JP2016205729A - 冷凍サイクル装置 - Google Patents

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洋平 ▲葛▼山
洋平 ▲葛▼山
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山口 徹
Toru Yamaguchi
徹 山口
充司 吉村
Mitsuji Yoshimura
充司 吉村
賢 渡邉
Ken Watanabe
賢 渡邉
中本 正彦
Masahiko Nakamoto
正彦 中本
知宏 阪口
Tomohiro Sakaguchi
知宏 阪口
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Atsushi Shiotani
篤 塩谷
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Abstract

【課題】運転再開時にも冷凍能力を確保できる冷凍サイクル装置の提供。【解決手段】空気調和機10は、圧縮機11と、凝縮器12と、減圧部13と、蒸発器14と、圧縮機11から凝縮器12を経由して減圧部13へと延びる凝縮器経由路15と、凝縮器12を経由しないで凝縮器12よりも上流と凝縮器12よりも下流とを結ぶ凝縮器バイパス経路16と、凝縮器バイパス経路16と凝縮器経由路15とが合流する箇所に位置し、凝縮器経由路15から流入する冷媒の圧力に応じて、凝縮器経由路15から減圧部13へと冷媒が流れる第1流路F1と、凝縮器バイパス経路16から減圧部13へと冷媒が流れる第2流路F2とのいずれか一方を設定する圧力調整弁17と、を備える。凝縮器経由路15には、圧力調整弁17を経由しないで圧力調整弁17よりも上流から圧力調整弁17よりも下流へと冷媒が流れる圧力調整弁バイパス経路18が設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、冷凍サイクルを利用した空気調和機等の装置に関する。
図15(a)に示すように、空気調和機の冷媒回路に、凝縮器1を迂回して圧縮機2の吐出側と凝縮器1の出口側とを結ぶバイパス経路3と、そのバイパス経路3と凝縮器1の出口側との合流部に位置する圧力調整弁4とが備えられる場合がある(例えば、特許文献1)。
三方弁である圧力調整弁4は、内蔵するバネ板等により凝縮器1の出口側の冷媒圧力(凝縮圧力)に応じてバイパス経路3の終端および凝縮器1の出口側を機械的に開閉することで、凝縮器1における冷媒流量を制御する。
圧力調整弁4は、凝縮圧力が所定の基準圧力を下回るときはバイパス経路3を開放し、凝縮器1の出口側を閉塞して、圧縮機2から吐出された高温高圧の冷媒を圧力調整弁4に流入させる。そうすると、凝縮器1に流入する冷媒の流量が減少するので、凝縮圧力が上昇する。そうして凝縮圧力が基準圧力に到達すると、圧力調整弁4は、バイパス経路3を閉鎖し、凝縮器1の出口側を開放する。
バイパス経路3および圧力調整弁4が備えられていると、外気温の低下により凝縮圧力が低下しても、凝縮器1を迂回させることで膨張弁5の入口側の圧力を維持できるので、低温時にも冷凍能力を確保することができる。
特開2005−048981号公報
空気調和機の運転を停止していると、凝縮器1の出口側や、圧縮機2の吸入側に設けられたアキュムレータ6等に液冷媒が滞留する。
そのように冷媒回路の一部に液冷媒が滞留した状態で空気調和機を起動すると、冷媒回路を循環する冷媒量が適正量に対して不足しているため、凝縮圧力が低い。そのため、圧力調整弁4によりバイパス経路3が開放され、凝縮器1の出口側は閉鎖されている。凝縮器1の出口側が閉鎖されているので、凝縮器1への冷媒の流入はその後停止し、圧縮機2から吐出された冷媒の全量がバイパス経路3を流れる。
そして、運転継続による温度上昇により、アキュムレータ6から冷媒回路へと液冷媒が放出されることによって循環冷媒量の不足が解消されると、圧縮機からの吐出冷媒の圧力が上昇し、それに伴って凝縮圧力が上昇し、圧力調整弁4によりバイパス経路3が閉鎖される。すると、圧縮機2からの吐出冷媒の全量が凝縮器1を流れる通常運転へと移行する。
ところが、外気温が低いと、室外機に組み込まれた凝縮器1やアキュムレータ6に溜まった液冷媒の温度も低いので、起動後、液冷媒がなかなか蒸発しない。そうすると、凝縮圧力が低い状態が続くため、圧力調整弁4が切り替わらず、凝縮器1を迂回した状態で運転が継続される。このとき、図15(b)に示すように、圧縮機2からの吐出冷媒が凝縮器1を通らずに気相のまま蒸発器7に供給されるガスサイクルGSで運転が行われる。ガスサイクルGSは冷媒の相変化を伴わないため、効率が低い。
以上より、本発明は、運転再開時にも冷凍能力を確保できる冷凍サイクル装置を提供することを目的とする。
本発明の冷凍サイクル装置は、冷媒を圧縮する圧縮機と、圧縮機から吐出された冷媒が流入する凝縮器と、凝縮器を経た冷媒が流入する減圧部と、減圧部を経た冷媒が流入する蒸発器と、圧縮機から凝縮器を経由して減圧部へと延びる凝縮器経由路と、凝縮器を経由しないで凝縮器よりも上流と凝縮器よりも下流とを結ぶ凝縮器バイパス経路と、凝縮器バイパス経路と凝縮器経由路とが合流する箇所に位置し、凝縮器経由路から流入する冷媒の圧力に応じて、凝縮器経由路から減圧部へと冷媒が流れる第1流路と、凝縮器バイパス経路から減圧部へと冷媒が流れる第2流路とのいずれか一方を設定する圧力調整弁と、を備える。
