JP2008040252A - 光学的モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】 増幅用光ファイバに安定して励起光を供給可能な光学的モジュールを提供する。
【解決手段】 光学的モジュール31は、増幅用光ファイバ20に励起光と被増幅光を供給して被増幅光を増幅するためのものであって励起光源40と光結合手段50とガイド用光ファイバ60とを備えている。光学的モジュール31の光結合手段50は、励起光源40とガイド用光ファイバ60とを光学的に接続し、励起光源40からの励起光をガイド用光ファイバ60へ出力し、ガイド用光ファイバ60は、第1のコア領域60Aと第1のクラッド領域60Bと第2のクラッド領域60Cとを有し、第1のコア領域において被増幅光を伝搬させ、第1のコア領域及び第1のクラッド領域において光結合手段からの励起光をマルチモード伝搬させ、第1のクラッド領域60Bには、励起光の波長λより被増幅光の波長λに対してより大きい透過損失を有する元素E2が添加されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、光学的モジュールに関するものである。
レーザー光を用いた加工技術が注目されており、医療分野なども含めた各分野において、高出力なレーザ光を生成可能な光増幅モジュールの需要が高まっている。光増幅モジュールとして、例えば、ダブルクラッド型であってコア領域に励起光によって励起される希土類元素が添加された光ファイバを増幅用光ファイバとして利用したものが知られている(非特許文献1参照)。非特許文献1に記載の光増幅モジュールはファイバレーザ光源として使用されるものであり、ファイバー付きLDと光結合手段とを有する光学的モジュールを利用して増幅用光ファイバに励起光を供給している。
杉岡幸次、矢部明著、「レーザーマイクロ・ナノプロセッシング」、第1版、日本国、シーエムシー出版、2004年11月、pp67〜68
ところで、通常、光増幅モジュールが有する増幅用光ファイバには、図7に示すように、光学的モジュールを利用して被増幅光及び励起光が供給される。
図7に示した光増幅モジュール100の光学的モジュール110は、励起光を出力する励起光源40と、励起光と被増幅光とを合波して増幅用光ファイバに入力せしめる光結合手段120とを備えている。光結合手段120は、被増幅光の入力ポートとしての光ファイバ51と、励起光の入力ポートとしての光ファイバ121と、被増幅光と励起光の合波媒体としての光結合部53と、出力ポートとしての光ファイバ54とから構成されており、光ファイバ51に被増幅光源10が接続され、光ファイバ54に増幅用光ファイバ20が接続されている。上記構成により、被増幅光源10及び励起光源40から出力された被増幅光及び励起光は、光結合手段120を介して増幅用光ファイバ20に入力される。そして、被増幅光が増幅用光ファイバ20内で光増幅されて高出力な光として出力されることになる。増幅用光ファイバ20からより一層高出力な光を出力するためには、光ファイバ121として、励起光をマルチモード伝搬させるいわゆるマルチモードファイバを利用することが考えられる。
しかしながら、増幅用光ファイバ20を他の光ファイバなどに接続すると、接続部分において接続損失が生じ、その損失分としての被増幅光が例えば増幅用光ファイバ20内を励起光の伝搬方向と反対方向に伝搬する場合もある。この場合、光ファイバ121がマルチモードファイバであると、マルチモードファイバはコア径とNAが大きいことから励起光以外の光もファイバ内に閉じ込めやすい性質を有するので、励起光と反対方向に伝搬する高出力な被増幅光が励起光源40まで伝搬する場合が生じうる。この場合、励起光源40が壊れたり動作が不安定になって、増幅用光ファイバに安定して励起光を供給できず、結果として、高出力な光を生成できない恐れがある。
そこで、本発明は、増幅用光ファイバに安定して励起光を供給可能な光学的モジュールを提供することを目的とする。
本発明に係る光学的モジュールは、励起光源と光結合手段とガイド用光ファイバとを備え、増幅用光ファイバに励起光と被増幅光を供給し、被増幅光を増幅するための光学的モジュールであって、光結合手段は、励起光源とガイド用光ファイバとを光学的に接続し、励起光源からの励起光をガイド用光ファイバへ出力し、ガイド用光ファイバは、第1のコア領域と、第1のコア領域の外周に設けられており第1のコア領域の屈折率より低い屈折率を有する第1のクラッド領域と、第1のクラッド領域の外周に設けられており第1のクラッド領域の屈折率より低い屈折率を有する第2のクラッド領域とを有し、第1のコア領域において被増幅光を伝搬させるとともに、第1のコア領域及び第1のクラッド領域において光結合手段からの励起光をマルチモード伝搬させ、第1のクラッド領域には、励起光の波長より被増幅光の波長に対してより大きい透過損失を有する元素が添加されていることを特徴とする。
この構成では、ガイド用光ファイバに増幅用光ファイバが光学的に接続されていると、励起光源から出力される励起光は、光結合手段を通してガイド用光ファイバに入力され、ガイド用光ファイバの第1のコア領域及び第1のクラッド領域を伝搬した後に、増幅用光ファイバに入力される。このように増幅用光ファイバ内に励起光が入力されたときに、増幅用光ファイバ内に被増幅光が供給されていると、増幅用光ファイバ内で被増幅光が光増幅されるので、高出力な光を生成することが可能である。
ところで、例えば、増幅用光ファイバと他の光ファイバとを接続した場合にその接続部分でのモードフィールド径(MFD)ミスマッチ等によって接続損失が生じると、その接続損失分としての被増幅光が励起光の伝搬方向と反対方向に励起光源に向かって伝搬することがある。
上記構成の光学的モジュールでは、ガイド用光ファイバと増幅用光ファイバとを光学的に接続することで、光結合手段と増幅用光ファイバとの間にガイド用光ファイバが配置されることになる。このガイド用光ファイバが有する第1のクラッド領域内には、励起光が有する波長より被増幅光が有する波長に対してより大きい透過損失を有する元素が添加されているので、前述したように励起光の伝搬方向と反対方向に伝搬する被増幅光が、励起光源に影響を与える程高い出力を維持したまま励起光源に到達することはない。その結果、励起光源が壊れたり動作が不安定になることがないので、安定して増幅用光ファイバに励起光を供給することができる。
