JP2008034026A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】信頼性の高い半導体装置を実現する。
【解決手段】例えば、マルチポートRAM等の記憶回路MEMと、MEMの各ポートPO[A],PO[B]のテストを行うBIST回路(BIST[A],[B])を設け、PO[A],PO[B]に対応してポインタPNT0[A]〜PNT3[A],PNT0[B]〜PNT3[B]を設ける。BIST[A],[B]は、MEMを複数のセグメントSEG0〜SEG3に分割して管理し、PNT0[A]〜PNT3[A],PNT0[B]〜PNT3[B]は、このSEG0〜SEG3に対応して設けられる。例えばBIST[A]がSEG0をアクセスする際にはPNT0[A]に‘1’が書き込まれ、BIST[B]は、このPNT0[A]の値を参照することでSEG0へのアクセスを回避できる。これによって、各ポートが非同期である複雑なテストパターンが実行可能になる。
【選択図】図3

Description

本発明は、半導体装置に関し、特にマルチポートRAMに対するBIST(Built In Self Test)回路を搭載した半導体装置に適用して有効な技術に関するものである。
例えば、特許文献1には、2ポートメモリに対してタイミング信号発生器およびパターン発生器を2組設けた2ポートメモリ試験用パターン発生器が記載されている。この構成によれば、例えばアドレス0〜11までの試験を行うものとして、まず、タイミング信号発生器およびパターン発生器の一方の組がポートAに対してアドレス0〜11までのライト動作を行う。この際に、途中となるアドレス5が終了した際に一方の組から他方の組に向けてスタート信号を発生し、これを受けて他方の組がポートBに対してアドレス0〜5までのリード動作を行う。これによって、ポートAに対するアドレス6〜11のライト動作と、ポートBに対するアドレス0〜5のリード動作を、それぞれ異なるクロック周波数を用いて同時に行うことができ、非同期の試験が実現可能となる。
特開平01−59173号公報
例えば、マルチポートRAMでは、一般的に、同一のメモリセル(アドレス)に対して複数のポートが同時刻にアクセス(読み出し・書き込み)することを禁じている。これは、アドレスが衝突すると、書き込みや読み出しができなくなる、あるいはそれらの動作速度が遅れるなどといった問題が生じるためである。したがって、通常は、実動作時に限らずBIST回路を用いたテスト時においても、同時刻にポート[A]とポート[B]とが同じメモリセル(アドレス)をアクセスしないように制御する必要がある。
このようなアクセス制御は、ポート[A]側とポート[B]側とを同じ速度で同期してテストする場合には、容易に実現可能となる。すなわち、例えば、図13に示すように、テスト専用のクロック信号CKTを設け、このCKTに同期して、一方のBIST回路(BIST[A])でマルチポートRAM(記憶回路MEM)のポート[A](PO[A])側に書き込み、他方のBIST回路(BIST[B])でMEMのポート[B](PO[B])側から読み出すようなテストを行えばよい。同期式であるため、書き込むアドレスと読み出すアドレスの間隔を常に一定に保つことなどが容易に可能となり、アドレスの衝突を容易に回避できる。
しかしながら、このようなテスト専用のクロック信号CKTは、マルチプレクサMUXと共に設計の最終段階で挿入されることが多く、通常のクロック系(CK[A],CK[B])のタイミングに影響を及ぼすことがある。したがって、BIST回路においても通常のクロック系を用いてテストを行うことが望ましい。
また、これに加えて、このような同期式のテスト手法では、十分なスクリーニングが困難となる恐れもある。実使用上、マルチポートRAMは、ポート[A]側とポート[B]側とを異なる速度で非同期に動作させることも多く、同期式のテスト手法では、実使用に即したテストを十分に行うことができない。特に、近年では、90nm、65nmといった微細化プロセスの加速に伴い、クロック周波数や消費電力が上昇し、加えて配線間結合容量や配線抵抗が大きくなっており、非同期動作の際のポート間の電気的干渉の影響および電源ノイズによる影響の度合いが増加している。
そこで、ポート[A]側とポート[B]側とをそれぞれ異なる速度でテストする(すなわち異なるクロック信号で非同期にテストする)ことが求められるが、この際に特に問題となるのは、ポート[A]側とポート[B]側とでアドレスが衝突しない保証を与えることである。これは、各ポートが非同期で動いているので、これからアクセスしようとしているアドレスを他のポートがアクセスしようとしているかを予測することが困難であることに起因する。
こうした中、非同期式のテスト手法として、前述した特許文献1の技術を用いることが考えられる。特許文献1の技術では、前述した各ポートに対するアクセスの予測を、実質的にテストパターンに対して幾つかの規則を設けることで解決している。例えば、一方のポートに対してクロックAで書き込みを行い、他方のポートに対してクロックBで読み出しを行うテストパターンを用い、これに伴いクロックAよりもクロックBを必ず速くするという規則を設けている。また、テストパターンの内容も、例えば、一方のポートに対してアドレスの下位から上位に向かう単純なアドレススキャンで書き込みを行い、他方のポートに対してもこれと同じアドレススキャンで読み出しを行うといった単純なものに規定する必要がある。
