JP2008040623A - 広告提供システム、広告提供装置、広告表示装置、広告提供方法およびプログラム - Google Patents

広告提供システム、広告提供装置、広告表示装置、広告提供方法およびプログラム Download PDF

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Abstract


【課題】 コンテンツと広告情報とを非同期に取得し、コンテンツと同期して表示される広告情報から広告の詳細情報を表示することができ、視聴者の嗜好に応じて広告を提供する広告提供システム、広告提供装置、広告表示装置、広告提供方法およびプログラムを提供する。
【解決手段】 サービスサーバ20は、受信装置10に対して、コンテンツおよびポップアップデータを送信する。受信装置10は、コンテンツおよびポップアップデータを取得して、コンテンツの出力およびポップアップの表示を行う。その際ユーザの嗜好情報に応じたポップアップのみを表示する。受信装置10に表示されたポップアップに対して、ユーザが、リモコンによる操作を行うと、ポップアップデータに含まれるURLを元に、広告主サーバ30にアクセスして、商品情報のWebページを表示する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、広告付きのコンテンツを提供する広告提供システム、広告提供装置、広告表示装置、広告提供方法およびプログラムに関する。
地上デジタル放送あるいはVOD(Video On Demand)など、PPV(Pay Per View)
のサービスが普及しつつある。このPPVのサービスは、有料のコンテンツを提供するものであり、より安価なコンテンツを提供するために、広告付きのコンテンツを提供するものがある。
広告付きのコンテンツを提供する第1の従来の技術として、映像と商品情報とを同期させて放送する商品の購入注文システムがある。この商品の購入注文システムでは、放送局は、映像の中の購入可能な商品の商品情報をデータ信号に変換して、映像信号および音声信号と同期させて受信端末に送出する。受信端末は、受信したデータ信号を商品情報に変換して、映像信号に同期させて表示する。視聴者は、リモコンを操作して所望の商品情報の閲覧および購入依頼を、受信装置に接続されたブラウズ機能を有する携帯電話を介して、情報センタと双方向通信を行う。情報センタは、商品情報の閲覧の要求に対して商品情報を送信し、購入依頼があると商品情報提供者へ購入依頼を送る。すなわち、この商品の購入注文システムは、映像表示中に商品情報を表示し、携帯電話を介して商品の注文を行うものである(たとえば特許文献1参照)。
第2の従来の技術として、インタラクティブテレビの加入者管理システムと連動させたインタラクティブテレビ向け広告システムがある。このインタラクティブテレビ向け広告システムは、加入者管理システムが有する加入者の個人情報、たとえば年齢および家族構成などの情報を利用して加入者に提供する広告をカスタマイズし、広告の参照履歴に基づく分析結果、たとえば加入者の嗜好の分析結果を広告主に提供し、さらに広告参照回数を加入者管理システムに提供する。加入者管理システムは、インタラクティブテレビ向け広告システムから提供された広告参照回数によってインタラクティブテレビ利用料金の割引を行う(たとえば特許文献2参照)。広告は、インタラクティブテレビ向け広告システムつまり放送局から加入者に提供されるが、特許文献2には、放送によって送信される画像との関係および広告の提示方法については記載されていない。
第3の従来の技術として、広告メッセージをデジタルTVコンテンツと結合して出力するデジタルTV(Television)受信機がある。このTV受信機は、ネットワークから広告メッセージをダウンロードして貯蔵し、貯蔵している広告メッセージをバナー表示し終わるまでの間のみ、デジタルTVサービス提供者からビデオデータを受信して出力する。料金を支払うことなく、または通常の料金よりも割引された価格でデジタルTVコンテンツを受信することができる。広告メッセージは、ビデオデータと非同期にダウンロードされるが、ビデオデータの内容とも非同期で出力される(たとえば特許文献3参照)。
第4の従来の技術として、CM(Commercial Message)を視聴して商品を購入すると有料番組に対する視聴料を割引く番組放送装置がある。この番組放送装置は、有料番組を視聴する際に、視聴者にCMを視聴するか否かを選択させ、視聴者がCM視聴を選択するとCMを放送し、視聴者がCMの商品を購入すると、割引いた視聴料を徴収する。さらに番組放送装置は、商品を購入した視聴者および商品のCMを放送した番組などの情報をスポンサに提供する。CM放送は、有料番組を放送する前、あるいは番組放送後に放送される。あるいは番組放送中は番組放送画面を停止し、つまり番組放送を停止してCMを放送し、画面の一部にCMを表示する(たとえば特許文献4参照)。
第5の従来の技術として、広告データが再生されるとコンテンツデータの料金を割引く情報処理システムがある。この情報処理システムでは、情報処理装置は、コンテンツデータに広告データを付加して配信し、情報処理端末がコンテンツデータ再生後広告データを再生すると、コンテンツデータの料金を割引く。広告データは、コンテンツデータと同期して配信されるが、広告データの再生は、コンテンツデータとは独立して再生される(たとえば特許文献5参照)。
第6の従来の技術として、商品の購入により発生したポイントによって、有料放送を無料あるいはポイント数に応じて割引かれた料金で視聴することができるポイント制電子商取引システムがある。このポイント制電子商取引システムでは、受注センタは、視聴者端末から広告商品を受注すると、広告商品に応じたポイント数を計算して視聴者端末に送信するとともに、そのポイント数と受注商品のスポンサ情報を放送センタに送信する。視聴者端末は、受信したポイント数に基づいて、有料放送の課金情報を減算して放送センタに送信する。放送センタは、受信した課金情報に基づいて視聴料請求書を発行する。番組、広告、および広告の商品属性情報は、放送センタで多重化されて放送、あるいは、番組は、広告および広告の商品属性情報と別チャンネルで放送される(たとえば特許文献6参照)。広告は、番組と同期して放送されるが、特許文献6には、番組の内容との関係および広告の提示方法については記載されていない。
第7の従来の技術として、視聴した広告の本数に応じてコンテンツの料金を割引するコンテンツ管理システムがある。このコンテンツ管理システムは、視聴者装置から視聴者が視聴可能な広告本数の情報を受領すると、有料番組コンテンツの視聴に対する課金額から視聴可能な広告本数に基づく割引額を差し引いて課金処理を行い、視聴者装置における広告本数分の広告コンテンツの視聴を監視する。規定時間内に広告が視聴されないと、強制的に広告を再生させる。視聴者が広告のカテゴリを登録しておくことによって、カテゴリに属する広告を視聴することができる。視聴者は、有料コンテンツを一時停止して、あるいは画面を分割して有料番組コンテンツと同時に、広告コンテンツを視聴することができる。有料コンテンツと広告コンテンツとは非同期で配信され、有料コンテンツの内容と広告コンテンツとは同期していない(たとえば特許文献7参照)。
第8の従来の技術として、画面をクリックすると広告サイトのホームページを表示する動画映像デジタル情報再生装置がある。この動画映像デジタル情報再生装置は、動画データおよび音声データとともに入力される広告映像位置情報に基づいて、広告サイトのホームページを表示する。広告映像位置情報は、動画映像の中の位置と広告サイトアドレスとを対応付けた情報である。動画映像デジタル情報再生装置は、利用者が動画映像をクリックすると、Webブラウザを起動して、クリックされた位置に対応する広告サイトにアクセスしてホームページを表示する。広告サイトの表示は、画面を分割して動画映像とともに表示、動画映像の再生を中断して広告サイトのみ表示、あるいは広告サイトの名称を画面に表示してインターネット接続を保留する表示方法があり、利用者は表示方法を変更することができる。音声表示マークを動画映像中に表示し、その音声表示マークをクリックすることによって、音声に対応する広告サイトのホームページを表示する。さらに、広告サイトの検索先および回数を記録しておいて、広告料を請求するためのリンク実績データを動画映像配信事業者に提供する(たとえば特許文献8参照)。
特開2002−232866号公報 特開2001−24997号公報 特開2002−232808号公報 特開2002−369177号公報 特開2003−6530号公報 特開2003−122988号公報 特開2004−7026号公報 特許第3555083号公報
しかしながら、第1の従来の技術は、商品情報を映像と同期して表示するために、商品情報を映像信号と同期して送信する必要があるという問題がある。同様に、第8の従来の技術は、画面に表示される映像の特定の位置がクリックされると、動画データおよび音声データと同期して入力される広告映像位置情報に基づいて、クリックされた位置に対応する広告サイトにアクセスするものであるが、広告映像位置情報を動画データおよび音声データと同期して入力する必要があるという問題がある。
第2の従来の技術は、放送局から加入者に広告を提供するが、特許文献2には広告と放送局から放送される画像との関係は示されていない。同様に、第6の従来の技術は、番組と同期して広告を放送するが、特許文献6には広告と番組の内容との関係は示されていない。
第3の従来の技術は、広告メッセージをビデオデータと非同期にダウンロードするものであるが、ビデオデータの内容と広告メッセージとは同期していない。第4の従来の技術は、CM放送を、有料番組を放送する前もしくは番組放送後に放送し、または番組放送中は、番組放送を停止してCMを放送し、番組の画面の一部にCMを表示するものであり、番組の内容とCMとは同期していない。第5の従来の技術は、広告データをコンテンツデータと同期して配信するが、広告データをコンテンツデータとは独立して広告データを再生するものであり、コンテンツデータの内容と広告データとは同期していない。第7の従来の技術は、有料コンテンツと広告コンテンツとを非同期で配信するものであり、有料コンテンツの内容と広告コンテンツとは同期していない。これら4つの従来の技術は、広告がコンテンツの内容と同期して表示されないという問題がある。
さらに、第1〜第8の従来技術において、視聴者の嗜好、視聴したコンテンツの内容など視聴者に関する情報に応じて広告の表示を制御する発明は言及されていない。
本発明の目的は、コンテンツと広告情報とを非同期に取得し、コンテンツと同期して表示される広告情報から広告の詳細情報を表示することができ、視聴者の嗜好に応じて広告を提供する広告提供システム、広告提供装置、広告表示装置、広告提供方法およびプログラムを提供することである。
本発明は、コンテンツに応じた広告情報をネットワークを通じて送信する広告提供装置と、
広告の詳細情報をネットワークを通じて送信する情報提供装置と、
コンテンツの広告情報をネットワークを通じて広告提供装置から取得し、コンテンツを出力する際、広告提供装置から取得した広告情報が示す広告を、出力されるコンテンツの予め定める出力時点に表示し、さらに表示した広告に応答した操作があると、表示した広告の詳細情報をネットワークを通じて情報提供装置から取得し、情報提供装置から取得した詳細情報を、出力されるコンテンツと非同期に表示する広告表示装置とを含み、
広告情報は、視聴者に関する第1の情報を含み、
広告表示装置は、予め記憶した視聴者に関する第2の情報と、広告情報に含まれる第1の情報とを比較し、表示すべきと判断した広告情報を表示することを特徴とする広告提供システムである。
また本発明は、ポップアップを表すポップアップ情報であって、コンテンツを識別するためのコンテンツID情報、コンテンツを出力する画面内でポップアップを表示する位置を表すポップアップ表示位置情報、コンテンツ出力中にポップアップを表示する時点を表すポップアップ表示時間情報、視聴者に関する第1の情報、およびポップアップの詳細情報を要求するリンク先を表すリンク先情報を含むポップアップ情報を記憶する記憶手段と、
コンテンツのコンテンツID情報を含む要求情報を広告表示装置からネットワークを通じて受信する受信手段と、
受信手段によって受信した要求情報に含まれるコンテンツID情報に対応するポップアップ情報を記憶手段から検索する検索手段と、
検索手段によって検索されたポップアップ情報を、要求情報を送信した広告表示装置にネットワークを通じて送信する送信手段とを含むことを特徴とする広告提供装置である。
また本発明は、コンテンツを識別するためのコンテンツID情報を含む要求情報をネットワークを通じて送信する送信手段と、
送信手段によって送信された要求情報に応答して返信されるポップアップを表すポップアップ情報であって、視聴者に関する第1の情報およびポップアップの詳細情報を要求するリンク先を表すリンク先情報を含むポップアップ情報を受信する受信手段と、
受信手段によって受信したポップアップ情報、および視聴者に関する第2の情報を記憶する記憶手段と、
コンテンツを出力するコンテンツ出力手段と、
ポップアップ情報に含まれる第1の情報と、記憶手段に記憶している視聴者に関する第2の情報とを比較し、ポップアップを表示すべきかどうか判断する判断手段と、
コンテンツ出力手段によって出力されるコンテンツの予め定める出力時点に、判断手段が表示すべきと判断したポップアップを表示する表示手段と、
ポップアップを指定する指定手段とを含み、
送信手段は、表示手段によって表示されたポップアップが指定手段によって指定されると、指定されたポップアップの詳細情報を要求する詳細要求情報を、指定されたポップアップのポップアップ情報に含まれるリンク先情報が示すリンク先にネットワークを通じて送信し、
受信手段は、送信手段によって送信された詳細要求情報に応答して返信される詳細情報を受信し、
表示手段は、受信手段によって受信された詳細情報をコンテンツ出力手段によって出力されるコンテンツと非同期に表示することを特徴とする広告表示装置である。
また本発明は、前記第1の情報は、対象年齢の範囲を含み、前記第2の情報は、視聴者の年齢を含み、
前記判断手段は、前記視聴者の年齢が、前記対象年齢の範囲に含まれるかどうかを判断し、含まれていればポップアップを表示すべきと判断することを特徴とする。
また本発明は、前記第2の情報は、視聴者が指定したポップアップの履歴情報を含み、
前記判断手段は、前記履歴情報に基づいてポップアップを表示すべきかどうか判断することを特徴とする。
また本発明は、前記コンテンツ出力手段は、コンテンツの再生速度が変更可能に構成され、
前記ポップアップの詳細情報は、コンテンツの再生速度が変更されたときに、前記予め定める出力時点以外の時点で出力可能かどうかを示す変更情報を含み、
前記判断手段は、コンテンツの再生速度が変更され、前記予め定める出力時点で表示できないポップアップについて、前記変更情報を参照し、前記予め定める出力時点以外の時点で出力するかどうかをさらに判断することを特徴とする。
また本発明は、前記ポップアップ情報は、コンテンツを出力する画面内でポップアップを表示する位置を表すポップアップ表示位置情報、およびコンテンツ出力中にポップアップを表示する時点を表すポップアップ表示時間情報をさらに含み、
前記表示手段は、ポップアップ情報が示すポップアップを、ポップアップ表示位置情報が示す位置およびポップアップ表示時間情報が示す時点に、前記コンテンツ出力手段によって出力されるコンテンツに重畳して表示することを特徴とする。
