JP2006348506A - ブレース材固定具とこのブレース材固定具を有する補強用ブレース - Google Patents

ブレース材固定具とこのブレース材固定具を有する補強用ブレース Download PDF

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Abstract

【課題】 新築乃至既存の木造建築物などの壁体を簡易にかつ強固に補強できる軽量なブレース及びブレース材の固定具を提供することを目的とする。
【解決手段】 ブレース材である帯板2の長手方向端部を挿入するためのスリット16を基端面に有する平板形のブレース固定具において、スリット形成用の陥没部14として基部6b上面を陥没させた一半板6の上に他半板8を重ねて、その両半板先部6a,8aに連通孔10を貫通してなり、この連通孔を挿通するアンカーボルト20による両半板の構造物取付面への締付けでスリット16内の帯板2端部を挟むことが可能に設けた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ブレース材固定具及びこのブレース材固定具を有する補強用ブレース、特に木造建築物の外表面へ簡易に取り付けることができる補強用ブレースに関する。
従来、木造建築物などにおいて、既存又は新設の建築物の耐震強度を向上するために壁体の軸組部の対向角部間にターンバックル付きのブレースを架設している(特許文献1)。こうした補強用ブレースは、ステンレス鋼等の金属で形成することが多いが、これでは比重が大であるため、壁体の重量が増大し、又施工性も悪い。
これに対して、近年では建築材料として炭素繊維やアラミド繊維などの強化材料を樹脂などの母材に含ませた繊維強化複合材料、特にエボシキ樹脂組成物を炭素繊維に含浸させたプリインプレグネーション材料(プリプレグ)が使用されている(特許文献2及び特許文献3)。これらの素材は錆びにくくかつ軽量性や強度で優れており、特に炭素繊維は鉄に比べて比重は1/4程度で強度は約10倍もある。こうした点に着目してロープ状又は帯状の炭素繊維製のブレース材の両端部に固定具を付設したものも提案されている(特許文献4)。
特開2003−96910号 特開2004−255848号 特開2003−128748号 特開2003−301524号
特許文献4では、固定板の表面から突設した係合突起の回りに炭素繊維製のロープを巻き付けたり、炭素繊維製の帯板の端部に接着剤を塗布して、これをほぼ平板材状の固定具の基端面に開口したスリット内に嵌挿させており、かつそれら固定板乃至固定具の先部にアンカー連通孔を穿設して、構造物に取り付けている。
しかしながら、特許文献4のものでは、壁体軸組部の対向角部間に打ち込まれた支持ボルトの間にどのようにして、炭素繊維製のブレースを緊張させて張り渡すかが問題となり、例えば固定板の係合突起にロープ状のブレース材を巻き付けるときに弛みがあると本来の補強強度が発揮できない。又、平板状固定具のスリット内に帯板状のブレース材を挿入するときにもどの程度の挿入代があるかが利用者に解らないために弛みを生ずる可能性がある。特許文献1のような金属製のブレースではその中途部分に設置したターンバックルなどを締めて弛みを除去することが可能であるが、特許文献4のブレース材の一部に金属製のターンバックルを付設すると、この部分が脆弱となるので、比較的高価な炭素繊維強化複合材料を用いる意味を失う。
又、特許文献4のブレースでは、その固定具を金属や木或いは樹脂で形成するものとされているが、このときでも固定具が構造上の脆弱部となるおそれがある。又、金属製の固定具では、壁体の外側に取り付ける場合には発錆により劣化するおそれがあり、他方、壁体の内部に取り付ける場合には、既存の壁体を補強しようとするときにはその壁を一旦取り壊さなければならず、補強工事が面倒となる。
