JP2008039668A - ガス検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】正確に検知対象ガスの濃度を検出しつつ省電力化を図ることができるガス検出器を提供する。
【解決手段】接触燃焼式のセンサ素子1が、検知対象ガスと接触燃焼して温度が変化すると抵抗値が変化する。加熱回路4が、センサ素子1を検知対象ガスと接触燃焼しない低温と検知対象ガスと接触燃焼する高温との両温度に順次加熱するように電力を供給する。CPU5Aが、低温に加熱されたときのセンサ素子1の抵抗値に応じた出力と高温に加熱されたときのセンサ素子1の抵抗値に応じた出力との比率を求め、求めた比率に基づいて検知対象ガスの濃度を検出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ガス検出装置に係り、特に、検知対象ガスと接触燃焼して温度が変化すると抵抗値が変化する接触燃焼式のセンサ素子と、前記センサ素子に電力を供給して前記センサ素子を加熱する加熱手段と、前記センサ素子の抵抗値に応じた出力に基づいて前記検知対象ガスの濃度を検出するガス濃度検出手段とを備えたガス検出装置に関するものである。
上述した従来のガス検出装置として、例えば図8に示されたものが一般的に知られている(特許文献1)。同図に示すように、ガス検出装置は、センサ素子1と比較素子2とを有している。センサ素子1は、白金コイルと、この白金コイルに塗布した、検知対象ガスとの接触燃焼を促進する触媒層とで構成されている。比較素子2は、白金コイルと、この白金コイルに塗布した、検知対象ガスに反応しないアルミナ層とで構成されている。
上記センサ素子1の白金コイルと、比較素子2の白金コイルとは、検知対象ガスのない空気中では等しい抵抗値になるように設けられている。上述したセンサ素子1及び比較素子2は、抵抗R1、R2と共にブリッジ回路3を構成している。このブリッジ回路3の端子aと端子bとの間には、駆動電圧E0が供給されている。駆動電圧E0を供給すると、センサ素子1が、加熱されて検知対象ガスと接触燃焼する。
以上の構成によれば、ブリッジ回路3は検知対象ガスのない空気中では平衡状態となり、電流が流れない。これに対して、検知対象ガスを含む空気中では検知対象ガスとの燃焼熱によりセンサ素子1の温度が上昇し、これに伴ってセンサ素子1の白金コイルの抵抗値が増加するため不平衡状態となり、不平衡電流Iが増加する。不平衡電流Iは検知対象ガスの濃度に応じた値である。そして、ブリッジ回路3の端子c、端子d間に接続されたメータが、この不平衡電流Iを電圧に変換して検知対象ガスに応じたセンサ出力VSとして出力する。
また、検知対象ガスのない空気中でブリッジ回路3を平衡状態とするのは難しい。例えば、経年変化によりブリッジ回路3の平衡はすぐにずれてしまう。そこで、検知対象ガスがないときのメータの出力と検知対象ガスがあるときのメータの出力との差を検知対象ガスに応じたセンサ出力VSとして得ることもある。
特開2001−99798号公報
上述した従来のガス検出装置は、センサ素子1及び比較素子2を含むブリッジ回路3を構成することにより、センサ出力VSを、周囲温度の変化の影響や、センサ素子1の経時変化の影響をほとんど受けない値とすることができる。つまり、周囲温度が変動に伴ってセンサ素子1の抵抗値が増減すると、比較素子2も同様にその抵抗値が増減する。このため、センサ出力VSは、周囲温度(環境温度)の変化の影響を受けず、検知対象ガスの濃度のみに応じた値となる。
また、経時変化によってセンサ素子1の抵抗値が変動しても、比較素子2も同様に経時変化が生じているため、センサ素子1と同様にその抵抗値が変動する。このため、ブリッジ回路3の出力である不平衡電流Iは、経時変化の影響をほどんど受けず、検知対象ガスの濃度のみに応じた値となる。
しかしながら、上述した従来のガス検出装置は、センサ素子1の他に比較素子2、抵抗R1、R2が存在し、センサ素子1以外の比較素子2、抵抗R1、R2でも電力が消費され、省電力化を図ることができないという問題があった。そこで、比較素子2、抵抗R1、R2を省いてセンサ素子1のみを用いて検知対象ガスの濃度を検出することが考えられるが、上述したようにセンサ素子1のみでは周囲温度の変化の影響や経時変化の影響を受けるため、検知対象ガスの濃度を正確に検出することができないという問題があった。つまり、従来の技術では、省電力化と高精度な検知対象ガスとの両立が難しいという問題があった。
