JP2008034559A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な工程により製造可能なスタック型キャパシタを有する半導体装置を提供する。
【解決手段】本発明の半導体装置では、単一の第2の層間絶縁膜17内に、キャパシタの下部電極27および第2のコンタクトプラグ26が形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、DRAMを有する半導体装置で、キャパシタの下部電極とスタックトコンタクトを同時に形成することにより、工程の大きな増加なく、微細化を図るものである。
半導体記憶装置、特にDRAMにおいては、大容量化に伴う微細化が一層進められている。DRAMのキャパシタ構造は、シリコン基板内にキャパシタを形成するトレンチ型と、基板上積層した膜中にキャパシタを形成するスタック型に大別される。スタック型キャパシタでは、微細化に対し、電荷保持特性を維持するための十分なセル容量値を確保する目的で、キャパシタ高さが高く形成されるようになってきている。一方、キャパシタ高さが高くなるに伴い、配線層と拡散層を接続するコンタクト深さも深くなるため、1回のコンタクト形成により配線層と拡散層を接続するのは不可能となり、複数のコンタクトを積層するスタックトコンタクト構造が必須となってきた。
図10は、従来の一般的な円筒型スタックトキャパシタを有するDRAMの断面図である(例えば、特許文献1参照)。図10に示すように、従来のDRAMは、シリコン基板101と、シリコン基板101の活性部を分離する素子分離102とを備えている。シリコン基板101の活性部にはDRAMセルトランジスタゲート103が形成されている。シリコン基板101および素子分離102の上には、第1の層間膜104、第2の層間膜107、第3の層間膜109、第4の層間膜113、第5の層間膜115が順次積層されている。
第2の層間膜107および第3の層間膜109にはトレンチが形成され、トレンチの表面には、キャパシタ下部電極110、容量絶縁膜111およびキャパシタ上部電極112が形成されている。第1の層間膜104には、キャパシタ下部電極110とシリコン基板101の活性部とを接続する第1のコンタクトプラグ105が形成されている。
また、第1の層間膜104〜第4の層間膜113には、第1のコンタクトプラグ106、第2のコンタクトプラグ108および第3のコンタクトプラグ114が形成されており、第3のコンタクトプラグ114の上には配線116が形成されている。
本構造では、キャパシタ容量を確保するために円筒高さを高くする一方で、基板に形成された活性領域と配線間の接続を行うコンタクトを3段構造とするスタックトコンタクト構造を採用している。このようにキャパシタ容量値を確保するために、キャパシタ高さを高くするに伴い、コンタクトは複数段の積層構造を用いている。
次に、従来の半導体装置の製造方法について説明する。図11(a)〜図15(b)は、従来のDRAMの製造工程を示す断面図である。従来の製法では、まず、図11(a)に示す工程で、シリコン基板101に素子分離102およびDRAMセルトランジスタゲート103を形成する。その後、第1の層間膜104を形成する。続いて、第1のコンタクトプラグ105、106をそれぞれ形成する。
次に、図11(b)に示す工程で、第1のコンタクトプラグ105、106を形成した後、第2の層間膜107を形成し、その後、第1のスタックトコンタクトホール117を開口する。
次に、図11(c)に示す工程で、第1のスタックトコンタクトホール117を導電性の材料で埋め込み、第2のコンタクトプラグ108を形成する。
次に、図12(a)に示す工程で、第3の層間膜109を形成した後、第2の層間膜107及び第3の層間膜109にキャパシタを形成するためのホール118を開口する。
次に、図12(b)に示す工程で、ホール118の内部に導電性材料を成膜し、エッチング等で加工することにより、下部電極110を形成する。
次に、図13(a)に示す工程で、容量絶縁膜111および上部電極112を形成する。
次に、図13(b)に示す工程で、第4の層間膜113を形成したのち、第3の層間膜109及び第4の層間膜113に第2のスタックトコンタクト用ホール119を開口する。
