JP2008039733A - パラメータ設定装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】流量算出装置100に対して、上記パラメータを入力するパラメータ設定装置であって、上記簡易算出モードあるいは上記詳細算出モードのいずれかのモードを設定してモード設定信号出力するモード設定部23及び上記モード設定信号に基づいて上記パラメータを選別して出力するパラメータ選別部22を有するパラメータ設定部21と、上記パラメータ設定部21から入力される上記パラメータ及び上記モード設定信号に基づくモードフラグを記憶する記憶部4と、該記憶部4に記憶された上記パラメータ及び上記モードフラグを上記流量算出装置100に入力する通信処理部5と、を有する。
【選択図】図2
Description
このような流量算出装置では、自らが備えるセンサによって、流路に設置された絞り機構等の抵抗体の上流側と下流側との差圧や、流体の温度等が検出値として取り込まれる。一方、上記パラメータは、外部のPersonal Computer等(パラメータ設定装置)から入力されることによって設定される。そして、このようなパラメータは、質量流量(流量)を算出するための演算式に用いられるパラメータである流量パラメータ(例えば、流路径や絞り機構の内径等)と、それ以外のパラメータである汎用パラメータ(例えば、レンジや表示単位等)との二種類のパラメータによって構成されている。
伊藤章雄、他5名,横河技報 Vol.50 No.2(2006),マルチバリアブル伝送器EJX910
このため、簡易算出モードと詳細算出モードとを有する流量算出装置をFDT/DTM技術に対応可能とする技術が要望されている。
モード設定エディタ23は、マルチバリアブル伝送器100において簡易的に質量流量を算出する簡易算出モードと、マルチバリアブル伝送器100において詳細に質量流量を算出する詳細算出モードとのいずれかのモードを設定するものであり、設定されたモードを示すモード設定信号を出力する。
簡易パラメータ設定エディタ24は、上記簡易算出モードにおいてマルチバリアブル伝送器100において用いられる流量パラメータを設定するためのものである。
詳細パラメータ設定エディタ25は、上記詳細算出モードにおいてマルチバリアブル伝送器100において用いられる流量パラメータを設定するためのものである。
また、流量パラメータ及びモードは、例えば、本実施形態のパラメータが備える表示部において、操作者がGUI(Graphical User Interface)を用いて入力することによって設定される。
汎用パラメータ設定エディタ31は、マルチバリアブル伝送器100において用いられる汎用パラメータを設定するためのものである。
汎用パラメータ読み書き部32は、汎用パラメータ設定エディタ31から読み出した汎用パラメータを記憶部4に書き込む(出力する)ものである。
なお、汎用パラメータ(第2のパラメータ)とは、マルチバリアブル伝送器100において流体の質量流量を算出するための演算式(後に説明する式(1)を参照)に用いられないパラメータである。例えば、汎用パラメータとしては、レンジや表示単位等が挙げられる。
また、汎用パラメータは、上記流量パラメータ及びモードと同様に、例えば、本実施形態のパラメータが備える表示部において、操作者がGUIを用いて入力することによって設定される。
また、本実施形態のパラメータ設定装置1においては、通信処理部5を介して、マルチバリアブル伝送器100から、流量パラメータ、汎用パラメータ及びモードフラグがアップロード(取得)可能とされている。
なお、例えば、通信処理部5は、本実施形態のパラメータ設定装置1が備える表示部において、操作者がGUIを用いてダウンロードあるいはアップロードの指示が入力された場合に、ダウンロード処理あるいはアップロード処理を行う。
そして、マルチバリアブル伝送器100は、外部から(パラメータ設定装置1)から入力されるパラメータ(流量パラメータ及び汎用パラメータ)及び自らが上記センサによって取得した検出値に基づいて、配管200を流れる流体Xの質量流量を算出して出力する。
詳細算出モードでは、流出係数(C)については変動するセンサからの検出値からレイノルズ数補正を行い、ガス膨張補正係数(ε)については気体の断熱膨張による影響の補正を行い、流体密度(ρ1)については静圧及び温度から密度補正を行う。これによって、誤差が1%以内という高い精度で質量流量の算出が可能となっている。