そこで、本発明は、上記のような問題点に着目し、正確に検知対象ガスの濃度を検出しつつ省電力化を図ることができるガス検出器を提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の発明は、検知対象ガスと接触燃焼して温度が変化すると抵抗値が変化する接触燃焼式のセンサ素子と、前記センサ素子に電力を供給して前記センサ素子を加熱する加熱手段と、前記センサ素子の抵抗値に応じた出力に基づいて前記検知対象ガスの濃度を検出するガス濃度検出手段とを備えたガス検出装置において、前記加熱手段が、前記センサ素子を前記検知対象ガスと接触燃焼しない低温と前記検知対象ガスと接触燃焼する高温との両温度に順次加熱するように前記電力を供給するものであり、そして、前記ガス濃度検出手段が、前記低温に加熱されたときの前記センサ素子の抵抗値に応じた出力と前記高温に加熱されたときの前記センサ素子の抵抗値に応じた出力との両方に基づいて前記検知対象ガスの濃度を検出するものである
ことを特徴とするガス検出装置に存する。
請求項1記載の発明によれば、低温に加熱されたときのセンサ素子の抵抗値は、接触燃焼が生じていないため検知対象ガスの濃度に対して不感となる。以上のことに着目し、ガス濃度検出手段が、低温に加熱されたときのセンサ素子の抵抗値に応じた出力と高温に加熱されたときのセンサ素子の抵抗値に応じた出力との両者に基づいて検知対象ガスの濃度を検出するので、センサ素子とは別途に比較素子を用いなくても、低温に加熱されたときのセンサ素子の抵抗値に応じた出力を比較素子の代わりに用いて、高温に加熱されたときのセンサ素子の抵抗値に応じた出力から周囲温度の変動分や経年変化によるセンサ素子の抵抗値の変動分を相殺することができる。
請求項2記載の発明は、前記ガス濃度検出手段が、前記低温に加熱されたときのセンサ素子の抵抗値に応じた出力と前記高温に加熱されたときのセンサ素子の抵抗値に応じた出力との比率を求め、この求めた比率に基づいて前記検知対象ガスの濃度を検出するものであることを特徴とする請求項1記載のガス検出装置に存する。
請求項2記載の発明によれば、ガス濃度検出手段が、低温に加熱されたときのセンサ素子の抵抗値に応じた出力と高温に加熱されたときのセンサ素子の抵抗値に応じた出力との比率を求め、この求めた比率に基づいて検知対象ガスの濃度を検出するので、比率を求めることにより、高温に加熱されたときのセンサ素子の抵抗値に応じた出力から周囲温度の変動分や経年変化によるセンサ素子の抵抗値の変動分を相殺することができる。
請求項3記載の発明は、検知対象ガスと接触燃焼して温度が変化すると抵抗値が変化する接触燃焼式のセンサ素子と、該センサ素子に直接に接続された固定抵抗と、前記センサ素子及び前記固定抵抗との両者に電力を供給して前記センサ素子を加熱する加熱手段と、前記センサ素子の抵抗値に応じた出力に基づいて前記検知対象ガスの濃度を検出するガス濃度検出手段とを備えたガス検出装置において、前記加熱手段が、前記センサ素子を前記検知対象ガスと接触燃焼しない低温と前記検知対象ガスと接触燃焼する高温との両温度に順次加熱するように前記電力を供給するものであり、そして、前記ガス濃度検出手段が、前記低温に加熱されたときの前記センサ素子の抵抗値に応じた出力及び前記低温に加熱されたときの前記固定抵抗の抵抗値に応じた出力の第1比率と、前記高温に加熱されたときの前記センサ素子の抵抗値に応じた出力及び前記高温に加熱されたときの前記固定抵抗の抵抗値に応じた出力の第2比率との両比率に基づいて前記検知対象ガスの濃度を検出するものであることを特徴とするガス検出装置に存する。
請求項3記載の発明によれば、低温に加熱されたときのセンサ素子の抵抗値は、接触燃焼が生じていないため検知対象ガスの濃度に対して不感となる。また、センサ素子の抵抗値が経時変化により変動すると固定抵抗も同様に経時変化しているため同様に抵抗値が変動する。以上のことに着目して、ガス濃度検出手段が、低温に加熱されたときのセンサ素子の抵抗値に応じた出力及び低温に加熱されたときの固定抵抗の抵抗値に応じた出力の比率と、高温に加熱されたときのセンサ素子の抵抗値に応じた出力及び高温に加熱されたときの固定抵抗の抵抗値に応じた出力の比率とに基づいて検知対象ガスの濃度を検出するので、センサ素子とは別途に比較素子を用いなくても、低温に加熱されたときのセンサ素子の抵抗値に応じた出力を比較素子の代わりに用いて、高温に加熱されたときのセンサ素子の抵抗値に応じた出力から周囲温度の変動分や経年変化によるセンサ素子の抵抗値の変動分を相殺することができる。またセンサ素子の抵抗値に応じた出力と固定抵抗の抵抗値に応じた出力との比率を求めることにより、センサ素子の抵抗値に応じた出力の経時変化による変動を相殺することができる。