次に、図14(a)に示す工程で、第2のスタックトコンタクトホール119を導電性材料で埋め込み、第3のスタックトコンタクトプラグ114を形成する。
次に、図14(b)に示す工程で、第5の層間膜115及び配線層116を形成する。以上の工程により従来のDRAMが形成される。
特開2004-356645号公報
しかしながら、上述した従来の構成では、何層もの層間膜およびコンタクトによりスタックトコンタクト構造を形成するため、工程が複雑になり、コストが高くなるといった問題を有していた。
具体的には、図10に示す構造では、3段構造のスタックトコンタクトを形成するにあたり、層間膜は4層必要となる。また、スタックトコンタクトを、キャパシタ部とは別の工程で独立して形成するため、プロセス工数が増大し、コストが上昇してしまう。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、簡単な工程により製造可能なスタック型キャパシタを有するDRAMを提供することにある。

前記の目的を達成するために、本発明に係る半導体装置は、半導体基板の上方に形成された第1の絶縁膜と、前記第1の絶縁膜の上に形成された単一層の第2の絶縁膜と、前記第2の絶縁膜に形成されたトレンチを覆う下部電極、前記下部電極の上を覆う容量絶縁膜および前記容量絶縁膜の上を覆う上部電極を有するキャパシタと、前記第2の絶縁膜を貫通する単一の第1のコンタクトプラグとを備える。
本発明の半導体装置では、単一層の第2の絶縁膜内にキャパシタの下部電極および第1のコンタクトプラグが形成されているため、簡単な工程により製造が可能となる。
本発明の半導体装置において、前記第1のコンタクトプラグの下面は前記下部電極の下面と実質的に同じ高さにあり、前記第1のコンタクトプラグの上面は前記第下部電極の上端と実質的に同じ高さにあってもよい。
本発明の半導体装置において、前記第1のコンタクトプラグの下面は前記第2の絶縁膜の下面と実質的に同じ高さにあり、前記第1のコンタクトプラグの上面は前記第2の絶縁膜の上面と実質的に同じ高さにあってもよい。
本発明の半導体装置において、前記下部電極と前記第1のコンタクトプラグとが、同一の材料からなっていてもよく、この場合にはさらに簡単な工程で製造可能となる。
本発明の半導体装置において、前記半導体基板上に形成されたゲート電極と、前記半導体基板内に形成された不純物拡散層とを有するMISトランジスタと、前記第1の絶縁膜内に形成され、前記半導体基板における前記不純物拡散層と前記下部電極とを接続する第2のコンタクトプラグと、前記第1の絶縁膜内に形成され、前記半導体基板における前記不純物拡散層と前記第1のコンタクトプラグとを接続する第3のコンタクトプラグと、前記第2の絶縁膜および前記上部電極の上に形成された第3の絶縁膜と、前記第3の絶縁膜内に形成され、前記第2のコンタクトプラグに接続される第4のコンタクトプラグと、前記第4のコンタクトプラグに接続される配線とを備えていてもよい。
本発明の半導体装置において、前記キャパシタと前記MISトランジスタとは、DRAMを構成してもよい。
本発明に係る半導体装置の製造方法は、半導体基板の上方に第1の絶縁膜を形成する工程(a)と、前記第1の絶縁膜上に第2の絶縁膜を形成する工程(b)と、前記第2の絶縁膜に、キャパシタ用のトレンチとコンタクトプラグ用のホールとを形成する工程(c)と、前記工程(c)の後に、基板上に導体膜を形成した後に、前記導体膜のうち前記第2の絶縁膜の上面上に位置する部分を除去することにより、前記トレンチ内に下部電極を形成すると共に、前記ホール内に第1のコンタクトプラグを形成する工程(d)と、前記下部電極の上に容量絶縁膜を形成する工程(e)と、前記容量絶縁膜の上に上部電極を形成する工程(f)とを備える。
本発明の製造方法によると、単一層の第2の絶縁膜に、キャパシタ用のトレンチとコンタクトホールとを同時に形成した後に、下部電極とコンタクトプラグとを同一の導体膜から形成することができる。つまり、簡単な工程により半導体装置を形成することができる。
本発明の製造方法において、前記工程(a)の前に、前記第1の絶縁膜内に、第2のコンタクトプラグおよび第3のコンタクトプラグを形成する工程(g)をさらに備え、前記工程(c)では、前記第2のコンタクトプラグの上に前記トレンチを形成し、前記第3のコンタクトプラグの上に前記ホールを形成してもよい。
