JP4649393B2 - 横押し型2段動作スイッチ - Google Patents

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本発明は、横押し型2段動作スイッチに関する。
従来よりプッシュスイッチには、可動接点として1枚のドーム状金属ばねを用いる縦押し型(1段動作)スイッチ(例えば特許文献1の図3参照)、この縦押し型スイッチのドーム状金属ばねを2枚、上下2段に配置する縦押し型2段動作スイッチ(例えば特許文献2参照)がある。
縦押し型スイッチにおいては、ドーム状金属ばねに対向する底部側に、外側部及び中心部の2箇所に異なる固定接点があり、ドーム状金属ばねは、外側部の固定接点と常時接触している。上方からの押しボタンの押圧によりドーム状金属ばねを押し下げ操作すると下向きに反転して、中心部の固定接点と接触し、クリック感触と電気信号が得られる。
縦押し型2段動作スイッチにおいては、上下2段のドーム状金属ばねの底部側に、外側部及び、中心と外側部の間部、中心部の3箇所に異なる固定接点(コモン接点、第1選択接点、第2選択接点)があり、1段目(上段)のドーム状金属ばねは、コモン接点と常時接触し、2段目(下段)のドーム状金属ばねは、第1選択接点と常時接触している。上方からの押しボタンの押圧により1段目のドーム状金属ばねを押し下げ操作すると下向きに反転して、2段目のドーム状金属ばねと接触し、1段目のクリック感触と電気信号が得られ、さらに押し下げると2段目のドーム状金属ばねが下向きに反転して、第2選択接点と接触し、2段目のクリック感触と電気信号が得られる。
また、従来よりプッシュスイッチには、上記縦押し型スイッチの押しボタンを横方向から押圧する押しボタンに代えると共に、横方向からの押しボタンの押圧を下直角方向に変換する機構を付け加えた横押し型(1段動作)スイッチ(例えば特許文献3参照)があり、縦押し型スイッチに比べ高さが抑えられて、薄形になっている。
横押し型スイッチにおいては、ドーム状金属ばねの底部側に、外側部及び中心部の2箇所に異なる固定接点があり、ドーム状金属ばねは、外側部の固定接点と常時接触している。横方向から押圧する押しボタンに片持ち梁部を一体に形成し、その片持ち梁部の自由端を金属カバーに一体に形成した傾斜部表面に接触させて押しボタンの押し込み動作に合わせて摺動させ、片持ち梁部の自由端によりドーム状金属ばねを押し下げて反転させることにより、ドーム状金属ばねが中心部の固定接点と接触し、クリック感触と電気信号が得られる。
このような横押し型スイッチは、例えば携帯電話機、携帯オーディオプレーヤ、デジタルカメラ等の側面操作用の操作スイッチとして用いられているが、この種電子機器の小型・薄形化に加え、その多機能化が進む中で、2段動作のものが要求されている。
特開2001−84865号公報 特開2005−216868号公報 特開2005−122989号公報
横押し型2段動作スイッチは、従来の横押し型スイッチに、ドーム状金属ばねを2枚、上下2段に配置すると共に、上下2段のドーム状金属ばねの底部側に、外側部及び、中心と外側部の間部、中心部の3箇所に異なる固定接点(コモン接点、第1選択接点、第2選択接点)を設け、1段目(上段)のドーム状金属ばねを、コモン接点と常時接触させ、2段目(下段)のドーム状金属ばねを、第1選択接点と常時接触させることにより構成することができる。しかしながら、上下2段に配置した2枚のドーム状金属ばねを押し下げる構造では、1枚のドーム状金属ばねを押し下げる1段動作の少なくとも2倍の押し下げストロークが必要になるので、横押し型とはいえ、薄形機能が大きく損なわれるという問題があった。
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたもので、その目的は、薄形の横押し型2段動作スイッチを提供することにある。
