JP2008040997A - 立体画像同期表示システム - Google Patents

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Abstract

【課題】インターネットなどのサーバ・クライアント型システムにおいて、クライアント端末に複数の立体的な物体を表示させ、それらを同時に相互比較することができるシステムを提供する。
【解決手段】サーバの記憶部に複数の対象物体に関し、該各対象物体の動きを表示可能なモデルデータを保存しておく。クライアント端末から指定対象物体のモデルデータを要求する要求を前記サーバに対して送信すると、サーバは指定された対象物体のモデルデータを該クライアント端末に送信する。クライアント端末では、サーバから受信した複数の指定対象物体に関するモデルデータを、互いに所定の関連性を保持するように、前記表示画面上で動的に表示させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、立体物である対象物体を、画面上で動かして表示させる技術に関する。より詳細には、複数の対象物体を同時に画面に表示し、それらの動きを同期させる技術に関する。
昨今、インターネットを利用した商品の売買が盛んに行われている。そして、我が国におけるインターネット利用人口は現在も増加の一途を辿っているため、個人消費者を対象としたインターネット上のマーケットは益々拡大するものと見込まれている。
インターネットによる商品の購入は、わざわざ店舗に足を運ぶことなく家に居ながらにして簡単に行うことができ、気軽且つ手軽であるというメリットがある一方、実店舗において購入する場合と異なり、実際に商品を手に取って観察したり触ったりすることができないという欠点がある。(なお、ここでいう「商品」は、何らかのサービスやコンピュータプログラムといった無形のものではなく、実際に手に触れることが出来る有形物すなわち物体のことをいう。)
インターネットによる販売に付随する上記の欠点をなるべく小さくして、消費者の購買意欲を高めるために、商品の売り手(ウェブサイトの運営者)は、ウェブサイト上で商品の説明を文章によって行うとともに画像(写真)を表示させる。特に画像は情報量が多く、商品の特徴を伝える上で効果が高いため、どのような写真を使うかは、消費者に商品の魅力を伝えるための非常に重要な要素となっている。
とりわけ昨今ではインターネットの通信速度が高速化しているとともに、コンピュータの性能も向上しているため、より詳細な情報や微妙な風合いを消費者に伝えるために高解像度の写真が用いられることが多くなっている。
しかしながら、商品の特徴が特にその立体的な形状にあるような場合には、平面画像だけでは商品の特徴を十分に伝えきることができない。もちろん、一つの商品に関して異なる視点から撮影した複数枚の写真が用意されているウェブサイトもある。しかし、この場合には、サムネイル画像を一枚一枚クリックするといった画像指定を行うことによって拡大画像を閲覧しなければならないという手間が強いられることが殆どである。
そこで最近では、ウェブブラウザ上で立体形状を有する物体を様々な角度から眺めるための技術が開発されており、一般向けに公開されている。一例として、非特許文献1として挙げた衣類を販売するウェブサイトでは、商品を着用したモデルをユーザが任意に回転表示させることができる機能が備わっている。また、任意の箇所を拡大表示させることも可能となっている。
株式会社ムトウ,"360度回転!夏のカラーコーディネート",[online],[平成18年7月25日検索],インターネット<URL:http://www.web-rafina.com/spin/index.html>
上記非特許文献1に記載されているウェブサイトのように、立体形状を有する物体(商品)をユーザが任意の角度から、そして任意の拡大率で眺めることが可能であれば、ユーザは関心のある商品についての詳細な情報を知ることができるだけでなく、商品に対するイメージをより一層捉えやすくなる。サイト運営者の側からすると、サイトを訪れた消費者の信頼を得ることができ、また、その信頼が販売促進に繋がるというメリットがある。
しかし、上記非特許文献1に記載されているような技術によって立体画像を見ながら商品の検討を行う場合には、一つ一つの商品を個別に表示させながら検討しなければならず、商品間での比較を一時に行うことができなかった。
