JP2008122764A - 補給トナーの混合撹拌方法、現像装置、および、画像形成装置 - Google Patents

補給トナーの混合撹拌方法、現像装置、および、画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】主は、現像剤搬送路内を搬送される現像剤のレベルよりも低位となる状態で、現像剤搬送路を延設して形成したトナー補給路から現像剤搬送路内に補給トナーを機械的に送り出すように改良した補給トナーの混合撹拌方法を提供すること。
【解決手段】水平方向に並設した2つの現像剤搬送路の内の一方を延設して補給トナー搬送路となし、当該補給トナー搬送路を介して搬送せしめた補給トナーを、現像剤搬送路内の現像剤のレベルよりも低位な状態で前記現像剤搬送路内に送り出して混合撹拌することを特徴とする補給トナーの混合撹拌方法。
【選択図】図6

Description

本発明は補給トナーの混合撹拌方法、現像装置、および、前記現像装置を搭載した複写機、プリンタ、FAX、或いは、それらの複合機等の画像形成装置に係わる。
感光ドラム等の像担持体上に、原稿からの反射光、または、記憶手段に記憶させた画像データに基づくドット露光を用いて静電潜像を形成し、次いで、現像装置を用いて前記静電潜像をトナー像となした後、転写材上に転写する構成の画像形成装置はよく知られている。
現像装置としては、トナーとキャリヤとを含有する二成分現像剤を用いる構成の現像装置が主流になっている。
前記現像装置は、現像剤を現像領域に搬送する現像スリーブと、現像剤を前記現像スリーブの長手方向に循環させるための2つの現像剤搬送路とを有し、当該現像剤搬送路中にはスクリューからなる第1、第2の現像剤搬送手段が準備されている。
そして、前記現像剤搬送手段は仕切り板で仕切られ、当該仕切り板の端部に形成した切り欠き部が現像剤の受け渡し部を構成する。
前記切り欠き部に対応した第1、第2の前記現像剤搬送手段上には羽根車が固設され、一方の現像剤搬送路中の現像剤を他方の現像剤搬送路に向けて供給することにより、現像剤の循環を可能としている。
更に、このような現像装置を使用して現像処理を行う場合、現像回数に応じて現像剤中のトナーが減少する。
そこで、例えば、適宜の検出手段を現像装置に設けて現像剤中のトナーの減少分を検出し、その検出結果を基に、画像品質の維持に見合った量の新規なトナーをトナー補給装置から補給する構成を有するのが一般的である。
しかしながら、従来の現像装置内にトナーを補給する補給方法は、循環する現像剤上に所定量のトナーを落下せしめる方法であり、現像剤に対してトナーの比重が軽いので、補給トナーと現像剤とを短時間で十分に撹拌することは難しかった。
その結果、現像処理に必要な帯電量が得られない状態の補給トナーを混在した現像剤が現像処理に費やされると、画像品質を低下せしめてしまう。
上記の問題を解決すべく、現像領域に対して一端側が突出するように、前記現像剤搬送路を長く構成するとともに、その突出部領域に対応する現像剤搬送のための前記第1搬送手段に対向して現像剤撹拌手段を配置させた構成の現像装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
当該現像装置においては、前記第1搬送手段と前記現像剤撹拌手段との間(両手段の軸間中央部の意)にトナーを落下補給させ、両手段の回転に伴って移動する現像剤により補給トナーを現像剤中に迅速に沈みこませて混合撹拌することにより、所定の帯電量を短時間で補給トナーに付与することができる。
また、上記現像装置とは別に、スリーブと現像剤搬送手段との関係が前記とほぼ同様の構成を有し、また、第2主撹拌室の一端部側にトナー補給口に連通するトナー補給路を設けた現像装置が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
当該現像装置も補給トナーの撹拌を促進し、トナー補給によるトナー帯電量の低下を防止できるとしている。
この現像装置の特徴は、前記トナー補給路内部にシート状の電極群を設けるとともに、その一端側が第2撹拌手段の下部を非接触で覆う位置まで延在させ、当該電極群に位相をずらせて交流電圧を印加して進行波電界を形成し、当該進行波電界により補給トナーを第2撹拌手段の下方にまで搬送させるところにある。
特開2005−099564号公報 特開2006−038934号公報