本発明の横押し型2段動作スイッチは、横方向から押圧する押しボタンに片持ち梁部を一体に形成し、その片持ち梁部の自由端を金属カバーに一体に形成した傾斜部表面に接触させて押しボタンの押し込み動作に合わせて摺動させ、片持ち梁部の自由端によりドーム状金属ばねを押し下げて反転させるように構成した横押し型スイッチであって、ドーム状金属ばねの底部側に、外側部及び中心部の2箇所に異なる第1固定接点及び第2固定接点を設け、第1固定接点にドーム状金属ばねを常時接触させ、金属カバーにコモン端子を一体に形成し、片持ち梁部の自由端にそこの表面の材質を金属にして金属カバーとドーム状金属ばねを電気的に接続するためのコンタクトを備えた横押し型2段動作スイッチにおいて、傾斜部表面には凸部を設け、片持ち梁部の自由端にはそれが乗り越えた凸部を接触させて片持ち梁部の自由端を上方向に案内する凹表面を設け、片持ち梁部の自由端が凸部を乗り越えた際に、金属カバーとドーム状金属ばねをコンタクトを介して導通させることを特徴とする。
本発明の横押し型2段動作スイッチにおいては、横方向からの押しボタンの押圧により片持ち梁部の自由端が傾斜部表面の凸部を乗り越えてコンタクトをドーム状金属ばねに接触させて、コンタクトを介して金属カバーとドーム状金属ばねを電気的に接続させることで、1段目のクリック感触と電気信号が得られ、その後、ドーム状金属ばねを下向きに反転させて、第2固定接点と接触させることで、2段目のクリック感触と電気信号が得られる。このように1枚のドーム状金属ばねを押し下げる構造でありながら、スイッチを2段動作させるようにしているので、スイッチの高さを抑えることができる。
また、本発明の横押し型2段動作スイッチにおいては、押しボタンの押し込み動作によりバネ力を蓄積し、押しボタンの横方向から押圧を除いたときに初期位置に押し戻す押しボタン復帰用の板バネ片を金属カバーに一体に形成して設けることが好ましい。
本発明の横押し型2段動作スイッチによれば、1枚のドーム状金属ばねを押し下げる構造でありながら、スイッチを2段動作させるようにしているので、薄型の横押し型2段動作スイッチを得ることができる。また、ドーム状金属ばねを1枚しか使用しないので、部品点数が少なくなり、組み立て容易で低コストの横押し型2段動作スイッチを得ることができる。
以下、本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の一実施の形態による横押し型2段動作スイッチの外観を示す斜視図、図2は本発明の一実施の形態による横押し型2段動作スイッチの外観を示す他の斜視図、図3は本発明の一実施の形態による横押し型2段動作スイッチの外観を示す平面図、図4は本発明の一実施の形態による横押し型2段動作スイッチの外観を示す底面図、図5は本発明の一実施の形態による横押し型スイッチ2段動作の内部構造を示すカバー除去状態の平面図、図6は本発明の一実施の形態による横押し型2段動作スイッチの内部構造を示す断面図、図7は本発明の一実施の形態による横押し型2段動作スイッチの組み立て図である。
図1〜図7において、本発明の一実施の形態による横押し型2段動作スイッチ1は、インサート成形により第1固定接点端子2及び第2固定接点端子3と一体に形成する合成樹脂製で絶縁性を持ったボディ4と、ボディ4とで直方体形状のスイッチケースを形成する金属カバー5と、可動接点として用いる1枚のドーム状金属ばね6と、ドーム状金属ばね押え用の粘着テープ7と、横方向から押圧してスイッチ操作を行うための合成樹脂製で絶縁性を持った押しボタン8と、金属カバー5とドーム状金属ばね6を電気的に接続するためのコンタクト9と、から構成されている。
ボディ4は、上面開放の箱型に形成され、その内底面に可動接点収納凹部4aを設けている。第1固定接点端子2及び第2固定接点端子3は、良導電性の金属薄板を打ち抜き及び曲げ加工することによって形成され、ボディ4の底部に絶縁状態で埋め込まれている。第1固定接点端子2は、その一部を可動接点収納凹部4aの底面外側部に露出して、第1固定接点2a(第1選択接点)を形成している。第2固定接点端子3は、その一部を可動接点収納凹部4aの底面中心部に露出して、第2固定接点3a(第2選択接点)を形成している。また、第1固定接点端子2及び第2固定接点端子3は、その一部をボディ4の外底面に略面一に露出して、横押し型2段動作スイッチ1の第1外部接続端子2b及び第2外部接続端子3bを形成している。第1外部接続端子2b及び第2外部接続端子3bは、図示しないプリント回路基板に半田付けで面実装される。
