JP2008038509A - 石膏ボード壁及び石膏ボード壁補強テープ - Google Patents

石膏ボード壁及び石膏ボード壁補強テープ Download PDF

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高 並木
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正芳 中村
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Abstract

【課題】壁面材としての石膏ボードの優れた点を損なうことなく、石膏ボード壁の壁倍率を向上させることを課題とする。
【解決手段】石膏ボードの周縁を粘着テープで架構に結合する。粘着テープの上から釘を打ち込んで石膏ボードを架構に固定する。粘着テープは市販の基材が紙テープや布テープあるいは樹脂シートテープであるものを利用できるが、次工程の塗装やクロス張りを考慮すると、塗料の付着性や接着性がよい荷造り用などに普及しているクラフト粘着テープが好適である。
そして、粘着テープには、釘打ちの目安となる“しるし”を付しておくことがある。又、そのしるしは粘着テープの長手方向に対する50mm間隔の横断線とすることがある。
【選択図】図3

Description

この発明は、石膏ボードを壁面材とした壁に関する。
木造軸組工法住宅では、左右の柱と上下の横架材(例えば、土台と梁)及びこれらの間に取り付けた縦材(間柱、縦受け材など)や横材(木摺り、貫き、胴縁など)が構成する架構に壁面材を取り付けて壁を構成する。壁面材には外壁用と内壁用があり、また、前記の壁には大壁構造と真壁構造がある。いずれの場合も架構に壁面材を釘打ちして構成される。
内壁用の壁面材の一つとして石膏ボード(JIS A 6901)がある。石膏ボードは、軽量、難燃性、吸音性、吸湿性に優れ、また、加工しやすい。加えて、安価などの理由で主として内壁用として多用されている。しかし、石膏ボードは、変形や衝撃があると釘打ち箇所から破壊されるもろさがあり、石膏ボードを用いた壁の壁倍率は1.0〜1.5で低く、石膏ボード壁の壁耐力は小さい(非特許文献1)。
一方、石膏ボードそのものを補強し、壁面材としてのもろさを補おうとするものもある(特許文献1,2)。
昭和56年6月1日建設省告示第1100号(平成16年9月29日国土交通省告示第1171号により改正)の別表2 特開平9−13537号公報 特開平10−193503号公報
内壁材として石膏ボードは多用されるから、石膏ボード壁の壁倍率を高くすれば、水平力に対する住宅の壁量が大きくなり許容耐力が向上する。しかし、石膏ボード壁に関して、前記の国土交通省告示のように釘の種類や釘打ち間隔にいたる細かな規定はあるものの、これまで、壁倍率を向上させる技術は提案されていない。
特許文献1,2のものは壁倍率を向上させるかも知れないが、技術思想としては石膏ボードそのものの補強であり、重量の増加、加工が困難、高価になってしまうなど、壁面材としての石膏ボードの優れた点が半減してしまう。
この発明は、壁面材としての石膏ボードの優れた点を損なうことなく、石膏ボード壁の壁倍率を向上させることを課題とする。
石膏ボードの周縁を粘着テープで架構に結合する。粘着テープの上から釘を打ち込んで石膏ボードを架構に固定する。粘着テープは市販の基材が紙テープや布テープあるいは樹脂シートテープであるものを利用できるが、次工程の塗装やクロス張りを考慮すると、塗料の付着性や接着性がよい荷造り用などに普及しているクラフト粘着テープが好適である。
そして、粘着テープには、釘打ちの目安となるしるしを付しておくことがある。又、そのしるしは粘着テープの長手方向に対する50mm間隔の横断線とすることがある。
石膏ボードと架構とが粘着テープで結合されていることにより、水平力による架構の変形に対する抵抗が増し、壁倍率が0.5程度向上する。又、石膏ボードの釘打ち箇所における欠けや割れなどのもろさが改善され、水平力による破壊までに粘りが発揮される。
架構に石膏ボードを取り付けて石膏ボード壁を構成するとき、まず、石膏ボードの周縁と架構が備えた左右の柱及び上下の横架材間を粘着テープで結合して仮止め状態とする。このときの粘着テープは、石膏ボードと柱などにまたがって貼り付けられるので、その態様は石膏ボードの縁と柱間の隙間をふさぐ目貼り風となる。そして、石膏ボードを粘着テープの上から架構を構成する部材に釘打ちして固定する。
石膏ボードが複数枚である場合は、これら石膏ボード間の突き合わせ縁に沿っても粘着テープを前記の目貼り風に貼り付け、複数枚の石膏ボードを結合する。
又、石膏ボードに関しては、前記告示において釘打ちの間隔が15mm以下と規定されているので、この間隔を守れるように、粘着テープに釘打ち間隔の目安となるしるしを印刷しておくことがある。
粘着テープは、幅50mm以上のクラフト粘着テープ(市販品)が好ましく、その表面に、釘打ち間隔の目安となるしるしとして、テープの長手方向に50mm間隔で横断線を印刷しておくことが好ましい。