上記の特許文献1に開示された技術は、特に小径トナーの場合に効果を発揮する有用な技術であるが、現像装置の構成が複雑であり、また、現像装置が大型化するという問題がある。
また、特許文献2に開示された技術は、電極群をトナー補給路内部に具備せしめるとともに、複数の電極群に交流電圧を印加制御するので構成が複雑であり、また、電気的制御で補給トナーを搬送する態様であるので、トナー搬送上でのトラブルが危惧される。
本願発明は上記の点に鑑みてなされたもので、主たる目的は現像剤搬送路内を搬送される現像剤のレベル(現像剤の上面位置を意味するもので、例えば水位と考えることができる。)よりも低位となる状態で、現像剤搬送路を延設して形成したトナー補給路から現像剤搬送路内に補給トナーを機械的に送り出すように改良した補給トナーの混合撹拌方法を提供することにある。
また、他の目的は、現像剤のレベルに対して補給トナーのレベルが低位な状態で前記現像剤搬送路内に送り出される条件を、トナー補給路と現像剤搬送路との間の簡単な構造でまかなうように構成した現像装置を提供することにある。
更に、他の目的は、前記の如き構成の現像装置を搭載した画像形成装置を提供することにある。
本願発明の目的は下記の構成要件によって達成することができる。
(1)
水平方向に並設した2つの現像剤搬送路の内の一方を延設して補給トナー搬送路となし、当該補給トナー搬送路を介して搬送せしめた補給トナーを、現像剤搬送路内の現像剤のレベルよりも低位な状態で前記現像剤搬送路内に送り出して混合撹拌することを特徴とする補給トナーの混合撹拌方法。...(第1の発明)
(2)
現像剤を像担持体に向けて搬送する現像剤担持体と、前記現像剤担持体に対向しており、かつ、現像剤を一方向に搬送する第1撹拌搬送手段を有する第1現像剤搬送路と、
前記第1現像剤搬送路と協同して現像剤撹拌循環路を構成するように前記第1現像剤搬送路に対して並列に設けた第2撹拌搬送手段を有する第2現像剤搬送路と、
前記第1現像剤搬送路と前記第2現像剤搬送路の一端部に設けた現像剤供給手段を含む現像剤受け渡し部と、
前記第2現像剤搬送路を延設して形成した補給トナー搬送手段を有する補給トナー搬送路と、
前記補給トナー搬送路と前記第2現像剤搬送路との間に形成した現像剤進入規制部と、
を有することを特徴とする現像装置。...(第2の発明)
(3)
前記(2)に記載の現像装置を搭載したことを特徴とする画像形成装置。...(第3の発明)
第1の発明は、現像剤の下方に補給トナーが入り込むようにしたので、補給トナーの飛散が抑制でき、また、現像剤との混合が効率よく行われるので、短時間で補給トナーに対する帯電量を得ることができる。
第2の発明は、補給トナー搬送路と第2現像剤搬送路との境界近傍に現像剤進入規制部を設けたので、循環する現像剤が補給トナー搬送路内に進入することを抑制でき、従って、循環する現像剤の量を維持することが可能であり、また、補給トナーと現像剤との混合撹拌を効率よく行えるので、短時間で補給トナーに対する帯電量を確保することができる。
第3の発明は、前記第2の発明に基づく現像装置を搭載した画像形成装置であり、トナー補給が行われた場合、補給トナーが迅速に所定の帯電量を得ることができるので、常に安定した品質の画像を得ることができる。
本発明に係わる実施の形態について、以下、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係わる画像形成装置の構成を示す概略図、図2は、本発明に係わる現像装置の実施の形態を示す平面図、図3は、図2におけるA−A断面を示す図である。
なお、説明に当たっては、デジタルカラー複写機からなる画像形成装置を示す図1の説明をした後に、現像装置の説明を行うこととする。
本実施の形態における画像形成装置は、装置本体上部に自動原稿送り装置1を有するとともに、内部に画像読み取り部2、画像形成部3、ベルトユニット4のためのベルト設置部、給紙部5、定着装置T、反転排紙・再給紙部6、および、反転搬送手段であるADU7を有している。
前記自動原稿送り装置1は、原稿を1枚ずつ送り出して画像読み取り位置へと搬送し、画像読み取りが終わった原稿を所定の場所に排出する装置である。
前記自動原稿送り装置1は、原稿を載置する原稿載置台101、載置された原稿を分離する原稿分離手段103、分離された原稿を搬送する原稿搬送部105、搬送された原稿を排紙する原稿排紙手段107、排紙された原稿を載置する原稿排紙台109、および、原稿の両面の画像を読み取る両面コピーモードにおいて、当該原稿の表裏面を反転させるべく使用されるローラ対からなる原稿反転手段111を有している。
