JP2008042641A - 真空管アンプの出力回路 - Google Patents

真空管アンプの出力回路 Download PDF

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Abstract

【課題】前段増幅部の出力端子をゼロ電位に保持するゼロ電位回路を採用することにより、前記前段増幅部の出力点においてDC遮断のためのカップリングコンデンサやトランスを用いずに信号伝達を可能にした真空管アンプの出力回路を提供する。
【解決手段】入力信号を第1真空管を用いて増幅する前段増幅部と、前記前段増幅部の出力信号を第2真空管を用いて電力増幅して外部に出力する出力増幅部と、を含む真空管アンプの出力回路において、前記前段増幅部真空管の負極端子電圧を検出して前記真空管のプレート端子に入力される電圧を調節することにより、負極端子のDC電位をゼロ電位に保持するゼロ電位保持回路と、前記出力増幅部真空管の負極端子のバイアス電圧を入力信号の変化と関係なく一定に保持する可変型自己保持回路と、をさらに含む。
【選択図】図3

Description

本発明は、真空管アンプの出力回路に関し、特に、真空管増幅器のE端子と出力端子との間の電位をゼロ電位に保持することにより、カップリングコンデンサやトランスを用いずに増幅された信号を出力することができ、出力端の真空管の負極の電圧を可変型自己バイアスによって一定に保持することにより、入力信号の上昇時、出力は負極の影響を受けずに入力信号の上昇に比例することで直線性を保持し、出力上昇効果及びひずみ率改善効果を得ることができるようにした真空管アンプの出力回路に関する。
半導体素子の利点にもかかわらず真空管を用いたオーディオ増幅器アンプが音楽愛好家にとって相変わらず人気がある。真空管が半導体よりも音質特性に優れていることがその理由である。
図1は、従来の一般的な真空管アンプの出力回路図である。
同図に示すように、従来の真空管アンプの出力回路は、増幅部と、出力バッファ部とからなる。前記増幅部は、真空管1のグリッドGに入力信号を入力し、プレートPに電圧V1を入力して、増幅された信号を負極Kを介して出力する。前記真空管1の負極Kにはバイアス用抵抗R1とカカップリングコンデンサC1とが接続され、カップリングコンデンサC1を介して出力点N1に増幅された信号を出力するようになる。
ここで、多段増幅器の場合、前記真空管1と同じ構成を多段並列接続したものであり、各真空管ごとに負極にはバイアス抵抗とカップリングコンデンサをそれぞれ別途に接続して出力点N1を共通にして並列接続する。図1では、一つの真空管についてのみ説明する。
そして、前記出力バッファ部は、前記増幅部の出力点N1の信号を真空管2のグリッドG1に入力し、プレートP1の出力をスピーカー4に出力し、負極K1には抵抗R2とACバイパス用コンデンサC2を並列接続して自己バイアス回路5を構成する。
先ず、前記増幅部について説明する。
真空管1の増幅された信号を出力するためには必ず真空管の負極K端に直流遮断用カップリングコンデンサC1を用いるか、または、直流を遮断するためにトランスを用いる必要がある。一般的な方式によれば、増幅部の真空管1のプレート電圧V1の1/2に等分された電圧が真空管1の負極Kに設定されるように抵抗R1値を設定する。後段増幅器に直接接続した場合、DC(+)ボルトとなっているから、DCは遮断し、AC信号のみを通過させるために、カップリングコンデンサC1またはトランスを必ず用いなければならないという欠点がある。
一方、前記出力バッファ部は、真空管2の負極K1に数百〜数千Ωの抵抗R2を接続する。該抵抗による電圧降下を利用して真空管にバイアス電圧を印加する方式、すなわち、自己バイアス方式が採用される。
