JP2008041389A - 2段動作プッシュスイッチ - Google Patents

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Abstract

【課題】横方向の操作力を操作方向とは直角方向に変換する必要のない、小形・薄形の横押し型の2段動作プッシュスイッチを提供する。
【解決手段】2段動作プッシュスイッチは、横方向より操作する押しボタン4と、前記押しボタン4に保持させるバネ性を有する可動接片7と、前記押しボタン4の操作方向とは垂直な設置面に設置する円弧状の金属板バネ8と、コモン端子3Cと第1端子5及び第2端子6と、を備え、前記押しボタン4の操作に応じて前記可動接片7が横方向に移動して前記コモン端子3Cと前記第1端子5とを電気的に接続し、1段目の電気信号を得るのに続いて、前記押しボタン4が金属板バネ8を押して反転させて第1端子5を介してコモン端子3Cと第2端子6とを電気的に接続し、2段目の電気信号を得る。
【選択図】 図4

Description

本発明は、2段動作プッシュスイッチに関し、特に、横押し型の2段動作プッシュスイッチに関する。
従来よりプッシュスイッチには、可動接点として1枚のドーム状金属板バネを用いる縦押し型の(1段動作)プッシュスイッチ(例えば特許文献1の図3参照)、この縦押し型のプッシュスイッチのドーム状金属板バネを上下2段に配置する縦押し型の2段動作プッシュスイッチ(例えば特許文献2参照)がある。
縦押し型のプッシュスイッチは、ドーム状金属板バネに対向する底部側に、外側部及び中心部の2箇所に異なる固定接点があり、ドーム状金属板バネは、外側部の固定接点と常時接触している。押しボタンによりドーム状金属板バネを押し下げ操作すると下向きに反転して、中心部の固定接点と接触し、クリック感触と電気信号が得られる。
縦押し型の2段動作プッシュスイッチは、上下2段のドーム状金属板バネの底部側に、外側部及び、中心と外側部の間部、中心部の3箇所に異なる固定接点(コモン接点、第1選択接点、第2選択接点)があり、1段目(上段)のドーム状金属板バネは、コモン接点と常時接触し、2段目(下段)のドーム状金属板バネは、第1選択接点と常時接触している。押しボタンにより1段目のドーム状金属板バネを押し下げ操作すると下向きに反転して、2段目のドーム状金属板バネと接触し、1段目のクリック感触と電気信号が得られ、さらに押し下げると2段目のドーム状金属板バネが下向きに反転して、第2選択接点と接触し、2段目のクリック感触と電気信号が得られる。
また、従来よりプッシュスイッチには、上記の縦押し型のプッシュスイッチを横向きに実装した横押し型の(1段動作)プッシュスイッチ(例えば特許文献1の図1参照)、上記の縦押し型のプッシュスイッチの押しボタンを横方向から押す押しボタンに代えると共に、横方向の操作力を操作方向とは直角方向に変換する機構を付け加えた横押し型の(1段動作)プッシュスイッチ(例えば特許文献3参照)がある。
前者の横押し型のプッシュスイッチは、ドーム状金属板バネに対向する側部側に、外側部及び中心部の2箇所に異なる固定接点があり、ドーム状金属板バネは、外側部の固定接点と常時接触している。押しボタンを横方向から押してドーム状金属板バネを横方向に押し込み操作すると横向きに反転して、中心部の固定接点と接触し、クリック感触と電気信号が得られる。
後者の横押し型のプッシュスイッチは、ドーム状金属板バネに対向する底部側に、外側部及び中心部の2箇所に異なる固定接点があり、ドーム状金属板バネは、外側部の固定接点と常時接触している。押しボタンを横方向から押すとその操作力が操作方向とは直角方向に変換されて伝達されるので下向きに反転して、中心部の固定接点と接触し、クリック感触と電気信号が得られる。
