JP2008038689A - 燃料供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、インジェクタに供給される燃料圧力を高圧に切替えた場合、燃料ポンプから吐出される燃料流量が変動しても、燃料圧力が変動しないようにすることを目的とする。
【解決手段】本発明に係る燃料供給装置の調圧機構40は、流量制御手段47の動作により、制御圧室423内の燃料圧力が所定値よりも上昇した状態で、その制御圧室423内の燃料圧力に応じて燃料調圧室422内の燃料圧力を高圧にし、また制御圧室423内の燃料圧力が所定値よりも低下した状態で、燃料調圧室422内の燃料圧力を低圧にする構成であり、調圧機構40の制御圧室423、あるいはその制御圧室423と連通する燃料通路には、燃料圧力が所定値を超えて設定値以上に上昇したときに、燃料の一部を燃料タンクT内に逃がす逃がし弁50が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料タンク内に設置された燃料ポンプと、前記燃料ポンプから吐出される燃料圧力を調節する調圧機構とを備え、その調圧機構により圧力調節された燃料をエンジンのインジェクタに供給する燃料供給装置に関する。
上記した燃料供給装置としては種々のものが提案されている。
例えば、特許文献1に記載の燃料供給装置100は、図9に示すように、燃料タンク101と、その燃料タンク101内に設置された燃料ポンプ102とを備えている。燃料タンク101内の燃料は、燃料ポンプ102によって加圧され、燃料フィルタ103を通過した後、調圧機構110により所定圧力に調圧されて、分岐管部104から各インジェクタ105に供給される。そして、各インジェクタ105からエンジンの各気筒(図示省略)内に噴射される。調圧機構110は、圧力レギュレータ112の制御圧室112cの入り側に設けられた流量制御弁117をコントロールユニット120からの信号で開閉することにより、各インジェクタ105に供給される燃料圧力を高圧、低圧との二段階で切替えることができる。即ち、調圧機構110は、エンジンの始動時等に流量制御弁117を開放することで、制御圧室112c内に燃料を供給し、その制御圧室112c内の圧力を上昇させる。これにより、調圧機構110は、制御圧室112c内の燃料圧力に比例するように、燃料調圧室112f内の燃料圧力を上昇させ、その燃料調圧室112fと連通する分岐管部104内の燃料圧力を上昇させる。即ち、各インジェクタ105に供給される燃料圧力が高圧になることで、噴射燃料の微粒化が促進されてエンジンの始動性が向上する。また、エンジンの始動後は、流量制御弁117を閉鎖して、その制御圧室112c内の圧力を低下させる。これにより、調圧機構110は、制御圧室112c内に設置されたバネによる押圧力に比例するように、燃料調圧室112f内の燃料圧力を低下させ、その燃料調圧室112fと連通する分岐管部104内の燃料圧力を低下させる。即ち、各インジェクタ105に供給される燃料圧力を低圧にして、燃料ポンプ102等の負荷の低減を図る。
特開2001−90624号
上記した燃料供給装置100の調圧機構110では、インジェクタ105に供給される燃料圧力を高圧にする場合に流量制御弁117を開放するため、圧力レギュレータ112の制御圧室112cと燃料フィルタ103の出口部分とが連通する。このため、燃料ポンプ102から吐出される燃料流量の増加に伴ってポンプ吐出圧力が増加すると、圧力レギュレータ112の制御圧室112c内の燃料圧力も増加する。これにより、調圧機構110は、前記制御圧室112c内の圧力増加に比例するように、燃料調圧室112f内の燃料圧力を増加させる。この結果、各インジェクタ105に供給される燃料圧力が上昇する。即ち、燃料ポンプ102から吐出される燃料流量が増加すると、調圧機構110により調圧された燃料圧力(インジェクタ105に供給される燃料圧力)も増加するようになる。インジェクタ105に供給される燃料の圧力は、インジェクタ105の燃料噴射性能に影響を及ぼすため、変動するのは好ましくない。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、インジェクタに供給される燃料圧力を高圧に切替えた場合、燃料ポンプから吐出される燃料流量が変動しても、燃料圧力が変動しないようにすることである。
上記した課題は、各請求項の発明によって解決される。
