JP2008035200A - 半導体集積回路装置およびその関連技術 - Google Patents

半導体集積回路装置およびその関連技術 Download PDF

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Abstract

【課題】半導体集積回路の電源遮断におけるデータ保持回路のデータ破壊に対して、面積および電力の増加なくデータ復帰を高速に行う。
【解決手段】データ保持回路を構成するインバータにおいて、第1のNMOSトランジスタQN1と第1のPMOSトランジスタQP1の電流能力を調整する。電源電圧が所定の電圧Va未満になるとON状態、OFF状態にかかわらず、どちらか一方のトランジスタの電流能力が大きくなるように、しきい値電圧、Wサイズ、Lサイズを調整する。これにより、入力端子Tinの信号状態にかかわらず、出力信号が固定されることになる。電源電圧を0Vに一旦設定した上で通常の電源電圧に復帰した後のデータ保持回路のデータ状態を任意に設定できる。応用として、半導体集積回路の内部ノードをリーク電流が少ない状態に設定し、半導体集積回路の低消費電力を可能とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、ラッチ、フリップフロップ、SRAMなどのデータ保持回路を備えた半導体集積回路装置およびその関連技術に関する。
携帯端末は、待ち受け状態が大部分を占める。したがって、携帯端末向けの半導体集積回路装置においては、その低消費電力化の対策として待機時のリーク電流の削減が効果的である。リーク電流の削減技術として、電源制御技術、基板制御技術、電源遮断技術など多くの提案がなされている。中でも電源遮断技術は、半導体集積回路の待機状態において不要な回路の電源供給を止めるものであり、低リーク化効果は大きい。しかし、電源供給を止めることから、回路内のデータ保持回路のデータが破壊されてしまう。待機前に記録されたデータを保持する必要がある場合には、別の回路にデータを逃がすなどの複雑な回路構成と動作が必要であり、データ回避部分の面積の増加、データ回避処理および復帰処理における電力が増加する(例えば、非特許文献1参照)。
また、待機前に記録されたデータを保持しておく必要がない回路においても、待機時から動作時に復帰するときに回路内部のデータを所定の状態にリセットする必要があり、この動作のための電力と処理時間が必要である。
桜井貴康 他、「低消費電力、高速LSI技術」、リアライズ社、pp64-68、1998
電源遮断技術は半導体集積回路の待機時の電力削減に効果的であるが、内部のデータ保持回路に記録されたデータを保持することができない。図12にラッチ回路を例にした電源遮断技術の概要を示す。
QN1は第1のNMOSトランジスタ、QP1は第1のPMOSトランジスタ、QN2は第2のNMOSトランジスタ、QP2は第2のPMOSトランジスタ、n1,n2はラッチノード、VDDは電源端子、VSSはグランド端子、QSは電源供給スイッチである。
通常の待機時では、ラッチノードn1,n2にそれぞれ“H”または“L”のデータが記録されている。このとき、このラッチ回路にはあるリーク電流が流れている。電源供給スイッチQSをオフして電源供給を遮断すれば、内部トランジスタに流れるリーク電流は基本的にはゼロになり、ラッチ回路の低消費電力化が図れる。しかし、ラッチノードn1,n2に記録されていた“H”または“L”のデータは破壊される。そして、電源供給スイッチQSをオンし電源供給状態に移ったとき、ラッチノードn1,n2のデータは所望のデータとは異なるものとなり、上記動作を繰り返すたびにランダムに“H”または“L”になる。
この現象を説明するために、図13に通常のCMOSインバータ特性を示す。Tinは入力端子、Toutは出力端子である。
このCMOSインバータ回路において、出力状態の“H”または“L”は、インバータを構成するNMOSトランジスタとPMOSトランジスタのON電流およびOFF電流の大小関係で決定される。
図13(b)にNMOSトランジスタQNとPMOSトランジスタQPの電流特性を示す。NMOSトランジスタQNの特性曲線は実線で示され、PMOSトランジスタQPの特性曲線は破線で示されている。NMOSトランジスタQNにおいて矢印Y1で示すようにON電流ION_NはOFF電流IOFF_Nより常に大きく、PMOSトランジスタQPにおいて矢印Y2で示すようにON電流ION_PはOFF電流IOFF_Pより常に大きい。したがって、出力端子Toutの電位は、入力信号によって決定されたON状態のトランジスタのソース側電圧に固定されることになる。また、電源電圧VDSの全領域で、矢印Y3で示すようにON電流ION_N,ION_PはOFF電流IOFF_N,IOFF_Pよりも大きい。ただし、電源電圧が0V付近ではNMOSトランジスタQNおよびPMOSトランジスタQPのON電流とOFF電流はほとんど等しくなるため、この領域ではインバータの出力端子は不定となる。
以上のように、ラッチ回路への電源供給を遮断する場合、データが破壊されてしまうため、データを保持する必要のある回路には電源遮断技術は使えない。また、データを保持する必要がない回路でも、初期状態を設定するためデータのリセット動作が必要になり、時間的、電力的なデメリットが生じる。