商品の購入を行う際には、消費者は、まず全体の商品を眺め、そのうちから関心のある商品を購入候補として複数選択し、最終段階としてその複数の購入候補のうちから一つに絞り込む(または購入を止める)という流れを取ることが非常に多い。しかし、従来の技術では、このような、複数の関心ある商品を相互に比較したいという要求に応えることができていなかった。
本発明の立体画像同期表示システムは以上の問題を解決するために成されたものであり、その第1の形態は、
クライアント端末とサーバとがネットワークを介して接続されて成り、クライアント端末の表示画面に立体物である対象物体を複数表示するシステムにおいて、
前記サーバが、
複数の対象物体に関し、該各対象物体の動きを表示可能なモデルデータを保存するモデルデータ記憶部と、
クライアント端末からのモデルデータ要求を受けて、該モデルデータ要求において指定された対象物体のモデルデータを該クライアント端末に送信する画像送信部と、を備え、
前記クライアント端末が、
複数の対象物体を指定して、その指定対象物体のモデルデータを要求するモデルデータ要求を前記サーバに対して送信するモデルデータ要求部と、
自動的に又はユーザによって与えられた表示変更指示に基づき、前記サーバから受信した複数の指定対象物体に関するモデルデータを、互いに所定の関連性を保持するように、前記表示画面上で動的に表示させる動的表示部と、
を備えることを特徴としている。
また、本発明に係る立体画像同期表示システムの第2の形態は、
前記クライアント端末が、更に、ネットワークを介して他の一又は複数のクライアント端末にも接続されて成り、
他のクライアント端末に対して、表示画面において表示しているモデルデータの表示状態パラメータを連続的に送信する表示状態送信部と、
他のクライアント端末から連続的に受信した表示状態パラメータに基づき、表示画面上に表示するモデルデータの表示状態が該受信した表示状態パラメータによる表示状態と所定の関連性を保持するように、該モデルデータを動的に表示させる端末間同期表示部と、
を備えることを特徴とすることができる。
また、本発明は、クライアント端末と、複数の対象物体に関し、該各対象物体の動きを表示可能なモデルデータを保存するモデルデータ記憶部を備えたサーバとがネットワークを介して接続されて成り、クライアント端末の表示画面に立体物である対象物体を複数表示するシステムに利用するものであって、
該サーバを、クライアント端末からのモデルデータ要求を受けて、該モデルデータ要求において指定された対象物体のモデルデータを該クライアント端末に送信する画像送信部として機能させるためのサーバ用立体画像同期表示プログラムを提供する。
なお、本発明におけるシステムのクライアント端末における動作形態は、いかなるものであってもよい。すなわち例えば、専用のアプリケーションソフトウェア上で動作させることもできるし、ウェブブラウザに所定のプラグインとして組み込んで動作させることもできる。
本発明に係る立体画像同期表示システムでは、立体物である複数の対象物体が一画面上に表示された状態において、一つの対象物体を動かすと、他方の対象物体もその動きに同期した動きを行う。このため、形態が類似した対象物体の比較を非常に容易に行うことができる。ウェブサイト上のショッピングサイトにおいて本発明のシステムを適用した場合、買い物を行う消費者は、商品の比較検討を行いやすいため、十分に納得したうえで商品を購入することが可能となる。
他方、サイトの運営者は、本発明に係るシステムを自分が運営するウェブサイトに適用することによって商品の販売増加を見込むことができるだけでなく、顧客となる消費者の信頼を得やすくなるため、通信販売には不可避である返品の割合を低下させることができる。また、消費者のリピート購入率を上昇させることができる。
本発明に係る立体画像同期表示システムの第2の形態では、ネットワークを介してデータ通信可能に接続された複数の端末間でそれぞれ同一の対象物体、又は互いに異なる対象物体を、相互に動きを同期させつつ表示させることが可能である。従って、複数のユーザ間で、例えばインターネット電話などを利用して音声会話を行いながら、各自が自分の端末の画面を見つつ、互いに比較検討を行うといったことが実現可能となる。