更に又、特許文献1又は特許文献4のブレースは、単に剛性の高い材料を使用して部材の強度を高めるという着想に基づいているため、例えば木造建築の如く地震動にしなやかに抵抗する構造物には適用し難いという事情がある。つまり木造建築は、基本的には、可撓性を有する木製の柱や梁をほぞやアリ溝などの継手構造で継ぎ合わせて、一定レベル以下の地震動に対しては、しなることで順応し、弾性復元するように構成されている。そうした構造物に単純に剛性が高いブレースを支持ボルトなどで固定すると、構造物のしなりが失われ、日常的に起こる比較的小規模の地震により支持ボルトが緩み、大地震が起きたときにブレースが構造物の固定箇所から外れてしまう可能性がある。
そこで本発明は、新築又は既存の建築物の壁体を外側から簡易にかつ強固に補強できる軽量なブレース及びブレース材固定具、更に好ましくは地震動に対してしなやかで強靱に抵抗することが可能なブレース及びブレース材固定具を提供することを目的とする。
第1の手段は、ブレース材用の帯板の長手方向端部を挿入するためのスリットを基端面に有する平板形のブレース材固定具において、スリット形成用の陥没部14として基部6b上面を陥没させた一半板6の上に他半板8を重ねて、その両半板先部6a,8aに連通孔10を貫通してなり、この連通孔を挿通する支持ボルト20による両半板の構造物取付面への締付けでスリット16内の帯板2端部を挟むことが可能に設けたことが可能に構成している。
「ブレース材固定具」とは、ブレース材である帯板の端部へ取り付けて構築物へ固定するための部材である。取り付ける前の状態のブレース材固定具は、相互に分離した一半板と他半板とからなり、これら両半板の基部にブレース材である帯板の端部を表裏両面から挟むことができるように設けている。尚、このブレース材固定具は、特に木造建築物に適しているが、その他の建物、例えばコンクリート造りの建物にも適用できる。
各半板の全体又は一部は、地震動に抵抗力を高めるために炭素繊維などの繊維強化複合材料で形成することが望ましい。例えば各半板は、少なくとも帯板を定着させるためのスリット内面から連通孔の周囲へ亘って、繊維強化複合材料で形成された帯状の耐力部分を有するように構成することができる。各半板の一部を強化するときには、後述の如く当該部分を別体として形成することもできるが、一つの成形品の一部を強化処理しても良い。従来、母材の一部に炭素繊維を含浸させることでその一部を強化させることは公知であるので、こうした技術を利用すれば良い。
尚、本明細書において、各部材の「基部」とはブレース全体としてブレース材に近い方の部分を、又「先部」とはブレースを取り付けた構造物に近い方の部分をいうものとする。又、基端面及び先端面なども同様に定めた端面をいうものとする。又、本明細書において、「上」及び「下」の用語は単に部材相互の位置関係を示すために用いられている。
「スリット」とは、帯板の断面にほぼ対応した開口形状(通常は矩形形状)を有し、そのスリットの内面と帯板端部の外面とをエボシキ樹脂などの接着剤で接着することが可能に設ける。又、スリットの深さは、スリット内面への帯板端部の接着により十分な定着力が得られるような深さとすれば良い。スリットは、一半板の基部上面の陥没部と他半板の基部下面との間に形成する。
「スリット形成用陥没部」は、一半板の基部上面にのみ形成する必要はなく、他半板の基部下面を上方へ陥没させて、これら両陥没面の間にスリットを形成するように設けても良い。その陥没巾(両半板に陥没部を設けるときには各陥没巾の和)は、ブレース材用の帯板の厚さ及び接着剤の厚みの和に相当するものとすれば良い。この陥没部は、長方体状の板材の基部の上部分を切り取ることで形成してもよく、更に一半板に対応した長手方向の長さを有する基礎プレートの先部上面に、この先部に相当する長さを有する補助プレートを接合することで構成することもできる。
「連通孔」は、ブレース材固定具を支持ボルトを介して構造物の取付け箇所(主として壁体の軸組部)へ固定するためのものである。
本発明のブレース材固定具を使用するときには、両半板の各連通孔に挿通させた支持ボルトの先部を、軸組部の対向角部などにそれぞれ打込み、両角部の一半板の陥没部先端面間の距離を測って、その距離に応じた長さの炭素繊維製帯板を切り取って、この帯板の両端部を一半板の陥没部に接着し、一半板の先部及び帯板端部に他半板の先部及び基部をそれぞれ接着すれば良い。
