JP2008039986A - 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第1の現像剤搬送部材(スクリュI又はII)の軸方向の一端から他端へ現像剤を搬送し、その他端より仕切り板404の開口を通して第2の現像剤搬送部材(スクリュII又はI)へ回転軸と直角方向に現像剤を受け渡し、その受け渡し領域外では仕切り板404により現像剤搬送部材間での現像剤の移動を防ぐような構成を有する現像装置において、現像剤の受け渡し部での仕切り板の開口幅Lと、受け渡し部に設けられた部材の回転数が、α・R・l≦α’・R’・Lの関係を満たす構成とした(α:現像剤搬送部材の搬送効率、R:現像剤搬送部材の回転数、l:現像剤搬送部材のピッチ長、α’:受け渡し部の搬送効率、R’:受け渡し部の部材の回転数、L:受け渡し部の開口幅)。
【選択図】図17
Description
図4はその一例を示す2軸搬送タイプの現像装置であり、この現像装置400は、不図示の像担持体に現像剤を供給する現像剤担持体である現像ローラ(スリーブ)401(回転する円筒状のスリーブと、スリーブ内に固定配置された磁石又はマグネットロールから構成されるが、図ではスリーブのみ図示している)と、スリーブ上の現像剤量を規制する現像剤規制部材(ドクタ)405と、現像剤を搬送しながら現像ローラ401に供給し、現像ローラ401からの現像剤を回収する現像剤搬送部材である供給回収用スクリュ402とを備えている。さらに、供給回収用スクリュ402の下流端まで搬送された現像剤と必要に応じて供給されたトナーとを攪拌しながら供給回収用スクリュ402とは逆方向に搬送する現像剤搬送部材である攪拌搬送用スクリュ403を備えている。供給回収用スクリュ402と攪拌搬送用スクリュ403とは水平方向に配置され、供給回収用スクリュ402を備える供給回収搬送路406と攪拌搬送用スクリュ403を備える攪拌搬送路407とは仕切り板404で仕切られている。そして、2つの搬送路は仕切り板404の軸方向両端の受け渡し部に設けた開口で連通しており、攪拌搬送路407と供給回収搬送路406とでは現像剤を逆方向に搬送することにより循環搬送されている。
図5はその一例を示すものであり、特許文献1に開示されている3軸搬送タイプの現像装置である。この現像装置410は、静電潜像を担持する潜像担持体1に対向して配置され、回転可能に支持された現像剤担持体(スリーブ)411と、現像剤担持体411の内部に配置された複数個の磁極を有する磁界発生手段(磁石体)と、現像剤担持体上の現像剤を剥ぎ取る剥ぎ取り手段と、現像剤担持体411に現像剤を供給する回転可能な供給搬送部材(供給用スクリュ)414と、供給搬送部材414の上方に平行配置され現像剤担持体411から剥ぎ取られた現像剤を回収して搬送する回転可能な回収搬送部材(回収用スクリュ)415と、供給搬送部材414に隣接して配置され供給搬送部材414に現像剤を攪拌して搬送する攪拌搬送部材(拡販用スクリュ)416と、供給搬送部材414を収容する現像剤供給室421と、回収搬送部材415を収容する現像剤回収室422と、攪拌搬送部材416を収容する現像剤攪拌室423と、現像剤供給室421と現像剤回収室422とを仕切る第1隔壁417と、現像剤供給室421と現像剤攪拌室423とを仕切る第2隔壁418と、現像剤回収室422の現像剤搬送下流側と現像剤供給室421の現像剤搬送下流側とを連通させるため第1隔壁417に穿設された第1開口部(図示せず)と、現像剤供給室421の現像剤搬送下流側と現像剤攪拌室423の現像剤搬送上流側とを連通させるため第2隔壁418に穿設された第2開口部(図示せず)と、現像剤攪拌室423の現像剤搬送下流側と現像剤供給室421の現像剤搬送上流側とを連通させるため第2隔壁418に穿設された第3開口部(図示せず)と、を備え、前記剥ぎ取り手段により現像剤担持体411から剥ぎ取られた現像剤を現像剤回収室内に回収し、回収搬送部材415により回収現像剤を攪拌しつつ現像剤搬送下流側に搬送し、第1隔壁417に穿設された第1開口部から現像剤供給室421内に還流するとともに記供給搬送部材414により回収現像剤と未使用現像剤とを混合攪拌しつつ搬送して、現像剤供給室内の現像剤を、供給搬送部材414により第2隔壁418に穿設された第2開口部から現像剤攪拌室423内に搬送し、攪拌搬送部材416により第2隔壁418に穿設された第3開口部から排出し、現像剤供給室421内に還流し、供給搬送部材414により現像剤を混合、攪拌しつつ放出して現像剤担持体411に供給する。
この現像装置では、現像に使用された後、回収された回収現像剤と未使用現像剤を混合した後に、トナー濃度センサによりトナー濃度を検知し、検知結果に基づいて、トナー濃度を検知した現像剤に対してトナー補給を行うことにより、現像装置内のトナー濃度が均一に保たれ、画像濃度も均一に得られるようになる。
しかし、現像剤搬送部材としてのスクリュ上の現像剤速度は、スクリュピッチを大きくすることにより早くすることができると考えられるが、実際にはそれに伴い、そのスクリュ端部の現像剤の受け渡し部の現像剤速度を上げなければ、そこが律速となってしまい、現像剤の流れが滞ってしまう。この受け渡し部での現像剤の滞りを防ぐためには、結局スクリュ全体の回転数を上昇させねばならず、現像剤に過剰な負担を与えてしまうため、現像剤が短寿命化してしまうという課題がある。
このように、並列配列される現像剤供給部615と現像剤撹拌部614の間を両端部でそれぞれ連通させてなる現像剤の受渡し部に、現像剤供給部615と現像剤撹拌部614で現像剤を搬送する搬送手段(スクリュ)607,608の回転により生じる逆流を阻止する逆流防止部619a、619bを設けることにより、受渡し部における現像剤の逆流の発生を防ぐことができる。また、現像剤の逆流を防ぐことで、逆流が発生することによる現像剤の滞留や現像剤のパッキングの発生を防止することができる。
