JP2008036735A - 研磨パッド、研磨装置、研磨方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】CMP(Chemical Mechanical Polishing:化学的機械研磨)における研磨レートの最適化を図ること。
【解決手段】本発明は、ウェハSに対して化学的および機械的な研磨を行う際、ウェハSの表面と接触するパッド本体10aを備えた研磨パッド10において、パッド本体10aのウェハSと接触する面内における熱伝導率を不均一にしたものである。このため、特に本発明は、パッド本体10aのウェハSと接触する面内における外周部分11の熱伝導率を内周部分12の熱伝導率より低く設定するものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、基板に対して化学的および機械的な研磨を行う際に基板と接触する研磨パッド、およびこの研磨パッドを用いた研磨装置ならびに研磨方法に関する。
半導体集積回路における銅配線の加工技術として、CMP(Chemical Mechanical Polishing:化学的機械研磨)技術が広く用いられている。本技術は一般的に、絶縁膜上に露光、およびドライエッチングにより形成した接続孔や溝に、導電材料としてバリアメタルとシードCu(銅)をスパッタで形成し、その上に配線主材料として電解めっきで銅を堆積し、絶縁膜上の余分な導電材料(バリアメタルおよび銅)をCMPにより除去するものである。
一般的なCMP装置の研磨部断面図を図12に示す。すなわち、定盤2上に貼り付けた研磨パッド10上にスラリー(研磨液)を滴下しながら回転させ、回転する研磨ヘッド3にて保持されたウェハSの表面を研磨パッド10に押し付け、荷重を与えて化学的機械研磨を行う。
上記Cu−CMPプロセスは通常、銅の研磨とバリアメタルの研磨との2段階にて行われる。これは、バリアメタルとして広く用いられているTa(タンタル)系材料が化学的に非常に安定で研磨され難いため、Cuの研磨時に用いるスラリーとは別の成分組成を持つスラリーを用いる必要があるためである。ここで、従来のCMP装置としては、特許文献1が挙げられる。
特開平11−288906号公報
Cu−CMPにおいて、ウェハ外周側でリング状にCuの研磨残りが発生する、Cuリングと呼ばれる問題がある。これは、Cu研磨の段階で発生したCuの研磨残りが、次のバリアメタル研磨の段階でも研磨除去されずに残るもので、先に述べたように、バリアメタルを研磨するためのスラリーではCuが研磨され難いためである。
本問題に対し、Cu研磨の段階でオーバー研磨を行って外周のCu残りを除去しようとする場合、外周以外の部分でのCuの研磨が進むため、ディッシング、エロージョンが大きくなって平坦性が悪化し、配線抵抗の上昇を招く。
また、ウェハ外周にCuが残留した場合、その部分でのショート不良の発生や、後の工程で膜剥がれが発生し易くなり、半導体素子の信頼性や歩留まりが低下するため、Cu研磨残りを生じさせない研磨方法の確立が望まれている。
本発明はこのような課題を解決するために成されたものである。すなわち、本発明は、基板に対して化学的および機械的な研磨を行う際、基板の表面と接触するパッド本体を備えた研磨パッドにおいて、パッド本体の基板と接触する面内における熱伝導率を不均一にしたものである。
このような本発明では、研磨パッドにおけるパッド本体の基板と接触する面内の熱伝導率を不均一にしているため、CMPにおける研磨レートの温度依存性を利用して研磨対象となる基板の均一な研磨を行うことができるようになる。
このため、特に本発明は、パッド本体の基板と接触する面内における外周部分の熱伝導率を内周部分の熱伝導率より低く設定するものであり、このような熱伝導率の設定を実現するため、内周部分に金属材料、カーボン系材料、シリコン系材料、高分子材料のうち選択された1つ以上の物質を充填したり、外周部分に、気体または液体から成る物質を充填したりする。これにより、パッド本体の熱伝導率の不均一を明確に設定することができる。
ここで、パッド本体の熱伝導率の分布として、被研磨材料の膜厚分布に対応させたもの(膜厚の厚い部分に触れるパッド本体の領域の熱伝導率が、パッド本体の面内で相対的に低いもの)であったり、研磨残りが生じ易い部分に対応させたもの(研磨残りの生じ易い部分に触れるパッド本体の領域の熱伝導率が、パッド本体の面内で相対的に低いもの)であったりする構成が考えられる。