本発明に係る光学的モジュールでは、上記元素としては、希土類元素とすることができる。
また、本発明に係る光学的モジュールでは、上記増幅用光ファイバは、第2のコア領域と、第2のコア領域の外周に設けられており第2のコア領域の屈折率より低い屈折率を有する第3のクラッド領域と、第3のクラッド領域の外周に設けられており第3のクラッド領域の屈折率より低い屈折率を有する第4のクラッド領域とを有し、第2のコア領域において被増幅光を伝搬させると共に、第2のコア領域及び第3のクラッド領域においてガイド用光ファイバからの励起光を伝搬させることが好ましい。
この構成の増幅用光ファイバは、第2のコア領域の外周に、第3及び第4のクラッド領域が設けられたいわゆるダブルクラッド型の光ファイバである。上記増幅用光ファイバでは、第2のコア領域及び第3のクラッド領域において励起光を伝搬させることからより多くの励起光を伝搬可能であるため、被増幅光を一層効率的に増幅することができる。
また、本発明に係る光学的モジュールでは、ガイド用光ファイバから出力した被増幅光を増幅用光ファイバに入力する場合は、被増幅光の波長において、増幅用光ファイバのモードフィールド径が、ガイド用光ファイバのモードフィールド径と同じかそれ以上に大きいことが好適である。
ガイド用光ファイバから出力した被増幅光を増幅用光ファイバに入力する場合、ガイド用光ファイバ及び増幅用光ファイバにおける被増幅光の波長に対するMFDが上記のような関係を満たしていることによって、被増幅光に対する接続損失が低減されるので、被増幅光が励起光源に入射することが更に抑制される。その結果として、増幅用光ファイバに一層安定して励起光を供給できる。
また、本発明に係る光学的モジュールでは、増幅用光ファイバから出力した被増幅光をガイド用光ファイバに入力する場合は、被増幅光の波長において、増幅用光ファイバのモードフィールド径が、ガイド用光ファイバのモードフィールド径と同じかそれより小さいことが好ましい。
増幅用光ファイバから出力した被増幅光をガイド用光ファイバに入力する場合は、ガイド用光ファイバ及び増幅用光ファイバにおける被増幅光の波長に対するMFDが上記のような関係を満たしていることによって、被増幅光に対する接続損失が低減されるので、被増幅光が励起光源に入射することが更に抑制される。その結果として、増幅用光ファイバに一層安定して励起光を供給できる。
また、本発明に係る光学的モジュールでは、増幅用光ファイバから出力した被増幅光をガイド用光ファイバに入力する場合は、光結合手段と異なる他の光結合手段とガイド用光ファイバと異なる他のガイド用光ファイバとを有し、ガイド用光ファイバと他のガイド用光ファイバは、増幅用光ファイバの両側に別々に配置され、増幅用光ファイバに光学的に接続されており、他の光結合手段には、被増幅光と、励起光とは別な他の励起光が入力され、他の光結合手段は、入力された被増幅光と他の励起光を他のガイド用光ファイバに出力し、他のガイド用光ファイバは、入力された被増幅光と他の励起光を増幅用光ファイバのガイド用光ファイバに入力し、他のガイド用光ファイバは、第1’のコア領域と、第1’のコア領域の外周に設けられており第1’のコア領域の屈折率より低い屈折率を有する第1’のクラッド領域と、第1’のクラッド領域の外周に設けられており第1’のクラッド領域の屈折率より低い屈折率を有する第2’のクラッド領域とを有し、第1’のコア領域において被増幅光を伝搬させるとともに、第1’のコア領域及び第1’のクラッド領域において他の光結合手段からの他の励起光をマルチモード伝搬させ、第1’のクラッド領域には、他の励起光の波長より被増幅光の波長に対してより大きい透過損失を有する元素が添加されており、被増幅光の波長において、ガイド用光ファイバのモードフィールド径が、他のガイド用光ファイバのモードフィールド径と同じかそれ以上に大きいことが好適である。
この構成では、ガイド用光ファイバ及び他のガイド用光ファイバは増幅用光ファイバの両側にそれぞれを光学的に接続される。そして、増幅用光ファイバには、光結合手段及びガイド用光ファイバを通して励起光が供給される。また、上記他の光結合手段を通して他のガイド用光ファイバに入力された他の励起光が、他のガイド用光ファイバが有する第1’のコア領域及び第1’のクラッド領域を伝搬して増幅用光ファイバに更に入力される。このように、増幅用光ファイバにガイド用光ファイバ及び他のガイド用光ファイバから励起光及び他の励起光が入力されるので、被増幅光が他のガイド用光ファイバを通して増幅用光ファイバに入力されると、増幅用光ファイバにおいて効率的に被増幅光を増幅でき、その増幅された被増幅光をガイド用光ファイバに出力できることになる。また、ガイド用光ファイバの第1のクラッド領域及び他のガイド用光ファイバの第1’のクラッド領域には、励起光の波長より被増幅光の波長に対してより大きい透過損失を有する元素が添加されているため、被増幅光が、励起光源に影響を与える程高い出力を維持したまま励起光源に到達することはない。その結果、励起光源が壊れたり動作が不安定になることがないので、安定して増幅用光ファイバに励起光を供給することができる。
更に、ガイド用光ファイバ及び他のガイド用光ファイバの被増幅光の波長に対するMFDが上記のような関係を満たしていることによって、被増幅光が励起光源に入射することが更に抑制されるので、増幅用光ファイバに一層安定して励起光を供給できる。
本発明の光学的モジュールによれば、増幅用光ファイバに安定して励起光を供給可能である。そのため、増幅用光ファイバから安定して高出力な光を出力可能である。