そして、本発明は、凝縮器経由路に、圧力調整弁を経由しないで圧力調整弁よりも上流から圧力調整弁17よりも下流へと冷媒が流れる圧力調整弁バイパス経路18が設けられていることを特徴とする。
本発明における圧力調整弁は、凝縮器経由路から流入する冷媒の圧力が所定の基準圧力に対して高ければ第1流路を設定し、凝縮器経由路から流入する冷媒の圧力が基準圧力に対して低ければ第2流路を設定する。
本発明では、圧力調整弁に第2流路が設定されていても、圧縮機から吐出された冷媒の一部が、凝縮器を経由し、圧力調整弁バイパス経路を通じて圧力調整弁よりも下流へと流れ出る。
そのため、運転停止時に凝縮器の出口側で溜まっていた液冷媒が、起動後に第2流路が設定されている間に、圧力調整弁バイパス経路を通じて冷媒回路へと排出される。
本発明では、圧力調整弁バイパス経路が設けられていることにより、圧力調整弁に第2流路が設定されていても、冷媒が凝縮器を流れる経路が残されている。そのため、外気温が低いときでも、凝縮器の出口側に溜まった液冷媒が速やかに冷媒回路内に放出されて循環冷媒量が適正量にまで回復する。それによって圧力調整弁が第1流路に切り替わり、圧縮機から吐出された冷媒の全量が凝縮器を流れる通常運転へと移行する。
本発明によれば、起動後、冷媒の相変化を伴う冷凍サイクルを維持しつつ、早期に通常運転へと移行することができるので、点検や整備のために停止した後の運転再開時にも十分な冷凍能力を確保することができる。
本発明の冷凍サイクル装置は、圧力調整弁バイパス経路を開閉する電磁弁を備えることが好ましい。
その場合、冷媒の状態を検知するセンサを備え、センサにより検知された値に基づいて電磁弁が開閉されることが好ましい。
例えば、凝縮器バイパス経路上で冷媒の圧力を検知する圧力センサを備えていれば、電磁弁は、圧力センサにより検知された検知圧力が所定の圧力に対して低ければ開かれ、検知圧力が所定の圧力に対して高ければ閉じられることが好ましい。
また、凝縮器を流れている冷媒に生じた温度差を検知する温度差検知部、および蒸発器を流れている冷媒に生じた温度差を検知する温度差検知部の少なくとも一方を備えていれば、電磁弁は、温度差検知部により検知された検知温度差が所定の温度差に対して小さければ開かれ、検知温度差が所定の温度差に対して大きければ閉じられることが好ましい。
そして、凝縮器から流出して蒸発器へと流入するまでの任意の位置で冷媒の温度を検知する温度センサを凝縮器から圧力調整弁までの区間に備えていれば、電磁弁は、温度センサにより検知された検知温度が所定の温度に対して低ければ開かれ、検知温度が所定の温度に対して高ければ閉じられることが好ましい。
また、凝縮器から流出して蒸発器へと流入するまでの任意の位置で冷媒の温度を検知する温度センサを圧力調整弁から蒸発器までの区間に備えていれば、電磁弁は、温度センサにより検知された検知温度が所定の温度に対して高ければ開かれ、検知温度が所定の温度に対して低ければ閉じられることが好ましい。
本発明において、圧力調整弁バイパス流路を冷媒が十分に流れるために必要な圧力調整弁バイパス経路の始端と終端との圧力差を確保することが望まれる。
したがって、例えば、本発明の冷凍サイクル装置は、圧縮機、凝縮器、および圧力調整弁を有する室外機と、減圧部および蒸発器を有する室内機と、を備え、圧力調整弁バイパス経路は、室外機から室内機へと延び、減圧部よりも上流に接続されることが好ましい。
また、本発明の冷凍サイクル装置が圧力調整弁から流れ出た冷媒を貯留するレシーバを備えている場合には、圧力調整弁バイパス経路は、レシーバよりも下流に接続されることが好ましい。
そして、本発明の冷凍サイクル装置が、減圧部へと流入する冷媒を蒸発器を経た冷媒の一部を用いて過冷却する過冷却用熱交換器を備えている場合には、圧力調整弁バイパス経路は、過冷却用熱交換器よりも下流に接続されることが好ましい。
あるいは、圧力調整弁バイパス経路に、圧力調整弁よりも上流に接続される始端と、圧力調整弁よりも下流に接続され、始端よりも低い位置にある終端と、を与えることにより、始端と終端との圧力差を確保することができる。
本発明の冷凍サイクル装置において、圧力調整弁バイパス経路は、圧力調整弁よりも上流と圧力調整弁よりも下流とを並列に結ぶ2つの経路を有し、2つの経路の各々に電磁弁が設けられていることが好ましい。
それに代えて、圧力調整弁バイパス経路を流れる冷媒の流量を調整可能な流量調整弁を備えることも好ましい。
本発明の冷凍サイクル装置は、冷媒を圧縮する圧縮機と、圧縮機から吐出された冷媒が流入する凝縮器と、凝縮器を経た冷媒が流入する減圧部と、減圧部を経た冷媒が流入する蒸発器と、圧縮機から凝縮器を経由して減圧部へと延びる凝縮器経由路と、凝縮器を経由しないで凝縮器よりも上流と凝縮器よりも下流とを結ぶ凝縮器バイパス経路と、凝縮器バイパス経路を流れる冷媒の流量を調整可能な流量調整弁と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、外気温が低いときに起動する際には、圧縮機から吐出された冷媒の一部が凝縮器バイパス経路にも流れるように所定の開度に流量調整弁を設定することにより、上述した圧力調整弁および圧力調整弁バイパス流路を備える冷凍サイクル装置と同様に、通常運転に早期に復帰することができる。
