JP2008037588A - 搬送ローラ - Google Patents

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勉 加藤木
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Abstract

【課題】軸上の2つの分割半筒状部材から構成される円筒状部材のスリップを防止しかつ加工を安価に行なえる搬送ローラを提供する。
【解決手段】2つの半円筒状の分割ローラ片6a、6bの分割端面6a1、6b1同士を、軸Aの外周にこの軸Aを間に挟んで合体し、弾力のある環状部材7を嵌合させて固定した構成を備える搬送ローラにおいて、前記合体後の前記2つの半円筒状の分割ローラ片6a、6bによって構成される円筒状部材6の側面9a、13aの溝11a、11bと、前記円筒状部材6を収納する前記軸Aの収納部分3と、前記軸Aの溝4と、この溝4に係合する前記環状部材7に設けた突起部8とで構成される。
【選択図】図2

Description

本発明は、複写機、プリンタなど画像形成装置の画像を形成すべき紙や記録材を搬送するのに用いる搬送ローラに関するものである。
複写機、プリンタなど画像形成装置における転写紙、記録紙などの用紙(シート)を搬送するための搬送手段としては、従来からゴム等を外周面に備えた搬送ローラが使用されている。
図44は従来の搬送ローラの一例を示す概略斜視図である。図45は図44の搬送ローラの軸のローレット加工部を示す概略斜視図である。この従来例においては、中央部に位置するローラ片61が軸62の外周部において空回りするという問題がある。
すなわち、円筒状のローラ片61は1本の軸62上に軸方向位置を異ならせた状態で3個以上固定される。各ローラ片61は軸62の外周に内周部63にて固定される円筒状部材64と、この円筒状部材64の外周面に被着されて外周面を覆う筒状部材65とから構成されている。
軸62には、各円筒状部材64を支持する位置にローレット加工部66(図45)が形成されている。軸62に対して円筒状部材64を固定するには、軸62の端部側より円筒状部材の内周63を挿入すればよい。
両端部のローレット加工部66に固定される円筒状部材64については問題がないが、中央のローレット加工部66に固定される円筒状部材64は、挿入時に端部のローレット加工部66を通過するため、この通過に際してダメージを受ける。
すなわち、端部に位置する最初のローレット加工部66を通過した時点で、円筒状部材64の内周部に傷がつく。このようにローレット加工部66との摺擦によって、内周部63が摩耗することで、円筒状部材64の内径が過剰に大きくなり、軸中央部の固定位置においては圧入力が低下し、ローラ片61が空回りし搬送ローラとしての役目が果せないという欠点がある。
このような従来技術の搬送ローラに発生する不都合を解決するために、種々の研究がなされ、それに伴って種々の技術が提案されている(例えば、特許文献1乃至6参照)。
特許文献1においては、2つの分割ローラ片は、少なくとも一方の分割ローラ片の内周部に設けた係止部(突起形状した部分)が、軸に設けた穴に入り込み固定される構成が開示されている。さらに、2つの分割ローラ片を分割端面同士合体させた状態で、その外周部に筒状部材を嵌合させて固定している。
次に、特許文献2においては、分割ハブが開示されているが、分割ハブと軸が摺動可能に挿入されている穴の精度は加工上の限界があってシフト方向の偏芯が起きる。搬送ローラとして機能するだけローラと軸を複数繋いでいくと、軸のシフト方向の偏芯が起き、つられて筒状部材外周面に面ブレが起きてしまう。これよって搬送ローラとしての機能が低下する問題となる。
また、特許文献3においては、分割されたローラ片の内側に凸部が設けられ、軸の外周に凹部が設けられ、結合してローラを軸に取り付けること、ローラと軸は、弾性部材からなる瓜形状部により互いに結合されることが開示されているが、ここでは、分割ローラを使用しているので列挙したが、形状的に加工コストが高くなる問題がある。
次に、特許文献4においては、分割されたローラ片の分割合せ面には台形状の凹凸を加工し、合せ面に沿って搬送ローラ軸を中心にスライドさせて取り付け雄ネジで固定するもので、ここでは、分割ローラを使用しているので列挙したが、形状的に加工コストが高くなる問題がある。