尚、連通孔と支持ボルトのボルト基半部との間には、緩衝材を設け、この緩衝材に比較的振幅の小さい地震動のエネルギーを吸収できるように形成しても良い。この緩衝材は連通孔の孔縁面に取り付けてもよく、また、支持ボルトに取り付けても良い。これらの緩衝材は、硬質ゴムなどの弾性材料、特に好ましくはシリコンもしくはネオプレンゴム(商標)で形成すると良い。
第2の手段は、上記第1の手段を有し、かつ上記一半板6は、スリット形成用陥没部14の底壁部分を含む基礎プレート30と、少なくとも基礎プレートの基部上面に接着させた補助プレート32とで、これら両プレートの対応箇所に連通孔10の各対応部分を穿設してなり、かつ上記一半板6の少なくとも基礎プレート30と他半板8とを、炭素繊維などの繊維強化複合材料で形成している。
「繊維強化複合材料」とは、炭素繊維、アラミド繊維、ガラス繊維、ビニロン繊維などの強化材料を母材に含ませた複合材料をいう。炭素繊維を用いたものとしてはPAN系乃至ピッチ系の炭素繊維材料を含む。
尚、一半板の補助プレートは、一半板の基礎プレートと他半板との間に挟むスペーサに過ぎないので、普通の強度の合成樹脂で形成すれば足りる。もっとも補助プレートを、炭素繊維などの繊維強化複合材料で形成することもできる。
第3の手段は、上記第1の手段又は第2の手段を有し、かつ上記連通孔10内に、上記各半板6、8の連通孔部分10a,10b孔縁の少なくとも一方に固定させて、緩衝リング9を装着している。
「緩衝リング」は、振幅の小さい地震動のエネルギーを吸収して支持ボルトの固定箇所の損傷を防ぐためのものである。
緩衝リングは、上記各半板の連通孔部分の一方孔縁に固着(嵌着又は接着)して他方へ挿入するように形成した単一のリングとしても良い。もっとも各半板にリング状物を取り付けることのできるだけの十分な厚みがあれば、各半板の連通孔部分にそれぞれ装着した2つのリングで緩衝リングを形成しても良い。
第4の手段は、上記第2の手段を有し、かつ上記補助プレート32は、基礎プレート30の先半から基半の横巾方向両側部分に亘る上面部分に接着させて、上方から見てこの上面部分に対応する凹字形に形成してなり、その凹字の切欠き部内面と基礎プレート基部の巾方向中間部上面とでスリット形成用陥没部14を形成するとともに、このスリット形成用陥没部14の横巾を上記帯板2の巾と等しくし、かつスリット16内へ嵌挿された帯板の巾方向中間線Oの延長線上に位置するように上記連通孔10をブレース材固定具回転軸孔として配置している。
ここで連通孔をブレース材固定具回転軸孔とするのは、上記の如く壁体の軸組部対向角部間にそれぞれ固定した一半板の陥没部間の距離を測るときに、支持ボルトを中心とする一半板の回動を自在として、各一半板を相互に対向する向きに配向することが可能とするためである。又、連通孔を帯板の巾方向中間線の延長線上に位置させたのは、地震の際に十分な抵抗力を得られるようにするためである。
第5の手段は、第2の手段を有し、かつ上記一半板6の上に他半板8を重ねた状態で、これら両半板6,8を、上方側から見て各半板6,8の基部から先部へ延びる対称軸に対して線対称に形成するとともに、一半板6の基礎プレート30と他半板8とを上記対称軸に対して斜めに配向したクロス状繊維を含む繊維強化材料で形成し、かつ一半板6の補助プレート30を、上記繊維強化材料に比べて高靭性の材料で形成している。
本手段では、引っ張り過重に対する抵抗力を高めるために高剛性である繊維強化材料と高靭性である材料とを組み合せてブレース固定具を形成したものである。靭性材料としては、例えばステンレスなどを用いることができる。
第6の手段は、帯板の長手方向の両端部を表裏両面側から一対の偏平なブレース材固定具で挟持してなるブレースであって、上記ブレース材固定具4を第1の手段乃至第5の手段の何れかとして記載されたブレース材固定具として、上記連通孔10を挿通させた支持ボルト20で構造物取付箇所へ固定し、かつ上記帯板2を一方向繊維強化複合材料で、又ブレース材固定具4をクロス状繊維強化複合材料で固定してなる。
