JP2008039031A - スラストころ軸受 - Google Patents

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Abstract

【課題】潤滑性ところの面圧を改善することで長寿命を確保できるスラストころ軸受を提供する。
【解決手段】円弧状の切欠101d、102dは、案内部101b、102bの縁に対して滑らかに接続しているので、案内部101b、102bを折り曲げたときに、本体101a、102aのレース面にうねりが生じることを抑制でき、それにより転動するころ103に生じる面圧を均一化してスラストころ軸受100の長寿命を確保できる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、自動車用の変速機やカーエアコンのコンプレッサ等に用いられると好適なスラストころ軸受に関する。
車両等に搭載されている自動変速機においては、主流である4速から、更に5速〜7速と多段化される傾向にあり、また高トルク化、コンパクト化の流れをうけ、軸受には省スペースで、高速回転、且つ大きなモーメント荷重を受け持つことが要求されているという実情がある。ここで、スラストころ軸受はころを放射状に複数本配列し、アキシアル荷重を受けて回転するものであり、軸方向高さが低い(薄い)にもかかわらず、非常に大きな荷重を受けることができるという特徴を有しているので、自動変速機にも好ましく用いられている(特許文献1参照)。
特開2003−49844号公報
ところで、スラストころ軸受は、スラストレース、ころ、及び保持器とを備えており、スラストレースの外周縁、もしくは内周緑には円筒状の案内部がー体に形成されている。この案内部は、保持器を周方向に案内するものであり、この案内部の先端には、円周上の数箇所に押え用タブが設けられていることが多い(特許文献1の図11参照)。この押え用タブは、保持器をスラストレースから分離させないようにするためのもので、外周縁、もしくは内周縁先端部を折り曲げて塑性変形させることで形成している。押し曲げ部に保持器を組込むことで、ラジアル方向変位を阻止した状態で組付けられ、一体とすることができる。
特許文献1のスラストころ軸受においては、案内部の縁に設けた押さえ用のタブを周方向に長く延在させることで、タブの欠け等を抑制するようにしている。ところで、特許文献1のスラストころ軸受においては、案内部の縁において隣接するタブ間に、潤滑油を貫流させるための台形状の切欠を形成している。しかるに、スラストレースの案内部は、台形状の切欠を形成した板材をプレスにより直角に折り曲げて形成されているので、台形状の切欠の影響により、折り曲げ時に、角部に応力集中が生じる可能性がある。
本発明は、かかる従来技術の間題点に鑑みて発明されたものであり、潤滑性ところの面圧を改善することで長寿命を確保できるスラストころ軸受を提供することを目的とする。
本発明のスラストころ軸受は、複数のころと、前記ころを保持する保持器と、スラストレースとからなるスラストころ軸受において、
前記スラストレースは、前記ころが転動するレース面と、前記レース面に対して交差する方向に延在する円筒状の案内部とを有し、前記案内部の縁には、前記縁に対して滑らかに接続した円弧状の切欠が複数個設けられ、前記円弧状の切欠の間における前記案内部の縁を所定の長さにわたって径方向に折り曲げることによって、前記保持器の脱落を阻止する複数のタブを形成したことを特徴とする。
本発明のスラストころ軸受によれば、前記円弧状の切欠の間における前記案内部の縁を所定の長さにわたって径方向に折り曲げることによって、前記保持器の脱落を阻止する複数のタブを設けているので、ころのバレ防止を確実にでき、又、前記タブの間に配置された円弧状の切欠が形成されており、前記切欠は前記縁に対して滑らかに接続しているので、前記切欠を介して潤滑油の貫流を確保でき、更に台形形状の切欠に比べると、案内部の折り曲げ時に応力集中を抑制でき、さらにレース面のうねりが減少し、これらの相乗効果によりスラストころ軸受の長寿命を確保することができる。尚、「円弧状」とは、単一の円弧のみならず複数の円弧を組み合わせた形状を含む。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して以下に詳細に説明する。図1は、本実施の形態にかかるスラストころ軸受を含む車両の自動変速機の一部を示す断面図である。