次に、特許文献5においては、分割されたローラ片の対向面には、突起部と穴部とを含む嵌合部が形成されたもので、ここでは、分割ローラを使用しているので列挙したが、形状的に加工コストが高くなる問題がある。
さらに、特許文献6においては、ローラ本体が軸に対して狭持状に取り付けられる複数の分割体である。ローラの材料特性は、摩擦係数が大きく、かつ弾性に富むもので、前記分割体に外嵌され、その緊縮力にて複数の分割体を前記軸に固定するもので、ここでは、分割ローラを使用しているので列挙したが、経年変化で弾性が低下し緊縮力が弱まると、分割体を軸に固定する力が低下して、軸とローラ間においてスリップが起こり、搬送ローラの機能が低下するという問題がある。
特開2003−63681公報 特開平9−202485号公報 特開平6−227700号公報 特開2003−89419公報 特開平8−12102号公報 特開昭60−61435号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、搬送ローラを長期間使用すると、筒状部材が劣化し、合体した外周面を保持する力が低下し分割ローラ片が動き、外周面が外周ブレを起こしてしまう。その結果、筒状部材もつられて外周ブレを起こしてしまい、搬送力の低下となるという問題がある。
そこで、本発明の目的は、上述した実情を考慮して、軸上の2つの分割半筒状部材から構成される円筒状部材のスリップを防止しかつ加工を安価に行なえる搬送ローラを提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、半円筒形状を備える2つの分割ローラ片を、当該分割ローラ片間に軸を挟むように分割断面にて合体した円筒状部材と、弾性を備え前記円筒状部材に嵌合して前記円筒状部材を固定する環状部材と、からなる搬送ローラにおいて、前記円筒状部材の側面に形成した溝と、前記環状部材に設け、前記軸に形成した溝に係合する第2の突起部と、を備えた搬送ローラこと特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、前記円筒状部材の側面に形成した溝は、前記分割ローラ片に形成した半円形溝が、前記分割ローラ片が合体することにより形成された請求項1記載の搬送ローラを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、前記円筒状部材の側面に形成した溝は、前記環状部材に設けた第1の突起部が嵌合する嵌合穴を設けた請求項1又は2記載の搬送ローラを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、前記円筒状部材の側面に形成した溝は切り欠き部を備え、前記切り欠き部は前記分割ローラ片に設けた切り欠き部が、前記分割ローラ片が合体することにより形成された請求項1乃至3何れか一項記載の搬送ローラを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、前記環状部材は、一側面に複数の第1の突起部と、他の側面には1つの第2の突起部を備えた請求項1乃至4何れか一項記載の搬送ローラを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、前記環状部材の内側寸法と、前記軸の大径部分の外径寸法は内側寸法>軸の外径寸法の関係にある請求項1乃至5何れか一項記載の搬送ローラを特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、前記円筒状部材の側面に形成した溝は、前記環状部材を収納する請求項1乃至6何れか一項記載の搬送ローラを特徴とする。
また、請求項8に記載の発明は、前記環状部材の収納においては、前記環状部材に設けた第2の突起部が、前記溝に設けた前記嵌合穴に嵌合する請求項7記載の搬送ローラを特徴とする。
また、請求項9に記載の発明は、前記第2の突起部は、前記軸のラジアル方向に対し直交するように形成された溝に嵌合する請求項1記載の搬送ローラを特徴とする。
本発明によれば、円筒状部材の穴と環状部材(半円以下の環状部材も含む)の突起部を締結したことにより、半円筒状部材の合体が確実になり、また、環状部材(半円以下の環状部材も含む)の突起部を軸の溝に嵌合したので、軸に対して円筒状部材のスリップがなくなる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明による搬送ローラを作成するのに使用する軸部材の第1の実施の形態を示す概略斜視図である。図1において、軸部材Aは、大径部分1、小径部分2、円筒状部材6を嵌合合体させて収納するための収納部分3、及び大径部分1に設けた軸部材側溝4から構成されている。