以下、図面を参照して、本発明に係る光学的モジュールの実施形態について説明する。図面の説明において同一の要素には同一の符合を付し、重複する説明を省略する。また、図面の寸法比率は、説明のものと必ずしも一致していない。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態の光増幅モジュールの構成を概略的に示す構成図である。光増幅モジュール1は、光加工システムにおけるファイバレーザ光源として利用されるものであり、本発明に係る光学的モジュールの一実施形態が適用されている。
光増幅モジュール1は、波長λの加工用レーザ光を被増幅光として出力する被増幅光源10と、励起光を利用して加工用レーザ光を光増幅して出力する増幅用光ファイバ20と、増幅用光ファイバ20に加工用レーザ光及び励起光を供給するための光学的モジュール31とを備えている。被増幅光源10は例えばレーザダイオード(LD)である。
図2(a)は、増幅用光ファイバの長手方向に略直交する断面図である。図2(b)は、増幅用光ファイバの屈折率分布を示す図である。
増幅用光ファイバ20は、SiOを主成分として構成されており、コア領域(第2のコア領域)20Aと、コア領域20Aの外周に設けられたクラッド領域(第3のクラッド領域)20Bと、そのクラッド領域20Bの外周に設けられたクラッド領域(第4のクラッド領域)20Cとを有するダブルクラッド型の光ファイバである。コア領域20Aの直径としては10μmが例示され、コア領域20Aの外側のクラッド領域20Bの直径としては100μmが例示され、クラッド領域20Bの外側のクラッド領域20Cの直径としては125μmが例示される。
増幅用光ファイバ20のコア領域20Aには、励起光が供給されることによって加工用レーザ光を光増幅するYbやEr等の希土類元素(以下、「光増幅用元素」と称す)E1が添加されている。図2(a)では、光増幅用元素E1を模式的に示している。クラッド領域20Bにも加工用レーザ光を増幅するための希土類元素が添加されていてもよいが、その場合には、加工用レーザ光の波長より励起光の波長に対してより大きい透過損失を有するものが好ましい。
図2(b)に示すように、クラッド領域20Bの屈折率は、コア領域20Aの屈折率より低く、クラッド領域20Bの外周に設けられたクラッド領域20Cの屈折率は、クラッド領域20Bの屈折率より低くなっている。図2(b)に示したような屈折率分布の形成は、Ge等の屈折率調整剤を利用すればよい。
増幅用光ファイバ20は、コア領域20Aにおいて加工用レーザ光をシングルモード伝搬させると共に、コア領域20A及びクラッド領域20Bにおいて励起光をマルチモード伝搬させる。なお、コア領域20Aは、加工用レーザ光を伝搬可能であればよく、加工用レーザ光をマルチモード伝搬させてもよい。
図1に示すように、光学的モジュール31は、波長λのレーザ光を励起光として出力する複数(例えば、図1では6個)の励起光源40、加工用レーザ光及び励起光を増幅用光ファイバ20に入力するための光結合手段50、及び、光結合手段50と増幅用光ファイバ20とを接続しているガイド用光ファイバ60を備えており、励起光源40とガイド用光ファイバ60とは、光結合手段50によって光学的に接続されている。励起光源40は例えばLDである。
光結合手段50は、加工用レーザ光を伝搬させる光ファイバ51と、励起光をマルチモード伝搬させる複数の光ファイバ52とを有する。光ファイバ51には被増幅光源10が接続されており、光ファイバ51は、被増幅光源10から出力された加工用レーザ光の入力ポートとして機能する。光ファイバ52には励起光源40が接続されており、光ファイバ52は、励起光源40から出力された励起光の入力ポートとして機能している。
また、光結合手段50は、光ファイバ51,52を伝搬してきた加工用レーザ光及び励起光を合波するための光結合部53と、光結合部53を通った加工用レーザ光及び励起光をガイド用光ファイバ60に入力するための光ファイバ54とを更に有する。
光ファイバ54は、ガイド用光ファイバ60に光学的に接続されており、加工用レーザ光を伝搬させて後述するガイド用光ファイバ60のコア領域(第1のコア領域)60Aに入力し、励起光をマルチモード伝搬させてコア領域60A及びクラッド領域(第1のクラッド領域)60Bに入力する。光ファイバ54は、加工用レーザ光を伝搬させると共に、励起光をマルチモード伝搬させて上記のようにガイド用光ファイバ60に入力できればよいため、例えば、加工用レーザ光を伝搬させるコア領域と、励起光をマルチモード伝搬させる第1のクラッド領域とを有していればよい。なお、光ファイバ54とガイド用光ファイバ60とを光学的に接続する場合のように、光ファイバ同士を光学的に接続する場合には、融着接続を利用してもよいし、コネクタ接続等を利用してもよい。
上記光結合手段50のより具体的な構成としては、図3に示すように、光ファイバ51と光ファイバ52とがテーパ延伸されて一体化されたものが例示される(例えば、特許34149号公報参照)。図3に示した光結合手段50では、光ファイバ51と光ファイバ52とが結合しているテーパ部分が光結合部53となっており、光結合部53に光ファイバ54が光学的に接続されている。光結合部53がテーパ部分から更に一定外径に延伸されており、上述したように増幅用光ファイバ20に加工用レーザ光及び励起光を入力可能な部分を有する場合には、光ファイバ54を設けなくてもよい。
図1に示した光学的モジュール31は、励起光源40を複数有するとしたが、増幅用光ファイバ20に供給する励起光のパワーに応じて励起光源40の数は調整すればよく、励起光源40が高出力であれば一つでもよい。また、励起光源40の数と光ファイバ52の数とを対応させているが、例えば励起光源40の数に比べて光ファイバ52の数が多い場合には、使用していない光ファイバ52の端部は、光が反射したりしないように終端処理をしておけばよい。
ガイド用光ファイバ60は、図4に示すように、SiOを主成分として構成されており、コア領域(第1のコア領域)60Aと、コア領域60Aの外周に設けられたクラッド領域(第1のクラッド領域)60Bと、そのクラッド領域60Bの外周に設けられたクラッド領域(第2のクラッド領域)60Cとを有するダブルクラッド型の光ファイバである。図4は、ガイド用光ファイバの長手方向に略直交する断面図である。
