JP2008039332A - マルチ型ヒートポンプ式空気調和機 - Google Patents

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匡悟 千賀
Takahiro Kato
隆博 加藤
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Abstract

【課題】 ブリッジ回路を確実に動作させ、冷房時、暖房時共に二重管熱交回路およびガスインジェクション回路を正常に機能させることができるマルチ型ヒートポンプ式空気調和機を提供することを目的とする。
【解決手段】 マルチ型ヒートポンプ式空気調和機1であって、冷媒液管に接続されたブリッジ回路40の他の2接続点42E,42F間に接続される整流配管43に、レシーバ50と、レシーバ50の出口側にて分流された冷媒により二重管熱交換器21を介して冷媒液管4Dまたは整流配管43内を流れる冷媒に過冷却を付与する二重管熱交回路20と、レシーバ50を経たガス冷媒を圧縮機5の中間圧室に注入するガスインジェクション回路30と、を設け、整流配管43には、該整流配管43内を流れる冷媒を中間圧に制御する電子膨張弁51が設けられる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、冷房時、暖房時共に過冷却およびガスインジェクションが行える二重管熱交回路およびガスインジェクション回路を備えたマルチ型ヒートポンプ式空気調和機に関するものである。
空気調和機等の冷凍サイクルにおいて、凝縮器で凝縮液化された冷媒の一部を二重管熱交換器に分流させ、この冷媒を二重管熱交換器で蒸発させることにより主冷媒回路を流れる液冷媒を冷却し、過冷却を付与して冷凍能力を向上される二重管熱交回路を設けることが知られている。
また、凝縮器と蒸発器との間の冷媒回路から抽出した中間圧の冷媒ガスを圧縮機の中間圧室に注入することにより、圧縮機入力を低減させ、冷凍サイクルの効率(成績係数;COP)を向上させるガスインジェクション回路を設けることが知られている。
さらに、冷房運転および暖房運転が可能なヒートポンプ式空気調和機において、室外熱交換器と室内熱交換器間を接続する液冷媒回路中にブリッジ回路を設けることにより、冷房時、暖房時共に過冷却およびガスインジェクションを可能とする二重管熱交回路およびガスインジェクション回路を設けたものが特許文献1により提案されている。
特開2000−274859号公報
しかしながら、上記した特許文献1の技術をマルチ型ヒートポンプ式空気調和機に適用した場合、以下のような問題がある。
つまり、マルチ型ヒートポンプ式空気調和機では、一般に室外ユニットと室内ユニット間の距離が長く、また、設置場所間の高低差も大きくなることが多く、特に、ビル用のマルチ型ヒートポンプ式空気調和機の場合その傾向が強い。このため、冷媒配管が長配管となるとともにヘッド差が大きくなり、圧力損失も大きくなる。また、室内ユニットの運転台数によって冷媒の循環パターンや高圧圧力が大きく変動する。これにより、冷房時、暖房時共に過冷却およびガスインジェクションを可能とするために設けられるブリッジ回路において、ブリッジ回路を構成する逆止弁等の弁を動作させる差圧が確保できなくなる場合が生じ、ブリッジ回路の切り換え動作が不安定となる問題がある。また、定常運転時においても、低Hzで運転している場合には、冷媒循環量が小さく圧力損失も小さい。その結果、逆止弁前後で十分な最低圧力差を確保できず、同様の問題を生じる可能性がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、ブリッジ回路を確実に動作させ、冷房時、暖房時共に二重管熱交回路およびガスインジェクション回路を正常に機能させることができるマルチ型ヒートポンプ式空気調和機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のマルチ型ヒートポンプ式空気調和機は、以下の手段を採用する。
すなわち、本発明にかかるマルチ型ヒートポンプ式空気調和機は、圧縮機と、四方切換弁と、室外熱交換器と、それらの間を接続する室外冷媒配管と、前記四方切換弁から室内側に延長される冷媒ガス管と、前記室外熱交換器から室内側に延長される冷媒液管とを備えた室外ユニットと、室内熱交換器と室内側電子膨張弁とを備え、前記室外ユニットから延長される前記冷媒ガス管と前記冷媒液管との間に各々室内冷媒配管を介して並列に接続される複数台の室内ユニットと、前記冷媒液管に設けられ、該冷媒液管中の冷媒の流れを冷房時、暖房時共に一方向の流れに整流するブリッジ回路と、前記冷媒液管に接続された前記ブリッジ回路の他の2接続点間に接続される整流配管に設けられるレシーバと、前記レシーバの出口にて分流された冷媒により二重管熱交換器を介して前記冷媒液管または前記整流配管内を流れる冷媒に過冷却を付与する二重管熱交回路と、前記レシーバを経たガス冷媒を前記圧縮機の中間圧室に注入するガスインジェクション回路と、を備え、前記整流配管には、該整流配管内を流れる冷媒を中間圧に制御する電子膨張弁が設けられることを特徴とする。
