JP2000101357A - 自動バイアス調整回路及びこれを含む管球式アンプ - Google Patents

自動バイアス調整回路及びこれを含む管球式アンプ

Info

Publication number
JP2000101357A
JP2000101357A JP10286101A JP28610198A JP2000101357A JP 2000101357 A JP2000101357 A JP 2000101357A JP 10286101 A JP10286101 A JP 10286101A JP 28610198 A JP28610198 A JP 28610198A JP 2000101357 A JP2000101357 A JP 2000101357A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vacuum tube
voltage
cathode
tube
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10286101A
Other languages
English (en)
Inventor
Fujio Yamashita
藤男 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
WAKO TECHNICAL KK
Original Assignee
WAKO TECHNICAL KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by WAKO TECHNICAL KK filed Critical WAKO TECHNICAL KK
Priority to JP10286101A priority Critical patent/JP2000101357A/ja
Publication of JP2000101357A publication Critical patent/JP2000101357A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Amplifiers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 真空管の交換によるバラツキや環境の変化、
あるいは経時変化などの影響を自動的に吸収し、常に最
適なバイアスを設定することが可能な自動バイアス調整
回路及びかかる自動バイアス調整回路を有する管球式ア
ンプを提供する。 【解決手段】 2段以上の構成のアンプの出力管K4の
カソードに接続され、出力管のカソード電流による電圧
降下を検出する抵抗R10と、この抵抗で検出した電圧
降下が一定となるように、入力管のプレート電圧を自動
的に制御する手段10とを設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動バイアス調整
回路に関し、特に2段構成の管球式アンプに適した自動
バイアス調整回路及びかかる自動バイアス調整回路を有
する管球式アンプに関する。
【0002】
【従来の技術】これまで、主としてオーディオ信号を増
幅するための管球式アンプでは、段間の結合をコンデン
サと抵抗で行ういわゆるCR結合と、結合トランスを用
いて行うトランス結合が殆どであり、かかる結合方式を
採用する場合は、各段のバイアス電圧の設定は、各段毎
に独自にカソードバイアスや、固定バイアスを採用する
ことができた。これは、段間が直流的に結合されていな
いので、1つの段の動作電圧が直接他の段のバイアス電
圧に対して影響を与えないからである。
【0003】かかるCR結合や、トランス結合に代えて
段間を直接結合する方式がある。本発明者は、本発明に
先立ち既に段間を直接結合した管球式アンプを発明して
日本及び米国に特許出願し、既に米国では特許権が設定
されている(特開平7−303015号公報及びUSP
5,680,074号公報)。かかる直接結合方式を採
用すると、段間が直流的に結合されているため、1つの
段の動作電圧を変更すると、他の段のバイアス電圧も影
響を受けてしまう。上記先願にかかる管球式アンプで
は、各段が最良の状態で動作するように、抵抗値や電圧
などの定数をあらかじめ定めておき、さらに真空管を交
換したとき、そのバラツキに対応すべく出力トランスの
1次側コイルに接続された電圧計を見て終段(出力段)
管のバイアス電流を見ながら、初段管の電源電圧を手動
で微調整し、よって終段管のバイアス電圧を最適に調整
するよう構成されている。
【0004】この方法で真空管の交換時のバラツキには
対処可能であるが、真空管の交換時に必ず上記手動の微
調整を行うことは手間がかかり面倒であったし、機械操
作に不慣れなユーザにとっては、調整方法の十分な理解
がないため正確な調整ができないなどの問題があった。
さらに、真空管の交換時には、そのバラツキは上記手動
調整で吸収できるものの、周囲温度の変動やAC電圧変
動からくる電源電圧の変動あるいは、経時変化による各
定数などの変動など微妙な変化や誤差により、真空管の
交換時に正確に調整したはずのバイアスが、その後不適