以下、図を参照しつつ本発明に係る立体画像同期表示システムの第1形態の詳細について説明する。図1は、本発明に係る立体画像同期表示システムの第1形態のシステム構成例である。本例ではサーバ10とクライアント端末20とがインターネットやイントラネットなどのネットワークNを介してデータ通信可能に接続されている。
サーバ10は、一般的なウェブサーバが備える基本的な機能を備えるコンピュータであって、CPU2、メモリ3、ハードディスクなどの記憶部4を具備している。また、サーバ10は、図示せぬキーボードやマウスなどから成る入力部、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)などの表示部、ネットワークNを通して複数の端末と種々のデータをやりとりするためのネットワークインターフェースも備える。
サーバ10の記憶部4の一部領域は、複数のモデルデータが保存されているモデルデータ記憶部8として使用される。ただし、モデルデータ記憶部8は記憶部4の内部領域に設けられる必要はなく、他の異なる記憶装置内に設けられていてももちろん構わない。
記憶部4には、サーバ用立体画像同期表示プログラムpg1及び端末用立体画像同期表示プログラムpg2が保存されているほか、OS(Operating System)9も記憶されている。さらに、記憶部4には、ウェブページ表示用の資源であるHTML文書や画像も保存されている。
サーバ10はさらに、プログラム配信部5及び画像送信部6を備えているが、これらはCPU2がサーバ用立体画像同期表示プログラムpg1を実行することにより、主にソフトウェア的に実現される機能である。
クライアント端末20はネットワークNを介してサーバ10とデータ通信を行うことが可能な一般的なコンピュータである。クライアント端末20には、各種演算を実行するためのCPUである端末CPU22、端末メモリ23のほか、CRTやLCDから成る表示部27、キーボードやマウス等から成る入力部28を備えている。さらに、クライアント端末20はハードディスク等から成る記憶装置である端末記憶部24を有しており、端末記憶部24の内部には、クライアント端末20のプラットフォームとなる端末OS29、及び端末用プログラムpg2が保存されている。
クライアント端末20はさらに、モデルデータ要求部25及び動的表示部26を備えているが、これらは端末CPU22が端末用の立体画像同期表示プログラムpg2を実行することにより、主にソフトウェア的に実行される機能である。
本発明に係る立体画像同期表示システムでは、立体形状を有する物体である対象物体の動きを表現するためのモデルデータを予め用意しておき、サーバ10のモデルデータ記憶部8内に保存しておく。モデルデータによって表現する対象物体の動きには、対象物体の回転(対象物体を観察する角度を連続的に変化させること)、拡大/縮小、平行移動、傾斜(観察角度は固定したままの状態で対象物体を転回表示させること)などが含まれる。
モデルデータは具体的には、対象物体の種々の状態を撮影することによって得られた、それぞれに撮影状態情報が付与された、複数枚から成る物体画像の集合とすることができる。撮影状態情報とは、対象物体の撮影角や撮影距離などを示す情報である。
モデルデータを作成する際には、対象物体を様々な角度や位置から撮影して物体画像とし、各物体画像に対してその撮影角を表すためのパラメータ(例えばx,y,zの3値から成る座標値)を付与しておく(この場合は、撮影距離は変化しないものとする)。パラメータは画像のファイル名に含めておいてもよいし、画像ファイルのヘッダ部分に含めておくこともできる。また、その他のいかなる手段を用いてもよい。モデルデータは対象物体をあらゆる角度から撮影した画像から成ることが望ましいが、本発明においては、撮影角が一部の限定された角度の画像から成るようにしてもよい。また、モデルデータ記憶部8に保存される複数の対象物体に関するモデルデータの物体画像は互いに全てが同一撮影角であって同一撮影枚数から成ることが好適であるが、必ずしも同一である必要はない。
図1に示す例では、モデルデータ記憶部8には、三種類の対象物体に関するモデルデータが保存されている。ここでは簡単のために、各モデルデータは4枚の物体画像から構成されているものとし、物体画像にはそれぞれ左から右に向かって順に(x,y,z)の座標系で(0,-10,5)、(10,0,5)、(0,10,5)、(-10,0,5)というパラメータが付与されているものとする。