収納部分3は隣接する大径部分1間で幅5を有しており、軸部材Aの大径部分1の軸部材側溝4は後述する環状部材の第1の突起部を嵌合させかつ後述する合体後の円筒状部材が軸部材Aの回転とともにスリップするのを防止するように設けられている。
軸部材Aの所定の位置に円筒状部材6を収納する収納部分3(外径と幅5)を設けているので、搬送ローラ10としての機能が満足できる。軸部材側溝4は、軸部材Aの大径部分1のラジアル方向に直交する位置に設けられている。この軸部材側溝4を設ける大径部分1は、樹脂又は金属のどちらの材料でも容易に作ることができる。
図2は本発明による搬送ローラの第1の実施の形態を示す概略側面図である。図3は図2の線A−Aに沿う組み立て断面図である。図4は図2の線B−Bに沿う断面図である。図2乃至図4において、本発明による搬送ローラ10は、軸部材Aの外周に軸心部を固定される搬送ローラである。
軸部材Aの小径部分2上に、2つの半円筒状部材(以下、分割ローラ片)6a、6bの分割端面同士を、軸部材Aの小径部分2を間に挟んだ状態で接合させ、環状部材(弾性体)7を分割ローラ片に形成した環状溝(半円形溝11a、11b)に嵌合させて固定した構成を備えている。
すなわち、合体後の円筒状部材6(6a、6b)の側面9aの環状溝(半円形溝11a、11b)(後述の図5及び図9)と、これらの環状溝(半円形溝11a、11b)に嵌合される環状部材7と、この環状部材7の突起部8(第1の突起部)、15a、15b、15c、15d(第2の突起部)(後述の図13)とで構成されている。
分割ローラ片6a、6bの側面9aの環状溝は、分割ローラ片6a、6bの合体によって連続した溝になるようにしてあるので、環状部材7の収納と締結ができる。また、合体後の円筒状部材6に切り欠き部14を設けたので、そこに環状部材7の突起部8を嵌合できる。
図5は合体後の円筒状部材を構成する分割ローラ片の第1の実施の形態を示す側面断面図である。図6は図5の右側面図である。図7は図5の左側面図である。図5乃至図7を参照して、本発明による搬送ローラ10(図2)を構成する分割ローラ片6aは円筒の軸心を通る位置で半分にした形状となっており、分割端面6a1には、後述する軸部材と嵌合する半円筒状の穴6a2がある。
分割ローラ片6aの材料は樹脂又は金属が使用される(以下、他の実施の形態も含めて共通)。側面9a(以下、他の実施の形態も含めて共通)には、半円形溝11a、及びこの半円形溝11aには締結用の嵌合溝6a3、6a4があり、環状部材7(図2)の突起部8(第1の突起部)(図2)と嵌合締結して勘合部材7を収容する状態になる。
半円形溝11aには、切り欠き部14aがあり、締結用の嵌合溝6a3、6a4と平行な関係に、また、分割端面6a1とも平行な関係にあり、後述する環状部材の突起部と嵌合する(以下、他の実施の形態でも共通)。
側面9b(以下、他の実施の形態でも共通)は、溝と締結用の嵌合溝と切り欠き部がない。半円形溝11aの溝深さ12aは、後述する環状部材の厚さと同じである(以下、他の実施の形態でも共通)。これらの形状加工は、とくに樹脂材で作ると容易である(以下の分割ローラ片でも共通)。
図8は合体後の円筒状部材を構成する分割ローラ片の第1の実施の形態を示す側面断面図である。図9は図8の右側面図である。図10は図8の左側面図である。図8乃至図10を参照して、本発明による搬送ローラ10(図2)を構成する分割ローラ片6bは円筒の軸心を通る位置で半分にした形状となっており、分割端面6b1には、後述する軸部材と嵌合する半円筒状の穴6b2がある。
図8の分割ローラ片6bは、図6の分割端面6a1に対し分割端面6b1を境にして形状の全てが対称的になっている(以下、他の実施の形態でも分割端面は共通)。穴6b2と側面13aの半円形溝11bと締結用の嵌合溝6b3、6b4、そして切り欠き部14bがある。半円形溝11bの溝深さ12bは、後述する環状部材の厚さと同じである。側面13bは、溝と締結用の嵌合溝と切り欠き部がない。
図11は図8の分割ローラ片を軸部材に嵌めた状態を示す概略図である。図12は図5の分割ローラ片を軸部材に嵌めた分割ローラ片の合体を示す概略図である。図11及び図12において、軸部材Aの小径部分に分割ローラ片6bの穴6b2を嵌合させる。