そして、横押し型のプッシュスイッチは、例えば携帯電話機、携帯オーディオプレーヤ、デジタルカメラ等の側面操作用の操作スイッチとして用いられているが、この種電子機器の小形、薄形化に加え、その多機能化が進む中で、2段動作のものが要求されている。
特開2001−84865号公報 特開2005−216868号公報 特開2005−122989号公報
横押し型の2段動作プッシュスイッチは、従来の縦押し型のプッシュスイッチと縦押し型の2段動作プッシュスイッチを参考にすれば容易に構成することができる。つまり、従来の前者の横押し型のプッシュスイッチでは、ドーム状金属板バネをその設置方向(横方向)に2段に配置し、異なる固定接点を1つ付け加えるだけでよく、従来の後者の横押し型のプッシュスイッチでも、ドーム状金属板バネをその設置方向(上下方向)に2段に配置し、異なる固定接点を1つ付け加えるだけでよい。
しかしながら、前者の方法で横押し型の2段動作プッシュスイッチを構成した場合、実装面積は小さく抑えることができるものの、実装高さが極端に高くなるという課題がある。後者の方法で横押し型の2段動作プッシュスイッチを構成した場合、実装高さは低く抑えることができるものの、横方向の操作力を操作方向とは直角方向に変換する必要があるため、荷重変換の際に負荷荷重設定が変化することや、機構的に摩擦等を発生するため、荷重調整が非常に難しくなるという課題がある。
本発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、その目的は、横方向の操作力を操作方向とは直角方向に変換する必要のない、小形・薄形の横押し型の2段動作プッシュスイッチを提供することにある。
上記の課題を解決するための本発明の2段動作プッシュスイッチは、横方向より操作する押しボタンと、前記押しボタンに保持させるバネ性を有する可動接片と、前記押しボタンの操作方向とは垂直な設置面に設置する円弧状の金属板バネと、コモン端子と第1端子及び第2端子と、を備え、前記押しボタンの操作に応じて前記可動接片が横方向に移動して前記コモン端子と前記第1端子とを電気的に接続し、1段目の電気信号を得るのに続いて、前記押しボタンが金属板バネを押して反転させて第1端子を介してコモン端子と第2端子とを電気的に接続し、2段目の電気信号を得ることを特徴とする。
上記の構成を採用することにより、横方向の操作力を直角方向に変換する必要がない横押し型の2段動作プッシュスイッチを構成することができると共に、1段目の可動接点として押しボタンに保持させるバネ性を有する可動接片を用い、2段目の可動接点として押しボタンの操作方向とは垂直な設置面に設置する円弧状の金属板バネを用いることで、横方向の操作力を直角方向に変換する必要のない横押し型の2段動作プッシュスイッチでありながら、その幅及び高さを抑えることができる。
また、本発明の2段動作プッシュスイッチに、可動接片の摺動面に1段目の電気信号を得る際に感触を付与するための段差部を形成する構成を付加することにより、1段目の電気信号を得る接点の接触方式が摺動接触方式でありながら、1段目の電気信号を得る際に感触を得ることができる。
また、本発明の2段動作プッシュスイッチに、上面と一側面が開放された絶縁性を有するボディと、ボディの開放された上面と一側面を覆う導電性を有するフレームとで2段動作プッシュスイッチのケースを形成し、前記ボディに第1端子及び第2端子を一体に形成すると共に、前記フレームにコモン端子を一体に形成する構成を付加することにより、横押し型の2段動作プッシュスイッチでありながら、端子数が2本で済むようになる。
以上のように、本発明の2段動作プッシュスイッチは、横方向の操作力を直角方向に変換する必要がない横押し型の2段動作プッシュスイッチを構成することができると共に、横方向の操作力を直角方向に変換する必要のない横押し型の2段動作プッシュスイッチでありながら、その幅及び高さを抑えることができる。