室外ユニットの冷媒液管にブリッジ回路が接続されるとともに、このブリッジ回路の他の2接続点間に接続される整流配管にレシーバ、二重管熱交回路およびガスインジェクション回路が設けられ、冷房時、暖房時共に過冷却およびガスインジェクションが行えるマルチ型ヒートポンプ式空気調和機においては、室外ユニットと室内ユニット間の長配管や順ヘッドによる圧力損失、あるいは室内ユニットの運転台数による冷媒循環パターンや高圧圧力の変動等により、ブリッジ回路を構成する弁の動作が不安定になるおそれがある。また、定常運転時においても、低Hzで運転している場合には、冷媒循環量が小さく圧力損失も小さい。その結果、逆止弁前後で十分な最低圧力差を確保できず、同様の問題を生じる可能性がある。
しかし、本発明によれば、ブリッジ回路の他の2接続点間に接続される整流配管に、該整流配管内を流れる冷媒を中間圧に制御する電子膨張弁が設けられるので、ブリッジ回路において常に適正な差圧を確保することができる。このため、ブリッジ回路を構成する弁を確実に動作させることができる。従って、二重管熱交回路およびガスインジェクション回路を正常に機能させ、冷凍能力の向上および効率(成績係数)の向上を図ることができる。
さらに、本発明のマルチ型ヒートポンプ式空気調和機は、上記のマルチ型ヒートポンプ式空気調和機において、前記ブリッジ回路は、4個の逆止弁により構成されることを特徴とする。
本発明によれば、ブリッジ回路が4個の逆止弁により構成されるので、特別な弁制御手段を必要とせず、しかも安価な弁を使用することができる。従って、構成の簡素化とコスト低減を図ることができる。また、ブリッジ回路において必要な差圧が確保されているため、逆止弁による回路切り換え動作を確実に行わせることができる。
さらに、本発明のマルチ型ヒートポンプ式空気調和機は、上述のいずれかのマルチ型ヒートポンプ式空気調和機において、前記ガスインジェクション回路により前記中間圧室に注入されるガスインジェクション量が、前記圧縮機から吐出される冷媒ガスの過熱度により制御されることを特徴とする。
本発明によれば、ガスインジェクション回路により中間圧室に注入されるガスインジェクション量が圧縮機から吐出される冷媒ガスの過熱度により制御されるので、ガスインジェクション量を過不足なく、適正に制御することができる。従って、過度に冷媒がインジェクションされることによる液圧縮やインジェクション量が不足することによる効率低下を防止することができる。なお、圧縮機から吐出される冷媒ガスの過熱度検出には、一般に冷凍サイクルにおける圧縮機からの吐出配管系に設置されている既存の高圧センサと吐出管温度センサを利用すればよく、新たにセンサを追設する必要はない。
さらに、本発明のマルチ型ヒートポンプ式空気調和機は、上述のいずれかのマルチ型ヒートポンプ式空気調和機において、前記二重管熱交回路における前記二重管熱交換器の出口側ガス回路が、前記ガスインジェクション回路とされ、前記中間圧室に接続されることを特徴とする。
本発明によれば、二重管熱交回路における二重管熱交換器の出口側ガス回路が、ガスインジェクション回路とされ、中間圧室に接続されるので、二重管熱交換器で液冷媒を過冷却することにより蒸発された冷媒ガスをそのまま圧縮機にガスインジェクションすることができる。従って、1つの回路を過冷却とガスインジェクションとに共用することができ、ガスインジェクション回路の構成を簡便化することができる。
さらに、本発明のマルチ型ヒートポンプ式空気調和機は、上記のマルチ型ヒートポンプ式空気調和機において、前記ガスインジェクション回路により前記中間圧室に注入されるガスインジェクション量が、前記二重管熱交回路に設けられている電子膨張弁により制御されることを特徴とする。
本発明によれば、ガスインジェクション回路により中間圧室に注入されるガスインジェクション量が二重管熱交回路に設けられている電子膨張弁により制御されるので、二重管熱交回路に設けられ、通常は整流液管から二重管熱交換器に分流される冷媒量をコントロールしている電子膨張弁を、同時にガスインジェクション量の制御に用いることができる。従って、ガスインジェクション量を制御する弁を別個に設ける必要がなく、ガスインジェクション回路を簡便に、かつ安価に構成することができる。