図1において、ケース10内において、不図示のトルクコンバータのタービン出力回転をプラネタリギヤセット12に伝達する入力部材を構成する入力軸11は、プラネタリギヤセット12のフロントサンギヤ13側に配置されている。また、カウンタドライブギヤ14は、ケース10の後壁を挟んでプラネタリギヤセット12のリヤサンギヤ15側に配置されている。そして、プラネタリギヤセット12の内周側には、プラネタリギヤセット12の支持軸を構成するサンギヤ軸20が配置され、本形態において、この軸は、リヤサンギヤ15と一体化され、プラネタリギヤセット12とカウンタドライブギヤ14とを貫通して延在している。
入力軸11は、ケース10に支持されて、トルクコンバータのタービンと、各クラッチ16,17,18と、第1のワンウェイクラッチに連結されている。詳しくは、入力軸11は、オイルポンプカバーで構成されるケース10の前壁に固定した中空のステータシャフト19に前端部付近をブッシュを介して、また後端部付近をニードルベアリングを介して支持され、前端をスプライン係合でタービンハブ(不図示)に連結され、後端を各クラッチ18,17,16のドラム側の油圧サーボシリンダ内周側部材21に第1ワンウェイクラッチOC1のインナレースを経て連結されている。
サンギヤ軸20は、一方側の端部をクラッチ18及び第1ワンウェイクラッチOC1を介して入力軸11に連結され、他方側の端部をカウンタドライブギヤ14を貫通した外側でブレーキ22を介してケース10に連結されている。詳しくは、サンギヤ軸20は、前端を入力軸11後端の凹部にブッシュを介して支持され、後端部付近をブッシュを介してリングギヤフランジ23の軸部内周に支持され、その外周に嵌合するカウンタドライブギヤ14のボス部及びローラベアリング経由で最終的にケース10の後壁に支持されている。そして、サンギヤ軸20の前端部側は、スプライン係合でクラッチ18のハブ24側に連結されている。また、サンギヤ軸20の後端は、スプライン係合でブレーキ22のハブ25側に連結されている。
プラネタリギヤセット12は、そのフロントサンギヤ13とキャリヤQがブッシュを介してそれぞれサンギヤ軸20に支持され、リングギヤ26がそれにスプライン係合で連結されたリングギヤフランジ23経由で該部材にスプライン係合連結されたカウンタドライブギヤ14に固定されることで、結果的にボールベアリング27を介してケース10の後壁に支持されている。プラネタリギヤセット12のフロントサンギヤ13は、クラッチ17のハブ28側に連結され、キャリヤQは、クラッチ16のハブ29と、ブレーキ30のハブ31と、第2ワンウェイクラッチOC2のインナレースとに並列的に連結されている。
このギヤトレインにおいて、入力軸11をそれぞれ、フロントサンギヤ13に連結するクラッチ17、リヤサンギヤ15に連結するクラッチ17及びキャリヤQに連結するクラッチ16は、それら各クラッチの油圧サーボと摩擦部材を纏めて入力軸11とサンギヤ軸20の連結部の外周に配置されている。まず、クラッチ17は、ケース10の前壁を構成するオイルポンプボディにボルト止め固定されたオイルポンプカバーから延びるボス部32の外周に回転自在に嵌合させた内周側部材21と、それに内周側を固定したドラム33により囲われる内側に、クラッチ17のドラムを兼ねるピストン34を回止め嵌合させた油圧サーボと、ドラム33の先端内周の内側とフロントサンギヤ13に内周側を連結させて配置されたハブ28の外周にそれぞれスプライン係合連結された摩擦部材40とで構成されている。
次に、クラッチ18は、クラッチ17のピストンを兼ねて内周側部材21に摺動自在に嵌挿されたドラム34と、内周側部材21とドラム34とで囲われるシリンダ内側に嵌挿されたピストン35からなり、ピストン35の背後に遠心油圧のキャンセル室を備える油圧サーボと、ドラム34の先端内周と、更にその内周に内周側を入力軸11に連結させて配置されたハブ24の外周とにそれぞれスプライン係合連結された摩擦部材36とで構成されている。そして、このクラッチ18のハブ24には第1ワンウェイクラッチOC1のアウタレースが固定されている。