処理プロセスがらみで述べるに、前記原稿載置台101上に載置された複数枚の原稿(不図示)は、原稿分離手段103によって1枚づつ分離され、前記原稿搬送部105を介して画像読み取り位置に向けて搬送される。
前記原稿読み取り位置は、前記原稿搬送部105の下方部に設けられており、そこで、画像読み取り装置2を構成するスリット201を介して、原稿の画像が読み取られ、読み取られた原稿は原稿排紙手段107によって原稿排紙台109上に排出される。
なお、両面コピーモードにおいては、片面が読み取られて搬送されてくる原稿は前記原稿反転手段111により二点鎖線の矢印で示す方向に搬送され、進行方向における後端を咬んでいる状態で当該原稿反転手段111の駆動が停止された後の逆方向回転により前記原稿搬送部105を介して、再び画像読み取り位置に導かれ、しかる後、前記原稿排紙手段107によって原稿排紙台109上に排出される。
上記の工程は、原稿載置台101上に載置された原稿の枚数分繰り返される。
前記画像読み取り装置2は、前記スリット201、原稿を照射するためのランプ213と原稿からの反射光を反射させる第1ミラー215とを一体化してなる第1ミラーユニット205、第1ミラー215からの光を反射させる第2ミラー217と第3ミラー219とを略V字状に一体化してなる第2ミラーユニット207と、当該第3ミラー219からの反射光を撮像素子上に結像させる結像レンズ209、および、結像レンズ209によって結像された光像を光電変換して画像情報を得るライン状の撮像素子(以下、CCDという)211を有している。
前記画像情報は、適宜の画像処理を施された後、一旦、図示しないメモリに蓄積されるようになっている。
前記自動原稿送り装置1によって送られている原稿を、画像読み取り装置2で読み取る態様においては、第1ミラーユニット205及び第2ミラーユニット207は、図示の如き位置に固定されている。
前記画像読み取り装置2によって読み取られた各色毎の画像信号はメモリより順次取り出され、静電荷潜像形成手段である各露光光学系にそれぞれ電気信号として入力される。
前記画像形成部3は色分解画像に応じたトナー像を形成するイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(BK)の4組の画像形成手段(以下、画像形成ユニットという)30を含む。
それぞれの画像形成ユニット30は、例えば、有機光導電体を含有させたポリカーボネイトなどの樹脂よりなる感光層をドラム状の金属基体上に設けてなる像担持体(以下、感光体ドラムという)310、スコロトロン形式からなる帯電器320、画像書き込み手段(静電荷潜像形成手段と同義)である露光光学系330、静電荷潜像を顕像化する現像装置8、転写手段340、転写後の感光体ドラム310の表面をクリーニングするブレード(クリーニング手段)を含むクリーニング装置350を主要構成要素とする。
前記現像装置8は、磁性キャリア(以下、単にキャリアという)と非磁性トナー(以下、単にトナーという)とを含む二成分現像剤を収納し、また、位置固定であって周方向に複数の磁極を配列せしめた磁石を内蔵する可回転、かつ、非磁性の円筒形状からなる現像剤担持体(現像スリーブ)等を有しているが、この構成自体は公知なので詳細な説明は割愛する。また、本発明に係わる現像剤の混合撹拌方法、および、現像装置の構成については後述する。
なお、前記露光光学系330はレーザ光学系で構成される露光ユニットであり、また、前記転写手段340は後述する回転ベルト401を介して前記感光体ドラム310の周面一部に対向している。
上述した4組の前記画像形成ユニットの機械的構成は基本的に同じであるので、参照符号は1組みのユニットについてのみ付し、他のユニットについては省略してある。
それぞれの画像形成ユニット30は、ベルト設置部において縦方向に長く配設された、ベルトユニット4を構成するループ状の回転ベルト(以下、中間転写ベルトという)401の一平面(張設面)Aに沿って、上から、イエロー、マゼンタ、シアン、黒の順に配列されている。
前記中間転写ベルト401と、当該中間転写ベルトを回転可能に懸架する支持ローラ405、406、407、および、バックアップローラ410等がベルトユニット4を構成し、また、前記バックアップローラ410は、中間転写ベルト401を挟んで当該バックアップローラと押圧しながら回転するように対向配置した転写ローラ510とで二次転写手段を構成している。
