JPH11243326A - スタティックラッチ回路及びスタティック論理回路 - Google Patents

スタティックラッチ回路及びスタティック論理回路

Info

Publication number
JPH11243326A
JPH11243326A JP10230634A JP23063498A JPH11243326A JP H11243326 A JPH11243326 A JP H11243326A JP 10230634 A JP10230634 A JP 10230634A JP 23063498 A JP23063498 A JP 23063498A JP H11243326 A JPH11243326 A JP H11243326A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
node
terminal
power supply
mos transistor
gate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10230634A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Sugano
浩 菅野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP10230634A priority Critical patent/JPH11243326A/ja
Priority to EP98124596A priority patent/EP0926825A3/en
Priority to CN98125647A priority patent/CN1221257A/zh
Priority to KR1019980058262A priority patent/KR19990063435A/ko
Publication of JPH11243326A publication Critical patent/JPH11243326A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K3/00Circuits for generating electric pulses; Monostable, bistable or multistable circuits
    • H03K3/02Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses
    • H03K3/353Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses by the use, as active elements, of field-effect transistors with internal or external positive feedback
    • H03K3/356Bistable circuits
    • H03K3/356104Bistable circuits using complementary field-effect transistors
    • H03K3/356165Bistable circuits using complementary field-effect transistors using additional transistors in the feedback circuit
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K19/00Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
    • H03K19/0008Arrangements for reducing power consumption
    • H03K19/0016Arrangements for reducing power consumption by using a control or a clock signal, e.g. in order to apply power supply