しかしながら、近年では、例えば、読み出しを行っているポートの動き(ノイズ)によって書き込みを行っているポートが動作不良を起こす場合や、書き込みを行っているポートの動き(ノイズ)によって読み出しを行っているポートが動作不良を起こす場合などがあり、これらの不良メカニズムがそれぞれ異なることがある。したがって、これらの不良をスクリーニングするためには、例えば、着目ポートに単純な動作をさせるのに対して、ノイズ発生側のポートに複雑な多くの動きをさせたり、一方のポートと他方のポートのアドレススキャンを逆にするなどの複雑なテストパターンを実行する必要がある。
また、ユーザによるマルチポートRAMの使われ方も多様化しており、ポートAをポートBよりも高いクロック周波数で用いる場合や、逆に、ポートAをポートBよりも低いクロック周波数で用いる場合など様々な状況に対して動作を保証する必要がある。さらに、特許文献1に示されている2ポートRAM以外にも3ポート以上のマルチポートRAMが使用されてきており、より一層アドレスの衝突を回避しながらテストを行うことが困難になりつつある。
本発明は、このようなことを鑑みてなされたものであり、本発明の前記ならびにそれ以外の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
本発明の半導体装置は、複数のポートを含んだマルチポートRAMなどの記憶回路と、この記憶回路をテストするテスト回路と、テスト回路が記憶回路をテストする際に参照するポインタとを含むものとなっている。テスト回路は、記憶回路のアドレス空間を仮想的に複数のセグメントに分割して管理し、記憶回路を各セグメント単位でアクセスすることでテストを行う。ポインタは、このテスト回路が複数のポートの中のどれを介して複数のセグメントの中のどこにアクセスしているかを示すものとなっている。そして、テスト回路は、このポインタを参照することで、複数のセグメントの中の一つに対して複数のポートから同時にアクセスしないように制御しながら記憶回路のテストを行う。
このような構成を用いることで、複数のポートでそれぞれ異なるクロック周波数を用いた非同期での記憶回路のテストを、複雑なテストパターンを使って実行することができ、半導体装置の信頼性を向上させることが可能となる。
また、前述したような構成において、例えば、テスト回路が第1ポートから第1セグメントをアクセス後、続いて第2セグメントをアクセスしたい場合、テスト回路は、この第1セグメントへのアクセスを、第1ポート以外の第2ポートが第1セグメントと第2セグメントのいずれに対してもアクセスしていない場合に実行するとよい。これによって、同一セグメントに対する複数ポートからのアクセスをより確実に防止することが可能となる。
また、本発明の半導体装置は、前述したような構成に加えて、記憶回路に対してアクセス可能な例えばプロセッサ等のユーザ論理回路を含み、このユーザ論理回路とテスト回路の両方で前述したようなポインタを参照可能な構成となっている。これによって、前述したようにテスト回路を用いて複雑なテストパターンを実行できるのみならず、ユーザ論理回路に対してもアドレスの衝突を回避するための利便性の高い機能を提供可能となる。なお、この際のポインタは、例えば、記憶回路を構成する階層構造のアドレスデコーダを利用して、このいずれかの階層のアドレスデコーダに対する活性化信号をラッチすることで実現可能となる。これによって、ポインタを、容易に又は小面積で実現できる。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すると、マルチポートRAMを含む半導体装置の信頼性を向上させることが可能となる。
以下の実施の形態においては便宜上その必要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それらは互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、詳細、補足説明等の関係にある。また、以下の実施の形態において、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でも良い。
さらに、以下の実施の形態において、その構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。同様に、以下の実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。このことは、上記数値および範囲についても同様である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
(実施の形態1)
