化処理を行う(S401)。これは、メモリ制御部22、そして必要に応じて画像処理回路20を用いる。画素正方化処理の後、メモリ30に処理を終えた画像データを書き込む。
そして、メモリ30に書き込まれた画像データを読み出して、設定したモードに応じた画像圧縮処理を圧縮・伸長回路32により行う(S402)。その後、インタフェース90或いは94、コネクタ92或いは96を介して、メモリカードやコンパクトフラッシュ(登録商標)カード等の記録媒体200或いは210へ圧縮した画像データの書き込みを行う(S403)。
記録媒体への書き込みが終わったならば、記録処理ルーチンS134を終了する。
続いて、図7乃至図9を用いて、ズームスイッチ72が操作された際の、本実施例の画像処理装置100のズーム処理を説明する。
<ズームスイッチの操作>
図7は本実施例の画像処理装置100のズーム処理フローチャートを示す。
ズームスイッチ72の操作により、システム制御部50はズーム処理を開始する。システム制御部50は、ズームスイッチ72の状態を調べ(S501),テレスイッチがONならば、望遠側に画角変更を行うテレ方向ズーム処理(S502)に進む。一方、ワイドスイッチがONならば広角側に画角変更を行うワイド方向ズーム処理(S503)に進む。テレ方向ズーム処理(S502)およびワイド方向ズーム処理(S503)の詳細はそれぞれ図8、図9を用いて後述する。ズーム処理が完了したらリターンする。
<テレ方向の際のズーム処理>
図8は、図7のS502におけるテレ方向ズーム処理のフローチャートを示す。
システム制御部50は、現在のズームポジションが、第2の電子ズーム領域であるかどうかを判定する(S601)。第2の電子ズーム領域では、撮影の際に画像処理部20を用いて画像データを切り出し、さらに画素補間等によるリサイズ処理で拡大処理をして記録する。第2の電子ズーム領域でなかったら(S601)、S602に進む。すでにテレスイッチがOFFされていたならば(S602)、テレ方向ズーム処理S502を終了する。
テレスイッチがONのままならば(S602)、光学ズームがテレ端、つまり撮影レンズ10が最も望遠側になっているかを判定する(S604)。光学ズームがテレ端でなければ、ズームポジションは光学ズーム領域である。本実施例では、光学ズームを電子ズームよりも優先しているからである。したがって、ズーム制御手段44に撮影レンズ10の望遠側へのズーミングを指示し光学ズーム処理を行い(S605)、S602に戻る。
光学ズームがテレ端ならば、ズームポジションは、第1の電子ズーム領域である。第1の電子ズーム領域では、撮影の際に画像処理部20を用いて画像データを切り出して記録または切り出し、間引き等によるリサイズ処理で縮小処理をして記録する。
電子ズーム倍率が第1の電子ズーム領域の最大倍率に達していなかったならば(S606)、画像処理部20による画像の切り出し領域を小さくし電子ズーム倍率をUPする(S607)。そして、S602に戻る。現在のズームポジションが第1の電子ズーム領域の最大倍率に達していたならば(S606)、システム制御部50は、ズームスイッチ72の状態を調べる(S608)。テレスイッチがONされたままならば、テレスイッチがOFFされるまで(S608)、現在の処理を繰り返す。すなわち、撮像画像の画角の変更を行わない。すなわち、ユーザが操作してもそれに制限を設けている。また、テレスイッチがOFFされたら(S608)、テレ方向ズーム処理S502を終了する。
一方、S601において、第2の電子ズーム領域だったら、S603に進む。すでにテレスイッチがOFFされていたならば(S603)、テレ方向ズーム処理S502を終了する。テレスイッチがONのままならば(S603)、S609に進む。現在のズームポジションが第2の電子ズームの最大倍率に達していなかったならば(S609)、画像処理部20による画像の切り出し領域を小さくし電子的に画角を変える(S610)。現在のズームポジションが第2の電子ズームの最大倍率に達していたならば(S609)、システム制御部50は、ズームスイッチ72の状態を調べる(S611)。テレスイッチがONされたままならば、テレスイッチがOFFされるまで(S611)、現在の処理を繰り返す。テレスイッチがOFFされたら(S611)、テレ方向ズーム処理S502を終了する。
<ワイド方向の際のズーム処理>
図9は、図7のS503におけるワイド方向ズーム処理のフローチャートを示す。