本発明の製造方法において、前記工程(f)の後に、前記上部電極、前記第2の絶縁膜および前記第1のコンタクトプラグの上に、第3の絶縁膜を形成する工程(h)と、前記第3の絶縁膜内に、前記第1のコンタクトプラグと接続される第4のコンタクトプラグを形成する工程(i)と、前記第4のコンタクトプラグに接続される配線を形成する工程(j)とをさらに備えていてもよい。
本発明の製造方法において、前記工程(g)の前に、前記半導体基板上にゲート電極を形成する工程と、前記半導体基板内に不純物拡散層を形成する工程とをさらに備えていてもよい。
本発明の製造方法において、前記工程(c)では、前記トレンチおよび前記ホール内を覆う前記導体膜を形成した後に、前記トレンチ内のみにフォトレジストを形成してエッチングを行うことにより、前記導体膜のうち前記第2の絶縁膜の上面上に位置する部分を除去してもよい。
本発明の製造方法において、前記工程(c)では、前記導体膜上の全面に前記フォトレジストを形成した後に、エッチングを行うことにより、前記トレンチ内のみに前記フォトレジストを残してもよい。
本発明の製造方法において、前記工程(c)では、前記トレンチおよび前記ホール内を覆う前記導体膜を形成した後に、CMPを行うことにより、前記導体膜のうち前記第2の絶縁膜の上面上に位置する部分を除去してもよい。

以上のように本発明では、簡易な工程により微細な半導体記憶装置を実現することができる。

(第1の実施形態)
以下に、本発明の第1の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図1は本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の構造を示す断面図である。図1に示すように、本実施形態の半導体装置は、半導体基板11と、半導体基板11の活性領域を囲む領域に形成された素子分離12とを備える。半導体基板11の活性領域には、DRAMセントラルトランジスタのゲート13と、ゲート13の側面上に形成されたサイドウォール8と、半導体基板11のうちゲート13の外側の領域に形成されたSDエクステンション拡散層10と、半導体基板11のうちSDエクステンション拡散層10の外側の領域に形成されたソース・ドレイン領域9とが形成されている。そして、半導体基板11および素子分離12の上には、第1の層間絶縁膜14、第2の層間絶縁膜17および第3の層間絶縁膜22が積層されている。
第1の層間絶縁膜14には、ソース・ドレイン領域9に電気的に接続される第1のコンタクトプラグ15、16が形成されている。第2の層間絶縁膜17のうち第1のコンタクトプラグ15の上に位置する部分にはトレンチが形成されている。このトレンチ内には、キャパシタの下部電極27、容量絶縁膜20および上部電極21が形成されている。第2の層間絶縁膜17のうち第1のコンタクトプラグ16の上に位置する部分には、第2のコンタクトプラグ26が形成されている。この第2のコンタクトプラグ26とキャパシタの下部電極27とは同一の材料からなっていてもよく、その材料としては、例えばTiNが挙げられる。もちろん、第2のコンタクトプラグ26と下部電極27とは異なる材料からなっていてもよく、その場合には、例えば第2のコンタクトプラグ26はタングステン(W)からなり、下部電極27は窒化タングステン(WN)からなっていてもよい。
第3の層間絶縁膜22はキャパシタの上部電極21を覆っており、第3の層間絶縁膜22のうち第2のコンタクトプラグ26の上に位置する部分には、第3のコンタクトプラグ23が形成されている。第3のコンタクトプラグ23の上には、配線25が形成されている。
本実施形態の半導体装置においては、キャパシタの下部電極27および第2のコンタクトプラグ26は、単一の第2の層間絶縁膜17内に形成されている。言い換えると、第2のコンタクトプラグ26の下面は下部電極27の下面と実質的に同じ高さにあり、第2のコンタクトプラグ26の上面は下部電極27の上端と実質的に同じ高さにある。また、下部電極27の下面は第2の層間絶縁膜17の下面と実質的に同じ高さにあり、下部電極27の上端は第2の層間絶縁膜17お上面と実質的に同じ高さにある。また、第2のコンタクトプラグ26の下面は第2の層間絶縁膜17の下面と実質的に同じ高さにあり、第2のコンタクトプラグ26の上面は第2の層間絶縁膜17の上面と実質的に同じ高さにある。ここで、「実質的に同じ高さにある」とは、層間絶縁膜とコンタクトプラグのエッチング選択比の違いにより段差が生じている場合を含む。