クラッド領域60Bには、励起光の波長λより加工用レーザ光の波長λに対してより大きな透過損失を有する希土類元素(以下「光吸収用元素」と称す)E2が添加されている。図4では、光吸収用元素E2を模式的に示している。なお、コア領域60Aには、増幅用光ファイバ20の場合と同様に光増幅用元素E1を添加していてもよい。
ガイド用光ファイバ60が有するコア領域60A、クラッド領域60B及びクラッド領域60Cの屈折率の大小関係は、増幅用光ファイバ20の場合と同様であり、ガイド用光ファイバ60においても、コア領域60Aにおいて加工用レーザ光を伝搬させると共に、コア領域60A及びクラッド領域60Bにおいて励起光をマルチモードで伝搬させる。
次に、光増幅モジュール1の動作について説明する。ここでは、一例として、加工用レーザ光の波長λは約1060nmとし、励起光の波長λは約974nmとする。また、増幅用光ファイバ20に添加した光増幅用元素E1は、一例として希土類元素であるYbとする。図5は、Ybの吸収・放射特性を示す図である。図5に示すように、Ybは波長約915nm帯の光(915nm±30nm)と974nm帯(974nm±10nm)の光を多く吸収することがわかり、Ybが添加された増幅媒体ではこの2つの波長帯を用いられることが多い。ここでは、一例として吸収係数の大きい974nm帯の波長を励起LDとして使用したが、915nm帯の波長を励起LDとして利用しても、増幅される波長帯域に差は発生しないので、後述する光学的モジュール31の作用・効果に変わりはない。上記2波長帯でいずれかでYbを励起すると、1020〜1080nmの増幅帯域を持つことが図5からもわかり、ここでは特に1060nmの光を利用した。図5より励起光波長と増幅波長帯域に差があることは明確であり、励起光波長と被増幅光波長によって吸収係数が異なる媒体を挿入する光学的モジュール31の作用・効果から考えると、加工用レーザ光の波長を1020〜1080nmの間のいずれかに配置していれば、光学的モジュール31の作用・効果は同一のものである。
また、ガイド用光ファイバ60のクラッド領域(第1のクラッド領域)60Bに添加した光吸収用元素E2は、一例として希土類元素であるTmとする。図6はTmの吸収特性を示す図である(「Tetsuro Komukai et. al. “Upconversion Pumped Thulium-Doped FlurideFiber Amplifier and Laser Operating at 1.47μm,” IEEE JOURNAL OF QUANTUM ELECTRONICS,NOVENBER 1995, VOL.31, NO. 11, pp1880-1889」参照)。図6に示すように、Tmにおいては、波長約974nmの光に対する吸収係数は小さく、波長1060nm近傍の光に対する吸収係数が大きい。すなわち、光吸収用元素E2としてのTmは、励起光より加工用レーザ光を主に吸収する性質を有し、結果として、Tmによって加工用レーザ光の方がより大きな透過損失を受けることになる。
上記条件を有する光増幅モジュール1において、各励起光源40が波長約974nmの励起光を出力すると、励起光は各励起光源40に接続された光ファイバ52をマルチモードで伝搬した後、光結合部53及び光ファイバ54を介してガイド用光ファイバ60に入力され、ガイド用光ファイバ60内を増幅用光ファイバ20に向けて伝搬する。
ガイド用光ファイバ60のクラッド領域(第1のクラッド領域)60Bには、光吸収用元素E2としてTmが添加されているが、図6に示したように、Tmは波長約974nmの光をほとんど吸収しないので、励起光は増幅用光ファイバ20に確実に入射する。そして、増幅用光ファイバ20に入射した励起光は、コア領域20A内に添加された光増幅用元素E1であるYbを励起しながら端部20bに向かって伝搬する。
また、被増幅光源10が、波長1060nmの加工用レーザ光を出力すると、加工用レーザ光は光ファイバ51内を伝搬して光結合部53及び光ファイバ54を介してガイド用光ファイバ60に入力される。ガイド用光ファイバ60に入力された加工用レーザ光は、ガイド用光ファイバ60のコア領域60A内を伝搬して増幅用光ファイバ20内に入力された後、増幅用光ファイバ20のコア領域20A内を端部20bに向かって伝搬する。
このとき、上記のようにコア領域20A内に添加された光増幅用元素E1であるYbが励起光によって励起されていると、加工用レーザ光によって誘導放出が生じるので、加工用レーザ光が光増幅される。よって、光増幅された高出力な加工用レーザ光が増幅用光ファイバ20の端部20bから出力される。
光増幅モジュール1では、光学的モジュール31がガイド用光ファイバ60を有しており、光結合手段50と増幅用光ファイバ20との間にガイド用光ファイバ60が設けられていることが重要である。ここで、光学的モジュール31がガイド用光ファイバ60を有することの作用・効果について、図7に示した比較用の光学的モジュール110を適用した光増幅モジュール100と対比して説明する。
図7に示した比較用の光増幅モジュール100が有する光学的モジュール110は、励起光源40と光結合手段120とを備えており、光結合手段120は、加工用レーザ光及び励起光の入力ポートとしての光ファイバ51,121と、加工用レーザ光及び励起光の合波媒体としての光結合部53と、光結合手段120における出力ポートとしての光ファイバ54とを含んで構成されている。なお、以下の説明では、光ファイバ121の構成は光ファイバ52の構成と同様であり、励起光をマルチモード伝搬させるいわゆるマルチモードファイバとする。
そして、光増幅モジュール100は、光学的モジュール110が有する光ファイバ51に被増幅光源10が光学的に接続され、光ファイバ54に増幅用光ファイバ20が光学的に接続されて構成されている。なお、図7では、説明の簡単化のため励起光源40は1つのみ示している。
光増幅モジュール100では、被増幅光源10からの加工用レーザ光及び励起光源40からの励起光が光結合手段120を介して増幅用光ファイバ20に供給され、加工用レーザ光が増幅用光ファイバ20で光増幅された後に、端部20bから高出力な加工用レーザ光として出力される。