本手段は、ブレース材固定具全体を炭素繊維などの繊維強化複合材料で形成することで軽くて取り扱いの良いブレース材固定具を提供するものである。更に好ましくは帯板も炭素繊維強化複合材料で形成するとよく、これにより、支持ボルトを除くブレース全体を繊維強化複合材料で非常に軽量に形成することができ、ブレースを設置することによる建物の重量の増大を防止して、補強効果を高めることができる。
第7の手段は、上記第6の手段を有し、かつ上記支持ボルト20は、支持ボルト本体34と、底面を構造物取付箇所への固定面とする剛性支持台36とで形成され、この剛性支持台の底面から頂面へ貫いた嵌合孔内へ上記支持ボルト本体34の長手方向中間部を嵌着させてなる。
本手段に係る支持ボルトは、構造物取付箇所(特にコンクリート躯体)の周囲をサイディングボードなどの脆弱な外装材で覆ってある場合であって、その外装材を介してコンクリート躯体に支持ボルトでブレースを強度不足となるようなときに使用するものである。使用の際には外装材のうち取付箇所に対応する部分を切り欠いて、その支持ボルトを挿入し、支持ボルトの先部をコンクリート躯体に打ち込めば良い。そうすると、上記剛性支持台の固定面がコンクリート躯体の外面に面接して強固に固定され、ブレースががたつくことがない。剛性支持台は少なくとも外装材よりも大きな剛性を有するものとし、好ましくはコンクリート躯体に近い強度を持つことが望ましい。
第1の手段に係る発明によれば、次の効果を奏する。
○本発明のブレース材固定具は、このブレース材固定具を形成する両半板6,8の基部側のスリットにブレース材である帯板2を挟み、先部側の連通孔10を通して支持ボルト20を構造物取付面に打ち込み、締め付けるだけで帯板2端部を挟持できるから、ブレースの取り付けを前提とせずに設計された既存の建物の外壁にも簡単に装着することができ、壁を壊して内部に取り付ける必要がないので、低コストで取り付け出来る。
○上記ブレース材固定具では、両半板6,8の各連通孔に挿通させた支持ボルト20の先部を、軸組部の対向角部などにそれぞれ打込み、両角部の一半板6の陥没部先端面間の距離を測って、その距離に応じた長さの炭素繊維製帯板を切り取れば良いから、対向角部間に張架した帯板が弛むなどの不都合を生じず、確実かつ簡単に施工できる。
第2の手段に係る発明によれば、次の効果を奏する。
○一半板6は基礎プレート30と補助プレート32とで形成したから、炭素繊維などの硬質な材料を用いても、それら両プレート部分を容易に形成することが出来る。
○少なくとも一半板6の基礎プレート30と他半板8とを炭素繊維などの繊維強化複合材料で形成したから、炭素繊維製帯板のブレース材に付設するために特に適しており、ブレース全体を繊維強化材料で形成することができるので、耐震材料として十分な強度が得られる。
第3の手段に係る発明によれば、挿通孔10内に緩衝リング9を装着したから、地震の際に比較的振幅の小さい振動成分を緩衝リング9で吸収して、大きな振動成分に対して抵抗力を発揮することができ、特に木造建築の特性に適合したしなやかで頑強な耐震構造が得られる。
第4の手段に係る発明によれば、次の効果を奏する。
○連通孔10をブレース材固定具回転軸孔としたから、支持ボルトを中心とする一半板の回動を自在として、軸組部の対向角部に仮止めした各一半板を対向方向に配向することができ、所要長さの帯板を簡単な手順で正確に切取ることができる。
○陥没部14内へ嵌挿した帯板2の巾方向中間線の延長線上に連通孔10を位置させたから、この挿通孔に挿通させた支持ボルトを支点として地震力に十分対抗することができる。
第5の手段に係る発明によれば、連通孔付きのブレース材固定具を穿設による割れなどのおそれの少ないクロス状繊維強化複合材料で、帯板部分をより廉価な一方向性繊維強化複合材料で形成したから、軽量で高強度のブレースを廉価に提供することができる。
第6の手段に係る発明によれば、支持ボルト20は、帽状部付きの支持ボルト本体34の基部外周面に剛性支持台36を嵌合させたから、ブレース材に対する支持力が向上する。
図1から図9は、本発明の第1実施形態に係るブレース材固定具4とこのブレース材固定具を用いたブレース1とを示している。
このブレース1は、図4に示す如く帯板2と、ブレース材固定具4と、支持ボルト20とで構成されている。尚、同図中、Aはコンクリート製の基礎、Bは壁体の軸組部であり、この軸組部は、基礎の上に配置した土台B1と、この土台から起立する一対の柱Bと、柱の天端間に架設された梁Bとで構成されている。
