JP2008038102A - 熱伝導性シリコーン組成物及び熱伝導性シリコーン成形体 - Google Patents
熱伝導性シリコーン組成物及び熱伝導性シリコーン成形体 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】a.有機基がアルケニル基及び非置換アルキル基のみからなるオルガノポリシロキサン、b.熱伝導性充填剤、c.オルガノハイドロジェンポリシロキサン、d.白金族金属系付加反応触媒、e.非置換アルキル基以外の非置換又は置換一価炭化水素基(変性基)を一定の変性率で有する脂肪族不飽和結合不含有オルガノポリシロキサン、並びにf.e成分中のものと同一種類の変性基をe成分での変性率未満の変性率で有する脂肪族不飽和結合不含有オルガノポリシロキサン、を含有する熱伝導性シリコーン組成物。
【選択図】なし
Description
(a)ケイ素原子に結合したアルケニル基を有し、その他のケイ素原子に結合した有機基は全て非置換のアルキル基であるオルガノポリシロキサン:100質量部、
(b)熱伝導性充填剤:200〜5,000質量部、
(c)ケイ素原子に結合した水素原子を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン:(a)成分中のアルケニル基1モル当たり、(c)成分中のケイ素原子に結合した水素原子の量が0.1〜5.0モルとなる量、
(d)白金族金属系付加反応触媒:有効量、
(e)非置換のアルキル基以外のケイ素原子に結合した非置換または置換の一価炭化水素基を一定の変性率で有し、ケイ素原子に結合した一価脂肪族不飽和炭化水素基を有さないオルガノポリシロキサン:0.1〜20質量部、および
(f)非置換のアルキル基以外のケイ素原子に結合した非置換または置換の一価炭化水素基であって(e)成分中に存在するものと同一種類の一価炭化水素基を(e)成分における変性率よりも低い変性率で有し、ケイ素原子に結合した一価脂肪族不飽和炭化水素基を有さないオルガノポリシロキサン:0.1〜20質量部
を含有する熱伝導性シリコーン組成物を提供する。
また、本発明は、該組成物の硬化物からなる熱伝導性シリコーン成形体を提供する。
(a)成分は、ケイ素原子に結合したアルケニル基を有し、その他のケイ素原子に結合した有機基は全て非置換のアルキル基であるオルガノポリシロキサンである。(a)成分のオルガノポリシロキサンは、直鎖状でも環状でもよく、どちらの場合にもその分子内に分枝状の構造を含んでいてよいが、硬化物の機械的強度等の物性の点などから、通常は、実質的に直鎖状であることが好ましく、具体的には主鎖が主にジオルガノシロキサン単位からなる直鎖状のジオルガノポリシロキサンであることが好ましい。前記アルケニル基の位置には特に制限はない。(a)成分が直鎖状の場合、該アルケニル基は分子鎖の末端および末端でない部分のどちらか一方にのみ存在していてもよいし、その両方に存在していてもよい。なお、直鎖状ジオルガノポリシロキサンの両末端はトリオルガノシロキシ基で封鎖されているのが通常である。(a)成分のオルガノポリシロキサンは、1種単独で使用しても、2種以上を併用してもよい。2種以上のオルガノポリシロキサンを併用する場合、それらの粘度は互いに異なっていてもよい。
X-Si(R1)2-[OSi(R1)2]a-[OSi(R1)(X)]b-X (1)
X-Si(R1)2-[OSi(R1)2]a-[OSi(R1)(X)]c-R1 (2)
R1-Si(R1)2-[OSi(R1)2]a-[OSi(R1)(X)]d-R1 (3)
(式中、R1は同一または異種の炭素原子数が好ましくは1〜12、より好ましくは1〜10、更により好ましくは1〜6の非置換のアルキル基であり、Xは同一または異種の炭素原子数が好ましくは2〜8、より好ましくは2〜5のアルケニル基であり、aおよびbは0または正数であり、cおよびdは正数である)
で表されるオルガノポリシロキサンが挙げられる。