切なものとなることがある。かかる変動や誤差を予測し
ていちいちバイアス調整をすることは、時間がかかり、
面倒であった。なお、本発明における「バイアス調整」
とは狭義には、終段管(出力管)のカソード電位に対す
るグリッド電位の制御をいうが、上述のように、直流結
合方式では、前段あるいは入力段(2段以上前段のこと
もある)を構成する真空管のプレート電圧を制御し、結
果として終段管の上記狭義のバイアス電圧を調整するこ
とをいうものとする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明は
真空管の交換によるバラツキや環境の変化、あるいは経
時変化などの影響を自動的に吸収し、常に最適なバイア
スを設定することが可能な自動バイアス調整回路及びか
かる自動バイアス調整回路を有する管球式アンプを提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では2段以上の構成のアンプの出力管のカソ
ードに接続され、出力管のカソード電流による電圧降下
を検出する抵抗と、この抵抗で検出した電圧降下が一定
となるように、入力段又は前段の真空管のプレート電圧
を自動的に制御する手段とを設けている。
【0007】すなわち本発明によれば、少なくとも入力
段又は前段を構成する電圧増幅管と、前記電圧増幅管の
出力信号に応答する出力段を構成する出力管を有し、前
記出力管に固定バイアスが供給される構成のアンプの自
動バイアス調整回路であって、前記出力管のカソードに
接続され、前記出力管のカソード電流による電圧降下を
検出する抵抗と、前記抵抗で検出した前記電圧降下が一
定となるように、前記電圧増幅管のプレート電圧を自動
的に制御する手段とを、有する自動バイアス調整回路が
提供される。
【0008】また本発明によれば、前段を構成し、プレ
ートに正の電圧が印加され、カソードに第1抵抗を介し
て負の電圧が印加された第1真空管と、前記第1真空管
のカソードにグリッドが接続され、カソード又はヒータ
にプレート電圧との関係で0電位付近の電圧が印加され
た第2真空管と、前記第2真空管のプレートに一次側巻
線の1端子が接続され、前記一次側巻線の他の端子に正
の電圧が印加され、スピーカに接続される二次側巻線を
有する出力トランスと、前記第1真空管のグリッドにカ
ソードが接続され、プレートに正の電圧が印加され、グ
リッドが抵抗を介してそのカソードに接続された第3真
空管と、前記第3真空管のグリッドにプレートが接続さ
れ、グリッドに入力信号が印加され、カソードに抵抗を
介して負の電圧が印加される第4真空管と、前記第2真
空管のカソードに接続され、前記第2真空管のカソード
電流による電圧降下を検出する抵抗と、前記抵抗で検出
した前記電圧降下が一定となるように、前記第3真空管
のプレート電圧を自動的に制御する手段とを、有する管
球式アンプが提供される。
【0009】また本発明によれば、入力段を構成し、グ
リッドに入力信号が印加され、カソードに抵抗を介して
負の電圧が印加される第1真空管と、前記第1真空管の
プレートに抵抗を介してグリッドが接続され、カソード
又はヒータにプレート電圧との関係で0電位付近の電圧
が印加された第2真空管と、前記第2真空管のプレート
に一次側巻線の1端子が接続され、前記一次側巻線の他
の端子に正の電圧が印加され、スピーカに接続される二
次側巻線を有する出力トランスと、前記第2真空管のカ
ソードに接続され、前記第2真空管のカソード電流によ
る電圧降下を検出する抵抗と、前記抵抗で検出した前記
電圧降下が一定となるように、前記第1真空管のプレー
ト電圧を自動的に制御する手段とを、有する管球式アン
プが提供される。
【0010】また本発明によれば、前段を構成し、プレ
ートに正の電圧が印加され、カソードに第1抵抗を介し
て負の電圧が印加された第1真空管と、前記第1真空管
のカソードにそれぞれ抵抗を介してグリッドが接続さ
れ、カソード又はヒータにプレート電圧との関係で0電
位付近の電圧が印加された第2及び第3真空管と、前記
第2及び第3真空管のプレートに一次側巻線の1端子が
接続され、前記一次側巻線の他の端子に正の電圧が印加
され、スピーカに接続される二次側巻線を有する出力ト
ランスと、前記第1真空管のグリッドにカソードが接続
され、プレートに正の電圧が印加され、グリッドが抵抗
又はダイオードを介してそのカソードに接続された第4
真空管と、前記第4真空管のグリッドにプレートが接続
され、グリッドに入力信号が印加され、カソードに抵抗
又はダイオードを介して負の電圧が印加される第5真空
管と、前記第2及び第3真空管のカソードにそれぞれ接
続され、前記第2及び第3真空管のカソード電流による
電圧降下をそれぞれ検出する2つの抵抗と、前記抵抗で
検出した前記電圧降下が一定となるように、前記第4真
空管のプレート電圧を自動的に制御する手段とを、有す
る管球式アンプが提供される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
ましい実施の形態について説明する。図1は本発明に係
る自動バイアス調整回路の適用された管球式アンプの好