例えば特許文献3には、第1撹拌軸及び第2撹拌軸を、両端部まで多条スクリュウで形成することにより、現像剤の循環を良好に行わせ、現像剤汲み上げ不良によるムラや濃度不足等を防止し、良質な画像を得ることができる2成分現像装置を提供することを目的として、感光体上の潜像を現像する現像スリーブと、2成分現像剤を搬送すると共に上記現像スリーブに供給する搬送装置とを有している2成分現像装置において、上記搬送装置は、上記現像スリーブと軸方向に平行に配置され、上記2成分現像剤の循環通路を形成する第1搬送路および第2搬送路と、上記第1搬送路と上記第2搬送路とにそれぞれ配設され、上記2成分現像剤を混合撹拌しながら搬送する第1撹拌軸および第2撹拌軸と、上記第1搬送路と上記第2搬送路との間に配設されると共に、第1搬送路から第2搬送路へ2成分現像剤の受け渡しをする第1開口部と、第2搬送路から第1搬送路へ2成分現像剤の受け渡しをする第2開口部とを形成する仕切板とを備え、上記第1開口部と第2開口部のうち、上記第1撹拌軸と第2撹拌軸との間で2成分現像剤が下部から流れ込む側の開口部の広さが他方の開口部の広さよりも広くなっており、第1撹拌軸および第2撹拌軸は、両端部まで多条スクリュウで形成されている構成の現像装置が提案されている。
この粉体搬送装置では、往路を経て搬送されてきた粉体は、折返し点の仕切り板開放部から復路へ受け渡されて循環するが、このとき、折り返し部の搬送力の小さい範囲で粉体は圧縮力を受け、この圧縮力によって往路から復路側に押出されるようにして移行する。ここで、折り返し部の搬送力の小さい範囲で圧縮力を受けた粉体は、搬送力の小さい範囲を超えて復路の搬送方向つまり戻り方向に一部拡張している開放部から復路に押出され、円滑に循環が行われる。
この課題を解決するためには、スクリュ上の現像剤速度と受け渡し部の現像剤速度の関係において、
「スクリュ上の現像剤速度[kg/s]≦受け渡し部の現像剤速度[kg/s]」
が成り立っていないとならない。
また、特許文献3,4に記載の従来技術は、受け渡し部の開口幅を大きくすることにより搬送速度を上げようというもので、本発明と類似した考えである。しかし、本発明では、スクリュ上の搬送速度と比較して受け渡し部の開口幅を定義しているのに対し、これらの従来技術では開口幅の大きさは定義されていない。
本発明の第1の手段は、現像剤を担持して回転し潜像担持体上の潜像を現像する現像剤担持体と、該現像剤担持体と平行に配置され互いに異なる方向に現像剤を搬送する少なくとも2つの現像剤搬送部材(以下、第1、第2の現像剤搬送部材と言う)と、該第1、第2の現像剤搬送部材間に配置された仕切り板とを少なくとも有し、前記第1、第2の現像剤搬送部材は回転軸部に螺旋状の羽を備え回転することにより現像剤を軸方向に搬送するスクリュ状の部材からなり、第1の現像剤搬送部材の軸方向の一端から他端へ現像剤を搬送し、その他端より前記仕切り板の開口を通して第2の現像剤搬送部材へ回転軸と直角方向に現像剤を受け渡し、その受け渡し領域外では前記仕切り板により、前記第1、第2の現像剤搬送部材間での現像剤の移動を防ぐような構成を有する現像装置において、前記現像剤の受け渡し部での前記仕切り板の開口幅と、前記受け渡し部に設けられた部材の回転数が、以下の式(1)の条件を満たすことを特徴とする。
α・R・l≦α’・R’・L ・・・式(1)
ここで、
α:現像剤搬送部材の搬送効率
R:現像剤搬送部材の回転数[rpm]
l:現像剤搬送部材のピッチ長[m]
α’:受け渡し部の搬送効率
R’:受け渡し部の部材の回転数[rpm]
L:受け渡し部の開口幅[m]
とする。
α=u/(V・d)
また、受け渡し部の搬送効率α’は、受け渡し部の部材(例えばパドル)が1回転したとき、そのパドルが通った空間内の何パーセントの現像剤が受け渡されたかを表しており、その定義は次の通りである。
α’=u’/(V’・d)
ここで、
現像剤搬送部材(スクリュ)上の現像剤速度(実測):u[kg/s]
スクリュ通過体積:V=R/60・π((r1/2)2−(r2/2)2)・l[m3/s]
受け渡し部の現像剤速度(実測):u’[kg/s]
パドル通過体積:V’=R’/60・dπ((r1/2)2−(r2/2)2)・L[m3/s]
スクリュの外形:r1[m]
スクリュの軸径:r2[m]
現像剤の嵩密度:d[kg/m3]
である。
しかし、受け渡し部と現像剤搬送部材の一体化により起こる受け渡し部での現像剤の滞りを防ぐためには結局現像剤搬送部材全体の回転数を上昇させねばならず、現像剤に過剰な負担を与えてしまうため、現像剤が短寿命化してしまう恐れがある。
α・l≦α’・L ・・・式(2)
を満たすことを特徴とする。
上記のような回転方向(下送り)で現像剤の受け渡しを行なうことにより、受け渡し部の搬送効率が上がる。これは、現像剤搬送部材の下方の方が部材間の空間への現像剤充填率が高く、下送りではその充填率が高い状態の現像剤を搬送できるためであると考えられる。従って、第2の手段の条件を満たすのに必要な開口幅が小さくなる。
そこで本発明の第4の手段は、第1〜第3のいずれか1つの手段に記載の現像装置において、前記受け渡し部には、回転軸に対して垂直で前記現像剤搬送部材の羽と同等の長さの線を連続的につないでできる平面から成るパドルが取り付けられており、そのパドルの枚数は2枚であることを特徴とする。
このように、パドルを2枚にすることが搬送効率を最も高めることが実験により分かった。パドル2枚のときが受け渡し部のパドル間に現像剤が詰まっていない無駄な空間が最も少ないためであると考えられる。従って、第2の手段の条件を満たすのに必要な開口幅が小さくなる。
そこで本発明の第5の手段は、第4の手段の現像装置において、前記受け渡し部のパドルと前記現像剤搬送部材の羽は連続的につながっていることを特徴とする。
このように現像剤搬送部材(スクリュ)とパドルが連続的につながっていると、スクリュから運ばれてきた現像剤がスムーズにパドル間の空間に入っていく。そのため、搬送効率を上げることができる。