上記の画像形成ユニット30とベルトユニット4の構成とによる画像形成は次のようになされる。
画像形成プロセスの開始に伴って、反時計方向に回転する感光体ドラム310の表面は帯電器320により所定の極性に帯電される。
次いで、露光光学系330による第1の色信号、即ち、イエロー(Y)の画像信号に対応する露光が施され、当該(Y)の画像に対応する潜像が前記感光体ドラム310上に形成される。
前記潜像は現像装置8の現像剤による接触または非接触現像処理により反転現像されて(Y)のトナー像に変換された後、転写手段340の作用によって中間転写ベルト401上に転写される。
第1の色信号による画像形成開始から所定の時間後に順次開始される他の色信号による画像形成は上記と同様のプロセスにより、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(BK)の各画像形成ユニットによって作られ、それぞれのトナー像が前記(Y)のトナー像のある画像領域と重畳するように順次転写され、前記中間転写ベルト401上に重ね合わせのカラートナー像が形成される。
一方、転写処理終了後の前記感光体ドラム310の表面はクリーニング手段350で清掃され、新たな画像形成のための準備が整えられる。
なお、前記感光体ドラム310、あるいは、中間転写ベルト401に対する個々の画像形成プロセスの開始タイミングは、前記中間転写ベルト401の一方の側、本実施の形態においては外側であって、前記中間転写ベルトの回転方向に見て、前記転写ローラ510のある位置から1組目(イエロー)の画像形成ユニットが設けてある位置までの区間に付設したレジストセンサ413が、当該中間転写ベルト401に設けた、例えば、塗料を用いて形成した基準マークを検知した時を起点として計時を行い、所定時間経過毎に、順次、(Y)、(M)、(C)、(BK)プロセスを開始させるように構成してある。
前記レジストセンサ413による検知信号を取り込み、計時を監視するとともに、個々のプロセス等に関する制御はコンピュータを含む制御部(制御手段)Sで行う。
次に、中間転写ベルト上に形成されたカラートナー画像が用紙Pに転写され、装置外に排紙されるまでの工程に絡めて、装置のその他の構成につき簡単に述べる。
前記中間転写ベルト401上における画像形成に対応した適宜のタイミングで、用紙Pが給紙部5の送り出し部501(511、521)に位置する給紙ローラ503(513、523)によって給紙され、レジストローラ551に向けて搬送される。
しかる後、前記用紙Pは、前記レジストローラ551の回転再開によって前記中間転写ベルト401上のカラートナー像領域と重畳するように再給紙され、二次転写部において前記バックアップローラ410と前記転写ローラ510とにより前記中間転写ベルトとともに押圧挟持されながらニップ部から送り出され、この間に、前記中間転写ベルト401上に担持(形成)されたカラートナー画像が前記用紙P上に転写される。
転写の際、前記転写ローラ510に適宜の転写バイアス電圧を印加するように構成することが望ましい。
トナー像が転写された前記用紙Pは、例えば、不図示の分離爪の作用を受けながら前記中間転写ベルト401から分離され、定着装置Tに向けて搬送される。
前記定着装置Tは定着ヒータを内蔵する定着ローラT1と、当該定着ローラと圧接しながら回転する圧着ローラT2とを有し、画像を形成しているカラートナーは、両ローラによる加熱・加圧により溶融され、用紙P上に定着される。
定着装置Tによる定着処理終了後の用紙Pは、その下流に設けてある排紙ローラ603により搬送され、装置本体外に設けてある排紙トレイ上に排出される。
一方、二次転写終了後の前記中間転写ベルト401の表面はブレードからなるクリーニング手段415によってクリーニングされ、新たなトナー像を担持する準備がなされる。
なお、現像処理により現像剤中のトナーが消費されるが、これは、現像装置8の適宜の場所にトナー濃度検知センサを設けておき、当該センサからの情報に基づいて前記現像装置内にトナーを供給するようになっており、公知技術で対応でき、制御は前記制御部Sで実行することができる。
また、図において、通路切替部材601の実線位置は定着処理後に用紙Pの上下面を反転させて排出する場合に保持される位置であり、破線位置は、上述の如く、定着装置から送り出された用紙をそのまま排出する際に保持される位置である。