以上のように本実施形態によれば、キャパシタの下部電極27と第2のコンタクトプラグ26を単一の第2の層間絶縁膜17に同一の高さで形成することにより、工程の簡略化を図ることが可能になる。
次に、本実施形態における半導体装置の製造方法について説明する。図2(a)〜図6(b)は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図である。本実施形態の製法では、図2(a)に示す工程で、半導体基板11に、素子分離12、ゲート13、サイドウォール8、SDエクステンション拡散層10およびソース・ドレイン領域9を形成する。その後、第1の層間絶縁膜14を形成し、第1の層間絶縁膜14を貫通しソース・ドレイン領域9に電気的に接続する第1のコンタクトプラグ15、16を形成する。
次に、図2(b)に示す工程で、第1の層間絶縁膜14の上に第2の層間絶縁膜17を形成する。その後、第2の層間絶縁膜17の上に、キャパシタ用の開口32およびコンタクト用の開口33を有するフォトレジスト31を形成する。
次に、図2(c)に示す工程で、フォトレジスト31をマスクとして例えばドライエッチングを行うことにより、第2の層間絶縁膜17に、第1のコンタクトプラグ15、16に到達するキャパシタ用のトレンチ34およびコンタクトホール35を形成する。この時、たとえば、開口径は、キャパシタ用のトレンチ34では0.1〜0.2μm程度、コンタクトホール35では、0.1〜0.04μm程度とする。
次に、図3(a)に示す工程で、トレンチ34およびコンタクトホール35を覆う、厚さ20nmから50nm程度のTiN膜からなる導電性材料膜(導体膜)21aを堆積する。このとき、導電性材料膜21aの膜厚は、コンタクトホール35内が埋めるようにコンタクトホール径の半分以上にする。
次に、図3(b)に示す工程で、導電性材料膜21a上の全面に、例えばフォトレジスト36を塗布する。
次に、図4(a)に示す工程で、ドライエッチング37を行うことにより、第2の層間絶縁膜17の上面上における導電性材料膜21aの表面が露出するようにフォトレジスト36を除去して、トレンチ34内にフォトレジスト36を残す。
次に、図4(b)に示す工程で、例えばドライエッチング38により、フォトレジスト36をエッチングマスクにして、導電性材料膜21aのうち第2の層間絶縁膜17の上面上に位置する部分を除去する。これにより、トレンチ34内に第1のコンタクトプラグ15に電気的に接続するキャパシタの下部電極27を形成するとともに、コンタクトホール35内に第1のコンタクトプラグ16に電気的に接続する第2のコンタクトプラグ26を形成する。このとき、キャパシタの下部電極27は、トレンチ34の内面に沿って形成された凹部状の断面形状を有する。一方、第2のコンタクトプラグ26は、コンタクトホール35内を充填するように形成される。
次に、図5(a)に示す工程で、下部電極27上を覆うように半導体基板11上の全面に、キャパシタの容量絶縁膜20として、TaO膜を例えば、5〜10nm程度の厚さで堆積する。その後、容量絶縁膜20上に、上部電極材料として、例えば、TiN膜を20〜50nm程度の厚さで堆積した後、フォトリソグラフィ及びエッチング工程により、上部電極材料をパターニングして上部電極21を形成する。このとき、第2のコンタクトプラグ26上の上部電極材料及び容量絶縁膜20は除去する。
次に、図5(b)に示す工程で、上部電極21上を覆うように第2の層間絶縁膜17上に第3の層間絶縁膜22を形成した後、第3の層間絶縁膜22に第2のコンタクトプラグ26に到達するコンタクトホール39を形成する。
次に、図6(a)に示す工程で、コンタクトホール39内および第3の層間絶縁膜22の上に導電性材料膜を堆積した後にCMP工程を行うことにより、コンタクトホール39内に第2のコンタクトプラグ17に電気的に接続する第3のコンタクトプラグ23を形成する。
次に、図6(b)に示す工程で、第3の層間絶縁膜22の上に第4の層間絶縁膜24を形成した後、第4の層間絶縁膜24に第3のコンタクトプラグ23に電気的に接続する配線25を形成する。