前述したように分割端面6a1と6b1を合せると、外筒部50aと50b、穴6a2と6b2、及び半円溝11aと11bが円筒の中心を基準にして同軸上の円となる(図4)。また、切り欠き部14aと14bによってはコの字形状部分14が作られる(図4)。以下に述べる他の実施の形態においても、上記同軸部材上の円とコの字形の形状部分14は同じである。
軸部材Aの小径部分に分割ローラ片6aの穴6a2を嵌合させる。穴6a2と穴6b2で作られた穴6dと軸部材の小径部分は嵌合の状態となり、分割端面6a1、6b1は接触した状態となり、分割ローラ片6aと6bが合体した円筒状部材6となる。図1でのF−F断面位置からみた軸部材の小径部分と分割ローラ片6aと6bは図12そのものである。
図5の分割ローラ片6aの厚さ16aと図8の分割ローラ片6bの厚さ16bは同じである。厚さ16a及び16bは図12の合体状態において、図1の軸部材Aの収納部3の幅5と同じで、合体後の円筒状部材6は軸部材の収納部3に嵌合された状態になる。
図13は本発明に用いる環状部材の第1の実施の形態を示す正面図である。図14は図13の線14−14に沿う断面図である。図13及び図14を参照して、環状形状をした環状部材7の一面には、L字形の突起部8、他面に4個の突起部(第2の突起部)15a、15b、15c、15dがある。
図11の分割ローラ片6a及び6bの半円形溝11a及び11bには、環状部材7の厚さ17(以下、他の実施の形態でも共通)も含めて入り込むようになっている。同じく、4個の突起部(第2の突起部)15a、15b、15c、15dは、図5及び図8の締結用の嵌合溝18a、18b、18c、18dに対向している。
環状部材7の突起部15aを嵌合溝18aに、突起部15bを嵌合溝18bに押し込むことにより締結されるようになっている。分割ローラ片6a及び6bの切り欠き部14a及び14bには、突起部8が嵌合されるようになっている。これらの形状加工は、とくに樹脂材で作ると容易である(以下同じ)。
ここで、図2乃至図4を参照してさらに説明する。図2は軸部材Aに環状部材7を挿入している状態図である。環状部材7の内側寸法19(図13)は、軸部材Aの大径部分1(図1)より大きいことが条件で作られている。
環状部材7の内側寸法19>軸部材の外形(大径部分1)寸法としたので、軸部材Aに環状部材7を通すことが可能となる。この効果より分割ローラ片6a及び6bの固定と、円筒状部材6と軸部材Aの固定が容易になる。
図示のごとく、環状部材7を軸部材Aの大径部分1を通して、合体後の円筒状部材6に近づけるとともに、矢印のように上方に及び円筒状部材6に向かって移動させると、突起部8が軸部材Aの軸部材側溝4に入り込み、さらに移動させて突起部15a、15b、15c、15dを嵌合溝18a、18b、18c、18dに締結させる。この動作を必要回数繰り返す。
図15は本発明による搬送ローラを作成するのに使用する軸部材の第2の実施の形態を示す概略斜視図である。図15において、軸部材Bは、大径部分1、小径部分2、分割ローラ片の穴を嵌合合体させるための収納部分3、及び大径部分1に設けた軸部材側溝4、20から構成されている。
収納部分3は隣接する大径部分1間で幅5を有しており、軸部材Bの軸部材側溝4、20は後述する環状部材の突起部を嵌合させかつ後述する合体後の円筒状部材が軸部材Bの回転とともにスリップを防止するように設けられている。
この軸部材Bの軸部材側溝4、20は、スラスト方向で同一直線上に存在し、軸部材Bのラジアル方向に直交する位置に設けられている。この軸部材側溝4、20を設ける軸部材Bは、樹脂又は金属のどちらの材料でも容易に作ることができる。
図16は本発明による搬送ローラの第2の実施の形態を示す概略側面図である。図17は図16の線C−Cに沿う組み立て断面図である。図18は図16の線D−Dに沿う断面図である。図16乃至図18において、本発明による搬送ローラ10は、軸部材Bの外周に軸心部を固定される搬送ローラである。
図16は軸部材Bに環状部材を挿入している状態を示しており、図2の第1の実施の形態と異なるのは、軸部材Bを使用し、第2の実施の形態の環状部材27を左側にも配置して組み立てる。右側の環状部材27の突起部28(第1の突起部)は、軸部材Bの軸部材側溝4に、左側の同じく突起部28は軸部材Bの溝20に嵌合される。図6と同じように、矢印で示すように環状部材27を上方にかつ円筒状部材26に向けて必要回数移動を繰り返す。