したがって、本発明により、研磨時の基板面内の温度分布や被研磨膜の膜厚分布によって発生する研磨残りを生じさせることなく、かつディッシングやエロージョンのない平坦性にも優れた研磨を行うことが可能となり、半導体素子の信頼性や歩留まりを向上させることが可能となる。特に、基板周辺側の温度を制御することにより、Cu−CMPにおけるCuリングの抑制に有効となる。
以下、本発明の実施の形態を図に基づき説明する。すなわち、本発明は、CMP(Chemical Mechanical Polishing:化学的機械研磨)における研磨レートが温度に依存することを利用して、面内の熱伝導率が不均一な研磨パッドを用いて研磨時の摩擦熱による温度上昇を制御し、ウェハ面内での研磨レートを最適化するものである。
図1は、本実施形態に係る研磨パッドを用いる研磨装置を説明する模式図である。すなわち、この研磨装置1は、研磨対象となる基板であるウェハSに対して化学的および機械的な研磨を行う際、ウェハSの表面と接触するパッド本体10aを備えた研磨パッド10と、研磨パッド10を回転させる第1の駆動機構51と、第1の駆動機構51によって回転している研磨パッド10に対してウェハSが接触している状態で、ウェハSを少なくとも回転させる第2の駆動機構52と、研磨パッド10とウェハSとの間にスラリー(研磨液)を供給するスラリー供給ノズル4とを備えている。
本実施形態では、このような研磨装置1で使用される研磨パッド10として、パッド本体10aのウェハSと接触する面内における熱伝導率が不均一となっている点に特徴がある。具体的には、パッド本体10aのウェハSと接触する面内における外周部分11の熱伝導率が内周部分12の熱伝導率より低く設定されている。
研磨装置1を用いたCMPでは、定盤2に研磨パッド10を取り付け、その表面にウェハSの研磨面を下(研磨パッド10側)にして載置する。そして、ウェハSを上から研磨ヘッド3で押さえて荷重を加え、この状態で定盤2を第1の駆動機構51で回転させるとともに、第2の駆動機構52で研磨ヘッド52を回転させる。
定盤2の回転によって研磨パッド10も回転し、また研磨ヘッド3の回転によってウェハSも回転する。互いの回転軸がずれていることから、研磨パッド10とウェハSとの間に相対的な摺り合わせが発生する。この状態でスラリー供給ノズル4よりスラリーを研磨パッド10の表面に滴下すると、スラリーによる化学的な反応とともにウェハSと研磨パッド10との機械的な摺り合わせとの相乗効果によって研磨対象となるウェハSの膜(例えば、Cu)を研磨することができる。なお、研磨ヘッド3およびウェハSを回転させる第2の駆動機構52は、回転運動とともに研磨パッド10の回転中心の方向に沿った線上を揺動運動させるようにしてもよい。
図2は、CMPによる研磨方法の一例を説明する模式断面図である。この例では、絶縁膜20に露光およびエッチングドライエッチングにより形成した接続孔や溝にCu(銅)23を埋め込むため、予め溝内にバリアメタル21とシードCuをスパッタで形成し、その上に配線主材料として電解めっきでCu23を体積しておく(図2(a)参照)。
図2では研磨対象となるCu23が上側になっているが、研磨装置でCMPを行う場合にはCu23の面を下側にして研磨パッド10の表面と対向させる。なお、ここではCMPの研磨手順を説明する観点から、Cu23が上側になったままの図で説明する。
次に、研磨装置によるCMPプロセスを行う。通常、Cu23の研磨とバリアメタル21の研磨との2段階にて行われる。これは、バリアメタルとして広く用いられているTa(タンタル)系材料が化学的に非常に安定で研磨され難いため、Cu23の研磨時に用いるスラリーとは別の成分組成を持つスラリーを用いる必要があるためである。したがって、先ず、Cu23を対象としたスラリーを用いてCMPを行う。これにより、図2(b)に示すように、バリアメタル21が露出するまでCu23およびシードCu22が研磨されることになる。
その後、バリアメタル21を対象としたスラリーを用いてCMPを行う。これにより、図2(c)に示すように、表面のバリアメタル21が研磨され、Cu23のCMPが完了する。
上記のようなCMPにおいて従来問題となるのは、Cuがリング状に研磨残りする、いわゆるCuリングの発生である。これは、Cu23の研磨の段階で発生したCu23の研磨残りが、次のバリアメタル21の研磨の段階でも研磨除去されずに残るもので、先に述べたように、バリアメタル21を研磨するためのスラリーではCu23が研磨され難いためである。