また、モデルデータは関数から算出される座標データによって形状が規定される3DCG画像としてもよい。この場合モデルデータには、3D(三次元)画像を生成するのに必要なテクスチャデータ等の各種画像データが含まれる。
以下、図2に示すフローチャートを参照しつつ、本発明に係る立体画像同期表示システムの第1形態によって、クライアント端末20のウェブブラウザ上で、複数の対象物体を所定の関連の下で同期させつつ動的に表示させるために、クライアント端末20の端末CPU22及びサーバ10のCPU2が行う処理の例を説明する。なお、以下ウェブブラウザを適宜「ブラウザ」と略記する。また、本例ではサーバ10はウェブサーバであり、ネットワークNはインターネットであるものとする。
ユーザがまず、クライアント端末20の入力部28を操作してウェブブラウザのアドレスバーに所定のURLを直接に入力したり、ウェブブラウザ上に表示されている所定のハイパーリンクをクリックしたりすると、クライアント端末20はネットワークNを介し、サーバ10に対して動的表示用ページ閲覧要求を送信する(ステップS11)。
動的表示用ページ閲覧要求を受信したサーバ10は、クライアント端末20に対してウェブブラウザ表示用の対象物体選択ページデータを送信する。この対象物体選択ページデータには、ユーザが比較表示の対象として指定することができる、複数の対象物体に関するサムネイル画像等が含まれる。また、動的表示用ページデータを送信するのと同時に、サーバ10はプログラム要否問合せも合わせて送信する(ステップS21)。
動的表示用ページデータを受信したクライアント端末20は、複数のモデルデータを動的表示させるのに必要なプラグインソフトウェアであるクライアント端末用立体画像同期表示プログラムpg2を既に有しているかどうか、又は、クライアント端末用立体画像同期表示プログラムが、現在実行中のウェブブラウザに既に組み込まれているかどうかを確認する(ステップS12)。クライアント端末20がクライアント端末用立体画像同期表示プログラムpg2を既に有している場合(ステップS12のYes)には、ステップS14に進み、ウェブブラウザ上に対象物体選択ページ(図3)を表示する。
他方、クライアント端末用立体画像同期表示プログラムが必要な場合(ステップS12のNo)にはステップS13において、サーバ10に対してクライアント端末用立体画像同期表示プログラム要求を送信する。この要求を受けたサーバ10は、クライアント端末用立体画像同期表示プログラムpg2をクライアント端末20に対して送信する(ステップS22)。クライアント端末20では、サーバ10から受信したプログラムpg2を自動的に、又はユーザの認証を経た後にインストールし、ブラウザ上で使用できる状態にし、その後、ブラウザ上に対象物体選択ページ(図3)を表示する。
図3は、クライアント端末20の表示部27に表示される、対象物体選択ページの一例である。この画面上において、ユーザはクライアント端末20の入力部28を操作することにより、比較表示を行いたい対象物体を複数選択する。図3の例ではマグ1、マグ2、カップ1、カップ2という4種類の対象物体を選択することができ、そのうちマグ1及びマグ2が選択された状態が示されている。ユーザはこのように比較表示を希望する複数の対象物体を選択した後、ブラウザの画面上に表示されている「比較」ボタン101をクリックする。この入力を受けるとクライアント端末20は、指定対象物体となるマグ1及びマグ2に関するモデルデータを要求する命令であるモデルデータ要求を生成し、該モデルデータ要求をサーバ10に対して送信する(ステップS15)。
次にサーバ10は、前記モデルデータ要求に含まれる複数の指定対象物体(ここではマグ1及びマグ2)に関するモデルデータをクライアント端末20に対して送信する(ステップS23)。
マグ1及びマグ2に関するモデルデータを受信したクライアント端末20は、そのモデルデータを端末記憶部24や、端末メモリ23において予め取り分けられたメモリ領域に保存した後、表示部27に図4に示すような動的表示用ページを表示する。動的表示用ページには、前記対象物体選択ページにおいてユーザが選択した対象物体(マグ1及びマグ2)のモデルデータである物体画像が静的に表示される。図4の例では、マグ1とマグ2とに関し、それぞれパラメータが(0,-10,5)である物体画像が表示されている。
動的表示用ページには、指定対象物体を動的に表示させるための動き指示部102が備えられており、ユーザが入力部28を適宜に操作することによって、回転及び拡大表示を行うことができる。