クラッチ16は、クラッチ17のドラム33をピストンとして、逆に該ピストンに被さるように嵌まるピストン37がドラム38に連結された構成とされ、遠心油圧のキャンセル室を備える油圧サーボと、プラネタリギヤセット12のキャリヤQにリベット止めされた第2ワンウェイクラッチOC2のインナレースに連結されたハブ29の外周とドラム38の内周にスプライン係合連結された摩擦部材39とで構成されている。
このように纏めて配置された各クラッチの油圧サーボにおいて、各クラッチに共通の内周側部材21とクラッチ17のドラムとクラッチ16のピストンを兼ねる部材33が軸方向に不動の部材とされ、クラッチ18は、ドラム34とピストン35共に軸方向可動部材とされている。したがって、ボス部32の油路からのサーボ油圧の供給によりクラッチ17は、自身のドラム33とクラッチ18のドラム34との間で摩擦部材40を挟持して係合させ、クラッチ18は、クラッチ17のドラム33に反力を取り、自身のピストン35を押し出すことでクラッチ17のピストン34を兼ねる自身のドラムとピストン35の間で摩擦部材36を挟持して係合させ、クラッチ16は、自身のドラム38をクラッチ17のドラム33に対して軸方向に前進させることでそれらの間で摩擦部材39を挟持して係合させることになる。
次に、ブレーキ30は、ケース10の後壁に内蔵させた油圧サーボと、第2ワンウェイクラッチOC2のインナレースから延びるハブ31とケース10の周壁にスプライン係合させた摩擦部材42とで構成され、摩擦部材42は、プラネタリギヤセット12のリングギヤ26の径方向外側に配置されている。そして、これと並列配置の第2ワンウェイクラッチOC2は、前記のようにインナレースをプラネタリギヤセット12のキャリヤQにリベット止め連結され、アウタレースをケース10の周壁にスプライン係合させてプラネタリギヤセット12の径方向外側のほぼ軸方向中央部に配置されている。
ブレーキ22は、ケース10の後壁より外側に配置されており、そこに配置されたカウンタギヤ対を覆うカバー10aと、サンギヤ軸20の最後部に固定されたハブ25とにスプライン係合させてカウンタギヤ対より後方に配置された摩擦部材43と、ケース10の後壁に内蔵させた油圧サーボとで構成されている。
本実施の形態のスラストころ軸受100は、図1に示す位置に配置されており、軸線方向に対向する相手部材から伝達されるスラスト力を支持しつつ、回転自在となっている。
本実施の形態にかかる自動変速機の動作を説明する。このギヤトレインにおいて第1速(1st)を選択すると、入力軸11からの回転がクラッチ17経由でフロントサンギヤ13に入力され、第2ワンウェイクラッチOC2の係合により係止されたキャリヤQに反力を取って、リングギヤ26に出力される最大減速比の減速回転が、カウンタギヤ対を経て副変速部のリングギヤに伝達され、不図示のディファレンシャル装置から車両の駆動輪に伝達される。
次に、第2速(2nd)は、入力軸11からも回転がクラッチ17経由でフロントサンギヤ13に入力され、ブレーキ22の係合により係止されたリヤサンギヤ15に反力を取って、リングギヤ26に減速回転が出力される。この回転は、副変速部のリングギヤに入力され、不図示のディファレンシャル装置から車両の駆動輪に伝達される。
また、第3速(3rd)は、主軸部側については第2速と同様とされ、副軸部側のクラッチを係合させることで達成される。この場合、主変速部からの回転がクラッチの係合による直結状態のプラネタリギヤを経て、不図示のディファレンシャル装置から車両の駆動輪に伝達される。
更に、第4速(4th)は、主変速部側のプラネタリギヤセット12、副変速部側のプラネタリギヤが共に直結状態となり、入力軸11の入力回転が、カウンタギヤ対による減速がないものとして、そのまま不図示のディファレンシャル装置から車両の駆動輪に伝達される。