本発明は、このような事情に鑑みて創作したものであり、電源遮断時に電源遮断前のデータを保持しておく必要はないが、特定のデータ状態に設定する必要があるデータ保持回路を含む半導体集積回路装置を、電力の増加、面積の増加、複雑な動作の追加なしに実現し、併せて、半導体集積回路内の内部ノードを所定のデータ状態に設定することを通じて、半導体集積回路を流れるリーク電流を削減することを目的としている。
本発明は、任意の情報を記憶可能なデータ保持回路を含む半導体集積回路装置において、前記データ保持回路に前もって記憶されたデータ状態にかかわらず、前記データ保持回路の電源電圧を所定の電圧未満に設定し、その後、前記データ保持回路の電源電圧を所定の電圧以上に設定することにより、前記データ保持回路を所望のデータ状態に設定可能に構成してあることを特徴とするものである。
例えば、電源電圧を一旦所定の電圧未満に設定した後、所定の電圧以上に設定すれば、出力端子に必ず“L”を得るように構成する。あるいは、電源電圧を一旦所定の電圧未満に設定した後、所定の電圧以上に設定すれば、出力端子に必ず“H”を得るように構成する。
すなわち、本発明による半導体集積回路装置は、CMOSトランジスタにより構成された第1のインバータと第2のインバータを含むラッチ回路に構成された半導体集積回路装置であって、前記第1のインバータは第1のNMOSトランジスタと第1のPMOSトランジスタで構成され、前記第2のインバータは第2のNMOSトランジスタと第2のPMOSトランジスタで構成され、どの電源電圧状態でも各トランジスタのON電流がOFF電流と比較して大きい通常のラッチ回路とは異なり、前記ラッチ回路は電源電圧がある所定の電圧未満になったときに、前記第1のNMOSトランジスタの電流能力が前記第1のPMOSトランジスタの電流能力よりも大きくなり、前記第2のPMOSトランジスタの電流能力が前記第2のNMOSトランジスタの電流能力よりも大きくなるように構成されている。
この場合、電源電圧を一旦所定の電圧未満に設定した後、所定の電圧以上に設定すれば、ラッチ回路の出力端子に必ず“H”を得ることになる。
また、本発明による半導体集積回路装置は、CMOSトランジスタにより構成された第1のインバータと第2のインバータを含むラッチ回路に構成された半導体集積回路装置であって、前記第1のインバータは第1のNMOSトランジスタと第1のPMOSトランジスタで構成され、前記第2のインバータは第2のNMOSトランジスタと第2のPMOSトランジスタで構成され、どの電源電圧状態でも各トランジスタのON電流がOFF電流と比較して大きい通常のラッチ回路とは異なり、前記ラッチ回路は電源電圧がある所定の電圧未満になったときに、前記第1のPMOSトランジスタの電流能力が前記第1のNMOSトランジスタの電流能力よりも大きくなり、前記第2のNMOSトランジスタの電流能力が前記第2のPMOSトランジスタの電流能力よりも大きくなるように構成されている。
この場合、電源電圧を一旦所定の電圧未満に設定した後、所定の電圧以上に設定すれば、ラッチ回路の出力端子に必ず“L”を得ることになる。
上記のような電流能力の大小関係を設定するのに、NMOSトランジスタまたはPMOSトランジスタのゲート幅、ゲート長、ゲート酸化膜厚、しきい値電圧の調整をもって設定する。具体的には以下のとおりである。
上記の構成において、前記第1のNMOSトランジスタと前記第1のPMOSトランジスタの電流比が、前記第1のNMOSトランジスタまたは前記第1のPMOSトランジスタの少なくとも一方のゲート幅により調整され、前記第2のNMOSトランジスタと前記第2のPMOSトランジスタの電流比が、前記第2のNMOSトランジスタまたは前記第2のPMOSトランジスタの少なくとも一方のゲート幅により調整されているという態様がある。
また上記の構成において、前記第1のNMOSトランジスタと前記第1のPMOSトランジスタの電流比が、前記第1のNMOSトランジスタまたは前記第1のPMOSトランジスタの少なくとも一方のゲート長により調整され、前記第2のNMOSトランジスタと前記第2のPMOSトランジスタの電流比が、前記第2のNMOSトランジスタまたは前記第2のPMOSトランジスタの少なくとも一方のゲート長により調整されているという態様もある。
また上記の構成において、前記第1のNMOSトランジスタと前記第1のPMOSトランジスタの電流比が、前記第1のNMOSトランジスタまたは前記第1のPMOSトランジスタの少なくとも一方のゲート酸化膜厚により調整され、前記第2のNMOSトランジスタと前記第2のPMOSトランジスタの電流比が、前記第2のNMOSトランジスタまたは前記第2のPMOSトランジスタの少なくとも一方のゲート酸化膜厚により調整されているという態様もある。
また上記の構成において、前記第1のNMOSトランジスタと前記第1のPMOSトランジスタの電流比が、前記第1のNMOSトランジスタまたは前記第1のPMOSトランジスタの少なくとも一方のしきい値電圧により調整され、前記第2のNMOSトランジスタと前記第2のPMOSトランジスタの電流比が、前記第2のNMOSトランジスタまたは前記第2のPMOSトランジスタの少なくとも一方のしきい値電圧により調整されているという態様もある。