図19は合体後の円筒状部材を構成する分割ローラ片の第2の実施の形態を示す側面断面図である。図20は図19の右側面図である。図21は図19の左側面図である。
図19乃至図21を参照して、本発明による搬送ローラ10(図16)を構成する分割ローラ片26aは円筒の軸心を通る位置で半分にした形状となっている。分割端面26a1には、後述する軸部材と嵌合する半円筒状の穴26a2がある。側面29a、29bは、図5の側面9a、9bと同じ形状を有し、締結用の穴26a5、26a6、26a7、26a8と切欠き部24a、24bとを有している。
図22は合体後の円筒状部材を構成する分割ローラ片の第2の実施の形態を示す側面断面図である。図23は図22の左側面図である。図24は図22の右側面図である。
図22乃至図24の分割ローラ片26bの側面29c、29dは図19の側面29a、29bと同じ形状を有し、締結用の嵌合溝26b5、26b6、26b7、26b8と切り欠き部24c、24dとを有している。
図25は図15の軸部材Bを使用して本発明による搬送ローラを作成するのに使用する分割ローラ片の他の実施の形態を示す概略斜視図である。図26は図25の右側面図である。図27は図25の左側面図である。
図25乃至図27の分割ローラ片36aの側面39a、39bは図19の側面29a、29bと同じ形状を有し、締結用の嵌合溝36a5、36a6、36a7、36a8と切り欠き部34dとを有している。
図28は図15の軸部材Bを使用して本発明による搬送ローラを作成するのに使用する分割ローラ片の他の実施の形態を示す概略斜視図である。図29は図28の左側面図である。図30は図28の右側面図である。
図28乃至図30の他の実施の形態の分割ローラ片36bは、図22の側面29cと側面29dと同じ形状を有している。図22の側面29cと側面29dとは、切り欠き部24dを除いて(切り欠き部なし)形状は同じで、締結用の嵌合溝は36b5、36b6、36b7、36b8と切り欠き部34eを有している。
図31は本発明に用いる環状部材の第2の実施の形態を示す正面図である。図32は図31の側面図である。図13及び図14とともに図31及び図32を参照して、環状形状をした環状部材37は2つの半円状環状部材37a、37bから構成される。
環状部材37の一面には、4個の突起部35a、35b、35c、35d(第2の突起部)が設けられる。環状部材37の図13の環状部材7と異なるところは、突起部8がないことである。これらの形状加工は、樹脂と金属のどちらを使用しても製造が容易である。
図33は本発明による搬送ローラの第3の実施の形態を示す概略図である。図34は本発明による搬送ローラの第3の実施の形態を示す概略図である。図33の第3の実施の形態では、図16におけるC−C断面位置と同じ場所で見た組み立て図となる。
図34は、組み立てにおいて、図16で左側にある環状部材27を環状部材として使用している。図16におけるD−D断面位置と同じ場所で見た組み立て図となる。
図35は環状部材の第3の実施の形態を示す概略図である。図36は図35の環状部材の概略側面図である。図37は図36のE−Eに沿う断面図である。図35乃至図37の環状部材40は図13の環状部材7の環状形状部を半円以下にした、半円以下の環状部材としたものである。
この環状部材40は、一面にL字形の突起部8(図13と同じ)、他面に2個の突起部40a、40bを有している。突起部8の形状は図37のE−E断面図で示している。これらの形状加工は、樹脂又は金属のどちらでも容易に作られ得る。
図38は環状部材の第4の実施の形態を示す概略図である。図39は図38の環状部材の概略側面図である。この実施の形態の環状部材41は図35の環状部材40と同様に、図13の環状部材7の環状形状部を半円以下にした環状部材としたものである。
この第4の実施の形態では、図35の半円以下の環状部材40に対し、L字形の突起部8がない。この環状部材41は2個の突起部(第2の突起部)41a、41bのみを有する半円以下の環状部材である。これらの形状加工は、樹脂又は金属のどちらでも容易に作れる。
図40は本発明による搬送ローラの第4の実施の形態を示す概略図である。図41は本発明による搬送ローラの第4の実施の形態を示す概略図である。図40の第4の実施の形態では、図2におけるA−A断面位置と同じ場所で見た組み立て図となる。図41は、同じく、図2におけるB−B断面位置と同じ場所で見た組み立て図となる。