図2は、従来の真空管の自己バイアス増幅回路の入力信号に対する負極及び出力の特性図である。図1のような自己バイアス回路では、グリッドG1に印加される電圧が上昇すれば、上昇に比例して負極K1の電流が上昇する。このとき、負極K1の設定された抵抗値により、電流に比例(正比例)して電圧が上昇する。この場合、負極K1の基本電流値による電圧とこの場合のグリッドG1の入力信号電圧は、真空管の増幅率によって良好な状態で正比例して上昇するが、前記負極K1の基本電流値による電圧とこの場合のグリッドG1の入力信号電圧を超えた電圧を有する入力信号が印加されるときは、負極K1の電圧の上昇によってグリッドG1の入力電圧がその負極K1の電圧の上昇分だけ減衰する。これにより、入力と出力(増幅率)が良好な直線性を示すことができず、図2に示すような非直線性を示すという欠点がある。
したがって、本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、前段増幅部の出力端子をゼロ電位に保持するゼロ電位回路を採用することにより、前記前段増幅部の出力点においてDC遮断のためのカップリングコンデンサやトランスを用いずに信号伝達を可能にした真空管アンプの出力回路を提供することにある。
また、本発明の目的は、真空管アンプの出力増幅端からグリッドに印加される入力信号電力の高低に関係なく真空管の負極に設定された電圧を保持することができる真空管アンプの可変型自己バイアス回路を提供することにある。
本発明による真空管アンプの出力回路は、入力信号を第1真空管を用いて増幅する前段増幅部と、前記前段増幅部の出力信号を第2真空管を用いて電力増幅して外部に出力する出力増幅部と、を含み、前記第1真空管の負極端子電圧によって前記第1真空管のプレート端子に入力される電圧を調節することにより、前記第1真空管の負極端子のDC電位をゼロ電位に保持するゼロ電位保持回路と、前記第2真空管の負極端子のバイアス電圧を入力信号の変化と関係なく一定に保持する可変型自己保持回路と、をさらに含む。
前記前段増幅部は、信号入力端子がグリッド端子に接続され、負極端子が出力点N11に接続された第1真空管と、前記第1真空管の負極端子に電圧V3(−)を印加するための抵抗R11と、前記第1真空管のプレート端子に電圧V1(+)を印加するための抵抗R12と、前記第1真空管の負極端子の電圧に基づいて、前記電圧V1(+)を前記抵抗R12と分圧させるための分圧用抵抗の接続/短絡を所定の時定数で連続制御し、その制御によって前記第1真空管の負極端子のDC電位をゼロ電位に保持するゼロ電位保持回路と、前記第1真空管のプレート端子と接地端子Eとの間に接続された第1平滑用コンデンサ及び、前記接地端子Eと前記電圧V3(−)端子との間に接続された第2平滑用コンデンサと、からなる。
前記ゼロ電位保持回路は、前記第1真空管プレート端子に接続された分圧用抵抗と、前記分圧用抵抗が出力端に接続された電力増幅器と、前記第1真空管の負極端子の電圧を分圧抵抗及び時定数用コンデンサを介して非反転入力端子(+)に入力し、差動増幅器の出力端子の電圧を分圧用抵抗及び時定数用コンデンサを介して反転入力端子に入力し、差動増幅器の出力端子が前記電力増幅器の入力端子に接続された差動増幅器と、からなる。
前記出力増幅部の可変型自己バイアス回路は、前記第2真空管の負極端子の出力を二つの抵抗によって分圧して非反転入力端子(+)に印加し、ツェナーダイオードZD21によって設定された基準電圧を反転入力端子(−)に入力する差動増幅器と、該差動増幅器の出力を入力端子(+)に入力し、前記真空管の負極端子の出力を抵抗を介して出力端子(−)に入力する電力増幅器と、前記第2真空管の負極端子とグラウンド端子Eとの間に接続されて波高値を平滑化する平滑用コンデンサと、を含む。
前記ゼロ電位保持回路は、本発明の実施の形態のように前段増幅器と出力増幅部が接続された回路に用いることもできるが、これに限定されるものではなく、真空管を利用した増幅回路において、出力端にACカップリングコンデンサやトランスフォーマーを用いる必要がある回路に、カップリングコンデンサやトランスフォーマーを用いずに、AC信号を出力するために用いることもできる。
また、前記可変型自己バイアス回路は、本発明の実施形態と関係なく真空管を用いた電力増幅出力回路において、出力端のバイアスを一定の固定電圧に保持することにより、安定した出力特性を得ることができる回路への適用が可能になる。