ましい実施の形態を示す回路図である。また図3には図
1の回路のための電源回路が示されている。この電源回
路は、電源トランスTF2、ダイオードD3〜D10、
電解コンデンサC6〜C14、チョークコイルTF3、
抵抗R20〜R26などを有している。この構成によ
り、図1、図3中に示した電圧の直流電源及びヒータ用
交流電源が供給される。すなわち、電源回路中に示した
電圧値と同一の電圧値の示されたアンプ中の矢印で示し
た各部に、当該電圧が供給される。なお、図3中の−1
25Vは、真空管K1〜K3のヒータバイアスであり、
図3の電源トランスTF2のK1〜K3ヒータ電源用
6.3V供給巻線の各0V側に接続される。
【0012】図1において、16は入力端子であり、図
示しないCDプレーヤ、テープデッキなどの再生装置の
出力オーディオ信号が供給される。入力端子16の一方
の端子は可変抵抗器R17の一方の端子に接続され、入
力端子16の他の端子はグランドラインGLに接続され
る。また可変抵抗器R17の他方の端子もグランドライ
ンGLに接続される。ここでグランドラインGLは0V
ではなく、図示してあるように、この実施の形態では−
210Vという負の高電圧が印加されている。可変抵抗
器R17の可動端子は真空管K2のグリッドに接続さ
れ、このグリッドは抵抗R18を介してグランドライン
GLに接続されている。真空管K2のカソードは抵抗R
19を介してグランドラインGLに接続され、プレート
は真空管K1のグリッドに直接接続されるとともに、抵
抗R15を介して真空管K1のカソードに接続される。
真空管K1のプレートには約+80V前後で変化する可
変電圧(+80V±α)が制御回路10から印加され
る。
【0013】真空管K1のカソードは他の真空管K3の
グリッドに直結される。また、真空管K3のグリッドは
抵抗R13を介して負の高電圧−250Vの端子に接続
される。真空管K3のプレートには+225Vが印加さ
れ、そのカソードは抵抗R16を介して同様に−250
V端子に接続される。真空管K3のカソードは終段管
(出力管)を構成する他の真空管K4のグリッドに直結
され、そのプレートは出力トランスTF1の1次巻線の
一方の端子に接続される。出力トランスTF1の1次巻
線の他方の端子には+305Vが印加されている。真空
管K4のヒータにはH0VとH5Vで示されるヒータ電
源電圧が印加される。なお、この真空管K4はカソード
を有さないタイプであり、従ってヒータが熱電子放出と
いうカソードの役目を担っている。よって、「特許請求
の範囲」、「課題を解決する手段」、「発明の効果」な
どの欄の記載において、出力段の真空管について「カソ
ード」というときは、かかるカソードを有さないタイプ
の真空管の場合は、「ヒータ」を指すものと理解される
べきである。
【0014】図3の最下部に示したように、上記H0V
とH5Vで示したヒータ電源電圧は5Vの直流電源電圧
であるが、図1に示すように抵抗R11と、R12の接
続点を抵抗R10を介して0Vラインに接続することに
より、真空管K4のヒータは真空管K4のプレート電圧
との関係ではほぼ0V付近の電圧に設定される。出力ト
ランスTF1の2次巻線はスピーカ14に接続され、一
方の端子はグランドラインGLに接続される。
【0015】図1に示したアンプ部分は1つのチャンネ
ル用であるので、ステレオ用にはもう1つのチャンネル
分を用意する必要がある。
【0016】各真空管K1、K2、K3、K4としては
下記に示す型式番号のものを用いることができる。 K1、K2…12AX7 K3…6S4−A K4…300B また、抵抗R6〜R12、R15〜R19としては次の
抵抗値付近のものが望ましい。 R6 …22kΩ R7 …68Ω R8 …33kΩ R9 …6.8kΩ R10…33Ω R11…22Ω R12…22Ω R13…4.7MΩ R15…1kΩ R16…10kΩ R17…100kΩ(VR・特性A) R18…100kΩ R19…1kΩ なお上記各真空管K1〜K4は請求項3における第1〜
第4真空管と次のように対応する。また電流値は各プレ
ート電流の好ましい値である。 第1真空管…K3(19.5mA) 第2真空管…K4(60mA) 第3真空管…K1(1mA) 第4真空管…K2(1mA)
【0017】次に図2に示す補助回路について説明す
る。この補助回路はタイマー用集積回路IC1を有する
タイマー回路12と、真空管K1のプレート電圧を自動
調整する制御回路10を有している。図2中、R1〜R
12は抵抗、C1〜C5、C15はコンデンサ、T1〜
T5はトランジスタ、D1はダイオードである。なおタ
イマー用集積回路IC1としては、東芝社製NE555
を用いることができる。
【0018】図2の下方に示されるタイマー回路12は
図3に示す電源回路から+225V、+5V、0をそれ
ぞれ受け、図1の真空管K1に供給すべき約+80V前
後で変化する直流電流を電源投入後、一定時間経過後に
与えるようにするものである。また、後述するフィード
バック制御機能により、この出力電圧+80Vを一定の
幅(±α)で変化させることができ、結果的に図1中の
真空管K4のグリッド電圧を図示の−56Vに近い値、