図1は、本発明による実施の形態1の半導体装置において、その構成の一例を示すブロック図である。図1に示す半導体装置は、例えば、一つの半導体基板上に、プロセッサやメモリコントローラ等を含む各種論理回路LOGと、マルチポートRAMを含む記憶回路MEMと、BIST回路(BIST)と、PLL(Phase Locked Loop)等のクロック生成回路CK_GENなどが設けられた構成となっている。クロック生成回路CK_GENは、論理回路LOG、記憶回路MEMおよびBIST回路に対してクロック信号を供給する。記憶回路MEMは、ポート[A](PO[A])、ポート[B](PO[B])、…、ポート[n](PO[n])といった複数のポートを備えたマルチポートRAMを含み、論理回路LOGとの間でデータの送受信を行う。BIST回路は、MEMの各ポートに接続され、MEMの自己診断テストを行う。
図2〜図4は、図1の半導体装置において、そのBIST回路の機能の一例を説明する概念図である。図2では、簡略化のため例えば8ビットのメモリセルCELを含む記憶回路MEMと、MEMのポート[A](PO[A])側のテストを行うBIST回路(BIST[A])と、MEMのポート[B](PO[B])側のテストを行うBIST回路(BIST[B])とが示されている。BIST[A]とPO[A]はクロック信号CK[A]に同期して動作し、BIST[B]とPO[B]はクロック信号CK[B]に同期して動作する。CK[A]とCK[B]は、マルチポートRAMに対する通常のクロック信号であり、それぞれ任意の周波数を用いることができる。
このような構成において、まず第1の機能として、BIST[A],[B]は、テスト対象となるMEMのアドレス空間を仮想的に複数に分割し、それぞれをセグメントとして管理する。図2では、例えば2ビットを1つのセグメントとして管理しており、メモリアドレス「0,1」、「2,3」、「4,5」、「6,7」を、それぞれ、「セグメント0(SEG0)」、「セグメント1(SEG1)」、「セグメント2(SEG2)」、「セグメント3(SEG3)」として管理している。そして、BIST[A],[B]は、テストを実行する際、例えば一つのセグメントだけに一定期間アクセスするといった動作を行う。
次に、第2の機能として、図3に示すように、各セグメントSEG0〜SEG4にそれぞれ対応してPO[A]側のポインタ(フラグ)PNT0[A]〜PNT3[A]とPO[B]側のポインタPNT0[B]〜PNT3[B]を設ける。そして、BIST[A]は、あるセグメントへアクセスする際には、それに対応するPO[A]側のポインタに対して‘1’を書き込み、BIST[B]は、あるセグメントへアクセスする際には、それに対応するPO[B]側のポインタに対して‘1’を書き込む。図3では、例えば、BIST[A]がSEG0内のアドレス1に‘0’を書き込んでおり、これに伴い、SEG0に対応するポインタPNT0[A]に‘1’を書き込んでいる。なお、BIST[A]は、SEG0に対するアクセスを終了する際には、PNT0[A]に‘0’を書き込む。
更に、第3の機能として、図4に示すように、BIST[B]は、アクセスしたいセグメントSEGに対応するPO[A]側のポインタを参照し、当該ポインタに‘1’が書かれていない場合に当該SEGに対してアクセスを行う。当該ポインタに‘1’が書かれていた場合は、例えば、当該ポインタが‘0’となるまでアクセスを中断する。なお、図4には示していないが、BIST[A]も同様に、アクセスしたいSEGに対応するPO[B]側のポインタを参照し、当該ポインタに‘1’が書かれていない場合に当該SEGに対してアクセスを行う。
また、このポインタを参照してアクセスを制限する際に、前述したような1つのセグメントに対するアクセス制限に加えて、BIST[B]自身による将来のアクセスを見越した上で現在と将来の2つのセグメントを対象にアクセス制限を行うと更に有益となる。すなわち、図4において、BIST[B]が現在SEG0に対するアクセスを要求しており次にSEG1をアクセスしたい場合、BIST[B]は、BIST[A]がSEG0およびSEG1にアクセスしていない場合にSEG0に対するアクセスを開始する。つまり、PNT0[A]とPNT1[A]のいずれにも‘1’が書かれていない場合にSEG0に対するアクセスを開始する。
これは、アクセス制限するセグメントが1つの場合、相手側のポインタを参照して自身のポインタに書き込む動作がBIST[A]とBIST[B]とで同時刻に重なり合うと、場合によっては、一つのセグメントに対して2つのBIST回路からのアクセスが重複してしまう恐れがあるためである。したがって、次のアクセス対象となるセグメントまで含めてアクセス制限を行うと、このような事態を容易かつ確実に防止できる。なお、この問題は、場合によっては、シーケンサ回路等を用いて、BIST[A]がPNT[B]を参照してPNT[A]に書き込みを行う期間と、BIST[B]がPNT[A]を参照してPNT[B]に書き込みを行う期間とを排他制御することなどでも回避可能である。
図5〜図9は、図1の半導体装置において、そのBIST回路の動作の一例を説明する概念図である。図5〜図9は、図2〜図4で述べた各機能を備えたBIST回路の具体的な動作の一例を示すものである。ここでは、BIST[A],[B]は、共にアドレスの下位から上位に向けてアクセスを巡回するものとし、それぞれ異なるクロック周波数を用いて非同期でテストを行うものとする。