帯板2は、一方向性炭素繊維(UD)を帯板の長手方向に配向させて形成している。
ブレース材固定具4は、図1から図3に示す如く上方から見て同形である矩形の一半板6及び他半板8と緩衝リング9とで形成しており、一半板の上に他半板を積み重ねて、両半板先部6a,8aに相互に連通する穿孔10a,10bをそれぞれ縦設して、これら両孔で形成する連通孔10を貫設するとともに、この連通孔10内に緩衝リング9を装着している。その連通孔10は、ブレース材固定具回転軸孔であり、上方から見て円形に形成している。又、上記緩衝リング9は、筒体9aとこの筒体の下端に付設した外向きフランジ9bとで形成されており、この外向きフランジ9bを上記一半板6の下面に当接させて、筒体9aを連通孔10内に挿入している。上記緩衝リング9の筒体9aは、支持ボルトを挿入したときに両半板がガタ付かないように支持ボルトの外径に対応した孔径を有する。尚、図示例と異なり、緩衝リング9は、外向きフランジ9bを上記他半板8の上面に当接させて、上方から連通孔10内に挿入するとともに、他半板側の連通孔部分に固定させても良い。又、上記両半板6、8はそれぞれクロス状炭素繊維で形成しており、帯板に取り付ける前の段階では相互に分離している。又、上記一半板6は、その基部6b上面を帯板2の厚さに応じて陥没させて、スリット形成用の陥没部14としており、この陥没部14の上面と他半板8の基部8bの下面との間にはスリット16を形成している。
支持ボルト20は、基端部に帽状部22を有している。
そして上記帯板2の両端部は上記ブレース材固定具4のスリット16内に挿入され、かつその両半板6,8の基部6b,8b間に挟むようにこれら両半板先部6a,8a対向内面同士を、又、スリット16内面と帯板2端部の対向面部分とをそれぞれエポシキ樹脂などの接着剤で接着している。又、これらブレース材固定具4は、上記連通孔10を挿通させた支持ボルト20で、軸組部Bの対向角部付近へ固定してブレース1を架設している。図示例では、地震のときに軸組部が基礎から浮き上ってずれ落ちることを防止するために、各柱B下方の基礎部分と、これと対向する柱天端付近の梁部分との間にブレースを張架しているが、通常の場合の如く軸組部の対向角部間にブレース1を張ることもできる。
次にブレース1を張架する作業は次の手順で行なう。
(1)まず図8に示す如く、支持ボルト20を、相互に分離した状態で両半板6,8の連通孔10に挿通し、更に図6に示す、ブレース材固定具とは別に用意したスペーサ筒50に挿通させている。
(2)次に両半板6,8及びスペーサ筒50を挿通した支持ボルトの先端部を基礎Aに浅く打ち込んで、ブレース材固定具が回転自在の状態で仮留めする。このようにして図7に示す如く軸組部Bの対角線上にある2つの角部或いは角部近傍(例えば柱下端近くの基礎部分)に、相互に分離した両半板からなるブレース材固定具4を支持ボルト20でそれぞれ取り付ける。
(3)次に各支持ボルト20を中心とした一半板6の回動により、図7に示す如く両支持ボルトを結ぶ直線方向と一半板の長手方向と一致するように一半板6の向きを、ガムテープなどで仮止めする。
(4)帯状のプリプレグをロール巻きしたものからおおよそ所要長さのプリプレグを引き出し、仮止めされた両一半板6の陥没部14先端部分の間の距離に合わせてディスクグラインダーなどで切断し、ブレース材用の帯板2とする。
(5)両半板6,8の対向内面にエポシキ樹脂などの接着剤を塗布して、一半板6のスリット形成用陥没部14内に帯板2の端部をセットし、更にこの帯板2端部と一半板の先部6aとに他半板8の先部8a及び基部8bをそれぞれ圧接し、かつ図9に示す如く両半板6,8の基部6b、8b外面へ養生テープ52を巻き付ける。そして帯板2の両端に取り付けられたブレース材固定具4の先部を、支持ボルト20の基礎Aへの打込みにより、スペーサ筒50を介して基礎Aへ固定し、両支持ボルト20の間に帯板2を張架する。
尚、図示例では、ブレース1の強度を高めるために基礎Aと梁Bとの間にブレース1を張っているが、一般的に行われているように軸組みBの土台Bと梁Bとの間にブレース1を張っても良いことはいうまでもない。