すなわち、−56V±βに設定することができる。なお
図2中、破線で囲んだ部分が図1に示す制御回路10に
相当する部分であり、この部分は各チャンネル毎に用意
されるので、ステレオ方式の場合、片チャンネル(C
H)分のみ図示されている。
【0019】図2の制御回路10(破線部分)は、自動
バイアス調整機能を有する部分であり、トランジスタT
5のベースは抵抗R9を介してカソード電流検出用抵抗
R10と2つの抵抗R11、R12の接続点に接続さ
れ、同トランジスタT5のエミッタはダイオードD1を
介してグランドラインGLに接続される。カソード電流
検出用抵抗R10の他端もグランドラインGLに接続さ
れる。2つの抵抗R11、R12の他端は、それぞれ真
空管K4のヒータに接続される。コンデンサC15は、
抵抗R10に発生する音声電圧をバイパスするためのバ
イパスコンデンサであり、抵抗R10に並列接続されて
いる。トランジスタT5のコレクタはトランジスタT2
のコレクタ、トランジスタT3のベース、トランジスタ
T4のコレクタにそれぞれ接続される。トランジスタT
2のベースにはタイマ回路12の出力信号TMSが供給
され、トランジスタT2のエミッタはトランジスタT5
のエミッタに接続される。
【0020】トランジスタT5のコレクタ・エミッタ間
には、コンデンサC4が挿入されている。トランジスタ
T3のコレクタは、抵抗R8を介してそのベースに接続
され、また抵抗R6を介して電源回路から+225Vを
受ける。トランジスタT3のエミッタは、トランジスタ
T4のベースに接続されるとともに、抵抗R7を介して
トランジスタT4のエミッタに接続される。トランジス
タT4のエミッタはコンデンサC5を介してトランジス
タT5のエミッタに接続されるとともに、図1の真空管
K1のプレートに接続され、上記約+80V前後で可変
な電圧を供給する。
【0021】次に図1〜3の回路の動作について更に詳
しく説明する。図3に示す電源回路の電源スイッチPS
Wが投入されると、各真空管K1〜K4のヒータ電源が
入り、真空管K3、K4にはプレート電圧が印加され
る。しかし、タイマー用集積回路IC1の動作により、
設定時間が経過するまでの間は、トランジスタT1はO
Nとなっており、したがってトランジスタT2もONと
なっている。その結果トランジスタT3はOFFとなっ
ていて、+80V±αと示された制御回路10の出力端
子の電圧は0V近傍となっている。タイマー回路12の
時定数は抵抗R1とコンデンサC1の値で定められる。
R=1kΩ、C1=22μFのとき、電源ONから28
秒後にトランジスタT1がONする。コンデンサC1を
例えば10μFとすると13秒に、33μFとすると3
9秒となる。また、抵抗R1を可変抵抗とすれば、手動
で所望の設定時間を得ることができる。
【0022】上記設定時間が経過すると、トランジスタ
T1、T2がそれぞれOFFとなり、その結果、トラン
ジスタT3がONとなって約+80Vの出力が得られ、
この電圧が図1の真空管K1のプレートに印加される。
かかるタイマー回路を設けたのは、電源投入直後に、真
空管K3がカットオフに近い状態となり、抵抗R16に
よる電圧降下が生じないため真空管K4のグリッドが無
信号時の所望の電圧である約−56Vよりかなり高い−
10V程度になってしまい、正規の約−56Vに戻るの
に20秒程度の時間を要することによる。すなわち、真
空管K4のグリッド電圧が正規の約−56Vに戻ってか
ら、入力段の真空管K1を動作させるようにするために
タイマー回路を設けているのである。
【0023】本発明者が先に発明した特開平7−303
015号公報及びUSP5,680,074号公報に記
載の構成では、トランジスタT5のベースに+80Vと
0V間の分圧により得られ、可変抵抗で可変可能な電圧
を供給しておき、この可変抵抗を図1中の出力トランス
TF1の1次巻線に接続された図示省略の電圧計を見な
がら、無信号時に手動調整して真空管K1のプレート電
圧を例えば+50V〜+100Vの範囲で変化せしめて
いる。これは、真空管K4のバラツキなどにより、真空
管K4を交換したり、又は各部品の経時変化により、真
空管K4のグリッド電圧が正規の−56Vから上下に動
いてしまうことを防止するものである。すなわち真空管
K1のプレート電圧を調整することにより、真空管K4
のグリッド電圧を設定するようにしている。しかし、本
発明では、かかる手動調整を省き、自動的に電圧を調整
するようにしている。
【0024】すなわち、抵抗R10を介して流れるカソ
ード電流(真空管K4にはカソードはないが、プレート
電流とほぼ等しい電流)により抵抗R10の両端間に生
じる1〜2V程度の電圧降下をトランジスタT5のベー
ス・エミッタ間に供給している。このことにより、終段
の出力管である真空管K4の動作状態をフィードバック
して、トランジスタT3、T4を制御して、トランジス
タT4のエミッタに生じる電圧を制御することができる
のである。こうして真空管K1のプレート電圧が+80
V前後に最適に制御され、その結果真空管K4のグリッ
ド電圧−56V前後に最適に制御され、よって真空管K
4のバイアス電流(電圧)が最適に保たれるのである。