(b)成分は熱伝導性充填剤である。(b)成分の平均粒径は、好ましくは0.1〜100μm、より好ましくは0.5〜50μm、更により好ましくは0.5〜30μmである。なお、本発明において、平均粒径は、例えば、レーザー回折法等により体積基準の累積平均径として求めることができる。(b)成分の熱伝導性充填剤は1種単独で用いてもよいし、2種以上を混合して用いてもよい。2種以上の熱伝導性充填剤を混合して用いる場合、それらの平均粒径は異なっていてもよい。
(c)成分は、ケイ素原子に結合した水素原子(即ち、Si−H基)を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンであり、好ましくはSi−H基を分子内に2個以上有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンであり、より好ましくはSi−H基を分子内に3個以上有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンである。(c)成分のオルガノハイドロジェンポリシロキサンは、直鎖状でも環状でもよく、どちらの場合にもその分子内に分枝状の構造を含んでいてよい。前記Si−H基の位置には特に制限はない。(c)成分が直鎖状の場合、該Si−H基は分子鎖の末端および末端でない部分のどちらか一方にのみ存在していてもよいし、その両方に存在していてもよい。(c)成分のオルガノハイドロジェンポリシロキサンは、1種単独で使用しても、2種以上を併用してもよい。
R2-Si(R2)2-[OSi(R2)2]e-[OSi(R2)(H)]f-OSi(R2)2-R2 (4)
R2-Si(R2)2-[OSi(R2)2]e-[OSi(R2)(H)]g-OSi(R2)2-H (5)
H-Si(R2)2-[OSi(R2)2]e-[OSi(R2)(H)]h-OSi(R2)2-H (6)
(式中、R2は脂肪族不飽和結合を含有しない同一または異種の非置換もしくは置換の、炭素原子数が好ましくは1〜12、より好ましくは1〜10、更により好ましくは1〜6の1価炭化水素基であり、e、gおよびhは0又は正数であり、fは正数である)
で表されるオルガノハイドロジェンポリシロキサンが挙げられる。
(d)成分の白金族金属系付加反応触媒は、(a)成分中のアルケニル基と、(c)成分中のSi−H基との付加反応(ヒドロシリル化反応)を促進させる作用を有する。(d)成分としては、ヒドロシリル化反応に用いられる触媒として周知の触媒が挙げられる。その具体例としては、例えば、白金(白金黒を含む)、ロジウム、パラジウム等の白金族金属;H2PtCl4・nH2O、H2PtCl6・nH2O、NaHPtCl6・nH2O、KHPtCl6・nH2O、Na2PtCl6・nH2O、K2PtCl4・nH2O、PtCl4・nH2O、PtCl2、Na2HPtCl4・nH2O(式中、nは0〜6の整数であり、好ましくは0または6である)等の塩化白金、塩化白金酸および塩化白金酸塩、アルコール変性塩化白金酸(米国特許第3,220,972号参照)、塩化白金酸とオレフィンとの錯体(米国特許第3,159,601号、第3,159,662号、第3,775,452号参照);白金黒、パラジウム等の白金族金属をアルミナ、シリカ、カーボン等の担体に担持させたもの;ロジウム−オレフィン錯体;クロロトリス(トリフェニルフォスフィン)ロジウム(ウィルキンソン触媒);塩化白金、塩化白金酸または塩化白金酸塩とビニル基含有シロキサンとの錯体などが挙げられる。(d)成分の白金族金属系付加反応触媒は、1種単独で使用しても、2種以上を併用してもよい。
(e)成分は、非置換のアルキル基以外のケイ素原子に結合した非置換または置換の一価炭化水素基(以下、「非置換のアルキル基以外のケイ素原子に結合した非置換または置換の一価炭化水素基」を「変性基」という場合がある。)を一定の変性率で有し、ケイ素原子に結合した一価脂肪族不飽和炭化水素基(例えば、アルケニル基、アルキニル基等)を有さないオルガノポリシロキサンである。(e)成分は、(f)成分とともに、内部添加離型剤として用いられる。(e)成分のオルガノポリシロキサンは、直鎖状でも環状でもよく、どちらの場合にもその分子内に分枝状の構造を含んでいてよい。前記変性基の位置には特に制限はない。(e)成分が直鎖状の場合、該変性基は分子鎖の末端および末端でない部分のどちらか一方にのみ存在していてもよいし、その両方に存在していてもよい。(e)成分は、変性基を有するので、(a)成分とは均一に相溶しにくい。(e)成分のオルガノポリシロキサンは、1種単独で使用しても、2種以上を併用してもよい。なお、本明細書において、「変性率」とは、オルガノポリシロキサン中のケイ素原子に結合した全有機基に対する変性基の割合をいう。