パドルの角度を上記のように設定することが搬送効率をより高めることが実験により分かった。これは、パドルの奥の方まで現像剤を圧縮しながら送ることにより、パドル全面を有効活用しているためであると考えられる。従って、第2の手段の条件を満たすのに必要な開口幅が小さくなる。
そこで本発明の第7の手段は、第1または第2の手段の現像装置において、前記2つの現像剤搬送部材を軸方向から見たとき、前記第1の現像剤搬送部材が左側、前記第2の現像剤搬送部材が右側に配置され、前記第1の現像剤搬送部材が前記第2の現像剤搬送部材よりも下方に位置する場合には、前記第1の現像剤搬送部材の回転方向は、時計回りであることを特徴とする。
第1の現像剤搬送部材が第2の現像剤搬送部材よりもある程度以上下方にある場合、第3の手段の回転方向(下送り)よりも上記第7の手段の回転方向(上送り)の方が受け渡し部での搬送効率が良くなる。
第7の手段の回転方向(上送り)の場合、上記第8の手段のようにパドルがないほうが受け渡し部での搬送効率を最も高めることができることが実験により分かった。
受け渡し部の開口幅を小さくするためには、受け渡し部の搬送効率を上げる必要があるが、上記のような接線の範囲内に凹凸がない条件で、最も搬送効率が上がることが実験により分かった。これは凹凸をつけることにより、スクリュBからスクリュAへの現像剤の戻りを防止することができるが、それ以上にスクリュAからスクリュBへの搬送を阻害してしまうためであると考えられる。
2軸搬送タイプの現像装置では現像剤担持体上の軸方向でトナー濃度偏差を生じてしまう。この偏差を小さくするためには、現像剤の循環を早くする必要があるが、第1〜第9のいずれか1つの手段に記載の条件を満たすことにより、現像剤搬送部材上の現像剤速度が速くなっても受け渡し部で現像剤を滞らせることなく円滑に循環させることができ、その結果として現像剤担持体上の軸方向でのトナー濃度偏差を小さくすることができる。
3軸搬送タイプの現像装置では、供給搬送用スクリュ下流部での現像剤の枯渇や、回収搬送用スクリュ上流での現像剤の溢れ等の課題があり、現像剤バランスをうまくとるためには、各スクリュでの現像剤速度を上げる必要があるが、第1〜第9のいずれか1つの手段に記載の条件を満たすことにより、スクリュ上の現像剤速度が速くなっても受け渡し部で現像剤を滞らせることなく円滑に循環させることができ、その結果として現像剤バランスをうまくとることができる。
回収搬送用スクリュ下流部での現像剤の溢れが、3軸搬送タイプの現像装置の特に大きな課題であり、回収搬送用スクリュの回転数を高くすることによってこれをカバーしているが、軸受けや現像剤に大きなストレスを与えてしまっている。そこで第12の手段のように、回収搬送用スクリュからの受け渡し部の搬送速度を回収搬送用スクリュ上と同等以上にすることにより、特に高回転数になりやすい回収搬送用スクリュの回転数を下げることができる。
また、本発明の第14の手段は、第13の手段の現像装置において、前記供給用現像剤搬送部材の受け渡し部にはパドルが設けられており、該パドルの枚数は3〜5枚であることを特徴とする。
3軸が水平方向に並んだ3軸搬送タイプの現像装置では、回収搬送用スクリュから供給搬送用スクリュへ、また供給搬送用スクリュから撹拌搬送用スクリュへと、受け渡しが2段階連続してしまう場所ができる。このような場所では搬送効率の高いパドル形状が受け渡し1段階の場合とは異なる。そこで第14の手段のように、供給搬送用スクリュのパドル枚数を決めると、搬送効率が最も高くなることが実験(実験結果:図19参照)により確かめられている。例えば供給搬送用スクリュのパドル枚数が3枚以上で搬送効率は飽和する。また、6枚以上にしてしまうと、羽の体積分の現像剤が搬送できないことになり、搬送効率は下がる。
第15の手段では、第1〜第14のいずれか1つの手段の現像装置を用いることで、高プロセス線速が実現し、さらに現像剤に対する負荷も小さくなるため、長期間にわたって常に安定したトナー付着量を得ることができるので、画像濃度の安定性が高いプロセスカートリッジを提供することが可能になる。
第16の手段では、第1〜第14のいずれか1つの手段の現像装置、あるいは第15の手段のプロセスカーリッジを用いることで、高プロセス線速が実現し、さらに現像剤に対する負荷も小さくなるため、長期間にわたって常に安定したトナー付着量を得ることができるので、画像濃度の安定性が高い画像形成装置を提供することが可能になる。
第17の手段では、現像色の異なる複数の現像装置またはプロセスカートリッジに、第1〜第14のいずれか1つの手段の現像装置、あるいは第15の手段のプロセスカーリッジを用いることで、高プロセス線速が実現し、さらに現像剤に対する負荷も小さくなるため、長期間にわたって常に安定したトナー付着量を得ることができるので、画像濃度の安定性が高く、色再現性やカラーバランスの優れた高画質カラー画像を得ることの出来る画像形成装置を提供することが可能になる。
第18の手段では、各画像形成ユニットまたはプロセスカートリッジの現像装置に第1〜第14のいずれか1つの手段の現像装置を用いることで、高プロセス線速が実現し、さらに現像剤に対する負荷も小さくなるため、長期間にわたって常に安定したトナー付着量を得ることができるので、画像濃度の安定性が高く、色再現性やカラーバランスの優れた高画質カラー画像を得ることの出来る画像形成装置を提供することが可能になる。
第19の手段では、各画像形成ユニットの現像装置に第1〜第14のいずれか1つの手段の現像装置を用いることで、高プロセス線速が実現し、さらに現像剤に対する負荷も小さくなるため、長期間にわたって常に安定したトナー付着量を得ることができるので、画像濃度の安定性が高く、色再現性やカラーバランスの優れた高画質カラー画像を得ることの出来る画像形成装置を提供することが可能になる。また、本発明の現像装置を1パス両面転写方式の画像形成装置に用いることにより、長期的に濃度安定性に優れたカラー画像を非常に生産性高く得ることが可能となる。それにより表裏での画質差がなく、常に画質の安定したカラー両面画像を得ることが可能となる。