請求項4記載の発明は、前記ガス濃度検出手段が、前記第1比率と前記第2比率との比率を求め、求めた比率に基づいて前記検知対象ガスの濃度を検出するものであることを特徴とする請求項3記載のガス検出装置に存する。
請求項4記載の発明によれば、ガス濃度検出手段が、第1比率と第2比率との比率を求め、求めた比率に基づいて検知対象ガスの濃度を検出するので、比率を求めることにより、高温に加熱されたときのセンサ素子の抵抗値に応じた出力から周囲温度の変動分を相殺することができる。
以上説明したように請求項1記載の発明によれば、ガス濃度検出手段が、低温に加熱されたときのセンサ素子の抵抗値に応じた出力と高温に加熱されたときのセンサ素子の抵抗値に応じた出力との両者に基づいて検知対象ガスの濃度を検出するので、センサ素子とは別途に比較素子を用いなくても、低温に加熱されたときのセンサ素子の抵抗値に応じた出力を比較素子の代わりに用いて、高温に加熱されたときのセンサ素子の抵抗値に応じた出力から周囲温度の変動分や経年変化によるセンサ素子の抵抗値の変動分を相殺することができるので、正確に検知対象ガスの濃度を検出しつつ省電力化を図ることができる。
請求項2記載の発明によれば、比率を求めることにより、高温に加熱されたときのセンサ素子の抵抗値に応じた出力から周囲温度の変動分や経年変化によるセンサ素子の抵抗値の変動分を相殺することができるので、比率を求めるだけで簡単に正確な検知対象ガスの濃度を検出することができる。
請求項3記載の発明によれば、センサ素子とは別途に比較素子を用いなくても、低温に加熱されたときのセンサ素子の抵抗値に応じた出力を比較素子の代わりに用いて、高温に加熱されたときのセンサ素子の抵抗値に応じた出力から周囲温度の変動分や経年変化によるセンサ素子の抵抗値の変動分を相殺することができる。またセンサ素子の抵抗値に応じた出力と固定抵抗の抵抗値に応じた出力との比率を求めることにより、センサ素子の抵抗値に応じた出力の経時変化による変動を相殺することができるので、正確に検知対象ガスの濃度を検出しつつ省電力化を図ることができる。
請求項4記載の発明によれば、比率を求めることにより、高温に加熱されたときのセンサ素子の抵抗値に応じた出力から周囲温度の変動分を相殺することができるので、比率を求めるたけで簡単に正確な検知対象ガスの濃度を検出することができる。
第1実施形態
以下、本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は第1実施形態におけるガス検出装置の一実施の形態を示す回路図である。同図に示すように、ガス検出装置は、接触燃焼式のセンサ素子1と、センサ素子1に電力を供給してセンサ素子1を加熱する加熱手段としての加熱回路4と、マイクロコンピュータ5(以下μCOM3)と、センサ素子1の両端電圧を検出する差動増幅器6と、センサ素子1の両端電圧の検出タイミングを指示する検出タイマ7A、7Bを備えている。
センサ素子1は、上述した背景技術で説明したように、白金コイル11と、この白金コイルに塗布した、検知対象ガスとの接触燃焼を促進する触媒層12とで構成されている。センサ素子1の白金コイル11は、検知対象ガスと接触燃焼して温度が変化するとその温度に応じて抵抗値が変化する。
次に、上述したセンサ素子1の特性について説明する。センサ素子1は、非加熱時では検知対象ガスを反応せずに接触燃焼が起こらない。また、センサ素子1は、電流を流して加熱しても温度が低いうちは検知対象ガスとの接触燃焼が起こらない。このときのセンサ素子1の両端電圧VS(=センサ素子1の抵抗値に応じた出力)は、検知対象ガスに対して不感となる。センサ素子1は、電流を流して加熱して温度が高くなると検知対象ガスとの接触燃焼が起こり、その両端電圧VSが検知対象ガスに応じた出力となる。
加熱回路4は、センサ素子1に対して電流を供給してセンサ素子1を加熱する回路である。加熱回路4は、センサ素子1を検知対象ガスと接触しない低温に制御する電流I1と、検知対象ガスと接触燃焼する高温に制御する電流I2と順次供給する回路である。なお、本実施形態では、電流I1の設定値は、電流I2の1/4〜1/2程度にしている。