ところで、増幅用光ファイバ20の端部20bが他の光ファイバと接続されたときには、その接続部分において、例えばMFDミスマッチや軸ズレなどによる接続損失が生じ、その損失分としての高出力な加工用レーザ光が、増幅用光ファイバ20のクラッド領域20B(図2参照)内に戻り光として入射する場合がある。また、光増幅モジュール100を前述したように光加工システム等に適用した場合、端部20bから出力された高強度の加工用レーザ光が、光加工システムの他の光学素子(レンズ、ミラー)などによる戻り光としてクラッド領域20B内に入射する場合がある。このような場合、励起光の伝搬領域内を励起光源40に向かって伝搬する加工用レーザ光が存在し得る。
光増幅モジュール100では、光学的モジュール110の光ファイバ54と、増幅用光ファイバ20とが光学的に接続されているため、増幅用光ファイバ20内を励起光と反対方向に伝搬する高出力な加工用レーザ光は、その出力を維持したまま光ファイバ54内に入力された後、光学的モジュール110内を励起光の伝搬方向と反対方向に伝搬することになる。
励起光源40への高出力な加工用レーザ光の入力を防止するためには、励起光の入力ポートとしての光ファイバ121にアイソレータやファイバグレーティング等を設けることが考えられるが、光ファイバ121はマルチモードファイバであるため、シングルモードで伝搬する光の伝搬方向の調整に有効なアイソレータ等では、励起光源40に向かって伝搬する高出力な加工用レーザ光をカットできない場合がある。その結果、高出力な加工用レーザ光が励起光源40まで到達し、励起光源40が壊れたり、その動作が不安定になることで、高出力な加工用レーザ光を安定して出力できないおそれがある。
これに対して、上記光増幅モジュール1では、光学的モジュール31がガイド用光ファイバ60を有しており、ガイド用光ファイバ60に増幅用光ファイバ20が光学的に接続されている。これによって、光結合手段50と増幅用光ファイバ20との間に、クラッド領域(第1のクラッド領域)60Bに光吸収用元素E2が添加されたガイド用光ファイバ60が配置されている。よって、仮に、前述したように、増幅用光ファイバ20から光結合手段50側に向かって加工用レーザ光が伝搬したとしても、その加工用レーザ光は、ガイド用光ファイバ60を通る際に、光吸収用元素E2に吸収されること等によって大きな透過損失を受ける。そのため、戻り光としての加工用レーザ光によって励起光源40が壊れたり、不安定な動作をすることがないので、励起光を増幅用光ファイバ20に安定して供給可能であり、結果として、光増幅モジュール1において、端部20bから加工用レーザ光を安定して出力することができる。
また、各励起光源40から出力された励起光を光ファイバ52を利用してマルチモードで伝搬させているため、シングルモードで励起光を伝搬させる光ファイバを使用する場合よりも、増幅用光ファイバ20に多くの励起光を供給できる。よって、加工用レーザ光を効率的に増幅できるため、より高出力な加工用レーザ光を出力することが可能である。従って、光増幅モジュール1では、端部20bから安定して高出力な加工用レーザ光を出力できる。
なお、上記のように光吸収用元素E2は、戻り光としての加工用レーザ光が励起光源40に達して励起光源40が壊れたりするのを防止するためのものである。そのため、ガイド用光ファイバ60に添加される光吸収用元素E2としては、励起光源40が壊れたりその動作を不安定にするような影響を与えないように加工用レーザ光の透過を抑制できると共に、励起光を伝搬させることができるものであればよい。
ところで、光増幅モジュール1のように、加工用レーザ光がガイド用光ファイバ60を通って増幅用光ファイバ20に入力される場合には、加工用レーザ光が励起光源40へ戻り光として入射することを更に抑制する観点から、加工用レーザ光の波長λにおいて、増幅用光ファイバ20のMFDはガイド用光ファイバ60のMFDと同じかそれ以上に大きいことが好ましい。
このような構成により、ガイド用光ファイバ60と増幅用光ファイバ20との接続部分での接続損失が小さくなるので、加工用レーザ光が光結合手段50側に戻ることが抑制される。その結果、励起光源40へ加工用レーザ光が入射することが更に生じにくいため、一層安定して高出力な加工用レーザ光を生成可能である。なお、同様に、光ファイバ54とガイド用光ファイバ60との接続部分での接続損失を低減する観点から、加工用レーザ光の波長λにおいて、ガイド用光ファイバ60のモードフィールド径(MFD)は光ファイバ54のMFDと同じかそれ以上に大きいことが更に好ましい。
上述した増幅用光ファイバ20及びガイド用光ファイバ60のMFDの大小関係は、ガイド用光ファイバ60のコア領域60Aに光増幅用元素E1が添加されている場合に特に有効である。
コア領域60Aに光増幅用元素E1が添加されている場合、ガイド用光ファイバ60も増幅用光ファイバとして機能する。そのため、増幅用光ファイバ20及びガイド用光ファイバ60の接続部分には、光増幅された加工用レーザ光が到達することになる。よって、上記のように、波長λに対して増幅用光ファイバ20のMFDがガイド用光ファイバ60のMFDと同じかそれ以上であることによって、高出力な加工用レーザ光が励起光源40に戻ることが抑制され、結果として、安定して高出力な加工用レーザ光を端部20bから出力できる。
(第2の実施形態)
図8は、第2の実施形態の光増幅モジュールの構成を概略的に示す構成図である。光増幅モジュール2は、いわゆる後方励起型の光増幅モジュールである。
光増幅モジュール2では、増幅用光ファイバ20の端部20aに被増幅光源10が接続されており、被増幅光源10から出力された加工用レーザ光は、増幅用光ファイバ20を端部20aから端部20bに向けて伝搬する。また、増幅用光ファイバ20の端部20bには光学的モジュール32が光学的に接続されている。