研磨装置では、研磨パッド10およびウェハSの回転によって機械的な研磨を行う構造のため、上記Cu23の研磨残りがウェハS表面の円周上に沿って形成される。これがいわゆるCuリングとなる。
Cuリングの発生は、後の工程での平坦性を悪化させるとともに、残留したCu23によるショート不良の発生や、後の工程での膜剥がれを起こしやすく、半導体素子の信頼性や歩留まりを低下させる原因となる。このため、Cuリングを発生させない研磨方法の確立が望まれている。
ここで、Cuリングの発生要因としては、研磨パッド10とウェハS面内の温度分布が挙げられる。研磨パッド10は一般的に熱伝導率の低いポリウレタン樹脂から成るため、研磨時の摩擦熱が研磨パッド10内に蓄積してウェハSに伝わり、ウェハS面内で温度分布が生じる。図3は、ウェハの位置に対する表面温度の分布を示す図で、研磨前では一定の温度であったものが、従来の研磨パッド(熱伝導率が一定)による研磨ではウェハの中央部分が最も温度が高く、外周部分が最も温度が低くなることが分かる。
CMPによる研磨レートは温度に依存することから、温度の低いウェハ周辺側ほど研磨レートが低くなり、ここで研磨残りが発生することになる。また、電解めっきによるCu23の膜厚がウェハ周辺で厚い場合も、同じようにCuリングの発生原因となる。
本実施形態では、このようなCMPによるCuリングの発生原因を解消するため、研磨パッド10のパッド本体10aにおけるウェハSの外周部分が接触する外周部分11での熱伝導率を内周部分12に比べて低くすることにより、CMPによるウェハS面内での温度分布の偏りを抑制するようにしている。
図4は、本実施形態の研磨パッドとウェハSとの位置関係を説明する模式図で、(a)は上面図、(b)は断面図である。研磨パッド10の回転中心Oと、ウェハSの回転中心O’とはずれた位置になっており、回転する研磨パッド10の外周側の位置でウェハSが回転する状態となる。
熱伝導率を内周部分12に比べて低く設定する外周部分11としては、回転するパッド本体10aと回転するウェハSの外周部分(Cuリングが発生しやすい部分)とが略平行に接する領域(図4(a)に示す矢印P参照)を円周に沿ってリング状の部分となる。なお、外周部分11の幅は、ウェハSの揺動運動があってもCuリングの発生しやすい部分が接触できるよう設定される。
このように、パッド本体10aの外周部分11の熱伝導率が内周部分12に比べて低く設定されることで、ウェハSにおけるCuリングが発生しやすい部分の温度の低下を抑制することができ、研磨レートの均一化を図ることができる。
次に、本実施形態に係る研磨パッドの具体例を説明する。以下、Cuリング対策を例に、ウェハ周辺側と接するパッド本体の表面領域の熱伝導率が相対的に低くなるような研磨パッドの構成例を図5〜図7の模式断面図により説明する。なお、図5〜図7のいずれも図4(a)におけるA−A’線矢視断面を示すものとする。
(具体例1:図5)
研磨パッド10の外周部分11の熱伝導率が内周部分12に比べて相対的に低くなるよう、内周部分12に熱伝導率の高いAg(銀)、Al(アルミニウム)、Au(金)、Cu(銅)などの金属、またはこれらの合金を単独種、または複数種、粒子状にして充填する。
熱伝導率の高い物質としては、上記金属粒子の他、ダイヤモンド、グラファイトなどのカーボン系材料、SiO2などのSi(シリコン)系材料、ポリ塩化ビニルなどの高分子材料、またはこれらの化合物でもよい。なお、充填の際の物質の形態は、上記粒子の他、バルク体でもよい。
(具体例2:図6)
研磨パッド10の外周部分11の熱伝導率が内周部分12に比べて相対的に低くなるよう、外周部分11に熱伝導率の低い空気、Ar(アルゴン)、CO2(二酸化炭素)などの気体を単独種、または複数種、空孔(ポア)状にして充填する。熱伝導率の低い物質としては上記気体の他、H2O、エタノールなどの液体でもよい。
(具体例3:図7)
研磨パッド10の外周部分11の熱伝導率が内周部分12に比べて相対的に低くなるよう、内周部分12に熱伝導率の高い物質を充填し、外周部分11に熱伝導率の低い物質を充填する。
熱伝導率の高い物質および低い物質の例は、前記具体例1、2と同様である。また、充填の際の物質の形態は、前記具体例1、2と同様である。