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Computing Systems (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Logic Circuits (AREA)
  • Shift Register Type Memory (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゲート幅、ゲート長の最適化を行わなくても
容易に実現が可能で、使用出来る最小のゲート幅のトラ
ンジスタで構成が出来て消費電力の低減が可能で、同一
のゲート長しか使えない状況下でも利用可能なスタティ
ックラッチ回路及びスタティック論理回路を提供する。 【解決手段】 ラッチ回路及び論理回路中のスタティッ
ク保持機能に関わる部分の駆動能力の低減を、降圧回路
及び昇圧回路を用いて動作時の実効電源電圧を減らすこ
とで実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スタティックラッ
チ回路に関し、特にダイナミックラッチ回路に保持回路
を付加したスタティックラッチ回路に関する。
【0002】又、本発明は、スタティック論理回路に関
し、特にダイナミック論理回路に保持回路を付加したス
タティック論理回路に関する。
【0003】
【従来の技術】スタティック保持回路を持たないダイナ
ミック回路は、CMOSプロセスを用いた高速回路分野
で使用される。図22に従来のダイナミックラッチ回路
の回路図を示し、図25に従来のダイナミック論理回路
の回路図を示す。また、従来のダイナミック回路を構成
する部品となる回路の回路図を図20と図21に示す。
図20はトランスファゲート、図21はインバータの構
成を示した図である。ここで、図20及び図21におい
て左右の図は同じものであり、右図は左図をより具体化
した図である。
【0004】図20に示すように、トランスファゲート
は、ソースが入力端子2001に接続され、ドレインが
出力端子2004に接続され、ゲートが制御端子200
2に接続されたPチャネル型MOSトランジスタ200
5を有し、ソースが入力端子2001に接続され、ドレ
インが出力端子2004に接続され、ゲートが逆相制御
端子2003に接続されたNチャネル型MOSトランジ
スタ2006を有して構成されている。
【0005】次に、図20に示したトランスファゲート
の動作を説明する。以下、本明細書すべてにおいて、高
位側電源の電位とほぼ同じ信号レベルをハイレベルと呼
び、低位側電源の電位とほぼ同じ信号レベルをローレベ
ルと呼ぶ。また、逆相制御端子2003には常に制御端
子2002とは逆相の信号が加えられるので、以下、制
御端子2002に加えられる信号についてのみ述べ、そ
の信号を制御信号と呼ぶ。
【0006】制御信号がローレベルのとき、Pチャネル
型MOSトランジスタ2005及びNチャネル型MOS
トランジスタ2006が共にオンしてトランスファゲー
トが開き、入力端子2001に加えられる信号が出力端
子2004に伝搬される。制御信号がハイレベルのと
き、Pチャネル型MOSトランジスタ2005及びNチ
ャネル型MOSトランジスタ2006が共にオフしてト
ランスファゲートが閉じ、出力端子2004は入力端子
2001から切り離される。
【0007】図21に示すように、インバータは、ソー
スが高位側電源端子2103に接続され、ドレインが出
力端子2102に接続され、ゲートが入力端子2101
に接続されたPチャネル型MOSトランジスタ2105
を有し、ソースが低位側電源端子2104に接続され、
ドレインが出力端子2102に接続され、ゲートが入力
端子2101に接続されたNチャネル型MOSトランジ
スタ2106を有して構成されている。
【0008】次に図21に示したインバータの動作を説
明する。入力端子2101にハイレベルの信号が入力さ
れるとき、Pチャネル型MOSトランジスタ2105が
オフし、Nチャネル型MOSトランジスタ2106がオ
ンし、出力端子2102には入力されている信号とは逆
のレベルのローレベルの信号が出力される。入力端子2
101にローレベルの信号が入力されるとき、Pチャネ
ル型MOSトランジスタ2105がオンし、Nチャネル
型MOSトランジスタ2106がオフし、出力端子21
02には入力されている信号とは逆のレベルのハイレベ
ルの信号が出力される。
【0009】図22に示した従来のダイナミックラッチ
回路は、入力端子がデータ入力端子2201に接続さ
れ、出力端子が節点2205に接続され、制御端子がク
ロック端子2202に接続され、逆相制御端子が逆相ク
ロック端子2203に接続されたトランスファゲート2
204を有し、入力端子が節点2205に接続され、出
力端子がデータ出力端子2207に接続されたインバー
タ2206を有して構成されている。
【0010】次に図22に示したダイナミックラッチ回
路の動作を説明する。逆相クロック端子2203には常
にクロック端子2202とは逆相の信号が加えられるの
で、以下、クロック端子2202に加えられる信号につ
いてのみ述べ、その信号をクロック信号と呼ぶ。
【0011】クロック信号がローレベルのとき、トラン
スファゲート2204が開き、データ入力端子2201
の値が節点2205に書き込まれ、データ出力端子22
07には、インバータ2206を介して、その否定値が
出力される。クロック信号がハイレベルに変化すると、
トランスファゲート2204が閉じ、節点2205はダ
イナミック節点となり、データ入力端子2201に加え
られる信号とは無関係にクロック信号がローレベルのと
きに書き込まれた値を保持し、データ出力端子2207
にはインバータ2206を介してその否定値が出力され
る。
【0012】クロック信号がハイレベルで停止した場
合、ダイナミック節点2205が保持している電荷は、
クロック信号停止後、時間が経つとMOSトランジスタ
のサブスレッショルド電流により、閉じているトランス
ファゲート2204を介して徐々に失われてしまう問題
がある。この問題に対策を講じた従来のスタティックラ
ッチ回路の実施例を図23及び図24に示す。
【0013】図23に示した従来のスタティックラッチ
回路は、入力端子がデータ入力端子2301に接続さ
れ、出力端子が節点2305に接続され、制御端子がク
ロック端子2302に接続され、逆相制御端子が逆相ク
ロック端子2303に接続されたトランスファゲート2
304を有し、入力端子が節点2305に接続され、出
力端子がデータ出力端子2307に接続されたインバー
タ2306を有するラッチ回路に、入力端子がデータ出
力端子2307に接続され、出力端子が節点2305に
接続されたインバータ2308を付加して構成されてい
る。
【0014】次に図23に示したスタティックラッチ回
路の動作を説明する。逆相クロック端子2303には常
にクロック端子2302とは逆相の信号が加えられるの
で、以下、クロック端子2302に加えられる信号につ
いてのみ述べ、その信号をクロック信号と呼ぶ。
【0015】クロック信号がローレベルのとき、トラン
スファゲート2304が開き、データ入力端子2301
の値が節点2305に書き込まれ、データ出力端子23
07には、インバータ2306を介して、その否定値が
出力される。クロック信号がハイレベルに変化すると、
トランスファゲート2304が閉じるが、節点2305
の値はインバータ2306及び2308で構成されるラ
ッチによりスタティック保持され、クロック信号が停止
した場合でも失われることはなく、データ入力端子23
01に加えられる信号とは無関係にクロック信号がロー
レベルのときに書き込まれた値を保持し、データ出力端
子2307にはインバータ2306を介してその否定値
が出力される。
【0016】クロック信号がハイレベルからローレベル
に変化したとき、トランスファゲート2304を介する
書き込み動作とインバータ2308の保持動作の衝突に
より、書き込みが行えない、書き込み動作の遅れ、消費
電力の増加等の問題が生じないように、構成するトラン
ジスタのゲート幅を小さくしたり、ゲート長を大きくす
るなどしてインバータ2308の駆動能力を小さくする
必要がある。
【0017】図24に示したスタティックラッチ回路
は、特開平8−256044号公報により開示されたス
タティックラッチ回路である。このスタティックラッチ
回路は、入力端子がデータ入力端子2401に接続さ
れ、出力端子が節点2405に接続され、制御端子がク
ロック端子2402に接続され、逆相制御端子が逆相ク
ロック端子2403に接続されたトランスファゲート2
404を有し、入力端子が節点2405に接続され、出
力端子がデータ出力端子2407に接続されたインバー
タ2406を有するラッチ回路に、ソースが高位側電源
端子2409に接続され、ドレインが節点2412に接
続され、ゲートが低位側電源端子2410に接続された
Pチャネル型MOSトランジスタ2411と、ソースが
節点2412に接続され、ドレインが節点2405に接
続され、ゲートがデータ出力端子2407に接続された
Pチャネル型MOSトランジスタ2413と、ソースが
低位側電源端子2410に接続され、ドレインが節点2
415に接続され、ゲートが高位側電源端子2409に
接続されたNチャネル型MOSトランジスタ2416
と、ソースが節点2415に接続され、ドレインが節点
2405に接続され、ゲートがデータ出力端子2407
に接続されたNチャネル型MOSトランジスタ2414
を有して構成されるインバータ2408を付加して構成
されている。
【0018】次に図24に示したスタティックラッチ回
路の動作を説明する。逆相クロック端子2403には常
にクロック端子2402とは逆相の信号が加えられるの
で、以下、クロック端子2402に加えられる信号につ
いてのみ述べ、その信号をクロック信号と呼ぶ。
【0019】まず、インバータ2408の動作を説明す
る。Pチャネル型MOSトランジスタ2411のゲート
は低側電源端子2410に接続され、ローレベルが印加
されているので常にオンし、Nチャネル型MOSトラン
ジスタ2416のゲートは高側電源端子2409に接続
され、ハイレベルが印加されているので常にオフする。
インバータ2408の論理動作はPチャネル型MOSト
ランジスタ2413及びNチャネル型MOSトランジス
タ2414により決定される。
【0020】データ出力端子2407がハイレベルのと
きは、Pチャネル型MOSトランジスタ2413がオフ
し、Nチャネル型MOSトランジスタ2414がオン
し、節点2405はローレベルになり、データ出力端子
2407がローレベルのときは、Pチャネル型MOSト
ランジスタ2413がオンし、Nチャネル型MOSトラ
ンジスタ2414がオフし、節点2405はハイレベル
になり、論理的には図21に示した通常のインバータと
同じ動作をする。
【0021】ただし、以下の方法で、インバータ240
8の駆動能力を弱めることで、インバータ2408の保
持動作とトランスファゲート2404を介する書き込み
動作との衝突を抑えている。Pチャネル型MOSトラン
ジスタ2411,2413及びNチャネル型MOSトラ
ンジスタ2414,2416のゲート幅は、回路の他の
部分(トランスファゲート2404、インバータ240
6、及び他のブロック)を構成するMOSトランジスタ
のゲート幅よりも小さくする。また、Pチャネル型MO
Sトランジスタ2411及びNチャネル型MOSトラン
ジスタ2416のゲート長は回路の他の部分を構成する
MOSトランジスタのゲート長よりも大きくする。図2
3のスタティック回路とは異なり、インバータ2406
の負荷となるトランジスタ2413及び2414のゲー
ト長は、最小のものが使用できるので、インバータ24
06の負荷を増すことなく、インバータ2408の駆動
能力を下げることが出来るので、図24のラッチ回路は
図23のラッチ回路よりも高速で動作する。
【0022】次に、図24に示したラッチ回路全体の動
作を説明する。動作自体は図23のラッチ回路と同様で
ある。クロック信号がローレベルのとき、トランスファ
ゲート2404が開き、データ入力端子2401の値が
節点2405に書き込まれ、データ出力端子2407に
は、インバータ2406を介して、その否定値が出力さ
れる。クロック信号がハイレベルに変化すると、トラン
スファゲート2404が閉じるが、節点2405の値は
インバータ2406及び2408で構成されるラッチに
よりスタティック保持され、クロック信号が停止した場
合でも失われることはなく、データ入力端子2401に
加えられる信号とは無関係にクロック信号がローレベル
のときに書き込まれた値を保持し、データ出力端子24
07にはインバータ2406を介してその否定値が出力
される。
【0023】次に、本発明に関わる論理回路について説
明する。図25に示した従来のダイナミック論理回路
は、ソースが高位側電源端子2502に接続され、ドレ
インがデータ出力端子2503に接続され、ゲートがク
ロック端子2501に接続されたPチャネル型MOSト
ランジスタ2505と、ソースが低位側電源端子250
4に接続され、ドレインが節点2513に接続され、ゲ
ートがクロック端子2501に接続されたNチャネル型
MOSトランジスタ2514と、ソースが節点2513
に接続され、ドレインが節点2510に接続され、ゲー
トが第1のデータ入力端子2511に接続されたNチャ
ネル型MOSトランジスタ2512と、ソースが節点2
510に接続され、ドレインがデータ出力端子2503
に接続され、ゲートが第2のデータ入力端子2506に
接続されたNチャネル型MOSトランジスタ2507
と、ソースが節点2510に接続され、ドレインがデー
タ出力端子2503に接続され、ゲートが第3のデータ
入力端子2508に接続されたNチャネル型MOSトラ
ンジスタ2509により構成される論理演算部2515
を有して構成されている。
【0024】次に図25に示した回路の動作を説明す
る。以下、クロック端子2501に加えられる信号をク
ロック信号と呼ぶ。クロック信号がローレベルのとき、
Pチャネル型MOSトランジスタ2505がオンし、N
チャネル型MOSトランジスタ2514がオフし、デー
タ出力端子2503がハイレベルに充電される。クロッ
ク信号がハイレベルに変化すると、Pチャネル型MOS
トランジスタ2505がオフし、Nチャネル型MOSト
ランジスタ2514がオンする。この時、Nチャネル型
MOSトランジスタ2507,2508の少なくとも一
つがオンし、かつ、Nチャネル型MOSトランジスタ2
512がオンする場合、データ出力端子2503はロー
レベルに放電されるが、それ以外の場合は、データ出力
端子2503はハイレベル保持のダイナミック状態とな
る。ダイナミック電荷は、論理回路部2515を構成す
るNチャネル型MOSトランジスタ群及びNチャネル型
MOSトランジスタ2514を介して、徐々に放電され
るが、クロック信号が常に入力されていれば、クロック
信号がローレベルの期間に再び充電され、ハイレベルを
保持し続けるが、クロック信号が停止すると電荷は失わ
れてしまう。この問題に対策を講じた従来スタティック
論理回路を図26と図27に示す。
【0025】図26にダイナミック回路に保持回路を付
加した従来のスタティック論理回路の一実施例の回路図
を示す。図26に示したスタティック論理回路は、ソー
スが高位側電源端子2602に接続され、ドレインがデ
ータ出力端子2603に接続され、ゲートがクロック端
子2601に接続されたPチャネル型MOSトランジス
タ2605と、ソースが低位側電源端子2604に接続
され、ドレインが節点2613に接続され、ゲートがク
ロック端子2601に接続されたNチャネル型MOSト
ランジスタ2614を有し、ソースが節点2613に接
続され、ドレインが節点2610に接続され、ゲートが
第1のデータ入力端子2611に接続されたNチャネル
型MOSトランジスタ2612と、ソースが節点261
0に接続され、ドレインがデータ出力端子2603に接
続され、ゲートが第2のデータ入力端子2606に接続
されたNチャネル型MOSトランジスタ2607と、ソ
ースが節点2610に接続され、ドレインがデータ出力
端子2603に接続され、ゲートが第3のデータ入力端
子2608に接続されたNチャネル型MOSトランジス
タ2609により構成される論理演算部2615を有す
る論理回路に、ソースが高位側電源端子2602に接続
され、ドレインがデータ出力端子2603に接続され、
ゲートが低位側電源端子2604に接続されたPチャネ
ル型MOSトランジスタ2616を付加して構成されて
いる。
【0026】次に図26に示した従来のスタティック論
理回路の動作について説明する。以下、クロック端子2
601に加えられる信号をクロック信号と呼ぶことにす
る。クロック信号がローレベルの時、Pチャネル型MO
Sトランジスタ2605がオンし、Nチャネル型MOS
トランジスタ2614がオフし、データ出力端子260
3はハイレベルに充電される。クロック信号がハイレベ
ルに変化すると、Pチャネル型MOSトランジスタ26
05がオフし、Nチャネル型MOSトランジスタ261
4がオンする。この時、Nチャネル型MOSトランジス
タ2607,2609の少なくとも一つがオンし、か
つ、Nチャネル型MOSトランジスタ2612がオンす
る場合、データ出力端子2603はローレベルに放電さ
れる。Pチャネル型MOSトランジスタ2616のゲー
トは低位側電源端子2604に接続されて常にオンして
いるので、この時、高位側電源端子2602→Pチャネ
ル型MOSトランジスタ2616→論理回路部2615
を構成するNチャネル型MOSトランジスタ群→Nチャ
ネル型MOSトランジスタ2614→低位側電源端子2
604というDC電流経路が出来上がる。
【0027】Pチャネル型MOSトランジスタ2616
のゲート幅を小さくし、電流量を減らし、オン抵抗を大
きくすれば、低位側電源電位より僅かに電位は上昇する
が、データ出力端子2603はローレベルを出力する。
また、上記条件以外の場合、データ出力端子2603
は、Pチャネル型MOSトランジスタ2616が常にオ
ンしているので、クロック信号を停止してもダイナミッ
ク状態とはならず、ハイレベルを保持出来る。図26に
示したスタティック論理回路は、ローレベル出力時の僅
かな待機電流の増加を許すことで、クロック停止時のハ
イレベル保持動作を可能としている。
【0028】図27にダイナミック回路に保持回路を付
加した従来のスタティック論理回路の他の実施例の回路
図を示す。図27に示したスタティック論理回路は、ソ
ースが高位側電源端子2702に接続され、ドレインが
節点2717に接続され、ゲートがクロック端子270
1に接続されたPチャネル型MOSトランジスタ270
5と、ソースが低位側電源端子2704に接続され、ド
レインが節点2713に接続され、ゲートがクロック端
子2701に接続されたNチャネル型MOSトランジス
タ2714と、入力端子が節点2717に接続され、出
力端子がデータ出力端子2703に接続されたインバー
タ2718を有し、ソースが節点2713に接続され、
ドレインが節点2710に接続され、ゲートが第1のデ
ータ入力端子2711に接続されたNチャネル型MOS
トランジスタ2712と、ソースが節点2710に接続
され、ドレインが節点2717に接続され、ゲートが第
2のデータ入力端子2706に接続されたNチャネル型
MOSトランジスタ2707と、ソースが節点2710
に接続され、ドレインが節点2717に接続され、ゲー
トが第3のデータ入力端子2708に接続されたNチャ
ネル型MOSトランジスタ2709により構成される論
理演算部2715を有する論理回路に、ソースが高位側
電源端子2702に接続され、ドレインが節点2717
に接続され、ゲートがデータ出力端子2703に接続さ
れたPチャネル型MOSトランジスタ2716を付加し
て構成されている。
【0029】次に図27に示した回路の動作を説明す
る。以下、クロック端子2701に加えられる信号をク
ロック信号と呼ぶことにする。クロック信号がローレベ
ルの時、Pチャネル型MOSトランジスタ2705がオ
ンし、Nチャネル型MOSトランジスタ2714がオフ
し、節点2717がハイレベルに充電され、データ出力
端子2703にはインバータ2718を介してローレベ
ルが出力される。クロック信号がハイレベルに変化する
と、Pチャネル型MOSトランジスタ2705がオフ
し、Nチャネル型MOSトランジスタ2714がオンす
るが、この時、Nチャネル型MOSトランジスタ270
7,2709の少なくとも一つがオンし、かつ、Nチャ
ネル型MOSトランジスタ2712がオンする場合、節
点2717はローレベルに放電され、データ出力端子2
703にはハイレベルが出力される。それ以外の場合
は、節点2717はハイレベルを保持し、データ出力端
子2703にはローレベルが出力され、Pチャネル型M
OSトランジスタ2716がオンして、節点2717が
ダイナミック節点とはならず、ハイレベルのスタティッ
ク保持が可能となる。
【0030】この回路では、クロック信号がローレベル
からハイレベルに変化したとき、節点2717の電荷が
放電される際、論理回路部2715を構成するNチャネ
ル型MOSトランジスタ群及びNチャネル型MOSトラ
ンジスタ2714を介する放電動作と、インバータ27
18とPチャネル型MOSトランジスタ2176による
保持動作の衝突により、放電が行えない、放電時間の遅
れ、消費電力の増加等の問題が生じないように、Pチャ
ネル型MOSトランジスタ2176のゲート幅を小さく
したり、ゲート長を大きくするなどしてPチャネル型M
OSトランジスタ2716の駆動能力を小さくする必要
がある。
【0031】
【発明が解決しようとする課題】既に述べたように、図
22に示した従来のダイナミックラッチ回路は、クロッ
ク信号がハイレベルで停止した場合、ダイナミック節点
2205が保持している電荷が失われてしまう問題があ
った。
【0032】図23に示した従来のスタティックラッチ
回路では、インバータ2306、2308により構成さ
れるラッチにより、クロック信号がハイレベルで停止し
た場合でも節点2305の電荷が保持されるが、インバ
ータ2308の駆動能力を相対的に弱めてやる必要があ
った。このため、インバータ2308を構成するトラン
ジスタのゲート幅に比べて、回路の他の部分(トランス
ファゲート2304、インバータ2306、及びその他
のゲート回路)を構成するトランジスタのゲート幅を相
対的に大きくする必要があり、ラッチ回路を使用可能な
最小ゲート幅のトランジスタで構成することが不可能と
なり、消費電力が増加してしまう問題があった。また、
回路の他の部分のゲート幅の増加を抑えるためには、イ
ンバータ2308を構成するトランジスタのゲート長を
大きくする必要があり、インバータ2306の負荷の増
加による速度劣化、或いは、ゲートアレイのような同一
ゲート長のトランジスタしか使えない状況下では使えな
いといった問題があった。
【0033】また、図24に示した従来のスタティック
ラッチ回路では、インバータ2408を構成するトラン
ジスタの内、インバータ2406の出力が接続されてい
るトランジスタ2413,2414には、通常のゲート
長のトランジスタを使用し、他のトランジスタ241
1,2416にはゲート長の大きなトランジスタを使用
することで、速度劣化の抑制と駆動能力の低減を同時に
実現が可能である。しかし、この回路でも、インバータ
2408を構成するトランジスタのゲート幅に比べ、回
路の他の部分を構成するトランジスタ(トランスファゲ
ート2404、インバータ2406、及びその他のゲー
ト回路)を構成するトランジスタのゲート幅を相対的に
大きくする必要があり、ラッチ回路を使用可能な最小ゲ
ート幅のトランジスタで構成することが不可能となり、
消費電力が増加する問題は同様である。また、トランジ
スタ2413,2414のゲート長を大きくする必要が
あり、ゲートアレイのような同一ゲート長のトランジス
タしか使えない状況下では使えないといった問題があっ
た。
【0034】また、図25に示した従来のダイナミック
論理回路では、クロック信号がハイレベルで停止した場
合、ダイナミック保持状態のデータ出力端子2503の
電荷が失われてしまう問題があった。
【0035】図26に示した従来のスタティック論理回
路は、クロック信号がハイレベルで停止しても、データ
出力端子2603は、常にオンしているPチャネル型M
OSトランジスタ2616によりダイナミック状態とは
ならず、ハイレベルを保持出来る。ただし、Pチャネル
型MOSトランジスタ2616のゲート幅、ゲート長の
調整によりオン抵抗を大きくしないと、十分に低いロー
レベルを出力出来ないため、ラッチ回路の場合と同様
に、論理回路を構成する他のトランジスタや、その他の
ゲートを構成するトランジスタのゲート幅よりも小さく
し、ゲート長を大きくする必要があり、論理回路を使用
可能な最小ゲート幅のトランジスタで構成することが不
可能となり、消費電力が増加してしまう問題があった。
【0036】また、図27に示した従来のスタティック
論理回路では、クロック信号がハイレベルで停止して
も、インバータ2718およびPチャネル型MOSトラ
ンジスタ2716によりハイレベルが保持されるが、上
記回路と同様に、Pチャネル型MOSトランジスタ27
16は、論理回路を構成する他のトランジスタや、その
他のゲートを構成するトランジスタのゲート幅よりも小
さくし、ゲート長を大きくする必要があり、論理回路を
使用可能な最小ゲート幅のトランジスタで構成すること
が不可能となり、消費電力が増加してしまう問題があっ
た。
【0037】また、以上の保持回路と他の部分のゲート
幅の比の決定には煩雑な最適化作業を要する。
【0038】よって、本発明の目的は、ゲート幅、ゲー
ト長の最適化を行わなくても容易に実現が可能で、使用
出来る最小のゲート幅のトランジスタで構成が出来て消
費電力の低減が可能で、同一のゲート長しか使えない状
況下でも利用可能なスタティックラッチ回路及びスタテ
ィック論理回路を提供することにある。
【0039】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明によ
れば、制御端子と、データ入力端子と、データ出力端子
と、第1の電源端子と、第2の電源端子を有し、制御端
子で開閉が制御され、前記データ入力端子と第1の節点
の間に設けられたスイッチを有し、ソースが前記第1の
電源端子に接続され、ドレインが前記データ出力端子に
接続され、ゲートが前記第1の節点に接続された第1の
第1導電型MOSトランジスタと、ソースが前記第2の
電源端子に接続され、ドレインが前記データ出力端子に
接続され、ゲートが前記第1の節点に接続された第1の
第2導電型MOSトランジスタにより構成される第1の
インバータを有するラッチ回路に、ソースが接続された
第2の節点が第1電圧変換回路を介して、前記第1の電
源端子に接続され、ドレインが前記第1の節点に接続さ
れ、ゲートが前記データ出力端子に接続された第2の第
1導電型MOSトランジスタと、ソースが接続された第
3の節点が第2電圧変換回路を介して、前記第2の電源
端子に接続され、ドレインが前記第1の節点に接続さ
れ、ゲートが前記データ出力端子に接続された第2の第
2導電型MOSトランジスタにより構成される第2のイ
ンバータを付加して構成されたことを特徴とするスタテ
ィックラッチ回路が得られる。
【0040】又、本発明の第2の発明によれば、第1の
