JP2008041327A - マスクおよびマスクを使用した表示素子ならびにマスクを使用した表示素子の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】マスクと被成膜物とを重ねた状態で、開口部におけるエッジ部分の被成膜物側周囲に、空隙部が設けられているため、所定パターンを形成する際に被成膜物に開口部のエッジ部分が接触することがなく、発光層上に陰極を蒸着しても、陽極と陰極とが導通して短絡してしまうことを確実に防止することのできるマスクおよびマスクを使用した表示素子ならびにマスクを使用した表示素子の製造方法を提供すること。
【解決手段】被成膜物上に所定パターンを形成するために用いられ、その上下面を貫通するとともに前記所定パターンに対応した開口部が設けられたマスクであって、前記マスクと前記被成膜物とを重ねた状態で、前記開口部におけるエッジ部分の被成膜物側周囲に、空隙部が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は被成膜物上に所定パターンを形成するために用いられ、その上下面を貫通するとともに所定パターンに対応した開口部が設けられたマスクに関する。
さらに詳しくは、所定形状を表示する有機エレクトロルミネッセンス(以下「有機EL」と言う。)素子を利用した表示素子の陰極形成の際に用いられるマスクに関する。
有機EL素子の製造の際において、基板上の発光層上には、陰極を有する部分と、有しない部分とを選択的に形成することが行われている。
このような発光層上の陰極を有する部分には、陰極の形状によって発光制御や発光制限ができるようになっている。一方、陰極を有しない部分は、封止に使用される部分、あるいは複数の陰極配線を有する有機EL素子において、陰極間の電気的な絶縁を目的としている。
ところで、このような陰極を形成する方法としては、例えば発光層上の陰極を形成したい部分に、所定パターンの開口部が形成されたマスクを配設し、蒸着により形成することができる。
この方法では、マスクを基板の発光層側に配設し、蒸着源をマスクの開口部下方に配設して、蒸着源を発光層側へ飛来させることにより、基板の発光層上に所定パターンの陰極が形成されるようになっている。
しかしながら、陰極形成の際に、基板の発光層とマスクとをそのまま重ね合わせてしまうと、図5に示したようにマスク110の開口部112のエッジ部分114によって、発光層104に傷108を付けてしまう場合が生じていた。
このように、発光層104に傷108が付いてしまった状態で、基板100の発光層104上に所定パターンの陰極106を例えば蒸着(図5の符号116は蒸着源である)により形成してしまうと、陰極106と陽極102とが導通してしまい短絡してしまうこととなる。
このため、マスク110の発光層104に傷108が付いてしまうことを回避するために、マスク110と基板100の発光層104との間を離すことが考えられる。
しかしながら、マスクと基板の発光層との間の距離を離しすぎると、所定パターンに形成すべき陰極の端部が不揃いとなる場合が生じてしまう。
逆にマスクと基板の発光層との間の距離をできるだけ少なく、例えば500ミクロン程度の微小間隔だけ離した場合には、所定パターンに陰極を形成することができるが、マスクと基板とを近づける際、あるいは両者を近づけた状態で搬送、蒸着操作を行う際に、マスクに振動が生ずる場合もあり、この場合には、やはりマスクにおける開口部のエッジ部分と、基板の発光層とが接触してしまい、発光層に傷が付いてしまう。
本発明は、このような現状に鑑み、被成膜物上に所定パターンを確実に形成することのできるとともに、マスクのエッジ部分で被成膜物の所定パターン形成位置に傷を付けてし
まうことのないマスクおよびマスクを使用した表示素子の製造方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、本発明のマスクおよびマスクを使用した表示素子ならびにマスクを使用した表示素子の製造方法を見出した。