図1は、木造軸組工法住宅の軸組における一部であり、コンクリート基礎1に固定された土台2上に左右の柱3,4,5が立設されてその上端部間に胴差6が横架されている。土台2、胴差6は横架材である。符号7、8は2階柱である。又、符号9,10は柱間に取り付けた間柱、符号11はつなぎ横材であり、石膏ボード12(12a〜12d)を取り付けるときの下地材となっている。これらによる架構Aに石膏ボード12を釘打ちして石膏ボード壁(この実施例において大壁)を構成する。
石膏ボード12は、いずれもJISA6901に適合したもので、厚さ12.5mm、この実施例において、3×6版を図1のように、縦張りと横張りを組み合わせ、架構Aに固定する。石膏ボード12は、まず、下方の縦張り分2枚とその上に横張り分1枚を架構Aに当て付けて簡単に仮止めし、ついで、図2のように、全体の四周と中央の柱4に沿った石膏ボード12aと同12bの突合せ縁間及び上方の石膏ボード12cと下方の石膏ボード12a、12bの上辺との間にクラフト粘着テープ13を貼り付ける。
テープを貼り付ける態様は、クラフト粘着テープ13を長く延ばし、その幅方向の中心線相当箇所が、各石膏ボード12と土台2あるいは柱3,4、胴差6との間の境界部及び前記の石膏ボード同士の突合せによる隙間と一致するようにして、一連にかつ、確実に貼り付ける。貼り付けた結果は、いわゆる目貼り風となる。
この結果、石膏ボード12a〜12cと架構Aとの間、及び石膏ボード12の相互間は、クラフト粘着テープ13で結合される。なお、2階柱7,8間にも石膏ボード壁を構成するときは、石膏ボード12dの下辺を前記の石膏ボード12cの上辺に突き当てて取り付け、前記と同様に架構Aと石膏ボード12とをクラフト粘着テープ13で結合する。
このとき使用するクラフト粘着テープ13は、市販のクラフト粘着テープ(株式会社寺岡のクラフトテープNo2471)を基礎にしたものであり、これに、図3のように、テープの長手方向に対して50mm間隔でしるし14としての横断線を印刷して、石膏ボード壁補強テープとしてある。なお、このクラフトテープNo2471は、幅50mm、厚さ0.15mm、粘着力9.41N/25mm幅、引張り強さ、186.3N/25mm幅である。
ついで、各石膏ボード12の周囲を、土台2、柱3〜5及び、つなぎ横材11、胴差6に石膏ボード補強テープ(クラフト粘着テープ13)の上から釘打ちする。釘は前記告示で規定されている石膏ボード用鉄釘GNF40又は同等耐力のあるビスなどであり、間隔は100mmとしてある。また、釘打ち箇所は石膏ボード12の縁から内側へ20mmのライン上としてある。なお、図1、2では打ち込んだ釘と位置を小丸で示しているが、模式的であり、大きさ間隔は実際と一致しない。各石膏ボード12の中間部にも柱4や間柱9,10への釘打ち箇所が生じるがこの箇所には石膏ボード壁補強テープを使用してもしなくても良い。さらに、釘打ちは、必ずテープの上から行わねばならないことはなく、石膏ボード12に対するテープのかかりが少なく、テープの上からでは、釘打ち箇所が石膏ボード12の縁に近づきすぎるとき(20mm以下)は、テープを外れた位置に釘打ちすることがむしろ好ましい。
そして、このように取付けられた石膏ボード12に塗装ないしクロス張りなどの仕上げを行う。石膏ボード壁補強テープの基材であるクラフト粘着テープ13は、通常、表面に剥離用の処理がしてあるが塗料の付着性やクロスの接着性能に支障はない。前記のクラフトテープNo2471では表面にラミネート処理がなされておらず、塗料の付着性、クロスの接着性が良好である。また、石膏ボード壁補強テープは薄いので、そのままでも仕上げ後に目立つことは少ない。しかし、必要があれば仕上げの前に段差を解消する下地処理を行う。
石膏ボード壁を真壁構造とするとき(図示していない)は、架構Aの柱3〜5や土台2、胴差6の内周面に補助材を取り付け、これと間柱やつなぎ横材あるいは貫きなどを利用して石膏ボード12を固定する。石膏ボード12は架構Aの外周を構成する柱3,5及び土台2と胴差6の内側にはまり込んだ格好で仮止めされ、ついで、前記と同様に、石膏ボード壁補強テープで架構Aに結合された後、各石膏ボード12の周囲がそれぞれ、補助材や間柱などの架構構成部材に釘打ちされる。
以上の構成により、石膏ボード補強テープによって石膏ボード12と架構Aとの結合が強化されるので、石膏ボード壁の壁倍率が向上する。また、石膏ボード壁補強テープには接着力と共に靭性があるので、壁面材である石膏ボードが水平力を受けたときに破壊の最終局面に至るまでに粘りが発揮され、石膏ボード壁のもろさが改善される。
以上実施例を説明したが、石膏ボード12を架構へ取り付け、固定する手順は実施例のものに限定されない。
クラフト接着テープに替え、布テープなど他の種類の粘着テープを利用することができる。又、テープの幅も特に限定されないが、石膏ボード12を架構Aに対して確実に固定でき、その上から釘打ちできる50mm以上のものが好ましい。
一部を破断して示す石膏ボード壁の正面図(従来構造) 石膏ボード壁の正面図(実施例) 石膏ボード壁補強テープの使用状態を説明するための斜視図
符号の説明
1 基礎
2 土台
3 柱
4 柱
5 柱
6 胴差
7 2階柱
8 2階柱
9 間柱
10 間柱
11 つなぎ横材
12(12a〜12d) 石膏ボード
13 クラフト粘着テープ(石膏ボード壁補強テープ)
14 しるし