システム制御部50は、現在のズームポジションが、第2の電子ズーム領域であるかどうかを判定する(S621)。第2の電子ズーム領域でなかったら(S621)、S622に進む。すでにワイドスイッチがOFFされていたならば(S622)、ワイド方向ズーム処理S503を終了する。ワイドスイッチがONのままならば(S622)、第1の電子ズーム領域であるかを判定する(S624)。第1の電子ズーム領域であるならば、画像処理回路20による画像の切り出し領域を大きくし電子ズーム倍率をDOWNし(S625)、S622に戻る。第1の電子ズーム領域でないならば(S624)、光学ズームがワイド端、つまり撮影レンズ10が最も広角側になっているかを判定する(S626)。光学ズームがワイド端でなければ、ズーム制御手段44に撮影レンズ10の広角側へのズーミングを指示し光学ズーム処理を行い(S627)、S622に戻る。光学ズームがワイド端ならば、システム制御部50は、ズームスイッチ72の状態を調べ(S628)、ワイドスイッチがONされたままならば、ワイドスイッチがOFFされるまで(S628)、現在の処理を繰り返す。ワイドスイッチがOFFされたら(S628)、ワイド方向ズーム処理S503を終了する。第2の電子ズーム領域の場合には(S621)、S623に進む。すでにワイドスイッチがOFFされていたならば(S623)、ワイド方向ズーム処理S503を終了する。ワイドスイッチがONのままならば(S623)、S629に進む。電子ズームによるズームポジションが第1の電子ズーム領域の最大倍率に達していなかったならば(S629)、電子的に画角を大きくする(S630)。これは、画像処理部20による画像の切り出し領域を大きくすることにより行う。電子ズーム倍率が第1の電子ズームによるズームポジションが最大倍率に達していたならば(S629)、システム制御部50は、ズームスイッチ72の状態を調べる(S631)。ワイドスイッチがONされたままならば、ワイドスイッチがOFFされるまで(S631)、現在の処理を繰り返す。ワイドスイッチがOFFされたら(S631)、ワイド方向ズーム処理S503を終了する。
以上のように、テレ方向に撮像画角を変更する場合は第1の電子ズーム領域と第2の電子ズーム領域との移行の際、ズームスイッチをONしたままにしてもそれ以上電子ズーム処理をせず停止する。また、ズームスイッチを一旦OFFしてから再度ONすれば引き続き電子ズーム処理を行う。
このようにすることで、モード切り替え等の面倒な操作なしに、切り出し後そのまままたは縮小して記録する画質劣化のない第1の電子ズームと切り出し後に拡大して記録する画質劣化の生じる第2の電子ズームを使い分けることが可能となる。
なお、上記説明ではズームスイッチを一旦OFFしてから再度ONすれば引き続き電子ズーム処理を行う構成で説明した。この点、所定時間ズームスイッチをONし続けることで引き続き電子ズーム処理を行うようにしてもよい。
<別の実施例1>
なお、ズームスイッチ72が操作された際の、画像処理装置100の図7のS503におけるワイド方向ズーム処理は、次のようにワイド方向ズーム処理2としてもよい。
図10は、ワイド方向ズーム処理2の詳細なフローチャートを示す。このワイド方向へのズーム処理は、前述した第1、第2の電子ズーム領域間の移行を区別せずに操作トリガに従うものである。
システム制御部50は、ズームスイッチ72の状態を調べ(S661)、すでにワイドスイッチがOFFされていたならば(S661)、ワイド方向ズーム処理2を終了する。ワイドスイッチがONのままならば(S661)、光学ズーム領域でなく電子ズーム領域であるかを判定する(S662)。電子ズーム領域であるならば、画像処理部20による画像の切り出し領域を大きくし電子ズーム倍率をDOWNし(S663)、S661に戻る。電子ズーム領域でないならば(S662)、光学ズームがワイド端、つまり撮影レンズ10が最も広角側になっているかを判定し(S664)、光学ズームがワイド端でなければ、ズーム制御手段44に撮影レンズ10の広角側へのズーミングを指示し光学ズーム処理を行い(S665)、S661に戻る。光学ズームがワイド端ならば、システム制御回路50は、ズームスイッチ72の状態を調べ(S666)、ワイドスイッチがONされたままならば、ワイドスイッチがOFFされるまで(S666)、現在の処理を繰り返す。ワイドスイッチがOFFされたら(S666)、ワイド方向ズーム処理2を終了する。