この第4の実施の形態の搬送ローラの組み立てにおいて、図1の軸部材Aの収納部3に分割ローラ片6a、6b(図3)を軸部材Aの小径部分に挟み込んで合体後、半円以下の環状部材40、41を組み立てる。
組み立ては、分割ローラ片6a、6bの嵌合溝18a、18c(図5及び図8)側には、半円以下の環状部材41(図38)の突起部41a、41b(第2の突起部)を、分割ローラ片6a、6bの嵌合溝18b、18d側には半円以下の環状部材40(図35)の突起部40a、40b(第2の突起部)を、各々嵌合させればよい。突起部8は、切り欠き部14a、14b(図5及び図8)に嵌合されることになる。
図42は本発明による搬送ローラの第5の実施の形態を示す概略図である。図43は本発明による搬送ローラの第5の実施の形態を示す概略図である。図42の第5の実施の形態では、図2におけるC−C断面位置と同じ場所で見た組み立て図となる。図41は、同じく、図2におけるD−D断面位置と同じ場所で見た組み立て図となる。
この第5の実施の形態の搬送ローラの組み立てにおいて、図15の軸部材Bの収納部3に分割ローラ片36a、36b(図25及び図28)を軸部材Bの小径部分に挟み込んで合体後、2つの半円以下の環状部材40、41を組み立てる。
組み立ては、分割ローラ片36a、36bの嵌合溝38a、18e(図25及び図28)側には、半円以下の環状部材41(図38)の突起部41a、41bを、分割ローラ片36a、36bの嵌合溝38b、18f側には半円以下の環状部材40(図35)の突起部40a、40bを、各々嵌合させればよい。
また、円筒状部材36を構成する分割ローラ片36a、36bは上記と反対側にも環状部材を配置する構成であるので、分割ローラ片36a、36bの嵌合溝38c、18g(図25及び図28)側には、半円以下の環状部材41(図38)の突起部41a、41bを、分割ローラ片36a、36bの嵌合溝38d、38h側には半円以下の環状部材40(図35)の突起部40a、40bを、各々嵌合させるようにする。突起部8は、切り欠き部14a、14b(図5及び図8)に嵌合されることになる。
図3、図4、図17、図18、図33、図34、図40、図41、図42及び図43におけるような組み立ての完成後に円筒状部材6、26、36の外筒部50aを筒状部材で覆ってやればよい。
軸部材A、Bの軸部材側溝4、20は軸部材A、Bのラジアル方向に直交し、環状部材7の突起部8を収納できるようにしているので、軸部材A、Bの回転が円筒状部材6に確実に伝わる。本発明に使用する分割ローラ片、環状部材及び軸部材については、加工形状がシンプルなため加工難度が低くなり、加工コストが従来に比べて1/3となる効果がある。
本発明による搬送ローラを作成するのに使用する軸の第1の実施の形態を示す概略斜視図。 本発明による搬送ローラの第1の実施の形態を示す概略側面図。 図2の線A−Aに沿う組み立て断面図。 図2の線B−Bに沿う断面図。 合体後の円筒状部材を構成する半円筒状部材の第1の実施の形態を示す側面断面図。 図5の右側面図。 図5の左側面図。 合体後の円筒状部材を構成する半円筒状部材の第1の実施の形態を示す側面断面図。 図8の右側面図。 図8の左側面図。 図8の半円筒状部材を軸に嵌めた状態を示す概略図。 図5の半円筒状部材を軸に嵌めた半円筒状部材の合体を示す概略図。 本発明に用いる環状部材の第1の実施の形態を示す正面図。 図13の線14−14に沿う断面図。 本発明による搬送ローラを作成するのに使用する軸の第2の実施の形態を示す概略斜視図。 本発明による搬送ローラの第2の実施の形態を示す概略側面図。 図16の線C−Cに沿う組み立て断面図。 図16の線D−Dに沿う断面図。 合体後の円筒状部材を構成する半円筒状部材の第2の実施の形態を示す側面断面図。 図19の右側面図。 図19の左側面図。 合体後の円筒状部材を構成する半円筒状部材の第2の実施の形態を示す側面断面図。 図22の左側面図。 図22の右側面図。 図15の軸Bを使用して本発明による搬送ローラを作成するのに使用する半円筒状部材の他の実施の形態を示す概略斜視図。 図25の右側面図。 図25の左側面図。 図15の軸Bを使用して本発明による搬送ローラを作成するのに使用する半円筒状部材の他の実施の形態を示す概略斜視図。 図28の左側面図。 図28の右側面図。 本発明に用いる環状部材の第2の実施の形態を示す正面図。 図31の側面図。 