光学的モジュール32は、第1の実施形態の光学的モジュール31と同様に、光結合手段50の光ファイバ52に励起光源40が光学的に接続されており、光ファイバ54にガイド用光ファイバ60が光学的に接続されて構成されている。そして、本実施形態では、ガイド用光ファイバ60が増幅用光ファイバ20の端部20bに光学的に接続されている。この構成では、光ファイバ54は、加工用レーザ光に対して入力ポートとして機能すると共に、励起光に対して出力ポートとして機能する。また、光ファイバ51は出力ポートとして機能する。
光増幅モジュール2の動作について説明する。励起光源40から出力された励起光は、光結合手段50を通してガイド用光ファイバ60内に入力され、ガイド用光ファイバ60内を伝搬した後、増幅用光ファイバ20に入力される。そして、増幅用光ファイバ20に入力された励起光は端部20aに向けて伝搬しながら光増幅用元素E1を励起する。また、被増幅光源10から出力された加工用レーザ光は、端部20aから増幅用光ファイバ20に入力されて、増幅用光ファイバ20内を光結合手段50に向かって伝搬する。
光増幅用元素E1が励起された状態で、被増幅光源10から増幅用光ファイバ20に加工用レーザ光が入力されると、誘導放出が生じて加工用レーザ光が光増幅される。光増幅された加工用レーザ光は光ファイバ54及び光結合部53を介して光ファイバ51に入力された後、光ファイバ51の端部から出力される。その結果、光ファイバ51から高出力な加工用レーザ光が出力されることになる。
光増幅モジュール2においても、クラッド領域(第1のクラッド領域)60Bに光吸収用元素E2が添加されたガイド用光ファイバ60を光学的モジュール32が有しており、ガイド用光ファイバ60を通して増幅用光ファイバ20に励起光を供給するようになっている。
そのため、仮に増幅用光ファイバ20及びガイド用光ファイバ60の接続部分におけるMFDミスマッチや軸ズレなどによってガイド用光ファイバ60のクラッド領域60B内に加工用レーザ光が入射したとしても光吸収用元素E2によって加工用レーザ光が大きな透過損失を受けることになる。その結果、接続損失等によって生じる損失分としての加工用レーザ光が励起光源40まで到達することが抑制される。よって、高出力な加工用レーザ光によって励起光源40が壊れたり不安定になることがないので、安定して高出力な加工用レーザ光を出力することができる。
また、光増幅モジュール2のように、加工用レーザ光が増幅用光ファイバ20からガイド用光ファイバ60に入力される場合には、光増幅モジュール1の場合と同様に励起光源40への加工用レーザ光の入射を抑制する観点から、加工用レーザ光の波長λにおいて、増幅用光ファイバ20のMFDがガイド用光ファイバ60のMFDと同じかそれより小さいことが好ましい。
これにより、ガイド用光ファイバ60と増幅用光ファイバ20との接続部分において、加工用レーザ光に対する接続損失が小さくなる。そのため、戻り光として加工用レーザ光が励起光源40へ入射することが更に抑制され、結果として、より安定に高出力な加工用レーザ光を生成できる。また、加工用レーザ光の戻り光をより一層抑制する観点から、波長λにおいて、光ファイバ54のMFDはガイド用光ファイバ60のMFDと同じかそれ以上に大きくなっていることが更に好ましい。
なお、光学的モジュール32は励起光源40を複数有するとしたが、第1の実施形態の場合と同様に1つでもよい。
(第3の実施形態)
図9は、第3の実施形態の光増幅モジュールの構成を概略的に示す構成図である。光増幅モジュール3はいわゆる双方向励起型の光増幅モジュールである。光増幅モジュール3には、本発明に係る光学的モジュールの他の実施形態が適用されている。
光増幅モジュール3は、被増幅光源10と増幅用光ファイバ20と光学的モジュール33とを備えている。以下の説明では、増幅用光ファイバ20の端部20aから端部20bに向かう方向を順方向と称し、端部20bから端部20aに向かう方向を逆方向と称す。
光学的モジュール33は、増幅用光ファイバ20の端部20a側に配置されており増幅用光ファイバ20に励起光を順方向に供給する順方向光供給部33Aと、増幅用光ファイバ20の端部20b側に配置されており増幅用光ファイバ20に励起光を逆方向に供給する逆方向光供給部33Bとを有する。
逆方向光供給部33Bの構成は、第2の実施形態の光学的モジュール32の構成と同様である。すなわち、逆方向光供給部33Bは、励起光源40と光結合手段50とガイド用光ファイバ60とを有しており、光結合手段50に励起光源40及びガイド用光ファイバ60が光学的に接続されて構成されている。そして、逆方向光供給部33Bは、ガイド用光ファイバ60が増幅用光ファイバ20の端部20bに光学的に接続されることによって、増幅用光ファイバ20に光学的に接続されている。
順方向光供給部33Aは、逆方向光供給部33Bが有する励起光源40、光結合手段50及びガイド用光ファイバ60に対して、他の励起光源70、他の光結合手段80及び他のガイド用光ファイバ90を備えている。
ガイド用光ファイバ90の構成は、図4に示した断面構成を有するガイド用光ファイバ60の構成と同様である。すなわち、ガイド用光ファイバ90は、コア領域(第1’のコア領域)60Aと、そのコア領域60Aの外周に設けられコア領域60Aより屈折率の小さいクラッド領域(第1’のクラッド領域)60Bと、クラッド領域60Bの外周に設けられクラッド領域60Bより屈折率の小さいクラッド領域(第2’のクラッド領域)60Cとを有する。また、ガイド用光ファイバ90が有するクラッド領域60Bには、ガイド用光ファイバ60と同様に、光吸収用元素E2が添加されている。そして、ガイド用光ファイバ90では、コア領域60Aにおいて加工用レーザ光を伝搬させ、コア領域60A及びクラッド領域60Bにおいて励起光をマルチモード伝搬させる。
また、励起光源70及び光結合手段80の構成は、励起光源40、光結合手段50及びガイド用光ファイバ60の構成と同様である。そして、光結合手段80が有する光ファイバ81,82、光結合部83及び光ファイバ84は、光結合手段50が有する光ファイバ51,52、光結合部53及び光ファイバ54に対応しており、光ファイバ81,82,84及び光結合部83の構成は光ファイバ51,52,54及び光結合部53の構成と同様である。なお、励起光源70から出力される励起光(他の励起光)の波長は、光増幅用元素E1を励起可能な範囲であれば、励起光源40から出力される励起光の波長λと異なっていてもよい。
