JP2008034150A - タップ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ハウジングを大型化することなく、電流の計測を容易に行うことができるとともに、製造コストの増加を抑えることができるタップ装置を提供することにある。
【解決手段】タップ装置1は、プラグ接続部2aが設けられるハウジング2と、一端側がプラグ接続部2aに接続され他端側がハウジング2外部に導出される電圧側配線8aと接地側配線8bと接地線8cを有する電線8と、電圧側配線8aと接地側配線8bと接地線8cを個別に分離する中枠5とを備え、ハウジング2の前面にはハウジング2の幅方向両側面が開口された凹所Tが設けられ、凹所Tには、その底面にねじ挿通孔2fが設けられ、且つ電流計9の検出部90を取付可能となるようにハウジング2の長さ方向で対向する凹所Tの内面同士を連結する計測用配線収納部2b,2cが設けられ、計測用配線収納部2b,2cには中枠5で分離された電圧側配線8aと接地側配線8bが個別に貫装される。
【選択図】図1
【解決手段】タップ装置1は、プラグ接続部2aが設けられるハウジング2と、一端側がプラグ接続部2aに接続され他端側がハウジング2外部に導出される電圧側配線8aと接地側配線8bと接地線8cを有する電線8と、電圧側配線8aと接地側配線8bと接地線8cを個別に分離する中枠5とを備え、ハウジング2の前面にはハウジング2の幅方向両側面が開口された凹所Tが設けられ、凹所Tには、その底面にねじ挿通孔2fが設けられ、且つ電流計9の検出部90を取付可能となるようにハウジング2の長さ方向で対向する凹所Tの内面同士を連結する計測用配線収納部2b,2cが設けられ、計測用配線収納部2b,2cには中枠5で分離された電圧側配線8aと接地側配線8bが個別に貫装される。
【選択図】図1
Description
本発明は、例えば情報ラックに格納されるサーバ等の機器に電力を供給するために用いられるタップ装置に関するものである。
従来から、図6に示すようなタップ装置100が提供されている。このタップ装置100は、例えば、情報ラックに格納されるサーバ等の機器に電力を供給するために用いられるものであって、長尺箱状のハウジング200と、ハウジング200の長手方向一端側から導出され、屋内に設置されたコンセント等を介して商用電源等の電源に接続される電源接続用の電線300とを備えている(例えば、特許文献1)。
ハウジング200は、樹脂材料を用いて形成されており、その一面には、プラグの栓刃が各別に挿通される接地側栓刃挿通孔401、電圧側栓刃挿通孔402、及び接地極用栓刃挿通孔403を備えるコンセント口400が長手方向に複数(図6に示す例では8つ)列設されている。また、ハウジング200の長手方向両端側には、タップ装置100を情報ラックの壁面等の設置面に取り付けるための取付ねじ用のねじ挿通孔500がそれぞれ厚み方向に貫設されている。さらに、ハウジング200の長手方向一端側の側面には、電線300用の電線挿通孔200aが設けられている。
一方、ハウジング200の内部には、コンセント口400の接地側栓刃挿通孔401からハウジング200内に挿入されたプラグの栓刃が接触接続される刃受(図示せず)を有する接地側端子板(図示せず)と、電圧側栓刃挿通孔402からハウジング200内に挿入されたプラグの栓刃(図示せず)が接触接続される刃受(図示せず)を有する電圧側端子板(図示せず)と、接地極用栓刃挿通孔403からハウジング200内に挿入されたプラグの栓刃(図示せず)が接触接続される刃受(図示せず)を有する接地極用端子板(図示せず)とが収納されており、これら各端子板の刃受とコンセント口とによって、プラグが電気的且つ機械的に接続されるプラグ接続部Pが構成されている。
電線300は、例えばキャプタイヤケーブルやVVR等であって、図示しない絶縁被覆された3本の配線、すなわち電圧側配線と、接地側配線と、接地極用配線(以下、単に「接地線」と略す)と、これらを束ねて内包する絶縁樹脂製の筒状の外被310とで構成されている。この電線300は、電圧側配線が電圧側端子板に、接地側配線が接地側端子板に、接地線が接地極用端子板に、それぞれハウジング200内において接続された状態で、ハウジング200の長手方向一端側の側面に設けられた電線挿通孔200aからハウジング200外部に導出されている。
また、電線300において、ハウジング200に接続された端部と反対側の端部には、プラグ600が接続され、これにより屋内に設置されたコンセント(図示せず)等に接続できるようになっている。
以上述べたタップ装置100は、ハウジング200に設けられた一対のねじ挿通孔500,500を用いて情報ラックの壁面等の所望の設置面に取り付けられ、各プラグ接続部Pにサーバ等の機器のプラグを接続した状態で使用に供される。
一方、タップ装置としては、長尺箱状のハウジングと、ハウジングの長手方向一端側から導出され、屋内に設置されたコンセント等を介して商用電源等の電源に接続される一対の配線(電極ライン)を有する電線とを備え、クランプメータの検出部(クランプ部)を挿入可能な大きさの挿入路をハウジングにハウジングを前後方向に貫通するようにして設け、一対の配線をハウジング内に挿入路を挟んで対置させた状態で収納したものが提供されている(例えば、特許文献2)。
特開2003−44180号公報(図1参照)
特開2005−276798号公報(図1参照)
ところで、前者(特許文献1)のタップ装置100には、上述したようにサーバ等の多数の機器が接続されるが、このようなサーバ等は後に増設される場合がある。このとき、増設したサーバを同じタップ装置100に接続していくと、タップ装置100に流れる電流がブレーカの許容量を越えてしまうおそれがある。
ここで、タップ装置100に流れる電流がブレーカの許容量を越えた際には、ブレーカがトリップ動作し、これによりタップ装置100に接続されている全ての機器への電力供給が停止してしまう。
サーバ等の機器は一般的に常時動作していることが望まれているため、タップ装置100への機器の追加によるブレーカのトリップ動作を防止したいという要望があり、トリップ動作を防止するためには、タップ装置100に流れる電流を計測する必要があった。
タップ装置100に流れる電流を計測する手段としては、クランプメータや、CT(電流トランス)等の環状の検出部を有する非接触型の電流計を用いる方法が簡便であるが、これらを用いて電流の計測を行うためには、電線の一本の配線のみを環状の検出部に挿通させる必要がある。
そのため、図6に示すタップ装置100では、上記のような電流計を用いて計測を行うことができず、タップ装置100に流れる電流を計測するためには、タップ装置100が接続されているブレーカ(図示せず)を探して、このブレーカに接続されている600Vビニル絶縁電線(IV線)等に流れる電流を計測しなければならず、非常に手間がかかり、電流の計測を容易に行うことができなかった。