本発明によれば、運転再開時にも冷凍能力を確保できる冷凍サイクル装置を提供することができる。
第1実施形態に係る空気調和機の冷媒回路を示す図である。 (a)および(b)は、圧力調整弁バイパス経路を備えていない場合の運転再開時の運転状況を示す図である。 (a)および(b)は、圧力調整弁バイパス経路を備えている場合の運転状況を示す図である。 第1実施形態の変形例に係る空気調和機の冷媒回路を示す図である。 第2実施形態に係る空気調和機の冷媒回路を示す図である。 第2実施形態の変形例に係る空気調和機の冷媒回路を示す図である。 第2実施形態の変形例に係る空気調和機の冷媒回路を示す図である。 第2実施形態の変形例に係る空気調和機の冷媒回路を示す図である。 第3実施形態に係る空気調和機の冷媒回路を示す図である。 第4実施形態に係る空気調和機の冷媒回路を示す図である。 第5実施形態に係る空気調和機の冷媒回路を示す図である。 第6実施形態に係る空気調和機の冷媒回路を示す図である。 第7実施形態に係る空気調和機の冷媒回路を示す図である。 第8実施形態に係る空気調和機の冷媒回路を示す図である。 圧力調整弁を備えた従来の冷媒回路を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
〔第1実施形態〕
図1に示す第1実施形態の冷凍サイクル装置は、冷媒回路100を備え、冷媒回路100においてヒートポンプ作用により熱を搬送する。かかる冷凍サイクル装置は、空気調和機10として構成されている。
空気調和機10は、圧縮機11と、凝縮器12と、減圧部13と、蒸発器14と、凝縮器経由路15と、凝縮器バイパス経路16と、圧力調整弁17と、圧力調整弁バイパス経路18と、圧力調整弁17よりも下流の経路26とを備えている。空気調和機10の各要素間は配管により接続されている。
空気調和機10の冷媒回路100には、適正量の冷媒が封入されており、破線の矢印で示す向きに冷媒が循環する。
空気調和機10は、冷媒の圧縮、凝縮、減圧、および蒸発の過程を含む冷凍サイクルによって室内の空気を冷却する。室内にはコンピュータ装置が設置されている。コンピュータ装置は常時作動しており、作動に伴い発熱する。空気調和機10によりコンピュータ室が冷却されることで、コンピュータ装置が許容温度以下に維持される。
空気調和機10は、室外に設置される室外機10Aと、室内に設置される室内機10Bとを備えている。
室外機10Aは、圧縮機11と、凝縮器12と、外部から吸い込んだ外気を凝縮器12に向けて送風する図示しないファンとを有する。
室内機10Bは、減圧部13と、蒸発器14と、室内から吸い込んだ空気を蒸発器14に当てながら室内に向けて吹き出す図示しないファンとを有する。
圧縮機11は、冷媒を圧縮し、高温高圧の冷媒を吐出する。
凝縮器12は、圧縮機11から吐出された冷媒を外気との熱交換により凝縮させる。
減圧部13は、凝縮器12を経て流入した冷媒を減圧する。減圧部13として、キャピラリーチューブ等の絞りや膨張弁を用いることができる。
蒸発器14は、減圧された冷媒を室内空気との熱交換により蒸発させる。
冷媒回路100には、凝縮器12を経由する凝縮器経由路15と、凝縮器12を経由しない凝縮器バイパス経路16とが設定されている。凝縮器経由路15と凝縮器バイパス経路16とが合流する箇所に、圧力調整弁17が設けられている。
凝縮器経由路15は、圧縮機11から凝縮器12を経由して減圧部13へと延びている。
凝縮器バイパス経路16は、凝縮器12を経由しないで、凝縮器12の入口側(上流側)と凝縮器12の出口側(下流側)とを結んでいる。
圧力調整弁17は、凝縮器経由路15から流入する冷媒の圧力に応じて、第1流路F1と、第2流路F2とのいずれか一方を設定する。
圧力調整弁17は、凝縮器経由路15から冷媒が流入する第1ポート171と、凝縮器バイパス経路16から冷媒が流入する第2ポート172と、減圧部13へと冷媒が流出する第3ポート173とを有する三方弁である。
凝縮器経由路15から第1ポート171に流入する冷媒の圧力は、凝縮圧力と同等である。
凝縮圧力は、冷媒蒸気が凝縮器12により凝縮するときの飽和蒸気圧である。
以下では、凝縮器経由路15から第1ポート171に流入する冷媒の圧力のことを「凝縮圧力」と称する。
圧力調整弁17は、第1ポート171に流入する冷媒の圧力に応じて、内蔵するバネ板により第1ポート171および第2ポート172を機械的に開閉し、それによって第1流路F1と第2流路F2とを切り替えることで、凝縮圧力が基準圧力を下回らないように制御する。
凝縮圧力は、通常、バネ板を変位させる所定の基準圧力に対して高く維持されているが、室外の外気温の低下による影響を受けて、それよりも低下する場合がある。
圧力調整弁17は、凝縮圧力が基準圧力に対して高ければ、第1ポート171を開放し、かつ第2ポート172を閉鎖する。このとき、第1ポート171から第3ポート173にかけて第1流路F1が開通する。そして、圧縮機11から吐出されて凝縮器12を流れた冷媒が、第1流路F1を通り、減圧部13へと流れる。
一方、凝縮圧力が基準圧力に対して低ければ、第1ポート171を閉鎖し、かつ第2ポート172を開放する。このとき、第2ポート172から第3ポート173にかけて第2流路F2が開通する。すると、圧縮機11から吐出された冷媒が凝縮器バイパス経路16に流入し、第2流路F2を通り減圧部13へと流れる。