以上のように、本実施形態の製造方法においては、キャパシタの下部電極27と第2のコンタクトプラグ26を単一の層間絶縁膜17内に形成することにより、従来よりも工程の簡略化を図ることが可能となる。また、下部電極27と、第2のコンタクトプラグ26とを同時に形成することにより、さらなる工程の簡略化を図ることが可能となる。
(第2の実施形態)
以下に、本発明の第2の実施形態について、図面を参照しながら説明する。本実施形態では、第1の実施形態の製造方法の変形例について説明する。図7(a)〜図8(b)は本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図である。
本実施形態における製造方法では、まず図7(a)に示す構造を得るために、図2(a)〜図3(a)と同様の工程を行う。
次に、図7(b)に示す工程で、導電性材料膜21a上の全面に、フォトレジスト40を塗布する。
次に、図8(a)に示す工程で、フォトレジスト40に対して露光および現像工程を行うことにより、キャパシタを形成するトレンチ34内にのみフォトレジスト40を残す。つまり、フォトレジスト40のうち第2の層間絶縁膜17の上面上に位置する部分の厚み分だけが露光される条件で露光を行った後に、現像工程を行うことにより、フォトレジスト40のうち第2の層間絶縁膜17の上面上に位置する部分のみを除去して、トレンチ34内にのみフォトレジスト40を残存させる。
次に、図8(b)に示す工程で、ドライエッチング38により、フォトレジスト40をエッチングマスクにして、導電性材料膜21aのうち第2の層間絶縁膜17上の部分を除去する。これにより、トレンチ34内に第1のコンタクトプラグ15に電気的に接続するキャパシタの下部電極27を形成するとともに、コンタクトホール35内に第1のコンタクトプラグ16に電気的に接続する第2のコンタクトプラグ26を形成する。その後の工程は第1の実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
以上のよう、本実施形態の製造方法においては、キャパシタ下部電極27と第2のコンタクトプラグ26を同時に形成することにより、従来の製造方法よりも工程の簡略化を図ることが可能となる。
(第3の実施形態)
以下に、本発明の第3の実施形態について、図面を参照しながら説明する。本実施形態では、第1の実施形態の製造方法の変形例について説明する。図9(a)、(b)は、本発明の第3の実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図である。
本実施形態における製造方法では、まず、図9(a)に示す構造を得るために、図2(a)〜図3(a)と同様の工程を行う。
次に、図9(b)に示す工程で、CMP法による研磨50を行うことにより、導電性材料膜21aのうち第2の層間絶縁膜17の上面上に位置する部分を除去する。これにより、トレンチ34内に第1のコンタクトプラグ15に電気的に接続するキャパシタの下部電極27を形成するとともに、コンタクトホール35内に第1のコンタクトプラグ16に電気的に接続する第2のコンタクトプラグ26を形成する。その後の工程は第1の実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
以上のように、本実施形態の製造方法においては、キャパシタ下部電極27と第2のコンタクトプラグ26を同時に形成することにより、従来の製造方法よりも簡略化を図ることが可能となる。
(その他の実施形態)
なお、上記実施形態において、下部電極27及び第2のコンタクトプラグ26となる導電性の材料としてはTiNを例とした。しかしながら、本発明では、例えば、WNなどの導電性を有する金属膜または不純物を導入されたシリコン膜により下部電極27およびコンタクトプラグ26を構成してもよい。
また、容量絶縁膜はTaOに限らず、HfO、ZrOなどの高誘電率を有する金属酸化膜、シリコン酸化膜またはシリコン窒化膜であっても同様の効果を得ることができる。
上記実施形態では、第1の層間絶縁膜14の上に第2の層間絶縁膜17が直接形成されている場合について説明した。しかしながら、本発明では、第1の層間絶縁膜14と第2の層間絶縁膜17との間にシリコン窒化膜などが介在していてもよい。同様に、第2の層間絶縁膜17と第3の層間絶縁膜22との間や、第3の層間絶縁膜22と第4の層間絶縁膜24との間にも、シリコン窒化膜などが介在していてもよい。