したがって、終段管K4の交換によるバラツキや、AC
電源電圧の変動(ドリフト)、気温などの環境変化、経
時変化などがあっても、絶えず真空管K4の動作状態を
監視して入力段の真空管K1のプレート電圧が自動制御
され、各部の電圧が最適に維持されるのである。
【0025】なお、図1の構成において、真空管K3の
グリッドは抵抗R13を介して負の高電圧−250Vの
端子に接続されているが、これは真空管K1、K2がヒ
ータ断線などにより、動作しなくなったときに、真空管
K3のグリッドにバイアスがかからなくなることを防ぐ
ものである。すなわち、抵抗R13がないと、真空管K
13のグリッドがフリーとなり、大きなプレート電流が
流れ、結果として真空管K4のバイアスも浅くなって、
大きなプレート電流が流れる。そのため、真空管K3、
K4が破損するおそれがある。抵抗R13を設けること
で、真空管K1、K2が動作しなくても、真空管K3の
グリッドを大きな負の電位に保ち、真空管K3をカット
オフ状態にして、上記大電流による真空管K3、K4の
破損を防止しているのである。
【0026】上記実施の形態では真空管K4にカソード
を有さない300Bを用いたが、カソードを有する真空
管を用いた場合は、カソード電位を0V付近にする。タ
イマー回路がONとなった後は通常の動作に入る。真空
管K1、K2は入力増幅段を構成し、真空管K1のカソ
ードフォロアの形で次段の真空管K3へ信号が供給され
る。真空管K3もカソードフォロアの形で、そのカソー
ドが次段の真空管K4のグリッドに接続され、次々と増
幅された信号が最終段を構成する真空管K4に与えら
れ、ここで電力増幅されて出力トランスTF1を介して
スピーカ14に与えられる。この動作は、他のチャンネ
ルについても同様である。なお出力トランスTF1とし
ては、パーマロイのコアを用いたものを使用することが
ハイファイ再生の観点から好ましい。
【0027】次に本発明の自動バイアス調整回路の適用
された管球式アンプの他の実施の形態について説明す
る。図4は、終段管K4に5極管である6BQ5を用い
た場合の本発明の好ましい実施の形態を示す回路図であ
る。終段管K4のカソードとグランドラインGL間に挿
入された33Ωの抵抗がカソード電流検出用抵抗であ
る。なお、この実施の形態では、入力段の真空管K1と
して12AT7が用いられ、そのプレートが1kΩの抵
抗のみを介して終段間K4の第1グリッドに接続されて
いる。また、トランジスタ2SD1409の2段構成
で、真空管K1のプレート電圧が制御され、よって真空
管K4の第1グリッド電圧が制御される。
【0028】すなわち、第1真空管K1は入力段を構成
し、グリッドに入力信号が印加され、カソードに抵抗を
介して負の電圧が印加される。終段管である第2真空管
K4の第1グリッドは第1真空管K1のプレートに抵抗
(1kΩ)を介して接続され、カソード(カソードを有
さない真空管の場合はヒータ)にプレート電圧との関係
で0電位付近の電圧が印加されている。第2真空管K4
のプレートに出力トランスTF1の一次側巻線の1端子
が接続され、他の端子に正の電圧が印加され、二次側巻
線にはスピーカ14が接続される。第2真空管K4のカ
ソードには第2真空管K4のカソード電流による電圧降
下を検出する抵抗(33Ω)が接続され、この抵抗で検
出した電圧降下が一定となるように、第1真空管K1の
プレート電圧が制御回路10Aにより自動的に制御され
る。制御回路10Aの構成は図2の制御回路10をやや
簡略化したものである。
【0029】図5は、更に他の実施の形態を示す回路図
であり、終段管K4、K5として6CA7を2本パラレ
ルに用いている。なお、入力段の構成は、図1の真空管
K1、K2、K3による構成と基本的に同一である。終
段管K4、K5のカソード電流検出は、2つの終段管K
4、K5のカソードにそれぞれ接続された10Ωの抵抗
により行なわれ、検出された電圧降下が図4の構成と同
様なトランジスタ2SD1409の2段構成からなる電
圧制御回路に与えられ、真空管K1のプレート電圧が制
御される。すなわち、第1真空管K3としての12AU
7は前段を構成し、プレートに正の電圧が印加され、カ
ソードに抵抗(22kΩ)を介して負の電圧が印加さ
れ、第1真空管K3のカソードには第2及び第3真空管
K4、K5を構成する2本の6CA7のグリッドがそれ
ぞれ抵抗(1kΩ)を介して接続されている。第2及び
第3真空管K4、K5のカソード(カソードを有さない
真空管の場合はヒータ)にプレート電圧との関係で0電
位付近の電圧が印加されるよう構成されている。
【0030】また第2及び第3真空管K4、K5のプレ
ートには出力トランスTF1の一次側巻線の1端子が接
続され、他の端子に正の電圧が印加され、二次側巻線は
スピーカ14に接続される。第1真空管K3のグリッド
は第4真空管K1としての12AU7のカソードが接続
される。第4真空管K1のプレートには正の電圧が印加
され、そのグリッドは抵抗又はダイオード(図5ではツ
ェナーダイオードRD3.4F)を介してそのカソード
に接続される。第4真空管K1のグリッドに第5真空管
K2としての12AU7のプレートが接続される。ま