凝縮器バイパス経路16を通じて凝縮器12を迂回することで、減圧部13の入口側の圧力が維持されるので、外気温の低下により凝縮圧力が低下しても、冷凍能力を確保することができる。
圧力調整弁17が第2流路F2に切り替わると、凝縮器バイパス経路16を冷媒が流れるので、凝縮器経由路15に流入する冷媒の流量が減少する。それによって凝縮圧力が上昇し、基準圧力に到達すると、圧力調整弁17は、第1流路F1に切り替わる。
以上の通り、圧力調整弁17および凝縮器バイパス経路16が設けられていると、外気温が低下する時間帯や冬期を含めて、年間を通じて空気調和機10の冷凍能力を安定して確保することができる。
ところで、電源設備の点検や整備の際には、圧縮機11への通電を停止する。そうして空気調和機10の運転が停止されると、凝縮器12の出口等に液冷媒が滞留する。
外気温が低いと、凝縮器12に溜まった液冷媒の温度も低いので、運転再開のため圧縮機11を起動しても、液冷媒が蒸発し難い。ガス冷媒と比べて密度が大きい液冷媒が冷媒回路100の一部に滞留していると、冷媒回路100を循環する冷媒の量が適正量に対して不足する。これに起因して、圧縮機11が起動されていても凝縮圧力が基準圧力に対して低い状態が続くと、圧力調整弁17が第2流路F2のまま切り替わらない。
圧力調整弁17が第2流路F2に切り替わっているときに、もし、圧縮機11から吐出された冷媒の全量が凝縮器バイパス経路16を流れるとすれば、図2(a)に示すように、圧縮機11からの吐出冷媒が凝縮器12を通らずに気相のまま蒸発器14へと供給されるガスサイクルGSで運転が継続される。ガスサイクルGSは、冷媒が相変化を伴わないため、効率が低い。そのままガスサイクルGSで運転が継続されるため、圧力調整弁17が第1流路F1に切り替わって一般の冷凍サイクル運転(図2(b))に復帰するまでの間、コンピュータ室が十分に冷却されない。圧力調整弁17は、滞留した液冷媒の多くが蒸発して冷媒回路100へと放出されると、凝縮圧力が基準圧力に達するので第1流路F1に切り替わるが、それまでには長時間を要する。
本実施形態の空気調和機10は、起動時にも十分な冷凍能力を確保するため、図1に示すように、凝縮器経由路15に圧力調整弁バイパス経路18が設けられていることを特徴とする。
圧力調整弁バイパス経路18は、圧力調整弁17を経由しないで、圧力調整弁17よりも上流側と圧力調整弁17よりも下流側とを結んでいる。圧力調整弁バイパス経路18は減圧部13よりも上流に接続されている。
この圧力調整弁バイパス経路18を介して、凝縮器経由路15は圧力調整弁17よりも下流へと連通している。
つまり、圧力調整弁17が第2流路F2に切り替わっていて、第1ポート171が閉鎖されていたとしても、凝縮器経由路15から圧力調整弁バイパス経路18を通じて冷媒が圧力調整弁17よりも下流へと流れ出る経路が存在する。
そのため、空気調和機10の起動後、圧力調整弁17が第2流路F2に切り替わっている状態でも、凝縮器12の出口側に溜まっていた液冷媒が、早々に、圧力調整弁バイパス経路18を通じて圧力調整弁17よりも下流側へと排出される。排出された液冷媒が冷媒回路100内に放出され、その分だけ圧縮機11により吐出される冷媒圧力が上昇することで、冷媒回路100を循環する冷媒量が増加する。
しかも、圧縮機11から吐出された高温冷媒の一部が凝縮器経由路15を流れるので、凝縮器12が温められ、凝縮器12の出口側に溜まった液冷媒が蒸発する。それによっても、冷媒回路100内の循環冷媒量が増加し、適正量にまで早期に回復する。
凝縮器12の出口側以外でも、冷媒回路100上の図示しないアキュムレータ等に溜まっていた液冷媒が、循環冷媒量の増加に伴う圧力変化や温度変化により冷媒回路100内に放出される。
圧力調整弁17が第2流路F2に切り替わっていると、図3(a)に示すように、圧縮機11から吐出された冷媒の一部が一点鎖線で示すように凝縮器バイパス経路16を流れるとともに、残りの冷媒が実線で示すように凝縮器経由路15を流れる。それらの冷媒は混合し、減圧部13により気液二相の状態となって蒸発器14へと流れる。圧力調整弁バイパス経路18は減圧部13よりも上流に接続されているので、気液二相の冷媒が蒸発器14へと供給される。それによって蒸発器14の機能が復帰する。図3(a)に示す状態の冷媒回路100において、冷媒の相変化を伴う冷凍サイクルが維持されている。
その後、滞留していた液冷媒の放出により循環冷媒量が回復されると、圧力調整弁17が第1流路F1に切り替わるので、図3(b)に示すように、圧縮機11から吐出された冷媒の全量が凝縮器12を流れる通常運転へと移行する。
本実施形態では、圧力調整弁バイパス経路18が設けられていることにより、圧力調整弁17が第2流路F2に切り替わっていても、冷媒が凝縮器12を流れる経路が残されている。そのため、外気温が低いときでも、凝縮器12の出口側やアキュムレータ等、冷媒回路100の一部に溜まった液冷媒が速やかに冷媒回路100内に放出されて循環冷媒量が適正量にまで回復する。したがって、起動直後こそ、ガスサイクルGSで運転されたとしても、通常運転へと迅速に移行する。もし圧力調整弁バイパス経路18を介して冷媒が冷媒回路100内に放出されなければ、ガスサイクルGSのまま、通常運転へと移行するまでに例えば数時間を要するのに対し、大幅に短い時間、例えば数分で通常運転へと移行する。