また本発明は、前記コンテンツ出力手段は、前記表示手段が前記受信手段によって受信した詳細情報を表示している間、コンテンツの再生を停止することを特徴とする。
また本発明は、前記コンテンツ出力手段は、コンテンツの再生を停止している間、前記指定手段によってポップアップが指定された時点のコンテンツの画面を縮小して、予め定める表示領域に出力し、
前記表示手段は、詳細情報を前記予め定める表示領域以外の領域に表示することを特徴とする。
また本発明は、前記ポップアップ情報は、コンテンツを出力する画面内でポップアップが示す商品に関係する位置を示す商品位置情報をさらに含み、
前記表示手段は、前記指定手段によって指定されたポップアップが示す商品の位置を特定するための商品特定情報を、そのポップアップの商品位置情報が示す位置に、指定手段によってポップアップが指定された時点のコンテンツの画面に重畳させて表示することを特徴とする。
また本発明は、前記送信手段は、前記指定手段によってポップアップが指定されると、コンテンツの配信の停止を要求する配信停止要求を、コンテンツを配信するコンテンツ配信装置に送信することを特徴とする。
また本発明は、前記表示手段は、複数のポップアップを表示する際、出力されたコンテンツの画面内の商品に、各ポップアップに関係する商品を特定するための商品特定情報を表示し、
前記指定手段は、商品特定情報を選択するための選択キーを含み、選択キーによって選択された商品特定情報が特定する商品のポップアップを指定することを特徴とする。
また本発明は、前記指定手段は、前記表示手段によるポップアップの表示が終了した後、次のポップアップが表示されるまで、直近に表示されたポップアップを指定することを特徴とする。
また本発明は、前記コンテンツ出力手段は、前記表示手段が前記受信手段によって受信した詳細情報を表示している間、前記表示手段が直近のポップアップを表示していた期間のコンテンツの最終画面を出力することを特徴とする。
また本発明は、前記送信手段は、ポップアップ情報が前記記憶手段に記憶されると、記憶手段に記憶されているポップアップ情報が示すポップアップの詳細情報を要求する詳細要求情報を、各ポップアップのポップアップ情報に含まれるリンク先情報が示すリンク先にネットワークを通じて送信し、
前記受信手段は、送信手段によって送信された詳細要求情報に応答して返信される詳細情報を受信し、受信した詳細情報をポップアップ情報と関連付けて前記記憶手段に記憶し、
前記表示手段は、前記指定手段によって指定されたポップアップの詳細情報が記憶手段に記憶されているときは、記憶手段に記憶されている詳細情報を、コンテンツ出力手段によって出力されるコンテンツと非同期に表示することを特徴とする。
また本発明は、前記送信手段は、詳細要求情報をリンク先に送信する際、予め定められるリンク先毎の変数データを付加して送信することを特徴とする。
また本発明は、コンテンツに応じた広告情報を送信する広告提供装置からネットワークを通じて、コンテンツの広告情報を取得し、コンテンツを広告表示装置に出力する際、広告情報に含まれる第1の情報と予め記憶した視聴者に関する第2の情報とを比較し、表示すべきと判断した広告を、出力されるコンテンツの予め定める出力時点に広告表示装置に表示し、
さらに表示された広告に応答した操作があると、広告の詳細情報を送信する情報提供装置からネットワークを通じて、表示された広告の詳細情報を取得し、取得した詳細情報を、出力されるコンテンツと非同期に広告表示装置に表示することを特徴とする広告提供方法である。
また本発明は、コンピュータを上記の広告表示装置の各手段として機能させるためのプログラムである。
本発明によれば、広告提供装置によって、コンテンツに応じた広告情報がネットワークを通じて送信され、情報提供装置によって、広告の詳細情報がネットワークを通じて送信され、広告表示装置によって、コンテンツの広告情報がネットワークを通じて広告提供装置から取得され、コンテンツを出力する際、広告提供装置から取得された広告情報が示す広告が、出力されるコンテンツの予め定める出力時点に表示され、さらに表示された広告に応答した操作があると、表示された広告の詳細情報がネットワークを通じて情報提供装置から取得され、情報提供装置から取得された詳細情報が、出力されるコンテンツと非同期に表示される。
広告情報は、視聴者に関する第1の情報を含んでおり、広告表示装置は、予め記憶した視聴者に関する第2の情報と、広告情報に含まれる第1の情報とを比較し、表示すべきと判断した広告情報を表示する。
このように、広告表示装置は、コンテンツの広告情報を広告提供装置から取得し、コンテンツを出力する際、取得した広告情報が示す広告を、出力されるコンテンツの予め定める出力時点に表示し、さらに表示された広告に応答した操作があると、表示された広告の詳細情報を情報提供装置から取得し、取得した詳細情報を、出力されるコンテンツと非同期に表示する。その際、予め記憶した視聴者に関する第2の情報と、広告情報に含まれる第1の情報とを比較し、表示すべきと判断した広告情報を表示するので、広告情報を出力されるコンテンツと必ずしも同期させて取得する必要がなく、コンテンツと広告情報とを非同期に取得して、コンテンツと同期して表示される広告情報から広告の詳細情報を表示することができる。さらに、視聴者の嗜好、視聴したコンテンツの内容など視聴者に関する情報に応じて広告の表示を制御することができる。
また本発明によれば、記憶手段によって、ポップアップを表すポップアップ情報であって、コンテンツを識別するためのコンテンツID情報、コンテンツを出力する画面内でポップアップを表示する位置を表すポップアップ表示位置情報、コンテンツ出力中にポップアップを表示する時点を表すポップアップ表示時間情報、視聴者に関する第1の情報、およびポップアップの詳細情報を要求するリンク先を表すリンク先情報を含むポップアップ情報が記憶され、受信手段によって、コンテンツのコンテンツID情報を含む要求情報が広告表示装置からネットワークを通じて受信され、検索手段によって、受信手段によって受信された要求情報に含まれるコンテンツID情報に対応するポップアップ情報が記憶手段から検索され、送信手段によって、検索手段によって検索されたポップアップ情報が、要求情報を送信した広告表示装置にネットワークを通じて送信される。
このように、ポップアップを表すポップアップ情報であって、コンテンツを識別するためのコンテンツID情報、コンテンツを出力する画面内でポップアップを表示する位置を表すポップアップ表示位置情報、コンテンツ出力中にポップアップを表示する時点を表すポップアップ表示時間情報、およびポップアップの詳細情報を要求するリンク先を表すリンク先情報を含むポップアップ情報を記憶手段に記憶し、コンテンツのコンテンツID情報を含む要求情報を受信すると、受信した要求情報に含まれるコンテンツID情報に対応するポップアップ情報を記憶手段から検索して、要求情報を送信した広告表示装置に送信するので、広告提供装置に記憶するポップアップ情報を変更することによって、広告表示装置に表示するポップアップの表示位置および表示時点を変えることができる。
また本発明によれば、まず、送信手段によって、コンテンツを識別するためのコンテンツID情報を含む要求情報がネットワークを通じて送信され、受信手段によって、送信手段によって送信された要求情報に応答して返信されるポップアップを表すポップアップ情報であって、視聴者に関する第1の情報およびポップアップの詳細情報を要求するリンク先を表すリンク先情報を含むポップアップ情報が受信され、記憶手段によって、受信手段によって受信されたポップアップ情報が記憶される。コンテンツ出力手段によって、コンテンツが出力される際、表示手段によって、コンテンツ出力手段によって出力されるコンテンツの予め定める出力時点に、ポップアップ情報に含まれる第1の情報と、記憶手段に記憶している視聴者に関する第2の情報とを比較され、表示すべきと判断されたポップアップが表示され、指定手段によって、ポップアップが指定される。
さらに、送信手段によって、表示手段によって表示されたポップアップが指定手段によって指定されると、指定されたポップアップの詳細情報を要求する詳細要求情報が、指定されたポップアップのポップアップ情報に含まれるリンク先情報が示すリンク先にネットワークを通じて送信され、受信手段によって、送信手段によって送信された詳細要求情報に応答して返信される詳細情報が受信され、表示手段によって、受信手段によって受信された詳細情報がコンテンツ出力手段によって出力されるコンテンツと非同期に表示される。
このように、コンテンツを識別するためのコンテンツID情報を含む要求情報を送信し、要求情報に応答して広告提供装置から返信されるポップアップを表すポップアップ情報を受信すると、受信したポップアップ情報を記憶手段に記憶し、出力されるコンテンツの予め定める出力時点に、記憶手段に記憶されたポップアップ情報が示すポップアップを表示し、さらに表示されたポップアップが指定手段によって指定されると、指定されたポップアップの詳細情報を、指定されたポップアップのポップアップ情報に含まれるリンク先情報が示すリンク先から取得し、取得した詳細情報を、出力されるコンテンツと非同期に表示するので、広告情報を出力されるコンテンツと必ずしも同期させて取得する必要がなく、コンテンツと広告情報とを非同期に取得して、コンテンツと同期して表示されるポップアップつまり広告情報から広告の詳細情報を表示することができる。さらに、視聴者の嗜好、視聴したコンテンツの内容など視聴者に関する情報に応じて広告の表示を制御することができる。
また本発明によれば、前記第1の情報には、対象年齢の範囲を含んでおり、前記第2の情報には、視聴者の年齢を含んでいる。前記判断手段は、前記視聴者の年齢が、前記対象年齢の範囲に含まれるかどうかを判断し、含まれていればポップアップを表示すべきと判断する。
これにより、視聴者の年齢に応じて最適なポップアップを表示することができる。
また本発明によれば、前記第2の情報は、視聴者が指定したポップアップの履歴情報を含んでいる。前記判断手段は、前記履歴情報に基づいてポップアップを表示すべきかどうか判断する。
これにより、履歴情報をすなわち視聴者に関する情報とすることで、視聴者が自分の趣味、嗜好などの情報を直接入力しなくとも視聴者の好みに応じて最適なポップアップを表示することができる。
また本発明によれば、前記コンテンツ出力手段は、コンテンツの再生速度が変更可能に構成されており、たとえば倍速再生を行う場合は、シーンを間引いて表示することが可能である。この間引いたシーンに、ポップアップの出力時点が設定されていると、ポップアップを表示することができなくなるが、前記ポップアップの詳細情報に、前記予め定める出力時点以外の時点で出力可能かどうかを示す変更情報が含まれていれば、前記判断手段は、前記予め定める出力時点で表示できないポップアップについて、前記変更情報を参照し、前記予め定める出力時点以外の時点で出力するかどうかをも判断する。
これにより、再生速度が変更された場合でも表示すべきポップアップについては、予め定める出力時点以外の時点で出力することができる。
また本発明によれば、ポップアップ情報は、コンテンツを出力する画面内でポップアップを表示する位置を表すポップアップ表示位置情報、およびコンテンツ出力中にポップアップを表示する時点を表すポップアップ表示時間情報を含み、ポップアップ情報が示すポップアップを、ポップアップ表示位置情報が示す位置およびポップアップ表示時間情報が示す時点に、出力されるコンテンツに重畳して表示するので、ポップアップ情報が示す位置および時点に、ポップアップを表示することができる。
また本発明によれば、ポップアップの詳細情報を表示するとき、コンテンツの再生を停止するので、ユーザはコンテンツの映像から視線を外してポップアップの詳細情報を見ることができる。
また本発明によれば、コンテンツの再生を停止しているとき、ポップアップが指定された時点のコンテンツの画面を縮小して、予め定める表示領域に出力し、詳細情報をその表示領域以外の領域に表示するので、ポップアップが指定された時点のコンテンツの画面を見ることができる。
また本発明によれば、指定手段によって指定されたポップアップが示す商品の位置を特定するための商品特定情報を、そのポップアップの商品位置情報が示す位置に、指定手段によってポップアップが指定された時点のコンテンツの画面に重畳させて表示するので、指定されたポップアップに関係する商品をコンテンツの映像の中で特定することができる。
また本発明によれば、コンテンツの送信の停止を要求する停止要求情報を、広告提供装置に送信するので、広告提供装置からのコンテンツの配信が停止される。
また本発明によれば、複数のポップアップを表示する際、出力されたコンテンツの画面内の商品に、各ポップアップに関係する商品を特定するための商品特定情報を表示し、指定手段によって選択された商品特定情報が特定する商品のポップアップを選択するので、出力されたコンテンツの画面内の商品を選択することによって、詳細情報を見たい商品を選択することができる。
また本発明によれば、ポップアップの表示が終了した後、次のポップアップが表示されるまでに、ユーザ操作があると、直近に表示されたポップアップを選択するので、ポップアップの表示が終了した後もポップアップの詳細情報を見ることができる。
また本発明によれば、再生を一時停止したときとき、直近のポップアップを表示していた期間のコンテンツの最終画面を出力するので、ポップアップに対応する商品が出力されていたコンテンツの画面を表示することができる。
また本発明によれば、ポップアップ情報が取得された後、ポップアップ情報が示すポップアップの詳細情報を取得して、記憶手段に記憶し、指定手段によってポップアップが指定されたとき、記憶手段に詳細情報が記憶されていれば、記憶手段に記憶されている詳細情報を、出力されるコンテンツと非同期に表示するので、指定手段によってポップアップが指定されたとき、直ぐに詳細情報を表示することができる。
また本発明によれば、詳細情報を要求する際、予め定められるリンク先毎の変数データを付加して送信するので、詳細情報以外の情報、たとえばユーザ情報あるいは機器情報のやり取りを行うことができる。
また本発明によれば、まずコンテンツに応じた広告情報を送信する広告提供装置からネットワークを通じて、コンテンツの広告情報を取得し、コンテンツを広告表示装置に出力する際、広告情報に含まれる第1の情報と予め記憶した視聴者に関する第2の情報とを比較し、表示すべきと判断した広告を、出力されるコンテンツの予め定める出力時点に広告表示装置に表示し、次に表示された広告に応答した操作があると、広告の詳細情報を送信する情報提供装置からネットワークを通じて、表示された広告の詳細情報を取得し、取得した詳細情報を、出力されるコンテンツと非同期に広告表示装置に表示するので、広告情報を出力されるコンテンツと必ずしも同期させて取得する必要がなく、コンテンツと広告情報とを非同期に取得して、コンテンツと同期して表示される広告情報から広告の詳細情報を表示することができる。さらに、視聴者の嗜好、視聴したコンテンツの内容など視聴者に関する情報に応じて広告の表示を制御することができる。
また本発明によれば、コンピュータを前記広告表示装置の各手段として機能させるためのプログラムとして提供することができる。
図1は、本発明の実施の一形態である広告提供システム1のブロック図である。広告提供システム1は、受信装置10、サービスサーバ20、および広告主サーバ30を含み、受信装置10、サービスサーバ20、および広告主サーバ30は、インターネット50に接続される。