加熱回路4は、バッテリなどから定電圧を作る電源回路41と、この電源回路41から電源供給を受けて定電流I1、I2を供給する定電流源42A、42Bとを備えている。定電流源42A及び42Bは互いに並列に接続されている。定電流源42A及び42Bは、センサ素子1に対して直列に接続されている。
また、加熱回路4は、電源回路41と定電流源42Aとの間に設けられたスイッチ43Aと、電源回路41と定電流源42Bとの間に設けられたスイッチ43Bと、スイッチ43A、43Bのオンオフを制御するタイマ駆動回路44とを備えている。タイマ駆動回路44は、時間T1、T2、T0をこの順番で繰り返し計時する図示しないタイマで構成されている。タイマ駆動回路44は、タイマが時間T1を計時している間にHレベルとなるオン信号S1を出力する。また、タイマ駆動回路44は、タイマが時間T2を計時している間にHレベルとなるオン信号S2を出力する。
また、上述したオン信号S1、S2は各々、検出タイマ7A、7Bに供給される。検出タイマ7A、7Bは各々、オン信号S1、S2をΔT1、ΔT2だけ遅延した検出信号S3、S4をμCOM5に対して供給する。
上記μCOM5は、処理プログラムに従って各種の処理を行う中央演算処理ユニット5Aと、CPU5Aが行う処理のプログラムなどを格納した読出専用のメモリであるROM5B及びCPU5Aでの各種の処理過程で利用するワークエリア、各種データを格納するデータ記憶エリアなどを有する読出書込自在のメモリであるRAM5Cを有している。
次に、上述した構成のガス検出装置の動作を図2及び図3を参照して以下説明する。図2(A)〜(F)は、オン信号S1、S2、検出信号S3、S4、センサ素子1に流れる電流I、センサ素子1の両端電圧VSのタイムチャートである。図3は、図1のガス検出装置を構成するCPU5Aの処理手順を示すフローチャートである。
まず、CPU5Aは、電源投入に応じて動作を開始し、タイマ駆動回路44の動作を開始させる(ステップS1)。これにより、タイマ駆動回路44が動作を開始し、時間T1、T2、T0をこの順番で、繰り返し計時する。そして、タイマ駆動回路44は、タイマが時間T1を計時している間にスイッチ43Aに対してオン信号S1を出力する(図3(A))。このスイッチ43Aがオンすると、定電流源42Aが電源回路41に接続されて、センサ素子1に電流I1が供給される(図3(C))。電流I1が流れるとセンサ素子1は検知対象ガスと接触燃焼しない低温に加熱される。
その後、タイマの時間T1の計時が終了し時間T2の計時が開始すると、タイマ駆動回路44は、オン信号S1の出力を停止し、スイッチ43Bに対してオン信号S2の出力を開始する(図3(B))。これにより、スイッチ43Aがオフして、スイッチ43Bがオンする。スイッチ43Bがオンすると、定電流源42Bが電源回路41に接続されて、センサ素子1に流れる電流が電流I1から電流I2に切り替わる(図3(C))。電流I2が流れるとセンサ素子1は検知対象ガスと接触燃焼する高温に加熱される。
その後、タイマの時間T2の計時が終了し時間T0の計時が開始すると、タイマ駆動回路44は、オン信号S2の出力も停止する。オン信号S2の出力停止に応じてスイッチ43Bがオフして、センサ素子1に対する電流の供給が停止される。センサ素子1に電流を供給しない時間T0のオフ期間を設けることにより、常時通電タイプに比べて省電力化、寿命の延長を可能としている。以上のことを繰り返すと、図3(C)に示すように、センサ素子1には、電流I1が時間T1だけ流れた後に、電流I2が時間T2だけ流れる。その後、時間T0だけセンサ素子1に対する電流の供給が停止される。
検出タイマ7A、7Bは、それぞれ上述したオン信号S1、S2をΔT1、ΔT2だけ遅延した検出信号S3、S4を出力する(図3(D)、(E))。ステップS2においてCPU5Aは、検出信号S3が立ち上がると差動増幅器6から出力されるセンサ素子1の両端電圧VSを読み込む。そして、このとき読み込んだセンサ素子1の両端電圧VSを、検知対象ガスと接触燃焼しない低温に加熱したときのセンサ素子1の両端電圧VS1としてRAM5C内に格納する。
また、CPU5Aは、検出信号S4が立ち上がると差動増幅器6から出力されるセンサ素子1の両端電圧VSを読み込む。このとき、読み込んだセンサ素子1の両端電圧VSを、センサ素子1を検知対象ガスと接触燃焼する高温に加熱したときのセンサ素子1の両端電圧VS2として、RAM5C内に格納する。