た、第5真空管K2のグリッドに入力信号が印加され、
そのカソードに抵抗又はダイオード(図5ではツェナー
ダイオードRD3.4F)を介して負の電圧が印加され
る。第2及び第3真空管K4、K5のカソードには第2
及び第3真空管K4、K5のカソード電流による電圧降
下を検出する抵抗(10Ω)が接続され、この抵抗で検
出した電圧降下が一定となるように、制御回路10Aに
より第4真空管K1のプレート電圧が自動的に制御され
る。制御回路10Aの構成は図4のそれと同様である。
【0031】なお、図5の構成では、2本の終段管K
4、K5のカソードにかかる電圧は共通であるから、同
一であるが、真空管の特性やプレート電流、第2グリッ
ド電流は必ずしも同一ではなく、むしろばらつくことが
多い。したがって、2本の終段管K4、K5のカソード
電流は同一ではなく、よって各カソードに接続された電
流検出用の抵抗(10Ω)に生じる電圧降下にも差が生
じることがある。しかし、これらの異なる電圧が2つの
抵抗(100Ω)を介してミックスされて抵抗(1.8
kΩ)を介して制御回路を構成する前段のトランジスタ
のベースに与えられるので、2つの異なる電圧は平均化
されて用いられることとなる。このように、パラレルシ
ングル構成の終段の場合は、2つの真空管のカソード電
流の平均値によりフィードバック制御を行なうことによ
り、終段を構成する2つの真空管のK4、K5の特性が
多少異なっていても、トータルとして最適に近い動作点
での動作をさせることができるのである。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、直
流結合された2段以上の構成のアンプの終段管のカソー
ド電流を検出して、終段管の動作状態を把握し、これを
フィードバックして、前段又は入力段の真空管のプレー
ト電圧を制御するよう構成しているので、各部の電圧が
常時最適に設定される。よって、終段管の交換によるバ
ラツキや、AC電源電圧の変動(ドリフト)、気温など
の環境変化、経時変化などがあっても、絶えず終段管の
動作状態を監視して前段又は入力段の真空管のプレート
電圧が自動制御され、各部の電圧が最適に維持されるの
である。かかる自動バイアス制御が達成されるため、本
発明の適用されたアンプでは、手動調整が不要であり、
回路構成に詳しくないユーザにとってメンテナンスフリ
ー、再調整フリーのメリットを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の管球式アンプの好ましい実施の形態の
主要部分の回路図である。
【図2】図1の実施の形態中の制御回路を含む補助回路
の好ましい例とその周辺の回路図である。
【図3】図1の実施の形態に適用される電源回路の好ま
しい例を示す回路図である。
【図4】本発明の管球式アンプの他の好ましい実施の形
態の主要部分の回路図である。
【図5】本発明の管球式アンプの更に他の好ましい実施
の形態の主要部分の回路図である。
【符号の説明】
10、10A 制御回路(自動的に制御する手段) 12 タイマー回路(制御回路と共に補助回路を構成す
る) 14 スピーカ 16 入力端子 C1〜C15 コンデンサ D1、D2〜D10 ダイオード GL グランドライン IC1 集積回路 K1〜K5 真空管 PSW 電源スイッチ R1〜R13、R15〜26 抵抗(R10はカソード
電流検出手段を構成する) T1〜T5 トランジスタ TF1、TF2 トランス TF3 チョークコイル
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年11月25日(1998.11.
25)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年1月25日(1999.1.2
5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
フロントページの続き Fターム(参考) 5J090 AA02 AA41 CA03 CA04 CN04 DN02 FA08 FA17 FN01 FN03 FN06 FN08 FN10 FN11 HA02 HA19 HA25 HA29 HA35 HA37 HA46 HN06 HN07 HN21 HN23 KA11 KA12 KA17 KA25 KA28 KA48 KA51 KA62 MA08 MA13 MA20 MA22 MN02 NN06 SA05 TA01 5J091 AA02 AA41 CA03 CA04 FA08 FA17 HA02 HA19 HA25 HA29 HA35 HA37 HA46 KA11 KA12 KA17 KA25 KA28 KA48 KA51 KA62 MA08 MA13 MA20 MA22 SA05 TA01 UW03 5J092 AA02 AA41 CA03 CA04 FA08 FA17 HA02 HA19 HA25 HA29 HA35 HA37 HA46 KA11 KA12 KA17 KA25 KA28 KA48 KA62 MA08 MA13 MA20 MA22 SA05 TA01 VL03 VL08