そこで、電流値をデジタル、又はアナログ表示する電流計をハウジングに一体に備えるタップ装置が提供されている。このようなタップ装置は、タップ装置に設けられた電流計を見ることによって電流の計測を行うことができ、上述したようにクランプメータやCT等の電流計を用いてブレーカの電線に流れる電流を計測する場合に比べて、電流の計測が非常に容易に行えるという利点がある。
ところが、上述したような電流計を備えるタップ装置は、非常にコストが高くなるという問題があり、その上、電流計を一体に設けた分だけハウジングが大型化してしまうという問題があった。また、電流値の計測は常時必要なものではないから、使い難いという問題もあった。
そこで、特許文献2に示すように、クランプメータの検出部(クランプ部)を挿入可能な大きさの挿入路を、図6に示すようなタップ装置100のハウジング200にハウジング200を前後方向に貫通するようにして設け、一対の配線をハウジング200内に挿入路を挟んで対置させた状態で収納することによって、各配線に流れる電流を個別に測定可能とすることが考えられる。
しかしながら、クランプメータの検出部は比較的大きいものであるから、このような検出部を挿入可能な挿入路をハウジングの前後方向に貫設しようとした際には、挿入路を形成するための部位をハウジングに設けなくてはならず、これによりハウジングが大型化してしまうという問題があった。
本発明は上述の点に鑑みて為されたもので、その目的は、ハウジングを大型化することなく、電流の計測を容易に行うことができるとともに、製造コストの増加を抑えることができるタップ装置を提供することにある。
上述の課題を解決するために、請求項1のタップ装置の発明では、プラグが電気的且つ機械的に接続されるプラグ接続部が設けられるハウジングと、一端側がプラグ接続部に接続され、他端側がハウジング内から外部に導出される配線群からなる電源接続用の電線と、一本の配線を残りの配線群から分離させる配線分離手段とを備え、ハウジングの厚み方向一面には、ハウジングの幅方向両側面の少なくとも一方が開口された凹所が設けられ、該凹所には、その底面に、ハウジングの設置面への取り付けに用いられる取付ねじ用のねじ挿通孔が設けられ、且つ、環状の検出部を有する非接触型の電流計の検出部を取付可能となるように、ハウジングの長さ方向で対向する凹所の内面同士を連結する計測用配線収納部が設けられ、該計測用配線収納部には、配線分離手段により分離された一本の配線が貫装されていることを特徴とする。
請求項2のタップ装置の発明では、請求項1の構成に加えて、配線分離手段とハウジングは別体に形成されていることを特徴とする。
請求項3のタップ装置の発明では、プラグが電気的且つ機械的に接続されるプラグ接続部が設けられるハウジングと、一端側がプラグ接続部に接続され、他端側がハウジング内から外部に導出される配線群からなる電源接続用の電線とを備え、ハウジング内には、一本の配線を残りの配線群から分離させた状態で前記一本の配線を収納する計測用配線収納部が設けられ、計測用配線収納部には、ハウジングの設置面への取り付けに用いられる取付ねじ用のねじ挿通孔を備えるボス部が設けられ、ハウジングには、計測用配線収納部をハウジング外部に臨ませる開口部が設けられ、前記一本の配線は、開口部からハウジング外部に引き出し可能となるように撓ませた状態で計測用配線収納部に収納されていることを特徴とする。
請求項4のタップ装置の発明では、請求項3の構成に加えて、ハウジングには、開口部を開閉するカバーが設けられていることを特徴とする。
請求項5のタップ装置の発明では、請求項3又は4の構成に加えて、前記一本の配線は、ボス部を迂回するようにして計測用配線収納部に収納されていることを特徴とする。
請求項1のタップ装置の発明は、ハウジングの厚み方向の一面に、ハウジングの幅方向両側面の少なくとも一方が開口された凹所を設けるとともに、環状の検出部を有する非接触型の電流計の検出部を取付可能となるように、ハウジングの長さ方向で対向する凹所の内面同士を連結する計測用配線収納部を設け、この計測用配線収納部に、配線分離手段により分離された一本の配線を貫装しているので、計測用配線収納部を電流計の検出部に挿通させるだけの簡単な作業でタップ装置に流れる電流の計測を行うことができ、これにより従来のようにブレーカの電線を用いて電流測定を行う必要がなくなって、電流の計測を容易に行うことができるという効果を奏し、加えて従来のように電流計を一体に設けなくて済むから、製造コストの増加を抑えることができるという効果を奏する。その上、ハウジングに設けた凹所の底面には、ハウジングの設置面の取り付けに用いられるねじ挿通孔を設けているから、ハウジングにおいてねじ挿通孔を設ける部位と計測用配線収納部を設ける部位とを共用することができ、これによりハウジングの大型化を防止できるという効果を奏する。
請求項2のタップ装置の発明は、配線分離手段とハウジングとを別体とすることで、タップ装置の組立性の向上を図ることが可能になるという効果を奏する。
請求項3のタップ装置の発明は、電線の配線群より分離された一本の配線を、ハウジングの開口部からハウジング外部に取り出すだけの簡単な作業でタップ装置に流れる電流値の計測を行うことが可能となり、これにより従来のようにブレーカの電線を用いて電流測定を行う必要がなくなって、電流の計測を容易に行うことができるという効果を奏し、しかも、従来のように電流計を一体に設けなくて済むから、製造コストの増加を抑えることができるという効果を奏する。その上、計測用配線収納部に、ハウジングの設置面への取り付けに用いられる取付ねじ用のねじ挿通孔を備えるボス部を設けているので、ハウジングにおいてねじ挿通孔を設ける部位と計測用配線収納部を設ける部位とを共用することができ、これによりハウジングの大型化を防止できるという効果を奏する。
請求項4のタップ装置の発明は、電流の計測を行わないときには、蓋部により開口部を閉じることができ、これにより開口部からゴミや埃がハウジング内に侵入してしまうことを防止できるという効果を奏する。
請求項5のタップ装置の発明は、タップ装置の設置面への取り付けに用いられる取付ねじ用のねじ挿通孔を備えるボス部を迂回するように、一本の配線を計測用配線収納部に収納しているので、一本の配線を開口部からハウジング外部に引き出し可能となるように撓ませた状態で計測用配線収納部に収納するための部材を別途設ける必要がなくなり、これにより構成を簡素化して製造コストを低減できるという効果を奏する。
(実施形態1)
以下に、本実施形態のタップ装置1について図1及び図2を参照して説明する。尚、以下の説明では、説明の簡略化のために、図1(b)の上方をタップ装置1の前方、図1(b)の下方をタップ装置1の後方とそれぞれ規定する。また尚、図2では図面の簡略化のために図1(a),(b)とはタップ装置1の寸法を異ならせてある。