すなわち、本発明は例えば以下の(1)〜(21)の態様を含む。
(1)
被成膜物上に所定パターンを形成するために用いられ、その上下面を貫通するとともに前記所定パターンに対応した開口部が設けられたマスクであって、
前記マスクと前記被成膜物とを重ねた状態で、
前記開口部におけるエッジ部分の被成膜物側周囲に、空隙部が設けられていることを特徴とするマスク。
(2)
前記マスクの前記開口部におけるエッジ部分の被成膜物側周囲に、複数の凸部を設けることにより、
少なくとも前記マスクと前記被成膜物との間に前記空隙部が設けられることを特徴とする前記(1)に記載のマスク。
(3)
前記凸部が、樹脂、金属、金属酸化物のいずれかより成ることを特徴とする前記(2)に記載のマスク。
(4)
前記樹脂が、光硬化型樹脂あるいは熱硬化型樹脂であることを特徴とする前記(3)に記載のマスク。
(5)
前記マスクと前記被成膜物との間に、前記マスクに形成された前記開口部よりも若干大きなサブ開口部が形成されたサブマスクを配置することにより、
少なくとも前記マスクと前記被成膜物との間に前記空隙部が設けられることを特徴とする前記(1)に記載のマスク。
(6)
前記マスクと前記サブマスクとが、互いに固定されていることを特徴とする前記(5)に記載のマスク。
(7)
前記マスクと前記サブマスクとが、スポット溶接、接着剤・熱硬化型樹脂による接着または圧着のいずれかによって固定されていることを特徴とする前記(6)に記載のマスク。
(8)
前記マスクと前記サブマスクの熱膨張係数が、同一であることを特徴とする前記(5)から(7)のいずれかに記載のマスク。
(9)
前記マスクの前記開口部の外方に、前記被成膜物方向に突出した突起状部を形成するこ
とにより、
少なくとも前記マスクと前記被成膜物との間に前記空隙部が設けられることを特徴とする前記(1)に記載のマスク。
(10)
前記突起状部が、プレス加工またはレーザ加工によって形成されていることを特徴とする前記(9)に記載のマスク。
(11)
前記マスクと前記被成膜物との間に形成される前記空隙の高さが、
1μm〜500μmの範囲内であることを特徴とする前記(1)から(10)のいずれかに記載のマスク。
(12)
前記マスクにおける前記開口部の前記エッジ部分と、前記空隙の端部との間の距離が、
5μm〜1000μmの範囲内であることを特徴とする前記(1)から(11)のいずれかに記載のマスク。
(13)
前記マスクが、蒸着用のマスクであることを特徴とする前記(1)から(12)のいずれかに記載のマスク。
(14)
前記被成膜物が、基板上に陽極、発光層をこの順で形成した積層体の前記発光層であることを特徴とする前記(1)から(13)のいずれかに記載のマスク。
(15)
前記発光層が、有機エレクトロルミネッセンス素子の発光層であることを特徴とする前記(14)に記載のマスク。
(16)
前記所定パターンが、陰極であることを特徴とする前記(1)から(15)のいずれかに記載のマスク。
(17)
前記(1)から(16)のいずれかに記載のマスクを使用して、基板上に陽極、発光層をこの順で形成した積層体の前記発光層の上面に陰極が形成されていることを特徴とする表示素子。
(18)
前記陰極が蒸着によって形成されていることを特徴とする前記(17)に記載の表示素子。
(19)
有機エレクトロルミネッセンス素子であることを特徴とする前記(17)または(18)に記載の表示素子。
(20)
前記(1)から(19)のいずれかに記載のマスクを使用した表示素子の製造方法であって、
基板上に陽極、発光層をこの順で形成した積層体を準備する工程と、
前記積層体の前記発光層側に前記マスクを配設する工程と、
前記マスクの開口部の下方に、陰極と成る蒸着源を配置する工程と、
前記マスクの前記開口部を介して前記発光層上に陰極を蒸着する工程と、
を少なくとも有することを特徴とする表示素子の製造方法。
(21)
前記表示素子が、有機エレクトロルミネッセンス素子であることを特徴とする前記(20)に記載の表示素子の製造方法。