以下、本発明の他の実施形態及び実施例を説明する。これらの実施形態乃び実施例において、第1実施形態と同じ構成については、同一符号を付することで説明を省略する。
図10及び図11は、本発明の第2の実施形態を示している。本実施形態では、一半板6の基部6bの上面の巾方向両端部分を、一半板6の先部6aと同程度に隆起させており、これら隆起壁部18の内面と一半板基部6bの巾方向中間部分の上面と一半板の先部6a基端面とでスリット形成用陥没部14を形成している。上記両隆起壁部18の内面間の距離は、ブレース用の帯板の巾とほぼ等しくして、これら両壁部間に帯板を挿入するだけでこの帯板が巾方向に位置決めされ、かつその帯板の巾方向中間線Oの延長線上に挿通孔10の中心が位置するように設ける。
本実施形態の構成とするときには、一半板6を表裏2枚の板材で形成し、長方形状の基礎プレート30の上に、基端側を切り欠いて上方から見て凹字形に形成した補助プレート32とを重ね合せると良い。この構成であれば、炭素繊維製のシート材料を用いてこうした複雑な形状を比較的簡単に製作することができる。
図12は、本発明の第3の実施形態を示している。同図中37は、スペーサ38を介して基礎Aに取り付けられたサイディングボードであり、本実施形態は、こうした場所への取付に適した支持ボルト20を開示している。この支持ボルト20は、支持ボルト本体34と、剛性支持台36とで形成されている。剛性支持台は、同図で右側に現れる底面を、基礎への固定面36aとして平坦に形成するとともに、この底面から頂面へ亘って剛性支持台36を貫通する嵌合孔を穿設した略筒状の部材に形成している。その嵌合孔には、支持ボルト本体34の長手方向中間部が固定されており、支持ボルト本体先部を図示の如く基礎に打ち込むことで上記固定面36aを基礎A外面へ当接するように設けている。支持ボルト本体34は棒状部を有し、この棒状部と上記剛性支持台36との間に連通孔10回りのブレース固定具部分を挟持するように設けている。
図13乃至図15は、本発明のブレース材固定具4の実施例である。この例では、ブレース材固定具4の先部6b,8b側に複数の第1ボルト孔40…を穿設したものである。この構成では、図13に想像線で示すように、挟持具46として、これらのボルト孔を挿通したボルトの頭部とナットとでブレース材固定具の一半板6及び他半板8を挟持することができる。図示の例では、上記ブレース材固定具4を、上方から見て基端側から先部6b,8b側へ巾広となり、かつ先端部を半円形とした形状とし、その先半部の中心部分に挿通孔10を開口するとともに、その回りに複数の第1ボルト孔40を周設している。又、ブレース材固定具の先部左右両側部分には第2ボルト孔42を穿設している。これら連通孔10と第1、第2ボルト孔40,42とはいずれもブレース材固定具の両半板を貫通するように穿設している。
このブレース材固定具4を使用する際には、上記一半板6と他半板8とを、相互に分離した状態で、連通孔10内へ支持ボルト20を遊嵌させることで仮留めする。そして両半板6,8の対向面に接着剤を塗布してから、スリット16内へ帯板2の端部を挿入し、上記第1、第2ボルト孔42に挟持具46のボルトを挿通してボルト止めすれば良い。
図16は、本発明のブレース材固定具の他の実施例である。この例では、ブレース材固定具の一半板6及び他半部8において、一半部の基部上面を下方へ、他半板8の基部下面を上方へそれぞれ浅く凹設して、これら両凹部間にスリット16を形成させたものである。
図17及び図18(A)は、本発明のブレース固定具の更に他の実施例を示している。
この実施例は、図10の実施形態のブレース固定具の変形例であって、同図のブレース固定具のうち、一半板6の補助プレート32を靭性材料であるステンレスで形成し、また一半板6の基礎プレート30と他半板8とをクロス状の炭素繊維強化材料で形成している。また、図18(A)に示す如くこのブレース固定具は上方から見て左右対称にしており、この対称軸O’に対して同図(A)にハッチング様に表現する如く上記クロス状の炭素繊維が45度の角度で傾斜するように配向させている。図18では他半板の炭素繊維の向きだけを示しているが,一半板6でも同様に配向するものとする。上記補助プレート32と基礎プレート30及び他半板8との各対向面は接着剤で強固に接着させると良い。