以上のように、具体例1〜3の研磨パッド10を用いてCMPによる研磨を行った際のウェハ面内の温度分布は、図8に示すように特に周辺部分で上昇しているのが分かる。つまり、従来の研磨パッドではウェハの周辺部分にいくに従い温度が低くなっていたが、本実施形態の研磨パッド10を用いることで、Cuリングが最も発生しやすいウェハの周辺部分での温度低下を抑制でき、研磨レートの偏りを低下させて一様な研磨を行うことが可能となる。
具体例1〜3に示すような熱伝導率の不均一な研磨パッド10を製造するには、主として次の2通りが考えられる。1つめは、図9に示すように、予め所定厚の円盤状にベースとなる熱伝導率の均一な研磨パッド部材100を形成しておき、このベースとなる研磨パッド部材100における熱伝導率を変える部分にリング状の溝100aを形成し、そしてこの溝100a内に別の熱伝導率を備えた研磨パッド部材101を埋め込むようにして本実施形態の研磨パッド10を形成する。
2つめは、図10に示すように、所定厚の円盤状の研磨パッドを形成する前の筒状の研磨パッド母材構造200を構成するにあたり、熱伝導率の異なる材料(外周部分11の材料および内周部分12の材料)によって複合構造となる筒状の研磨パッド母材構造200を製造し、そして、この研磨パッド母材構造200を所定厚の輪切りにして本実施形態の研磨パッド10を形成する。なお、本実施形態の研磨パッドの製造方法は、上記の2通りに限定されるものではない。
図11は、特にCuリングの発生しやすい位置を説明する模式断面図である。ウェハSには半導体素子の製造プロセスによって所定の下地膜24が形成されている。下地膜24として、例えば低誘電率膜のうち特に比誘電率(k値)が3よりも小さい脆弱な膜である場合、低誘電率膜を機械的強度の高い膜(保護膜25)で覆って保護する必要がある。これは、低誘電率膜が基板表面に露出すると、例えば後のCMP工程でそこを起点に剥がれが生じるなどして、プロセスに悪影響を及ぼすためである。このような観点から、下地膜24は保護膜25で完全に覆うことができるように縁取りをされる。縁取りの幅は、理論収率を考慮の上、少なくとも下層での幅が上層のそれを超えないように設定する必要がある。例えば3層構造で1mm/層のずれを考慮する場合、最下層の縁取りは、一例として、ウェハSの最外周端から3mmに設定する。
また、下地膜24を縁取りしたあとは、これが露出しないようその上に保護膜25を被着する。このように縁取りした下地膜24の上に保護膜25を全面に形成すると、ここに膜の段差が発生してしまう。さらにその上に研磨対象となるCu23を電解めっきによって全面形成すると、この段差が転写されることになる。この状態でCu23のCMPを行うと、段差部分にCuリングが発生しやすい。
実際には、図12の模式断面図に示すような多層構造(図の例では3層構造)となっている。すなわち、下地膜24として低誘電率膜、配線層26、保護膜25の3層構造となっている場合、各層の段差がウェハSの最外周端から約3mm、約4mm、約5mmの位置に発生する。
したがって、図12に示す3層構造では1層目においてCuリングの発生しやすいウェハSの最外周端から約3mmの位置と対応するパッド本体10aの位置に熱伝導率の相対的に低い外周部分11を設けるようにする。なお、ここではウェハSの最外周端から約3mm内側の位置にCuリングが発生しやすい場合を説明したがこれは一例であり、この他にも、下地膜24の段差の影響を受けてCuリングが発生しやすい場所があれば、その位置に合わせてパッド本体10aの外周部分11の位置を設定する。これにより、予めCuリングの発生しやすい場所に応じて熱伝導率の相対的に低い外周部分11を設定でき、Cuリングの発生を効果的に抑制することが可能となる。
また、上記説明した本実施形態では、研磨パッド10におけるパッド本体10aの熱伝導率を外周部分11で相対的に低く、内周部分12で相対的に高くするようにしたが、パッド本体10aの面内において所定の重み付けにより熱伝導率の分布を持たせるようにしてもよい。すなわち、先に説明したように、ウェハSにおいてCuリングのような研磨残りが発生しやすい箇所が予め分かっていることから、研磨残りの位置や量に応じて所定の熱伝導率の分布を研磨パッド10に持たせるようにしてもよい。これによって、より効果的に余剰なCuを除去することが可能となる。また、上記実施形態では、主としてCuを研磨対象としたが、本発明はCuの場合に限定されるものではない。