以上のように、本発明によれば、電源電圧を所定の電圧未満に設定し、その後、所定の電圧以上に設定することで、半導体集積回路内の特定ノードを所望のデータ状態に設定することができる。それにより、リーク電流削減のため電源電圧を下げる、または電源供給を遮断する状態から復帰する動作を高速に行うことができる。また、そのために必要な回路は小規模であり、面積増加が少なく、データを任意の状態に設定するための複雑な処理動作の追加や、その処理に発生する消費電力の増加がない。
また上記の構成において、前記第1のNMOSトランジスタ、前記第1のPMOSトランジスタ、前記第2のNMOSトランジスタ、前記第2のPMOSトランジスタの他に、データ保持ノードに所定の電流を流す電流源を備えているという態様がある。
上記の構成において、前記電流源が抵抗素子により構成されているという態様がある。
また上記の構成において、前記電流源がMOSトランジスタにより構成されているという態様もある。
この方式においても、上記と同様に、電源電圧を一旦所定の電圧未満に設定した後、所定の電圧以上に設定すれば、ラッチ回路の出力端子に必ず“H”または必ず“L”を得ることになる。
また上記の構成において、半導体集積回路の電源電圧を所定の電圧未満にすることで、半導体集積回路内のデータ状態を意図的に静止時リーク電流が小さくなるように設定することも可能である。
なお、上記技術内容を有する半導体集積回路を備えた通信装置も有用である。
また、上記技術内容を有する半導体集積回路を備えた情報再生装置も有用である。
また、上記技術内容を有する半導体集積回路を備えた画像表示装置も有用である。
また、上記技術内容を有する半導体集積回路を備えた電子装置も有用である。
また、上記技術内容を有する半導体集積回路を備えた電子制御装置も有用である。
また、上記電子制御装置を備えた移動機能を有する装置も有用である。
本発明によれば、電源電圧を所定の電圧未満に設定し、その後、所定の電圧以上に設定することで、半導体集積回路内の特定ノードを所望のデータ状態に設定することができる。その結果、リーク電流削減のために電源電圧を下げる状態または電源供給を遮断する状態からの復帰動作を高速に行うことができる。また、そのために必要な回路は小規模であり、面積増加が少なく、データを任意の状態に設定するための複雑な処理動作の追加や、その処理に発生する消費電力の増加がない。
また、本発明を応用することで、半導体集積回路内部のノードをリーク電流が少ない状態に設定することができ、半導体集積回路の低消費電力化に活かせる。
以上のように、電源電圧を所定の電圧未満に設定することで、簡単容易に半導体内部ノードを任意のデータ状態に自己復帰させることができ、様々な応用が期待される。
まず、本発明の技術的原理の概要を説明する。
(原理の説明)
図1は本発明の実施の形態における基本的なインバータ回路を示す。図1(a)において、QNはNMOSトランジスタ、QPはPMOSトランジスタ、Tinはインバータ回路の入力端子、Toutは出力端子、VDDは電源端子、VSSはグランド端子である。このインバータ回路において、NMOSトランジスタQNとPMOSトランジスタQPの電流能力に特徴をもたせる。
図1(b)にNMOSトランジスタQNとPMOSトランジスタQPの電流特性を示す。NMOSトランジスタQNの特性曲線は実線で示され、PMOSトランジスタQPの特性曲線は破線で示されている。従来技術の場合の図13との比較において、破線で示すPMOSトランジスタQPの特性曲線がともに大きく下げられている。NMOSトランジスタQNにおいて矢印Y1で示すようにON電流ION_NはOFF電流IOFF_Nより常に大きく、PMOSトランジスタQPにおいて矢印Y2で示すようにON電流ION_PはOFF電流IOFF_Pより常に大きい。また、電源電圧VDSが任意の所定の電圧Va以上の電圧領域では、矢印Y3で示すようにON電流ION_N,ION_PはOFF電流IOFF_N,IOFF_Pよりも大きい。
しかし、上記のようにPMOSトランジスタQPのON電流ION_Pを下げたことから、このON電流ION_Pの特性曲線がNMOSトランジスタQNのOFF電流IOFF_Nの特性曲線に対して交差した状態となっている。その交差点での電源電圧がVaである。したがって、電源電圧が所定の電圧Va未満になると、矢印Y4で示すようにNMOSトランジスタQNのOFF電流IOFF_Nの方がPMOSトランジスタQPのON電流ION_Pよりも大きくなっている。すなわち、PMOSトランジスタQPのON電流ION_PとNMOSトランジスタQNのOFF電流IOFF_Nの大小関係が所定の電圧Vaを境に逆転している。その結果として、VDS<Vaの領域Aでは、ON、OFFのいかんにかかわらず、NMOSトランジスタQNの電流能力はPMOSトランジスタQPの電流能力よりも大きくなっている。
通常、インバータ回路の動作において出力の信号状態は、インバータを構成するNMOSトランジスタおよびPMOSトランジスタの電流能力の関係によって決定される。つまり、NMOSトランジスタおよびPMOSトランジスタのON電流は常にOFF電流より大きいため、入力の信号とは反転した信号を出力することになる。