また、ボディ4は、前後左右4側壁の1つ(本実施の形態では左側壁)に押しボタン突出用の切り欠き4bを設け、その切り欠き4bと対向するよう右側壁には押しボタン復帰板ばね突入用の切り欠き4cを設け、上部4隅にはカバー位置決め用の突起4dを上方へ突出して設け、押しボタン突出用の切り欠き4bの外側にある左側壁外面にはカバー固定用の第1係止爪4eを外側へ突出して設け、前後側壁外面の後側端部にはカバー固定用の第2係止爪4fを外側へ突出して設けている。
金属カバー5は、ボディ4の開放上面を覆ってスイッチケースを形成するもので、良導電性の金属板を打ち抜き及び曲げ加工することによって形成され、4隅部にカバー位置決め用の切り欠き5aを設け、左側縁の両端部からカバー固定用のばね性を持った第1係止片5bを下方へ延出して設け、第1係止片5bとでボディ4を挟持するよう右側縁の両端部からばね性を持った突片5cを下方へ延出して設け、前後側縁からボディ4を挟持するようカバー固定用のばね性を持った第2係止片5dを下方へ延出して設け、右側縁の中央部からばね連設片5eを下方へ延出して設け、ばね連設片5eの両側縁から一対の押しボタン復帰板ばね片5fを金属カバー5の右端部下側へ平面視ハの字状に延出して設けている。
横押し型2段動作スイッチ1の組み立て最終段階にボディ4の開放上面を金属カバー5で覆う際、金属カバー5の切り欠き5aをボディ4の突起4dに嵌合させることにより、カバー5がボディ4の開放上面で位置決めされる。また、金属カバー5の第1係止片5bは、その下部がボディ4の第1係止爪4eの上部に付けたテーパで外側に押し広げられて第1係止爪4eの外面に乗り上げ、第1係止爪4eを乗り越えた時点で元に戻り、ボディ4の切り欠き4bの外側にある左側壁外面を押圧しながら重なり合い、第1係止爪4eに下側から係止すると共に、ボディ4の切り欠き4cの外側にある右側壁外面を押圧しながら重なり合う突片5cとで、ボディ4を左右横外側より挟持している。さらに、第2係止片5dは、その下部がボディ4の第2係止爪4fの上部に付けたテーパで外側に押し広げられて第2係止爪4fの外面に乗り上げ、第2係止爪4fを乗り越えた時点で元に戻り、ボディ4の前後側壁外面を押圧しながら重なり合い、第2係止爪4fに下側から係止すると共に、ボディ4を前後横外側より挟持している。これらにより、カバー5がボディ4の開放上面に固定される。
上記のようにボディ4の開放上面を金属カバー5で覆う際、ばね連設片5eは、一対の押しボタン復帰板ばね片5fを金属カバー5の右外側に配置するよう、金属カバー5の右側縁の中央部から一直線状に延ばされ、カバー5をボディ4の開放上面に固定した後、金属カバー5の右側縁に沿って下方に折り曲げることにより、一対の押しボタン復帰板ばね片5fをボディ4の切り欠き4cを通して金属カバー5の右端部下側(押しボタン8の奥側)に配置する。
また、金属カバー5は、横方向からの押しボタン8の押圧を下直角方向に変換するために、平板状の金属カバー5の中央部を下向きに切り起こして設ける傾斜部5gと、横押し型2段動作スイッチ1の1段目のクリック感触を得るために、傾斜部5gの基部(上部)を断面山形状に曲げて設ける凸部5hと、金属カバー5を図示しないプリント回路基板に接続するために、第1係止片5bの下部をさらに下方へ突出して設ける横押し型2段動作スイッチ1の外部接続端子であるコモン端子5jと、を一体に形成している。コモン端子5jは、その先端面がボディ4の外底面に略面一に露出されて、図示しないプリント回路基板に半田付けで面実装される。
ドーム状金属ばね6は、良導電性の金属薄板をドーム状に打ち抜き加工することによって形成され、ボディ4の可動接点収納凹部4a内に配置され、ドーム状金属ばね6の底部側に、外側部及び中心部の2箇所に異なる第1固定接点2a及び第2固定接点3aが設けられている。ドーム状金属ばね6は、その外周部が第1固定接点2aと常時接触し、中心部が第2固定接点3aと離間対向している。