発明の回路において、前記第1電圧変換回路がソースが
前記第1の電源端子に接続され、ドレイン及びゲートが
前記第2の節点に接続された第3の第1導電型MOSト
ランジスタで構成され、前記第2電圧変換回路がソース
が前記第2の電源端子に接続され、ドレイン及びゲート
が前記第3の節点に接続された第3の第2導電型MOS
トランジスタで構成されたことを特徴とするスタティッ
クラッチ回路が得られる。
【0041】又、本発明の第3の発明によれば、第1の
発明の回路において、前記第1電圧変換回路がドレイン
及びゲートが前記第1の電源端子に接続され、ソースが
前記第2の節点に接続された第3の第2導電型MOSト
ランジスタで構成され、前記第2電圧変換回路がドレイ
ン及びゲートが前記第2の電源端子に接続され、ソース
が前記第3の節点に接続された第3の第1導電型MOS
トランジスタで構成されたことを特徴とするスタティッ
クラッチ回路が得られる。
【0042】又、本発明の第4の発明によれば、第1の
発明の回路において、前記第1電圧変換回路がソースが
前記第1の電源端子に接続され、ドレインが前記第2の
節点に接続され、ゲートが前記第1の節点に接続された
第3の第1導電型MOSトランジスタで構成され、前記
第2電圧変換回路がソースが前記第2の電源端子に接続
され、ドレイン前記第3の節点に接続され、ゲートが前
記第1の節点に接続された第3の第2導電型MOSトラ
ンジスタで構成されたことを特徴とするスタティックラ
ッチ回路が得られる。
【0043】又、本発明の第5の発明によれば、第1の
発明の回路において、第2の制御端子と、前記第2の制
御端子に入力される制御信号とは逆相の信号が入力され
る第3の制御端子を付加し、ソースが前記第1の電源端
子に接続され、ドレインが前記第2の節点に接続され、
ゲートが前記第2の制御端子に接続された第3の第1導
電型MOSトランジスタが付加し、ソースが前記第2の
電源端子に接続され、ドレインが前記第3の節点に接続
され、ゲートが前記第3の制御端子に接続された第3の
第2導電型MOSトランジスタが付加して構成されたこ
とを特徴とするスタティックラッチ回路が得られる。
【0044】又、本発明の第6の発明によれば、制御端
子と、第1のデータ入力端子と、第2のデータ入力端子
と、第1のデータ出力端子と、第2のデータ出力端子
と、第1の電源端子と、第2の電源端子を有し、制御端
子で開閉が制御され、前記第1のデータ入力端子と第1
の節点の間に設けられた第1のスイッチ手段と、前記第
2のデータ入力端子と第2の節点の間に設けられた第2
のスイッチ手段を有し、ソースが前記第1の電源端子に
接続され、ドレインが前記第1のデータ出力端子に接続
され、ゲートが前記第1の節点に接続された第1の第1
導電型MOSトランジスタと、ソースが前記第2の電源
端子に接続され、ドレインが前記第1のデータ出力端子
に接続され、ゲートが前記第1の節点に接続された第1
の第2導電型MOSトランジスタにより構成される第1
のインバータを有し、ソースが前記第1の電源端子に接
続され、ドレインが前記第2のデータ出力端子に接続さ
れ、ゲートが前記第2の節点に接続された第2の第1導
電型MOSトランジスタと、ソースが前記第2の電源端
子に接続され、ドレインが前記第2のデータ出力端子に
接続され、ゲートが前記第2の節点に接続された第2の
第2導電型MOSトランジスタにより構成される第2の
インバータを有するラッチ回路に、ソースが接続された
第3の節点が第1の第1電圧変換回路を介して、前記第
1の電源端子に接続され、ドレインが前記第2の節点に
接続され、ゲートが前記第1の節点に接続された第3の
第1導電型MOSトランジスタと、ソースが接続された
第4の節点が第1の第2電圧変換回路を介して、前記第
2の電源端子に接続され、ドレインが前記第2の節点に
接続され、ゲートが前記第1の節点に接続された第3の
第2導電型MOSトランジスタにより構成される第3の
インバータを付加し、ソースが接続された第5の節点が
第2の第1電圧変換回路を介して、前記第1の電源端子
に接続され、ドレインが前記第1の節点に接続され、ゲ
ートが前記第2の節点に接続された第4の第1導電型M
OSトランジスタと、ソースが接続された第6の節点が
第2の第2電圧変換回路を介して、前記第2の電源端子
に接続され、ドレインが前記第1の節点に接続され、ゲ
ートが前記第2の節点に接続された第4の第2導電型M
OSトランジスタにより構成される第4のインバータを
付加して構成されたことを特徴とするスタティックラッ
チ回路が得られる。
【0045】又、本発明の第7の発明によれば、制御端
子と、第1のデータ入力端子と、第2のデータ入力端子
と、第1のデータ出力端子と、第2のデータ出力端子
と、第1の電源端子と、第2の電源端子を有し、制御端
子で開閉が制御され、前記第1のデータ入力端子と第1
の節点の間に設けられた第1のスイッチ手段と、前記第
2のデータ入力端子と第2の節点の間に設けられた第2
のスイッチ手段を有し、ソースが前記第1の電源端子に
接続され、ドレインが前記第1のデータ出力端子に接続
され、ゲートが前記第1の節点に接続された第1の第1
導電型MOSトランジスタと、ソースが前記第2の電源
端子に接続され、ドレインが前記第1のデータ出力端子
に接続され、ゲートが前記第1の節点に接続された第1
の第2導電型MOSトランジスタにより構成される第1
のインバータを有し、ソースが前記第1の電源端子に接
続され、ドレインが前記第2のデータ出力端子に接続さ
れ、ゲートが前記第2の節点に接続された第2の第1導
電型MOSトランジスタと、ソースが前記第2の電源端
子に接続され、ドレインが前記第2のデータ出力端子に
接続され、ゲートが前記第2の節点に接続された第2の
第2導電型MOSトランジスタにより構成される第2の
インバータを有するラッチ回路に、ソースが接続された
第3の節点が第1電圧変換回路を介して、前記第1の電
源端子に接続され、ドレインが前記第2の節点に接続さ
れ、ゲートが前記第1の節点に接続された第3の第1導
電型MOSトランジスタと、ソースが接続された第4の
節点が第2電圧変換回路を介して、前記第2の電源端子
に接続され、ドレインが前記第2の節点に接続され、ゲ
ートが前記第1の節点に接続された第3の第2導電型M
OSトランジスタと、ソースが前記第3の節点に接続さ
れ、ドレインが前記第1の節点に接続され、ゲートが前
記第2の節点に接続された第4の第1導電型MOSトラ
ンジスタと、ソースが前記第4の節点に接続され、ドレ
インが前記第1の節点に接続され、ゲートが前記第2の
節点に接続された第4の第2導電型MOSトランジスタ
を付加して構成されたことを特徴とするスタティックラ
ッチ回路が得られる。
【0046】又、本発明の第8の発明によれば、データ
入力端子と、データ出力端子と、第1の電源端子と、第
2の電源端子と、第1の制御端子と、前記第1の制御端
子に入力される制御信号とは逆相の制御信号が入力され
る第2の制御端子を有し、ソースが前記第1の電源端子
に接続され、ドレインが第1の節点に接続され、ゲート
が前記データ入力端子に接続された第1の第1導電型M
OSトランジスタと、ソースが第1の節点に接続され、
ドレインが第2の節点に接続され、ゲートが前記第1の
制御端子に接続された第2の第1導電型MOSトランジ
スタと、ソースが前記第2の電源端子に接続され、ドレ
インが第3の節点に接続され、ゲートが前記データ入力
端子に接続された第1の第2導電型MOSトランジスタ
と、ソースが第3の節点に接続され、ドレインが第2の
節点に接続され、ゲートが第2の制御端子に接続された
第2の第2導電型MOSトランジスタにより構成される
第1のインバータと、ソースが前記第1の電源端子に接
続され、ドレインが第4の節点に接続され、ゲートが前
記第2の節点に接続された第3の第1導電型MOSトラ
ンジスタと、ソースが前記第4の節点に接続され、ドレ
インが前記データ出力端子に接続され、ゲートが前記第
2の制御端子に接続された第4の第1導電型MOSトラ
ンジスタと、ソースが前記第2の電源端子に接続され、
ドレインが第5の節点に接続され、ゲートが前記第2の
節点に接続された第3の第2導電型MOSトランジスタ
と、ソースが前記第5の節点に接続され、ドレインが前
記データ出力端子に接続され、ゲートが前記第1の制御
端子に接続された第4の第2導電型MOSトランジスタ
により構成される第2のインバータを有するラッチ回路
に、ソースが第1の電源端子に接続され、ドレインが第
6の節点に接続され、ゲートが第2の節点に接続された
第5の第1導電型MOSトランジスタと、ソースが第2
の電源端子に接続され、ドレインが第6の節点に接続さ
れ、ゲートが第2の節点に接続された第5の第2導電型
MOSトランジスタにより構成される第3のインバータ
と、ソースが第1電圧変換回路を介して前記第1の電源
端子に接続され、ドレインが前記第2の節点に接続さ
れ、ゲートが前記第6の節点に接続された第6の第1導
電型MOSトランジスタと、ソースが第2電圧変換回路
を介して前記第2の電源端子に接続され、ドレインが前
記第2の節点に接続され、ゲートが前記第6の節点に接
続された第6の第2導電型MOSトランジスタにより構
成される第4のインバータを付加して構成されたことを
特徴とするスタティックラッチ回路が得られる。
【0047】又、本発明の第9の発明によれば、制御端
子と、データ入力端子群と、データ出力端子と、第1の
電源端子と、第2の電源端子を有し、ソースが前記第1
の電源端子に接続され、ドレインが前記データ出力端子
に接続され、ゲートが前記制御端子に接続された第1の
第1導電型MOSトランジスタと、ソースが前記第2の
電源端子に接続され、ドレインが第1の節点に接続さ
れ、ゲートが前記制御端子に接続された第1の第2導電
型MOSトランジスタと、データ入力端子群が各々のゲ
ートに接続された複数の第2導電型MOSトランジスタ
を直並列に組み合わせて構成され、前記データ出力端子
と前記第1の節点との間に配置された論理演算網を有す
る論理回路に、ソースが接続された第2の節点が電圧変
換回路を介して前記第1の電源端子に接続され、ドレイ
ンが前記データ出力端子に接続され、ゲートが前記第2
の電源端子に接続された第2の第1導電型MOSトラン
ジスタを付加して構成されたことを特徴とするスタティ
ック論理回路が得られる。
【0048】又、本発明の第10の発明によれば、第9
の発明の回路において、前記電圧変換回路が、ソースが
前記第1の電源端子に接続され、ドレイン及びゲートが
前記第2の節点に接続された第3の第1導電型MOSト
ランジスタで構成されたことを特徴とするスタティック
論理回路が得られる。
【0049】又、本発明の第11の発明によれば、第9
の発明の回路において、前記電圧変換回路が、ドレイン
及びゲートが前記第1の電源端子に接続され、ソースが
前記第2の節点に接続された第2の第2導電型MOSト
ランジスタで構成されたことを特徴とするスタティック
論理回路が得られる。
【0050】又、本発明の第12の発明によれば、第9
の発明の回路において、前記電圧変換回路が、ソースが
前記第1の電源端子に接続され、ドレインが前記第2の
節点に接続され、ゲートが前記データ出力端子に接続さ
れた第3の第1導電型MOSトランジスタで構成された
ことを特徴とするスタティック論理回路が得られる。
【0051】又、本発明の第13の発明によれば、制御
端子と、データ入力端子群と、データ出力端子と、第1
の電源端子と、第2の電源端子を有し、ソースが前記第
1の電源端子に接続され、ドレインが前記第1の節点に
接続され、ゲートが前記制御端子に接続された第1の第
1導電型MOSトランジスタと、ソースが前記第2の電
源端子に接続され、ドレインが第2の節点に接続され、
ゲートが前記制御端子に接続された第1の第2導電型M
OSトランジスタと、データ入力端子群が各々のゲート
に接続された複数の第2導電型MOSトランジスタを直
並列に組み合わせて構成され、前記第1の節点と前記第
2の節点との間に配置された論理演算網を有する論理回
路に、ソースが前記第1の電源端子に接続され、ドレイ
ンが前記データ出力端子に接続され、ゲートが前記第1
の節点に接続された第2の第1導電型MOSトランジス
タと、ソースが前記第2の電源端子に接続され、ドレイ
ンが前記データ出力端子に接続され、ゲートが前記第1
の節点に接続された第2の第2導電型MOSトランジス
タにより構成されるインバータを付加し、ソースが接続
された第3の節点が電圧変換回路を介して前記第1の電
源端子に接続され、ドレインが前記第1の節点に接続さ
れ、ゲートが前記データ出力端子に接続された第3の第
1導電型MOSトランジスタを付加して構成されたこと
を特徴とするスタティック論理回路が得られる。
【0052】又、本発明の第14の発明によれば、第1
3の発明の回路において、前記電圧変換回路が、ソース
が前記第1の電源端子に接続され、ドレイン及びゲート
が前記第3の節点に接続された第4の第1導電型MOS
トランジスタで構成されたことを特徴とするスタティッ
ク論理回路が得られる。
【0053】又、本発明の第15の発明によれば、第1
3の発明の回路において、前記電圧変換回路が、ドレイ
ン及びゲートが前記第1の電源端子に接続され、ソース
が前記第3の節点に接続された第3の第2導電型MOS
トランジスタで構成されたことを特徴とするスタティッ
ク論理回路が得られる。
【0054】又、本発明の第16の発明によれば、第1
3の発明の回路において、前記電圧変換回路が、ソース
が前記第1の電源端子に接続され、ドレインが前記第3
の節点に接続され、ゲートが前記第1の節点に接続され
た第4の第1導電型MOSトランジスタで構成されたこ
とを特徴とするスタティック論理回路が得られる。
【0055】又、本発明の第17の発明によれば、第1
3の発明の回路に、第2の制御端子を付加し、ソースが
前記第1の電源端子に接続され、ドレインが前記第3の
節点に接続され、ゲートが前記第2の制御端子に接続さ
れた第4の第1導電型MOSトランジスタを付加して構
成されたことを特徴とするスタティック論理回路が得ら
れる。
【0056】又、本発明の第18の発明によれば、制御
端子と、データ入力端子群と、データ出力端子と、第1
の電源端子と、第2の電源端子を有し、ソースが前記第
1の電源端子に接続され、ドレインが前記第1の節点に
接続され、ゲートが前記制御端子に接続された第1の第
1導電型MOSトランジスタと、ソースが前記第2の電
源端子に接続され、ドレインが第2の節点に接続され、
ゲートが前記制御端子に接続された第1の第2導電型M
OSトランジスタと、データ入力端子群が各々のゲート
に接続された複数の第2導電型MOSトランジスタを直
並列に組み合わせて構成され、前記第1の節点と前記第
2の節点との間に配置された論理演算網を有する論理回
路に、ソースが前記第1の電源端子に接続され、ドレイ
ンが前記データ出力端子に接続され、ゲートが前記第1
の節点に接続された第2の第1導電型MOSトランジス
タと、ソースが前記第2の電源端子に接続され、ドレイ
ンが前記データ出力端子に接続され、ゲートが前記第1
の節点に接続された第2の第2導電型MOSトランジス
タにより構成される第1のインバータを付加し、ソース
が前記第1の電源端子に接続され、ドレインが第3の節
点に接続され、ゲートが前記第1の節点に接続された第
3の第1導電型MOSトランジスタと、ソースが前記第
2の電源端子に接続され、ドレインが前記第3の節点に
接続され、ゲートが前記第1の節点に接続された第3の
第2導電型MOSトランジスタにより構成される第2の
インバータを付加し、ソースが接続された第4の節点が
電圧変換回路を介して前記第1の電源端子に接続され、
ドレインが前記第1の節点に接続され、ゲートが前記第
3の節点に接続された第4の第1導電型MOSトランジ
スタを付加して構成されたことを特徴とするスタティッ
ク論理回路が得られる。
【0057】又、本発明の第19の発明によれば、制御
端子と、データ入力端子群と、データ出力端子と、第1
の電源端子と、第2の電源端子を有し、ソースが前記第
1の電源端子に接続され、ドレインが前記第1の節点に
接続され、ゲートが前記制御端子に接続された第1の第
1導電型MOSトランジスタと、ソースが前記第2の電
源端子に接続され、ドレインが第2の節点に接続され、
ゲートが前記制御端子に接続された第1の第2導電型M
OSトランジスタと、データ入力端子群が各々のゲート
に接続された複数の第2導電型MOSトランジスタを直
並列に組み合わせて構成され、前記第1の節点と前記第
2の節点との間に配置された論理演算網と、ソースが前
記第1の電源端子に接続され、ドレインが前記データ出
力端子に接続され、ゲートが前記第1の節点に接続され
た第2の第1導電型MOSトランジスタと、ソースが前
記第2の電源端子に接続され、ドレインが第3の節点に
接続され、ゲートが前記第1の節点に接続された第2の
第2導電型MOSトランジスタと、ソースが前記第3の
節点に接続され、ドレインが前記データ出力端子に接続
され、ゲートが前記制御端子に接続された第3の第2導
電型MOSトランジスタを有する論理回路に、ソースが
接続された第4の節点が電圧変換回路を介して前記第1
の電源端子に接続され、ドレインが前記第1の節点に接
続され、ゲートが前記データ出力端子に接続された第3
の第1導電型MOSトランジスタを付加して構成された
ことを特徴とするスタティック論理回路が得られる。
【0058】
【発明の実施の形態】次に本発明の第1の実施の形態に
ついて図面を参照して説明する。図1に本発明の第1の
実施の形態に係るスタティックラッチ回路の構成を示
す。図1に示したスタティックラッチ回路は、制御端子
がクロック端子102に接続され、逆相制御端子が逆相
クロック端子103に接続され、入力端子がデータ入力
端子101に接続され、出力端子が節点105に接続さ
れたトランスファゲート104を有し、入力端子が節点
105に接続され、出力端子がデータ出力端子107に
接続されたインバータ106を有するラッチ回路に、ソ
ースが降圧回路111を介して高位側電源端子109に
接続され、ドレインが節点105に接続され、ゲートが
データ出力端子107に接続されたPチャネル型MOS
トランジスタ113と、ソースが昇圧回路116を介し
て低位側電源端子110に接続され、ドレインが節点1
05に接続され、ゲートがデータ出力端子107に接続
されたNチャネル型MOSトランジスタ114により構
成されるインバータ108を付加して構成されている。
【0059】次に、図1に示したスタティックラッチ回
路の動作について述べる。逆相クロック端子103には
常にクロック端子102とは逆相の信号が加えられるの
で、以下、クロック端子102に加えられる信号につい
てのみ述べ、その信号をクロック信号と呼ぶ。ラッチ回
路としての動作自体は従来のスタティックラッチ回路と
同じで、クロック信号がローレベルのとき、トランスフ
ァゲート104が開き、データ入力端子101の値が節
点105に書き込まれ、データ出力端子107には、イ
ンバータ106を介して、その否定値が出力される。ク
ロック信号がハイレベルに変化すると、トランスファゲ
ート104が閉じるが、節点105の値はインバータ1
06及び108で構成されるラッチによりスタティック
保持され、クロック信号が停止した場合でも失われるこ
とはなく、データ入力端子101に加えられる信号とは
無関係にクロック信号がローレベルのときに書き込まれ
た値を保持し、データ出力端子107にはインバータ1
06を介してその否定値が出力される。
【0060】クロック信号がハイレベルからローレベル
に変化したとき、トランスファゲート104を介する書
き込み動作とインバータ108の保持動作の衝突により
問題が生じないように、インバータ108の駆動能力の
低減を、降圧回路111及び昇圧回路116を用いて動
作時の実効電源電圧を減すことで実現している。
【0061】インバータ108を構成するトランジスタ
のゲート幅およびゲート長は、回路の他の部分(トラン
スファゲート104、インバータ106、及び他のブロ
ック)を構成するトランジスタと同じものを使用して
も、保持回路としての条件を十分満たすことが出来る。
よって、使用出来る最小のゲート幅のトランジスタで構
成が出来て消費電力の低減が可能で、ゲートアレイのよ
うな同一のゲート長しか使えない状況下でも利用が可能
となる。
【0062】次に本発明の第1の実施の形態における第
1の実施例について図面を参照して説明する。図2に本
発明の第1の実施の形態における第1の実施例に係るス
タティックラッチ回路の構成を示す。図2に示したスタ
ティックラッチ回路は、制御端子がクロック端子202
に接続され、逆相制御端子が逆相クロック端子203に
接続され、入力端子がデータ入力端子201に接続さ
れ、出力端子が節点205に接続されたトランスファゲ
ート204を有し、入力端子が節点205に接続され、
出力端子がデータ出力端子207に接続されたインバー
タ206を有するラッチ回路に、ソースが高位側電源端
子209に接続され、ドレインおよびゲートが節点21
2に接続されたPチャネル型MOSトランジスタ211
と、ソースが節点212に接続され、ドレインが節点2
05に接続され、ゲートがデータ出力端子207に接続
されたPチャネル型MOSトランジスタ213と、ソー
スが節点215に接続され、ドレインが節点205に接
続され、ゲートがデータ出力端子207に接続されたN
チャネル型MOSトランジスタ214と、ソースが低位
側電源端子210に接続され、ドレインおよびゲートが
節点215に接続されたNチャネル型MOSトランジス
タ216により構成されるインバータ208を付加して
構成されている。
【0063】次に、図2に示したスタティックラッチ回
路の動作について述べる。逆相クロック端子203には
常にクロック端子202とは逆相の信号が加えられるの
で、以下、クロック端子202に加えられる信号につい
てのみ述べ、その信号をクロック信号と呼ぶ。ラッチ回
路としての動作自体は従来のスタティックラッチ回路と
同じで、クロック信号がローレベルのとき、トランスフ
ァゲート204が開き、データ入力端子201の値が節
点205に書き込まれ、データ出力端子207には、イ
ンバータ206を介して、その否定値が出力される。ク
ロック信号がハイレベルに変化すると、トランスファゲ
ート204が閉じるが、節点205の値はインバータ2
06及び208で構成されるラッチによりスタティック
保持され、クロック信号が停止した場合でも失われるこ
とはなく、データ入力端子201に加えられる信号とは
無関係にクロック信号がローレベルのときに書き込まれ
た値を保持し、データ出力端子207にはインバータ2
06を介してその否定値が出力される。
【0064】クロック信号がハイレベルからローレベル
に変化したとき、トランスファゲート204を介する書
き込み動作とインバータ208の保持動作の衝突により
問題が生じないように、インバータ208の駆動能力の
低減を、高位側電源端子209から節点212に向かっ
てその間で順方向接続されたPチャネル型MOSトラン
ジスタ211により構成されたダイオードを降圧回路と
して用い、節点215から低位側電源端子210に向か
ってその間で順方向接続されたNチャネル型MOSトラ
ンジスタ216により構成されたダイオードを昇圧回路
として用いて動作時の実効電源電圧を減すことで実現し
ている。
【0065】高速動作をしている場合、インバータ20
8のようなインバータを、その出力端子が接続された節
点がインバータ自身によって決定されるような状況下で
使用した場合、高速信号を入力端子に印加すると、高位
側電源からPチャネル型MOSトランジスタ211のオ
ン電圧分だけ降下したハイレベルと、低位側電源からN
チャネル型MOSトランジスタ216のオン電圧分だけ
上昇したローレベルとの間で動作をするが、図2に示す
ようにラッチ回路中で使われる場合、その出力端子が接
続された節点205の充放電はトランスファゲート20
4を介して、インバータ208よりも負荷駆動能力の大
きい前段のゲート回路により行われるので、クロック信
号が入力されている場合はほぼフルスイング動作をす
る。
【0066】クロック信号が停止した場合、インバータ
208の出力端子が接続された節点205は高位側電源
より電位の落ちたハイレベルまたは低位側電源より電位
の上昇したローレベルのDCレベルに落ち着くが、電源
からの上昇または降下分は数百mV程度であり、それを
受けるインバータ206に流れる待機電流も極僅かであ
り、極僅かの待機電力の増加で、回路の動作電力の低減
が可能となる。
【0067】インバータ208を構成するトランジスタ
のゲート幅およびゲート長は、回路の他の部分(トラン
スファゲート204、インバータ206、及び他のブロ
ック)を構成するトランジスタと同じものを使用して
も、保持回路としての条件を十分満たすことが出来る。
よって、使用出来る最小のゲート幅のトランジスタで構
成が出来て消費電力の低減が可能で、ゲートアレイのよ
うな同一のゲート長しか使えない状況下でも利用が可能
となる。
【0068】次に本発明の第1の実施の形態における第
2の実施例について図面を参照して説明する。図3に本
発明の第1の実施の形態における第2の実施例に係るス
タティックラッチ回路の構成を示す。図3に示したスタ
ティックラッチ回路は、制御端子がクロック端子302
に接続され、逆相制御端子が逆相クロック端子303に
接続され、入力端子がデータ入力端子301に接続さ
れ、出力端子が節点305に接続されたトランスファゲ
ート304を有し、入力端子が節点305に接続され、
出力端子がデータ出力端子307に接続されたインバー
タ306を有するラッチ回路に、ドレインおよびゲート
が高位側電源端子309に接続されたソースが節点31
2に接続され、Nチャネル型MOSトランジスタ311
と、ソースが節点312に接続され、ドレインが節点3
05に接続され、ゲートがデータ出力端子307に接続
されたPチャネル型MOSトランジスタ313と、ソー
スが節点315に接続され、ドレインが節点305に接
続され、ゲートがデータ出力端子307に接続されたN
チャネル型MOSトランジスタ314と、ドレインおよ
びゲートが低位側電源端子310に接続されたソースが
節点315に接続され、Pチャネル型MOSトランジス
タ316により構成されるインバータ308を付加して
構成されている。
【0069】次に、図3に示したスタティックラッチ回
路の動作について述べる。逆相クロック端子303には
常にクロック端子302とは逆相の信号が加えられるの
で、以下、クロック端子302に加えられる信号につい
てのみ述べ、その信号をクロック信号と呼ぶ。ラッチ回
路としての動作自体は従来のスタティックラッチ回路と
同じで、クロック信号がローレベルのとき、トランスフ
ァゲート304が開き、データ入力端子301の値が節
点305に書き込まれ、データ出力端子307には、イ
ンバータ306を介して、その否定値が出力される。ク
ロック信号がハイレベルに変化すると、トランスファゲ
ート304が閉じるが、節点305の値はインバータ3
06及び308で構成されるラッチによりスタティック
保持され、クロック信号が停止した場合でも失われるこ
とはなく、データ入力端子301に加えられる信号とは
無関係にクロック信号がローレベルのときに書き込まれ
た値を保持し、データ出力端子307にはインバータ3
06を介してその否定値が出力される。
【0070】クロック信号がハイレベルからローレベル
に変化したとき、トランスファゲート304を介する書