これに対して、本実施の形態のインバータ回路は、図1(b)で示したとおり、VDS<Vaの領域Aでは、NMOSトランジスタQNの電流能力がPMOSトランジスタQPよりも大きいので、入力端子Tinの信号レベルに関係なく、領域Aでは出力端子Toutは常に“L”出力となる。したがって、電源電圧を一旦所定の電圧Va未満に設定した後、所定の電圧Va以上に設定すれば、出力端子Toutに必ず“L”を得る。
図1(b)のような電流特性にするには、NMOSトランジスタQNとPMOSトランジスタQPのしきい値電圧、Wサイズ、Lサイズ、ゲート酸化膜厚などを調整することで実現する。WはMOSトランジスタタのゲート幅、Lはゲート長である。
なお、図1では、VDS<Vaの領域Aにおいて、NMOSトランジスタQNの電流能力がPMOSトランジスタQPより大きい状態を示したが、逆に、VDS<Vaの領域Aで、ON、OFFのいかんにかかわらず、PMOSトランジスタQPの電流能力をNMOSトランジスタQNよりも大きくするのでもよい。その場合には、電源電圧を一旦所定の電圧Va未満に設定した後、所定の電圧Va以上に設定すれば、出力端子Toutに必ず“H”を得る。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図2は本発明の実施の形態1の半導体集積回路装置を示す。図2(a)において、QN1は第1のNMOSトランジスタ、QP1は第1のPMOSトランジスタ、QN2は第2のNMOSトランジスタ、QP2は第2のPMOSトランジスタ、E1は電源制御回路である。
第1のNMOSトランジスタQN1と第1のPMOSトランジスタQP1の電流能力は、電源電圧が任意の所定の電圧Va未満になると、ON状態、OFF状態にかかわらず、どちらかのトランジスタの電流能力が大きくなるように設定してある。
第2のNMOSトランジスタQN2と第2のPMOSトランジスタQP2の電流能力は、電源電圧が所定の電圧Va未満になると、ON状態、OFF状態にかかわらず、どちらかのトランジスタの電流能力が大きくなるように設定してある。
ただし、大小関係は、前者と後者で互いに逆の関係となっている。
図2(b)は、本実施の形態のラッチ回路において電源電圧を一旦所定の電圧Va未満に設定した後、所定の電圧Va以上に設定した場合の動作を示したものである。
条件1は、電源電圧が所定の電圧Va未満において、各トランジスタのON状態およびOFF状態にかかわらず、第1のNMOSトランジスタQN1の電流能力が第1のPMOSトランジスタQP1より常に大きく、かつ、第2のPMOSトランジスタQP2の電流能力が第2のNMOSトランジスタQN2よりも常に大きくなるように設定されたものである。
条件2は、電源電圧が所定の電圧Va未満において、各トランジスタのON状態およびOFF状態にかかわらず、第1のPMOSトランジスタQP1の電流能力が第1のNMOSトランジスタQN1より常に大きく、かつ、第2のNMOSトランジスタQN2の電流能力が第2のPMOSトランジスタQP2よりも常に大きくなるように設定されたものである。
電源電圧を所定の電圧Va未満に設定する前の通常待機状態では、通常の電源電圧VDDが印加され、回路にリーク電流IOFFが流れる。このとき、ラッチ回路には任意のデータが記録されている。電源制御回路E1において電源電圧を0Vに設定すれば、リーク電流が流れなくなり、低消費電力化が実現するわけである。このとき、ラッチノードは電源電圧が供給されないため、データは保持できない。
この後、電源制御回路E1において電源供給を開始し通常待機状態に移るとき、条件1であれば、第1のNMOSトランジスタQN1および第2のPMOSトランジスタQP2の電流能力が大きいのでラッチノードn1には常に“H”状態のデータが書き込まれる。一方、条件2であれば、第1のPMOSトランジスタQP1および第2のNMOSトランジスタQN2の電流能力が大きいのでラッチノードn1には常に“L”状態のデータが書き込まれる。
このように本実施の形態のラッチ回路は、電源電圧を一旦所定の電圧Va未満にした後でも所望のデータ状態に復帰することが可能である。
本実施の形態を用いることで、例えばLSIの立ち上げ時に外部からデータを読み込み、内部メモリ領域にデータを書き込む必要がある場合、電源電圧を一旦所定の電圧Va未満に設定するだけで、必要なメモリのデータ設定が可能である。したがって、データを読み込むためのシステム、動作、電力も不要である。また、通常動作時には通常のラッチと同様に動作することが可能である。
本実施の形態のラッチ回路の各ノードは他の回路と接続されているため、この接続を介して流れるリーク電流成分を考慮してラッチを構成するトランジスタの電流能力を決定すればよい。
(実施の形態2)
図3は本発明の実施の形態2の半導体集積回路装置を示す。図3において、QN3はノーマリOFFの第3のNMOSトランジスタ、QP3はノーマリOFFの第3のPMOSトランジスタである。このラッチ回路では、インバータ以外に、ラッチノードn1にノーマリOFFの第3のNMOSトランジスタQN3、ラッチノードn2にノーマリOFFの第3のPMOSトランジスタQP3を設けた構成が特徴となっている。その他の構成については、実施の形態1の場合の図2と同様であるので、同一の構成要素について同一の参照符号を付すにとどめ、詳しい説明は省略する。