また、本発明の現像装置を用いることで、高プロセス線速が実現し、さらに現像剤に対する負荷も小さくなるため、長期間にわたって常に安定したトナー付着量を得ることができるので、画像濃度の安定性が高いプロセスカートリッジを実現することができる。
さらに、本発明の現像装置あるいはプロセスカートリッジを用いることで、画像濃度の安定性が高い画像形成装置を実現でき、さらには、画像濃度の安定性が高く、色再現性やカラーバランスの優れた高画質カラー画像を得ることの出来る画像形成装置を実現することができる。
まず本発明の現像装置が用いられる画像形成装置の構成例について詳細に説明する。
図1は本発明に係る画像形成装置全体の内部構成を示した概略中央断面図である。図1に示す画像形成装置本体100の内部において、記録体搬送路43Aを境にして、上下に画像形成ステーションが設けられており、上部の第1画像形成ステーションには、矢印方向に無端移動する第1中間転写体である第1像担持ベルト21を備えた第1像担持体ユニット20を、下部の第2画像形成ステーションには、矢印方向に無端移動する第2中間転写体である第2像担持ベルト31を備えた第2像担持体ユニット30が配備されている。第1像担持ベルト21の上部張架面には、第1画像形成ユニット群(4個の第1画像形成ユニット80Y、80C、80M、80K)が、第2像担持ベルト31の傾斜した張架面には、第2画像形成ユニット群(4個の第2画像形成ユニット81Y、81C、81M、81K)が配備されている。これら第1、第2画像形成ユニットの番号に添えたY、C、M、Kは、扱うトナーの色と対応させているもので、Yはイエロー、Cはシアン、Mはマゼンタ、Kはブラックを意味している。第1、第2画像形成ユニットに備えられ、第1像担持ベルト21と第2像担持ベルト31と共に回転する各感光体(潜像担持体)1に対しても同じ意味あいでY、C、M、Kを添えている。なお感光体1Yから1Kは同間隔で配置され、少なくとも画像形成時にはそれぞれ第1、第2像担持ベルト21、31との張架部の一部と接触する。
帯電装置3としては、非接触式のチャージャの他に、感光体1の表面に接触させるタイプの例えば帯電ローラや帯電ブラシ等も採用できる。
クリーニング装置2は、クリーニングブラシ2a、クリーニングブレード2b、回収部材2cを備え、感光体1の表面に残留するトナー等の異物を除去、回収する。
現像装置5の構成は、図示の例では、現像剤担持体である現像ローラ5a(図ではスリーブのみを図示してあるが、スリーブの内部には複数の磁石、あるいは複数の磁極が着磁されたマグネットローラ等が配設されている)と、現像剤規制部材であるドクタ5bと、現像剤供給搬送部材としての供給搬送用スクリュ5cと、現像剤攪拌搬送部材としての攪拌搬送用スクリュ5dと、回収搬送用スクリュ5eと、仕切り板5f、5gを備えた3軸搬送タイプの構成であるが、これに限るものではない。すなわち、現像装置の詳細説明については後述するが、例えば図4に示すような2軸搬送タイプの現像装置や、図7に示すような3軸搬送タイプの現像装置に本発明を適用したもの等を用いることができる。
上記の第1像担持ベルト21に関連する部材は、第1像担持体ユニット20として一体的に構成してあり、画像形成装置100に対し着脱が可能となっている。
上記の第2像担持ベルト31に関連する部材は、第2像担持体ユニット30として一体的に構成してあり、画像形成装置100に対し着脱が可能となっている。
[片面記録の動作]
上記の構成において、記録材(用紙)Pの片面にフルカラー画像を形成する片面記録時の動作について説明する。
片面記録の方法は基本的に2種類あって選択が可能となっている。2種類のうちの一つは、第1の像担持ベルト21に担持させた画像を用紙Pの片面に直接転写する方法であり、別の方法は、第2の像担持ベルト31に担持させた画像を用紙の片面に直接転写する方法である。本実施例では画像形成装置100の構成から、第1の像担持ベルト21に担持させた画像を用紙Pの片面に直接転写する場合には、画像が用紙のP上面に形成され、第2の像担持ベルト31に担持させた画像を用紙Pの片面に直接転写する場合には、画像が用紙Pの下面に形成される。また、記録するべきデータが複数の頁になるケースでは、排紙スタック部75上で頁が揃うように作像順序を制御するのが好都合である。そこで、ここでは最後の頁の画像データから順に記録して頁順を揃わせるよう、第1の像担持ベルト21に画像を担持させた後、用紙Pに転写させる方法について説明する。
この結果、第1像担持ベルト21上には、イエロー、シアン、マゼンタ及びブラックの各色トナー画像が、順次重なり合ったフルカラートナー画像として担持され、第1像担持ベルト21とともに矢印の方向に移動される。
次に用紙Pの両面に画像を形成する両面記録時の動作について説明する。画像形成装置に開始信号が入力されると、上記、片面記録の動作で説明した第1の画像形成ユニット80Y、80C、80M、80Kで順次形成する各色ごとの画像を第1像担持ベルト21に順次1次転写させ、第1の画像として担持させる工程とほぼ平行して、第2の画像形成ユニット81Y、81C、81M、81Kで順次形成する各色ごとの画像を第2像担持ベルト31に順次1次転写させ、第2の画像として担持させる工程が行なわれる。第1、第2の画像形成ステーションの配置は、図1に示す構成なので、上記第1の画像と第2の画像が、用紙Pの搬送方向先端で位置的に合致するためには、第1の画像の形成開始より遅れて第2の画像の形成が開始される。また、用紙Pはレジストローラ対45で静止と再送が行なわれるので、その時間も見込んで給紙され、ジョガー44で整合される。レジストローラ対45は、タイミングをとって用紙Pを第1の2次転写手段である転写ローラ46と第1像担持ベルト21で構成された第1転写ステーションに搬送する。転写ローラ46にプラス極性の転写電流が印加され、第1像担持ベルト21から用紙Pの片面(図では上面)に画像が転写される。