以下に、本実施形態のタップ装置1について図1及び図2を参照して説明する。尚、以下の説明では、説明の簡略化のために、図1(b)の上方をタップ装置1の前方、図1(b)の下方をタップ装置1の後方とそれぞれ規定する。また尚、図2では図面の簡略化のために図1(a),(b)とはタップ装置1の寸法を異ならせてある。
本実施形態のタップ装置1は、例えば、情報ラックに格納されるサーバ等の機器に電力を供給するためのものであって、図1(a),(b)に示すように、プラグ(図示せず)が電気的且つ機械的に接続されるプラグ接続部2aが設けられるハウジング2と、一端側がプラグ接続部2aに接続され、他端側がハウジング2内から外部に導出される電圧側配線8a、接地側配線8b、及び接地極用配線(以下、「接地線」と略称する)8cからなる配線群を有する電源接続用の電線8と、電圧側配線8aと接地側配線8bと接地線8cとを個別に分離する(すなわち、電線8の電圧側配線8aを接地側配線8b及び接地線8cから分離させるとともに、接地側配線8bを電圧側配線8a及び接地線8cから分離させる)配線分離手段となる中枠5とを備えている。
そして、ハウジング2の厚み方向一面である前面には、ハウジング2の幅方向(図1(b)における左右方向)両側面が開口された凹所Tが設けられ、該凹所Tには、その底面に、ハウジング2の設置面への取り付けに用いられる取付ねじ用のねじ挿通孔2fが設けられ、且つ、環状の検出部90を有する非接触型の電流計9の検出部90を取付可能となるようにハウジング2の長さ方向で対向する凹所Tの内面同士を連結する計測用配線収納部2b,2cが設けられ、該計測用配線収納部2b,2cには、中枠5により分離された電圧側配線8a及び接地側配線8bが個別に貫装されている。
まず、本実施形態において使用する電流計9について説明する。このような電流計9は、図1(b)に示すように、例えば、切断等をすることなく既設の配線の電流を計測可能なクランプメータや、CT等であって、円環状の検出部90と、検出部90の開口90a内を挿通させた配線に流れる電流の値を表示する表示部(図示せず)を備える本体部91とを有している。
検出部90aは、本体部91に固定される円弧状の固定片90bと、検出部90の周方向において固定片90bに接離するように本体部91に取り付けられる円弧状の可動片90cとを備えており、可動片90cを固定片90bから離間させることで、電流計測の対象となる配線等を容易に検出部90の開口90aに挿通させることができるようになっている。尚、クランプメータやCTは、従来周知のものであるから、詳細な説明は省略する。
次に、本実施形態のタップ装置1について詳細に説明する。
電線8は、例えばキャプタイヤケーブルやVVR等であって、絶縁被覆された3本の配線、すなわち電圧側配線8a、接地側配線8b、及び接地線8cからなる配線群と、これらを束ねて内包(絶縁被覆)する絶縁樹脂製の円筒状の外被8dとで構成されている。
ハウジング2は、図1(a),(b)及び図2に示すように、長尺矩形状のものであって、主としてボディ3と、カバー4と、中枠5とを備えている。これらボディ3、カバー4、及び中枠5は、ともに熱可塑性樹脂(例えば、塩化ビニル)等を用いた樹脂成形品である。尚、本実施形態のハウジング2は、その長手方向一端側の端部にのみ特徴があり、その他の構成は、図6に示す従来例のハウジング200と同様であるから、図示及びその説明を省略する。
ボディ3は、厚み方向(図1(b)における上下方向)の一面である前面が開口された長尺箱状に形成されている。このボディ3の長手方向一端側の側面の前端縁部の中央部には、図2に示すように、ボディ3の内外を連通させる半円状の第1の電線用切欠部3aが形成されている。また、ボディ3の長手方向一端側の幅方向両側面の前端縁部には、ボディ3の内外を連通させる略矩形状の第1の中枠用切欠部3bがそれぞれ形成されている。
一方、ボディ3の内底面における第1の電線用切欠部3aの近傍、且つ第1の中枠用切欠部3bとボディ3の幅方向において重複しない部位には、後述する固定具6とで電線8を固定する略矩形状のリブ3cが一体に突設されている。このリブ3cの前端面の中央部には、半円状の切欠部3dが形成されている。また、リブ3cの前端面における切欠部3dの両側(ボディ3の幅方向両側)には、固定具6を取り付けるための取付ねじSに対応する一対のねじ孔3e,3eが設けられている。
加えて、ボディ3の内底面における第1の中枠用切欠部3b間の中央部には、ボディ3の長手方向を自身の長手方向とする長円状のボス部3fが一体に突設されている。このボス部3fには、タップ装置1を情報ラックの壁面等の設置面(図示せず)に取り付ける取付ねじ(図示せず)用の孔部3gがボディ3を前後方向に貫通するように設けられている。尚、孔部3gは、ボディ3の長手方向を自身の長手方向とする長孔状に形成されており、これによりタップ装置1の取り付け位置を調整できるようになっている。また、ボディ3の長手方向他端側の底面には、タップ装置1を情報ラックの壁面等の設置面(図示せず)に取り付ける取付ねじ(図示せず)用のねじ挿通孔(図示せず)が設けられている。
カバー4は、図1(a),(b)に示すように、ボディ3の前面開口を覆うようにしてボディ3に被着されるものであり、厚み方向の他面である後面が開口した長尺箱状に形成されている。尚、カバー4の長手方向及び幅方向(短手方向)の寸法は、ボディ3と略同寸法に形成されている。
このカバー4の長手方向一端側の側面の後端縁部には、半円状の第2の電線用切欠部4aが形成されている。この第2の電線用切欠部4aは、カバー4をボディ3に被着した際にボディ3の第1の電線用切欠部3aとともに略円形状の電線挿通孔2dを構成するものであり、電線挿通孔2dは、電線8をハウジング2外部へ導出するために用いられる。
また、カバー4の長手方向一端側の幅方向両側面の後端縁部には、略矩形状の第2の中枠用切欠部4bが形成されている。この第2の中枠用切欠部4bは、カバー4をボディ3に被着した際にボディ3の第1の中枠用切欠部3bとともに略矩形状の窓孔2eを構成するためのものであり、窓孔2eは、中枠4の幅方向両側面をハウジング2外部に露出させるために用いられる。
一方、カバー4の前面において第2の中枠用切欠部4b間の中央部には、略矩形状の窓孔4cがカバー4を前後方向に貫通するようにして設けられている。この窓孔4cは、ボディ3の孔部3gをハウジング2外部に臨ませることができるとともに、電流計9の検出部90の固定片90b又は可動片90cを挿通可能な大きさに形成している。
このカバー4において窓孔4cの幅方向一端側(図1(b)における左端側)の部位である長片部4dは、後述する中枠5の長片部5cとで電線8の電圧側配線8aを収納する角筒状の測定用配線収納部2bを構成するためのものであり、図1(b)に示すように、ハウジング2の内側となる面(すなわち後面)に、ハウジング2の長手方向に伸びる配線挿通用の第1の溝部4eが設けられている。