以上のように、テレ方向に撮像画角を変更する場合は第1の電子ズーム領域から第2の電子ズーム領域への移行の際、ズームスイッチをONしたままにしてもそれ以上電子ズーム処理をせず停止する。一方で、ズームスイッチを一旦OFFしてから再度ONすれば引き続き電子ズーム処理を行う。
また、ワイド方向に撮像画角を変更する場合は、第2の電子ズーム領域から第1の電子ズーム領域への移行の際でも停止せず、電子ズーム処理を続ける。このようにすることで、テレ方向の撮像画角を変更において画質が劣化する方向の際、ズームスイッチをONにしたままにしても停止するため誤操作による画質劣化を防げる。さらに、ワイド方向への撮像画角を変更においては、画質劣化のある第2の電子ズームから戻るときには余計な操作なしにズーム可能とする。
なお、上記説明ではズームスイッチを一旦OFFしてから再度ONすれば引き続き電子ズーム処理を行う構成で説明した。この点、所定時間ズームスイッチをONし続けることで引き続き電子ズーム処理を行うようにしてもよい。
<別の実施例2>
また、ズームスイッチ72が操作された際の、図8の画像処理装置100のズーム処理は、図11、図12のように静止画撮影の際と動画記録の際とで別にしてもよい。
図11は別の実施形態における画像処理装置100のズーム処理のフローチャートを示す。図7に対応する。
ズームスイッチ72の操作により、システム制御部50はズーム処理を開始する。システム制御部50は、ズームスイッチ72の状態を調べる(S521)。テレスイッチがONならば、S522に進む。
現在の撮像モードを調べ静止画撮像モードならば(S522)テレ方向ズーム処理(S524)に進む。一方、動画記録モードならば(S522)テレ方向ズーム処理2(S525)に進む。
現在の撮影モードを調べ静止画撮像モードならば(S523)ワイド方向ズーム処理(S526)に進む。一方、動画記録モードならば(S523)ワイド方向ズーム処理2(S527)に進む。テレ方向ズーム処理(S524)は図8のS502と、ワイド方向ズーム処理(S526)は図8のS503と、ワイド方向ズーム処理2(S527)は図11のS513と同じため、詳細は省略する。テレ方向ズーム処理2(S525)の詳細は図13を用いて後述する。ズーム処理が完了したらリターンする。
<別の実施例3>
図12は別の実施例3における画像処理装置100のズーム処理のフローチャートを示す。図12で説明するフローは、図11で説明したフローに対して、更に動画記録中であるか否かを要素として盛り込んだものである。
ズームスイッチ72の操作により、システム制御部50はズーム処理を開始する。システム制御部50は、ズームスイッチ72の状態を調べ(S541),テレスイッチがONならば、S542に進む。現在の撮像モードを調べ静止画撮像モードならば(S542)テレ方向ズーム処理(S544)に進む。動画撮像モードならば(S542)、記録中かどうか判定する(S545)。
動画記録中であったならば(S545)テレ方向ズーム処理2(S546)に進む。一方、動画記録中でなかったならば(S545)テレ方向ズーム処理(S544)に進む。ワイドスイッチがONならばS543に進む。現在の撮像モードを調べる。
静止画撮像モードならば(S543)ワイド方向ズーム処理(S547)に進む。一方、動画撮像モードならば(S543)、記録中かどうか判定する(S548)。
動画記録中であったならば(S548)ワイド方向ズーム処理2(S549)に進む。一方、動画記録中でなかったならば(S548)ワイド方向ズーム処理(S547)に進む。テレ方向ズーム処理(S544)は図8のS502と、ワイド方向ズーム処理(S547)は図8のS503と、ワイド方向ズーム処理2(S549)は図11のS513と同じため詳細は省略する。テレ方向ズーム処理2(S546)の詳細は図15を用いて後述する。ズーム処理が完了したらリターンする。
<テレ方向ズーム処理2>
図13は、図11のS525および、図12のS546におけるテレ方向ズーム処理2の詳細なフローチャートを示す。