図9に示すように、光ファイバ81には被増幅光源10が光学的に接続されており、光ファイバ81は、被増幅光源10から出力された加工用レーザ光の入力ポートとして機能している。また、光ファイバ82は、励起光源70に光学的に接続されており、励起光源70から出力された励起光の入力ポートとして機能している。そして、光ファイバ84はガイド用光ファイバ60に光学的に接続されており、光ファイバ81,82を通して入力された加工用レーザ光及び励起光をガイド用光ファイバ60に出力するための出力ポートとして機能している。
具体的には、光ファイバ84は、加工用レーザ光を伝搬させてガイド用光ファイバ60のコア領域60Aに入力し、励起光をマルチモード伝搬させてコア領域60A及びクラッド領域60Bに入力する。
また、光増幅モジュール3では、加工用レーザ光の波長λにおいて、ガイド用光ファイバ90のMFDは光ファイバ84のMFDと同じかそれ以上に大きく、増幅用光ファイバ20のMFDはガイド用光ファイバ90のMFDと同じかそれ以上に大きくなっている。更に、加工用レーザ光の波長λにおいて、ガイド用光ファイバ60のMFDは増幅用光ファイバ20のMFDと同じかそれ以上に大きく、光ファイバ54のMFDはガイド用光ファイバ60のMFDと同じかそれ以上に大きくなっている。
光増幅モジュール3の動作について説明する。光増幅モジュール3では、逆方向光供給部33Bが有する励起光源40からの励起光は、光結合手段50及び光ファイバ54を通して端部20bから増幅用光ファイバ20に入力され、増幅用光ファイバ20内を逆方向に伝搬して光増幅用元素E1を励起する。また、順方向光供給部33Aが有する励起光源70からの他の励起光は、光結合手段80及びガイド用光ファイバ90を通して端部20aから増幅用光ファイバ20に入力され、増幅用光ファイバ20内を順方向に伝搬して光増幅用元素E1を励起する。
このように光増幅用元素E1が励起されたときに、被増幅光源10から出力された加工用レーザ光が、順方向光供給部33Aの光ファイバ81、光結合部83及び光ファイバ84を通って増幅用光ファイバ20に入力されると光増幅される。そして、光増幅された加工用レーザ光は、第2の実施形態の場合と同様にして、端部20bに光学的に接続された逆方向光供給部33Bのガイド用光ファイバ60に入力される。そして、ガイド用光ファイバ60内に入力された加工用レーザ光は、光結合部53を通って、本実施形態において出力ポートとして機能する光ファイバ51に入力され、光ファイバ51内を伝搬した後に端部から出力される。
この場合も、各励起光源40,70から出力された各励起光は、光吸収用元素E2が添加されたガイド用光ファイバ60,90を通って増幅用光ファイバ20に入力される。そのため、高出力な加工用レーザ光が、順方向及び逆方向に伝搬する各励起光に対して反対方向に伝搬したとしても、第1及び第2の実施形態の光増幅モジュール1,2の場合と同様に、高出力な加工用レーザ光が励起光源40,70に入射することがない。また、加工用レーザ光の波長において、光ファイバ84、ガイド用光ファイバ90、増幅用光ファイバ20、ガイド用光ファイバ60及び光ファイバ54のMFDは、同じか又は加工用レーザ光が入射される側のMFDの方が大きくなっているため、隣接する光ファイバの接続部(例えば、ガイド用光ファイバ90と増幅用光ファイバ20との接続部等)での接続損失が低減される。その結果、安定して増幅用光ファイバ20に励起光を供給できるので、高出力な加工用レーザ光を安定して生成することが可能である。
なお、本実施形態においても、光学的モジュール33は励起光源40,70を複数有するとしたが、順方向光供給部33Aが有する励起光源70及び逆方向光供給部33Bが有する励起光源40の数は、第1及び第2の実施形態の光学的モジュール31,32の場合と同様に一つでもよい。
また、光増幅モジュール3では、加工用レーザ光の波長λにおいて、ガイド用光ファイバ90と光ファイバ84のMFDの大小関係、及び、光ファイバ54とガイド用光ファイバ60のMFDの大小関係についても同じか又は加工用レーザ光が入射される側のMFDが大きいとしているが、少なくとも波長λに対するガイド用光ファイバ60のMFDが、波長λに対するガイド用光ファイバ90のMFDと同じかそれ以上に大きければよい。なお、本実施形態では、順方向光供給部33Aは励起光源70を備えるとしたが、光学的モジュール3が少なくとも励起光源40を有していればよい。
以上、本発明の光学的モジュールの実施形態について説明したが、本発明に係る光学的モジュール及びそれを適用した光増幅モジュールは、第1〜第3の実施形態を利用して説明したものに限定されない。
また、光増幅モジュール1〜3では、被増幅光源10を設けるとしているが、被増幅光源10は必ずしも設けなくてもよい。例えば、図1の光増幅モジュール1において、被増幅光源10が接続されている側の光ファイバ51の端部と、増幅用光ファイバ20の出力側の端部20bとによって共振器構造を形成することも可能である。この場合、光増幅モジュール1でレーザ発振させることにより、高強度な波長λの光を光増幅モジュール1から出力することができる。
また、図3に光結合手段50の一例を示したが、光結合手段50は図3に示したものに限定されない。光結合手段50は、ガイド用光ファイバ60を通して増幅用光ファイバ20に励起光を入力できると共に、ガイド用光ファイバ60を通して被増幅光を増幅用光ファイバ20に入力(又は増幅用光ファイバ20において光増幅された被増幅光を出力)できる光カプラであればよい。また、光結合手段50は、光ファイバ54を有するとしたが、光ファイバ54を設けずに光結合部53とガイド用光ファイバ60とを直接接続してもよい。
更に、これまでの説明では、光増幅モジュール1〜3は、光加工システムに用いられるファイバレーザ光源とし、被増幅光源10からはレーザ加工用のレーザ光が出力されるとしたが、これに限定されず、光通信システムなどにおいて、光通信用の信号光を出力するものとすることも可能である。