その後、CPU5Aは、両端電圧VS1と両端電圧VS2の比率VS3(=VS2/VS1)を算出する(ステップS3)。CPU5Aは、求めた比率VS3が予め定めた1段目の警報判定値VR1を越えていないと判断すると(ステップS4でN)、再びステップS2に戻る。一方、CPU5Aは、求めた比率VS3が予め定めた1段目の警報判定値VR1を越えたと判断すると(ステップS4でY)、さらに予め定めた2段目の警報判定値VR2(>VR1)を越えか否かを判断する(ステップS5)。
CPU5Aは、警報判定値VR2を越えたと判断すると(ステップS5でY)、警報判定値VR2にする高濃度の検知対象ガスの漏れが発生したとしてその旨を伝える2段目警報を行った後(ステップS6)、処理を終了する。
これに対して、CPU5Aは、求めた比率VS3が警報判定値VR2以下であれば(ステップS5でN)、警報判定値VR1に対する低濃度の検知対象ガスの漏れが発生したとしてその旨を伝える1段目警報を行った後(ステップS7)、処理を終了する。以上のステップS4及びS5の動作から明らかなように、CPU5Aは、請求項中のガス濃度検出手段として働く。
次に、接触燃焼が生じない低温に加熱されたときのセンサ素子1の両端電圧VS1について考えてみる。接触燃焼が生じていないときのセンサ素子1の温度は、検知対象ガスの濃度に対して不感となる。このため、接触燃焼が生じていないときのセンサ素子1の温度は、センサ素子1に電流I1が流れたことにより生じる発熱量と、周囲温度とに応じた値となる。
従って、周囲温度に対するセンサ素子1の抵抗値をRAT、センサ素子1に電流I1が流れて発熱量が生じたことによるセンサ素子1の抵抗増加分をΔRI1とすると、両端電圧VS1は以下に示す式(11)で表される。
S1=(RAT+ΔRI1)・I1 …(1)
次に、接触燃焼が生じる高温に加熱されたときのセンサ素子1の両端電圧VS2について考えてみる。接触燃焼が生じているときのセンサ素子1の温度は、センサ素子1に電流I2が流れたことにより生じる発熱量と、周囲温度と、検知対象ガスとの接触燃焼により生じる燃焼熱量とに応じた値となる。従って、センサ素子1に電流I2が流れて発熱量が生じたことによるセンサ素子1の抵抗増加分をΔRI2とし、上記燃焼熱量が生じたことによるセンサ素子1の抵抗増加分をΔRcとすると、両端電圧VS2は以下に示す式(2)で表される。
S2=(RAT+ΔRI2+ΔRc)・I2 …(2)
従って、接触燃焼が生じない抵抗に加熱されたときのセンサ素子1の両端電圧VS1と接触燃焼が生じる高温に加熱されたときのセンサ素子1の両端電圧VS2との比率VS3(=VS2/VS1)は、周囲温度の変動をキャンセルした値となる。
一方、経年変化すると、上記RAT、ΔRI1、ΔRI2、ΔRcは何れも同じ割合aで変化する。よって、経年変化したときの両端電圧VS1、VS2はそれぞれ以下の式(1′)、(2)′で表される。
S1=(aRAT+aΔRI1)・I1 …(1′)
S2=(aRAT+aΔRI2+ΔRc)・I2 …(2′)
従って、上記比率VS3(=VS2/VS1)は、常に(RAT+ΔRI1)・I1/(RAT+ΔRI2+ΔRc)・I2の値をキープするためセンサ素子1の抵抗値の経年変化をキャンセルした値となる。
図4を参考にしてより詳しく説明する。図4は、検知対象ガスの濃度0の無ガス時、一定濃度の検知対象ガスが発生している有ガス時におけるセンサ素子1の両端電圧VSを示すタイムチャートである。同図に示すように、周囲温度が変化したり、経年変化によりセンサ素子1の抵抗値が増減するとセンサ素子1の両端電圧VS2も両端電圧VS1も同様に増減する。このため、その比率VS3から周囲温度の変動分や経年変化によるセンサ素子1の抵抗値の変動分が相殺される。
即ち、上述したガス検出装置は、CPU5Aは、接触燃焼が生じない低温に加熱されたときのセンサ素子1の両端電圧VS1と接触燃焼が生じる高温に加熱されたときのセンサ素子1の両端電圧VS2との比率に基づいて、警報判定値VR1、VR2以上の濃度のガス漏れを検出している(即ち、検知対象ガスの濃度を検出している)。これにより、センサ素子1とは別途に従来のように比較素子を用いなくても、低温に加熱されたときのセンサ素子1の抵抗値に応じた出力電圧VS1を比較素子の代わりに用いて、高温に加熱されたときのセンサ素子1の抵抗値に応じた出力電圧VS2から周囲温度の変動分や経年変化によるセンサ素子1の抵抗値の変動分を相殺することができ、正確に検知対象ガスの濃度を検出しつつ省電力化を図り寿命も延長できる。