さらに、本発明のマルチ型ヒートポンプ式空気調和機は、上記のマルチ型ヒートポンプ式空気調和機において、前記電子膨張弁は、前記圧縮機から吐出される冷媒ガスの過熱度により制御されることを特徴とする。
本発明によれば、電子膨張弁が圧縮機から吐出される冷媒ガスの過熱度により制御されるので、二重管熱交回路による過冷却度制御およびガスインジェクション回路によるガスインジェクション制御を各々適正に行わせることができる。従って、二重管熱交換器で蒸発し切れなかった過度の冷媒が圧縮機にインジェクションされて液圧縮を起したり、蒸発器への冷媒量が減少されて能力低下を起したり、インジェクション量が不足して効率が低下したりするのを防止することができる。
さらに、本発明のマルチ型ヒートポンプ式空気調和機は、上述のいずれかのマルチ型ヒートポンプ式空気調和機において、前記レシーバが気液分離型とされ、そのガス領域に前記ガスインジェクション回路が接続されることを特徴とする。
本発明によれば、レシーバが気液分離型とされ、そのガス領域にガスインジェクション回路が接続されるので、冷房時、暖房時共にレシーバにより気液分離された後のガス冷媒のみを抽出して中間圧室にガスインジェクションすることができる。従って、ガスインジェクション回路から圧縮機への液バックおよびそれに伴う液圧縮を確実に防止することができる。
さらに、本発明のマルチ型ヒートポンプ式空気調和機は、上記のマルチ型ヒートポンプ式空気調和機において、前記ガスインジェクション回路に、ガスインジェクション量を制御する制御弁が設けられることを特徴とする。
本発明によれば、ガスインジェクション回路に、ガスインジェクション量を制御する制御弁が設けられるので、ガスインジェクション量を過不足なく、適正に制御することができる。従って、過度なインジェクションを回避することができるとともに、インジェクション不足による効率(成績係数)の低下を防止することができる。
さらに、本発明のマルチ型ヒートポンプ式空気調和機は、上記のマルチ型ヒートポンプ式空気調和機において、前記制御弁は、前記圧縮機から吐出される冷媒ガスの過熱度により制御されることを特徴とする。
本発明によれば、制御弁が圧縮機から吐出される冷媒ガスの過熱度により制御されるので、ガスインジェクション量を常に適正量にコントロールすることができる。従って、冷凍サイクルのガスインジェクションによる効率(成績係数)向上効果を最大限享受することができる。
本発明によれば、冷房時、暖房時共に過冷却およびガスインジェクションを可能とするためのブリッジ回路において、該ブリッジ回路を構成する弁の動作に必要な差圧を確実に確保できるため、ブリッジ回路を安定的に動作させることができる。従って、マルチ型ヒートポンプ式空気調和機において、二重管熱交回路およびガスインジェクション回路を正常に機能させ、冷凍能力および効率(成績係数)を向上させることができる。
以下に、本発明にかかる実施形態について、図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について、図1ないし図4を用いて説明する。
図1に、本実施形態にかかるマルチ型ヒートポンプ式空気調和機1の冷媒回路図が示されている。
マルチ型ヒートポンプ式空気調和機1は、1台の室外ユニット2に対して室内ユニット3A,3Bが複数台並列に接続された構成とされる。なお、本実施形態では、室内ユニット3A,3Bが2台図示されているが、室内ユニットの接続台数については、特に制限されるものではなく、多い場合には数十台が接続される。
室外ユニット2は、インバータ駆動の圧縮機5と、圧縮機5に接続されている吐出配管4Aに設けられるオイルセパレータ6と、オイルセパレータ6からの吐出配管4Bが第1ポート7Aに接続される四方切換弁7と、四方切換弁7の第2ポート7Bに冷媒配管4Cを介して接続される室外熱交換器8と、室外熱交換器8と一体に設けられる過冷却コイル9と、過冷却コイル9から室内ユニット3A,3B側へと延長される冷媒液管4Dと、四方切換弁7の第3ポート7Cから室内ユニット3A,3B側へと延長される冷媒ガス管4Eと、四方切換弁7の第4ポート7Dに吸入配管4Fを介して接続されるとともに、圧縮機5に吸入配管4Gを介して接続されるアキュームレータ10とを備え、これらが上記の如く配管4Aないし4Gにより接続され、室外側冷媒回路を構成している。
なお、オイルセパレータ6において冷媒中から分離された油は、油戻し回路6Aを介して圧縮機5に戻されるようになっている。また、アキュームレータ10において気液分離された液分は、戻り回路10Aを介して微量ずつ圧縮機5の吸入配管4Gに戻されるようになっている。さらに、冷媒液管4Dには、液側操作弁11が設けられ、また、冷媒ガス管4Eには、ガス側操作弁12が設けられる。