本発明のマスクによれば、マスクと被成膜物とを重ねた状態で、マスクの開口部におけるエッジ部分の被成膜物側周囲に、空隙部が設けられているため、所定パターンを形成する際に被成膜物に開口部のエッジ部分が接触することがない。
また、被成膜物が基板上に陽極、発光層をこの順で形成した積層体の発光層である場合には、発光層を開口部のエッジ部分で傷を付けてしまうことがないため、発光層上に陰極を蒸着しても、陽極と陰極とが導通して短絡してしまうことを確実に防止することができる。
さらに、マスクにおける開口部のエッジ部分の被成膜物側周囲に、複数の凸部を設けることにより、少なくともマスクと被成膜物との間に空隙部を設けることができる。
また、所定パターンを形成する際に被成膜物に開口部のエッジ部分が接触することがないため、被成膜物が基板上に陽極、発光層をこの順で形成した積層体の発光層である場合には、発光層を開口部のエッジ部分で傷を付けてしまうことがなく、発光層上に陰極を蒸着しても、陽極と陰極とが導通して短絡してしまうことを確実に防止することができる。
さらに上記の凸部が、樹脂、金属、金属酸化物のいずれかより成れば、簡単にエッジ部分の被成膜物側周囲に、複数の凸部を設けることができる。
さらに、マスクと被成膜物との間に、マスクに形成された開口部よりも若干大きなサブ開口部が形成されたサブマスクを配置することで、少なくともマスクと被成膜物との間に空隙部を設ければ、簡単な加工でマスクと被成膜物との間に空隙部を設けることができ、生産コストを抑えることができる。
また、マスクとサブマスクとが、例えばスポット溶接、接着剤・熱硬化型樹脂による接着、圧着によって固定されていれば、確実にマスクとサブマスクとを接合することができ、不意にこれらが互いにずれてしまうことを効果的に防止することができる。
さらに、マスクとサブマスクの熱膨張係数が同一であれば、加熱によってマスクとサブマスクとが膨張しても、互いに同じように膨張することとなるため、マスクとサブマスクが蒸着時に発生する熱で加熱されて反り返るといった不具合が生ずることを防止できる。
また、マスクの開口部の外方に、被成膜物方向に突出した突起状部を形成することで、少なくともマスクと被成膜物との間に空隙部を設ければ、一つの部材で、マスクと被成膜物との間に空隙部を設けることができ、製造コストを抑えることができる。
さらに、突起状部がプレス加工またはレーザ加工によって形成されれば、簡単な加工でマスクと被成膜物との間に空隙部を設けることができ、製造コストを抑えることができる。
また、マスクと被成膜物との間に形成される空隙の高さが、1μm〜500μmの範囲内であれば、被成膜物上の陰極を所望のパターン通りに形成することができる。
さらに、マスクにおける開口部のエッジ部分と、空隙の端部との間の距離が、5μm〜1000μmの範囲内であれば、万が一、基板とマスクとの間で位置ズレが生じても、所定パターンである陰極形成位置である被成膜物に傷を付けてしまうことを確実に防止することができる。
また、上記のマスクが有機EL素子の発光層であれば、有機EL素子の製造を歩留まり良く、良好に行うことができる。
さらに、上記のマスクを使用し、基板上に陽極、発光層をこの順で形成した積層体の発光層の上面に陰極を形成した表示素子とすれば、被成膜物である発光層をマスクにおける開口部のエッジ部分で傷を付けてしまうことがないため、陰極と陽極とが導通して短絡してしまうことを確実に防止することができる。
また、上記のマスクを、基板上に陽極、発光層をこの順で形成した積層体を準備する工程と、積層体の発光層側にマスクを配設する工程と、マスクの開口部の下方に、陰極と成る蒸着源を配置する工程と、マスクの開口部を介して発光層上に陰極を蒸着する工程と、を少なくとも有して表示素子を製造すれば、被成膜物である発光層をマスクにおける開口部のエッジ部分で傷付けてしまうことがないため、歩留まり良く、高品質な表示素子を製造することができる。
以下、本発明の実施の形態(実施例)を図面に基づいてより詳細に説明する。