システム制御部50は、ズームスイッチ72の状態を調べ(S641)、すでにテレスイッチがOFFされていたならば(S641)、テレ方向ズーム処理2 S525、S546を終了する。テレスイッチがONのままならば(S641)、光学ズームがテレ端、つまり撮影レンズ10が最も望遠側になっているかを判定し(S642)、光学ズームがテレ端でなければ、ズーム制御手段44に撮影レンズ10の望遠側へのズーミングを指示し光学ズーム処理を行い(S643)、S641に戻る。光学ズームがテレ端ならば、S644に進む。電子ズーム倍率が最大倍率に達していなかったならば(S644)、画像処理部20による画像の切り出し領域を小さくし電子ズーム倍率をUPし(S645)、S641に戻る。電子ズーム倍率が最大倍率に達していたならば(S644)、システム制御部50は、ズームスイッチ72の状態を調べ(S646)、テレスイッチがONされたままならば、テレスイッチがOFFされるまで(S646)、現在の処理を繰り返す。テレスイッチがOFFされたら(S646)、テレ方向ズーム処理2 S525、S546を終了する。
以上のように、図11、図12で説明したように動画モードの場合、動画記録を行っている場合にはスムーズで見栄えのよい動画記録を行うことができる。すなわち、テレ方向に撮像画角を変更する場合は第1、第2の電子ズーム領域間の移行において操作上の制限を加えない。したがって、スムーズにズーミングする動画を記録することができる。
<ズーム操作による表示>
続いて、図14乃至図15を用いて、ズームスイッチ72が操作された際の表示例について説明する。
図14は撮像装置100のズーム操作時の表示部54による画面の一例である。1001はズームバーであり、現在のズームポジション、つまりズーム倍率がどの程度かを示している。さらに、ズームバー1001は、ズームスイッチ72の操作によりバーの長さが変動する。
図15は、光学ズームにおけるワイド端から電子ズームにおける最大倍率までズームしていった場合の各ズームポジションにおけるズームバー表示の様子である。1002は光学ズーム領域、1003は電子ズーム領域であり、1004が光学ズームテレ端(光学ズームと電子ズームの境界)を示す線である。また、1005は撮影の際に撮像画像から切り出した画像をそのまままたはリサイズ処理としての縮小処理をした後に記録する第1の電子ズーム領域である。一方、1006は撮像画像から切り出した画像をリサイズ処理としての拡大処理をした後に記録する第2の電子ズーム領域である。
図のように光学ズーム領域、第1の電子ズーム領域、第2の電子ズーム領域でズームバー1001の表示色を変更することで、ユーザーがどのズーム領域にいるかを容易に理解でき、画質劣化を避けたいときに誤って画質劣化のある第2の電子ズームを使用してしまうといったことを防ぐことができる。
なお、上記ズーム操作による表示はズームバー表示の例を説明した。この点、ズームバー表示の代わりにズーム倍率を表示する場合も同様に、光学ズーム領域、第1の電子ズーム領域、第2の電子ズーム領域でズーム倍率表示の表示色を変更するようにしてもよい。表示色を変えてズーム倍率を表示することで、ズームバー表示の場合と同様の効果が得られる。
本実施例の構成ブロック図である。 本実施例のメインルーチンのフローチャートの一部である。 本実施例のメインルーチンのフローチャートの一部である。 本実施例の撮影ルーチンのフローチャートである。 本実施例の撮影ルーチンにおけるリサイズ処理のフローチャートである。 本実施例の記録ルーチンのフローチャートである。 本実施例のズーム処理のフローチャートである。 本実施例のテレ方向ズーム処理のフローチャートである。 本実施例のワイド方向ズーム処理のフローチャートである。 本実施例のワイド方向ズーム処理2のフローチャートである。 本実施例のズーム処理の別の実施形態のフローチャートである。 本実施例のズーム処理の別の実施形態のフローチャートである。 本実施例のテレ方向ズーム処理2のフローチャートである。 本実施例のズーム操作時の表示画面の一例である。 本実施例のズームバー表示の一例である。
符号の説明
10 撮影レンズ
14 撮像部
16 A/D変換器部
18 タイミング発生部
20 画像処理部
22 メモリ制御部
24 画像表示メモリ部
26 D/A変換器部
28 画像表示部
30 メモリ部
32 画像圧縮・伸長部
44 ズーム制御手段
50 システム制御部
52 メモリ
54 表示部
56 不揮発性メモリ
60 モードダイアルスイッチ
62 シャッタースイッチSW1
64 シャッタースイッチSW2
66 電源スイッチ部
70 操作部
72 ズームスイッチ部
90 インタフェース部
92 コネクタ部
94 インタフェース部
96 コネクタ部
100 画像処理装置