本発明は、真空管オーディオアンプにおいて、前段増幅部の真空管の負極端子の電位をゼロ電位に保持することにより、ACカップリング手段を用いずにもAC信号を伝達することができる。また、出力増幅部の真空管の負極端子の自己バイアスを自動的に一定の固定値に保持することにより、負極の影響を受けずに入力信号に正比例する出力を得ることができ、このような良好な直線性出力によって出力上昇効果及びひずみ率改善効果を得ることができる。
以下、本発明による実施形態を添付図面を参照して詳細に説明する。
図3は、本発明による真空管アンプの出力回路図である。
本発明による真空管アンプの出力回路は、入力信号を真空管を用いて増幅する前段増幅部10と、該前段増幅部10の出力信号を真空管を用いて電力増幅して外部へ出力する出力増幅部20と、を含む。
また、前記真空管アンプの出力回路は、 前記前段増幅部10の増幅用第1真空管11の負極端子K11電圧に基づいて、前記第1真空管11のプレート端子P11に入力される電圧を調節して、負極端子K11のDC電位をゼロ電位に保持するゼロ電位保持回路12と、前記出力増幅部20の電力増幅用第2真空管21の負極端子K21のバイアス電圧を入力信号の変化と関係なく自己保持回路を用いて一定に保持する可変型自己保持回路22と、をさらに含む。
前記前段増幅部10は、増幅用真空管11のグリッドG11端子に信号入力を受け、前記真空管11のプレートP11端子に抵抗R12を介してV1(+)電圧を印加する。前記真空管11の負極K11端子に抵抗R11を介してV3(−)電源を印加する。前記真空管11の負極K11端子と前記真空管11のプレートP11端子との間にゼロ電位保持回路12を接続する。
前記ゼロ電位保持回路12は、前記真空管11の負極端子の電圧を検出して、前記真空管11のプレートP11端子に印加される電圧を分圧して調節する。また、前記真空管11のプレート端子に印加される電圧V1(+)を分圧するための分圧用抵抗R17を接続/短絡させる。さらに、前記ゼロ電位保持回路12は、前記分圧用抵抗R17の接続/短絡が所定の時定数によって繰り返されることで真空管11の負極K11端子のDC電位をゼロ電位に保持できるように構成される。
前記プレートP11端子と接地端子Eとの間に第1平滑用コンデンサC11を接続し、前記接地端子Eと前記V1-入力端子との間に第2平滑用コンデンサC12を接続して、リップル電圧の平滑化を図る。
前記ゼロ電位保持回路12は、図4に示すように、先ず、前記真空管11のプレートP11端子を抵抗R17を介して電力増幅器U12の出力端子(−)に接続する。前記真空管11の負極K11端子を分圧用抵抗R13,R16及び時定数用コンデンサC13によって基準電圧で差動増幅器U11の非反転入力端子(+)に接続する。前記差動増幅器U11の自己出力を分圧抵抗R15,R14及び時定数用コンデンサC14を介して反転入力端子(−)に接続する。最後に、前記差動増幅器U11の出力端を前記電力増幅器U12の入力端(+)に接続する。すなわち、ゼロ電位保持回路12は、前記真空管の負極端子の電圧に基づいて前記真空管プレート端子の電圧を抵抗R12,R17によって分圧させて調節する。これにより、前記負極K11端子と接地端子Eとの間をゼロ電位に保持する。
また、本発明による真空管アンプの可変型自己バイアス回路は、図3に示すように、真空管21のグリッドG21端子を前記前段増幅部10の出力点N11に接続して入力信号を印加し、前記真空管21のプレートP21端子を介して増幅出力する。前記回路は、前記真空管21の負極K21端子の出力を二つの抵抗R21,R22によって分圧して非反転入力端子(+)に印加し、ツェナーダイオードZD21によって設定された基準電圧を反転入力端子(−)に入力される差動増幅器U21と、該差動増幅器U21の出力を入力端子(+)に入力され、前記真空管21の負極K21端子の出力をバイアス用抵抗R23を介して出力端子(−)に入力される電力増幅器U22と、前記真空管21の負極K21端子とグラウンド端子Eとの間に接続されて波高値を平滑化する平滑用コンデンサC21と、を含む。