本発明のマスクは、被成膜物上に所定パターンを形成する際に用いられ、上下面を貫通するとともに所定パターンに対応した開口部が設けられたものである。
なお本実施例においては被成膜物を、基板上に陽極、発光層をこの順で形成した積層体の発光層とし、所定パターンを後述する陰極としたものである。
さらに基板上に陽極、発光層をこの順で形成した積層体上に陰極を形成したものを、表示素子、より具体的には有機EL素子とする。
しかしながら、有機EL素子はこのような構成に限定されるものではなく、陽極と陰極との間に
1)陽極バッファー層/正孔輸送層/発光層、
2)陽極バッファー層/発光層/電子輸送層、
3)陽極バッファー層/正孔輸送層/発光層/電子輸送層、
4)陽極バッファー層/正孔輸送性化合物、発光性化合物、電子輸送性化合物を含む層、5)陽極バッファー層/正孔輸送性化合物、発光性化合物を含む層、
6)陽極バッファー層/発光性化合物、電子輸送性化合物を含む層、
7)陽極バッファー層/正孔電子輸送性化合物、発光性化合物を含む層、
8)陽極バッファー層/発光層/正孔ブロック層/電子輸送層、
が形成されたものでも良いものである。
また、本実施例では発光層は一層であるが、二層以上有していてもよく、さらに陽極バッファー層を用いずに、直接的に正孔輸送性化合物を含む層が陽極の表面に接していてもかまわないものである。
さらに、有機EL素子を構成する基板上の陽極、発光層、陰極などの材質や構成方法については、従来より公知の材質、構成方法、あるいは特願2006−057603号に記載されているものと同様の材質、構成方法を用いることができる。
図1は、本発明のマスクを使用した表示素子の実施例1における概略断面図である。
なお本明細書中では、便宜上、表示素子10を構成する基板12から陽極14に向かう方向を「上」と表現する。
図1に示したように本発明の実施例1におけるマスク20は、基板12上に陽極14、発光層16がこの順序で積層された状態において、発光層16上に配置されている。
このようなマスクは、マスク20に設けられた開口部22のエッジ部分26が、陰極18が形成される発光層16に直接接触しないように、マスク20の開口部28におけるエッジ部分26の発光層16側周囲に、空隙30が設けられている。
このようなマスク20は、開口部22aを有するマスク20aと、マスク20aに形成された開口部22aよりも若干大きなサブ開口部22bが形成されたサブマスク20bとから構成されており、それぞれの四角をスポット溶接法でスポット溶接することでマスク20aとサブマスク20bとが接合されている。
なお、このようなマスク20aとサブマスク20bとは、加熱によってマスクとサブマスクとが膨張し、若干寸法が変化する場合があるため、熱膨張係数が同一の材質を使用することが好ましい。
しかしながら、全く同一のものに限定されるものではなく、例えばマスク20aにSUS304を用い、サブマスク20bにSUS314を用いるといった組み合わせも可能である。
そして、このようなマスク20のマスク20a側に蒸着源32を配設することで、マスク20aの開口部22aを介して、発光層16上に陰極18が蒸着されることとなる。
このとき、マスク20aの開口部22aのエッジ部分26aは、サブマスク20bのサブ開口部22bによって、直接に発光層16と接触しないようになっているため、発光層16をマスク20aにおける開口部22aのエッジ部分26aで傷を付けてしまうことがない。
なお、マスク20aとサブマスク20bの2枚から成るマスク20のうち、サブマスク20bの厚さは、陰極18の所定パターンを位置精度良く形成する目的から、なるべく薄く設定すると良く、好ましくは1μm〜500μmの範囲、より好ましくは15μm〜150μmの範囲内である。
また、基板12とマスク20との間で万が一ズレが生じた場合に、サブマスク20bのサブエッジ部分26bによって生じ得る発光層16上の傷が、発光層16上の陰極18の形成位置まで及ばないよう、マスク20aにおける開口部22aのエッジ部分26aと、空隙30であるサブマスク20bにおけるサブ開口部22bのサブエッジ部分26bとの間の距離Aが、5μm〜1000μmの範囲内であることが好ましい。