広告表示装置である受信装置10は、サービスサーバ20から、コンテンツおよびポップアップデータを取得して、コンテンツの出力およびポップアップつまり広告情報の表示を行う。受信装置10に表示されたポップアップに対して、ユーザが、後述するリモコンによる操作を行うと、ポップアップデータに含まれるURLを元に、広告主サーバ30のWebサーバ機能にアクセスして、商品情報のWebページつまり広告の詳細情報を表示する。コンテンツの購入は、受信装置10からサービスサーバ20に対して、たとえばクレジットカードの情報を送信することによって行われる。商品の購入は、受信装置10から広告主サーバ30に対して、たとえばクレジットカードの情報を送信することによって行われる。図1には、受信装置10を1台しか示していないが、複数台の受信装置10をインターネット50に接続してもよい。
広告提供装置であるサービスサーバ20は、一般的なサーバ機能を持つコンピュータによって構成され、受信装置10に対して、コンテンツおよびポップアップデータを送信する。送信するコンテンツは、主に映像が使用され、たとえばVODサービスによって提供される。サービスサーバ20は、VODサービスを有料で行う場合、受信装置10からコンテンツの購入の依頼があると、受信したクレジットカード情報を、専用回線A60を経由して与信サーバ40に問い合わせることによって、課金を行う。
情報提供装置である広告主サーバ30は、一般的なサーバ機能を持つコンピュータによって構成され、Webサーバ機能を含む。受信装置10に対して、商品に関連するWebページを送信する。広告主サーバ30は、商品の販売も行い、受信装置10から商品の購入の依頼があると、受信したクレジットカード情報を、専用回線B61を経由して与信サーバ40に問い合わせることによって、課金を行う。
与信サーバ40は、受信したクレジットカード情報によって、クレジットカードが有効であることを確認するサーバである。与信サーバ40は、インターネット50には接続されず、サービスサーバ20および広告主サーバ30と、それぞれ専用回線A60および専用回線B61によって接続される。
図2は、図1に示した受信装置10のブロック図である。受信装置10は、インターネット50に接続可能なSTB(Set Top Box)あるいはパーソナルコンピュータによって構成され、ネットワークインタフェース11、CPU(Central Processing Unit)12、ビデオインタフェース13、ワークメモリ14、不揮発性メモリ15、リモコン受信部16、表示パネル17、および図示しないリモコン100を含む。
ネットワークインタフェース11は、受信装置10をインターネット50などのネットワークに接続するためのインタフェース回路であり、たとえばイーサネット(登録商標)規格に適合するものである。CPU12は、不揮発性メモリ15に記憶されたプログラムを実行することによって、受信装置10の制御および演算を行う回路である。ビデオインタフェース13は、映像の合成を行い、表示パネル17に対して、映像の出力を行う。ワークメモリ14は、CPU12における制御および演算において、一時的な記憶を行うメモリであり、たとえばDRAM(Dynamic Random Access Memory)によって構成される。
不揮発性メモリ15は、読み書き可能で、かつ電源が供給されなくてもデータが消去されないメモリ、たとえばフラッシュメモリあるいはHDD(Hard Disk Drive)によって構成され、プログラム記憶部15a、ポップアップデータ記憶部15b、コンテンツ記憶部15c、設定情報記憶部15dおよびユーザ嗜好情報記憶部15eを含む。プログラム記憶部15aは、コンテンツおよびポップアップデータを受信するプログラム、コンテンツの再生およびポップアップの表示を行うポップアップ表示プログラム、広告主のWebページなどを表示するWebブラウザのプログラム、ユーザの視聴状況、ユーザの属性、ユーザの嗜好を判定し、ポップアップの表示タイミングを制御するプログラムおよびユーザに対して自身に関する情報を設定させるためのプログラムを記憶する。ポップアップデータ記憶部15bは、サービスサーバ20から受信した複数件のポップアップデータを記憶する。コンテンツ記憶部15cは、サービスサーバ20から受信したコンテンツを一時的に記憶する。設定情報記憶部15dは、後述する設定画面で設定される情報を記憶する。ユーザ嗜好情報記憶部15eは、コンテンツの視聴履歴や、ポップアップのクリック状況などから抽出されたユーザの嗜好情報を格納する。
リモコン受信部16は、後述するリモコン100から発信される信号、たとえば赤外線の信号を受信する。表示パネル17は、たとえば液晶パネルなどで構成され、ビデオインタフェース13から出力される映像を表示する。表示パネル17は、図2に示したように受信装置10に組み込まれる構成でもよいが、外部装置として受信装置10と独立した構成でもよい。表示パネル17の解像度は、たとえば1366×768である。
図3は、図2に示した受信装置10に含まれるリモコン100の外観図である。リモコン100は、受信装置10が受信できる信号、たとえば赤外線の信号を発信し、電源キー101、設定キー102、決定キー103、上下左右4方向に対応する4つのカーソルキー104、機能キー105、戻るキー106、文字種切り換えキー107、および文字入力キー108を含む。
電源キー101は、受信装置10の電源の状態のONとOFFとを切り換える。設定キー102は、設定メニューの先頭画面の表示に使用する。決定キー103は、選択項目を決定する場合に使用する。上方向、下方向、左方向、および右方向への4つのカーソルキー104は、設定画面などで選択された箇所、たとえばフォーカスを移動させる。機能キー105は、機能メニューの表示に使用する。戻るキー106は、前の画面に戻る。文字種切り換えキー107は、文字入力のモードで入力できる文字種を、数字、平仮名、片仮名、アルファベット大文字、あるいはアルファベット小文字に切り換える。文字入力キー108は、文字入力のモードで、文字を入力するために使用される0〜9のキーおよび濁点キー、合計11個のキーで構成される。
文字種切り換えキー107の操作およびキーを押す回数によって、各文字入力キーで入力することができる文字が切り替わる。具体的には、数字モードの場合、キー表示通りの数字を入力することができる。平仮名モードの場合、それぞれキー「1」は、「あ」行、キー「2」は「か」行、キー「3」は「さ」行、キー「4」は「た」行、キー「5」は「な」行、キー「6」は「は」行、キー「7」は「ま」行、キー「8」は「や」行、キー「9」は「ら」行、およびキー「0」は「わ」行を入力する。片仮名モードの場合、平仮名モードと同様の文字を片仮名で入力することができる。アルファベット大文字モードの場合、キー「2」は「A、B、またはC」、キー「3」は「D、E、またはF」、キー「4」は「G、H、またはI」、キー「5」は「J、K、またはL」、キー「6」は「M、N、またはO」、キー「7」は「P、Q、R、またはS」、キー「8」は「T、U、またはV」、およびキー「9」は「W、X、Y、またはZ」を入力することができる。アルファベット小文字モードの場合、アルファベット大文字モードで入力することができる文字の小文字を入力できる。濁点キーは、平仮名モード、あるいは片仮名モードで直前に入力した文字に濁点を付け、さらにもう一度押すことで半濁点を付ける。
図4は、図1に示したサービスサーバ20から配信されるポップアップデータの構造図の一例を示す。ポップアップデータは、サービスサーバ20から配信されるポップアップのデータであり、ポップアップID(Identification)201、コンテンツID202、広告主203、内容204、表示モード205、開始時間206、継続時間207、時間限定208、ポップアップ座標209、商品座標210、アクション211、表示アイコンURL(Uniform Resource Locator)212、広告主URL213、ジャンプ先URL214、有効期限215、ジャンル216、年齢217および地域218の各データ項目を含む。
一つのコンテンツには、通常複数のポップアップデータが用意され、図4に示した例では、リスト形式で特定のコンテンツに対応するポップアップデータを列挙している。ポップアップデータの配信は、図4に示したポップアップデータを一括して配信するが、必ずしも一括して配信する必要はなく、ポップアップデータを一件毎に配信してもよい。
ポップアップID201は、ポップアップが示す商品を一意に識別するためのIDであり、同じ商品であれば、その他のデータ項目が異なる値であっても、同じポップアップIDが割り付けられる。コンテンツID202は、ポップアップデータが表示されるべきコンテンツのIDである。コンテンツID202によって、コンテンツは一意に特定される。広告主203は、ポップアップデータの広告主の名称である。内容204は、ポップアップが示す商品の内容を表す。
表示モード205は、ポップアップを表示するタイミングを指定するもので、コンテンツ再生前、コンテンツ再生中、あるいはコンテンツ再生後に表示するか否かを、「1」または「0」の3桁の数字で示している。表示する場合「1」とし、表示しない場合を「0」として、最上位の桁をコンテンツ再生前、真中の桁をコンテンツ再生中、および最下位の桁をコンテンツ再生後として示している。コンテンツ再生前、コンテンツ再生中、およびコンテンツ再生後のうちの複数のタイミングで重複して表示することも可能である。
開始時間206は、ポップアップ表示を開始する時点を示し、コンテンツの先頭を「00:00:00」とした相対的な時点を、「時間:分:秒」で表す。継続時間207は、開始時間206から、ポップアップ表示を継続する期間を「分:秒」で表す。時間限定208は、開始時間206で示した時点以外で表示することを許可するか否かを表す情報で、「なし」の場合は許可することを示し、「あり」の場合は許可しないことを示す。
ポップアップ座標209は、ポップアップ時に表示させるアイコンを出す画面上の座標、たとえばアイコンの右上を合わせる位置を表す。コンテンツ再生中にポップアップを行わない場合は、空白とする。商品座標210は、コンテンツ表示領域内で、ポップアップが示す商品に関係する位置の座標を示す。コンテンツの画面に直接関係しない場合は、空白とする。アクション211は、ポップアップ時にアイコンを表示させる態様を示すもので、「通常」は単純に表示させるだけであり、「点滅」はアイコンの表示と非表示とを高速に切り換えて、たとえば0.5秒間隔で切り換えて表示する。
表示アイコンURL212は、ポップアップ時に表示するアイコンを取得するインターネット上のURLを示す。広告主URL213は、広告主のウェブサイトの代表URLを示す。ジャンプ先URL214は、ユーザがポップアップに反応してリモコン100を操作した場合、Webブラウザによって、このURLの内容が表示される。有効期限215は、ポップアップデータの有効期限を表し、期限が過ぎた場合、ポップアップを表示させないために利用する。ジャンル216は、ポップアップデータが示す商品のジャンルを表すものである。年齢217は、ポップアップデータが示す商品の広告を行う上での対象年齢を示す。地域218は、ポップアップデータが示す商品の広告を行う上で適した地域を示す。ジャンル216、年齢217および地域218は、受信装置10の設定内容に適合する項目があり、さらに条件に合致しない場合、ポップアップを行わないなどの制御に使用する視聴者に関する第1の情報である。
図4には、2つのポップアップ、つまりポップアップID「20000001」およびポップアップID「20000002」のポップアップについてのポップアップデータが示されている。ポップアップID「20000001」のコンテンツID202、広告主203、内容204、表示モード205、開始時間206、継続時間207、時間限定208、ポップアップ座標209、商品座標210、アクション211、表示アイコンURL212、広告主URL213、ジャンプ先URL214、有効期限215、ジャンル216、年齢217および地域218は、それぞれ「100001」、「SELCO」、「限定ウォッチ」、「010」、「00:03:10」、「00:10」、「あり」、「1200、720」、「300、400」、「通常」、「http://xxx.yyy/・・」、「http://xxx.yyy/・・」、「http://xxx.yyy/・・」、「2005/12/10」、「装飾品」、「18歳以上」および「なし」である。ポップアップID「20000002」については、それぞれ「100002」、「早川書店」、「原作本」、「001」、「01:55:00」、「00:07」、「なし」、「−」、「−」、「点滅」、「http://aaa.bbb/・・」、「http://aaa.bbb/・・」、「http://aaa.bbb/・・」、「2006/3/31」、「書籍」、「10歳以上」および「なし」である。
図5は、図1に示したサービスサーバ20から配信されるコンテンツ付属データの構造図の一例を示す。コンテンツ付属データは、コンテンツの付属情報であり、受信装置10が、後述するコンテンツリスト画面を表示するためにサービスサーバ20から受信するデータである。コンテンツ付属データは、コンテンツID221、タイトル222、再生時間223、料金224、消去期限225、および内容説明226の各データ項目を含む。
コンテンツID221は、コンテンツを一意に特定する番号である。タイトル222は、コンテンツのタイトル名である。再生時間223は、等倍速で再生した場合のおおよその再生時間を分で表現したものである。料金224は、そのコンテンツを消去期限225まで視聴するのに要する料金の額である。消去期限225は、この時点で購入された場合のコンテンツの視聴期限で、この期限を過ぎたコンテンツは、不揮発性メモリ15内のコンテンツ記憶部15cから消去される。内容説明226は、コンテンツの内容を示すテキストが記述されている。
図5には、2つのコンテンツ、つまりコンテンツID「100001」およびコンテンツID「100002」のコンテンツについてのコンテンツ付属データが示されている。コンテンツID「100001」のタイトル222、再生時間223、料金224、消去期限225、および内容説明226は、それぞれ「冬のドナタ」、「110分」、「300円」、「2005/9/14」、および「韓流人気ドラ・・・」であり、コンテンツID「100002」については、それぞれ「リハーポッター」、「162分」、「400円」、「2005/9/8」、および「魔法使いのポ・・・」である。
図6は、図1に示したサービスサーバ20で管理されるコンテンツ管理データの構造図の一例を示す。コンテンツ管理データは、コンテンツを管理するためのデータであり、サービスサーバ20内に蓄積され、コンテンツID241、タイトル242、再生時間243、料金244、消去期限245、内容説明246、コンテンツファイルパス247、関連ポップアップデータ件数248、および関連ポップアップIDリスト249の各データ項目を含む。
コンテンツID241、タイトル242、再生時間243、料金244、消去期限245、および内容説明246は、それぞれ図5に示したコンテンツ付属データのコンテンツID221、タイトル222、再生時間223、料金224、消去期限225、および内容説明226と同じであるので、説明は省略する
コンテンツファイルパス247は、コンテンツの実体ファイルを管理するサービスサーバ20内のファイル位置、あるいはその他サービス側が管理するサーバ内のファイル位置を示す。コンテンツID241とファイル実体との対応をとっている。関連ポップアップデータ件数248は、コンテンツの送信時に受信装置10に配信すべきポップアップデータの件数を示している。関連ポップアップIDリスト249は、配信すべきポップアップデータのポップアップIDの一覧を示すリストであり、ここに記述されたポップアップIDを持つポップアップデータが、コンテンツの送信時に送信される。