本発明に係る光学的モジュールの一実施形態を適用した光増幅モジュールの実施形態の構成を概略的に示す構成図である。 (a)は、図1に示した増幅用光ファイバの長手方向に直交する断面図である。(b)は、増幅用光ファイバの径方向における屈折率分布を示す図である。 図1に示したガイド用光ファイバの長手方向に直交する断面図である。 図1に示した光結合手段の斜視図である。 Ybの吸収・放出特性を示す図である。 Tmの吸収特性を示す図である。 比較用の光増幅モジュールの構成を概略的に示す構成図である。 光増幅モジュールの他の実施形態の構成を概略的に示す構成図である。 光増幅モジュールの更に他の実施形態の構成を概略的に示す構成図である。
符号の説明
1,2,3…光増幅モジュール、20…増幅用光ファイバ、20A…コア領域(第2のコア領域)、20B…クラッド領域(第3のクラッド領域)、20C…クラッド領域(第4のクラッド領域)、31,32,33…光学的モジュール、40…励起光源、50…光結合手段、60…ガイド用光ファイバ、60A…コア領域(第1のコア領域、第1’のコア領域)、60B…クラッド領域(第1のクラッド領域、第1’のクラッド領域)、60C…クラッド領域(第2のクラッド領域、第2’のクラッド領域)、70…励起光源(他の励起光源)、80…光結合手段(他の光結合手段)、90…ガイド用光ファイバ(他のガイド用光ファイバ)、E2…光吸収用元素(励起光より被増幅光に対して大きい透過損失を有する元素)。

Claims (6)

  1. 励起光源と光結合手段とガイド用光ファイバとを備え、増幅用光ファイバに励起光と被増幅光を供給し、被増幅光を増幅するための光学的モジュールであって、
    前記光結合手段は、前記励起光源と前記ガイド用光ファイバとを光学的に接続し、前記励起光源からの励起光を前記ガイド用光ファイバへ出力し、
    前記ガイド用光ファイバは、
    第1のコア領域と、前記第1のコア領域の外周に設けられており前記第1のコア領域の屈折率より低い屈折率を有する第1のクラッド領域と、前記第1のクラッド領域の外周に設けられており前記第1のクラッド領域の屈折率より低い屈折率を有する第2のクラッド領域とを有し、
    前記第1のコア領域において前記被増幅光を伝搬させるとともに、前記第1のコア領域及び前記第1のクラッド領域において前記光結合手段からの励起光をマルチモード伝搬させ、
    前記第1のクラッド領域には、前記励起光の波長より前記被増幅光の波長に対してより大きい透過損失を有する元素が添加されている
    ことを特徴とする光学的モジュール。
  2. 前記元素は、希土類元素であることを特徴とする請求項1に記載の光学的モジュール。
  3. 前記増幅用光ファイバは、第2のコア領域と、前記第2のコア領域の外周に設けられており前記第2のコア領域の屈折率より低い屈折率を有する第3のクラッド領域と、前記第3のクラッド領域の外周に設けられており前記第3のクラッド領域の屈折率より低い屈折率を有する第4のクラッド領域とを有し、前記第2のコア領域において前記被増幅光を伝搬させると共に、前記第2のコア領域及び前記第3のクラッド領域において前記ガイド用光ファイバからの励起光を伝搬させる
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の光学的モジュール。
  4. 前記ガイド用光ファイバから出力した被増幅光を前記増幅用光ファイバに入力する場合は、前記被増幅光の波長において、前記増幅用光ファイバのモードフィールド径が、前記ガイド用光ファイバのモードフィールド径と同じかそれ以上に大きいことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の光学的モジュール。
  5. 前記増幅用光ファイバから出力した被増幅光を前記ガイド用光ファイバに入力する場合は、前記被増幅光の波長において、前記増幅用光ファイバのモードフィールド径が、前記ガイド用光ファイバのモードフィールド径と同じかそれより小さいことを特徴とする請求項3記載の光学的モジュール。
  6. 前記増幅用光ファイバから出力した被増幅光を前記ガイド用光ファイバに入力する場合は、
    前記光結合手段と異なる他の光結合手段と前記ガイド用光ファイバと異なる他のガイド用光ファイバとを有し、
    前記ガイド用光ファイバと前記他のガイド用光ファイバは、前記増幅用光ファイバの両側に別々に配置され、前記増幅用光ファイバに光学的に接続されており、
    前記他の光結合手段には、前記被増幅光と、前記励起光とは別な他の励起光が入力され、前記他の光結合手段は、入力された前記被増幅光と前記他の励起光を前記他のガイド用光ファイバに出力し、
    前記他のガイド用光ファイバは、入力された前記被増幅光と前記他の励起光を前記増幅用光ファイバの前記ガイド用光ファイバに入力し、
    前記他のガイド用光ファイバは、
    第1’のコア領域と、前記第1’のコア領域の外周に設けられており前記第1’のコア領域の屈折率より低い屈折率を有する第1’のクラッド領域と、前記第1’のクラッド領域の外周に設けられており前記第1’のクラッド領域の屈折率より低い屈折率を有する第2’のクラッド領域とを有し、
    前記第1’のコア領域において前記被増幅光を伝搬させるとともに、前記第1’のコア領域及び前記第1’のクラッド領域において前記他の光結合手段からの他の励起光をマルチモード伝搬させ、
    前記第1’のクラッド領域には、前記他の励起光の波長より前記被増幅光の波長に対してより大きい透過損失を有する元素が添加されており、
    前記被増幅光の波長において、前記ガイド用光ファイバのモードフィールド径が、前記他のガイド用光ファイバのモードフィールド径と同じかそれ以上に大きい
    ことを特徴とする請求項3記載の光学的モジュール。
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