図2は、図1の自動変速機に用いられるスラストころ軸受100の断面図である。図3は、スラストころ軸受100の分解図である。図4(a)は第1スラストレース101を軸線方向から見た図であり、図4(b)は、図4(a)の構成をIVB-IVB線で切断して矢印方向に見た拡大図であり、図4(c)は、図4(a)の構成(ただし、縁折り曲げ前)をIVC-IVC線で切断して矢印方向に見た拡大図であり、図4(d)は、図4(a)の構成を矢印IVD方向に見た図である。図5(a)は第2スラストレース102を軸線方向から見た図であり、図5(b)は、図5(a)の構成をVB-VB線で切断して矢印方向に見た拡大図であり、図5(c)は、図5(a)の構成(ただし、縁折り曲げ前)をVC-VC線で切断して矢印方向に見た拡大図であり、図5(d)は、図5(a)の構成を矢印VD方向に見た図である。
図2において、スラストころ軸受100は、相手部材Aに取り付けられる第1スラストレース101と、相手部材Bに取り付けられる第2スラストレース102と、両スラストレース101、102の間に転動自在に配置された転動体である複数のころ103と、ころ103を周方向に等間隔に保持する保持器104とからなる。保持器104は、2枚の板104a、140bを折り曲げて組み合わせて形成されており、又、ころ103を収容するポケット部104cが形成されている。尚、保持器104は、1枚の板材を折り曲げてなる1枚保持器でも良い。
図4に示すように、第1のスラストレース101は、ころ103が転動するレース面を備えた孔付き円盤状の本体101aと、その外周縁から軸線方向(レース面に交差する方向)に延在する円筒状の案内部101bを有する。案内部101bの縁には、縁に対して滑らかに接続した円弧状の切欠101dが4つ等間隔に形成されている。隣接する切欠101dの間を内側に折り曲げることで、所定の長さにわたって4つのタブ101cが周方向に等間隔に形成されている。
一方、図5に示すように、第2のスラストレース102は、ころ103が転動するレース面を備えた孔付き円盤状の本体102aと、その内周縁から軸線方向(レース面に交差する方向)に延在する円筒状の案内部102bを有する。案内部102bの縁には、縁に対して滑らかに接続した円弧状の切欠102dが4つ等間隔に形成されている。隣接する切欠102dの間を外側に折り曲げることで、所定の長さにわたって4つのタブ102cが周方向に等間隔に形成されている。
スラストころ軸受100の組み付け方法を説明する。組み付け前の状態では、スラストレース101,102は本体101a、102aから案内部101b、102bが折り曲げられ且つ円弧状の切欠101d、102dが形成された状態にあるが、案内部101b、102bからタブ101c、102cに対応する位置において、切欠101d、102dの間には耳部Y(図4(b)、図5(b)に点線で図示)が形成されている(図3では折り曲げた状態で図示)。
まず、保持器104内にころ103を装填した後、これを挟み込むように、且つ案内部101b、102bを半径方向に重ね合わせる形で、スラストレース101,102を組み合わせる。その後、図4(b)に示すように、案内部101bの縁において切欠101dの間の耳部Yを半径方向内方に折り曲げることで、タブ101cを形成し、また図5(b)に示すように、案内部102bの縁において切欠102dの間の耳部Yを半径方向外方に折り曲げることで、タブ102cを形成する。このタブ101c、102cは、保持器104に当接することで、保持器104の相対的な軸線方向移動を禁止し、ころ103及び保持器104の脱落をそれぞれ阻止する機能を有するので、結果として、スラストレース101,102の分離が防止され、自動変速機の組み付け時或いは分割時に、ころ103や保持器104が落下するなどの不具合がなくなり、取り扱い性に優れる。又、タブ101c、102cは、耳部Yを折り曲げることで形成されているので、その厚さは、案内部101b、102bの厚さにほぼ等しく、従って強度を確保することができる。
更に、案内部101b、102bの縁が折り曲げられた状態で、隣接するタブ101c、102cの間に、円弧状(タブ形成時に変形する場合もある)の切欠101d、102dが残存して形成されているので(図4(d)、図5(d)参照)、切欠101d、102dを介して潤滑油が貫流し、これによりスラストレース101,102の内部を適切に潤滑することができる。又、図4(d)及び図5(d)に示すように、円弧状の切欠101d、102dは、案内部101b、102bの縁に対して滑らかに接続しているので、案内部101b、102bを折り曲げたときに、本体101a、102aのレース面にうねりが生じることを抑制でき、それにより転動するころ103に生じる面圧を均一化してスラストころ軸受100の長寿命を確保できる。