電源電圧を所定の電圧Va未満に設定したときに、第2のNMOSトランジスタQN2のOFF電流と第3のNMOSトランジスタQN3のOFF電流の和が第2のPMOSトランジスタQP2のON電流より大きく、同時に第1のPMOSトランジスタQP1のOFF電流と第3のPMOSトランジスタQP3のOFF電流の和が第1のNMOSトランジスタQN1のON電流より大きくなるように、第3のNMOSトランジスタQN3と第3のPMOSトランジスタQP3を設定してある。すなわち、ラッチノードn1からグランド端子VSSへの電流能力を電源端子VDDからラッチノードn1への電流能力よりも大きくし、電源端子VDDからラッチノードn2への電流能力をラッチノードn2からグランド端子VSSへの電流能力よりも大きくしている。
このラッチ回路の電源電圧を一旦所定の電圧Va未満に設定し、再度電源電圧を所定の電圧Va以上に設定すると、ラッチノードn1は“L”のデータに固定され、ラッチノードn2は“H”のデータに固定される。
このようにラッチ回路に第3のNMOSトランジスタQN3および第3のPMOSトランジスタQP3を設けることで、電源電圧を一旦所定の電圧Va未満に設定した後、所定の電圧Va以上に設定することで、ラッチノードを所望のデータ状態に設定することが可能である。
また、本実施の形態は、実施の形態1と同様に、ラッチ回路の各ノードは他の回路と接続されているため、この接続を介して流れるリーク電流成分を考慮してラッチを構成するトランジスタの電流能力を決定すればよい。
(実施の形態3)
図4は本発明の実施の形態3の半導体集積回路装置を示す。図4において、R1は第1の抵抗、R2は第2の抵抗である。このラッチ回路では、インバータ以外に、ラッチノードn1に第1の抵抗R1、ラッチノードn2に第2の抵抗R2を設けた構成が特徴となっている。その他の構成については、実施の形態1の場合の図2と同様であるので、同一の構成要素について同一の参照符号を付すにとどめ、詳しい説明は省略する。
電源電圧を所定の電圧Va未満に設定したときに、第2のNMOSトランジスタQN2のOFF電流と第1の抵抗R1を流れる電流の和が第2のPMOSトランジスタQP2のON電流より大きく、同時に第1のPMOSトランジスタQP1のOFF電流と第2の抵抗R2を流れる電流の和が第1のNMOSトランジスタQN1のON電流より大きくなるように、第1の抵抗R1と第2の抵抗R2の抵抗値を設定してある。すなわち、ラッチノードn1からグランド端子VSSへの電流能力を電源端子VDDからラッチノードn1への電流能力よりも大きくし、電源端子VDDからラッチノードn2への電流能力をラッチノードn2からグランド端子VSSへの電流能力よりも大きくしている。
このラッチ回路の電源電圧を一旦所定の電圧Va未満に設定し、その後、所定の電圧Va以上に設定することで、ラッチノードn1は“L”のデータに固定され、ラッチノードn2は“H”のデータに固定される。
このようにラッチ回路に第1の抵抗R1および第2の抵抗R2を設けることで、電源電圧を一旦所定の電圧Va未満に設定した後、所定の電圧Va以上に設定することで、ラッチノードを所望のデータ状態に設定することが可能である。
また、本実施の形態は、実施の形態1と同様に、ラッチ回路の各ノードは他の回路と接続されているため、この接続を介して流れるリーク電流成分を考慮してラッチを構成するトランジスタの電流能力を決定すればよい。
(実施の形態4)
次に、本発明の実施の形態4を説明する。図5は2入力NAND回路における入力信号の違いによるリーク電流の差を表したものである。図5において、Tinは2入力NAND回路の一方の入力端子である。ここで、もう一方の入力端子は仮にVDD固定とする。
図5(a)に示すように、入力端子Tinの信号が“H”の場合、NMOSトランジスタはすべてON状態となり、PMOSトランジスタはすべてOFF状態となる。その結果、2個のPMOSトランジスタがリーク電流を流すパスとなる。逆に、図5(b)に示すように、入力端子Tinの信号が“L”の場合、NMOSトランジスタおよびPMOSトランジスタとも1個はON状態となり、もう1個はOFF状態となる。その結果、1個のNMOSトランジスタがリーク電流を流すパスとなる。この2入力NAND回路において、NMOSトランジスタおよびPMOSトランジスタのしきい値電圧、Wサイズ、Lサイズ、リーク電流特性が基本的に同じであれば、入力端子の信号が“L”の方が“H”に比べてリーク電流が少なくなることが分かる。また、縦積みトランジスタは1段のトランジスタよりリーク電流を大きく削減することができるので、この効果も得られる。
このように、半導体集積回路において待機状態の内部ノードの信号状態を選ぶことができれば、半導体集積回路のリーク電流削減が可能である。
図6は本発明の実施の形態4の半導体集積回路装置を示す。図6において、11はラッチ回路、TMはトランスミッションゲート、12は3入力NAND回路、13は3入力NOR回路、Tin1は3入力NAND回路12の入力端子、Tin2は3入力NOR回路13の入力端子である。