図5に、図4に示す動的表示用ページの動き指示部102において、ユーザが「←」ボタンを押し続けた場合の、マグ1及びマグ2の動的表示の例を示す。動的表示用ページには初期画像マグ1とマグ2のそれぞれに関し、モデルデータのパラメータが(0,-10,5)である物体画像(1A)及び(1B)が表示されているものとする。
「←」ボタンの入力を受けると、クライアント端末20の端末CPU22は、マグ1に関して現在表示されている物体画像(1A)の次に表示するべき物体画像を、モデルデータのパラメータを参照することによって選択する。ここでは、パラメータが(10,0,5)である物体画像(1B)を次に表示するべき物体画像として選択されたものとする。次いで端末CPU22は、マグ2のモデルデータからパラメータが(10,0,5)である、若しくはそれに近いパラメータを有する物体画像(2B)を選択する。次に、1Aを1Bに、そして2Aを2Bに、同時に切換表示する。
端末CPU22は「←」ボタンの入力がある限り、同様の処理を行い続け、1C及び2C、1D及び2D、1A及び2A、…という様に、所定の時間間隔(フレームレート)でもって物体画像の切換表示を行う(ステップS16)。ユーザが「←」ボタンを押すのを中止したときには、画像の切換表示を中止する。また、ユーザが「→」ボタンを押した場合には、端末CPU22は「←」ボタンが押された場合と同様の方法で、マグ1及びマグ2の物体画像に関して表示すべき順序を決定して行き、それらを所定の時間間隔で切換表示する。
このようにして切換表示を行うことにより、ユーザには、マグ1及びマグ2がそれぞれ同じ方向を保ちながら左回転しているように(又は右回転しているように)視認される。なお、動き指示部102からの入力が何ら無い場合には、静止画像を表示する必要はなく、所定の動的表示(例えば左回転)を行うように処理を行っても構わない。この場合には、停止ボタン(図示せず)を設けておき、ユーザが停止ボタンを押すことより動的表示を停止する、即ち物体画像の切換表示を停止すればよい。
また、動的表示用ページにおいては、表示されている複数の指定対象物体に関し、回転表示に限らず、様々な動的表示を連動して行わせることが考えられる。以下に動的表示の例を挙げる。
(拡大・縮小)
ユーザが動き指示部102の「+」若しくは「−」ボタンを押すと、これに基づいて端末CPU22は、マグ1及びマグ2の両方について、表示されている物体画像の一部(拡大中心は、ユーザが指定可能であることが望ましい)を拡大または縮小表示させる。
(平行移動)
ユーザが例えばマグ1の画像表示領域のある箇所にマウスポインタを合わせ、クリックアンドドラッグ操作を行うことにより、端末CPU22はマウスポインタがドラッグされた方向に基づいて、画像表示領域において物体画像を平行移動させる(物体画像の表示領域を変化させる)。そして、マグ1の画像を平行移動させることに伴って、マグ2の物体画像もその画像表示領域内で平行移動させる。
(傾斜)
ユーザが、図示せぬ傾斜ボタンを押すと、観察角度を固定したままの状態で、指定対象物体(マグ1及びマグ2)の物体画像を転回表示させる。
次いで、動的表示用ページ(図4)においてユーザが「再選択」ボタン103を押すと、端末CPU22は、ブラウザにおいて動的表示用ページを終了し、対象物体選択ページ(図3)を表示させる(ステップS17のNo)。ユーザが動的表示用ページにおいて「終了」ボタンを押すと、クライアント端末用立体画像同期表示プログラムを終了し、所定の画面に移行する(ステップS17のYes)。
以上において本発明に係る立体画像同期表示システムの第1形態について、具体例を挙げつつ説明を行ったが、上記形態には様々な変形が可能である。以下に幾つかの変形例を挙げる。
[3DCGモデルデータ]
モデルデータとして対象物体に関する複数の物体画像を用いる代わりに、関数から算出される座標データによって形状が規定される3DCG画像を用いる形態も考えられる。この形態では、端末CPU22(動的表示部26)は、ステップS16において、指定対象物体の表示画像とその動き(即ち、次に表示するべき画像)を、所定の演算を行うことにより決定する。また、3DCG画像で表される対象物体と、複数枚の物体画像によって表される対象物体とが混在していてもよい。この場合には、例えば3DCG画像の関数から物体画像の座標系に対応する座標値を算出することにより、両者の向きを同期させることができる。