請求項1の発明は、燃料タンク内に設置された燃料ポンプと、前記燃料ポンプから吐出される燃料圧力を調節する調圧機構とを備え、その調圧機構により圧力調節された燃料をタンク外燃料供給管によってエンジンのインジェクタに供給する燃料供給装置であって、前記調圧機構は、前記燃料ポンプにより加圧され、かつ前記インジェクタに送られない燃料を制御圧室に導くとともに、その制御圧室から流出する燃料を前記燃料タンク内に戻す燃料通路と、前記燃料通路を流れる燃料流量を制御する流量制御手段と、前記タンク外燃料供給管と連通する燃料調圧室とを備えており、さらに、前記調圧機構は、前記流量制御手段の動作により、前記制御圧室内の燃料圧力が所定値よりも上昇した状態で、その制御圧室内の燃料圧力に応じて前記燃料調圧室内の燃料圧力を高圧にし、また前記制御圧室内の燃料圧力が所定値よりも低下した状態で、前記燃料調圧室内の燃料圧力を低圧にする構成であり、前記調圧機構の制御圧室、あるいはその制御圧室と連通する前記燃料通路には、燃料圧力が所定値を超えて設定値以上に上昇したときに、燃料の一部を前記燃料タンク内に逃がす逃がし弁が設けられていることを特徴とする。
本発明によると、流量制御手段の動作により、調圧機構の制御圧室内の燃料圧力が所定値よりも上昇すると、制御圧室内の燃料圧力に応じて燃料調圧室内の燃料圧力、即ち、インジェクタに供給される燃料圧力が高圧に調圧される。ここで、燃料ポンプから吐出される燃料流量が増加して、ポンプ吐出圧力が増加すると、燃料通路を介して燃料ポンプと連通している調圧機構の制御圧室内の燃料圧力も増加する。しかし、制御圧室内の燃料圧力が設定値以上に上昇しようとすると、逃がし弁が動作して制御圧室の燃料の一部が燃料タンク内に戻され、その制御圧室内の燃料圧力が設定値に保持される。調圧機構は、制御圧室内の燃料圧力に応じて燃料調圧室内の燃料圧力を調整するため、制御圧室内の燃料圧力が設定値に保持されることにより燃料調圧室内の燃料圧力も一定圧力に保持される。これにより、調圧機構の燃料調圧室と連通するタンク外燃料供給管内の燃料圧力(インジェクタに供給される燃料圧力)が一定圧力に保持される。即ち、インジェクタに供給される燃料圧力を高圧に切替えた場合、燃料ポンプから吐出される燃料流量が変動しても、燃料圧力が変動し難くなり、調圧性能が向上する。
請求項2の発明は、燃料タンク内に設置された燃料ポンプと、前記燃料ポンプから吐出される燃料圧力を調節する調圧機構とを備え、その調圧機構により圧力調節された燃料をタンク外燃料供給管によってエンジンのインジェクタに供給する燃料供給装置であって、前記調圧機構は、前記燃料ポンプにより加圧され、かつ前記インジェクタに送られない燃料を制御圧室に導くとともに、その制御圧室から流出する燃料を前記燃料タンク内に戻す燃料通路と、前記燃料通路を流れる燃料流量を制御する流量制御手段と、前記タンク外燃料供給管と連通する燃料調圧室とを備えており、さらに、前記調圧機構は、前記流量制御手段の動作により、前記制御圧室内の燃料圧力が所定値よりも上昇した状態で、その制御圧室内の燃料圧力に応じて前記燃料調圧室内の燃料圧力を高圧にし、また前記制御圧室内の燃料圧力が所定値よりも低下した状態で、前記燃料調圧室内の燃料圧力を低圧にする構成であり、前記タンク外燃料供給管より上流側には、燃料圧力が設定値以上に上昇したときに、燃料の一部を前記燃料タンク内に逃がす逃がし弁が設けられていることを特徴とする。
本発明によると、流量制御手段の動作により、調圧機構の制御圧室内の燃料圧力が所定値よりも上昇すると、制御圧室内の燃料圧力に応じて燃料調圧室内の燃料圧力、即ち、インジェクタに供給される燃料圧力が高圧に調圧される。ここで、燃料ポンプから吐出される燃料流量が増加して、ポンプ吐出圧力が増加すると、燃料通路を介して燃料ポンプと連通している調圧機構の制御圧室内の燃料圧力も増加する。これにより、調圧機構は、制御圧室内の燃料圧力の増加に応じて燃料調圧室内の燃料圧力を増加させる。したがって、調圧機構の燃料調圧室と連通するタンク外燃料供給管内の燃料圧力も増加する。しかし、タンク外燃料供給管より上流側には、燃料圧力が設定値以上に上昇したときに、燃料の一部を燃料タンク内に逃がす逃がし弁が設けられている。このため、タンク外燃料供給管、及び燃料調圧室内の燃料圧力が設定値以上に上昇しようとすると、逃がし弁が動作して、タンク外燃料供給管等の燃料圧力(インジェクタに供給される燃料の圧力)が設定値に保持される。即ち、インジェクタに供給される燃料圧力を高圧に切替えた場合、燃料ポンプから吐出される燃料流量が変動しても、燃料圧力が変動し難くなり、調圧性能が向上する。
請求項3の発明によると、制御圧室よりも上流側に位置する燃料通路には、絞り部が設けられていることを特徴とする。
このため、制御圧室に供給される燃料流量、即ち、インジェクタに供給されないで燃料タンクに戻される燃料流量を小さくでき、燃料ポンプの負担を軽減することができる。