まず、初期状態では、全てのポインタに‘0’が書き込まれている。その後、図5に示すように、BIST[A]は、現在のアクセス要求セグメントと次のアクセス要求セグメントに該当するPNT0[B]とPNT1[B]が‘0’であることを確認してPNT0[A]に‘1’を書き込み、SEG0に対してライトアクセスを行う。一方、BIST[B]は、SEG0に対してリードアクセスを行いたいが、現在のアクセス要求セグメントと次のアクセス要求セグメントに該当するPNT0[A]とPNT1[A]の内、PNT0[A]が‘1’であるためアクセスを待機する。
次に、図6に示すように、BIST[A]は、SEG0へのアクセスの終了に伴いPNT0[A]に‘0’を書き込み、続いて、PNT1[B]とPNT2[B]が‘0’であることを確認してPNT1[A]に‘1’を書き込み、SEG1に対してライトアクセスを行う。一方、BIST[B]は、PNT0[A]とPNT1[A]の内、PNT1[A]が‘1’であるためアクセスを待機する。
次いで、図7に示すように、BIST[A]は、SEG1へのアクセスの終了に伴いPNT1[A]に‘0’を書き込み、続いて、PNT2[B]とPNT3[B]が‘0’であることを確認してPNT2[A]に‘1’を書き込み、SEG2に対してライトアクセスを行う。一方、BIST[B]は、PNT0[A]とPNT1[A]が‘0’であることを確認してPNT0[B]に‘1’を書き込み、SEG0に対してリードアクセスを行う。なお、ここでは、BIST[B]のクロック周波数CK[B]が、BIST[A]のクロック周波数CK[A]よりも低速であるものとする。
次に、図8に示すように、BIST[A]は、SEG2へのアクセスの終了に伴いPNT2[A]に‘0’を書き込み、続いて、PNT3[B]とPNT0[B]の確認を行うが、PNT0[B]が‘1’であるため、アクセスを待機する。一方、BIST[B]は、SEG0に対するリードアクセスを継続している。
次いで、図9に示すように、BIST[B]は、SEG0へのアクセスの終了に伴いPNT0[B]に‘0’を書き込み、続いて、PNT1[A]とPNT2[A]が‘0’であることを確認してPNT1[B]に‘1’を書き込み、SEG1に対してリードアクセスを行う。一方、BIST[A]は、PNT3[B]とPNT0[B]が‘0’であることを確認してPNT3[A]に‘1’を書き込み、SEG4に対してライトアクセスを行う。以降も同様にしてアクセス制御を行いながらメモリアクセスが行われる。
以上のように、記憶回路のアドレス空間をセグメント単位に分割管理し、各セグメントに対して各ポート毎にポインタを設け、一方のポート側のBIST回路が他方のポート側のポインタを参照しながらメモリアクセスを実行することで、アドレスの衝突を回避しながら複雑なテストパターンを実行可能になる。これによって、各ポートのクロック周波数の高低関係は問わず、非同期動作でスクリーニング性が高いテストパターンを実現でき、半導体装置の信頼性を向上させることが可能となる。
なお、ここでは2ポートRAMの場合の動作について説明を行ったが、3ポート以上のマルチポートRAMに対しても同様に適用可能である。すなわち、3ポート目(ポート[C]とする)に対応して、BIST[C]とポインタPNT0[C]〜PNT3[C]を設け、BIST[C]は、ポート[A]のポインタPNT0[A]〜PNT3[A]およびポート[B]のポインタPNT0[B]〜PNT3[B]を参照しながらメモリアクセスを実行すればよい。
図10は、図1の半導体装置において、そのBIST回路の詳細な構成例を示す回路ブロック図である。図10に示すBIST回路(BIST)は、例えば、ポート[A](PO[A])対応のBIST回路(BIST[A])とポート[B](PO[B])対応のBIST回路(BIST[B])と、アドレス衝突防止回路ABRと、JTAG制御回路JTAG_CTLとマルチプレクサMUXa,MUXbなどを含んでいる。
BIST[A]は、例えばシーケンサ回路等から構成されるテストパターン発生回路PG[A]およびテスト結果判定回路JDG[A]などを含んでいる。また、BIST[A]には、クロック生成回路CK_GENからのクロック信号CK[A]と、JTAG_CTLからのBISTスタート信号STおよびテストモード信号TMと、アドレス衝突防止回路ABRからのBISTイネーブル信号EN[A]と、記憶回路MEMのPO[A]側からのデータ信号DQ[A]とが入力される。また、BIST[A]は、MEMのPO[A]側に向けてアドレス信号ADR[A]、データ信号DI[A]およびライトイネーブル信号WE[A]を出力し、アドレス衝突防止回路ABRに向けてポインタ(ポインタ信号)PNT0[A]〜PNT3[A]を出力する。なお、ADR[A]、DI[A]およびWE[A]は、それぞれマルチプレクサMUXaを介してMEMに入力され、MUXaの他方には論理回路LOGからの信号が接続される。このMUXaの切り替えは、テストモード信号TMによって行われる。