本実施形態に係る研磨パッドを用いる研磨装置を説明する模式図である。 CMPによる研磨方法の一例を説明する模式断面図である。 ウェハの位置に対する表面温度の分布を示す図である。 研磨パッドとウェハとの位置関係を説明する模式図である。 本実施形態に係る研磨パッドの構成例を説明する模式断面図(その1)である。 本実施形態に係る研磨パッドの構成例を説明する模式断面図(その2)である。 本実施形態に係る研磨パッドの構成例を説明する模式断面図(その3)である。 本実施形態の研磨パッドを用いた場合のウェハの位置に対する表面温度の分布を示す図である。 本実施形態に係る研磨パッドの製造方法を説明する図(その1)である。 本実施形態に係る研磨パッドの製造方法を説明する図(その2)である。 Cuリングの発生しやすい位置を説明する模式断面図である。 多層構造での段差を説明する模式断面図である。 一般的なCMP装置の研磨部断面図である。
符号の説明
1…研磨装置、2…定盤、3…研磨ヘッド、4…スラリー供給ノズル、10…研磨パッド、10a…パッド本体、11…外周部分、12…内周部分、51…第1の駆動機構、52…第2の駆動機構、S…ウェハ

Claims (10)

  1. 基板に対して化学的および機械的な研磨を行う際、前記基板の表面と接触するパッド本体を備えた研磨パッドにおいて、
    前記パッド本体の前記基板と接触する面内における熱伝導率が不均一となっている
    ことを特徴とする研磨パッド。
  2. 基板に対して化学的および機械的な研磨を行う際、前記基板の表面と接触するパッド本体を備えた研磨パッドにおいて、
    前記パッド本体の前記基板と接触する面内における外周部分の熱伝導率が内周部分の熱伝導率より低く設定されている
    ことを特徴とする研磨パッド。
  3. 前記パッド本体における前記内周部分には、金属材料、カーボン系材料、シリコン系材料、高分子材料のうち選択された1つ以上の物質が充填されている
    ことを特徴とする請求項2記載の研磨パッド。
  4. 前記パッド本体における前記外周部分には、気体または液体から成る物質が充填されている
    ことを特徴とする請求項2記載の研磨パッド。
  5. 前記パッド本体の前記外周部分は、回転する前記パッド本体と回転する前記基板の外周部分とが略平行に接する領域である
    ことを特徴とする請求項2記載の研磨パッド。
  6. 前記パッド本体の前記外周部分は、回転する前記パッド本体と回転する前記基板の外周部分における成膜時の段差が発生している箇所とが略平行に接する領域である
    ことを特徴とする請求項2記載の研磨パッド。
  7. 基板に対して化学的および機械的な研磨を行う際、前記基板の表面と接触するパッド本体を備えた研磨パッドと、
    前記研磨パッドを回転させる第1の駆動機構と、
    前記第1の駆動機構によって回転している前記研磨パッドに対して前記基板が接触している状態で、前記基板を少なくとも回転させる第2の駆動機構と、
    前記研磨パッドと前記基板との間に研磨液を供給する供給ノズルとを備える研磨装置において、
    前記研磨パッドにおける前記パッド本体の前記基板と接触する面内における熱伝導率が不均一となっている
    ことを特徴とする研磨装置。
  8. 基板に対して化学的および機械的な研磨を行う際、前記基板の表面と接触するパッド本体を備えた研磨パッドと、
    前記研磨パッドを回転させる第1の駆動機構と、
    前記回転機構によって回転している前記研磨パッドに対して前記基板が接触している状態で、前記基板を少なくとも回転させる第2の駆動機構と、
    前記研磨パッドと前記基板との間に研磨液を供給する供給ノズルとを備える研磨装置において、
    前記パッド本体の前記基板と接触する面内における外周部分の熱伝導率が内周部分の熱伝導率より低く設定されている
    ことを特徴とする研磨装置。
  9. 研磨パッドのパッド本体を基板と接触させて、化学的および機械的な研磨を行うにあたり、前記パッド本体の前記基板と接触する面内における熱伝導率を不均一にして研磨を行う
    ことを特徴とする研磨方法。
  10. 研磨パッドのパッド本体を基板と接触させて、化学的および機械的な研磨を行うにあたり、前記パッド本体の前記基板と接触する面内における外周部分の熱伝導率を内周部分の熱伝導率より低く設定した状態で研磨を行う
    ことを特徴とする研磨方法。
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