図6には、2つのコンテンツ、つまりコンテンツID「100001」およびコンテンツID「100002」のコンテンツについてのコンテンツ管理データが示されている。コンテンツID「100001」のコンテンツファイルパス247、関連ポップアップデータ件数248、および関連ポップアップIDリスト249は、それぞれ「/opt/avfile/100001.mpg」、「4」、および「20000001、20000002、・・・」であり、コンテンツID「100002」については、それぞれ「/opt/avfile/100002.mpg」、「8」、および「20000010、20000013、・・・」である。
図7は、図2に示した受信装置10が処理するポップアップデータ取得フローチャートである。ポップアップデータの取得は、コンテンツ取得のシーケンスの中で行われ、このフローチャートは、コンテンツ取得の手順を示す。たとえば、リモコン100の電源キー101押下によって電源投入されると、受信装置10は、不揮発性メモリ15内のプログラム記憶部15aに記憶されている受信プログラムを起動して、ステップA1に移る。図7に示した各ステップは、受信プログラムの動作である。
ステップA1では、サービスサーバ20に対し、コンテンツリスト送信要求を行い、コンテンツリストを受信し、後述するコンテンツリスト画面を表示する。コンテンツリストは、図5に示したコンテンツ付属データの集合によって構成される。このとき、不揮発性メモリ15のコンテンツ記憶部15cに一時的に記憶されているコンテンツの消去期限を確認し、期限を過ぎたコンテンツを消去する。
ステップA2では、ユーザがコンテンツを選択すると、選択されたコンテンツが購入済みか否か、すなわち選択されたコンテンツがコンテンツ記憶部15cに記憶されているか否かを確認する。購入済みである場合は、ステップA9へ進み、再生を開始する。購入済みでない場合はステップA3へ進む。ステップA3では、後述する購入確認画面を表示する。ステップA4では、購入するか否かを確認する。購入する場合は、ステップA5に進み、キャンセルした場合つまり購入しない場合は、ステップA1へ戻り、コンテンツリスト画面を表示する。
ステップA5では、コンテンツ記憶部15cに記憶されているコンテンツ付属データから抽出した、選択されたコンテンツに対応するコンテンツIDと、予め不揮発性メモリ15内の設定情報記憶部15dに記憶されたクレジットカードデータ、たとえばカード番号、名前、および有効期限などの情報とを含んだ購入要求をサービスサーバ20に送信する。ステップA6では、サービスサーバ20が、クレジットカードが有効か否かを示す応答を返すと、受信装置10はこの応答を受信し、クレジットカードが有効か否かを判断する。クレジットカードが無効つまり有効でない場合は、ステップA1へ戻り、コンテンツリスト画面を表示する。クレジットカードが有効である場合は、ステップA7に進む。
ステップA7では、購入したコンテンツに関連するすべてのポップアップデータの受信を行い、不揮発性メモリ15内のポップアップデータ記憶部15bに記憶する。ここで、表示アイコンURLに記載された場所から、アイコンデータを受信し、同様にポップアップデータ記憶部15bに記憶する。ステップA8では、コンテンツの受信を開始する。受信したコンテンツは、コンテンツ記憶部15cに一時的に記憶するとともに、同時並行でステップA9へ進む。
ステップA9では、後述するポップアップ表示プログラムを起動し、制御をポップアップ表示プログラムに渡す。ポップアップ表示プログラムが終了した場合、ステップA1に戻り、コンテンツリスト画面を表示する。図7には図示していないが、受信プログラムの起動後の各ステップでリモコン100の電源キー101が操作された場合は、受信プログラムを終了する。
図8は、図1に示したサービスサーバ20が処理するポップアップデータ送出フローチャートである。このフローチャートは、サービスサーバ20におけるポップアップデータの送信およびコンテンツ送信の手順を示す。この手順は、図7に示した受信装置10におけるポップアップデータの取得の手順と連動している。サービスサーバ20は、起動後、ステップB1に移る。
ステップB1では、受信装置10からの要求の待ち状態となっており、常時要求の有無を監視している。要求がない場合は、短時間、たとえば100ミリ秒の待機後、ステップB1の手順を繰り返す。要求があった場合は、ステップB2へ進む。ステップB2では、要求がコンテンツリストの送信要求であるか否かを確認する。コンテンツリストの送信要求であった場合は、ステップB8に進み、コンテンツリストの送信要求でない場合は、ステップB3に進む。
ステップB3では、要求が購入要求であるか否かを確認する。購入要求でない場合は、無効な要求として、何も処理せずにステップB1へ戻る。購入要求である場合は、ステップB4へ進む。ステップB4では、クレジットカードデータ、たとえばカード番号、名前、および有効期限などの情報を与信サーバ40へ送信し、有効か否かを問い合わせる。ステップB5では、与信サーバ40から応答を得ると、クレジットカードが有効であるか否かを判断する。クレジットカードが無効である場合つまり有効でない場合は、ステップB9に進む。クレジットカードが有効である場合は、ステップB6へ進む。
ステップB6では、コンテンツの料金の課金処理を行うと共に、コンテンツに関連する全てのポップアップデータを受信装置10へ送信する。このとき、ポップアップデータは、表示開始時間の早いものの順にソートした状態で送信する。続いてステップB7では、進み、コンテンツデータの送信を行う。送信が完了すると、ステップB1へ戻る。
ステップB8では、ユーザに提供することが可能な全てのコンテンツのコンテンツ付属データを受信装置10に送信し、ステップB1へ戻る。ステップB9では、クレジットカードが無効であることを示す通知を行い、ステップB1へ戻る。
図9は、図2に示した受信装置10が処理するポップアップの表示および広告主サイト接続フローチャートである。受信装置10におけるポップアップの表示処理の手順を示す。ポップアップの表示は、不揮発性メモリ15内のプログラム記憶部15aに記憶されるポップアップ表示プログラムが行う。コンテンツの再生が開始されると、すなわち受信プログラムが図7に示したステップA9でポップアップ表示プログラムを起動すると、ステップC1に移る。図9に示した各ステップは、ポップアップ表示プログラムの動作である。
ステップC1では、コンテンツの再生を開始する。再生と並行して、ステップC2へ進む。ステップC2では、再生を開始したコンテンツのコンテンツIDと一致するコンテンツIDを持つポップアップデータを、不揮発性メモリ15内のポップアップデータ記憶部15bを先頭から順に1件読み出す。ステップC3では、終端か否か、すなわちポップアップデータ記憶部15bからポップアップデータを読み出せたか否か確認する。読み出しが行えなかった場合は、終端と判断して、ステップC12へ進む。ポップアップデータの読み出しに成功した場合は、終端でないと判断し、ステップC4へ進む。
ステップC4では、ポップアップデータの開始時間206を参照し、コンテンツの再生開始から経過した時間の時点と比較して、ポップアップの表示タイミングであるか否かを判断する。再生開始から経過した時間の時点が開始時間206の時点よりも早い場合は、ポップアップの表示タイミングでないと判断し、ごく短時間、たとえば15ミリ秒の待機後、ステップC4の手順を繰り返す。再生開始から経過した時間の時点が開始時間206の時点と同じ、あるいは遅い場合は、表示タイミングであると判断し、ステップC5へ進む。
ステップC5では、ポップアップの表示を行う。このときの画面については後述する。ポップアップ表示を継続しつつ、ステップC6へ進む。ステップC6では、ユーザ操作、すなわちリモコン100の決定キー103が押されたか否かを判断する。ユーザ操作がないと判断された場合は、ステップC13へ進む。ユーザ操作があると判断された場合は、ステップC7へ進む。
ステップC7では、コンテンツの再生を一時停止し、不揮発性メモリ15内のプログラム記憶部15aに記憶されたWebブラウザを起動して、画面を後述する広告画面の構成にする。つづいて、ステップC8では、現在参照しているポップアップデータのジャンプ先URL214の情報を取得し、Webブラウザによって表示する。ステップC9では、Webブラウザが終了したか否かを判断し、Webブラウザが終了するのを待つ。Webブラウザが終了していない場合は、短時間、例えば100ミリ秒の待機後、再度ステップC9を実行する。Webブラウザが終了した場合は、ステップC10へ進む。ステップC10では、一時停止していたコンテンツの再生を再開する。ステップC11では、再生の再開が成功したか否かを確認する。再生が再開できず終了した場合は、ポップアップ表示プログラムを終了する。再生が正常に再開できた場合は、ステップC2へ戻る。
ステップC12では、再生が終了したか否かを判断する。再生が終了していない場合は、短時間、たとえば100ミリ秒の待機後、ステップC12の手順を繰り返す。再生が終了している場合は、終了する。ステップC13では、ポップアップの表示を開始してから、ポップアップデータの継続時間207が経過したか否を判断する。ポップアップデータの表示を開始してから、継続時間207が経過していない場合は、短時間、たとえば100ミリ秒の待機後、ステップC13へ戻る。継続時間207が経過した場合は、ステップC14へ進む。ステップC14では、ポップアップ表示を画面から消去して、ステップC2へ戻る。
図10は、図2に示した表示パネル17に表示されるポップアップが1つの場合のポップアップ表示画面の例を示す。図10(a1)は、コンテンツの映像の中に1つのポップアップを表示した画面300を示す。受信装置10は、視聴者が番組視聴中に、不揮発性メモリ15のポップアップデータ記憶部15bに記憶されているポップアップデータの開始時間206から継続時間207の間、表示アイコンURL212から読み出したアイコン301をポップアップ座標209に表示する。図10(a1)に示した画面300では、画面の左上の位置にアイコン301が表示されている。
図10(a2)は、コンテンツの映像を縮小表示し、コンテンツの映像とは別の領域に1つのポップアップを表示した画面310を示す。受信装置10の設定によって、コンテンツ画面の縮小表示が可能な場合、ポップアップ表示領域311を設け、ポップアップ表示領域311にアイコン312を表示する。図10(a2)に示した画面310では、ポップアップ表示領域311の左下にアイコン312が表示されている。
図10(b)は、コンテンツの映像とともに広告画面を表示した画面320を示す。受信装置10は、ポップアップ表示中に、リモコン100の決定キー103が押されると、広告画面322をコンテンツ画面324と同時に表示する。広告画面322は、ポップアップデータに含まれるジャンプ先URL214のデータが表示される。画面320には、アイコン321が画面の右上に表示され、詳細ボタン322が画面右側の下側に表示されている。広告画面322表示中は、コンテンツの再生は一時停止される。商品座標210が示す位置に商品表示枠325および矢印326を表示して商品の強調が行われる。
リモコン100の戻るキー106が押下されると、広告画面322が閉じられて、コンテンツの映像が画面全体に表示され、コンテンツ再生が再開される。画面320に表示された詳細ボタン323が押されると、広告主URL213に含まれるWeb画面が、広告画面322に表示される。
図11は、図2に示した表示パネル17に表示されるポップアップが複数の場合のポップアップ表示画面の例を示す。図11(a1)は、コンテンツの映像の中に複数のポップアップを表示した画面330を示し、画面330の画面の左上の位置にアイコン331〜333が表示されている。同じ時間帯に複数のポップアップがあり、ポップアップ座標が重なる場合、ポップアップのアイコンを重ならないように並べ替えて表示する。もしくは受信装置10内で予め決められた時間間隔毎に入れ替えて表示させてもよい。
図11(a2)は、コンテンツの映像を縮小表示し、コンテンツの映像とは別の領域に3つのポップアップを表示した画面340を示し、ポップアップ表示領域341の左下にアイコン342〜344が表示されている。
図11(a3)は、複数の広告画面を示す。図11(a1)または図11(a2)に示した状態のとき、リモコン100の決定キー103が押されると、図11(a3)に示した3つの広告画面のうちの1つ広告画面が、図10(b)に示した画面320の右側の画面の位置に表示される。この広告画面は、複数の広告画面、すなわちアイコンの数に対応する数のページからなる広告画面である。広告画面には、「ページ送り」ボタンおよび「ページ戻し」ボタンが表示される。図11(a3)では、「ページ送り」ボタンは、「次へ」という文字とともに表示された右方向の矢印ボタンに対応し、「ページ戻し」ボタンは、「前へ」という文字とともに表示された左方向の矢印ボタンに対応する。「ページ送り」ボタンおよび「ページ戻し」ボタンを、それぞれリモコン100の左方向および右方向へのカーソルキー104を操作することによって、広告画面のページを切り換え、他商品の広告画面を開くことができる。「ページ送り」ボタンと「ページ戻し」ボタンのある矩形領域は、フレームであり、受信装置10で作成される。「ページ送り」ボタンおよび「ページ戻し」ボタンを押した場合のジャンプ先は、各ポップアップデータのジャンプ先URL214が対応付けされる。
広告画面350は、複数の広告画面のうちの先頭のページの広告画面であり、「ページ送り」ボタン351が表示され、「ページ戻し」ボタンはない。「ページ送り」ボタン351を押すと広告画面360が表示される。広告画面360は、2番目のページの広告画面であり、「ページ送り」ボタン361および「ページ戻し」ボタン362が表示されている。「ページ送り」ボタン361を押すと広告画面370が表示され、「ページ戻し」ボタン362を押すと広告画面350が表示される。広告画面370は、3番目のページの広告画面であり、「ページ戻し」ボタン371および「ページ送り」ボタン372が表示されている。「ページ戻し」ボタン371を押すと広告画面360が表示される。
図12は、図2に示した表示パネル17に表示されるポップアップ広告一覧画面400の一例を示す。ポップアップ広告一覧画面400は、ポップアップデータによって送られた広告の一覧を示す画面であり、この画面から広告画面を表示することができる。広告一覧は、たとえばジャンル別、表示時間順、あるいは広告更新時間順などでソートして表示する。ポップアップ広告一覧画面400は、コンテンツ再生前、再生中、および再生後のいずれの時期でも表示することができる。
図12には、広告一覧がジャンル別、具体的には「家電」402、「家具」403、「ミュージック」404、および「本」405の4つのジャンル別に示されており、各広告は、アイコンおよび商品名が示されている。ユーザは、カーソル401をリモコン100の上下左右方向のカーソルキー104で操作し、カーソル401を確認したい広告に合わせ、決定キー103を押すことによって、広告画面の表示を行うことができる。
図13は、ポップアップ表示タイミングの一例を示す。コンテンツの再生と表示されるポップアップとの時間関係を示す。ポップアップデータのコンテンツID202が、再生されるコンテンツのコンテンツIDと一致するポップアップの表示時間を、コンテンツの再生が開始されてからの時間で示している。