BIST[B]も、BIST[A]と同様に、テストパターン発生回路PG[B]およびテスト結果判定回路JDG[B]などを含んでいる。BIST[B]には、CK_GENからのクロック信号CK[B]と、JTAG_CTLからのBISTスタート信号STおよびテストモード信号TMと、アドレス衝突防止回路ABRからのBISTイネーブル信号EN[B]と、記憶回路MEMのPO[B]側からのデータ信号DQ[B]とが入力される。また、BIST[B]は、MEMのPO[B]側に向けてアドレス信号ADR[B]、データ信号DI[B]およびライトイネーブル信号WE[B]を出力し、ABRに向けてポインタ(ポインタ信号)PNT0[B]〜PNT3[B]を出力する。なお、ADR[B]、DI[B]およびWE[B]は、それぞれマルチプレクサMUXbを介してMEMに入力され、MUXbの他方には論理回路LOGからの信号が接続される。このMUXbの切り替えは、テストモード信号TMによって行われる。
テストパターン発生回路PG[A]およびテスト結果判定回路JDG[A]は、例えば、スタンバイ状態(STANDBY)とテスト実行状態(RUN)と一時待機状態(WAIT)とを含むシーケンサ回路などである。スタンバイ状態から「TM=1」および「ST=1」が入力されるとテスト実行状態に遷移し、MEMに向けたテストパターンの発生や、MEMからのデータ信号の良否判定などを行う。テスト実行状態において、「TM=1」および「EN[A]=0」が入力されると一時待機状態(WAIT)に遷移し、「TM=0」またはテスト終了信号ENDが入力されるとスタンバイ状態に遷移する。また、一時待機状態(WAIT)において、「TM=0」または「EN[A]=1」が入力されると、テスト実行状態に遷移する。なお、テストパターン発生回路PG[B]およびテスト結果判定回路JDG[B]も、PG[A]およびJDG[A]と同様である。
ここで、一時待機状態(WAIT)とは、図2〜図9で述べたように、アドレスの衝突を回避するための状態である。一時待機状態(WAIT)に遷移するためには、例えばBIST[B]と例とすると、アドレス衝突防止回路ABRからのBISTイネーブル信号EN[B]が‘0’となった場合である。ABRは、例えば複数の論理素子で構成され、各ポインタPNT0[A]〜PNT3[A],PNT0[B]〜PNT3[B]の値を論理演算することでBISTイネーブル信号EN[A],EN[B]を生成している。ここでは、BIST[A],[B]の内部にそれぞれポインタ用のレジスタを備えており、例えば、BIST[B]がSEG0にアクセスしたい場合には、まずPNT0[B]に‘1’を書き込み、SEG1にアクセスしたい場合には、まずPNT1[B]に‘1’を書き込むものとする。
そうすると、図2〜図9で述べたように、例えば、BIST[B]がSEG0にアクセス可能となる条件は、BIST[A]側のPNT0[A]とPNT1[A]が‘0’であり(すなわちBIST[A]がSEG0とSEG1をアクセスしておらず)、BIST[B]側のPNT0[B]に‘1’が書かれている場合である。また、BIST[B]がSEG1にアクセス可能となる条件は、BIST[A]側のPNT1[A]とPNT2[A]が‘0’であり、BIST[B]側のPNT1[B]に‘1’が書かれている場合であり、同様にしてSEG2やSEG3にアクセス可能となる条件も定まっている。ABRは、このような条件をANDとORで論理演算することで、条件を満たしている場合にEN[B]=1を出力し、条件を満たさない場合はEN[B]=0を出力する。
ABRがEN[B]=0を出力すると、PG[B]/JDG[B]はアドレス衝突状態と判断して、テスト実行状態から一時待機状態に遷移し、その後、条件を満たすようになると(すなわちアドレス衝突状態が回避されると)、ABRがEN[B]=1を出力し、テスト実行状態に復帰する。すなわち、例えば、BIST[A]がSEG0をアクセスしている状態(PNT0[A]=1、PNT1[A]=0)で、BIST[B]がSEG0へのアクセス要求に伴いPNT0[B]に‘1’を書き込みと、ABRがEN[B]=0を出力し、BIST[B]が一時待機状態となる。その後、BIST[A]がSEG0へのアクセスを終了し、PNT0[A]に‘0’を書き込むと、EN[B]=1となり、BIST[B]がテスト実行状態へ遷移してSEG0に対するアクセスを実行可能になる。
したがって、このようなアドレス衝突防止回路ABRを設けることで、ポート[A]とポート[B]のアドレス衝突状態を回避しながら、テストを実行することが可能となる。なお、ここでは、SEG0の次にSEG1をアクセスするという単純なインクリメントアドレススキャンの例を用いて、例えばBIST[B]がSEG0をアクセスする際にはPNT0[A]とPNT1[A]が‘0’、PNT0[B]が‘1’という条件でEN[B]を活性化させた。ただし、この条件はテストパターンのアドレススキャン方法に応じて種々変更可能である。すなわち、例えば、BIST[B]がSEG0へのアクセスを要求し、次にSEG2へのアクセスを要求するようなテストパターンの場合には、PNT0[A]とPNT2[A]が‘0’、PNT0[B]が‘1’という条件でEN[B]を活性化させればよい。