ラッチ回路11は、電源電圧を所定の電圧Va未満に設定した後、所定の電圧Va以上に設定することで、ノードTin1の電位を“L”、ノードTin2を“H”に設定することができるものとする。この場合、3入力NAND回路12において、静止時に意図的にノードTin1の電位を“L”に設定することにより、図5で説明した理由に従ってリーク電流を大きく削減することができる。また、3入力NOR回路13において、静止時に意図的にノードTin2の電位を“H”に設定することにより、リーク電流を大きく削減することができる。そのとき、ラッチ回路11のデータを保つためにトランスミッションゲートTMなどを用いる。ラッチ回路11のデータを保つことができれば、他のスイッチでも構わない。
この実施の形態は、電源電圧を一旦所定の電圧Va未満に設定した後、所定の電圧Va以上に設定し、動作を開始するまでの消費電力を削減することができる。また、各ブロックの電源遮断を行うよりも、より簡単に構成でき、電源数を増やすことがないため、面積増加のデメリットも少ない。
図7は、本発明の半導体集積回路装置を備えた通信装置の概観を示す。携帯電話20は、ベースバンドLSI21およびアプリケーションLSI22を備えている。ベースバンドLSI21およびアプリケーションLSI22は、本発明の技術内容を有する半導体集積回路である。この半導体集積回路は従来よりも少ない消費電力で動作可能であるため、ベースバンドLSI21およびアプリケーションLSI22ならびにこれらを備えた携帯電話20についても低電力動作が可能となる。さらに、携帯電話20が備えている半導体集積回路であってベースバンドLSI21およびアプリケーションLSI22以外のものについても、当該半導体集積回路が備える論理回路を同様の構成にすることによって、上記と同様の効果を得ることができる。
なお、このような通信装置は、携帯電話に限定されるものではなく、これ以外にも、例えば、通信システムにおける送信機・受信機やデータ伝送を行うモデム装置などを含むものである。このように構成することによって、有線・無線や光通信・電気通信の種類を問わず、また、デジタル方式・アナログ方式の種類を問わず、あらゆる通信装置について消費電力低減の効果を得ることができる。
図8は、本発明の半導体集積回路装置を備えた情報再生装置の概観を示す。光ディスク装置30は、光ディスクから読み取った信号を処理するメディア信号処理LSI31と、その信号の誤り訂正や光ピックアップのサーボ制御を行う誤り訂正・サーボ処理LSI32とを備えている。そして、メディア信号処理LSI31および誤り訂正・サーボ処理LSI32は、本発明の技術内容を有する半導体集積回路である。この半導体集積回路は従来よりも少ない消費電力で動作可能であるため、メディア信号処理LSI31および誤り訂正・サーボ処理LSI32ならびにこれらを備えた光ディスク装置30も低電力動作が可能となる。さらに、光ディスク装置30が備えている半導体集積回路であってメディア信号処理LSI31および誤り訂正・サーボ処理LSI32以外のものについても、当該半導体集積回路が備える論理回路を同様の構成にすることによって、上記と同様の効果を得ることができる。
なお、このような情報再生装置は、光ディスク装置に限定されるものではなく、これ以外にも、例えば、磁気ディスクを内蔵した画像録画再生装置や半導体メモリを媒体とした情報記録再生装置などを含むものである。このように構成することによって、情報が記録されたメディアの種類を問わず、あらゆる情報再生装置(情報記録機能を含んでいてもよい)について消費電力低減の効果を得ることができる。
図9は、本発明の半導体集積回路装置を備えた画像表示装置の概観を示す。テレビジョン受像機40は、画像信号や音声信号を処理する画像・音声処理LSI41と、表示画面やスピーカなどのデバイスを制御するディスプレイ・音源制御LSI42とを備えている。そして、画像・音声処理LSI41およびディスプレイ・音源制御LSI42は、本発明の技術内容を有する半導体集積回路である。この半導体集積回路は従来よりも少ない消費電力で動作可能であるため、画像・音声処理LSI41およびディスプレイ・音源制御LSI42ならびにこれらを備えたテレビジョン受像機40も低電力動作が可能となる。さらに、テレビジョン受像機40が備えている半導体集積回路であって画像・音声処理LSI41およびディスプレイ・音源制御LSI42以外のものについても、当該半導体集積回路が備える論理回路を同様の構成にすることによって、上記と同様の効果を得ることができる。
なお、このような画像表示装置は、テレビジョン受像機に限定されるものではなく、これ以外にも、例えば、電気通信回線を通じて配信されるストリーミングデータを表示する装置をも含むものである。このように構成することによって、情報の伝送方法の種類を問わず、あらゆる画像表示装置について消費電力低減の効果を得ることができる。