このように、サブマスク20bのサブ開口部22bの大きさを、サブマスク20bと発光層16との間で生じ得る位置ズレの範囲よりも大きな範囲で設定することが好ましい。
以上のようにマスク20を用いて、基板12の発光層16上に蒸着によって陰極18を形成すれば、発光層16上の陰極18の形成部分にマスク20aの開口部22aのエッジ部分26aが直接に接触することがないため、発光層16に傷を付けることなく、陰極18と陽極14とが確実に電気的に絶縁させることができる。
図2は、本発明のマスクを使用した表示素子10の実施例2における概略断面図である

図2に示したマスクは、基本的には、図1に示した実施例のマスクと同じ構成であるので、同じ構成部材には、同じ参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
図2に示したマスク20は、図1に示したマスク20におけるサブマスク20bの代わりに、マスク20aの開口部22aのエッジ部分26aから少し離れた発光層16側周囲に、複数の凸部20cが形成されている。
このように凸部20cを形成することで、マスク20が発光層16の陰極18形成部分に直接接触せずに、凸部20cを介して接触することとなるため、開口部22aのエッジ部分26aが、発光層16の陰極18を形成する部分に接することがなく、エッジ部分26aで発光層16に傷を付けることを確実に防止することができるようになっている。
なお、凸部20cの高さは、実施例1におけるサブマスク20bの厚さの範囲と同様に、好ましくは1μm〜500μmの範囲、より好ましくは15μm〜150μmの範囲内に設定することが好ましい。
さらに、発光層16と接する凸部20cの頂点とマスク20aの開口部22aのエッジ部分26aとの間の距離は、凸部20cの頂点も発光層16を傷付けてしまう可能性があるため、発光層16とマスク20とが最大にずれた場合でも、凸部20cにより生ずる発光層16上の傷が、陰極18の形成位置に及ばないようにする必要があり、その範囲についても、実施例1における範囲と同様である。
このような凸部20cの材質としては、樹脂、金属、金属酸化物を用いることができる。
凸部20cの材質として樹脂を用いた場合には、真空状態で昇華したりガスが発生しない樹脂を用いることが好ましく、より好ましくは、光硬化型樹脂、熱硬化型樹脂、ポリイミドのいずれかを用いると良い。
また、樹脂からなる凸部20cの形成方法としては、マスク20aの凸部20cを形成する位置に、樹脂を塗布した後、光照射または熱印加によって形成することができる。
さらに、凸部20cの材質として金属を用いた場合には、真空状態で昇華したりガスが発生しない金属を用いることが好ましく、より好ましくは、銅、クローム、チタン、鉛、スズのいずれかを用いると良い。
また、金属からなる凸部20cの形成方法としては、マスクと金属の二重積層板より、金属を湿式エッチング法で選択的に除去することにより凸部20cを形成し、続いてマスクの目抜き加工を実施することで形成するか、金属蒸着法またはスパッタ法によって形成することができる。
さらに、凸部20cの材質として金属酸化物を用いた場合には、真空状態で昇華したりガスが発生しない金属を用いることが好ましく、より好ましくは、SiO2、ZrO4、SnO2のいずれかを用いると良い。
また、金属酸化物からなる凸部20cの成形方法としては、シラン(ジルコン、スズ)アルコシサイドのアルコール溶液を、マスクの凸部20cを形成する位置に塗布した後、過熱処理することで形成することができる。
図3は、本発明のマスクを使用した表示素子の実施例3における概略断面図である。
図3に示したマスクは、基本的には、図1に示した実施例のマスクと同じ構成であるの
で、同じ構成部材には、同じ参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