本実施形態の空気調和機10によれば、点検や整備のために停止した後の運転再開時を含め、運転中に亘り十分な冷凍能力を確保することができるので、コンピュータ装置の発熱による温度上昇を抑制してコンピュータ装置の正常動作を担保することができる。
〔第1実施形態の変形例〕
圧力調整弁バイパス経路18は、図4に示すように、凝縮器12の出口側と、凝縮器バイパス経路16上の圧力調整弁17付近とを結んでいてもよい。図4の圧力調整弁バイパス経路18も、第1実施形態の圧力調整弁バイパス経路18(図1)と同様に、圧力調整弁17よりも上流から圧力調整弁17よりも下流へと冷媒が流れる。図4に示す変形例によっても、第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
〔第2実施形態〕
次に、図5を参照し、本発明の第2実施形態について説明する。
第2実施形態以降では、第1実施形態と相違する事項を中心に説明する。第1実施形態と同様の構成には同じ符号を付している。
第2実施形態の空気調和機10は、圧力調整弁バイパス経路18を開閉する電磁弁19と、凝縮器経由路15上で冷媒の圧力を検知する圧力センサ20とを備えている。
圧力センサ20は、本実施形態では凝縮器12の出口側で冷媒圧力を検知する。圧力センサ20により検知される圧力は、凝縮器12により冷媒蒸気が凝縮するときの飽和蒸気圧(凝縮圧力)と同等である。
外気温の低下により、室外機10Aに組み込まれている凝縮器12や圧縮機11の温度が低下すると、圧力センサ20により検知される圧力が低下する。
圧力センサ20による検知圧力に応じて電磁弁19に指令が送られる。検知圧力が所定の圧力に対して高ければ閉指令により電磁弁19を閉じ、検知圧力が所定の圧力に対して低ければ開指令により電磁弁19を開くことができる。
圧力センサ20は、凝縮器12の出口側に限らず、図5に破線で示すように、凝縮器12の入口側や、圧縮機11の吐出側に設けられていてもよい。
凝縮器経由路15上の複数箇所に設置された圧力センサ20によりそれぞれ圧力を検知し、それらの検知圧力の平均等を用いて、電磁弁19に指令を与えることもできる。
検知圧力が所定の圧力に対して高いときは、圧力調整弁17が第1流路F1に切り替わる。このとき凝縮器経由路15は第1流路F1を介して圧力調整弁17よりも下流に連通しているので、圧力調整弁バイパス経路18は必要ない。このとき、圧力調整弁バイパス経路18が開放されていると、凝縮器12から流れ出た冷媒が、圧力調整弁17に流れるとともに、圧力調整弁バイパス経路18にも流れる。
そのため、検知圧力が所定の圧力に対して高いときには電磁弁19を閉じて、圧力調整弁バイパス経路18を閉鎖すると、凝縮器12の出口側で冷媒の流れが2つに分かれることによる圧力損失を避けることができる。
〔第2実施形態の変形例〕
上述した圧力センサ20に代えて、図6(a)あるいは図6(b)に示すように温度センサ21を用いて、凝縮器12を流れている冷媒に生じた温度差を検知するようにしてもよい。
図6(a)では、凝縮器12の配管のベント部と凝縮器12の出口部とにそれぞれ温度センサ21が設けられている。
図6(b)では、凝縮器12の入口部と凝縮器12の出口部とにそれぞれ温度センサ21が設けられている。
図示を省略するが、凝縮器12の入口部と配管のベント部とにそれぞれ温度センサ21を設けることもできる。
外気温の低下により凝縮圧力が低下すると、冷媒回路100を流れるために必要な冷媒の圧力差が小さくなり冷媒が流れ難くなる。その結果、凝縮器12を流れる冷媒に生じる温度差が小さくなる。
したがって、所定の温度差に対して、温度センサ21,21により検知された温度差が小さければ電磁弁19を開き、所定の温度差に対して検知温度差が大きければ電磁弁19を閉じることができる。
凝縮圧力の低下により冷媒が流れ難くなると、蒸発器14を流れる冷媒に生じる温度差も小さくなるので、図7(a)あるいは図7(b)に示すように、蒸発器14を流れている冷媒に生じた温度差を温度センサ22を用いて検知するようにしてもよい。
図7(a)では、蒸発器14の配管のベント部と蒸発器14の出口部とにそれぞれ温度センサ21が設けられている。
図7(b)では、蒸発器14の入口部と蒸発器14の出口部とにそれぞれ温度センサ21が設けられている。
図示を省略するが、蒸発器14の入口部と配管のベント部とにそれぞれ温度センサ21を設けることもできる。
図6に示す形態と図7に示す形態とを組み合わせ、凝縮器12を流れる冷媒に生じる温度差と蒸発器14に流れる冷媒に生じる温度差との双方を検知し、それらの検知温度差に基づいて電磁弁19を開閉することもできる。
また、図8(a)に示すように、冷媒の温度を検知する温度センサ22を設けることもできる。
温度センサ22は、凝縮器12から圧力調整弁17までの区間に設けられている。
外気温が低下すると、凝縮器12から流れ出る冷媒の温度が低下する。
したがって、温度センサ22により検知された温度が所定温度に対して低ければ電磁弁19を開き、検知温度が所定温度に対して高ければ電磁弁19を閉じることができる。
あるいは、図8(b)に示すように、圧力調整弁17から蒸発器14までの区間に温度センサ22を設けることもできる。温度センサ22は、減圧部13と蒸発器14との間に設けられていてもよい。