また、カバー4において窓孔4cの幅方向他端側(図1(b)における右端側)の部位である長片部4fは、後述する中枠5の長片部5eとで電線8の接地側配線8bを収納する角筒状の測定用配線収納部2cを構成するためのものであり、図1(b)に示すように、ハウジング2の内側となる面に、ハウジング2の長手方向に伸びる配線挿通用の第1の溝部4gが設けられている。
ここで、カバー4の長片部4d,4fは、各測定用配線収納部2b,2cが、電流計9の検出部90の開口90aを挿通できる大きさとなるように、その幅寸法及び厚みを設定している。
さらに、カバー4の前面には、後述する受口カバー7用の略矩形状の開口部4hが長手方向に複数(例えば8つ)列設されている。また、カバー4の前面の長手方向他端側には、ボディ3の長手方向他端側に設けられたねじ挿通孔を露出させる孔部(図示せず)が形成されている。
中枠5は、図1及び図2に示すように略矩形の箱状に形成されており、その幅方向の寸法は、ハウジング2の幅方向の寸法と同じ大きさに形成されている。また、中枠5は、幅方向の両側面の形状がハウジング2の窓孔2eと同形状となるように形成されており、幅方向の両側面には中枠5の内外を連通させる略矩形状の開口部5aがそれぞれ形成されている。ここで、開口部5aは、電流計9の検出部90の固定片90b又は可動片90cを挿通可能な大きさに形成している。
一方、中枠5の前面には、中枠5の内外を連通させる矩形状の開口部5bが設けられており、この開口部5bは、カバー4の窓孔4cと同じ大きさに形成されている。
この中枠5において開口部5bの幅方向一端側(図1(b)における左端側)の部位である前述の長片部5cは、カバー4の長片部4dとで測定用配線収納部2bを構成するためのものであり、図1(b)に示すように、カバー4と対向する面(すなわち前面)に、カバー4の第1の溝部4eとともに配線用の収納室を構成する第2の溝部5dが形成されている。
また、中枠5において開口部5bの幅方向他端側(図1(b)における右端側)の部位である前述の長片部5eは、カバー4の長片部4fとで測定用配線収納部2cを構成するためのものであり、図1(b)に示すように、カバー4と対向する面に、カバー4の第1の溝部4gとともに配線用の収納室を構成する第2の溝部5fが形成されている。
ここで、中枠5の長片部5c,5eは、各測定用配線収納部2b,2cが、電流計9の検出部90の開口90aを挿通できる大きさとなるように、その幅寸法及び厚みを設定している。
さらに、中枠5の底面には、中枠5をボディ3に取り付けた際に、ボディ3の孔部3gとともに、ハウジング2の取り付けに用いられる取付ねじ用のねじ挿通孔2fを構成する孔部5gが設けられている。加えて、中枠5の外底面には、中枠5をボディ3に取り付けた際に、ボディ3の内底面との間に接地線8c配置用の空間部を確保する凹部5hが設けられている。また、中枠5の外底面における孔部5gの開口縁部には、図1(b)に示すように、周壁部5iが一体に突設されている。周壁部5iは、中枠5をボディ3に取り付けた際に、後端面がボディ3のボス部3fの前端面と衝合するような形状に形成されている。
前述の固定具6は、長尺状の金属板等を用いて、リブ3cとで電線8の外被8dを狭持する略円弧状の押さえ片6aと、押さえ片6aの両端にそれぞれ設けられた取り付け片6bとを一体に備える略Ω字状に形成されており、各取り付け片6bには、取付ねじS用のねじ挿通孔6cが形成されている。
前述の受口カバー7は、例えばユリア樹脂等の樹脂材料を用いて、プラグ(図示せず)の栓刃が各別に挿通される電圧側栓刃挿通孔7a、接地側栓刃挿通孔7b、及び接地極用栓刃挿通孔7cからなるコンセント口7dが設けられた矩形板状に形成されている。
また、ハウジング2には、電圧側栓刃挿通孔7aからハウジング2内に挿入されたプラグの栓刃が接触接続される刃受(図示せず)を有する電圧側端子板(図示せず)と、接地側栓刃挿通孔7bからハウジング2内に挿入されたプラグの栓刃(図示せず)が接触接続される刃受(図示せず)を有する接地側端子板(図示せず)と、接地極用栓刃挿通孔7cからハウジング2内に挿入されたプラグの栓刃(図示せず)が接触接続される刃受(図示せず)を有する接地極用端子板(図示せず)とが収納され、これら各端子板の刃受とコンセント口7dとによって、プラグが電気的且つ機械的に接続されるプラグ接続部2aが構成される。尚、電圧側端子板、接地側端子板、及び接地極用端子板の構成は、従来周知のものを採用することができるから、詳細な説明は省略する。また尚、プラグ接続部2aの構成は、図1に示すような接地極付きのものに限られるものではなく、接続するプラグの種類も、A型や、B型等であってもよく、またプラグの栓刃の抜止構造を設けるか否かも任意である。
以上述べた部材を用いて本実施形態のタップ装置1は構成されており、各部材は次のようにして取り付けられている。
中枠5は、図1(b)に示すように、幅方向の両側面をボディ3の第1の中枠用切欠部3b,3bにそれぞれ嵌め合わせた状態でボディ3に取り付けられ、中枠5をボディ3に取り付けた際には、中枠5の周壁部5iとボディ3のボス部3fとが衝合するとともに、中枠5の孔部5gとボディ3の孔部3gとが連通し、これにより中枠5の底面にねじ挿通孔2fが設けられることになる。また、中枠5の外底面とボディ3の内底面との間に、電線8の接地線8cを収納する空間部が形成される。
電線8は、一端側の外被8dを剥いて電圧側配線8a、接地側配線8b、及び接地線8cを露出させるとともに、電圧側配線8aを中枠5の長片部5cの溝部5dに、接地側配線8bを中枠5の長片部5eの溝部5fに、接地線8cを中枠5とボディ3との間の前記空間部にそれぞれ収納し、且つ電線8の他端側をボディ3の第1の電線切欠部3aからボディ3外部に導出した状態で、ボディ3に固定される。
ここで、電線8のボディ3への固定は、電線8の外被8d部分をボディ3のリブ3cの切欠部3d内に配置した後に、固定具6の取り付け片6bのねじ挿通孔6cを挿通させた取付ねじSをリブ3cのねじ孔3eにそれぞれ螺着して固定具6をリブ3cに取り付けることで行われる。つまり、電線8は、外被8d部分が、リブ3cと固定具6の押さえ片6aとで狭持されることで、ボディ3に固定される。
一方、ボディ3には、上述した電圧側端子板、接地側端子板、及び接地極用端子板が収納される。そして、ボディ3に収納された電圧側端子板には電圧側配線8aが、接地側端子板には接地側配線8bが、接地極用端子板には接地線8cがそれぞれ接続される。
カバー4は、窓孔4cに中枠5の開口部5bを連通させるとともに、中枠5の幅方向の両側面を第2の中枠用切欠部4b,4bにそれぞれ嵌め合わせた状態でボディ3に取り付けられる。これに並行して、カバー4の開口部4hには、受口カバー7が取り付けられる。