[指定対象物体の相互関連性]
上記の例では、指定対象物体であるマグ1及びマグ2の両方が常に同じ向きを向くという関連性が保持されていたが、この指定対象物体の相互関連性は自由に変更しても構わない。例えば、マグ1とマグ2の向きとが常に反対を向くように両者の関連性を指定しておき、各種の動的表示を行わせる際にはその関連性が常に保持されるようにすることができる。
[指定対象物体の表示]
対象物体選択ページにおいてユーザによって指定されたことに基づき動的表示用ページにおいて表示させる指定対象物体の個数は、2個以上であってももちろん構わない。図6は、マグ1、マグ2、カップ1という3種類の指定対象物体を表示させた場合の動的表示用ぺージの例である。図6の例では、指定対象物体であるマグ1と、マグ2及びカップ1との表示領域サイズが異なっているが、表示領域のサイズはどのようなものでも構わない。また、動的表示用ページに表示されている全ての指定対象物体が連動する必要はなく、例えばマグ1とマグ2のみが連動する、又はマグ1とカップ1のみが連動するといった形態で動的表示させることもできる。
また、一つの指定対象物体が複数の表示領域に表示されるようにし、各表示領域において表示されるモデルデータは互いに表示形態(向きなど)が異なった状態となるように同期させてつつ動的表示してもよい。これにより、ユーザはある対象物体を同時に異なった角度(視点)や距離(拡大率)で見ることができるため、より子細にその対象物体のイメージを掴むことが可能となる。
[他の端末との連動:第2形態]
次に、本発明に係る立体画像同期表示システムの第2の形態について、そのシステム構成例である図7を参照しつつ説明する。本形態では、一のサーバ10に対して複数のクライアント端末が通信可能に接続される。図7ではクライアント端末が2つしか描かれていないが、3つ以上のクライアント端末が接続されていてももちろん良い。本形態においてサーバ10の構成は第1の形態におけるサーバ10の構成とほぼ同一である(ただし、クライアント端末用立体画像同期表示プログラムが異なっている。)。
クライアント端末20及びクライアント端末40の構成は互いに略同一である。また、第2の形態におけるクライアント端末の構成は、第1の形態におけるクライアント端末の構成に加えて、表示状態送信部31及び、端末間同期表示部32を有しているという点が異なっている。ただし、これら表示状態送信部31及び端末間同期表示部32は、クライアント端末20のCPU及びクライアント端末40のCPUがクライアント端末用立体画像同期表示プログラムを実行することにより、主にソフトウェア的に実行される機能である。
以下、端末間同期表示を行う処理の例について説明する。ユーザがクライアント端末20のブラウザ上で、接続を要求するクライアント端末40のアドレスを指定して、端末間同期表示機能を実行する(例えばブラウザ上で「端末間同期表示」ボタンを押す)と、クライアント端末20とクライアント端末40とが通信を行い、両者の通信を確立する(ただし、両者の通信時には、通信データが必ずサーバ10を経由するように構成しても構わない。)。
クライアント端末20及びクライアント端末40では、その表示画面上にモデルデータが表示されている状態としておく。このとき、各クライアント端末では複数の指定対象物体に関するモデルデータが表示されている必要はなく、図7に示すように一のモデルデータのみが表示されていてもよい。また、互いに同一の対象物体を表示している必要もない。
ユーザが入力部を操作することによってクライアント端末20の表示画面において表示されているモデルデータを動的表示させる(例えば左回転させる)指示を与えると、クライアント端末20は、随時、現在表示しているモデルデータのパラメータ又は次に表示するモデルデータのパラメータである表示状態パラメータを、クライアント端末40に対して送信する。
クライアント端末40では、クライアント端末20から連続的に表示状態パラメータを受信すると、その表示画面上に表示するべきモデルデータを決定し、次々にそのモデルデータを切換表示することによって動的表示させる。モデルデータが複数の画像から成る場合には画像を切換表示し、モデルデータが3DCG画像から成る場合には、関数に基づき3DCG画像を連続的に生成し、それを動的表示する。