図13では、コンテンツIDが「100005」で、再生時間が「70分」のコンテンツについて、ポップアップIDが「20000001」、開始時間が「00:03:10」、および継続時間が「00:10」のポップアップ、ポップアップIDが「20000002」、開始時間が「00:55:00」、および継続時間が「00:07」のポップアップ、ならびにポップアップIDが「20000003」、開始時間が「01:05:00」、および継続時間が「00:20」のポップアップの3件のポップアップの表示時間を示している。コンテンツIDが「100005」のコンテンツに対しては、コンテンツの配信に先立って、これら3件を含むポップアップデータがサービスサーバ20から送信される。
コンテンツの再生開始から、3分30秒経過した時点から10秒間、ポップアップID「20000001」のポップアップ表示を行い、再生開始から55分00秒経過した時点から7秒間、ポップアップID「20000002」のポップアップ表示を行い、さらに、再生開始から1時間5分経過した時点から20秒間、ポップアップID「20000003」のポップアップ表示を行う。ポップアップの表示期間中に、ユーザがリモコン100の決定キー103を押下すると、広告画面、たとえば図10(b)に示した画面320が表示される。
図14は、図2に示した表示パネル17に表示されるコンテンツリスト画面500の一例を示す。コンテンツリスト画面500は、受信装置10の電源投入時などに、サービスサーバ20から受信したコンテンツ付属データを元に作成され、表示される画面である。
コンテンツリスト画面500の右領域501にコンテンツのタイトル一覧が表示される。上段に画面のタイトル「コンテンツリスト」が表示され、その下に3つのコンテンツのタイトル、「冬のドナタ」、「リハーポッター」、および「スター ワォーズ6」が表示される。現在選択されているコンテンツのタイトルに矩形の枠で表わされるフォーカス502が表示される。このフォーカス502は、リモコン100の上下方向のカーソルキー104の操作によって、選択されるタイトルを移動する。コンテンツの数が多く、画面に表示しきれない場合は、タイトル一覧が表示されるリスト領域の右にスクロールバー503が表示され、リモコン100の上下方向のカーソルキー104による操作で、表示されていないタイトルを画面に表示することができる。リスト領域の上端より上あるいは下端より下を選択しようとした場合は、スクロールバー503を操作すると、画面がスクロールし、新たなコンテンツのタイトルが表示されるとともに、フォーカス502がそのコンテンツを選択した状態になる。
フォーカス502によって選択されたコンテンツの情報は、画面左領域504に表示される。コンテンツの情報には、タイトル、再生時間、消去期限、および内容説明が含まれる。画面500には、タイトル「スター ワォーズ6」、再生時間「156分」、消去期限「2005年9月8日」、および内容説明「人気のSF作品の6作目・・・」と示されている。
リモコン100の決定キー103を操作され、選択されているタイトルのコンテンツが購入済みのコンテンツであれば、再生が開始される。未購入の場合は、図15で詳述する購入確認画面が表示される。
図15は、図2に示した表示パネル17に表示される購入確認画面510の一例を示す。購入確認画面510は、コンテンツリスト画面500で未購入のコンテンツを選択した場合に表示される画面である。
購入確認画面510には、画面の上側に画面のタイトル「購入確認画面」が示され、画面の中ほどにコンテンツのタイトルと料金が表示され、画面の下側に購入ボタン511およびキャンセルボタン512が配置されている。図15には、タイトルおよび料金が、それぞれ「タイトル:スター ワォーズ6」および「料金:400円」として示されている。
リモコン100の左右方向のカーソルキー104の操作によって、フォーカス513は、購入ボタン511およびキャンセルボタン512の2ボタンを移動する。リモコン100の決定キー103を押下した場合、フォーカス513が存在するボタンが押されたことになる。購入が選択された場合、受信装置10は、コンテンツIDおよびクレジット番号をサービスサーバ20へ送信する。キャンセルボタン512が選択された場合は、コンテンツリスト画面500に戻る。
図16は、図2に示した表示パネル17に表示される設定画面520の一例を示す。設定画面520は、リモコン100の設定キー102が押下された場合に表示される画面である。
設定画面520には、画面の上側に画面のタイトル「設定画面」が示され、その下側にネットワーク設定ボタン521、ユーザ情報設定ボタン522、カード情報設定ボタン523、ポップアップ表示方法選択ボタン524、キャンセルボタン525が配置される。リモコン100の上下左右方向のカーソルキー104の操作によって、フォーカス526は、この5つボタンを移動する。リモコン100の決定キー103を押下した場合、フォーカス526が存在するボタンが押されたことになる。
ネットワーク設定ボタン521が押された場合は、ネットワーク設定画面540が表示される。ユーザ情報設定ボタン522が押された場合は、ユーザ情報設定画面が表示される。カード情報設定ボタン523が押された場合は、カード情報設定画面530が表示される。ポップアップ方法選択ボタン524が表示された場合は、ポップアップ方法選択画面が表示される。さらにキャンセルボタン525が押された場合は、設定画面520が表示される前の画面に遷移する。
図17は、図2に示した表示パネル17に表示されるカード情報設定画面530の一例を示す。カード情報設定画面530は、設定画面520でカード情報設定ボタン523が押された場合に表示される画面である。
カード情報設定画面530には、画面の上側に画面のタイトル「クレジットカード情報設定画面」が示され、画面の中ほどに氏名入力欄531、月および年用の2つの入力欄を有する有効期限入力欄532、およびカード番号入力欄533が示され、画面の下側に設定ボタン534およびキャンセルボタン535が配置される。リモコン100の上下左右方向のカーソルキー104の操作によって、フォーカス536は、この4個の入力欄および2つのボタンを移動する。リモコン100の決定キー103を押下した場合、フォーカス536が存在する入力欄が選択された、あるいは、ボタンが押されたことになる。
氏名入力欄531は、「氏名:」と表示された右側に入力欄がある。リモコン100の文字種切り換えキー107および文字入力キー108を操作することによって、片仮名でクレジットカードの名義氏名を氏名入力欄531に入力する。有効期限欄532は、「有効期限:」と表示された右側に月および年用の2つの入力欄がある。クレジットカードの有効期限を数字モードにて2桁の数字で、月および年用の2つの入力欄に入力する。カード番号入力欄533は、「カード番号:」と表示された右側に入力欄がある。数字モードにてクレジットカードの番号を16桁でカード番号入力欄533に入力する。
設定ボタン534が押された場合は、設定内容を不揮発性メモリ15内の設定情報記憶部15dに記憶して、設定画面520に戻る。キャンセルボタン535が押された場合は、入力内容を反映せずに、つまり設定情報を設定情報記憶部15dに記憶せずに、設定画面520に戻る。
図18は、図2に示した表示パネル17に表示されるネットワーク設定画面540の一例を示す。ネットワーク設定画面540は、設定画面520でネットワーク設定ボタン521が押された場合に表示される画面であり、受信装置10がネットワークに接続するために必要な設定を行うことができる。
ネットワーク設定画面540には、画面の上側に画面のタイトル「ネットワーク設定画面」が示され、画面の中ほどにIP(Internet Protocol)アドレス設定欄541、ネットマスク設定欄542、デフォルトゲートウェイ設定欄543、DNS(Domain
Name Server)サーバ設定欄544が示され、画面の下側に設定ボタン545およびキャンセルボタン546が配置される。各設定欄には、それぞれ4つの項目があり、それぞれ4つの入力欄を有する。リモコン100の上下左右方向のカーソルキー104の操作によって、フォーカス547は、この16個の入力欄および2つのボタンを移動する。リモコン100の決定キー103を押下した場合、フォーカス547が存在する入力欄が選択された、あるいは、ボタンが押されたことになる。
IPアドレス設定欄541は、「IPアドレス:」と表示された右側に4つの入力欄がある。受信装置10に設定すべきIPアドレスを4項目に分けて、リモコン100の文字入力キー108を使用し、IPアドレス設定欄541の4つの入力欄に、それぞれ数字を設定する。数字は、数字0〜255の中から選択された数字である。ネットマスク設定欄542、デフォルトゲートウェイ設定欄543、およびDNSサーバ設定欄544についても、IPアドレス設定欄541と同様に設定を行う。
設定ボタン545が押された場合は、各入力欄に入力された数字を不揮発性メモリ15内の設定情報記憶部15dに記憶して、設定画面520に戻る。キャンセルボタン546が押された場合は、入力内容を反映せずに、設定画面520に遷移する。設定ボタン545が押された際に、IPアドレス設定欄が空白の場合は、DHCP(Dynamic Host
Configuration Protocol)によるネットワーク情報の自動設定を試みる。DHCPから取得が行えた場合は、ネットマスク、デフォルトゲートウェイ、DNSサーバ情報も含めて、DHCPから取得された値を設定情報記憶部15dに記憶する。
図19は、図2に示した表示パネル17に表示されるユーザ情報設定画面550の一例を示す。ユーザ情報設定画面550は、設定画面520でユーザ情報設定ボタン522が押された場合に表示される画面であり、ユーザに関する情報(視聴者に関する第2の情報)の設定を行うことができる。
ユーザ情報設定画面550には、画面の上側に画面のタイトル「ユーザ情報設定画面」が示され、画面の中ほどに年齢設定欄551、性別設定欄552、居住地設定欄553が示され、画面の下側に設定ボタン554およびキャンセルボタン555が配置される。各設定欄は、それぞれ複数の選択肢を有するプルダウンメニューから選択する。
リモコン100の上下左右方向のカーソルキー104の操作によって、フォーカス556は、この3個の設定欄および2つのボタンを移動する。リモコン100の決定キー103を押下した場合、フォーカス556が存在する入力欄が選択された、あるいは、ボタンが押されたことになる。
年齢設定欄551は、「年齢:」と表示されたプルダウンメニューから、ユーザ自身の年齢が含まれるの年齢範囲を選択して設定する。性別設定欄552は、「性別:」と表示されたプルダウンメニューから、ユーザ自身の性別を選択して設定する。「居住地:」と表示されたプルダウンメニューから、ユーザ自身が住んでいる居住地を選択して設定する。
設定ボタン554が押された場合は、各設定欄で選択された選択肢を不揮発性メモリ15内のユーザ嗜好情報記憶部15eに記憶して、設定画面520に戻る。キャンセルボタン555が押された場合は、選択内容を反映せずに、設定画面520に遷移する。
図20は、ユーザ情報設定画面560の、ユーザ情報設定画面550とは別の一例を示す。ユーザ情報設定画面560は、設定画面520でユーザ情報設定ボタン522が押された場合に表示される画面であり、図19に示したユーザ情報設定画面550を通じて行うよりも、詳細な設定を行うことができる。
ユーザ情報設定画面560には、ユーザ情報設定画面550と同様に、「ユーザ情報設定画面」が示され、年齢設定欄561、性別設定欄562、居住地設定欄563が示され、画面の下側に設定ボタン565およびキャンセルボタン566が配置される。各設定欄は、それぞれ複数の選択肢を有するプルダウンメニューから選択する。
ユーザ情報設定画面560では、さらに、ユーザが関心のあるジャンルを設定することができる。ジャンル設定欄564は、複数のジャンル名称と、ジャンル名称ごとに設けられたチェックボックスを含んでおり、リモコン100の上下左右方向のカーソルキー104の操作によって、フォーカス567は、各ジャンル名称のチェックボックスを移動する。チェックボックスでリモコン100の決定キー103を押下した場合、フォーカス567が存在するジャンル名称が選択されたことになり、チェックボックスに「レ」印が表示される。
設定ボタン565が押された場合は、各設定欄で選択された選択肢およびジャンル名称を不揮発性メモリ15内のユーザ嗜好情報記憶部15eに記憶して、設定画面520に戻る。キャンセルボタン555が押された場合は、選択内容を反映せずに、設定画面520に遷移する。
図21は、図2に示した表示パネル17に表示されるポップアップ表示方法選択画面570の一例を示す。ポップアップ表示方法選択画面570は、設定画面520でポップアップ表示方法選択ボタン524が押された場合に表示される画面であり、ポップアップの表示を制限するか否かを設定することができる。
ポップアップ表示方法選択画面570には、画面の上側に画面のタイトル「ポップアップ表示方法選択画面」が示され、画面の中ほどに表示制限設定欄571が示され、画面の下側に設定ボタン572およびキャンセルボタン573が配置される。表示制限設定欄571は、複数の選択肢を有するプルダウンメニューから選択する。リモコン100の上下左右方向のカーソルキー104の操作によって、フォーカス574は、設定欄および2つのボタンを移動する。リモコン100の決定キー103を押下した場合、フォーカス574が存在する入力欄が選択された、あるいは、ボタンが押されたことになる。
表示制限設定欄571は、「ポップアップ表示制限:」と表示されたプルダウンメニューから、制限を「する」か「しない」かを選択して設定する。
設定ボタン572が押された場合は、表示制限設定欄で選択された選択肢を不揮発性メモリ15内のユーザ嗜好情報記憶部15eに記憶して、設定画面520に戻る。キャンセルボタン573が押された場合は、選択内容を反映せずに、設定画面520に遷移する。
図22は、表示制限されたときのポップアップ表示タイミングの一例を示す。コンテンツの再生と表示されるポップアップとの時間関係を示す。ポップアップデータのコンテンツID202が、再生されるコンテンツのコンテンツIDと一致するポップアップの表示時間を、コンテンツの再生が開始されてからの時間で示している。
「ポップアップ表示制限」が「あり」に設定されている場合、ユーザ嗜好情報記憶部15eに記憶されている情報と、ポップアップデータのデータ項目のうちジャンル216、年齢217および地域218の項目に示されている内容とを比較し、ユーザ嗜好情報記憶部15eに記憶されている情報が表示制限の対象に該当するポップアップについては表示しない。たとえば、ユーザの属性情報として年齢が「15歳」であることが記憶されていた場合、データ項目の年齢217に示されている内容と比較する。ポップアップデータのデータ項目年齢217には、表示の対象となる年齢の範囲が記載されているので、ユーザの年齢が、その範囲内に該当していればポップアップを表示し、範囲外であればポップアップを表示しない。
ポップアップIDが「20000001」のポップアップについては、年齢217に「18歳以上」と示されているので、ポップアップを表示せず、ポップアップIDが「20000002」のポップアップおよびポップアップIDが「20000003」のポップアップについては表示する。
図23は、表示制限されたときのポップアップ表示タイミングの他の例を示す。コンテンツの再生と表示されるポップアップとの時間関係を示す。ポップアップデータのコンテンツID202が、再生されるコンテンツのコンテンツIDと一致するポップアップの表示時間を、コンテンツの再生が開始されてからの時間で示している。