外気温の低下により凝縮圧力が低下して冷媒が流れ難くなると、凝縮器12による冷媒の温度低下が小さいため、凝縮器バイパス経路16と凝縮器経由路15との合流箇所に位置する圧力調整弁17よりも下流では、冷媒の温度が上昇する。
したがって、温度センサ22により検知された温度が所定温度に対して高ければ電磁弁19を開き、検知温度が所定温度に対して低ければ電磁弁19を閉じることができる。
温度センサ21や温度センサ22は圧力センサ20に比べて安価であるため、図6〜図8に示す形態によれば、空気調和機10のコストを抑えることができる。
〔第3実施形態〕
次に、図9を参照し、本発明の第3実施形態について説明する。
第1実施形態(図2)では、圧力調整弁バイパス経路18が室外機10Aに収められているのに対し、第3実施形態では、圧力調整弁バイパス経路18が室外機10Aから室内機10Bへと延び、室内機10B内で減圧部13よりも上流に接続されている。
そのため、第3実施形態では、圧力調整弁バイパス経路18が第1実施形態(図1)と比べて長い。
圧力調整弁バイパス経路18が長いことにより、圧力調整弁バイパス経路18の始端18Aおよび終端18Bにおける圧力差が第1実施形態と比べて大きい。そのため、一定流量で冷媒が流れるために必要な流路断面積が小さいので、圧力調整弁バイパス経路18に、第1実施形態と比べて小さい径の安価なダクトを用いることができる。それによって空気調和機10のコストを抑えることができる。
第3実施形態において、電磁弁19および圧力センサ20は設けられていなくてもよい。
以降の第4実施形態〜第6実施形態においても同様である。
〔第4実施形態〕
次に、図10を参照し、本発明の第4実施形態について説明する。
第4実施形態の空気調和機10は、圧力調整弁17よりも下流に、冷媒を貯留するレシーバ23を備えている。レシーバ23は室外機10Aに組み込まれていても室内機10Bに組み込まれていてもよい。
圧力調整弁バイパス経路18は、圧力調整弁17よりも上流に接続される始端18Aと、レシーバ23よりも下流で、かつ減圧部13よりも上流に接続される終端18Bとを有している。
レシーバ23内を通過することで、冷媒の圧力は通過前と比べて低くなる。このため、終端18Bがレシーバ23よりも上流に接続される場合と比べて、終端18Bにおける冷媒圧力が低い。
したがって、圧力調整弁バイパス経路18の始端18Aと終端18Bとの圧力差を大きく確保することができるので、第4実施形態によっても、圧力調整弁バイパス経路18の小径化によりコストを抑えることができる。
〔第5実施形態〕
次に、図11を参照し、本発明の第5実施形態について説明する。
第5実施形態の空気調和機10は、減圧部13へと流入する冷媒を過冷却する過冷却用熱交換器24を備えている。
過冷却用熱交換器24は、圧力調整弁17から冷媒が流入する細管241と、蒸発器14を経た冷媒の一部が配管243を通じて流入する経路242とを備えている。
過冷却用熱交換器24は、経路242を流れる冷媒と、細管241を流れる冷媒との間の熱交換により過冷却された冷媒を減圧部13へと供給する。
過冷却用熱交換器24として、細管241と、細管241の外周に配置される経路242とを備えた二重管熱交換器を用いることができる。
圧力調整弁バイパス経路18の終端18Bは、過冷却用熱交換器24よりも下流で、かつ減圧部13よりも上流に接続されている。
過冷却用熱交換器24を通過することで、冷媒の圧力は通過前と比べて低くなる。このため、終端18Bが過冷却用熱交換器24よりも上流に接続される場合と比べて、終端18Bにおける冷媒圧力が低い。
したがって、圧力調整弁バイパス経路18の始端18Aと終端18Bとの圧力差を大きく確保することができるので、第5実施形態によっても、圧力調整弁バイパス経路18の小径化によりコストを抑えることができる。
〔第6実施形態〕
次に、図12を参照し、本発明の第6実施形態について説明する。
圧力調整弁バイパス経路18の始端18Aと、終端18Bとの各々の鉛直方向の位置を比較すると、始端18Aの位置は相対的に高く、終端18Bの位置は相対的に低い。
始端18Aおよび終端18Bの高低差に基づいて、始端18Aと終端18Bとの圧力差を大きく確保することができるので、圧力調整弁バイパス経路18の小径化によりコストを抑えることができる。
〔第7実施形態〕
次に、図13(a)を参照し、本発明の第7実施形態について説明する。
圧力調整弁バイパス経路18は、圧力調整弁17よりも上流と圧力調整弁17よりも下流とを並列に結ぶ第1経路181および第2経路182を備えている。
これらの経路181,182は流路断面積が相違しており、第1経路181の流路断面積は相対的に大きく、第2経路182の流路断面積は相対的に小さい。
第1経路181および第2経路182の各々には、電磁弁19が設けられている。
それらの電磁弁19にそれぞれ送られる指令に基づいて、第1経路181および第2経路182を開閉することにより、第1経路181および第2経路182のいずれか一方のみあるいは双方を開通させることができる。つまり、圧力調整弁バイパス経路18に必要な流量に見合う適切な経路を選択することが可能である。