R3-Si(R3)2-[OSi(R3)2]i-R3 (7)
(式中、R3は脂肪族不飽和結合を含有しない同一または異種の非置換もしくは置換の、炭素原子数が好ましくは1〜12、より好ましくは1〜10、更により好ましくは1〜6の1価炭化水素基であり、iは正数であり、ただし、R3の一部または全てが変性基である。)
で表されるオルガノポリシロキサンが挙げられる。これらのオルガノポリシロキサンは、1種単独で使用しても、2種以上を併用してもよい。
(f)成分は、非置換のアルキル基以外のケイ素原子に結合した非置換または置換の一価炭化水素基であって(e)成分中に存在するものと同一種類の一価炭化水素基、即ち、(e)成分中に存在するものと同一種類の変性基を(e)成分における変性率よりも低い変性率で有し、ケイ素原子に結合した一価脂肪族不飽和炭化水素基を有さないオルガノポリシロキサンである。(f)成分は、(e)成分とともに、内部添加離型剤として用いられる。(f)成分のオルガノポリシロキサンは、直鎖状でも環状でもよく、どちらの場合にもその分子内に分枝状の構造を含んでいてよい。前記変性基の位置には特に制限はない。(f)成分が直鎖状の場合、該変性基は分子鎖の末端および末端でない部分のどちらか一方にのみ存在していてもよいし、その両方に存在していてもよい。(f)成分は、変性基を有するので、(a)成分とは均一に相溶しにくい。ただし、(f)成分における変性率は(e)成分における変性率よりも低いので、(f)成分の(a)成分に対する相溶性は、(e)成分の(a)成分に対する相溶性よりも高い。(f)成分のオルガノポリシロキサンは、1種単独で使用しても、2種以上を併用してもよい。
R4-Si(R4)2-[OSi(R4)2]j-R4 (8)
(式中、R4は脂肪族不飽和結合を含有しない同一または異種の非置換もしくは置換の、炭素原子数が好ましくは1〜12、より好ましくは1〜10、更により好ましくは1〜6の1価炭化水素基であり、jは正数であり、ただし、R4の一部は(e)成分中に存在するものと同一種類の変性基であり、かつ、(f)成分における変性率は(e)成分における変性率よりも低い。)
で表されるオルガノポリシロキサンが挙げられる。これらのオルガノポリシロキサンは、1種単独で使用しても、2種以上を併用してもよい。
本発明のシリコーン組成物には、これらの成分の他に、必要に応じて、例えば、熱伝導性充填剤の表面処理剤、硬化速度を調整するための反応抑制剤(例えば、エチニルシクロヘキサノール)、着色のための顔料・染料、難燃性付与剤等の、本発明組成物および成形体の機能を向上させるためのさまざまな添加剤を本発明の目的を損なわない範囲で添加することができる。
本発明の熱伝導性シリコーン組成物は、上記成分を常法に準じて混合することにより製造することができる。
本発明の熱伝導性シリコーン成形体は、本発明の組成物を公知の方法により硬化・成形することにより製造することができる。該成形体の形状は特に制限されず、用途に応じて適宜選択することができるが、シート状が好ましい。該組成物をシート状に硬化・成形するためには、公知の付加反応硬化型シリコーンゴム組成物をシート状に硬化・成形する場合と同様の条件を採用することができる。該組成物は常温でもシート状に硬化・成形することは十分にできるが、必要に応じて加熱してもよい。上記の方法により、シートとして取り扱うことができる弾性の成形体が得られる。
本発明の熱伝導性シリコーン成形体は、例えば、電子部品の熱伝達材料として好適に用いることができる。これにより、該電子部品を効果的に冷却することができる。この場合、該成形体の形状は、上記のとおり、シート状とすることができる。