例えば、用紙Pの反転排出においては、前記定着装置Tから送り出された用紙Pは前記通路切替部材601の右側の辺に沿って下方に案内され、ローラ対602によって進行方向における後端が挟持された状態とされた後の当該ローラ対602の逆回転により上昇され、前記切替部材601の左側の辺を通って前記排紙ローラ603に達し、かつ、当該排紙ローラで排出されるように規制される。
更に、前記ADU7を用いる両面コピーモードの場合の用紙Pの挙動は、反転排出の場合と同様に、片面に画像が形成された定着処理後の用紙Pを前記切替部材601の右側の辺に沿って下方に導き、進行方向における用紙Pの後端をローラ対605により挟持した状態で搬送停止せしめた後、当該ローラ対605を逆回転せしめ、ガイド板Gに沿って上昇させ、複数のローラ対701、703、705を有するADU7に導くことで用紙Pの反転を達成する。
用紙Pの第2面に対する画像形成プロセスは前述と同じであり、前記定着装置Tから送り出された後の排出については前述した何れかを選択することになる。
次に、トナー像形成手段(現像手段)である現像装置の構成について、図2乃至図4を用いて詳細に説明する。
なお、現像装置の具体的な説明に関わり、本明細書においては、図2における左右方向を「前後方向」、上下方向を「軸方向」または「回転軸方向」または「長手方向」といい、更に、図3における上下方向を「上下方向」と表現する。
現像装置8は、現像剤を担持搬送する現像剤担持体(以下、現像スリーブという)800と、前記現像剤担持体に近い側(前位置)であって、当該現像剤担持体の長手方向に対向して設けられた第1撹拌搬送手段(以下、簡略化して、第1搬送手段または第1搬送部材という)803と、前記現像剤担持体に対して遠い側(後位置)であって、前記第1搬送手段803の長手方向に対向して並列に設けられた第2撹拌搬送手段(以下、簡略化して、第2搬送手段または第2搬送部材という)805と、これら現像剤担持体、前記第1搬送手段、および、前記第2搬送手段を可回転に軸支して収納する樹脂成形によるハウジング810、および、前記ハウジング810の上部に設けられたカバー812とを備えている。
参照符号G1,G2,G3は前記現像スリーブ800,第1搬送手段803および第2搬送手段805の軸上に設けられているギヤで、アイドラギヤ(図示せず)を介して、或いは直接に噛み合っているギヤを示し、画像形成装置本体側に設けた駆動ギヤ(図示せず)から回転動力を付与されて所定の方向に回転駆動される構成となっている。
なお、前記構成において、前記第2搬送手段805は、現像剤担持体800および第1搬送手段803の長手方向における長さよりも長く構成してある。
換言すれば、軸方向の一端側は(画像形成装置内の所定箇所に設置された場合、奥側に位置する側)前記現像スリーブ800および前記第1搬送手段803と略同一面位置を有し、他端側において参照符号840で示す部位(以下、突出部という)が突出した状態にある。
前記第1搬送手段803の一端部側に対応した前記第2搬送手段805の軸上には、当該第2搬送手段805により搬送される現像剤を前記第1搬送手段803側に供給する現像剤供給手段830が一体的回転可能に設けられている。
同様に、前記第1搬送手段803の他端部側の軸上には、当該第1搬送手段により搬送される現像剤を前記第2搬送手段側に供給する現像剤供給手段835が一体的回転可能に設けられている。
前記現像剤供給手段830,835は、例えば図4に示すように、軸上に2枚乃至4枚の板材を所定の間隔(例えば、180度或いは90度の位相をもった間隔)に配置することで構成できる(以下、パドルという)が、構成はこれに限定されるものではない。
参照符号808は、ハウジング810の底部から立ち上げて形成した仕切壁で、前記第1搬送手段803と第2搬送手段805との間に位置し、また、前記パドルに対応した両端の部分は切り欠かれていて現像剤循環用の通路(現像剤受け渡し部)820、821を形成している。
なお、図3に示すように、前記第1搬送手段803は前記仕切壁808によって区画された第1現像剤収納室815に現像スリーブ800とともに収納され、また、第2搬送手段805は第2現像剤収納室816に収納されている。
前記現像剤収納室815,816は現像剤搬送路でもあるので、以下、第1現像剤搬送路815,第2現像剤搬送路816と表現することもある。