よって、横方向の操作力を操作方向とは直角方向に変換する必要のない、小形・薄形の横押し型の2段動作プッシュスイッチを提供することができる。
以下、本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の一実施の形態による2段動作プッシュスイッチの外観を示す平面図、図2は本発明の一実施の形態による2段動作プッシュスイッチの外観を示す側面図、図3は本発明の一実施の形態による2段動作プッシュスイッチの内部構造を示す図1のA−A断面図、図4は本発明の一実施の形態による2段動作プッシュスイッチの内部構造を示す図2のB−B断面図、図5は本発明の一実施の形態による2段動作プッシュスイッチの組み立て図である。
図1〜図5において、1は2段動作プッシュスイッチであり、上面と一側面(図1〜図4の左側面)が開放されたボディ2と、ボディ2の開放された上面と一側面を覆うフレーム3とで、略直方体形状のケースを形成すると共に、押しボタン4の操作部4Aをフレーム3に設けた切り欠き部3Aよりケースの一側方(図1〜図4の左側方)に突出させて、横方向から押しボタン4を押してスイッチ操作を行う横押し型に構成している。
ボディ2は、インサート成型により良導電体の2つの第1,第2端子5,6と一体的に形成され、合成樹脂製で絶縁性を有する。また、ボディ2は、その開放された一側面と対向する内部側面に凹部2Aを形成すると共に、凹部2Aの底面の中央部に第2端子6と導通のある第2側面固定接点6Aを一体に形成し、ボディ2の内部底面に第1端子5と導通のある第1底面固定接点5Aを一体に形成し、前記凹部2Aの底面の外側部に第1端子5と導通のある第1側面固定接点5Bを一体に形成している。さらに、ボディ2の外部側面にはフレーム3を位置決めし固定するための係止部2Bが形成されると共に、ボディ2の外部底面には切り欠き部2Cと図示しないプリント回路基板へ実装時の位置決め用の突起2Dが形成される。
フレーム3は、金属板を打ち抜き及び曲げ加工して形成され、導電性を有し、フレーム3の外側縁から複数の係止部3Bを突出して形成し、係止部3Bをボディ2の側面及び係止部2Bに係止させて2段動作プッシュスイッチ1のケースが形成される。
また、フレーム3は、その下端部に2段動作プッシュスイッチ1の外部接続端子であるコモン端子3Cが一体に形成され、図示しないプリント回路基板のランドパターンに半田付けで面実装される。なお、コモン端子3Cは、2段動作プッシュスイッチ1の組み立て最終工程でフレーム3の下端部を内側に折り曲げてボディ3の外部底面に形成された切り欠き部2Cに嵌め込むことによって形成され、コモン端子3Cの下面がボディ2の外部底面に略面一に露出される。
さらに、フレーム3は、その上部内面に2段動作プッシュスイッチ1の1段目のクリック感触を付与するために、例えば凹凸凹の段差部3Dを一体に形成している。段差部3Dはフレーム3の上部2箇所を部分的に内側から外側に膨出させて凹凸凹形状を得ている。
押しボタン4は、合成樹脂材料で形成され、絶縁性を有し、横方向からスイッチ操作を行うための操作部4Aと、可動接片7を位置決めして収容保持するための接片保持溝部4Bと、ボディ2の凹部2Aに設置される円弧状の金属板バネ8をキートップ9を介して動作させるための押圧部4Cと、一対のバネ受け部4Dとを、一体に形成し、上面をフレーム3の上部内面に摺動自在に接触させ、下面をボディ2の内部底面に摺動自在に接触させ、各バネ受け部4Dの突出端面をボディ2の開放された一側面に隣接する内部2側面に摺動自在に接触させて、2段動作プッシュスイッチ1のケースで図示しないプリント回路基板と平行な横方向(図1〜図4の左右方向)にスライド移動自在に支持される。