両末端がビニル基で封鎖され、25℃で600mPa・sの粘度を有するジメチルポリシロキサン100gと、4μmの平均粒径を有するアルミナ(商品名:AL−24、昭和電工(株)製)400gとを、品川式万能攪拌機((株)品川工業所製)に仕込み、60分間混合させて、均一な液状ベース500gを得た。この液状ベース500gに、メチルフェニルシリコーンオイルKF54(商品名、信越化学工業(株)製、フェニル基の含有量:全シロキサン単位に対してジフェニルシロキサン単位として25モル%)2.0gと、メチルフェニルシリコーンオイルKF50−300cs(商品名、信越化学工業(株)製、フェニル基の含有量:全シロキサン単位に対してジフェニルシロキサン単位として5モル%)2.0gと、塩化白金酸2質量%2−エチルヘキサノール溶液0.1gと、エチニルシクロヘキサノール−50質量%トルエン溶液0.2gとを添加して均一に混合した。更に下記一般式(9):
Me-Si(Me)2-[OSi(Me)2]27-[OSi(Me)(H)]2-OSi(Me)2-Me (9)
で表されるオルガノハイドロジェンポリシロキサンを16g添加し、均一に混合して、組成物aを得た。
実施例1で得た液状ベース500gに、塩化白金酸2質量%2−エチルヘキサノール溶液0.1gとエチニルシクロヘキサノール−50質量%トルエン溶液0.2gとを添加して均一に混合した。更に実施例1で用いたオルガノハイドロジェンポリシロキサンを16g添加し、均一に混合して、組成物bを得た。
実施例1で得た液状ベース500gに、KF54 4.0gと、塩化白金酸2質量%2−エチルヘキサノール溶液0.1gと、エチニルシクロヘキサノール−50質量%トルエン溶液0.2gとを添加して均一に混合した。更に実施例1で用いたオルガノハイドロジェンポリシロキサンを16g添加し、均一に混合して、組成物cを得た。
実施例1で得た液状ベース500gに、KF50−300cs 4.0gと、塩化白金酸2質量%2−エチルヘキサノール溶液0.1gと、エチニルシクロヘキサノール−50質量%トルエン溶液0.2gとを添加して均一に混合した。更に実施例1で用いたオルガノハイドロジェンポリシロキサンを16g添加し、均一に混合して、組成物dを得た。
実施例1で得た液状ベース500gに、ジメチルシリコーンオイルKF96−300cs(商品名、信越化学工業(株)製)4.0gと、塩化白金酸2質量%2−エチルヘキサノール溶液0.1gと、エチニルシクロヘキサノール−50質量%トルエン溶液0.2gとを添加して均一に混合した。更に実施例1で用いたオルガノハイドロジェンポリシロキサンを16g添加し、均一に混合して、組成物eを得た。
実施例1で得た液状ベース500gに、KF96−300cs 50gと、塩化白金酸2質量%2−エチルヘキサノール溶液0.1gと、エチニルシクロヘキサノール−50質量%トルエン溶液0.2gとを添加して均一に混合した。更に実施例1で用いたオルガノハイドロジェンポリシロキサンを16g添加し、均一に混合して、組成物fを得た。
界面活性剤(商品名:ママレモン、メーカー名:ライオン(株)、塗布量30mg/m2)を表面に塗布したPETフィルムを用意した。比較例1で得た組成物bを、(株)ヒラノテクシード製マルチコーターを用いて、このPETフィルム上に厚さ0.5mmとなるように連続的に塗布し、120℃で10分間加熱することにより硬化させて、シート状成形体をPETフィルム上で形成させた。
下記のとおりに、剥離性およびブリードを観察した。結果を表2に示す。なお、表中、「基材フィルムの前処理」とは、比較例6で行ったPETフィルム表面への界面活性剤の塗布をいう。
実施例1及び比較例1〜6にて形成させたシート状成形体をPETフィルムから剥離させて、該シート状成形体の状態を観察した。シート状成形体をPETフィルムから剥離させた際にシート状成形体が変形しなかった、または、変形が小さく、張力がない状態でシート状成形体の形状が復元した場合、剥離性は良好であると評価した(表2では「剥離良好」と示す)。シート状成形体をPETフィルムから剥離させた際にシートの変形が大きく、張力がない状態でもシートの形状が復元しなかった場合、剥離性は不良であると評価した(表2では「剥離重い」と示す)。シート状成形体をPETフィルムから剥離させようとしてもシート状成形体の一部または全部がPETフィルムに付着したままで剥離できなかった場合、剥離性は非常に不良であると評価した(表2では「貼付」と示す)。