室内ユニット3A,3Bは、各々室内熱交換器14と、室内側電子膨張弁15と、これらの間を接続する室内側冷媒配管16とを備え、室外ユニット2から延長される冷媒液管4Dと冷媒ガス管4Eとの間に、各々ガス側分枝器13A,13Bおよび液側分枝器13C,13Dを介して並列に接続される。
なお、室外ユニット2から延長される冷媒液管4Dおよび冷媒ガス管4Eは、100m以上の長配管となる場合がある。
以上がマルチ型ヒートポンプ式空気調和機1の基本的な冷媒回路である。
本実施形態においては、さらに、冷房時および暖房時共に、冷媒の過冷却およびガスインジェクションを可能とするため、以下の通り二重管熱交回路20およびガスインジェクション回路30を組み込んでいる。
二重管熱交回路20およびガスインジェクション回路30を組み込むため、冷媒液管4Dにブリッジ回路40が設けられる。このブリッジ回路40は、第1および第2逆止弁41A,41Bの直列接続回路42Aと、第3および第4逆止弁41C,41Dの直列接続回路42Bとが並列に接続された回路であり、直列接続回路42Aと直列接続回路42Bの接続点42C,42Dが各々冷媒液管4Dに接続される。第1逆止弁41Aと第2逆止弁41Bは、それらの接続点42Eに向って順方向となるように接続され、また、第3逆止弁41Cと第4逆止弁41Dは、それらの接続点42Fに向って順方向となるように接続される。
ブリッジ回路40の接続点42Eと接続点42Fとの間には、冷媒の流れを冷房時、暖房時共に一方向の流れに整流する整流配管43が接続される。この整流配管43には、液冷媒を貯留するレシーバ50と、二重管熱交回路20を構成する二重管構造の二重管熱交換器21と、整流配管43内を流れる冷媒を中間圧に制御する電子膨張弁51とが冷媒流れ方向に沿って順次に設けられる。
二重管熱交回路20は、二重管熱交換器21と、レシーバ50の出口において整流配管43から液冷媒の一部を分流して二重管熱交換器21の内管21Aに導く分流管22と、該分流管22に設けられる電子膨張弁(EEVSC)23とから構成される。この二重管熱交回路20は、分流管22に分流された冷媒を電子膨張弁23で減圧し、この冷媒を二重管熱交換器21の内管21A内で蒸発させることにより、二重管熱交換器21の外管側を流れる冷媒主流を冷却して過冷却を付与するものである。
ガスインジェクション回路30は、一端が上記二重管熱交換器21の内管21Aの出口側に接続されるとともに、他端が圧縮機5の中間圧室(図示省略)に接続された構成とされ、二重管熱交換器21で蒸発された冷媒ガスをそのまま圧縮途中の中間圧状態にある圧縮室に注入(インジェクション)するものである。
上記二重管熱交回路20およびガスインジェクション回路30側へと分流され、圧縮機5の中間圧室にインジェクションされる冷媒の量は、電子膨張弁(EEVSC)23により制御される。
電子膨張弁(EEVSC)23は、吐出配管4Aに設けられている吐出管温度センサ52と、吐出配管4Bに設けられている高圧センサ53と、冷媒圧縮機5の外殻底面に設けられているドーム温度センサ54とからの入力信号に基づき、コントローラ55を介して後述する図4に示す制御フローチャートに従って制御されるようになっている。
なお、上記各センサ52,53,54は、一般に冷凍サイクルに設けられているものであり、それを利用すればよく、新たにセンサを設ける必要はない。
つぎに、本実施形態にかかるマルチ型ヒートポンプ式空気調和機1の作用について説明する。
まず、冷房運転について説明する。冷房時、四方切換弁7は、第1ポート7Aと第2ポート7B、第3ポート7Cと第4ポート7Dとが各々連通された状態に切換えられる。これによって、圧縮機5により圧縮された高温高圧の冷媒ガスは、吐出配管4A、オイルセパレータ6、吐出配管4B、四方切換弁7、冷媒配管4Cを経て室外熱交換器8に流入される。この冷媒は、室外熱交換器8で外気と熱交換され、外気に放熱して凝縮液化されるとともに、過冷却コイル9で過冷却が付けられる。液化された冷媒は、冷媒液管4Dを経てブリッジ回路40に至り、直列接続回路42Aの逆止弁41Aを通過して接続点42Eから整流配管43内を一方向に流れ、レシーバ50に流入し、そこで一時貯留される。
レシーバ50から流出される冷媒は、二重管熱交回路20の二重管熱交換器21を通過する間に冷却され、さらに過冷却が付与される。この過冷却は、レシーバ50の出口で分流管22に分流された冷媒が、電子膨張弁(EEVSC)で減圧され、二重管熱交換器21の内管21Aにおいて、その外管側を流れる主流冷媒から吸熱して蒸発されることにより行われる。このような冷媒の過冷却により、冷凍能力が向上されることは当業者において知られているところである。