本発明による搬送ローラの第3の実施の形態を示す概略図。 本発明による搬送ローラの第3の実施の形態を示す概略図。 環状部材の第3の実施の形態を示す概略図。 図35の環状部材の概略側面図。 図36のE−Eに沿う断面図。 環状部材の第4の実施の形態を示す概略図。 図38の環状部材の概略側面図。 本発明による搬送ローラの第4の実施の形態を示す概略図。 本発明による搬送ローラの第4の実施の形態を示す概略図。 本発明による搬送ローラの第5の実施の形態を示す概略図。 本発明による搬送ローラの第5の実施の形態を示す概略図。 従来の搬送ローラの一例を示す概略斜視図。 図44の搬送ローラの軸のローレット加工部を示す概略斜視図。
符号の説明
A 軸部材、B 軸部材、1 大径部分、2 小径部分、3 収納部分、4 軸部材側溝、5 軸の大径部分間の幅、6 円筒状部材、6a 分割ローラ片、6a1 分割端面、6b 分割ローラ片、6b1 分割端面、7 環状部材、8 突起部、9a 分割ローラ片6aの側面、9b 分割ローラ片6aの側面、10 搬送ローラ、11a 半円形溝、11b 半円形溝、12a 半円形溝、11aの深さ、12b 半円形溝、11bの深さ、13a 分割ローラ片6bの側面、13b 分割ローラ片6bの側面、14a 分割ローラ片6aの切り欠き部、14b 分割ローラ片6bの切り欠き部、15a 環状部材7の突起部、15b 環状部材7の突起部、15c 環状部材7の突起部、15d 環状部材7の突起部、16a 半円筒状部材6aの厚さ、16b 半円筒状部材6aの厚さ、17 環状部材7の厚さ、19 環状部材7の内側、26 円筒状部材、26a 分割ローラ片、26b 分割ローラ片、36a 分割ローラ片、36b 分割ローラ片、37 環状部材、37a 半円状環状部材、37b 半円状環状部材、40 半円以下の形状の環状部材、41 半円以下の形状の環状部材

Claims (9)

  1. 半円筒形状を備える2つの分割ローラ片と軸部材とを有し、該分割ローラ片間に該軸部材を挟んだ状態で分割断面同士を接合させた円筒状部材と、弾性を備え前記円筒状部材の少なくとも一の側面に設けた環状溝内に嵌合して前記円筒状部材を固定する環状部材と、からなる搬送ローラにおいて、
    前記円筒状部材の側面に形成した溝と、
    前記環状部材に設け、前記軸部材に形成した軸部材側溝に係合する第1の突起部と、
    を備えたことを特徴とする搬送ローラ。
  2. 前記各分割ローラ片の片面には夫々半円形の溝が形成されており、
    前記円筒状部材の側面に形成した環状溝は、前記分割ローラ片に夫々形成した半円形溝が前記分割ローラ片の合体により連続して形成されていることを特徴とする請求項1記載の搬送ローラ。
  3. 前記円筒状部材の側面に形成した溝は、前記環状部材に設けた第2の突起部が嵌合する嵌合穴を備えたこと特徴とする請求項1又は2記載の搬送ローラ。
  4. 前記各分割ローラ片に形成した溝の周方向端部には夫々矩形状の切り欠き部を備え、前記各分割ローラを合体させた際に、前記各切り欠き部同士が連通状態となることを特徴とする請求項1乃至3何れか1項記載の搬送ローラ。
  5. 前記環状部材は、一側面に複数の前記第2の突起部を備えると共に、他の側面に1つの前記第1の突起部を備えたことを特徴とする請求項1乃至4何れか1項記載の搬送ローラ。
  6. 前記環状部材の内側寸法と、前記軸の大径部分の外径寸法との間には
    内側寸法>軸の外径寸法
    の関係があることを特徴とする請求項1乃至5何れか一項記載の搬送ローラ。
  7. 前記円筒状部材の側面に形成した溝は、前記環状部材を収納することを特徴とする請求項1乃至6何れか1項記載の搬送ローラ。
  8. 前記環状部材の収納においては、前記環状部材に設けた第2の突起部が、前記円筒状部材の側面に形成した溝に設けた前記嵌合溝に嵌合することを特徴とする請求項7記載の搬送ローラ。
  9. 前記第1の突起部は、前記軸のラジアル方向に対し直交するように形成された溝に嵌合することを特徴とする請求項1記載の搬送ローラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107165947A (zh) * 2017-05-11 2017-09-15 能诚集团有限公司 一种轴承座结构以及颚式破碎机

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