本例では、たとえば、ユーザの嗜好情報としてジャンル名称に「装飾品」、「家具」、「食料品」、「玩具」が記憶されていた場合、データ項目のジャンル216に示されている内容と比較する。ポップアップデータのデータ項目ジャンル216には、表示の対象となるジャンル名称が記載されているので、ユーザの嗜好情報として記憶されているジャンル名称のうち1つでも一致すればポップアップを表示し、いずれにも一致しなければポップアップを表示しない。ポップアップIDが「20000002」のポップアップについては、ジャンル216に「書籍」と示されており、ユーザの嗜好情報のいずれにも一致しないので、ポップアップを表示せず、ポップアップIDが「20000001」のポップアップおよびポップアップIDが「20000003」のポップアップについては表示する。
このようなユーザの嗜好情報に基づくポップアップの表示制限は、図20に示したようなユーザによるジャンルの選択を行わなくても実現可能である。
図24は、ユーザの性別と、ユーザの嗜好情報との対応を示す対応テーブルである。ユーザが、図19に示したようなユーザ情報設定画面550で性別を選択すると、選択された性別がユーザ嗜好情報記憶部15eに記憶される。図24に示す対応テーブルも予めユーザ嗜好情報記憶部15eに記憶されており、ポップアップの表示処理を行う際に、対応テーブルが参照され、選択された性別に応じたジャンル名称が、ユーザの嗜好情報として扱われる。ポップアップ表示タイミングについては、図23に示した例と同様で、ポップアップIDのデータ項目ジャンル216に記載されているジャンル名称と比較する対象が、ユーザが直接選択したジャンル名称ではなく、性別に応じて予め決められたジャンル名称であることが異なっているのみである。
図25は、(a)ユーザのポップアップ選択履歴および(b)コンテンツ視聴履歴を示す履歴テーブルである。たとえば、ユーザが過去一週間に選択したポップアップのジャンルおよびクリック回数をポップアップ選択履歴として記憶する。また、ユーザが過去一週間に視聴したコンテンツのジャンルおよび視聴回数をコンテンツ視聴履歴として記憶する。
ユーザが、ユーザ情報設定画面から設定を行わなくても、過去に選択したポップアップおよび過去に視聴したコンテンツの履歴に基づいてポップアップの表示制限を行う。図25に示す履歴テーブルは、ユーザ嗜好情報記憶部15eに記憶されており、ユーザがポップアップを選択するごとに、またはコンテンツを視聴するごとに更新され、クリック回数、および視聴回数が多い順にソートされる。ポップアップの表示を行う際には、履歴テーブルが参照され、予め定める数のジャンル名称を、各履歴テーブルで回数が多いものから順に選択し、選択したジャンル名称が、ユーザの嗜好情報として扱われる。ジャンル数を予め定めるのではなく、予め定める選択回数以上または視聴回数以上のジャンル名称を全てユーザの視聴情報として選択してもよい。ポップアップ表示タイミングについては、図23に示した例と同様で、ポップアップIDのデータ項目ジャンル216に記載されているジャンル名称と比較する対象が、ユーザが直接選択したジャンル名称ではなく、履歴テーブルに応じて選択されたジャンル名称であることが異なっているのみである。
図26は、コンテンツが倍速再生されたときのポップアップ表示タイミングの一例を示す。コンテンツを倍速再生した場合、全てのシーンを表示するのではなく、シーンを間引いて表示する。この間引いたシーンに、ポップアップの開始時間に対応するシーンが含まれていた場合、ポップアップの表示を行わない。ただし、表示しなかったポップアップのデータ項目時間限定208が「なし」である場合、ポップアップの表示を一旦保留し、別のシーンでポップアップの表示を行う。表示が保留されたポップアップのポップアップデータは、一時的にワークメモリ14の所定の記憶領域に格納される。ワークメモリ14に一時的に格納されたポップアップデータは、図27に示すように、ポップアップデータ記憶部15bに記憶されていたデータに、再設定された開始時間219が新たなデータ項目として付加されたものである。
データ項目再設定された開始時間219は、例えば残りの再生時間の間にポップアップ表示が均等に割り振られるように算出され、保留されたポップアップデータの数が増減するたびに再計算される。あるいは、コンテンツの再生終了直前に一定間隔ごとに保留されたポップアップデータをまとめて表示するように算出してもよい。
図28は、表示制限されたときのポップアップの表示および広告主サイト接続フローチャートである。本フローチャートは、図9に示した接続フローチャートと類似しており、ポップアップの表示を制限するために追加されたステップについて説明し、他のステップについては、説明を省略する。
ステップC3で終端でないと判断した場合は、ステップC15へ進む。ステップC15では、ユーザの嗜好情報と、ポップアップデータの所定のデータ項目とを比較し、ポップアップの表示を行うかどうかを判断する。行うと判断した場合は、ステップC16に進み、行わないと判断した場合は、ステップC2に戻る。
ステップC16では、倍速再生を含む早送り再生中であるかどうかを判断し、早送り再生中であれば、ステップC17に進み、早送り再生中ではなく通常再生中であれば、ステップC4に進む。ステップC17では、データ項目開始時間206に示されている時間を既に過ぎているかどうかを判断する。過ぎていればステップC18に進み、過ぎていなければステップC16に戻る。ステップC18では、表示が保留されたポップアップのポップアップデータを、一時的にワークメモリ14の所定の記憶領域に格納する。ステップC19では、格納されたポップアップデータのデータ項目再設定された開始時間219を算出し、ステップC2に戻る。なお、ステップC2では、
再生を開始したコンテンツのコンテンツIDと一致するコンテンツIDを持つポップアップデータを、不揮発性メモリ15内のポップアップデータ記憶部15bを先頭から順に1件読み出す。ただしワークメモリ14に、先に表示すべきポップアップデータがあれば、すなわち、保留されたポップアップデータの再設定された開始時間219がより早い時間に設定されていれば、ワークメモリ14からポップアップデータを1件読み出す。
図29は、図2に示した受信装置10が処理する他のポップアップデータ取得フローチャートである。図7に示したポップアップデータ取得フローチャートでは、ポップアップデータとコンテンツとを連続して取得したが、ポップアップデータの取得をコンテンツの取得と独立して実行してもよい。図19に示したポップアップデータ取得フローチャートでは、コンテンツリストの受信に続いて、ポップアップデータのみを受信し、コンテンツの購入前にコンテンツリストに含まれるコンテンツの再生中に表示されるすべてのポップアップデータを予め取得しておく。ステップD1は、図7に示したステップA1と同じであり、説明は省略する。
ステップD2では、コンテンツリスト画面の表示が完了した直後、コンテンツリスト中に存在するコンテンツで表示される全てのポップアップデータの送信を、サービスサーバ20に要求し、これを受信する。この段階では、ポップアップデータ記憶部15bには記憶せず、ワークメモリ14に保持する。ステップD3〜ステップD7は、それぞれ図7に示したステップA2〜ステップA6と同じであり、説明は省略する。
ステップD8では、購入したコンテンツで表示されるポップアップデータだけが抽出され、ポップアップデータ記憶部15bに記憶する。ステップD9およびステップD10は、それぞれ図7に示したステップA8およびステップA9と同じであり、説明は省略する。
図30は、図1に示したサービスサーバ20が処理する他のポップアップデータ送出フローチャートである。図30は、図29に示した受信装置10が処理するポップアップデータ取得フローチャートに対応するサービスサーバ20側の手順を示したフローチャートである。ステップE1およびステップE2は、それぞれ図8に示したステップB1およびステップB2と同じであり、説明は省略する。
ステップE3では、ポップアップデータの送信要求であるか否かを判断する。ポップアップデータの送信要求である場合は、ステップE10へ進み、ポップアップデータの送信要求でない場合は、ステップE4へ進む。ステップE10では、コンテンツリストに含まれるコンテンツで表示される全ポップアップデータを一括して受信装置10に送信し、ステップE1の手順へ戻る。ステップE4〜ステップE6は、それぞれ図8に示したステップB3〜ステップB5と同じであり、説明は省略する。
ステップE7では、コンテンツの料金の課金処理を行う。課金が終了したのち、ステップE8では、コンテンツデータの送信を行い、送信が完了すると、ステップE1の要求受付の手順まで戻る。
このように、広告表示装置である受信装置10は、コンテンツつまりコンテンツリストから選択されたコンテンツの広告情報つまりポップアップデータを広告提供装置であるサービスサーバ20から取得し、コンテンツを出力する際、取得した広告情報が示す広告を、出力されるコンテンツの予め定める出力時点に表示し、さらに表示された広告に応答した操作があると、すなわちリモコン100の操作キーによって操作が行われると、表示された広告の詳細情報を情報提供装置である広告主サーバ30から取得し、取得した詳細情報を、出力されるコンテンツと非同期に表示するので、広告情報を出力されるコンテンツと必ずしも同期させて取得する必要がなく、コンテンツと広告情報とを非同期に取得して、コンテンツと同期して表示される広告情報から広告の詳細情報を表示することができる。ポップアップデータをコンテンツと非同期で取得することができるので、コンテンツを変更することなく、ポップアップデータのみを差し換えることができる。
さらに、ポップアップを表すポップアップ情報たとえばポップアップデータであって、コンテンツを識別するためのコンテンツID情報たとえばコンテンツID202、コンテンツを出力する画面内でポップアップを表示する位置を表すポップアップ表示位置情報たとえばポップアップ座標209、コンテンツ出力中にポップアップを表示する時点を表すポップアップ表示時間情報たとえば開始時間206、およびポップアップの詳細情報を要求するリンク先を表すリンク先情報たとえばジャンプ先URL214を含むポップアップ情報を記憶手段に記憶し、コンテンツのコンテンツID情報を含む要求情報たとえばコンテンツの購入要求を受信すると、受信した要求情報に含まれるコンテンツID情報に対応するポップアップ情報を記憶手段から検索して、要求情報を送信した広告表示装置である受信装置10に送信するので、広告提供装置であるサービスサーバ20に記憶するポップアップ情報を変更することによって、広告表示装置に表示するポップアップの表示位置および表示時点を変えることができる。したがって、ポップアップの表示位置あるいは表示時点を広告提供装置側で管理することができる。
さらにまた、コンテンツを識別するためのコンテンツID情報を含む要求情報たとえばコンテンツの購入要求を送信し、要求情報に応答して広告提供装置であるサービスサーバ20から返信されるポップアップを表すポップアップ情報たとえばポップアップデータを受信すると、受信したポップアップ情報を記憶手段である不揮発性メモリ15に記憶し、出力されるコンテンツの予め定める出力時点に、記憶手段に記憶されたポップアップ情報が示すポップアップを表示し、さらに表示されたポップアップが指定手段たとえばリモコン100によって指定されると、指定されたポップアップの詳細情報を、指定されたポップアップのポップアップ情報に含まれるリンク先情報が示すリンク先から取得し、取得した詳細情報を、出力されるコンテンツと非同期に表示するので、広告情報を出力されるコンテンツと必ずしも同期させて取得する必要がなく、コンテンツと広告情報とを非同期に取得して、コンテンツと同期して表示されるポップアップつまり広告情報から広告の詳細情報を表示することができる。ポップアップデータをコンテンツと非同期で取得することができるので、コンテンツを変更することなく、ポップアップデータのみを差し換えることができる。
さらに、ポップアップ情報たとえばポップアップデータは、コンテンツを出力する画面内でポップアップを表示する位置を表すポップアップ表示位置情報たとえばポップアップ座標209、およびコンテンツ出力中にポップアップを表示する時点を表すポップアップ表示時間情報たとえば開始時間206を含み、ポップアップ情報が示すポップアップを、ポップアップ表示位置情報が示す位置およびポップアップ表示時間情報が示す時点に、出力されるコンテンツに重畳して表示するので、ポップアップ情報が示す位置および時点に、ポップアップを表示することができる。したがって、ポップアップ情報を変更することによって、ポップアップの表示位置および表示時点を変えることができる。
さらにまた、ポップアップの詳細情報を表示するとき、コンテンツの再生を停止するので、ユーザはコンテンツの映像から視線を外してポップアップの詳細情報を見ることができる。したがって、コンテンツの内容を見過ごすことなく、ポップアップの詳細情報を見ることができ、ショッピングに時間をかけても、あとでゆっくりコンテンツの続きから視聴することができる。
さらに、コンテンツの再生を停止しているとき、ポップアップが指定された時点のコンテンツの画面を縮小して、予め定める表示領域たとえば図10(b)に示した画面320の左側の領域に出力し、詳細情報をその表示領域以外の領域たとえば画面320の右側の領域に表示するので、ポップアップが指定された時点のコンテンツの画面を見ることができる。したがって、指定されたポップアップに関係する商品の映像をコンテンツの映像の中に確認することができ、コンテンツと商品との関連性をわかりやすくすることができる。
さらにまた、指定手段によって指定されたポップアップたとえばユーザ操作が行われたポップアップが示す商品の位置を特定するための商品特定情報たとえば図10(b)に示した矢印326を、そのポップアップの商品位置情報たとえば商品座標210が示す位置に、指定手段によってポップアップが指定された時点のコンテンツの画面に重畳させて表示するので、指定されたポップアップに関係する商品をコンテンツの映像の中で特定することができる。したがって、ユーザは、希望する商品を容易に見つけることができる。
図9に示したフローチャートのステップC7で、コンテンツの再生を一時停止するが、停止している期間、サービスサーバ20から受信しているコンテンツをワークメモリ14に記憶しておいて、Webブラウザが終了した後、ワークメモリ14に記憶したコンテンツを再生してもよい。この場合、新たに送信されてくるコンテンツを記憶しながら、記憶したコンテンツを再生することになる。
あるいは、コンテンツの再生を一時停止するために、受信装置10からサービスサーバ20に、コンテンツの送信の停止を要求する停止要求情報を送信して、サービスサーバ20からのコンテンツの送信を停止してもよい。
このように、コンテンツの送信の停止を要求する停止要求情報を、広告提供装置であるサービスサーバ20に送信するので、広告提供装置からのコンテンツの配信が停止される。したがって、ユーザは、コンテンツの内容を見過ごすことなく、ポップアップの詳細情報を見ることができる。
図9に示したフローチャートのステップC6では、ユーザ操作があったか否かを、リモコン100の決定キー103が押されたか否かで判断しているが、戻るキー106以外の操作キーが操作されたか否かで判断してもよい。