図3に示したマスク20は、マスク20の開口部22aの周辺形状を変形させ突起状部20dが形成されている。
このような突起状部20dは、マスク20をプレス加工やレーザ加工することで形成することができる。
なおプレス加工を行った場合には、突起部分(図示せず)を予め形成した金型(図示せず)を作成し、これをマスク20に押し当てることで、マスク20に突起状部20dを形成することができる。
またレーザ加工を行った場合には、マスク20の突起状部20dを形成する位置に、レーザを照射することでクレータ状の突起状部20dを形成することができる。
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例に何ら限定されるものではなく、例えば、本発明では陰極を形成する方法として、蒸着法を用いた場合を例に説明を行ったが、他にもスパッタリング法やイオンプレーティング法などを用いることも可能であり、その要旨を逸脱しない範囲内において各種の変形、変更が可能なものである。
[実験例1]
100mm角のガラス基板上にITO(酸化インジウム錫)電極(陽極)が形成され、さらにITO(酸化インジウム錫)電極(陽極)上に、ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)・ポリスチレンスルホン酸を、回転数3500rpm、塗布時間40秒の条件で、スピンコート法で塗布した。
その後、真空乾燥器で減圧下、60℃で2時間乾燥し、陽極バッファー層を形成した。得られた陽極バッファー層の膜厚は、約50nmであった。
続いて、陽極バッファー層上に、発光性高分子化合物を窒素雰囲気中でトルエンに溶解した溶液を、回転数3000rpm、回転時間30秒の条件で、スピンコート法で塗布した。
その後、真空乾燥機で減圧下、暗中100℃で、一時間乾燥した。得られた有機EL化合物層(発光層)の厚さは80nmであった。
次に、図4(a)に示したように縦10mm×横10mmの開口部22aおよび幅1mmの配線引き出し部24aを有し、板厚0.5mmのステンレス板(材質:SUS430)からなる100mm角のマスク20aと、
図4(b)に示したように縦10.2mm×横10.2mmのサブ開口部22bおよび幅1.2mmのサブ配線引き出し部24bを有し、板厚0.5mmのステンレス板(材質:SUS430)からなる100mm角のサブマスク20bとを準備した。
なお、開口部22a、配線引き出し部24a、サブ開口部22b、サブ配線引き出し部24bは、炭酸ガスレーザ加工装置による抜き加工によって形成した。
さらにマスク20aとサブマスク20bとを重ね合わせ、四角をスポット溶接法によってスポット溶接することで一体型のマスク20を得た。
次いで、一体型のマスク20のサブマスク20b側に、発光層16を下面にした基板12を重ねて配置した。
この状態で、マスク20と、陽極14と発光層16とが形成された基板12とを、真空蒸着装置(図示せず)内に載置した。このとき、マスク20aにおける開口部22aの直下400mmの位置には、蒸着源が配置された状態であった。
真空蒸着装置(図示せず)における抵抗加熱方式によって、基板12の発光層16上にカルシウムを約10nm、続いてアルミニウムを約100nmの厚さに蒸着した。
これにより、マスク20aの開口部22aと同じ形状の陰極18を発光層16上に形成し、表示素子10(有機EL素子)を作製した。
この表示素子10(有機EL素子)の陰極18と陽極14との間の電気抵抗を測定したところ、10MΩを超えることが確認された。
また、陰極18と陽極14との間に8Vの直流電圧を印加したところ、有機EL発光が確認され、陰極18と陰極18とが電気的に絶縁されていることが確認された。
[実験例2]
実験例1と同様に縦10mm×横10mmの開口部22aおよび幅1mmの配線引き出し部24aを有し、板厚0.5mmのステンレス板(材質:SUS430)からなる100mm角のマスク20aを準備し、このマスク20aの開口部22aの外側周囲に、UV硬化型エポキシ接着剤からなる直径0.5mm、高さ0.05mmの凸部20cを複数形成した。