図10は、本発明の半導体集積回路装置を備えた電子装置の概観を示す。デジタルカメラ50は、本発明の技術内容を有する半導体集積回路である信号処理LSI51を備えている。この半導体集積回路は従来よりも少ない消費電力で動作可能であるため、信号処理LSI51およびこれを備えたデジタルカメラ50も低電力動作が可能となる。さらに、デジタルカメラ50が備えている半導体集積回路であって信号処理LSI51以外のものについても、当該半導体集積回路が備える論理回路を同様の構成にすることによって、上記と同様の効果を得ることができる。
なお、このような電子装置は、デジタルカメラに限定されるものではなく、これ以外にも、例えば、各種センサ機器や電子計算機など、およそ半導体集積回路を備えた装置全般を含むものである。このように構成することによって、電子装置全般について消費電力低減の効果を得ることができる。
図11は、本発明の半導体集積回路装置を備えた電子制御装置およびその電子制御装置を備えた移動機能を有した装置の概観を示す。自動車60は、電子制御装置61を備えている。電子制御装置61は、本発明の技術内容を有する半導体集積回路であって、自動車60のエンジンやトランスミッションなどを制御するエンジン・トランスミッション制御LSI62を備えている。また、自動車60は、ナビゲーション装置63を備えている。ナビゲーション装置63も電子制御装置61と同様に、本発明の技術内容を有する半導体集積回路であるナビゲーション用LSI64を備えている。
この半導体集積回路は従来よりも少ない消費電力で動作可能であるため、エンジン・トランスミッション制御LSI62およびこれを備えた電子制御装置61も低電力動作が可能となる。同様に、ナビゲーション用LSI64およびこれを備えたナビゲーション装置63も低電力動作が可能となる。さらに、電子制御装置61が備えている半導体集積回路であってエンジン・トランスミッション制御LSI62以外のものについても、当該半導体集積回路が備える論理回路を同様の構成にすることによって、上記と同様の効果を得ることができる。ナビゲーション装置63についても同様のことが言える。そして、電子制御装置61の低消費電力化によって、自動車60における消費電力も低減することができる。
なお、このような電子制御装置は、上記のエンジンやトランスミッションを制御するものに限定されるものではなく、これ以外にも、例えば、モータ制御装置など、およそ半導体集積回路を備え、動力源を制御する装置全般を含むものである。このように構成することによって、その電子制御装置について消費電力低減の効果を得ることができる。
また、このような移動機能を有する装置は、自動車に限定されるものではなく、これ以外にも、例えば、列車や飛行機など、およそ動力源であるエンジンやモータなどを制御する電子制御装置を備えたもの全般を含むものである。このように構成することによって、その移動機能を有する装置について消費電力低減の効果を得ることができる。
本発明を用いることで、半導体集積回路の電源遮断時からの復帰を高速化することができ、面積、電力的なデメリットが少ない。また、本発明を応用することで、半導体集積回路の静止時のリーク電流の削減が可能であり、その他多くの応用が考えられる。
本発明の原理を示す回路図(a)と電流特性図(b) 本発明の実施の形態1の半導体集積回路装置の回路図(a)と電源電圧を所定の電圧未満に設定する動作の説明図(b) 本発明の実施の形態2の半導体集積回路装置の回路図 本発明の実施の形態3の半導体集積回路装置の回路図 本発明の実施の形態4に関して論理回路におけるリーク電流の入力信号依存性を示す回路図 本発明の実施の形態4の半導体集積回路装置の回路図 本発明の半導体集積回路装置を備えた通信装置の概観図 本発明の半導体集積回路装置を備えた情報再生装置の概観図 本発明の半導体集積回路装置を備えた画像表示装置の概観図 本発明の半導体集積回路装置を備えた電子装置の概観図 本発明の半導体集積回路装置を備えた電子制御装置およびその電子制御装置を備えた移動機能を有する装置の概観図 従来技術を示す回路図(a)と電源遮断動作を示す説明図(b) 従来技術の原理を示す回路図(a)と電流特性図(b)
符号の説明
E1 電源制御回路
n1,n2 ラッチノード
QN NMOSトランジスタ
QP PMOSトランジスタ
QN1 第1のNMOSトランジスタ
QP1 第1のPMOSトランジスタ
QN2 第2のNMOSトランジスタ
QP2 第2のPMOSトランジスタ
QN3 第3のNMOSトランジスタ
QP3 第3のPMOSトランジスタ
R1 第1の抵抗
R2 第2の抵抗
Tin インバータの入力端子、2入力NAND回路の入力端子
Tout インバータの出力端子
Tin1 3入力NAND回路の入力端子
Tin2 3入力NOR回路の入力端子
TM トランスミッションゲート
11 ラッチ回路
20 携帯電話
30 光ディスク装置
40 テレビジョン受像機
50 デジタルカメラ
60 自動車

Claims (17)

  1. 任意の情報を記憶可能なデータ保持回路を含む半導体集積回路装置であって、前記データ保持回路に前もって記憶されたデータ状態にかかわらず、前記データ保持回路の電源電圧を所定の電圧未満に設定し、その後、前記データ保持回路の電源電圧を所定の電圧以上に設定することにより、前記データ保持回路を所望のデータ状態に設定可能に構成してある半導体集積回路装置。