このように、戻るキー106以外の操作キーが操作されると、指定手段がポップアップを指定した、すなわちユーザ操作があったと判断するので、ユーザは戻るキー106以外のキー操作でポップアップを指定することができる。したがって、リモコン100による操作性を向上することができる。
図31は、図2に示した受信装置10が処理する複数ポップアップの表示および広告主サイト接続フローチャートである。このフローチャートは、複数のポップアップを同時に表示する場合の手順を示し、たとえば複数のポップアップが図11(a1)または図11(a2)に示した画面のように表示された場合、リモコン100の文字入力キー108の数字キーによって、ポップアップを1つ指定させるものである。図11(a1)または図11(a2)に示した画面に表示されたポップアップに対して、左端のポップアップから順に、数字「1」、「2」、および「3」を割り当て、各ポップアップのアイコンの近くに各数字を表示して、同じ値の数字が付された数字キーと対応させる。ステップF1〜ステップF6は、それぞれ図9に示したステップC1〜ステップC6と同じであり、説明は省略する。
ステップF7では、ステップF6でユーザが操作したキーが数字キーであるか否かを判断する。数字キーの場合は、ステップF8に進み、数字キーでない場合は、ポップアップの指定ではないので、ステップF15に進む。ステップF8では、コンテンツの再生を一時停止し、不揮発性メモリ15内のプログラム記憶部15aに記憶されたWebブラウザを起動して、画面を広告画面、たとえば図10(b)に示した画面320の構成にする。
ステップF9では、操作された数字キーに対応するポップアップを決定する。ステップF10では、ステップF9で決定されたポップアップに対応するポップアップデータのジャンプ先URL214の情報を取得し、Webブラウザによって表示する。ステップF111〜ステップF16は、それぞれ図9に示したステップC9〜ステップC14と同じであり、説明は省略する。
このように、複数のポップアップを表示する際、ポップアップを識別するための数字とともにポップアップを表示し、数字キーによってポップアップを選択させるので、ポップアップが複数あっても、数字キーを1つ操作するだけでポップアップを選択することができる。したがって、ユーザは、ポップアップを簡単に選択することができる。
図31に示したフローチャートでは、同時に表示された複数のポップアップの選択を、数字キーによって行ったが、出力されたコンテンツの画面内の商品に、各ポップアップに関係する商品を特定するための商品特定情報、たとえば図10(b)の画面320に示した矢印326と同じ矢印を表示し、リモコン100のカーソルキー104によって目的の商品を示している矢印を選択させてもよい。商品特定情報は、商品特定情報によって特定される商品のポップアップデータを対応付けておく。決定キー103を押すことによって、選択された矢印つまり商品特定情報が示す商品が選択される。
このように、複数のポップアップを表示する際、出力されたコンテンツの画面内の商品に、各ポップアップに関係する商品を特定するための商品特定情報を表示し、指定手段たとえばリモコン100によって選択された商品特定情報が特定する商品のポップアップを選択するので、出力されたコンテンツの画面内の商品を選択することによって、詳細情報を見たい商品を選択することができる。したがって、ユーザは、視覚によって商品を選択することができる。
上述した実施の形態では、複数のポップアップを同時に表示したが、ポップアップを表示する位置および時点が同じ場合、複数のポップアップを順次、たとえばポップアップIDの上昇順に同じ位置に表示し、表示されているポップアップを決定キー103によって選択させてもよい。あるいはユーザ操作によって、ポップアップ選択画面を表示し、カーソルキー104によって所望のポップアップを選択させてもよい。
このように、複数のポップアップを表示する際、ポップアップを表示する位置および時点が同じ場合、ポップアップを表示する時点をずらして表示するので、ポップアップを複数表示するための領域がない場合にも表示することができる。したがって、コンテンツの画面を占有するポップアップの領域を最小限の領域にすることができる。
図32は、同時に表示される複数のポップアップを含む場合のポップアップ表示タイミングの一例を示す。図32では、2つのポップアップ、つまりポップアップIDが「30000001」およびポップアップIDが「30000002」の2つのポップアップがともに開始時間「00:03:30」から表示される。ポップアップID「30000001」のポップアップの継続時間は「00:10」であり、ポップアップID「30000002」のポップアップの継続時間は「00:15」である。開始時間「00:03:30」から10秒間2つのポップアップが表示される。
図33は、図2に示した受信装置10が処理するポップアップ表示終了後の広告サイト接続フローチャートである。図9に示したフローチャートでは、ポップアップの詳細情報を表示するため操作の受付、具体的にはリモコン100の決定キー103が押されたことによる受付は、ポップアップが表示されている期間であるが、ポップアップの表示が終了しても、次のポップアップが表示されるまでは、決定キー103が押されたことによる受付を行うようにもよい。図9に示したステップC14でポップアップを消去した後、ステップG1に移る。
ステップG1では、ユーザ操作、すなわちリモコン100の決定キー103が押されたか否かを判断する。ユーザ操作がないと判断された場合は、ステップG7へ進む。ユーザ操作があると判断された場合は、ステップG2へ進む。ステップG2では、コンテンツの再生を一時停止し、不揮発性メモリ15内のプログラム記憶部15aに記憶されたWebブラウザを起動して、画面を広告画面、たとえば図10(b)に示した画面320の構成にする。つづいて、ステップG3では、直近に表示したポップアップ、つまり図9に示したステップC14で消去したポップアップのポップアップデータのジャンプ先URL214の情報を取得し、Webブラウザによって表示する。ステップG4およびステップG5は、それぞれ図9に示したステップC9およびステップC10と同じであり、説明は省略する。
ステップG6では、再生の再開が成功したか否かを確認する。再生が再開できず終了した場合は、ポップアップ表示プログラムを終了する。再生が正常に再開できた場合は、ステップG1へ戻ってユーザ操作を監視し、決定キー受付時間の間は、何度でもユーザ操作を受け付ける。
ステップG7では、決定キー受付時間が経過したか否かを判断する。決定キー受付時間が経過した場合は、終了し、図9に示したステップC2に戻る。決定キー受付時間が経過していない場合は、ステップG1に戻り、ユーザ操作を監視する。決定キー受付時間は、次のポップアップが表示されるまでの時間である。最終のポップアップの場合は、コンテンツの再生が終了するまでの時間である。
このように、ポップアップの表示が終了した後、次のポップアップが表示されるまでに、ユーザ操作があると、直近に表示されたポップアップを選択するので、ポップアップの表示が終了した後もポップアップの詳細情報を見ることができる。したがって、ポップアップ表示期間が過ぎても、ポップアップの詳細情報を見ることができ、利便性を向上することができる。
図33に示したフローチャートのステップG2で、再生を一時停止したときに表示するコンテンツの画面は、ポップアップを表示していた最終時間の画面を表示する。ポップアップに関連する商品は、ポップアップの表示が終了すると、コンテンツの映像には表示されていないので、ポップアップが表示されていた最終時間のコンテンツの画面を表示する。
このように、再生を一時停止したとき、すなわち詳細情報を表示しているとき、直近のポップアップを表示していた期間のコンテンツの最終画面を出力するので、ポップアップに対応する商品が出力されていたコンテンツの画面を表示することができる。したがって、ユーザは、興味のある商品を映像で見ることができる。
コンテンツの最終画面を表示する際、ポップアップデータの商品座標210、つまりコンテンツ表示領域内で、ポップアップが示す商品に関係する位置の座標を、ポップアップデータ記憶部15bから読み取り、商品座標210を先端とする矢印を表示する。たとえば、図10(b)に示したコンテンツ画面324に示した矢印を表示する。
図34は、ポップアップ表示終了後も広告サイト接続を行う場合のポップアップ表示タイミングの一例を示す。ポップアップの表示タイミングは、図13に示した表示タイミングと同じであるが、決定キーを受け付ける決定キー受付時間が異なる。図13に示した例では、決定キー受付時間は、ポップアップを表示している期間のみであるが、図34に示した例では、ポップアップを表示している期間のみならず、次のポップアップが表示されるまでの期間も受け付ける。最終のポップアップについては、コンテンツの再生が終了するまでの期間も受け付ける。
たとえばポップアップIDが「30000001」のポップアップについては、ポップアップID「30000001」のポップアップを表示している期間ABに加えて、ポップアップの表示が終了してポップアップを表示していない期間BCも受け付ける。同様に、ポップアップIDが「30000002」のポップアップについては、期間DEも受け付け、ポップアップIDが「30000003」のポップアップについては、期間FGも受け付ける。
図35は、図1に示したサービスサーバ20から配信されるポップアップデータの構造図の他の例を示す。このポップアップデータは、図4に示したポップアップデータに対して、代表画面時間218およびポップアップ大きさ219の2つのデータ項目を追加したものである。ポップアップID201、コンテンツID202、広告主203、内容204、表示モード205、開始時間206、継続時間207、時間限定208、ポップアップ座標209、商品座標210、アクション211、表示アイコンURL212、広告主URL213、ジャンプ先URL214、有効期限215、ジャンル216、および年齢217の各データ項目は、それぞれ図4に示したポップアップデータの各データ項目と同じであり、説明は省略する。
代表画面時間218は、ポップアップの表示を終了した後の決定キー受付時間に、決定キー103が操作され、コンテンツの再生が一時停止されたときに表示するコンテンツの画面を指定する時点を示す。
図33に示したフローチャートでは、ポップアップの表示を終了した後に決定キー103が操作されると、ポップアップ表示期間の最終画面を表示したが、代表画面時間218が示す時点の画面を表示してもよい。たとえば、ポップアップIDが「30000001」のポップアップについては、代表画面時間218が示す時点、つまりポップアップ表示を開始してから8秒後のコンテンツの画面を表示する。
さらに、ポップアップの詳細情報をWebブラウザで表示し、Webブラウザを終了した後、Webブラウザ終了時の画面を保持しておいて、Webブラウザ終了後一定時間、たとえば5分間、Webブラウザ終了時の画面を縮小して、コンテンツとともに表示してもよい。
ポップアップ大きさ219は、ポップアップを画面に表示するときのポップアップの大きさを示すものである。具体的には、図9に示したフローチャートのステップC5でポップアップを表示する際、表示アイコンURL212から取得したアイコンの大きさを、ポップアップ大きさ219が示す大きさに、拡大あるいは縮小して表示する。
図36は、図2に示した受信装置10が処理するキャンセル機能付きのポップアップの表示および広告主サイト接続フローチャートである。ポップアップが表示されても、ユーザが、表示されたポップアップは不要であると判断した場合、表示されたポップアップを消去するようにしてもよい。ステップH1〜ステップH6は、それぞれ図9に示したステップC1〜ステップC6と同じであり、説明は省略する。
ステップH7では、ステップH6でのユーザ操作がリモコン100の戻るキー106の操作か否かを判断する。戻るキー106である場合は、ステップH15に進み、戻るキー106でない場合は、ステップH8に進む。ステップH8では、ステップH6でのユーザ操作がリモコン100の決定キー103の操作か否かを判断する。決定キー103である場合は、ステップH9に進み、決定キー103でない場合は、ステップH17に進む。ステップH9〜ステップH14は、それぞれ図9に示したステップC7〜ステップC12と同じであり、説明は省略する。
ステップH15では、ポップアップ表示を画面から消去する。ステップH16では、ポップアップの表示を開始してから、ポップアップデータの継続時間207が経過したか否を判断する。ポップアップデータの表示を開始してから、継続時間207が経過していない場合は、短時間、たとえば100ミリ秒の待機後、ステップH16へ戻る。継続時間207が経過した場合は、ステップH2へ戻る。ステップH17およびステップH18は、それぞれ図9に示したステップC13およびステップC14と同じであり、説明は省略する。
図36に示したフローチャートでは、ポップアップの表示をキャンセルするために戻るキー106、およびポップアップの詳細情報を表示するために決定キー103を用いたが、操作キーは、これらに限定されるものではなく、他の操作キーを割り当ててもよい。さらに1つの操作キーに限定されるものでもなく、複数の操作キーに同じ機能を持たせてもよい。たとえば、数字キーでポップアップを指定する機能を実装しない場合、ポップアップ選択のための矢印キーと決定キー以外は戻るキーと同じキャンセル機能を割り当てても良い。
このように、ポップアップが表示された後、消去指示手段によってポップアップの消去が指示されると、たとえば戻るキー106が操作されると、表示されたポップアップを消去するので、不要なポップアップの表示をなくすことができる。したがって、出力されるコンテンツの画面から不要なポップアップを消去ができる。
上述した実施の形態では、表示したポップアップに対するユーザの操作があると、図9に示したフローチャートのステップC8でポップアップの詳細情報つまりジャンプ先URL214の情報を取得して、Webブラウザで表示したが、ポップアップデータを受信した直後に、ジャンプ先URL214の情報を取得してもよい。
具体的には、たとえば図7に示したフローチャートのステップA7の後、図4に示したポップアップデータの中で開始時間206の早いポップアップから順に、各ジャンプ先URL214の情報を取得して、ワークメモリ14に記憶しておく。図9に示したフローチャートのステップC8で、ワークメモリ14にジャンプ先URL214の情報が記憶されていれば、ワークメモリ14に記憶されているジャンプ先URL214の情報をWebブラウザで表示する。詳細情報の取得先は、ジャンプ先URL214で指定されるので、広告の実体つまり詳細情報は、広告主の判断で柔軟に変更することができる。
ジャンプ先URL214の情報を受信することができない場合は、広告主URL213の情報を取得して、ジャンプ先URL214の情報の代替としてもよい。さらに広告主URL213の情報も受信することができない場合は、その広告主URL213のポップアップデータを削除してもよい。
このように、ポップアップ情報たとえばポップアップデータが取得された後、ポップアップ情報が示すポップアップの詳細情報を取得して、記憶手段であるワークメモリ14に記憶し、指定手段によってポップアップが指定されたとき、たとえばユーザ操作によってポップアップが指定されたとき、記憶手段に詳細情報が記憶されていれば、記憶手段に記憶されている詳細情報を、出力されるコンテンツと非同期に表示するので、指定手段によってポップアップが指定されたとき、直ぐに詳細情報を表示することができる。したがって、広告提供装置である受信装置10の応答性を向上することができる。