また、二重管熱交換器21の内管21Aで蒸発された冷媒は、その出口からガスインジェクション回路30を経て圧縮機5の中間圧室にインジェクションされる。このガスインジェクションにより圧縮機入力が低減され、冷凍サイクルの効率(成績係数:COP)が向上されることも当業者において知られているところである。
上記により過冷却が付与された冷媒は、整流配管43に設けられている電子膨張弁51により絞られて中間圧とされ、ブリッジ回路40の接続点42Fから直列接続回路42Bの逆止弁41Dを経て接続点42Dから冷媒液管4Dに戻る。
冷媒液管4Dを室内ユニット3A,3B側へと流れた冷媒は、液側分岐器13C,13Dを介して運転中の室内ユニット3A,3Bの室内側冷媒配管16へと分岐され、室内側電子膨張弁15で減圧された後、室内熱交換器14に流入される。
室内熱交換器14に流入された冷媒は、室内熱交換器14へと循環される室内空気と熱交換され、室内空気を冷却することによって、これが冷房に供される。
室内熱交換器14で室内空気を冷却することにより蒸発された冷媒は、ガス側分岐器13A,13Bを介して冷媒ガス管4Eへと合流され、再び室外ユニット2に戻り、四方切換弁7、吸入配管4F、アキュームレータ10、吸入配管4Gを経て圧縮機5に吸入される。この冷媒循環サイクルを繰り返すことによって、冷房運転が行われる。
図2に、上記冷房サイクル時のモリエル線図が示されている。モリエル線図上の(a)ないし(l)は、図1の冷凍サイクル上の(a)ないし(l)における冷媒の状態を表している。
以上の冷房運転の間、二重管熱交回路20およびガスインジェクション回路30への冷媒の流れは、電子膨張弁(EEVSC)23により、以下のように制御される。図4には、その制御フローチャートが示されている。
電子膨張弁23は、マルチ型ヒートポンプ式空気調和機1の起動時には閉じられている。マルチ型ヒートポンプ式空気調和機1の起動後、例えば3〜5分(冷媒の循環が安定するまでの時間)経過すると、電子膨張弁23に、例えば100パルス相当の初期開度が与えられる。これによって、電子膨張弁23は、いったん初期開度とされた後、圧縮機5から吐出される冷媒の吐出過熱度TdSHが目標値の、例えば20degとなるように開度が制御される。
吐出過熱度TdSHは、吐出管温度センサ52により検出される吐出冷媒ガスの温度Tdと、高圧センサ53により検出された圧力値から求められる冷媒の飽和温度Tdstとから、Td−Tdstとしてコントローラ55により算出される。この吐出過熱度TdSHを基に、吐出過熱度TdSHが、例えば20deg以下の場合、電子膨張弁23は閉じる方向へと制御され、逆に吐出過熱度TdSHが20deg以上の場合には、電子膨張弁23は開く方向へと制御される。ここで、吐出過熱度TdSHが20deg以上に高くなるということは、ガスインジェクション量が不足していることを示し、効率が低下することとなるため、ガスインジェクション量を増やす方向に電子膨張弁23が開度調整される。一方、吐出過熱度TdSHが20deg以下に低下するということは、ガスインジェクション量が過剰気味になっていることを示し、液バックの可能性があることから、ガスインジェクション量を減らす方向に電子膨張弁23が開度調整されることとなる。
また、この間において、吐出管温度センサ52により検出された温度Tdが、例えば115℃を越えた場合、吐出過熱度TdSHの目標値を、20degから最小値の例えば13degまで段階的に低下させる保護制御を行う。同様に、ドーム温度センサ54により検出された圧縮機5の外殻底面の温度が、例えば15℃以下の場合は、吐出過熱度TdSHの目標値を、20degから最大値の例えば30degまで段階的に上昇させる保護制御を行う。このような保護制御により、主に圧縮機5を保護し、その破損や故障発生を防止するようにしている。
続いて、暖房運転について説明する。暖房時、四方切換弁7は、第1ポート7Aと第3ポート7C、第2ポート7Bと第4ポート7Dとが各々連通される状態に切換えられる。これによって、圧縮機5により圧縮された高温高圧の冷媒ガスは、吐出配管4A、オイルセパレータ6、吐出配管4B、四方切換弁7、冷媒ガス管4E、ガス側分岐器13A,13B、室内側冷媒配管16を経て各室内ユニット3A,3Bに流入される。室内ユニット3A,3Bに流入された冷媒は、室内熱交換器14において図示省略のファンにより循環される室内空気と熱交換され、室内空気を加熱する。この室内空気は暖房に供される。
室内熱交換器14で室内空気に放熱することにより凝縮液化された冷媒は、室内側電子膨張弁15を通過し、液側分岐器13C,13Dを経て冷媒液管4Dに合流された後、再び室外ユニット2に戻る。室外ユニット2に戻った冷媒は、ブリッジ回路40に至り、直列接続回路42Aの逆止弁41Bを通過して接続点42Eから整流配管43内を一方向に流れ、レシーバ50に流入し、そこで一時貯留される。