以上により図1(a),(b)に示すようなタップ装置1が得られ、このタップ装置1では、第1の電線用切欠部3a及び第2の電線切欠部4aからなり電線8が挿通される電線挿通孔2dと、第1の中枠用切欠部3b及び第2の中枠用切欠部4bからなり中枠5の幅方向の両側面をそれぞれ露出させる窓孔2eとが構成される。そして、このタップ装置1では、中枠5の内部空間が、ハウジング2の前面に設けられるとともにハウジング2の幅方向両側面が開口された凹所Tとなり、凹所Tの底面である中枠5の底面には、ねじ挿通孔2fが構成されている。
また、ハウジング2内に収納された電圧側端子板、接地側端子板、及び接地極用端子板の各刃受と、コンセント口7dとによって、プラグが電気的且つ機械的に接続されるプラグ接続部2aが構成され、このプラグ接続部2aの電圧側端子板、接地側端子板、及び接地極用端子板には、それぞれ電圧側配線8a、接地側配線8b、及び接地線8cが接続されており、これによりプラグへの電力供給が行われる。
さらに、図1(b)に示すように、第1の溝部4eが設けられたカバー4の長片部4dと、第2の溝部5dが設けられた中枠5の長片部5cとによって角筒状の測定用配線収納部2bが構成される。ここで、中枠5の開口部5a,5bは、ともに電流計9の検出部90の固定片90b又は可動片90cを挿通可能な大きさに形成してあり、これにより、測定用配線収納部2bは、電流計9の検出部90を取付可能となるようにハウジング2の長さ方向で対向する凹所Tの内面同士を連結している(すなわちハウジング2の長さ方向で対向する中枠5の内面同士を連結している)。そして、測定用配線収納部2bには、電線8の電圧側配線8aが、測定用配線収納部2bを貫通した状態で収納(貫装)されている。
また、第1の溝部4gが設けられたカバー4の長片部4fと、第2の溝部5fが設けられた中枠5の長片部5eとによって、角筒状の測定用配線収納部2cが構成される。ここで、中枠5の開口部5a,5bは、ともに電流計9の検出部90の固定片90b又は可動片90cを挿通可能な大きさに形成してあり、これにより、測定用配線収納部2cは、電流計9の検出部90を取付可能となるようにハウジング2の長さ方向で対向する凹所Tの内面同士を連結している(すなわちハウジング2の長さ方向で対向する中枠5の内面同士を連結している)。そして、測定用配線収納部2cには、電線8の接地側配線8bが、測定用配線収納部2cを貫通した状態で収納(貫装)されている。
したがって、本実施形態のタップ装置1において電線8の電圧側配線8aに流れる電流を計測する際には、図1(b)に示すように、電圧側配線8aの一部が収納されている測定用配線収納部2bを、電流計9の検出部90の開口90aに挿通させればよい。また、タップ装置1において電線8の接地側配線8bに流れる電流を計測する際には、接地側配線8bの一部が収納されている測定用配線収納部2cを、電流計9の検出部90の開口90aに挿通させればよい。
以上述べたように、本実施形態のタップ装置1によれば、ハウジング2の厚み方向の一面となる前面に、ハウジング2の幅方向両側面が開口された凹所Tを設けるとともに、電流計9の検出部90を取付可能となるように、ハウジング2の長さ方向で対向する凹所Tの内面同士を連結する計測用配線収納部2b,2cを設け、この計測用配線収納部2b,2cに、配線分離手段によりそれぞれ分離された電圧側配線8a及び接地側配線8bを個別に貫装しているので、計測用配線収納部2b,2cを電流計9の検出部90の開口90aに挿通させるだけの簡単な作業でタップ装置1の電圧側配線8a又は接地側配線8bに流れる電流の計測を行うことができ、これにより従来のようにブレーカの電線を用いて電流測定を行う必要がなくなって、電流の計測を容易に行うことができるという効果を奏し、しかも従来のように電流計を一体に設けなくて済むから、製造コストの増加を抑えることができるという効果を奏する。
その上、ハウジング2に設けた凹所Tの底面には、ハウジング2の設置面への取り付けに用いられるねじ挿通孔2fを設けているから、ハウジング2においてねじ挿通孔2fを設ける部位と計測用配線収納部2b,2cを設ける部位とを共用することができ(ハウジング2内のスペースを有効利用することができ)、これによりハウジングの大型化を防止できるという効果を奏する。
さらに、タップ装置1では、配線分離手段となる中枠5と、ハウジング2のボディ3及びカバー4とは別体に形成されているので、電線8の電圧側配線8a及び接地側配線8bの計測用配線収納部2b,2cへの収納作業を容易に行うことができ、これによりタップ装置1の組立性の向上を図ることが可能になるという効果を奏する。
尚、配線分離手段となる中枠5は、ハウジング2のボディ3又はカバー4と一体に形成するようにしてもよい。このようにすれば、部品点数を減らしてタップ装置1の構成の簡素化を図ることが可能になるという効果を奏する。
また尚、本実施形態のタップ装置1では、電圧側配線8aと接地側配線8bと接地線8cの3つの配線からなる電線8において、電圧側配線8aを接地側配線8b及び接地線8cから分離させるとともに、接地側配線8bを電圧側配線8a及び接地線8cから分離させる中枠5を備えている。つまり、本実施形態の中枠5は、電圧側配線8aの電流と、接地側配線8bの電流とを計測可能とするものであるが、中枠5としては、電圧側配線8aのみを接地側配線8b及び接地線8cから分離する、すなわち電圧側配線8aの電流のみを計測可能とするものであってもよい。要は、配線分離手段となる中枠は、電流を測定したい一本の配線を残りの配線群から分離させるようなものであればよい。
或いは、凹所Tは、ハウジング2の幅方向両側面ではなく、ハウジング2の幅方向両側面の少なくとも一方が開口されたものであってもよく、要は、ハウジング2の前面側と幅方向一側面側とを連通するような形状であればよい。
(実施形態2)
以下に、本実施形態のタップ装置10について図3及び図4を参照して説明する。尚、以下の説明では、説明の簡略化のために、図3(b)の上方をタップ装置10の前方、図3(b)の下方をタップ装置10の後方とそれぞれ規定する。また尚、上記実施形態1と同様の構成については同一の符号を付して図示することで説明を省略する。
以下に、本実施形態のタップ装置10について図3及び図4を参照して説明する。尚、以下の説明では、説明の簡略化のために、図3(b)の上方をタップ装置10の前方、図3(b)の下方をタップ装置10の後方とそれぞれ規定する。また尚、上記実施形態1と同様の構成については同一の符号を付して図示することで説明を省略する。
本実施形態のタップ装置10は、上記実施形態1のタップ装置1と同様に、情報ラックに格納されるサーバ等の機器に電力を供給するためのものであって、図3(a),(b)に示すように、プラグが電気的且つ機械的に接続されるプラグ接続部(図示せず)が設けられるハウジング20と、一端側がプラグ接続部に接続され、他端側がハウジング20内から外部に導出される電圧側配線8a、接地側配線8b、及び接地線8cからなる配線群を有する電源接続用の電線80とを備え、ハウジング20内には、接地側配線8b及び接地線8cから分離させた電圧側配線8aを収納する計測用配線収納部20aが設けられ、ハウジング20には、計測用配線収納部20aをハウジング20外部に臨ませる開口部40aが設けられ、電圧側配線8aは、開口部40aからハウジング20外部に引き出し可能となるように撓ませた状態で計測用配線収納部20aに収納されている。