このようにして凸部20cが形成されたマスク20を用いて、実験例1と同様の方法で陰極18の形成を行った。
こうして得られた表示素子10(有機EL素子)の陰極18と陽極14との間の電気抵抗を測定したところ、10MΩを超えることが確認された。
また、陰極18と陽極14との間に8Vの直流電圧を印加したところ、有機EL発光が確認され陰極18と陽極14とが電気的に絶縁されていることが確認された。
[実験例3]
実験例1と同様に縦10mm×横10mmの開口部22aおよび幅1mmの配線引き出し部24aを有し、板厚0.5mmのステンレス板(材質:SUS430)からなる100mm角のマスク20aを準備し、このマスク20aの開口部22aの外側周囲に、センターポンチを打ち付けて、直径0.3mm、高さ0.1mmの突起状部20dを形成した。
このようにして突起状部20dが形成されたマスク20を用いて、実験例1と同様の方法で陰極18の形成を行った。
こうして得られた表示素子10(有機EL素子)の陰極18と陽極14との間の電気抵抗を測定したところ、10MΩを超えることが確認された。
また、陰極18と陽極14との間に8Vの直流電圧を印加したところ、有機EL発光が確認され、陰極18と陽極14とは電気的に絶縁されていることが確認された。
[比較実験例1]
実験例1において、図4(b)に示したようなサブマスク20bを使用しないこと以外は、実験例1と同様の方法で陰極18の形成を行った。
こうして得られた表示素子10(有機EL素子)の陰極18と陽極14との間の電気抵抗を測定したところ、1KΩであった。
また、陰極18と陽極14との間に8Vの直流電圧を印加したところ、有機EL発光が確認されたが、同時に表示素子10(有機EL素子)の発光面が一部欠落していた。
このように、陰極18と陽極14とは、一部において電気的な絶縁がなされておらず、短絡していることが確認された。
[実験結果]
上記の実験例1から3によれば、基板の発光層上面の陰極形成部に、マスクにおける開
口部のエッジ部分で傷を付けてしまうことなく、陰極を形成することができ、確実に陰極と陽極とを絶縁することができることが確認された。
しかしながら、比較実験例1によれば、基板の発光層上面の陰極形成部に、マスクにおける開口部のエッジ部分で傷が生じ、傷の上から陰極が形成されたため、陰極と陽極とを確実に絶縁することができなかった。
よって、本願の実施例1から3に該当する実験例1から3の結果より、本願のマスクの有効性が確認できた。
図1は、本発明のマスクを使用した表示素子の実施例1における概略断面図である。 図2は、本発明のマスクを使用した表示素子の実施例2における概略断面図である。 図3は、本発明のマスクを使用した表示素子の実施例3における概略断面図である。 図4(a)は、本発明の実施例1におけるマスクの上面図、図4(b)は本発明の実施例1におけるサブマスクの上面図である。 図5は、従来のマスクを使用した表示素子における概略断面図である。
符号の説明
10・・・表示素子(有機EL素子)
12・・・基板
14・・・陽極
16・・・発光層
18・・・陰極
20・・・マスク
20a・・マスク
20b・・サブマスク
20c・・凸部
20d・・突起状部
22・・・開口部
22a・・開口部
22b・・サブ開口部
24a・・配線引き出し部
24b・・サブ配線引き出し部
26・・・エッジ部分
26a・・エッジ部分
26b・・サブエッジ部分
30・・・空隙
32・・・蒸着源
A・・・距離
100・・・基板
102・・・陽極
104・・・発光層
106・・・陰極
108・・・傷
110・・・マスク
112・・・開口部
114・・・エッジ部分
116・・・蒸着源

Claims (21)

  1. 被成膜物上に所定パターンを形成するために用いられ、その上下面を貫通するとともに前記所定パターンに対応した開口部が設けられたマスクであって、
    前記マスクと前記被成膜物とを重ねた状態で、