また、上記実施形態では、コンタクトプラグが単一の層からなる場合について説明した。しかしながら、本発明では、コンタクトプラグが、コンタクトホールの表面(下面および側面)を覆う膜と、その上からコンタクトホールを埋める膜からなっていてもよい。

本発明は、簡易な工程により微細な半導体記憶装置を実現することができる点で、産業上の利用可能性は高い。

本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の構造を示す断面図である。 (a)、(b)は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図である。 (a)、(b)は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図である。 (a)、(b)は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図である。 (a)、(b)は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図である。 (a)、(b)は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図である。 (a)、(b)は、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図である。 (a)、(b)は、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図である。 (a)、(b)は、本発明の第3の実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図である。 従来の一般的な円筒型スタックトキャパシタを有するDRAMの断面図である。 (a)〜(c)は、従来のDRAMの製造工程を示す断面図である。 (a)、(b)は、従来のDRAMの製造工程を示す断面図である。 (a)、(b)は、従来のDRAMの製造工程を示す断面図である。 (a)、(b)は、従来のDRAMの製造工程を示す断面図である。
符号の説明
8 サイドウォール
9 ソース・ドレイン領域
10 SDエクステンション拡散層
11 半導体基板
12 素子分離
13 ゲート
14 第1の層間絶縁膜
15、16 第1のコンタクトプラグ
17 第2の層間絶縁膜
20 容量絶縁膜
21 上部電極
21a 導電性材料膜
22 第3の層間絶縁膜
23 第3のコンタクトプラグ
24 第4の層間絶縁膜
25 配線
26 第2のコンタクトプラグ
27 下部電極
31 フォトレジスト
32、33 開口
34 トレンチ
35 コンタクトホール
36 フォトレジスト
37 ドライエッチング
38 ドライエッチング
39 コンタクトホール
40 フォトレジスト
50 CMP法による研磨

Claims (14)

  1. 半導体基板の上方に形成された第1の絶縁膜と、
    前記第1の絶縁膜の上に形成された単一層の第2の絶縁膜と、
    前記第2の絶縁膜に形成されたトレンチを覆う下部電極、前記下部電極の上を覆う容量絶縁膜および前記容量絶縁膜の上を覆う上部電極を有するキャパシタと、
    前記第2の絶縁膜を貫通する単一の第1のコンタクトプラグとを備える、半導体装置。
  2. 請求項1に記載の半導体装置であって、
    前記第1のコンタクトプラグの下面は前記下部電極の下面と実質的に同じ高さにあり、前記第1のコンタクトプラグの上面は前記第下部電極の上端と実質的に同じ高さにある、半導体装置。
  3. 請求項1または2に記載の半導体装置であって、
    前記第1のコンタクトプラグの下面は前記第2の絶縁膜の下面と実質的に同じ高さにあり、前記第1のコンタクトプラグの上面は前記第2の絶縁膜の上面と実質的に同じ高さにある、半導体装置。
  4. 請求項1〜3のうちいずれか1項に記載の半導体装置であって、
    前記下部電極と前記第1のコンタクトプラグとが、同一の材料からなる、半導体装置。
  5. 請求項1〜4のうちいずれか1項に記載の半導体装置であって、
    前記半導体基板上に形成されたゲート電極と、前記半導体基板内に形成された不純物拡散層とを有するMISトランジスタと、
    前記第1の絶縁膜内に形成され、前記半導体基板における前記不純物拡散層と前記下部電極とを接続する第2のコンタクトプラグと、