前記各現像剤収納室815,816には磁性キャリアと非磁性トナーとを含む適宜の量の二成分現像剤が収納される。
上述のような構成であるので、現像剤スリーブ800、第1搬送手段803および第2搬送手段805が回転駆動されると、軸方向Rで示す範囲において、白抜きの矢印で示すように現像剤が循環されることになる。
この循環途上において、第2搬送手段805による搬送中に所定の帯電量を得た現像剤は第1搬送手段803から現像スリーブ800に担持され、また、現像領域を通過した現像剤は前記現像スリーブから除去され、前記第1搬送手段の作用を受けて再び現像剤撹拌搬送循環路(現像剤搬送路)に戻る。
上記の如くの現像剤の動作を達成するために、前記現像スリーブ800をアルミニウムあるいはステンレスなどの非磁性金属材料からなる円筒状部材で構成するとともに、その中に、現像スリーブの周面上に現像剤を吸着保持せしめたり、反発磁界により、前記周面上から現像剤を自動的に除去するための磁石(不図示)を位置固定状態で内蔵せしめてある。
戻って、前記第1搬送手段803および第2搬送手段805は図5に示すように、螺旋状のリブ(以下、スクリューという)で構成することができる。
前記第1、第2搬送手段803,805はスクリューに限定されるものではないが、1つの構成を明確にしたことに鑑みて、以下、第1搬送手段を第1搬送部材、第2搬送手段を第2搬送部材という。
前記第1搬送部材803および第2搬送部材805は、金属軸上に(PC+ABS)樹脂で成型したスクリューを固定して形成してあるが、所期の目的を達成することができるものであれば材質は限定されるものではなく、設計の自由度は広い。
また、外形寸法、ピッチ、回転数等は仕様に応じて決定することができる。
また、本発明に係わる現像装置においては、前記第2搬送部材805或いは第2現像剤搬送路816を延設した形態の突出部840に補給トナー搬送路841を設けてあり、前記第2現像剤搬送路816と区別してある。
画像形成装置本体側にはトナー補給装置が設けられ、当該トナー補給装置から補給されるトナーが前記補給トナー搬送路840内に落下供給されるようになっているが、トナー補給技術およびそのための構成はよく知られており、また、トナー補給方法は本願発明の特徴ではないことから、この辺の構成についての説明および図示は割愛した。
尚、本実施の形態においては、前記第2搬送部材805であるスクリューを長く形成して、その一部が補給トナー搬送路841中に存在するように構成してある。
本実施の形態においては、前記第2搬送部材805と同じ構成を有するスクリューを補給トナー搬送手段(補給トナー搬送部材と同義)850としたが、必要であれば、ピッチ、外形寸法等を第2搬送部材と異なるように構成することができ流。
更に、第2搬送部材805および補給トナー搬送手段850との主要素であるスクリューを別々に製作し、同一軸上に固設して構成することもできる。
また、前記第2現像剤搬送路816と補給トナー搬送路840との間(第2現像剤搬送路との境界或いは境界よりも外側の近傍位置とも言える)には、現像剤進入規制部880が設けられている。
前記現像剤進入規制部880は、循環する現像剤が補給トナー搬送路841内に進入することをできる限り抑制し、トナー補給制御の精度を維持する機能を果たす。
前記現像剤進入規制部880における構成を図6,7,8を用いて説明する。
図6乃至図8は、第2現像剤搬送路内の現像剤のレベルと補給トナーのレベルとの関係を説明するための概略図で、図2のB−B断面に該当する。
なお、図においてスクリューは概念化して示してある。
図6乃至図8において、第2現像剤搬送路816と補給トナー搬送路841とを区画する前記現像剤進入規制部880は、少なくともできあがり状態において、軸中心で回転する補給トナー搬送手段850の外形(寸法)に近い寸法の直径からなる同心円状の内面をもって前記補給トナー搬送手段の周面を覆う構成の規制手段885を有する。
本実施の形態においては、補給トナー搬送手段850の長手方向における一部の周面を覆う規制手段の構成を示したが、補給トナー搬送手段850の長手方向全体を覆うように前記規制手段を構成してもよい。
また、例えば、上述のようにハウジング810の内面壁により前記補給トナー搬送手段850の下側部分を覆うようにするとともに、前記カバー812を加工して形成できる内面壁で前記補給トナー搬送手段850の上側部分を覆うようにしてもよく、或いは、別部品を取り付けた構成とすることもできる。