具体的には、図8に示す従来のガス検出装置での消費電力は以下の式(3)で表す通りであった。
(センサ素子1の両端電圧:1V+比較素子2の両端電圧:1V)×供給電流:0.1A
=約0.2W …(3)
本実施形態での消費電力は以下の式(4)で表す通りとなる。
(低温時のセンサ素子1の両端電圧:0.5V×電流I1:0.05A×供給時間T1:10/60秒)+(高温時のセンサ素子1の両端電圧:1V×電流I2:0.1A×供給時間T2:10/60秒)=約0.02W …(4)
上記式(3)及び(4)を比較しても明らかなように本実施形態では消費電力は約1/10となる。
また、図8に示す従来のガス検出装置では、5年経過時点でのメタン出力変動予測が約30%となるが、本実施形態のガス検出装置では、5年経過時点でのメタン出力変動予測が約15%となり、感度劣化は約半分となり寿命が延長する。
また、上述したガス検出装置では、CPU5Aが、低温に加熱されたときのセンサ素子1の両端電圧VS1と高温に加熱されたときのセンサ素子1の両端電圧VS2との比率VS3を求め、この求めた比率VS3に基づいて検知対象ガスの濃度を検出するので、比率VS3を求めることにより、高温に加熱されたときのセンサ素子1の両端電圧VS1から周囲温度の変動分や経年変化によるセンサ素子1の抵抗値の変動分を相殺することができ、比率を求めるたけで簡単に正確な検知対象ガスの濃度を検出することができる。
なお、上述した第1実施形態では、2つの定電流源42A、42Bを用いていたが、本発明はこれに限ったものではない。例えば、2つの電流I1、I2に切替可能な一つの定電流源を用いてもよい。
第2実施形態
次に、第2実施形態について説明する。図5は、第2実施形態における本発明のガス検出装置の構成を示す回路図である。図5において、上述した第1実施形態で説明した図1と同等の部分には同一符号を付してその詳細な説明は省略する。同図に示すように、ガス検出装置は、接触燃焼式のセンサ素子1と、このセンサ素子1と直列に接続された固定抵抗8と、センサ素子1及び固定抵抗8に電力を供給してセンサ素子1及び固定抵抗8を加熱する加熱手段としての加熱回路4と、μCOM5と、センサ素子1の両端電圧VSを検出する差動増幅器6と、固定抵抗8の両端電圧Vrを検出する差動増幅器9と、センサ素子1及び固定抵抗8の両端電圧VS、Vrの検出タイミングを指示する検出タイマ7A、7Bを備えている。固定抵抗8の抵抗値は、センサ素子1の抵抗値よりも小さいものを用いている。
センサ素子1については上述した第1実施形態と同様であるためここではその詳細な説明は省略する。加熱回路4は、センサ素子1及び固定抵抗8から構成される直列回路の両端に対して電圧を印加してセンサ素子1及び固定抵抗8を加熱する回路である。加熱回路4は、センサ素子1を検知対象ガスと接触燃焼しない低温に制御する電圧V1と、検知対象ガスと接触燃焼する高温に制御する電圧V2とを順次供給する回路である。なお、本実施形態では、電圧V1の設定値は、電圧V2の1/4〜1/2程度にしている。
加熱回路4は、電圧回路41と、この電圧回路41から電源供給を受けて定電圧V1、V2を供給する定電圧源45A、45Bとを備えている。定電圧源45A、45Bは互いに並列に接続されている。定電圧源45A及び45Bは、センサ素子1に対して直列に接続されている。
また、加熱回路4は、電源回路41と定電圧源45Aとの間に設けられたスイッチ46Aと、電源回路41と定電圧源46Bとの間に設けられたスイッチ46Bと、スイッチ43A、43Bのオンオフを制御するタイマ駆動回路44とを備えている。タイマ駆動回路44は、第1実施形態と同様に動作する。検出タイマ7A、7B及びμCOM5は、上述した第1実施形態と同様であるためその詳細な説明を省略する。
上述した構成のガス検出装置の動作を図6及び図7に基づいて以下説明する。図6は、図1のガス検出装置を構成するCPU5Aの処理手順を示すフローチャートである。図7は、無ガス時、有ガス時におけるセンサ素子1の両端電圧VS及び固定抵抗8の両端電圧Vrのタイムチャートである。図7中実線は、センサ素子1の両端電圧VSを示し、点線は、固定抵抗8の両端電圧Vrを示す。