このように構成された本発明は、前段増幅部10にゼロ電位保持回路12を含み、出力増幅部20に自己バイアス回路22を含む。
従来の真空管増幅部では、増幅されたAC信号を出力するためにカップリングコンデンサを必ず使用する必要がある。しかし、本発明では、前段増幅部10の真空管11の負極K11電位をゼロ電位に保持することにより、ACカップリング手段なしにAC信号出力が可能になる。
図3及び図4を参照してその動作を説明する。図3に示すように、例えば、真空管11のプレートP11に抵抗R12を介してV1(+)250を印加し、前記真空管11の負極K11側に抵抗R11を介してV3(−)200Vを印加する。もし、ゼロ電位(zero volt)方式を用いなければ、図3における真空管11の負極K11端子の電位VTは50Vになる。しかし、本発明によってゼロ電位保持回路12を動作させ、前記プレートP11に入力される電圧(+)250Vを、前記抵抗R12とゼロ電位保持回路12内の分圧用抵抗R17によって分圧された電圧(+)200が印加されるように調整する。このため、前記真空管11の負極K11端子の電位をゼロ電位にする。真空管や各種部品等の誤差等が原因でゼロボルトを保持し続けることは不可能である。よって、本発明では、これを安定的に保持するためにゼロ電位保持回路12を構成したのである。
ゼロ電位保持回路12では、真空管11の負極K11端子から検出された電圧が抵抗R13,R16によって分圧されて差動増幅器U11の非反転入力端子(+)に入力される。この際、差動増幅器U11の出力がハイ(HIGH)になると、電力増幅器U12の入力端子(−)はロー(LOW)になり、同時に抵抗R17が分圧抵抗として動作する。すなわち、抵抗R12と抵抗R17によって電圧V1(+)250Vが分圧されてプレートP11に印加される。
前記差動増幅器U11の出力がハイになると、ハイ信号が抵抗R15,R14によって分圧され、非反転入力端子(+)の電位よりも高い電圧が差動増幅器U11の反転入力端子(−)に印加される。このとき、時定数用コンデンサC14によって遅延されて分圧電圧が反転入力端子(−)に印加され、差動増幅器U11の出力がハイからローに変わる。
差動増幅器U11の出力がローになると、電力増幅器U12の入力端がローになり、出力端(−)がハイになる。これにより、抵抗R17は短絡状態になる。よって、前記電圧V1(+)250Vは、抵抗R12を介して真空管11のプレートP11に印加される。
再び、差動増幅器U11の出力が変わり、抵抗R17の接続及び短絡が繰り返されることでプレートP11電圧が調節され、前記動作が繰り返して行われる。差動増幅器U11の時定数によって繰り返される時間差が制御され、プレートと負極にかかるリップル電圧は平滑用コンデンサC11,C12によって平滑になる。
結局、ゼロ電位保持回路12によって真空管11のプレートP11電圧を調節して、真空管11の負極端子K11とグラウンドEとの間の電位は安定的にゼロ電位を保持する。
したがって、前段増幅部10において増幅用真空管11の負極K11の電位としてゼロ電位を保持することから、出力点N11にカップリングコンデンサやトランスを用いずにもAC信号だけが出力可能になる。
一方、前記の如く前段増幅部10においてカップリング手段を用いずにも出力点N11を介して増幅されたAV信号を伝達すると、出力増幅部20では、真空管の負極端子のバイアス電圧を一定に保持して出力上昇及びひずみ率改善などを図る。
本発明による真空管アンプの自己バイアス回路22では、真空管21の負極K21電圧が抵抗R21と抵抗R22によって分圧されて差動増幅器U21の非反転入力端子(+)に入力される。このとき、ツェナーダイオードZD21によって設定された基準電圧と前記二つの抵抗R21,R22によって分圧された電圧とが差動増幅器U21で比較され、非反転入力端子(+)の電圧が高い場合、差動増幅器U11の出力はハイ(+)になる。このとき、電力増幅器U22の入力端子(+)側の電圧がハイになるので、電力増幅器U22の動作によって前記真空管21の負極K21端子には抵抗R23が負荷として作用する。