請求項4の発明によると、燃料通路は、燃料ポンプのポンプ流路の途中に形成されたベーパ排出穴から吐出された燃料を制御圧室に導くことを特徴とする。
このように、燃料ポンプのベーパ排出穴から吐出された燃料を調圧機構の制御圧室に導く構成のため、例えば、燃料ポンプの吐出口から吐出された燃料の一部を前記制御圧室に導く構成と比較して、燃料ポンプの仕事量を少なくできる。このため、燃料ポンプの構成が等しい場合に耐久性が向上する。
請求項5の発明によると、燃料ポンプから吐出された燃料をタンク外燃料供給管まで導くとともに、調圧機構の燃料調圧室と連通している燃料供給流路が前記調圧機構を収納する容器の壁内に形成されていることを特徴とする。
このため、仮に、燃料供給流路を配管により形成する場合に、調圧機構側に必要となる配管接続部等が不要になり、調圧機構の形状を簡素化できる。さらに、調圧機構の周辺に配管スペースが不要となるため、燃料供給装置がコンパクトになる。
請求項6の発明によると、調圧機構を収納する容器内には、燃料ポンプが収納されていることを特徴とする。
即ち、調圧機構と燃料ポンプとを同一容器内に収納して、関連する流路を容器と一体に形成できるため、燃料供給装置がさらにコンパクトになる。
本発明によると、インジェクタに供給される燃料圧力を高圧に切替えた場合、燃料ポンプから吐出される燃料流量が変動しても、燃料圧力が変動し難くなり、調圧性能が向上する。
[実施形態1]
以下、図1から図8に基づいて本発明の実施形態1に係る燃料供給装置の説明を行なう。本実施形態の燃料供給装置は、主として自動車等に搭載される燃料タンクに装着される燃料供給装置であり、図1にその燃料供給装置の概略図が示されている。図2は燃料供給装置の調圧機構を表す縦断面図、図3は調圧機構及び燃料ポンプ等を収納する収納容器の縦断面図である。なお、図4〜図8は燃料供給装置の変更例を表す概略図等である。
<燃料供給装置10の全体構成について>
本実施形態の燃料供給装置10は、燃料タンクT内の燃料Fをエンジンのインジェクタ5(燃料噴射弁)まで圧送する装置である。燃料供給装置10は、図1に示すように、エンジンコントロールユニットECU(以下、ECUという)からの信号に基づいて動作する装置であり、燃料タンクT内の底部に設置された上部開放型容器のリザーバカップ20と、そのリザーバカップ20内に収納された燃料ポンプ30、吸入フィルタ36、高圧フィルタ38、及び調圧機構40とを備えている。
燃料ポンプ30は、燃料を吸入し、かつ加圧して吐出するインペラ式のポンプ部32と、そのポンプ部32を駆動させるモータ部34とを備えるモータ一体型ポンプで、ポンプ部32が下側、モータ部34が上側になるように設置される。ポンプ部32には、図3に示すように、燃料を吸入するための吸入口32eが設けられており、その吸入口32eに吸入フィルタ36が取付けられている。これにより、吸入フィルタ36を介して吸入口32eからリザーバカップ20内の燃料をポンプ部32内に吸入できるようになっている。前記吸引口32eからポンプ部32内に吸入された燃料はインペラ(図示省略)の回転により流路溝(図示省略)内で加圧され、吐出口(図示省略)からモータ部34内に吐出される。さらに、ポンプ部32の前記流路溝には、吸引口32eから前記吐出口に至るまでの途中位置に燃料中のベーパ(燃料が気化することにより生じる気泡)を外部に排出するためのベーパ排出穴32bが形成されている。
ポンプ部32の前記吐出口からモータ部34内に吐出された燃料は上方に流通する過程でそのモータ部34内を冷却するとともに、回転部位の潤滑及び洗浄を行い、上端に設けられたポンプ吐出口34u(図1参照)から吐出される。ポンプ吐出口34uには高圧フィルタ38が接続されており、その高圧フィルタ38によって燃料中のモータ異物等が捕捉される。高圧フィルタ38によって濾過された燃料は、調圧機構40によって所定圧力に調整された後、タンク外燃料供給管7、デリバリパイプ8を介して各々のインジェクタ5に導かれ、各インジェクタ5からエンジンの燃焼室(図示省略)内に噴射される。
図3に示すように、燃料ポンプ30、高圧フィルタ38、及び調圧機構40は、収納容器11に収納されており、吸入フィルタ36は収納容器11の下側に取付けられている。
<収納容器11について>
収納容器11は、図3に示すように、中央部分に円筒形の燃料タンク収納部13を備えており、その燃料タンク収納部13の底部に燃料ポンプ30の吸入口32eが接続される吸入流路13eと、燃料ポンプ30のベーパ排出穴32bが接続されるベーパ排出流路13bとが形成されている。そして、収納容器11の吸入流路13eに吸入フィルタ36が接続された状態で、その吸入フィルタ36が収納容器11と一体化されている。