また、押しボタン4は、各バネ受け部4Dと凹部2Aの周囲にあるボディ1の内部側面との間に配置される一対のコイルスプリング10A,10Bによって一側方(図1〜図4の左側方)に付勢され、操作部4Aが押されていない初期状態では、図3に示すように、各バネ受け部4Dがフレーム3の側部に当接する初期位置に位置保持されて押圧部4Cがキートップ9から引き離される。
第1端子5は、第1底面固定接点5Aと第1側面固定接点5Bとに導通した良導電材料で形成され、一部がボディ2の外部に取り出されて2段動作プッシュスイッチ1の図示しない外部接続端子を形成し、図示しないプリント回路基板のランドパターンに半田付けで面実装される。
第2端子6は、第2側面固定接点6Aに導通した良導電材料で形成され、第1端子5と同様に一部がボディ2の外部に取り出されて2段動作プッシュスイッチ1の図示しない外部接続端子を形成し、図示しないプリント回路基板のランドパターンに半田付けで面実装される。
可動接片7は、金属の良導電材料で形成され、上下一対のバネ性を有する可動接片部7A,7Bと、これら可動接片部7A,7Bの中間部に有する接点部7C,7Dと、可動接片部7A,7Bの一端部を相互に連結する連結部7Eとを、一体に形成し、上側の接点部7Cを上側の可動接片部7Aのバネ力により接片保持溝部4Bの開放上部を通してフレーム2の上部内面に押し当てると共に、下側の接点部7Dを下側の可動接片部7Bのバネ力により接片保持溝部4Bの開放下部を通してボディ2の内部底面に押し当てて、フレーム2の上部とボディ2の内部底面との間でバランスした状態で、押しボタン4の接片保持溝部4Bに位置決めされて収容保持され、押しボタン4と一体的に移動する。
また、可動接片7は、その上側の接点部7Cがフレーム3の上部内面に常時接触し、そのフレーム3に一体に形成されたコモン端子3Cと電気的に常時接続・導通すると共に、図4に示すように、押しボタン4が押されていない初期状態では、上側の接点部7Cが段差部3Dの外側の凹部3Eにあってフレーム3の上部内面と接触し、下側の接点部7Dが第1底面固定接点5Aの周囲にあるボディ2の内部底面と接触して、コモン端子3Cと第1端子5とを電気的に切り離した状態で保持する。
なお、本実施の形態では、可動接片7として導電性を有する金属のトーションバネ(ねじりコイルバネ)を用いており、トーションバネの一対のアーム部により上下一対のバネ性を有する可動接片部7A,7Bが形成され、トーションバネの一対のアーム部を曲げることにより可動接片部7A,7Bの中間部に有する接点部7C,7Dが形成され、トーションバネのコイル部により可動接片部7A,7Bの一端部を相互に連結する連結部7Eが形成されている。
円弧状の金属板バネ8は、導電性を有し、その中央部に長手側の側縁と平行で両端が短手側の側縁に達しない2本の平行な長孔8Aを設けると共に、各長孔8Aの外側に裏面側に膨出する一対の支え部8Bを設け、各長孔8Aの間の中央部を表面側から押すことによってその中央部が反転動作できるように形成されている。
また、金属板バネ8は、その表面がボディ2の開放された一側面に向き、裏面が凹部2Aの底面と対向するように、凹部2A内に設置され、長手方向の両端部と各支え部8Bで凹部2Aの底面に支えられると共に、各支え部8Bが第1側面固定接点5Bと常時接触し、金属板バネ8の中央部が第2側面固定接点6Aと対向し、押しボタン4が押されていない初期状態では、金属板バネ8の中央部と第2側面固定接点6Aとは離間保持され、第1端子5と第2端子3Cとを電気的に切り離した状態で保持する。
キートップ9は、合成樹脂材料で形成され、絶縁性を有し、その表面が押しボタン4の押圧部4Cと対向し、裏面が凹部2Aの底部に設置された金属板バネ8の表面と対向し、凹部2Aの開口部を閉じるように、その凹部2Aの開口部に嵌め込んで配置し、表面の両端部を一対のコイルスプリング10A,10Bで押えて凹部2Aの底面とで金属板バネ8を挟み、凹部2A内に金属板バネ8を保持すると共に、金属板バネ8や第1側面固定接点5B及び第2側面固定接点6Aの防塵を行う。