次に本発明に係る画像形成装置の別の構成例を図3に示す。
この画像形成装置は、前述の図1に対して通常の片面のみを一度に作像するカラー方式である、いわゆるタンデム構成の画像形成装置である。概略構成を以下に示す。
図3のカラー画像形成装置は、いわゆるタンデム方式といわれ、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の各色毎のプロセスカートリッジ10Y,10C,10M,10Kが中間転写体である中間転写ベルト12に沿って直列に配置された構成になっている。各色毎のプロセスカートリッジ10Y〜10Kは同じ構成であり、潜像担持体である感光体1Y〜1Kを中心に帯電装置3、現像装置5、クリーニング装置2等から構成される。また、各プロセスカートリッジ10Y〜10Kの感光体1Y〜1Kに対し、露光装置4、中間転写装置11が配置されており、その他に、図示しない給紙装置と用紙搬送部、レジストローラ15、紙転写装置16、搬送装置17、定着装置18などを備えている。
クリーニング装置2は、クリーニングブレードやクリーニングブラシ等を備え、感光体1の表面に残留するトナー等の異物を除去、回収する。
露光装置4は、各色毎の画像データ対応の光を、帯電手段で一様に帯電済みの各感光体1の表面に走査し、静電潜像を形成する。図示例の露光装置4は、4つのレーザ光源、ポリゴンミラー、4系統の走査結像光学系等を用い、形成すべき画像データに応じて変調したレーザビーム光を各感光体に照射するレーザスキャン方式の露光装置であるが、LED(発光ダイオード)アレイと結像素子アレイからなる露光装置を採用することもできる。
また、各プロセスカートリッジ10Y〜10Kに用いる現像装置5の構成及び詳細説明については後述するが、例えば図4に示すような2軸搬送タイプの現像装置や、図2または図7に示すような3軸搬送タイプの現像装置に本発明を適用したもの等を用いることができる。
なお、図3に示す画像形成装置の作像動作は、前述の図1に示した画像形成装置において、裏面(第二面)の作像を行なわない片面記録動作と同様であるので、ここでは動作の詳細な説明は省略する。
次に、以上に説明したような本発明に係る画像形成装置に用いる現像装置の構成について説明する。
本発明に係る画像形成装置に用いる現像装置は、例えば前述の図2に示したような3軸搬送タイプの現像装置や、図4に示したような構成の2軸搬送タイプの現像装置、あるいは図7に示すような構成の3軸搬送タイプの現像装置がある。
図7(a)に示す構成の現像装置504は、反時計回りに表面移動しながら潜像担持体である感光体ドラム501の表面の潜像にトナーを供給し現像する現像剤担持体としての現像ローラ(回転する円筒状のスリーブと、スリーブ内に固定配置された磁石又はマグネットロールから構成される)505を有している。また、現像ローラ505に現像剤を供給しながら図7の奥方向に現像剤を搬送する現像剤供給搬送部材としての供給搬送用スクリュ508を有している。
現像ローラ505の供給搬送用スクリュ508との対向部から表面移動方向下流側には、現像ローラ505に供給された現像剤を現像に適した厚さに規制する現像剤規制部材としてのドクタ516を備えている。
そして、回収搬送路507の搬送方向下流端まで搬送された回収現像剤は供給搬送路509に移送される。また、回収現像剤と供給搬送用スクリュ508で搬送される現像ローラ505に供給されなかった現像剤は、連通している攪拌搬送路510に移送される。
現像ローラ505のスリーブへの現像剤の供給は、現像ローラ505内に設けられた磁石又はマグネットロールの磁極が現像剤中の磁性キャリアを引き付けることによって行われる。上述のように、スクリュ頂点514が現像ローラ505の回転中心515よりも下方となるように配置することにより、現像剤の自重が現像ローラ505への現像剤の供給量に影響せず、磁力の大きさが現像剤の供給量に寄与する。これにより、供給搬送路509で搬送される現像剤の上部から確実に供給されるため、供給搬送用スクリュ508の搬送方向で供給搬送路509内の現像剤の嵩が均一でなくても、現像ローラ505に適正な量の現像剤を供給することができる。
α・R・l≦α’・R’・L ・・・式(1)
ここで、
α:現像剤搬送部材(スクリュ)の搬送効率
R:現像剤搬送部材(スクリュ)の回転数[rpm]
l:現像剤搬送部材(スクリュ)のピッチ長[m]
α’:受け渡し部の搬送効率
R’:受け渡し部の部材(例えばパドル)の回転数[rpm]
L:受け渡し部の開口幅[m]
とする。
α=u/(V・d)
また、受け渡し部の搬送効率α’は、受け渡し部の部材(例えばパドル)が1回転したとき、そのパドルが通った空間内の何パーセントの現像剤が受け渡されたかを表しており、その定義は次の通りである。
α’=u’/(V’・d)
ここで、
現像剤搬送部材(スクリュ)上の現像剤速度(実測):u[kg/s]
スクリュ通過体積:V=R/60・π((r1/2)2−(r2/2) 2)・l[m3/s]
受け渡し部の現像剤速度(実測):u’[kg/s]
パドル通過体積:V’=R’/60・dπ((r1/2)2−(r2/2) 2)・L[m3/s]
スクリュの外形:r1 [m]
スクリュの軸径:r2 [m]
現像剤の嵩密度:d[kg/m3]
である。
α・l≦α’・L ・・・式(2)
を満たすように構成している。
ここで、第1の現像剤搬送部材をスクリュA、第2の現像剤搬送部材をスクリュBとして、現像剤の搬送効率を求めるのに必要な現像剤速度の実測方法を以下に説明する。
図8に示すように、スクリュが配置されたスクリュケーシングの上部に現像剤補給ボトルを設け、スクリュケーシングの下部に開口部と、現像剤回収ボトルを設ける。現像剤速度に対しては影響を与えないように、スクリュケーシングのボトル口に対面する回収口は十分に大きくとる。また、現像剤補給ボトルの補給口も十分に大きくとり、常に一定の現像剤面を確保できるようにしておく。
このようにセットした後、モーターをある回転数Rで回し、現像剤面が定常状態になるまで待つ。