レシーバ50から流出された冷媒は、上述した冷房運転の場合と同様に、二重管熱交回路20により過冷却が付与されるとともに、ガスインジェクション回路30により一部冷媒ガスが圧縮機5の中間圧室にインジェクションされ、過冷却付与による冷凍能力向上および圧縮機入力低減による効率向上が図られる。
上記により過冷却が付与された冷媒は、整流配管43に設けられている電子膨張弁51により絞られて中間圧とされ、ブリッジ回路40の接続点42Fから直列接続回路42Bの逆止弁41Cを経て接続点42Cから冷媒液管4Dに戻る。
冷媒液管4Dに戻った冷媒は、過冷却コイル9を経て室外熱交換器8に流入し、外気から吸熱して蒸発される。その後、冷媒配管4C、四方切換弁7、吸入配管4F、アキュームレータ10、吸入配管4Gを経て圧縮機5に吸入される。この冷媒循環サイクルを繰り返すことによって、暖房運転が行われる。
図3に、上記暖房サイクル時のモリエル線図が示されている。モリエル線図上の(a)ないし(l)は、図1の冷凍サイクル上の(a)ないし(l)における冷媒の状態を表している。
以上の暖房運転時においても、二重管熱交回路20およびガスインジェクション回路30への冷媒の流れは、電子膨張弁(EEVSC)23により、上述した冷房運転の場合と同様に制御される。
しかして、本実施形態によると、以下の効果を奏する。
室外ユニット2の冷媒液管4Dにブリッジ回路40が接続され、このブリッジ回路40の他の2接続点42E,42F間に接続される整流配管43にレシーバ50、二重管熱交回路20およびガスインジェクション回路30を設け、冷房時、暖房時共に過冷却およびガスインジェクションが行えるようにしたマルチ型ヒートポンプ式空気調和機1において、上記整流配管43に電子膨張弁51を設け、この整流配管43内を流れる冷媒を中間圧に制御するようにしているため、ブリッジ回路40において常に適正な差圧を確保することができる。この差圧の確保により、ブリッジ回路40を構成する逆止弁41Aないし41Dを確実に動作させ、ブリッジ回路40の回路切り換えを行わせることができる。従って、冷房時、暖房時共に、二重管熱交回路20およびガスインジェクション回路30を正常に機能させ、冷凍能力ならびに効率(成績係数)を向上させることができる。
また、ブリッジ回路40を4個の逆止弁41Aないし41Dにより構成できるため、ブリッジ回路40のコストを安くすることができるとともに、弁の制御手段を不要とすることができる。従って、ブリッジ回路40の簡素化とコスト低減を図ることができる。
また、二重管熱交回路20に分流され、二重管熱交換器21の内管21Aで蒸発された冷媒を、そのままガスインジェクション回路30を介して圧縮機5の中間圧室にインジェクションするようにしているため、1つの回路を二重管熱交回路20とガスインジェクション回路30とに共用することができる。同様に、二重管熱交回路20に設けられる1個の電子膨張弁23により、二重管熱交回路20に分流される冷媒の量およびガスインジェクション量をコントロールすることができるため、ガスインジェクション量を制御する弁を別個に設ける必要がなく、ガスインジェクション回路30を簡便に、かつ安価に構成することができる。
また、圧縮機5から吐出される冷媒の過熱度を検出し、その過熱度が目標値となるように電子膨張弁(EEVSC)23の開度を制御しているため、二重管熱交回路20による冷媒の過冷却度制御およびガスインジェクション回路30によるガスインジェクション制御を各々適正に制御することができる。従って、二重管熱交換器21で蒸発し切れなかった冷媒が圧縮機5に過度にインジェクションされて液圧縮を起したり、蒸発器側への冷媒供給量が減少されて能力低下を起したり、インジェクション量が不足して効率が低下したりするのを防止することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について、図5ないし図7を用いて説明する。
本実施形態は、上記した第1実施形態に対して、室外側電子膨張弁17、二重管熱交回路60、ガスインジェクション回路70、およびレシーバ80の構成が異なっている。その他の点については第1実施形態と同様であるので、説明は省略する。