ハウジング20は、図3(a),(b)に示すように、長尺矩形状のものであって、主としてボディ30と、カバー40と、仕切り板50とを備えている。これらボディ30、カバー40、及び仕切り板50は、ともに熱可塑性樹脂(例えば、塩化ビニル)等を用いた樹脂成形品である。尚、本実施形態のハウジング20は、その長手方向一端側の端部にのみ特徴があり、その他の構成は、図6に示す従来例のハウジング200と同様であるから、図示及びその説明を省略する。
ボディ30は、厚み方向(図3(b)における上下方向)の一面である前面が開口された長尺箱状に形成されている。このボディ30の長手方向一端側の側面の前端縁部の中央部には、図3(a)に示すように、ボディ30の内外を連通させる半円状の第1の電線用切欠部3aが形成されている。また、図3(a),(b)では図示していないが、ボディ30の内底面における第1の電線用切欠部3aの近傍には、上記実施形態1で述べたリブ3cが一体に突設されている。
一方、ボディ30の長手方向一端側の内底面の幅方向中央部には、ボディ30の長手方向を自身の長手方向とする長円状のボス部30aが一体に突設されている。このボス部30は、図3(b)に示すように、前端面がカバー40の前面と同じ平面上に位置するように形成されている。
ボス部30aの前面側には、タップ装置10を情報ラックの壁面等の設置面(図示せず)に取り付けるために用いられる取付ねじ(図示せず)の頭部を収納するざぐり用の凹部30bが形成されている。さらに、ボス部30aの凹部30bの底面には、前記取付ねじ用のねじ挿通孔30cがボディ30を前後方向に貫通するように設けられている。尚、ねじ挿通孔30cは、ボディ30の長手方向を自身の長手方向とする長孔状に形成されており、これによりタップ装置1の取り付け位置を調整できるようになっている。また尚、このようなねじ挿通孔30cは、ボディ30の長手方向他端側の底面にも設けられている。
カバー40は、図3(a),(b)に示すように、ボディ30の前面開口を覆うようにしてボディ30に被着されるものであり、厚み方向の他面である後面が開口した長尺箱状に形成されている。尚、カバー40の長手方向及び幅方向(短手方向)の寸法は、ボディ30と略同寸法に形成されている。
カバー40の長手方向一端側の側面の後端縁部には、半円状の第2の電線用切欠部4aが形成されている。
また、カバー40の前面の長手方向一端側には、略矩形状の開口部40aがカバー40を前後方向に貫通するようにして設けられている。この開口部40aは、ボディ30のボス部30a及びその周辺部をハウジング20外部に臨ませることができるような大きさに形成している。
一方、図3(a),(b)では図示していないが、カバー40の前面には、受口カバー7用の略矩形状の開口部4hが長手方向に複数(例えば8つ)列設されている。また、カバー40の前面の長手方向他端側には、ボディ30の長手方向他端側のねじ挿通孔30cを露出させる孔部(図示せず)が形成されている。
仕切り板50は、カバー40との間で電圧側配線8aを収納する測定用配線収納部20aを形成するとともに、ボディ30の底面との間で接地側配線8b及び接地線8cを収納する非測定用配線収納部20bを形成するものであって、図3(a),(b)に示すように、開口部40aよりも大きい略板状に形成されており、略中央部には、ボディ30のボス部30aが挿通される挿通孔50aが厚み方向に貫設されている。
尚、ハウジング20には、上記実施形態1と同様に、固定具6、受口カバー7、電圧側端子板、接地側端子板、及び接地極用端子板が設けられる。
電線80は、上記実施形態1の電線8と同様のものであるが、電圧側配線8aをハウジング20の開口部40aから引き出すことができるように長く形成している点と、電圧側配線8aにおいて開口部40aからハウジング20外部に引き出される部位に、電圧側配線8aの断線を防止するための補強用の絶縁チューブ8eを被嵌している点とで異なっている。尚、図3(a),(b)では、計測用配線収納部20に収納された状態の電圧側配線8aを実線で、ハウジング20外部に引き出された状態の電圧側配線8aを破線でそれぞれ図示している。
以上述べた部材を用いて本実施形態のタップ装置10は構成されており、各部材は次のようにして取り付けられている。
電線80は、一端側の外被8dを剥いて電圧側配線8a、接地側配線8b、及び接地線8cを露出させるとともに、他端側をボディ30の第1の電線切欠部3aからボディ30外部に導出した状態で、ボディ30に固定される。電線80のボディ30への固定は、上記実施形態1と同様に、リブ3cと固定具6を用いて行われる。これに並行して、電圧側配線8aにおいて開口部40aからハウジング20外部に引き出される部位に、補強用の絶縁チューブ8eが被嵌される。
仕切り板50は、ボディ30のボス部30aを挿通孔30aに貫装した状態で、ボディ30に取り付けられ、仕切り板50をボディ30に取り付けた際には、仕切り板50の外底面とボディ30の内底面との間に、電線80の接地側配線8b及び接地線8cを収納する空間部が形成される。
このように仕切り板50をボディ30に取り付けた後には、電線80の電圧側配線8aは、仕切り板50の前面側に、ボス部30aを迂回するようにして配置され、これにより、電圧側配線8aは、開口部40aからハウジング20外部に引き出し可能となるように撓ませた状態で計測用配線収納部20aに収納されることになる。この一方で、電線80の接地側配線8b及び接地線8cは、仕切り板50の後面側に配置される(すなわち、非計測側配線収納部20bに収納される)。
また、ボディ30には、上述した電圧側端子板、接地側端子板、及び接地極用端子板が収納され、電圧側端子板には電圧側配線8aが、接地側端子板には接地側配線8bが、接地極用端子板には接地線8cがそれぞれ接続される。
カバー40は、開口部40aから仕切り板50をハウジング20外部に臨ませるようにしてボディ30に取り付けられ、これによりカバー40と仕切り板50との間に、計測用配線収納部20aが形成される。また、カバー40の開口部4hには、受口カバー7が取り付けられる。
以上により図3(a),(b)に示すようなタップ装置10が得られ、このタップ装置10では、ハウジング2内に収納された電圧側端子板、接地側端子板、及び接地極用端子板の各刃受と、コンセント口7dとによって、プラグが電気的且つ機械的に接続されるプラグ接続部2aが構成されている。