また、圧力調整弁17が第2流路F2と第1流路F1とに切り替わることに伴って圧力調整弁バイパス経路18を開閉する際に、第1経路181に対して流路断面積の小さい第2経路182を先行して開閉することで、圧力調整弁バイパス経路18を流れる冷媒の流量を段階的に変化させることができる。そのため、急激な流量の変化による弁の破損等を未然に防いで信頼性を向上させることができる。
圧力調整弁バイパス経路18が3つ以上の経路を備えていてもよい。
圧力調整弁バイパス経路18の複数の経路の各々の流路断面積は、同じであってもよい。その場合も、同時に開通させる経路の数に応じて圧力調整弁バイパス経路18の流量を変化させることができる。
圧力調整弁バイパス経路18に複数の経路181,182を与える代わりに、図13(b)に示すように、圧力調整弁バイパス経路18に流量調整弁25を設けることもできる。
流量調整弁25により、圧力調整弁バイパス経路18を流れる冷媒の流量が調整されることで、複数の経路181,182を備える場合と同様の効果を得ることができる。
〔第8実施形態〕
次に、図14を参照し、本発明の第8実施形態について説明する。
第1〜第7実施形態とは異なり、第8実施形態の空気調和機30は圧力調整弁17および圧力調整弁バイパス経路18を備えていない。
その代わりに、空気調和機30は、凝縮器バイパス経路16を流れる冷媒の流量を調整可能な流量調整弁31を備えている。
流量調整弁31は、圧力センサ20による検知圧力に応じて送られる指令に基づいて開度が変更される。
流量調整弁31の開度が変更されることで、凝縮器バイパス経路16を流れる冷媒の流量が調整される結果、凝縮器経由路15を流れる冷媒の流量も調整される。
本実施形態の空気調和機30は、流量調整弁31の開度変更により、例えば次のように制御することができる。
外気温が低く、圧力センサ20により検知された圧力が所定の圧力に対して高ければ、流量調整弁31を相対的に大きい開度に設定する。これによって凝縮器バイパス経路16を流れる冷媒の流量が増加するので、凝縮器経由路15を流れる冷媒の流量は減少する。
また、圧力センサ20により検知された圧力が所定の圧力に対して低ければ、流量調整弁31を閉じる。そうすると、圧縮機11から吐出された冷媒の全量が凝縮器経由路15を流れる通常運転へと移行する。
外気温が低いときに空気調和機30の運転を一旦停止し、再起動する際には、圧縮機11から吐出された冷媒の一部が凝縮器バイパス経路16にも流れるように流量調整弁31を所定の開度に設定することが好ましい。それにより、第1実施形態で説明したのと同様に、通常運転に早期に復帰することができる。
本実施形態によれば、凝縮器バイパス経路16に流量調整弁31を設けてその開度を設定するだけで、上述した圧力調整弁17および圧力調整弁バイパス経路18と同等の機能を簡素に実現することができる。
圧力センサ20に代えて、温度センサ21,21や温度センサ22を使用することもできる。それらにより検知された値に基づいて、流量調整弁31の開度を設定すればよい。
上記以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更することが可能である。
10 空気調和機
10A 室外機
10B 室内機
11 圧縮機
12 凝縮器
13 減圧部
14 蒸発器
15 凝縮器経由路
16 凝縮器バイパス経路
17 圧力調整弁
18 圧力調整弁バイパス経路
18A 始端
18B 終端
19 電磁弁
20 圧力センサ
21 温度センサ(温度差検知部)
22 温度センサ
23 レシーバ
24 過冷却用熱交換器
25 流量調整弁
26 経路
30 空気調和機
31 流量調整弁
100 冷媒回路
171 第1ポート
172 第2ポート
173 第3ポート
181 第1経路
182 第2経路
241 細管
242 経路
243 細管
F1 流路
F2 流路
GS ガスサイクル

Claims (14)

  1. 冷媒を圧縮する圧縮機と、
    前記圧縮機から吐出された冷媒が流入する凝縮器と、
    前記凝縮器を経た冷媒が流入する減圧部と、
    前記減圧部を経た冷媒が流入する蒸発器と、
    前記圧縮機から前記凝縮器を経由して前記減圧部へと延びる凝縮器経由路と、
    前記凝縮器を経由しないで前記凝縮器よりも上流と前記凝縮器よりも下流とを結ぶ凝縮器バイパス経路と、
    前記凝縮器バイパス経路と前記凝縮器経由路とが合流する箇所に位置し、前記凝縮器経由路から流入する冷媒の圧力に応じて、前記凝縮器経由路から前記減圧部へと冷媒が流れる第1流路と、前記凝縮器バイパス経路から前記減圧部へと冷媒が流れる第2流路とのいずれか一方を設定する圧力調整弁と、を備え、
    前記凝縮器経由路には、
    前記圧力調整弁を経由しないで前記圧力調整弁よりも上流から前記圧力調整弁よりも下流へと冷媒が流れる圧力調整弁バイパス経路が設けられている、
    ことを特徴とする冷凍サイクル装置。
  2. 前記圧力調整弁は、
    前記凝縮器経由路から流入する冷媒の圧力が所定の基準圧力に対して高ければ前記第1流路を設定し、
    前記凝縮器経由路から流入する冷媒の圧力が前記基準圧力に対して低ければ前記第2流路を設定し、
    前記第2流路が設定されている間に、
    前記圧縮機から吐出された冷媒の一部が、
    前記凝縮器を経由し、前記圧力調整弁バイパス経路を通じて前記圧力調整弁よりも下流へと流れ出る、