上述の構成を基本的構成として、図6に示す規制手段885の内面(壁)と前記補給トナー搬送手段850の外形とは軽接触する態様にある。
また、図7に示す規制手段885の内面と前記補給トナー搬送手段850の外形との間には僅かな間隙がある。
言うまでもなく、この間隙は、循環搬送されている現像剤の進入を極力抑制することができ、現像処理等に支障を来さないような間隙に押さえることが肝要である。
更に、図8に示す構成においては、規制手段の内面と前記補給トナー搬送手段の外形との間に僅かな間隙を形成するとともに、補給トナー搬送手段850たるスクリューのピッチを第2搬送部材のスクリューピッチよりも細かくしてある。
ここで、前記第1、第2現像剤搬送路815,816内に収納され、搬送される現像剤のレベルは、通常、第1,第2搬送部材803,805が埋没する位のレベルにある。
一方、補給トナー搬送路内に補給されるトナー量は僅かであり、その殆どが補給トナー搬送路841の底部に沿って移送され、規制手段885の作用により第2現像剤搬送路816に送り出される。
このとき、前記規制手段の下部内面は前記現像剤のレベルよりも低い位置にあるので、殆どの補給トナーは循環現像剤の下側に送り込まれ(入り込み)、次いで混合撹拌され、結果として、補給トナーの飛散が抑制できる。
また、現像剤との混合が効率よく行われるので、第2現像剤搬送路内での撹拌搬送という短い時間で補給トナーに対する帯電量を得ることができる。
また、上記の現像装置は構成が簡単であり、特に小径トナーを使用する場合に有用性を発揮することができる。
更に、上記現像装置を搭載した画像形成装置は、良好な品質をもった画像を安定して形成できる。
尚、上記実施の形態における画像形成装置はデジタルカラー複写機であるが、モノクロ複写機は勿論、冒頭に記したプリンタ等の画像形成装置にも好適である。
更に、規制手段について、内面(搬送手段の外形に対向する面)が連続した平面(山谷のない意)である構成を述べたが、適宜の深さ、形状の溝を形成してもよい。
本発明に係わる画像形成装置の構成を示す概略図である。 本発明に係わる現像装置の実施の形態を示す平面図である。 図2におけるA−A断面を示す図である。 現像剤供給手段の構成を示す図である。 搬送手段の構成を示す図である。 第2現像剤搬送路内の現像剤のレベルと補給トナーのレベルとの関係を説明するための概略図である。 第2現像剤搬送路内の現像剤のレベルと補給トナーのレベルとの関係を説明するための概略図である。 第2現像剤搬送路内の現像剤のレベルと補給トナーのレベルとの関係を説明するための概略図である。
符号の説明
8 現像装置
800 現像スリーブ
803 第1搬送手段
805 第2搬送手段
841 補給トナー搬送路
850 補給トナー搬送手段
880 現像剤進入規制部
885 規制手段

Claims (4)

  1. 水平方向に並設した2つの現像剤搬送路の内の一方を延設して補給トナー搬送路となし、当該補給トナー搬送路を介して搬送せしめた補給トナーを、現像剤搬送路内の現像剤のレベルよりも低位な状態で前記現像剤搬送路内に送り出して混合撹拌することを特徴とする補給トナーの混合撹拌方法。
  2. 現像剤を像担持体に向けて搬送する現像剤担持体と、前記現像剤担持体に対向しており、かつ、現像剤を一方向に搬送する第1撹拌搬送手段を有する第1現像剤搬送路と、
    前記第1現像剤搬送路と協同して現像剤撹拌循環路を構成するように前記第1現像剤搬送路に対して並列に設けた第2撹拌搬送手段を有する第2現像剤搬送路と、
    前記第1現像剤搬送路と前記第2現像剤搬送路の一端部に設けた現像剤供給手段を含む現像剤受け渡し部と、
    前記第2現像剤搬送路を延設して形成した補給トナー搬送手段を有する補給トナー搬送路と、
    前記補給トナー搬送路と前記第2現像剤搬送路との間に形成した現像剤進入規制部と、
    を有することを特徴とする現像装置。
  3. 前記補給トナー搬送手段はスクリューであり、前記現像剤進入規制部は、当該スクリューの外形が描く軌跡の円に近似した内径の壁面を現像剤進入規制手段として有することを特徴とする請求項2に記載の現像装置。
  4. 前記請求項2に記載の現像装置を搭載したことを特徴とする画像形成装置。
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