    前記開口部におけるエッジ部分の被成膜物側周囲に、空隙部が設けられていることを特徴とするマスク。
  2. 前記マスクの前記開口部におけるエッジ部分の被成膜物側周囲に、複数の凸部を設けることにより、
    少なくとも前記マスクと前記被成膜物との間に前記空隙部が設けられることを特徴とする請求項1に記載のマスク。
  3. 前記凸部が、樹脂、金属、金属酸化物のいずれかより成ることを特徴とする請求項2に記載のマスク。
  4. 前記樹脂が、光硬化型樹脂あるいは熱硬化型樹脂であることを特徴とする請求項3に記載のマスク。
  5. 前記マスクと前記被成膜物との間に、前記マスクに形成された前記開口部よりも若干大きなサブ開口部が形成されたサブマスクを配置することにより、
    少なくとも前記マスクと前記被成膜物との間に前記空隙部が設けられることを特徴とする請求項1に記載のマスク。
  6. 前記マスクと前記サブマスクとが、互いに固定されていることを特徴とする請求項5に記載のマスク。
  7. 前記マスクと前記サブマスクとが、スポット溶接、接着剤・熱硬化型樹脂による接着または圧着のいずれかによって固定されていることを特徴とする請求項6に記載のマスク。
  8. 前記マスクと前記サブマスクの熱膨張係数が、同一であることを特徴とする請求項5から7のいずれかに記載のマスク。
  9. 前記マスクの前記開口部の外方に、前記被成膜物方向に突出した突起状部を形成することにより、
    少なくとも前記マスクと前記被成膜物との間に前記空隙部が設けられることを特徴とする請求項1に記載のマスク。
  10. 前記突起状部が、プレス加工またはレーザ加工によって形成されていることを特徴とする請求項9に記載のマスク。
  11. 前記マスクと前記被成膜物との間に形成される前記空隙の高さが、
    1μm〜500μmの範囲内であることを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載のマスク。
  12. 前記マスクにおける前記開口部の前記エッジ部分と、前記空隙の端部との間の距離が、
    5μm〜1000μmの範囲内であることを特徴とする請求項1から11のいずれかに記載のマスク。
  13. 前記マスクが、蒸着用のマスクであることを特徴とする請求項1から12のいずれかに
    記載のマスク。
  14. 前記被成膜物が、基板上に陽極、発光層をこの順で形成した積層体の前記発光層であることを特徴とする請求項1から13のいずれかに記載のマスク。
  15. 前記発光層が、有機エレクトロルミネッセンス素子の発光層であることを特徴とする請求項14に記載のマスク。
  16. 前記所定パターンが、陰極であることを特徴とする請求項1から15のいずれかに記載のマスク。
  17. 請求項1から16のいずれかに記載のマスクを使用して、基板上に陽極、発光層をこの順で形成した積層体の前記発光層の上面に陰極が形成されていることを特徴とする表示素子。
  18. 前記陰極が蒸着によって形成されていることを特徴とする請求項17に記載の表示素子。
  19. 有機エレクトロルミネッセンス素子であることを特徴とする請求項17または18に記載の表示素子。
  20. 請求項1から19のいずれかに記載のマスクを使用した表示素子の製造方法であって、
    基板上に陽極、発光層をこの順で形成した積層体を準備する工程と、
    前記積層体の前記発光層側に前記マスクを配設する工程と、
    前記マスクの開口部の下方に、陰極と成る蒸着源を配置する工程と、
    前記マスクの前記開口部を介して前記発光層上に陰極を蒸着する工程と、
    を少なくとも有することを特徴とする表示素子の製造方法。
  21. 前記表示素子が、有機エレクトロルミネッセンス素子であることを特徴とする請求項20に記載の表示素子の製造方法。

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