  2. CMOSトランジスタにより構成された第1のインバータと第2のインバータを含むラッチ回路に構成された半導体集積回路装置であって、
    前記第1のインバータは第1のNMOSトランジスタと第1のPMOSトランジスタで構成され、
    前記第2のインバータは第2のNMOSトランジスタと第2のPMOSトランジスタで構成され、
    前記ラッチ回路は電源電圧がある所定の電圧未満になったときに、前記第1のNMOSトランジスタの電流能力が前記第1のPMOSトランジスタの電流能力よりも大きくなり、前記第2のPMOSトランジスタの電流能力が前記第2のNMOSトランジスタの電流能力よりも大きくなるように構成されている請求項1に記載の半導体集積回路装置。
  3. CMOSトランジスタにより構成された第1のインバータと第2のインバータを含むラッチ回路に構成された半導体集積回路装置であって、
    前記第1のインバータは第1のNMOSトランジスタと第1のPMOSトランジスタで構成され、
    前記第2のインバータは第2のNMOSトランジスタと第2のPMOSトランジスタで構成され、
    前記ラッチ回路は電源電圧がある所定の電圧未満になったときに、前記第1のPMOSトランジスタの電流能力が前記第1のNMOSトランジスタの電流能力よりも大きくなり、前記第2のNMOSトランジスタの電流能力が前記第2のPMOSトランジスタの電流能力よりも大きくなるように構成されている請求項1に記載の半導体集積回路装置。
  4. 前記第1のNMOSトランジスタと前記第1のPMOSトランジスタの電流比が、前記第1のNMOSトランジスタまたは前記第1のPMOSトランジスタの少なくとも一方のゲート幅により調整され、
    前記第2のNMOSトランジスタと前記第2のPMOSトランジスタの電流比が、前記第2のNMOSトランジスタまたは前記第2のPMOSトランジスタの少なくとも一方のゲート幅により調整されている請求項2または請求項3に記載の半導体集積回路装置。
  5. 前記第1のNMOSトランジスタと前記第1のPMOSトランジスタの電流比が、前記第1のNMOSトランジスタまたは前記第1のPMOSトランジスタの少なくとも一方のゲート長により調整され、
    前記第2のNMOSトランジスタと前記第2のPMOSトランジスタの電流比が、前記第2のNMOSトランジスタまたは前記第2のPMOSトランジスタの少なくとも一方のゲート長により調整されている請求項2から請求項4までのいずれかに記載の半導体集積回路装置。
  6. 前記第1のNMOSトランジスタと前記第1のPMOSトランジスタの電流比が、前記第1のNMOSトランジスタまたは前記第1のPMOSトランジスタの少なくとも一方のゲート酸化膜厚により調整され、
    前記第2のNMOSトランジスタと前記第2のPMOSトランジスタの電流比が、前記第2のNMOSトランジスタまたは前記第2のPMOSトランジスタの少なくとも一方のゲート酸化膜厚により調整されている請求項2から請求項5までのいずれかに記載の半導体集積回路装置。
  7. 前記第1のNMOSトランジスタと前記第1のPMOSトランジスタの電流比が、前記第1のNMOSトランジスタまたは前記第1のPMOSトランジスタの少なくとも一方のしきい値電圧により調整され、
    前記第2のNMOSトランジスタと前記第2のPMOSトランジスタの電流比が、前記第2のNMOSトランジスタまたは前記第2のPMOSトランジスタの少なくとも一方のしきい値電圧により調整されている請求項2から請求項6までのいずれかに記載の半導体集積回路装置。
  8. 前記第1のNMOSトランジスタ、前記第1のPMOSトランジスタ、前記第2のNMOSトランジスタ、前記第2のPMOSトランジスタの他に、データ保持ノードに所定の電流を流す電流源を備えている請求項2から請求項7までのいずれかに記載の半導体集積回路装置。
  9. 前記電流源が抵抗素子により構成されている請求項8に記載の半導体集積回路装置。
  10. 前記電流源がMOSトランジスタにより構成されている請求項8に記載の半導体集積回路装置。
  11. 請求項1から請求項10までのいずれかに記載の半導体集積回路装置を用いて、半導体集積回路の電源電圧を所定の電圧未満にすることで、半導体集積回路内のデータ状態を意図的に静止時リーク電流が小さくなるように設定することを特徴とする半導体集積回路装置。
  12. 請求項1から請求項11までのいずれかに記載の半導体集積回路装置を有する半導体集積回路を備えた通信装置。
  13. 請求項1から請求項11までのいずれかに記載の半導体集積回路装置を有する半導体集積回路を備えた情報再生装置。
  14. 請求項1から請求項11までのいずれかに記載の半導体集積回路装置を有する半導体集積回路を備えた画像表示装置。
  15. 請求項1から請求項11までのいずれかに記載の半導体集積回路装置を有する半導体集積回路を備えた電子装置。
  16. 請求項1から請求項11までのいずれかに記載の半導体集積回路装置を有する半導体集積回路を備えた電子制御装置。
  17. 請求項16に記載の電子制御装置を備えた移動機能を有する装置。
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