また、収納容器11には、高圧フィルタ38を収納するフィルタ収納部14が燃料タンク収納部13を囲んで筒状に形成されている。さらに、フィルタ収納部14の半径方向外側には、調圧機構40の調圧弁42を収納する調圧弁収納室16が形成されている。調圧弁収納室16は、調圧弁42の外周面に上から順番に装着された第1オーリンク42a、第2オーリンク42b、及び第3オーリング42cによって、上部室16u、中央上室16c、中央下室16e、及び下部室16dの四室に仕切られている。そして、調圧弁収納室16の中央上室16cが壁部14xの切り欠き部14yを介してフィルタ収納部14(高圧フィルタ38)と連通している。さらに、調圧弁収納室16の中央上室16cは燃料供給流路15を介して上記したタンク外燃料供給管7と連通している。即ち、燃料ポンプ30から吐出されて高圧フィルタ38を通過した燃料は、切り欠き部14yから調圧弁収納室16の中央上室16cに導かれ、その中央上室16cから燃料供給流路15を介してタンク外燃料供給管7まで導かれる(矢印参照)。
また、調圧弁収納室16の下部室16dは、還流供給流路13k、及びベーパ排出流路13bを介して燃料ポンプ30のベーパ排出穴32bに接続されている。なお、還流供給流路13kの途中には、図1に示すように、絞り部13f(図3では省略)が形成されているとともに後記するジェットポンプ25に燃料を供給する分岐管25b(図3では省略)が接続されている。さらに、調圧弁収納室16の下部室16dは、燃料タンクT内に燃料を戻す還流戻り流路13rと連通しており、その還流戻り流路13rに流量制御弁47が接続されている(図1参照)。このため、流量制御弁47によって、調圧弁収納室16の下部室16dから流出する燃料流量を制御することができる。
また、図3に示すように、調圧弁収納室16の上部室16uには、余剰の燃料を燃料タンクT内に戻す圧力逃がし流路16zが接続されている。
<調圧機構40について>
調圧機構40は、燃料ポンプ30から吐出された燃料(高圧フィルタ38によって濾過された燃料)の圧力を調整し、かつ余剰の高圧燃料を燃料タンクT内(リザーバカップ20内)に戻す働きをする。調圧機構40は、調圧弁42と、その調圧弁42に接続される各流路15,13r,13k,16zと、還流戻り流路13rに取付けられた流量制御弁47とを備えている。
調圧弁42は、図2に示すように、ダイアフラム421によって上下に仕切られた制御圧室423と、燃料調圧室422とを備えている。燃料調圧室422の上部室壁には、上部開口42uが形成されており、その上部開口42uを介して燃料調圧室422は収納容器11の調圧弁収納室16の中央上室16cと連通している。前述のように、中央上室16cは、壁部14xの切り欠き部14yを介してフィルタ収納部14(高圧フィルタ38)と連通しているとともに、燃料供給流路15を介してタンク外燃料供給管7とも連通している。したがって、調圧弁42の燃料調圧室422は、中央上室16cを介してフィルタ収納部14(高圧フィルタ38)、燃料供給流路15、及びタンク外燃料供給管7と連通している。
即ち、収納容器11に形成された切り欠き部14y、調圧弁収納室16の中央上室16c、及び燃料供給流路15等が本発明の燃料ポンプから吐出された燃料をタンク外燃料供給管まで導くとともに、燃料調圧室と連通している燃料供給流路に相当する。
調圧弁42の燃料調圧室422の上部開口42uには、図2に示すように、排出管424が通されており、その排出管424の一端が燃料調圧室422内で開口している。また、排出管424の他端が収納容器11の調圧弁収納室16の上部室16u内で開口している。即ち、調圧弁42の燃料調圧室422と収納容器11の調圧弁収納室16の上部室16uとは排出管424を介して連通可能になる。
また、燃料調圧室422と制御圧室423とを仕切るダイアフラム421には、燃料調圧室422内の排出管424の開口を閉鎖可能な弁本体425が取付けられている。
図2に示すように、調圧弁42の制御圧室423は、燃料圧力(高圧)、あるいはバネ圧(低圧)でダイアフラム421を燃料調圧室422側に押圧可能に構成されており、室壁に形成された複数の開口42hによって収納容器11の調圧弁収納室16の下部室16dと連通している。前述のように、調圧弁収納室16の下部室16dは、還流供給流路13k、及びベーパ排出流路13bを介して燃料ポンプ30のベーパ排出穴32bに接続されている。さらに、調圧弁収納室16の下部室16dは、燃料タンクT内に燃料を戻す還流戻り流路13rと連通している。このため、調圧弁42の制御圧室423は、下部室16dを介して還流供給流路13k、ベーパ排出流路13b、及び還流戻り流路13rと連通している。