まず、CPU5Aは、電源投入に応じて動作を開始し、タイマ駆動回路44の動作を開始させる(ステップS11)。これにより、タイマ駆動回路44が動作を開始し、時間T1、T2、T0をこの順番で、繰り返し計時する。そして、タイマ駆動回路44は、時間T1を計時している間にオン信号S1を出力し、時間T2を計時している間にオン信号S2を出力し、時間T0を計時している間にオン信号S1、S2の出力を停止する。
このタイマ駆動回路44の動作により、センサ素子1、固定抵抗8には、電圧V1が時間T1だけ印加された後、電圧V2が時間T2だけ印加される。そして、時間T0だけセンサ素子1、固定抵抗8に対する電圧の印加が停止される。検出タイマ7A、7Bは、それぞれ上述したオン信号S1、S2をΔT1、ΔT2だけ遅延した検出信号S3、S4を出力する。
ステップS12においてCPU5Aは、検出信号S3が立ち上がると差動増幅器6から出力されるセンサ素子1の両端電圧VSと、差動増幅器9から出力される固定抵抗8の両端電圧Vrを読み込む。そして、このとき読み込んだセンサ素子1の両端電圧VS、固定抵抗8の両端電圧Vrを、センサ素子1を検知対象ガスと接触燃焼しない低温に加熱したときのセンサ素子1の両端電圧VS1及び固定抵抗8の両端電圧Vr1としてRAM5C内に格納する。
また、CPU5Aは、検出信号S4が立ち上がると差動増幅器6から出力されるセンサ素子1の両端電圧VSと、差動増幅器9から出力される固定抵抗8の両端電圧Vrを読み込む。そして、このとき読み込んだセンサ素子1の両端電圧VS、固定抵抗8の両端電圧Vrを、センサ素子1を検知対象ガスと接触燃焼する高温に加熱したときのセンサ素子1の両端電圧VS2及び固定抵抗8の両端電圧Vr2としてRAM5C内に格納する。
その後、CPU5Aは、両端電圧VS1と両端電圧Vr1の第1比率(VS1/Vr1)と両端電圧VS2と両端電圧Vr2の第2比率(VS2/Vr2)との比率VS3(=(VS2/Vr2)/(VS1/Vr1))を算出する(ステップS13)。CPU5Aは、求めた比率VS3が予め定めた1段目の警報判定値VR1を越えていないと判断すると(ステップS14でN)、再びステップS12に戻る。一方、CPU5Aは、求めた比率VS3が予め定めた1段目の警報判定値VR1を越えたと判断すると(ステップS14でY)、さらに予め定めた2段目の警報判定値VR2(>VR1)を越えたか否かを判断する(ステップS15)。
CPU5Aは、警報判定値VR2を越えたと判断すると(ステップS15でY)、警報判定値VR2にする高濃度の検知対象ガスの漏れが発生したとしてその旨を伝える2段目警報を行った後(ステップS16)、処理を終了する。
これに対して、CPU5Aは、求めた比率VS3が警報判定値VR2以下であれば(ステップS15でN)、警報判定値VR1に対する低濃度の検知対象ガスの漏れが発生したとしてその旨を伝える1段目警報を行った後(ステップS17)、処理を終了する。以上のステップS14及びS15の動作から明らかなように、CPU5Aは、請求項中のガス濃度検出手段として働く。
センサ素子1の抵抗値が経時変化により変動すると固定抵抗8も同様に経時変化しているため同様に抵抗値が変動する。以上のことに着目して、CPU5Aが、センサ素子1の両端電圧VSと固定抵抗8の両端電圧Vrとの比率を求めることにより、センサ素子1の両端電圧VSの経時変化による変動を相殺することができ、より一層正確に検知対象ガスの濃度を検出することができる。
より詳しく説明すると、図7に示すように、経年変化によりセンサ素子1の抵抗値が増減すると、センサ素子1の両端電圧VS1、VS2も固定抵抗8の両端電圧Vr1、Vr2も同様に増減する。このため、比率をとると、経年変化によるセンサ素子1の抵抗値の変動分が相殺される。
また、下記に示す条件I、II、IIIのとき図8に示す従来のガス検出装置での消費電力は第1実施形態で示した式(3)で表す通りとなり、第2実施形態での消費電力は下記の式(5)で表す通りとなる。
条件I:電圧V1が1Vであり、電圧V2がV1/2=0.5V
条件II:固定抵抗8を3.3Ω
条件III:T1=5秒、T2=5秒、T0=50秒
((電圧V1印加時のセンサ素子1の両端電圧:1V+電圧V1印加時の固定抵抗8の両端電圧0.33V)×供給電流100mA×5/60秒)+((電圧V2印加時のセンサ素子1の両端電圧:1V+電圧V2印加時の固定抵抗8の両端電圧:0.24V)×60mA×5/60秒)=14.8mW…式(5)
従って、消費電力が93%低減する。
なお、上述した第2実施形態では、加熱手段として定電圧源43A、43Bを用いていたが、本発明はこれに限ったものではない。例えば、第1実施形態と同様に定電流源を用いても良い。