図5に、本実施形態にかかるマルチ型ヒートポンプ式空気調和機1の冷媒回路図が示されている。本実施形態において、冷媒液管4Dの過冷却コイル9と冷媒ブリッジ回路40との間に暖房用の室外側電子膨張弁17が設けられる。また、整流配管43には、該配管43中を流れる冷媒を中間圧に制御する電子膨張弁51Aが設けられるとともに、該電子膨張弁51Aの下流側に気液分離機能を有するレシーバ80が設けられる。このレシーバ80は、レシーバ容器に接続される整流配管43が容器内周に沿う方向に接続され、冷媒が流入される際の遠心力を利用して気液を分離するタイプのレシーバであり、よく知られた構造のものである。整流配管43はレシーバ80の底部からブリッジ回路40の接続点42Fへと接続される。
また、二重管熱交回路60を構成する二重管熱交換器61は、ブリッジ回路40の接続点42接続されている冷媒液管4Dに設けられる。この二重管熱交換器61の内管61Aには、一端がレシーバ80の底部に接続された分流管62の他端が接続される。この分流管62には、電子膨張弁(EEVSC)63が設けられる。また、内管61Aの他端は、ガス管64を介してアキュームレータ10の上流側で吸入配管4Fに接続される。この場合、電子膨張弁(EEVSC)63は、ガス管64に設けられている温度センサ65の検出値に基づきコントローラ66により制御されることとなる。
また、ガスインジェクション回路70は、一端がレシーバ80の容器内上部のガス領域に接続され、他端は冷媒圧縮機5の中間圧室に接続された構成とされる。ガスインジェクション回路70には、制御弁71が設けられる。この制御弁71は、吐出管温度センサ52により検出される冷媒温度Tdと、高圧センサ53により検出される圧力値から求められる冷媒飽和温度Tdstとから、Td−Tdstとしてコントローラ66により算出される吐出過熱度TdSHに基づき制御される。制御弁71によるガスインジェクション量の制御は、上述した図4に示されている電子膨張弁(EEVSC)23の制御フローと同様であるので、ここでの説明は省略する。
図6および図7に、本実施形態にかかるマルチ型ヒートポンプ式空気調和機1の冷房サイクル時および暖房サイクル時のモリエル線図が示されている。モリエル線図上の(a)ないし(l)は、図5の冷凍サイクル上の(a)ないし(l)における冷媒の状態を表している。
上記したように、本実施形態においては、二重管熱交回路60とガスインジェクション回路70とが各々独立して設けられ、液冷媒の過冷却度およびガスインジェクション量も各々個別に制御されることとなる。
そして、これらの二重管熱交回路60およびガスインジェクション回路70は、冷房時、暖房時共に、正常に機能され、冷凍能力ならびに効率(成績係数)を向上させることができる。すなわち、ブリッジ回路40の整流配管43に設けられている電子膨張弁51Aにより、この整流配管43内を流れる冷媒が中間圧に制御されることとなるため、ブリッジ回路40内において常に適正な差圧を確保することができる。これによって、ブリッジ回路40を構成する逆止弁41Aないし41Dを確実に動作させ、ブリッジ回路40の回路を切り換えることができ、冷房時、暖房時共に、二重管熱交回路60およびガスインジェクション回路70を正常に機能させることができる。
従って、本実施形態によっても、上記した第1実施形態と同様の効果を得ることができる。なお、本実施形態の場合、気液分離機能を有するレシーバ80を用い、冷房時、暖房時共にレシーバ80により気液分離された後のガス冷媒のみを抽出して圧縮機5の中間圧室にインジェクションするようにしているため、ガスインジェクション回路70を経て液冷媒が圧縮機5に液バックするおそれがなく、液バックに伴う液圧縮を確実に防止することができる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態について、図8を用いて説明する。
本実施形態は、上記した第1および第2実施形態に対して、ブリッジ回路40の構成が異なっている。その他の点については第1および第2実施形態と同様であるので、説明は省略する。
ブリッジ回路40は、第1および第2実施形態のように、4個の逆止弁41Aないし41Dをブリッジ接続した回路の他、図8(A)の示すように、1個の四方切換弁91を用いたブリッジ回路40A、図8(B)に示すように、2個の三方弁92A,92Bを用いたブリッジ回路40B、および図8(C)に示すように、4個の電磁開閉弁93Aないし93Dを用いたブリッジ回路40C等によって代替することができる。
上記のブリッジ回路40A,40B,40Cを用いることによっても、冷房時、暖房時共に、冷媒流れ方向を一方向に整流し、冷媒の過冷却およびガスインジェクションを行わせることができる。
なお、これらのブリッジ回路40A,40B,40Cを用いた場合には、各弁91,92A,92B,93Aないし93Dを動作させる制御回路が必要になるとともに、弁自体の価格が高くなることは避けられないが、弁を強制的に動作させることができるため、ブリッジ回路の切り換えをより安定化させることができる。