その後、再びモーターを回転させ、Δt秒間にボトル内に落下する(すなわちスクリュによって搬送される)現像剤の重量Δw[kg]を計測することにより現像剤速度、
u[m/s](=Δw/Δt)
を求める。
図9(現像装置を上から見た図)に示すように、受け渡し部の搬送速度のみを図るために、現像剤補給ボトルと現像剤回収ボトルは受け渡し領域より10mmの場所に近接させる。
そして、(1)と同様の手順で、Δt秒間にボトル内に落下する(すなわちスクリュによって搬送される)現像剤の重量Δw[kg]を計測することにより現像剤速度、
u[m/s](=Δw/Δt)
を求める。
この際、モーターの回転数は、スクリュ上の現像剤速度を求めたときと同様の回転数にしておく。
スクリュの搬送効率αは、スクリュが1回転したとき、羽が通過した空間に入っている現像剤のうち何パーセントの現像剤が前に進んだかを表しており、受け渡し部の搬送効率α’は、パドルが1回転したとき、そのパドルが通った空間内に入っている現像剤のうち何パーセントの現像剤が受け渡されたかを表している。
α、α’はスクリュとパドルの回転数や受け渡し部の開口幅によらず、ほぼ一定の値である。
従ってこの搬送効率α、α’を用いて、スクリュとパドルが1秒間に搬送する現像剤重量W、W’を求めることができる。すなわち、現像剤重量W、W’は、
W=α・(1秒間でスクリュ羽が通過した空間体積)・d
=α・(R/60・π((r1/2)2−(r2/2) 2)・l)・d
W’=α’・(1秒間でパドルが通過した空間体積)・d
=α’・(R’/60・π((r1/2)2−(r2/2) 2)・L)・d
と計算できる。
α・R・l≦α’・R’・L ・・・式(1)
が導ける。
また、通常スクリュとパドル部分は一体となっているため、R=R’である。これより式(2)、
α・l≦α’・L ・・・式(2)
が導ける。
つまり、搬送効率α、α’を1度実験で求めてしまえば、受け渡し部において現像剤が滞らないために必要な受け渡し部の幅(開口幅)Lが計算により求められる。
(実施例1:第1の手段の実施例)
スクリュと受け渡し部分が独立に駆動する構成を図10に示す。
図10において、第1の現像剤搬送部材であるスクリュ(スクリュA)と、受け渡し部の部材(パドルとスクリュ)とは、それぞれ独立に回転駆動されるようになっており、スクリュの回転軸に対して軸受け(例えばベアリング)を介して受け渡し部の部材が軸支されている。スクリュの回転軸に取り付けられたギアと、受け渡し部の部材に取り付けられたギアは、ギア比を調節することにより、駆動ギアを介して同一のモーター(図示せず)で駆動することができ、かつそれぞれの回転数を独立に調節することができるので、前述の式(1)を満たすことができる。
図7に示した構成の3軸搬送タイプの現像装置では、スクリュAを回収搬送用スクリュ506とした場合、回収搬送用スクリュ506上の搬送効率αが0.5、回収搬送用スクリュ506のピッチ長lが34.5mm、受け渡し部での搬送効率α’が0.3であった。
そこで式(2)より、
0.5×34.5≦0.3×L
→L≧57.5mm
と必要な受け渡し部の開口幅Lが求められた。
そこで、受け渡し部の開口幅を現状の45mmから60mmへと大きくしたところ、受け渡し部で現像剤が滞ってしまうという問題が解消された。
スクリュAの回転方向と、スクリュAとスクリュBの配置角度を変えてみたときの受け渡し部の搬送効率の変化を測定した結果を図11に示す。図11(d)の結果を見て分かるとおり、図11(a)、(b)のようにスクリュAとスクリュBが略水平に並んでいる場合には、図11(a)の下送り(第3の手段で記述したようにスクリュAの回転方向が反時計回り)が搬送効率を上げるのに有利であることが分かるが、図11(c)のように、スクリュAがスクリュBより下方にあり、スクリュAの現像剤の埋設率が上がるような場合には、上送り(第7の手段で記述したようにスクリュAの回転方向が時計回り)の方が有利であることが分かる。そこで、これら2つの回転方向はスクリュAとスクリュBの位置関係によって使い分ける必要がある。
スクリュAのパドル枚数を変えてみたときの受け渡し部の搬送効率の変化を測定した結果を図12に示す。図12(a)の(1)〜(4)はパドル枚数を1〜4にした例を図示している。図12(b)の結果を見て分かるとおり、パドル枚数が2枚のときが、受け渡し部の搬送効率α’が一番効率よいことが分かる。
スクリュAの受け渡し部のパドルをスクリュ羽の端部と連続にした場合と、不連続にした場合とで搬送効率の変化を測定した結果を図13に示す。スクリュAの受け渡し部のパドルをスクリュ羽の端部と連続的にした方が、受け渡し部の搬送効率α’が高いことが分かる。
スクリュAの受け渡し部のパドルのリード角θを変えてみたときの、受け渡し部の搬送効率の変化を測定した結果を図14に示す。
リード角θが、
50°≦θ≦80°
の範囲で受け渡し部の搬送効率が上がっていることが分かる。
図11(b)、(c)に示すような上送りのときに、スクリュAのパドル枚数を変えたときの受け渡し部の搬送効率の変化を測定した結果を図15に示す。図15(a)の(0)〜(4)はパドル枚数を0〜4にした例を図示している。上送りの場合、枚数が0枚、つまり、パドルがなくスクリュが受け渡し部の端まで続いている場合が最も搬送効率が高いことが分かる。
スクリュAが上送りか下送りかによって、受け渡し部でのパドル枚数の条件は変わるが、スクリュAが上送りか下送りかに関わらず、図16(a)に示すように、斜線を付けた領域aには、図16(b)、(c)に示すようなケースの凹凸bを付けない方が、受け渡し部での搬送効率がよいことが実験で確かめられた。
一例として、各スクリュの回転方向が図17に示すような2軸搬送タイプの現像装置の場合について述べる。スクリュI(402)からスクリュII(403)への受け渡しは上送り、スクリュII(403)からスクリュI(402)への受け渡しは下送りとなっている。