即ち、収納容器11の調圧弁収納室16の下部室16d、還流供給流路13k、ベーパ排出流路13b、及び還流戻り流路13rが本発明の燃料通路に相当する。また、還流戻り流路13rに接続された流量制御弁47が本発明の流量制御手段に相当する。
調圧弁42の制御圧室423内には、ダイアフラム421を燃料調圧室422側に押圧して、排出管424の開口を塞ぐ方向に弁本体425を移動させるコイルバネ423sが収納されている。このため、制御圧室423内の燃料圧力が低下して、コイルバネ423sの押圧力(所定値)が燃料圧力を超えると、ダイアフラム421にはコイルバネ423sの押圧力(所定値)のみが加わるようになる。即ち、コイルバネ423sのバネ力が本発明の所定値に相当する。逆に、制御圧室423内の燃料圧力が上昇してコイルバネ423sの押圧力(所定値)を超えると、燃料圧力がダイアフラム421を燃料調圧室422側に押圧するようになる。
ここで、制御圧室423側からダイアフラム421を押圧する力が燃料調圧室422側からダイアフラム421を押圧する力を超えると、ダイアフラム421が上方に撓んで弁体425が上方に変位し、排出管424の開口が閉じられる。これにより、燃料調圧室422、及び燃料調圧室422と連通するタンク外燃料供給管7等の燃料圧力が上昇する。逆に、燃料調圧室422側からダイアフラム421を押圧する力が制御圧室423側からダイアフラム421を押圧する力を超えると、ダイアフラム421が下方に撓んで弁体425が下方に変位し、排出管424の開口が開かれる。これにより、燃料調圧室422内の高圧燃料が排出管424によって収納容器11の調圧弁収納室16の上部室16uに導かれ、圧力逃がし流路16zによってリザーバカップ20内に戻される。このため、燃料調圧室422、及び燃料調圧室422と連通するタンク外燃料供給管7等の燃料圧力が低下する。
図2に示すように、収納容器11の調圧弁収納室16における下部室16dの下側には、その下部室16d内、及び調圧弁42の制御圧室423内の燃料圧力が設定値以上に上昇したときに、燃料の一部をリザーバカップ20内に逃がす逃がし弁50が設けられている。逃がし弁50は、調圧弁収納室16の下部室16dの下壁に形成された流路52と、その流路52を開閉可能な弁体53と、前記流路52を塞ぐ方向にその弁体53を一定の力で押圧するバネ材55とから構成されている。
なお、図2では、逃がし弁50を調圧弁収納室16の下部室16dの下側に設ける例を示したが、図3に示すように、下部室16dと連通する還流供給流路13kとベーパ排出流路13bとの角部に逃がし弁50を設けることも可能である。さらに、図1の点線に示すように、還流戻り流路13rに逃がし弁50を設けることも可能である。
<ジェットポンプ25について>
ジェットポンプ25は、燃料の流れを利用して燃料タンクT内の燃料をリザーバカップ20内に流入させるポンプである。ジェットポンプ25は、図1に示すように、リザーバカップ20の縦壁に沿って上下方向に設けられた縦通路部25tと、縦通路部25tの下端においてその縦通路部25tに対して直角横向きに形成されたノズル部25mとを備えている。そして、ジェットポンプ25のノズル部25mがリザーバカップ20の燃料入口22に挿入されている。ここで、燃料入口22の内径はノズル部25mの外径よりも大きく設定されており、燃料入口22がノズル部25mによって塞がれないように構成されている。また、ジェットポンプ25の縦通路部25tの上端には、上記した燃料ポンプ30のベーパ排出穴32bと連通する分岐管25bが接続されている。これにより、ベーパ排出穴32bから吐出された燃料が分岐管25bによってジェットポンプ25に供給されると、その燃料がノズル部25mから高流速でリザーバカップ20の燃料入口22に供給される。そして、前記燃料の流れに引っ張られて燃料タンクT内の燃料が燃料入口22からリザーバカップ20内に流入するようになる。
また、リザーバカップ20の底部には、逆止弁21が設けられており、その逆止弁21を介して燃料タンクT内の燃料がリザーバカップ20内に流入可能となっている。
<燃料供給装置10の動作について>
次に、本実施形態に係る燃料供給装置10の動作について説明する。