まず、流量パラメータ書き込み部22は、モード設定エディタ23から入力されたモード設定信号に基づいてモードフラグを記憶部4に書き込む(ステップS11)。
続いて、流量パラメータ書き込み部22は、モード設定信号に基づいて、簡易算出モードであるか詳細算出モードであるかを判別する(ステップS12)。
ステップS12の結果、簡易算出モードである場合には、流量パラメータ書き込み部22は、簡易パラメータ設定エディタ24及び詳細パラメータ設定エディタ25において設定された流量パラメータのうち、簡易算出モードに用いられる流量パラメータ(すなわち簡易パラメータ設定エディタ24において設定された流量パラメータ)を選別して記憶部4に書き込む(ステップS13)。
また、ステップS12の結果、詳細算出モードである場合には、流量パラメータ書き込み部22は、簡易パラメータ設定エディタ24及び詳細パラメータ設定エディタ25において設定された流量パラメータのうち、詳細算出モードに用いられる流量パラメータ(すなわち詳細パラメータ設定エディタ24において設定された流量パラメータ)を選別して記憶部4に書き込む(ステップS14)。
以上のステップS13あるいはステップS14を行うことによって、記憶部4への流量パラメータ書き込み処理が終了する。
そして、ステップS21を行うことによって、記憶部4への汎用パラメータ書き込み処理が終了する。
そして、ステップS31〜ステップS33を行うことによって、流量パラメータ及び汎用パラメータのダウンロード処理が終了する。
なお、マルチバリアブル伝送器100は、ステップS31において入力されたモードフラグに応じたモードで、ステップS32及びステップS33において入力された流量パラメータ及び汎用パラメータに基づいて配管200を流れる流体Xの質量流量を算出して出力する。
Claims (6)
- 外部から入力されるパラメータ及び自らが取得した検出値に基づいて流体の流量を算出して出力し、かつ、前記流量を簡易的に算出する簡易算出モードと前記流量を詳細に算出する詳細算出モードとを有する流量算出装置に対して、前記パラメータを入力するパラメータ設定装置であって、
前記簡易算出モードあるいは前記詳細算出モードのいずれかのモードを設定してモード設定信号出力するモード設定部及び前記モード設定信号に基づいて前記パラメータを選別して出力するパラメータ選別部を有するパラメータ設定部と、
前記パラメータ設定部から入力される前記パラメータ及び前記モード設定信号に基づくモードフラグを記憶する記憶部と、
該記憶部に記憶された前記パラメータ及び前記モードフラグを前記流量算出装置に入力する通信処理部と、
を有することを特徴とするパラメータ設定装置。 - 前記パラメータ設定部は、
前記簡易算出モードにて用いられる前記パラメータを設定する簡易パラメータ設定部と、
前記詳細算出モードにて用いられる前記パラメータを設定する詳細パラメータ設定部と、
を有することを特徴とする請求項1記載のパラメータ設定装置。 - 前記パラメータと異なる第2のパラメータを設定して出力する第2パラメータ設定部を備え、
前記記憶部は、前記パラメータ設定部から入力される前記パラメータ及び前記モード設定信号、前記第2パラメータ設定部から入力される前記第2のパラメータを記憶し、
前記通信処理部は、該記憶部に記憶された前記パラメータ、第2のパラメータ及び前記モードフラグを前記流量算出装置に入力する
ことを特徴とする請求項1または2記載のパラメータ設定装置。 - 前記パラメータが、前記流量を算出するための演算式に用いられるパラメータである流量パラメータであり、
前記第2のパラメータが、前記流量を算出するための演算式に用いられないパラメータである汎用パラメータである
ことを特徴とする請求項3に記載のパラメータ設定装置。 - 前記流量算出装置から前記通信処理部を介して所定データが取得可能であることを特徴とする請求項1〜4いずれかに記載のパラメータ設定装置。
- 前記流量は質量流量であることを特徴とする請求項1〜5いずれかに記載のパラメータ設定装置。
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