き込み動作とインバータ308の保持動作の衝突による
問題が生じないように、インバータ308の駆動能力の
低減を、高位側電源端子309から節点211に向かっ
てその間で順方向接続されたNチャネル型MOSトラン
ジスタ311により構成されたダイオードを降圧回路と
して用い、節点315から低位側電源端子310に向か
ってその間で順方向接続されたPチャネル型MOSトラ
ンジスタ316により構成されたダイオードを昇圧回路
として用いて動作時の実効電源電圧を減すことで実現し
ている。
【0071】高速動作をしている場合、インバータ30
8のようなインバータを、その出力端子が接続された節
点がインバータ自身によって決定されるような状況下で
使用した場合、高速信号を入力端子に印加すると、高位
側電源からNチャネル型MOSトランジスタ311のオ
ン電圧分だけ降下したハイレベルと、低位側電源からP
チャネル型MOSトランジスタ316のオン電圧分だけ
上昇したローレベルとの間で動作をするが、図3に示す
ようにラッチ回路中で使われる場合、その出力端子が接
続された節点305の充放電はトランスファゲート30
4を介して、インバータ308よりも負荷駆動能力の大
きい前段のゲート回路により行われるので、クロック信
号が入力されている場合はほぼフルスイング動作をす
る。
【0072】クロック信号が停止した場合、インバータ
308の出力端子が接続された節点305は高位側電源
より電位の落ちたハイレベルまたは低位側電源より電位
の上昇したローレベルのDCレベルに落ち着くが、電源
からの上昇または降下分は数百mV程度であり、それを
受けるインバータ306に流れる待機電流も極僅かであ
り、極僅かの待機電力の増加で、回路の動作電力の低減
が可能となる。
【0073】インバータ308を構成するトランジスタ
のゲート幅およびゲート長は、回路の他の部分(トラン
スファゲート304、インバータ306、及び他のブロ
ック)を構成するトランジスタと同じものを使用して
も、保持回路としての条件を十分満たすことが出来る。
よって、使用出来る最小のゲート幅のトランジスタで構
成が出来て消費電力の低減が可能で、ゲートアレイのよ
うな同一のゲート長しか使えない状況下でも利用が可能
となる。
【0074】次に本発明の第1の実施の形態における第
3の実施例について図面を参照して説明する。図4に本
発明の第1の実施の形態における第3の実施例に係るス
タティックラッチ回路の構成を示す。図4に示したスタ
ティックラッチ回路は、制御端子がクロック端子402
に接続され、逆相制御端子が逆相クロック端子403に
接続され、入力端子がデータ入力端子401に接続さ
れ、出力端子が節点405に接続されたトランスファゲ
ート404を有し、入力端子が節点405に接続され、
出力端子がデータ出力端子407に接続されたインバー
タ406を有するラッチ回路に、ソースが高位側電源端
子409に接続され、ドレインが節点412に接続され
たゲートが節点405に接続されたPチャネル型MOS
トランジスタ411と、ソースが節点412に接続さ
れ、ドレインが節点405に接続され、ゲートがデータ
出力端子407に接続されたPチャネル型MOSトラン
ジスタ413と、ソースが節点415に接続され、ドレ
インが節点405に接続され、ゲートがデータ出力端子
407に接続されたNチャネル型MOSトランジスタ4
14と、ソースが低位側電源端子410に接続され、ド
レインが節点415に接続されたゲートが節点405に
接続されたNチャネル型MOSトランジスタ416によ
り構成されるインバータ408を付加して構成されてい
る。
【0075】次に、図4に示したスタティックラッチ回
路の動作について述べる。逆相クロック端子403には
常にクロック端子402とは逆相の信号が加えられるの
で、以下、クロック端子402に加えられる信号につい
てのみ述べ、その信号をクロック信号と呼ぶ。
【0076】ラッチ回路としての動作自体は従来のスタ
ティックラッチ回路と同じで、クロック信号がローレベ
ルのとき、トランスファゲート404が開き、データ入
力端子401の値が節点405に書き込まれ、データ出
力端子407には、インバータ406を介して、その否
定値が出力される。クロック信号がハイレベルに変化す
ると、トランスファゲート404が閉じるが、節点40
5の値はインバータ406及び408で構成されるラッ
チによりスタティック保持され、クロック信号が停止し
た場合でも失われることはなく、データ入力端子401
に加えられる信号とは無関係にクロック信号がローレベ
ルのときに書き込まれた値を保持し、データ出力端子4
07にはインバータ406を介してその否定値が出力さ
れる。
【0077】クロック信号がハイレベルからローレベル
に変化したとき、トランスファゲート404を介する書
き込み動作とインバータ408の保持動作の衝突による
問題が生じないように、インバータ408の駆動能力の
低減を、後述の降圧回路と昇圧回路を用いることで、動
作時の実効電源電圧を減らすことで実現している。Pチ
ャネル型MOSトランジスタ411のゲートは、Pチャ
ネル型MOSトランジスタ413がオンするときに、自
分自身のドレインと電気的に接続され、図2に示したス
タティックラッチ回路の場合と同様に、高位側電源端子
409から節点412に向かってその間で順方向接続さ
れたダイオード型の降圧回路として働く。また、Nチャ
ネル型MOSトランジスタ416のゲートは、Nチャネ
ル型MOSトランジスタ414がオンするときに、自分
自身のドレインと電気的に接続され、図2に示したスタ
ティックラッチ回路の場合と同様に、節点415から低
位側電源端子410に向かってその間で順方向接続され
たダイオード型の昇圧回路として働く。
【0078】高速動作をしている場合、インバータ40
8のようなインバータを、その出力端子が接続された節
点がインバータ自身によって決定されるような状況下で
使用した場合、高速信号を入力端子に印加すると、高位
側電源からPチャネル型MOSトランジスタ411のオ
ン電圧分だけ降下したハイレベルと、低位側電源からN
チャネル型MOSトランジスタ416のオン電圧分だけ
上昇したローレベルとの間で動作をするが、図2に示す
ようにラッチ回路中で使われる場合、その出力端子が接
続された節点405の充放電はトランスファゲート40
4を介して、インバータ408よりも負荷駆動能力の大
きい前段のゲート回路により行われるので、クロック信
号が入力されている場合はほぼフルスイング動作をす
る。
【0079】クロック信号が停止した場合、インバータ
408の出力端子が接続された節点405は高位側電源
より電位の落ちたハイレベルまたは低位側電源より電位
の上昇したローレベルのDCレベルに落ち着くが、電源
からの上昇または降下分は数百mV程度であり、それを
受けるインバータ406に流れる待機電流も極僅かであ
り、極僅かの待機電力の増加で、回路の動作電力の低減
が可能となる。
【0080】インバータ408を構成するトランジスタ
のゲート幅およびゲート長は、回路の他の部分(トラン
スファゲート404、インバータ406、及び他のブロ
ック)を構成するトランジスタと同じものを使用して
も、保持回路としての条件を十分満たすことが出来る。
よって、使用出来る最小のゲート幅のトランジスタで構
成が出来て消費電力の低減が可能で、ゲートアレイのよ
うな同一のゲート長しか使えない状況下でも利用が可能
となる。
【0081】次に本発明の第2の実施の形態について図
面を参照して説明する。図5に本発明の第2の実施の形
態に係るスタティックラッチ回路の構成を示す。図5に
示したスタティックラッチ回路は、制御端子がクロック
端子502に接続され、逆相制御端子が逆相クロック端
子503に接続され、入力端子がデータ入力端子501
に接続され、出力端子が節点505に接続されたトラン
スファゲート504を有し、入力端子が節点505に接
続され、出力端子がデータ出力端子507に接続された
インバータ506を有するラッチ回路に、ソースが接続
された節点512が降圧回路511を介して高位側電源
端子509に接続され、ドレインが節点505に接続さ
れ、ゲートがデータ出力端子507に接続されたPチャ
ネル型MOSトランジスタ513と、ソースが節点51
5が昇圧回路516を介して低位側電源端子510に接
続され、ドレインが節点505に接続され、ゲートがデ
ータ出力端子507に接続されたNチャネル型MOSト
ランジスタ514により構成されるインバータ508を
付加し、ソースが高位側電源端子509に接続され、ド
レインが節点512に接続され、ゲートが待機制御端子
517に接続されたPチャネル型MOSトランジスタ5
18を付加し、ソースが低位側電源端子510に接続さ
れ、ドレインが節点515に接続され、ゲートが逆相待
機制御端子519に接続されたNチャネル型MOSトラ
ンジスタ520を付加して構成されている。
【0082】次に、図5に示したスタティックラッチ回
路の動作について述べる。逆相クロック端子503には
常にクロック端子502とは逆相の信号が加えられるの
で、以下、クロック端子502に加えられる信号につい
てのみ述べ、その信号をクロック信号と呼ぶ。また、逆
相待機制御端子519には常に待機制御端子509とは
逆相の信号が加えられるので、以下、待機制御端子50
9に加えられる信号についてのみ述べ、その信号を待機
制御信号と呼ぶ。待機制御信号がローレベルの場合、P
チャネル型MOSトランジスタ518およびNチャネル
型MOSトランジスタ520は共にオフするので、これ
ら2つのトランジスタを無視して動作を考えることが可
能で、図5のラッチ回路は図1のラッチ回路と同じラッ
チ動作をする。
【0083】クロック信号が停止した場合、図1〜図4
のラッチ回路では、節点505に対応する節点は、数百
mV程度、高位側電源より落ちたハイレベルまたは低位
側電源より上昇したローレベルのDCレベルに落ち着く
ため、それを受けるインバータ506に対応するインバ
ータで僅かな待機電力が消費されたが、クロック信号が
停止した場合、待機制御信号をハイレベルにすることに
より、Pチャネル型MOSトランジスタ518及びNチ
ャネル型MOSトランジスタ520がオンすることによ
り、節点505は高位側電源あるいは低位側電源レベル
に落ち着き、インバータ506での待機電力を上昇させ
ることなく、以下のように図1〜4のラッチ回路の効果
を享受することが出来る。
【0084】インバータ508を構成するトランジスタ
のゲート幅およびゲート長は、回路の他の部分(トラン
スファゲート504、インバータ506、及び他のブロ
ック)を構成するトランジスタと同じものを使用して
も、保持回路としての条件を十分満たすことが出来る。
よって、使用出来る最小のゲート幅のトランジスタで構
成が出来て消費電力の低減が可能で、ゲートアレイのよ
うな同一のゲート長しか使えない状況下でも利用が可能
となる。なお、降圧回路511及び昇圧回路516に
は、図2〜4と同様の降圧回路及び昇圧回路が適用出来
る。
【0085】次に本発明の第3の実施の形態について図
面を参照して説明する。図6に本発明の第3の実施の形
態に係るスタティックラッチ回路の構成を示す。図6に
示したスタティックラッチ回路は、制御端子がクロック
端子603に接続され、逆相制御端子が逆相クロック端
子604に接続され、入力端子がデータ入力端子601
に接続され、出力端子が節点607に接続されたトラン
スファゲート605を有し、制御端子がクロック端子6
03に接続され、逆相制御端子が逆相クロック端子60
4に接続され、入力端子が逆相データ入力端子602に
接続され、出力端子が節点608に接続されたトランス
ファゲート606を有し、入力端子が節点607に接続
され、出力端子がデータ出力端子611に接続されたイ
ンバータ609を有し、入力端子が節点608に接続さ
れ、出力端子が逆相データ出力端子612に接続された
インバータ610を有するラッチ回路に、ソースが降圧
回路616を介して高位側電源端子614に接続され、
ドレインが節点608に接続され、ゲートが節点607
に接続されたPチャネル型MOSトランジスタ618
と、ソースが昇圧回路621を介して低位側電源端子6
15に接続され、ドレインが節点608に接続され、ゲ
ートが節点607に接続されたNチャネル型MOSトラ
ンジスタ619により構成されるインバータ613を付
加し、ソースが降圧回路625を介して高位側電源端子
623に接続され、ドレインが節点607に接続され、
ゲートが節点608に接続されたPチャネル型MOSト
ランジスタ627と、ソースが昇圧回路630を介して
低位側電源端子624に接続され、ドレインが節点60
7に接続され、ゲートが節点608に接続されたNチャ
ネル型MOSトランジスタ628により構成されるイン
バータ622を付加して構成されている。
【0086】次に、図6に示したスタティックラッチ回
路の動作について述べる。逆相クロック端子604には
常にクロック端子603とは逆相の信号が加えられるの
で、以下、クロック端子603に加えられる信号につい
てのみ述べ、その信号をクロック信号と呼ぶ。クロック
信号がローレベルのとき、トランスファゲート605及
び606が開き、データ入力端子601の値が節点60
7に書き込まれ、データ出力端子611には、インバー
タ609を介して、その否定値が出力され、逆相データ
入力端子602の値が節点608に書き込まれ、データ
出力端子612には、インバータ610を介して、その
否定値が出力される。
【0087】クロック信号がハイレベルに変化すると、
トランスファゲート605及び606が閉じるが、節点
607及び608の値は、インバータ613及び622
で構成されるラッチによりスタティック保持され、クロ
ック信号が停止した場合でも失われることはなく、デー
タ入力端子601及び逆相データ入力端子602に加え
られる信号とは無関係にクロック信号がローレベルのと
きに書き込まれた値を保持する。
【0088】クロック信号がハイレベルからローレベル
に変化したとき、トランスファゲート605を介する書
き込み動作とインバータ622の保持動作の衝突、及
び、トランスファゲート606を介する書き込み動作と
インバータ613の保持動作の衝突による問題が生じな
いように、インバータ613及び622の駆動能力の低
減を、それぞれ、降圧回路616及び昇圧回路621、
降圧回路625及び昇圧回路630を用いて動作時の実
効電源電圧を減すことで実現している。
【0089】インバータ613及び622を構成するト
ランジスタのゲート幅およびゲート長は、回路の他の部
分(トランスファゲート605及び606、インバータ
609及び610、及び他のブロック)を構成するトラ
ンジスタと同じものを使用しても、保持回路としての条
件を十分満たすことが出来る。よって、使用出来る最小
のゲート幅のトランジスタで構成が出来て消費電力の低
減が可能で、ゲートアレイのような同一のゲート長しか
使えない状況下でも利用が可能となる。なお、昇圧回路
616,625及び降圧回路621,630には、図2
〜4と同様の昇圧回路及び降圧回路が適用出来る。
【0090】次に本発明の第4の実施の形態について図
面を参照して説明する。図7に本発明の第4の実施の形
態に係るスタティックラッチ回路の構成を示す。図7に
示したスタティックラッチ回路は、制御端子がクロック
端子703に接続され、逆相制御端子が逆相クロック端
子704に接続され、入力端子がデータ入力端子701
に接続され、出力端子が節点707に接続されたトラン
スファゲート705を有し、制御端子がクロック端子7
03に接続され、逆相制御端子が逆相クロック端子70
4に接続され、入力端子が逆相データ入力端子702に
接続され、出力端子が節点708に接続されたトランス
ファゲート706を有し、入力端子が節点707に接続
され、出力端子がデータ出力端子711に接続されたイ
ンバータ709を有し、入力端子が節点708に接続さ
れ、出力端子が逆相データ出力端子712に接続された
インバータ710を有するラッチ回路に、ソースが接続
された節点717が降圧回路716を介して高位側電源
端子714に接続され、ドレインが節点708に接続さ
れ、ゲートが節点707に接続されたPチャネル型MO
Sトランジスタ718と、ソースが接続された節点72
2が昇圧回路723を介して低位側電源端子715に接
続され、ドレインが節点708に接続され、ゲートが節
点707に接続されたNチャネル型MOSトランジスタ
720と、ソースが節点717に接続され、ドレインが
節点707に接続され、ゲートが節点708に接続され
たPチャネル型MOSトランジスタ719と、ソースが
節点722に接続され、ドレインが節点707に接続さ
れ、ゲートが節点708に接続されたNチャネル型MO
Sトランジスタ721を付加して構成されている。
【0091】次に、図7に示したスタティックラッチ回
路の動作について述べる。逆相クロック端子704には
常にクロック端子703とは逆相の信号が加えられるの
で、以下、クロック端子703に加えられる信号につい
てのみ述べ、その信号をクロック信号と呼ぶ。クロック
信号がローレベルのとき、トランスファゲート705及
び706が開き、データ入力端子701の値が節点70
7に書き込まれ、データ出力端子711には、インバー
タ709を介して、その否定値が出力され、逆相データ
入力端子702の値が節点708に書き込まれ、データ
出力端子712には、インバータ710を介して、その
否定値が出力される。
【0092】クロック信号がハイレベルに変化すると、
トランスファゲート705及び706が閉じるが、図6
の回路では、別々に設けられた降圧回路と昇圧回路をひ
とつの降圧回路716及び昇圧回路723で共有した形
のラッチを持つ保持回路713によりスタティック保持
され、クロック信号が停止した場合でも失われることは
なく、データ入力端子701及び逆相データ入力端子7
02に加えられる信号とは無関係にクロック信号がロー
レベルのときに書き込まれた値を保持する。
【0093】クロック信号がハイレベルからローレベル
に変化したとき、トランスファゲート705,706を
介する書き込み動作と保持回路713の保持動作の衝突
による問題が生じないように、保持回路713の駆動能
力の低減を、それぞれ、降圧回路716及び昇圧回路7
23を用いて動作時の実効電源電圧を減すことで実現し
ている。
【0094】保持回路インバータ713を構成するトラ
ンジスタのゲート幅およびゲート長は、回路の他の部分
(トランスファゲート705及び706、インバータ7
09及び710、及び他のブロック)を構成するトラン
ジスタと同じものを使用しても、保持回路としての条件
を十分満たすことが出来る。よって、使用出来る最小の
ゲート幅のトランジスタで構成が出来て消費電力の低減
が可能で、ゲートアレイのような同一のゲート長しか使
えない状況下でも利用が可能となる。なお、昇圧回路7
16及び降圧回路723には、図2〜4と同様の昇圧回
路及び降圧回路が適用出来る。
【0095】次に本発明の第5の実施の形態について図
面を参照して説明する。図8に本発明の第5の実施の形
態に係るスタティックラッチ回路の構成を示す。図8に
示したスタティックラッチ回路は、ソースが高位側電源
端子804に接続され、ドレインが節点809に接続さ
れ、ゲートがデータ入力端子801に接続されたPチャ
ネル型MOSトランジスタ808と、ソースが節点80
9に接続され、ドレインが節点811に接続され、ゲー
トがクロック端子802に接続されたPチャネル型MO
Sトランジスタ810と、ソースが低位側電源端子80
6に接続され、ドレインが節点813に接続され、ゲー
トがデータ入力端子801に接続されたNチャネル型M
OSトランジスタ814と、ソースが節点813に接続
され、ドレインが節点811に接続され、ゲートが逆相
クロック端子803に接続されたNチャネル型MOSト
ランジスタ812により構成されるインバータ807
と、ソースが高位側電源端子804に接続され、ドレイ
ンが節点817に接続され、ゲートが節点811に接続
されたPチャネル型MOSトランジスタ817と、ソー
スが節点817に接続され、ドレインがデータ出力端子
805に接続され、ゲートが逆相クロック端子803に
接続されたPチャネル型MOSトランジスタ818と、
ソースが低位側電源端子806に接続され、ドレインが
節点820に接続され、ゲートが節点811に接続され
たNチャネル型MOSトランジスタ821と、ソースが
節点820に接続され、ドレインがデータ出力端子80
5に接続され、ゲートがクロック端子802に接続され
たNチャネル型MOSトランジスタ819により構成さ
れるインバータ815を有するラッチ回路に、入力端子
が節点811に接続され、出力端子が節点827に接続
されたインバータ822と、ソースが降圧回路824を
介して高位側電源端子804に接続され、ドレインが節
点811に接続され、ゲートが節点827に接続された
Pチャネル型MOSトランジスタ826と、ソースが昇
圧回路830を介して低位側電源端子806に接続さ
れ、ドレインが節点811に接続され、ゲートが節点8
27に接続されたNチャネル型MOSトランジスタ82
8により構成されるインバータ823を付加して構成さ
れている。
【0096】次に、図8に示したスタティックラッチ回
路の動作について述べる。逆相クロック端子803には
常にクロック端子802とは逆相の信号が加えられるの
で、以下、クロック端子802に加えられる信号につい
てのみ述べ、その信号をクロック信号と呼ぶ。クロック
信号がローレベルのとき、Pチャネル型MOSトランジ
スタ810及びNチャネル型MOSトランジスタ812
がオンして、Pチャネル型MOSトランジスタ818及
びNチャネル型MOSトランジスタ819がオフする。
データ入力端子801にハイレベルが印加されていれ
ば、Pチャネル型MOSトランジスタ808がオフし、
Nチャネル型MOSトランジスタ814がオンして、節
点811はローレベル放電され、データ入力端子801
にローレベルが印加されていれば、Pチャネル型MOS
トランジスタ808がオンし、Nチャネル型MOSトラ
ンジスタ814がオフして、節点811はハイレベル放
電される。一方、データ出力端子805は、ダイナミッ
ク状態となり、クロック信号がハイレベルのときの状態
を保持する。
【0097】クロック信号がハイレベルに変化すると、
Pチャネル型MOSトランジスタ810及びNチャネル
型MOSトランジスタ812がオフして、Pチャネル型
MOSトランジスタ818及びNチャネル型MOSトラ
ンジスタ819がオンする。節点811がハイレベルな
らば、Pチャネル型MOSトランジスタ816がオフ
し、Nチャネル型MOSトランジスタ821がオンし
て、データ出力端子805はローレベル放電され、節点
811がローレベルならば、Pチャネル型MOSトラン
ジスタ816がオンし、Nチャネル型MOSトランジス
タ821がオフして、データ出力端子805はハイレベ
ル放電される。
【0098】節点811の値はインバータ822,82
3で構成されるラッチによりスタティック保持され、ク
ロック信号が停止した場合でも失われることはなく、デ
ータ入力端子801に加えられる信号とは無関係にクロ
ック信号がローレベルのときに書き込まれた値を保持す
る。
【0099】クロック信号がハイレベルからローレベル
に変化したとき、インバータ807による節点811へ
の書き込み動作とインバータ823の保持動作の衝突に
よる問題が生じないように、インバータ823の駆動能
力の低減を、降圧回路824及び昇圧回路830を用い
て動作時の実効電源電圧を減すことで実現している。
【0100】インバータ823を構成するトランジスタ
のゲート幅およびゲート長は、回路の他の部分(インバ
ータ807,815,822、及び他のブロック)を構
成するトランジスタと同じものを使用しても、保持回路
としての条件を十分満たすことが出来る。よって、使用
出来る最小のゲート幅のトランジスタで構成が出来て消
費電力の低減が可能で、ゲートアレイのような同一のゲ
ート長しか使えない状況下でも利用が可能となる。
【0101】ここでは、節点811のスタティック保持
についてのみ述べたが、ダイナミック状態となるデータ
出力端子805に対しても、同様の保持回路、或いは、
本発明で記述される他の保持回路を適用し、スタティッ
ク保持状態にすることが出来る。
【0102】次に本発明の第6の実施の形態について図
面を参照して説明する。図9に本発明の第6の実施の形
態に係るスタティック論理回路の構成を示す。図9に示
したスタティック論理回路は、ソースが高位側電源端子
902に接続され、ドレインがデータ出力端子903に
接続され、ゲートがクロック端子901に接続されたP
チャネル型MOSトランジスタ905と、ソースが低位
側電源端子904に接続され、ドレインが節点913に
接続され、ゲートがクロック端子901に接続されたN
チャネル型MOSトランジスタ914を有し、ソースが
節点913に接続され、ドレインが節点910に接続さ
れ、ゲートが第1のデータ入力端子911に接続された
Nチャネル型MOSトランジスタ912と、ソースが節
点910に接続され、ドレインがデータ出力端子903
に接続され、ゲートが第2のデータ入力端子906に接
続されたNチャネル型MOSトランジスタ907と、ソ
ースが節点910に接続され、ドレインがデータ出力端
子903に接続され、ゲートが第3のデータ入力端子9
08に接続されたNチャネル型MOSトランジスタ90
9により構成される論理演算部915を有する論理回路
に、ソースが降圧回路916を介して高位側電源端子9
02に接続され、ドレインがデータ出力端子903に接
続され、ゲートが低位側電源端子904に接続されたP
チャネル型MOSトランジスタ918を付加して構成さ
れている。
【0103】次に、図9に示したスタティック論理回路
の動作について説明する。以下、クロック端子901に
加えられる信号をクロック信号と呼ぶことにする。クロ
ック信号がローレベルの時、Pチャネル型MOSトラン
ジスタ905がオンし、Nチャネル型MOSトランジス
タ914がオフし、データ出力端子903はハイレベル
に充電される。
【0104】クロック信号がハイレベルに変化すると、
Pチャネル型MOSトランジスタ905がオフし、Nチ
ャネル型MOSトランジスタ914がオンする。この
時、Nチャネル型MOSトランジスタ907,909の
少なくとも一つがオンし、かつ、Nチャネル型MOSト
ランジスタ913がオンする場合、データ出力端子90
3はローレベルに放電される。Pチャネル型MOSトラ
ンジスタ918のゲートは、低位側電源端子904に接
続されて常にオンしているので、この時、高位側電源端
子902→降圧回路916→Pチャネル型MOSトラン
ジスタ918→論理回路部915を構成するNチャネル
型MOSトランジスタ群→Nチャネル型MOSトランジ
スタ914→低位側電源端子904というDC電流経路
が出来上がる。ラッチ回路の場合と同様に、降圧回路9
16を用いて、実効電源電圧を減らすことで、Pチャネ
ル型MOSトランジスタ918のオン抵抗を大きくすれ
ば、低位側電源電位より僅かに電位は上昇するが、デー
タ出力端子903はローレベルを出力する。
【0105】また、上記条件以外の場合、データ出力端
子903は、Pチャネル型MOSトランジスタ918が
常にオンしているので、クロック信号を停止してもダイ
ナミック状態とはならず、ハイレベルを保持出来る。図
9に示したスタティック論理回路は、ローレベル出力時