    ことを特徴とする請求項1に記載の冷凍サイクル装置。
  3. 前記圧力調整弁は、
    前記凝縮器経由路から流入する冷媒の圧力が所定の基準圧力に対して高ければ前記第1流路を設定し、
    前記凝縮器経由路から流入する冷媒の圧力が前記基準圧力に対して低ければ前記第2流路を設定し、
    運転停止時に前記凝縮器の出口側で溜まっていた液冷媒が、
    起動後に前記第2流路が設定されている間に、
    前記圧力調整弁バイパス経路を通じて前記圧力調整弁よりも下流へと流れ出る、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の冷凍サイクル装置。
  4. 前記圧力調整弁バイパス経路を開閉する電磁弁を備える、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の冷凍サイクル装置。
  5. 前記凝縮器バイパス経路上で冷媒の圧力を検知する圧力センサを備え、
    前記電磁弁は、
    前記圧力センサにより検知された検知圧力が所定の圧力に対して低ければ開かれ、
    前記検知圧力が前記所定の圧力に対して高ければ閉じられる、
    ことを特徴とする請求項4に記載の冷凍サイクル装置。
  6. 前記凝縮器を流れている冷媒に生じた温度差を検知する温度差検知部、および前記蒸発器を流れている冷媒に生じた温度差を検知する温度差検知部の少なくとも一方を備え、
    前記電磁弁は、
    前記温度差検知部により検知された検知温度差が所定の温度差に対して小さければ開かれ、
    前記検知温度差が前記所定の温度差に対して大きければ閉じられる、
    ことを特徴とする請求項4に記載の冷凍サイクル装置。
  7. 前記凝縮器から流出して前記蒸発器へと流入するまでの任意の位置で冷媒の温度を検知する温度センサを備え、
    前記温度センサが前記凝縮器から前記圧力調整弁までの区間に備えられている場合には、
    前記電磁弁は、
    前記温度センサにより検知された検知温度が所定の温度に対して低ければ開かれ、
    前記検知温度が前記所定の温度に対して高ければ閉じられ、
    前記温度センサが前記圧力調整弁から前記蒸発器までの区間に備えられている場合には、
    前記電磁弁は、
    前記温度センサにより検知された検知温度が所定の温度に対して高ければ開かれ、
    前記検知温度が前記所定の温度に対して低ければ閉じられる、
    ことを特徴とする請求項4に記載の冷凍サイクル装置。
  8. 前記圧縮機、前記凝縮器、および前記圧力調整弁を有する室外機と、
    前記減圧部および前記蒸発器を有する室内機と、を備え、
    前記圧力調整弁バイパス経路は、
    前記室外機から前記室内機へと延び、前記減圧部よりも上流に接続される、
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の冷凍サイクル装置。
  9. 前記圧力調整弁から流れ出た冷媒を貯留するレシーバを備え、
    前記圧力調整弁バイパス経路は、
    前記レシーバよりも下流に接続される、
    ことを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の冷凍サイクル装置。
  10. 前記蒸発器を経た冷媒の一部を用いて、前記減圧部へと流入する冷媒を過冷却する過冷却用熱交換器を備え、
    前記圧力調整弁バイパス経路は、
    前記過冷却用熱交換器よりも下流に接続される、
    ことを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の冷凍サイクル装置。
  11. 前記圧力調整弁バイパス経路は、
    前記圧力調整弁よりも上流に接続される始端と、
    前記圧力調整弁よりも下流に接続され、前記始端よりも低い位置にある終端と、を有する、
    ことを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の冷凍サイクル装置。
  12. 前記圧力調整弁バイパス経路は、
    前記圧力調整弁よりも上流と前記圧力調整弁よりも下流とを並列に結ぶ2つの経路を有し、
    2つの前記経路の各々に電磁弁が設けられている、
    ことを特徴とする請求項1から11のいずれか一項に記載の冷凍サイクル装置。
  13. 前記圧力調整弁バイパス経路を流れる冷媒の流量を調整可能な流量調整弁を備える、
    ことを特徴とする請求項1から12のいずれか一項に記載の冷凍サイクル装置。
  14. 冷媒を圧縮する圧縮機と、
    前記圧縮機から吐出された冷媒が流入する凝縮器と、
    前記凝縮器を経た冷媒が流入する減圧部と、
    前記減圧部を経た冷媒が流入する蒸発器と、
    前記圧縮機から前記凝縮器を経由して前記減圧部へと延びる凝縮器経由路と、
    前記凝縮器を経由しないで前記凝縮器よりも上流と前記凝縮器よりも下流とを結ぶ凝縮器バイパス経路と、
    前記凝縮器バイパス経路を流れる冷媒の流量を調整可能な流量調整弁と、を備える、
    ことを特徴とする冷凍サイクル装置。
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