Claims (5)

  1. 左右の柱と上下の横架材を備えた架構に石膏ボードを取り付けた石膏ボード壁であって、石膏ボードの周縁と左右の柱及び上下の横架材間を目貼り風に粘着テープで結合し、石膏ボードを釘打ちして架構に固定してあることを特徴とした石膏ボード壁。
  2. 石膏ボードが複数枚である場合に、これら石膏ボード間の突き合わせ縁に沿って目貼り風に配置した粘着テープで複数枚の石膏ボードを結合してあることを特徴とした請求項1に記載の石膏ボード壁。
  3. 石膏ボードを粘着テープの上から釘打ちして架構に固定してあることを特徴とした請求項1又は2に記載の石膏ボード壁。
  4. 幅50mm以上のクラフト粘着テープに釘打ち間隔の目安となるしるしを印刷してあることを特徴とした石膏ボード壁補強テープ。
  5. 釘打ち間隔の目安となるしるしが、テープの長手方向に50mm間隔で印刷された横断線であることを特徴とした請求項4に記載の石膏ボード壁補強テープ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012246672A (ja) * 2011-05-27 2012-12-13 Sekisui Chem Co Ltd コーナーテープ
CN115095100A (zh) * 2022-07-15 2022-09-23 菏泽德合建工集团有限公司开发区装饰分公司 室内装修墙面平整度调整施工方法

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