また、キートップ9は、その外周部を凹部2Aの周壁面に摺動自在に接触させて、凹部2A内で押しボタン4と同様に図示しないプリント回路基板と平行な横方向(図1〜図4の左右方向)にスライド移動自在に凹部2Aの開口部に嵌め込んで配置すると共に、押しボタン4の押圧部4Cと対向する表面の中央部には押しボタン4の押圧部4Cに向かって突出する操作部9Aが一体に形成されると共に、金属板バネ8の表面と対向する裏面の中央部には金属板バネ8の中央部に向かって突出する押圧部9Bが一体に形成され、キートップ9の押圧部9Bの先端が金属板バネ8の中央部に常時押し当てられる。またキートップ9の押圧部9Bの先端形状は、その中心部が金属板バネ8の表面中心部に当接するように形成される。
なお、押しボタン4が押されていない初期状態では、キートップ9の押し込み力はなく、図3に示すように、金属板バネ8は湾曲した円弧状を保持し、キートップ9はその押圧部9Bの先端中心部が金属板バネ8の表面中心部で押しボタン4側に押されて表面両端部が凹部2Aの周囲にあるボディ1の内部側面に略半周が当接している一対のコイルスプリング10A,10Bの一端の残り略半周に当接してバランスしている。
上記のように構成された2段動作プッシュスイッチ1の組み立ては、図5に示すように、ボディ2をセットし、金属板バネ8をボディ2の凹部2A内に設置した後、キートップ9を凹部2Aの開口部に配置し、接片保持溝部4Bに可動接片7を収容保持した押しボタン4を、キートップ9の操作部9Aと押しボタン4の押圧部4Cを対向させるように押しボタン4の押圧部4Cと一対のバネ受け部4Dをボディ2内に嵌め込んで、キートップ9の一側方(図1〜図4の左側方)に直列に配置し、各コイルスプリング10A,10Bの一端を凹部2Aの周囲にあるボディ1の内部側面とキートップ9の表面端部に跨って当接させるように各コイルスプリング10A,10Bを圧縮しながら押しボタン4の各バネ受け部4Dと凹部2Aの周囲にあるボディ1の内部側面との間に配置し、押しボタン4の操作部4Aの基部とフレーム3の切り欠き部3Aを嵌合させるようにフレーム3を上方からボディ2の上面と一側面に被せて固定し、最後にフレーム3の下端部に曲げ加工でコモン端子3Cを一体に形成して完了する。
次に、2段動作プッシュスイッチ1の動作を説明する。
図1〜図4に示した押しボタン4が押されていない初期状態から押しボタン4を横方向(図1〜図4の右方向)に押すと、押しボタン4に一体に形成された押圧部4Cと押しボタン4に保持された可動接片7は横方向(図1〜図4の右方向)に一体的に変位する。これに伴って、押しボタン4の押圧部4Cはキートップ9の操作部9Aに接近する一方、可動接片7の上側の接点部7Cはフレーム3の上部内面に一体に形成された段差部3Dの外側の凹部3Eから中央の凸部3Fを乗り越えて内側の凹部3Gに摺動し、可動接片7の下側の接点部7Dは第1底面固定接点5Aの周囲にあるボディ2の内部底面から第1底面固定接点5Aの上に摺動する。
これによって、可動接片3の下側の接点部7Dが第1底面固定接点5Aと接触し、可動接片3と第1底面固定接点5Aが電気的に接続・導通するため、可動接片3と上側の接点部7C及びフレーム3を介して導通のあるコモン端子3Cと、第1底面固定接点5Aと導通のある第1端子5とが導通して、2段動作プッシュスイッチ1の1段目のスイッチがオン状態となり、1段目の電気信号を得る。
また、2段動作プッシュスイッチ1の1段目のスイッチがオン状態になる直前に、可動接片3の上側の接点部7Cがフレーム3の上部内面に一体に形成された段差部3Dの外側の凹部3Eから上側の可動接片部7Aを撓ませて下方向に押し下げながら中央の凸部3Fに乗り上がる際に、外側の凹部3Eと中央の凸部3Fの間の段差で2段動作プッシュスイッチ1の1段目のクリック感触を得ることができる。