また、ハウジング20内には、カバー40と仕切り板50との間の空間部からなり、カバー40の開口部40aから外部に臨む計測用配線収納部20aが形成されており、この計測用配線収納部20aには、電圧側配線8aが、開口部40aからハウジング20外部に引き出し可能となるように撓ませた状態で収納されている。さらにハウジング20内には、ボディ30と仕切り板50との間の空間部からなる非計測用配線収納部20bが形成されており、この非計測用配線収納部20bには、接地側配線8b及び接地線8cが収納されている。
したがって、本実施形態のタップ装置10において電線80の電圧側配線8aに流れる電流を計測する際には、開口部40aより電圧側配線8aをハウジング20外部に引き出して、電圧側配線8aを電流計9の検出部90の開口90aに挿通させればよい。
以上述べたように、本実施形態のタップ装置10によれば、開口部40aよりハウジング20外部に臨む計測用配線収納部20aに、接地側配線8b及び接地線8cから分離された状態で収納された電圧側配線8aを、ハウジング20の開口部40aからハウジング20外部に取り出すだけの簡単な作業でタップ装置10に流れる電流値の計測を行うことが可能となり、これにより従来のようにブレーカの電線を用いて電流測定を行う必要がなくなって、電流の計測を容易に行うことができるという効果を奏し、しかも従来のように電流計を一体に設けなくて済むから、製造コストの増加を抑えることができるという効果を奏する。
その上、計測用配線収納部20aに、ハウジング20の設置面への取り付けに用いられる取付ねじ用のねじ挿通孔30cを備えるボス部30aを設けているので、ハウジング20においてねじ挿通孔30cを設ける部位と計測用配線収納部20aを設ける部位とを共用することができ(ハウジング20内のスペースを有効利用することができ)、これにより、ハウジング20の大型化を防止できるという効果を奏する。
また、タップ装置10では、ねじ挿通孔30cを備えるボス部30aを迂回するように、電圧側配線8aを計測用配線収納部20aに収納しているので、電圧側配線8aを開口部40aからハウジング20外部に引き出し可能となるように撓ませた状態で計測用配線収納部20に収納するための部材を別途設ける必要がなくなり、これにより構成を簡素化して製造コストを低減できるという効果を奏する。
加えて、タップ装置10では、配線分離手段となる仕切り板50と、ハウジング20のボディ30及びカバー40とが別体に形成されているので、電線80の電圧側配線8aの計測用配線収納部20aへの収納作業と、接地側配線8b及び接地線8cの非計測用配線収納部20bへの収納作業とを容易に行うことができ、これによりタップ装置10の組立性の向上を図ることが可能になるという効果を奏する。尚、仕切り板50は、ハウジング20のボディ30又はカバー40と一体に形成するようにしてもよい。このようにすれば、部品点数を減らしてタップ装置10の構成の簡素化を図ることが可能になるという効果を奏する。
ところで、上記のタップ装置10に、図4に示すような開口部40aを開閉する蓋部51を設けるようにしてもよい。この蓋部51は、例えば樹脂成形品であって、開口部40aを覆うことが可能な大きさに形成された平板部51aと、平板部51aの後面に突設されて開口部20aと凹凸嵌合するリブ(図示せず)とを一体に備えている。また、平板部51aには、凹部30bと略同形状に形成され、蓋部51をカバー40に被着した際にボディ30の凹部30bと連通する連通孔51bが形成されている。
このように開口部40aを開閉する蓋部51を設けるようにすれば、電流の計測を行わないときは、蓋部51により開口部20aを閉じることで、開口部40aからゴミや埃がハウジング20内に侵入してしまうことを防止できるという効果を奏する。
尚、図4に示す例は、蓋部51とハウジング20が別体であるが、可撓性を有する連結部(図示せず)により取り付けてもよいし、蓋部51を、ヒンジ等を用いて開口部40aを開閉自在となるようにハウジング20に取り付けてもよい。このようにすれば、開口部40aを開いた際に、蓋部51を紛失してしまうことを防止できる。
一方、本実施形態のタップ装置10では、電圧側配線8aと接地側配線8bと接地線8cの3つの配線からなる電線80において、電圧側配線8aを接地側配線8b及び接地線8cから分離して収納する測定用配線収納部20aを備えている。つまり、本実施形態の測定用配線収納部20aは、電圧側配線8aの電流を計測可能とするものであるが、測定用配線収納部20aとしては、接地側配線8bを電圧側配線8a及び接地線8cから分離して収納する、すなわち接地側配線8bの電流のみを計測可能とするものであってもよい。要は、測定用配線収納部20aは、電流を測定したい一本の配線を残りの配線群から分離して収納するようなものであればよい。
(実施形態3)
以下に、本実施形態のタップ装置11について図5(a),(b)を参照して説明する。
以下に、本実施形態のタップ装置11について図5(a),(b)を参照して説明する。
本実施形態のタップ装置11は、上記実施形態1のタップ装置1と同様に、情報ラックに格納されるサーバ等の機器に電力を供給するためのものであって、図5(a),(b)に示すように、プラグが電気的且つ機械的に接続されるプラグ接続部(図示せず)が設けられるハウジング21と、一端側がプラグ接続部に接続され、他端側がハウジング21内から外部に導出される電圧側配線8a、接地側配線8b、及び接地線8cからなる配線群を有する電源接続用の電線81とを備えている。
本実施形態のタップ装置11は、電線81に特徴があり、ハウジング21等のその他の構成は、従来周知のものを用いることができるため、ハウジング21の説明は省略する。また、上記実施形態1と同様の構成についても同一の符号を付して説明を省略する。
電線81は、絶縁被覆された3本の配線、すなわち電圧側配線8a、接地側配線8b、及び接地線8cからなる配線群と、これらを束ねて内包(絶縁被覆)する絶縁樹脂製の円筒状の外被8dとを備えている。また、ハウジング21外部に導出された電線81の部位には、略円環状の配線収納部82が設けられている。
配線収納部82は、例えば金型を用いて外被8dを剥いた電線81を樹脂でモールドすることによって略円環状に形成されており、電圧側配線8aを接地側配線8b及び接地線8cから分離させた状態で電圧側配線8aを収納する計測用配線収納部82aと、電圧側配線8aから分離された接地側配線8b及び接地線8cを包括して収納する非計測用配線収納部82bとを有し、計測用配線収納部82aと、非計測用配線収納部82bとの間には、電流計9の検出部90の固定片90b又は可動片90cを挿通できる大きさの開口部82cが設けられている。また、計測用配線収納部82aは、電流計9の検出部90の開口90aを挿通可能な大きさに形成されている。
したがって、本実施形態のタップ装置11において電線81の電圧側配線8aに流れる電流を計測する際には、計測用配線収納部82aを電流計9の検出部90の開口90aに挿通させればよい。