    前記第1の絶縁膜内に形成され、前記半導体基板における前記不純物拡散層と前記第1
    のコンタクトプラグとを接続する第3のコンタクトプラグと、
    前記第2の絶縁膜および前記上部電極の上に形成された第3の絶縁膜と、
    前記第3の絶縁膜内に形成され、前記第2のコンタクトプラグに接続される第4のコンタクトプラグと、
    前記第4のコンタクトプラグに接続される配線とを備える、半導体装置。
  6. 請求項5に記載の半導体装置であって、
    前記キャパシタと前記MISトランジスタとは、DRAMを構成する、半導体装置。
  7. 半導体基板の上方に第1の絶縁膜を形成する工程(a)と、
    前記第1の絶縁膜上に第2の絶縁膜を形成する工程(b)と、
    前記第2の絶縁膜に、キャパシタ用のトレンチとコンタクトプラグ用のホールとを形成する工程(c)と、
    前記工程(c)の後に、基板上に導体膜を形成した後に、前記導体膜のうち前記第2の絶縁膜の上面上に位置する部分を除去することにより、前記トレンチ内に下部電極を形成すると共に、前記ホール内に第1のコンタクトプラグを形成する工程(d)と、
    前記下部電極の上に容量絶縁膜を形成する工程(e)と、
    前記容量絶縁膜の上に上部電極を形成する工程(f)とを備える、半導体装置の製造方法。
  8. 請求項7に記載の半導体装置の製造方法であって、
    前記工程(a)の前に、前記第1の絶縁膜内に、第2のコンタクトプラグおよび第3のコンタクトプラグを形成する工程(g)をさらに備え、
    前記工程(c)では、前記第2のコンタクトプラグの上に前記トレンチを形成し、前記第3のコンタクトプラグの上に前記ホールを形成する、半導体装置の製造方法。
  9. 請求項7または8に記載の半導体装置の製造方法であって、
    前記工程(f)の後に、前記上部電極、前記第2の絶縁膜および前記第1のコンタクトプラグの上に、第3の絶縁膜を形成する工程(h)と、
    前記第3の絶縁膜内に、前記第1のコンタクトプラグと接続される第4のコンタクトプラグを形成する工程(i)と、
    前記第4のコンタクトプラグに接続される配線を形成する工程(j)とをさらに備える、半導体装置の製造方法。
  10. 請求項8に記載の半導体装置の製造方法であって、
    前記工程(g)の前に、前記半導体基板上にゲート電極を形成する工程と、前記半導体基板内に不純物拡散層を形成する工程とをさらに備える、半導体装置の製造方法。
  11. 請求項7〜10のうちいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法であって、
    前記工程(c)では、前記トレンチおよび前記ホール内を覆う前記導体膜を形成した後に、前記トレンチ内のみにフォトレジストを形成してエッチングを行うことにより、前記導体膜のうち前記第2の絶縁膜の上面上に位置する部分を除去する、半導体装置の製造方法。
  12. 請求項11に記載の半導体装置の製造方法であって、
    前記工程(c)では、前記導体膜上の全面に前記フォトレジストを形成した後に、エッチングを行うことにより、前記トレンチ内のみに前記フォトレジストを残す、半導体装置の製造方法。
  13. 請求項11に記載の半導体装置の製造方法であって、
    前記工程(c)では、前記導体膜上の全面に前記フォトレジストを塗布した後に、露光および現像を行うことにより、前記トレンチ内のみに前記フォトレジストを残す、半導体装置の製造方法。
  14. 請求項7〜11のうちいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法であって、
    前記工程(c)では、前記トレンチおよび前記ホール内を覆う前記導体膜を形成した後に、CMPを行うことにより、前記導体膜のうち前記第2の絶縁膜の上面上に位置する部分を除去する、半導体装置の製造方法。
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CN113270407A (zh) * 2021-05-18 2021-08-17 复旦大学 动态随机存取存储器及其制备工艺

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