また、上述した第2実施形態では、2つの定電流源45A、45Bを用いていたが、本発明はこれに限ったものではない。例えば、2つの電圧V1、V2に切替可能な一つの定電圧源を用いても良い。
また、上述した第1及び第2実施形態では、タイマ駆動回路44、検出タイマ7A、7BをμCOM5と別体に設けていたが、本発明はこれに限ったものではない。例えば、μCOM5をタイマ駆動回路44、検出タイマ7A、7Bとして働かすようにしてもよい。
また、上述した第1及び第2実施形態では、センサ素子1を接触燃焼が生じない低温に加熱した後、接触燃焼が生じる高温に加熱していたが、本発明はこれに限ったものではない。例えば、センサ素子1を接触燃焼が生じる高温に加熱した後にセンサ素子1を接触燃焼が生じない低温に加熱してもよい。
また、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
第1実施形態におけるガス検出装置の一実施の形態を示す回路図である。 (A)〜(F)は、オン信号S1、S2、検出信号S3、S4、センサ素子に流れる電流I、センサ素子の両端電圧VSのタイムチャートである。 図1のガス検出装置を構成するCPUの処理手順を示すフローチャートである。 無ガス時、有ガス時におけるセンサ素子の両端電圧のタイムチャートである。 第2実施形態におけるガス検出装置の一実施の形態を示す回路図である。 図5に示すガス検出装置を構成するCPUの処理手順を示すフローチャートである。 無ガス時、有ガス時におけるセンサ素子の両端電圧及び固定抵抗の両端電圧のタイムチャートである。 従来のガス検出装置の一例を示す回路図である。
符号の説明
1 センサ素子
2 加熱回路(加熱手段)
5A CPU(ガス濃度検出手段)
8 固定抵抗

Claims (4)

  1. 検知対象ガスと接触燃焼して温度が変化すると抵抗値が変化する接触燃焼式のセンサ素子と、前記センサ素子に電力を供給して前記センサ素子を加熱する加熱手段と、前記センサ素子の抵抗値に応じた出力に基づいて前記検知対象ガスの濃度を検出するガス濃度検出手段とを備えたガス検出装置において、
    前記加熱手段が、前記センサ素子を前記検知対象ガスと接触燃焼しない低温と前記検知対象ガスと接触燃焼する高温との両温度に順次加熱するように前記電力を供給するものであり、そして、
    前記ガス濃度検出手段が、前記低温に加熱されたときの前記センサ素子の抵抗値に応じた出力と前記高温に加熱されたときの前記センサ素子の抵抗値に応じた出力との両方に基づいて前記検知対象ガスの濃度を検出するものである
    ことを特徴とするガス検出装置。
  2. 前記ガス濃度検出手段が、前記低温に加熱されたときのセンサ素子の抵抗値に応じた出力と前記高温に加熱されたときのセンサ素子の抵抗値に応じた出力との比率を求め、この求めた比率に基づいて前記検知対象ガスの濃度を検出するものであることを特徴とする請求項1記載のガス検出装置。
  3. 検知対象ガスと接触燃焼して温度が変化すると抵抗値が変化する接触燃焼式のセンサ素子と、該センサ素子に直接に接続された固定抵抗と、前記センサ素子及び前記固定抵抗との両者に電力を供給して前記センサ素子を加熱する加熱手段と、前記センサ素子の抵抗値に応じた出力に基づいて前記検知対象ガスの濃度を検出するガス濃度検出手段とを備えたガス検出装置において、
    前記加熱手段が、前記センサ素子を前記検知対象ガスと接触燃焼しない低温と前記検知対象ガスと接触燃焼する高温との両温度に順次加熱するように前記電力を供給するものであり、そして、
    前記ガス濃度検出手段が、前記低温に加熱されたときの前記センサ素子の抵抗値に応じた出力及び前記低温に加熱されたときの前記固定抵抗の抵抗値に応じた出力の第1比率と、前記高温に加熱されたときの前記センサ素子の抵抗値に応じた出力及び前記高温に加熱されたときの前記固定抵抗の抵抗値に応じた出力の第2比率との両比率に基づいて前記検知対象ガスの濃度を検出するものである
    ことを特徴とするガス検出装置。
  4. 前記ガス濃度検出手段が、前記第1比率と前記第2比率との比率を求め、求めた比率に基づいて前記検知対象ガスの濃度を検出するものであることを特徴とする請求項3記載のガス検出装置。
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