本発明の第1実施形態に係るマルチ型ヒートポンプ式空気調和機の冷媒回路図である。 図1に示すマルチ型ヒートポンプ式空気調和機の冷房運転時のモリエル線図である。 図1に示すマルチ型ヒートポンプ式空気調和機の暖房運転時のモリエル線図である。 図1に示すマルチ型ヒートポンプ式空気調和機の電子膨張弁(EEVSC)の制御フローチャート図である。 本発明の第2実施形態に係るマルチ型ヒートポンプ式空気調和機の冷媒回路図である。 図5に示すマルチ型ヒートポンプ式空気調和機の冷房運転時のモリエル線図である。 図1に示すマルチ型ヒートポンプ式空気調和機の暖房運転時のモリエル線図である。 本発明の第3実施形態に係るマルチ型ヒートポンプ式空気調和機のブリッジ回路の各々異なる構成図(A)ないし(C)である。
符号の説明
1 マルチ型ヒートポンプ式空気調和機
2 室外ユニット
3A,3B 室内ユニット
4A,4B,4C,4F,4G 冷媒配管
4D 冷媒液管
4E 冷媒ガス管
5 圧縮機
7 四方切換弁
8 室外熱交換器
14 室内熱交換器
15 室内側電子膨張弁
16 室内側冷媒配管
20,60 二重管熱交回路
21,61 二重管熱交換器
23,63 電子膨張弁(EEVSC)
30,70 ガスインジェクション回路
40,40A,40B,40C ブリッジ回路
41A,41B,41C,41D 逆止弁
42E,42F 接続点
43 整流配管
50,80 レシーバ
51,51A 電子膨張弁
71 制御弁
91 四方切換弁
92A,92B 三方切換弁
93A,93B,93C,93D 電磁開閉弁

Claims (9)

  1. 圧縮機と、四方切換弁と、室外熱交換器と、それらの間を接続する室外冷媒配管と、前記四方切換弁から室内側に延長される冷媒ガス管と、前記室外熱交換器から室内側に延長される冷媒液管とを備えた室外ユニットと、
    室内熱交換器と室内側電子膨張弁とを備え、前記室外ユニットから延長される前記冷媒ガス管と前記冷媒液管との間に各々室内冷媒配管を介して並列に接続される複数台の室内ユニットと、
    前記冷媒液管に設けられ、該冷媒液管中の冷媒の流れを冷房時、暖房時共に一方向の流れに整流するブリッジ回路と、
    前記冷媒液管に接続された前記ブリッジ回路の他の2接続点間に接続される整流配管に設けられるレシーバと、
    前記レシーバの出口にて分流された冷媒により二重管熱交換器を介して前記冷媒液管または前記整流配管内を流れる冷媒に過冷却を付与する二重管熱交回路と、
    前記レシーバを経たガス冷媒を前記圧縮機の中間圧室に注入するガスインジェクション回路と、を備え、
    前記整流配管には、該整流配管内を流れる冷媒を中間圧に制御する電子膨張弁が設けられることを特徴とするマルチ型ヒートポンプ式空気調和機。
  2. 前記ブリッジ回路は、4個の逆止弁により構成されることを特徴とする請求項1に記載のマルチ型ヒートポンプ式空気調和機。
  3. 前記ガスインジェクション回路により前記中間圧室に注入されるガスインジェクション量が、前記圧縮機から吐出される冷媒ガスの過熱度により制御されることを特徴とする請求項1または2に記載のマルチ型ヒートポンプ式空気調和機。
  4. 前記二重管熱交回路における前記二重管熱交換器の出口側ガス回路が、前記ガスインジェクション回路とされ、前記中間圧室に接続されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のマルチ型ヒートポンプ式空気調和機。
  5. 前記ガスインジェクション回路により前記中間圧室に注入されるガスインジェクション量が、前記二重管熱交回路に設けられている電子膨張弁により制御されることを特徴とする請求項4に記載のマルチ型ヒートポンプ式空気調和機。
  6. 前記エコノマイザ用電子膨張弁は、前記圧縮機から吐出される冷媒ガスの過熱度により制御されることを特徴とする請求項5に記載のマルチ型ヒートポンプ式空気調和機。
  7. 前記レシーバが気液分離型とされ、そのガス領域に前記ガスインジェクション回路が接続されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のマルチ型ヒートポンプ式空気調和機。
  8. 前記ガスインジェクション回路に、ガスインジェクション量を制御する制御弁が設けられることを特徴とする請求項7に記載のマルチ型ヒートポンプ式空気調和機。
  9. 前記制御弁は、前記圧縮機から吐出される冷媒ガスの過熱度により制御されることを特徴とする請求項8に記載のマルチ型ヒートポンプ式空気調和機。
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