粘着テープ7は、ポリイミドやポリアミド等の絶縁材料からなる可撓性を持ったテープ基材の裏面に粘着層を形成したもので、その周囲をボディ4の可動接点収納凹部4aの外側にある内底面に貼り付けて、ドーム状金属ばね6を上から押さえ、ボディ4の可動接点収納凹部4a内に収容保持すると共に、可動接点収納凹部4aを密閉して防塵性をもたせ、ドーム状金属ばね6と第1固定接点2a及び第2固定接点3aの間の接触信頼性を向上させている。また、粘着テープ7の中央部には表裏貫通の貫通孔7aを設け、ドーム状金属ばね6の中心部金属表面を粘着テープ7の表面側に露出させている。
押しボタン8は、平面視略凸形の異形板でなる胴部8aと、胴部8aの幅狭側の端部に一体に形成する操作部8bと、胴部8aの幅狭側の端部に一体に形成する押しボタン復帰板ばね係止用の一対の突起部8cと、胴部8aを環状にするようその胴部8aに開設する平面視略凸形の表裏貫通の貫通孔8dと、胴部8aの幅狭側の端部から貫通孔8d内に胴部8aよりやや薄い厚みで延出して設ける可撓性を持った片持ち梁部8eと、片持ち梁部8eの自由端に一体に形成する中間部が括れた断面略ひょうたん形の可動接点押し下げ部8fと、を備えている。
コンタクト9は、良導電性の金属薄板をC形に曲げ加工して形成され、押しボタン8の可動接点押し下げ部8fの端部表面に嵌合されて一体に取り付けられている。
上記のようにコンタクト9を取り付けた押しボタン8は、胴部8aの幅狭部をボディ4の切り欠き4bに挿通させて、操作部8bをボディ4(スイッチケース)の左横外側に突き出すと共に、胴部8aの幅広部をボディ4の左側壁と金属カバー5の一対の押しボタン復帰板ばね片5fの間に挟んだ状態で、胴部8aの幅広部をボディ4内の粘着テープ7の上に載置し、胴部8aの幅広部の両側面をボディ4の前後側壁内面に摺動自在に接触させ、また、金属カバーの傾斜部5gを片持ち梁部8eより奥側で貫通孔8d内に突き出した状態で、胴部8aの幅広部上面を金属カバーで摺動自在に押えて、ボディ4(スイッチケース)に横方向(水平方向)へスライド移動自在に支持されて取り付けられている。この取り付け状態では、押しボタン8の一対の突起部8cの間にある胴部8aの幅広側の端面中間部に金属カバー5の一対の押しボタン復帰板ばね片5fの先端が常時押し当てられ、押しボタン8を復帰方向(図5,図6の左方向)に常時付勢している。また、押しボタン8の幅狭部と幅部の段差面がボディ4の押しボタン突出用の切り欠き4bの側にある左側壁内面と対向すると共に、押しボタン8の突起部8cの外側に一段後退してある胴部8aの幅広側の端面両端部がボディ4の押しボタン復帰板ばね突入用の切り欠き4cの側にある右側壁内面と対向している。
上記のように構成された横押し型2段動作スイッチ1の組み立ては、図7に示すように、ボディ4をセットし、ボディ4の内底面にある可動接点収納凹部4a内にドーム状金属ばね6を設置し、設置したドーム状金属ばね6を粘着テープ7により上から押さえてボディ4の可動接点収納凹部4a内に収容保持し、押しボタン8の胴部8aの幅狭部をボディ4の切り欠き4bに嵌合させながら、胴部8aの幅広部をボディ4の左側壁と金属カバー5の一対の押しボタン復帰板ばね片5fの間からボディ4内の粘着テープ7の上に重ねて設置し、ばね連設片5eを右側縁の中央部から一直線状に延ばした半展開状態の金属カバー5を上方からボディ4に嵌合して、ボディ4の開放上面を覆っって閉じた後、金属カバー5のばね連設片5eを下方に折り曲げて、一対の押しボタン復帰板ばね片5fをボディ4の切り欠き4cを通して押しボタン8の奥側に設置して完了する。
図8は本発明の一実施の形態による横押し型2段動作スイッチの1段目の動作状態を示す断面図、図9は本発明の一実施の形態による横押し型2段動作スイッチの2段目の動作状態を示す断面図である。次に、図6,図8,図9に基づいて本発明の一実施の形態による横押し型2段動作スイッチ1の動作を説明する。
図6に示すように、押しボタン8が操作されていない初期状態では、押しボタン8は、押しボタン復帰板ばね片5fのばね力によって、押しボタン8の幅狭部と幅部の段差面がボディ4の押しボタン突出用の切り欠き4bの側にある左側壁内面に突き当たる初期位置に位置保持され、この初期位置において、押しボタン8の片持ち梁部8eの自由端にあるコンタクト9が、金属カバー5の傾斜部5gの基部(上部)にある凸部5h表面を押圧しながら接触すると共に、粘着テープ7の表面側に貫通孔7aを介して露出しているドーム状金属ばね6の中心部表面に離間対向する。