2段動作プッシュスイッチ1の1段目のスイッチのオン状態から、押しボタン4をさらに横方向(図1〜図4の右方向)に押すと、押しボタン4に一体に形成された押圧部4Cと押しボタン4に保持された可動接片7はさらに横方向(図1〜図4の右方向)に一体的に変位する。これに伴って、押しボタン4の押圧部4Cはキートップ9の操作部9Aに突き当たりキートップ9を凹部2A内に押し込み、キートップ9はその押圧部9Bの先端中心部で凹部2A内に設置された金属板バネ8の表面中心部を横方向(図1〜図4の右方向)に押し込み操作する。
なお、可動接片7の上側の接点部7Cは段差部3Dの内側の凹部3Gからそのさらに内側のフレーム3の平坦な上部内面に摺動し、可動接片7の下側の接点部7Dは第1底面固定接点5Aの上で摺動し、2段動作プッシュスイッチ1の1段目のスイッチはオン状態を保つ。
これによって、金属板バネ8はキートップ9の押し込み力によって中央部が裏側に反転して第2側面固定接点6Aと接触し、金属板バネ8と第2側面固定接点6Aが電気的に接続・導通するため、金属板バネ8と第1側面固定接点5Bを介して導通のある第1端子5と、第2側面固定接点6Aと導通のある第2端子6とが導通し、第1端子5と導通のあるコモン端子3Cと第2端子6とが導通して、2段動作プッシュスイッチ1の2段目のスイッチが1段目のスイッチに続いてオン状態となり、2段目の電気信号を得る。
また、2段動作プッシュスイッチ1の2段目のスイッチがオン状態になるときの金属板バネ8の反転によって、2段動作プッシュスイッチ1の2段目のクリック感触を得ることができる。
なお、押しボタン4が押されて金属板バネ8の中央部と第2側面固定接点6Aが接触している間は2段動作プッシュスイッチ1の1段目のスイッチ及び2段目のスイッチが共にオン状態を保つ。
続いて、押しボタン4の操作力を開放して押し込み力を除くと、押しボタン4の押し込み時に蓄積された各コイルスプリング10A,10Bのバネ力によって押しボタン4と可動接片7が一体的に初期状態の位置に戻されて、金属板バネ8の中央部がそのバネ性によって元の湾曲した円弧状に復帰し、その復帰によりキートップ9が初期状態の位置に戻され、その表面両端部が各コイルスプリング10A,10Bの一端に当接してバランス状態となる。
2段動作プッシュスイッチ1は金属板バネ8の中央部と第2側面固定接点6Aの接触がなくなった時点でコモン端子3Cと第2端子6とが電気的に切り離されて2段目のスイッチがオフ状態となり、その後、可動接片3の下側の接点部7Dと第1底面固定接点5Aの接触がなくなった時点でコモン端子3Cと第1端子6とが電気的に切り離されて1段目のスイッチがオフ状態となる。
上記のように、2段動作プッシュスイッチ1は、横方向より操作する押しボタン4と、前記押しボタン4に保持させるバネ性を有する可動接片7と、前記押しボタン4の操作方向とは垂直な設置面に設置する円弧状の金属板バネ8と、コモン端子3Cと第1端子5及び第2端子6と、を備え、前記押しボタン4の操作に応じて前記可動接片7が横方向に移動して前記コモン端子3Cと前記第1端子5とを電気的に接続し、1段目の電気信号を得るのに続いて、前記押しボタン4が金属板バネ8を押して反転させて第1端子5を介してコモン端子3Cと第2端子6とを電気的に接続し、2段目の電気信号を得、横方向の操作力を直角方向に変換する必要がない横押し型の2段動作プッシュスイッチを構成することができると共に、1段目の可動接点として押しボタン4に保持させるバネ性を有する可動接片7を用い、2段目の可動接点として押しボタン4の操作方向とは垂直な設置面に設置する円弧状の金属板バネ8を用いることで、横方向の操作力を直角方向に変換する必要のない横押し型の2段動作プッシュスイッチでありながら、その幅及び高さを抑えることができるので、横方向の操作力を操作方向とは直角方向に変換する必要のない、小形・薄形の横押し型の2段動作プッシュスイッチを実現、提供することができる。