シート状成形体のブリードの有無を確認した。具体的には、実施例1及び比較例1〜6にて形成させたシート状成形体を室温で168時間放置した後、該シート状成形体表面を目視で観察することにより、ブリードの有無を確認した。質量が増加しなかった場合、ブリードはないと評価した(表2では「無し」と示す)。質量が増加した場合、ブリードはあると評価した(表2では「有り」と示す)。
Claims (10)
- (a)ケイ素原子に結合したアルケニル基を有し、その他のケイ素原子に結合した有機基は全て非置換のアルキル基であるオルガノポリシロキサン:100質量部、
(b)熱伝導性充填剤:200〜5,000質量部、
(c)ケイ素原子に結合した水素原子を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン:(a)成分中のアルケニル基1モル当たり、(c)成分中のケイ素原子に結合した水素原子の量が0.1〜5.0モルとなる量、
(d)白金族金属系付加反応触媒:有効量、
(e)非置換のアルキル基以外のケイ素原子に結合した非置換または置換の一価炭化水素基を一定の変性率で有し、ケイ素原子に結合した一価脂肪族不飽和炭化水素基を有さないオルガノポリシロキサン:0.1〜20質量部、および
(f)非置換のアルキル基以外のケイ素原子に結合した非置換または置換の一価炭化水素基であって(e)成分中に存在するものと同一種類の一価炭化水素基を(e)成分における変性率よりも低い変性率で有し、ケイ素原子に結合した一価脂肪族不飽和炭化水素基を有さないオルガノポリシロキサン:0.1〜20質量部
を含有する熱伝導性シリコーン組成物。 - (a)成分中の非置換のアルキル基がメチル基である請求項1に係る組成物。
- (b)成分の熱伝導性充填剤が、金属、酸化物、窒化物、炭化物及び人工ダイヤモンドからなる群より選ばれる少なくとも1種である請求項1または2に係る組成物。
- (e)成分中の非置換のアルキル基以外のケイ素原子に結合した非置換または置換の一価炭化水素基が、置換アルキル基ならびに非置換および置換のアリール基およびアラルキル基からなる群より選ばれる少なくとも1種である請求項1〜3のいずれか一項に係る組成物。
- (e)成分中の非置換のアルキル基以外のケイ素原子に結合した非置換または置換の一価炭化水素基が、炭素原子数1〜3の置換アルキル基ならびに非置換および置換のフェニル基からなる群より選ばれる少なくとも1種である請求項1〜3のいずれか一項に係る組成物。
- (e)成分中の非置換のアルキル基以外のケイ素原子に結合した非置換または置換の一価炭化水素基が、クロロメチル基、2−ブロモエチル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基、シアノエチル基および非置換のフェニル基からなる群より選ばれる少なくとも1種である請求項1〜3のいずれか一項に係る組成物。
- (e)成分における変性率が5〜100モル%であり、(f)成分における変性率が1〜20モル%であり、ただし、(f)成分における変性率は(e)成分における変性率よりも低い請求項1〜6のいずれか一項に係る組成物。
- (e)成分における変性率が7〜50モル%であり、(f)成分における変性率が1〜10モル%であり、ただし、(f)成分における変性率は(e)成分における変性率よりも低い請求項1〜6のいずれか一項に係る組成物。
- (e)成分における変性率が10〜25モル%であり、(f)成分における変性率が1〜5モル%である請求項1〜6のいずれか一項に係る組成物。
- 請求項1〜9のいずれか一項に記載の組成物の硬化物からなる熱伝導性シリコーン成形体。
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