図6に示した初期状態から押しボタン8の操作部8bを横方向から右方向に押圧すると、図8に示すように、押しボタン8は、初期位置から押しボタン復帰板ばね片5fのばね力に抗して右方向へスライドしながら押し込まれる。この押しボタン8の押し込み動作に合わせて、押しボタン8の片持ち梁部8eの自由端にあるコンタクト9が、片持ち梁部8eを撓み変形させながら金属カバー5の傾斜部5gの表面上をその基部にある凸部5hを乗り越えて先端部(下部)に向かって摺動し(横方向からの押しボタン9の押圧を下直角方向に変換し)、粘着テープ7の表面側に貫通孔7aを介して露出しているドーム状金属ばね6の中心部表面に接触する。
これによって、金属カバー5とドーム状金属ばね6がコンタクト9を介して導通接続されるため、金属カバー5と導通のあるコモン端子5jと、ドーム状金属ばね6と第1固定接点2a及び第1固定接点端子2を介して導通のある第1外部接続端子2bとが導通して、横押し型2段動作スイッチ1の1段目のスイッチがオンになり、1段目の電気信号を得る。
また、コンタクト9がドーム状金属ばね6に接触する(1段目のスイッチがオン状態になる)直前に金属カバー5の傾斜部5gの基部にある凸部5hを乗り越えることによって、横押し型2段動作スイッチ1の1段目のクリック感触を得ることができる。
1段目のスイッチがオンになった時点から続いて押しボタン8の操作部8bを横方向から右方向に押圧すると、図9に示すように、押しボタン8は、押しボタン復帰板ばね片5fのばね力に抗して右方向へスライドしながらさらに押し込まれる。この押しボタン8のさらなる押し込み動作に合わせて、押しボタン8の片持ち梁部8eの自由端にあるコンタクト9が、片持ち梁部8eを撓み変形させながら金属カバー5の傾斜部5gの表面上を先端部(下部)に向かってさらに摺動し、接触しているドーム状金属ばね6の中心部表面を押し下げ操作する。
これによって、ドーム状金属ばね6は下向きに反転して第2固定接点3aと接触し、ドーム状金属ばね6と第2固定接点3aが導通接続されるため、ドーム状金属ばね6とコンタクト9及び金属カバー5を介して導通のあるコモン端子5jと、第2固定接点3aと第2固定接点端子3を介して導通のある第2外部接続端子3bとが導通して、横押し型2段動作スイッチ1の2段目のスイッチが1段目のスイッチに続いてオンになり、2段目の電気信号を得る。
また、2段目のスイッチがオンになるときのドーム状金属ばね6の反転動作によって、2段動作スイッチ1の2段目のクリック感触を得ることができる。
そして、押しボタン8は、2段目のスイッチがオンになった直後に、押しボタン8の突起部8cの外側に一段後退してある胴部8aの幅広側の端面両端部がボディ4の押しボタン復帰板ばね突入用の切り欠き4cの外側にある右側壁内面に突き当たり、それ以上の過剰な押し込み動作(オーバーストローク)が規制され、押しボタン8の操作部8bが横方向から右方向に押圧されて、ドーム状金属ばね6と第2固定接点3aとが接触している間は2段動作スイッチ1の1段目のスイッチ及び2段目のスイッチが共にオン状態を保つ。
この横押し型2段動作スイッチ1の1段目のスイッチ及び2段目のスイッチが共にオンになっている状態で、横方向からの押しボタン8の操作部8bの押圧を除くと、押しボタン8の押し込み動作によって蓄積された押しボタン復帰板ばね片5fのばね力に押しボタン8が初期位置に押し戻されると共に、ドーム状金属ばね6がそのばね性によって元のドーム状に戻り、図6に示した初期状態に復帰する。この初期状態への復帰時に、ドーム状金属ばね6と第2固定接点3aとの接触が断たれ時点で2段目のスイッチがオフになり、コンタクト9とドーム状金属ばね6との接触が断たれた時点で1段目のスイッチがオフになる。