の僅かな待機電流の増加を許すことで、クロック停止時
のハイレベル保持動作を可能としている。
【0106】保持回路(降圧回路916及びPチャネル
型MOSトランジスタ918)を構成するトランジスタ
のゲート幅およびゲート長は、回路の他の部分(Pチャ
ネル型MOSトランジスタ905、Nチャネル型MOS
トランジスタ914、論理回路部915を構成するNチ
ャネル型MOSトランジスタ群、及び他のブロック)を
構成するトランジスタと同じものを使用しても、保持回
路としての条件を十分満たすことが出来る。よって、使
用出来る最小のゲート幅のトランジスタで構成が出来て
消費電力の低減が可能で、ゲートアレイのような同一の
ゲート長しか使えない状況下でも利用が可能となる。
【0107】次に本発明の第6の実施の形態における第
1の実施例について図面を参照して説明する。図10に
本発明の第6の実施の形態における第1の実施例に係る
スタティック論理回路の構成を示す。図10に示したス
タティック論理回路は、ソースが高位側電源端子100
2に接続され、ドレインがデータ出力端子1003に接
続され、ゲートがクロック端子1001に接続されたP
チャネル型MOSトランジスタ1005と、ソースが低
位側電源端子1004に接続され、ドレインが節点10
13に接続され、ゲートがクロック端子1001に接続
されたNチャネル型MOSトランジスタ1014を有
し、ソースが節点1013に接続され、ドレインが節点
1010に接続され、ゲートが第1のデータ入力端子1
011に接続されたNチャネル型MOSトランジスタ1
012と、ソースが節点1010に接続され、ドレイン
がデータ出力端子1003に接続され、ゲートが第2の
データ入力端子1006に接続されたNチャネル型MO
Sトランジスタ1007と、ソースが節点1010に接
続され、ドレインがデータ出力端子1003に接続さ
れ、ゲートが第3のデータ入力端子1008に接続され
たNチャネル型MOSトランジスタ1009により構成
される論理演算部1015を有する論理回路に、ソース
が高位側電源端子1002に接続され、ドレイン及びゲ
ートが節点1017に接続されたPチャネル型MOSト
ランジスタ1016を付加し、ソースが節点1017に
接続され、ドレインがデータ出力端子1003に接続さ
れ、ゲートが低位側電源端子1004に接続されたPチ
ャネル型MOSトランジスタ1018を付加して構成さ
れている。
【0108】次に、図10に示したスタティック論理回
路の動作について説明する。以下、クロック端子100
1に加えられる信号をクロック信号と呼ぶことにする。
クロック信号がローレベルの時、Pチャネル型MOSト
ランジスタ1005がオンし、Nチャネル型MOSトラ
ンジスタ1014がオフし、データ出力端子1003は
ハイレベルに充電される。
【0109】クロック信号がハイレベルに変化すると、
Pチャネル型MOSトランジスタ1005がオフし、N
チャネル型MOSトランジスタ1014がオンする。こ
の時、Nチャネル型MOSトランジスタ1007,10
09の少なくとも一つがオンし、かつ、Nチャネル型M
OSトランジスタ1012がオンする場合、データ出力
端子1003はローレベルに放電される。Pチャネル型
MOSトランジスタ1018のゲートは、低位側電源端
子1004に接続されて常にオンしているので、この
時、高位側電源端子1002→Pチャネル型MOSトラ
ンジスタ1016→Pチャネル型MOSトランジスタ1
018→論理回路部1015を構成するNチャネル型M
OSトランジスタ群→Nチャネル型MOSトランジスタ
1014→低位側電源端子1004というDC電流経路
が出来上がる。高位側電源端子1002から節点101
7に向かってその間で順方向接続されたPチャネル型M
OSトランジスタ1016により構成されたダイオード
を降圧回路として用いて、実効電源電圧を減らすこと
で、Pチャネル型MOSトランジスタ1018のオン抵
抗を大きくすれば、低位側電源電位より僅かに電位は上
昇するが、データ出力端子1003はローレベルを出力
する。
【0110】また、上記条件以外の場合、データ出力端
子1003は、Pチャネル型MOSトランジスタ101
8が常にオンしているので、クロック信号を停止しても
ダイナミック状態とはならず、ハイレベルを保持出来
る。図10に示したスタティック論理回路は、ローレベ
ル出力時の僅かな待機電流の増加を許すことで、クロッ
ク停止時のハイレベル保持動作を可能としている。
【0111】保持回路を構成するPチャネル型MOSト
ランジスタ1016,1018のゲート幅およびゲート
長は、回路の他の部分(Pチャネル型MOSトランジス
タ1005、Nチャネル型MOSトランジスタ101
4、論理回路部1015を構成するNチャネル型MOS
トランジスタ群、及び他のブロック)を構成するトラン
ジスタと同じものを使用しても、保持回路としての条件
を十分満たすことが出来る。よって、使用出来る最小の
ゲート幅のトランジスタで構成が出来て消費電力の低減
が可能で、ゲートアレイのような同一のゲート長しか使
えない状況下でも利用が可能となる。
【0112】次に本発明の第6の実施の形態における第
2の実施例について図面を参照して説明する。図11に
本発明の第6の実施の形態における第2の実施例に係る
スタティック論理回路の構成を示す。図11に示したス
タティック論理回路は、ソースが高位側電源端子110
2に接続され、ドレインがデータ出力端子1103に接
続され、ゲートがクロック端子1101に接続されたP
チャネル型MOSトランジスタ1105と、ソースが低
位側電源端子1104に接続され、ドレインが節点11
13に接続され、ゲートがクロック端子1101に接続
されたNチャネル型MOSトランジスタ1114を有
し、ソースが節点1113に接続され、ドレインが節点
1110に接続され、ゲートが第1のデータ入力端子1
111に接続されたNチャネル型MOSトランジスタ1
112と、ソースが節点1110に接続され、ドレイン
がデータ出力端子1103に接続され、ゲートが第2の
データ入力端子1106に接続されたNチャネル型MO
Sトランジスタ1107と、ソースが節点1110に接
続され、ドレインがデータ出力端子1103に接続さ
れ、ゲートが第3のデータ入力端子1108に接続され
たNチャネル型MOSトランジスタ1109により構成
される論理演算部1115を有する論理回路に、ドレイ
ン及びゲートが高位側電源端子1102に接続され、ソ
ースが節点1117に接続されたNチャネル型MOSト
ランジスタ1116を付加し、ソースが節点1117に
接続され、ドレインがデータ出力端子1103に接続さ
れ、ゲートが低位側電源端子1104に接続されたPチ
ャネル型MOSトランジスタ1118を付加して構成さ
れている。
【0113】次に、図11に示したスタティック論理回
路の動作について説明する。以下、クロック端子110
1に加えられる信号をクロック信号と呼ぶことにする。
クロック信号がローレベルの時、Pチャネル型MOSト
ランジスタ1105がオンし、Nチャネル型MOSトラ
ンジスタ1114がオフし、データ出力端子1103は
ハイレベルに充電される。
【0114】クロック信号がハイレベルに変化すると、
Pチャネル型MOSトランジスタ1105がオフし、N
チャネル型MOSトランジスタ1114がオンする。こ
の時、Nチャネル型MOSトランジスタ1107,11
09の少なくとも一つがオンし、かつ、Nチャネル型M
OSトランジスタ1112がオンする場合、データ出力
端子1103はローレベルに放電される。Pチャネル型
MOSトランジスタ1118のゲートは、低位側電源端
子1104に接続されて常にオンしているので、この
時、高位側電源端子1102→Nチャネル型MOSトラ
ンジスタ1116→Pチャネル型MOSトランジスタ1
118→論理回路部1115を構成するNチャネル型M
OSトランジスタ群→Nチャネル型MOSトランジスタ
1114→低位側電源端子1104というDC電流経路
が出来上がる。高位側電源端子1102から節点111
7に向かってその間で順方向接続されたNチャネル型M
OSトランジスタ1116により構成されたダイオード
を降圧回路として用いて、実効電源電圧を減らすこと
で、Pチャネル型MOSトランジスタ1118のオン抵
抗を大きくすれば、低位側電源電位より僅かに電位は上
昇するが、データ出力端子1103はローレベルを出力
する。
【0115】また、上記条件以外の場合、データ出力端
子1103は、Pチャネル型MOSトランジスタ111
8が常にオンしているので、クロック信号を停止しても
ダイナミック状態とはならず、ハイレベルを保持出来
る。図11に示したスタティック論理回路は、ローレベ
ル出力時の僅かな待機電流の増加を許すことで、クロッ
ク停止時のハイレベル保持動作を可能としている。
【0116】保持回路を構成するNチャネル型MOSト
ランジスタ1116,及びPチャネル型MOSトランジ
スタ1118のゲート幅およびゲート長は、回路の他の
部分(Pチャネル型MOSトランジスタ1105、Nチ
ャネル型MOSトランジスタ1114、論理回路部11
15を構成するNチャネル型MOSトランジスタ群、及
び他のブロック)を構成するトランジスタと同じものを
使用しても、保持回路としての条件を十分満たすことが
出来る。よって、使用出来る最小のゲート幅のトランジ
スタで構成が出来て消費電力の低減が可能で、ゲートア
レイのような同一のゲート長しか使えない状況下でも利
用が可能となる。
【0117】次に本発明の第6の実施の形態における第
3の実施例について図面を参照して説明する。図12に
本発明の第6の実施の形態における第3の実施例に係る
スタティック論理回路の構成を示す。図12に示したス
タティック論理回路は、ソースが高位側電源端子120
2に接続され、ドレインがデータ出力端子1203に接
続され、ゲートがクロック端子1201に接続されたP
チャネル型MOSトランジスタ1205と、ソースが低
位側電源端子1204に接続され、ドレインが節点12
13に接続され、ゲートがクロック端子1201に接続
されたNチャネル型MOSトランジスタ1214を有
し、ソースが節点1213に接続され、ドレインが節点
1210に接続され、ゲートが第1のデータ入力端子1
211に接続されたNチャネル型MOSトランジスタ1
212と、ソースが節点1210に接続され、ドレイン
がデータ出力端子1203に接続され、ゲートが第2の
データ入力端子1206に接続されたNチャネル型MO
Sトランジスタ1207と、ソースが節点1210に接
続され、ドレインがデータ出力端子1203に接続さ
れ、ゲートが第3のデータ入力端子1208に接続され
たNチャネル型MOSトランジスタ1209により構成
される論理演算部1215を有する論理回路に、ソース
が高位側電源端子1202に接続され、ドレインが節点
1217に接続され、ゲートがデータ出力端子1203
に接続されたPチャネル型MOSトランジスタ1216
を付加し、ソースが節点1217に接続され、ドレイン
がデータ出力端子1203に接続され、ゲートが低位側
電源端子1204に接続されたPチャネル型MOSトラ
ンジスタ1218を付加して構成されている。
【0118】次に、図12に示したスタティック論理回
路の動作について説明する。以下、クロック端子120
1に加えられる信号をクロック信号と呼ぶことにする。
クロック信号がローレベルの時、Pチャネル型MOSト
ランジスタ1205がオンし、Nチャネル型MOSトラ
ンジスタ1214がオフし、データ出力端子1203は
ハイレベルに充電される。
【0119】クロック信号がハイレベルに変化すると、
Pチャネル型MOSトランジスタ1205がオフし、N
チャネル型MOSトランジスタ1214がオンする。こ
の時、Nチャネル型MOSトランジスタ1207,12
09の少なくとも一つがオンし、かつ、Nチャネル型M
OSトランジスタ1212がオンする場合、データ出力
端子1203はローレベルに放電される。Pチャネル型
MOSトランジスタ1218のゲートは、低位側電源端
子1204に接続されて常にオンしているので、この
時、高位側電源端子1202→Pチャネル型MOSトラ
ンジスタ1216→Pチャネル型MOSトランジスタ1
218→論理回路部1215を構成するNチャネル型M
OSトランジスタ群→Nチャネル型MOSトランジスタ
1214→低位側電源端子1204というDC電流経路
が出来上がる。Pチャネル型MOSトランジスタ121
8は常にオンしているので、Pチャネル型MOSトラン
ジスタ1216のゲートは、自分自身のドレインと電気
的に接続されるので、高位側電源端子1202から節点
1217に向かってその間で順方向接続されたダイオー
ド型の降圧回路として働く。Pチャネル型MOSトラン
ジスタ1218の実効電源電圧は減るので、オン抵抗が
大きくなり、低位側電源電位より僅かに電位は上昇する
が、データ出力端子1203はローレベルを出力する。
【0120】また、上記条件以外の場合、データ出力端
子1203は、Pチャネル型MOSトランジスタ121
8が常にオンしているので、クロック信号を停止しても
ダイナミック状態とはならず、ハイレベルを保持出来
る。図12に示したスタティック論理回路は、ローレベ
ル出力時の僅かな待機電流の増加を許すことで、クロッ
ク停止時のハイレベル保持動作を可能としている。
【0121】保持回路を構成するPチャネル型MOSト
ランジスタ1216,1218のゲート幅およびゲート
長は、回路の他の部分(Pチャネル型MOSトランジス
タ1205、Nチャネル型MOSトランジスタ121
4、論理回路部1215を構成するNチャネル型MOS
トランジスタ群、及び他のブロック)を構成するトラン
ジスタと同じものを使用しても、保持回路としての条件
を十分満たすことが出来る。よって、使用出来る最小の
ゲート幅のトランジスタで構成が出来て消費電力の低減
が可能で、ゲートアレイのような同一のゲート長しか使
えない状況下でも利用が可能となる。
【0122】次に本発明の第7の実施の形態について図
面を参照して説明する。図13に本発明の第7の実施の
形態に係るスタティック論理回路の構成を示す。図13
に示したスタティック論理回路は、ソースが高位側電源
端子1302に接続され、ドレインが節点1319に接
続され、ゲートがクロック端子1301に接続されたP
チャネル型MOSトランジスタ1305と、ソースが低
位側電源端子1304に接続され、ドレインが節点13
13に接続され、ゲートがクロック端子1301に接続
されたNチャネル型MOSトランジスタ1314と、入
力端子が節点1319に接続され、出力端子がデータ出
力端子1303に接続されたインバータ1320を有
し、ソースが節点1313に接続され、ドレインが節点
1310に接続され、ゲートが第1のデータ入力端子1
311に接続されたNチャネル型MOSトランジスタ1
312と、ソースが節点1310に接続され、ドレイン
が節点1319に接続され、ゲートが第2のデータ入力
端子1306に接続されたNチャネル型MOSトランジ
スタ1307と、ソースが節点1310に接続され、ド
レインが節点1319に接続され、ゲートが第3のデー
タ入力端子1308に接続されたNチャネル型MOSト
ランジスタ1309により構成される論理演算部131
5を有する論理回路に、ソースが降圧回路1316を介
して高位側電源端子1302に接続され、ドレインが節
点1319に接続され、ゲートがデータ出力端子130
3に接続されたPチャネル型MOSトランジスタ131
8を付加して構成されている。
【0123】次に、図13に示したスタティック論理回
路の動作を説明する。以下、クロック端子1301に加
えられる信号をクロック信号と呼ぶことにする。
【0124】クロック信号がローレベルの時、Pチャネ
ル型MOSトランジスタ1305がオンし、Nチャネル
型MOSトランジスタ1314がオフし、節点1319
がハイレベルに充電され、データ出力端子1303には
インバータ1320を介してローレベルが出力される。
この時、Pチャネル型MOSトランジスタ1318はオ
ンする。
【0125】クロック信号がハイレベルに変化すると、
Pチャネル型MOSトランジスタ1305がオフし、N
チャネル型MOSトランジスタ1314がオンするが、
この時、Nチャネル型MOSトランジスタ1307,1
309の少なくとも一つがオンし、かつ、Nチャネル型
MOSトランジスタ1312がオンする場合、節点13
19はローレベルに放電され、データ出力端子1303
にはハイレベルが出力され、Pチャネル型MOSトラン
ジスタ1318はオフする。それ以外の場合は、節点1
319はハイレベルを保持し、データ出力端子1303
にはローレベルが出力され、Pチャネル型MOSトラン
ジスタ1318がオンして、節点1319がダイナミッ
ク節点とはならず、ハイレベルのスタティック保持が可
能となる。
【0126】この回路では、クロック信号がローレベル
からハイレベルに変化したとき、節点1319の電荷が
放電される際、論理回路部1315を構成するNチャネ
ル型MOSトランジスタ群及びNチャネル型MOSトラ
ンジスタ1314を介する放電動作と、Pチャネル型M
OSトランジスタ1318による保持動作の衝突によ
り、放電が行えない、放電時間の遅れ、消費電力の増加
等の問題が生じる場合がある。しかし、Pチャネル型M
OSトランジスタ1318の駆動能力の低減を、降圧回
路1316を用いて動作時の実効電源電圧を減すことで
上記した問題を解消している。
【0127】降圧回路1316を構成するトランジス
タ、及びPチャネル型MOSトランジスタ1318のゲ
ート幅およびゲート長は、回路の他の部分(Pチャネル
型MOSトランジスタ1305、Nチャネル型MOSト
ランジスタ1314、論理回路部1315を構成するN
チャネル型MOSトランジスタ群、インバータ132
0,及び他のブロック)を構成するトランジスタと同じ
ものを使用しても、保持回路としての条件を十分満たす
ことが出来る。よって、使用出来る最小のゲート幅のト
ランジスタで構成が出来て消費電力の低減が可能で、ゲ
ートアレイのような同一のゲート長しか使えない状況下
でも利用が可能となる。
【0128】次に本発明の第7の実施の形態における第
1の実施例について図面を参照して説明する。図14に
本発明の第7の実施の形態における第1の実施例に係る
スタティック論理回路の構成を示す。図14に示したス
タティック論理回路は、ソースが高位側電源端子140
2に接続され、ドレインが節点1419に接続され、ゲ
ートがクロック端子1401に接続されたPチャネル型
MOSトランジスタ1405と、ソースが低位側電源端
子1404に接続され、ドレインが節点1413に接続
され、ゲートがクロック端子1401に接続されたNチ
ャネル型MOSトランジスタ1414と、入力端子が節
点1419に接続され、出力端子がデータ出力端子14
03に接続されたインバータ1420を有し、ソースが
節点1413に接続され、ドレインが節点1410に接
続され、ゲートが第1のデータ入力端子1411に接続
されたNチャネル型MOSトランジスタ1412と、ソ
ースが節点1410に接続され、ドレインが節点141
9に接続され、ゲートが第2のデータ入力端子1406
に接続されたNチャネル型MOSトランジスタ1407
と、ソースが節点1410に接続され、ドレインが節点
1419に接続され、ゲートが第3のデータ入力端子1
408に接続されたNチャネル型MOSトランジスタ1
409により構成される論理演算部1415を有する論
理回路に、ソースが高位側電源端子1402に接続さ
れ、ドレイン及びゲートが節点1417に接続されたP
チャネル型MOSトランジスタ1416を付加し、ソー
スが節点1417に接続され、ドレインが節点1419
に接続され、ゲートがデータ出力端子1403に接続さ
れたPチャネル型MOSトランジスタ1418を付加し
て構成されている。
【0129】次に、図14に示したスタティック論理回
路の動作を説明する。以下、クロック端子1401に加
えられる信号をクロック信号と呼ぶことにする。クロッ
ク信号がローレベルの時、Pチャネル型MOSトランジ
スタ1405がオンし、Nチャネル型MOSトランジス
タ1414がオフし、節点1419がハイレベルに充電
され、データ出力端子1403にはインバータ1420
を介してローレベルが出力される。この時、Pチャネル
型MOSトランジスタ1418はオンする。
【0130】クロック信号がハイレベルに変化すると、
Pチャネル型MOSトランジスタ1405がオフし、N
チャネル型MOSトランジスタ1414がオンするが、
この時、Nチャネル型MOSトランジスタ1407,1
409の少なくとも一つがオンし、かつ、Nチャネル型
MOSトランジスタ1412がオンする場合、節点14
19はローレベルに放電され、データ出力端子1403
にはハイレベルが出力され、Pチャネル型MOSトラン
ジスタ1418はオフする。それ以外の場合は、節点1
419はハイレベルを保持し、データ出力端子1403
にはローレベルが出力され、Pチャネル型MOSトラン
ジスタ1418がオンして、節点1419がダイナミッ
ク節点とはならず、ハイレベルのスタティック保持が可
能となる。
【0131】この回路では、クロック信号がローレベル
からハイレベルに変化したとき、節点1419の電荷が
放電される際、論理回路部1415を構成するNチャネ
ル型MOSトランジスタ群及びNチャネル型MOSトラ
ンジスタ1414を介する放電動作と、Pチャネル型M
OSトランジスタ1418による保持動作の衝突によ
り、放電が行えない、放電時間の遅れ、消費電力の増加
等の問題が生じる場合がある。しかし、Pチャネル型M
OSトランジスタ1418の駆動能力の低減を、高位側
電源端子1402から節点1417に向かってその間で
順方向接続されたPチャネル型MOSトランジスタ14
16により構成されたダイオードを降圧回路として用い
て、動作時の実効電源電圧を減して上記した問題を解消
している。
【0132】Pチャネル型MOSトランジスタ141
6,1418のゲート幅およびゲート長は、回路の他の
部分(Pチャネル型MOSトランジスタ1405、Nチ
ャネル型MOSトランジスタ1414、論理回路部14
15を構成するNチャネル型MOSトランジスタ群、イ
ンバータ1420,及び他のブロック)を構成するトラ
ンジスタと同じものを使用しても、保持回路としての条
件を十分満たすことが出来る。よって、使用出来る最小
のゲート幅のトランジスタで構成が出来て消費電力の低
減が可能で、ゲートアレイのような同一のゲート長しか
使えない状況下でも利用が可能となる。
【0133】次に本発明の第7の実施の形態における第
2の実施例について図面を参照して説明する。図15に
本発明の第7の実施の形態における第2の実施例のスタ
ティック論理回路の構成を示す。図15に示したスタテ
ィック論理回路は、ソースが高位側電源端子1502に
接続され、ドレインが節点1519に接続され、ゲート
がクロック端子1501に接続されたPチャネル型MO
Sトランジスタ1505と、ソースが低位側電源端子1
504に接続され、ドレインが節点1513に接続さ
れ、ゲートがクロック端子1501に接続されたNチャ
ネル型MOSトランジスタ1514と、入力端子が節点
1519に接続され、出力端子がデータ出力端子150
3に接続されたインバータ1520を有し、ソースが節
点1513に接続され、ドレインが節点1510に接続
され、ゲートが第1のデータ入力端子1511に接続さ
れたNチャネル型MOSトランジスタ1512と、ソー
スが節点1510に接続され、ドレインが節点1519
に接続され、ゲートが第2のデータ入力端子1506に
接続されたNチャネル型MOSトランジスタ1507
と、ソースが節点1510に接続され、ドレインが節点
1519に接続され、ゲートが第3のデータ入力端子1
508に接続されたNチャネル型MOSトランジスタ1
509により構成される論理演算部1515を有する論
理回路に、ドレイン及びゲートが高位側電源端子150
2に接続され、ソースが節点1517に接続されたNチ
ャネル型MOSトランジスタ1516を付加し、ソース
が節点1517に接続され、ドレインが節点1519に
接続され、ゲートがデータ出力端子1503に接続され
たPチャネル型MOSトランジスタ1518を付加して
構成されている。
【0134】次に、図15に示したスタティック論理回
路の動作を説明する。以下、クロック端子1501に加
えられる信号をクロック信号と呼ぶことにする。クロッ
ク信号がローレベルの時、Pチャネル型MOSトランジ
スタ1505がオンし、Nチャネル型MOSトランジス
タ1514がオフし、節点1519がハイレベルに充電
され、データ出力端子1503にはインバータ1520
を介してローレベルが出力される。この時、Pチャネル
型MOSトランジスタ1518はオンする。
【0135】クロック信号がハイレベルに変化すると、
Pチャネル型MOSトランジスタ1505がオフし、N
チャネル型MOSトランジスタ1514がオンするが、
この時、Nチャネル型MOSトランジスタ1507,1
509の少なくとも一つがオンし、かつ、Nチャネル型
MOSトランジスタ1512がオンする場合、節点15
19はローレベルに放電され、データ出力端子1503
にはハイレベルが出力され、Pチャネル型MOSトラン
ジスタ1518はオフする。それ以外の場合は、節点1
519はハイレベルを保持し、データ出力端子1503
にはローレベルが出力され、Pチャネル型MOSトラン
ジスタ1518がオンして、節点1519がダイナミッ
ク節点とはならず、ハイレベルのスタティック保持が可
能となる。
【0136】この回路では、クロック信号がローレベル
からハイレベルに変化したとき、節点1519の電荷が
放電される際、論理回路部1515を構成するNチャネ
ル型MOSトランジスタ群及びNチャネル型MOSトラ
ンジスタ1514を介する放電動作と、Pチャネル型M
OSトランジスタ1518による保持動作の衝突によ
り、放電が行えない、放電時間の遅れ、消費電力の増加
等の問題が生じる場合がある。しかし、Pチャネル型M
OSトランジスタ1518の駆動能力の低減を、高位側
電源端子1502から節点1517に向かってその間で
順方向接続されたNチャネル型MOSトランジスタ15
16により構成されたダイオードを降圧回路として用い
て、動作時の実効電源電圧を減して上記問題を解消して
いる。
【0137】Nチャネル型MOSトランジスタ151
6,及びPチャネル型MOSトランジスタ1518のゲ
ート幅およびゲート長は、回路の他の部分(Pチャネル
型MOSトランジスタ1505、Nチャネル型MOSト
ランジスタ1514、論理回路部1515を構成するN
チャネル型MOSトランジスタ群、インバータ152
0,及び他のブロック)を構成するトランジスタと同じ
ものを使用しても、保持回路としての条件を十分満たす
ことが出来る。よって、使用出来る最小のゲート幅のト
ランジスタで構成が出来て消費電力の低減が可能で、ゲ
ートアレイのような同一のゲート長しか使えない状況下
でも利用が可能となる。
【0138】次に本発明の第7の実施の形態における第
3の実施例について図面を参照して説明する。図16に
本発明の第7の実施の形態における第3の実施例のスタ
ティック論理回路の構成を示す。図16に示したスタテ
ィック論理回路は、ソースが高位側電源端子1602に
接続され、ドレインが節点1619に接続され、ゲート
がクロック端子1601に接続されたPチャネル型MO
Sトランジスタ1605と、ソースが低位側電源端子1
604に接続され、ドレインが節点1613に接続さ