このとき、クライアント端末20上で表示されているモデルデータの表示状態と、クライアント端末40上で表示されているモデルデータの表示状態の関係は、両者が同じ向きを向くのが一般的であるが、これは適宜に変更してもよい。
また、逆にクライアント端末40においてモデルデータの動的表示指示が与えられると、クライアント端末40はクライアント端末20に対して表示状態パラメータを送信し、クライアント端末20では、その表示状態パラメータに基づいて、クライアント端末20の表示部に表示されているモデルデータを動的表示する。
3台以上のクライアント端末が接続されている場合であっても同様に、ある端末においてモデルデータの動的表示指示が与えられると、残りのクライアント端末に対して表示状態パラメータが送信されるようにするとよい。
[サーバ上で実行される形態]
第1形態及び第2形態のいずれにおいても、上述したようにモデルデータのデータをサーバ10からクライアント端末へ一旦ダウンロードするのではなく、サーバ10からリアルタイムでクライアント端末へ提供される形態としても構わない。
[モデルデータ]
本発明のシステムでは、対象物体を全て立体物に限定するのではなく、ある立体物に関連した(立体物ではない)モデルデータを予め更に準備しておくこともできる。
例えば、立体物である乗用車のモデルデータに対応させて、その乗用車の運転席からの視点のモデルデータを用意しておくことができる。この両者のモデルデータを同一画面に表示し、互いに関連性をもたせつつ動的表示させることにより、乗用車外部からの視点と、内部からの視点とを同時に確認することができる。
立体画像同期表示システムの第1形態の構成例。 立体画像同期表示システムの第1形態による処理例を表すフローチャート。 対象物体選択ページの一例。 動的表示用ページの一例。 ユーザが「←」ボタンを押し続けた場合のマグ1及びマグ2の動的表示例。 3種類の指定対象物体が指定された場合の動的表示用ページの例。 立体画像同期表示システムの第2形態の構成例。
符号の説明
10…サーバ
2…CPU
3…メモリ
4…記憶部
5…プログラム配信部
6…画像送信部
8…モデルデータ記憶部
20…クライアント端末
22…端末CPU
23…端末メモリ
24…端末記憶部
25…モデルデータ要求部
26…動的表示部
27…表示部
28…入力部
29…端末OS
31…表示状態送信部
32…端末間同期表示部
pg1…サーバ用立体画像同期表示プログラム
pg2…クライアント端末用立体画像同期表示プログラム
N…ネットワーク



Claims (9)

  1. クライアント端末とサーバとがネットワークを介して接続されて成り、クライアント端末の表示画面に立体物である対象物体を複数表示するシステムにおいて、
    前記サーバが、
    複数の対象物体に関し、該各対象物体の動きを表示可能なモデルデータを保存するモデルデータ記憶部と、
    クライアント端末からのモデルデータ要求を受けて、該モデルデータ要求において指定された対象物体のモデルデータを該クライアント端末に送信する画像送信部と、を備え、
    前記クライアント端末が、
    複数の対象物体を指定して、その指定対象物体のモデルデータを要求するモデルデータ要求を前記サーバに対して送信するモデルデータ要求部と、
    自動的に又はユーザによって与えられた表示変更指示に基づき、前記サーバから受信した複数の指定対象物体に関するモデルデータを、互いに所定の関連性を保持するように、前記表示画面上で動的に表示させる動的表示部と、
    を備えることを特徴とする立体画像同期表示システム。
  2. 前記モデルデータが、対象物体の種々の状態を撮影することによって得られた、それぞれに撮影状態情報が付与された複数枚から成る物体画像であり、
    前記動的表示部が、前記物体画像の撮影状態情報に基づき、表示画面上に表示する物体画像が互いに所定の関連性を保持するように複数の対象物体に関する物体画像を所定の順序で選択し、該複数の物体画像を切換表示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の立体画像同期表示システム。
  3. 前記モデルデータが、関数から算出される座標データによって形状が規定される3DCG画像であり、
    前記動的表示部が、前記3DCG画像の座標データを計算することにより、複数の対象物体に関する3DCG画像を、互いに所定の関連性を保持するように生成し、該複数の3DCG画像を動的に表示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の立体画像同期表示システム。