図6は本発明の一実施の形態による2段動作プッシュスイッチの1段目の感触を付与するための段差部の第1〜第3の変形構造を示す構造図であり、図6(A)は凹凸の第1の変形構造の段差部31Dを示し、フレーム3の上部1箇所を部分的に内側から外側に膨出させて凹凸を得ている。図6(B)は凹凸凹の第2の変形構造の段差部32Dを示し、図1、図2及び図4,図5に示したメイン構造の段差部3Dとは逆に、フレーム3の上部2箇所を部分的に外側から内側に膨出させて凹凸凹形状を得ている。図6(C)は図6(A)の第1の変形構造の段差部31Dとは逆の凸凹の第3の変形構造の段差部33Dを示し、フレーム3の上部1箇所を部分的に外側から内側に膨出させて凸凹形状を得ている。図6(A)(B)(C)に示すように、第1〜第3の各変形構造の段差部31D,32D,33Dは何れも、押しボタン4が押されていない初期状態では、外側の凹部31E,32E、凸部33Eの内面に可動接片7の上側の接点部7Cが接触し、2段動作プッシュスイッチ1の1段目のスイッチがオン状態になる直前に、可動接片3の上側の接点部7Cが外側の凹部31E,32E、凸部33Eからその内側に隣接する凸部31F,33F、凹部33Fに乗り移る際に、その間の段差で2段動作プッシュスイッチ1の1段目のクリック感触を得ることができる。
以上、本実施の形態は本発明の2段動作プッシュスイッチの好適な一実施の形態を示したが、本発明はそれに限定されることなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々変形実施することができるものである。
本発明の一実施の形態による2段動作プッシュスイッチの外観を示す平面図である。 本発明の一実施の形態による2段動作プッシュスイッチの外観を示す側面図である。 本発明の一実施の形態による2段動作プッシュスイッチの内部構造を示す図1のA−A断面図である。 本発明の一実施の形態による2段動作プッシュスイッチの内部構造を示す図2のB−B断面図である。 本発明の一実施の形態による2段動作プッシュスイッチの組み立て図である。 (A)〜(C)は本発明の一実施の形態による2段動作プッシュスイッチの1段目の感触を付与するための段差部の第1〜第3の変形構造を示す構造図である。
符号の説明
1 2段動作プッシュスイッチ
2 ボディ
3 フレーム
3C コモン端子
3D 段差部
4 押しボタン
5 第1端子
6 第2端子
7 可動接片
8 金属板バネ

Claims (3)

  1. 横方向より操作する押しボタンと、前記押しボタンに保持させるバネ性を有する可動接片と、前記押しボタンの操作方向とは垂直な設置面に設置する円弧状の金属板バネと、コモン端子と第1端子及び第2端子と、を備え、前記押しボタンの操作に応じて前記可動接片が横方向に移動して前記コモン端子と前記第1端子とを電気的に接続して1段目の電気信号を得るのに続いて、前記押しボタンが金属板バネを押して反転させて第1端子を介してコモン端子と第2端子とを電気的に接続して2段目の電気信号を得ることを特徴とする2段動作プッシュスイッチ。
  2. 前記可動接片の摺動面に1段目の電気信号を得る際に感触を付与するための段差部を形成する請求項1に記載の2段動作プッシュスイッチ。
  3. 上面と一側面が開放された絶縁性を有するボディと、ボディの開放された上面と一側面を覆う導電性を有するフレームとで2段動作プッシュスイッチのケースを形成し、前記ボディに第1端子及び第2端子を一体に形成すると共に、前記フレームにコモン端子を一体に形成する請求項1に記載の2段動作プッシュスイッチ。
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