次いで、前記抵抗R23が負荷として作用することから、前記差動増幅器U21の非反転入力端子(+)の電圧は低下し、前記差動増幅器U21の出力がロー(−)になると、再び電力増幅器U22が反転して抵抗R23は短絡状態になり、前記二つの抵抗R21,R22によって真空管の負極K21の電圧が分圧された電圧が差動増幅器U21の非反転入力端子(+)に印加されてハイ出力となり、電力増幅器U22によって抵抗R23が前記真空管の負極K21端子の負荷として作用する。
前記のような作用が連続的に繰り返されることにより、真空管21の負極K21端子の電圧が前記二つの抵抗R21,R22の設定された電圧値によって固定される。すなわち、差動増幅器U21と電力増幅器U22の作用によって抵抗R23が負荷として作用/短絡が繰り返して行われることになり、このとき、波高値は平滑用コンデンサC21によって平滑になる。よって、真空管21の負極K21のバイアス電圧は固定され、入力信号は出力には影響を与えなくなる。
したがって、前記のような作用によって真空管の出力部の基本電流を例えば50mA〜100mAを印加するとしても、真空管の負極K21のバイアス電圧は抵抗R21,R22によって設定された設定値によって変わらない。
このような本発明は、図5に示したように、グリッドG21の入力電圧が上昇すると、上昇に比例して負極K21の電流が上昇する。このとき、抵抗R21,R22によって負極K21の可変作動が行われると、設定された範囲では負極K21の電圧が変わらず固定されていることから、設定された限界まではグリッドG21の入力信号の上昇が負極K21の影響を受けず、さらに、出力Wが入力信号の上昇と正比例することで良好な直線性が得られ、出力上昇(25%UP)効果とひずみ率の改善効果を得ることができる。
従来の一般的な真空管アンプの出力回路図。 従来の真空管アンプの入力信号対出力の特性図。 本発明による真空管アンプの出力回路図。 本発明による真空管アンプのゼロ電位保持回路図。 本発明による真空管アンプの可変型自己バイアス回路の入力信号対出力の特性図。
符号の説明
10 前段増幅部
20 出力増幅部
11、21 真空管
G11、G21 真空管のグリッド
P11、P21 真空管のプレート
K11、K21 真空管の負極
N11 出力点
12 ゼロ電位保持回路
22 自己バイアス回路
R11〜R17,R21〜R23 抵抗
C11〜C14、C21、C22 コンデンサ
ZD21 ツェナーダイオード
U11、U21 差動増幅器
U12、U22 電力増幅器
VT ゼロ電位チェック端子


Claims (6)

  1. 入力信号を第1真空管を用いて増幅する前段増幅部と,
    前記前段増幅部の出力信号を第2真空管を用いて電力増幅して外部に出力する出力増幅部と、を含み、
    前記第1真空管の負極端子電圧によって前記第1真空管のプレート端子に入力される電圧を調節して前記第1真空管の負極端子のDC電位をゼロ電位に保持するゼロ電位保持回路と、
    前記第2真空管の負極端子のバイアス電圧を入力信号の変化と関係なく一定に保持する可変型自己保持回路と、をさらに含んでなることを特徴とする真空管アンプの出力回路。
  2. 前記前段増幅部は、
    信号入力端子がグリッド(G11)端子に接続され、負極端子(K11)が出力点(N11)に接続された第1真空管(11)と、
    前記第1真空管(11)の負極端子(K11)に電圧V3(−)を印加するための抵抗(R11)と、
    前記第1真空管(11)のプレート(P11)端子に電圧V1(+)を印加するための抵抗(R12)と、
    前記第1真空管の負極端子の電圧に基づいて、前記電圧V1(+)を前記抵抗R12と分圧させるための分圧用抵抗(R17)の接続/短絡を所定の時定数で連続的に制御し、この制御によって前記第1真空管の負極端子のDC電位をゼロ電位に保持するゼロ電位保持回路12と、