図6,7は、本発明者が行ったシミュレーション結果を示す図である。図6(b)、図7(b)は、図6(a)に示す円弧状の切欠101dを有するスラストレースの実施例及び図7(a)に示す台形形状の切欠101d’を有するスラストレースの比較例について、本体のレース面の角度位置と変形量(軸線方向の移動量)との関係を示すグラフであり、点線で示す基準円SC上をゼロ点としてプラス側(外径側)及びマイナス側(内径側)に離れるほど、変形即ちうねりが大きくなることを意味する。尚、切欠101d、101d’はX軸、Y軸に対して、それぞれ45度方向がその中央となる位置に設けている。図6(b)、図7(b)より明らかであるが、円弧状の切欠101dを案内部の縁に対して滑らかに接続した場合には、台形形状の切欠101d’を設けた場合に比べ、案内部折り曲げ時のレース面のうねりを抑制できることが確認された。
以上、本発明を実施の形態を参照して説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されることなく、その発明の範囲内で変更・改良が可能であることはもちろんである。
本実施の形態にかかるスラストころ軸受を含む車両の自動変速機の一部を示す断面図である。 図1の自動変速機に用いられるスラストころ軸受100の断面図である。 スラストころ軸受100の分解図である。 図4(a)は第1スラストレース101を軸線方向から見た図であり、図4(b)は、図4(a)の構成をIVB-IVB線で切断して矢印方向に見た拡大図であり、図4(c)は、図4(a)の構成をIVC-IVC線で切断して矢印方向に見た拡大図であり、図4(d)は、図4(a)の構成を矢印IVD方向に見た図である。 図5(a)は第2スラストレース102を軸線方向から見た図であり、図5(b)は、図5(a)の構成をVB-VB線で切断して矢印方向に見た拡大図であり、図5(c)は、図5(a)の構成をVC-VC線で切断して矢印方向に見た拡大図であり、図5(d)は、図5(a)の構成を矢印VD方向に見た図である。 本発明者が行ったシミュレーション結果を示す実施例の図である。 本発明者が行ったシミュレーション結果を示す比較例の図である。
符号の説明
10 ケース
10a カバー
11 入力軸
12 プラネタリギヤセット
13 フロントサンギヤ
14 カウンタドライブギヤ
15 リヤサンギヤ
16 クラッチ
17 クラッチ
18 クラッチ
19 ステータシャフト
20 サンギヤ軸
21 内周側部材
21 油圧サーボシリンダ内周側部材
22 ブレーキ
23 リングギヤフランジ
24 ハブ
25 ハブ
26 リングギヤ
27 ボールベアリング
28 ハブ
29 ハブ
30 ブレーキ
31 ハブ
32 ボス部
33 ドラム
34 ドラム
35 ピストン
36 摩擦部材
37 ピストン
38 ドラム
39 摩擦部材
40 摩擦部材
42 摩擦部材
43 摩擦部材
100 軸受
101 第1スラストレース
101a 本体
101b 案内部
101c タブ
101d 切欠
102 第1スラストレース
102a 本体
102b 案内部
102c タブ
102d 切欠
104 保持器
104a 板
104c ポケット部
A 相手部材
B 相手部材
OC1 第1ワンウェイクラッチ
OC2 第2ワンウェイクラッチ
Q キャリヤ
Y 耳部

Claims (1)

  1. 複数のころと、前記ころを保持する保持器と、スラストレースとからなるスラストころ軸受において、
    前記スラストレースは、前記ころが転動するレース面と、前記レース面に対して交差する方向に延在する円筒状の案内部とを有し、前記案内部の縁には、前記縁に対して滑らかに接続した円弧状の切欠が複数個設けられ、前記円弧状の切欠の間における前記案内部の縁を所定の長さにわたって径方向に折り曲げることによって、前記保持器の脱落を阻止する複数のタブを形成したことを特徴とするスラストころ軸受。
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