このような構成とした理由を、補助プレート32を含む両半板6,8全部をクロス状炭素繊維で形成し、かつその繊維方向を上記図18(B)に示す如く対称軸O’に対して平行及び直交方向とした場合と比較して説明する。即ち、同図(B)の構成の場合には、このブレース固定具をブレースに組み込んだ状態で、ブレースの長手方向に大きな引張り過重がかかったときに、図18(B)に一点鎖線で示した各半板6,8のうち連通孔10よりも先の部分11と、連通孔側方部分12との間で繊維が切れて、上記連通孔先方部分11が先方に抜けてアンカーボルトがブレース固定具4から外れてしまう可能性がある。
このような不都合を避けるために、本実施例では各半板6,8の連通孔先方部分11と連通孔側方部分とを、高靭性材料で形成した補助プレート32で連結し、更に基礎プレート30と他半板8との炭素繊維の向きを上記対称軸に対して斜めとしたのである。尚、基礎プレート30及び他半板8は、図18(A)の如く対称軸に対して斜行するクロス状繊維の層と、図18(B)の如く対称軸に対して平行乃至垂直なクロス状繊維の層とを交互に積層させて構成することもできる。
また、上記連通孔10の孔面には好ましくは金属製の補強リング(図示せず)を嵌め込むと更に強度が向上する。更にまたその補強リング内には図13などに示す緩衝リングを嵌め込むと更に良好である。
図19は、本発明のブレースを用いる基礎Aの実施例である。既設の建物の壁体を補強しようとする場合に、その建物の基礎が無筋であることがあり、この無筋基礎にブレース下端のブレース材固定具を取り付けても基礎が損傷するおそれがある。このような場合には、本例のように無筋基礎の内壁面又は外壁面に炭素繊維製の補修テープを貼り付けてこの補修面に支持ボルト20を打ち込み、ブレース1のブレース材固定具が補修面から外れないようにすると良い。
図20及び図21は、本発明のブレースを壁体の開口部へ取り付けた実施例である。本例では開口部を構成する軸組部の各角部側面に図20の如く炭素繊維製のL字形連結板56を張り付け、この連結板の上からブレース1のブレース材固定具4を支持ボルト20で固定したものである。
本発明の第1の実施形態に係るブレース材固定具の平面図である。 図1ブレース材固定具の縦断面図としたものである。 図1ブレース材固定具の分解斜視図である。 図1ブレース材固定具でブレースを構造物へ固定したときの正面図である。 図4のブレースの要部拡大図である。 図4の要部のVI−VIの拡大図である。 図4のブレースのブレース材固定具の作用を示す図である。 図4のブレースの一の設置工程を示す図である。 図4のブレースの他の設置工程を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るブレース材固定具の縦断面図である。 図11のブレース材固定具の分解斜視図である。 本発明の第3の実施形態に係るブレース材固定具及びこのブレース材固定具で構造物へ固定されたブレース材端部の拡大縦断面図である。 本発明に係るブレース材固定具の一実施例の平面図である。 図13例の縦断面図である。 図13例のブレース材固定具の一部(補助プレート)の平面図である。 本発明に係るブレース材固定具の他の実施例の縦断面図である。 本発明に係るブレース材固定具の更に他の実施例の分解斜視図である。 図17の固定具とそれ以外の固定具とを対比して示す説明図である。 本発明に係るブレースの一実施例である。 本発明に係るブレースの他の実施例の施工途中図である。 他の実施例の施工完成図である。
符号の説明
1…ブレース 2…帯板 4…ブレース材固定具 6…一半板 6a…同先部
6b…同基部 8…他半板 8a…同先部 8b…同基部 9…緩衝リング
10…連通孔 14…陥没部 16…スリット 18…隆起壁部 20…支持ボルト
22…帽状部 30…基礎プレート 32…補助プレート 34…支持ボルト本体