また、ポートの数を3以上とした場合も、同様にしてABRの入力条件を拡張すれば対応可能である。さらに、ここでは、アドレス衝突状態の論理判定を行う方式の一例としてABRのような論理回路を組み込む方式を示したが、これに限らず、例えば、ポインタの値をプロセッサ等で読み込んでプログラム処理で判定する方式などを含めて種々変更可能である。また、テストパターン発生回路やテスト結果判定回路も、シーケンサ回路に限らず、プロセッサ等を用いたプログラム処理によって行うことも可能である。
以上、本実施の形態1の半導体装置を用いることで、マルチポートRAMのような記憶回路に対して非同期の複雑なテストパターンを実行できるようになり、半導体装置の信頼性を向上させることが可能となる。
(実施の形態2)
本実施の形態2の半導体装置は、実施の形態1で述べた各セグメント毎に設けたポインタを、プロセッサ等の論理回路とBIST回路とで共通使用可能な構成となっていることが主要な特徴となっている。図11は、本発明の実施の形態2の半導体装置において、その主要部の構成例を示すブロック図である。図12は、図11の半導体装置において、その記憶回路の構成例を示す概略図である。
図11に示す半導体装置は、例えば、一つの半導体基板上に、プロセッサやメモリコントローラ等を含む各種論理回路LOG1と、マルチポートRAMを含む記憶回路MEM1と、BIST回路(BIST1)と、マルチプレクサMUXa,MUXbなどが設けられた構成となっている。記憶回路MEM1は、ポート[A]側のアドレス端子(アドレス信号)ADR[A]と、ポート[B]側のアドレス端子(アドレス信号)ADR[B]を含み、LOG1とBIST1は、MUXaを介してADR[A]に接続され、MUXbを介してADR[B]に接続される。
さらに、ここでは、MEM1内に実施の形態1で述べたようなポインタを設けていることが特徴となっている。すなわち、ポート[A]対応のポインタ(ポインタ信号)PNTn[A]とポート[B]対応のポインタ(ポインタ信号)PNTn[B]を含み、これらのポインタに対してLOG1とBIST1の両方からアクセス可能な構成となっている。
記憶回路MEM1は、図12に示すように、メモリセルアレイARYと、ポート[A]側とポート[B]側のそれぞれに対応して階層構造のアドレスデコーダなどを備えている。ここでは、例えば2層構造のデコーダとし、ポート[A]側に1個のメインデコーダDEC_M[A]とその下層となる4個のサブデコーダDEC_S[A]を含み、ポート[B]側も同様に、1個のメインデコーダDEC_M[B]と4個のサブデコーダDEC_S[B]を含んでいる。そして、このメインデコーダから4個のサブデコーダに向けた4本の活性化信号のそれぞれにポインタ用のレジスタが設けられている。
すなわち、図12のように、4個のDEC_S[A]に向けた4本の活性化信号をそれぞれラッチする4個のポインタ用レジスタREG0a〜REG3aと、4個のDEC_S[B]に向けた4本の活性化信号をそれぞれラッチする4個のポインタ用レジスタREG0b〜REG3bとが設けられる。そして、REG0a〜REG3aの出力がポインタPNT0[A]〜PNT3[A]となり、REG0b〜REG3bの出力がポインタPNT0[B]〜PNT3[B]となる。つまり、サブデコーダDEC_Sが受け持つアドレス単位を実施の形態1で述べたセグメントの単位としている。
このような構成を用いると、当該ポインタを、実施の形態1で述べたようなBIST回路で使用することのみならず、ユーザ論理となる論理回路LOG1によっても使用することができる。すなわち、BIST回路によるテスト時にアドレス衝突を回避するためでなく、ユーザプログラムによる実使用上で論理回路LOG1が記憶回路MEM1にアクセスする際にも、アドレス衝突を回避するためにポインタを活用することが可能となる。したがって、ユーザ側に対して利便性が高い半導体装置を提供できる。
また、アドレス衝突を回避するためユーザ論理として設けられる場合がある調停回路などを削減することが可能となる。さらに、図12のように、アドレスデコーダの信号を活用することで、容易に又は小面積でポインタを実現可能となる。加えて、このポインタ機能は、BIST回路でのテストによってその動作を保証することが可能となるため、テストコストなどを増加させることなく半導体装置の信頼性を確保できる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、前述した実施の形態ではポインタとして専用のレジスタを設ける例を示したが、これを記憶回路に対するテスト対象アドレスが格納されるアドレスレジスタなどで代用することも可能である。すなわち、アドレスを示す複数のビットの内、セグメントの分割単位に対応する特定の数ビットを見れば、どのセグメントをアクセスしているかが識別可能であり、この特定の数ビットを参照してアドレスの衝突を回避するように構成することもできる。
本発明の半導体装置は、マルチポートRAMを含む半導体装置に適用して特に好適なものである。