本実施形態に係る燃料供給装置10では、例えば、エンジンの始動時等にECUからの信号で調圧機構40の流量制御弁47が全閉、あるいは全閉に近い状態に保持される。即ち、図2、図3において、還流戻り流路13rを流れる燃料流量がほぼ零になり、調圧弁収納室16の下部室16dから燃料の流出が規制される。これにより、燃料ポンプ30のベーパ排出穴32bから排出された燃料がベーパ排出流路13b、還流供給流路13kを通って調圧弁収納室16の下部室16dと調圧弁42の制御圧室423とに溜められる。そして、調圧弁42の制御圧室423内の燃料圧力が燃料ポンプ30のベーパ排出穴32bの燃料圧力にほぼ等しい圧力にまで上昇する。この状態で、燃料ポンプ30の出力が増加して吐出される燃料流量が増加すると、燃料ポンプ30の吐出圧力の上昇とともに、ベーパ排出穴32bから排出される燃料圧力も上昇する。このため、ベーパ排出穴32bと連通する調圧弁42の制御圧室423内の燃料圧力も増加する。しかし、調圧弁収納室16の下部室16dと調圧弁42の制御圧室423との燃料圧力が設定値以上に上昇しようとすると、逃がし弁50が動作してその制御圧室423内の燃料の一部がリザーバカップ20内に逃がされる。これによって、調圧弁42の制御圧室423内の燃料圧力が設定値に保持される。
調圧弁42の制御圧室423内の燃料圧力が設定値まで上昇すると、ダイアフラム421が図2において上方に撓み、そのダイアフラム421に取付けられた弁体426が排出管424の開口を塞ぐ。即ち、調圧弁42の燃料調圧室422の出口が塞がれるため、燃料ポンプ30から吐出されて高圧フィルタ38を通過した燃料は、そのまま収納容器11の調圧弁収納室16の中央上室16cを通過し、燃料供給流路15からタンク外燃料供給管7からインジェクタ5に供給される。
そして、調圧弁42の燃料調圧室422から燃料の流出が規制されることにより、その燃料調圧室422と連通する調圧弁収納室16の中央上室16c、燃料供給流路15、タンク外燃料供給管7、及びインジェクタ5に至るまでの燃料圧力が上昇する。
インジェクタ5に供給される燃料の圧力が上昇し、燃料調圧室422内の燃料圧力が制御圧室423内の燃料圧力に対応した圧力(高圧設定圧力)を超えると、燃料調圧室422側からダイアフラム421を押圧する力が制御圧室423側からダイアフラム421を押圧する力よりも大きくなる。これにより、ダイアフラム421が下方に撓んで弁体425が下方に変位し、排出管424の開口が開かれる。そして、燃料調圧室422内の高圧燃料が排出管424によって収納容器11の調圧弁収納室16における上部室16uに導かれ、圧力逃がし流路16zによってリザーバカップ20内に戻される。これによって、燃料調圧室422、及び燃料調圧室422と連通するタンク外燃料供給管7等の燃料圧力が低下する。そして、燃料調圧室422内の燃料圧力が高圧設定圧力よりも低下すると、再び、ダイアフラム421が上方に撓んで弁体425が上方に変位し、排出管424の開口が閉じられる。このように、弁体425による排出管424の開口の開閉が繰り返されることで、燃料調圧室422、及び燃料調圧室422と連通するタンク外燃料供給管7等の燃料圧力が高圧設定圧力に調整される。即ち、インジェクタ5に供給される燃料圧力が高圧設定圧力に保持されることで、噴射燃料の微粒化が促進されてエンジンの始動性が向上する。
燃料圧力が高圧設定圧力に調整された状態でエンジンが始動し、エンジンの回転が安定すると、次に、ECUからの信号で調圧機構40の流量制御弁47が全開、あるいは全開に近い状態に保持される。これにより、調圧弁収納室16の下部室16dから燃料が流出し、調圧弁42の制御圧室423内の燃料圧力が低下する。そして、制御圧室423内の燃料圧力が所定値よりも低下すると、ダイアフラム421は制御圧室423内のスプリング423sの押圧力を受ける。これにより、調圧弁42の燃料調圧室422内の燃料圧力は制御圧室423内のスプリング423sの押圧力にバランスする低圧設定圧力まで低下する。これにより、調圧弁42の燃料調圧室422と連通するタンク外燃料供給管7等の燃料圧力が低圧設定圧力まで低下し、燃料ポンプ102等の負荷の低減を図ることができる。
<本実施形態に係る燃料供給装置10の長所>