れ、ゲートがクロック端子1601に接続されたNチャ
ネル型MOSトランジスタ1614と、入力端子が節点
1619に接続され、出力端子がデータ出力端子160
3に接続されたインバータ1620を有し、ソースが節
点1613に接続され、ドレインが節点1610に接続
され、ゲートが第1のデータ入力端子1611に接続さ
れたNチャネル型MOSトランジスタ1612と、ソー
スが節点1610に接続され、ドレインが節点1619
に接続され、ゲートが第2のデータ入力端子1606に
接続されたNチャネル型MOSトランジスタ1607
と、ソースが節点1610に接続され、ドレインが節点
1619に接続され、ゲートが第3のデータ入力端子1
608に接続されたNチャネル型MOSトランジスタ1
609により構成される論理演算部1615を有する論
理回路に、ソースが高位側電源端子1602に接続さ
れ、ドレインが節点1617に接続され、ゲートが節点
1619に接続されたPチャネル型MOSトランジスタ
1616を付加し、ソースが節点1617に接続され、
ドレインが節点1619に接続され、ゲートがデータ出
力端子1603に接続されたPチャネル型MOSトラン
ジスタ1618を付加して構成されている。
【0139】次に、図16に示したスタティック論理回
路の動作を説明する。以下、クロック端子1601に加
えられる信号をクロック信号と呼ぶことにする。
【0140】クロック信号がローレベルの時、Pチャネ
ル型MOSトランジスタ1605がオンし、Nチャネル
型MOSトランジスタ1614がオフし、節点1619
がハイレベルに充電され、データ出力端子1603には
インバータ1620を介してローレベルが出力される。
この時、Pチャネル型MOSトランジスタ1618はオ
ンする。
【0141】クロック信号がハイレベルに変化すると、
Pチャネル型MOSトランジスタ1605がオフし、N
チャネル型MOSトランジスタ1614がオンするが、
この時、Nチャネル型MOSトランジスタ1607,1
609の少なくとも一つがオンし、かつ、Nチャネル型
MOSトランジスタ1612がオンする場合、節点16
19はローレベルに放電され、データ出力端子1603
にはハイレベルが出力される。それ以外の場合は、節点
1619はハイレベルを保持し、データ出力端子160
3にはローレベルが出力され、Pチャネル型MOSトラ
ンジスタ1618がオンして、節点1619がダイナミ
ック節点とはならず、ハイレベルのスタティック保持が
可能となる。
【0142】この回路では、クロック信号がローレベル
からハイレベルに変化したとき、節点1619の電荷が
放電される際、論理回路部1615を構成するNチャネ
ル型MOSトランジスタ群及びNチャネル型MOSトラ
ンジスタ1614を介する放電動作と、Pチャネル型M
OSトランジスタ1618による保持動作の衝突によ
り、放電が行えない、放電時間の遅れ、消費電力の増加
等の問題が生じる場合がある。しかし、Pチャネル型M
OSトランジスタ1618の駆動能力の低減を、節点1
619の保持動作な必要なときは、オンしてそのゲート
とドレインが電気的に接続され、高位側電源端子160
2から節点1617に向かってその間で順方向接続され
たダイオード型の降圧回路として働くPチャネル型MO
Sトランジスタ1616により、動作時の実効電源電圧
を減して上記した問題を解消している。
【0143】Pチャネル型MOSトランジスタ161
6,1618のゲート幅およびゲート長は、回路の他の
部分(Pチャネル型MOSトランジスタ1605、Nチ
ャネル型MOSトランジスタ1614、論理回路部16
15を構成するNチャネル型MOSトランジスタ群、イ
ンバータ1620,及び他のブロック)を構成するトラ
ンジスタと同じものを使用しても、保持回路としての条
件を十分満たすことが出来る。よって、使用出来る最小
のゲート幅のトランジスタで構成が出来て消費電力の低
減が可能で、ゲートアレイのような同一のゲート長しか
使えない状況下でも利用が可能となる。
【0144】次に本発明の第8の実施の形態について図
面を参照して説明する。図17に本発明の第8の実施の
形態のスタティック論理回路の構成を示す。図17に示
したスタティック論理回路は、ソースが高位側電源端子
1702に接続され、ドレインが節点1719に接続さ
れ、ゲートがクロック端子1701に接続されたPチャ
ネル型MOSトランジスタ1705と、ソースが低位側
電源端子1704に接続され、ドレインが節点1713
に接続され、ゲートがクロック端子1701に接続され
たNチャネル型MOSトランジスタ1714と、入力端
子が節点1719に接続され、出力端子がデータ出力端
子1703に接続されたインバータ1720を有し、ソ
ースが節点1713に接続され、ドレインが節点171
0に接続され、ゲートが第1のデータ入力端子1711
に接続されたNチャネル型MOSトランジスタ1712
と、ソースが節点1710に接続され、ドレインが節点
1719に接続され、ゲートが第2のデータ入力端子1
706に接続されたNチャネル型MOSトランジスタ1
707と、ソースが節点1710に接続され、ドレイン
が節点1719に接続され、ゲートが第3のデータ入力
端子1708に接続されたNチャネル型MOSトランジ
スタ1709により構成される論理演算部1715を有
する論理回路に、ソースが降圧回路1716を介して高
位側電源端子1702に接続され、ドレインが節点17
19に接続され、ゲートがデータ出力端子1703に接
続されたPチャネル型MOSトランジスタ1718を付
加し、ソースが高位側電源端子1702に接続され、ド
レインが節点1717に接続され、ゲートが待機制御端
子1721に接続されたPチャネル型MOSトランジス
タ1722を付加して構成されている。
【0145】次に、図17に示したスタティック論理回
路の動作について述べる。以下、クロック端子1701
に加えられる信号をクロック信号と、待機制御端子17
21に加えられる信号を待機制御信号と呼ぶ。待機制御
信号がハイレベルの場合、Pチャネル型MOSトランジ
スタ1722はオフするので、このトランジスタを無視
して動作を考えることが可能で、図17の論理回路は図
13の論理回路と同じ論理動作をする。
【0146】クロック信号が停止した場合、図13〜1
6の論理回路では、節点1719に対応する節点は、数
百mV程度、高位側電源より落ちたハイレベルのDCレ
ベルに落ち着くため、それを受けるインバータ1720
に対応するインバータで僅かな待機電力が消費された
が、クロック信号が停止した場合、待機制御信号をロー
レベルにすることにより、Pチャネル型MOSトランジ
スタ1721がオンすることにより、節点1719は高
位側電源レベルに落ち着き、インバータ1720での待
機電力を上昇させることなく、以下のように図13〜1
6の論理回路の効果を享受することが出来る。
【0147】保持回路(降圧回路1716及びPチャネ
ル型MOSトランジスタ1718)を構成するトランジ
スタのゲート幅およびゲート長は、回路の他の部分(P
チャネル型MOSトランジスタ1705、Nチャネル型
MOSトランジスタ1714、論理回路部1715を構
成するNチャネル型MOSトランジスタ群、インバータ
1720,及び他のブロック)を構成するトランジスタ
と同じものを使用しても、保持回路としての条件を十分
満たすことが出来る。よって、使用出来る最小のゲート
幅のトランジスタで構成が出来て消費電力の低減が可能
で、ゲートアレイのような同一のゲート長しか使えない
状況下でも利用が可能となる。なお、降圧回路1716
には、図14〜16と同様の降圧回路が適用出来る。
【0148】次に本発明の第9の実施の形態について図
面を参照して説明する。図18に本発明の第9の実施の
形態のスタティック論理回路の構成を示す。図18に示
したスタティック論理回路は、ソースが高位側電源端子
1802に接続され、ドレインが節点1819に接続さ
れ、ゲートがクロック端子1801に接続されたPチャ
ネル型MOSトランジスタ1805と、ソースが低位側
電源端子1804に接続され、ドレインが節点1813
に接続され、ゲートがクロック端子1801に接続され
たNチャネル型MOSトランジスタ1814と、入力端
子が節点1819に接続され、出力端子がデータ出力端
子1803に接続されたインバータ1822を有し、ソ
ースが節点1813に接続され、ドレインが節点181
0に接続され、ゲートが第1のデータ入力端子1811
に接続されたNチャネル型MOSトランジスタ1812
と、ソースが節点1810に接続され、ドレインが節点
1819に接続され、ゲートが第2のデータ入力端子1
806に接続されたNチャネル型MOSトランジスタ1
807と、ソースが節点1810に接続され、ドレイン
が節点1819に接続され、ゲートが第3のデータ入力
端子1808に接続されたNチャネル型MOSトランジ
スタ1809により構成される論理演算部1815を有
する論理回路に、入力端子が節点1819に接続され、
出力端子が節点1820に接続されたインバータ182
1を付加し、ソースが降圧回路1816を介して高位側
電源端子1802に接続され、ドレインが節点1819
に接続され、ゲートが節点1820に接続されたPチャ
ネル型MOSトランジスタ1818を付加して構成され
ている。
【0149】次に、図18に示したスタティック論理回
路の動作について述べる。以下、クロック端子1801
に加えられる信号をクロック信号と呼ぶ。
【0150】クロック信号がローレベルの時、Pチャネ
ル型MOSトランジスタ1805がオンし、Nチャネル
型MOSトランジスタ1814がオフし、節点1819
がハイレベルに充電され、データ出力端子1803には
インバータ1822を介してローレベルが出力され、イ
ンバータ1821を介して節点1819に接続された節
点1820にもローレベルが出力され、Pチャネル型M
OSトランジスタ1818はオンする。
【0151】クロック信号がハイレベルに変化すると、
Pチャネル型MOSトランジスタ1805がオフし、N
チャネル型MOSトランジスタ1814がオンするが、
この時、Nチャネル型MOSトランジスタ1807,1
809の少なくとも一つがオンし、かつ、Nチャネル型
MOSトランジスタ1812がオンする場合、節点18
19はローレベルに放電され、データ出力端子1803
にはハイレベルが出力され、節点1820にはローレベ
ルが出力されるので、Pチャネル型MOSトランジスタ
1818はオフする。それ以外の場合は、節点1819
はハイレベルを保持し、データ出力端子1803にはロ
ーレベルが出力され、節点1820はローレベルになる
ので、Pチャネル型MOSトランジスタ1818がオン
して、節点1819がダイナミック節点とはならず、ハ
イレベルのスタティック保持が可能となる。
【0152】この回路では、クロック信号がローレベル
からハイレベルに変化したとき、節点1819の電荷が
放電される際、論理回路部1815を構成するNチャネ
ル型MOSトランジスタ群及びNチャネル型MOSトラ
ンジスタ1814を介する放電動作と、Pチャネル型M
OSトランジスタ1818による保持動作の衝突によ
り、放電が行えない、放電時間の遅れ、消費電力の増加
等の問題が生じる場合がある。しかし、Pチャネル型M
OSトランジスタ1818の駆動能力の低減を、降圧回
路1816を用いて動作時の実効電源電圧を減すことで
上記した問題を解消している。
【0153】降圧回路1816を構成するトランジス
タ、及びPチャネル型MOSトランジスタ1818のゲ
ート幅およびゲート長は、回路の他の部分(Pチャネル
型MOSトランジスタ1805、Nチャネル型MOSト
ランジスタ1814、論理回路部1815を構成するN
チャネル型MOSトランジスタ群、インバータ182
1,1822,及び他のブロック)を構成するトランジ
スタと同じものを使用しても、保持回路としての条件を
十分満たすことが出来る。よって、使用出来る最小のゲ
ート幅のトランジスタで構成が出来て消費電力の低減が
可能で、ゲートアレイのような同一のゲート長しか使え
ない状況下でも利用が可能となる。
【0154】この論理回路の動作は、基本的に図13に
示した論理回路の動作と同じであるが、図13に示した
論理回路において、出力端子1303に接続された負荷
が大きい場合、その充放電に時間が掛かり、出力信号の
フィードバックの掛かった保持回路と目的とする回路動
作の衝突が起こり、動作速度の低下、消費電力の増加を
招くといった問題があるが、この論理回路においては、
出力端子1803の負荷を駆動するインバータ1822
と保持回路を駆動するインバータ1821を分けること
により、出力負荷が大きい場合のデータ出力端子180
3での信号変化の動作の遅れが、目的とする回路動作に
影響を与えないようにし、動作速度の低下、消費電力の
増加を防ぐ効果も有する。なお、降圧回路1816に
は、図14〜16と同様の降圧回路が適用出来る。
【0155】次に本発明の第10の実施の形態について
図面を参照して説明する。図19に本発明の第10の実
施の形態のスタティック論理回路の構成を示す。図19
に示したスタティック論理回路は、ソースが高位側電源
端子1902に接続され、ドレインが節点1916に接
続され、ゲートがクロック端子1901に接続されたP
チャネル型MOSトランジスタ1905と、ソースが低
位側電源端子1904に接続され、ドレインが節点19
13に接続され、ゲートがクロック端子1901に接続
されたNチャネル型MOSトランジスタ1914と、ソ
ースが節点1913に接続され、ドレインが節点191
0に接続され、ゲートが第1のデータ入力端子1911
に接続されたNチャネル型MOSトランジスタ1912
と、ソースが節点1910に接続され、ドレインが節点
1916に接続され、ゲートが第2のデータ入力端子1
906に接続されたNチャネル型MOSトランジスタ1
907と、ソースが節点1910に接続され、ドレイン
が節点1916に接続され、ゲートが第3のデータ入力
端子1908に接続されたNチャネル型MOSトランジ
スタ1909と、ソースが高位側電源端子1902に接
続され、ドレインがデータ出力端子1903に接続さ
れ、ゲートが節点1916に接続されたPチャネル型M
OSトランジスタ1917と、ソースが低位側電源端子
1904に接続され、ドレインが節点1919に接続さ
れ、ゲートが節点1916に接続されたNチャネル型M
OSトランジスタ1920と、ソースが節点1919に
接続され、ドレインがデータ出力端子1903に接続さ
れ、ゲートがクロック端子1901に接続されたNチャ
ネル型MOSトランジスタ1918を有する論理回路
に、ソースが降圧回路1921を介して高位側電源端子
1902に接続され、ドレインが節点1916に接続さ
れ、ゲートがデータ出力端子1903に接続されたPチ
ャネル型MOSトランジスタ1923を付加して構成さ
れている。
【0156】次に、図19に示したスタティック論理回
路の動作について述べる。以下、クロック端子1901
に加えられる信号をクロック信号と呼ぶ。
【0157】クロック信号がローレベルのとき、Pチャ
ネル型MOSトランジスタ1905はオンし、Nチャネ
ル型MOSトランジスタ1914,1918はオフす
る。節点1916はハイレベルに充電され、Pチャネル
型MOSトランジスタ1917はオフし、Nチャネル型
MOトランジスタ1920はオンする。データ出力端子
1903はダイナミック保持状態となる。
【0158】クロック信号がローレベルからハイレベル
に変化しすると、Pチャネル型MOSトランジスタ19
05はオフし、Nチャネル型MOSトランジスタ191
4,1918はオンする。この時、Nチャネル型MOS
トランジスタ1907,1909の少なくとも一つがオ
ンし、かつ、Nチャネル型MOSトランジスタ1912
がオンしていると、節点1916はローレベルに放電さ
れ、その他の場合はハイレベルを保持する。
【0159】節点1916がローレベルに放電される
と、Pチャネル型MOSトランジスタ1917はオン
し、Nチャネル型MOSトランジスタ1920はオフす
るので、データ出力端子はハイレベルを出力する。節点
1916がハイレベル保持状態のままだと、Pチャネル
型MOSトランジスタ1917はオフし、Nチャネル型
MOSトランジスタ1920はオンし、データ出力端子
1903はローレベルを出力するので、それを受けるP
チャネル型MOSトランジスタ1923がオンするの
で、節点1916はダイナミック節点とはならず、ハイ
レベル状態のスタティック保持が可能である。
【0160】この回路では、クロック信号がローレベル
からハイレベルに変化したとき、節点1916の電荷が
放電される際、論理回路部1915を構成するNチャネ
ル型MOSトランジスタ群及びNチャネル型MOSトラ
ンジスタ1914を介する放電動作と、Pチャネル型M
OSトランジスタ1923による保持動作の衝突によ
り、放電が行えない、放電時間の遅れ、消費電力の増加
等の問題が生じる場合がある。しかし、Pチャネル型M
OSトランジスタ1923の駆動能力の低減を図り、降
圧回路1921により動作時の実効電源電圧を減すこと
で上記問題を解消している。
【0161】降圧回路1921及びPチャネル型MOS
トランジスタ1923のゲート幅およびゲート長は、回
路の他の部分(Pチャネル型MOSトランジスタ190
5,1917、Nチャネル型MOSトランジスタ191
4,1918,1920、論理回路部1915を構成す
るNチャネル型MOSトランジスタ群、及び他のブロッ
ク)を構成するトランジスタと同じものを使用しても、
保持回路としての条件を十分満たすことが出来る。よっ
て、使用出来る最小のゲート幅のトランジスタで構成が
出来て消費電力の低減が可能で、ゲートアレイのような
同一のゲート長しか使えない状況下でも利用が可能とな
る。なお、降圧回路1921には、図14〜16と同様
の降圧回路が適用出来る。
【0162】図9〜19に示した回路において、Pチャ
ネル型MOSトランジスタとNチャネル型MOSトラン
ジスタとを、高位側電源端子と低位側電源端子とを各々
入れ換え、降圧回路を昇圧回路に置き換えた回路におい
ても同様の効果がある。
【0163】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のスタティ
ックラッチ回路及びスタティック論理回路では、クロッ
ク信号が変化したときに書き込み動作と保持動作の衝突
による問題が生じるが、ラッチ回路及び論理回路中のス
タティック保持機能に関わる部分の駆動能力の低減を図
り、降圧回路及び昇圧回路を用いて動作時の実効電源電
圧を減らすことで上記した問題を解消できる。
【0164】スタティック保持機能に関わる部分を構成
するトランジスタのゲート幅およびゲート長は、回路の
それ以外の部分を構成するトランジスタと同じものを使
用しても、保持回路としての条件を十分満たすことが出
来る。
【0165】よって、使用出来る最小のゲート幅のトラ
ンジスタで構成が出来て消費電力の低減が可能で、ゲー
トアレイのような同一のゲート長しか使えない状況下で
も利用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るスタティック
ラッチ回路図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る第1の実施例
に係るスタティックラッチ回路図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態における第2の実施
例に係るスタティックラッチ回路図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態における第3の実施
例に係るスタティックラッチ回路図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係るスタティック
ラッチ回路図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係るスタティック
ラッチ回路図である。
【図7】本発明の第4の実施の形態に係るスタティック
ラッチ回路図である。
【図8】本発明の第5の実施の形態に係るスタティック
ラッチ回路図である。
【図9】本発明の第6の実施の形態に係るスタティック
論理回路図である。
【図10】本発明の第6の実施の形態における第1の実
施例に係るスタティック論理回路図である。
【図11】本発明の第6の実施の形態における第2の実
施例に係るスタティック論理回路図である。
【図12】本発明の第6の実施の形態における第3の実
施例に係るスタティック論理回路図である。
【図13】本発明の第7の実施の形態に係るスタティッ
ク論理回路図である。
【図14】本発明の第7の実施の形態における第1の実
施例に係るスタティック論理回路図である。
【図15】本発明の第7の実施の形態における第2の実
施例に係るスタティック論理回路図である。
【図16】本発明の第7の実施の形態における第3の実
施例に係るスタティック論理回路図である。
【図17】本発明の第8の実施の形態に係るスタティッ
ク論理回路図である。
【図18】本発明の第9の実施の形態に係るスタティッ
ク論理回路図である。
【図19】本発明の第10の実施の形態に係るスタティ
ック論理回路図である。
【図20】トランスファゲートの回路図である。
【図21】インバータの回路図である。
【図22】従来のダイナミックラッチ回路図である。
【図23】従来のスタティックラッチ回路の一実施例に
係る回路図である。
【図24】従来のスタティックラッチ回路の他の実施例
に係る回路図である。
【図25】従来のダイナミック論理回路図である。
【図26】ダイナミック回路に保持回路を付加した従来
のスタティック論理回路の一実施例に係る回路図であ
る。
【図27】ダイナミック回路に保持回路を付加した従来
のスタティック論理回路の他の実施例に係る回路図であ
る。
【符号の説明】
データ入力端子 101,201,301,401,
501,601,701,801,906,908,9
11,1006,1008,1011,1106,11
08,1111,1206,1208,1211,13
06,1308,1311,1406,1408,14
11,1506,1508,1511,1606,16
08,1611,1706,1708,1711,18
06,1808,1811,1906,1908,19
11,2201,2301,2401,2506,25
08,2511,2606,2608,2611,27
06,2708,2711 逆相データ入力端子 602,702 クロック端子 102,202,302,402,5
02,603,703,802,901,1001,1
101,1201,1301,1401,1501,1
601,1701,1801,1901,2202,2
302,2402,2501,2601,2701 逆相クロック端子 103,203,303,40
3,503,604,704,803,2203,23
03,2403 入力端子 2001,2101 制御端子 2002 逆相制御端子 2003 待機制御端子 517,1721 逆相待機制御端子 519 出力端子 2004,2102 データ出力端子 107,207,307,407,
507,611,711,805,903,1003,
1103,1203,1303,1403,1503,
1603,1703,1803,1903,2207,
2307,2407,2503,2603,2703 逆相データ出力端子 612,712 高位側電源端子 109,209,309,409,
509,614,623,714,804,902,1
002,1102,1202,1302,1402,1
502,1602,1702,1802,1902,2
103,2409,2502,2602,2702 低位側電源端子 110,210,310,410,
510,615,624,715,806,904,1
004,1104,1204,1304,1404,1
504,1604,1704,1804,1904,2
104,2410,2504,2604,2704 Pチャネル型MOSトランジスタ 113,211,
213,313,316,411,413,513,5
18,618,627,718,719,808,81
0,816,818,826,905,918,100
5,1016,1018,1105,1118,120
5,1216,1218,1305,1318,140
5,1416,1418,1505,1518,160
5,1616,1618,1705,1718,172
2,1805,1818,1905,1917,192
3,2005,2105,2411,2413,250
5,2605,2616,2705,2716 Nチャネル型MOSトランジスタ 114,214,
216,311,314,414,416,514,5
20,619,628,720,721,812,81
4,819,821,828,907,909,91
2,914,1007,1009,1012,101
4,1107,1109,1112,1114,111
6,1207,1209,1212,1214,130
7,1309,1312,1314,1407,140
9,1412,1414,1507,1509,151
2,1514,1516,1607,1609,161
2,1614,1707,1709,1712,171
4,1807,1809,1812,1814,190
7,1909,1912,1914,1918,192
0,2006,2106,2414,2416,250
7,2509,2512,2514,2607,260
9,2612,2614,2707,2709,271
2,2714 インバータ 106,108,206,208,30
6,308,406,408,506,508,60
9,610,613,622,709,710,80
7,815,822,823,1320,1420,1
520,1620,1720,1821,1822,2
206,2306,2308,2406,2408,2
718 トランスファゲート 104,204,304,40
4,504,605,606,705,706,220
4,2304,2404 保持回路 713 論理演算部 915,1015,1115,121
5,1315,1415,1515,1615,171
5,1815,1915,2515,2615,271
5 降圧回路 111,511,616,625,71
6,824,916,1316,1716,1816,
1921 昇圧回路 116,516,621,630,72
3,830 節点 105,112,115,205,212,2
15,305,312,315,405,412,41
5,505,512,515,607,608,61
7,620,626,629,707,708,71
7,722,809,811,813,817,82
0,825,827,829,910,913,91
7,1010,1013,1017,1110,111
3,1117,1210,1213,1217,131
0,1313,1317,1319,1410,141
3,1417,1419,1510,1513,151
7,1519,1610,1613,1617,161
9,1710,1713,1717,1719,181
0,1813,1817,1819,1820,191
0,1913,1916,1919,1922,220
5,2305,2405,2412,2415,251
0,2513,2610,2613,2710,271
3,2717