本発明による実施の形態1の半導体装置において、その構成の一例を示すブロック図である。 図1の半導体装置において、そのBIST回路の機能の一例を説明する概念図である。 図1の半導体装置において、そのBIST回路の他の機能の一例を説明する概念図である。 図1の半導体装置において、そのBIST回路の他の機能の一例を説明する概念図である。 図1の半導体装置において、そのBIST回路の動作の一例を説明する概念図である。 図5に続く動作の一例を説明する概念図である。 図6に続く動作の一例を説明する概念図である。 図7に続く動作の一例を説明する概念図である。 図8に続く動作の一例を説明する概念図である。 図1の半導体装置において、そのBIST回路の詳細な構成例を示す回路ブロック図である。 本発明の実施の形態2の半導体装置において、その主要部の構成例を示すブロック図である。 図11の半導体装置において、その記憶回路の構成例を示す概略図である。 本発明の前提として検討したBIST回路において、その構成の一例を示す概念図である。
符号の説明
CK_GEN クロック生成回路
LOG 論理回路
BIST BIST回路
MEM 記憶回路
PO ポート
CK クロック信号
CEL メモリセル
SEG セグメント
PNT ポインタ
JTAG_CTL JTAG制御回路
PG テストパターン発生回路
JDG テスト結果判定回路
ST BISTスタート信号
TM テストモード信号
DQ,DI データ信号
ADR アドレス信号
WE ライトイネーブル信号
EN BISTイネーブル信号
ABR アドレス衝突防止回路
MUX マルチプレクサ
DEC デコーダ
REG レジスタ
ARY メモリアレイ

Claims (12)

  1. メモリアレイと、前記メモリアレイに対してそれぞれ異なる周波数でアクセス可能な複数のポートとを含んだ記憶回路と、
    前記メモリアレイのアドレス空間を仮想的に複数のセグメントに分割して管理し、各セグメント単位で前記メモリアレイをアクセスすることによって前記記憶回路のテストを行うテスト回路と、
    前記テスト回路が前記複数のポートの中のどれを介して前記複数のセグメントの中のどこにアクセスしているかを示すポインタとを備え、
    前記テスト回路は、前記ポインタを参照することで、前記複数のセグメントの中の一つに対して前記複数のポートから同時にアクセスしないように制御しながら前記記憶回路のテストを行うことを特徴とする半導体装置。
  2. 請求項1記載の半導体装置において、
    前記ポインタは、少なくとも前記複数のポートの数と前記複数のセグメントの数に応じたビット数からなるレジスタであり、
    前記テスト回路は、前記複数のポートのいずれかを介して前記複数のセグメントのいずれかにアクセスする際と当該アクセスを終了する際に、前記レジスタの中の当該ポートと当該セグメントに対応するビットに書き込みを行うことを特徴とする半導体装置。
  3. 請求項1記載の半導体装置において、
    前記記憶回路は、前記複数のポートのそれぞれに対応した階層構造のアドレスデコーダを備え、
    前記ポインタは、前記階層構造のアドレスデコーダの中のいずれかの階層のアドレスデコーダに対する活性化信号をラッチすることで実現されることを特徴とする半導体装置。
  4. 請求項1記載の半導体装置において、
    前記テスト回路は、前記ポインタを参照することで、前記複数のポートの中のいずれかとなる第1ポートを介してアクセスしたい第1セグメントと、前記第1ポートを介して前記第1セグメントの次にアクセスしたい第2セグメントのいずれに対しても前記第1ポート以外のポートがアクセスしていないことを認識した場合に、前記第1ポートから前記第1セグメントに対してアクセスを行うことを特徴とする半導体装置。
  5. 請求項1記載の半導体装置において、
    前記テスト回路は、
    前記ポインタを参照することで、前記複数のセグメントの中の一つとなる第1セグメントに対して前記複数のポートの中の一つとなる第1ポートからアクセスしている状態で、前記第1ポート以外の第2ポートから前記第1セグメントに対してアクセス要求が発生したことを認識した場合に、前記第2ポートの前記第1セグメントに対するアクセスを一時的に待機し、
    その後、前記ポインタを参照することで、前記第1ポートの前記第1セグメントに対するアクセスの終了を認識した場合に、前記一時的に待機していたアクセスを再開することを特徴とする半導体装置。
  6. メモリアレイと、前記メモリアレイに対して第1クロック周波数でアクセスを行う第1ポートおよび第2クロック周波数でアクセスを行う第2ポートとを含んだ記憶回路と、
    前記メモリアレイのアドレス空間を仮想的に複数のセグメントに分割して管理し、前記第1ポートから各セグメント単位でアクセスすることによって前記記憶回路のテストを行う第1テスト回路と、
    前記第2ポートから前記各セグメント単位でアクセスすることによって前記記憶回路のテストを行う第2テスト回路と、
    前記第1テスト回路が前記複数のセグメントの中のどこにアクセスしているかを示す第1ポインタと、
    前記第2テスト回路が前記複数のセグメントの中のどこにアクセスしているかを示す第2ポインタとを備え、