本実施形態に係る燃料供給装置10によると、流量制御弁47の動作により、調圧弁42の制御圧室423内の燃料圧力が所定値(コイルバネ423sのバネ力)よりも上昇すると、制御圧室423内の燃料圧力に応じて燃料調圧室422内の燃料圧力、即ち、インジェクタに供給される燃料圧力が高圧に調圧される。ここで、燃料ポンプ30から吐出される燃料流量が増加して、ポンプ吐出圧力が増加すると、還流供給流路13k、ベーパ排出流路13bを介して燃料ポンプ30と連通している調圧弁42の制御圧室423内の燃料圧力も増加する。しかし、制御圧室423内の燃料圧力が設定値以上に上昇しようとすると、逃がし弁50が動作して、前述のように、その制御圧室423内の燃料圧力が設定値に保持される。調圧弁42は、制御圧室423内の燃料圧力に応じて燃料調圧室422内の燃料圧力を調整するため、制御圧室423内の燃料圧力が設定値に保持されることにより燃料調圧室422内の燃料圧力も一定圧力に保持される。これにより、調圧弁42の燃料調圧室422と連通するタンク外燃料供給管7内の燃料圧力(インジェクタ5に供給される燃料圧力)が一定圧力に保持される。即ち、インジェクタ5に供給される燃料圧力を高圧に切替えた場合、燃料ポンプ30から吐出される燃料流量が変動しても、燃料圧力が変動し難くなり、調圧性能が向上する。
また、調圧弁42の制御圧室423よりも上流側に位置する還流供給流路13k(燃料通路)には絞り部13fが設けられているため、制御圧室423に供給される燃料流量、即ち、インジェクタ5に供給されないで燃料タンクTに戻される燃料流量を小さくでき、燃料ポンプ30の負担を軽減することができる。
また、燃料ポンプ30のベーパ排出穴32bから吐出された燃料を調圧弁42の制御圧室423に導く構成のため、例えば、燃料ポンプ30の吐出口から吐出された燃料の一部を制御圧室423に導く構成と比較して、燃料ポンプ30の仕事量を少なくできる。このため、燃料ポンプ30の構成が等しい場合に耐久性が向上する。
また、燃料ポンプ30、高圧フィルタ38、及び調圧機構40は収納容器11に収納されており、燃料ポンプ30、高圧フィルタ38、及び調圧機構40の相互間を接続する流路が収納容器11の室壁に形成されている。このため、流路を配管により構成する場合に、調圧機構40(調圧弁42)側に必要となる配管接続部等が不要になり、調圧弁42の形状を簡素化できる。さらに、調圧機構40の周辺に配管スペースが不要となるため、燃料供給装置10がコンパクトになる。
<変更例>
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。
本実施形態に係る燃料供給装置10では、図2、図3に示すように、収納容器11の調圧弁収納室16の下部室16dに対し、還流供給流路13kと還流戻り流路13rとが中心を挟んで対向する位置からそれぞれ接続されている例を示した。しかし、図4(A)(B)に示すように、還流供給流路13kのみを調圧弁収納室16の下部室16dに接続し、還流戻り流路13rを還流供給流路13kの途中から分岐する構成も可能である。なお、図4(B)では、逃がし弁50が省略されている。
また、本実施形態に係る燃料供給装置10では、逃がし弁50を調圧弁42の制御圧室423と連通する流路に設け、その制御圧室423内の燃料圧力が設定値以上に上昇しないようにする例を示した。しかし、図5に示すように、逃がし弁50をタンク外燃料供給管7より上流側に位置する流路(実線位置、点線位置参照)に設け、インジェクタ5に供給される燃料圧力が設定値以上に上昇しないようにすることも可能である。
図5に示すように、逃がし弁50をタンク外燃料供給管7と連通する位置に設けた場合、図6(A)(B)に示すように、収納容器11の調圧弁収納室16の下部室16d側に逃がし弁50を設ける必要がない。このため、調圧弁収納室16の下部室16dから燃料を下方に流出させるように、還流戻り流路13rを縦に接続することが可能になる(図6(B)参照)。これにより、調圧弁収納室16の下部室16d内から燃料が抜け易くなり、古い燃料が抜けずに溜まることがない。
また、本実施形態に係る燃料供給装置10では、燃料ポンプ30のベーパ排出穴32bから吐出された燃料を調圧弁42の制御圧室423に導く例を示した(図1、図5参照)。しかし、図7、図8に示すように、絞り部13fを介して燃料ポンプ30から吐出された燃料(高圧フィルタ38を通過した燃料)の一部を調圧弁42の制御圧室423に導く構成でも可能である。この場合、逃がし弁50を、図7に示すように、タンク外燃料供給管7の上流側に位置する流路に設けても良いし、図8に示すように、調圧弁42の制御圧室423と連通する流路に設けても良い。
また、本実施形態では、燃料ポンプ30のベーパ排出穴32bから吐出された燃料の一部をジェットポンプ25に供給する例を示したが、図7、図8に示すように、調圧弁42の燃料調圧室422から圧力逃がし流路16zによりリザーバカップ20に戻される燃料をジェットポンプ25に供給することも可能である。
また、本実施形態では、エンジンの始動時に燃料圧力を高圧にし、エンジンの始動後に燃料圧力を低圧にする例を示したが、例えば、エンジンの高温時に燃料圧力を高圧にすることも可能である。