  4. 前記クライアント端末が、更に、ネットワークを介して他の一又は複数のクライアント端末にも接続されて成り、
    他のクライアント端末に対して、表示画面において表示しているモデルデータの表示状態パラメータを連続的に送信する表示状態送信部と、
    他のクライアント端末から連続的に受信した表示状態パラメータに基づき、表示画面上に表示するモデルデータの表示状態が該受信した表示状態パラメータによる表示状態と所定の関連性を保持するように、該モデルデータを動的に表示させる端末間同期表示部と、
    を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の立体画像同期表示システム。
  5. クライアント端末と、複数の対象物体に関し、該各対象物体の動きを表示可能なモデルデータを保存するモデルデータ記憶部を備えたサーバとがネットワークを介して接続されて成り、クライアント端末の表示画面に立体物である対象物体を複数表示するシステムに利用するものであって、
    該サーバを、クライアント端末からのモデルデータ要求を受けて、該モデルデータ要求において指定された対象物体のモデルデータを該クライアント端末に送信する画像送信部として機能させるためのサーバ用立体画像同期表示プログラム。
  6. クライアント端末とサーバとがネットワークを介して接続されて成り、クライアント端末の表示画面に立体物である対象物体を複数表示するシステムに利用するものであって、請求項5に記載のサーバ用立体画像同期表示プログラムを記録した、前記サーバによって読取可能な記録媒体。
  7. クライアント端末と、複数の対象物体に関し、該各対象物体の動きを表示可能なモデルデータを保存するモデルデータ記憶部を備えたサーバとがネットワークを介して接続されて成り、クライアント端末の表示画面に立体物である対象物体を複数表示するシステムに利用するものであって、
    前記クライアント端末を、
    複数の対象物体を指定して、その指定対象物体のモデルデータを要求するモデルデータ要求を前記サーバに対して送信するモデルデータ要求部と、
    自動的に又はユーザによって与えられた表示変更指示に基づき、前記サーバから受信した複数の指定対象物体に関するモデルデータを、互いに所定の関連性を保持するように、前記表示画面上で動的に表示させる動的表示部と、
    して機能させるためのクライアント端末用立体画像同期表示プログラム。
  8. 前記クライアント端末が、更に、ネットワークを介して他の一又は複数のクライアント端末にも接続されて成る形態のシステムに利用するものであって、
    前記クライアント端末を、更に、
    他のクライアント端末に対して、表示画面において表示しているモデルデータの表示状態パラメータを連続的に送信する表示状態送信部と、
    他のクライアント端末から連続的に受信した表示状態パラメータに基づき、表示画面上に表示するモデルデータの表示状態が該受信した表示状態パラメータによる表示状態と所定の関連性を保持するように、該モデルデータを動的に表示させる端末間同期表示部と、
    して機能させるための請求項7に記載のクライアント端末用立体画像同期表示プログラム。
  9. クライアント端末とサーバとがネットワークを介して接続されて成り、クライアント端末の表示画面に立体物である対象物体を複数表示するシステムに利用するものであって、請求項7又は8に記載のクライアント端末用立体画像同期表示プログラムを記録した、前記クライアント端末によって読取可能な記録媒体。



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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103150099A (zh) * 2013-04-02 2013-06-12 乐淘奇品网络技术(北京)有限公司 通过网页利用抽线选取商品部件的方法
CN108027941A (zh) * 2015-07-30 2018-05-11 维萨国际服务协会 动态结账按钮装置、方法和系统

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