したがって、受け渡しが上送りのスクリュIからスクリュIIへの受け渡し部にはパドルをつけないでスクリュ羽をそのまま受け渡し部まで延長させる、また、受け渡しが下送りのスクリュIIからスクリュIへの受け渡しはパドルを2枚とする工夫をしている。ただし、スクリュIとスクリュIIは水平に設置されているため、このように工夫をしてもなお、両受け渡し部の搬送効率には差が残っている(例えばα1’=0.7、α2’=0.74)。そこで、最低限必要な受け渡し部の開口幅L1、L2も両側で異なることになる。
ここで、スクリュピッチ長:l=20mm、スクリュ搬送効率:α=0.5の場合、前述の式(2)より、
L1≧20×0.5/0.7=14.3
L2≧20×0.5/0.74=13.5
となる。
よって、両側の開口幅L1、L2を15mmと揃えることもできるが、L1=14.5mm、L2=13.5mmとぎりぎりの条件でとれば、現像装置の小型化を図ることができる。
図2や図7に示した構成の3軸搬送タイプの現像装置においては、回収から供給・撹拌への受け渡し部分が一番の課題であった。例えば回収搬送用スクリュ5e(506)では十分現像剤の搬送を行うことができても、受け渡し部分で現像剤が滞って現像後のトナー濃度の低下した現像剤が再び現像ローラ(スリーブ)5a(505)に連れまわってしまっていたため、回収搬送用スクリュ5e(506)の回転数を必要以上に上げないといけなかった。
このとき供給搬送用スクリュ5c(508)の下流部のパドル枚数は4枚(リード角90°)にしてある。これは、供給搬送用スクリュ5c(508)の下流部のパドル枚数が4枚のときが最も搬送効率が高くなることが実験より確かめられていたためである(図19の実験結果参照)。このように、供給搬送用スクリュ5c(508)だけ、適したパドル枚数が異なるのは、このパドルが3軸横並び搬送タイプ特有の働きを持っているため(供給搬送用スクリュ5c(508)から運ばれてきた現像剤だけでなく、回収搬送用スクリュ5e(506)のパドルから運ばれてきた現像剤も運ばなければいけないため)である。
図3に示した構成の画像形成装置のプロセスカートリッジ10Y,10C,10M,10Kの現像装置5に、実施例1〜10で説明した条件を満たす現像装置を用いることで、高プロセス線速が実現し、さらに現像剤に対する負荷も小さくなるため、長期間にわたって常に安定したトナー付着量を得ることができるので、画像濃度の安定性が高いプロセスカートリッジを実現することができる。
図1示した構成の画像形成装置、あるいは図3に示した構成の画像形成装置の現像装置(またはプロセスカートリッジ)に、実施例1〜10で説明した条件を満たす現像装置を用いることで、高プロセス線速が実現し、さらに現像剤に対する負荷も小さくなるため、長期間にわたって常に安定したトナー付着量を得ることができるので、画像濃度の安定性が高く、色再現性やカラーバランスの優れた高画質カラー画像を得ることの出来る画像形成装置を実現することができる。また、本発明の現像装置を図1に示す1パス両面転写方式の画像形成装置に用いることにより、長期的に濃度安定性に優れたカラー画像を非常に生産性高く得ることができる。それにより表裏での画質差がなく、常に画質の安定したカラー両面画像を得ることが可能となる。
2:クリーニング装置
3:帯電装置
4:露光装置
5、400、504:現像装置
5a、401、505:現像剤担持体(現像ローラまたはスリーブ)
5c、5d、5e、402、403、506、508、511:現像剤搬送部材(スクリュ)
10Y,10C,10M,10K:プロセスカートリッジ
11:中間転写装置
12:中間転写ベルト(中間転写体)
16:紙転写装置(2次転写手段)
17:搬送装置
18:定着装置
20:第1像担持体ユニット
21:第1像担持ベルト(第1中間転写体)
22、32:1次転写ローラ(1次転写手段)
40:給紙装置
46:2次転写ローラ(2次転写手段)
47:転写チャージャ(2次転写手段)
50:記録材搬送装置(記録材搬送手段)
60:定着装置
80Y,80C,80M,80K:第1画像形成ユニット
81Y,81C,81M,81K:第2画像形成ユニット
Claims (19)
- 現像剤を担持して回転し潜像担持体上の潜像を現像する現像剤担持体と、該現像剤担持体と平行に配置され互いに異なる方向に現像剤を搬送する少なくとも2つの現像剤搬送部材(以下、第1、第2の現像剤搬送部材と言う)と、該第1、第2の現像剤搬送部材間に配置された仕切り板とを少なくとも有し、前記第1、第2の現像剤搬送部材は回転軸部に螺旋状の羽を備え回転することにより現像剤を軸方向に搬送するスクリュ状の部材からなり、第1の現像剤搬送部材の軸方向の一端から他端へ現像剤を搬送し、その他端より前記仕切り板の開口を通して第2の現像剤搬送部材へ回転軸と直角方向に現像剤を受け渡し、その受け渡し領域外では前記仕切り板により、前記第1、第2の現像剤搬送部材間での現像剤の移動を防ぐような構成を有する現像装置において、
前記現像剤の受け渡し部での前記仕切り板の開口幅と、前記受け渡し部に設けられた部材の回転数が、以下の式(1)の条件を満たすことを特徴とする現像装置。
α・R・l≦α'・R'・L ・・・式(1)
ここで、
α:現像剤搬送部材の搬送効率
R:現像剤搬送部材の回転数[rpm]
l:現像剤搬送部材のピッチ長[m]
α':受け渡し部の搬送効率
R':受け渡し部の部材の回転数[rpm]
L:受け渡し部の開口幅[m]
とする。 - 請求項1記載の現像装置において、
前記受け渡し部に設けられた部材と前記第1の現像剤搬送部材とが一体に構成され、前記仕切り板の開口幅が次の条件:
α・l≦α'・L ・・・式(2)
を満たすことを特徴とする現像装置。 - 請求項1または2記載の現像装置において、
前記2つの現像剤搬送部材を軸方向から見たとき、前記第1の現像剤搬送部材が左側、前記第2の現像剤搬送部材が右側に配置され、前記第1、第2の現像剤搬送部材が略水平に並んでいる場合には、前記第1の現像剤搬送部材の回転方向は、反時計回りであることを特徴とする現像装置。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載の現像装置において、