本発明の実施形態1に係る燃料供給装置の概略図である。 燃料供給装置の調圧機構を表す縦断面図である。 調圧機構及び燃料ポンプ等を収納する収納容器の縦断面図である。 燃料供給装置の変更例に係る調圧機構を表す縦断面図(A図)、収納容器の縦断面図(B図)である。 燃料供給装置の変更例に係る概略図である。 燃料供給装置の変更例に係る調圧機構を表す縦断面図(A図、B図)である。 燃料供給装置の変更例に係る概略図である。 燃料供給装置の変更例に係る概略図である。 従来の燃料供給装置の概略図である。
符号の説明
T 燃料タンク
5 インジェクタ
7 タンク外燃料供給管
11 収納容器
13k 還流供給流路(燃料通路)
13b ベーパ排出流路(燃料通路)
13r 還流戻り流路(燃料通路)
14y 切り欠き部(燃料供給流路)
15 燃料供給流路
16 調圧弁収納室
16c 中央上室(燃料供給流路)
16d 下部室(燃料通路)
25 ジェットポンプ
30 燃料ポンプ
40 調圧機構
42 圧調弁
422 燃料調圧室
423 制御圧室
423s コイルバネ(バネ力=所定値)
47 流量制御弁(流量制御手段)

Claims (6)

  1. 燃料タンク内に設置された燃料ポンプと、前記燃料ポンプから吐出される燃料圧力を調節する調圧機構とを備え、その調圧機構により圧力調節された燃料をタンク外燃料供給管によってエンジンのインジェクタに供給する燃料供給装置であって、
    前記調圧機構は、前記燃料ポンプにより加圧され、かつ前記インジェクタに送られない燃料を制御圧室に導くとともに、その制御圧室から流出する燃料を前記燃料タンク内に戻す燃料通路と、前記燃料通路を流れる燃料流量を制御する流量制御手段と、前記タンク外燃料供給管と連通する燃料調圧室とを備えており、
    さらに、前記調圧機構は、前記流量制御手段の動作により、前記制御圧室内の燃料圧力が所定値よりも上昇した状態で、その制御圧室内の燃料圧力に応じて前記燃料調圧室内の燃料圧力を高圧にし、また前記制御圧室内の燃料圧力が所定値よりも低下した状態で、前記燃料調圧室内の燃料圧力を低圧にする構成であり、
    前記調圧機構の制御圧室、あるいはその制御圧室と連通する前記燃料通路には、燃料圧力が所定値を超えて設定値以上に上昇したときに、燃料の一部を前記燃料タンク内に逃がす逃がし弁が設けられていることを特徴とする燃料供給装置。
  2. 燃料タンク内に設置された燃料ポンプと、前記燃料ポンプから吐出される燃料圧力を調節する調圧機構とを備え、その調圧機構により圧力調節された燃料をタンク外燃料供給管によってエンジンのインジェクタに供給する燃料供給装置であって、
    前記調圧機構は、前記燃料ポンプにより加圧され、かつ前記インジェクタに送られない燃料を制御圧室に導くとともに、その制御圧室から流出する燃料を前記燃料タンク内に戻す燃料通路と、前記燃料通路を流れる燃料流量を制御する流量制御手段と、前記タンク外燃料供給管と連通する燃料調圧室とを備えており、
    さらに、前記調圧機構は、前記流量制御手段の動作により、前記制御圧室内の燃料圧力が所定値よりも上昇した状態で、その制御圧室内の燃料圧力に応じて前記燃料調圧室内の燃料圧力を高圧にし、また前記制御圧室内の燃料圧力が所定値よりも低下した状態で、前記燃料調圧室内の燃料圧力を低圧にする構成であり、
    前記タンク外燃料供給管より上流側には、燃料圧力が設定値以上に上昇したときに、燃料の一部を前記燃料タンク内に逃がす逃がし弁が設けられていることを特徴とする燃料供給装置。
  3. 請求項1又は請求項2のいずれかに記載の燃料供給装置であって、
    制御圧室よりも上流側に位置する燃料通路には、絞り部が設けられていることを特徴とする燃料供給装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の燃料供給装置であって、
    燃料通路は、燃料ポンプのポンプ流路の途中に形成されたベーパ排出穴から吐出された燃料を制御圧室に導くことを特徴とする燃料供給装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の燃料供給装置であって、
    燃料ポンプから吐出された燃料をタンク外燃料供給管まで導くとともに、調圧機構の燃料調圧室と連通している燃料供給流路が前記調圧機構を収納する容器の壁内に形成されていることを特徴とする燃料供給装置。
  6. 請求項5に記載の燃料供給装置であって、
    調圧機構を収納する容器内には、燃料ポンプが収納されていることを特徴とする燃料供給装置。
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