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも入力段又は前段を構成する電
    圧増幅管と、前記電圧増幅管の出力信号に応答する出力
    段を構成する出力管を有し、前記出力管に固定バイアス
    が供給される構成のアンプの自動バイアス調整回路であ
    って、 前記出力管のカソードに接続され、前記出力管のカソー
    ド電流による電圧降下を検出する抵抗と、 前記抵抗で検出した前記電圧降下が一定となるように、
    前記電圧増幅管のプレート電圧を自動的に制御する手段
    とを、 有する自動バイアス調整回路。
  2. 【請求項2】 前記抵抗と接地間に接続されたバイパス
    用コンデンサを更に有する請求項1記載の自動バイアス
    調整回路。
  3. 【請求項3】 前段を構成し、プレートに正の電圧が印
    加され、カソードに第1抵抗を介して負の電圧が印加さ
    れた第1真空管と、 前記第1真空管のカソードにグリッドが接続され、カソ
    ード又はヒータにプレート電圧との関係で0電位付近の
    電圧が印加された第2真空管と、 前記第2真空管のプレートに一次側巻線の1端子が接続
    され、前記一次側巻線の他の端子に正の電圧が印加さ
    れ、スピーカに接続される二次側巻線を有する出力トラ
    ンスと、 前記第1真空管のグリッドにカソードが接続され、プレ
    ートに正の電圧が印加され、グリッドが抵抗を介してそ
    のカソードに接続された第3真空管と、 前記第3真空管のグリッドにプレートが接続され、グリ
    ッドに入力信号が印加され、カソードに抵抗を介して負
    の電圧が印加される第4真空管と、 前記第2真空管のカソードに接続され、前記第2真空管
    のカソード電流による電圧降下を検出する抵抗と、 前記抵抗で検出した前記電圧降下が一定となるように、
    前記第3真空管のプレート電圧を自動的に制御する手段
    とを、 有する管球式アンプ。
  4. 【請求項4】 前記第3真空管のプレートに印加される
    前記正の電圧が電源投入後、所定時間経過後に印加され
    るよう動作するタイマー手段を更に有する請求項3記載
    の管球式アンプ。
  5. 【請求項5】 入力段を構成し、グリッドに入力信号が
    印加され、カソードに抵抗を介して負の電圧が印加され
    る第1真空管と、 前記第1真空管のプレートに抵抗を介してグリッドが接
    続され、カソード又はヒータにプレート電圧との関係で
    0電位付近の電圧が印加された第2真空管と、 前記第2真空管のプレートに一次側巻線の1端子が接続
    され、前記一次側巻線の他の端子に正の電圧が印加さ
    れ、スピーカに接続される二次側巻線を有する出力トラ
    ンスと、 前記第2真空管のカソードに接続され、前記第2真空管
    のカソード電流による電圧降下を検出する抵抗と、 前記抵抗で検出した前記電圧降下が一定となるように、
    前記第1真空管のプレート電圧を自動的に制御する手段
    とを、 有する管球式アンプ。
  6. 【請求項6】 前段を構成し、プレートに正の電圧が印
    加され、カソードに第1抵抗を介して負の電圧が印加さ
    れた第1真空管と、 前記第1真空管のカソードにそれぞれ抵抗を介してグリ
    ッドが接続され、カソード又はヒータにプレート電圧と
    の関係で0電位付近の電圧が印加された第2及び第3真
    空管と、 前記第2及び第3真空管のプレートに一次側巻線の1端
    子が接続され、前記一次側巻線の他の端子に正の電圧が
    印加され、スピーカに接続される二次側巻線を有する出
    力トランスと、 前記第1真空管のグリッドにカソードが接続され、プレ
    ートに正の電圧が印加され、グリッドが抵抗又はダイオ
    ードを介してそのカソードに接続された第4真空管と、 前記第4真空管のグリッドにプレートが接続され、グリ
    ッドに入力信号が印加され、カソードに抵抗又はダイオ
    ードを介して負の電圧が印加される第5真空管と、 前記第2及び第3真空管のカソードにそれぞれ接続さ
    れ、前記第2及び第3真空管のカソード電流による電圧
    降下をそれぞれ検出する2つの抵抗と、 前記抵抗で検出した前記電圧降下が一定となるように、
    前記第4真空管のプレート電圧を自動的に制御する手段
    とを、 有する管球式アンプ。
  7. 【請求項7】 前記第2及び第3真空管のカソード電流
    による電圧降下をそれぞれ検出する2つの抵抗の電圧降
    下を平均化して前記制御する手段に供給する手段を更に
    有する請求項6記載の管球式アンプ。
  8. 【請求項8】 前記第1真空管のプレートに印加される
    前記正の電圧が電源投入後、所定時間経過後に印加され
    るよう動作するタイマー手段を更に有する請求項5又は
    6記載の管球式アンプ。
JP10286101A 1998-09-22 1998-09-22 自動バイアス調整回路及びこれを含む管球式アンプ Pending JP2000101357A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10286101A JP2000101357A (ja) 1998-09-22 1998-09-22 自動バイアス調整回路及びこれを含む管球式アンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10286101A JP2000101357A (ja) 1998-09-22 1998-09-22 自動バイアス調整回路及びこれを含む管球式アンプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000101357A true JP2000101357A (ja) 2000-04-07