上記から明らかなように、本発明の一実施の形態による横押し型2段動作スイッチ1は、横方向から押圧する押しボタン8に片持ち梁部8eを一体に形成し、その片持ち梁部8eの自由端を金属カバー5に一体に形成した傾斜部5g表面に接触させて押しボタン8の押し込み動作に合わせて摺動させ、片持ち梁部8eの自由端によりドーム状金属ばね6を押し下げて反転させるように構成した横押し型スイッチにおいて、ドーム状金属ばね6の底部側に、外側部及び中心部の2箇所に異なる第1固定接点2a及び第2固定接点3aを設け、第1固定接点2aにドーム状金属ばね6を常時接触させ、金属カバー5にコモン端子5jを一体に形成し、片持ち梁部8eの自由端に金属カバー5とドーム状金属ばね6を電気的に接続するためのコンタクト9を備えており、横方向からの押しボタン8の押圧によりコンタクト9をドーム状金属ばね6に接触させて、コンタクト9を介して金属カバー5とドーム状金属ばね6を電気的に接続させることで、1段目の電気信号が得られ、その後、ドーム状金属ばね6を下向きに反転させて、第2固定接点3aと接触させることで、2段目のクリック感触と電気信号が得られる。このように1枚のドーム状金属ばね6を押し下げる構造でありながら、スイッチを2段動作させることができるので、スイッチの高さを抑えることができる。
また、本発明の一実施の形態による横押し型2段動作スイッチ1においては、金属カバー5の傾斜部5gに設けた凸部5hによって、1段目の感触を得ることができる。
従って、本発明の一実施の形態による横押し型2段動作スイッチ1は、1枚のドーム状金属ばね6を押し下げる構造でありながら、スイッチを2段動作させるようにしているので、薄型の横押し型2段動作スイッチになっている。また、ドーム状金属ばね6を1枚しか使用しないので、部品点数が少なくなり、組み立て容易で低コストの横押し型2段動作スイッチになっている。
以上、本実施の形態は本発明の良好な一実施の形態を示したが、本発明はそれに限定されることなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々変形実施することができるものである。
本発明の一実施の形態による横押し型2段動作スイッチの外観を示す斜視図である。 本発明の一実施の形態による横押し型2段動作スイッチの外観を示す他の斜視図である。 本発明の一実施の形態による横押し型2段動作スイッチの外観を示す平面図である。 本発明の一実施の形態による横押し型2段動作スイッチの外観を示す底面図である。 本発明の一実施の形態による横押し型スイッチ2段動作の内部構造を示すカバー除去状態の平面図である。 本発明の一実施の形態による横押し型2段動作スイッチの内部構造を示す断面図である。 本発明の一実施の形態による横押し型2段動作スイッチの組み立て図である。 本発明の一実施の形態による横押し型2段動作スイッチの1段目の動作状態を示す断面図。 本発明の一実施の形態による横押し型2段動作スイッチの2段目の動作状態を示す断面図である。
符号の説明
1 横押し型2段動作スイッチ
2a 第1固定接点
3a 第2固定接点
4 ボディ
5 金属カバー
5g 傾斜部
5h 凸部
5j コモン端子部
6 ドーム状金属ばね
8 押しボタン
8e 片持ち梁部
9 コンタクト

Claims (2)

  1. 横方向から押圧する押しボタンに片持ち梁部を一体に形成し、その片持ち梁部の自由端を金属カバーに一体に形成した傾斜部表面に接触させて押しボタンの押し込み動作に合わせて摺動させ、片持ち梁部の自由端によりドーム状金属ばねを押し下げて反転させるように構成した横押し型スイッチであって、ドーム状金属ばねの底部側に、外側部及び中心部の2箇所に異なる第1固定接点及び第2固定接点を設け、第1固定接点にドーム状金属ばねを常時接触させ、金属カバーにコモン端子を一体に形成し、片持ち梁部の自由端にそこの表面の材質を金属にして金属カバーとドーム状金属ばねを電気的に接続するためのコンタクトを備えた横押し型2段動作スイッチにおいて、傾斜部表面には凸部を設け、片持ち梁部の自由端にはそれが乗り越えた凸部を接触させて片持ち梁部の自由端を上方向に案内する凹表面を設け、片持ち梁部の自由端が凸部を乗り越えた際に、金属カバーとドーム状金属ばねをコンタクトを介して導通させることを特徴とする横押し型2段動作スイッチ。
  2. 押しボタンの押し込み動作によりバネ力を蓄積し、押しボタンの横方向から押圧を除いたときに初期位置に押し戻す押しボタン復帰用の板バネ片を金属カバーに一体に形成して設ける請求項1に記載の横押し型2段動作スイッチ。
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