    前記第1真空管のプレート端子と接地端子(E)との間に接続された第1平滑用コンデンサ(C11)及び、前記接地端子(E)と前記電圧V3(−)端子との間に接続された第2平滑用コンデンサ(C12)と、からなることを特徴とする請求項1に記載の真空管アンプの出力回路。
  3. 前記ゼロ電位保持回路(12)は,
    前記第1真空管プレート端子に接続された分圧用抵抗(R17)と、
    前記分圧用抵抗(R17)が出力端(−)に接続された電力増幅器(U12)と、
    前記第1真空管の負極端子(K11)の電圧を分圧抵抗(R13,R17)及び時定数用コンデンサ(C13)を介して非反転入力端子(+)に入力し、差動増幅器(U11)の出力端子の電圧を分圧用抵抗(R14,R15)及び時定数用コンデンサ(C14)を介して反転入力端子に入力し、差動増幅器(U11)の出力端子が前記電力増幅器(U12)の入力端(+)に接続された差動増幅器(U11)と、からなることを特徴とする請求項2に記載の真空管アンプの出力回路。
  4. 前記出力増幅部の可変型自己バイアス回路(22)は、
    前記第2真空管(21)の負極端子(K21)の出力を二つの抵抗によって分圧して非反転入力端子(+)に印加し、ツェナーダイオード(ZD21)によって設定された基準電圧を反転入力端子(−)に入力する差動増幅器(U1)と、
    前記差動増幅器(U1)の出力端子が入力端子(+)に接続され、前記真空管の負極K2端子が抵抗(R23)を介して出力端子(−)に接続される電力増幅器(U2)と、
    前記第2真空管(21)の負極(K2)端子とグラウンド端子(E)との間に接続されて波高値を平滑化する平滑用コンデンサ(C21)と、を含んでなることを特徴とする請求項1に記載の真空管アンプの出力回路。
  5. 増幅用真空管のグリッド端子に入力信号を印加し、前記真空管のプレート端子に第1抵抗を介して第1電圧を印加し、前記真空管の負極端子に第2抵抗を介して第2電圧を印加し、前記入力信号を増幅して前記負極端子に接続された出力点を介して入力信号を増幅して出力する真空管アンプの増幅回路において、
    前記第1電圧を前記第1抵抗と分圧して前記プレート端子に印加するための分圧用抵抗(R17)と、
    前記分圧用抵抗(R17)が出力端(−)に接続され、入力端(+)の電圧によって前記分圧用抵抗(R17)の接続/短絡を制御する電力増幅器(U12)と、
    前記真空管の負極端子(K11)の電圧を分圧抵抗(R13,R17)及び時定数用コンデンサ(C13)を介して非反転入力端子(+)に入力し、自体の出力端子の電圧を分圧用抵抗(R14,R15)及び時定数用コンデンサ(C14)を介して反転入力端子に入力して、差動増幅によって前記電力増幅器(U12)の入力端(+)の電圧を連続的に制御して前記負極端子のDC電位をゼロ電位に収斂させる差動増幅器(U11)と、からなることを特徴とする真空管アンプの出力回路。
  6. 真空管のグリッド(G21)端子に入力信号を印加してプレート(P21)端子を介して増幅出力する真空管アンプの出力バッファ自己バイアス回路において、
    真空管(21)の負極(K21)端子の出力を二つの抵抗(R21,R22)によって分圧して非反転入力端子(+)に印加し、ツェナーダイオード(ZD21)によって設定された基準電圧を反転入力端子(−)に入力する差動増幅器(U21)と、
    前記差動増幅器(U21)の出力端子が入力端子(+)に接続され、前記真空管(21)の負極(K21)端子がバイアス用抵抗(R23)を介して出力端子(−)に接続された電力増幅器(U22)と、
    前記真空管の負極(K21)端子とグラウンド端子(E)との間に接続されて波高値を平滑化する平滑用コンデンサ(C21)と、を含んでなることを特徴とする真空管アンプ出力回路の可変型自己バイアス回路。



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