前記受け渡し部には、回転軸に対して垂直で前記現像剤搬送部材の羽と同等の長さの線を連続的につないでできる平面から成るパドルが取り付けられており、そのパドルの枚数は2枚であることを特徴とする現像装置。 - 請求項4記載の現像装置において、
前記受け渡し部のパドルと前記現像剤搬送部材の羽は連続的につながっていることを特徴とする現像装置。 - 請求項4または5記載の現像装置において、
前記受け渡し部のパドルはリード角50°≦θ≦80°の範囲内の平面であることを特徴とする現像装置。 - 請求項1または2記載の現像装置において、
前記2つの現像剤搬送部材を軸方向から見たとき、前記第1の現像剤搬送部材が左側、前記第2の現像剤搬送部材が右側に配置され、前記第1の現像剤搬送部材が前記第2の現像剤搬送部材よりも下方に位置する場合には、前記第1の現像剤搬送部材の回転方向は、時計回りであることを特徴とする現像装置。 - 請求項1、2または7記載の現像装置において、
前記受け渡し部にはパドルがなく、前記現像剤搬送部材のスクリュの形状がそのまま受け渡し部まで延長されていることを特徴とする現像装置。 - 請求項1〜8のいずれかの1項に記載の現像装置において、
前記第1の現像剤搬送部材と前記第2の現像剤搬送部材の両方を通る2本の接線の内側には、ケースの凹凸がないことを特徴とする現像装置。 - 請求項1〜9のいずれか1項に記載の現像装置において、
前記第1、第2の現像剤搬送部材が前記現像剤担持体の下方に略水平方向に配置されている2軸搬送タイプであり、前記第1、第2の現像剤搬送部材のうち、一方は前記現像剤担持体への現像剤供給及び回収用の現像剤搬送部材であり、他方はトナー補給後の搬送攪拌用の現像剤搬送部材であり、前記現像剤搬送部材間の受け渡し箇所の少なくとも1つが前記の条件を満たしていることを特徴とする現像装置。 - 請求項1〜9のいずれか1項に記載の現像装置において、
前記第1、第2の現像剤搬送部材に加えて第3の現像剤搬送部材を有する3軸搬送タイプであり、前記第1〜第3の現像剤搬送部材のうち、一つは前記現像剤担持体へ現像剤を供給する供給用現像剤搬送部材であり、他の一つは、前記現像剤担持体から現像終了後の現像剤を回収するとともに回収した現像剤を供給用現像剤搬送部材と平行でかつ同方向に搬送する回収用現像剤搬送部材であり、さらに他の一つは、前記供給用現像剤搬送部材から前記現像剤担持体に供給されなかった余剰現像剤と前記回収用現像剤搬送部材から運ばれてきた現像剤とを供給用現像剤搬送部材と逆方向に撹拌搬送する攪拌用現像剤搬送部材であり、前記3つの現像剤搬送部材間の受け渡し箇所の少なくとも1つが前記の条件を満たしていることを特徴とする現像装置。 - 請求項11記載の現像装置において、
前記第1の現像剤搬送部材を前記回収用現像剤搬送部材とし、該回収用現像剤搬送部材から他の現像剤搬送部材への受け渡し部が、前記の条件を満たしていることを特徴とする現像装置。 - 請求項11記載の現像装置において、
3つの現像剤搬送部材は、略水平方向に並んでいることを特徴とする現像装置。 - 請求項13記載の現像装置において、
前記供給用現像剤搬送部材の受け渡し部にはパドルが設けられており、該パドルの枚数は3〜5枚であることを特徴とする現像装置。 - 少なくとも、表面に静電潜像が形成される潜像担持体と、前記潜像担持体上の静電潜像を現像し顕像化する現像装置とを一体に備えたプロセスカートリッジにおいて、
前記現像装置として、請求項1〜14のいずれか1項に記載の現像装置を備えたことを特徴とするプロセスカートリッジ。 - 少なくとも、表面に静電潜像が形成される潜像担持体と、前記潜像担持体上の静電潜像を現像し顕像化する現像装置とを備えた画像形成装置において、
請求項1〜14のいずれか1項に記載の現像装置、あるいは請求項15に記載のプロセスカーリッジを備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項16記載の画像形成装置において、
現像色の異なる複数の現像装置またはプロセスカートリッジを備え、記録材にカラー画像を形成することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項16記載の画像形成装置において、
少なくとも潜像担持体と該潜像担持体に形成された静電潜像を現像する現像装置とを有する画像形成ユニットまたはプロセスカーリッジを複数備え、各画像形成ユニットまたはプロセスカーリッジで現像色の異なる画像を形成して記録材に直接、または中間転写体を介して転写し、記録材にカラー画像を形成することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項16記載の画像形成装置において、
少なくとも像担持体と該像担持体に形成された静電潜像を現像する現像装置とを有する画像形成ユニットを複数並設した第1画像形成ユニット群と、該第1画像形成ユニット群にて形成された第1トナー像が転写され担持される第1中間転写体とからなる第1画像形成ステーションと、
少なくとも像担持体と該像担持体に形成された静電潜像を現像する現像装置とを有する画像形成ユニットを複数並設した第2画像形成ユニット群と、該第2画像形成ユニット群にて形成された第2トナー像が転写され担持される第2中間転写体とからなる第2画像形成ステーションと、を備え、
記録材の第1面に転写される第1トナー像は、前記第1画像形成ステーションにより形成され、記録材の第2面に転写される第2トナー像は、第2画像形成ステーションにより形成され、定着前において第1のトナー像と第2のトナー像が同時もしくは順次に記録材に転写されることを特徴とする画像形成装置。
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