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御端子と、データ入力端子と、データ
    出力端子と、第1の電源端子と、第2の電源端子を有
    し、制御端子で開閉が制御され、前記データ入力端子と
    第1の節点の間に設けられたスイッチ手段を有し、ソー
    スが前記第1の電源端子に接続され、ドレインが前記デ
    ータ出力端子に接続され、ゲートが前記第1の節点に接
    続された第1の第1導電型MOSトランジスタと、ソー
    スが前記第2の電源端子に接続され、ドレインが前記デ
    ータ出力端子に接続され、ゲートが前記第1の節点に接
    続された第1の第2導電型MOSトランジスタにより構
    成される第1のインバータを有するラッチ回路に、ソー
    スが接続された第2の節点が第1電圧変換回路を介し
    て、前記第1の電源端子に接続され、ドレインが前記第
    1の節点に接続され、ゲートが前記データ出力端子に接
    続された第2の第1導電型MOSトランジスタと、ソー
    スが接続された第3の節点が第2電圧変換回路を介し
    て、前記第2の電源端子に接続され、ドレインが前記第
    1の節点に接続され、ゲートが前記データ出力端子に接
    続された第2の第2導電型MOSトランジスタにより構
    成される第2のインバータを付加して構成されたことを
    特徴とするスタティックラッチ回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のスタティックラッチ回路
    において、前記第1電圧変換回路が、ソースが前記第1
    の電源端子に接続され、ドレイン及びゲートが前記第2
    の節点に接続された第3の第1導電型MOSトランジス
    タで構成され、前記第2電圧変換回路がソースが前記第
    2の電源端子に接続され、ドレイン及びゲートが前記第
    3の節点に接続された第3の第2導電型MOSトランジ
    スタで構成されたことを特徴とするスタティックラッチ
    回路。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のスタティックラッチ回路
    において、前記第1電圧変換回路が、ドレイン及びゲー
    トが前記第1の電源端子に接続され、ソースが前記第2
    の節点に接続された第3の第2導電型MOSトランジス
    タで構成され、前記第2電圧変換回路がドレイン及びゲ
    ートが前記第2の電源端子に接続され、ソースが前記第
    3の節点に接続された第3の第1導電型MOSトランジ
    スタで構成されたことを特徴とするスタティックラッチ
    回路。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のスタティックラッチ回路
    において、前記第1電圧変換回路が、ソースが前記第1
    の電源端子に接続され、ドレインが前記第2の節点に接
    続され、ゲートが前記第1の節点に接続された第3の第
    1導電型MOSトランジスタで構成され、前記第2電圧
    変換回路がソースが前記第2の電源端子に接続され、ド
    レイン前記第3の節点に接続され、ゲートが前記第1の
    節点に接続された第3の第2導電型MOSトランジスタ
    で構成されたことを特徴とするスタティックラッチ回
    路。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のスタティックラッチ回路
    に、第2の制御端子と、前記第2の制御端子に入力され
    る制御信号とは逆相の信号が入力される第3の制御端子
    を付加し、ソースが前記第1の電源端子に接続され、ド
    レインが前記第2の節点に接続され、ゲートが前記第2
    の制御端子に接続された第3の第1導電型MOSトラン
    ジスタを付加し、ソースが前記第2の電源端子に接続さ
    れ、ドレインが前記第3の節点に接続され、ゲートが前
    記第3の制御端子に接続された第3の第2導電型MOS
    トランジスタを付加して構成されたことを特徴とするス
    タティックラッチ回路。
  6. 【請求項6】 制御端子と、第1のデータ入力端子と、
    第2のデータ入力端子と、第1のデータ出力端子と、第
    2のデータ出力端子と、第1の電源端子と、第2の電源
    端子を有し、制御端子で開閉が制御され、前記第1のデ
    ータ入力端子と第1の節点の間に設けられた第1のスイ
    ッチ手段と、前記第2のデータ入力端子と第2の節点の
    間に設けられた第2のスイッチ手段を有し、ソースが前
    記第1の電源端子に接続され、ドレインが前記第1のデ
    ータ出力端子に接続され、ゲートが前記第1の節点に接
    続された第1の第1導電型MOSトランジスタと、ソー
    スが前記第2の電源端子に接続され、ドレインが前記第
    1のデータ出力端子に接続され、ゲートが前記第1の節
    点に接続された第1の第2導電型MOSトランジスタに
    より構成される第1のインバータを有し、ソースが前記
    第1の電源端子に接続され、ドレインが前記第2のデー
    タ出力端子に接続され、ゲートが前記第2の節点に接続
    された第2の第1導電型MOSトランジスタと、ソース
    が前記第2の電源端子に接続され、ドレインが前記第2
    のデータ出力端子に接続され、ゲートが前記第2の節点
    に接続された第2の第2導電型MOSトランジスタによ
    り構成される第2のインバータを有するラッチ回路に、
    ソースが接続された第3の節点が第1の第1電圧変換回
    路を介して、前記第1の電源端子に接続され、ドレイン
    が前記第2の節点に接続され、ゲートが前記第1の節点
    に接続された第3の第1導電型MOSトランジスタと、
    ソースが接続された第4の節点が第1の第2電圧変換回
    路を介して、前記第2の電源端子に接続され、ドレイン
    が前記第2の節点に接続され、ゲートが前記第1の節点
    に接続された第3の第2導電型MOSトランジスタによ
    り構成される第3のインバータを付加し、ソースが接続
    された第5の節点が第2の第1電圧変換回路を介して、
    前記第1の電源端子に接続され、ドレインが前記第1の
    節点に接続され、ゲートが前記第2の節点に接続された
    第4の第1導電型MOSトランジスタと、ソースが接続
    された第6の節点が第2の第2電圧変換回路を介して、
    前記第2の電源端子に接続され、ドレインが前記第1の
    節点に接続され、ゲートが前記第2の節点に接続された
    第4の第2導電型MOSトランジスタにより構成される
    第4のインバータを付加して構成されたことを特徴とす
    るスタティックラッチ回路。
  7. 【請求項7】 制御端子と、第1のデータ入力端子と、
    第2のデータ入力端子と、第1のデータ出力端子と、第
    2のデータ出力端子と、第1の電源端子と、第2の電源
    端子を有し、制御端子で開閉が制御され、前記第1のデ
    ータ入力端子と第1の節点の間に設けられた第1のスイ
    ッチ手段と、前記第2のデータ入力端子と第2の節点の
    間に設けられた第2のスイッチ手段を有し、ソースが前
    記第1の電源端子に接続され、ドレインが前記第1のデ
    ータ出力端子に接続され、ゲートが前記第1の節点に接
    続された第1の第1導電型MOSトランジスタと、ソー
    スが前記第2の電源端子に接続され、ドレインが前記第
    1のデータ出力端子に接続され、ゲートが前記第1の節
    点に接続された第1の第2導電型MOSトランジスタに
    より構成される第1のインバータを有し、ソースが前記
    第1の電源端子に接続され、ドレインが前記第2のデー
    タ出力端子に接続され、ゲートが前記第2の節点に接続
    された第2の第1導電型MOSトランジスタと、ソース
    が前記第2の電源端子に接続され、ドレインが前記第2
    のデータ出力端子に接続され、ゲートが前記第2の節点
    に接続された第2の第2導電型MOSトランジスタによ
    り構成される第2のインバータを有するラッチ回路に、
    ソースが接続された第3の節点が第1電圧変換回路を介
    して、前記第1の電源端子に接続され、ドレインが前記
    第2の節点に接続され、ゲートが前記第1の節点に接続
    された第3の第1導電型MOSトランジスタと、ソース
    が接続された第4の節点が第2電圧変換回路を介して、
    前記第2の電源端子に接続され、ドレインが前記第2の
    節点に接続され、ゲートが前記第1の節点に接続された
    第3の第2導電型MOSトランジスタと、ソースが前記
    第3の節点に接続され、ドレインが前記第1の節点に接
    続され、ゲートが前記第2の節点に接続された第4の第
    1導電型MOSトランジスタと、ソースが前記第4の節
    点に接続され、ドレインが前記第1の節点に接続され、
    ゲートが前記第2の節点に接続された第4の第2導電型
    MOSトランジスタを付加して構成されたことを特徴と
    するスタティックラッチ回路。
  8. 【請求項8】 データ入力端子と、データ出力端子と、
    第1の電源端子と、第2の電源端子と、第1の制御端子
    と、前記第1の制御端子に入力される制御信号とは逆相
    の制御信号が入力される第2の制御端子を有し、ソース
    が前記第1の電源端子に接続され、ドレインが第1の節
    点に接続され、ゲートが前記データ入力端子に接続され
    た第1の第1導電型MOSトランジスタと、ソースが第
    1の節点に接続され、ドレインが第2の節点に接続さ
    れ、ゲートが前記第1の制御端子に接続された第2の第
    1導電型MOSトランジスタと、ソースが前記第2の電
    源端子に接続され、ドレインが第3の節点に接続され、
    ゲートが前記データ入力端子に接続された第1の第2導
    電型MOSトランジスタと、ソースが第3の節点に接続
    され、ドレインが第2の節点に接続され、ゲートが第2
    の制御端子に接続された第2の第2導電型MOSトラン
    ジスタにより構成される第1のインバータと、ソースが
    前記第1の電源端子に接続され、ドレインが第4の節点
    に接続され、ゲートが前記第2の節点に接続された第3
    の第1導電型MOSトランジスタと、ソースが前記第4
    の節点に接続され、ドレインが前記データ出力端子に接
    続され、ゲートが前記第2の制御端子に接続された第4
    の第1導電型MOSトランジスタと、ソースが前記第2
    の電源端子に接続され、ドレインが第5の節点に接続さ
    れ、ゲートが前記第2の節点に接続された第3の第2導
    電型MOSトランジスタと、ソースが前記第5の節点に
    接続され、ドレインが前記データ出力端子に接続され、
    ゲートが前記第1の制御端子に接続された第4の第2導
    電型MOSトランジスタにより構成される第2のインバ
    ータを有するラッチ回路に、ソースが第1の電源端子に
    接続され、ドレインが第6の節点に接続され、ゲートが
    第2の節点に接続された第5の第1導電型MOSトラン
    ジスタと、ソースが第2の電源端子に接続され、ドレイ
    ンが第6の節点に接続され、ゲートが第2の節点に接続
    された第5の第2導電型MOSトランジスタにより構成
    される第3のインバータと、ソースが第1電圧変換回路
    を介して前記第1の電源端子に接続され、ドレインが前
    記第2の節点に接続され、ゲートが前記第6の節点に接
    続された第6の第1導電型MOSトランジスタと、ソー
    スが第2電圧変換回路を介して前記第2の電源端子に接
    続され、ドレインが前記第2の節点に接続され、ゲート
    が前記第6の節点に接続された第6の第2導電型MOS
    トランジスタにより構成される第4のインバータを付加
    して構成されたことを特徴とするスタティックラッチ回
    路。
  9. 【請求項9】 制御端子と、データ入力端子群と、デー
    タ出力端子と、第1の電源端子と、第2の電源端子を有
    し、ソースが前記第1の電源端子に接続され、ドレイン
    が前記データ出力端子に接続され、ゲートが前記制御端
    子に接続された第1の第1導電型MOSトランジスタ
    と、ソースが前記第2の電源端子に接続され、ドレイン
    が第1の節点に接続され、ゲートが前記制御端子に接続
    された第1の第2導電型MOSトランジスタと、データ
    入力端子群が各々のゲートに接続された複数の第2導電
    型MOSトランジスタを直並列に組み合わせて構成さ
    れ、前記データ出力端子と前記第1の節点との間に配置
    された論理演算網を有する論理回路に、ソースが接続さ
    れた第2の節点が電圧変換回路を介して前記第1の電源
    端子に接続され、ドレインが前記データ出力端子に接続
    され、ゲートが前記第2の電源端子に接続された第2の
    第1導電型MOSトランジスタを付加して構成されたこ
    とを特徴とするスタティック論理回路。
  10. 【請求項10】 請求項9記載のスタティック論理回路
    において、前記電圧変換回路が、ソースが前記第1の電
    源端子に接続され、ドレイン及びゲートが前記第2の節
    点に接続された第3の第1導電型MOSトランジスタで
    構成されたことを特徴とするスタティック論理回路。
  11. 【請求項11】 請求項9記載のスタティック論理回路
    において、前記電圧変換回路が、ドレイン及びゲートが
    前記第1の電源端子に接続され、ソースが前記第2の節
    点に接続された第2の第2導電型MOSトランジスタで
    構成されたことを特徴とするスタティック論理回路。
  12. 【請求項12】 請求項9記載のスタティック論理回路
    において、前記電圧変換回路が、ソースが前記第1の電
    源端子に接続され、ドレインが前記第2の節点に接続さ
    れ、ゲートが前記データ出力端子に接続された第3の第
    1導電型MOSトランジスタで構成されたことを特徴と
    するスタティック論理回路。
  13. 【請求項13】 制御端子と、データ入力端子群と、デ
    ータ出力端子と、第1の電源端子と、第2の電源端子を
    有し、ソースが前記第1の電源端子に接続され、ドレイ
    ンが前記第1の節点に接続され、ゲートが前記制御端子
    に接続された第1の第1導電型MOSトランジスタと、
    ソースが前記第2の電源端子に接続され、ドレインが第
    2の節点に接続され、ゲートが前記制御端子に接続され
    た第1の第2導電型MOSトランジスタと、データ入力
    端子群が各々のゲートに接続された複数の第2導電型M
    OSトランジスタを直並列に組み合わせて構成され、前
    記第1の節点と前記第2の節点との間に配置された論理
    演算網を有する論理回路に、ソースが前記第1の電源端
    子に接続され、ドレインが前記データ出力端子に接続さ
    れ、ゲートが前記第1の節点に接続された第2の第1導
    電型MOSトランジスタと、ソースが前記第2の電源端
    子に接続され、ドレインが前記データ出力端子に接続さ
    れ、ゲートが前記第1の節点に接続された第2の第2導
    電型MOSトランジスタにより構成されるインバータを
    付加し、ソースが接続された第3の節点が電圧変換回路
    を介して前記第1の電源端子に接続され、ドレインが前
    記第1の節点に接続され、ゲートが前記データ出力端子
    に接続された第3の第1導電型MOSトランジスタを付
    加して構成されたことを特徴とするスタティック論理回
    路。
  14. 【請求項14】 請求項13記載のスタティック論理回
    路において、前記電圧変換回路が、ソースが前記第1の
    電源端子に接続され、ドレイン及びゲートが前記第3の
    節点に接続された第4の第1導電型MOSトランジスタ
    で構成されたことを特徴とするスタティック論理回路。
  15. 【請求項15】 請求項13記載のスタティック論理回
    路において、前記電圧変換回路が、ドレイン及びゲート
    が前記第1の電源端子に接続され、ソースが前記第3の
    節点に接続された第3の第2導電型MOSトランジスタ
    で構成されたことを特徴とするスタティック論理回路。
  16. 【請求項16】 請求項13記載のスタティック論理回
    路において、前記電圧変換回路が、ソースが前記第1の
    電源端子に接続され、ドレインが前記第3の節点に接続
    され、ゲートが前記第1の節点に接続された第4の第1
    導電型MOSトランジスタで構成されたことを特徴とす
    るスタティック論理回路。
  17. 【請求項17】 請求項13記載のスタティック論理回
    路に、第2の制御端子を付加し、ソースが前記第1の電
    源端子に接続され、ドレインが前記第3の節点に接続さ
    れ、ゲートが前記第2の制御端子に接続された第4の第
    1導電型MOSトランジスタを付加して構成されたこと
    を特徴とするスタティック論理回路。
  18. 【請求項18】 制御端子と、データ入力端子群と、デ
    ータ出力端子と、第1の電源端子と、第2の電源端子を
    有し、ソースが前記第1の電源端子に接続され、ドレイ
    ンが前記第1の節点に接続され、ゲートが前記制御端子
    に接続された第1の第1導電型MOSトランジスタと、
    ソースが前記第2の電源端子に接続され、ドレインが第
    2の節点に接続され、ゲートが前記制御端子に接続され
    た第1の第2導電型MOSトランジスタと、データ入力
    端子群が各々のゲートに接続された複数の第2導電型M
    OSトランジスタを直並列に組み合わせて構成され、前
    記第1の節点と前記第2の節点との間に配置された論理
    演算網を有する論理回路に、ソースが前記第1の電源端
    子に接続され、ドレインが前記データ出力端子に接続さ
    れ、ゲートが前記第1の節点に接続された第2の第1導
    電型MOSトランジスタと、ソースが前記第2の電源端
    子に接続され、ドレインが前記データ出力端子に接続さ
    れ、ゲートが前記第1の節点に接続された第2の第2導
    電型MOSトランジスタにより構成される第1のインバ
    ータを付加し、ソースが前記第1の電源端子に接続さ
    れ、ドレインが第3の節点に接続され、ゲートが前記第
    1の節点に接続された第3の第1導電型MOSトランジ
    スタと、ソースが前記第2の電源端子に接続され、ドレ
    インが前記第3の節点に接続され、ゲートが前記第1の
    節点に接続された第3の第2導電型MOSトランジスタ
    により構成される第2のインバータを付加し、ソースが
    接続された第4の節点が電圧変換回路を介して前記第1
    の電源端子に接続され、ドレインが前記第1の節点に接
    続され、ゲートが前記第3の節点に接続された第4の第
    1導電型MOSトランジスタを付加して構成されたこと
    を特徴とするスタティック論理回路。
  19. 【請求項19】 制御端子と、データ入力端子群と、デ
    ータ出力端子と、第1の電源端子と、第2の電源端子を
    有し、ソースが前記第1の電源端子に接続され、ドレイ
    ンが前記第1の節点に接続され、ゲートが前記制御端子
    に接続された第1の第1導電型MOSトランジスタと、
    ソースが前記第2の電源端子に接続され、ドレインが第
    2の節点に接続され、ゲートが前記制御端子に接続され
    た第1の第2導電型MOSトランジスタと、データ入力
    端子群が各々のゲートに接続された複数の第2導電型M
    OSトランジスタを直並列に組み合わせて構成され、前
    記第1の節点と前記第2の節点との間に配置された論理
    演算網と、ソースが前記第1の電源端子に接続され、ド
    レインが前記データ出力端子に接続され、ゲートが前記
    第1の節点に接続された第2の第1導電型MOSトラン
    ジスタと、ソースが前記第2の電源端子に接続され、ド
    レインが第3の節点に接続され、ゲートが前記第1の節
    点に接続された第2の第2導電型MOSトランジスタ
    と、ソースが前記第3の節点に接続され、ドレインが前
    記データ出力端子に接続され、ゲートが前記制御端子に
    接続された第3の第2導電型MOSトランジスタを有す
    る論理回路に、ソースが接続された第4の節点が電圧変
    換回路を介して前記第1の電源端子に接続され、ドレイ
    ンが前記第1の節点に接続され、ゲートが前記データ出
    力端子に接続された第3の第1導電型MOSトランジス
    タを付加して構成されたことを特徴とするスタティック
    論理回路。
JP10230634A 1997-12-24 1998-08-17 スタティックラッチ回路及びスタティック論理回路 Pending JPH11243326A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10230634A JPH11243326A (ja) 1997-12-24 1998-08-17 スタティックラッチ回路及びスタティック論理回路
EP98124596A EP0926825A3 (en) 1997-12-24 1998-12-23 Static latch circuit and static logic circuit
CN98125647A CN1221257A (zh) 1997-12-24 1998-12-23 静态锁存电路和静态逻辑电路
KR1019980058262A KR19990063435A (ko) 1997-12-24 1998-12-24 스태틱래치회로 및 스태틱논리회로