Family

ID=17699959

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10286101A Pending JP2000101357A (ja) 1998-09-22 1998-09-22 自動バイアス調整回路及びこれを含む管球式アンプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000101357A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005530387A (ja) * 2002-06-11 2005-10-06 スカイワークス ソリューションズ,インコーポレイテッド 供給とバイアスの増幅による電力増幅システム
KR100773906B1 (ko) 2006-07-18 2007-11-07 주식회사 애버드랩스 진공관 앰프의 출력회로
JP2008042641A (ja) * 2006-08-08 2008-02-21 Averd Labs Co Ltd 真空管アンプの出力回路
KR100806636B1 (ko) * 2005-07-29 2008-02-28 손동훈 진공관 파워앰프의 출력장치

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005530387A (ja) * 2002-06-11 2005-10-06 スカイワークス ソリューションズ,インコーポレイテッド 供給とバイアスの増幅による電力増幅システム
KR100806636B1 (ko) * 2005-07-29 2008-02-28 손동훈 진공관 파워앰프의 출력장치
KR100773906B1 (ko) 2006-07-18 2007-11-07 주식회사 애버드랩스 진공관 앰프의 출력회로
JP2008042641A (ja) * 2006-08-08 2008-02-21 Averd Labs Co Ltd 真空管アンプの出力回路

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI378333B (en) Voltage regulator
US7612613B2 (en) Self regulating biasing circuit
US4121168A (en) Optically coupled bias circuit for complementary output circuit and method
JP3526267B2 (ja) 安定化電源回路
EP1239585A4 (en) DIFFERENTIAL AMPLIFIER
JP2000101357A (ja) 自動バイアス調整回路及びこれを含む管球式アンプ
JP2000148257A (ja) 電圧検出機能付電源
US4471322A (en) Power amplifier
JP3263418B2 (ja) 電源回路
US5546046A (en) Output tube bias selection apparatus for tone alteration in a tube-type audio amplifier
JP3192295B2 (ja) 光受信装置
US7157977B2 (en) Automatic gain control feedback amplifier
US4433307A (en) Power supply changeover type power amplifier
JPS6123689B2 (ja)
JP2887834B2 (ja) 管球式アンプ
JPS58215746A (ja) テ−プ種類自動検出切換装置
JPS58114510A (ja) 電力増幅器
JPH1138048A (ja) 電流検出回路及び電流制限回路
JP2870353B2 (ja) スイッチング電源装置
KR100454019B1 (ko) 모니터의화면밝기자동제어회로
JPH07297957A (ja) 電話回線インタフェース回路
US2824239A (en) Photocell voltage supply
JP2834337B2 (ja) 定電圧回路および電源回路
JPH0337786B2 (ja)
CN117375434A (zh) 一种具有辅输出回路的驱动电源

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050921

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071218

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071225

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080325

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080523

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080805

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081006

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20081006

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20081125