ジャンプ先URL214にアクセスする際、ポップアップデータに含まれるジャンプ先URL214に特有の文字データを変数として追加して、ユーザ情報あるいは機器情報のやり取りに用いてもよい。
このように、詳細情報を要求する際、すなわちジャンプ先URL214にアクセスする際、予め定められるリンク先毎の変数データ、たとえばポップアップデータに含まれたジャンプ先URL214に特有の文字データを付加して送信するので、詳細情報以外の情報、たとえばユーザ情報あるいは機器情報のやり取りを行うことができる。したがって、詳細情報取得の際に、他の情報を交換することによって、他の機能を付加することができる。
本発明の実施の他の形態である広告提供方法は、図7〜図9に示したフローチャートによって実現される。さらに、図28〜図31、図33、および図36に示したフローチャートによって示される変更が加えられた広告提供方法も実現可能である。
このように、コンテンツに応じた広告情報たとえばポップアップデータを提供する広告提供装置であるサービスサーバ20から、コンテンツの広告情報を取得し、コンテンツを広告表示装置である受信装置10に出力する際、取得した広告情報が示す広告を、出力されるコンテンツの予め定める出力時点に広告表示装置に表示し、さらに表示された広告に応答した操作があると、広告の詳細情報を提供する情報提供装置である広告主サーバ30から、表示された広告の詳細情報を取得し、取得した詳細情報を、出力されるコンテンツと非同期に広告表示装置に表示するので、広告情報を出力されるコンテンツと必ずしも同期させて取得する必要がなく、コンテンツと広告情報とを非同期に取得して、コンテンツと同期して表示される広告情報から広告の詳細情報を表示することができる。ポップアップデータをコンテンツと非同期で取得することができるので、コンテンツを変更することなく、ポップアップデータのみを差し換えることができる。
本発明の実施のさらに他の形態であるプログラムは、不揮発性メモリ15のプログラム記憶部15aに記憶される受信プログラムおよびポップアップ表示プログラムを含むプログラムであって、受信装置10のCPU12によって実行されるプログラムによって実現される。プログラム記憶部15aに記憶される受信プログラムおよびポップアップ表示プログラムは、それぞれ図7〜図9に示したフローチャートを実行するプログラムである。さらに図28〜図31、図33、および図36に示したフローチャートを実行するプログラムであってもよい。
図2に示した受信装置10では、プログラムは不揮発性メモリ15に記憶されているが、このプログラムは、着脱可能な記録媒体に記録しておいて、その記録媒体から不揮発性メモリ15に読込んでもよい。あるいは、記録媒体に記録されているプログラムを汎用のコンピュータにロードして、汎用のコンピュータによって機能させてもよい。
このように、コンピュータを上述した広告表示装置である受信装置10の各手段として機能させるためのプログラムとして提供することができる。
本発明の実施の一形態である広告提供システム1のブロック図である。 図1に示した受信装置10のブロック図である。 図2に示した受信装置10のリモコン100の外観図である。 図1に示したサービスサーバ20から配信されるポップアップデータの構造図の一例を示す。 図1に示したサービスサーバ20から配信されるコンテンツ付属データの構造図の一例を示す。 図1に示したサービスサーバ20で管理されるコンテンツ管理データの構造図の一例を示す。 図2に示した受信装置10が処理するポップアップデータ取得フローチャートである。 図1に示したサービスサーバ20が処理するポップアップデータ送出フローチャートである。 図2に示した受信装置10が処理するポップアップの表示および広告主サイト接続フローチャートである。 図2に示した表示パネル17に表示されるポップアップが1つの場合のポップアップ表示画面の例を示す。 図2に示した表示パネル17に表示されるポップアップが複数の場合のポップアップ表示画面の例を示す。 図2に示した表示パネル17に表示されるポップアップ広告一覧画面400の一例を示す。 ポップアップ表示タイミングの一例を示す。 図2に示した表示パネル17に表示されるコンテンツリスト画面500の一例を示す。 図2に示した表示パネル17に表示される購入確認画面510の一例を示す。 図2に示した表示パネル17に表示される設定画面520の一例を示す。 図2に示した表示パネル17に表示されるカード情報設定画面530の一例を示す。 図2に示した表示パネル17に表示されるネットワーク設定画面540の一例を示す。 図2に示した表示パネル17に表示されるユーザ情報設定画面550の一例を示す。 ユーザ情報設定画面560の一例を示す。
図2に示した表示パネル17に表示されるポップアップ表示方法選択画面570の一例を示す。 表示制限されたときのポップアップ表示タイミングの一例を示す 表示制限されたときのポップアップ表示タイミングの他の例を示す。 ユーザの性別と、ユーザの嗜好情報との対応を示す対応テーブルである。 (a)ユーザのポップアップ選択履歴および(b)コンテンツ視聴履歴を示す履歴テーブルである。 コンテンツが倍速再生されたときのポップアップ表示タイミングの一例を示す。 ワークメモリ14に一時的に格納されたポップアップデータの構造図の一例を示す。 表示制限されたときのポップアップの表示および広告主サイト接続フローチャートである。 図2に示した受信装置10が処理する他のポップアップデータ取得フローチャートである。 図1に示したサービスサーバ20が処理する他のポップアップデータ送出フローチャートである。 図2に示した受信装置10が処理する複数ポップアップの表示および広告主サイト接続フローチャートである。 同時に表示される複数のポップアップを含む場合のポップアップ表示タイミングの一例を示す。 図2に示した受信装置10が処理するポップアップ表示終了後の広告サイト接続フローチャートである。 ポップアップ表示終了後も広告サイト接続を行う場合のポップアップ表示タイミングの一例を示す。 図1に示したサービスサーバ20から配信されるポップアップデータの構造図の他の例を示す。 図2に示した受信装置10が処理するキャンセル機能付きのポップアップの表示および広告主サイト接続フローチャートである。
符号の説明
1 広告提供システム
10 受信装置
11 ネットワークインタフェース
12 CPU
13 ビデオインタフェース
14 ワークメモリ
15 不揮発性メモリ
16 リモコン受信部
17 表示パネル
20 サービスサーバ
30 広告主サーバ
40 与信サーバ
50 インターネット
100 リモコン

Claims (18)

  1. コンテンツに応じた広告情報をネットワークを通じて送信する広告提供装置と、
    広告の詳細情報をネットワークを通じて送信する情報提供装置と、
    コンテンツの広告情報をネットワークを通じて広告提供装置から取得し、取得した広告情報をコンテンツの出力に同期して表示し、さらに所定操作に応じて広告の詳細情報をネットワークを通じて情報提供装置から取得し、情報提供装置から取得した詳細情報をコンテンツ出力と非同期に表示する広告表示装置とを含み、
    広告情報は、視聴者に関する第1の情報を含み、
    広告表示装置は、予め記憶した視聴者に関する第2の情報と、広告情報に含まれる第1の情報とを比較し、表示すべきと判断した広告情報を表示することを特徴とする広告提供システム。
  2. ポップアップを表すポップアップ情報であって、コンテンツを識別するためのコンテンツID情報、コンテンツを出力する画面内でポップアップを表示する位置を表すポップアップ表示位置情報、コンテンツ出力中にポップアップを表示する時点を表すポップアップ表示時間情報、視聴者に関する第1の情報、およびポップアップの詳細情報を要求するリンク先を表すリンク先情報を含むポップアップ情報を記憶する記憶手段と、
    コンテンツのコンテンツID情報を含む要求情報を広告表示装置からネットワークを通じて受信する受信手段と、
    受信手段によって受信した要求情報に含まれるコンテンツID情報に対応するポップアップ情報を記憶手段から検索する検索手段と、
    検索手段によって検索されたポップアップ情報を、要求情報を送信した広告表示装置にネットワークを通じて送信する送信手段とを含むことを特徴とする広告提供装置。
  3. コンテンツを識別するためのコンテンツID情報を含む要求情報をネットワークを通じて送信する送信手段と、
    送信手段によって送信された要求情報に応答して返信されるポップアップを表すポップアップ情報であって、視聴者に関する第1の情報およびポップアップの詳細情報を要求するリンク先を表すリンク先情報を含むポップアップ情報を受信する受信手段と、
    受信手段によって受信したポップアップ情報、および視聴者に関する第2の情報を記憶する記憶手段と、
    コンテンツを出力するコンテンツ出力手段と、
    ポップアップ情報に含まれる第1の情報と、記憶手段に記憶している視聴者に関する第2の情報とを比較し、ポップアップを表示すべきかどうか判断する判断手段と、
    コンテンツ出力手段によって出力されるコンテンツの予め定める出力時点に、判断手段が表示すべきと判断したポップアップを表示する表示手段と、
    ポップアップを指定する指定手段とを含み、
    送信手段は、表示手段によって表示されたポップアップが指定手段によって指定されると、指定されたポップアップの詳細情報を要求する詳細要求情報を、指定されたポップアップのポップアップ情報に含まれるリンク先情報が示すリンク先にネットワークを通じて送信し、
    受信手段は、送信手段によって送信された詳細要求情報に応答して返信される詳細情報を受信し、
    表示手段は、受信手段によって受信された詳細情報をコンテンツ出力手段によって出力されるコンテンツと非同期に表示することを特徴とする広告表示装置。
  4. 前記第1の情報は、対象年齢の範囲を含み、前記第2の情報は、視聴者の年齢を含み、
    前記判断手段は、前記視聴者の年齢が、前記対象年齢の範囲に含まれるかどうかを判断し、含まれていればポップアップを表示すべきと判断することを特徴とする請求項3記載の広告表示装置。
  5. 前記第2の情報は、視聴者が指定したポップアップの履歴情報を含み、
    前記判断手段は、前記履歴情報に基づいてポップアップを表示すべきかどうか判断することを特徴とする請求項3記載の広告表示装置。
  6. 前記コンテンツ出力手段は、コンテンツの再生速度が変更可能に構成され、
    前記ポップアップの詳細情報は、コンテンツの再生速度が変更されたときに、前記予め定める出力時点以外の時点で出力可能かどうかを示す変更情報を含み、
    前記判断手段は、コンテンツの再生速度が変更され、前記予め定める出力時点で表示できないポップアップについて、前記変更情報を参照し、前記予め定める出力時点以外の時点で出力するかどうかをさらに判断することを特徴とする請求項3記載の広告表示装置。
  7. 前記ポップアップ情報は、コンテンツを出力する画面内でポップアップを表示する位置を表すポップアップ表示位置情報、およびコンテンツ出力中にポップアップを表示する時点を表すポップアップ表示時間情報をさらに含み、
    前記表示手段は、ポップアップ情報が示すポップアップを、ポップアップ表示位置情報が示す位置およびポップアップ表示時間情報が示す時点に、前記コンテンツ出力手段によって出力されるコンテンツに重畳して表示することを特徴とする請求項3に記載の広告表示装置。
  8. 前記コンテンツ出力手段は、前記表示手段が前記受信手段によって受信した詳細情報を表示している間、コンテンツの再生を停止することを特徴とする請求項3に記載の広告表示装置。
  9. 前記コンテンツ出力手段は、コンテンツの再生を停止している間、前記指定手段によってポップアップが指定された時点のコンテンツの画面を縮小して、予め定める表示領域に出力し、
    前記表示手段は、詳細情報を前記予め定める表示領域以外の領域に表示することを特徴とする請求項8に記載の広告表示装置。
  10. 前記ポップアップ情報は、コンテンツを出力する画面内でポップアップが示す商品に関係する位置を示す商品位置情報をさらに含み、
    前記表示手段は、前記指定手段によって指定されたポップアップが示す商品の位置を特定するための商品特定情報を、そのポップアップの商品位置情報が示す位置に、指定手段によってポップアップが指定された時点のコンテンツの画面に重畳させて表示することを特徴とする請求項9に記載の広告表示装置。
  11. 前記送信手段は、前記指定手段によってポップアップが指定されると、コンテンツの配信の停止を要求する配信停止要求を、コンテンツを配信するコンテンツ配信装置に送信することを特徴とする請求項3に記載の広告表示装置。
  12. 前記表示手段は、複数のポップアップを表示する際、出力されたコンテンツの画面内の商品に、各ポップアップに関係する商品を特定するための商品特定情報を表示し、
    前記指定手段は、商品特定情報を選択するための選択キーを含み、選択キーによって選択された商品特定情報が特定する商品のポップアップを指定することを特徴とする請求項10に記載の広告表示装置。
  13. 前記指定手段は、前記表示手段によるポップアップの表示が終了した後、次のポップアップが表示されるまで、直近に表示されたポップアップを指定することを特徴とする請求項3に記載の広告表示装置。
  14. 前記コンテンツ出力手段は、前記表示手段が前記受信手段によって受信した詳細情報を表示している間、前記表示手段が直近のポップアップを表示していた期間のコンテンツの最終画面を出力することを特徴とする請求項13に記載の広告表示装置。
  15. 前記送信手段は、ポップアップ情報が前記記憶手段に記憶されると、記憶手段に記憶されているポップアップ情報が示すポップアップの詳細情報を要求する詳細要求情報を、各ポップアップのポップアップ情報に含まれるリンク先情報が示すリンク先にネットワークを通じて送信し、
    前記受信手段は、送信手段によって送信された詳細要求情報に応答して返信される詳細情報を受信し、受信した詳細情報をポップアップ情報と関連付けて前記記憶手段に記憶し、
    前記表示手段は、前記指定手段によって指定されたポップアップの詳細情報が記憶手段に記憶されているときは、記憶手段に記憶されている詳細情報を、コンテンツ出力手段によって出力されるコンテンツと非同期に表示することを特徴とする請求項3に記載の広告表示装置。
  16. 前記送信手段は、詳細要求情報をリンク先に送信する際、予め定められるリンク先毎の変数データを付加して送信することを特徴とする請求項3に記載の広告表示装置。
  17. コンテンツに応じた広告情報を送信する広告提供装置からネットワークを通じて、コンテンツの広告情報を取得し、コンテンツを広告表示装置に出力する際、広告情報に含まれる第1の情報と予め記憶した視聴者に関する第2の情報とを比較し、表示すべきと判断した広告を、出力されるコンテンツの予め定める出力時点に広告表示装置に表示し、
    さらに表示された広告に応答した操作があると、広告の詳細情報を送信する情報提供装置からネットワークを通じて、表示された広告の詳細情報を取得し、取得した詳細情報を、出力されるコンテンツと非同期に広告表示装置に表示することを特徴とする広告提供方法。
  18. コンピュータを請求項3に記載の広告表示装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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