    前記第1テスト回路は、前記第2ポインタを参照することで、自身がアクセスしたいセグメントを前記第2テスト回路がアクセス中の場合には、当該セグメントに対するアクセスを回避するように動作し、
    前記第2テスト回路は、前記第1ポインタを参照することで、自身がアクセスしたいセグメントを前記第1テスト回路がアクセス中の場合には、当該セグメントに対するアクセスを回避するように動作することを特徴とする半導体装置。
  7. 請求項6記載の半導体装置において、
    前記第1ポインタは、少なくとも前記複数のセグメントの数に応じたビット数からなる第1レジスタであり、
    前記第2ポインタは、少なくとも前記複数のセグメントの数に応じたビット数からなる第2レジスタであり、
    前記第1テスト回路は、前記複数のセグメントのいずれかにアクセスする際と当該アクセスを終了する際に、前記第1レジスタの中の当該セグメントに対応するビットに書き込みを行い、
    前記第2テスト回路は、前記複数のセグメントのいずれかにアクセスする際と当該アクセスを終了する際に、前記第2レジスタの中の当該セグメントに対応するビットに書き込みを行うことを特徴とする半導体装置。
  8. 請求項6記載の半導体装置において、
    前記第1テスト回路は、前記第2ポインタを参照することで、現在アクセスしたい第1セグメントと、その次にアクセスしたい第2セグメントのいずれに対しても前記第2テスト回路がアクセスしていないことを認識した場合に、前記第1セグメントに対してアクセスを行い、
    前記第2テスト回路は、前記第1ポインタを参照することで、現在アクセスしたい第3セグメントと、その次にアクセスしたい第4セグメントのいずれに対しても前記第1テスト回路がアクセスしていないことを認識した場合に、前記第3セグメントに対してアクセスを行うことを特徴とする半導体装置。
  9. 請求項8記載の半導体装置において、
    前記第1テスト回路は、前記第1セグメントをアクセスする際、前記第2ポインタを参照することで、前記第1セグメントか前記第2セグメントを前記第2テスト回路がアクセスしていることを認識した場合には、前記第1セグメントへのアクセスを一時的に待機し、その後、前記第2ポインタを参照することで、前記第2テスト回路による前記第1セグメントか前記第2セグメントに対するアクセスの終了を認識した場合に、前記第1セグメントへのアクセスを再開し、
    前記第2テスト回路は、前記第3セグメントをアクセスする際、前記第1ポインタを参照することで、前記第3セグメントか前記第4セグメントを前記第1テスト回路がアクセスしていることを認識した場合には、前記第3セグメントへのアクセスを一時的に待機し、その後、前記第1ポインタを参照することで、前記第1テスト回路による前記第3セグメントか前記第4セグメントに対するアクセスの終了を認識した場合に、前記第3セグメントへのアクセスを再開することを特徴とする半導体装置。
  10. 請求項9記載の半導体装置において、
    前記半導体装置は、前記第1ポインタおよび前記第2ポインタの信号が入力され第1イネーブル信号と第2イネーブル信号を出力するアドレス衝突防止回路を備え、
    前記第1テスト回路は、前記第1ポートに向けて第1テストパターンの発生を行う第1のテスト実行状態と前記第1テストパターンの発生を一時的に停止する第1の一時待機状態とを含んだ第1シーケンサ回路を備え、前記第1シーケンサ回路は、前記第1イネーブル信号に応じて前記第1のテスト実行状態と前記第1の一時待機状態とを遷移し、
    前記第2テスト回路は、前記第2ポートに向けて第2テストパターンの発生を行う第2のテスト実行状態と前記第2テストパターンの発生を一時的に停止する第2の一時待機状態とを含んだ第2シーケンサ回路を備え、前記第2シーケンサ回路は、前記第2イネーブル信号に応じて前記第2のテスト実行状態と前記第2の一時待機状態とを遷移することを特徴とする半導体装置。
  11. メモリアレイと、前記メモリアレイに対してそれぞれ異なる周波数でアクセス可能な複数のポートとを含んだ記憶回路と、
    前記メモリアレイのアドレス空間を仮想的に複数のセグメントに分割して管理し、前記複数のポートの中のどれが前記複数のセグメントの中のどこにアクセスしているかを示すポインタと、
    前記ポインタを参照し、前記複数のセグメントの中の一つに対して前記複数のポートから同時にアクセスしないように制御しながら前記記憶回路のテストを行うテスト回路と、
    前記ポインタを参照し、ユーザの各種用途に応じて前記記憶回路にアクセスするユーザ論理回路とを有することを特徴とする半導体装置。
  12. 請求項11記載の半導体装置において、
    前記記憶回路は、前記複数のポートのそれぞれに対応した階層構造のアドレスデコーダを備え、
    前記ポインタは、前記階層構造のアドレスデコーダの中のいずれかの階層のアドレスデコーダに対する活性化信号をラッチすることで実現されることを特徴とする半導体装置。
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