36…剛性支持台 37…サイディングボード 38…スペーサ
40…第1ボルト孔 42…第2ボルト孔 46…挟持具
50…スペーサ筒 52…養生テープ 54…補強テープ 56…L形連結具
A…基礎 B…軸組み部 B…土台 B…柱 B…梁

Claims (7)

  1. ブレース材用の帯板の長手方向端部を挿入するためのスリットを基端面に有する平板形のブレース材固定具において、スリット形成用の陥没部14として基部6b上面を陥没させた一半板6の上に他半板8を重ねて、その両半板先部6a,8aに連通孔10を貫通してなり、この連通孔を挿通する支持ボルト20による両半板の構造物取付面への締付けでスリット16内の帯板2端部を挟むことが可能に設けたことを特徴とする、ブレース材固定具。
  2. 上記一半板6は、スリット形成用陥没部14の底壁部分を含む基礎プレート30と、少なくとも基礎プレートの基部上面に接着させた補助プレート32とで、これら両プレートの対応箇所に連通孔10の各対応部分を穿設してなり、かつ上記一半板6の少なくとも基礎プレート30と他半板8とを、炭素繊維などの繊維強化複合材料で形成したことを特徴とする、請求項1記載のブレース材固定具。
  3. 上記連通孔10内に、上記各半板6、8の連通孔部分10a,10b孔縁の少なくとも一方に固定させて、緩衝リング9を装着したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のブレース材固定具。
  4. 上記補助プレート32は、基礎プレート30の先半から基半の横巾方向両側部分に亘る上面部分に接着させて、上方から見てこの上面部分に対応する凹字形に形成してなり、その凹字の切欠き部内面と基礎プレート基部の巾方向中間部上面とでスリット形成用陥没部14を形成するとともに、このスリット形成用陥没部14の横巾を上記帯板2の巾と等しくし、かつスリット16内へ嵌挿された帯板の巾方向中間線Oの延長線上に位置するように上記連通孔10をブレース材固定具回転軸孔として配置したことを特徴とする、請求項2記載のブレース材固定具。
  5. 上記一半板6の上に他半板8を重ねた状態で、これら両半板6,8を、上方側から見て各半板6,8の基部から先部へ延びる対称軸に対して線対称に形成するとともに、一半板6の基礎プレート30と他半板8とを上記対称軸に対して斜めに配向したクロス状繊維を含む繊維強化材料で形成し、かつ一半板6の補助プレート30を、上記繊維強化材料に比べて高靭性の材料で形成したことを特徴とする、請求項2記載のブレース固定具。
  6. 帯板の長手方向の両端部を表裏両面側から一対の偏平なブレース材固定具で挟持してなるブレースであって、上記ブレース材固定具4を請求項1乃至請求項5の何れかに記載のブレース材固定具として、上記連通孔10を挿通させた支持ボルト20で構造物取付箇所へ固定し、かつ上記帯板2を一方向繊維強化複合材料で、又ブレース材固定具4をクロス状繊維強化複合材料で固定してなることを特徴とする構造物補強用ブレース。
  7. 上記支持ボルト20は、支持ボルト本体34と、底面を構造物取付箇所への固定面36aとする剛性支持台36とで形成され、この剛性支持台の底面から頂面へ貫いた嵌合孔内へ上記支持ボルト本体34の長手方向中間部を嵌着させてなることを特徴とする、請求項6記載の構造物補強用ブレース。

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Cited By (4)

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WO2014196432A1 (ja) 2013-06-05 2014-12-11 小松精練株式会社 高強力繊維複合材及びストランド構造体並びにマルチストランド構造体
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JP2017201090A (ja) * 2016-05-02 2017-11-09 小松精練株式会社 耐震補強材

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