以上述べたように、本実施形態のタップ装置11によれば、電線81の電圧側配線8aと接地側配線8bと接地線8cからなる配線群から分離された電圧側配線8aが収納される計測用配線収納部82aが、電流計9の検出部90の開口90aを挿通可能な大きさに形成されているので、計測用配線収納部82aを電流計9の検出部90の開口90aに挿通させるだけの簡単な作業でタップ装置11の電圧側配線8aに流れる電流の計測を行うことができ、これにより従来のようにブレーカの電線を用いて電流測定を行う必要がなくなって、電流の計測を容易に行うことができるという効果を奏する上に、従来のように電流計を一体に設けなくて済むから、製造コストの増加を抑えることができるという効果を奏する。
また、タップ装置11では電線81に配線収納部82を設けているので、ハウジング21に計測用配線収納部を設ける必要がなくなり、これによりハウジング21の大型化を防止できるという効果を奏する。さらに、ハウジング21としては、既存のものをそのまま用いることができるから、製造コストをさらに抑えることができるという効果を奏する。
尚、配線収納部82としては、電圧側配線8aを接地側配線8b及び接地線8cから分離させた状態で、電圧側配線8aと、接地側配線8b及び接地線8cとをそれぞれ埋設する樹脂モールド型に限られるものではない。例えば、樹脂成形品である樹脂ハウジングを用いて、電圧側配線8aを接地側配線8b及び接地線8cから分離させた状態で、電圧側配線8aと、接地側配線8b及び接地線8cとをそれぞれ収納するようにしてもよい。
また尚、本実施形態のタップ装置11では、電圧側配線8aと接地側配線8bと接地線8cの3つの配線からなる電線81において、電圧側配線8aを接地側配線8b及び接地線8cから分離させる配線収納部82を備えている。つまり、本実施形態の配線収納部82は、電圧側配線8aの電流を計測可能とするものであるが、配線収納部82としては、接地側配線8bのみを電圧側配線8a及び接地線8cから分離する、すなわち接地側配線8bの電流のみを計測可能とするものであってもよい。要は、配線収納部は、電流を測定したい一本の配線を残りの配線群から分離させるようなものであればよい。
1 タップ装置
2 ハウジング
2a プラグ接続部
2b,2c 測定用配線収納部
2f ねじ挿通孔
5 中枠
8 電線
8a 電圧側配線
8b 接地側配線
8c 接地線
9 電流計
90 検出部
T 凹所
2 ハウジング
2a プラグ接続部
2b,2c 測定用配線収納部
2f ねじ挿通孔
5 中枠
8 電線
8a 電圧側配線
8b 接地側配線
8c 接地線
9 電流計
90 検出部
T 凹所
Claims (5)
- プラグが電気的且つ機械的に接続されるプラグ接続部が設けられるハウジングと、一端側がプラグ接続部に接続され、他端側がハウジング内から外部に導出される配線群からなる電源接続用の電線と、一本の配線を残りの配線群から分離させる配線分離手段とを備え、ハウジングの厚み方向一面には、ハウジングの幅方向両側面の少なくとも一方が開口された凹所が設けられ、該凹所には、その底面に、ハウジングの設置面への取り付けに用いられる取付ねじ用のねじ挿通孔が設けられ、且つ、環状の検出部を有する非接触型の電流計の検出部を取付可能となるように、ハウジングの長さ方向で対向する凹所の内面同士を連結する計測用配線収納部が設けられ、該計測用配線収納部には、配線分離手段により分離された一本の配線が貫装されていることを特徴とするタップ装置。
- 配線分離手段とハウジングは別体に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のタップ装置。
- プラグが電気的且つ機械的に接続されるプラグ接続部が設けられるハウジングと、一端側がプラグ接続部に接続され、他端側がハウジング内から外部に導出される配線群からなる電源接続用の電線とを備え、ハウジング内には、一本の配線を残りの配線群から分離させた状態で前記一本の配線を収納する計測用配線収納部が設けられ、計測用配線収納部には、ハウジングの設置面への取り付けに用いられる取付ねじ用のねじ挿通孔を備えるボス部が設けられ、ハウジングには、計測用配線収納部をハウジング外部に臨ませる開口部が設けられ、前記一本の配線は、開口部からハウジング外部に引き出し可能となるように撓ませた状態で計測用配線収納部に収納されていることを特徴とするタップ装置。
- ハウジングには、開口部を開閉するカバーが設けられていることを特徴とする請求項3に記載のタップ装置。
- 前記一本の配線は、ボス部を迂回するようにして計測用配線収納部に収納されていることを特徴とする請求項3又は4に記載のタップ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006203968A JP2008034150A (ja) | 2006-07-26 | 2006-07-26 | タップ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2006203968A JP2008034150A (ja) | 2006-07-26 | 2006-07-26 | タップ装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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Family
ID=39123362
Family Applications (1)
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JP2006203968A Withdrawn JP2008034150A (ja) | 2006-07-26 | 2006-07-26 | タップ装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2008034150A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012141956A (ja) * | 2010-12-29 | 2012-07-26 | Kofukin Seimitsu Kogyo (Shenzhen) Yugenkoshi | ハードディスク電流のテストシステム及びそのアダプターボード |
JP2014186988A (ja) * | 2013-03-25 | 2014-10-02 | Jimbo Electric Co Ltd | コンセント装置 |
-
2006
- 2006-07-26 JP JP2006203968A patent/JP2008034150A/ja not_active Withdrawn
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