110 通信手段
112 コネクタ部(またはアンテナ)
200 記録媒体
202 記録部
204 インタフェース部
206 コネクタ部
210 記録媒体
212 記録部
214 インタフェース部
216 コネクタ部
1001 ズームバー
1002 光学ズーム領域
1003 電子ズーム領域
1004 光学ズームテレ端
1005 第1の電子ズーム領域
1006 第2の電子ズーム領域

Claims (11)

  1. ユーザーが撮像画像のズーム指示を行うズーム操作手段と、
    前記ズーム操作手段によるユーザーのズーム指示に基づいて撮像された画像を縮小処理により画素数を変化させる第1の電子ズーム処理と拡大処理により画素数を変化させる第2の電子ズーム処理とが可能な電子ズーム手段と、
    該電子ズーム手段は、前記ズーム操作手段でユーザーが予め決められた操作を行った場合に前記第1の電子ズーム処理から前記第2の電子ズーム処理へ移行し、前記ズーム操作手段でユーザーが当該予め決められた操作を行わない場合には前記第1の電子ズーム処理から前記第2の電子ズーム処理への移行を制限することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記第1の電子ズーム処理および前記第2の電子ズーム処理は、撮像画像の画素数を記録画素数に対してそれぞれ縮小処理または拡大処理することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 記録画素数が多いほど前記第1の電子ズーム処理から前記第2の電子ズーム処理への移行が低倍率になることを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記第1の電子ズーム処理から前記第2の電子ズーム処理への移行の際の制限は、前記第2の電子ズーム処理から前記第1の電子ズーム処理への移行の際には行わない制限であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記第2の電子ズーム処理から前記第1の電子ズーム処理への移行の際には移行の制限を行わないことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. さらに、静止画を撮影する静止画モードと動画を記録する動画モードを持ち、
    前記電子ズーム手段は、前記動画モードにおいて前記第1、第2の電子ズーム処理の移行の際には移行の制限を行わず、前記静止画モードにおいて前記制限を行うことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 前記電子ズーム手段は、動画記録を行っている場合に前記制限を行うことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  8. さらに、ズーム領域を表示する表示手段を持ち、
    第1の電子ズーム処理を表わすズーム領域と第2の電子ズーム処理を表わすズーム領域とで表示色を変えることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  9. 前記予め決められた操作とは、ズーム操作手段を一度離してから再度押す操作であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  10. 前記予め決められた操作とは、ズーム操作手段を予め決められた時間以上押し続ける操作であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  11. ユーザーが撮像画像のズーム指示を行うズーム操作手段と、前記ズーム操作手段によるユーザーのズーム指示に基づいて撮像された画像を縮小処理により画素数を変化させる第1の電子ズーム処理と拡大処理により画素数を変化させる第2の電子ズーム処理とが可能な電子ズーム手段とを有する画像処理装置の制御方法であって、
    前記ズーム操作手段でユーザーが予め決められた操作を行った場合に前記第1の電子ズーム処理から前記第2の電子ズーム処理へ移行し、当該予め決められた操作を行わない場合には前記第1の電子ズーム処理から前記第2の電子ズーム処理への移行を制限することを特徴とする制御方法。
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