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35481897 1997-12-24
JP9-354818 1997-12-24
JP10230634A JPH11243326A (ja) 1997-12-24 1998-08-17 スタティックラッチ回路及びスタティック論理回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11243326A true JPH11243326A (ja) 1999-09-07

Family

ID=26529450

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10230634A Pending JPH11243326A (ja) 1997-12-24 1998-08-17 スタティックラッチ回路及びスタティック論理回路

Country Status (4)

Country Link
EP (1) EP0926825A3 (ja)
JP (1) JPH11243326A (ja)
KR (1) KR19990063435A (ja)
CN (1) CN1221257A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000278098A (ja) * 1999-03-24 2000-10-06 Texas Instr Japan Ltd レシオ回路、ラッチ回路及びmosトランジスタ
JP2011090761A (ja) * 2009-09-24 2011-05-06 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 駆動回路、当該駆動回路を具備する表示装置、当該表示装置を具備する電子機器
US9124260B2 (en) 2011-06-30 2015-09-01 Sharp Kabushiki Kaisha Flip-flop, shift register, display panel, and display device
JP2017129746A (ja) * 2016-01-20 2017-07-27 シチズン時計株式会社 液晶表示装置
KR20210035098A (ko) * 2019-06-04 2021-03-31 리틀 드래곤 아이피 홀딩 엘엘씨 저전력 플립플롭 회로
JP2021533704A (ja) * 2018-06-04 2021-12-02 リトル ドラゴン アイピー ホールディング エルエルシーLittle Dragon Ip Holding Llc 低消費電力フリップフロップ回路

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100576742C (zh) * 2003-09-03 2009-12-30 Nxp股份有限公司 静态锁存器
JP2008035200A (ja) * 2006-07-28 2008-02-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体集積回路装置およびその関連技術
CN104993816B (zh) * 2015-07-31 2018-04-27 上海华虹宏力半导体制造有限公司 倍压电路
US10262732B2 (en) 2017-08-03 2019-04-16 Winbond Electronics Corp. Programmable array logic circuit and operating method thereof
CN111313886B (zh) * 2019-11-26 2023-04-28 宁波大学 一种基于互连线电容的sr锁存电路

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1983004149A1 (en) * 1982-05-10 1983-11-24 Western Electric Company, Inc. Cmos integrated circuit
US4700086A (en) * 1985-04-23 1987-10-13 International Business Machines Corporation Consistent precharge circuit for cascode voltage switch logic
JP2770941B2 (ja) * 1985-12-10 1998-07-02 シチズン時計株式会社 シユミツトトリガ回路
US4754165A (en) * 1986-07-29 1988-06-28 Hewlett-Packard Company Static MOS super buffer latch
EP0273082B1 (en) * 1986-12-30 1992-03-18 International Business Machines Corporation A new latch cell family in cmos technology gate array
JP2540934B2 (ja) * 1989-03-09 1996-10-09 三菱電機株式会社 論理回路装置
US5117133A (en) * 1990-12-18 1992-05-26 Hewlett-Packard Co. Hashing output exclusive-OR driver with precharge
US5408138A (en) * 1993-10-04 1995-04-18 Motorola, Inc. Flip flop circuit and method therefor
JPH08256044A (ja) * 1995-03-16 1996-10-01 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 記憶回路およびフリップフロップ回路
JPH098612A (ja) * 1995-06-16 1997-01-10 Nec Corp ラッチ回路
US5729158A (en) * 1995-07-07 1998-03-17 Sun Microsystems, Inc. Parametric tuning of an integrated circuit after fabrication

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000278098A (ja) * 1999-03-24 2000-10-06 Texas Instr Japan Ltd レシオ回路、ラッチ回路及びmosトランジスタ
JP2011090761A (ja) * 2009-09-24 2011-05-06 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 駆動回路、当該駆動回路を具備する表示装置、当該表示装置を具備する電子機器
JP2013148910A (ja) * 2009-09-24 2013-08-01 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 駆動回路
US9406398B2 (en) 2009-09-24 2016-08-02 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Driver circuit, display device including the driver circuit, and electronic appliance including the display device
US9991890B2 (en) 2009-09-24 2018-06-05 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Driver circuit, display device including the driver circuit, and electronic appliance including the display device
US9124260B2 (en) 2011-06-30 2015-09-01 Sharp Kabushiki Kaisha Flip-flop, shift register, display panel, and display device
JP2017129746A (ja) * 2016-01-20 2017-07-27 シチズン時計株式会社 液晶表示装置
JP2021533704A (ja) * 2018-06-04 2021-12-02 リトル ドラゴン アイピー ホールディング エルエルシーLittle Dragon Ip Holding Llc 低消費電力フリップフロップ回路
KR20210035098A (ko) * 2019-06-04 2021-03-31 리틀 드래곤 아이피 홀딩 엘엘씨 저전력 플립플롭 회로

Also Published As

Publication number Publication date
EP0926825A2 (en) 1999-06-30
EP0926825A3 (en) 1999-08-04
KR19990063435A (ko) 1999-07-26
CN1221257A (zh) 1999-06-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6933744B2 (en) Low-leakage integrated circuits and dynamic logic circuits
US6208170B1 (en) Semiconductor integrated circuit having a sleep mode with low power and small area
US7176741B2 (en) Level shift circuit
US5698993A (en) CMOS level shifting circuit
US20070229133A1 (en) D flip-flop
US7724045B2 (en) Output buffer circuit
JP3341681B2 (ja) 半導体集積論理回路
US5532625A (en) Wave propagation logic
US6777981B2 (en) Level shifting circuit
JPH11243326A (ja) スタティックラッチ回路及びスタティック論理回路
US20060038593A1 (en) Semiconductor integrated circuit
KR20060106106A (ko) 고속 레벨 쉬프터
JPH07183780A (ja) 出力バッファ回路
US20070273420A1 (en) Method and apparatus for a low standby-power flip-flop
JPH0865149A (ja) 準静的無損失ゲート
US7420403B2 (en) Latch circuit and flip-flop
US20070063738A1 (en) CMOS logic circuitry
JPH0923150A (ja) 半導体装置の電圧変換回路
US20030197530A1 (en) Semiconductor logical operation circuit
TWI677189B (zh) 用於產生25%工作週期之時脈的裝置
JP2871551B2 (ja) 信号レベル変換回路
KR20010054850A (ko) 고속 다이나믹 래치
JPH11103240A (ja) クロック信号レベル変換機能付ラッチ回路及びフリップフロップ回路
JP2004228879A (ja) レベルシフト回路
JP3195146B2 (ja) 半導体集積回路

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030305